特許第6195844号(P6195844)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6195844連続可変トランスミッション用の異なるタイプの横断部材を備えた駆動ベルト
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6195844
(24)【登録日】2017年8月25日
(45)【発行日】2017年9月13日
(54)【発明の名称】連続可変トランスミッション用の異なるタイプの横断部材を備えた駆動ベルト
(51)【国際特許分類】
   F16G 5/16 20060101AFI20170904BHJP
【FI】
   F16G5/16 C
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-549495(P2014-549495)
(86)(22)【出願日】2012年12月28日
(65)【公表番号】特表2015-507148(P2015-507148A)
(43)【公表日】2015年3月5日
(86)【国際出願番号】EP2012077073
(87)【国際公開番号】WO2013098403
(87)【国際公開日】20130704
【審査請求日】2015年12月18日
(31)【優先権主張番号】1039277
(32)【優先日】2011年12月30日
(33)【優先権主張国】NL
(73)【特許権者】
【識別番号】390023711
【氏名又は名称】ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100099483
【弁理士】
【氏名又は名称】久野 琢也
(72)【発明者】
【氏名】フランシス マリア アントニウス ファン デル スライス
(72)【発明者】
【氏名】ヨースト ヨハネス コルネリス ヨンカース
【審査官】 塚原 一久
(56)【参考文献】
【文献】 独国特許発明第849944(DE,C1)
【文献】 特開昭61−103651(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16G 5/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無端キャリア(31)と、該無端キャリア(31)に摺動可能に配置された複数の連続した横断部材(32)とを備えた駆動ベルト(3)であって、
前記横断部材(32)はそれぞれ、表側本体表面(39)と裏側本体表面(38)とを有しており、前記表側本体表面(39)と前記裏側本体表面(38)との間において、前記横断部材(32)は厚さ方向に延びており、かつ前記横断部材(32)は、前記駆動ベルト(3)を適用することができるトランスミッションのプーリ(1,2)のシーブ(4,5)と接触するよう構成されたプーリ接触面(37)を有しており、該プーリ接触面(37)の間で、前記横断部材(32)は幅方向に延びており、前記厚さ方向において互いに異なる寸法を有する少なくとも2つのタイプの横断部材(32)が前記駆動ベルト(3)に含まれている、駆動ベルト(3)において、
前記厚さ方向に最も大きい寸法を有するタイプの横断部材(32’)の幅方向における寸法が、前記厚さ方向に最も小さい寸法を有するタイプの横断部材(32”)の前記幅方向における寸法よりも小さいことを特徴とする駆動ベルト(3)
【請求項2】
前記横断部材(32)の前記厚さ方向において異なる寸法の比が、前記厚さ方向において異なる寸法の前記横断部材(32)の幅方向における前記異なる寸法の間にも均しく存在している、請求項1記載の駆動ベルト(3)。
【請求項3】
前記厚さ方向に前記最も小さい寸法を有するタイプの横断部材(32”)の前記幅方向の前記寸法は、前記厚さ方向に前記最も大きい寸法を有するタイプの横断部材(32’)の前記幅方向の前記寸法の1.001〜1.025倍の範囲の値を有している、請求項1または2記載の駆動ベルト(3)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続可変トランスミッションのための駆動ベルトに関し、その駆動ベルトは、特にトランスミッションの2つのプーリの周りに配置されるよう構成されており、かつトランスミッションプーリに接触するための複数の個別の横断エレメントまたは横断部材と、トランスミッションの横断部材を搬送および案内するための1つまたは複数の無端の、すなわち環状のキャリアとを備えている。このタイプの駆動ベルトはプッシュベルトとしても知られている。
【0002】
駆動ベルトの各無端キャリアは、通常、複数の重なり合った連続した可とう性の金属バンドで構成されており、リングセットとしても知られている。各無端キャリアは、少なくとも部分的に、横断部材に設けられている凹部に挿入される。駆動ベルトが備えている無端キャリアが1つだけの場合、そのキャリアは、通常、駆動ベルトの半径方向外側に向けて開口している横断部材の中央凹部に配置される。しかし、通常、駆動ベルトは少なくとも2つの無端キャリアを備えており、無端キャリアは横断部材の2つの凹部の各一方に配置されている。その際、その凹部は、横断部材、すなわち駆動ベルトの各軸方向面または各側面に向かって開口している。
【0003】
駆動ベルトの横断部材は、1つまたは複数の無端キャリアの全周に沿って実質的に1列に連続して摺動可能に配置されており、それによって、これらの部材が、駆動ベルトの動きに関連した力を伝達することができる。横断部材は、2つの本体表面を備えており、2つの本体表面は、少なくとも部分的に、実質的に互いに平行に延びており、かつ横断部材の(局所的な)厚さだけ周囲の側面によって互いから離れている。キャリアの全周に沿って見られるように、横断部材は、比較的小さな寸法、すなわち厚さを有しており、それによって、数百個の横断部材が駆動ベルトに配置されている。隣り合う横断部材は、互いに対して傾くことができるように設計されており、それによって、ベルトが曲線軌道をたどることができる。そのような相対的な傾きを提供かつ制御するために、駆動ベルトにおいて接触し合っている2つの隣り合う横断部材の2つの本体表面の一方は、半径方向で見て凸状に曲がっている、各本体表面の軸方向および半径方向に延びた部分の形をした、いわゆるロッキングエッジを備えている。この点において、半径方向は、円形軌道に配置されている駆動ベルトに関して定義されていることに留意すべきである。
【0004】
横断部材の側面の、主に軸方向、すなわち幅方向に方向付けられた部分は、波形になっており、特にプーリの2つの円錐シーブの間で幅方向に挟まれることによってトランスミッションプーリに摩擦接触するように意図されている。横断部材と円錐プーリシーブとの間の摩擦接触によって、それらの間で力を伝達することができ、それによって、駆動ベルトがトランスミッションプーリの一方から他方のトランスミッションプーリに駆動トルクと回転運動を伝達することができる。
【0005】
通常、駆動ベルトの横断部材の多くは、同じ形状を有しているが、互いに異なる設計の2つ以上のタイプの横断部材を1つの駆動ベルトに含めることも周知である。後者の点において、駆動ベルトが、互いに厚さの異なる、すなわち第1のタイプの横断部材が第2のタイプの横断部材よりも薄い(または厚い)横断部材を備えることが当技術分野で知られている。例えば、欧州特許出願公開第1178240号明細書において、3つのタイプの横断部材を1つの駆動ベルトに含めることが記載されており、駆動ベルトにおける1つまたは複数の無端キャリアの全周にわたっている横断部材の列における横断部材の間の隙間量を効率的に減らすために、それぞれのタイプは異なる厚さを有している。さらに、欧州特許出願公開第0305023号明細書において、トランスミッションの作動時にトランスミッションプーリに次々に衝突する横断部材によって生じるノイズを減衰させるために、駆動ベルトに互いに異なる厚さの2つ以上のタイプの横断部材を設け、かつ駆動ベルトにおける1つまたは複数の無端キャリアの全周に沿って駆動ベルトに組み込むときにこれらの横断部材を無作為に混在させることが知られている。
【0006】
本発明は、厚さの異なる複数の横断部材を有するこの周知の駆動ベルトの設計および作動を改善することを目的としている。より詳細には、本発明は、駆動ベルトの曲線軌道において横断部材に作用する荷重を少なくとも平均的に減らすことを目的としている。
【0007】
本発明は、隣り合う横断部材の間および横断部材とプーリシーブとの間における接触の性質および形状によって、横断部材の間において傾きおよび半径方向摺動が発生するという技術的洞察から出発する。横断部材の厚さが異なるので、そのような傾きおよび半径方向摺動は、これらの横断部材の間に不均等に分散する。結果として、プーリシーブの間における横断部材の湾曲した列は、全ての横断部材が均等な厚さである場合ほど連続的かつ規則的とはならない。少なくとも、プーリシーブによって横断部材に横断方向で作用する軸方向荷重(すなわち締付力)は、横断部材の間において均等に分散されない。具体的には、薄い横断部材は、厚い横断部材よりも軸方向荷重(締付力)を受けにくい。
【0008】
本発明は、以下で示される請求項1の技術的特徴を有する駆動ベルトを提供することによって、上述の現象およびそれに付随した不利益を克服または少なくとも減らすことを意図している。従って、本発明によれば、横断部材の軸方向寸法、すなわち幅は、その特定の横断部材の厚さに関係している。具体的には、駆動ベルトにおいて、(比較的)薄い横断部材の幅は、(比較的)厚い横断部材の幅よりも大きい。
【0009】
結果として、少なくとも厚い横断部材に作用するそのような荷重に対して、プーリシーブによって薄い横断部材に作用する締付力および軸方向荷重が増大する。好ましくは、トランスミッションにおける駆動ベルトの作動時に、その駆動ベルトの横断部材が同じ軸方向荷重を受けるように、薄い横断部材の幅は厚い横断部材の幅に関して選択される。少なくとも第1の近似では、横断部材の異なる厚さ寸法の間で適用されているのと同じ比を、横断部材の異なる幅寸法の間でも採用することによって、そのような同じ軸方向荷重が達成される。
【0010】
本発明は、図面を参照にし、かつ本発明の好ましい実施の形態に関して、本発明の以下の記載に基づいてより詳細に説明される。図面中、同じ参照符合は、同じまたは類似の構造および/または部分を示している。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】2つのプーリ上を走行している駆動ベルトを備えた連続可変トランスミッションの概略斜視図であって、駆動ベルトは無端キャリアと複数の横断部材とを備えている。
図2】周知の駆動ベルトを周方向で見た断面図である。
図3】周知の駆動ベルトの横断部材の幅方向の図である。
図4】駆動ベルトの曲線部分の概略図であって、その曲線部分は、互いに厚さが異なる以外は同じ形状の横断部材を備えている。
図5図4の一部の拡大図である。
図6図5と同様の、本願発明による駆動ベルトの一部の拡大図に沿った本願発明の図である。
【0012】
図1の連続可変トランスミッションの概略図は、駆動ベルト3を示している。駆動ベルト3は、2つのプーリ1,2上を走行しており、かつ閉じた、すなわち無端のキャリア31と、キャリア31の周方向に沿って装着かつ配置されている実質的に連続した列の横断部材32とを備えている。図示されている位置において、上部プーリ1は、下部プーリ2よりも速く回転している。各プーリ1,2の2つの円錐シーブ4,5の間の距離を変えることによって、各プーリ1,2における駆動ベルト3のいわゆる走行半径Rを変えることができ、その結果として、2つのプーリ1,2の間の回転速度比iを変えることができる。これは、トランスミッションの入力軸6と出力軸7との間の回転速度の差を変える周知のやり方である。
【0013】
図2において、ベルト3の周方向または長さ方向L、すなわちベルト3の軸方向または幅W方向および半径方向または高さH方向に垂直な方向を向いている、駆動ベルト3の断面図が示されている。この図2は、2つの無端キャリア31の存在を示している。2つの無端キャリア31は断面図で示されており、かつ駆動ベルト3の横断部材32を搬送かつ案内しており、そのうちの1つの横断部材32の正面図が示されている。
【0014】
駆動ベルト3の横断部材32および無端キャリア31は、典型的には金属、通常は鋼で形成されている。横断部材32は、各プーリ1,2のシーブ4,5の間に作用する締付力を、横断部材の両軸方向側に設けられたプーリ接触面37を介して受ける。これらのプーリ接触面37は、各プーリ1,2の2つのシーブ4,5の間で画定されているV字角度に実質的に適合するように半径方向外向きに互いに拡開している。横断部材32は、無端キャリア31に沿って周方向Lに移動、すなわち摺動することができ、それによって、トランスミッションプーリ1,2の間で力が伝達されるとき、この力は、互いに押し付け合っており、かつ駆動ベルト3およびプーリ1,2の回転の順方向に互いに押圧している横断部材32によって伝達される。無端キャリア31は、駆動ベルト3をまとめて保持しており、この特定の例示的な実施の形態においては、それぞれ5つの別個の無端バンドから構成されており、その無端バンドは、同心円状に重なり合って無端キャリア31を形成している。実際には、無端キャリア31は、6つ以上の無端バンド、例えば最大12またはそれ以上の無端バンドを備えていることが多い。
【0015】
図3において側面図でも示されている横断部材32は、向かい合って位置しており、かつ横断部材32の反対側に向かって開口している2つの切り欠き33を備えている。各切り欠き33は、2つの無端キャリア31のうちの各一方を収容している。従って、横断部材32の第1の部分またはベース部34は、無端キャリア31から半径方向内向きに延びており、横断部材32の第2の部分または中央部35は、無端キャリア31の間に配置されており、横断部材32の第3の部分または上部部分36は、無端キャリア31から半径方向外向きに延びている。各切り欠き33の半径方向内側は、横断部材32のベース部34のいわゆる支持表面42によって画定されており、その支持表面42は、ほぼ上部部分36の方向で半径方向外側を向いている。この支持表面42は、特にトランスミッションプーリ1,2に巻き掛けられかつ接触している駆動ベルト3の部分において、無端キャリア31の内側と接触する。
【0016】
横断部材32の、周方向Lで反対側に面している2つの本体表面38,39の第1の表面または裏側面38は、実質的に平らである。横断部材32の他方の表面または表側本体表面39は、いわゆるロッキングエッジ18を備えている。ロッキングエッジ18は、半径方向Hにおいて、裏側面38と実質的に平行に延びている表側面39の上部部分と、裏側面38に向かって延びるように傾斜している表側面39の下部部分との間の移行部を形成している。図2において、ロッキングエッジ18は、単線によって概略的にのみ示されているが、実際には、ロッキングエッジ18は、たいてい表側面39の部分18という形で提供されており、その部分18は軸方向Wにおいて直線かつ平坦であるが、半径方向Hにおいて凸状に曲がっている。従って、横断部材32の、ロッキングエッジ18から半径方向外向きに/ロッキングエッジ18の上方に配置されている上部部分は、横断部材32の本体表面38,39の間において、すなわち周方向で見ると、実質的に一定の寸法を備えており、通常、その寸法は横断部材32の厚さと言われるものである。
【0017】
図4において、複数の横断部材32の、ロッキングエッジ18の上端部から下側の下部部分34*図3も参照)が、互いに回転している位置において示されており、プーリ1,2の回転中心COTを中心に回転しながら、トランスミッションプーリ1,2に巻き掛けられかつ接触している駆動ベルト3の一部を代表的に示している。図4は、駆動ベルト3の上記の部分における4つの隣り合う横断部材32の群を示しており、そのうちの1つの横断部材32”の厚さD2は、他の横断部材32’の厚さD1よりも薄い。本発明をより明確に示すために、図4は正確な縮尺で描かれているわけではないことに注意されたい。
【0018】
図4から、厚さの異なる横断部材32,32’,32”は、後続する横断部材32,32’,32”に関して異なる傾斜角度α1,α2をとるということだけでなく、薄い横断部材32”の幾何学的に決定された位置は、厚い横断部材の幾何学的に決定された位置とは少なくとも半径方向で異なるということが分かる。実際、プーリシーブ4,5の間における横断部材32,32’,32”の相互回転によって、その回転によって幾何学的に決定された薄い横断部材32”のロッキングエッジ18の上端は、厚い横断部材32’のロッキングエッジ18の上端を接続した仮想円VCの半径方向内側に位置している。
【0019】
分かりやすくするために、破線楕円で示されている図4の部分を改めて図5に拡大して示す。この図5から、薄い横断部材32”のロッキングエッジ18の上端と仮想円VCとの間に隙間Gが存在していることが分かる。従って、この図5は、薄い横断部材32”は、駆動ベルト3の無端キャリア31に(強制的に)接触していないことから、ある程度、高さ方向Hに移動することができることを示唆している。実際には、薄い横断部材32”は、少なくとも、厚い横断部材32’が受ける締付力よりも小さい締付力を受ける。
【0020】
受ける締付力、すなわち横断部材32,32’,32”の(軸方向)荷重のそのような差をなくすために、薄い横断部材32”を、厚い横断部材32’よりも幅広に製造する。言い換えると、薄い横断部材32”の軸方向W寸法または幅は、厚い横断部材32’のその幅に関して増している。結果として、薄い横断部材32”は、プーリシーブ4,5の間において、厚い横断部材32’に比べて、より高い位置、すなわちより大きな半径R(図1を参照)で走行する傾向を有する。駆動ベルト3のこの後者の幾何学的構成は、図6に概略的に示されている。
【0021】
無端キャリア31が存在しているので、そのような傾向は反作用を受けるが、(本発明が目的とする)当該横断部材32”が受ける大きな締付力が犠牲になるだけである。実際には、薄い横断部材32”の幅の厚い横断部材32’の幅に対する0.1%〜2.5%の増加は、通常、所望の効果を得るのに、すなわち薄い横断部材32”および厚い横断部材32’のそれぞれが受ける軸方向荷重の実質的な均等化を得るのに十分である。
【0022】
本発明の範囲は、上述の例に限定されておらず、そのいくつかの変更および修正が、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の範囲を逸脱することなく可能であることが当業者には明らかであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6