特許第6194549号(P6194549)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6194549
(24)【登録日】2017年8月25日
(45)【発行日】2017年9月13日
(54)【発明の名称】簡易椅子のフレーム構造体
(51)【国際特許分類】
   A47C 4/28 20060101AFI20170904BHJP
   A47C 4/30 20060101ALI20170904BHJP
   A47C 9/10 20060101ALI20170904BHJP
【FI】
   A47C4/28 A
   A47C4/30
   A47C9/10 Z
【請求項の数】7
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-573449(P2016-573449)
(86)(22)【出願日】2015年2月16日
(65)【公表番号】特表2017-507767(P2017-507767A)
(43)【公表日】2017年3月23日
(86)【国際出願番号】KR2015001515
(87)【国際公開番号】WO2016125942
(87)【国際公開日】20160811
【審査請求日】2016年1月19日
(31)【優先権主張番号】20-2015-0000819
(32)【優先日】2015年2月4日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517229925
【氏名又は名称】ジヌス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】リ,ユン ジェ
【審査官】 大谷 謙仁
(56)【参考文献】
【文献】 韓国登録特許第10−1397958(KR,B1)
【文献】 実開平06−019599(JP,U)
【文献】 特許第5432407(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 4/00−5/10
A47C 9/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状の支持体と、前記支持体の上部に複数個の上部接続チューブが放射状に形成された上部体と、前記支持体の下部に複数個の下部接続チューブが放射状に形成された下部体を含む中央ハブ;
前記下部接続チューブに脱着できるように接続され、内部に弾性コードが備えられるし、下端に形成された底部が底面に接触される複数個の下部ショートフレーム;
前記上部接続チューブに脱着できるように接続され、内部に弾性コードが備えられるし、上端に形成された挿入部が椅子シーツのシーツ部コーナーに挿入される複数個の上部ショートフレーム;及び
前記上部接続チューブに脱着できるように接続され、中間に折曲部が形成されるし、内部に弾性コードが備えられ、上端に形成された挿入部が椅子シーツの背もたれ部のコーナーに挿入される複数個の上部ロングフレーム;を含み、
前記上部接続チューブは上側に向かって、前記下部接続チューブは下側に向かって、それぞれ所定の角度だけ傾くように形成され、前記上部接続チューブの上部には上部補強リーブが形成され、複数の前記上部補強リーブは中央で互いに繋がっており、前記下部接続チューブの下部には下部補強リーブが形成され、複数の前記下部補強リーブは中央で互いに繋がっていることを特徴とする簡易椅子のフレーム構造体。
【請求項2】
前記上部接続チューブ及び下部接続チューブは支持リーブによって互いに繋がっていることを特徴とする、請求項1に記載の簡易椅子のフレーム構造体。
【請求項3】
前記下部ショートフレームは前記底部に底キャップが形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の簡易椅子のフレーム構造体。
【請求項4】
前記上部ショートフレーム及び上部ロングフレームは前記挿入部に端部キャップが形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の簡易椅子のフレーム構造体。
【請求項5】
前記挿入部は椅子シーツのコーナーに備えられたポケットの内部に挿入されて椅子シーツと組み合わされるが、
前記椅子シーツはシーツ部が前記中央ハブと接触されないことを特徴とする、請求項に記載の簡易椅子のフレーム構造体。
【請求項6】
前記折曲部は、下方に凸の円弧となるように前記上部ロングフレームの下部を折曲して形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の簡易椅子のフレーム構造体。
【請求項7】
前記下部ショートフレーム、上部ショートフレーム及び上部ロングフレームのいずれか一つ以上は複数個のセクションからなることを特徴とする、請求項1に記載の簡易椅子のフレーム構造体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、簡易椅子のフレーム構造体に関するもので、より詳細には、キャンピング、ハイキング、釣り、野外コンサート及びスポーツ行事などの野外活動時に椅子のシーツに組み合わせて便利に使うことができる簡易椅子のフレーム構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
簡易椅子とは、室内用椅子を使うことができない野外活動時に簡便に携帯して便利に使えるように作られたもので、一般的に家庭で使われる椅子はキャンピング、ハイキング、釣り、野外コンサート及びスポーツ行事のような大概の野外活動で携帯用としての使用には適していない。
【0003】
このような野外活動のための簡易椅子は、軽くてコンパクトであり、携帯性があることは勿論、使用者の荷重を充分に支持することができるほど丈夫で耐久性がなければならない。
【0004】
従来の技術として、特許文献1には、脚と背もたれフレーム機能を同時にする左右フレームの間に左右脚とシーツが角運動しながら展開あるいは折帖できるようにした野外用椅子において、前記左右フレームの上部には横方向に背もたれが一体と形成され、前記左右フレームの間には左右脚の中断上部がヒンジボルトによって後側に角運動が展開できるように設けられる。また、前記脚の上端はシーツの底部中央部とヒンジボルトによって角運動が展開できるように繋がって、前記シーツの後段の左右にはストッパーが形成され、左右フレームに上下方向に形成されたスライド溝に沿って展開及び折帖作動時にスライドして案内されるようにしたことを特徴とする野外用椅子が開示されている。
【0005】
また、特許文献2にはアルミニウムからなる金属フレームと、金属フレームに設けられる布材質の椅子カバーからなり、椅子の後脚には高さが調節できる手段が設けられる野外キャンピング用折綴式椅子において、椅子の後脚の高さが調節できる手段は後脚に設けられる補助脚であり、後脚には手で押すと後脚の内側方向へ押されて、押さなければ外部へ突出されるように後脚の内側に設けられる弾性手段によって外部へ突出されて弾性支持される一方、後脚の長手方向に設けられる多数の突起手段と、固定手段によって後脚に固定されて補助脚の移動を案内する第1案内具が設けられ、前記補助脚には固定手段によって前記補助脚に固定されて後脚の移動を案内する第2案内具が設けられ、前記第2案内具の表面には前記後脚の突起手段が嵌められる突起孔が形成されていることを特徴とする、野外キャンピング用折綴式椅子が開示されている。
【0006】
しかし、特許文献1の野外用椅子は、キャンピングやハイキングに使うために携帯して持ち歩くには大きいという問題がある。
【0007】
また、特許文献2の野外キャンピング用折綴式椅子は多数の部材が必要であって構成が複雑なだけでなく、後脚を繋ぐためにヒンジ孔、突起手段、第1案内具、固定手段などと、補助脚を繋ぐためにヒンジ軸、突起孔、第2案内具、固定手段などを備えて互いに結合しなければならないので、部材の間の組み合わせが容易ではなく、ヒンジ手段による結合力が弱くて使用者の荷重を充分に支持できない問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国登録実用新案第0292604号公報(2002.10.25.公開)
【特許文献2】韓国登録特許第10−1121652号公報(2012.03.09.公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上述した問題を解決するために案出されたもので、組み立てが容易であり、コンパクトに折りたたんで保管することができ、携帯性が優秀であることは勿論、構造が簡単で、製造が容易であり、中央ハブの支持を受けて堅固な結合力を持つ構造体になって、使用者の荷重を充分に支持できるほど丈夫な耐久性を持つ簡易椅子のフレーム構造体を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するためで本発明は、板状の支持体と、前記支持体の上部に複数個の上部接続チューブが放射状に形成された上部体と、前記支持体の下部に複数個の下部接続チューブが放射状に形成された下部体を含む中央ハブ;前記下部接続チューブに脱着できるように接続され、内部に弾性コードが備えられるし、下端に形成された底部が底面に接触される複数個の下部ショートフレーム;前記上部接続チューブに脱着できるように接続され、内部に弾性コードが備えられるし、上端に形成された挿入部が椅子シーツのシーツ部のコーナーに挿入される複数個の上部ショートフレーム;及び前記上部接続チューブに脱着できるように接続され、中間に折曲部が形成されるし、内部に弾性コードが備えられ、上端に形成された挿入部が椅子シーツの背もたれ部のコーナーに挿入される複数個の上部ロングフレーム;を含む簡易椅子のフレーム構造体を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、組み立てが容易であり、コンパクトに折りたたんで保管することができるので、携帯性が優秀であることは勿論、構造が簡単で、製造が容易であり、中央ハブの支持を受けて堅固な結合力を持つ構造体になって、使用者の荷重を充分に支持できるほど丈夫な耐久性を持つ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施例による簡易椅子のフレーム構造体の斜視図である。
図2】本発明の実施例による簡易椅子のフレーム構造体の正面図である。
図3】本発明の実施例による簡易椅子のフレーム構造体の一側面図である。
図4】本発明の実施例による簡易椅子のフレーム構造体の平面図である。
図5】本発明の実施例による簡易椅子のフレーム構造体の底面図である。
図6a】本発明の実施例による簡易椅子のフレーム構造体に椅子シーツを繋いだ使用状態図である。
図6b】本発明の実施例による簡易椅子のフレーム構造体に椅子シーツを繋いだ使用状態図である。
図6c】本発明の実施例による簡易椅子のフレーム構造体に椅子シーツを繋いだ使用状態図である。
図6d】本発明の実施例による簡易椅子のフレーム構造体に椅子シーツを繋いだ使用状態図である。
図7a】内部の弾性コードによって折りたたまれる構造を示した本発明の実施例の図面である。
図7b】内部の弾性コードによって折りたたまれる構造を示した本発明の実施例の図面である。
図7c】内部の弾性コードによって折りたたまれる構造を示した本発明の実施例の図面である。
図8】本発明の実施例による簡易椅子のフレーム構造体をスキンに包んで保管した図面である。
図9】本発明の実施例による簡易椅子のフレーム構造体をかばんに入れて保管した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明による簡易椅子のフレーム構造体を実施するための具体的内容について、実施例を中心にして詳細に説明する。
【0014】
本発明による簡易椅子のフレーム構造体1は、キャンピング、ハイキング、釣り、野外コンサート及びスポーツ行事などの野外活動時に椅子シーツ500に組み合わせて便利に使うことができるものであって、中央ハブ100と、内部が中空形成されてパイプの形象を持つ下部ショートフレーム200、上部ショートフレーム300及び上部ロングフレーム400がそれぞれ複数個含まれてなり、外側に向かって互いに開かれるように配置形成される。
【0015】
図1ないし図5を参考すれば、前記中央ハブ100は前記下部ショートフレーム200、上部ショートフレーム300及び上部ロングフレーム400が組み合わされる部分であって、板状の支持体110を備え、この時の前記支持体110は原板でなることが望ましい。
【0016】
また、前記中央ハブ100は前記支持体110の上部に前記上部ショートフレーム300と上部ロングフレーム400と組み合わされる上部体120が形成され、前記支持体110の下部に前記下部ショートフレーム200と組み合わされる下部体130が形成される。
【0017】
ここで、前記上部体120は複数個の上部接続チューブ121が放射状に形成され、前記支持体110の外側に延長形成されて前記上部ショートフレーム300及び上部ロングフレーム400の下端部と接続して繋がって、前記下部体130は複数個の下部接続チューブ131が放射状に形成され、前記支持体110の外側に延長形成されて前記下部ショートフレーム200の上端部と接続して繋がる。
【0018】
同時に、前記上部接続チューブ121は上側に向かって所定の角度だけ傾くように形成され、前記上部ショートフレーム300及び上部ロングフレームが上側に向かって繋がるように備えられるし、上部には上部補強リーブ122が上側へ突出形成されて複数個の上部補強リーブ122が中央で互いに会って繋がることで、前記上部体120の強度を補強する。
【0019】
これと共に、前記下部接続チューブ131は下側に向かって所定の角度だけ傾くように形成され、前記下部ショートフレーム200が下側に向かって繋がるように備えられるし、下部には下部補強リーブ132が下側に突出形成されて複数個の下部補強リーブ132が中央で互いに会って繋がることで、前記下部体120の強度を補強する。
【0020】
そして、前記上部接続チューブ121と下部接続チューブ131は支持リーブ140によって互いに繋がって、上部接続チューブ121と下部接続チューブ131の間の空間を埋めることで、前記中央ハブ100は堅固な結合力を持つ構造体になり、これによって使用者の荷重を充分に支持できるほど丈夫な耐久性を持つようになる。
【0021】
前記下部ショートフレーム200は前記下部接続チューブ131に脱着できるように接続して繋がるし、例えば、前記下部ショートフレーム200の上端部が前記下部接続チューブ131の内側に嵌合され、図7を参考すれば内部には弾性コードDが備えられて容易に折りたたみが可能となり、下端には底キャップ211が備えられた底部210が形成されて底面に接触して支持されることで、4つのポイント基盤で支持体として作用する。
【0022】
前記上部ショートフレーム300は前記上部接続チューブ121に脱着できるように接続して繋がって、例えば、前記上部ショートフレーム300の下端部が前記上部接続チューブ121の内側に嵌合されるし、内部には弾性コードDが備えられて容易に折りたたみができるようになり、上端には端部キャップ311が備えられた挿入部310が形成され、椅子シーツ500のシーツ部510のコーナーに形成されたポケット540の内部へ挿入して結合される。
【0023】
前記上部ロングフレーム400は前記上部接続チューブ121に脱着できるように接続して繋がって、例えば、前記上部ロングフレーム400の下端部が前記上部接続チューブ121の内側に嵌合されるし、内部には弾性コードDが備えられて容易に折りたたみが可能となり、上端には端部キャップ411が備えられた挿入部410が形成され、椅子シーツ500のシーツ部510のコーナーに形成されたポケット540の内部へ挿入して結合される。
【0024】
この時、前記上部ショートフレーム300に比べて長さが長く備えられた前記上部ロングフレーム400の支持力を補うために、前記上部ロングフレーム400の下部には折曲部420がラウンドとなるように折曲形成されることで使用者の荷重をより十分に支持することができるようになる。
【0025】
同時に、前記下部ショートフレーム200、上部ショートフレーム300及び上部ロングフレーム400は内部に弾性コードDが設けられ、それぞれが複数個のセクションからなることができるし、このような複数個のセクションは互いにかみ合って組み合わされる結合部において、いずれか一つのセクションが他のセクションの内部に挿入されて繋がるし、前記弾性コードDは弾性を持つ線からなって各セクションを中へ引く作用をし、各フレームの中空形成された内部の孔の中を長手方向へと通過しながら複数個のセクションからなる部分を一つのフレームとして繋ぐ。
【0026】
図6aないし図6dを参考すれば、前記椅子シーツ500はシーツ部510、背もたれ部520及び側部530を形成するが、前記上部ショートフレーム300及び上部ロングフレーム400の上端の両端が外側に向かって互いに開かれるように配置形成し、各挿入部310、410に備えられた端部キャップ311、411を椅子シーツ500のコーナーに形成されたポケット540の内部に挿入して繋ぐと、前記挿入部310、410に繋がった椅子シーツ500が引っぱられて、やや緊張状態となって下側には着席のためのシーツ部510が備えられるし、後方には背中を支えるように背もたれ部520が備えられ、両側には腕をかけられるように側部530が形成される。
【0027】
また、着席者が座る部分であるシーツバック(seat back)と呼ばれる椅子シーツ500はキャンバスのように製織された織物の切れじで作られるし、4つの角にはそれぞれチューブレセプタクル(tube receptacle)のようなポケット540が形成される。
【0028】
前記ポケット540は、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタンの単独または合成からなる原反がウェッビング縫製されてなるし、前記挿入部310、410が内部または外部へスライドされるように構成されて脱着できるように繋がって、このように前記ポケット540が前記挿入部310、410に合うように繋がって椅子シーツ500が開かれるようになる。そして、このように繋がった状態で前記上部ショートフレーム300及び上部ロングフレーム400は前記挿入部310、410をともに引っぱってやや緊張状態にあるようになり、これによってシーツ部510、背もたれ部520及び両側の側部530が形成されるし、使用者が椅子シーツ500の上に着席できるようになる。
【0029】
この時、前記挿入部310、410の端に形成された端部キャップ311、411が前記ポケット540の中にスライドされて入った後で密着され、前記上部ショートフレーム300及び上部ロングフレーム400の緊張された状態によってポケット540の内部と密着されることで、前記挿入部310、410が前記ポケット540から任意に離脱されなくなる。
【0030】
前記上部ショートフレーム300は椅子シーツ500の前方に繋がって使用者が着席するシーツ部510を支持するようになり、前記上部ロングフレーム400は椅子シーツ500の後方に繋がって使用者が支えられる背もたれ部520を支持するようになり、同時に両側には側部530が形成されて使用者の両腕をかけて座ることができるように備えられる。
【0031】
これと共に、前記椅子シーツ500はシーツ部510が前記中央ハブ100と接触されないようにピンと張っている緊張状態を維持しつつ、使用者の荷重が前記中央ハブ100に直接加えられないようにすることで、フレーム構造体1の崩壊を防ぐことができる。
【0032】
これによって、使用者の垂直荷重に対する支持力を補強すると同時に、使用者の後方へ偏る荷重に対する支持力が増加し、堅固な組み合わせが維持されて、使用者の荷重を充分に支持できるほど丈夫な耐久性を持つようになる。
【0033】
前記下部ショートフレーム200、上部ショートフレーム300及び上部ロングフレーム400の各セクションの組み合わせを解除して分離する場合、外部へ露出された前記弾性コードDによって折りたたまれてコンパクトに変形されるので、図8のようなスキンSで包んだり、図9のような小さいかばんBに入れて保管及び携帯することが容易になる。
【0034】
結局、本発明による簡易椅子のフレーム構造体1は組み立てが容易で、コンパクトに折りたたんで保管することができるので、携帯性が優秀であることは勿論、構造が簡単で、製造が容易であるため、中央ハブの支持を受けて堅固な結合力を持つ構造体となり、使用者の荷重を充分に支持できるほど丈夫な耐久性を持つ。
【0035】
以上のように、本発明を説明するために任意の特定実施例について説明したが、本発明はこのような特定の実施例に限定されるのではない。よって、記述された実施例の様々な特徴部分の多様な修正、適用、そして組み合わせが特許登録の請求範囲に記載された本発明の領域を脱することなく行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明による簡易椅子のフレーム構造体は組み立てが容易で、コンパクトに折りたたんで保管することができるので、携帯性が優秀であることは勿論、構造が簡単で、製造が容易なので、中央ハブの支持を受けて堅固な結合力を持つ構造体になり、使用者の荷重を充分に支持できるほど丈夫な耐久性を持つようになるので、産業上の利用可能性がある。
図1
図2
図3
図4
図5
図6a
図6b
図6c
図6d
図7a
図7b
図7c
図8
図9