特許第6196330号(P6196330)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6196330
(24)【登録日】2017年8月25日
(45)【発行日】2017年9月13日
(54)【発明の名称】ランプ装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20170904BHJP
   F21V 8/00 20060101ALI20170904BHJP
   F21V 14/02 20060101ALI20170904BHJP
   F21V 21/30 20060101ALI20170904BHJP
   F21V 29/503 20150101ALI20170904BHJP
   F21V 29/77 20150101ALI20170904BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20170904BHJP
【FI】
   F21S2/00 375
   F21V8/00 200
   F21V14/02 200
   F21V21/30 300
   F21V29/503 100
   F21V29/77
   F21Y115:10
【請求項の数】9
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-1095(P2016-1095)
(22)【出願日】2016年1月6日
(62)【分割の表示】特願2011-151734(P2011-151734)の分割
【原出願日】2011年7月8日
(65)【公開番号】特開2016-42492(P2016-42492A)
(43)【公開日】2016年3月31日
【審査請求日】2016年1月6日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0091547
(32)【優先日】2010年9月17日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513276101
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】コン,ギョンイル
【審査官】 丸山 裕樹
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第06371628(US,B1)
【文献】 特開平11−202164(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0257234(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0049399(US,A1)
【文献】 登録実用新案第3066834(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21S 8/02
F21V 8/00
F21V 14/02
F21V 21/30
F21V 29/50−29/89
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
放熱体と、
前記放熱体の下部に配置され、一面に配置された複数の発光素子を有する基板と、
前記複数の発光素子に光学的に結合され、前記複数の発光素子から発生した光を所定の方向に切り替える複数の光ガイドと、
中心軸を有する開口が形成され、内面及び外面を有する第1リング構造体と、該第1リング構造体の前記外面から外部方向に延長された第1突出部及び第2突出部と、を含む第1部材と、
を含み、
前記複数の光ガイドの末端は、前記第1部材の前記開口に配置され、
前記第1部材は、前記第1突出部及び前記第2突出部が軸になり、角度を有して回転可能であ
前記中心軸を有する開口が形成されるように内周部を有し、前記内周部から間隔を置いて前記内周部に沿って配置された外周部及び前記内周部の末端から垂直方向に延長されて前記外周部の末端に連結される平面部を含む固定部材をさらに含み、
前記内周部は、前記第1部材の第1突出部及び第2突出部が挿入される第1ホール及び第2ホールを含み、
前記外周部と前記内周部との間に前記複数の発光素子と前記複数の光ガイドが配置された、ランプ装置。
【請求項2】
前記第1部材の前記第1リング構造体内部に配置された集光レンズをさらに含む、請求項1に記載のランプ装置。
【請求項3】
放熱体と、
前記放熱体の下部に配置され、一面に配置された複数の発光素子を有する基板と、
前記複数の発光素子に光学的に結合され、前記複数の発光素子から発生した光を所定の方向に切り替える複数の光ガイドと、
中心軸を有する開口が形成され、内面及び外面を有する第1リング構造体と、該第1リング構造体の前記外面から外部方向に延長された第1突出部及び第2突出部と、を含む第1部材と、
を含み、
前記複数の光ガイドの末端は、前記第1部材の前記開口に配置され、
前記第1部材は、前記第1突出部及び前記第2突出部が軸になり、角度を有して回転可能であり、
前記中心軸を有する開口が形成され、内面及び外面を有する第2リング構造体と、該第2リング構造体の前記外面から外部方向に延長された第1突出部及び第2突出部と、を含む第2部材をさらに含み、
前記第1部材は、前記第2部材の前記開口に配置され、
前記第2部材は、前記第1部材の前記第1突出部及び前記第2突出部が挿入される第1ホール及び第2ホールを含
前記中心軸を有する開口が形成されるように内周部を有し、前記内周部から間隔を置いて前記内周部に沿って配置された外周部及び前記内周部の末端から垂直方向に延長されて前記外周部の末端に連結される平面部を含む固定部材をさらに含み、
前記内周部は、前記第2部材の第1突出部及び第2突出部が挿入される第1ホール及び第2ホールを含み、
前記外周部と前記内周部との間に前記複数の発光素子と前記複数の光ガイドが配置された、ランプ装置。
【請求項4】
前記第2部材の前記第1突出部から水平に延長されて前記第2部材の前記第2突出部に水平に至るまでの第1仮想ラインと、前記第2部材の前記第1ホールの中心軸から延長されて前記第2ホールの中心軸に至るまでの第2仮想ラインとは、直角に交差する、請求項3に記載のランプ装置。
【請求項5】
前記基板は、前記複数の発光素子の間に形成された複数のホールを有し、
前記放熱体は、開口部を形成するように内面及び外面を有する構造体、及び、前記構造体の外面から外部方向に延長された複数のフィンを含み、
前記放熱体の前記複数のフィンと前記基板との間に配置され、前記放熱体の前記開口部に対応する放熱板をさらに含み、
前記放熱板は、前記基板の前記複数のホールと対応する複数のホールを有する、請求項1乃至の何れか1項に記載のランプ装置。
【請求項6】
前記放熱板は、前記放熱体の前記複数のフィンと接触し、
前記基板は、前記放熱板と接触する、請求項に記載のランプ装置。
【請求項7】
前記放熱板と前記基板との間に配置された熱伝導性シートをさらに含む、請求項又はに記載のランプ装置。
【請求項8】
前記複数の光ガイドの末端をバインディングするフランジをさらに含み、
前記フランジは、前記複数の光ガイドそれぞれが挿入される複数のホールを有する、請求項1乃至の何れか1項に記載のランプ装置。
【請求項9】
前記フランジは、前記第1部材の前記第1リング構造体内部に配置れた、請求項に記載のランプ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施例は、ランプ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
LED(light emitting diode)は、電気エネルギーを光エネルギーに変換するエネルギ
ー変換素子であって、発光素子は蛍光灯、白熱灯等の既存の光源に比べて低消費電力、半
永久的な寿命、速い応答速度、安全性、環境親和性の長所を有する。
従って、既存の光源を発光素子に代替するための多くの研究が進行されており、既に発光
素子は室内外で用いられる各種の液晶表示装置、電光板、街灯、表示灯、室内灯等の照明
装置の光源として使用が増加されている成り行きである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
実施例のランプ装置の目的は、ランプ装置の駆動時に発生する熱を効率的に放出するこ
とである。
【0004】
実施例のランプ装置の他の目的は、ランプ装置の部品に問題がある場合、容易に維持補
修することがである。
【0005】
実施例のランプ装置のさらに他の目的は、体積をスリム化して空間的な制約に係わらず
、設置自由度を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施例によるランプ装置は、開口部を形成するように内面と外面を有する構造体と、
前記構造体の外面から外部方向に延長された複数のピンを含む放熱体;前記放熱体の複数
のピンの下部に配置され、一面に配置された複数の発光素子を有する基板を含む。
【0007】
一実施例による他のランプ装置は、開口部を形成するように内面と外面を有する構造体
と、前記構造体の外面から外部方向に延長された複数のピンと、前記複数のピンの一端が
連結された平面部を含む放熱体;前記放熱体の平面部上に配置され、上面を有する基板;
及び前記基板の上面と反対に位置する下面に配置された複数の発光素子を含む。
【0008】
一実施例によるまた他のランプ装置は、開口部を形成するように内面と外面を有する構
造体と、前記構造体の外面から外部方向に延長された複数のピンを含む放熱体;及び前記
放熱体の複数のピンの下部に配置され、一面に配置された複数の発光素子と、複数のホー
ルを有する基板を含み、前記放熱体の複数のピンのうち隣り合う二つのピンは間隔を置い
て離隔されている。
【発明の効果】
【0009】
実施例のランプ装置によれば、ランプ装置の駆動時に発生する熱を効率的に放出するこ
とができる。
【0010】
実施例のランプ装置によれば、ランプ装置の部品に問題がある場合、容易に維持補修す
ることができる。
【0011】
実施例のランプ装置によれば、体積をスリム化して空間的な制約に係わらず、設置自由
度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本発明の一実施例によるランプ装置の斜視図である。
図2図2は、図1に示された本発明の一実施例によるランプ装置の断面斜視図である。
図3図3は、図1に示された本発明の一実施例によるランプ装置の分解斜視図である。
図4図4は、本発明の一実施例による他のランプ装置の斜視図である。
図5図5は、図4に示された本発明の一実施例によるランプ装置の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明による実施例の説明において、各エレメントの“上又は下(on or under)”に
形成されるものと記載される場合において、上又は下は、2つのエレメントが互いに直接
(directly)接触されるか、1つ以上の他のエレメントが上記2つのエレメントの間に配
置されて(indirectly)形成されることを全て含む。また、“上又は下”と表現される場
合、1つのエレメントを基準に上方向だけでなく下方向の意味も含むことができる。
【0014】
以下、添付された図面を参照して実施例を詳しく説明することとする。
【0015】
図1は、本発明の一実施例によるランプ装置の斜視図であり、図2は、図1に示された
本発明の一実施例によるランプ装置の断面斜視図であり、図3は、図1に示された本発明
の一実施例によるランプ装置の分解斜視図である。
【0016】
図1乃至図3を参照すると、本発明の一実施例によるランプ装置100は、放熱体11
0、基板130、光源部150、光ガイド170、フランジ190、第1部材210、集
光レンズ220、第2部材230及び固定部材250を含む。
【0017】
放熱体110は、リング形状の構造体111と、複数のピン113、平面部115が有
機的に結合されて全体形状がドーナツ形態をなす。しかし、放熱体は実施例に限定されず
、例えば、構造体の場合、多角形状やその他の多様な形状を有することができる。
【0018】
リング構造体111は、中心軸Aを有する開口部G1が中央に形成されるように内面と
外面を有する。複数のピン113はリング構造体111の外面に結合され、前記リング構
造体111の外面から外部方向に放射状に延長される。複数のピン113は、後述する光
源部150から発生した熱が全体的に均一に外部に放出されるように一定の間隔で維持さ
れ得る。平面部115は前記リング構造体111の外面の一端に結合され、前記リング構
造体111の外面に垂直延長され、前記リング構造体111の外面に結合された複数のピ
ン113の一端と結合される。
【0019】
基板130は、放熱体の平面部115と隣接した上面と光源部150が配置される下面
を有する。このような基板130は、一般的に用いられる金属印刷回路基板(Printed Cir
cuit Board)を主に用いることが望ましいが、その他、光源部が配置され得る基板であれ
ば、いずれでも使用可能である。
【0020】
基板130は、開口部G1を有するリング構造体111を密閉するように一つの円板形
状を有することができるが、光源部150から発生した熱が空気の循環を通じて外部に放
出され得るように、中央に開口部G2を有することが望ましい。また、基板中央の開口部
G2は同一の中心軸Aを有するように放熱体の開口部G1と対応するように位置される。
この時、基板中央の開口部G2と放熱体の開口部G1は、ランプ装置の組み立て性や放熱
特性を向上させるために同一の面積を有することが望ましい。
【0021】
光源部150は複数の発光ダイオード(LED)を含み、複数の発光ダイオードは基板の
下面に放射状に配置される。即ち、複数の発光ダイオードは、複数のピン113の配列方
法のように等間隔で基板130の下面に配列され得る。
【0022】
このように、複数の発光ダイオードが基板に放射状に配置されると、発光ダイオードが
動作時に発生する熱の放出面積が広くなり、熱放出効率が高くなる。また、発光ダイオー
ドの熱は放熱体の平面部と基板の上面と接触されて放出され、放熱体の複数のピンを通じ
て放出されることで放熱表面積の増大により熱伝逹特性が向上する。
【0023】
また、図面には示されていないが、基板130と放熱体110の平面部115との間に
放熱のための伝導性シートがさらに加えられて、基板130と放熱体110との間の熱的
伝達特性を向上させることができる。
【0024】
また、複数の発光ダイオードが個別基板ではなく一つの基板に実装されて配置され、必
要時に光源部を含む基板の維持補修が容易である。
【0025】
光ガイド170は複数の光ファイバーからなり、各光ファイバーの一端は前記複数の発
光ダイオード150に光学的に結合される。本実施例では光ガイド170は光ファイバー
を例示として挙げたが、光学装置のようなプリズムのように光源部から発生した光を所望
の方向に切り替えることができる装置であれば、いずれでも可能である。
【0026】
フランジ190は、前記複数の光ファイバーが挿入されてその末端を結合するための複
数のホール191を有し、全体外形は円板形状を有する。よって、フランジ190によっ
て前記複数の発光ダイオードが結合されることにより、放射状に配置された複数の発光ダ
イオードから発生した光出射領域が減るようになって、光が特定の方向に集光される。
【0027】
フランジ190のホール191に挿入された前記複数の光ファイバーの末端は、同一平
面に位置されるようにフランジのホール191に位置決めされる。これは、光が入射され
る特定の面で均一な光強度を有するようにするためである。また、フランジは、後で説明
する第1部材210の開口部G3に安着されて第1部材210の調節角度によって、発生
する光について特定の指向面を形成することができるようになる。
【0028】
第1部材210は、中心軸を有する円形開口部G3が中央に形成されるように内面と外
面を有する第1リング構造体211と第1突出部212及び第2突出部213を含む。第
1突出部212と第2突出部213は互いに向かい合うように第1リング構造体211の
外面に結合され、第1突出部212と第2突出部213は第1リング構造体211の外面
で外部方向に延長されて配置される。第1部材の第1突出部212と第2突出部213そ
れぞれは、後で説明する第2部材230の第1ホール231aと第2ホール231bにそ
れぞれ挿入され、第1部材210は第2部材230に挟んで結合される。
【0029】
このような第1部材210は、第1突出部212と第2突出部213が軸になり、角度
を有して回転可能に傾く。従って、使用者が所望の方向に第1部材210の傾斜角を調節
して光源部150から発生した光について特定の指向性を設定することができるようにな
る。
【0030】
集光レンズ220は第1部材210と光学的に結合され、フランジ190が安着される
第1部材の円形開口部の反対側の開口部を覆う。このような集光レンズは、フランジによ
って物理的に集光された光を光学的にさらに集光するようになる。
【0031】
第2部材230は、第1部材210と同様に、中心軸を有する円形開口部G4が中央に
形成されるように内面と外面を有する第2リング構造体231と第1突出部232及び第
2突出部233を含む。また、第2部材230は、前記第1部材210の第1突出部21
2と第2突出部213が挿入されるために第2リング構造体231の内面と外面を貫通し
、互いに向かい合う第1ホール231aと第2ホール231bを含む。第1突出部232
と第2突出部233は、第2リング構造体231の外面で外部方向に延長されて配置され
る。
【0032】
このような第2部材230は、第1突出部232から水平延長されて第2突出部233
に水平に至るまでの第1仮想ラインと、第2部材の第1ホール231aの中心軸が延長さ
れて第2ホール231bの中心軸に至るまでの第2仮想ラインが交差される時、二つの仮
想ラインが交差されてなす角は直角をなす構造である。
【0033】
第2部材230の内面の円周の長さは第1部材210の外面の円周の長さよりさらに大
きく形成されて第1部材210が第2部材230に挿入される。
【0034】
固定部材250は、中心軸を有する円形開口部G5が形成されるように内周部251を
有し、前記内周部251から間隔を置いて前記内周部に沿って配置された外周部253及
び前記内周部の末端で垂直方向に延長されて前記外周部の末端に連結される平面部255
を含む。
【0035】
固定部材250の内周部251は、前記第2部材230の第1突出部232と第2突出
部233が挿入されるために互いに向かい合う第1ホール251aと第2ホール251b
を含む。第2部材230の第1突出部232と第2突出部233が前記固定部材250の
第1ホール251aと第2ホール251bにそれぞれ挿入され、前記第2部材230は前
記固定部材250の内周部251の内面に挟んで結合される。
【0036】
固定部材250の外周部253は前記光源部150と光ガイド170を囲む。
【0037】
上記のようなランプ装置は、駆動時に発光ダイオードから発生した熱を空間的に上下方
向ではなく水平方向に放出できる構造を有する放熱体を含んでおり、実質的にランプ装置
全体の体積スリム化を来たし得る。従って、ランプ装置の設置時、上下方向に熱を放出す
る従来の放熱体に比べて空間的な制約をより少なく受けるようになる。従って、設置自由
度を向上させることができる。
【0038】
図4は、本発明の一実施例による他のランプ装置の斜視図であり、図5は、図4に示さ
れた本発明の一実施例によるランプ装置の分解斜視図である。
【0039】
図4乃至図5を参照すると、本発明の一実施例による他のランプ装置300は、放熱体
310、放熱板330、基板350、光源部370、光ガイド390、フランジ410、
第1部材430、第2部材450及び固定部材470を含む。
【0040】
放熱体310はリング形状を有する構造体311と、複数のピン313が有機的に結合
されて全体形状がドーナツ形態をなす。しかし、放熱体は実施例に限定されず、例えば、
構造体の場合、多角形状やその他の多様な形状を有し得る。リング構造体311は、中心
軸Aを有する開口部G1’が中央に形成されるように内面と外面を有する。複数のピン3
13は、リング構造体311の外面に結合され、前記リング構造体311の外面から外部
方向に放射状に延長される。後述する光源部370から発生した熱が全体的に均一に外部
に放出されるように複数のピン313の間隔は一定に維持される。即ち、隣り合う二つの
ピンは一定の間隔を置いて配置され得る。
【0041】
放熱板330は、複数のピン313のうち隣り合う二つのピンの間の間隔に対応する領
域にホール331を有し、放射状に配置された複数のピン313と隣接して配置される。
また、放熱板330は前記放熱体310の中央開口部G1’に対応するように中央に開口
部G2’を有する。放熱板330のホール331は、前記放熱体の上部で外部空気の流入
がさらに円滑になるように前記ピンの長さ方向に実質的に平行な長方形構造を有する。こ
のような放熱板330は、基板が直接放熱体の複数のピンと接触する場合、省略され得る
。また、放熱板330と放熱体310が一体型をなして実質的に図3に示された放熱体1
10からなり得る。即ち、放熱板330は図3の放熱体110の平面部115の役割をす
ることができる。
【0042】
基板350は、放熱板330と隣接した上面と光源部370が配置される下面を有する
。このような基板350は、一般的に用いられる金属印刷回路基板(Printed Circuit Boa
rd)を主に用いることが望ましいが、その他、光源部が配置され得る基板であれば、いず
れでも使用可能である。
【0043】
基板350は、開口部G2’を有する放熱板330を密閉するように密閉された一つの
円板形状を有し得るが、光源部370から発生した熱が外部空気の循環を通じて外部に放
出され得るように、中央に開口部G3’を有することが望ましい。この時、基板350の
中央の開口部G3’は、放熱板330の開口部G2’と対応するように位置される。また
、基板350は複数のホール351を有し、前記複数のホール351は、基板の下面に配
置される光源部370の間に位置する。
【0044】
さらに望ましくは、基板のホール351は、光源部370の間に配列されながら前記放
熱板330のホール331と対応する位置に配列される。基板のホール351も放熱板3
30のホール331のような長方形構造を有する。
【0045】
図面には示されていないが、基板350は、放熱板なしに前記放熱体の複数のピンに直
接接触して熱伝達をすることができ、放熱体と放熱板との間、あるいは放熱板と基板との
間に放熱のための伝導性シートが加えられて、放熱体と放熱板あるいは放熱板と基板との
間の熱的伝達特性を向上させることができる。
【0046】
光源部370は複数の発光ダイオード(LED)を含み、複数の発光ダイオードは基板の
下面に放射状に延長されて配置される。即ち、複数の発光ダイオードは、前記放熱体31
0の複数のピン313の配列方法と対応するように基板350の下面に配列される。
【0047】
このように、複数の発光ダイオードが基板に放射状に配置されると、発光ダイオードが
動作時に発生する熱の放出面積が広くなり、熱放出効率が高くなる。また、発光ダイオー
ドの熱は、基板のホールや放熱板のホールを通じて空気の循環により放熱され得、放熱体
の複数のピンを通じて放熱表面積の増大により熱伝逹特性が向上する。また、図面には示
されていないが、基板と放熱板との間に放熱のための伝導性シートがさらに加えられて基
板と放熱板との間の熱的伝達特性を向上させることができる。
【0048】
また、複数の発光ダイオードが個別基板ではなく一つの基板に実装されて配置され、必
要時に光源部を含む基板の維持補修が容易である。
【0049】
残りの光ガイド390、フランジ410、第1部材430、集光レンズ440、第2部
材450及び固定部材470は、前の本発明の一実施例で説明した内容と類似するため、
これについての説明は省略することとする。
【0050】
以上において実施例に説明された特徴、構造、効果等は、本発明の少なくとも一つの実
施例に含まれ、必ずしも一つの実施例のみに限定されるものではない。延いては、各実施
例において例示された特徴、構造、効果等は、実施例の属する分野における通常の知識を
有する者によって他の実施例に対しても組み合わせ又は変形されて実施可能である。従っ
て、このような組み合わせと変形に係る内容は、本発明の範囲に含まれるものと解釈され
なければならない。
【0051】
また、以上において実施例を中心に説明したが、これは単に例示であるだけで本発明を
限定するものではなく、本発明の属する分野における通常の知識を有する者であれば、本
実施例の本質的な特性から外れない範囲で以上に例示されていない様々な変形と応用が可
能なことが分かる。例えば、実施例に具体的に示された各構成要素は変形して実施できる
ものである。そして、このような変形と応用に係る相違点は、添付された請求の範囲にお
いて規定する本発明の範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5