特許第6193564号(P6193564)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6193564
(24)【登録日】2017年8月18日
(45)【発行日】2017年9月6日
(54)【発明の名称】ハニカムシールおよび方法
(51)【国際特許分類】
   F16J 15/44 20060101AFI20170828BHJP
   F01D 11/02 20060101ALI20170828BHJP
   F01D 25/00 20060101ALI20170828BHJP
   F01D 25/24 20060101ALI20170828BHJP
   F04D 29/16 20060101ALI20170828BHJP
   F04D 29/08 20060101ALI20170828BHJP
【FI】
   F16J15/44 A
   F01D11/02
   F01D25/00 M
   F01D25/24 P
   F04D29/16
   F04D29/08 E
【請求項の数】10
【外国語出願】
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-272908(P2012-272908)
(22)【出願日】2012年12月14日
(65)【公開番号】特開2013-139873(P2013-139873A)
(43)【公開日】2013年7月18日
【審査請求日】2015年12月10日
(31)【優先権主張番号】CO2011A000068
(32)【優先日】2011年12月20日
(33)【優先権主張国】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】505347503
【氏名又は名称】ヌオーヴォ ピニォーネ ソシエタ ペル アチオニ
(74)【代理人】
【識別番号】100137545
【弁理士】
【氏名又は名称】荒川 聡志
(74)【代理人】
【識別番号】100105588
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 博
(74)【代理人】
【識別番号】100129779
【弁理士】
【氏名又は名称】黒川 俊久
(74)【代理人】
【識別番号】100113974
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 拓人
(72)【発明者】
【氏名】ニコラ・ミタリトンナ
(72)【発明者】
【氏名】ジョゼッペ・ヴァンニニ
【審査官】 長谷井 雅昭
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−257116(JP,A)
【文献】 特開2011−141015(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0237914(US,A1)
【文献】 米国特許第04545586(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16J 15/44
F01D 11/02
F01D 25/00
F01D 25/24
F04D 29/08
F04D 29/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のハニカムセルと、
前記複数のハニカムセル内の少なくとも1つの周方向溝と、
前記少なくとも1つの周方向溝内の複数のベーンと、
を備え、
前記少なくとも1つの周方向溝が、第1の側壁および第2の側壁を有し、
前記複数のベーンのぞれぞれが、前記少なくとも1つの周方向溝の前記第1の側壁と前記第2の側壁との間を軸方向に延びる、
ターボ機械用のシール。
【請求項2】
前記複数のハニカムセルが、前記少なくとも1つの溝から間隔を置いて配置される、請求項1に記載のシール。
【請求項3】
前記複数のハニカムセルが、前記少なくとも1つの溝の前記第1の側壁および前記第2の側壁から延びる複数の部分的ハニカムセルを含む、請求項1に記載のシール。
【請求項4】
各ベーンが、半径方向と軸方向の少なくとも一方で先細りする、請求項1から3のいずれかに記載のシール。
【請求項5】
各ベーンが、前記少なくとも1つの溝の前記第1の側壁から前記第2の側壁に延びる方向に一定の厚さを有する、請求項1から3のいずれかに記載のシール。
【請求項6】
前記複数のハニカムセルの頂面が、第1の円筒を形成し、
前記各ベーンの頂面が、第2の円筒を形成し、
前記第1の円筒と前記第2の円筒が、同軸であり、等しい直径を有する、
請求項5に記載のシール。
【請求項7】
前記少なくとも1つの溝がある溝深さを有し、
前記複数のハニカムセルがあるセル高さを有し、
前記溝深さが前記セル高さよりも大きい、
請求項6に記載のシール。
【請求項8】
前記少なくとも1つの溝の前記第1の側壁および前記第2の側壁が、前記複数のハニカムセルからマージン領域によって分離されている、請求項1から7のいずれかに記載のシール。
【請求項9】
ターボ機械ステータと、
前記ターボ機械ステータに対して回転可能なターボ機械ロータと、
前記ステータと前記ロータとの間のシールと、
を備え、
前記シールが、
複数のハニカムセルと、
前記複数のハニカムセル内の溝と、
前記少なくとも1つの周方向溝内の複数のベーンと、
を備え、
前記少なくとも1つの周方向溝が、第1の側壁および第2の側壁を有し、
前記複数のベーンのぞれぞれが、前記少なくとも1つの周方向溝の前記第1の側壁と前記第2の側壁との間を軸方向に延びる、
ターボ機械。
【請求項10】
ターボ機械用のシールを製造する方法であって、
前記シールのシール本体に溝を形成するステップと、
前記シール本体内に複数のハニカムセルを形成するステップと、
前記溝内に少なくとも1つのスワールブレーキを設けるステップと、
を含み、
前記少なくとも1つの周方向溝が、第1の側壁および第2の側壁を有し、
前記複数のベーンのぞれぞれが、前記少なくとも1つの周方向溝の前記第1の側壁と前記第2の側壁との間を軸方向に延びる、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概してシールに関し、より詳細には、ターボ機械用のハニカムシールに関する。
【背景技術】
【0002】
圧縮機は、機械的エネルギーを使用することによって、ガスの粒子を加速し、最終的に、圧縮性流体、たとえばプロセスガスの圧力を増大させる機械である。圧縮機は、エネルギー産業において、一般に、多数の様々な種類のガスを生産し、処理し、再注入し、輸送するために使用される。様々な種類の圧縮機には、ロータに取り付けられたインペラがプロセスガスを遠心加速するいわゆる遠心圧縮機が含まれる。より一般的には、遠心圧縮機は、「ターボ機械」または「ターボ回転機械」と呼ばれる種類の機械の一部であると言える。
【0003】
高速で回転する遠心圧縮機は、ロータ動力学的に不安定になる傾向があり得る。圧縮機シールは、不安定を生じさせる不安定化力の主な原因である。このことは、天然ガス再注入など高圧高密度ガスを伴う用途に特に当てはまる。したがって、1つまたは複数のシールが全速全負荷圧縮機動作を妨げる原因となることがある。より過酷なケースでは、1つまたは複数のシールによって回転組立体に導入されるロータ不安定化力が破滅的な故障を生じさせ、コストのかかる運転停止および修理が必要になることがある。
【0004】
ハニカムシールなどいくつかのシールは、比較的メンテナンスに手間のかからない封止解決策を実現するだけでなく、そのような不安定化力に対抗することのできる減衰効果も実現することで知られている。したがって、ハニカムシールは、遠心圧縮機用途においてロータ動力学的安定性を向上させるために実装されることが多い。
【0005】
図11に示されているように、ハニカムシール514は、複数のハニカムセル518を有するシール本体516を含むことができる。動作中には、ハニカムセルは、シール本体とロータとの間のシールギャップを通過する流体の流れに抵抗し、封止機能とロータ安定化機能の両方を実現する。残念なことに、ある状況およびある構成では、ハニカムシールが実際には、望ましくない負の剛性および不安定化作用(交差結合剛性)をロータ組立体に加える可能性があることがわかっている。この作用に対処するために提案されている1つの解決策は、ハニカムシールを「分割」する図11の溝522などの溝を加え、それによって、不安定を生じさせる直接的な負の剛性効果を抑制する解決策である。ハニカムシールに溝を加えることに関するさらなる説明については、たとえば、参照により全体が本明細書に組み込まれるChilds等のA Design to Increase the Static Stiffness of Hole Pattern Stator Gas Seals,ASME Turbo Expo 2006; Power for Land,Sea and Air、2006年5月8〜11日、GT2006−90778を参照されたい。
【0006】
ロータ軸を回転させることによってプロセス流体に導入される流体渦流が、交差結合の開始時にある役割を果たし得ることもまた一般に理解されている。渦流を抑制するために、圧縮機ケーシングに1つまたは複数のベーンを加えてプロセス流体を渦流と逆方向に送ることが提案されている。ロータ軸に別のシールを加えて渦流を軽減することも提案されている。たとえば、参照により全体が本明細書に組み込まれる、1996年6月30日にShultz等に発行された米国特許第5540447号を参照されたい。
【発明の概要】
【0007】
1つまたは複数のベーンおよび/またはさらに別の特別なシールをターボロータ軸に加えると、複雑さが増し、回転質量が増大する。これらはどちらも、圧縮機性能の向上に努めるうえで望ましくない。封止を改善し、安定化を向上させ、交差結合を軽減し、ターボ機械性能を向上させることのできるターボ機械用のシールが必要である。
【0008】
本発明の一実施形態によれば、ターボ機械用のシールが提供される。このシールは、複数のハニカムセルと、複数のハニカムセル内の少なくとも1つの周方向溝と、少なくとも1つの溝内のスワールブレーキとを備える。
【0009】
本発明の別の実施形態によれば、ターボ機械が提供される。このターボ機械は、ターボ機械ステータと、ターボ機械ステータに対して回転可能なターボ機械ロータと、ターボ機械ステータとターボ機械ロータとの間のシールとを備え、シールは、複数のハニカムセルと、複数のハニカムセル内の溝と、溝内の少なくとも1つのスワールブレーキとを含む。
【0010】
本発明の別の実施形態によれば、ターボ機械用のシールを製造する方法が提供される。この方法は、シール本体に溝を形成するステップと、シール本体内に複数のハニカムセルを形成するステップと、溝内に少なくとも1つのスワールブレーキを設けるステップとを含む。
【0011】
添付の図面は、本明細書に組み込まれかつ本明細書の一部を構成しており、1つまたは複数の実施形態を図示し、本発明の説明とともに、これらの実施形態について説明する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の例示的な実施形態を示す図である。
図2図1の線2−2に沿った、図1に示す例示的な実施形態の部分断面図である。
図3】複数のハニカムセルを示す図である。
図4図2の線4−4に沿った、図1に示す例示的な実施形態の断面図である。
図5】本発明の一実施形態による先細りしたスワールブレーキを含む、線A−Aに沿った図4に示す例示的な実施形態の部分断面図である。
図6】本発明の例示的な実施形態の溝、側壁、複数のハニカムセル、およびスワールブレーキを示す図である。
図7】本発明の例示的な実施形態の溝、複数のハニカムセル、およびスワールブレーキを示す図である。
図8】複数の溝を含む例示的な実施形態を示す図である。
図9】電食加工によって形成されたハニカムセルを含む例示的な実施形態を示す図である。
図10】本発明の一実施形態による方法のフローチャートである。
図11】本発明の一実施形態による溝を有するハニカムシールを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の例示的な実施形態についての以下の説明は添付の図面に言及する説明である。様々な図面内の同じ参照符号は同じまたは同様の要素を識別している。以下の詳細な説明は本発明を限定するものではない。その代わり、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によって定義される。以下の各実施形態については、説明を簡単にするために、機械ステータおよび機械ロータを有するターボ機械の用語および構造に関して考察する。しかし、次に考察する各実施形態は、これらの例示的なシステムに限定されず、他のシステムに適用されてもよい。
【0014】
本明細書全体にわたる「一実施形態」または「実施形態」の参照は、実施形態に関連して説明する特定の機能、構造、または特徴が、開示される主題の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体にわたる様々な個所で句「一実施形態」または「実施形態」が出現した場合、必ずしも同じ実施形態を指すとは限らない。さらに、特定の機能、構造、または特徴を、任意の適切な方法で1つまたは複数の実施形態に組み合わせてもよい。
【0015】
図1図4は、本発明によるターボ機械10用のハニカムシール14の例示的な実施形態を示す。図1は、機械ステータ12と機械ロータ22とを有するターボ機械10を示す。図2に示すように、機械ステータ12と機械ロータ22との間のハニカムシール14は、機械ロータ22の周りを延びるシール本体16を含む。ハニカムセル26とロータ22との間のギャップ17(図4)は、圧縮機の回転組立体が漏れ機能ならびに減衰機能を実現できるように働く。
【0016】
さらに図2に示すように、複数のハニカムセル26内の溝28は、ロータ軸24の周りを周方向に延びている。図1図4の例示的な実施形態において、溝28は、ロータ22とシール本体16との間を軸方向に通過するプロセスガスの周方向の動きに抵抗する少なくとも1つのスワールブレーキを備える。図2および図4に示すように、少なくとも1つのスワールブレーキは溝28内の複数のベーン32によって形成されている。各ベーン32は、溝28の第1の側壁34と第2の側壁36との間を軸方向に延びている。
【0017】
図2および図4に示すように、各ベーン32は、溝床48から溝頂部56まで延びている。ベーン32は、シール本体16の円周に沿って均等に分散され、一定の厚さを有する。代替実施形態(図示せず)において、ベーン32は、溝28の円周に沿って不均等に分散されてもよく、さらに、各ベーンの厚さは、個々のベーンにおいて一定でなくても、あるいはすべてのベーン32にわたって互いに異なっていてもよい。たとえば、少なくとも1つのベーン32は、溝床48と溝頂部56との間の半径方向において先細り状にされてもよい。先細り形状は、たとえば軸方向において設けられてもよく、少なくとも図5に示すように、少なくとも1つのベーン32がシール本体16の下流側端部23からシール本体16の上流側端部21の方へ先細りしてもよい。代替として、ベーン32は、シール本体16の上流側端部21から下流側端部23の方へ先細りしてもよい。
【0018】
図2および図4に示す実施形態によれば、溝頂部、複数のハニカムセル26の各々の頂面、および各ベーン32の頂面は、共通の軸および直径を有する円筒を形成し、それによって、シール本体16の少なくとも一部に一定の貫通穴を形成している。しかし、他の実施形態(図示せず)では、溝頂部、複数のハニカムセル26の各々の頂面、および各ベーン32の頂面は変化してもよい。たとえば、ハニカムセル26の頂面は、ベーン32の頂面によって形成される円筒とは異なる直径を有する円筒を形成してもよい。さらに図2および図4に示すように、溝28の深さ42はハニカムセル26の高さ38よりも大きい。また、各ベーン32の高さ44はハニカムセル26の高さ38よりも大きい。当業者には、溝28、ハニカムセル26、およびベーン32に関するこの構成が本発明に必須の構成ではなく、例示的な実施形態に過ぎないことが理解されよう。
【0019】
さらに図2図4および図6に示すように、溝28は、シール本体16の周りに互いに平行な同一の円形経路を形成する第1の側壁34および第2の側壁36を備える。図6に示すように、側壁34と側壁36はどちらも、一定の幅60を有するマージン領域59によってハニカムセル58全体から分離されている。
【0020】
代替として、シール本体はマージン領域を備えていなくてもよい。たとえば、図7に示す例示的な実施形態では、側壁134と側壁136はどちらも、部分的なハニカムセル158に隣接している。さらに図7に示すように、ベーン132は、ハニカムセルの幅の2分の1、すなわちハニカムセルの互いに平行な2つの面同士の間の距離の2分の1に等しい一定の厚さを有してもよい。
【0021】
図8は、シール本体316の別の例示的な実施形態を示している。シール本体316は、それぞれ複数のハニカムセル326内に設けられる第1の溝328ならびに第2の溝330を含む。第1の溝328および第2の溝330は、複数のベーン332の形をしたスワールブレーキを含む。
【0022】
図1図8に示すように、複数のハニカムセルセル26、ハニカムセル26内の溝28、および溝28内のスワールブレーキ、たとえばベーン32は、ターボ機械用のシールにおいて封止機能、ロータ軸安定化機能、および渦流抑制機能を実現するように構成されてもよい。したがって、シール14は、ターボ機械用の従来のシールに対して、封止を改善し、安定化を向上させ、交差結合を軽減し、ターボ機械性能を向上させることができる。
【0023】
図9は、別の例示的な実施形態を示す。シール本体416は、電食プロセスによって形成することのできる複数のハニカムセル426を含む。そのようなプロセスでは、ハニカムセルの第1の列がシール本体416に加工される開始位置430にシール本体416を固定してもよい。次いで、シール本体416を新しい角度位置に移動させてもよく、そこでハニカムセルの別の列が付加される。このプロセスは、終了位置440に達するまでシール本体416の円周に沿って継続してもよい。切削プロセスの完了時に緩衝領域450が残ってもよいことに留意されたい。さらに、図9の実施形態では、ハニカムセル426全体のみがシール本体416に形成されるように切削プロセスが制御される。
【0024】
本発明によるシール本体416を製造する例示的な方法では、図5に示す溝をシール本体416に切削する。この切削プロセスは、切削プロセス中に複数のベーン32が形成されるように実施されてもよい。具体的には、溝28を区画に分け、それによって、各区画間の壁がベーン32を形成するようにしてもよい。溝28およびベーン32が形成された後、上記に図9を参照して説明したように複数のハニカムセル26を電食によって切削し、それによって、ハニカムセル26全体と溝28との間にマージン59を形成する。マージン59は、図9に示すように複数のハニカムセル426の周囲に設けられたマージン470の幅に等しい幅60を有するように構成されてもよい。これらのステップは、任意の所望の順序で実行されても、同時に実行されてもよい。
【0025】
したがって、図10のフローチャートに示す実施形態によれば、ターボ機械用のシールを製造する方法1000は、シール本体に溝を形成すること(1002)と、シール本体に複数のハニカムセルを形成すること(1004)と、溝内に少なくとも1つのスワールブレーキを設けること(1006)とを含むことができる。
【0026】
上述の各実施形態は、本発明を制限するものではなく、すべての点で例示的なものである。すべてのそのような変形例および修正例は、以下の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲および趣旨内にあるとみなされる。本出願の説明において使用される要素、行為、または命令はどれも、本発明にとって重大または必須であるという明示的な記述がないかぎり、そのようなものと解釈されるべきではない。また、本明細書において冠詞「a」が使用されるとき、1つまたは複数の項目を含むことが意図されている。
【符号の説明】
【0027】
10 ターボ機械
12 機械ステータ
14 ハニカムシール
16 シール本体
17 ギャップ
22 機械ロータ
26 ハニカムセル
28 溝
32 ベーン
34 第1の側壁
36 第2の側壁
38 高さ
42 深さ
48 溝床
56 溝頂部
58 ハニカムセル
59 マージン領域
60 一定の幅
132 ベーン
134 側壁
136 側壁
158 部分的なハニカムセル
316 シール本体
326 ハニカムセル
328 第1の溝
330 第2の溝
332 ベーン
416 シール本体
426 ハニカムセル
430 開始位置
440 終了位置
450 緩衝領域
470 マージン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11