(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
施設内に設置されている各フィールド機器を管理する施設管理システムから、これらフィールド機器で発生したアラートのアラート情報を取得してアラート履歴DBへ保存するアラート取得部と、
前記フィールド機器ごとに、当該フィールド機器で発生したアラートに関するアラート情報のうちから、表示すべきアラート情報を選択するためのフィルタ条件を記憶するフィルタ条件DBと、
アラート情報を表示する表示対象フィールド機器に関するフィルタ条件を前記フィルタ条件DBから取得し、前記アラート履歴DBから取得した当該表示対象フィールド機器で発生したアラートに関するアラート情報のうちから、当該フィルタ条件に基づき表示すべき表示対象アラート情報を選択するフィルタリング部と、
前記フィルタリング部で選択された前記表示対象アラート情報を、前記表示対象フィールド機器のアラート情報として画面表示するアラート表示部と、
指定されたフィールド機器選択条件に基づいて前記フィールド機器のうちから前記フィルタ条件の設定対象となる設定対象フィールド機器を複数選択し、これら設定対象フィールド機器に関する前記フィルタ条件を設定入力するためのフィルタ条件設定画面を表示し、当該フィルタ条件設定画面での設定入力の内容に応じて、これら設定対象フィールド機器に関するフィルタ条件を前記フィルタ条件DBへ登録するフィルタ条件設定部と
を備え、
前記フィルタ条件設定画面は、前記設定対象フィールド機器のそれぞれに対応する欄とアラート種別のそれぞれに対応する欄とが縦横に交差するよう配置され、これら欄の交差位置ごとに、当該設定対象フィールド機器と当該アラート種別との組合せに関するアラート表示要否を個別に設定入力するための個別設定操作シンボルが、縦横マトリクス状に配置されている
ことを特徴とするアラート表示装置。
アラート取得部が、施設内に設置されている各フィールド機器を管理する施設管理システムから、これらフィールド機器で発生したアラートのアラート情報を取得してアラート履歴DBへ保存するアラート取得ステップと、
フィルタ条件DBが、前記フィールド機器ごとに、当該フィールド機器で発生したアラートに関するアラート情報のうちから、表示すべきアラート情報を選択するためのフィルタ条件を記憶するフィルタ条件記憶ステップと、
フィルタリング部が、アラート情報を表示する表示対象フィールド機器に関するフィルタ条件を前記フィルタ条件DBから取得し、前記アラート履歴DBから取得した当該表示対象フィールド機器で発生したアラートに関するアラート情報のうちから、当該フィルタ条件に基づき表示すべき表示対象アラート情報を選択するフィルタリングステップと、
アラート表示部が、前記フィルタリングステップで選択された前記表示対象アラート情報を、前記表示対象フィールド機器のアラート情報として画面表示するアラート表示ステップと、
フィルタ条件設定部が、指定されたフィールド機器選択条件に基づいて前記フィールド機器のうちから前記フィルタ条件の設定対象となる設定対象フィールド機器を複数選択し、これら設定対象フィールド機器に関する前記フィルタ条件を設定入力するためのフィルタ条件設定画面を表示し、当該フィルタ条件設定画面での設定入力の内容に応じて、これら設定対象フィールド機器に関するフィルタ条件を前記フィルタ条件DBへ登録するフィルタ条件設定ステップと
を備え、
前記フィルタ条件設定画面は、前記設定対象フィールド機器のそれぞれに対応する欄とアラート種別のそれぞれに対応する欄とが縦横に交差するよう配置され、これら欄の交差位置ごとに、当該設定対象フィールド機器と当該アラート種別との組合せに関するアラート表示要否を個別に設定入力するための個別設定操作シンボルが、縦横マトリクス状に配置されている
ことを特徴とするアラート表示方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような施設管理システムでは、施設に設置されている各フィールド機器で発生するアラートのすべてを漏れなく収集しているため、アラートはその種類も多く、フィールド機器で発生したトラブルの内容によっては、発生するアラートの数も膨大なものとなる。
したがって、従来のアラート表示装置では、アラート一覧画面にアラートを表示する場合、特定のフィールド機器に関するアラートのみを表示するよう絞り込むことができるものの、特定のフィールド機器に関するアラートの中にも、オペレータが確認しなくてもよい不要なアラートも含まれている。
【0007】
例えば、フィールド機器の初期設定時やメンテナンス中には、大量のアラートが発報されることがある。これらアラートの中には、優先度が高くて未確認のアラートが存在するが、そのほとんどは、そのアラートの発生理由がオペレータにとっては既知であり、無視してもよいアラートである。また、日々報告されるアラートの中にもオペレータが確認しなくてもよい不要なアラートも含まれている。
したがって、単に優先度が高くて未確認のアラートのみが、オペレータが必要とするアラートとは限らず、オペレータがアラートを確認するときの状況や目的によって、オペレータが必要とするアラートは変化する。
【0008】
また、特許文献1のアラート表示装置によれば、各フィールド機器で発生したアラートの中から、優先度が高くてオペレータが確認していないアラートを選択して、デバイスツリー画面に表示することも可能である。この際、優先度が高くて未確認のアラートを確認することは誤りではないが、このような予め設定されている固定的なフィルタ条件に基づく画一的なアラート選択方法では、オペレータが必要とするアラートを柔軟かつ適切に表示できない。
【0009】
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、状況や目的によって変化する必要なアラートを、容易に設定可能なフィルタ条件で選択して画面表示できるアラート表示技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
このような目的を達成するために、本発明にかかるアラート表示装置は、施設内に設置されている各フィールド機器を管理する施設管理システムから、これらフィールド機器で発生したアラートのアラート情報を取得してアラート履歴DBへ保存するアラート取得部と、前記フィールド機器ごとに、当該フィールド機器で発生したアラートに関するアラート情報のうちから、表示すべきアラート情報を選択するためのフィルタ条件を記憶するフィルタ条件DBと、アラート情報を表示する表示対象フィールド機器に関するフィルタ条件を前記フィルタ条件DBから取得し、前記アラート履歴DBから取得した当該表示対象フィールド機器で発生したアラートに関するアラート情報のうちから、当該フィルタ条件に基づき表示すべき表示対象アラート情報を選択するフィルタリング部と、前記フィルタリング部で選択された前記表示対象アラート情報を、前記表示対象フィールド機器のアラート情報として画面表示するアラート表示部と、指定されたフィールド機器選択条件に基づいて前記フィールド機器のうちから前記フィルタ条件の設定対象となる設定対象フィールド機器を複数選択し、これら設定対象フィールド機器に関する前記フィルタ条件を設定入力するためのフィルタ条件設定画面を表示し、当該フィルタ条件設定画面での設定入力の内容に応じて、これら設定対象フィールド機器に関するフィルタ条件を前記フィルタ条件DBへ登録するフィルタ条件設定部とを備えている。
【0011】
これに加えて、前記フィルタ条件設定画面に、前記設定対象フィールド機器のそれぞれに対応する欄とアラート種別のそれぞれに対応する欄とが縦横に交差するよう配置され、これら欄の交差位置ごとに、当該設定対象フィールド機器と当該アラート種別との組合せに関するアラート表示要否を個別に設定入力するための個別設定操作シンボルが、縦横マトリクス状に配置
したものである。
【0012】
また、本発明にかかる上記アラート表示装置の一構成例は、前記フィルタ条件設定画面に、前記アラート種別ごとに、当該アラート種別に関するアラート表示要否を前記設定対象フィールド機器のすべてに対して一括設定するためのアラート種別一括設定操作シンボルが配置されている。
【0013】
また、本発明にかかる上記アラート表示装置の一構成例は、前記フィルタ条件設定画面に、前記設定対象フィールド機器ごとに、当該設定対象フィールド機器に関するアラート表示要否を前記アラート種別のすべてに対して一括設定するための機器一括設定操作シンボルが配置されている。
【0014】
また、本発明にかかる上記アラート表示装置の一構成例は、前記フィルタ条件設定画面に、前記設定対象フィールド機器および前記アラート種別に関するアラート表示要否を一括設定するための全一括設定操作シンボルが配置されている。
【0015】
また、本発明にかかる上記アラート表示装置の一構成例は、前記フィルタ条件設定部が、前記設定対象フィールド機器を選択する際、フィールド機器種別指定操作により指定された任意のフィールド機器種別を前記フィールド機器選択条件として特定し、当該フィールド機器種別に含まれるすべてのフィールド機器を前記フィールド機器のうちから前記設定対象フィールド機器として選択するようにしたものである。
【0016】
また、本発明にかかる上記アラート表示装置の一構成例は、前記フィルタ条件設定部が、前記設定対象フィールド機器を選択する際、上位デバイス指定操作により指定された任意の上位デバイスを前記フィールド機器選択条件として特定し、当該上位デバイスの配下に位置するすべてのフィールド機器を前記フィールド機器のうちから前記設定対象フィールド機器として選択するようにしたものである。
【0017】
また、本発明にかかるアラート表示方法は、アラート取得部が、施設内に設置されている各フィールド機器を管理する施設管理システムから、これらフィールド機器で発生したアラートのアラート情報を取得してアラート履歴DBへ保存するアラート取得ステップと、フィルタ条件DBが、前記フィールド機器ごとに、当該フィールド機器で発生したアラートに関するアラート情報のうちから、表示すべきアラート情報を選択するためのフィルタ条件を記憶するフィルタ条件記憶ステップと、フィルタリング部が、アラート情報を表示する表示対象フィールド機器に関するフィルタ条件を前記フィルタ条件DBから取得し、前記アラート履歴DBから取得した当該表示対象フィールド機器で発生したアラートに関するアラート情報のうちから、当該フィルタ条件に基づき表示すべき表示対象アラート情報を選択するフィルタリングステップと、アラート表示部が、前記フィルタリングステップで選択された前記表示対象アラート情報を、前記表示対象フィールド機器のアラート情報として画面表示するアラート表示ステップと、フィルタ条件設定部が、指定されたフィールド機器選択条件に基づいて前記フィールド機器のうちから前記フィルタ条件の設定対象となる設定対象フィールド機器を複数選択し、これら設定対象フィールド機器に関する前記フィルタ条件を設定入力するためのフィルタ条件設定画面を表示し、当該フィルタ条件設定画面での設定入力の内容に応じて、これら設定対象フィールド機器に関するフィルタ条件を前記フィルタ条件DBへ登録するフィルタ条件設定ステップとを備え
、前記フィルタ条件設定画面に、前記設定対象フィールド機器のそれぞれに対応する欄とアラート種別のそれぞれに対応する欄とが縦横に交差するよう配置され、これら欄の交差位置ごとに、当該設定対象フィールド機器と当該アラート種別との組合せに関するアラート表示要否を個別に設定入力するための個別設定操作シンボルが、縦横マトリクス状に配置したものである。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、オペレータが指定したフィールド機器選択条件に基づいて、フィルタ条件設定画面に一覧表示するフィールド機器を、同様のフィルタ条件が適用される可能性が高いフィールド機器に予め絞り込むことができる。このため、オペレータが必要とするアラートを選択するためのフィルタ条件を、その対象となるフィールド機器に対して効率よく設定することができる。したがって、状況や目的によって変化する必要なアラートを、容易に設定可能なフィルタ条件で選択して画面表示することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
[発明の原理]
まず、本発明の原理について説明する。
工場やプラントなどの施設で用いられる施設管理システムにおいて、施設内に設置されている各フィールド機器で発生したアラートのアラート情報を、アラート表示装置により画面表示する場合、オペレータが必要とするアラート情報を、設定変更可能なフィルタ条件に基づいてフィルタリングすることが考えられる。
このようなフィルタ条件を設定する際、フィルタ条件設定画面において、設定対象とするフィールド機器とアラート種別との組を選択し、この組についてアラート表示の要否を設定することになる。
【0021】
しかしながら、前述のとおり、施設管理システムには多種多様のフィールド機器が多数設置されており、これらフィールド機器で発生するアラートも多種にわたる。このため、これら多くのフィールド機器がリスト表示されたフィルタ条件設定画面において、対象とするフィールド機器を操作選択し、これらフィールド機器ごとに各アラート種別に関するアラート表示要否を設定する作業は、オペレータにとって極めて大きな作業負担となる。
【0022】
ここで、オペレータが必要とするアラート情報を選択するためのフィルタ条件は、1つのフィールド機器だけでなく、他のフィールド機器にも同様に適用する場合が多い。また、同様のフィルタ条件を適用させる可能性が高いフィールド機器は、フィールド機器種別が同じ、階層構造において上位デバイスが共通している、設備の系統が同じなど、特定のフィールド機器選択条件で選択できる場合が多い。
【0023】
本発明は、このような複数のフィールド機器について、設定するフィルタ条件に共通性が存在することに着目し、オペレータが指定したフィールド機器選択条件に基づいて、施設内に設置されているすべてのフィールド機器のうちから、フィルタ条件の設定対象となる設定対象フィールド機器として複数のフィールド機器を自動選択し、これら設定対象フィールド機器に関するフィルタ条件を設定入力するためのフィルタ条件設定画面を表示するようにしたものである。
【0024】
これにより、フィールド機器選択条件に基づいて、フィルタ条件設定画面に一覧表示するフィールド機器を、同様のフィルタ条件が適用される可能性が高いフィールド機器に予め絞り込むことができる。このため、オペレータが必要とするアラートを選択するためのフィルタ条件を、その対象となるフィールド機器に対して効率よく設定することができる。したがって、状況や目的によって変化する必要なアラートを、容易に設定可能なフィルタ条件で選択して画面表示することが可能となる。
【0025】
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[アラート表示装置]
まず、
図1を参照して、本実施の形態にかかるアラート表示装置10について説明する。
図1は、アラート表示装置の構成を示すブロック図である。
【0026】
施設管理システム1は、工場やプラントなどの施設で用いられて、施設内に設置したセンサ、バルブポジショナ、流量計等のフィールド機器20で得られた各種データを、これらフィールド機器20を収容するコントローラ31、I/Oモジュール32、フィールドバスコントローラなどの上位デバイス30を介して管理装置40で収集することにより、これら上位デバイス30やフィールド機器20からなる階層構造に基づいて、施設全体の運転状況を管理する機能を有している。
【0027】
このアラート表示装置10は、全体として、サーバ装置やパーソナルコンピュータなどの情報処理装置からなり、施設管理システム1の各フィールド機器20で発生したアラートを示すアラート情報を取得する機能と、取得したアラート情報をフィールド機器20ごとに画面表示する機能を有している。
【0028】
本実施の形態は、アラート表示装置10において、オペレータにより指定されたフィールド機器選択条件に基づいてフィールド機器20のうちからフィルタ条件の設定対象となる設定対象フィールド機器を複数選択し、これら設定対象フィールド機器に関するフィルタ条件を設定入力するためのフィルタ条件設定画面を表示し、当該フィルタ条件設定画面での設定入力の内容に応じて、これら設定対象フィールド機器に関するフィルタ条件を登録するようにしたものである。
【0029】
[本実施の形態の構成]
次に、
図1を参照して、本実施の形態にかかるアラート表示装置10の構成について詳細に説明する。
アラート表示装置10には、主な機能部として、通信I/F部11、操作入力部12、画面表示部13、システム構成DB14A、アラート履歴DB14B、フィルタ条件DB14C、アラート取得部15A、フィルタ条件設定部15B、フィルタリング部15C、およびアラート表示部15Dが設けられている。
【0030】
通信I/F部11は、通信回線Lを介して施設管理システム1の管理装置40などの外部装置とデータ通信を行うことにより、アラート情報などの各種情報をやり取りする機能を有している。
操作入力部12は、キーボード、マウス、タッチパネルなどの操作入力装置からなり、オペレータの操作を検出する機能を有している。
画面表示部13は、LCDなどの画面表示装置からなり、アラート表示部15Dから出力されたアラートなどの各種情報を画面表示する機能を有している。
【0031】
システム構成DB14Aは、施設管理システム1において管理しているフィールド機器20やコントローラ31、I/Oモジュール32などの上位デバイス30に関する階層構造を示すデバイス情報を記憶するデータベースである。
図2は、システム構成DBの構成例である。ここでは、フィールド機器20やフィールド機器20からなるデバイスを識別するためのデバイスIDごとに、当該デバイスのフィールド機器種別、その直上階層に位置するデバイスを示す親デバイスID、およびその直下階層に位置するデバイスを示す子デバイスIDの組が登録されている。
【0032】
アラート履歴DB14Bは、施設管理システム1の管理装置40から取得したアラート情報を履歴として記憶するデータベースである。
図3は、アラート履歴DBの構成例である。ここでは、アラートを識別するためのアラートIDごとに、当該アラートの発生元のフィールド機器20を示す機器ID、当該アラートのアラート種別、当該アラートが管理装置40へ通知された通知日時、当該アラートが上位デバイス30で検知された発生検知日時、当該アラートを発生元のフィールド機器20が確認した確認日時などの情報の組が登録されている。
【0033】
フィルタ条件DB14Cは、フィールド機器20ごとに、当該フィールド機器20で発生したアラートに関するアラート情報のうちから、表示すべきアラート情報を選択するためのフィルタ条件を記憶するデータベースである。
図4は、フィルタ条件DBの構成例である。ここでは、フィールド機器20を識別するためのデバイスIDごとに、当該フィールド機器20で表示すべきアラートのアラート種別リストが登録されている。
【0034】
図5は、アラート種別を示す説明図である。
図5に示すように、各種のアラート種別ごとに、当該アラートの優先度、当該アラートの画面表示に用いられるアラートシンボル、および当該アラートシンボルの意味とが、予め対応付けられている。優先度は、アラート内容の重要度に応じて予め設定された、アラート間における優先順位であり、優先度1のアラートが最も重要度が高い。
【0035】
アラート取得部15Aは、通信I/F部11を介して施設管理システム1の管理装置40とデータ通信を行うことにより、各フィールド機器20で発生したアラートに関するアラート情報を取得する機能と、取得したアラート情報をアラート履歴DB14Bへ登録する機能とを有している。
【0036】
この際、アラート取得部15Aが施設管理システム1から各フィールド機器20で発生したアラートを示すアラート情報を取得する構成については、管理装置40から取得する構成に限定されるものではない。例えば、施設管理システム1にHART(Highway Addressable Remote Transducer)通信用のモデムや通信モジュール(ともに図示せず)を設け、各フィールド機器20で発生したアラートを示すアラート情報を、これらモデムや通信モジュールを介してアラート取得部15Aが取得するようにしてもよい。
【0037】
フィルタ条件設定部15Bは、指定されたフィールド機器選択条件に基づいてフィールド機器20のうちからフィルタ条件の設定対象となる設定対象フィールド機器を複数選択する機能と、これら設定対象フィールド機器に関するフィルタ条件を設定入力するためのフィルタ条件設定画面を表示する機能と、当該フィルタ条件設定画面での設定入力の内容に応じて、これら設定対象フィールド機器に関するフィルタ条件をフィルタ条件DB14Cへ登録する機能とを有している。
【0038】
図6は、フィルタ条件設定画面の構成例である。フィルタ条件設定画面には、設定対象フィールド機器のそれぞれに対応する欄からなるフィールド機器リスト51と、アラート種別のそれぞれに対応する欄からなるアラート種別リスト52とが、縦横に交差するよう配置されている。また、フィルタ条件設定画面には、これら欄の交差位置ごとに、当該設定対象フィールド機器と当該アラート種別との組合せに関するアラート表示要否を個別に設定入力するための個別設定操作シンボル53が、縦横マトリクス状に配置されている。
【0039】
また、フィルタ条件設定画面には、アラート種別リスト52に一覧表示されたアラート種別ごとに、当該アラート種別に関するアラート表示要否を、フィールド機器リスト51内の設定対象フィールド機器のすべてに対して一括設定するためのアラート種別一括設定操作シンボル54が配置されている。
また、フィルタ条件設定画面には、フィールド機器リスト51に一覧表示された設定対象フィールド機器ごとに、当該設定対象フィールド機器に関するアラート表示要否を、アラート種別リスト52内のアラート種別のすべてに対して一括設定するためのフィールド機器一括設定操作シンボル55が配置されている。
また、フィルタ条件設定画面には、フィールド機器リスト51内の設定対象フィールド機器およびアラート種別リスト52内のアラート種別に関するアラート表示要否を一括設定するための全一括設定操作シンボル56が配置されている。
【0040】
また、フィルタ条件設定画面には、アラート種別リスト52内の各アラート種別に関連付けて、それぞれのアラート種別と対応するアラートシンボル57が配置されている。
また、フィルタ条件設定画面には、フィルタ条件設定画面での設定入力内容を確定してフィルタ条件DB14Cへ登録するための確定操作ボタン58と、フィルタ条件設定画面での設定入力内容をキャンセルするためのキャンセルボタン59とが設けられている。
【0041】
また、フィルタ条件設定画面には、設定対象フィールド機器を選択するためのフィールド機器選択条件の1つとして、設定対象フィールド機器として選択表示すべきフィールド機器20のフィールド機器種別を選択するためのフィールド機器種別選択シンボル61や、設定対象フィールド機器として選択表示すべきフィールド機器20の上位デバイス30を選択するための上位デバイス選択シンボル62が設けられている。
【0042】
フィルタリング部15Cは、アラート情報を表示する表示対象フィールド機器に関するフィルタ条件をフィルタ条件DB14Cから取得する機能と、アラート履歴DB14Bから取得した当該表示対象フィールド機器で発生したアラートに関するアラート情報のうちから、当該フィルタ条件に基づき表示すべき表示対象アラート情報を選択する機能とを有している。
【0043】
アラート表示部15Dは、各フィールド機器20の表示対象アラート情報から最も優先度が高いアラートのアラート情報を代表アラート情報として選択する機能と、各フィールド機器20の代表アラート情報のアラート内容に応じたアラートシンボルを、階層構造に応じたツリー形式でデバイスツリー画面上に表示する機能と、指定された対象フィールド機器の表示対象アラート情報を、アラート一覧画面に一覧表示する機能とを有している。
【0044】
アラート表示装置10に設けられた各機能部のうち、システム構成DB14A、アラート履歴DB14B、フィルタ条件DB14Cは、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置から構成されている。また、アラート取得部15A、フィルタ条件設定部15B、フィルタリング部15C、およびアラート表示部15Dは、CPUがプログラムを実行してなる各種処理部から構成されている。
【0045】
[本実施の形態の動作]
次に、図面を参照して、本実施の形態にかかるアラート表示装置10の動作について説明する。
まず、
図7を参照して、アラート表示装置10でのアラート表示動作について説明する。
図7は、アラート表示処理を示すフローチャートである。アラート表示装置10は、一定周期または新たなアラート情報が取得されたタイミングで、
図7のアラート表示処理を実行する。
【0046】
ここでは、各フィールド機器20で発生したアラートに関するアラート情報が、施設管理システム1から通信I/F部11を介してアラート取得部15Aにより取得されて、アラート履歴DB14Bへ登録されているものとする。また、フィールド機器20で発生したアラートのうちから表示対象となる表示対象アラートを選択するためのフィルタ条件が、予めフィルタ条件設定部15Bにより、フィールド機器20ごとにフィルタ条件DB14Cに登録されているものとする。
【0047】
アラート表示処理において、まず、フィルタリング部15Cは、画面表示するフィールド機器20ごとに、当該フィールド機器20で発生したアラートのアラート情報をアラート履歴DB14Bから取得し(ステップ100)、当該フィールド機器20に関するフィルタ条件をフィルタ条件DB14Cから取得する(ステップ101)。
続いて、フィルタリング部15Cは、これらフィルタ条件に基づいて、フィールド機器20ごとに、当該フィールド機器20のアラート情報のうちから表示対象となる表示対象アラート情報を選択する(ステップ102)。
【0048】
次に、アラート表示部15Dは、フィールド機器20ごとに、当該フィールド機器20の表示対象アラート情報のうちから最も優先度の高い代表アラート情報を1つだけ選択し(ステップ103)、当該代表アラート情報の内容に応じたアラートシンボルを、階層構造に応じたツリー形式でデバイスツリー画面上に表示する(ステップ104)。
また、アラート表示部15Dは、指定されたフィールド機器20の表示対象アラート情報を、アラート一覧画面に一覧表示し(ステップ105)、一連のアラート表示処理を終了する。
【0049】
図8は、アラート管理画面の構成例である。アラート管理画面は、画面右側に配置されたデバイスツリー画面、画面右側に配置されたアラート一覧画面、およびこれら画面の上部に配置されたメニュー欄から構成されている。
デバイスツリー画面には、上位デバイス30やフィールド機器20が、これらデバイスの階層構造に合わせたツリー形式で、それぞれのデバイスに対応するデバイスシンボルを用いて表示されている。アラート一覧画面には、デバイスツリー画面で選択された表示対象フィールド機器で発生したアラートのアラー情報が一覧表示されている。また、アラート一覧画面には、表示対象フィールド機器のフィルタ条件によるフィルタリングの適用有無を切り替えるフィルタON/OFFボタンが設けられている。
【0050】
次に、
図9を参照して、本実施の形態にかかるアラート表示装置10のフィルタ条件設定動作について説明する。
図9は、フィルタ条件設定処理を示すフローチャートである。アラート表示装置10は、オペレータによるアラート選択設定要求操作が操作入力部12で検出されたタイミングで、
図9のアラート選択条件設定処理を実行する。
【0051】
まず、アラート表示装置10のフィルタ条件設定部15Bは、オペレータが指定したフィールド機器選択条件を操作入力部12から取得する(ステップ110)。
フィールド機器選択条件を指定する方法としては、例えば、
図8に示した、階層構造に応じたツリー形式でデバイスが表示されるデバイスツリー画面上で、フィルタ条件の設定対象となるフィールド機器20を1つ選択操作し、そのフィールド機器20のフィールド機器種別をフィールド機器選択条件として指定する方法がある。
【0052】
この他、オペレータによるフィルタ条件設定要求操作に応じて、
図8のアラート一覧画面で表示しているアラートの発生元フィールド機器のフィールド機器種別をフィールド機器選択条件として指定する方法がある。また、
図8のアラート管理画面のメニュー欄からフィルタ条件の設定対象となるフィールド機器20を1つ選択操作し、そのフィールド機器20のフィールド機器種別をフィールド機器選択条件として指定する方法や、同じくメニュー欄からフィールド機器種別をフィールド機器選択条件として指定する方法がある。
【0053】
次に、フィルタ条件設定部15Bは、取得したフィールド機器選択条件に基づいて、システム構成DB14Aから、フィールド機器選択条件と同じフィールド機器種別のフィールド機器20を設定対象フィールド機器として選択する(ステップ111)。
続いて、フィルタ条件設定部15Bは、フィルタ条件設定画面を生成し画面表示部13で画面表示する(ステップ112)。これにより、オペレータによるフィルタ条件の設定入力が開始される。
【0054】
このフィルタ条件設定画面には、前述の
図6に示したように、設定対象フィールド機器のそれぞれに対応する欄からなるフィールド機器リスト51と、アラート種別のそれぞれに対応する欄からなるアラート種別リスト52とが、縦横に交差するよう配置されている。また、フィルタ条件設定画面には、これら欄の交差位置ごとに、当該設定対象フィールド機器と当該アラート種別との組合せに関するアラート表示要否を個別に設定入力するための個別設定操作シンボル53が、縦横マトリクス状に配置されている。
【0055】
また、フィルタ条件設定画面には、アラート種別リスト52に一覧表示されたアラート種別ごとに、当該アラート種別に関するアラート表示要否を、フィールド機器リスト51内の設定対象フィールド機器のすべてに対して一括設定するためのアラート種別一括設定操作シンボル54が配置されている。
また、フィルタ条件設定画面には、フィールド機器リスト51に一覧表示された設定対象フィールド機器ごとに、当該設定対象フィールド機器に関するアラート表示要否を、アラート種別リスト52内のアラート種別のすべてに対して一括設定するためのフィールド機器一括設定操作シンボル55が配置されている。
また、フィルタ条件設定画面には、フィールド機器リスト51内の設定対象フィールド機器およびフィールド機器リスト51内のアラート種別に関するアラート表示要否を一括設定するための全一括設定操作シンボル56が配置されている。
【0056】
したがって、フィルタ条件設定画面において、例えば、アラート種別「Crt Pwe Falure」に関するアラート種別一括設定操作シンボル54がオペレータ操作により有効状態(チェックあり)に切り替えられた場合、フィールド機器リスト51内の設定対象フィールド機器のすべてについて、当該アラート種別に関する個別設定操作シンボル53が自動的に有効状態に切り替えられて、これら設定対象フィールド機器のすべてについてアラート種別「Crt Pwe Falure」のアラートが表示要に一括設定される。
【0057】
一方、このアラート種別一括設定操作シンボル54がオペレータ操作により無効状態(チェックなし)に切り替えられた場合、フィールド機器リスト51内の設定対象フィールド機器のすべてについて、当該アラート種別に関する個別設定操作シンボル53が自動的に無効状態に切り替えられて、これら設定対象フィールド機器のすべてについてアラート種別「Crt Pwe Falure」のアラートが表示不要に一括設定される。
【0058】
また、フィルタ条件設定画面において、例えば、設定対象フィールド機器「PVC5402」に関するフィールド機器一括設定操作シンボル55がオペレータ操作により有効状態(チェックあり)に切り替えられた場合、アラート種別リスト52内のアラート種別のすべてについて当該アラート種別に関する個別設定操作シンボル53が自動的に有効状態に切り替えられて、アラート種別のすべてについて設定対象フィールド機器「PVC5402」のアラートが表示要に一括設定される。
【0059】
一方、このフィールド機器一括設定操作シンボル55がオペレータ操作により無効状態(チェックなし)に切り替えられた場合、アラート種別リスト52内のアラート種別のすべてについて当該アラート種別に関する個別設定操作シンボル53が自動的に無効状態に切り替えられて、アラート種別のすべてについて設定対象フィールド機器「PVC5402」のアラートが表示不要に一括設定される。
【0060】
また、フィルタ条件設定画面において、全一括設定操作シンボル56がオペレータ操作により有効状態(チェックあり)に切り替えられた場合、フィールド機器リスト51内の設定対象フィールド機器およびアラート種別リスト52内のアラート種別のすべてについて個別設定操作シンボル53が自動的に有効状態に切り替えられて、アラート種別のすべてについて設定対象フィールド機器のすべてでアラートが表示要に一括設定される。
【0061】
一方、この全一括設定操作シンボル56がオペレータ操作により無効状態(チェックなし)に切り替えられた場合、フィールド機器リスト51内の設定対象フィールド機器およびアラート種別リスト52内のアラート種別のすべてについて個別設定操作シンボル53が自動的に無効状態に切り替えられて、アラート種別のすべてについて設定対象フィールド機器のすべてでアラートが表示不要に一括設定される。
【0062】
また、フィルタ条件設定画面において、新たなフィールド機器選択条件が指定された場合(ステップ113:YES)、フィルタ条件設定部15Bは、ステップ110に戻って、新たなフィールド機器選択条件を取得し、これに応じたフィルタ条件設定画面を再表示する。新たなフィールド機器選択条件の指定操作については、例えば、フィルタ条件設定画面のフィールド機器種別選択シンボル61により、異なるフィールド機器種別を選択する操作や、フィルタ条件設定画面の上位デバイス選択シンボル62により、異なる上位デバイス30を選択する操作がある。
【0063】
また、フィルタ条件設定画面において、確定操作ボタン58の操作により、フィルタ条件設定完了が指定された場合(ステップ114:YES)、フィルタ条件設定部15Bは、このフィルタ条件設定画面での設定入力内容に応じて、これら設定対象フィールド機器に関するフィルタ条件をフィルタ条件DB14Cへ登録し(ステップ115)、一連のフィルタ条件設定処理を終了する。
【0064】
図10は、フィルタ条件設定画面の設定画面管理表である。ここでは、各個別設定操作シンボル53のチェック有無を示す個別操作状態の状態値(X,Y)が、アラート種別に対応するX方向の列番号X=1〜mと、フィールド機器に対応するY方向の行番号Y=1〜nからなる、m個×n個の設定画面管理表で管理されている。また、Y=0でX=1〜mの位置には、アラート種別一括設定操作シンボル54による一括操作状態の状態値(X,0)が格納され、X=0でY=1〜nの位置には、フィールド機器一括設定操作シンボル55による一括操作状態の状態値(0,Y)が格納される。
【0065】
これらのうち、個別操作状態の状態値は、「ON(チェック有)」/「OFF(チェック無)」の2ステートであるが、一括操作状態の状態値は、それぞれの行または列に属する個別操作状態に関する「ON(チェック有)」/「OFF(チェック無)」に加えて、当該個別操作状態が別々な「中間(不定)」を持つ3ステートとなる。
【0066】
図11は、設定状態制御処理を示すフローチャートである。
フィルタ条件設定部15Bは、フィルタ条件設定画面において、状態値(X,Y)に対応する設定操作シンボルの操作に応じて、
図11の設定状態制御処理を実行する。
まず、状態値(X,Y)の前回値がOFFの場合(ステップ150:YES)、状態値(X,Y)をONに設定し(ステップ151)、前回値がONの場合(ステップ150:NO)、状態値(X,Y)をOFFに設定する(ステップ152)。
【0067】
次に、状態値(X,1)〜(X,n)がすべてONの場合(ステップ153:YES)、状態値(X,0)をONに設定し(ステップ154)、状態値(X,1)〜(X,n)がすべてONの場合(ステップ155:YES)、状態値(X,0)をOFFに設定し(ステップ156)、状態値(X,1)〜(X,n)がすべてONでない場合(ステップ155:NO)、状態値(X,0)を中間に設定する(ステップ157)。
【0068】
その後、状態値(1,Y)〜(m,Y)がすべてONの場合(ステップ158:YES)、状態値(0,Y)をONに設定し(ステップ159)、状態値(1,Y)〜(m,Y)がすべてONの場合(ステップ160:YES)、状態値(0,Y)をOFFに設定し(ステップ161)、状態値(1,Y)〜(m,Y)がすべてONでない場合(ステップ160:NO)、状態値(0,Y)を中間に設定し(ステップ162)、一連の設定状態制御処理を終了する。
【0069】
[実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、フィルタ条件設定部15Bが、指定されたフィールド機器選択条件に基づいてフィールド機器20のうちからフィルタ条件の設定対象となる設定対象フィールド機器を複数選択し、これら設定対象フィールド機器に関するフィルタ条件を設定入力するためのフィルタ条件設定画面を表示する機能と、当該フィルタ条件設定画面での設定入力の内容に応じて、これら設定対象フィールド機器に関するフィルタ条件をフィルタ条件DB14Cへ登録するようにしたものである。
【0070】
これにより、オペレータが指定したフィールド機器選択条件に基づいて、フィルタ条件設定画面に一覧表示するフィールド機器20を、同様のフィルタ条件が適用される可能性が高いフィールド機器20に予め絞り込むことができる。このため、オペレータが必要とするアラートを選択するためのフィルタ条件を、その対象となるフィールド機器20に対して効率よく設定することができる。したがって、状況や目的によって変化する必要なアラートを、容易に設定可能なフィルタ条件で選択して画面表示することが可能となる。
【0071】
また、本実施の形態において、フィルタ条件設定画面に、設定対象フィールド機器のそれぞれに対応する欄とアラート種別のそれぞれに対応する欄とが縦横に交差するよう配置し、これら欄の交差位置ごとに、当該設定対象フィールド機器と当該アラート種別との組合せに関するアラート表示要否を個別に設定入力するための個別設定操作シンボル53を、縦横マトリクス状に配置してもよい。これにより、選択した設定対象フィールド機器に対して、個々のアラート種別に関するアラート表示要否を容易に設定できるとともに、その設定内容を容易に確認できる。
【0072】
また、フィルタ条件設定画面において、アラート種別ごとに、当該アラート種別に関するアラート表示要否を設定対象フィールド機器のすべてに対して一括設定するためのアラート種別一括設定操作シンボル54を配置してもよい。これにより、すべての設定対象フィールド機器に対して任意のアラート種別のアラートの表示要否を一括して設定することができ、効率よくフィルタ条件を設定することができる。
【0073】
また、フィルタ条件設定画面において、設定対象フィールド機器ごとに、当該設定対象フィールド機器に関するアラート表示要否をアラート種別のすべてに対して一括設定するためのフィールド機器一括設定操作シンボル55を配置してもよい。これにより、すべてのアラート種別に対して任意の設定対象フィールド機器のアラートの表示要否を一括して設定することができ、効率よくフィルタ条件を設定することができる。
【0074】
また、フィルタ条件設定画面において、設定対象フィールド機器およびアラート種別に関するアラート表示要否を一括設定するための全一括設定操作シンボル56を配置してもよい。これにより、設定対象フィールド機器とアラート種別のすべての組合せについて、アラートの表示要否を一括して設定することができ、効率よくフィルタ条件を設定することができる。
【0075】
また、本実施の形態において、フィルタ条件設定部15Bが、設定対象フィールド機器を選択する際、フィールド機器種別指定操作により指定された任意のフィールド機器種別をフィールド機器選択条件として特定し、当該フィールド機器種別に含まれるすべてのフィールド機器をフィールド機器20のうちから設定対象フィールド機器として選択するようにしてもよい。これにより、同様のフィルタ条件が適用される可能性が高いフィールド機器20を、容易に絞り込むことができる。
【0076】
また、本実施の形態において、フィルタ条件設定部15Bが、設定対象フィールド機器を選択する際、上位デバイス指定操作により指定された任意の上位デバイス30をフィールド機器選択条件として特定し、当該上位デバイス30の配下に位置するすべてのフィールド機器をフィールド機器20のうちから設定対象フィールド機器として選択するようにしてもよい。これにより、同様のフィルタ条件が適用される可能性が高いフィールド機器20を、容易に絞り込むことができる。
【0077】
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。