特許第6194966号(P6194966)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6194966
(24)【登録日】2017年8月25日
(45)【発行日】2017年9月13日
(54)【発明の名称】小型原子力発電所
(51)【国際特許分類】
   G21D 5/02 20060101AFI20170904BHJP
   F01K 9/02 20060101ALI20170904BHJP
   F01D 25/24 20060101ALI20170904BHJP
   F01K 9/00 20060101ALI20170904BHJP
   F01D 25/26 20060101ALI20170904BHJP
【FI】
   G21D5/02
   F01K9/02
   F01D25/24 K
   F01K9/00 B
   F01D25/26 Z
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-19801(P2016-19801)
(22)【出願日】2016年2月4日
(65)【公開番号】特開2016-145828(P2016-145828A)
(43)【公開日】2016年8月12日
【審査請求日】2016年2月12日
(31)【優先権主張番号】10-2015-0018810
(32)【優先日】2015年2月6日
(33)【優先権主張国】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516038139
【氏名又は名称】チェ,イル ホ
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】チェ,イル ホ
【審査官】 山口 敦司
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭58−220908(JP,A)
【文献】 特開2012−137266(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2013−0061436(KR,A)
【文献】 特開平08−152496(JP,A)
【文献】 特開平11−023189(JP,A)
【文献】 米国特許第04336105(US,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0031449(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0117586(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0324911(US,A1)
【文献】 独国特許出願公開第03721919(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G21D 5/02
F01D 25/24
F01D 25/26
F01K 9/00
F01K 9/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
核燃料を核分裂させて高温の熱を発生する原子炉と、
前記原子炉で発生した高温の熱によって内部の水を蒸気に変換する蒸気発器と、
前記蒸気発生器で発生した蒸気によって回転する蒸気タービンと、
前記蒸気タービン軸に連結されて共に回転して発電する発電機からなるタービン/発電機と、
前記蒸気タービンを回転させた蒸気を、二つ以上の加圧機を設けて高圧に加圧して水に還元し、これを前記蒸気発生器に再び供給する、TiやTi合金材質からなる復水器と、を含む小型原子力発電機であって、
前記蒸気発生器は原子炉の外壁と接して原子炉の周囲を囲むように構成され、
前記蒸気タービン、タービン/発電機及び復水器は複数個からなり、前記蒸気タービンはそれぞれ蒸気を通じて一つの蒸気発生器に連結され、前記蒸気と連結された蒸気発生器の各出口には開閉手段が備えられ、
前記復水器における蒸気の冷却には冷却水を利用せず、前記復水器の上部に設けられた前記二つ以上の加圧機で前記復水器内部を加圧することにより蒸気を復水することを特徴とする小型原子力発電機。
【請求項2】
前記原子炉、蒸気発生器、蒸気タービン、復水器、蒸気の外部に露出する外壁は所定間隔をおいて2重で形成され、その間の空間に真空層が形成されることを特徴とする請求項1に記載の小型原子力発電機。
【請求項3】
前記復水器は、それぞれ上部には前記2つ以上の加圧機を設け、さらに下部の蒸気流出部には加圧時に閉鎖する開閉装置を設け、前記復水器の上部の蒸気流入部は常時開放された状態で、又は前記蒸気流入部に加圧時に閉鎖する開閉装置を設けて、前記二つ以上の加圧機によって前記復水器内部を加圧して蒸気を水に還元することを特徴とする請求項1に記載の小型原子力発電機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は小型原子力発電所に関するものであって、より詳しくは、冷却水を利用して蒸気を冷却しないで復水器の上段部に備えられた加圧機で復水器内部を加圧して復水にする小型原子力発電所に関するものである。
【背景技術】
【0002】
原子力発電所で原子力発電の原料としては、例えばウラン(U)を利用する。
このウランには原子量の235と238があり、このうち、ウラン235が核分裂をする際に莫大なエネルギーが発生することになる。
これはアインシュタインの質量エネルギー等価原理を通じて理解できるが、ウラン235が壊れて若干の質量が減少し、この減少した質量に該当する量のエネルギーが発生することになる。
このように質量をエネルギーに変えれば、極めて少量の物質から非常に多くのエネルギーが得られる。
したがって、ウラン235が連続的に核分裂を起こすようにすれば、非常に多くの熱を続いて得ることができ、ここで発生した熱で蒸気を生産して電気を得ることに利用することができる。
【0003】
このように電気を生産する発電所を原子力発電所といい、前記原子力発電所は今まで経済性や安全性および環境保存性などにおいて水力発電所や火力発電所に比べて優れた運転性能を示し、電力生産手段として重要な位置を占めてきた。
【0004】
このような原子力発電は、核分裂物質の核分裂過程で発生する放射性物質が非正常的に漏れる事故が発生すれば大災害に発展するおそれがあるので、原子力発電所の安全性は常に最優先の課題として扱われてきた。
【0005】
このために原子炉のような主要構成は格納建造物の内部に位置させて冷媒として利用する水(以下、‘第1水’)と蒸気として利用する水(以下、‘第2水’)とを分離して互いに異なる経路を通じて循環させているところ、以下、図1を参考にして詳しく説明する。
図1は、従来の原子力発電所の構成を示す図である。
図1に示されているように、韓国国内で利用される加圧水型軽水炉(Pressurized Water Reactor(PWR))方式の原子力発電所は大きく原子炉2、加圧機4、蒸気発生器6、タービン/発電機7および復水器8を含んで構成され、このうち、原子炉2、加圧機4、蒸気発生器6は安全のために格納建造物1の内部に位置する。
【0006】
前記原子炉2は、核燃料の核分裂によって発生した熱で第1水を高温で加熱する。
このとき、原子炉2の制御棒3は熱中性子をよく吸収する材料からなり、原子炉2の炉心に入れたり出したりしながら核燃料の反応を調節する。
【0007】
加圧機4は核分裂が持続する原子炉2内の温度がさらに上がらないように(原子炉内の第1水が沸騰しないように)高圧状態を維持せしめ、冷却材(第1水)の緩衝タンク役割を果たし、正常運転中の原子炉冷却材の膨張および凝縮空間を提供し圧力を一定に維持して過度状態時に圧力変動を抑制する。
【0008】
蒸気発生器6は高温高圧の第1水を第2水と熱交換して蒸気を発生させる。
タービン/発電機7は蒸気発生器を通じて発生した蒸気でタービン7aが回転し、タービン軸と連結されている発電機7bの軸が共に回転しながら電気を作ることになる。
【0009】
復水器8は電気を作って残った蒸気を冷却水(海水または川の水)との熱交換方式によって冷却させて第2水に還元し、これを再び蒸気発生器6に送ることになる。
【0010】
第1水と第2水の流れをもう少し説明すれば、冷却材ポンプ5によって第1水は原子炉2を通過して時計方向に循環しながら加圧機4と蒸気発生器6の下段を通る。
【0011】
一般に、水は100℃を越えれば沸いて蒸気になるところ、これを防止するために加圧機4を通じて高い圧力を加えて、第1水が蒸気に変化しないで蒸気発生器6まで移動する。
【0012】
配管に沿って蒸気発生器6の下側入口に入ってきた高温高圧の第1水は蒸気発生器6内の第2水と分離されて熱交換方式で熱を加えて第2水を蒸気に変化させる。
【0013】
このように加圧水型軽水炉では原子炉2を通過した放射能を帯びた第1水と蒸気発生器6の第2水が分離されているため、もしもの事故が発生しても、放射能を帯びた第1水を格納建造物1内に閉じられているように措置できて安全である。
【0014】
一方、蒸気発生器6で発生した蒸気は管に沿ってタービン7aに移動して発電機7bを回して電気エネルギーを作り出す。
【0015】
以降、タービン7aを回して出た蒸気は復水器8に移動し、復水器8内の蒸気は冷却水ポンプ9を通じて外部から入った冷たい冷却水が流れる冷却管11により再び第2水に変わって主給水ポンプ10によって蒸気発生器6に再び供給されて循環する。
【0016】
つまり、従来は復水器8で蒸気を復水にする際、冷却管11を蒸気が通過しながら復水にする構造であるため、現在の原子力発電所は大量の冷却水が必ず必要で、大部分の場合、海辺や川辺に建てなければならないので、設置場所に制限があり、原子炉2の制御棒3、タービン7a、冷却機能が同時に故障した場合、対策を立てずに大きな災いを被るおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0017】
【特許文献1】韓国公開特許第10−2014−0103273号公報(2014年08月26日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたものであって、冷却水を利用して蒸気を冷却しないで復水器の上段部に備えられた加圧機で復水器内部を加圧して復水にすることによって冷却水を必要としないので、砂漠のような場所にかかわらず原子力発電所を建設することができ、小型原子力エンジンでも製作可能な小型原子力発電所を提供することにその目的がある。
【0019】
また、本発明が提供しようとする目的は、蒸気発生器で原子炉の周囲を囲んで熱損失を最少化し、これによって、原子炉が超高温化するのを遅らせることができ、一つの原子炉に複数のタービンを構成して安定性をさらに向上させることができる小型原子力発電所を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0020】
上述した目的を達成するための本発明の実施例に係る小型原子力発電所は、核燃料を核分裂させて高温の熱を発生する原子炉と、
前記原子炉で発生した高温の熱によって内部の水を蒸気に変換する蒸気発生器と、
前記蒸気発生器で発生した蒸気によって回転する蒸気タービンと、前記蒸気タービン軸に連結されて共に回転して発電する発電機からなるタービン/発電機と、
前記蒸気タービンを回転させた蒸気を高圧によって水に還元して前記蒸気発生器に再び供給する復水器とを含んで構成する。
【0021】
また、前記蒸気発生器は原子炉の周囲を囲むように構成され、
前記蒸気タービンは複数個からなりそれぞれ蒸気を通じて一つの蒸気発生器に連結され、
前記蒸気と連結された蒸気発生器の各出口には開閉手段が備えられることを特徴とする。
【0022】
また、前記原子炉、蒸気発生器、蒸気タービン、復水器、蒸気の外部に露出する外壁は所定間隔をおいて2重で形成されてその間の空間に真空層が形成されることを特徴とする。
【0023】
また、前記復水器は復水器の上部に二つ以上設けた加圧機によって復水器内部を加圧することを特徴とする。
【0024】
また、前記復水器は加圧機によって密閉された復水器内部の圧力を高めた後、蒸気を復水器内部に強制的に流入させて水に還元したり、蒸気流入部が復水器上部に位置して蒸気が復水器内部に流入すれば加圧機によって加圧をして蒸気を水に還元することを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
上述した課題の解決手段によれば、冷却水を利用して蒸気を冷却しないで復水器の上段部に備えられた加圧機で復水器内部を加圧して復水にすることによって冷却水が必要なくて砂漠のような場所にかかわらず原子力発電所を建設することができ、小型原子力エンジンでも製作可能である。
【0026】
また、蒸気発生器で原子炉の周囲を囲んで熱損失を最少化し、これによって原子炉が超高温化されるのを遅らせることができ、一つの原子炉に複数のタービンを構成して安定性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】従来の原子力発電所の構成を示す図である。
図2】本発明の実施例に係る小型原子力発電所の構成を示す概略的な側面図である。
図3図2に示す構成を概念的に示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施例について添付図面を参考にしてその構成および作用を説明する。
図面のうち同一の構成要素に対しては他の図面上に表示されてもできるだけ同一の参照番号および符号を示していることに留意しなければならない。
以下で本発明を説明するに当たっておいて、関連する公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曇らせると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。
また、ある部分がある構成要素を“含む”とする場合、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含むことを意味する。
【0029】
図2は本発明の実施例に係る小型原子力発電所の構成を示す概略的な側面図であり、図3図2に示す構成を概念的に示すブロック図である。
示されているように小型原子力発電所は、原子炉110、蒸気発生器120、タービン/発電機130、復水器140および加圧機160を含んで構成される。
【0030】
原子炉110は、ウラン235のような核燃料を核分裂させて高温の熱を発生する。
【0031】
蒸気発生器120は、前記原子炉110の周囲を囲む形状で構成されて原子炉110で発生した高温の熱によって内部の水を蒸気に作ってタービン/発電機130の蒸気タービン130aに送る。
【0032】
前記蒸気発生器120の外壁は図2の円状の拡大図に示されているように、所定間隔をおいて第1外壁120aと第2外壁120bの二重で形成し、その間の空間122を真空状態で作って真空層を形成することによって外部に取られる熱損失を最大限に減らすことができる。
【0033】
前記蒸気タービン130aは前記蒸気発生器120と蒸気170を通じて連結されて蒸気発生器120で発生した蒸気によって回転し、このとき、蒸気タービン130a軸と連結されている発電機130bの軸が共に回転をしながら発電機130bで電気を作ることになる。
【0034】
このとき、蒸気発生器120と蒸気170の連結部(蒸気発生器の排出口側)には蒸気タービン130aの故障や修理時に蒸気を遮断するための開閉手段150が備えられている。
【0035】
また、前記蒸気タービン130aは複数個で構成され、各蒸気タービン130aの軸は各発電機130bの軸と連結される。
【0036】
このように蒸気タービン130aを二つ以上の多数で構成する理由は、1台の蒸気タービンが故障しても他の蒸気タービンが正常動作して原子炉110が超高温化されるのを防止することによって、事故や発電に問題がないようにするためである。
例えば、4つの蒸気タービン130aを動作するうちに一つの蒸気タービン130aが故障する場合、その故障した蒸気タービンへ向かう蒸気170の開閉手段150を遮断して蒸気が供給されないようにした状態でその故障した蒸気タービン130aを停止させる。
【0037】
また、発電熱量が超過する場合に原子炉110に備えられた制御棒で原子力発電量を調節すれば良い。
【0038】
前記蒸気タービン130aを回転させた蒸気は復水器140に供給される。
【0039】
前記復水器140は上部に加圧機160を複数備えて、この加圧機160によって加圧をして復水器内部の圧力を高めることによって蒸気を水に還元する。
【0040】
前記加圧機160は図1に示す従来の加圧機4のような機能をするもので、復水器140内部に高圧を維持して水に還元できるようにする。
例えば、蒸気タービン130aを回転させた蒸気が100気圧で250℃の場合、加圧機160で復水器140に圧力を加えて復水器140内部の圧力が200気圧になれば250℃(時間経過に応じた自然的な温度下降を無視する場合)水に還元される。
【0041】
前記蒸気タービン130aで復水器140に蒸気を供給して復水にする方式は2つの種類がある。
第一は、加圧機160によって密閉された復水器140内部の圧力を高めた後、蒸気を復水器140内部に強制的に流入させて水に還元する方式である。
第二は、蒸気流入部が復水器140の上段に位置して蒸気が復水器内部に流入すれば加圧機160によって加圧をして水に還元する方式である。
前記第二の方式は、加圧時に蒸気が復水器140内部に流入するのに妨害とならない際に使用することができる。
【0042】
このようにして復水器140によって還元された水は再び蒸気発生器120に供給されて循環する。
【0043】
このとき、水を蒸気発生器120側に排出する復水器140の排出口側には復水器内部の温度を測定する温度計(図示せず)と、タービン/発電機130の回転によって発生して温度計に伝えられて減少させる振動減少部材(図示せず)をさらに備えて高振動による温度計の破損を防止することもできる。
【0044】
また、前記復水器140は軽くかつ表面に形成されたTiO2酸化皮膜の化学的安定性に起因した優れた耐食性を有するTiやTi合金材質からなることができる。
【0045】
このように上段に加圧機160が備えられた復水器140は火力発電所にも適用できることはもちろんである。
【0046】
前記原子炉110、蒸気タービン130a、復水器140、蒸気170等の外部に露出する外壁は図2に示す蒸気発生器120のように外壁を2重にし、その間に真空層を形成することによって熱損失を減らす。
【0047】
このような小型原子力発電機100は、地下100m以上の深さに設置しタービン/発電機130で発生した電気だけ電力ケーブルなどを利用して地上に送ることによって、放射能流出を防止することができる。
【0048】
このように復水器140内部に加圧をして蒸気を200℃以上の水に還元した後、再び蒸気発生器120に供給すれば従来の海水(冷却水)によって60℃水を冷却するときよりはるかに高い熱エネルギー保存効率を持つことになり、別途の冷却水がなくてもよいので、超小型原子力発電所の建設が可能になり、海辺でない砂漠にも建設可能である。
【0049】
つまり、加圧によって200℃以上の水を蒸気発生器120に供給することによって、従来の60℃水で冷却して蒸気発生器120に供給するときより、蒸気発生器120でさらに少ない熱エネルギーで蒸気を発生できて、より高い熱エネルギー保存効率を持つことになる。
【0050】
また、このような加圧復水の原理を適用して小型化すれば原子力エンジンになる。
【0051】
以上で本発明に対する技術思想を添付図面と共に説明したが、これは本発明の望ましい実施例の例示的な説明に過ぎないもので、本発明はこれに限定されるものではない。また、この技術分野における通常の知識を有する者であれば、誰でも本発明の技術的思想の範疇を脱しない範囲内で多様な変形および模倣が可能なことは明白な事実である。
【符号の説明】
【0052】
100 原子力発電所
110 原子炉
120 蒸気発生器
130 タービン/発電機
130a 蒸気タービン
130b 発電機
140 復水器
150 開閉手段
160 加圧機
170 蒸気
図1
図2
図3