特許第6193178号(P6193178)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6193178
(24)【登録日】2017年8月18日
(45)【発行日】2017年9月6日
(54)【発明の名称】アンテナ装置
(51)【国際特許分類】
   H01Q 1/22 20060101AFI20170828BHJP
   H01Q 1/42 20060101ALI20170828BHJP
【FI】
   H01Q1/22 D
   H01Q1/42
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-107393(P2014-107393)
(22)【出願日】2014年5月23日
(65)【公開番号】特開2015-222923(P2015-222923A)
(43)【公開日】2015年12月10日
【審査請求日】2016年11月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005186
【氏名又は名称】株式会社フジクラ
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】新原 佳紘
(72)【発明者】
【氏名】官 寧
(72)【発明者】
【氏名】山口 佑一郎
(72)【発明者】
【氏名】千葉 洋
(72)【発明者】
【氏名】田山 博育
【審査官】 米倉 秀明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−062412(JP,A)
【文献】 米国特許第05682168(US,A)
【文献】 特開平07−131222(JP,A)
【文献】 特開2003−124719(JP,A)
【文献】 特開平06−152219(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01Q 1/22
H01Q 1/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両窓枠の天地方向部分である縦柱に対応する形状を有する外面およびこれの反対側となる内面の間にアンテナパターンを含み、この内面の一部が上記縦柱に接するように縦柱に取り付けられる板状部と、上記アンテナパターンに電気的に接続されたケーブルと、上記板状部の内面側に設けられ、上記ケーブルが埋設された肉厚部とを備えることを特徴とするアンテナ装置。
【請求項2】
上記縦柱は、上記内面と接する第1部分と、第1部よりも車外側に位置する第2部分とを含む構造であり、
上記板状部が縦柱に取り付けられた時に、上記肉厚部は第2部分と板状部との間に位置することを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
【請求項3】
上記板状部の長手方向に沿う一端部の内面側に、この一端部とともに上記第1部分を挟み込む縦柱ホールド部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
【請求項4】
窓ガラスのエッジを保護するウィンドガイドが、上記一端部の反対側に位置する他端部に隣接して設けられ、
上記他端部の内面側に、この他端部とともに上記ウィンドガイドを挟み込むガイドホールド部が設けられていることを特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
【請求項5】
上記肉厚部が、縦柱ホールド部と上記ガイドホールド部との間に位置することを特徴とする請求項4記載のアンテナ装置。
【請求項6】
上記ケーブルは、アンテナパターンの給電部に接続され、板状部の内部を通って肉厚部に入り、肉厚部を通ってその末端に至ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
【請求項7】
上記肉厚部の末端に、シール部が埋設されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
【請求項8】
上記肉厚部の内部を通る上記ケーブルの外周に磁性体が装着されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば車両に搭載されるアンテナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両等には、ラジオ、テレビ、GPSおよび各種通信端末装置等、多くの送受信装置と、これら送受信装置に接続されるアンテナ装置とが搭載されている。この点、特許文献1・2には、アンテナ装置を窓ガラスに設置する手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−22538号公報(2008年1月31日公開)
【特許文献2】特開平7−46016号公報(1995年2月14日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1・2のように、アンテナ装置を窓ガラスに設置すると、窓ガラスの美観を損ねるという問題がある。また、窓ガラス以外の部分に設けられるアンテナ装置には、防水機能を備える必要がある。
【0005】
本発明の目的は、窓ガラス以外の部分に設けることができ、かつ防水性能を備えたアンテナ装置を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のアンテナ装置は、車両窓枠の天地方向部分である縦柱に対応する形状を有する外面およびこれの反対側となる内面の間にアンテナパターンを含み、この内面の一部が上記縦柱に接するように縦柱に取り付けられる板状部と、上記アンテナパターンに電気的に接続されたケーブルと、上記板状部の内面側に設けられ、上記ケーブルが埋設された肉厚部とを備えることを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、窓ガラス以外の部分である窓枠(縦柱)にアンテナ装置を設けることができ、板状部によってアンテナパターンの防水機能が確保される。また、板状部の内面側に配される肉厚部にケーブルを埋設するため、美観を損ねることなく高い防水性を確保することができる。
【0008】
本アンテナ装置では、上記縦柱は、上記内面と接する第1部分と、第1部よりも車外側に位置する第2部分とを含む構造であり、上記板状部が縦柱に取り付けられた時に、上記肉厚部は第2部分と板状部との間に位置する構成とすることもできる。
【0009】
上記縦柱の第2部が、その第1部分よりも車外側に折り曲げられているのは、窓ガラスを収めるためであり、これによって生じた縦柱と板状部との間の空間に肉厚部を配することで、美観を損ねることなく、ケーブルを埋設するのに十分な厚みの肉厚部を確保することができる。また、ケーブルを、金属製の縦柱から離すことで、不要な配線の引き回し等をすることなくアンテナパターンを縦柱から遠ざけることができる。
【0010】
本アンテナ装置では、上記板状部の長手方向に沿う一端部の内面側に、この一端部とともに上記第1部分を挟み込む縦柱ホールド部が設けられている。
【0011】
上記構成によれば、アンテナ装置を縦柱に機械的に取り付けることができ、両者の結合強度を確保することができる。
【0012】
本アンテナ装置では、窓ガラスのエッジを保護するウィンドガイドが、上記一端部の反対側に位置する他端部に隣接して設けられ、上記他端部の内面側に、この他端部とともに上記ウィンドガイドを挟み込むガイドホールド部が設けられている構成とすることもできる。
【0013】
上記構成によれば、ウィンドガイドを板状部に機械的に取り付けることができ、両者の結合強度を確保することができる。
【0014】
本アンテナ装置では、上記肉厚部が、縦柱ホールド部と上記ガイドホールド部との間に設けられている構成とすることもできる。
【0015】
このように、ケーブルを、ウィンドガイドから離すことで、不要な配線の引き回し等をすることなくアンテナパターンをウィンドガイドから遠ざけることができる。
【0016】
本アンテナ装置では、上記ケーブルは、アンテナパターンの給電部に接続され、板状部の内部を通って肉厚部に入り、肉厚部を通ってその末端に至る構成とすることもできる。
【0017】
このように、ケーブルの先端以外をアンテナ装置の内部に配する(内部に埋め込む)ことで、美観性と防水性の両方を実現することができる。
【0018】
本アンテナ装置では、上記肉厚部の末端に、シール部が埋設されている構成とすることもできる。
【0019】
こうすれば、肉厚部の末端からの浸水を防ぐことができ、より高い防水性を実現することができる。
【0020】
本アンテナ装置では、上記肉厚部の内部を通る上記ケーブルの外周に磁性体が装着されている構成とすることもできる。
【0021】
こうすれば、肉厚部の末端からアンテナ装置の外部に延出しているケーブルの配策にアンテナ特性が左右されず、安定した特性を得ることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、窓ガラス以外の部分に設けることができ、かつ防水性能を備えたアンテナ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】車両に取り付けられた本実施の形態に係るアンテナ装置を示す斜視図である。
図2図1におけるアンテナ装置および車両の窓枠を示す平面図である。
図3】(a)はアンテナ装置のアンテナパターンを含む縦断面図(板状部を面方向に沿って切断した時の断面図)であり、(b)〜(d)は、(a)の3つの位置に対応する横断面図(板状部を厚み方向に沿って切断した時の断面図)である。
図4】(a)はアンテナ装置のケーブルを含む縦断面図(板状部を面方向に沿って切断した時の断面図)であり、(b)〜(c)は、(a)の2つの位置に対応する横断面図(板状部を厚み方向に沿って切断した時の断面図)である。
図5】アンテナパターンの変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の実施の形態1を図面に基づいて以下に説明する。以下の説明では、車両の前後方向に対応する方向(図中x軸方向)を「前後方向」と称し、車両の左右方向(ドアの開閉方向)に対応する方向(図中y軸方向)を「左右方向」と称し、車両の上下方向(天地方向)に対応する方向(図中z軸方向)を「上下方向」と称する。
【0025】
〔アンテナ装置10の概要〕
図1は、本実施の形態に係るアンテナ装置10および車両20の外観を示す斜視図である。図2は、図1の車両20の窓枠(金属フレーム)121に取り付けられたアンテナ装置10(ウィンドガイド36含む)を示す平面図である。
【0026】
図1・2に示すように、アンテナ装置10は、上下方向(図中Z軸方向)に長い台形形状を有する薄板状の部品であり、車両20のドアボディ5の上部に設けられる窓枠121の天地方向(Z方向)に対応する部分(図1の縦柱21)の外側面に取り付けられる。ウィンドガイド36は、アンテナ装置10の板状部の長手方向に沿う端部に隣接して設けられる保護部材(例えば、ゴム製)であり、窓ガラスのエッジガイドとして機能する。
【0027】
〔アンテナ装置10の構成〕
図3(a)はアンテナ装置10のアンテナパターン11a・11bを含む縦断面図(板状部7を面方向に沿って切断した時の断面図)であり、(b)〜(d)は、(a)の3つの位置(A−Aライン、B−Bライン、C−Cライン)に対応する横断面図(板状部7を厚み方向に沿って切断した時の断面図)である。
【0028】
図4(a)はアンテナ装置10の同軸ケーブル16を含む縦断面図(板状部7を面方向に沿って切断した時の断面図)であり、(b)〜(c)は、(a)の2つの位置(D−Dライン、E−Eライン)に対応する横断面図(板状部7を厚み方向に沿って切断した時の断面図)である。
【0029】
図3・4に示すように、アンテナ装置10は、板状部7と、アンテナパターン11a・11bに電気的に接続された同軸ケーブル16とを備える。板状部7は、樹脂製ボディ内に、アンテナパターン11a・11bを含む平面アンテナ12を内蔵するものであり、車両窓枠の天地方向部分である縦柱21(金属フレームの一部)に対応する形状の外面7aと、この反対側の面である内面7bとを備える。
【0030】
アンテナ装置10は、さらに、板状部7の内面側に設けられた畝状の肉厚部17を備え、この肉厚部17に同軸ケーブル16が埋設されている。
【0031】
より具体的には、板状部7の内部には収納空間22が形成され、収納空間22に、アンテナ基板11kおよびこの表面に形成されたアンテナパターン11a・11bを含む平面アンテナ12が収められている。また、図3(c)および図4(a)(b)に示すように、
同軸ケーブル16は、アンテナパターン11bの給電部8(半田部)に接続され、板状部7の内部を通って肉厚部17に入り、畝状の肉厚部17の内部を通って肉厚部17の末端に至る。
【0032】
そして、肉厚部17の内部を通る同軸ケーブル16の外周にフェライトコア(筒状の磁性体)28が装着されている。すなわち、同軸ケーブル16は、肉厚部17の内部に埋設された筒状のフェライトコア28の内部を貫通して肉厚部17の末端に至るため、肉厚部17の末端から外部に延出した同軸ケーブル16の配策にアンテナ特性が左右されず、安定した特性を得ることができる。
【0033】
また、この肉厚部17の末端には筒状のシール部29が埋設され、このシール部29を通って同軸ケーブル16が肉厚部17の末端から外部に延出しているため、肉厚部17の末端からアンテナ装置10内への浸水が防止される。
【0034】
〔アンテナ装置10の取り付け構造〕
板状部7は、内面7bの一部が縦柱21に接するように縦柱21に取り付けられる。車両20の窓枠(金属フレーム)の縦柱21は、図3(b)(c)に示すように、板状部7の内面7bと接する第1部分21xと、第1部よりも車外側に位置する第2部分21yとを含む構造である。第2部分21yが第1部分21xよりも車外側に折り曲げられているのは、窓ガラスを収めるスペースを確保するためである。したがって、板状部7が縦柱21に取り付けられた状態では、ドアの開閉方向に視て、肉厚部17は縦柱21の第2部分21yと板状部7との間に位置する。
【0035】
板状部7の長手方向に沿う一端部の内面側には、この一端部とともに縦柱21の第1部分21xを挟み込む縦柱ホールド部7G(折り返し部)が設けられている。また、板状部7の一端部の反対側に位置する他端部の内面側には、この他端部とともにウィンドガイド36を挟み込むガイドホールド部7Hが設けられる。
【0036】
肉厚部17は、ガイドホールド部7Hの付け根部分であって、ガイドホールド部7Hを挟んでウィンドガイド36の反対側となる部分に形成されている。すなわち、肉厚部17は、縦柱ホールド部7Gと、ガイドホールド部7Hとの間に位置することになる。
【0037】
〔平面アンテナ12の構成〕
アンテナ基板11kは、例えばフレキシブル基板であり、このフレキシブル基板の表面にアンテナパターン11a・11bが形成されている。フレキシブル基板は、柔軟性を有する薄板状の部材であり、例えば、誘電体フィルム(例えば、ポリイミドフィルム)が用いられる。アンテナパターン11a・11bは、放射素子として機能する導体膜11aと、地板として機能する導体膜11bと、給電部8(半田部)とを含み、ダイポールアンテナとして機能する。
【0038】
なお、平面アンテナ12は、DAB用のアンテナ、3G/LTE用のアンテナとすることができる。アンテナ装置10は、地平面に対して概ね垂直な姿勢で車両20に設置されるため、受信感度を高めるという観点から、DAB用のアンテナ、3G/LTE用のアンテナ、FM/AM放送用のアンテナ等のように、垂直偏波を受信するためのアンテナであることが好ましい。
【0039】
〔アンテナ装置10の効果〕
アンテナ装置10によれば、窓ガラス以外の部分である窓枠121の縦柱21にアンテナ装置10を設けることができ、板状部7によってアンテナパターン11a・11bの防水機能が確保される。また、板状部7の内面側に配される肉厚部17に同軸ケーブル16を埋設するため、美観を損ねることなく高い防水性を確保することができる。
【0040】
本アンテナ装置10では、肉厚部17は縦柱21の第2部分21yと板状部7との間に配されている。
【0041】
縦柱21の第2部21yが、その第1部分21xよりも車外側に折り曲げられているのは、窓ガラス19を収めるためであり、これによって生じた縦柱21と板状部7との間の空間に肉厚部17を配することで、美観を損ねることなく、同軸ケーブル16等を埋設するのに十分な厚みの肉厚部17を確保することができる。また、同軸ケーブル16を、縦柱21から離すことで、不要な配線の引き回し等をすることなくアンテナパターン11a・11bを金属製の縦柱21から遠ざけることができる。
【0042】
アンテナ装置10では、板状部7の長手方向に沿う一端部の内面側に、この一端部とともに縦柱21の第1部分12xを挟み込む縦柱ホールド部7Gが設けられている。こうすれば、アンテナ装置10を縦柱21に機械的に取り付けることができ、両者の結合強度を確保することができる。
【0043】
アンテナ装置10では、ウィンドガイド36が、板状部7の上記一端部の反対側に位置する他端部に隣接して設けられ、上記他端部の内面側に、この他端部とともにウィンドガイド36を挟み込むガイドホールド部7Hが設けられている。こうすれば、ウィンドガイド36を板状部7に機械的に取り付けることができ、両者の結合強度を確保することができる。
【0044】
アンテナ装置10では、肉厚部17が、縦柱ホールド部7Gとガイドホールド部7Hとの間に設けられている。こうすれば、同軸ケーブル16を、ウィンドガイド36から離すことができ、不要な配線の引き回し等をすることなくアンテナパターン11a・11bをウィンドガイド36から遠ざけることができる。
【0045】
アンテナ装置10では、同軸ケーブル16は、アンテナパターン11a・11bの給電部8に接続され、板状部7の内部を通って肉厚部17に入り、肉厚部17の内部を通ってその末端に至る。このように、同軸ケーブル16の先端以外をアンテナ装置10の内部に配する(内部に埋め込む)ことで、美観性と防水性の両方を実現することができる。
【0046】
アンテナ装置10では、肉厚部17の末端に、シール部29が埋設されている。これにより、肉厚部17の末端からの浸水を防ぐことができ、より高い防水性を実現することができる。
【0047】
アンテナ装置10では、肉厚部17の内部を通る同軸ケーブル16の外周にフェライトコア28が装着されている。すなわち、同軸ケーブル16は、肉厚部17の内部に埋設された筒状のフェライトコア28の内部を貫通して肉厚部17の末端に至る。これにより、肉厚部17の末端から延出している同軸ケーブル16の配策にアンテナ特性が左右されず、安定した特性を得ることができる。
【0048】
〔アンテナパターン11a・11bの変形例〕
図3に示すアンテナパターン11a・11bについては、給電部8(半田部)を縦柱ホールド部7G側に寄せることもできる(図5(a)参照)。こうすれば、アンテナパターン11a・11bをウィンドガイド36から遠ざけることができる。また、図5(b)のように、地板として機能する導体膜11bに給電部8を接続し、給電部8と、放射素子として機能する導体膜11aとを平面伝送配線31にて接続することもできる。
【0049】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、例えば、車両用のアンテナ装置として利用することができる。
【符号の説明】
【0051】
7 板状部
7G 縦柱ホールド部
7H ガイドホールド部
8 給電部
10 アンテナ装置
11a・11b アンテナパターン
12 平面アンテナ
16 同軸ケーブル
17 肉厚部
19 窓ガラス
21 縦柱
28 フェライトコア
29 シール部
36 ウィンドガイド

図1
図2
図3
図4
図5