特許第6194977号(P6194977)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6194977
(24)【登録日】2017年8月25日
(45)【発行日】2017年9月13日
(54)【発明の名称】電力需要家向けポイントシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/06 20120101AFI20170904BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20170904BHJP
   A63B 71/06 20060101ALI20170904BHJP
【FI】
   G06Q50/06
   G06Q30/02 338
   A63B71/06 D
【請求項の数】9
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-71565(P2016-71565)
(22)【出願日】2016年3月31日
【審査請求日】2016年4月13日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000211307
【氏名又は名称】中国電力株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126561
【弁理士】
【氏名又は名称】原嶋 成時郎
(72)【発明者】
【氏名】山田 憲司
(72)【発明者】
【氏名】桶本 直人
【審査官】 毛利 太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−162424(JP,A)
【文献】 特開2014−071743(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/179688(WO,A1)
【文献】 特開2005−234710(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
A63B 71/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力の需要家が通信端末を介してアクセス可能な電力事業者のウェブサーバを含むポイントシステムであって、
前記ウェブサーバに、
需要家が所有するポイントに関する情報を記憶したポイント管理データベースと、
需要家にポイントを付与する条件を記憶したポイント条件データベースと、
所定のスポーツチームの毎試合後に成績情報を取得する成績取得手段と、
前記成績情報に対応したポイント数を前記ポイント条件データベースから特定し、特定したポイント数に基づいて前記ポイント管理データベースを更新して、需要家にポイントを付与するポイント管理手段と、
を備えることを特徴とする電力需要家向けポイントシステム。
【請求項2】
前記成績情報は、前記スポーツチームの勝敗、年間成績、所定のイベントの結果を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の電力需要家向けポイントシステム。
【請求項3】
前記ウェブサーバは、前記成績情報に所定のイベントの結果が含まれている場合に、イベント結果に応じたポイントが付与される需要家を多数の需要家のなかからランダムに選択する抽選手段を有し、
前記ポイント管理手段は、前記イベント結果に対応したポイント数を前記ポイント条件データベースから特定し、特定したポイント数が選択された需要家に付与されるように前記ポイント管理データベースを更新する、
ことを特徴とする請求項2に記載の電力需要家向けポイントシステム。
【請求項4】
前記ウェブサーバは、前記スポーツチームの試合日程を記憶した試合日程データベースを備えており、
前記成績取得手段は、前記試合日程データベースに基づいて、前記スポーツチームの試合終了後に前記成績情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電力需要家向けポイントシステム。
【請求項5】
前記ウェブサーバは、前記ポイント管理手段で付与されるポイントを需要家に通知する結果通知手段を備える、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電力需要家向けポイントシステム。
【請求項6】
前記ウェブサーバは、電力使用量に応じて需要家にポイントを付与する使用量ポイント手段を備える、
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電力需要家向けポイントシステム。
【請求項7】
前記スポーツチームの成績に応じてポイントが付与される需要家は、前記使用量ポイント手段によってポイントが付与されるポイント会員のうち、前記ウェブサーバによって提供されるチーム応援メニューに加入している需要家である、
ことを特徴とする請求項6に記載の電力需要家向けポイントシステム。
【請求項8】
前記ウェブサーバは、需要家の前記通信端末からポイントを所定の商品と交換するための交換要求を受け付け、前記交換要求に応じて前記商品に関する商品情報を前記通信端末に送信し、前記商品情報から選択された商品を需要家に提供するための提供処理を実行するポイント交換手段を備えており、
前記ポイント管理手段は、前記商品との交換によって使用されたポイント数が需要家の所有ポイントから払いだされるように前記ポイント管理データベースを更新する、
ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電力需要家向けポイントシステム。
【請求項9】
前記商品には、前記スポーツチームの試合の観戦チケットへの応募が含まれており、
前記ポイント交換手段は、前記観戦チケットを応募した需要家に付与するか否かをランダムに決定し、付与すると決定した場合に前記提供処理を実行する、
ことを特徴とする請求項8に記載の電力需要家向けポイントシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電力の需要家に対してポイントを付与する電力需要家向けポイントシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
電力事業者(電力供給側)の発電設備を含む電力設備は、全体の使用電力が一時的に上昇する場合であっても、電力の供給が停止しないように、上昇時の電力に応じた電力を供給可能な容量にしなければならず、過剰な電力設備となるおそれがある。一方、需要家が電力使用量を抑えてくれれば発電量を低くすることができるので、電力設備の過剰化を抑制することができる。換言すれば、需要家が自身の電力使用量に関心を持って省エネルギーに心がけてくれれば、電力設備の過剰化を抑制することができ、発電コストなどを低減することが可能となる。
【0003】
需要家に電力使用量への関心を促すために、定額電力料金で契約している需要家に対し、契約時に需要家から受け付けた電力使用予定量と実際の電力使用量とを比較し、実際の電力使用量が電力使用予定量よりも低かった場合に、需要家に対して様々な商品やサービスとの交換が可能なポイントを付与するポイントシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−157080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、いわゆる電力自由化が進む近年においては、各電力事業者は、電力料金の適正化(低料金化)をより図るとともに、サービスの向上や多様化などを図ることが期待されている。一方、各需要家は、自己の電力使用態様や各電力事業者から提供される料金メニュー、サービスなどに基づいて、自己に最適な電力事業者を選定するとともに、使用電力の適正化(省エネ・節電)を図ることが期待される。
【0006】
このように、需要家がこれまで以上に電力使用や電力事業者に関心を持ち、電力需給に関わっていく(参加していく)ことが期待される。さらに、電力事業者にとっては、需要家により関心を寄せてもらい、永く安定した需給関係を築くことが望ましい。
【0007】
しかしながら、例えば、特許文献1に記載のシステムでは、需要家がポイントを取得できる手段が省エネルギーしかなく、省エネルギーには需要者の我慢が伴う。また、現代の電力化が進んだ社会では省エネルギーにも限界があるため、取得できるポイントも少なくなってしまう。さらには、定額電力料金で契約をしている需要家しかポイントサービスを受けることができないため、一般的な従量電力料金で契約している需要家に不公平感を与えてしまう。このような理由から、従来のポイントサービスでは需要家は早期に関心を失ってしまう可能性があり、需要家が電力事業者に関心を寄せて、永く安定した需給関係を築くことも期待できない。
【0008】
そこでこの発明は、電力使用や電力事業者に対する需要家の関心を高めることが可能な電力需要家向けポイントシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、電力の需要家が通信端末を介してアクセス可能な電力事業者のウェブサーバを含むポイントシステムであって、前記ウェブサーバに、需要家が所有するポイントに関する情報を記憶したポイント管理データベースと、需要家にポイントを付与する条件を記憶したポイント条件データベースと、所定のスポーツチームの毎試合後に成績情報を取得する成績取得手段と、前記成績情報に対応したポイント数を前記ポイント条件データベースから特定し、特定したポイント数に基づいて前記ポイント管理データベースを更新して、需要家にポイントを付与するポイント管理手段と、を備える。
【0010】
請求項1のポイントシステムによれば、成績取得手段によって所定のスポーツチームの毎試合後に成績情報を取得し、ポイント管理手段は、毎試合後の成績情報に対応したポイント数をポイント条件データベースから特定し、特定したポイント数に基づいてポイント管理データベースを更新して、需要家にポイントを付与する。すなわち、ポイント管理手段は、所定のスポーツチームの毎試合後の成績に応じたポイントを需要家に付与する。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のポイントシステムにおいて、前記成績情報は、前記スポーツチームの勝敗、年間成績、所定のイベントの結果を含むものである。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のポイントシステムにおいて、前記ウェブサーバは、前記成績情報に所定のイベントの結果が含まれている場合に、イベント結果に応じたポイントが付与される需要家を多数の需要家のなかからランダムに選択する抽選手段を有し、前記ポイント管理手段は、前記イベント結果に対応したポイント数を前記ポイント条件データベースから特定し、特定したポイント数が選択された需要家に付与されるように前記ポイント管理データベースを更新する。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のポイントシステムにおいて、前記ウェブサーバは、前記スポーツチームの試合日程を記憶した試合日程データベースを備えており、前記成績取得手段は、前記試合日程データベースに基づいて、前記スポーツチームの試合終了後に前記成績情報を取得する。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のポイントシステムにおいて、前記ウェブサーバは、前記ポイント管理手段で付与されるポイントを需要家に通知する結果通知手段を備える。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のポイントシステムにおいて、前記ウェブサーバは、電力使用量に応じて需要家にポイントを付与する使用量ポイント手段を備える。
【0016】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のポイントシステムにおいて、前記スポーツチームの成績に応じてポイントが付与される需要家は、前記使用量ポイント手段によってポイントが付与されるポイント会員のうち、前記ウェブサーバによって提供されるチーム応援メニューに加入している需要家である。
【0017】
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のポイントシステムにおいて、前記ウェブサーバは、需要家の前記通信端末からポイントを所定の商品と交換するための交換要求を受け付け、前記交換要求に応じて前記商品に関する商品情報を前記通信端末に送信し、前記商品情報から選択された商品を需要家に提供するための提供処理を実行するポイント交換手段を備えており、前記ポイント管理手段は、前記商品との交換によって使用されたポイント数が需要家の所有ポイントから払いだされるように前記ポイント管理データベースを更新する。
【0018】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のポイントシステムにおいて、前記商品には、前記スポーツチームの試合の観戦チケットへの応募が含まれており、前記ポイント交換手段は、前記観戦チケットを応募した需要家に付与するか否かをランダムに決定し、付与すると決定した場合に前記提供処理を実行する。
【発明の効果】
【0019】
請求項1に記載の発明によれば、所定のスポーツチームの毎試合後の成績に応じたポイントを需要家に付与するので、需要家のポイントに対する興趣を盛り上げることができ、ポイントに対する興趣を利用して、ポイントの付与を行う電力事業者や、その電力事業者において自身が使用している電力使用量に対する関心を喚起することができる。
【0020】
請求項2に記載の発明によれば、ポイントが付与される成績情報にスポーツチームの勝敗や、年間成績、所定のイベントの結果などを含めるようにしたので、多様な成績に応じてポイントが付与されるようになる。したがって、ポイント取得に対する需要家の興趣を維持して、盛り上げることができる。
【0021】
請求項3に記載の発明によれば、成績情報に所定のイベントの結果が含まれている場合に、抽選を行って需要家にポイントを付与するようにしたので、ポイント取得に対する需要家の興趣を維持して、盛り上げることができる。
【0022】
請求項4に記載の発明によれば、試合日程データベースに基づいて成績情報を取得するようにしたので、最新の成績情報を自動的に、すなわち遅滞なく取得することができ、成績情報に基づくポイント付与も迅速に行えるようになる。これにより、ポイント取得に対する需要家の興趣を盛り上げることができる。
【0023】
請求項5に記載の発明によれば、付与したポイントを需要家に通知するようにしたので、需要家は、スポーツチームの成績に基づいて取得したポイントを即座に確認することができ、ポイント取得に対する需要家の興趣を盛り上げることができる。
【0024】
請求項6に記載の発明によれば、スポーツチームの成績に応じたポイントだけでなく、電力使用量に応じて需要家にポイントを付与するようにしたので、ポイントに密接に関連する電力使用量を需要家に意識させることができる。
【0025】
請求項7に記載の発明によれば、使用量ポイント手段によってポイントが付与されるポイント会員のうち、チーム応援メニューに加入している需要家、すなわちスポーツチームの成績に関心がある需要家にのみ、スポーツチームの成績に応じたポイントを付与することができる。このように、スポーツチームの成績に関心がある需要家は、それに応じて取得されるポイントにも強い関心を抱く確率が高いので、ポイントを介して電力事業者や、その電力事業者において自身が使用している電力使用量に対する関心を喚起することができる。
【0026】
請求項8に記載の発明によれば、ポイントを商品と交換するためのポイント交換手段を備えているので、ポイントを貯めることに対する興趣を需要家に与えることができ、ポイントを介して電力事業者や、その電力事業者において自身が使用している電力使用量に対する関心を喚起することができる。
【0027】
請求項9に記載の発明によれば、ポイントに基づいて観戦チケットへの応募がなされた場合に、観戦チケットを応募した需要家に観戦チケットを付与するか否かをランダムに決定するようにしたので、ポイントに対する需要家の興趣を盛り上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】この発明の実施の形態に係る電力需要家向けポイントシステムを示す概略構成図である。
図2】電力需要家向けポイントシステムのウェブサーバを示す概略構成ブロック図である。
図3】電力需要家向けポイントシステムのポイント条件DBを示す図である。
図4】電力需要家向けポイントシステムのログインページを示す図である。
図5】電力需要家向けポイントシステムの電力使用量およびポイントに関するマイページを示す図である。
図6】電力需要家向けポイントシステムのポイントサービスに関するページを示す図である。
図7】電力需要家向けポイントシステムのコラボレーションメニューに関するページを示す図である。
図8】電力需要家向けポイントシステムのポイント交換ページを示す図である。
図9】電力需要家向けポイントシステムの観戦チケット選択ページを示す図である。
図10】電力需要家向けポイントシステムのチームグッズ選択ページを示す図である。
図11】電力需要家向けポイントシステムのポイント付与に関する作用、動作を示すタイミングチャートである。
図12】電力需要家向けポイントシステムのポイント交換に関する作用、動作を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0030】
図1は、この発明の実施の形態に係る電力需要家向けポイントシステム1を示す概略構成図である。この電力需要家向けポイントシステム1は、電力事業者(電力供給側)が電力の需要家Mに対してポイントを付与するシステムであり、そのポイントサービスは、電力使用量に応じて需要家にポイントを付与するポイントサービスを基本とし、このポイントサービスのポイント会員のうち、ポイントサービスによって提供されているチーム応援メニューに加入している需要家に対して、所定のスポーツチームの成績に応じてポイントを付与するものである。なお、所定のスポーツチームとは、地域振興を促進し、かつ需要家の興趣を高めるために、電力事業者の管轄内を本拠地とする野球やサッカーなどスポーツチームであり、本実施の形態では、プロ野球のチームCとする。
【0031】
ポイントシステム1は、各需要家Mが通信端末4を介してアクセス可能な電力事業者のウェブサーバ3と、各需要家Mの電力使用量を記憶する電力使用量サーバ2とが通信自在に接続されている。また、符号5は、チームCの公式ホームページを運用するチーム用ウェブサーバであり、ウェブサーバ3と通信自在に接続されている。
【0032】
電力使用量サーバ2は、各需要家Mの毎月(所定期間)の電力使用量や電力料金などを記憶するサーバであり、この実施の形態では、検針データを収集するコンピュータ・サーバから定期的に検針データを受信することで、毎月の電力使用量や電力料金を算出、管理する。これに対して、電力使用量や電力料金を算出したりする他のコンピュータ・サーバから毎月の電力使用量等を受信して記憶してもよく、結果的に毎月の電力使用量や電力料金を記憶していればよい。また、需要家Mが電力事業者と複数の契約をしている場合には、契約ごとに毎月の電力使用量や電力料金を記憶する
【0033】
通信端末4は、需要家Mが操作する端末で、パーソナルコンピュータやスマートフォン(多機能携帯端末)などを含み、インターネットNWを介してウェブサーバ3などと通信自在となっている。
【0034】
ウェブサーバ3は、電力事業者のウェブサイトを提供するサーバであり、図2に示すように、主として、メインタスク31、メモリ32、需要家データベース(以下、DBという)33、ポイント条件DB34、試合日程DB35、これらを制御などする中央処理部36と、を備える。
【0035】
メインタスク31は、ウェブサイトを提供、運営するためのタスク・プログラム群であり、この実施の形態では、電力事業者のウェブサイトのうち、各需要家Mにポイントを付与するポイントサービス・サイトを提供するためのタスクについて、主として説明する。このメインタスク31は、成績取得タスク(成績取得手段)311、ポイント管理タスク(ポイント管理手段)312、抽選タスク(抽選手段)313、使用量ポイントタスク(使用量ポイント手段)314、ポイント交換タスク(ポイント交換手段)315、および結果通知タスク(結果通知手段)316と、を備える。各タスク311〜316を含むメインタスク31は、ハードディスクなどのストレージデバイスに記憶されている。なお、各タスク311〜316については、後述する。
【0036】
メモリ32は、各種情報・データを記憶する記憶部であり、例えば、電力使用量サーバ2から取得した需要家Mの電力使用量や、チーム用ウェブサーバ5から取得したスポーツチームの成績情報などを記憶する。
【0037】
需要家DB33は、各需要家Mに関する情報を記憶したデータベースであり、各需要家MのID(識別情報)に対して、契約番号ごとに、契約名義、契約住所、契約種別、毎月使用量が確定する日(前月の使用量が確定する日)などが記憶され、さらに、需要家Mのメールアドレスが記憶されている。需要家DB33は、本発明のポイント管理DBを兼用し、後述するようにして付与または利用された各需要家Mのポイントの履歴や、有効な現在のポイントなども記憶する。また、需要家DB33には、上述したチーム応援メニューへの加入の有無も記憶されており、チーム応援メニューによって発生したポイントは、当該メニューに加入している需要家にのみ付与される。なお、ポイント管理DBは、需要家DB33とは別に設けてもよいし、他のコンピュータ・サーバに記憶してもよい。
【0038】
ポイント条件DB34は、需要家にポイントを付与する際の条件を記憶したデータベースであり、図3に示すように、例えば、チームCにより達成された成績と、その成績に応じて需要家Mに付与されるポイントとが対応付けて記憶されている。成績に応じて付与されるポイントには、チームCが公式戦で1勝した場合に付与される勝敗ポイントと、年間の順位に応じて付与される年間成績ポイントと、所定のイベントの結果に応じて付与されるイベントポイントなどがある。所定のイベントとは、例えば、所定の投手が規定の勝利数に達した場合や、所定の打者が規定の安打数を達成した場合など、大記録を達成した場合である。また、年間成績が優勝であった場合や、イベント結果に応じて、抽選で選ばれた需要家Mに通常よりも多額のポイントが付与されるように条件が記憶されている。
【0039】
試合日程DB35は、チームCの試合日程を記憶したデータベースであり、この試合日程に基づいてチームCの試合終了後に成績が確認される。試合日程DB35には、例えば、対戦相手と、試合開始の年月日、開始時間、開催球場などが記憶されている。
【0040】
なお、この実施の形態では、ウェブサーバ3に需要家DB33、ポイント条件DB34および試合日程DB35を備えているが、これらのDB33〜35のデータのすべてまたは一部を他のコンピュータ・サーバに記憶し、必要に応じてウェブサーバ3が他のコンピュータ・サーバから取得するようにしてもよい。
【0041】
次に、各タスクについて説明する。メインタスク31は、まず、図4に示すようなログインページ61を通信端末4に表示し(表示させ)、予め登録されたIDとパスワードが入力されると、図5に示すような、各需要家Mのマイページ62を通信端末4に表示させる。マイページ62には、需要家Mの氏名やID、契約先住所などとともに、直近の月度の電力使用量、請求額、所有ポイント数などが表示される。
【0042】
次に、マイページ62から、ポイントサイトへ移動するためのボタンが操作されると、図6に示すポイントサービスページ63が通信端末4に表示される。ポイントサービスページ63には、需要家Mの所有ポイント数や、ポイント履歴を確認するためのボタン、チーム応援メニューへの加入状況などの他、ポイントをためるコンテンツを紹介するためのバナーなどが表示される。チーム応援メニューは、本ポイントサービスにおいて、提携企業と連係してポイントサービスを行うコラボレーションメニューの1つであり、コラボレーションメニューのボタンが操作されると、図7に示すコラボレーション紹介ページ64が通信端末4に表示される。コラボレーション紹介ページ64からは、チーム応援メニューによって取得したポイントを所定の商品などと交換することができるポイント交換ページに移動することができる。
【0043】
成績取得タスク311は、試合日程DB35に基づき、チームCの試合終了後にチーム用ウェブサーバ5にアクセスして、チームCの最新の成績に関する成績情報を取得するタスク・プログラムである。成績情報には、公式戦の勝敗、所定のイベントの結果などが含まれている。また、公式戦が優勝決定戦などの順位決定戦である場合には、その勝敗によって決定された順位なども成績情報に含まれる。なお、天候などによって試合日程が変更された場合には、成績取得タスク311は、日程変更後の試合日程DB35に基づいて成績情報を取得してもよいし、管理者の手動操作に応じて成績情報を取得してもよい。また、成績取得タスク311は、チーム用ウェブサーバ5から成績情報を取得するようにしたが、そのほかのニュースサイト等から取得してもよいし、管理者が手動で入力したものを取得してもよい。
【0044】
ポイント管理タスク312は、最新の成績情報に対応したポイント数をポイント条件DB34から特定し、特定したポイント数に基づいて需要家DB33を更新して需要家Mにポイントを付与するタスク・プログラムである。例えば、チームCが公式戦で1勝した場合には、チーム応援メニューに加入する需要家M全員に1ポイントが付与される。例えば、ある需要家Mの所有ポイントが283ポイントである場合、ポイント管理タスク312は、その所有ポイント「283」に1ポイントを加算し、所有ポイントが「284」になるように需要家DB33を更新する。同様に、チームCが優勝した場合には、需要家M全員に10ポイントを付与し、2位または3位になった場合には、5ポイントまたは2ポイントを付与する。
【0045】
抽選タスク313は、チームCが優勝した場合、あるいは所定のイベント結果が発生した場合に、チーム応援メニューに加入する需要家Mのなかから、ポイント条件DB34で設定された人数の需要家Mをランダムに選択するタスク・プログラムである。例えば、チームCが優勝した場合には、チーム応援メニューに加入する多数の需要家Mのなかから200名がランダムに選択され、投手○○が200勝を達成した場合、あるいは打者△△が2000本安打を達成した場合には、それぞれ200名または2000名の需要家Mが抽選タスク313によって選択される。ポイント管理タスク312は、チームCの優勝あるいはイベント結果に対応したポイント数をポイント条件DB34から特定し、特定したポイント数が、抽選タスク313によって選択された需要家Mに付与されるように、需要家DB33を更新する。
【0046】
使用量ポイントタスク314は、電力使用量に基づいて需要家Mにポイントを付与するタスク・プログラムであり、この実施の形態では、電力使用量に対応する(電力使用量に基づく)電力料金に従ってポイントを付与する。すなわち、当月の電力使用量および電力料金が確定すると、確定した各契約番号の電力料金を電力使用量サーバ2から取得し、この電力料金に基づいてポイントを算出して各需要家Mに付与する。すなわち、使用量ポイントタスク314によって算出されたポイントが需要家Mに付与されるように、ポイント管理タスク312によって需要家DB33が更新される。
【0047】
このとき、この実施の形態では、単位電力料金(例えば、200円)ごとに所定のポイントを付与する。ここで、電力料金の取得方法は、どのような方法であってもよい。また、電力使用量に対応する電力料金に基づいてポイントを算出、付与しているが、電力使用量に基づいて直接ポイントを算出して付与するようにしてもよい。
【0048】
ポイント交換タスク315は、需要家Mの所有ポイントと所定の商品とを交換するタスク・プログラムである。ポイント交換タスク315は、需要家Mの通信端末4からポイントを所定の商品と交換するための交換要求を受け付けた場合、すなわち、ポイント交換タスク315は、通信端末4によって上述したコラボレーション紹介ページ64から、ポイント交換ページへ移動する操作がなされた場合に、図8に示すポイント交換ページ65を通信端末4に表示させる。
【0049】
ポイント交換ページ65には、「観戦チケット」、「チームグッズ」、「チケット抽選」など、ポイントと交換可能な商品を表すボタンが複数表示されている。また、本実施形態では図示していないが、チームCの試合会場でチケットの購入や買い物などに使用できるクーポンに交換できるようにしてもよい。
【0050】
ポイント交換ページ65で「観戦チケット」のボタンが操作されると、ポイント交換タスク315は、通信端末4に図9に示す観戦チケット選択ページ66を表示させる。観戦チケット選択ページ66には、チームCの試合内容やチケットの種類などが記載された複数のボタンが表示されており、需要家Mは、ポイントと交換したい試合の観戦チケットのボタンを操作してポイントとの交換を行う。ポイント交換タスク315は、ポイントと観戦チケットとの交換が通信端末4によって操作された場合に、選択された観戦チケットを需要家Mに提供するための提供処理を実行する。この提供処理としては、観戦チケットを需要家Mの自宅に送付したり、電子チケットを需要家Mの通信端末に送信したりする処理を含む。
【0051】
また、ポイント交換ページ65で「チームグッズ」のボタンが操作された場合には、ポイント交換タスク315は、通信端末4に図10に示すチームグッズ選択ページ67を表示させる。チームグッズ選択ページ67には、チームCのレプリカユニフォームや、帽子、ロゴ付きバッグなどが写真と文章で説明された複数のボタンが表示されており、需要家Mは、ポイントと交換したいグッズのボタンを操作してポイントとの交換を行う。ポイント交換タスク315は、ポイントと所定のグッズとの交換が通信端末4によって操作された場合に、選択されたグッズを需要家Mに提供するための提供処理を実行する。この提供処理としては、グッズを需要家Mの自宅に送付する処理を含む。
【0052】
また、ポイント交換ページ65で「チケット抽選」のボタンが操作された場合には、ポイント交換タスク315は、通信端末4に観戦チケット選択ページ66と類似したチケット応募ページ(図示せず)を表示させる。チケット応募ページには、チームCの試合内容やチケットの種類などが記載された複数のボタンが表示されており、需要家Mは、応募したい観戦チケットのボタンを操作して抽選への応募を行う。ポイント交換タスク315は、観戦チケットへの応募が通信端末4によってなされた場合に、観戦チケットを応募した需要家Mに付与するか否かをランダムに決定し、付与すると決定した場合には、観戦チケットの提供処理を実行する。ポイント管理タスク312は、ポイント交換タスク315で利用されたポイント数が需要家Mの所有ポイントから差し引かれるように需要家DB33を更新する。
【0053】
結果通知タスク316は、チームCの成績に応じて付与されたポイントを需要家Mに通知するタスク・プログラムである。すなわち、ポイント管理タスク312によって、チームCの成績に応じたポイントが需要家Mに付与されると、需要家DB33に記憶されているこの需要家Mのメールアドレスに結果通知メールを送信する。この結果通知メールには、図4に示すログイン画面へのリンクURLが付加されており、需要家MがこのURLにアクセスして所定の操作を行うと、図5に示すマイページ62が通信端末4に表示される。
【0054】
そして、需要家Mが「ポイント履歴の確認」を選択すると、付与されたポイント数と、その付与履歴とが表示される。なお、結果通知タスク316は、ポイントの付与結果だけでなく、チケット抽選の結果や、商品の配送状況なども通知する。なお、結果通知を頻繁に需要家Mの通信端末4に送信すると、需要家Mには通知の確認の面倒が生じてしまうので、例えば1日に1回、または数日毎に送信してもよい。
【0055】
次に、このような構成の電力需要家向けポイントシステム1の作用および、電力需要家向けポイントシステム1による電力需要家向けポイント方法などについて説明する。
【0056】
まず、図11に示すように、ウェブサーバ3では、成績取得タスク311が起動されてチームCの成績情報が取得される(ステップS1)。成績取得タスク311は、試合日程DB35に基づいて、チームCの試合終了後にチーム用ウェブサーバ5に成績情報の要求を送信する(ステップS1a)。成績取得タスク311は、成績要求に応じてチーム用ウェブサーバ5から送信された最新の成績情報を受信し、メモリ32に記憶する(ステップS1b)。
【0057】
ポイント管理タスク312は、最新の成績情報に基づいてポイント管理を行う(ステップS2)。このポイント管理では、ポイント管理タスク312は、成績情報に対応したポイント数をポイント条件DB34から特定し、特定したポイント数に基づいて需要家DB33を更新して需要家Mにポイントを付与する。
【0058】
その後、当月の電力使用量および電力料金が確定すると、例えば、電力使用量サーバ2からウェブサーバ3に検針通知が送信されて(ステップS3)、使用量ポイントタスク314が起動され(ステップS4)、当月の実電力使用量(電力料金)に基づいて全需要家Mにポイントが付与される。
【0059】
さらに、結果通知タスク316が起動され(ステップS5)、各需要家Mにポイントの取得状況がメールによって送信される。そして、このメールに付加されたリンクURLに需要家Mがアクセスして所定の操作を行うと、図4のログインページ61を経て、図5に示すマイページ62が通信端末4に表示される。
【0060】
また、成績取得タスク311で取得した成績情報に所定のイベント結果が含まれる場合には(ステップS1c)、抽選タスク313は、ポイント条件DB34に記憶されている条件に応じてポイントが付与される需要家Mをランダムに選択する(ステップS6)。ポイント管理タスク312は、選択された需要家Mにポイントを付与するためのポイント管理を行う(ステップS7)。その後、上述したように、需要家Mに対してポイントの取得状況がメールによって送信される。
【0061】
また、図12に示すように、需要家Mがポイントを商品と交換するためにウェブサーバ3にアクセスしてきた場合には(ステップS10)、ウェブサーバ3でポイント交換タスク315が起動する(ステップS11)。ポイント交換タスク315は、図8に示すポイント交換ページ65を経て、図9に示す観戦チケット選択ページ66や、図10に示すチームグッズ選択ページ67を通信端末4に表示させ、ポイントと交換する商品を需要家Mに選択させる。ポイント交換タスク315は、ポイントと商品との交換が通信端末4によって操作された場合に、選択された商品を需要家Mに提供するための提供処理を実行する(ステップS12)。
【0062】
また、ポイントを使用して観戦チケットへの応募がされた場合には(S13)、ポイント交換タスク315は、応募した需要家Mに観戦チケットを付与するか否かをランダムに決定し(ステップS14)、付与すると決定した場合には、観戦チケットの提供処理を実行する(ステップS12)。また、応募した需要家Mに観戦チケットを付与しないという結果になった場合には、結果通知タスク316が起動され(ステップS5)、需要家Mにその結果がメールによって送信される。さらに、ポイント管理タスク312は、ポイント交換タスク315で利用されたポイント数が需要家Mの所有ポイントから差し引かれるように需要家DB33を更新する。
【0063】
このように、この電力需要家向けポイントシステム1および電力需要家向けポイント方法によれば、地元のスポーツチームであるチームCの成績に応じたポイントを需要家Mに付与するので、需要家Mのポイントに対する興趣を盛り上げることができ、このポイントに対する興趣を利用して、ポイントの付与を行う電力事業者や、その電力事業者において自身が使用している電力使用量に対する関心を喚起することができる。また、ポイントが付与される成績情報にチームCの勝敗や、年間成績、所定のイベントの結果などを含めるようにしたので、様々な成績に応じてポイントが付与されるようになる。したがって、ポイント取得に対する需要家Mの興趣を盛り上げることができる。
【0064】
また、成績情報に所定のイベントの結果が含まれている場合に、抽選を行って需要家Mにポイントを付与するようにしたので、ポイント取得に対する需要家Mの興趣を盛り上げることができる。さらに、試合日程DB35に基づいて成績情報を取得するようにしたので、最新の成績情報を自動的に、すなわち遅滞なく取得することができ、成績情報に基づくポイント付与も迅速に行えるようになるので、ポイント取得に対する需要家Mの興趣を盛り上げることができる。
【0065】
また、付与したポイントを需要家Mに通知するようにしたので、需要家Mは、チームCの成績に基づいて取得したポイントを即座に確認することができ、ポイント取得に対する需要家Mの興趣を盛り上げることができる。さらに、チームCの成績に応じたポイントだけでなく、電力使用量に応じて需要家Mにポイントを付与するようにしたので、ポイントに密接に関連する電力使用量を需要家Mに意識させることができる。
【0066】
また、使用量ポイントタスク314によってポイントが付与されるポイント会員のうち、チーム応援メニューに加入している需要家M、すなわちチームCの成績に関心がある需要家Mにのみ、チームCの成績に応じたポイントを付与することができる。このように、チームCの成績に関心がある需要家Mは、それに応じて取得されるポイントにも強い関心を抱く確率が高いので、ポイントを介して電力事業者や、その電力事業者において自身が使用している電力使用量に対する関心を喚起することができる。
【0067】
また、ポイントを商品と交換するためのポイント交換タスク315を備えているので、ポイントを貯めることに対する興趣を需要家Mに与えることができ、ポイントを介して電力事業者や、その電力事業者において自身が使用している電力使用量に対する関心を喚起することができる。さらに、ポイントに基づいて観戦チケットへの応募がなされた場合に、観戦チケットを応募した需要家Mにチケットを付与するか否かをランダムに決定するようにしたので、ポイントに対する需要家Mの興趣を盛り上げることができる。
【0068】
以上により、需要家Mに対し、ポイントを介して電力事業者に対する関心を喚起させることができるので、この結果、需要家Mと電力事業者との永く安定した需給関係を築くことが期待できる。
【0069】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、電力使用量サーバ2とウェブサーバ3が別体に設けられているが、一体的に設けられていてもよく、また、各サーバ2、3が複数のサーバで構成されていてもよい。
【0070】
また、電力需要家向けのポイントシステムとして説明したが、本発明は、買い物の利用額などに応じてポイントが付与される従来の一般的なポイントシステムにも適用することができる。さらに、地元のスポーツチームが複数存在する場合には、応援するスポーツチームを選択できるようにし、選択したスポーツチームの成績に応じてポイントを付与するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0071】
1 電力需要家向けポイントシステム
2 電力使用量サーバ
3 ウェブサーバ
33 需要家データベース(ポイント管理データベース)
34 ポイント条件データベース
35 試合日程データベース
311 成績取得タスク(成績取得手段)
312 ポイント管理タスク(ポイント管理手段)
313 抽選タスク(抽選手段)
314 使用量ポイントタスク(使用量ポイント手段)
315 ポイント交換タスク(ポイント交換手段)
316 結果通知タスク(結果通知手段)
4 通信端末
5 チーム用ウェブサーバ
M 需要家
NW インターネット
【要約】
【課題】電力使用や電力事業者に対する需要家の関心を高めることが可能な電力需要家向けポイントシステムを提供する。
【解決手段】ポイントシステムのウェブサーバ3は、所定のスポーツチームのウェブサーバにアクセスして、スポーツチームの最新の成績情報を取得する成績取得タスク311と、最新の成績情報に対応したポイント数をポイント条件データベース34から特定し、特定したポイント数に基づいて、需要家のポイントを管理する需要家データベース33(ポイント管理データベース)を更新し、需要家にポイントを付与するポイント管理タスク312とを備える。
【選択図】図2
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