【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意研究の結果、ELの酵素活性を選択的に阻害するモノクローナル抗体を見出すことによって本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち本発明は、
(1)配列番号1で示されるアミノ酸配列の331位から459位の領域に結合する、モノクローナル抗体またはその抗体断片、
(2)配列番号1で示されるアミノ酸配列の411位から459位の領域に結合する、前記(1)に記載のモノクローナル抗体またはその抗体断片、
(3)ELの酵素活性を阻害する、前記(1)または(2)に記載のモノクローナル抗体またはその抗体断片、
(4)1)配列番号7、配列番号8および配列番号9のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号11、配列番号12および配列番号13のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
2)配列番号7、配列番号8および配列番号9のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号11、配列番号12および配列番号13のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
3)配列番号7、配列番号8および配列番号9のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号11、配列番号12および配列番号13のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
4)配列番号7、配列番号8および配列番号9のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号11、配列番号12および配列番号13のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
5)配列番号19、配列番号20および配列番号21のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号23、配列番号24および配列番号25のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
6)配列番号19、配列番号20および配列番号21のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号23、配列番号24および配列番号25のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
7)配列番号19、配列番号20および配列番号21のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号23、配列番号24および配列番号25のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
8)配列番号19、配列番号20および配列番号21のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号23、配列番号24および配列番号25のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
9)配列番号27、配列番号28および配列番号29のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号31、配列番号32および配列番号33のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
10)配列番号27、配列番号28および配列番号29のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号31、配列番号32および配列番号33のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
11)配列番号27、配列番号28および配列番号29のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号31、配列番号32および配列番号33のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
12)配列番号27、配列番号28および配列番号29のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号31、配列番号32および配列番号33のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
13)配列番号35、配列番号36および配列番号37のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号39、配列番号40および配列番号41のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
14)配列番号35、配列番号36および配列番号37のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号39、配列番号40および配列番号41のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
15)配列番号35、配列番号36および配列番号37のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号39、配列番号40および配列番号41のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
16)配列番号35、配列番号36および配列番号37のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号39、配列番号40および配列番号41のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
17)配列番号43、配列番号44および配列番号45のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号47、配列番号48および配列番号49のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
18)配列番号43、配列番号44および配列番号45のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号47、配列番号48および配列番号49のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
19)配列番号43、配列番号44および配列番号45のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号47、配列番号48および配列番号49のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
20)配列番号43、配列番号44および配列番号45のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号47、配列番号48および配列番号49のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
21)配列番号51、配列番号52および配列番号53のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号55、配列番号56および配列番号57のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
22)配列番号51、配列番号52および配列番号53のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号55、配列番号56および配列番号57のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
23)配列番号51、配列番号52および配列番号53のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号55、配列番号56および配列番号57のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
24)配列番号51、配列番号52および配列番号53のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号55、配列番号56および配列番号57のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
25)配列番号59、配列番号60および配列番号61のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号63、配列番号64および配列番号65のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
26)配列番号59、配列番号60および配列番号61のアミノ酸配列を有する3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号63、配列番号64および配列番号65のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
27)配列番号59、配列番号60および配列番号61のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号63、配列番号64および配列番号65のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、および、
28)配列番号59、配列番号60および配列番号61のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む重鎖可変領域、ならびに、
配列番号63、配列番号64および配列番号65のアミノ酸配列を有する3つのCDRのうち1つ以上のCDRにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる3つのCDRを含む軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
からなる群より選ばれる抗体またはその抗体断片、
(5)1)配列番号6のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および、
配列番号10のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
2)配列番号6のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および
配列番号10のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
3)配列番号6のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号10のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
4)配列番号6のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号10のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
5)配列番号18のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および、
配列番号22のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
6)配列番号18のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および
配列番号22のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
7)配列番号18のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号22のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
8)配列番号18のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号22のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
9)配列番号26のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および、
配列番号30のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
10)配列番号26のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および
配列番号30のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
11)配列番号26のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号30のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
12)配列番号26のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号30のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
13)配列番号34のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および、
配列番号38のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
14)配列番号34のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および
配列番号38のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
15)配列番号34のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号38のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
16)配列番号34のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号38のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
17)配列番号42のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および、
配列番号46のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
18)配列番号42のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および
配列番号46のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
19)配列番号42のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号46のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
20)配列番号42のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号46のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
21)配列番号50のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および、
配列番号54のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
22)配列番号50のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および
配列番号54のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
23)配列番号50のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号54のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
24)配列番号50のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号54のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
25)配列番号58のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および、
配列番号62のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
26)配列番号58のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、および
配列番号62のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
27)配列番号58のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号62のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、および
28)配列番号58のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する重鎖可変領域、および
配列番号62のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸を有する軽鎖可変領域を有し、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、
からなる群より選ばれる抗体またはその抗体断片、
(6)前記(3)〜(5)のいずれかに記載のモノクローナル抗体またはその抗体断片を含有する、ELが関連する疾患の治療または予防のための医薬組成物、
(7)ELが関連する疾患が動脈硬化症である(6)記載の医薬組成物、
(8)ELが関連する疾患の治療または予防のための、前記(3)〜(5)のいずれかに記載のモノクローナル抗体またはその抗体断片、
(9)ELが関連する疾患が動脈硬化症である(8)記載のモノクローナル抗体またはその抗体断片、
(10)前記(3)〜(5)のいずれかに記載のモノクローナル抗体またはその抗体断片を投与することを特徴とする、ELが関連する疾患の予防または治療方法、
(11)ELが関連する疾患が動脈硬化症である(10)記載の方法、
(12)配列番号1で示されるアミノ酸配列の331位から459位を含有してなるペプチド、または、該ペプチドにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたペプチド、を用いることを特徴とする、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、もしくは該モノクローナル抗体またはその抗体断片を産生するハイブリドーマクローンのスクリーニング方法、
(13)配列番号1で示されるアミノ酸配列の411位から459位を含有してなるペプチド、または、該ペプチドにおいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたペプチド、を用いることを特徴とする、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片、もしくは該モノクローナル抗体またはその抗体断片を産生するハイブリドーマクローンのスクリーニング方法、
(14)前記(12)または(13)のスクリーニング方法をその工程に含む、ELの酵素活性を阻害するモノクローナル抗体またはその抗体断片の製造方法、
(15)前記(14)の製造方法により作製されたモノクローナル抗体またはその抗体断片、
に関する。