(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから選択される少なくとも入手希望ゲームオブジェクトと、第2ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから選択される少なくとも一つの提供希望ゲームオブジェクトとの交換申請を、前記第2ユーザ識別情報によって識別されるユーザから受け付ける交換申請受付手段を含む交換申請受付装置であって、
前記交換申請受付手段は、前記入手希望ゲームオブジェクトの選択と前記提供希望ゲームオブジェクトの選択とを前記ユーザから受け付ける選択受付手段を含み、
前記選択受付手段は、一回の交換における前記入手希望ゲームオブジェクト及び前記提供希望ゲームオブジェクトの少なくとも一方として、前記ユーザから任意の組み合わせのゲームオブジェクトの選択を受け付け、
前記交換申請受付手段は、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちの同一のゲームオブジェクトが前記入手希望ゲームオブジェクトとして選択された複数の交換申請を受け付け可能であり、
前記交換申請受付装置は、前記複数の交換申請のうちの一の交換申請に対する承諾を、前記第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザから受け付ける承諾受付手段を含み、
前記交換実行手段は、前記第1ユーザによって前記複数の交換申請のうちの一の交換申請が承諾された場合に、当該一の交換申請における前記入手希望ゲームオブジェクトと、当該一の交換申請における前記提供希望ゲームオブジェクトとの交換を実行し、
前記交換申請受付装置は、前記第1ユーザによって前記複数の交換申請のうちの一の交換申請が承諾された場合に、前記複数の交換申請のうちの他の交換申請を取り消す交換申請取消手段を含む、
ことを特徴とする交換申請受付装置。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態)を、図面に基づいて説明する。なお、図面において同一又は対応する構成には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略することがある。
【0015】
[1.ゲームシステムの全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係るゲームシステム1の全体構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係るゲームシステム1はサーバ30(交換申請受付装置の一例)と第1端末10−1,第2端末10−2とを含む。サーバ30及び第1端末10−1,第2端末10−2はネットワークNに接続される。このため、サーバ30と第1端末10−1,第2端末10−2との間で相互にデータ通信が可能である。なお、以下において第1端末10−1,第2端末10−2に共通する内容については、端末10と表記して説明することがある。
【0016】
サーバ30は例えばサーバコンピュータによって実現される。
図1に示すように、サーバ30は制御部31、記憶部32、及び通信部33を含む。
【0017】
制御部31は例えば少なくとも一つのマイクロプロセッサ等を含み、オペレーティングシステムやその他のプログラムに従って処理を実行する。記憶部32は主記憶部(例えばRAM)及び補助記憶部(例えばハードディスクドライブ又はソリッドステートドライブ)を含み、プログラムやデータを記憶するためのものである。通信部33はネットワークNを介してデータ通信を行うためのものである。
【0018】
端末10はユーザが使用するコンピュータである。本実施形態では、端末10はユーザがゲームをプレイするために使用するコンピュータである。端末10は、例えば、携帯電話機(スマートフォンを含む)、携帯情報端末(タブレット型コンピュータを含む)、家庭用ゲーム機(据置型ゲーム機)、携帯用ゲーム機、業務用ゲーム機、デスクトップ型コンピュータ、又はラップトップ型コンピュータによって実現される。なお、以下では、タッチパネルを備えた携帯電話機(スマートフォン)が端末10であり、サーバ30から供給されたプログラムが携帯電話機(スマートフォン)において実行される場合について説明する。
【0019】
図1に示すように、端末10は制御部11、記憶部12、通信部13、入力部14、及び表示部15を含む。
【0020】
制御部11及び通信部13は、サーバ30の制御部31及び通信部33と同様の機能を備えるものである。記憶部12は主記憶部(例えばRAM)及び補助記憶部(例えば不揮発性の半導体メモリ)を含み、プログラムやデータを記憶するためのものである。なお例えば、端末10が家庭用ゲーム機(据置型ゲーム機)、業務用ゲーム機、デスクトップ型コンピュータ、又はラップトップ型コンピュータ等によって実現される場合、記憶部12は、ハードディスクドライブ等を補助記憶部として含むこととしてもよい。
【0021】
入力部14は、例えばタッチパネル、ボタン等を含み、ユーザがゲーム操作等の入力操作を行うためのものである。また、入力部14は、ユーザが音声又はジェスチャによって入力操作を行うためのものであってもよい。また、端末10が家庭用ゲーム機(据置型ゲーム機)、携帯用ゲーム機、業務用ゲーム機、デスクトップ型コンピュータ、又はラップトップ型コンピュータ等によって実現される場合には、入力部14は、キー、レバー、ゲームコントローラ(ゲームパッド)、又はマウス等を含むこととしてもよい。表示部15は例えば液晶表示パネル又は有機ELディスプレイ等であり、制御部11の指示に従って画面を表示する。なお、入力部14及び表示部15は、端末10に内蔵されていなくともよく、端末10に接続された外部装置として設けられてもよい。
【0022】
プログラムやデータは例えばネットワークNを介してサーバ30又は端末10に供給される。なお、サーバ30又は端末10には、情報記憶媒体(例えば光ディスク又はメモリカード等)に記憶されたプログラム又はデータを読み取るための構成要素を含むようにしてもよい。そして、情報記憶媒体を介してサーバ30又は端末10にプログラムやデータを供給するようにしてもよい。
【0023】
[2.ゲームシステム1において実行されるゲームの概要]
ゲームシステム1では、端末10からの要求に基づいてサーバ30から提供されるデータに基づいて、ゲーム画面を端末10の表示部15に表示させることでゲームを実行する。
【0024】
ゲームシステム1では各種ゲームを実行することが可能である。例えば、ゲームシステム1では、ユーザ識別情報にゲームオブジェクトが関連づけられたゲームが実行される。特に、ゲームシステム1では、一のユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトと他のユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトとの交換を行うことが可能な交換機能を有するゲームが実行される。
【0025】
なお、「ユーザ識別情報」とは、ゲームシステム1に含まれるコンピュータがユーザを一意に識別するための情報である。例えば、ユーザID、ユーザアカウント、ユーザの電子メールアドレス等が「ユーザ識別情報」に相当する。また、ユーザの名前も「ユーザ識別情報」に相当し得る。
【0026】
「ゲームオブジェクト」とは、ゲームにおいて使用され得る対象である。例えば、「ゲームオブジェクト」とは、ゲームにおいてユーザ間の交換の対象となり得るものである。また例えば、「ゲームオブジェクト」とは、ゲームにおいてユーザに付与されるものである。具体的には、例えば、ゲームカード、ゲームキャラクタ、又はゲームアイテム等が「ゲームオブジェクト」の一例に相当する。
【0027】
例えば、ゲームシステム1では、ユーザ識別情報に関連づけて、ゲームオブジェクトに関する情報(例えば、ゲームオブジェクトを識別するための識別情報、又はゲームオブジェクトの性能を示す情報等)が記憶されるようになっている。この場合に、「ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクト」とは、ユーザ識別情報に関連づけて上記情報が記憶されているゲームオブジェクトである。
【0028】
また、「ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクト」とは、ユーザ識別情報によって識別されるユーザの所有するゲームオブジェクトと言い換えることができる。なお、「ユーザの所有するゲームオブジェクト」とは、ユーザが排他的に使用したり、売却したり、譲渡したり、交換に供したりすることが可能なゲームオブジェクトである。言い換えれば、「ユーザの所有するゲームオブジェクト」とは、ユーザのみに使用等が許可されるゲームオブジェクトである。
【0029】
例えば、ゲームシステム1では、ユーザにゲームオブジェクトを付与し、ユーザが付与されたゲームオブジェクトを使用するゲームが実行される。具体的には、例えば、ゲームシステム1では、ユーザがゲームカード(ゲームキャラクタ)を収集し、自らの所有するゲームカードを使用して冒険したり、他のユーザの所有するゲームカードと対戦したりするゲームが実行される。
【0030】
また、ゲームシステム1で実行される上記ゲームはゲームカードの交換機能を備えており、ゲーム内においてユーザ間でゲームカードの交換を行うことが可能になっている。以下では、この交換機能について、
図2乃至
図14に示すゲーム画面画像に基づいて説明する。なお、ゲーム画面画像は、サーバ30から端末10に送信されるデータに基づいて端末10の表示部15に表示される。
【0031】
以下に説明するゲームの例では、第1ユーザが第1端末10−1を操作し、第2ユーザが第2端末10−2を操作することとする。なお、
図2乃至
図14では、第1ユーザのことを「ユーザUa」と記載しており、第2ユーザのことを「ユーザUb」と記載している。
【0032】
以下に説明するゲームでは、まず第1ユーザが交換取引(トレード)に出品するゲームカードを登録する。ここで、上記の「出品するゲームカード」とは、例えば第1ユーザが他のユーザからゲームカードを入手することと引き替えに、当該他のユーザに提供することを許可するゲームカードである。
【0033】
次に、第2ユーザが、第1ユーザが出品しているゲームカードの中から入手を希望するゲームカード(入手希望カード)を選択するとともに、第2ユーザが所有するゲームカードの中から入手希望カードと引き替えに第1ユーザに提供することを希望するゲームカード(提供希望カード)を選択し、入手希望カードと提供希望カードとの交換を第1ユーザに申請する。
【0034】
次に、第1ユーザが第2ユーザから申請された交換の内容を確認後、承諾する場合には、第1ユーザが所有するゲームカードのうちから選択された入手希望カードと、第2ユーザが所有するゲームカードのうちから選択された提供希望カードとの交換が実行される。
【0035】
[2.1.出品]
まず、主に第1ユーザ(ユーザUa)が交換取引(トレード)に出品するゲームカードを登録する手続の流れを
図2〜
図5に基づいて説明する。
【0036】
図2には、メニュー画面画像G1000の一例を示す。
図2に示すメニュー画面画像G1000は、第1端末10−1の表示部15に表示されるものである。
図2に示されるように、メニュー画面画像G1000には、処理オブジェクトP1001と、処理オブジェクトP1002が含まれる。
【0037】
ここで上記の「処理オブジェクト」は、例えば、処理が関連づけられた画像、記号又はテキスト等である。例えば、処理オブジェクトP1001が選択された場合には、処理オブジェクトP1001に関連づけられた処理が実行される。具体的には、アイコン、リンク、ボタン等が「処理オブジェクト」の一例に相当する。
【0038】
処理オブジェクトP1001は、ユーザUaに関連づけられたカードのリストの編集に進むため処理が関連づけられている。例えば、上記のリストには、ユーザがほしいものとして登録するカード、特定の条件を満足するカード等が含まれることとしてよい。なお、ユーザの「ほしいものリスト」とは、当該ユーザが入手を望む1以上のゲームカードを示す情報である。また例えば、ユーザの「ほしいものリスト」とは、当該ユーザが他のユーザにゲームカードを提供することと引き替えに他のユーザから入手を望む1以上のゲームカードを示す情報ともいえる。また、上記の「特定の条件を満足するカード」とは、特定の属性情報(例えば特定の特殊効果、特殊技能、分類、名称等)を有するカード、カードに付随するパラメータ(例えばカードの性能、稀少度、価値等を示すパラメータ)が特定の範囲にあるカード、特定のグループに属するカード等であってよい。なお、以下に説明する例では、処理オブジェクトP1001には、ユーザの「ほしいものリスト」に含まれるカードのリストを編集するための処理が関連づけられていることとする。
【0039】
処理オブジェクトP1002は、交換メニューに進むための処理が関連づけられている。交換メニューは、ユーザが出品するゲームカードを登録したり、交換相手を検索して交換を申請したり、他のユーザから申請された交換の内容を確認したりする等の、交換に関する各種処理に進むためのものである。
【0040】
次に、
図2に示すメニュー画面画像G1000の処理オブジェクトP1001が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。
【0041】
図3は、メニュー画面画像G1000の処理オブジェクトP1001が選択される場合に、第1端末10−1の表示部15に表示される、ほしいものリスト画面画像G1100の一例を示す。
図3に示されるように、ほしいものリスト画面画像G1100には、表示領域A1110、処理オブジェクトP1101,P1102が含まれる。
【0042】
表示領域A1110には、ユーザUaの「ほしいもの」として登録されているゲームカードが表示される。「ほしいもの」として登録されているゲームカードは、例えばゲームシステム1において利用可能な全て又は一部のゲームカードの中からユーザUaにより選択されるゲームカードである。
図3に示される例では、ユーザUaは、ゲームカードCxとゲームカードCyを「ほしいもの」として登録している。そして、ユーザUaは、「ほしいもの」のリスト内容を編集する場合には、処理オブジェクトP1101を選択し、「ほしいもの」として追加可能なゲームカードのリストの中から所望のゲームカードを選択して追加したり、「ほしいもの」の中から削除したいゲームカードを選択して削除したりすることで、ユーザUaの「ほしいもの」の内容を更新することとしてよい。
【0043】
なお、処理オブジェクトP1102が選択された場合には、ほしいものリスト画面画像G1100の前の画面画像(メニュー画面画像G1000)が表示部15に表示される。
【0044】
次に、
図2に示すメニュー画面画像G1000の処理オブジェクトP1002が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。
【0045】
図4は、メニュー画面画像G1000の処理オブジェクトP1002が選択される場合に、第1端末10−1の表示部15に表示される交換メニュー画面画像G1200の一例を示す。
図4に示されるように、交換メニュー画面画像G1200には、処理オブジェクトP1201,P1202,P1203が含まれる。
【0046】
処理オブジェクトP1201は、ユーザUaが所有するゲームカードの中から、出品するゲームカードを登録するための出品画面画像を表示させる処理が関連づけられている。なお、出品画面画像の詳細については後述する。
【0047】
処理オブジェクトP1202は、ユーザUaが他のユーザが出品しているゲームカードを検索するための検索画面画像を表示させる処理が関連づけられている。なお、検索画面画像の詳細については後述する。
【0048】
処理オブジェクトP1203は、ユーザUaが他のユーザから受け付けた交換の申請の一覧を表示するための交換申請一覧画面画像を表示させる処理が関連づけられている。なお、交換申請一覧画面画像の詳細については後述する。
【0049】
次に、
図4に示す交換メニュー画面画像G1200の処理オブジェクトP1201が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。
【0050】
図5には、
図4に示す交換メニュー画面画像G1200の処理オブジェクトP1201が選択される場合に、第1端末10−1の表示部15に表示される出品画面画像G1300の一例を示す。
図5に示されるように、出品画面画像G1300には、表示領域A1310、処理オブジェクトP1301,P1302が含まれる。
【0051】
表示領域A1310には、ユーザUaが所有するゲームカードのリストが表示される。
図5は、ユーザUaがゲームカードCa,Cbを所有している場合の出品画面画像G1300を示している。このため、
図5に示される出品画面画像G1300の例では、表示領域A1310には、ゲームカードCaの情報を表示する表示領域A1311と、ゲームカードCbの情報を表示する表示領域A1312が含まれている。
【0052】
表示領域A1311には、ゲームカードCaを出品するゲームカード(出品カード)として選択するためのチェックボックスP13111が含まれる。また、同様に表示領域A1312には、ゲームカードCbを出品カードとして選択するためのチェックボックスP13121が含まれる。
図5に示す例では、ゲームカードに対応するチェックボックスにチェックを入れることで、ゲームカードを出品カードとして選択することができる。具体的には、
図5に示される例では、ゲームカードCaが出品カードとして選択され、ゲームカードCbが出品カードとしては選択されていない状態となっている。処理オブジェクトP1301が選択された場合には、チェックボックスにチェックが入ったゲームカードがユーザUaの出品カードとしてサーバに登録される。
【0053】
なお、処理オブジェクトP1302が選択された場合には、出品画面画像G1300の前の画面画像(交換メニュー画面画像G1200)が表示部15に表示される。
【0054】
なお、ユーザの出品カードとして複数のゲームカードが登録される際には、複数のゲームカードは同じタイミングで登録されなくともよい。すなわち、ユーザの出品カードとして複数のゲームカードが登録される際には、ユーザは複数回に分けて1以上のゲームカードを出品カードとして登録することができる。言い換えれば、ユーザは、1以上のゲームカードを出品カードとして登録した後にも、さらに1以上のゲームカードを出品カードとして登録することができる。
【0055】
[2.2.交換申請]
次に、主に第2ユーザ(ユーザUb)が第1ユーザ(ユーザUa)に対して交換を申請する手続の流れを
図6〜
図10に基づいて説明する。なお、
図2に示されるメニュー画面画像G1000と、
図4に示される交換メニュー画面画像G1200は、第2端末10−2においても第1端末10−1と同様に表示される。以下では、第2端末10−2の表示部15において
図4に示す交換メニュー画面画像G1200が表示されている状態で、処理オブジェクトP1202が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。
【0056】
図6には、
図4に示す交換メニュー画面画像G1200の処理オブジェクトP1202が選択される場合に、第2端末10−2の表示部15に表示される出品カード検索画面画像G2000の一例を示す。
図6に示されるように、出品カード検索画面画像G2000には、検索条件入力領域A2001、処理オブジェクトP2002,P2003が含まれる。
【0057】
検索条件入力領域A2001には、サーバ30に出品カードとして登録されているゲームカードの中から検索したいゲームカードの条件(例えばゲームカードの名称)を入力する領域である。検索条件入力領域A2001にテキストが入力された状態で、処理オブジェクトP2002が選択されると、第2端末10−2は、例えば検索条件入力領域A2001に入力されたテキストをゲームカードの名称に含む出品カードの検索をサーバ30に要求する。
【0058】
なお、処理オブジェクトP2003が選択される場合には、出品カード検索画面画像G2000の前の画面画像(交換メニュー画面画像G1200)が表示部15に表示される。
【0059】
次に、
図6に示す出品カード検索画面画像G2000の処理オブジェクトP2002が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。
【0060】
図7には、
図6に示す出品カード検索画面画像G2000の処理オブジェクトP2002が選択される場合に、第2端末10−2の表示部15に表示される検索結果表示画面画像G2100の一例を示す。
図7に示されるように、検索結果表示画面画像G2100には、表示領域A2110、処理オブジェクトP2101が含まれる。なお、処理オブジェクトP2101が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
【0061】
表示領域A2110は、
図6に示す出品カード検索画面画像G2000で設定された検索条件を満足するゲームカードを出品しているユーザのリストを表示する領域である。
図7に示される例では、表示領域A2110には、表示領域A2111に表示されるユーザUaと、表示領域A2112に表示されるユーザUdが、名称が「Ca」のゲームカードを出品しているユーザとして検索されたことが示されている。
【0062】
ここで、表示領域A2111には、ユーザUaが「ほしいもの」として登録しているゲームカードの情報が表示されている。また、同様に表示領域A2112には、ユーザUdが「ほしいもの」として登録しているゲームカードの情報が表示されている。例えば、検索結果として表示されたユーザの中に、検索を行ったユーザUbが所有しているゲームカードを「ほしいもの」として登録しているユーザがいれば、そのユーザに対して交換を申請することで交換が成立する可能性が高くなる。例えば、ユーザUbは、表示領域A2111を選択することによって、ユーザUaを交換の申請先として選択する。以下、この場合について説明する。
【0063】
図8には、
図7に示す検索結果表示画面画像G2100の表示領域A2111が選択される場合に、第2端末10−2の表示部15に表示される入手希望カード選択画面画像G2200の一例を示す。入手希望カード選択画面画像G2200は、ユーザUbが、交換の申請先であるユーザUaが登録している出品カードの中から、入手を希望するゲームカードを選択するための画面画像である。
【0064】
図8に示されるように、入手希望カード選択画面画像G2200には、表示領域A2210、処理オブジェクトP2201,P2202が含まれる。なお、処理オブジェクトP2202が選択される場合には、前の画面が表示部15に表示される。
【0065】
表示領域A2210は、ユーザUaの出品カードの一覧が表示される領域である。表示領域A2210には、ユーザUaの出品カードのそれぞれの情報と、出品カードのそれぞれを入手希望カードとして選択するか否かを選択するためのチェックボックスが設けられる。
図8は、ユーザUaがゲームカードCa,Cc,Cdを出品している場合の入手希望カード選択画面画像G2200を示している。このため、
図8に示される例では、表示領域A2210には、ゲームカードCaの情報を表示する表示領域A2211、ゲームカードCcの情報を表示する表示領域A2212、ゲームカードCdの情報を表示する表示領域A2213が含まれる。
【0066】
ここで、表示領域A2211に含まれるチェックボックスP22111にチェックを入れることで、ゲームカードCaを入手希望カードとして選択することができる。同様に、表示領域A2212に含まれるチェックボックスP22121にチェックを入れることで、ゲームカードCcを入手希望カードとして選択することができ、表示領域A2213に含まれるチェックボックスP22131にチェックを入れることで、ゲームカードCdを入手希望カードとして選択することができる。このように、ユーザUbは、ユーザUaから交換により入手を希望する入手希望カードとして、ユーザUaが出品しているゲームカードの中から任意の1以上のゲームカードを選択することができる。
【0067】
なお、出品カードに対して既に交換が申請されている場合には、その旨が表示される。
図8は、ゲームカードCcに対して既に1件の交換が申請されている場合について示している。このため、
図8に示される例では、表示領域A2212に、ゲームカードCcに対して既に交換申請があることを示す処理オブジェクトP22122が表示されている。ここで、処理オブジェクトP22122が選択される場合には、ゲームカードCcに対して既になされている交換申請の内容が表示される。
【0068】
入手希望カード選択画面画像G2200において、ユーザUbが、ユーザUaの出品カードの中から任意の1以上のゲームカードを選択した状態(すなわち選択するゲームカードのチェックボックスにチェックを入れた状態)で、処理オブジェクトP2201を選択することで、入手希望カードの選択が確定される。
【0069】
次に、
図9には、
図8に示す入手希望カード選択画面画像G2200の処理オブジェクトP2201が選択される場合に、第2端末10−2の表示部15に表示される提供希望カード選択画面画像G2300の一例を示す。提供希望カード選択画面画像G2300は、ユーザUbが、入手希望カード選択画面画像G2200において選択した入手希望カードと引き替えに交換の申請先であるユーザUaに提供することを希望するゲームカード(提供希望カード)を、ユーザUbの所有するゲームカードの中から選択するための画面画像である。
【0070】
図9に示されるように、提供希望カード選択画面画像G2300には、表示領域A2310、処理オブジェクトP2301,P2302が含まれる。なお、処理オブジェクトP2302が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
【0071】
表示領域A2310は、ユーザUbが所有するゲームカード(所有カード)の一覧が表示される領域である。表示領域A2310には、ユーザUbの所有カードのそれぞれの情報と、所有カードのそれぞれを提供希望カードとして選択するか否かを選択するためのチェックボックスが設けられる。
図9は、ユーザUbがゲームカードCx,Cy,Czを所有している場合について示している。このため、
図9に示される例では、表示領域A2310には、ゲームカードCxの情報を表示する表示領域A2311、ゲームカードCyの情報を表示する表示領域A2312、ゲームカードCzの情報を表示する表示領域A2313が含まれる。
【0072】
ここで、表示領域A2311に含まれるチェックボックスP23111にチェックを入れることで、ゲームカードCxを提供希望カードとして選択することができる。同様に、表示領域A2312に含まれるチェックボックスP23121にチェックを入れることで、ゲームカードCyを提供希望カードとして選択することができ、表示領域A2313に含まれるチェックボックスP23131にチェックを入れることで、ゲームカードCzを提供希望カードとして選択することができる。このように、ユーザUbは、入手希望カードと交換する提供希望カードとして、ユーザUbが所有しているゲームカードの中から任意の1以上のゲームカードを選択することができる。
【0073】
ここで、表示領域A2310においては、ユーザUbの所有カードのうち、交換の申請先であるユーザUaの「ほしいもの」に登録されているゲームカードを、ユーザUaの「ほしいもの」に登録されていないゲームカードに対して区別表示するようにしてよい。例えば、ゲームカードCx及びCyがユーザUaの「ほしいもの」に登録されているゲームカードである場合には、
図9に示されるように、ゲームカードCxを取り囲む枠画像P23112と、ゲームカードCyを取り囲む枠画像P23122が表示される。一方で、ゲームカードCzは、ユーザUaの「ほしいもの」に登録されていないゲームカードであるため、枠画像は表示されない。また例えば、表示領域A2310においては、ユーザUbの所有カードのうち、交換の申請先であるユーザUaの「ほしいもの」に登録されているゲームカードを、ユーザUaの「ほしいもの」に登録されていないゲームカードに対して優先表示するようにしてよい。具体的には、表示領域A2310においては、ユーザUbの所有カードのうち、交換の申請先であるユーザUaの「ほしいもの」に登録されているゲームカードを、ユーザUaの「ほしいもの」に登録されていないゲームカードよりも表示順序が上位に位置するように表示してよい。
【0074】
提供希望カード選択画面画像G2300において、ユーザUbが、ユーザUbの所有カードの中から任意の1以上のゲームカードを選択した状態(すなわち選択するゲームカードのチェックボックスにチェックを入れた状態)で、処理オブジェクトP2301を選択することで、提供希望カードの選択が確定される。
【0075】
次に、
図10には、
図9に示す提供希望カード選択画面画像G2300の処理オブジェクトP2301が選択される場合に、第2端末10−2の表示部15に表示される交換申請内容確認画面画像G2400の一例を示す。交換申請内容確認画面画像G2400は、ユーザUbが、ユーザUaに申請する交換の内容を確認するための画面画像である。
【0076】
図10に示される交換申請内容確認画面画像G2400には、表示領域A2410、処理オブジェクトP2401、P2402が含まれる。なお、処理オブジェクトP2402が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
【0077】
表示領域A2410には、入手希望カード選択画面画像G2200において選択した入手希望カードの情報を示す表示領域A2411と、提供希望カード選択画面画像G2300において選択した提供希望カードの情報を示す表示領域A2412が含まれる。また、表示領域A2412において、ユーザUaの「ほしいものリスト」に登録されている
ゲームカードCxについては、枠画像P24121が表示される。
【0078】
交換申請内容確認画面画像G2400において処理オブジェクトP2401が選択されると、表示領域A2410に表示されている内容でユーザUaに対する交換の申請が受け付けられる。
【0079】
以上が、ユーザによる交換申請の手続の一例である。なお、ゲームシステム1では、同一の出品カードに対して、同一のユーザが複数の交換申請をすることも可能としてよい。例えば、ゲームシステム1では、ユーザUbが、ユーザUaの
ゲームカードCaと
ゲームカードCcを入手希望カード、ユーザUbの
ゲームカードCxと
ゲームカードCxを提供希望カードとする第1の交換申請に加えて、ユーザUaの
ゲームカードCaを入手希望カード、ユーザUbの
ゲームカードCxを提供希望カードとする第2の交換申請を行うことも許容されることとしてよい。
【0080】
[2.3.交換申請の確認及び承諾]
次に、主に第1ユーザ(ユーザUa)に対する交換の申請の確認及び承諾の流れを
図11〜
図14に基づいて説明する。以下では、第1端末10−1の表示部15において
図4に示す交換メニュー画面画像G1200が表示されている状態で、処理オブジェクトP1203が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。
【0081】
図11には、交換メニュー画面画像G1200の処理オブジェクトP1203が選択される場合に表示される交換申請一覧画面画像G1400の一例を示す。
図11に示されるように交換申請一覧画面画像G1400には、表示領域A1410、及び処理オブジェクトP1401が含まれる。なお、処理オブジェクトP1401が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
【0082】
表示領域A1410には、ユーザUaを申請先とする交換申請の一覧が表示される。表示領域A1410には、交換申請のそれぞれの内容を表示する表示領域A1411、A1412を含む。
【0083】
図11は、ユーザUb,UcからユーザUaに対して交換申請がなされている場合について示している。このため、表示領域A1411には、ユーザUbからの交換申請の情報が表示され、表示領域A1412には、ユーザUcからの交換申請の情報が表示される。そして、表示領域A1410においては、ユーザUaが他のユーザから交換の申請を受けているゲームカードのうち、ユーザUaが「ほしいもの」に登録しているゲームカードを、ユーザUaが「ほしいもの」に登録していないゲームカードに対して区別表示することとしてよい。例えば、
ゲームカードCx及びCyがユーザUaの「ほしいもの」に登録されているゲームカードである場合には、
図11に示されるように、ゲームカードCxを取り囲む枠画像P14111と、ゲームカードCyを取り囲む枠画像P14121が表示される。一方で、ゲームカードCzは、ユーザUaの「ほしいもの」に登録されていないゲームカードであるため、枠画像は表示されない。
【0084】
表示領域A1410において、交換申請の情報のうち、交換の申請先であるユーザUaの「ほしいもの」に登録されているゲームカードを含む交換申請の情報を、交換の申請先であるユーザUaの「ほしいもの」に登録されているゲームカードを含まない交換申請の情報よりも表示順序が上位に位置するように表示してもよい。また例えば、表示領域A1410において、交換申請の情報は、例えば交換申請を受け付けた日時の新しい順、又は古い順に表示されることとしてもよい。
【0085】
図11に示される交換申請一覧画面画像G1400においては、表示領域A1410に表示される交換申請のいずれかを選択することにより、選択した交換申請の承諾の可否を決定する画面画像(交換申請承諾画面画像G1500)が表示されることとなる。
【0086】
図12には、交換申請承諾画面画像G1500の一例を示す。
図12に示される交換申請承諾画面画像G1500は、
図11に示される交換申請一覧画面画像G1400において、ユーザUaが表示領域A1411を選択した場合に、第1端末10−1の表示部15に表示される画面画像である。
【0087】
図12に示されるように、交換申請承諾画面画像G1500には、表示領域A1510、表示領域A1520、処理オブジェクトP1501、P1502、P1503が含まれる。なお、処理オブジェクトP1503が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
【0088】
表示領域A1510は、承諾の可否を決定する対象の交換申請の情報を表示する領域である。表示領域A1510には、ユーザUaが交換の相手であるユーザUbから入手するゲームカードの情報を表示する表示領域A1511と、ユーザUaが交換の相手であるユーザUbに対して提供するゲームカードの情報を表示する表示領域A1512を含む。
【0089】
ここで、ユーザUaが交換により提供しようとするゲームカードに対して、他の交換申請を受け付けている場合には、その旨を示す情報が表示される。
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500の例の場合、ユーザUaが交換により提供しようとするゲームカードはゲームカードCa,Ccであり、このうち、ゲームカードCcに関してユーザUaは他の交換申請を受け付けているため、ゲームカードCcが他の交換申請を受けている旨を示す処理オブジェクトP15121が表示される。
【0090】
ここで、
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500において、ユーザUaによってゲームカードCcに関連づけられた処理オブジェクトP15121が選択された場合に表示される画面画像例について説明する。
【0091】
図13には、
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500において、ユーザUaによって処理オブジェクトP15121が選択される場合に表示される、選択カードの交換申請一覧画面画像G1600の一例を示す。この例においては、上記の「選択カード」はゲームカードCcとなる。
【0092】
図13に示されるように、選択カードの交換申請一覧画面画像G1600には、表示領域A1610と、処理オブジェクトP1601を含む。
【0093】
表示領域A1610は、ユーザUaに対する交換申請のうち、選択カードが入手希望カードに含まれている交換申請の情報を表示する領域である。
図13に示す例においては、表示領域A1610には、2つの交換申請の情報が表示されている。表示領域A1611には、1つ目の交換申請の情報(ユーザUaのゲームカードCa,CcとユーザUbのゲームカードCx,Czとの交換申請の情報)が表示され、表示領域A1612には、2つ目の交換申請の情報(ユーザUaのゲームカードCcとユーザUcのゲームカードCyとの交換申請の情報)が表示される。なお、表示領域A1611及び表示領域A1612において、
ユーザUaの「ほしいもの」に登録されているゲームカードCx、Cyについては、枠画像P16111及びP16121が表示される。
【0094】
図13に示される交換申請一覧画面画像G1600において、処理オブジェクトP1601が選択されると、
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500が表示部15に表示される。ここでは、
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500に戻ったこととして説明を続ける。
【0095】
図12に示される交換申請承諾画面画像G1500の表示領域A1520は、ユーザUaに対する交換申請のうち、承諾の可否を決定する対象の交換申請を承諾することにより取消となる交換申請の情報が表示される。
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500の例においては、ゲームUbのゲームカードCx,CzとユーザUaのゲームカードCa,Ccとの交換が実行されると、ユーザUcのゲームカードCyとユーザUaのゲームカードCcとの交換が実行不可となるため、その交換申請の情報が表示領域A1521に表示される。
【0096】
ユーザUaは、表示領域A1510に表示されている交換申請を承諾する場合には、処理オブジェクトP1501を選択する。また、ユーザUaは、表示領域A1510に表示されている交換申請を承諾しない(拒否する)場合には、処理オブジェクトP1502を選択する。なお、処理オブジェクトP1502が選択されると、表示領域A1510に表示されている交換申請が承諾待ちの状態から承諾拒否の状態に更新され、交換申請元のユーザUbには、ユーザUaにより交換申請が拒否された旨が通知される。また、交換申請が承諾拒否の状態となると、例えば、
図11に示す交換申請一覧画面画像G1400の表示領域A1410には、承諾拒否の状態となった交換申請の情報が表示されなくなる。
【0097】
図12の交換申請承諾画面画像G1500において処理オブジェクトP1501が選択され、表示領域A1510に表示されている交換申請が承諾されると、承諾された交換申請に基づくゲームカードの交換が実行される。ゲームカードの交換が実行されると、第1端末10−1の表示部15には、
図14に示される交換完了画面画像G1700が表示される。
【0098】
図14に示されるように、交換完了画面画像G1700には、完了した交換の内容を表示する表示領域A1710と、
図2に示すメニュー画面画像G1000に戻るための処理オブジェクトP1701を含む。
【0099】
図14に示されるように、表示領域A1710には、交換申請を承諾したユーザUaが、交換申請元であるユーザUbから入手したゲームカードが表示される表示領域A1711と、交換申請を承諾したユーザUaが、交換申請元であるユーザUbに提供したゲームカードが表示される表示領域A1712が含まれる。
【0100】
なお、上述した例においては、ユーザが出品カードとしてゲームカードを選択する際に、ゲームカードを直接選択することとしたが、ゲームカードの選択方法はこれに限られない。例えば、ユーザは、上記の出品カードとして選択されるゲームカードが満足する条件を指定し、指定した条件を満足するゲームカードを上記の出品カードとして選択するようにしてもよい。例えば、ユーザは、上記の「ゲームカードが満足する条件」として、特定の属性情報(例えば特定の特殊効果、特殊技能、分類、名称等)を有するカード、カードに付随するパラメータ(例えばカードの性能、稀少度、価値等を示すパラメータ等)が特定の範囲にあるカード、特定のグループに属するカード等を指定することとしてよい。また、ユーザが入手希望カード、提供希望カードを選択する際にも同様に、入手希望カードとして選択するゲームカードが満足する条件、提供希望カードとして選択するゲームカードが満足する条件を指定することで、入手希望カード、提供希望カードとしてそれぞれゲームカードを選択するようにしてもよい。
【0101】
以上がゲームシステム1において実行されるゲームカードの交換の一例である。ここで、
図15に基づいて、以上に説明したゲームカードの交換の特徴について説明する。
【0102】
図15の例において、ユーザXは、ゲームカードA,B,C,Dを他のユーザと交換するために出品したいと考えており、ユーザYはゲームカードAを入手したいと考えており、ユーザZはゲームカードC,Dを入手したいと考えていることとする。
【0103】
この場合、ゲームシステム1では、ユーザXは、出品カード1000としてゲームカードA,B,C,Dを登録する。そして、ユーザYは、出品カード1000の中から任意の組み合わせのゲームカードを、ユーザXから入手する入手希望カード10001として選択することができ、かつ、自らの所有するゲームカードの中から任意の組み合わせのゲームカードを、ユーザXに提供する提供希望カード2000として選択することができる。すなわち、ユーザYは、出品カード1000の中から入手希望カード10001としてゲームカードAを選択し、提供希望カード2000としてゲームカードE,Fを選択し、ユーザXに交換を申請することができる。また同様に、ユーザZも、出品カード1000の中から任意の組み合わせのゲームカードを、ユーザXから入手する入手希望カード10002として選択することができ、かつ、自らの所有するゲームカードの中から任意の組み合わせのゲームカードを、ユーザXに提供する提供希望カード3000として選択することができる。すなわち、ユーザZは、出品カード1000の中から入手希望カード10002としてゲームカードC,Dを選択し、ユーザXに提供する提供希望カード3000としてゲームカードGを選択し、ユーザXに交換を申請することができる。このように、ゲームシステム1においては、ユーザ間で交換の対象となるゲームカードを選択の自由度を向上させている。
【0104】
[3.ゲームシステム1において実現される機能]
次に、以上に説明したような機能を実現するためにゲームシステム1に備えられた構成について説明する。
【0105】
図16は、ゲームシステム1で実現される機能のうち、本発明に関連する機能を示す機能ブロック図である。
【0106】
図16に示すように、サーバ30は機能として、データ記憶部300、表示制御部310、提供候補選択受付部320、交換申請受付部330、交換申請選択受付部340、ゲームオブジェクト選択受付部350、承諾受付部360、交換実行部370、及び交換申請取消部380を含む。サーバ30では、制御部31が記憶部32に記憶されるプログラムに従って処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。
【0107】
また、
図16に示すように、第1端末10−1は機能として、表示制御部100、提供候補選択結果通知部130、交換申請選択結果通知部140、ゲームオブジェクト選択結果通知部150、及び承諾結果通知部160を含む。第1端末10−1では、制御部11が記憶部12に記憶されるプログラムに従って処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。
【0108】
また、
図16に示すように、第2端末10−2は機能として、表示制御部110、及び交換申請通知部120を含む。第2端末10−2では、制御部11が記憶部12に記憶されるプログラムに従って処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。
【0109】
[3.1.データ記憶部300]
データ記憶部300は、主にサーバ30の記憶部32により実現される。なお、データ記憶部300は、サーバ30とデータ通信可能な他の装置に含まれる記憶部により実現されることとしてもよい。データ記憶部300は、ゲームシステム1において実行されるゲームのために必要な各種データを記憶する。例えば、データ記憶部300は、ゲームシステム1において実行されるゲームで使用されるゲームオブジェクトの情報、それぞれのユーザの所有するゲームオブジェクトの情報、入手を希望するゲームオブジェクトの情報、他のユーザとゲームオブジェクトを交換するための情報、それぞれのユーザのゲームにおける状態を示す情報、ゲームオブジェクトを使用して実行されるゲームを制御するための情報等を記憶する。
【0110】
以下、データ記憶部300に記憶されるデータの一例である、ゲームオブジェクト情報テーブルTBL101、ユーザ情報テーブルTBL102、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103、及び交換申請情報テーブルTBL104について説明する。
【0111】
[3.1.1.ゲームオブジェクト情報テーブルTBL101]
図17には、データ記憶部300に記憶されるゲームオブジェクト情報テーブルTBL101の一例を示す。ゲームオブジェクト情報テーブルTBL101は、ゲームにおいて提供されているゲームカード(ゲームオブジェクトの一例)に関連づけられた情報を記憶するデータテーブルである。
【0112】
ゲームカードの識別情報に関連付けて記憶される各種情報が「ゲームカードに関連づけられた情報」に相当する。
図17に示す例では、ゲームオブジェクト情報テーブルTBL101には、ゲームカードを一意に識別する「カードID」に関連付けて、ゲームカードの「名称」、ゲームカードの画像データを指定する「カード画像」、ゲームカードの「レア度」、ゲームカードの「流通数」、ゲームカードの「特技」、ゲームカードの「攻撃力」、ゲームカードの「防御力」、ゲームカードの「コスト」、ゲームカードの「売却価格」、ゲームカードの「登場日時」等の項目についての情報が記憶される。なお、ゲームカードに関連づけられる情報は
図17に例示される情報に限られない。
【0113】
上記の「レア度」は、ゲームカードの稀少度を示す稀少度情報に相当している。また、上記の「流通数」は、ゲームカードがゲーム内において存在している枚数を示す情報である。例えば、「流通数」もゲームカードの稀少性を示す情報に相当している。「流通数」が少ないほど、ゲームカードの稀少性が高いことを示す。
【0114】
上記の「特技」は、ゲームカードが有する特殊の技能の有無及び種類を示す。ゲームカードと他のゲームカード(敵と称する)とが対戦するゲームにおいては、上記「特技」は、敵と対戦する場合に発生する特殊効果ともいえる。上記の「攻撃力」は、敵を攻撃する場合の攻撃力を示す情報である。また、上記の「防御力」は、敵から攻撃を受けた場合の防御力を示す情報である。
【0115】
上記の「コスト」は、ゲームカードを使用するために必要な費用の高低を示す情報である。例えば、ゲームカードを使用してデッキを構築するゲームの場合、上記の「コスト」は、ゲームカードをデッキに組み入れる場合に必要な費用の大きさを示す。また例えば、ゲームカードを使用して他のゲームカードと対戦するゲームの場合、上記の「コスト」は、ゲームカードを対戦に参加させるために必要な費用の高低を示す。
【0116】
上記の「売却価格」は、ゲームカードを売却したときに得られる金額である。例えば「売却価格」は、ゲーム内で流通する仮想貨幣によって表されることとしてよい。また、上記の「登場日時」は、ゲームカードがゲームに初めて登場した日時を示す情報である。すなわち、上記の「登場日時」は、ゲームカードがユーザに対して提供可能となった日時を示す情報である。
【0117】
[3.1.2.ユーザ情報テーブルTBL102]
図18には、データ記憶部300に記憶されるユーザ情報テーブルTBL102の一例を示す。ユーザ情報テーブルTBL102は、ゲームをプレイするユーザに関連づけられた情報を記憶するデータテーブルである。例えば、上記の「ユーザに関連づけられた情報」には、ユーザが入手することを希望するゲームカード(ゲームオブジェクトの一例)の識別情報のリストを含む。
【0118】
図18に示されるように、ユーザ情報テーブルTBL102には、ユーザを一意に識別する「ユーザID」に関連付けて、ユーザの名前を示す「ユーザ名」、ユーザが入手することを希望するゲームカードの識別情報のリストである「ほしいものリスト」等の項目についての情報が記憶される。
【0119】
なお、上記の「ほしいものリスト」に登録されるゲームカードは、ゲームシステム1で提供可能な全部又は一部のゲームカードの中からユーザが指定することしてもよいし、ユーザの指定に依らずに決定されてもよい。
【0120】
[3.1.3.所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103]
図19には、データ記憶部300に記憶される所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103の一例を示す。所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103は、ユーザが所有するゲームカード(ゲームオブジェクトの一例)の情報を記憶するデータテーブルである。
【0121】
図19に示される例では、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103には、ユーザを一意に識別する「ユーザID」に関連付けて、ユーザの所有するゲームカードの種類を一意に識別する「カードID」、カードIDが同一である個々のゲームカードを一意に識別する「シリアル番号」、ゲームカード自体のレベルを示す「カードレベル」、ゲームカードの特技のレベルを示す「特技レベル」、ゲームカードを入手した日時を示す「入手日時」、ゲームカードが出品カードとして選択されているか否かを示す「出品フラグ」等の項目についての情報が記憶される。なお、ユーザが同じゲームカードを複数所有している場合、それらのゲームカードの「カードID」は同一であるが、「シリアル番号」は異なることとなる。
【0122】
上記の「カードレベル」は、例えばゲームカードの性能の高低を示す指標である。例えば、「カードレベル」は数値により表される。例えば、ゲームカードの攻撃力や防御力が「ゲームカードの性能」の一例に相当する。上記の「特技レベル」は、例えばゲームカードの特技の効果の大小を示す指標である。
【0123】
例えば、ユーザがゲームカードを入手するための抽選券を使用して、複数種類のゲームカードの中から抽選方式により選ばれたゲームカードを入手した場合には、抽選を実行した日時が上記の「入手日時」に記憶される。また例えば、ユーザがゲームにおいて課題を達成することによってその報酬としてゲームカードを入手した場合には、課題を達成した日時が上記の「入手日時」に記憶される。また例えば、ユーザが他のユーザとの間でゲームカードを交換することによってゲームカードを入手した場合には、ゲームカードの交換を実行した日時が上記の「入手日時」に記憶される。
【0124】
上記の「出品フラグ」は、例えば、ゲームカードが出品カードとして選択されている場合には「1」、出品カードとして選択されていない場合には「0」が格納される。なお、上記の「出品カード」とは、ユーザが他のユーザからゲームカードを入手することと引き替えに、当該他のユーザに提供することを許可するゲームカードである。また、「出品フラグ」の情報は、後述する提供候補選択受付部3
20により受け付けた情報に基づいて更新される。
【0125】
[3.1.4.交換申請情報テーブルTBL104]
図20には、データ記憶部300に記憶される交換申請情報テーブルTBL104の一例を示す。交換申請情報テーブルTBL104は、ユーザ間で行われるゲームカードの交換申請の情報を記憶するデータテーブルである。
【0126】
なお、「ゲームカードの交換申請」とは、ゲームカードの交換を行うことを申請することである。例えば、「ゲームカードの交換申請」とは、第1ユーザの所有するゲームカードのうち、出品フラグが「1」に設定されたゲームカード(出品カード)の中から第2ユーザが選択した1以上のゲームカード(入手希望カード)と、第2ユーザの所有するゲームカードの中から第2ユーザが選択した1以上のゲームカード(提供希望カード)を交換することを、第2ユーザが第1ユーザに対して申請することである。そして、第1ユーザが第2ユーザからの交換申請を承諾する場合には、第1ユーザと第2ユーザとの間で、入手希望カードと提供希望カードとの交換が実行される。
【0127】
図20に示される例では、交換申請情報テーブルTBL104には、交換申請を一意に識別する「交換申請ID」に関連付けて、交換の申請元のユーザ(すなわち交換を申請したユーザであり、以下では申請元ユーザと称することがある)を識別する「申請元ユーザID」、交換の申請先のユーザ(すなわち交換の申請を受けるユーザであり、以下では申請先ユーザと称することがある)を識別する「申請先ユーザID」、申請元ユーザが申請先ユーザから入手を希望するゲームカードを示す「入手希望カード」、申請元ユーザが申請先ユーザに提供を希望するゲームカードを示す「提供希望カード」、交換申請の受付日時を示す「申請受付日時」、交換申請の状況を示す「状況フラグ」等の項目についての情報が記憶される。なお、交換申請情報テーブルTBL104に記憶される情報は、後述する交換申請受付部330により受け付ける情報に基づいて登録されることとしてよい。
【0128】
上記の「入手希望カード」の項目には、入手希望カードとして選択されたゲームカードのカードIDとシリアル番号が格納される。同様に、「提供希望カード」の項目には、提供希望カードとして選択されたゲームカードのカードIDとシリアル番号が格納される。
【0129】
また上記の「状況フラグ」の項目には、交換申請の状況が、「承諾待ち(フラグ値=0)」、「承諾済み(フラグ値=1)」、「拒否又は取消(フラグ値=2)」のいずれであるかに応じて、対応する数値が格納される。例えば、申請元ユーザから交換申請(以下、対象の交換申請)を受け付けた時点では、「状況フラグ」の値が「0」に初期設定される。そして、申請先ユーザが交換申請を承諾した場合には、「状況フラグ」の値が「1」に更新される。すなわち、「状況フラグ」が「1」であれば、交換申請が承諾されて交換が実行されたことを意味する。また、申請先ユーザが交換申請を拒否した場合、または申請先ユーザが他の交換申請を承諾したことにより交換申請に応じた交換の実行が不可能となった場合には、「状況フラグ」が「2」に更新される。
【0130】
[3.2.表示制御部310,100,110]
表示制御部310は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。
【0131】
表示制御部310は画面画像をユーザの表示装置に表示させるための制御を実行する。
【0132】
なお、「ユーザの表示装置」とは、例えば、ユーザが使用している端末であって、かつ、表示部を備えた端末である。例えば、携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット型コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、又は携帯ゲーム機等が「ユーザの表示装置」の一例に相当する。または、「ユーザの表示装置」とは、例えば、ユーザが使用している端末に接続された表示装置である。例えば、据置型ゲーム機又はデスクトップ型コンピュータに接続された表示装置も「ユーザの表示装置」の一例に相当する。
【0133】
「画面画像をユーザの表示装置に表示させるための制御を実行する」とは、例えば、画面画像を生成して、当該画面画像を表示装置に表示させることである。または、「画面画像をユーザの表示装置に表示させるための制御を実行する」とは、例えば、画面画像を表示するためのデータを生成して、当該データを表示装置又は表示装置に接続された端末に送信することによって、画面画像を表示装置に表示させることである。本実施形態の場合、表示制御部310はサーバ30で実現されるものであるため、表示制御部310は、画面画像を表示するためのデータを生成し、生成したデータを端末10に送信することによって、端末10の表示部15に画面画像を表示させる。
【0134】
表示制御部100は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、及び通信部13により実現される。
【0135】
表示制御部100は画面画像を第1端末10−1の表示部15に表示させるための制御を実行する。例えば、表示制御部100は、サーバ30の表示制御部310によって送信されたデータを受信し、受信したデータに基づいて、第1端末10−1の表示部15に画面画像を表示させる。例えば、
図2〜
図5、
図11〜
図14に示す画面画像が、表示制御部100により第1端末10−1の表示部15に表示される画面画像の一例に相当する。
【0136】
表示制御部110は、主に第2端末10−2の制御部11、記憶部12、及び通信部13により実現される。
【0137】
表示制御部110は画面画像を第2端末10−2の表示部15に表示させるための制御を実行する。例えば、表示制御部110は、サーバ30の表示制御部310によって送信されたデータを受信し、受信したデータに基づいて、第2端末10−2の表示部15に画面画像を表示させる。例えば、
図2、
図4、
図61〜
図10に示す画面画像が、表示制御部110により第2端末10−2の表示部15に表示される画面画像の一例に相当する。
【0138】
[3.3.提供候補選択受付部320及び提供候補選択結果通知部130]
提供候補選択受付部320は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。一方、提供候補選択結果通知部130は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
【0139】
提供候補選択受付部320は、第1ユーザID(第1ユーザ識別情報の一例)に関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを出品カード(提供候補ゲームオブジェクトの一例)として選択することを、第1ユーザIDによって識別される第1ユーザから受け付ける。
【0140】
ここで、「第1ユーザID」とは、出品カードを選択するユーザのユーザ識別情報である。なお、第1ユーザIDは第1ユーザのユーザIDである。すなわち、第1ユーザIDによって識別されるユーザが第1ユーザである。
【0141】
「出品カード」とは、交換によって提供する候補のゲームカードである。すなわち、「出品カード」とは、第1ユーザが、ゲームカードの交換によって提供してもよいと考えているゲームカードである。言い換えれば、「出品カード」とは、第1ユーザが、他のユーザが入手希望カードとして選択することを許容してもよいと考えているゲームカードである。
【0142】
「ゲームカードの選択をユーザから受け付ける」とは、例えば、ゲームカードを選択する操作をユーザから受け付けることである。または、「ゲームカードの選択をユーザから受け付ける」とは、例えば、ゲームカードを選択したことを示すデータをユーザの端末から受信することである。本実施形態の場合、提供候補選択受付部320はサーバ30で実現されるものであるため、以下に説明するように、提供候補選択受付部320は、出品カードが選択されたことを示すデータを第1端末10−1(提供候補選択結果通知部130)から受信する。
【0143】
出品カードの選択を第1ユーザから受け付けるにあたり、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを出品カードとして選択するための出品画面画像G1300を第1端末10−1に表示させるための制御が表示制御部310によって実行される。
【0144】
例えば、表示制御部310は、出品画面画像G1300を表示するためのデータを生成して、生成したデータを第1端末10−1に送信する。この場合、第1端末10−1の表示制御部100は、受信したデータに基づいて、出品画面画像G1300を第1端末10−1の表示部15に表示させる。
【0145】
出品画面画像G1300が表示されている間において、提供候補選択結果通知部130は、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカード(第1ユーザの所有カード)の中から出品カードを選択する操作が第1端末10−1の入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。例えば出品画面画像G1300の場合、ゲームカードに対応するチェックボックスにチェックを入れて処理オブジェクトP1301を選択する操作が上記操作に相当する。
【0146】
出品カードを選択する操作が受け付けられた場合、提供候補選択結果通知部130は出品カードの選択結果を示す情報をサーバ30に送信する。例えば、提供候補選択結果通知部130は、第1ユーザ(ユーザUa)のユーザIDと、第1ユーザによって選択された出品カードの情報をサーバ30に送信する。ここで、「出品カードの情報」とは、例えば出品カードとして選択されたゲームカードのカードID及びシリアル番号である。
【0147】
そして、提供候補選択受付部320は、提供候補選択結果通知部130によって送信される上記情報(ユーザID,カードID,シリアル番号)を受信することによって、出品カードの選択を受け付ける。この場合、提供候補選択受付部320は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103において、上記受信したユーザID,カードID,シリアル番号の情報を格納するレコードを検索し、検索したレコードの「出品フラグ」の値を「1」に更新する。
【0148】
[3.4.交換申請受付部330及び交換申請通知部120]
交換申請受付部330は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。一方、交換申請通知部120は、主に第2端末10−2の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
【0149】
交換申請受付部330は、第1ユーザID(第1ユーザ識別情報の一例)に関連づけられたゲームカードのうちから選択される少なくとも一つの入手希望カードと、第2ユーザID(第2ユーザ識別情報)に関連づけられたゲームカードのうちから選択される少なくとも一つの提供希望カードとの交換申請を、第2ユーザIDによって識別される第2ユーザから受け付ける。
【0150】
ここで、「第1ユーザID」とは、ゲームカードの交換を申し込まれる側のユーザIDである。なお、第1ユーザIDは第1ユーザのユーザIDである。すなわち、第1ユーザIDによって識別されるユーザが第1ユーザである。
【0151】
「第2ユーザID」は、ゲームカードの交換を申し込む側のユーザIDである。なお、第2ユーザIDは第2ユーザのユーザIDである。すなわち、第2ユーザIDによって識別されるユーザが第2ユーザである。
【0152】
「入手希望カード」とは、第1ユーザIDと第2ユーザIDとの間のゲームカードの交換によって、第2ユーザが入手したいと希望しているゲームカードである。言い換えれば、「入手希望カード」とは、交換によって第2ユーザが譲り受けたいと考えているゲームカードである。
【0153】
「提供希望カード」とは、第1ユーザIDと第2ユーザIDとの間のゲームカードの交換において、第2ユーザが提供したいと希望しているゲームカードである。言い換えれば、交換において第2ユーザが譲り渡したいと考えているゲームカードである。
【0154】
「ゲームカードの交換申請」とは、ゲームカードの交換を行うことを申請することである。また、「ゲームカードの交換申請をユーザから受け付ける」とは、例えば、交換申請のための操作をユーザから受け付けることである。また、「ゲームカードの交換申請をユーザから受け付ける」とは、例えば、交換申請に関するデータをユーザの端末(例えば第2端末10−2)から受信することである。本実施形態の場合、交換申請受付部330はサーバ30で実現されるものであるため、以下に説明するように、交換申請受付部330は、交換申請に関するデータを第2端末10−2(交換申請通知部120)から受信する。
【0155】
図16に示すように、交換申請受付部330は選択受付部331を含み、交換申請通知部120は選択結果通知部121を含む。
【0156】
選択受付部331は、入手希望カードの選択と提供希望カードの選択とを第2ユーザから受け付ける。
【0157】
なお、「入手希望カードの選択」とは、例えば、入手希望カードを選択することである。すなわち、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを入手希望カードとして選択することである。
【0158】
「提供希望カードの選択」とは、例えば、提供希望カードを選択することである。すなわち、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを提供希望カードとして選択することである。
【0159】
なお、選択受付部331は、入手希望カードの選択と提供希望カードの選択とを別々に受け付けてもよいし、一度に受け付けてもよい。
【0160】
選択受付部331は、一回の交換における入手希望カード及び提供希望カードの少なくとも一方として、第2ユーザから任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付ける。なお、「一回の交換における入手希望カード及び提供希望カードの少なくとも一方として、第2ユーザから任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付ける」とは、下記の三つの例のいずれかを意味する。
【0161】
[1]一回の交換における入手希望カードとして、任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付け、かつ、一回の交換における提供希望カードとしても、任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付ける。
【0162】
[2]一回の交換における提供希望カードに関しては、任意の組み合わせのゲームカードの選択が制限されるが、一回の交換における入手希望カードとして、任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付ける。
【0163】
[3]一回の交換における入手希望カードに関しては、任意の組み合わせのゲームカードの選択が制限されるが、一回の交換における提供希望カードとして、任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付ける。
【0164】
また、「任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付ける」とは、例えばユーザがゲームカードを選択する際に、選択するゲームカードの数や、どのゲームカードを選択するのかをユーザが任意に選択できることを意味している。
【0165】
また、上記の「任意の組合せのゲームカードの選択が制限される」とは、例えばユーザがゲームカードを選択する際に、選択するゲームカードの数や、どのゲームカードを選択するかの少なくとも一方についてユーザが任意に選択できないことを意味している。例えば、選択可能なゲームカードの数が所定の範囲(例えば2つ以下)に限られていることや、選択可能なゲームカードが限られていることや、選択可能なゲームカードの組み合わせが限られていること等が上記の「任意の組合せのゲームカードの選択が制限される」ことの一例に相当する。
【0166】
例えば、選択受付部331は入手希望カードの選択を受け付ける。すなわち、選択受付部331は、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを入手希望カードとして選択することを第2ユーザから受け付ける。例えば、選択受付部331は、第1ユーザによって出品カードとして選択されたゲームカードのうちの少なくとも一つを入手希望カードとして選択することを第2ユーザから受け付ける。
【0167】
入手希望カードの選択を第2ユーザから受け付けるにあたり、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを入手希望カードとして選択するための入手希望カード選択画面画像G2200(入手希望選択画面画像の一例)を第2端末10−2の表示部15(第2ユーザの表示装置の一例)に表示させるための制御が表示制御部310によって実行される。
【0168】
例えば、検索結果表示画面画像G2100の表示領域A2110に表示されるユーザの中から第1ユーザが第2ユーザによって選択された場合に、表示制御部310は、入手希望カード選択画面画像G2200を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第2端末10−2に送信する。この場合、第2端末10−2の表示制御部110は、受信したデータに基づいて、入手希望カード選択画面画像G2200を第2端末10−2の表示部15に表示させる。
【0169】
ここで、「入手希望カード選択画面画像」とは、入手希望カードとして、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つの選択を受け付けるための画面画像である。例えば、「入手希望カード選択画面画像」は、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのリストを表示可能に構成された画面画像であって、かつ、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを選択可能に構成された画面画像である。
【0170】
また、「入手希望カード選択画面画像」には、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードが入手希望カードとして選択された既存の交換申請に関する情報が表示される。
【0171】
なお、「既存の交換申請」とは、承諾されるのを待っている状態の交換申請である。すなわち、受け付け済みの交換申請であって、かつ、未だ承諾されていない交換申請である。言い換えれば、受け付け済みの交換申請であり、かつ、未だ承諾されていない交換申請であり、かつ、未だ取り消されていない交換申請である。例えば、「既存の交換申請」とは、交換申請情報テーブルTBL104において「状況フラグ」の値が「0」の交換申請である。
【0172】
また、「交換申請に関する情報」とは、例えば、交換申請の有無又は数を示す情報である。また例えば、「交換申請に関する情報」は、交換申請の一覧を示す情報であってもよい。また例えば、「交換申請に関する情報」は、交換申請の内容を示す情報であってもよい。例えば、既存の交換申請を行ったユーザ、入手希望カード、又は提供希望カードを示す情報が「交換申請の内容を示す情報」に相当する。また例えば、「交換申請に関する情報」は、既存の交換申請の有無、数、一覧、又は内容を示す画面へのリンク情報であってもよい。例えば、
図8に示す入手希望カード選択画面画像G2200における処理オブジェクトP202122が、上記の「既存の交換申請に関する情報」の一例に相当する。
【0173】
入手希望カード選択画面画像G2200が表示されている間において、選択結果通知部121は、任意の組み合わせのゲームカードを入手希望カードとして選択する操作が第2端末10−2の入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。例えば入手希望カード選択画面画像G2200の場合、ゲームカードに対応するチェックボックスにチェックを入れて処理オブジェクトP2201を選択する操作が上記操作に相当する。
【0174】
入手希望カードを選択する操作が受け付けられた場合、選択結果通知部121は入手希望カードの選択結果を示す情報をサーバ30に送信する。例えば、選択結果通知部121は、第2ユーザ(ユーザUb)のユーザIDと、第2ユーザによって選択された入手希望カードの情報をサーバ30に送信する。ここで、「入手希望カードの情報」は、例えば、入手希望カードとして選択されたゲームカードを所有する第1ユーザのユーザIDと、入手希望カードとして選択されたゲームカードのカードID及びシリアル番号とを含む。この場合、選択受付部331は、第2端末10−2から送信される上記情報を受信することによって、入手希望カードの選択を受け付けることとなる。
【0175】
また、選択受付部331は提供希望カードの選択を受け付ける。すなわち、選択受付部331は、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを提供希望カードとして選択することを第2ユーザから受け付ける。つまり、選択受付部331は、第2ユーザの所有カードのうちの少なくとも一つを提供希望カードとして選択することを第2ユーザから受け付ける。
【0176】
提供希望カードの選択を第2ユーザから受け付けるにあたり、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを提供希望カードとして選択するための提供希望カード選択画面画像G2300(提供希望選択画面画像の一例)を第2端末10−2(第2ユーザの表示装置の一例)に表示させるための制御が表示制御部310によって実行される。例えば、表示制御部310は、第1ユーザIDに関連づけて記憶される、第1ユーザの「ほしいものリスト」(第1ユーザが所望するゲームカードのリストデータの一例)に基づいて、上記制御を実行する。
【0177】
例えば、表示制御部310は、提供希望カード選択画面画像G2300を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第2端末10−2に送信する。この場合、第2端末10−2の表示制御部110は、受信したデータに基づいて、提供希望カード選択画面画像G2300を第2端末10−2の表示部15に表示させる。
【0178】
なお、「提供希望カード選択画面画像」とは、提供希望カードとして、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つの選択を受け付けるための画面画像である。例えば、「提供希望カード選択画面画像」は、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのリストを表示可能に構成された画面画像であって、かつ、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを選択可能に構成された画面画像である。
【0179】
また、「提供希望カード選択画面画像」には、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの、第1ユーザの「ほしいものリスト」(第1ユーザが所望するゲームカードのリストデータの一例)に含まれるゲームカードが優先表示又は区別表示される。
【0180】
なお、「ゲームカードのリストデータ」とは、ゲームカードのリストを示すデータである。例えば、ゲームカードの識別情報のリストを示すデータである。
【0181】
また、「ほしいものリストに含まれるゲームカードを優先表示する」とは、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードを、「ほしいものリスト」に含まれていないゲームカードよりも優先的に表示することである。例えば、ゲームカードが優先順位(表示順位)に従って表示される場合には、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードの優先順位(表示順位)を、「ほしいものリスト」に含まれないゲームカードの優先順位(表示順位)よりも高くすることが上記の「優先表示」の一例に相当する。また例えば、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードを、「ほしいものリスト」に含まれないゲームカードよりも目立つ位置で表示することも上記の「優先表示」の一例に相当する。また例えば、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードを表示し、「ほしいものリスト」に含まれないゲームカードを表示しないことも上記の「優先表示」の一例に相当する。
【0182】
例えば、
図9に示す提供希望カード選択画面画像G2300において、ユーザUaの「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードCxやCyが上位に表示されている点が上記の「優先表示」の一例に相当する。
【0183】
また、「ほしいものリストに含まれるゲームカードを区別表示する」とは、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードと、「ほしいものリスト」に含まれないゲームカードとをユーザが区別できるように表示することである。例えば、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードの表示態様(色、明るさ、大きさ等)を、「ほしいものリスト」に含まれないゲームカードの表示態様と変えることが上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードに関連付けて表示されるマーク又は枠等の表示態様(色、明るさ、大きさ、形状、種類、線の太さ等)を、「ほしいものリスト」に含まれないゲームカードに関連付けて表示されるマーク又は枠等の表示態様と変えることが上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードのみに関連付けてマーク又は枠等を表示し、「ほしいものリスト」に含まれないゲームカードに関連付けてマーク又は枠等を表示しないことが上記の「区別表示」の一例に相当する。または、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードに関連付けてマーク又は枠等を表示せずに、「ほしいものリスト」に含まれないゲームカードのみに関連付けてマーク又は枠等を表示することも上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードを表示する領域と、「ほしいものリスト」に含まれないゲームカードを表示する領域とを異ならせることも上記の「区別表示」の一例に相当する。
【0184】
例えば、
図9に示す提供希望カード選択画面画像G2300において、ユーザUaの「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードCxやCyに枠画像P203112,P2031212が表示されている点が上記の「区別表示」の一例に相当する。
【0185】
提供希望カード選択画面画像G2300が表示されている間において、選択結果通知部121は、任意の組み合わせのゲームカードを提供希望カードとして選択する操作が第2端末10−2の入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。例えば提供希望カード選択画面画像G2300の場合、ゲームカードに対応するチェックボックスにチェックを入れて処理オブジェクトP2301を選択する操作が上記操作に相当する。
【0186】
提供希望カードを選択する操作が受け付けられた場合、選択結果通知部121は提供希望カードの選択結果を示す情報をサーバ30に送信する。例えば、選択結果通知部121は、第2ユーザ(ユーザUb)のユーザIDと、第2ユーザによって選択された提供希望カードの情報をサーバ30に送信する。ここで、提供希望カードの情報は、例えば、提供希望カードとして選択されたゲームカードのカードID及びシリアル番号を含む。この場合、選択受付部331は、第2端末10−2から送信される上記情報を受信するによって、提供希望カードの選択を受け付けることとなる。
【0187】
入手希望カードの選択と提供希望カードの選択とが受け付けられた場合、表示制御部310によって、交換申請内容確認画面画像G2400を第2端末10−2の表示部15に表示させるための制御が実行される。
【0188】
例えば、表示制御部310は、交換申請内容確認画面画像G2400を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第2端末10−2に送信する。この場合、第2端末10−2の表示制御部110は、受信したデータに基づいて、交換申請内容確認画面画像G2400を第2端末10−2の表示部15に表示させる。
【0189】
交換申請内容確認画面画像G2400が表示されている間において、交換申請通知部120は、交換申請を行うことを確定する操作が第2端末10−2の入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。例えば交換申請内容確認画面画像G2400の場合、処理オブジェクトP2401を選択する操作が上記操作に相当する。
【0190】
交換申請を行うことを確定する操作が受け付けられた場合、交換申請通知部120は交換申請に関する情報をサーバ30に送信する。ここで送信される情報は、例えば、交換の申請元である第2ユーザ(ユーザUb)のユーザIDと、交換の申請先である第1ユーザ(ユーザUa)のユーザIDと、入手希望カードとして選択されたゲームカードの情報と、提供希望カードとして選択されたゲームカードの情報とを含む。この場合、交換申請受付部330は、交換申請通知部120によって送信される上記情報を受信するによって、交換申請を受け付けることとなる。
【0191】
交換申請受付部330は、新たな交換申請を受け付けると、受け付けた交換申請に基づいて交換申請情報テーブルTBL104に新たなレコードを作成し、作成したレコードに情報を登録する。例えば、交換申請受付部330は、新たに交換申請IDを発行し、発行した交換申請ID、交換申請元のユーザのユーザID(申請元ユーザID)、交換申請先のユーザのユーザID(申請先ユーザID)、入手希望カード、提供希望カード、申請受付日時(申請の受信日時としてよい)、状況フラグ(初期値=0)を、上記作成した新たなレコードに格納する。
【0192】
なお、交換申請受付部330は、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの同一のゲームカードが入手希望カードとして選択された複数の交換申請を受け付け可能である。
【0193】
[3.5.交換申請選択受付部340及び交換申請選択結果通知部140]
交換申請選択受付部340は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。一方、交換申請選択部1430は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
【0194】
交換申請選択受付部340は、第1ユーザIDに対する複数の交換申請のいずれかの選択を、第1ユーザIDによって識別される第1ユーザから受け付ける。
【0195】
なお、「第1ユーザIDに対する交換申請」とは、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードが入手希望カードとして選択されている交換申請である。例えば、第1ユーザが承諾するか否かを決定することが可能な交換申請である。
【0196】
また、「交換申請の選択をユーザから受け付ける」とは、例えば、交換申請を選択する操作をユーザから受け付けることである。または、「交換申請の選択をユーザから受け付ける」とは、例えば、交換申請を選択したことを示すデータをユーザの端末から受信することである。本実施形態の場合、交換申請選択受付部340はサーバ30で実現されるものであるため、以下に説明するように、交換申請選択受付部340は、交換申請が選択されたことを示すデータを第1端末10−1(交換申請選択結果通知部140)から受信する。
【0197】
交換申請の選択を第1ユーザから受け付けるにあたり、第1ユーザIDに対する交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像G1400を第1端末10−1の表示部15(第1ユーザの表示装置の一例)に表示させるための制御が表示制御部310によって実行される。例えば、表示制御部310は、第1ユーザIDに関連づけて記憶される、第1ユーザの「ほしいものリスト」(第1ユーザが所望するゲームカードのリストデータの一例)に基づいて、上記制御を実行する。
【0198】
例えば、表示制御部310は、交換申請情報テーブルTBL104に基づいて、申請先ユーザIDとして第1ユーザIDが格納されている交換申請であって、「状況フラグ」の値が「0(承諾待ち)」である少なくとも1つの交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像G1400を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第1端末10−1に送信する。この場合、第1端末10−1の表示制御部100は、受信したデータに基づいて、交換申請一覧画面画像G1400を第1端末10−1の表示部15に表示させる。
【0199】
なお、「交換申請一覧画面画像」とは、第1ユーザIDに対する交換申請の一覧を表示可能に構成された画面画像である。例えば、第1ユーザIDに対する交換申請のいずれかを選択するための画面画像である。また例えば、第1ユーザIDに対する交換申請のいずれかを承諾するための画面画像である。
【0200】
また、「交換申請一覧画面画像」には、第1ユーザIDに対する交換申請のうちの、第1ユーザの「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請が優先表示又は区別表示される。
【0201】
また、「ほしいものリストに含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請を優先表示する」とは、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請を他の交換申請(「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されていない交換申請)よりも優先的に表示することである。例えば、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請のみを表示し、他の交換申請を表示しないことが上記の「優先表示」の一例に相当する。例えば、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請を他の交換申請よりも目立つ位置に表示することも上記の「優先表示」の一例に相当する。例えば、交換申請が優先順位(表示順位)に従って表示される場合には、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請の優先順位(表示順位)を他の交換申請よりも高くすることも上記の「優先表示」の一例に相当する。
【0202】
例えば、
図11に示す交換申請一覧画面画像G1400において、ユーザUaの「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードCxやCyが提供希望カードとして選択されている交換申請が上位に表示されている点が上記の「優先表示」の一例に相当する。
【0203】
また、「ほしいものリストに含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請を区別表示する」とは、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請を他の交換申請(「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されていない交換申請)とユーザが区別できるように表示することである。例えば、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請の表示態様(色、明るさ、大きさ等)を他の交換申請の表示態様と変えることが上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請に関連付けて表示されるマーク又は枠等の表示態様(色、明るさ、大きさ、形状、種類、線の太さ等)を他の交換申請に関連付けて表示されるマーク又は枠等の表示態様と変えることも上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請のみに関連付けてマーク又は枠等を表示し、他の交換申請に関連付けてマーク又は枠等を表示しないことも上記の「区別表示」の一例に相当する。または、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請に関連付けてマーク又は枠等を表示せずに、他の交換申請のみに関連付けてマーク又は枠等を表示することも上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが提供希望カードとして選択されている交換申請を表示する領域と他の交換申請を表示する領域とを異ならせることも上記の「区別表示」の一例に相当する。
【0204】
例えば、
図11に示す交換申請一覧画面画像G1400において、ユーザUaの「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードCxやCyに枠画像が表示されている点が上記の「区別表示」の一例に相当する。
【0205】
交換申請一覧画面画像G1400が表示されている間において、交換申請選択結果通知部140は、第1ユーザIDに対する交換申請の中から交換申請を選択する操作が第1端末10−1の入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。例えば交換申請一覧画面画像G1400の場合、表示領域A1410内に表示されるいずれか交換申請を選択する操作が上記操作に相当する。
【0206】
交換申請を選択する操作が受け付けられた場合、交換申請選択結果通知部140は交換申請の選択結果を示す情報をサーバ30に送信する。例えば、交換申請選択結果通知部140は、選択された交換申請を識別する交換申請IDをサーバ30に送信する。この場合、交換申請選択受付部340は、交換申請通知部120によって送信される上記情報を受信するによって、交換申請を受け付けることとなる。
【0207】
なお、第1ユーザIDに対する交換申請のうちの一の交換申請の選択が交換申請選択受付部340によって受け付けられた場合、表示制御部310によって、当該一の交換申請の内容を示す交換申請承諾画面画像G1500(交換申請内容画面画像の一例)を、第1ユーザIDによって識別される第1ユーザの表示装置に表示させるための制御が実行される。
【0208】
例えば、表示制御部310は、第1ユーザIDに関連づけて記憶される、第1ユーザの「ほしいものリスト」(第1ユーザが所望するゲームカードのリストデータの一例)に基づいて、交換申請承諾画面画像G1500(交換申請内容画面画像の一例)を第1ユーザの表示装置に表示させるための制御を実行する。
【0209】
なお、「交換申請内容画面画像」とは、第1ユーザIDに対する交換申請の内容が表示可能に構成された画面画像である。例えば、第1ユーザIDに対する交換申請の内容を確認するための画面画像である。また例えば、第1ユーザIDに対する交換申請を承諾するための画面画像である。
【0210】
例えば、表示制御部310は、交換申請承諾画面画像G1500を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第1端末10−1に送信する。この場合、第1端末10−1の表示制御部100は、受信したデータに基づいて、交換申請承諾画面画像G1500を第1端末10−1の表示部15に表示させる。
【0211】
例えば、交換申請承諾画面画像G1500には、一の交換申請において提供希望カードとして選択されているゲームカードのうちの、「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードが優先表示又は区別表示される。例えば
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500における表示領域A1511において、提供希望カードとして選択されているゲームカードCx、Czのうち、ユーザUaの「ほしいものリスト」に含まれるゲームカードCxに枠画像が表示され、ユーザUaの「ほしいものリスト」に含まれないゲームカードCzに枠画像が表示されていないことが上記の「区別表示」の一例に相当する。
【0212】
また、交換申請承諾画面画像G1500には、一の交換申請において入手希望カードとして選択されているゲームカードと同一のゲームカードが入手希望カードとして選択されている他の交換申請に関する情報が表示される。例えば
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500における表示領域A1512において、入手希望カードとして選択されているゲームカードCcについて、他の交換申請がある旨を示す処理オブジェクトP15121を表示することが、上記の「他の交換申請に関する情報」を表示することの一例に相当する。
【0213】
なお、表示制御部310は、第1ユーザIDに対する複数の交換申請のうちの、第1ユーザによって選択された交換申請以外の交換申請であって、かつ、第1ユーザによって選択された交換申請において入手希望カードとして選択されているゲームカードと同一のゲームカードが入手希望カードして選択されている交換申請に関する情報を第1端末10−1の表示部15に表示させるための制御を実行するようにしてもよい。
【0214】
例えば、表示制御部310は、交換申請承諾画面画像G1500に表示される一の交換申請以外の交換申請であって、かつ、当該一の交換申請に入手希望カードとして選択されているゲームカードと同一のゲームカードが入手希望カードして選択されている交換申請に関する情報を交換申請承諾画面画像G1500に表示させるための制御を実行するようにしてもよい。例えば、
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500の場合、表示領域A1520に表示される情報が上記の「情報」に相当する。
【0215】
例えば、表示制御部310は、交換申請情報テーブルTBL104の中から、交換申請承諾画面画像G1500に表示する交換申請の交換申請ID(すなわち、交換申請選択受付部340により受け付けた交換申請ID)に関連付けられる入手希望カードの情報を取得する。そして、表示制御部310は、交換申請情報テーブルTBL104の中から、上記取得した入手希望カードと同一のゲームカードが「入手希望カード」の項目に含まれている他の交換申請を検索する。そして、表示制御部3
10は、上記検索の結果、他の交換申請が検索された場合には、当該他の交換申請に関する情報を表示領域A1520に含む交換申請承諾画面画像G1500を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第1端末10−1に送信する。そして、第1端末10−1の表示制御部100は、表示制御部310によって送信されたデータに基づいて交換申請承諾画面画像G1500を第1端末10−1の表示部15に表示させる。
【0216】
[3.6.ゲームオブジェクト選択受付部350及びゲームオブジェクト選択結果通知部150]
ゲームオブジェクト選択受付部350は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。一方、ゲームオブジェクト選択
結果通知部150は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
【0217】
ゲームオブジェクト選択受付部350は、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つの選択を、第1ユーザIDによって識別される第1ユーザから受け付ける。
【0218】
なお、「ゲームオブジェクトの選択をユーザから受け付ける」とは、例えば、ゲームオブジェクトを選択する操作をユーザから受け付けることである。または、「ゲームオブジェクトの選択をユーザから受け付ける」とは、例えば、ゲームオブジェクトを選択したことを示すデータをユーザの端末から受信することである。本実施形態の場合、ゲームオブジェクト選択受付部350はサーバ30で実現されるものであるため、以下に説明するように、ゲームオブジェクト選択受付部350は、ゲームオブジェクトが選択されたことを示すデータを第1端末10−1(ゲームオブジェクト選択結果通知部150)から受信する。
【0219】
例えば、交換申請承諾画面画像G1500が表示されている間において、ゲームオブジェクト選択結果通知部150は、いずれかのゲームカードを選択する操作が第1端末10−1の入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。例えば交換申請承諾画面画像G1500の場合、ゲームカードCcに関連づけて表示される処理オブジェクトP15121(すなわち、ゲームカードCcに対する他の交換申請がある旨を示す処理オブジェクトP15121)を選択する操作が、ゲームカードCcを選択する操作に相当する。
【0220】
いずれかのゲームカードを選択する操作が受け付けられた場合、ゲームオブジェクト選択結果通知部150はゲームカードの選択結果に関する情報をサーバ30に送信する。例えば、ゲームオブジェクト選択結果通知部150は、選択されたゲームカードを識別する情報をサーバ30に送信することとしてよい。例えば、上記のゲームカードを識別する情報は、カードID及びシリアル番号である。この場合、ゲームオブジェクト選択受付部350は、ゲームオブジェクト選択結果通知部150によって送信された上記情報を受信することによって、ゲームカードの選択を受け付けることとなる。
【0221】
なお、ゲームオブジェクト選択受付部350によってゲームオブジェクトの選択が第1ユーザから受け付けられた場合、表示制御部310は、第1ユーザによって選択されたゲームカードが入手希望カードとして選択されている交換申請に関する情報を第1端末10−1の表示部15に表示させるための制御を実行する。
【0222】
例えば、表示制御部310は、第1ユーザによって選択されたゲームカードのカードID及びシリアル番号を「入手希望カード」に含む交換申請の一覧を交換申請情報テーブルTBL104から検索し、検索された交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像G1600を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第1端末10−1に送信する。そして、第1端末10−1の表示制御部100は、表示制御部310によって送信されたデータに基づいて、交換申請一覧画面画像G1600を第1端末10−1の表示部15に表示させる。
【0223】
[3.7.承諾受付部360及び承諾結果通知部160]
承諾受付部360は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。一方、承諾結果通知部160は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
【0224】
承諾受付部360は、第1ユーザIDに対する複数の交換申請のうちの一の交換申請に対する承諾を、第1ユーザIDによって識別される第1ユーザから受け付ける。
【0225】
なお、「交換申請に対する承諾」とは、交換申請を承諾することである。
【0226】
また、「承諾をユーザから受け付ける」とは、例えば、交換申請を承諾することを示す操作をユーザから受け付けることである。または、「承諾をユーザから受け付ける」とは、交換申請を承諾することを示すデータをユーザの端末装置から受信することである。本実施形態の場合、承諾受付部360はサーバ30で実現されるものであるため、以下に説明するように、承諾受付部360は、交換申請を承諾することを示すデータを第1端末10−1(承諾結果通知部160)から受信する。
【0227】
例えば、交換申請承諾画面画像G1500が表示されている間において、承諾結果通知部160は、交換申請を承諾又は拒否する操作が第1端末10−1の入力部14によって受け付けられたか否かを監視する。例えば交換申請承諾画面画像G1500の場合、処理オブジェクトP1501を選択する操作が「交換申請を承諾する操作」に相当する。また、処理オブジェクトP1502を選択する操作が「交換申請を拒否する操作」に相当する。
【0228】
交換申請を承諾又は拒否する操作が受け付けられた場合、承諾結果通知部160は、交換申請に対する承諾結果を示す情報をサーバ30に送信する。例えば、承諾結果通知部160は、交換申請を識別する交換申請IDと、「承諾」又は「拒否」のいずれかの承諾結果を示す情報をサーバ30に送信する。
【0229】
この場合、承諾受付部360は、承諾結果通知部160によって送信された上記情報を受信することによって、交換申請に対する承諾を受け付けることとなる。またこの場合、承諾受付部360は、交換申請情報テーブルTBL104において、承諾結果通知部160から受信した交換申請IDに関連付けられる「承諾フラグ」の値を、受信した承諾結果が「承諾」である場合には「1」に更新し、受信した承諾結果が「拒否」である場合には「2」に更新する。
【0230】
[3.8.交換実行部370]
交換実行部370は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。
【0231】
交換実行部370は、交換申請受付部330により受け付ける交換申請に基づいて、ゲームカードの交換を実行する。すなわち、交換申請受付部330により受け付ける交換申請に基づいて、入手希望カードと提供希望カードとの交換を第1ユーザIDと第2ユーザIDとの間で実行する。
【0232】
なお、「ゲームカードの交換」とは、複数のユーザIDの間でゲームオブジェクトを交換することである。例えば、「ゲームカードの交換」とは、第1ユーザIDと第2ユーザIDとの間でゲームオブジェクトを交換することである。また、「ゲームカードの交換」とは、入手希望カードと提供希望カードとを交換することである。
【0233】
例えば、「第1ユーザIDと第2ユーザIDとの間のゲームカードの交換」とは、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちから選択された1又は複数の入手希望カードと、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちから選択された1又は複数の提供希望カードとを交換することである。
【0234】
すなわち、「第1ユーザIDと第2ユーザIDとの間のゲームカードの交換」とは、提供希望カードと引き替えに、入手希望カードが、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちに加えられ、かつ、入手希望カードと引き替えに、提供希望カードが、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームカードのうちに加えられることである。
【0235】
言い換えれば、「第1ユーザIDと第2ユーザIDとの間のゲームカードの交換」とは、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちから入手希望カードが取り除かれ、入手希望カードが、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちに加えられ、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちから提供希望カードが取り除かれ、提供希望カードが、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちに加えられることである。
【0236】
また、「交換申請に基づいて、入手希望カードと提供希望カードとの交換を実行する」とは、例えば、交換申請が受け付けられた場合に、当該交換申請における入手希望カードと、当該交換申請における提供希望カードとの交換を実行することである。また例えば、交換申請が受け付けられた場合に、当該交換申請を承諾するか否かを第1ユーザに問い合わせ、当該交換申請が第1ユーザによって承諾された場合に、当該交換申請における入手希望カードと、当該交換申請における提供希望カードとの交換を実行することも上記の「交換申請に基づいて、入手希望カードと提供希望カードとの交換を実行する」に相当する。
【0237】
例えば、交換実行部370は、第1ユーザによって第1ユーザIDに対する複数の交換申請のうちの一の交換申請が承諾された場合に、当該一の交換申請における入手希望カードと、当該一の交換申請における提供希望カードとの交換を実行する。
【0238】
例えば、交換実行部370は、承諾受付部360により交換申請IDと承諾結果とを受け付けた場合に、当該承諾結果が「承諾」を示す場合には、当該交換申請IDにより識別される交換申請における入手希望カードと提供希望カードとの交換を実行する。
【0239】
具体的には、例えば、交換実行部370は、承諾された交換申請における申請先ユーザIDと入手希望カードとの関連づけを解消するとともに、申請元ユーザIDと入手希望カードとを関連づけるようにする。また、交換実行部370は、承諾された交換申請における申請元ユーザIDと提供希望カードとの関連づけを解消するとともに、申請先ユーザIDと提供希望カードとを関連づけるようにする。
【0240】
[3.9.交換申請取消部380]
交換申請取消部380は、主にサーバ30の制御部31、及び記憶部32により実現される。
【0241】
交換申請取消部380は、第1ユーザによって第1ユーザIDに対する複数の交換申請のうちの一の交換申請が承諾された場合に、複数の交換申請のうちの他の交換申請を取り消す。
【0242】
なお、「交換申請を取り消す」とは、例えば、交換申請を拒否(却下)することである。言い換えれば、交換申請を無効にすることである。また例えば、交換申請を示すデータを削除することである。
【0243】
例えば、交換申請取消部380は、承諾受付部360により交換申請IDと承諾結果とを受け付けた場合に、当該承諾結果が「承諾」を示すときには、当該交換申請IDにより識別される交換申請と入手希望カードの少なくとも一部が共通する他の交換申請を、交換申請情報テーブルTBL104の中から検索し、検索された交換申請を取り消す。例えば、交換申請取消部380は、上記検索された交換申請を識別する交換申請IDに関連付けて交換申請情報テーブルTBL104に記憶される「状況フラグ」の値を「2(取消)」に更新することで、交換申請を取り消す。
【0244】
[4.ゲームシステム1において実行される処理]
次に、ゲームシステム1において実行される処理の一例を説明する。
図21乃至
図24は、ゲームシステム1において実行される処理を示す図である。
図21乃至
図24に示した処理において、第1端末10−1に関する処理は、第1端末10−1の制御部11が記憶部12に記憶されたプログラムに基づいて実行し、第2端末10−2に関する処理は、第2端末10−2の制御部11が記憶部12に記憶されたプログラムに基づいて実行し、サーバ30に関する処理は、サーバ30の制御部31が記憶部32に記憶されたプログラムに基づいて実行するものである。以下では、第1ユーザ(第1ユーザID)と第2ユーザ(第2ユーザID)との間でゲームカードを交換する場合の処理について説明する。
【0245】
[4.1.出品カード情報の登録処理]
まず、
図21に基づいて、第1ユーザが1又は複数のゲームカードを出品カードとしてサーバ30に登録する処理の例について説明する。なお、
図21に示される処理は、
図5の画面例で説明した処理に対応する。
【0246】
図21に示されるように、第1端末10−1の制御部11は、入力部14を介して第1ユーザから受け付けた操作に基づいて、通信部13を介してサーバ30と通信し、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードの中から出品カードの選択を第1ユーザから受け付けるための処理を制御する(S100)。また、サーバ30の制御部31も、通信部33を介して第1端末10−1と通信し、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードの中から出品カードの選択を第1ユーザから受け付けるための処理を制御する(S300)。
【0247】
例えば、サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第1端末10−1から受信したデータに基づいて、第1ユーザが所有するゲームカードの中から1又は複数のゲームカードを出品カードとして選択するための出品画面画像G1300(
図5)を表示させるためのデータを生成し、生成した表示データを第1端末10−1に送信する。また例えば、第1端末10−1の制御部11は、サーバ30から受信したデータに基づいて、上記の出品画面画像G1300を表示部15に表示させる。そして、第1端末10−1の制御部11は、上記の出品画面画像G1300が表示された状態で、第1ユーザから受け付けた操作に基づいて、出品カードとして選択されたゲームカードを特定する。
【0248】
第1端末10−1の制御部11は、入力部14により第1ユーザから受け付けた操作に基づいて、出品カードが決定されたか否か(すなわち、出品カードの選択が完了されたか否か)を判定する(S102)。例えば、第1端末10−1の制御部11は、
図5に示す出品画面の処理オブジェクトP1301を選択する操作を第1ユーザから受け付けた場合に、第1端末10−1の制御部11は上記の出品カードが決定されたと判定することとしてよい。
【0249】
出品カードが決定されたと判定されなかった場合には(S102:N)、第1端末10−1の制御部11は、S100の選択制御処理を継続する。一方、出品カードが決定されたと判定された場合には(S103:Y)、第1端末10−1の制御部11は、第1ユーザにより選択された出品カードの情報(出品カード情報)を、通信部13を介してサーバ30に送信する(S104)。例えば、第1端末10−1の制御部11は、
図5に示す出品画面G103においてチェックボックスにチェックが入れられているゲームカードを出品カードとして選択されたゲームカードとして特定し、出品カードとして選択されたゲームカードそれぞれのカードID及びシリアル番号を含む出品カード情報をサーバ30に送信する。
【0250】
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第1端末10−1から出品カード情報を受信し(S302)、受信した出品カード情報を所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103に登録する(S304)。
【0251】
例えば、サーバ30の制御部31は、第1端末10−1から出品カード情報を受信した場合に、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103において出品カードのカードIDとシリアル番号によりそれぞれ特定されるレコードの「出品フラグ」の値を「1」に更新して、出品カード情報により特定されるゲームカードを出品カードとして設定する。
【0252】
[4.2.交換申請処理]
次に、
図22に基づいて、第2ユーザが第1ユーザの出品カードの中から選択した1又は複数の入手希望カードと、第2ユーザの所有するゲームカードの中から選択した1又は複数の提供希望カードとを交換することを、第1ユーザに申請する際の処理の例について説明する。なお、
図22の処理は、
図7乃至
図10の画面例で説明した処理に対応する。また、以下においては第1ユーザを交換申請先のユーザ、第2ユーザを交換申請元のユーザと称することがある。
【0253】
図22に示されるように、第2ユーザが操作する第2端末10−2の制御部11は、入力部14を介して第2ユーザから交換申請先のユーザの選択を受け付ける(S110)。例えば、
図7に示す検索結果表示画面画像G201が表示されている状態において、第2端末10−2の制御部11は、表示領域A2110に表示されるいずれかのユーザを交換申請先として選択する操作を受け付ける。すなわち、第2端末10−2の制御部11は、表示領域A2111又は表示領域A2112等を選択する操作を受け付けることによって、上記の交換申請先のユーザの選択を受け付ける。なお以下では、第1ユーザが上記の交換申請先のユーザとして選択されたこととして説明を続ける。
【0254】
第2端末10−2の制御部11は、第2ユーザから選択された交換申請先のユーザ(第1ユーザ)のユーザIDを、通信部13を介してサーバ30に送信する(S112)。
【0255】
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第2端末10−2から交換申請先のユーザ(第1ユーザ)のユーザIDを受信する(S310)。そして、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103から交換申請先のユーザの出品カードのリスト(出品カードリスト)を取得する(S312)。例えば、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103において、S310で受信したユーザIDに関連づけられたレコードのうち、「出品フラグ」が「1」である「カードID」及び「シリアル番号」のゲームカードのリストを上記の出品カードリストとして取得する。そして、サーバ30の制御部31は、上記取得した出品カードリストに基づいて、交換申請先のユーザ(第1ユーザ)の出品カードの中から第2ユーザが入手希望カードを選択するための入手希望カード選択画面画像G2200(
図8)を表示するためのデータを、通信部33を介して第2端末10−2に送信する(S314)。
【0256】
次に、第2端末10−2の制御部11は、通信部13を介してサーバ30から入手希望カード選択画面画像G2200のデータを受信する(S114)。そして、第2端末10−2の制御部11は、上記受信したデータに基づいて、入手希望カード選択画面画像G2200を第2端末10−2の表示部15に表示する(S116)。
【0257】
第2端末10−2の制御部11は、表示部15に表示される入手希望カード選択画面画像G2200に表示される出品カードの中から入手希望カードの選択を第2ユーザから受け付ける(S118)。
【0258】
次に、第2端末10−2の制御部11は、第2ユーザによって選択された入手希望カードの情報(例えばカードID及びシリアル番号)を、通信部13を介してサーバ30に送信する(S120)。
【0259】
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第2端末10−2から第2ユーザによって選択された入手希望カードの情報を受信する(S316)。
【0260】
次に、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103から交換申請元のユーザ(第2ユーザ)の所有するゲームカード(所有カード)のリスト(所有カードリスト)を取得する(S318)。例えば、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103において、第2ユーザのユーザIDに関連づけられた「カードID」及び「シリアル番号」のゲームカードのリストを上記の所有カードリストとして取得する。そして、サーバ30の制御部31は、上記取得した所有カードリストに基づいて、交換申請元のユーザ(第2ユーザ)の所有カードの中から第2ユーザが提供希望カードを選択するための提供希望カード選択画面画像G2300(
図9)を表示するためのデータを、通信部33を介して第2端末10−2に送信する(S320)。
【0261】
次に、第2端末10−2の制御部11は、通信部13を介してサーバ30から提供希望カード選択画面画像G2300のデータを受信する(S122)。そして、第2端末10−2の制御部11は、上記受信したデータに基づいて、提供希望カード選択画面画像G2300を第2端末10−2の表示部15に表示する(S124)。
【0262】
第2端末10−2の制御部11は、表示部15に表示される提供希望カード選択画面画像G2300に表示される所有カードの中から提供希望カードの選択を第2ユーザから受け付ける(S126)。
【0263】
次に、第2端末10−2の制御部11は、第2ユーザによって選択された提供希望カードの情報(例えばカードID及びシリアル番号)を、通信部13を介してサーバ30に送信する(S128)。
【0264】
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第2端末10−2から第2ユーザによって選択された提供希望カードの情報を受信する(S322)。この例においては、サーバ30の制御部31は、第2ユーザから、入手希望カードと提供希望カードの情報を受け付けることにより、第2ユーザから、第1ユーザの入手希望カードと、第2ユーザの提供希望カードとを交換することの申請(交換申請)を受け付けることとする。
【0265】
サーバ30の制御部31は、第2ユーザから上記の交換申請を受け付けると、交換申請情報テーブルTBL104に、上記の交換申請の情報を登録する(S324)。例えば、サーバ30の制御部31は、第2ユーザから受け付けた交換申請を識別する交換申請ID、申請元ユーザID(第2ユーザのユーザID)、申請先ユーザID(第1ユーザのユーザID)、入手希望カード(S316で受信した情報)、提供希望カード(S322で受信した情報)、申請受付日時(例えばS322,S316、S310等の受信日時)、状況フラグ(初期値0)を関連づけて交換申請情報テーブルTBL104に登録する。
【0266】
[4.3.交換申請承諾処理]
次に、
図23に基づいて、第1ユーザに対する交換申請を第1ユーザが確認、承諾する処理の例について説明する。なお、
図23に示される処理は、
図11,
図12,
図14の画面例で説明した処理に対応する。
【0267】
図23に示されるように、第1ユーザが操作する第1端末10−1の制御部11は、入力部14を介して第1ユーザから、第1ユーザを交換申請先とする交換申請の中から交換申請の選択を受け付ける(S140)。例えば、
図11に示す交換申請一覧画面画像G1400が表示されている状態において、第1端末10−1の制御部11は、表示領域A1410に表示される交換申請のいずれかを選択する操作を受け付ける。すなわち、第2端末10−2の制御部11は、表示領域A1411又は表示領域A1412等を選択する操作を受け付けることによって、交換申請の選択を受け付ける。
【0268】
第1端末10−1の制御部11は、第1ユーザから選択された交換申請を識別する交換申請IDを、通信部13を介してサーバ30に送信する(S142)。
【0269】
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第1端末10−1から交換申請IDを受信する(S340)。そして、サーバ30の制御部31は、受信した交換申請IDに基づいて記憶部32から以下の情報を取得する。
【0270】
サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104から、S340で取得した交換申請IDに関連づけられている提供希望カードと入手希望カードの情報を取得する(S342)。例えば、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104において、S340で受信した交換申請IDに関連づけられた「提供希望カード」に格納されるゲームカード(カードID及びシリアル番号)のリストを提供希望カードの情報として取得する。また、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104において、S340で受信した交換申請IDに関連づけられた「入手希望カード」に格納されるゲームカード(カードID及びシリアル番号)のリストを入手希望カードの情報として取得する。
【0271】
サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104から、S342で提供希望ゲームカードの情報として取得したゲームカードを「提供希望カード」とする、S340で受信した交換申請IDにより識別される交換申請以外の他の交換申請の情報(以下、重複交換申請情報)を取得する(S344)。例えば、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104において、S342で取得したゲームカード(カードID及びシリアル番号)ごとに、当該ゲームカードを「提供希望カード」の項目に含む交換申請ID(ただし、S340で受信した交換申請IDを除く)を取得する。これにより、サーバ30の制御部31は、S342で提供希望ゲームカードの情報として取得したゲームカードのそれぞれについて、S340で受信した交換申請ID以外の他の交換申請の情報を取得する。
【0272】
サーバ30の制御部31は、S340で受信した交換申請IDの交換申請を承諾すること(すなわち、交換申請に基づく交換を実行すること)で取消となる他の交換申請の情報を取得する(S346)。例えば、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104から、S342で入手希望ゲームカードの情報として取得したいずれかのゲームカードを「入手希望カード」に含む、S340で受信した交換申請IDにより識別される交換申請以外の他の交換申請の情報(以下、取消交換申請情報)を取得する。
【0273】
サーバ30の制御部31は、第1ユーザ(交換申請先ユーザ)のほしいものリストの情報を取得する(S348)。例えば、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104において、S340で受信した交換申請IDに関連づけられている「申請先ユーザID」の項目に格納されたユーザIDを、上記の第1ユーザのユーザIDとして取得する。そして、サーバ30の制御部31は、ユーザ情報テーブルTBL102において、上記取得した第1ユーザのユーザIDに関連づけられている「ほしいものリスト」に格納されたカードIDを、上記のほしいものリストの情報として取得する。
【0274】
次に、サーバ30の制御部31は、S342〜S348で取得した情報に基づいて、交換申請IDにより識別される交換申請を承諾するか否かを第1ユーザに問い合わせるための交換申請承諾画面画像G1500(
図12)を表示させるためのデータを生成する(S350)。例えば、
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500に関し、表示領域A1510の情報は、S342で取得した情報に基づいて生成され、表示領域A1512における処理オブジェクトP15121の情報は、S344で取得した情報に基づいて生成される。また、表示領域A1520の情報は、S346で取得した情報に基づいて生成され、枠画像P15111,P15211は、S348で取得した情報に基づいて生成される。
【0275】
サーバ30の制御部31は、S350で生成した交換申請承諾画面画像G1500を表示させるためのデータを、通信部33を介して第1端末10−1に送信する(S352)。
【0276】
第1端末10−1の制御部11は、通信部13を介してサーバ30から交換申請承諾画面画像G1500を表示させるためのデータを受信する(S144)。そして、第1端末10−1の制御部11は、上記受信したデータに基づいて、交換申請承諾画面画像G1500を第1端末10−1の表示部15に表示する(S146)。
【0277】
第1端末10−1の制御部11は、入力部14を介して第1ユーザから受け付けた操作に基づいて、承諾結果を受け付ける(S148)。例えば、
図12の交換申請承諾画面画像G1500が表示されている状態で、第1端末10−1の制御部11は、交換申請に対する承諾又は拒否を選択する操作を受け付ける。すなわち、第1端末10−1の制御部11は、
図12の交換申請承諾画面画像G1500における処理オブジェクトP1501又は処理オブジェクトP1502のいずれかの選択を受け付けることにより、上記の承諾結果を受け付ける。例えば、第1端末10−1の制御部11は、処理オブジェクトP1501が選択された場合には交換申請が承諾されたと判定し、処理オブジェクトP1502が選択された場合には交換申請が承諾されなかった(すなわち拒否された)と判定する。
【0278】
そして、第1端末10−1の制御部11は、上記受け付けた承諾結果を、通信部13を介してサーバ30に対して送信する(S150)。なお、上記の承諾結果には、例えば、交換申請IDと、承諾又は拒否のいずれかの情報が含まれる。
【0279】
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第1端末10−1から承諾結果を受信する(S354)。そして、サーバ30の制御部31は、上記受信した承諾結果に基づいて、交換が承諾されたか否かを判定する(S356)。
【0280】
交換が承諾された場合には(S356:Y)、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104において、第1ユーザから選択された交換申請IDに関連づけられる状況フラグの値を「1」に更新する(S358)。そして、サーバ30の制御部31は、第1ユーザから選択された交換申請IDについての入手希望カードと提供希望カードの情報に基づいて、第1ユーザ(交換申請先ユーザ)と第2ユーザ(交換申請元ユーザ)との間で、入手希望カードと提供希望カードとの交換を実行する(S360)。すなわち、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103において、第1ユーザのユーザIDと入手希望カードの関連づけを解消し、新たに第1ユーザのユーザIDと提供希望カードを関連づける。また、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103において、第2ユーザのユーザIDと提供希望カードの関連づけを解消し、新たに第2ユーザのユーザIDと入手希望カードを関連づける。
【0281】
そして、サーバ30の制御部31は、承諾された交換申請IDについて、S346で取得された取消交換申請情報に基づいて、取消対象となる交換申請IDについて交換申請情報テーブルTBL104に関連づけて記憶される状況フラグの値を「2」(拒否/取消)に更新する(S362)。
【0282】
一方、交換が承諾されなかった場合には(S356:N)、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104において、第1ユーザから選択された交換申請IDに関連づけられる状況フラグの値を「2」(拒否/取消)に更新する(S364)。
【0283】
[4.4.交換申請一覧表示処理]
次に、
図24に基づいて、第1ユーザに対する交換申請のうち、第1ユーザから選択されたゲームカードが入手希望カードとして選択されている交換申請の一覧を表示する処理の例について説明する。なお、
図24に示される処理は、例えば、
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500において処理オブジェクトP15121が選択された場合に、
図13に示す交換申請一覧画面画像G1600を表示する処理に対応する。
【0284】
図24に示されるように、第1ユーザが操作する第1端末10−1の制御部11は、入力部14を介して第1ユーザから、第1ユーザの出品カードの中から出品カードの選択を受け付ける(S170)。例えば、
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500が表示されている状態で、第1端末10−1の制御部11はいずれかの出品カードを選択する操作を受け付ける。すなわち、第1端末10−1の制御部11は、
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500における処理オブジェクトP15121を選択する操作を受け付けることによって、上記の出品カードの選択を受け付ける。以下、P170で、第1ユーザにより選択された出品カードを選択カードと称する。
【0285】
第1端末10−1の制御部11は、第1ユーザから選択された出品カードの情報(カードID,シリアル番号)を、通信部13を介してサーバ30に送信する(S172)。
【0286】
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第1端末10−1から選択された出品カードの情報(カードID,シリアル番号)を受信する(S370)。そして、サーバ30の制御部31は、選択された出品カードの情報に基づいて記憶部32から以下の情報を取得する。
【0287】
サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104から、選択された出品カードを入手希望カードに含む1以上の交換申請の情報(交換申請ID)を取得する(S371)。
【0288】
サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104から、S372で取得したそれぞれの交換申請IDについて、提供希望カード、入手希望カードの情報を取得する(S374)。
【0289】
サーバ30の制御部31は、第1ユーザ(交換申請先ユーザ)のほしいものリストの情報を取得する(S376)。例えば、サーバ30の制御部31は、ユーザ情報テーブルTBL102において、第1ユーザのユーザIDに関連づけられている「ほしいものリスト」に格納されたカードIDを、上記のほしいものリストの情報として取得する。
【0290】
次に、サーバ30の制御部31は、S372〜S376で取得した情報に基づいて、選択されたゲームカードを入手希望カードとする交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像G1600(
図13)を表示させるためのデータを生成する(S378)。例えば、
図13に示す交換申請一覧画面画像G1600に関し、表示領域A1610の情報は、S372及びS374で取得した情報に基づいて生成され、枠画像P16111、P16121は、S376で取得した情報に基づいて生成される。
【0291】
サーバ30の制御部31は、S378で生成した交換申請一覧画面画像G1600を表示させるためのデータを、通信部33を介して第1端末10−1に送信する(S380)。
【0292】
第1端末10−1の制御部11は、通信部13を介してサーバ30から交換申請一覧画面画像G1600を表示させるためのデータを受信する(S174)。そして、第1端末10−1の制御部11は、上記受信したデータに基づいて、交換申請一覧画面画像G1600を第1端末10−1の表示部15に表示する(S176)。
【0293】
以上がゲームシステム1において行われる処理の一例である。
【0294】
以上説明した本実施形態に係るゲームシステム1によれば、第1ユーザの有する入手希望カードと第2ユーザの有する提供希望カードとの交換を申請する第2ユーザは、一回の交換における入手希望カード及び提供希望カードの少なくとも一方として、任意の組み合わせのゲームカードを選択できるようになる。例えば、第2ユーザは、一回の交換における入手希望カードとして任意の組み合わせのゲームカードを選択でき、かつ、当該交換における提供希望カードとして任意の組み合わせのゲームカードを選択できるようになる。この場合、第2ユーザは、一回の交換における入手希望カードとして選択するゲームカードの数や、一回の交換における入手希望カードとしてどのゲームカードを選択するのかを任意に選択できるようになる。また、第2ユーザは、一回の交換における提供希望カードとして選択するゲームカードの数や、一回の交換における提供希望カードとしてどのゲームカードを選択するのかを任意に選択できるようになる。このようにすることによって、交換の自由度を向上させることができ、その結果として、ゲームカードの交換の機会損失を軽減することができる。
【0295】
また、ゲームシステム1によれば、第2ユーザは、第1ユーザが提供候補ゲームカードとして選択したゲームカードのうちから入手希望カードを選択できるようになる。ゲームシステム1によれば、第2ユーザが入手希望カードとして選択可能なゲームカードが、第1ユーザによって提供候補ゲームカードとして選択したゲームカード(すなわち、第1ユーザが他のユーザに提供してもよいと考えているゲームカード)に限定される。これによって、第1ユーザが他のユーザに提供したくないと考えているゲームカードが第2ユーザによって入手希望カードとして選択される可能性を排除することができる。すなわち、第1ユーザによって承諾される可能性の低い交換申請がなされることを排除することができる。
【0296】
また、ゲームシステム1によれば、一のユーザ識別情報に関連づけられた同一のゲームが入手希望カードとして選択された複数の交換申請を受け付けられるため、第1ユーザは、それら複数の交換申請のうちから自らに有利な交換申請を選択して承諾できるようになる。
【0297】
また、ゲームシステム1によれば、同一のゲームカードが入手希望カードとして選択された複数の交換申請のうちの一の交換申請が第1ユーザによって承諾された場合、当該ゲームカードは、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームカードのうちから取り除かれる。このため、第1ユーザは上記複数の交換申請のうちの他の交換申請を受けることできなくなる。この点、ゲームシステム1によれば、上記複数の交換申請のうちの他の交換申請が取り消されるため、第1ユーザが受けることができなくなった交換申請が取り消されるようになる。このため、第1ユーザにとっては、実行できない交換申請を却下する等の手間がかからなくなる。
【0298】
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを入手希望カードとして選択するための入手希望選択画面画像において、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームカードが入手希望カードとして選択されている既存の交換申請に関する情報が表示される。このため、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームカードを入手希望カードとして選択する際に、第2ユーザは、当該ゲームカードに関する交換申請が既に行われているか否か等を把握することができる。すなわち、第2ユーザは、ゲームカードに関する交換申請が既に行われているか否か等を考慮して、当該ゲームカードを入手希望カードとして選択するか否かを決定できるようになる。
【0299】
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザ識別情報に対する交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像において、第1ユーザ識別情報に対する交換申請のうちの、第1ユーザが所望するゲームカードが提供希望オブジェクトとして選択されている交換申請が優先表示又は区別表示される。このため、第1ユーザは、自らの識別情報に対する交換申請のうちの、自らの所望するゲームカードを入手することが可能な交換申請を把握し易くなる。その結果、例えば、第1ユーザは、自らの所望するゲームカードを入手することが可能な交換申請を承諾し易くなる。
【0300】
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザ識別情報に対する交換申請の内容を示す交換申請内容画面画像において、当該交換申請において提供希望カードとして選択されているゲームカードのうちの、第1ユーザが所望するゲームカードが優先表示又は区別表示される。このため、第1ユーザは、当該交換申請によって自らの所望するゲームカードを入手することができるか否かを把握し易くなる。その結果、例えば、第1ユーザは、自らの所望するゲームカードを入手することが可能な交換申請を承諾し易くなる。
【0301】
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザに対する一の交換申請の内容を示す交換申請内容画面画像において、上記一の交換申請において入手希望カードとして選択されているゲームカードと同一のゲームカードが入手希望カードとして選択されている他の交換申請に関する情報が表示される。このため、第1ユーザは、上記一の交換申請の内容を確認する際に、同一のゲームカードに対する他の交換申請が存在するか否か等を把握できるようになる。その結果、例えば、第1ユーザは、同一のゲームカードに対する他の交換申請が存在するか否か等を考慮して、交換申請を承諾するか否かを決定できるようになる。
【0302】
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザによって選択されたゲームカードが入手希望カードとして選択されている交換申請に関する情報が第1ユーザの表示装置に表示される。このため、第1ユーザは、自らに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを選択することによって、例えば、当該ゲームカードが入手希望カードとして選択されている交換申請の有無や内容等を把握できるようになる。すなわち、第1ユーザは、特定のゲームカードが入手希望カードとして選択されている交換申請の有無や内容等を把握できるようになる。
【0303】
また、ゲームシステム1によれば、第2ユーザ識別情報に関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを提供希望カードとして選択するための提供希望選択画面画像において、第1ユーザが所望するゲームカードが優先表示又は区別表示される。このため、第2ユーザはどのゲームカードが第1ユーザの所望するゲームカードであるのかを把握し易くなる。その結果、第2ユーザは第1ユーザの所望するゲームカードを提供希望カードとして選択し易くなる。
【0304】
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザによって選択された交換申請以外の交換申請であって、かつ、第1ユーザによって選択された交換申請において入手希望カードとして選択されているゲームカードと同一のゲームカードが入手希望カードとして選択されている交換申請に関する情報が第1ユーザの表示装置に表示される。このため、第1ユーザは、自らが選択した交換申請と同一のゲームカードに対する他の交換申請(すなわち、自らが選択した交換申請によって申請された交換が実行された場合に実行できなくなる他の交換申請)の有無や内容等を把握し易くなる。その結果、例えば、第1ユーザは、交換申請と同一のゲームカードに対する他の交換申請(すなわち、交換申請によって申請された交換が実行された場合に実行できなくなる他の交換申請)の有無や内容等を考慮して、交換申請を承諾するか否かを決定できるようになる。
【0305】
[5.変形例]
本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではない。
【0306】
〔1〕以上に説明した実施形態では、
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500から
図13に示す交換申請一覧画面画像G1600へと遷移するようになっていた。すなわち、交換申請承諾画面画像G1500に表示される第1ユーザの所有カード(出品カード)のいずれかを第1ユーザが選択した場合に、選択されたゲームカードに対する交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像G1600が表示されるようになっていた。
【0307】
しかしながら、交換申請承諾画面画像G1500以外の画面画像から交換申請一覧画面画像G1600へと遷移可能としてもよい。例えば、第1ユーザの出品カードの一覧を示すような画面画像から交換申請一覧画面画像G1600へと遷移するようにしてもよい。すなわち、第1ユーザの出品カードの一覧のうちからいずれかのゲームカードが選択された場合に、選択されたゲームカードに対する交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像G1600が表示されるようにしてもよい。
【0308】
〔2〕例えば、
図8に示す入手希望カード選択画面画像G2200において、一の出品カードに対して既に複数の交換申請を受け付けている場合に、当該複数の交換申請の各々に対応するアイコン等の画像を当該一の出品カードの表示領域に表示させることとしてもよい。この場合に、上記の複数の交換申請の各々に対応するアイコンの1つが選択されると、当該選択されるアイコンに対応する交換申請の情報が表示されるようにしてもよい。
【0309】
〔3〕例えば、
図12に示す交換申請承諾画面画像G1500において、承諾対象の交換申請を承諾することで取消となる交換申請の情報を表示する表示領域A1520は、交換申請承諾画面画像G1500に含まれていなくともよく、例えば処理オブジェクトP1501が選択された場合に、ポップアップウインドウ等の別画面で表示されることとしてもよい。
【0310】
〔4〕例えば、
図6に示す出品カード検索画面画像G2000において、ゲームカードの検索条件として利用する情報は、ゲームカードの名称に限られない。例えば、ゲームカードの検索条件には、ゲームカードの名称、レア度、流通数、特技、攻撃力、防御力、コスト、売却価格、登場日時等のゲームカードの属性情報のうちの1つ又は複数についての条件の組み合わせにより選択されてもよい。
【0311】
〔5〕例えば、上述したゲームシステム1においては、データ記憶部300に記憶されるゲームオブジェクト情報テーブルTBL101、ユーザ情報テーブルTBL102、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103、交換申請情報テーブルTBL104等のテーブルはサーバ30に記憶されることとしたが、これに限られない。例えば、上記のテーブルは、サーバ30以外の装置(例えば端末10等)が保持してもよいし、ゲームシステム1に含まれる複数の装置(例えばサーバ30,端末10等)に分散して保持されてもよいし、複数の装置が上記のテーブルの少なくとも一部を重複して保持してもよい。また例えば、上記のテーブルの少なくとも一部は、サーバ30、端末10のそれぞれが保持してもよいし、サーバ30のみ、又は端末10のみが保持してもよい。なお、サーバ30と端末10とが同じテーブルの情報を保持する場合には、サーバ30と端末10とはそれぞれで保持されるテーブルの情報を同期することとしてよい。
【0312】
〔6〕例えば、第1端末10−1と第2端末10−2とはサーバ30を介さずにP2P(ピアツーピア)により通信することとしてもよい。この場合には、例えば第1端末10−1又は第2端末10−2のいずれかがサーバ30の機能を兼ねることとしてよい。すなわち、この場合には、第1端末10−1又は第2端末10−2のうちいずれかが、データ記憶部300、表示制御部3
10、
提供候補選択受付部320、交換申請受付部330、交換申請選択受付部340、ゲームオブジェクト選択受付部350、承諾受付部360、交換実行部370、及び交換申請取消部380の機能をさらに備えることとしてよい。
【0313】
〔7〕例えば、第1ユーザと第2ユーザとが交換するゲームオブジェクトは、ゲームカードに限られない。例えば、第1ユーザと第2ユーザとは、ゲームカード、ゲームキャラクタ、ゲームアイテム、ゲームポイントのいずれか又はこれらの組合せをそれぞれ交換するようにしてもよい。
【0314】
[6.付記]
以上のような記載から、本発明は例えば以下のように把握される。なお、本発明の理解を容易にするために、適宜図面に記載された符号を括弧書きで記載するが、それにより本発明が図示の態様に限定されるものではない。
【0315】
1)本発明の一態様に係るゲームシステム(1)は、ユーザ識別情報にゲームオブジェクトが関連づけられたゲームを実行するゲームシステム(1)において、第1ユーザ識別情報(例えば第1ユーザID)に関連づけられたゲームオブジェクト(例えばゲームカード)のうちから選択される少なくとも一つの入手希望ゲームオブジェクト(例えば入手希望カード)と、第2ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクト(例えば所有カード)のうちから選択される少なくとも一つの提供希望ゲームオブジェクト(例えば提供希望カード)との交換申請を、前記第2ユーザ識別情報(例えば第2ユーザID)によって識別される第2ユーザから受け付ける交換申請受付手段(330)と、前記交換申請に基づいて、前記入手希望ゲームオブジェクトと前記提供希望ゲームオブジェクトとの交換を前記第1ユーザ識別情報と前記第2ユーザ識別情報との間で実行する交換実行手段(370)と、を含み、前記交換申請受付手段(330)は、前記入手希望ゲームオブジェクトの選択と前記提供希望ゲームオブジェクトの選択とを前記第2ユーザから受け付ける選択受付手段(331)を含み、前記選択受付手段(331)は、一回の交換における前記入手希望ゲームオブジェクト及び前記提供希望ゲームオブジェクトの少なくとも一方として、前記第2ユーザから任意の組み合わせのゲームオブジェクトの選択を受け付ける。
【0316】
12)本発明の一態様に係る交換申請受付装置(30)は、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから選択される少なくとも入手希望ゲームオブジェクトと、第2ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから選択される少なくとも一つの提供希望ゲームオブジェクトとの交換申請を、前記第2ユーザ識別情報によって識別されるユーザから受け付ける交換申請受付手段(330)を含み、前記交換申請受付手段(330)は、前記入手希望ゲームオブジェクトの選択と前記提供希望ゲームオブジェクトの選択とを前記ユーザから受け付ける選択受付手段(331)を含み、前記選択受付手段(331)は、一回の交換における前記入手希望ゲームオブジェクト及び前記提供希望ゲームオブジェクトの少なくとも一方として、前記ユーザから任意の組み合わせのゲームオブジェクトの選択を受け付ける。
【0317】
13)本発明の一態様に係るプログラムは、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから選択される少なくとも入手希望ゲームオブジェクトと、第2ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから選択される少なくとも一つの提供希望ゲームオブジェクトとの交換申請を、前記第2ユーザ識別情報によって識別されるユーザから受け付ける交換申請受付手段(330)としてコンピュータを機能させ、前記交換申請受付手段(330)は、前記入手希望ゲームオブジェクトの選択と前記提供希望ゲームオブジェクトの選択とを前記ユーザから受け付ける選択受付手段(331)を含み、前記選択受付手段(331)は、一回の交換における前記入手希望ゲームオブジェクト及び前記提供希望ゲームオブジェクトの少なくとも一方として、前記ユーザから任意の組み合わせのゲームオブジェクトの選択を受け付ける、ことを特徴とするプログラムである。
【0318】
14)本発明の一態様に係るゲームシステム(1)の制御方法は、ユーザ識別情報にゲームオブジェクトが関連づけられたゲームを実行するゲームシステム(1)の制御方法において、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから選択される少なくとも一つの入手希望ゲームオブジェクトと、第2ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから選択される少なくとも一つの提供希望ゲームオブジェクトとの交換申請を、前記第2ユーザ識別情報によって識別される第2ユーザから受け付ける交換申請受付ステップ(S310〜S324)と、前記交換申請に基づいて、前記入手希望ゲームオブジェクトと前記提供希望ゲームオブジェクトとの交換を前記第1ユーザ識別情報と前記第2ユーザ識別情報との間で実行する交換実行ステップ(S360)と、を含み、前記交換申請受付ステップ(S310〜S324)は、前記入手希望ゲームオブジェクトの選択と前記提供希望ゲームオブジェクトの選択とを前記第2ユーザから受け付ける選択受付ステップ(S316、S322)を含み、前記選択受付ステップ(S316、S322)は、一回の交換における前記入手希望ゲームオブジェクト及び前記提供希望ゲームオブジェクトの少なくとも一方として、前記第2ユーザから任意の組み合わせのゲームオブジェクトの選択を受け付ける。
【0319】
15)本発明の一態様に係る交換申請受付装置(30)の制御方法は、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから選択される少なくとも入手希望ゲームオブジェクトと、第2ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから選択される少なくとも一つの提供希望ゲームオブジェクトとの交換申請を、前記第2ユーザ識別情報によって識別されるユーザから受け付ける交換申請受付ステップ(S310〜S324)を含み、前記交換申請受付ステップ(S310〜S324)は、前記入手希望ゲームオブジェクトの選択と前記提供希望ゲームオブジェクトの選択とを前記ユーザから受け付ける選択受付ステップ(S316、S322)を含み、前記選択受付ステップ(S316、S322)は、一回の交換における前記入手希望ゲームオブジェクト及び前記提供希望ゲームオブジェクトの少なくとも一方として、前記ユーザから任意の組み合わせのゲームオブジェクトの選択を受け付ける。
【0320】
16)本発明の一態様に係る情報記憶媒体は、上記13)に記載のプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な情報記憶媒体である。
【0321】
上記1)、12)〜16)に記載の発明によれば、第2ユーザは、一回の交換における入手希望ゲームオブジェクト及び提供希望ゲームオブジェクトの少なくとも一方として、任意の組み合わせのゲームオブジェクトを選択できるようになる。例えば、第2ユーザは、一回の交換における入手希望ゲームオブジェクトとして任意の組み合わせのゲームオブジェクトを選択でき、かつ、当該交換における提供希望ゲームオブジェクトとして任意の組み合わせのゲームオブジェクトを選択できるようになる。この場合、第2ユーザは、一回の交換における入手希望ゲームオブジェクトとして選択するゲームオブジェクトの数や、一回の交換における入手希望ゲームオブジェクトとしてどのゲームオブジェクトを選択するのかを任意に選択できるようになる。また、第2ユーザは、一回の交換における提供希望ゲームオブジェクトとして選択するゲームオブジェクトの数や、一回の交換における提供希望ゲームオブジェクトとしてどのゲームオブジェクトを選択するのかを任意に選択できるようになる。このようにすることによって、交換の自由度を向上させることができ、その結果として、ゲームオブジェクトの交換の機会損失を軽減することができる。
【0322】
2)本発明の一態様では、上記1)に記載のゲームシステム(1)において、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちの少なくとも一つを提供候補ゲームオブジェクトとして選択することを、前記第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザから受け付ける提供候補選択受付手段(331)を含み、前記選択受付手段(331)は、前記第1ユーザによって前記提供候補ゲームオブジェクトとして選択されたゲームオブジェクトのうちの少なくとも一つを前記入手希望ゲームオブジェクトとして選択することを前記第2ユーザから受け付ける、こととする。
【0323】
上記2)に記載の発明によれば、第2ユーザは、第1ユーザが提供候補ゲームオブジェクトとして選択したゲームオブジェクトのうちから入手希望ゲームオブジェクトを選択できるようになる。本発明によれば、第2ユーザが入手希望ゲームオブジェクトとして選択可能なゲームオブジェクトが、第1ユーザによって提供候補ゲームオブジェクトとして選択したゲームオブジェクト(すなわち、第1ユーザが他のユーザに提供してもよいと考えているゲームオブジェクト)に限定される。これによって、第1ユーザが他のユーザに提供したくないと考えているゲームオブジェクトが第2ユーザによって入手希望ゲームオブジェクトとして選択される可能性を排除することができる。すなわち、第1ユーザによって承諾される可能性の低い交換申請がなされることを排除することができる。
【0324】
3)本発明の一態様では、上記1)又は2)に記載のゲームシステム(1)において、前記交換申請受付手段(330)は、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちの同一のゲームオブジェクトが前記入手希望ゲームオブジェクトとして選択された複数の交換申請を受け付け可能であり、前記ゲームシステム(1)は、前記複数の交換申請のうちの一の交換申請に対する承諾を、前記第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザから受け付ける承諾受付手段(360)を含み、前記交換実行手段(370)は、前記第1ユーザによって前記複数の交換申請のうちの一の交換申請が承諾された場合に、当該一の交換申請における前記入手希望ゲームオブジェクトと、当該一の交換申請における前記提供希望ゲームオブジェクトとの交換を実行する、こととする。
【0325】
上記3)に記載の発明によれば、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちの同一のゲームオブジェクトが入手希望ゲームオブジェクトとして選択された複数の交換申請を受け付けられるため、第1ユーザは、それら複数の交換申請のうちから承諾する交換申請を選択できるようになる。言い換えれば、上記3)に記載の発明によれば、第1ユーザに、上記の同一のゲームオブジェクト含むゲームオブジェクトを他のユーザのゲームオブジェクトと交換する取引について複数の選択肢を与えることができる。
【0326】
4)本発明の一態様では、上記3)に記載のゲームシステム(1)において、前記第1ユーザによって前記複数の交換申請のうちの一の交換申請が承諾された場合に、前記複数の交換申請のうちの他の交換申請を取り消す交換申請取消手段(380)を含む、こととする。
【0327】
上記4)に記載の発明によれば、同一のゲームオブジェクトが入手希望ゲームオブジェクトとして選択された複数の交換申請のうちの一の交換申請が第1ユーザによって承諾された場合、当該ゲームオブジェクトは、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから取り除かれる。このため、第1ユーザは上記複数の交換申請のうちの他の交換申請を受けることができなくなる。この点、本発明によれば、上記複数の交換申請のうちの他の交換申請が取り消されるため、第1ユーザが受けることができなくなった交換申請が取り消されるようになる。このため、第1ユーザが受けることができなくなった交換申請を却下する等の手間を第1ユーザにかけさせないようにすることができる。
【0328】
5)本発明の一態様では、上記1)乃至4)のいずれかに記載のゲームシステム(1)において、前記ゲームシステム(1)は、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちの少なくとも一つを前記入手希望ゲームオブジェクトとして選択するための入手希望選択画面画像(G202)を前記第2ユーザの表示装置(15)に表示させるための制御を実行する手段を含み、前記入手希望選択画面画像(G202)には、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトが前記入手希望ゲームオブジェクトとして選択された既存の交換申請に関する情報(P202122)が表示される、こととする。
【0329】
上記5)に記載の発明によれば、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちの少なくとも一つを入手希望ゲームオブジェクトとして選択するための入手希望選択画面画像(G202)において、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトが入手希望ゲームオブジェクトとして選択されている既存の交換申請に関する情報が表示される。このため、第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトを入手希望ゲームオブジェクトとして選択する際に、第2ユーザは、当該ゲームオブジェクトに関する交換申請が既に行われているか否か等を把握することができる。すなわち、第2ユーザは、ゲームオブジェクトに関する交換申請が既に行われているか否か等を考慮して、当該ゲームオブジェクトを入手希望ゲームオブジェクトとして選択するか否かを決定できるようになる。
【0330】
6)本発明の一態様では、上記1)乃至5)のいずれかに記載のゲームシステム(1)において、前記第1ユーザ識別情報に関連づけて記憶される、前記第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザが所望するゲームオブジェクトのリストデータ(例えばほしいものリスト)に基づいて、前記第1ユーザ識別情報に対する交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像(G104,G106)を前記第1ユーザの表示装置(15)に表示させるための制御を実行する手段を含み、前記交換申請一覧画面画像(G104,G106)には、前記第1ユーザ識別情報に対する交換申請のうちの、前記リストデータに含まれるゲームオブジェクトが前記提供希望オブジェクトとして選択されている交換申請が優先表示又は区別表示される、こととする。
【0331】
上記6)に記載の発明によれば、第1ユーザ識別情報に対する交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像(G104,G106)において、第1ユーザ識別情報に対する交換申請のうちの、第1ユーザが所望するゲームオブジェクトが提供希望オブジェクトとして選択されている交換申請が優先表示又は区別表示される。このため、第1ユーザは、自らの識別情報に対する交換申請のうちの、自らの所望するゲームオブジェクトを入手することが可能な交換申請を把握し易くなる。その結果、例えば、第1ユーザは、自らの所望するゲームオブジェクトを入手することが可能な交換申請を承諾し易くなる。
【0332】
7)本発明の一態様では、上記1)乃至6)のいずれかに記載のゲームシステム(1)において、前記第1ユーザ識別情報に関連づけて記憶される、前記第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザが所望するゲームオブジェクトのリストデータ(例えばほしいものリスト)に基づいて、前記第1ユーザ識別情報に対する交換申請の内容を示す交換申請内容画面画像(G105)を前記第1ユーザの表示装置(15)に表示させるための制御を実行する手段を含み、前記交換申請内容画面画像(G105)には、前記交換申請において前記提供希望ゲームオブジェクトとして選択されているゲームオブジェクトのうちの、前記リストデータに含まれるゲームオブジェクトが優先表示又は区別表示される、こととする。
【0333】
上記7)に記載の発明によれば、第1ユーザ識別情報に対する交換申請の内容を示す交換申請内容画面画像(G105)において、当該交換申請において提供希望ゲームオブジェクトとして選択されているゲームオブジェクトのうちの、第1ユーザが所望するゲームオブジェクトが優先表示又は区別表示される。このため、第1ユーザは、当該交換申請によって自らの所望するゲームオブジェクトを入手することができるか否かを把握し易くなる。その結果、例えば、第1ユーザは、自らの所望するゲームオブジェクトを入手することが可能な交換申請を承諾し易くなる。
【0334】
8)本発明の一態様では、上記1)乃至7)のいずれかに記載のゲームシステム(1)において、前記第1ユーザ識別情報に対する交換申請のうちの一の交換申請の内容を示す交換申請内容画面画像(G105)を、前記第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザの表示装置(15)に表示させるための制御を実行する手段を含み、前記交換申請内容画面画像(G105)には、前記一の交換申請において前記入手希望ゲームオブジェクトとして選択されているゲームオブジェクトと同一のゲームオブジェクトが前記入手希望ゲームオブジェクトとして選択されている他の交換申請に関する情報(P15121)が表示される、こととする。
【0335】
上記8)に記載の発明によれば、第1ユーザに対する一の交換申請の内容を示す交換申請内容画面画像(G105)において、上記一の交換申請において入手希望ゲームオブジェクトとして選択されているゲームオブジェクトと同一のゲームオブジェクトが入手希望ゲームオブジェクトとして選択されている他の交換申請に関する情報が表示される。このため、第1ユーザは、上記一の交換申請の内容を確認する際に、同一のゲームオブジェクトに対する他の交換申請が存在するか否か等を把握できるようになる。その結果、例えば、第1ユーザは、同一のゲームオブジェクトに対する他の交換申請が存在するか否か等を考慮して、交換申請を承諾するか否かを決定できるようになる。
【0336】
9)本発明の一態様では、上記1)乃至8)のいずれかに記載のゲームシステム(1)において、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちの少なくとも一つの選択を、前記第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザから受け付ける手段(350)と、前記第1ユーザによって選択されたゲームオブジェクトが前記入手希望ゲームオブジェクトとして選択されている交換申請に関する情報を前記第1ユーザの表示装置(15)に表示させるための制御を実行する手段と、を含む、こととする。
【0337】
上記9)に記載の発明によれば、第1ユーザによって選択されたゲームオブジェクトが入手希望ゲームオブジェクトとして選択されている交換申請に関する情報が第1ユーザの表示装置(15)に表示される。このため、第1ユーザは、自らに関連づけられたゲームオブジェクトのうちの少なくとも一つを選択することによって、例えば、当該ゲームオブジェクトが入手希望ゲームオブジェクトとして選択されている交換申請の有無や内容等を把握できるようになる。すなわち、第1ユーザは、特定のゲームオブジェクトが入手希望ゲームオブジェクトとして選択されている交換申請の有無や内容等を把握できるようになる。
【0338】
10)本発明の一態様では、上記1)乃至9)のいずれかに記載のゲームシステム(1)において、前記ゲームシステム(1)は、前記第1ユーザ識別情報に関連づけて記憶される、前記第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザが所望するゲームオブジェクトのリストデータに基づいて、前記第2ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちの少なくとも一つを前記提供希望ゲームオブジェクトとして選択するための提供希望選択画面画像(G203)を前記第2ユーザの表示装置(15)に表示させるための制御を実行する手段を含み、前記提供希望選択画面画像(G203)には、前記第2ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちの、前記リストデータに含まれるゲームオブジェクトが優先表示又は区別表示される、こととする。
【0339】
上記10)に記載の発明によれば、第2ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちの少なくとも一つを提供希望ゲームオブジェクトとして選択するための提供希望選択画面画像(G203)において、第1ユーザが所望するゲームオブジェクトが優先表示又は区別表示される。このため、第2ユーザはどのゲームオブジェクトが第1ユーザの所望するゲームオブジェクトであるのかを把握し易くなる。その結果、第2ユーザは第1ユーザの所望するゲームオブジェクトを提供希望ゲームオブジェクトとして選択し易くなる。
【0340】
11)本発明の一態様では、上記1)乃至10)のいずれかに記載のゲームシステム(1)において、前記第1ユーザ識別情報に対する複数の交換申請のいずれかの選択を、前記第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザから受け付ける手段(340)と、前記複数の交換申請のうちの、前記第1ユーザによって選択された交換申請以外の交換申請であって、かつ、前記第1ユーザによって選択された交換申請において前記入手希望ゲームオブジェクトとして選択されているゲームオブジェクトと同一のゲームオブジェクトが前記入手希望ゲームオブジェクトして選択されている交換申請に関する情報(A1521)を前記第1ユーザの表示装置(15)に表示させるための制御を実行する手段と、を含む、こととする。
【0341】
上記11)に記載の発明によれば、第1ユーザによって選択された交換申請以外の交換申請であって、かつ、第1ユーザによって選択された交換申請において入手希望ゲームオブジェクトとして選択されているゲームオブジェクトと同一のゲームオブジェクトが入手希望ゲームオブジェクトとして選択されている交換申請に関する情報が第1ユーザの表示装置(15)に表示される。このため、第1ユーザは、自らが選択した交換申請と同一のゲームオブジェクトに対する他の交換申請(すなわち、自らが選択した交換申請によって申請された交換が実行された場合に実行できなくなる他の交換申請)の有無や内容等を把握し易くなる。その結果、例えば、第1ユーザは、交換申請と同一のゲームオブジェクトに対する他の交換申請(すなわち、交換申請によって申請された交換が実行された場合に実行できなくなる他の交換申請)の有無や内容等を考慮して、交換申請を承諾するか否かを決定できるようになる。