特許第6193768号(P6193768)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6193768
(24)【登録日】2017年8月18日
(45)【発行日】2017年9月6日
(54)【発明の名称】保証期限通知システム、販売物精算端末
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20170828BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20170828BHJP
   G07G 1/14 20060101ALI20170828BHJP
【FI】
   G06Q30/06
   G07G1/12 341Z
   G07G1/14
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-4046(P2014-4046)
(22)【出願日】2014年1月14日
(65)【公開番号】特開2015-132984(P2015-132984A)
(43)【公開日】2015年7月23日
【審査請求日】2016年4月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000235
【氏名又は名称】特許業務法人 天城国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松久 薫
【審査官】 塩田 徳彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−198713(JP,A)
【文献】 特開2004−192214(JP,A)
【文献】 特開2002−269254(JP,A)
【文献】 特開2012−043081(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0044060(US,A1)
【文献】 特開2012−032999(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G07G 1/12
G07G 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
購入商品のデータを保管するデータ一時保管部と、購入商品の精算金額を算出する購入金額算出部と、過去に購入した商品の保証期限日が接近していることを通知する保証期限日接近通知部とを有する販売物精算端末と、
過去の購入商品の情報を含む顧客の各種情報を管理する顧客情報管理部と、販売する商品の、延長可能な保証期間を含む各種情報を管理する商品情報管理部と、特定顧客の過去の購入商品の中から、保証期限日までの期間が予め定めた一定の保証期間より長いか短いかを区別して前記保証期間の前記保証期限日が接近している商品を抽出する保証期限通知対象抽出部と、前記保証期限通知対象抽出部にて抽出された前記特定顧客の過去の購入商品のうち、前記一定の保証期間より短い期間の商品の情報を、前記一定の保証期間より長い期間の商品の情報よりも大きく表示または印刷の出力設定する為のデータを作成する通知情報作成部を有するサーバと、
を有する保証期限通知システム。
【請求項2】
前記販売物精算端末はさらに表示部を有し、この表示部において、前記通知情報作成部により作成した、前記特定顧客の購入商品のうち、前記一定の保証期間より短い期間の商品の情報を、前記一定の保証期間より長い期間の商品の情報よりも大きく表示させる請求項1に記載の保証期限通知システム。
【請求項3】
商品に設けられた商品固有の商品コードを抽出する商品コード情報取得部と、
商品の、延長可能な保証期間を含む各種情報を管理している商品情報管理部より抽出された前記コードに該当する商品固有情報を一時保管する商品情報一時保管部と、
顧客の固有の顧客コードを抽出する顧客コード情報取得部と、
特定顧客の買った商品の商品情報に含まれる前記保証期間を前記商品情報管理部から読み出し、保証期限日までの期間が予め定めた一定の保証期間より長いか短いかを区別して前記保証期間の前記保証期限日が接近している商品を抽出し抽出された前記特定顧客の過去の購入商品のうち、前記一定の保証期間より短い期間の商品の情報を、前記一定の保証期間より長い期間の商品の情報よりも大きく表示または印刷の出力設定する為のデータを保証期限の情報として前記特定顧客に通知する保証期限日接近通知部と、
を有する販売物精算端末。
【請求項4】
さらに表示部を有し、この表示部において、前前記特定顧客の購入商品のうち、前記一定の保証期間より短い期間の情報を、前記一定の保証期間より長い期間の商品の情報よりも大きく表示させる請求項3に記載の販売物精算端末。
【請求項5】
特定顧客が購入した商品の購入データを保管する購入データ保管手段と、
この購入データ保管手段により前記特定顧客が購入した商品の金額を算出する購入金額算出手段と、
前記特定顧客の顧客データを保管する顧客データ保管手段と、
この顧客データ保管手段により保管されている前記特定顧客の過去に購入した商品の保証期間を調べ、保証期限日までの期間が予め定めた一定の期間より長いか短いかを区別して、保証期限日が接近している商品を抽出する期限通知対象抽出手段と、
この期限通知対象抽出手段により抽出された商品の保証期限日までの期間が前記一定の期間より短い商品の情報を、前記一定の期間より長い商品の情報よりも大きく表示又は印刷の設定出力する為のデータを作成する通知情報作成手段と、
を有する保証期限通知システム。
【請求項6】
さらに表示手段を有し、この表示手段において、前記特定顧客の購入商品のうち、前記一定の保証期間より短い期間の商品の情報を、前記一定の保証期間より長い期間の商品の情報よりも大きく表示させる請求項5に記載の保証期限通知システム
【請求項7】
前記通知情報作成手段により作成されたデータは、外部のプリンタに出力され、前記特定顧客の購入商品のうち、前記一定の保証期間より短い期間の商品の情報を、前記一定の保証期間より長い期間の商品の情報よりも大きく印刷させる請求項5又は請求項6に記載の保証期限通知システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、商品決済端末における、保証期限通知システム、販売物精算端末に関する。
【背景技術】
【0002】
商品を購入した際、POS端末等の商品決済端末にて商品名、金額等を記載したレシートが発行され、商品購入者に対し渡される。このレシートと同時に、例えば電化製品等は、保証書に購入年月日を記載して購入者に渡している。
【0003】
購入者は保証期間内は保証書を保管し、保証期間内に修理等が必要となった場合この保証書記載内容にて修理等の対応をしてもらう。
【0004】
保証書は販売と同時に購入者に渡されるわけであるが、発行に手間がかかるといった課題があった。このため紙媒体となっている保証書を非接触媒体とし、この媒体に商品の保証期限を含めた情報を記憶させる事も知られている。しかしながら購入した商品の保証期限は購入者本人が記憶しておく必要があり、保証期限を忘れてしまうことも発生していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−310047号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、今回商品を購入した購入者に対し、以前購入した商品の保証期限が近づいている商品の存在を通知する保証期限通知システム、販売物精算端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態の保証期限通知システムは、購入商品のデータを保管するデータ一時保管部と、購入商品の精算金額を算出する購入金額算出部と、過去に購入した商品の保証期限日が接近していることを通知する保証期限日接近通知部とを有する販売物精算端末と、過去の購入商品の情報を含む顧客の各種情報を管理する顧客情報管理部と、販売する商品の、延長可能な保証期間を含む各種情報を管理する商品情報管理部と、特定顧客の過去の購入商品の中から、保証期限日までの期間が予め定めた一定の保証期間より長いか短いかを区別して前記保証期間の前記保証期限日が接近している商品を抽出する保証期限通知対象抽出部と、前記保証期限通知対象抽出部にて抽出された前記特定顧客の過去の購入商品のうち、前記一定の保証期間より短い期間の商品の情報を、前記一定の保証期間より長い期間の商品の情報よりも大きく表示または印刷の出力設定する為のデータを作成する通知情報作成部を有するサーバと、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1の実施形態に係るシステム構成例を示す図である。
図2】第1の実施形態に係るシステムのPOS端末の構成例を示す図である。
図3】第1の実施形態に係るシステムのサーバ構成例を示す図である。
図4】第1の実施形態に係るシステムのデータ処理例である。
図5】第1の実施形態に係る顧客データの項目例である。
図6】第1の実施形態に係る最新の顧客データの項目例である。
図7】第1の実施形態に係る保証期限日が接近している商品の情報表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施形態)
以下に第1の実施形態にかかる保証期限通知システムを図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
本実施形態のシステム構成例を図1に示す。
【0011】
この保証期限通知システム100は、顧客情報や購入品の各種情報等を管理している外部サーバ20と、この外部サーバ20にネットワークで接続されている店舗A1、店舗B2および店舗C3とからなる。
【0012】
店舗A1は、物品販売店舗であり、物品の販売時の精算等をおこなう、販売物精算端末としてのPOS(point of sale)端末10と共に、販売物精算後の領収書や保証期限が近づいた販売物品の情報を出力するプリンタ4と、商品に設けられているバーコード等の商品コードや、物品購入者保有の会員カード等より会員情報等を取得するリーダ5が接続されている。
【0013】
また店舗B2及び店舗C3も、店舗A1同様POS端末10、プリンタ4およびリーダ5を有す
【0014】
ここで荷物取扱店舗数は3にて説明をしているが、このシステムにおける店舗数は1、2店舗もしくは4店舗以上であってもなんら問題はない。また1店舗内に複数のPOS端末10、プリンタ4およびリーダ5を保有していても良い。
【0015】
図2に販売物精算端末としてのPOS端末10を詳細に説明する。POS端末10は、物品購入顧客がレジに持参した購入物品や、顧客番号を一時保管しておくデータ一時保管部12と、購入物品の精算金額を算出する購入金額算出部13と、保証期限日が近付いている商品の存在を通知する保証期限日接近通知部14とを有している。また外部とのデータの送信受信をするデータ送受信部11が設けられている。
【0016】
次に図3に外部サーバ20を詳細に説明する。外部サーバ20は、顧客情報を管理する顧客情報管理部22と、今回の販売顧客の顧客情報を一時保管する顧客情報一時保管部23と、通知する保証期限日の抽出条件を保管する抽出条件保管部24と、顧客情報一時保管部23の情報から保証期限通知対象の商品を抽出する保証期限通知対象抽出部25と、販売する商品の商品名や問合せ先、設定保証期間等の情報を保管する商品情報管理部26と、今般顧客が購入する購入商品の情報を一時保管する購入商品情報一時保管部27と、保証期限通知対象商品を顧客に通知する為の通知情報を作成する通知情報作成部28とを有している。また外部とのデータの送受信をするデータ送受信部21が設けられている。
【0017】
以下図4乃至図7を用いて保証期限が接近している商品の存在の通知の流れを説明する。なお本実施の形態においては、商品の購入にあたり、予め顧客は会員登録を行ない、その情報が後述する顧客情報管理部22に保管されているものとする。
【0018】
物品購入顧客は、購入希望商品を精算場所に持参する。店舗A1のオペレータはPOS端末10に接続されているスキャナ等のリーダ5にて購入物品のバーコード等をスキャンする事で商品コードを入手し、外部サーバ20に送信する(S1)。
【0019】
外部サーバ20には商品情報管理部26が設けられており、この商品情報管理部26には商品コードに関連付けて商品名、金額、商品メーカー、保証期間、問合せ先情報等が保管されている。
【0020】
外部サーバ20は送られてきた商品コードから該当する商品情報を抽出し(S2)、POS端末10に返送する。POS端末10はその情報をデータ一時保管部12に保管する(S3)。なおデータ一時保管部に保管する商品情報には、商品名や金額等が含まれている。また購入金額算出部13は、このデータ一時保管部12の金額から今般の精算金額を算出する(S4)。
【0021】
また外部サーバ20は該当する商品情報を購入商品情報一時保管部27に保管する(S5)。なお購入商品情報一時保管部27に保管する商品情報には、商品名、メーカ、保証期限、問合せ情報等が含まれている。
【0022】
また、物品購入顧客は、購入希望商品と一緒に会員カードをオペレータに渡す。店舗A1のオペレータはPOS端末10に接続されているスキャナ等のリーダ5にて会員カードの顧客番号を入手し(S6)、外部サーバ20に送信する。
【0023】
外部サーバ20には顧客情報管理部22が設けられており、この顧客情報管理部22には顧客番号に関連付けて図5に一例として示す顧客氏名、過去の購入品リストや購入品関連情報等が保管されている。外部サーバ20は送られてきた顧客番号から該当する顧客情報を抽出し(S7)、顧客情報一時保管部23に保管する(S8)。
【0024】
ここで顧客は購入金額算出部13により算出された金額を参照し精算をおこなう(S9)。なお本実施の形態においては、今回の購入日は西暦2014年2月1日で、その際GH社製の時計を購入したとして説明を行なう。
【0025】
POS端末10より精算完了との情報を受けた外部サーバ20は、顧客情報一時保管部23に保管の情報に、今回購入をおこなった購入商品情報一部保管部27に記載の情報を追加し、図6に一例として示す最新の顧客情報を作成し(S10)、その情報を顧客情報管理部22に上書きをする(S11)。
【0026】
次に外部サーバ20の保証期限通知対象抽出部25は、抽出条件保管部24に予め保管されている検索条件にて、購入商品情報一時保管部27に保管の保証期限日情報から検索条件に該当する購入品を抽出する(S12)。なお本実施の形態においては、抽出条件保管部24に予め保管されている検索条件は、保証期限切れ一カ月以内の商品および保証期限切れ一カ月以上かつ三カ月以内のものを抽出するという検索条件であるとして説明を行なう。
【0027】
まず、保証期限通知対象抽出部25は、過去に購入した全ての商品を対象に保証期限切れ一カ月以内の商品が存在するかを確認する(S12)。保証期限切れ一カ月以内の商品が存在する場合は(S12のY)、その商品情報を通知情報作成部28の図示しない一カ月対象商品一時保管領域に保管する(S13)。なお前述の様に今回の購入日は2014年2月1日であるので、保証期限切れ一カ月以内の商品としてはAB社のクリーナーが抽出される。
【0028】
過去に購入した全ての商品を対象に保証期限切れ一カ月以内の商品が存在するかを確認し(S12)、保証期限切れ一カ月以内の商品が存在しない場合は(S12のN)、次に保証期限通知対象部抽出部25は過去に購入した全ての商品を対象に保証期限切れ一カ月以上かつ三カ月以内の商品が存在するかを確認する(S14)。ここで保証期限切れ一カ月以上かつ三カ月以内の商品が存在しない場合は(S14のN)、現時点では保証期限が接近している商品は存在していないので通知を行なう必要はなく、保証期限通知システム100の使用を終了する。
【0029】
過去に購入した全ての商品を対象に保証期限切れ一カ月以内の商品が存在するかを確認し(S12)、保証期限切れ一カ月以内の商品が存在する場合は(S12のY)、その商品情報を通知情報作成部28の図示しない一カ月対象商品一時保管領域に保管(S13)すると、次に保証期限通知対象部抽出部25は過去に購入した全ての商品を対象に保証期限切れ一カ月以上かつ三カ月以内の商品が存在するかを確認する(S16)。ここで保証期限切れ一カ月以上かつ三カ月以内の商品が存在する場合は(S16のY)、その商品情報を通知情報作成部28の図示しない一カ月以上かつ三カ月以内対象商品一時保管領域に保管する(S17)。なお前述の様に今回の購入日は2014年2月1日であるので、保証期限切れ一カ月以上かつ三カ月以内の商品としてはCD社のシェーバーが抽出される。なお過去に購入した全ての商品を対象に保証期限切れ一カ月以内の商品が存在するかを確認し(S12)、保証期限切れ一カ月以内の商品が存在しない場合は(S12のN)、次に保証期限通知対象部抽出部25は過去に購入した全ての商品を対象に保証期限切れ一カ月以上かつ三カ月以内の商品が存在するかを確認し(S14)、ここで保証期限切れ一カ月以上かつ三カ月以内の商品が存在する場合は(S14のY)、前述同様その商品情報を通知情報作成部28の図示しない一カ月以上かつ三カ月以内対象商品一時保管領域に保管する(S17)。
【0030】
商品情報を通知情報作成部28の図示しない一カ月以上かつ三カ月以内対象商品一時保管領域に保管する(S17)と、次に外部サーバ20の通知情報作成部28は、抽出された対象商品を印刷する為の印字データを作成し(S18)、POS端末10の保証期限日接近通知部14に送信する。なお本実施の形態において、通知情報作成部28は、保証期限一カ月以内のものを文字サイズ12ポイントの太字で、3か月以内のものを文字サイズ9ポイントの通常の文字で記載するという条件が予め記載されているものとする。
【0031】
POS端末10は購入品の精算が完了した際、プリンタ4にて今回の精算のレシートを発行する。そのレシートの発行と同時に、図7に一例として示す通知情報作成部28のメッセージを、保証期限日接近通知部14よりプリンタ4に送りプリントアウトし(S19)、レシートと合わせて顧客に渡し今回の販売の精算を完了する(S20)。なお本実施の形態では保証期限日接近通知部14にてプリントアウトされたメッセージはレシートとは別に発行したが、これに限定する必要はなく、例えばレシートの下端にメッセージを印字しレシートとメッセージを一枚にまとめても良い。
【0032】
また、本実施形態の説明ではメッセージの問合先には電話番号を記載したが、これに限定する必要はなく、メーカーのURLや修理担当部門のURLを記載しても良い。またQRコード(登録商標)の記載であっても良い。
【0033】
なお本実施の形態では、商品情報保管部26に保管されている保証期間は購入後一年間としている。しかしながらこれに限定する必要はなく、各販売店にて行なわれている保証期間を延長するといった対応をする場合は、この商品情報管理部26に管理されている保証期間を書き換えればよい。
【0034】
この様に、新規に商品を購入の度に、過去に購入した商品から保証期限切れが接近している商品を抽出し通知する為、購入顧客は保証期限を覚えておく必要がない。
【0035】
また商品の購入の際に、その場にて商品のレシートに加え保証期限接近の情報を渡す為、顧客は仮にメール受信可能な端末等を保有していなくとも情報を得る事が可能となる。また販売店側も、新規に商品の購入の場合のみの情報提供であるので、商品売り上げの向上に貢献する事も期待出来る。
【0036】
(第2の実施形態)
以下に第2の実施形態にかかる保証期限通知システムを説明する。
【0037】
第2の実施形態に係る保証期限通知システムにおいては、販売物精算端末としてのPOS端末10に図示しない表示部を設け、この表示部に保証期限日接近通知部14より保証期限が接近した過去の販売商品が存在している事を表示させるものである。
【0038】
保証期限日接近通知部14より保証期限が接近した過去の販売商品が存在しているとの情報をプリンタ4に送りプリントアウトし、レシートと合わせて顧客に渡すが、販売店においては販売時点での延長保証でなく、保証期限間近の商品に対して延長保証を実施している場合もある。延長保証を行なう顧客は、保証期限間近の場合の方が販売時点での延長保証を行なう場合より多い。この為POS端末10に表示部を設け、この表示部に保証期限日接近通知部14より保証期限が接近した過去の販売商品が存在している事を表示させると、より保証期限が接近した過去の販売商品存在がわかり、その後の対応が容易となる。

【0039】
またレシート以外に顧客に渡す、過去の販売商品が存在しているとの情報を記載した紙が出力された事がわかり、顧客に渡し忘れることがなくなる。
【0040】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更をおこなうことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0041】
1・・店舗A
4・・・プリンタ
10・・POS端末
12・・データ一時保管部
13・・購入金額算出部
14・・保証期限日接近通知部
20・・外部サーバ
22・・顧客情報管理部
24・・抽出条件保管部
25・・保証期限通知対象抽出部
26・・商品情報管理部
28・・通知情報作成部
100・・保証期限通知システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7