(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6194444
(24)【登録日】2017年8月25日
(45)【発行日】2017年9月13日
(54)【発明の名称】雲台
(51)【国際特許分類】
F16F 15/28 20060101AFI20170904BHJP
G03B 17/56 20060101ALI20170904BHJP
F16M 11/12 20060101ALI20170904BHJP
【FI】
F16F15/28
G03B17/56 B
F16M11/12
【請求項の数】14
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2016-535091(P2016-535091)
(86)(22)【出願日】2014年7月4日
(65)【公表番号】特表2016-539373(P2016-539373A)
(43)【公表日】2016年12月15日
(86)【国際出願番号】CN2014081673
(87)【国際公開番号】WO2016000262
(87)【国際公開日】20160107
【審査請求日】2016年6月6日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517003761
【氏名又は名称】エスゼット ディージェイアイ オスモ テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SZ DJI Osmo Technology Co., Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】パン、パウル
(72)【発明者】
【氏名】ザオ、ヤンチョン
【審査官】
村山 禎恒
(56)【参考文献】
【文献】
特開2001−092001(JP,A)
【文献】
実開平04−039395(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3181673(JP,U)
【文献】
実開昭62−179498(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16F 15/28
F16M 11/12
G03B 17/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
支承主体及び前記支承主体に接続される支承台を含む雲台であって、
前記雲台は、前記支承主体に接続される取り付け棒と、前記取り付け棒に調節可能に設けられるバランスウェイトアセンブリと、を更に含み、
前記支承台は、前記取り付け棒に接続され、
前記バランスウェイトアセンブリは、前記支承台に接続される接続座と、前記接続座に設けられるガイド部材と、前記ガイド部材に接続されるバランスウェイトと、前記バランスウェイトに設けられる接続部材と、を含み、
前記接続座に固定部が形成され、
前記ガイド部材が前記固定部に設けられ、
前記バランスウェイトは、前記接続部材を介して前記ガイド部材に接続され、
前記バランスウェイトは、前記ガイド部材に沿って移動して前記雲台及び前記バランスウェイトアセンブリの重心を調整することができ、
前記雲台は、前記支承主体に回転可能に設けられる支持台と、前記支持台に回転可能に設けられる支持棒と、前記取り付け棒に嵌設される装着部材と、を更に含み、
前記支承台が、前記装着部材に接続される、
雲台。
【請求項2】
前記バランスウェイトアセンブリは、前記ガイド部材に可動に嵌設される支持部材を更に含み、
前記接続部材は、前記バランスウェイトを前記支持部材に接続させ、前記バランスウェイトと前記ガイド部材とを接続させる、
請求項1に記載の雲台。
【請求項3】
前記バランスウェイトアセンブリは調節部材を更に含み、
前記支持部材には、前記ガイド部材に対応して取り付け孔が開設され、前記取り付け孔の側壁には、調節溝が開設され、
前記ガイド部材は、前記取り付け孔を貫通して設けられ、
前記調節部材は、前記支持部材に調節可能に挿設されて前記調節溝の両側に接続し、
前記調節部材は、外力に駆動されて前記支持部材に相対的に運動でき、前記取り付け孔の孔径を縮小させる、
請求項2に記載の雲台。
【請求項4】
前記調節溝は、前記取り付け孔の側壁から前記支持部材を貫通し、
前記調節部材は、調節部と、前記調節部に形成される当接部と、を含み、
前記調節部は、前記支持部材の一端側から前記支持部材に挿し込んで前記調節溝を貫通してから前記支持部材の他端側に挿し込まれ、前記当接部を前記支持部材に当接させる、
請求項3に記載の雲台。
【請求項5】
前記接続座は、ベースに接続される接続部を更に含み、
前記固定部は、前記接続部に突出して形成され、
前記ガイド部材の一端が前記固定部に挿設される、
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の雲台。
【請求項6】
前記雲台は、前記支持棒に設けられるアダプタを更に含み、
前記アダプタは、前記支持棒に調節可能に嵌設されるランタンリングと、ランタンリングに設けられるクリップと、を含み、
前記取り付け棒は、前記ランタンリングに装着される、
請求項1から5のいずれか1つに記載の雲台。
【請求項7】
前記装着部材は、前記取り付け棒に対応して貫通孔が開設され、
前記貫通孔の側壁には、貫通溝が開設され、
前記取り付け棒は、前記貫通孔を貫通して設けられ、
前記雲台は、締め具を更に含み、前記締め具が前記装着部材に調節可能に挿設されて前記貫通溝の両側に接続し、前記締め具が外力に駆動されて前記装着部材に相対的に運動でき、前記貫通孔の孔径を縮小させる、
請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の雲台。
【請求項8】
前記雲台は、前記装着部材に装着されるベースを更に含み、
前記ベースには、取り付け溝が凹設され、
前記支承台は、前記取り付け溝に位置決められ、
前記接続座は、前記ベースに装着される、
請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の雲台。
【請求項9】
前記雲台は、前記取り付け溝の一端側に可動に設けられる可動部材と、前記可動部材に隣接して前記ベースに設けられる締め付け部材と、を更に含み、
前記締め付け部材は、前記ベースに回転可能に接続されており、外力に駆動されて回転して前記可動部材を押圧して前記取り付け溝の他端側へ移動させることができる、
請求項8に記載の雲台。
【請求項10】
前記締め付け部材は前記ベースに回転可能に接続される回転部と、前記回転部に形成される延出部と、を含み、前記回転部の外周がカム状を呈し、前記延出部が外力に駆動されて前記回転部を連動して回転させ、それにより前記回転部の外周が前記可動部材を押圧して前記取り付け溝の他端側へ移動させる、
請求項9に記載の雲台。
【請求項11】
前記支承主体に回転して接続される連結棒と、前記連結棒に設けられる操作ハンドルと、を更に含む、
請求項1から請求項10のいずれか1つに記載の雲台。
【請求項12】
前記支承主体は、固定部材と、前記固定部材の一端に移動可能に設けられる並進部材と、前記並進部材に設けられる第一の駆動部材と、を含み、
前記連結棒は、前記第一の駆動部材に接続され、
前記第一の駆動部材は、前記並進部材及び前記固定部材が第一の軸線の周りに前記連結棒に相対的に回転するように駆動することができる、
請求項11に記載の雲台。
【請求項13】
前記支承主体は、前記固定部材に設けられる第二の駆動部材を更に含み、前記支持台は、前記第二の駆動部材に接続され、前記第二の駆動部材の駆動下で前記第一の軸線に垂直する第二の軸線の周りに回転することができる、
請求項12に記載の雲台。
【請求項14】
前記雲台は前記支持台に設けられる第三の駆動部材を更に含み、
前記支持棒は、前記第三の駆動部材に接続され、前記第三の駆動部材の駆動下で前記第一の軸線及び第二の軸線に同時に垂直する第三の軸線の周りに回転することができる、
請求項13に記載の雲台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はバランスウェイトアセンブリ、このバランスウェイトアセンブリを用いるバランスウェイト機構及び雲台に関する。
【背景技術】
【0002】
電動雲台一体型ビデオカメラ、カメラ等の電子装置を用いて撮影する過程において、様々な撮影要求に応じて、望遠レンズを装着した電子装置で撮影する必要がある。望遠レンズ自身の重量が大きいため、重量が小さい電子装置に装着される場合、電子装置は重心が不安定になって、雲台上で揺れやすく、撮影の品質に影響を与える。上記問題を解決するため、従来の雲台は、この電子装置の装着に用いられる支承台と、この支承台に接続される取り付け台と、を有し、この支承台がこの取り付け台に対して調節可能に移動でき、カメラマンにこの支承台とこの取り付け台との相対位置を調節させることによって電子装置の重心を調整できる。しかしながら、上記調節可能な雲台はカメラマンが手動で電子装置の重心を調節する必要があるため、この支承台とこの取り付け台との相対位置を正確的に調節しにくい。電子装置の全体重量が大きくて重量の分布が均一ではない場合、上記支承台と取り付け台との相対位置の変更範囲が限定されるため、その調節プロセスの制限によって電子装置が調節可能な範囲にバランス状態を維持しにくく、雲台及び電子装置の重心を偏移させ、その重力によって雲台の各回転軸の間にトルクを受けさせて雲台の寿命に影響を与える。また、この支承台がこの電子装置の支承に用いられ、自身に大きい重量を搭載するため、カメラマンがこの支承台のこの取り付け台に対する位置を調節する場合、操作に手間取って調節しにくい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記状況に鑑みて、重心を調整しやすくて操作しやすく労力を節約するバランスウェイト機構及びそのバランスウェイトアセンブリ、及びこのバランスウェイト機構を有する雲台を提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
接続座と、バランスウェイトと、を含むバランスウェイトアセンブリであって、この接続座に固定部が形成されており、このバランスウェイトアセンブリがこの固定部に設けられるガイド部材と、このバランスウェイトに設けられる接続部材と、を更に含み、このバランスウェイトがこの接続部材を介してこのガイド部材に接続されており、このバランスウェイトがこのガイド部材に沿って移動してこのバランスウェイトアセンブリの重心を調整することができるバランスウェイトアセンブリである。
【0005】
装着部材と、この装着部材に設けられる締め具と、を含むバランスウェイト機構であって、このバランスウェイト機構がバランスウェイトアセンブリを更に含み、このバランスウェイトアセンブリがこの装着部材に接続される接続座と、この接続座に設けられるガイド部材と、このガイド部材に接続されるバランスウェイトと、このバランスウェイトに設けられる接続部材と、を含み、このバランスウェイトがこの接続部材を介してこのガイド部材に接続されており、このバランスウェイトがこのガイド部材に沿って移動してこのバランスウェイトアセンブリの重心を調整することができるバランスウェイト機構である。
【0006】
支承主体と、この支承主体に接続される支承台と、を含む雲台であって、この雲台は、この支承主体に接続される取り付け棒と、この取り付け棒に調節可能に設けられるバランスウェイトアセンブリと、を更に含み、この支承台がこの取り付け棒に接続されており、このバランスウェイトアセンブリがこの支承台に接続される接続座と、この接続座に設けられるガイド部材と、このガイド部材に接続されるバランスウェイトと、このバランスウェイトに設けられる接続部材と、を含み、この接続座に固定部が形成されており、このガイド部材がこの固定部に設けられており、このバランスウェイトがこの接続部材を介してこのガイド部材に接続されており、このバランスウェイトがこのガイド部材に沿って移動してこの雲台及びこのバランスウェイトアセンブリの重心を調整することができる。
【0007】
本発明に係る雲台は、そのバランスウェイトアセンブがガイド部材に調節可能に設けられるバランスウェイトを採用して雲台の全体の重心のバランスを取り、その調節過程が便利で労力を節約して正確である。また、バランスウェイトの数が実際的な要求に応じて増減されてよく、バランスウェイトとガイド部材との相対位置の調節可能な範囲が大きく、雲台が各種の重量の電子装置に適用される場合、何れもバランスウェイトアセンブリによって重心のバランスを取って、雲台の適用範囲を更に広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、本発明に係る雲台を示す立体図である。
【
図2】
図2は、
図1に示す雲台を別の視角から示す立体図である。
【
図3】
図3は、
図1に示す雲台の動作状態を示す立体図である。
【
図4】
図4は、
図3に示す雲台の動作状態を別の視角から示す立体図である。
【
図5】
図5は、
図1に示す雲台のバランスウェイト機構を示す立体図である。
【
図6】
図6は、
図5に示す雲台のバランスウェイト機構を示す分解図である。
【
図7】
図7は、
図5に示す雲台のバランスウェイト機構を別の視角から示す立体図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
下記具体的な実施形態は上記図面を参照して更に本発明を説明する。
【0010】
図1〜
図4を参照すると、本発明の実施形態に係る雲台200は、ビデオカメラ、カメラ等の電子装置300の装着に用いられる。
【0011】
本実施例において、雲台200は三脚雲台である。雲台200は支承主体210と、それぞれ支承主体210の両端に装着される第一の支持アセンブリ220及び第二の支持アセンブリ230と、第二の支持アセンブリ230に装着される第三の支持アセンブリ240と、第三の支持アセンブリ240に装着されるバランスウェイト機構100と、を含む。
【0012】
支承主体210は、固定部材211と、並進部材212と、第一の駆動部材214と、第二の駆動部材216と、を含む。
【0013】
固定部材211が略柱状であり、並進部材212が固定部材211の一端に略垂直に設けられており、且つ並進部材212が固定部材211に略垂直する方向に沿って並進することができる。
【0014】
第一の駆動部材214が並進部材212の一端に設けられており、本実施例において、第一の駆動部材214はブラシレス電動機である。第一の駆動部材214の回転軸線が並進部材212に垂直する第一の軸線Aであり、第一の駆動部材214は並進部材212が第一の軸線Aの周りに回転するように駆動して、並進部材212に接続される固定部材211と、固定部材211と枢着する第二の支持アセンブリ230と、第二の支持アセンブリ230と枢着する第三の支持アセンブリ240と、第三の支持アセンブリ240に設けられるバランスウェイト機構100と、が何れも第一の軸線Aの周りに回転する。
【0015】
第二の駆動部材216が固定部材211の並進部材212から離れる一端に設けられており、本実施例において、第二の駆動部材216はブラシレス電動機であってもよい。第二の駆動部材216の回転軸線が固定部材211に垂直する第二の軸線Bであり、第二の駆動部材216は第二の支持アセンブリ230が第二の軸線Bの周りに回転するように駆動して、第二の支持アセンブリ230と枢着する第三の支持アセンブリ240と、第三の支持アセンブリ240に設けられるバランスウェイト機構100と、が何れも第二の軸線Bの周りに回転する。
【0016】
第一の支持アセンブリ220が第一の駆動部材214に設けられており、連結棒222と、操作ハンドル224と、を含む。連結棒222の略中央の位置に第一の駆動部材214と接続しており、操作ハンドル224が連結棒222に設けられており、カメラマンに把持操作の部位を提供することに用いられる。
【0017】
第二の支持アセンブリ230は、第二の駆動部材216に設けられており、支持台232と、支持台232に設けられる第三の駆動部材234と、第三の駆動部材234に接続される支持棒236と、を含む。
【0018】
支持台232は、略U字状を呈し、その略中央の位置に第二の駆動部材216と接続している。支持台232は、全体が略固定部材211に垂直しており、且つ第二の駆動部材216の駆動下で第二の軸線Bの周りに回転することができる。
【0019】
第三の駆動部材234が支持台232の第二の駆動部材216から離れる一端に設けられており、本実施例において、第三の駆動部材234はブラシレス電動機であり、その回転軸線が第一の軸線A及び第二の軸線Bに同時に垂直する第三の軸線Cである。
【0020】
本実施例において、支持棒236は略円柱棒状を呈し、数が二つであり、二つの支持棒236がそれぞれ支持台232の両端に設けられる。そのうち、一つの支持棒236の一端が第三の駆動部材234に接続されており、且つ第三の駆動部材234の連動下で第三の軸線Cの周りに回転することができる。別の支持棒236が支持台232の第三の駆動部材234から離れる一端に回転可能に配置されている。二つの支持棒236は第三の支持アセンブリ240の装着に用いられる。
【0021】
第三の支持アセンブリ240は、それぞれ二つの支持棒236に設けられる二つのアダプタ242と、二つのアダプタ242に架設される取り付け棒244と、取り付け棒244に接続される支承台246と、を含む。
【0022】
各アダプタ242は、何れもランタンリング2421と、ランタンリング2421に設けられるクリップ2423と、を含む。ランタンリング2421は対応する支持棒236に移動可能に嵌設されており、クリップ2423はランタンリング2421に対して圧力を加えて、ランタンリング2421の孔径を小さくして支持棒236をしっかりと締め付け、それによって、アダプタ242と対応する支持棒236との相対位置を調節することができる。
【0023】
本実施例において、二つの取り付け棒244があり、二つの取り付け棒244は略相互平行の方式で並んで設けられる。各取り付け棒244の両端がそれぞれ二つのアダプタ242に接続される。支承台246が取り付け棒244に接続されており、それが電子装置300の装着に用いられる。
【0024】
バランスウェイト機構100は取り付け棒244と支承台246との間に脱着可能に設けられる。本実施例において、バランスウェイト機構100は第二の支持アセンブリ230と、第三の支持アセンブリ240と、電子装置300との間の重心を調整して、第二の支持アセンブリ230、第三の支持アセンブリ240、電子装置300及びバランスウェイト機構100の全体重心を第二の駆動部材216の回転軸に位置させ、即ち第二の軸線Bに位置させることに用いられる。
【0025】
図5を同時に参照すると、バランスウェイト機構100は固定アセンブリ10と、固定アセンブリ10に設けられるクランプアセンブリ30と、クランプアセンブリ30に接続されるバランスウェイトアセンブリ50と、を含む。
【0026】
固定アセンブリ10は取り付け棒244に調節可能に嵌設されており、それが装着部材12と、装着部材12に設けられる締め具14と、を含む。
【0027】
本実施例において、二つの装着部材12がある。各装着部材12の両端がそれぞれ二つの取り付け棒244に架設されており、二つの装着部材12が略平行して設けられる。装着部材12において取り付け棒244に対応して貫通孔121が開設されており、且つ貫通孔121の側壁において貫通溝123が貫通して開設される。装着部材12は貫通孔121によって取り付け棒244に嵌設されており、貫通溝123が貫通孔121の側壁によってその径方向に沿って外へ延出して装着部材12の一端側を貫通する。
【0028】
本実施例において、締め具14はボルトである。締め具14は貫通溝123に対応して装着部材12に挿設されており、締め具14の一端が装着部材12の一端側から挿し込まれ、貫通溝123を貫通してから装着部材12の他端側と螺合し、その他端が装着部材12に当接する。締め具14は装着部材12に相対的に移動して、貫通溝123の広さを縮小させると同時に、貫通孔121の孔径を小さくし、それにより装着部材12がしっかりと取り付け棒244に嵌設されることができる。締め具14を緩めるか又は締め上げることにより、装着部材12の取り付け棒244における取り付け位置を調節できる。
【0029】
同時に
図6を参照すると、クランプアセンブリ30はベース32と、ベース32に設けられる可動部材34と、可動部材34に隣接して設けられている締め付け部材36と、を含む。
【0030】
ベース32が装着部材12に固定的に設けられており、それが支承台246を受けることに用いられる。ベース32の装着部材12から離れる一端側に取り付け溝321が凹設されており、取り付け溝321が支承台246の部分構造を位置決めて収容することに用いられる。
【0031】
可動部材34が取り付け溝321の一端側に弾性調節可能に装着されており、それが取り付け溝321の他端側へ移動して、取り付け溝321の側壁に合わせて支承台246を挟み込むことができる。
【0032】
締め付け部材36はベース32に回転可能に接続されており、且つ可動部材34に当接することができる。締め付け部材36はベース32に回転可能に接続される回転部361と、回転部361に形成される延出部363と、を含む。回転部361の外形は略不規則なカム状を呈し、その上に当接突起3611が形成される。延出部363が外力によって駆動されて回転部361を連動して回転させる場合、当接突起3611が回転して可動部材34を押圧して、可動部材34を取り付け溝321の他端側へ移動させることができる。
【0033】
同時に
図7を参照すると、バランスウェイトアセンブリ50がベース32の一端に装着されており、それが接続座51と、接続座51に設けられるガイド部材52と、ガイド部材52に嵌設される支持部材54と、支持部材54に設けられる調節部材56と、バランスウェイト58と、接続部材59と、を含む。
【0034】
接続座51は接続部511と、接続部511に形成される固定部513と、を含む。接続部511はボルト等の締め具によってベース32に装着される。固定部513は略中空円筒棒状を呈する。本実施例において、二つの固定部513があって、二つの固定部513がそれぞれ接続部511の両端に突出して形成される。固定部513はガイド部材52の固定に用いられる。
【0035】
ガイド部材52は略円柱棒状を呈し、それが接続座51に略垂直に設けられる。ガイド部材52は支持部材54及びバランスウェイト58の運動方向を直すことに用いられる。本実施例において、二つのガイド部材52があって、二つのガイド部材52がそれぞれ二つの固定部513に固定される。各ガイド部材52の一端が固定部513に固定的に挿設されており、ガイド部材52が支持部材54及びバランスウェイト58の運動方向を直す時に揺れるのを防ぐ。
【0036】
支持部材54はガイド部材52に可動に嵌設されており、それが本体541と、それぞれ本体541両端に形成される二つの取り付け部543と、を含む。本体541は略塊状を呈し、二つの取り付け部543がそれぞれ二つのガイド部材52に対応して本体541の相対する両端に形成される。各取り付け部543の何れにも取り付け孔5431が開設されており、且つ取り付け孔5431の側壁に調節溝5433が開設される。取り付け部543は取り付け孔5431によってガイド部材52に嵌設される。調節溝5433は取り付け孔5431の側壁によってその径方向に沿って外へ延出して取り付け部543の一端側を貫通する。
【0037】
本実施例において、二つの調節部材56があり、二つの調節部材56がそれぞれ二つのガイド部材52に対応して取り付け部543に設けられる。各調節部材56は何れも、調節溝5433に対応して取り付け部543に装着される調節部561と、調節部561に設けられる操作部563と、を含む。調節部561は、調節端(図示されず)と、この調節端の一端に形成される当接端5611と、を含む。本実施例において、調節部561はボルトであり、この調節端がボルトのねじ山付きロッドである。調節部561の調節端は取り付け部543の一端側から挿し込まれ、調節溝5433を貫通してから取り付け部543の他端側と螺合し、調節部561の当接端5611が取り付け部543に当接する。本実施例において、当接端5611は脱着しやすくするために六角穴付きである。操作部563は、当接端5611に嵌設される嵌設端5631と、嵌設端5631に形成される操作端5633と、を含む。嵌設端5631は当接端5611にしっかりと嵌設されており、且つ当接端5611によって調節部561を連動して回転させ、調節部材56に取り付け部543に相対的に運動させ、当接端5611が取り付け部543を押圧して、調節溝5433の広さを縮小させると同時に、取り付け孔5431の孔径を小さくし、それにより支持部材54がガイド部材52にしっかりと嵌設される。
【0038】
本実施例において、三つのバランスウェイト58があり、接続部材59がボルトである。三つのバランスウェイト58が順番に重ねて接続部材59によって支持部材54の本体541に固定される。バランスウェイト58は支持部材54につれてガイド部材52に移動して、電子装置300の異なる姿勢に合わせて電子装置300の重心を調節することができる。理解されるように、一つ又は複数のバランスウェイト58がであってもよい。また、異なるバランスウェイト58の重量は同一でもよく、異なっていてもよい。
【0039】
図1及び
図2を再び参照すると、本実施形態に係る雲台200を組み立てる場合、まず、第一の支持アセンブリ220を第一の駆動部材214によって支承主体210に接続させ、第二の支持アセンブリ230を第二の駆動部材216によって支承主体210に装着し、更に取り付け棒244を支持棒236に接続させる。次に、固定アセンブリ10を取り付け棒244に装着し、クランプアセンブリ30を固定アセンブリ10に固定し、更に支承台246をクランプアセンブリ30のベース32に装着して固定する。続いて、バランスウェイトアセンブリ50の接続座51をベース32に装着し、ガイド部材52をバランスウェイトアセンブリ50に設け、更に調節部材56によって支持部材54をガイド部材52に固定する。最後に、接続部材59によってバランスウェイト58を支持部材54に設ける。
【0040】
図3及び
図4を再び参照すると、本実施形態に係る雲台200を用いるバランスウェイト機構100が重量のバランスを取る場合、まず、電子装置300を支承台246に装着し、続いて、雲台200の電子装置300の影響下での重力分布状況を見ながら、この重力分布状況によってバランスウェイト機構100の位置を調節して、且つバランスウェイト58を適当に増減し、且つ支持部材54及びバランスウェイト58のガイド部材52における取り付け位置を調節する。もし雲台200が電子装置300の重心が第二の軸線Bに接近する一端側に位置する場合、締め具14を緩め、更に装着部材12を移動させることにより、バランスウェイト機構100の取り付け棒244における装着位置をこの重心の重力作用線がこの第二の軸線Bと共通面に位置するまで、即ちこの重心が略この第二の軸線Bに位置するまで調節する。続いて、締め具14を締め上げてバランスウェイト機構100を取り付け棒244に固定する。雲台200及び電子装置300の上記調整後による重力分布状況を続いて見て、もし重心の電子装置300のレンズ側への偏移量が大きい場合、雲台200全体が電子装置300のレンズへ傾き、調節部材56を緩め、取り付け孔5431の孔径を大きくし、支持部材54に外力を加え、支持部材54にバランスウェイト58に連動させてガイド部材52に沿って接続座51から離間させ、それにより雲台200全体の重心が改めてバランスが取れるまで、雲台200全体の重心が電子装置300の胴体側へ移動し、続いて調節部材56を再び締め上げ、支持部材54をガイド部材52に相対的に固定する。もし雲台200の全体重心のバランスウェイト58の一端側への偏移量が大きい場合、上記調節過程とは逆の過程により、調節部材56を緩め、雲台200全体の重心が改めてバランスが取れるまで、支持部材54及びバランスウェイト58を接続座51へ移動させ、続いて再び調節部材56を締め上げ、支持部材54をガイド部材52に相対的に固定する。
【0041】
本発明に係る雲台200は、そのバランスウェイト機構100がガイド部材52に調節可能に設けられるバランスウェイトを採用して雲台200及び電子装置300の全体重心のバランスを取り、その調節過程が簡単で労力を節約し、上記調節過程は、ガイド部材52と取り付け孔5431の孔軸を合わせることによって、調節がより正確になる。そして、装着部材12と取り付け棒244との相対位置の調節及びバランスウェイト58とガイド部材52との相対位置の調節により、雲台200及び電子装置300の全体重心を最後に第二の軸線Bに位置させ、それにより雲台200が重心の偏移によるトルクの破壊作用を受けることを避け、即ち支持台232がトルクによって往復に揺れることがなく、回転過程における電子装置300の安定性を高める。また、バランスウェイト58の数は実際的な要求に応じて増減されてよく、且つバランスウェイト58とガイド部材52との相対位置の調節可能な範囲が大きくなり、雲台200が各種重量の電子装置300に適用される場合、何れもバランスウェイト機構100によって重心のバランスが取れ、雲台200の適用範囲をより広くする。
【0042】
理解されるように、一つ又は複数の取り付け棒244があってもよく、それに対応して、貫通孔121、貫通溝123及び締め具14の数は何れも一個又は複数個であってもよく、固定アセンブリ10が支承台246にしっかりと装着されることを保証するだけでよい。
【0043】
理解されるように、この固定アセンブリ10及びこのクランプアセンブリ30は何れも省略されてよいが、雲台200を組み立てる場合、支承台246を取り付け棒244に装着して、且つバランスウェイトアセンブリ50の接続座51を支承台246に固定的に接続し、支承台246の取り付け棒244に対する装着位置が調節可能なことを保証するだけでよく、バランスウェイトアセンブリ50が取り付け棒244の軸線方向における雲台200の重心を調整でき、それによりこの重心が第二の軸線Bに位置する。
【0044】
理解されるように、ガイド部材52は円柱棒状以外のガイド部材であってもよく、例えば、ガイド部材52は線形棒状又は矩形棒状に設計されてもよく、支持部材54がガイド部材52に可動に嵌設されることを保証するだけでよく、且つ調節部材56によってガイド部材52に締め付けられてもよい。さらには、ガイド部材52がガイドウェイ又はガイド溝の形に設計されてもよく、それに応じて、支持部材54がガイド部材52のこのガイドウェイ又はガイド溝に可動に設けられてもよく、且つ調節部材56によってガイド部材52に締め付けられてもよい。
【0045】
理解されるように、調節部材56は省略されてよく、バランスウェイト機構100を組み立てるか又は用いる場合、支持部材54がガイド部材52において複数のスナップとカードスロットを合わせることによって互いの相対位置を調節でき、支持部材54がバランスウェイト58を連動してガイド部材52に相対的に移動させ、且つガイド部材52に位置決められてこのバランスウェイト機構100の重心を調整できることを保証するだけでよい。
【0046】
理解されるように、支持部材54は省略されてよく、バランスウェイト機構100を組み立てる場合、バランスウェイト58をガイド部材52に可動に配置し、バランスウェイト58がガイド部材52に相対的に移動して、且つ接続部材59によってガイド部材52に位置決められてこのバランスウェイト機構100の重心を調整できることを保証するだけでよい。
【0047】
また、当業者であれば、本発明の趣旨から逸脱しない限り、他の変更を加えることができ、当然ながら、本発明の趣旨に基づいて加えられたこのような変更はいずれも、本発明が請求する保護範囲に含まれる。
[項目1]
接続座とバランスウェイトを含むバランスウェイトアセンブリであって、
前記接続座には、固定部が形成され、
前記バランスウェイトアセンブリは、前記固定部に設けられるガイド部材と、前記バランスウェイトに設けられる接続部材と、を更に含み、
前記バランスウェイトは、前記接続部材を介して前記ガイド部材に接続され、
前記バランスウェイトは、前記ガイド部材に沿って移動して前記バランスウェイトアセンブリの重心を調整することができる、
ことを特徴とするバランスウェイトアセンブリ。
[項目2]
前記バランスウェイトアセンブリは、前記ガイド部材に可動に嵌設される支持部材を更に含み、
前記接続部材は、前記バランスウェイトを前記支持部材に接続させ、前記バランスウェイトと前記ガイド部材とを接続させる、
ことを特徴とする項目1に記載のバランスウェイトアセンブリ。
[項目3]
前記バランスウェイトアセンブリは調節部材を更に含み、
前記支持部材には、前記ガイド部材に対応して取り付け孔が開設され、
前記取り付け孔の側壁には、調節溝が開設され、
前記ガイド部材は前記取り付け孔を貫通して設けられており、前記調節部材は前記支持部材に調節可能に挿設されて前記調節溝の両側に接続し、
前記調節部材は、外力に駆動されて前記支持部材に相対的に運動でき、前記取り付け孔の孔径を縮小させる、
ことを特徴とする項目2に記載のバランスウェイトアセンブリ。
[項目4]
前記調節溝は、前記取り付け孔の側壁から前記支持部材を貫通し、
前記調節部材は、調節端と、前記調節部に形成される当接端と、を含み、前記調節端が前記支持部材の一端側から前記支持部材に挿し込んで前記調節溝を貫通してから前記支持部材の他端側に挿し込まれ、前記当接端を前記支持部材に当接させる、
ことを特徴とする項目3に記載のバランスウェイトアセンブリ。
[項目5]
前記バランスウェイトアセンブリは前記調節部材に設けられる操作部を更に含み、
前記操作部は、前記調節部材に接続される嵌設端と、前記嵌設端に形成される操作端と、を含む、
ことを特徴とする項目3または項目4に記載のバランスウェイトアセンブリ。
[項目6]
前記接続座はベースに接続される接続部を更に含み、
前記固定部は、前記接続部に突出して形成され、
前記ガイド部材の一端は、前記固定部に挿設される、
ことを特徴とする項目1から項目5のいずれか1つに記載のバランスウェイトアセンブリ。
[項目7]
装着部材及び前記装着部材に配置される締め具を含むバランスウェイト機構であって、
前記バランスウェイト機構はバランスウェイトアセンブリを更に含み、
前記バランスウェイトアセンブリは、前記装着部材に接続される接続座と、前記接続座に設けられるガイド部材と、前記ガイド部材に接続されるバランスウェイトと、前記バランスウェイトに設けられる接続部材と、を含み、
前記バランスウェイトは、前記接続部材を介して前記ガイド部材に接続され、
前記バランスウェイトは、前記ガイド部材に沿って移動して前記バランスウェイトアセンブリの重心を調整することができる、
ことを特徴とするバランスウェイト機構。
[項目8]
前記バランスウェイト機構は前記装着部材に装着されるベースを更に含み、
前記ベースには、取り付け溝が凹設され、
支承台が、前記取り付け溝に位置決められ、
前記接続座は、前記ベースに装着される、
ことを特徴とする項目7に記載のバランスウェイト機構。
[項目9]
前記バランスウェイト機構は、前記取り付け溝の一端側に可動に設けられる可動部材と、前記可動部材に隣接して前記ベースに設けられる締め付け部材と、を更に含み、
前記締め付け部材は、前記ベースに回転可能に接続され、外力に駆動されて回転して前記可動部材を押圧して前記取り付け溝の他端側へ移動させる、
ことを特徴とする項目8に記載のバランスウェイト機構。
[項目10]
前記締め付け部材は、前記ベースに回転可能に接続される回転部と、前記回転部に形成される延出部と、を含み、
前記回転部の外周がカム状を呈し、
前記延出部は、外力に駆動されて前記回転部を連動して回転させることにより、前記回転部の外周が前記可動部材を押圧して前記取り付け溝の他端側へ移動させる、
ことを特徴とする項目9に記載のバランスウェイト機構。
[項目11]
支承主体及び前記支承主体に接続される支承台を含む雲台であって、
前記雲台は、前記支承主体に接続される取り付け棒と、前記取り付け棒に調節可能に設けられるバランスウェイトアセンブリと、を更に含み、
前記支承台は、前記取り付け棒に接続され、
前記バランスウェイトアセンブリは、前記支承台に接続される接続座と、前記接続座に設けられるガイド部材と、前記ガイド部材に接続されるバランスウェイトと、前記バランスウェイトに設けられる接続部材と、を含み、
前記接続座に固定部が形成され、
前記ガイド部材が前記固定部に設けられ、
前記バランスウェイトは、前記接続部材を介して前記ガイド部材に接続され、
前記バランスウェイトは、前記ガイド部材に沿って移動して前記雲台及び前記バランスウェイトアセンブリの重心を調整することができる、
ことを特徴とする雲台。
[項目12]
前記バランスウェイトアセンブリは、前記ガイド部材に可動に嵌設される支持部材を更に含み、
前記接続部材は、前記バランスウェイトを前記支持部材に接続させ、前記バランスウェイトと前記ガイド部材とを接続させる、
ことを特徴とする項目11に記載の雲台。
[項目13]
前記バランスウェイトアセンブリは調節部材を更に含み、
前記支持部材には、前記ガイド部材に対応して取り付け孔が開設され、前記取り付け孔の側壁には、調節溝が開設され、
前記ガイド部材は、前記取り付け孔を貫通して設けられ、
前記調節部材は、前記支持部材に調節可能に挿設されて前記調節溝の両側に接続し、
前記調節部材は、外力に駆動されて前記支持部材に相対的に運動でき、前記取り付け孔の孔径を縮小させる、
ことを特徴とする項目12に記載の雲台。
[項目14]
前記調節溝は、前記取り付け孔の側壁から前記支持部材を貫通し、
前記調節部材は、調節部と、前記調節部に形成される当接部と、を含み、
前記調節部は、前記支持部材の一端側から前記支持部材に挿し込んで前記調節溝を貫通してから前記支持部材の他端側に挿し込まれ、前記当接部を前記支持部材に当接させる、
ことを特徴とする項目13に記載の雲台。
[項目15]
前記接続座は、ベースに接続される接続部を更に含み、
前記固定部は、前記接続部に突出して形成され、
前記ガイド部材の一端が前記固定部に挿設される、
ことを特徴とする項目11から項目14のいずれか1つに記載の雲台。
[項目16]
前記雲台は、前記支承主体に回転可能に設けられる支持台と、前記支持台に回転可能に設けられる支持棒と、取り付け棒に嵌設される装着部材と、を更に含み、
前記支承台が、前記装着部材に接続される、
ことを特徴とする項目11から項目15のいずれか1つに記載の雲台。
[項目17]
前記雲台は、前記支持棒に設けられるアダプタを更に含み、
前記アダプタは、前記支持棒に調節可能に嵌設されるランタンリングと、ランタンリングに設けられるクリップと、を含み、
前記取り付け棒は、前記ランタンリングに装着される、
ことを特徴とする項目16に記載の雲台。
[項目18]
前記装着部材は、前記取り付け棒に対応して貫通孔が開設され、
前記貫通孔の側壁には、貫通溝が開設され、
前記取り付け棒は、前記貫通孔を貫通して設けられ、
前記雲台は、締め具を更に含み、前記締め具が前記装着部材に調節可能に挿設されて前記貫通溝の両側に接続し、前記締め具が外力に駆動されて前記装着部材に相対的に運動でき、前記貫通孔の孔径を縮小させる、
ことを特徴とする項目16または項目17に記載の雲台。
[項目19]
前記雲台は、前記装着部材に装着されるベースを更に含み、
前記ベースには、取り付け溝が凹設され、
前記支承台は、前記取り付け溝に位置決められ、
前記接続座は、前記ベースに装着される、
ことを特徴とする項目16から項目18のいずれか1つに記載の雲台。
[項目20]
前記雲台は、前記取り付け溝の一端側に可動に設けられる可動部材と、前記可動部材に隣接して前記ベースに設けられる締め付け部材と、を更に含み、
前記締め付け部材は、前記ベースに回転可能に接続されており、外力に駆動されて回転して前記可動部材を押圧して前記取り付け溝の他端側へ移動させることができる、
ことを特徴とする項目19に記載の雲台。
[項目21]
前記締め付け部材は前記ベースに回転可能に接続される回転部と、前記回転部に形成される延出部と、を含み、前記回転部の外周がカム状を呈し、前記延出部が外力に駆動されて前記回転部を連動して回転させ、それにより前記回転部の外周が前記可動部材を押圧して前記取り付け溝の他端側へ移動させる、
ことを特徴とする項目20に記載の雲台。
[項目22]
前記支承主体に回転して接続される連結棒と、前記連結棒に設けられる操作ハンドルと、を更に含む、
ことを特徴とする項目16から項目21のいずれか1つに記載の雲台。
[項目23]
前記支承主体は、固定部材と、前記固定部材の一端に移動可能に設けられる並進部材と、前記並進部材に設けられる第一の駆動部材と、を含み、
前記連結棒は、前記第一の駆動部材に接続され、
前記第一の駆動部材は、前記並進部材及び前記固定部材が第一の軸線の周りに前記連結棒に相対的に回転するように駆動することができる、
ことを特徴とする項目22に記載の雲台。
[項目24]
前記支承主体は、前記固定部材に設けられる第二の駆動部材を更に含み、前記支持台は、前記第二の駆動部材に接続され、前記第二の駆動部材の駆動下で前記第一の軸線に垂直する第二の軸線の周りに回転することができる、
ことを特徴とする項目23に記載の雲台。
[項目25]
前記雲台は前記支持台に設けられる第三の駆動部材を更に含み、
前記支持棒は、前記第三の駆動部材に接続され、前記第三の駆動部材の駆動下で前記第一の軸線及び第二の軸線に同時に垂直する第三の軸線の周りに回転することができる、
ことを特徴とする項目24に記載の雲台。
【符号の説明】
【0048】
200 雲台
210 支承主体
211 固定部材
212 並進部材
214 第一の駆動部材
216 第二の駆動部材
220 第一の支持アセンブリ
222 連結棒
224 操作ハンドル
230 第二の支持アセンブリ
232 支持台
234 第三の駆動部材
236 支持棒
240 第三の支持アセンブリ
242 アダプタ
2421 ランタンリング
2423 クリップ
244 取り付け棒
246 支承台
100 バランスウェイト機構
10 固定アセンブリ
12 装着部材
121 貫通孔
123 貫通溝
14 締め具
30 クランプアセンブリ
32 ベース
321 取り付け溝
34 可動部材
36 締め付け部材
361 回転部
3611 当接突起
363 延出部
50 バランスウェイトアセンブリ
51 接続座
511 接続部
513 固定部
52 ガイド部材
54 支持部材
541 本体
543 取り付け部
5431 取り付け孔
5433 調節溝
56 調節部材
561 調節部
5611 当接端
563 操作部
5631 嵌設端
5633 操作端
58 バランスウェイト
59 接続部材
300 電子装置
A 第一の軸線
B 第二の軸線
C 第三の軸線