特許第6193756号(P6193756)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6193756
(24)【登録日】2017年8月18日
(45)【発行日】2017年9月6日
(54)【発明の名称】日射遮蔽装置
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/28 20060101AFI20170828BHJP
   E05C 3/10 20060101ALI20170828BHJP
   E05B 65/08 20060101ALI20170828BHJP
   E05B 15/02 20060101ALI20170828BHJP
   E05B 17/00 20060101ALI20170828BHJP
   E05B 17/20 20060101ALI20170828BHJP
【FI】
   E06B9/28
   E05C3/10
   E05B65/08 F
   E05B15/02 D
   E05B17/00 A
   E05B17/20 F
【請求項の数】7
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2013-268934(P2013-268934)
(22)【出願日】2013年12月26日
(65)【公開番号】特開2015-124515(P2015-124515A)
(43)【公開日】2015年7月6日
【審査請求日】2016年12月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】390005267
【氏名又は名称】YKK AP株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110319
【弁理士】
【氏名又は名称】根本 恵司
(74)【代理人】
【識別番号】100096448
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 嘉明
(72)【発明者】
【氏名】丸山 剛
(72)【発明者】
【氏名】三浦 真梨
(72)【発明者】
【氏名】工藤 雅之
【審査官】 村田 泰利
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−197646(JP,A)
【文献】 特開2011−132706(JP,A)
【文献】 特開2009−024428(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3144276(JP,U)
【文献】 米国特許第7562689(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 9/24−9/388
E06B 7/00−7/36
E05F 17/00
E05B 1/00−85/28
E05C 1/00−21/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上レールと下レールに移動自在に支持された複数の日射遮蔽部材を備え、
それぞれの前記日射遮蔽部材は、第1縦部材と第2縦部材とに渡って複数の板状部材を上下方向に間隔を置いて取り付け、前記第1縦部材は板状部材の幅方向一方側の長さ方向一方側に取り付けられ、前記第2縦部材は板状部材の幅方向他方側の長さ方向他方側に取り付けられたものとし、
それぞれの前記第1縦部材は板状部材の幅方向一方側において一列状に配置され、それぞれの前記第2縦部材は板状部材の幅方向他方側において一列状に配置され、
それぞれの前記日射遮蔽部材を収納方向に移動する際、前記板状部材同士が上下方向に重ね合わせられると共に、前記第1縦部材および第2縦部材が互いに近づく方向に移動され、
それぞれの前記日射遮蔽部材を展開方向に移動する際、前記第1縦部材及び第2縦部材が互いに離れる方向に移動される日射遮蔽装置であって、
前記日射遮蔽部材のうち戸先側に配置した日射遮蔽部材以外の日射遮蔽部材には、前記板状部材の下面にストッパ受部材を取り付け、
前記日射遮蔽部材のうち戸尻側に配置した日射遮蔽部材の第2縦部材以外の第2縦部材には、前記ストッパ受部材に当接するようにストッパ部材を取り付け、
前記ストッパ部材がストッパ受部材に当接して複数の日射遮蔽部材は一体となって展開方向に移動するようにしたことを特徴とする日射遮蔽装置。
【請求項2】
前記ストッパ受部材は、前記板状部材のうち最も下部に配置した板状部材に取り付けられ、
前記ストッパ部材は、第2縦部材の下部に取り付けてある請求項1記載の日射遮蔽装置。
【請求項3】
前記戸先側の日射遮蔽部材以外の日射遮蔽部材における板状部材は、下面に開口した凹部を長さ方向に連続して有し、前記凹部を有した板状部材の下面における展開側にストッパ受部材を、そのストッパ受部材が凹部内に突出するように取り付け、
前記戸尻側の日射遮蔽部材の第2縦部材以外の第2縦部材に、前記ストッパ受部材に当接するようにストッパ部材を取り付け、
前記ストッパ部材のストッパ部が凹部に沿って移動し、ストッパ部がストッパ受部材のストッパ受部に当接して複数の日射遮蔽部材は一体となって展開方向に移動するようにした請求項2記載の日射遮蔽装置。
【請求項4】
それぞれの前記日射遮蔽部材の第1縦部材の上部と第2縦部材の上部を、上レールに走行自在に吊り下げ支持し、
それぞれの前記日射遮蔽部材の第1縦部材の下部を、下レールに室内外側方向に振れ動きを抑制して支持し、
前記戸尻側の日射遮蔽部材の第2縦部材の下部を、下レールに室内外側方向に振れ動きを抑制して支持した請求項3記載の日射遮蔽装置。
【請求項5】
前記下レールは、下向きに開口したガイド溝を有し、
それぞれの前記日射遮蔽部材の第1縦部材の下部に第1下ガイドを取り付け、
前記戸尻側の日射遮蔽部材の第2縦部材の下部に第2下ガイドを取り付け、
前記第1下ガイド及び第2下ガイドを下レールのガイド溝に挿入して室内外側方向の振れ動きを抑制し、
前記下レールに、前記第2下ガイド、または前記戸尻側の日射遮蔽部材の第1縦部材の第1下ガイドが当接して戸尻側の日射遮蔽部材の展開方向への移動を規制するストッパ受を取り付けた請求項4記載の日射遮蔽装置。
【請求項6】
前記上レールは躯体の窓開口の上縁に沿った室外側に取り付けると共に、前記下レールは躯体の窓開口の下縁に沿った室外側に取り付けることで、展開状態の日射遮蔽部材が窓開口を覆い、収納状態の日射遮蔽部材は窓開口を開放するように構成し、
前記戸先側の日射遮蔽部材の第1縦部材に錠杆を備えた錠を取り付け、前記躯体の窓開口の展開側の室外側に錠受を取り付け
前記錠の錠杆を錠受に係止することで、展開状態の前記戸先側の日射遮蔽部材の第1縦部材を施錠できるようにした請求項1〜5いずれか1項記載の日射遮蔽装置。
【請求項7】
前記錠は、錠本体と錠杆と操作摘みを備え、操作摘みを操作することで錠杆が錠本体の展開側に突出した施錠状態及び収納側に突出した施錠状態となり、錠杆を錠本体の展開側に突出することで錠受に係止し、
前記戸先側の日射遮蔽部材の第1縦部材に補助錠を第1位置と第2位置とに渡って移動自在に取り付け、
前記補助錠が第1位置のときは錠の錠杆が錠本体の展開側に突出可能で、補助錠が第2位置のときは錠の錠杆が錠本体の収納側に突出不可能となるようにした請求項6記載の日射遮蔽装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、窓等に設けられる日射遮蔽装置に関する。
【背景技術】
【0002】
窓に設けられる日射遮蔽装置が特許文献1に開示されている。
この日射遮蔽装置は、窓の開口方向に移動する複数のフレーム部材を備え、各フレーム部材は第1縦部材、第2縦部材と、第1縦部材と第2縦部材とに渡って上下方向に間隔を置いて取り付けた複数の板状部材とを有している。隣接した2つのフレーム部材の板状部材は上下方向位置がずれ、2つのフレーム部材を、板状部材が重なり合うように収納できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−197646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示した日射遮蔽装置は、フレーム部材を収納した状態から日射遮蔽のために展開するには、先端側のフレーム部材を引き出し方向に移動することで、他のフレーム部材が順次引き出しされ、フレーム部材が展開するようにしている。
このために、先端側のフレーム部材の板状部材に溝部材を形成し、他のフレーム部材の板状部材には溝部と凸部を形成し、凸部を溝部に嵌合することで、先端側のフレーム部材が引き出し方向に移動することにより、溝部の端部が次のフレーム部材の凸部と干渉し、次のフレーム部材が先端側のフレーム部材とともに引き出しされる。
展開した状態のフレーム部材を収納する場合も同様である。
【0005】
特許文献1に開示した日射遮蔽装置は、前述のようにフレーム部材の板状部材の溝部と凸部が形成してあるので、フレーム部材を展開した状態で溝部と凸部が著しく目立つから、展開した状態での意匠性に難がある。
【0006】
本発明の目的は、展開した状態での意匠性が良い日射遮蔽装置とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上レールと下レールに移動自在に支持された複数の日射遮蔽部材を備え、
それぞれの前記日射遮蔽部材は、第1縦部材と第2縦部材とに渡って複数の板状部材を上下方向に間隔を置いて取り付け、前記第1縦部材は板状部材の幅方向一方側の長さ方向一方側に取り付けられ、前記第2縦部材は板状部材の幅方向他方側の長さ方向他方側に取り付けられたものとし、
それぞれの前記第1縦部材は板状部材の幅方向一方側において一列状に配置され、それぞれの前記第2縦部材は板状部材の幅方向他方側において一列状に配置され、
それぞれの前記日射遮蔽部材を収納方向に移動する際、前記板状部材同士が上下方向に重ね合わせられると共に、前記第1縦部材および第2縦部材が互いに近づく方向に移動され、
それぞれの前記日射遮蔽部材を展開方向に移動する際、前記第1縦部材及び第2縦部材が互いに離れる方向に移動される日射遮蔽装置であって、
前記日射遮蔽部材のうち戸先側に配置した日射遮蔽部材以外の日射遮蔽部材には、前記板状部材の下面にストッパ受部材を取り付け、
前記日射遮蔽部材のうち戸尻側に配置した日射遮蔽部材の第2縦部材以外の第2縦部材には、前記ストッパ受部材に当接するようにストッパ部材を取り付け、
前記ストッパ部材がストッパ受部材に当接して複数の日射遮蔽部材は一体となって展開方向に移動するようにしたことを特徴とする日射遮蔽装置である。
【0008】
本発明は、前記ストッパ受部材は、前記板状部材のうち最も下部に配置した板状部材に取り付けられ、
前記ストッパ部材は、第2縦部材の下部に取り付けるようにできる。
このようにすれば、日射遮蔽部材を展開した状態であってもストッパ部材、ストッパ受部材がさらに目立つことがなく、展開した状態での意匠性が良い日射遮蔽装置とすることができる。
【0009】
本発明は、前記戸先側の日射遮蔽部材以外の日射遮蔽部材における板状部材は、下面に開口した凹部を長さ方向に連続して有し、前記凹部を有した板状部材の下面における展開側にストッパ受部材を、そのストッパ受部材が凹部内に突出するように取り付け、
前記戸尻側の日射遮蔽部材の第2縦部材以外の第2縦部材に、前記ストッパ受部材に当接するようにストッパ部材を取り付け、
前記ストッパ部材のストッパ部が凹部に沿って移動し、ストッパ部がストッパ受部材のストッパ受部に当接して複数の日射遮蔽部材は一体となって展開方向に移動するようにできる。
このようにすれば、ストッパ部材のストッパ部と凹部とで、第2縦部材の下部と下部の板状部材が室内外側方向に振れ動くことを抑制できる。
【0010】
本発明は、それぞれの前記日射遮蔽部材の第1縦部材の上部と第2縦部材の上部を、上レールに走行自在に吊り下げ支持し、
それぞれの前記日射遮蔽部材の第1縦部材の下部を、下レールに室内外側方向に振れ動きを抑制して支持し、
前記戸尻側の日射遮蔽部材の第2縦部材の下部を、下レールに室内外側方向に振れ動きを抑制して支持することができる。
このようにすれば、各日射遮蔽部材を展開方向及び収納方向に移動するときに室内外側方向に振れ動くことを抑制できる。
【0011】
本発明は、前記下レールは、下向きに開口したガイド溝を有し、
それぞれの前記日射遮蔽部材の第1縦部材の下部に第1下ガイドを取り付け、
前記戸尻側の日射遮蔽部材の第2縦部材の下部に第2下ガイドを取り付け、
前記第1下ガイド及び第2下ガイドを下レールのガイド溝に挿入して室内外側方向の振れ動きを抑制し、
前記下レールに、前記第2下ガイド、または前記戸尻側の日射遮蔽部材の第1縦部材の第1下ガイドが当接して戸尻側の日射遮蔽部材の展開方向への移動を規制するストッパ受を取り付けできる。
このようにすれば、各日射遮蔽部材の下部の室内外側方向の振れ動きを抑制できると共に、戸尻側の日射遮蔽部材が所定位置よりも展開方向に移動しないようにできる。
【0012】
本発明は、前記上レールは躯体の窓開口の上縁に沿った室外側に取り付けると共に、前記下レールは躯体の窓開口の下縁に沿った室外側に取り付けることで、展開状態の日射遮蔽部材が窓開口を覆い、収納状態の日射遮蔽部材は窓開口を開放するように構成し、
前記戸先側の日射遮蔽部材の第1縦部材に錠杆を備えた錠を取り付け、前記躯体の窓開口の展開側の室外側に錠受を取り付け
前記錠の錠杆を錠受に係止することで、展開状態の前記戸先側の日射遮蔽部材の第1縦部材を施錠できるようにできる。
このようにすれば、各日射遮蔽部材で窓開口を覆ったり、開放できる。
また、窓開口を覆った状態で施錠できるから、防犯上好ましい。
【0013】
本発明は、前記錠は、錠本体と錠杆と操作摘みを備え、操作摘みを操作することで錠杆が錠本体の展開側に突出した施錠状態及び収納側に突出した施錠状態となり、錠杆を錠本体の展開側に突出することで錠受に係止し、
前記戸先側の日射遮蔽部材の第1縦部材に補助錠を第1位置と第2位置とに渡って移動自在に取り付け、
前記補助錠が第1位置のときは錠の錠杆が錠本体の展開側に突出可能で、補助錠が第2位置のときは錠の錠杆が錠本体の収納側に突出不可能となるようにできる。
このようにすれば、補助錠を第2位置とすれば、錠の操作摘みを操作して解錠できないので、防犯性がより向上する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、第2縦部材に取り付けたストッパ部材を板状部材の下面に取り付けたストッパ受部材に当接することで、複数の日射遮蔽部材が一体となって移動するようにしたので、展開した状態であってもストッパ部材、ストッパ受部材が目立つことがなく、展開した状態での意匠性が良い日射遮蔽装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】日射遮蔽部材の概略斜視図である。
図2】2つの日射遮蔽部材を収納した状態の概略斜視図である。
図3】日射遮蔽装置の実施の形態を示す展開状態の概略外観図である。
図4図3の横断面図である。
図5】日射遮蔽装置の実施の形態を示す収納状態の概略外観図である。
図6図5の横断面図である。
図7図4のA部拡大詳細図である。
図8図4のB部拡大詳細図である。
図9図3のC−C拡大詳細断面図である。
図10図3のD−D拡大詳細断面図である。
図11図4のE−E拡大詳細断面図である。
図12図11のF部拡大図である。
図13図12の平面図である。
図14】ストッパ受部材とストッパ部材を取り付けた部分の斜視図である。
図15】ストッパ受部材とストッパ部材の斜視図である。
図16】錠の正面図である。
図17】第2の実施の形態を示す展開側の錠部分の横断面図である。
図18】補助錠が第1位置にある状態を示す錠と補助錠の正面図である。
図19】補助錠が第2位置にある状態を示す錠と補助錠の正面図である。
図20】補助錠が第2位置にある状態を示す錠と補助錠の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の日射遮蔽装置を構成する日射遮蔽部材(従来のフレーム部材)を図1を参照して説明する。なお、日射遮蔽部材の移動方向を長さ方向とし、日射遮蔽部材の移動方向と直交する方向を幅方向として説明する。
図1に示すように、日射遮蔽部材1は、第1縦部材2と、第2縦部材3と、第1縦部材2と第2縦部材3に渡って上下方向に間隔を置いて取り付けた複数の板状部材4を備えている。
第1縦部材2と第2縦部材3は長さ方向及び幅方向に位置がずれている。
第1縦部材2は長さ方向一方側で、幅方向一方側に位置する。
第2縦部材3は長さ方向他方側で、幅方向他方側に位置する。
板状部材4は、長さ方向一方側の第1端部4aと、長さ方向他方側の第2端部4bと、幅方向一方側の第3端部4cと、幅方向他方側の第4端部4dの4つの端部を有した平面形状が幅狭で長尺な長方形状である。
【0017】
第1縦部材2は、その幅方向他方側の取付部2aを、各板状部材4の第3端部4cにおける第1端部4a寄りに取り付け、第1縦部材2は各板状部材4よりも幅方向一方側に張り出している。
第2縦部材3は、その幅方向一方側の取付部3aを、各板状部材4の第4端部4dにおける第2端部4b寄りに取り付け、第2縦部材3は各板状部材4よりも幅方向他方側に張り出している。
実施の形態では、第1縦部材2と各板状部材4の第1端部4aは面一で、第2縦部材3と各板状部材4の第2端部4bは面一である。
これに限ることはない。例えば、第1縦部材2を板状部材4の第1端部4aより長さ方向一方側に張り出したり、第1端部4aを第1縦部材2より長さ方向一方側に張り出しても良い。
また、第2縦部材3を板状部材4の第2端部4bより長さ方向他方側に張り出したり、第2端部4bを第2縦部材3より長さ方向他方側に張り出しても良い。
【0018】
日射遮蔽部材1は前述のとおりであるから、日射遮蔽部材1の長さ方向他方側で幅方向一方側及び、日射遮蔽部材1の長さ方向一方側で幅方向他方側には縦部材が存在しない。
【0019】
隣接した2つの日射遮蔽部材における一方の日射遮蔽部材1(1a)の板状部材4と、他方の日射遮蔽部材1(1b)の板状部材4とは上下方向に位置がずれ、一方の日射遮蔽部材1(1a)の板状部材4が他方の日射遮蔽部材1(1b)の上下の板状部材4の上下中間に位置し、他方の日射遮蔽部材1(1b)の板状部材4が一方の日射遮蔽部材1(1a)の上下の板状部材4の上下中間に位置している。
【0020】
このようであるから、一方の日射遮蔽部材1(1a)を矢印a方向に移動することで、第2縦部材3の取付部3aが他方の日射遮蔽部材1(1b)の板状部材4の第4端部4dに沿って移動し、板状部材4の第3端部4cが他方の日射遮蔽部材1(1b)の第1縦部材2の取付部2aに沿って移動し、2つの日射遮蔽部材1(1a),1(1b)は図2に示す収納状態となる。
【0021】
図2に示す収納状態であると、一方の日射遮蔽部材1(1a)の板状部材4と他方の日射遮蔽部材1(1b)の板状部材4とが重なり合い、一方の日射遮蔽部材1(1a)の第1縦部材2、他方の日射遮蔽部材1(1b)の第1縦部材2と一列状に連続し、第2縦部材3相互も一列状に連続する。
【0022】
本発明の日射遮蔽装置の実施の形態を説明する。
図3図4に示すように、日射遮蔽装置5は複数の日射遮蔽部材1と、上レール6と、下レール7とを備えている。
実施の形態では、戸先側の第1の日射遮蔽部材1(1−1)と、戸尻側の第2の日射遮蔽部材1(1−2)と、戸先側と戸尻側との間の中間の第3の日射遮蔽部材1(1−3)とを有している。
【0023】
なお、以下の説明において、第1の日射遮蔽部材1−1の第1縦部材2を(2−1)、第2縦部材3を(3−1)、板状部材4を(4−1)とし、第2の日射遮蔽部材1−2の第1縦部材2を(2−2)、第2縦部材3を(3−2)、板状部材4を(4−2)とし、第3の日射遮蔽部材1−3の第1縦部材2を(2−3)、第2縦部材3を(3−3)、板状部材4を(4−3)として説明する。
【0024】
第2の日射遮蔽部材1−2の上下に隣接した板状部材(4−2)間に、第3の日射遮蔽部材1−3の1つの板状部材(4−3)及び第1の日射遮蔽部材1−1の1つの板状部材(4−1)が入り込むようにしてある。
つまり、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3の板状部材(4−1),(4−2),(4−3)の上下間隔は同一である。第1の日射遮蔽部材1−1の板状部材(4−1)と第3の日射遮蔽部材1−3の板状部材(4−3)は、板状部材4の上下の間隔の1/3だけ上下にずれている。第3の日射遮蔽部材1−3の板状部材(4−3)と第2の日射遮蔽部材1−2の板状部材(4−2)は板状部材4の上下の間隔1/3だけ上下にずれている。
【0025】
上レール6は、躯体8における窓開口9の上縁9aに沿って取り付けてある。
下レール7は、躯体8における窓開口9の下縁9bに沿って取り付けてある。
上レール6、下レール7は躯体8の室外側に取り付けられ、上レール6、下レール7は室外側に突出している。
これにより、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3は躯体8の室外側に取り付けてある。
【0026】
各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3の第1縦部材2の上部及び第2縦部材3の上部は上レール6に沿って移動自在に支持され、第1縦部材2の下部及び第2の日射遮蔽部材1−2の第2縦部材(3−2)の下部は下レール7に沿って移動自在に支持されている。
【0027】
図3図4は、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3が展開した状態で、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3が窓開口9を覆っている。
各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3の第1縦部材2が室内側寄りで、第2縦部材3が室外側寄りで、第1縦部材2が展開側で、第2縦部材3が収納側である。
第1の日射遮蔽部材1−1の第2縦部材(3−1)と第3の日射遮蔽部材1−3の第1縦部材(2−3)が室内外側方向に重なり合う。
第3の日射遮蔽部材1−3の第2縦部材(3−3)と第2の日射遮蔽部材1−2の第1縦部材(2−2)が室内外側方向に重なり合う。
各板状部材4は一直線状に連続する。
【0028】
上レール6と下レール7の長さ方向の一端部は窓開口9の一方の縦縁9cとほぼ同一位置で、長さ方向の他端部は窓開口9の他方の縦縁9dより突出している。
図5図6は、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3を収納した状態で、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3は上レール6、下レール7の長さ方向他方側において、板状部材4が上下に重なり合うように収納され、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3は窓開口9の他方の縦縁9dよりも躯体8側に突出している。
各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3の第1縦部材2は室内側寄りにおいて移動方向に一列状に連続し、第2縦部材3は室外側寄りにおいて一列状に連続する。
これにより、窓開口9は全開放する。
【0029】
実施の形態の日射遮蔽装置5は、図1図2に示す日射遮蔽部材1を窓開口9の室外側に取り付け、日射遮蔽部材1(板状部材4)の幅方向が室内外側方向に向かう。日射遮蔽部材1の幅方向一方側が室内側で、幅方向他方側が室外側である。
日射遮蔽部材1(板状部材4)の長さ方向は窓開口9の左右方向に向かう。
【0030】
次に各部の詳細を説明する。なお、日射遮蔽部材1の幅方向を室内外側方向とし、幅方向一方側を室内側、幅方向他方側を室外側とし、長さ方向を左右方向として説明する。
図7に示すように、第1縦部材2は、第1縦材20と第2縦材21を取り付け、取り外し自在に連結してある。
第1縦材20は、左右方向に延びる取付壁20aと、取付壁20aの左右方向両端部に室内側に向けて設けた一対の側壁20bとで室内側に向けて開口した断面コ字状の長尺材である。
一対の側壁20bの突出端に係合部22が形成してある。
第2縦材21は、左右方向に対向し室内外側方向に延びる一対の第1壁21aと、室内外側方向に対向し左右方向に延びる一対の第2壁21bとで矩形断面の長尺材である。
一対の第1壁21aの室内側に係合受部23を有している。
第1縦材20と第2縦材21は係合部22と係合受部23を係合することで連結される。
第2縦材21を取り外した状態で、第1縦材20の取付壁20a(室外側壁)を板状部材4の第3端部(室内側部)4cに接し、ビス24で固着することで、第1縦部材2に板状部材4を取り付ける。
この後、第1縦材20に第2縦材21を嵌め込み、係合受部23を係合部22に係合することで、第1縦材20と第2縦材21を連結し、第1縦部材2とする。
【0031】
このようであるから、第1縦部材2を板状部材4にビス24で強固に取り付けできると共に、そのビス24が見えないようにできる。
図7は第1の日射遮蔽部材1−1の第1縦部材(2−1)を示しているが、第2・第3の日射遮蔽部材1−2,1−3の第1縦部材(2−2),(2−3)も同じである。
【0032】
図8に示すように、第2縦部材3は第1縦材30と第2縦材31を取り付け、取り外し自在に連結してある。
第1縦材30は第1縦部材2の第1縦材20と同一で、取付壁30aと一対の側壁30bとで室外側に開口した断面コ字状の長尺材である。
第2縦材31は第1縦部材2の第2縦材21と同じで、一対の第1壁31aと一対の第2壁31bとで矩形断面の長尺材である。
第1縦材30の取付壁30aを板状部材4の第4端部4dにビス34で固着して取り付け、第1縦材30に第2縦材31を嵌め込み、係合受部33と係合部32を係合することで第1縦材30と第2縦材21を連結する。
つまり、第2縦部材3は第1縦部材2と同一で、幅方向に反転して板状部材4の第4端部4dに取り付ける。
図8は第2の日射遮蔽部材1−2の第2縦部材(3−2)を示しているが、第1・第3日射遮蔽部材1−1,1−3の第2縦部材(3−1),(3−3)も同じである。
【0033】
図9に示すように、板状部材4は上壁40と下壁41と一端壁42と他端壁43とで中空形状で、内部に上壁40と下壁41に接する補強材44が設けてあると共に、内部に一端壁42と上壁40、下壁41に接する第1挿入片45と、他端壁43と上壁40、下壁41に接する第2挿入片46が設けてある。
第1縦部材2からビス24を一端壁42に螺合して取り付ける。つまり、一端壁42が第3端部(室内側)4cである。
第2縦部材3からビス34を他端壁43に螺合して取り付ける。つまり、他端壁43が第4端部(室内側)4dである。
【0034】
図9に示すように、上レール6は第1レール60と第2レール61を有し、第1レール60が室内側で、第2レール61が室外側である。
各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3の第1縦部材2の上部に第1吊車62が取り付けてある。第1吊車62は第1レール60に走行自在に接し、各第1縦部材2は上レール6で走行自在に吊り下げ支持されている。
各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3の第2縦部材3の上部に第2吊車63が取り付けてある。第2吊車63は第2レール61に走行自在に接し、各第2縦部材3は上レール6で走行自在に吊り下げ支持されている。
このようであるから、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3は共通の上レール6に走行自在に吊り下げ支持されている。
【0035】
上レール6は、本体64を備えている。本体64は上壁64aと下壁64bと取付壁64cと連結壁64dを有し、取付壁64cが躯体8に固着したブラケット65に固着してある。
下壁64bの室内外側方向中間に、第1レール溝66を有し、下壁64bの室外側に第2レール溝67を有している。
下壁64bに第1レール部材68をビスで固着して取り付け、第1レール部材68のレール溝68aと第1レール溝66が相対向し、第1レール60を形成している。
下壁64bに第2レール部材69をビスで固着して取り付け、第2レール部材69のレール溝69aと第2レール溝67が相対向し、第2レール61を形成している。
つまり、第1レール60と第2レール61は室内外側方向に対向した一対のレール溝を有している。
【0036】
第1吊車62は一対の吊車62aを有し、一対の吊車62aが第1レール60の一対のレール溝に接して吊り下げられる。
第2吊車63は一対の吊車63aを有し、一対の吊車63aが第2レール61の一対のレール溝に接して吊り下げられる。
このようであるから、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3を室内外側方向に振れ動くことがないように、安定して吊り下げ支持できる。
第1吊車62、第2吊車63を吊り下げるときは、第1・第2レール部材68,69を取り外し、一方の吊車62a、吊車63aを一方のレール溝に接した後に、第1・第2レール部材68,69を取り付けて一対の吊車62a,63aを吊り下げ支持する。
【0037】
図10に示すように、下レール7はガイド縦溝70を有している。ガイド縦溝70は下向きに開口し、下レール7の長さ方向に連続している。
ガイド縦溝70の室内側と室外側とにガイド片71を室内外側方向に相対向して設けてある。
【0038】
下レール7は第1レール部材72と第2レール部材73を備えている。
第1レール部材72は縦壁72aと横壁72bで鉤形状で、縦片72aを躯体8に固着して取り付ける。
横壁72bの下向片72b−1に第2レール部材73をビス74で固着して取り付け、第2レール部材73と第1レール部材72の縦壁72aとで縦ガイド溝70を形成している。
第2レール部材73のガイド縦溝70より上にストッパ受75がビス76で固着して取り付けてある。
【0039】
図4図11に示すように、各第1縦部材2の下端部に第1下ガイド77が室内側に向けて水平に取り付けてある。
各第1下ガイド77は、横向片77aと、横向片77aの室内側に設けた上向片77bを有し、横向片77aの室外側を第1縦部材2の下端面にビス77cで固着して取り付け、上向片77bを縦ガイド溝70に下から上に向けて挿入してある。
これにより、各第1縦部材2の下端部は第1下ガイド77により下レール7の縦ガイド溝70に沿って走行自在に支持され、第1縦部材2の下端部が室内外側方向に振れ動くことを抑制している。
実施の形態の第1下ガイド77は、平板77−1と鉤形板77−2に分割し、平板77−1に鉤形板77−2を室内外側方向に移動自在に取り付けてあるので、上向片77bの室内外側方向の位置を調整できる。これに限ることはなく、第1下ガイド77は一体であっても良い。
【0040】
本発明の日射遮蔽装置5は、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3の第1縦部材2の上部及び第2縦部材3の上部を上レール6で吊り下げ支持し、各第1縦部材2の下部を下レール7で室内外側方向に振れ動くことがないように支持したので、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3をスムーズに展開、収納することができる。
【0041】
図4図10に示すように、第2の日射遮蔽部材1−2の第2縦部材(3−2)の下端部に第2下ガイド78が室内側に向けて水平に取り付けてある。
第2下ガイド78は横向片78aと、横向片78aの室内側に設けた上向片78bを有し、横向片78aの室外側を第2縦部材3の下端面にビス78cで固着して取り付け、上向片78bを縦ガイド溝70に下から上に向けて挿入してある。
上向片78bの上部はストッパ受75とほぼ同一高さで、上向片78bの上部はストッパ受75と干渉するようにしてある。
なお、第1下ガイド77の上向片77bの上部はストッパ受75より低く、上向片77bはストッパ受75と干渉することがない。また、第2の日射遮蔽部材1−2の第1縦部材(2−2)の下端部に取り付けた第1下ガイド77の上向片77bの上部をストッパ受75とほぼ同一高さにして、ストッパ受75と干渉させるようにしても良い。この場合ストッパ受75は、図4に示す第2の日射遮蔽部材1−2の第1縦部材(2−2)よりも展開側の位置の下レール7に取り付ければ良い。
【0042】
これにより、第2の日射遮蔽部材1−2の第2縦部材(3−2)は、第2下ガイド78で下レール7の縦ガイド溝70に沿って走行自在に支持され、第2縦部材3の下端部が室内外側方向に振れ動くことを抑制している。
つまり、第2の日射遮蔽部材1−2の第2縦部材(3−2)は第1縦部材(2−2)と左右方向に離隔しているので、第2の日射遮蔽部材1−2の第2縦部材(32)寄り部位は支持されていないから、室内外側方向に振れ動き易い。
このために、第2下ガイド78で第2縦部材(3−2)の下端部を下レール7で支持し、第2の日射遮蔽部材1−2の第2縦部材(3−2)寄り部位の振れ動きを抑制している。
【0043】
第2下ガイド78は第1下ガイド77と同様に、平板78−1と鉤形片78−2に分割し、平板78−1に鉤形片78−2を室内外側方向に移動自在に取り付けてあるので、上向片78bの室内外側方向の位置を調整できる。
これに限ることはなく、第2下ガイド78は一体であっても良い。
【0044】
第1・第2下ガイド77,78を下レール7に支持するときは、第2レール部材73を第1レール部材72から取り外し、第1・第2下ガイド77,78の上向片77b,78bを第1レール部材72の内に収容させる。
この状態で第2レール部材73を第1レール部材72にビス74で固着して取り付け、縦ガイド溝70を形成する。
【0045】
このようにすることで、第1・第2下ガイド77,78を下レール7の縦ガイド溝70に簡単に挿入することができる。
このことと、前述の上レール6に吊車を簡単に支持できることにより、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3を上レール6と下レール7に簡単に支持することができる。
【0046】
図4図12図13図14に示すように、第2の日射遮蔽部材1−2の最下部の板状部材4−2、第3の日射遮蔽部材1−3の最下部の板状部材4−3は、下向きに開口した凹部80を左右方向(つまり、長さ方向)に連続して有している。
実施の形態では、最下部の板状部材4−2,4−3は、図12に示すように、上壁40と下壁41と一端壁42と他端壁43とで中空形状で、上壁40と下壁41とに渡って室内外側方向一対の縦壁47が一体に設けてある。下壁41の一対の縦壁47間に左右方向に連続した開口部48を有している。
一対の縦壁47は対向した凹条溝47aを有し、各凹条溝47aにガイド片49をそれぞれ左右方向に連続して取り付けてある。
開口部48と一対のガイド片49とで下向きに開口した凹部80としてある。
【0047】
最下部の板状部材4−2の左右一方側の端部の下面(第3の日射遮蔽部材1−3の第2縦部材3−3側の端部における下面)と、最下部の板状部材4−3の左右の一方側の端部の下面(第1の日射遮蔽部材1−1の第2縦部材3−1側の端部における下面)にストッパ受部材81をそれぞれ取り付ける。左右方向一方側は展開側で、左右方向他方側は収納側である。
ストッパ受部材81は取付部81aとストッパ受部81bを有し、取付部81aを板状部材4−2,4−3の下壁41にビス82で固着して取り付けてある。
ストッパ受部材81のストッパ受部81bは凹部80内に突出している。
【0048】
ストッパ受部材81は、図15に示すように、プレート83の中間部位を切り起こして立上り片84とし、プレート83に孔85を形成してある。プレート83の孔85からビス82を下壁41に螺合してプレート83を下壁41に取り付けることで、立上り片84を凹部80内に突出している。
【0049】
第1の日射遮蔽部材1−1の第2縦部材(3−1)の下部及び第3の日射遮蔽部材1−3の第2縦部材(3−3)の下部にストッパ部材90をそれぞれ取り付けてある。
ストッパ部材90は、取付部90aとストッパ部90bを有し、取付部90aを第2縦部材3の下部に固着して取り付け、ストッパ部90bが最下部の板状部材4−2,4−3の凹部80内に突出し、ストッパ部90bがストッパ受部材81のストッパ受部81bに当接する。
【0050】
ストッパ部材90の取付部90aは、図15に示すように、左右方向に延びる第1片91と、第1片91の左右方向両端に室外側に向けて一体に設けた一対の第2片92とでコ字形状で、取付部90aを第2縦部材3(3−1),(3−3)に嵌合し、一対の第2片92をビス93で固着して取り付ける。
ストッパ部90bは、第1片91と連続し室内側に向けて設けた横向片94と、横向片94と連続した上向片95を有し、上向片95がストッパ部90bである。
【0051】
このようであるから、図5図6に示す収納状態から図3図4に示す展開状態とするために、第1の日射遮蔽部材1−1の第1縦部材(2−1)を展開方向に移動したときは、第2縦部材(3−1)に取り付けたストッパ部材90のストッパ部90bが第3の日射遮蔽部材1−3の板状部材(4−3)の凹部80に沿って移動する。これにより、ストッパ部90bが板状部材(4−3)に取り付けたストッパ受部材81のストッパ受部81bに当接する。
【0052】
第1の日射遮蔽部材1−1の第1縦部材(2−1)を展開方向にさらに移動すると、第1の日射遮蔽部材1−1と第3の日射遮蔽部材1−3が展開方向に移動し、第2縦部材(3−3)に取り付けたストッパ部材90のストッパ部90bが第2の日射遮蔽部材1−2の板状部材(4−2)の凹部80に沿って移動することで、ストッパ部90bが板状部材(4−2)に取り付けたストッパ受部材81のストッパ受部81bに当接する。
これにより、第1・第2・第3の日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3は順次引き出しされた展開状態となる。
【0053】
第1の日射遮蔽部材1−1の第1縦部材(2−1)を展開方向にさらに移動すると、第1の日射遮蔽部材1−1と第3の日射遮蔽部材1−3と第2の日射遮蔽部材1−2が一体となって展開方向に移動し、図3に示すように窓開口9を覆う。
このとき、第2の日射遮蔽部材1−2の第2縦部材3の下端部に取り付けた第2下ガイド78の上向片78bがストッパ受75に当接し、第1・第2・第3の日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3が展開方向に移動しないように規制する。
【0054】
このようであるから、第1の日射遮蔽部材1−1を展開方向に移動することで、第3の日射遮蔽部材1−3、第2の日射遮蔽部材1−2を順次展開方向に移動して展開状態とすることができる。
【0055】
しかも、第1・第2・第3の日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3を展開した状態とし、各日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3を一体として展開方向に移動することができる。
このようであるから、図3図4に示すように窓開口9を完全に覆うことができると共に、図5図6に示すように窓開口9を完全に開放することができる。
【0056】
凹部80は最下部の板状部材(4−3),(4−2)の下壁41に開口し、その下壁41にストッパ受部材81を取り付けたので、凹部80、ストッパ受部材81が展開した状態で目立つことがない。
ストッパ部材90は第2縦部材(3−1),(3−3)の下部に取り付けられ、板状部材(4−3),(4−2)の真下に位置しているから、ストッパ部材90が目立つことがない。
これにより、第1・第2・第3の日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3が展開した状態での意匠性が良い。
【0057】
図7に示すように、第1の日射遮蔽部材1−1の第1縦部材(2−1)に錠100が取り付けてある。
図7に示すように、躯体8の窓開口9の一方の縦縁9c寄り、つまり展開側及び図8に示すように躯体8の窓開口9の他方の縦縁9d寄り、つまり収納側に錠受110がそれぞれ取り付けてある。
錠100は、図16に示すように錠本体101と、錠本体101に設けた錠杆102と、錠本体101に設けた操作摘み103とを備えている。
操作摘み103を図16に示すように錠本体101の下方に移動すると、錠杆102は実線で示すように、錠本体101の左右方向の一方側(つまり、展開側)に突出し、錠100は施錠状態となる。
操作摘み103を上方に移動すると、錠杆102は仮想線で示すように錠本体101の左右方向の他方側(つまり、収納側)に突出し、錠100は施錠状態となる。
【0058】
錠100は図7に示すように、錠本体101を第1縦部材(2−1)の室内側面(第2縦材21の第2壁21b)に、操作摘み103が室内側に向かうように取り付けてある。
錠受110は、図7図8に示すように、基端片111と、基端片111に連結した先端片112を備え、基端片111が躯体8に固着具で取り付けてある。
先端片112は室内外側方向に延びる第1片112aと、第1片112aの先端に左右方向に向けて設けた第2片112bとで鉤形状で、第2片112bの先端に室内側に向けて錠受片112cを設けてある。
【0059】
図7に示すように、第1・第2・第3の日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3が展開状態のときに、第1縦部材(2−1)に取り付けた錠100の一方側に、展開側に取り付けた錠受110が位置する。
錠100の操作摘み103を下方位置とすることで、錠杆102が錠本体101の一方側に突出し、錠受110の錠受片112cに係止することで、展開した状態の日射遮蔽部材を収納方向に移動しないように施錠する。
【0060】
図6に示すように、第1・第2・第3の日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3が収納状態のときに、第1縦部材(2−1)に取り付けた錠100の他方側に、収納側に取り付けた錠受110が位置する。
錠100の操作摘み103を上方に移動して上方位置とすることで、錠杆102が錠本体101の他方側に突出し、錠杆102が錠受110の錠受片112cに係止し、収納した状態の日射遮蔽部材を展開方向に移動しないように施錠する。
【0061】
錠と錠受の第2の実施の形態を図16図18を参照して説明する。
錠100は、錠本体101と錠杆102と操作摘み103を備え、前述の第1の実施の形態の錠100と同一である。
錠受110は、取付部113の室外側に設けた中空部114を有し、中空部114は室内外側方向に延びる第1壁114a、第2壁114bと、左右方向に延びる室内側の第3壁114c、室外側の第4壁114dで矩形中空形状で、第2壁114bが第1の日射遮蔽部材1−1の第1縦部材(2−1)と隣接している。その第2壁114bに錠受プレート115が固着してある。
錠100の操作摘み103を下方に移動することで、錠杆102が錠本体101の一方側に突出し、錠受プレート115に係止することで施錠する。つまり、この実施の形態は、展開側に取り付けた状態である。
【0062】
このように、錠杆102と錠受110(錠受プレート115)との係止部は、中空部114の第1壁114a、第3壁114c、第4壁114d及び取付部113で覆われて隠蔽されているので、室外側から錠杆102と錠受110との係止部を目視し難い。
しかも、錠本体101、操作摘み103は錠受110で隠蔽され、室外側から目視し難い。
これらが相俟って、室外側から錠100の存在を視認できないので、室外側から故意に解錠して日射遮蔽部材を収納方向に移動することを防止でき、防犯上好ましい。
【0063】
第1縦部材(2−1)の室内側面に補助錠120が取り付けてある。
補助錠120は、取付部121と錠部122を備え、取付部121は第1縦部材(2−1)の室内側面に上下方向に移動自在に取り付けられ、補助錠120は第1位置と第2位置とに渡って上下方向に移動する。錠部122は錠100の錠本体101の他方側に位置している。
【0064】
補助錠120が第1位置であると、錠部122は錠100の錠杆102と上下方向に位置がずれ、錠杆102は錠本体101の他方側に突出可能である。
補助錠120が第2位置であると、錠部122は錠100の錠杆102と同一高さで、錠100の操作摘み103を操作して錠杆102を錠本体101の他方側に突出しようとしたときに錠杆102が錠部122に当接し、錠杆102が錠本体101の他方側に突出できないようにする。
【0065】
このようであるから、錠100の操作摘み103を操作し、錠杆102を錠本体101の一方側に突出して錠受110(錠受プレート115)に係止して施錠した状態で、補助錠120を第2位置に移動することにより、錠杆102が錠部122で錠本体101の他方側に突出できないから、操作摘み103を操作して錠杆102を錠本体101の他方側に突出することができない。つまり、錠杆102を錠受110(錠受プレート115)から外して解錠できない。
したがって、第1の日射遮蔽部材1−1の室外側から板状部材(4−1)間に手を入れて操作摘み103を操作することで解錠できないので、防犯上好ましい。
【0066】
補助錠120は、左右方向に延びる第1プレート123と、第1プレート123の左右方向の他方縁に設けた室内側に延びる第2プレート124を備え、第2プレート124は第1プレート123よりも下方に突出している。
第1プレート123は左右方向一対の縦溝125を有し、縦溝125の下部に左右方向に向かう切欠部126が形成してある。
第1プレート123を第1縦部材(2−1)の室内側面に接し、縦溝125からビス127を第1縦部材(2−1)の室内側面に螺合することで、補助錠120は第1位置と第2位置とに渡って上下方向に移動自在に取り付ける。つまり、第1プレート123が取付部121である。
第2プレート124は錠本体101よりも他方側に位置している。つまり、第2プレート124が錠部122である。
【0067】
図18に示すように、第1プレート123の縦溝125の切欠部126をビス127に接することで、補助錠120は第1位置となる。
第2プレート124は錠本体101の錠杆102が出没する開口部101aより上に位置し、錠杆102は錠本体101の他方側に突出可能である。
【0068】
図19図20に示すように、第1プレート123の縦溝125の上端部をビス127に当接することで、補助錠120は第2位置となる。
第2プレート124は錠本体101の開口部101aと対向して開口部101aを閉じ、開口部101aから錠杆102が突出しないようにする。
【0069】
実施の形態は、展開側であるが、収納側の場合には錠受110と補助錠120を左右反転して取り付けすれば良い。
【0070】
実施の形態は、3つの日射遮蔽部材1−1,1−2,1−3を有しているが、日射遮蔽部材は2つでも良いし、4つ以上でも良い。
つまり、戸先側の第1の日射遮蔽部材1−1と戸尻側の第2の日射遮蔽部材1−2とで2つの日射遮蔽部材を有している日射遮蔽装置とする。
戸先側の第1の日射遮蔽部材1−1と、戸尻側の第2の日射遮蔽部材1−2と、複数の中間の第3日射遮蔽部材1−3とで4つ以上の日射遮蔽部材を有している日射遮蔽装置とする。
【0071】
下レール7を第2縦部材3まで室外側に突出する形状とし、第1縦部材2の下部と第3縦部材3の下部を下レール7で支持するようにしても良い。
【符号の説明】
【0072】
1…日射遮蔽部材、1−1…戸先側の第1の日射遮蔽部材、1−2…戸尻側の第2の日射遮蔽部材、1−3…中間の第3の日射遮蔽部材、2…第1縦部材、3…第2縦部材、4…板状部材、5…日射遮蔽装置、6…上レール、7…下レール、75…ストッパ受、77…第1下ガイド、78…第2下ガイド、80…凹部、81…ストッパ受部材、81b…ストッパ受部、90…ストッパ部材、90b…ストッパ部、100…錠、101…錠本体、102…錠杆、103…操作摘み、110…錠受、120…補助錠、121…取付部、122…錠部。
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