特許第6198064号(P6198064)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6198064
(24)【登録日】2017年9月1日
(45)【発行日】2017年9月20日
(54)【発明の名称】車両用内装材の組付構造
(51)【国際特許分類】
   B60R 13/02 20060101AFI20170911BHJP
   B60R 22/24 20060101ALI20170911BHJP
   B60R 22/34 20060101ALI20170911BHJP
【FI】
   B60R13/02 B
   B60R22/24
   B60R22/34
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-138561(P2014-138561)
(22)【出願日】2014年7月4日
(65)【公開番号】特開2016-16684(P2016-16684A)
(43)【公開日】2016年2月1日
【審査請求日】2016年10月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000241500
【氏名又は名称】トヨタ紡織株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001036
【氏名又は名称】特許業務法人暁合同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松原 一人
【審査官】 高島 壮基
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−023804(JP,A)
【文献】 特開2003−341471(JP,A)
【文献】 実開昭59−129647(JP,U)
【文献】 実開平03−072065(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 13/02
22/24
22/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室側壁をなす内装材本体部と、前記内装材本体部に対して車室内側から組み付けられる内装部品と、を備え、シートベルトを巻き取ることが可能な巻取装置を車室内側から覆う車両用内装材の組付構造であって、
前記内装部品は、
前記巻取装置を車室内側から覆う主壁部と、
前記主壁部から車室外側に向かって延び、前記巻取装置に対して車両前側に配される前壁部と、を備え、
前記前壁部には、前記巻取装置から車両前側に引き出された前記シートベルトをその表裏方向が上下方向となる形で挿通することが可能なシートベルト引出口が、車両前後方向に貫通形成されており、
前記シートベルト引出口は、
前記前壁部の一部を車室内側から前記前壁部の車室外側の端部に向かって線状に切り欠いた形状をなすとともに、車室外側に向かって開口されており、
前記前壁部における前記シートベルト引出口の開口縁部には、
前記内装部品を前記内装材本体部に対して組み付ける際に、前記シートベルトを前記シートベルト引出口に案内可能とする案内部が設けられ
前記案内部は、
前記シートベルト引出口の前記開口縁部における上側の開口縁部又は下側の開口縁部のうちいずれか一方の開口縁部に設けられ、前記一方の開口縁部から車室外側に突出する形状をなす突出部とされている車両用内装材の組付構造。
【請求項2】
前記案内部は、前記上側の開口縁部に設けられている請求項1に記載の車両用内装材の組付構造。
【請求項3】
前記内装材本体部の一部は、前記案内部を車両前側から覆うカバー部とされる請求項1又は請求項2に記載の車両用内装材の組付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用内装材の組付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両用内装材として、シートベルトを巻き取る巻取装置を覆う構成のものが知られている(例えば、下記特許文献1)。特許文献1においては、車両用内装材(リヤクォータトリム)にシートベルト引出口が設けられ、巻取装置(リトラクタ)から引き出されたシートベルトがシートベルト引出口から車両前側に引き出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−196263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構成においては、シートベルト及び巻取装置を車室内に設置した後、これを覆うように車両用内装材を組み付けることが一般的である。このため、車両用内装材の組み付け作業を行う際には、シートベルトをシートベルト引出口に挿入する必要があり、その作業性をより高くしたいという要請があった。
【0005】
特に、車両用内装材を組み付ける際には、他部品の設置状態や作業時間の短縮化などに起因して、作業者が車室内に入らずに組み付け作業を行う場合があり、このような場合には、作業者は車室外から組み付け作業を行う。
【0006】
このため、例えば、巻取装置の車両後側に位置する作業者が、車両用内装材を組み付ける場合などがあり、このような場合には、巻取装置から車両前側に引き出されたシートベルトは作業者から見え難く、シートベルトをシートベルト引出口に挿入する作業がより困難となる。
【0007】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、車両用内装材を構成する内装部品を組み付ける際に、シートベルト引出口に対してシートベルトを容易に挿入することができる車両用内装材の組付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、車室側壁をなす内装材本体部と、前記内装材本体部に対して車室内側から組み付けられる内装部品とを備え、シートベルトを巻き取ることが可能な巻取装置を車室内側から覆う車両用内装材の組付構造であって、前記内装部品は、前記巻取装置を車室内側から覆う主壁部と、前記主壁部から車室外側に向かって延び、前記巻取装置に対して車両前側に配される前壁部と、を備え、前記前壁部には、前記巻取装置から車両前側に引き出された前記シートベルトをその表裏方向が上下方向となる形で挿通することが可能なシートベルト引出口が、車両前後方向に貫通形成されており、前記シートベルト引出口は、前記前壁部の一部を車室内側から前記前壁部の車室外側の端部に向かって線状に切り欠いた形状をなすとともに、車室外側に向かって開口されており、前記前壁部における前記シートベルト引出口の開口縁部には、前記内装部品を前記内装材本体部に対して組み付ける際に、前記シートベルトを前記シートベルト引出口に案内可能とする案内部が設けられていることに特徴を有する。
【0009】
本発明によれば、シートベルト引出口の開口縁部に案内部が設けられている。これにより、内装部品を内装材本体部に対して組み付ける際にシートベルトをシートベルト引出口に案内することができ、シートベルトを容易に挿入することができる。
【0010】
また、前記案内部は、前記シートベルト引出口の前記開口縁部における上側の開口縁部又は下側の開口縁部のうちいずれか一方の開口縁部に設けられ、前記一方の開口縁部から車室外側に突出する形状をなす突出部とされるものとすることができる。
【0011】
突出部をシートベルトに当てることで、シートベルトに対するシートベルト引出口の高さ方向の位置決めができる。その後、シートベルトに対して、内装部品を横方向にスライド移動させることで、シートベルトをシートベルト引出口に挿入することができる。
【0012】
また、前記案内部は、前記上側の開口縁部に設けられているものとすることができる。内装部品の自重を利用しつつ、突出部を上方からシートベルトに当てることができ、作業性が良好となる。
【0013】
前記内装材本体部の一部は、前記案内部を車両前側から覆うカバー部とされる。
【0014】
これにより、案内部をカバー部で覆うことができる。この結果、案内部を乗員から隠すことができ、意匠性をより高くすることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、車両用内装材を構成する内装部品を組み付ける際に、シートベルト引出口に対してシートベルトを容易に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施形態1に係るデッキサイドトリムを示す斜視図
図2図1のデッキサイドトリムにおいてガーニッシュを取り外した状態を示す斜視図
図3図1のガーニッシュを示す斜視図
図4図3のガーニッシュを車両前側から視た図
図5】ガーニッシュを示す断面図
図6】ガーニッシュを組み付ける際の作用を示す断面図
図7図1においてシートベルト引出口付近を拡大した図
図8】実施形態2に係るガーニッシュを示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0017】
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。本実施形態では、車両用内装材の組付構造として、デッキサイドトリム20の組付構造を例示する。デッキサイドトリム20は、車両の後部に設けられ、車両荷室の側壁(車室側壁)を構成するものとされる。
【0018】
なお、デッキサイドトリム20は、車両荷室において車幅方向の両側にそれぞれ配されている。図1では、車両進行方向に対して右側に配されるデッキサイドトリム20を図示している。
【0019】
デッキサイドトリム20は、図1及び図2に示すように、その大部分を構成するトリム本体部22(内装材本体部、第1内装部材)と、トリム本体部22に対して車室内側から組み付けられるガーニッシュ30(内装部品、第2内装部材)と、を備えている。
【0020】
トリム本体部22及びガーニッシュ30は、それぞれ板状をなしている。トリム本体部22及びガーニッシュ30は、例えば、合成樹脂製の板材を、プレス成形によって所定の形状にそれぞれ成形したものとされる。
【0021】
トリム本体部22は、車両のサイドパネル(図示せず)を車室内側から覆う形で配されており、クリップ(図示せず)などの取付手段によってサイドパネルに対して取り付けられている。また、図1に示すように、トリム本体部22における車両前側の壁部21は、車両後側の壁部に対して、相対的に車室内側に膨出する形状をなしている。また、車両前側の壁部21は、車両前側に向かうにつれて下降傾斜するものとされる。
【0022】
図2に示すように、トリム本体部22において、車両前後方向の中央部には、ガーニッシュ30によって覆われる取付孔22Aが車幅方向に貫通形成されている。ガーニッシュ30は、シートベルト11の巻取装置12(リトラクタ)を車室内側から覆うものとされる。
【0023】
巻取装置12は、例えば、サイドパネルに対して取り付けられ、図2に示すように、ガーニッシュ30を取り外した状態では、取付孔22Aを通じて車室内側に露出される。巻取装置12は、シートベルト11を巻取可能とするもので、本実施形態では、シートベルト11は、巻取装置12から車両前側に引き出されている。
【0024】
ガーニッシュ30(デッキサイドアッパーガーニッシュ)は、図3及び図4に示すように、車室外側に開口された略箱状をなしている。具体的には、ガーニッシュ30は、巻取装置12を車室内側から覆う主壁部40と、主壁部40における車両前端部から車室外側に向かって延びる前壁部34と、主壁部40の上端から車室外側に延びる上壁部33と、主壁部40の下端から車室外側に延びる下壁部41と、を備えている。
【0025】
主壁部40における下部は、車室内側に突き出す形状をなしており、その突出端には、支持部31が形成されている。図4及び図5に示すように、支持部31は、車両前後方向に延びており、トノボード13の側端部を下方から支持する構成となっている。
【0026】
また、支持部31の車両前端部には、図3に示すように、車両前側及び車室内側に開口された取付凹部31Aが形成されている。取付凹部31Aには、図5に示すように、トノボード13の裏面に設けられた軸部14が取り付けられている。
【0027】
軸部14は、トノボード13の側端部且つ車両前端部に設けられており、車室外側に突出する形状をなしている。これにより、トノボード13は、軸部14を中心として回動可能となっている。
【0028】
図3に示すように、ガーニッシュ30における車室外側の端部には、複数の取付片32が形成されている。図2に示すように、トリム本体部22における取付孔22Aの孔縁部には、取付片32に対応して貫通孔22Bが形成されている。
【0029】
なお、取付片32は、上壁部33、前壁部34、下壁部41における車室外側の端部にそれぞれ形成されている。また、取付片32は、主壁部40における周端部にも形成されている。
【0030】
図5に示すように、取付片32は、車室外側に突出する板状をなしており、貫通孔22Bに対して車室内側から挿通することが可能な構成とされる。取付片32における一方の面には、突起部32Aが設けられている。
【0031】
突起部32Aは、トリム本体部22における貫通孔22Bの孔縁部に対して、車室外側から係止する構成となっている。これにより、ガーニッシュ30がトリム本体部22に対して組み付けられる構成となっている。
【0032】
なお、突起部32Aが貫通孔22Bを通過する際には、突起部32Aが貫通孔22Bの孔縁部によって押圧されることで、ガーニッシュ30の内方に弾性変形する。これにより、取付片32が貫通孔22Bを通過することができる。
【0033】
前壁部34は、車両前側に向かうにつれて下降傾斜するものとされる。前壁部34は巻取装置12に対して車両前側に配されており、前壁部34にはシートベルト11が挿通されるシートベルト引出口35が車両前後方向に貫通形成されている。
【0034】
シートベルト引出口35は、図4に示すように、前壁部34の一部を車室内側から車室外側(図4の左側)の端部に向かって線状に切り欠いた形状をなしており、車室外側に向かって開口されている。言い換えると、シートベルト引出口35は、前壁部34における車室外側の端部から車室内側に延びるスリット状をなし、車室外側が開口された開口部35Aを有している。これにより、シートベルト引出口35に対しては、開口部35Aを通じて車室外側からシートベルト11を挿入することができる。
【0035】
車幅方向におけるシートベルト引出口35の長さは、シートベルト11の幅よりもわずかに大きい値で設定されている。また、シートベルト引出口35の幅は、シートベルト11の厚さよりもわずかに大きい値で設定されている。これにより、シートベルト11は、図1及び図4に示すように、その表裏方向が上下方向となるようにシートベルト引出口35に挿通されている。つまり、シートベルト11は、その表面が上側を向き、裏面が下側を向く形でシートベルト引出口35に挿通されている
【0036】
図4に示すように、シートベルト引出口35の開口縁部において、上側の開口縁部35Bには、車室外側に突出する形状をなす突出部36(案内部)が形成されている。突出部36は、シートベルト11を開口部35Aを通じてシートベルト引出口35に挿入する際に、シートベルト11をシートベルト引出口35に案内可能とするものとされる。
【0037】
突出部36における突出端は、シートベルト引出口35の開口縁部における下側の開口縁部35Dよりも車室外側に配されている。具体的には、突出部36の突出端は、前壁部34における車室外側の端面34Aよりも車室外側に配されている。また、突出部36の下面36A(図4参照)とシートベルト引出口35の内面とは面一をなしている。
【0038】
図1に示すように、トリム本体部22における取付孔22Aの孔縁部は、上壁部33及び前壁部34における車室内側の端部37(突出部36を含む)の表面を覆うカバー部23とされる。図5に示すように、カバー部23は、車室内側へ凹む段差状をなしており、その下面において、車室内側の端部37を、その表側から覆う構成となっている。これにより、突出部36の表面36Bは、図7に示すように、カバー部23によって車両前側から覆われる構成となっている。なお、図7においては、突出部36を破線で図示してある。
【0039】
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態において、ガーニッシュ30をトリム本体部22に対して車室内側から組み付ける際には、ガーニッシュ30の各取付片32をトリム本体部22の各取付孔22Aに挿通する。
【0040】
これと同時に、巻取装置12から車両前側に引き出されている状態のシートベルト11をシートベルト引出口35に挿入する。作業者は、図6に示すように、シートベルト11に対して、ガーニッシュ30を上方から接近させ、突出部36の下面36Aをシートベルト11の上面に当接させる。
【0041】
これにより、シートベルト11に対するシートベルト引出口35の高さ方向の位置決めができ、シートベルト引出口35がシートベルト11とほぼ同じ高さに配される。その後、作業者が、ガーニッシュ30を車室外側にスライド移動させることで、シートベルト11が開口部35Aを通じてシートベルト引出口35に挿入される(図4参照)。
【0042】
また、シートベルト11がシートベルト引出口35に挿入されることと同時にガーニッシュ30の各取付片32がトリム本体部22の各取付孔22Aに挿通される。これにより、トリム本体部22に対してガーニッシュ30が組み付けられ、シートベルト引出口35からシートベルト11が車両前側に引き出された状態となる。
【0043】
このように、本実施形態によれば、シートベルト引出口35の開口縁部に突出部36が設けられている。これにより、シートベルト11をシートベルト引出口35まで案内することができ、シートベルト11を容易に挿入することができる。
【0044】
仮に、作業者が、車両荷室の後方からガーニッシュ30を組み付ける場合には、ガーニッシュ30の前壁部34が作業者から遠い側に配され、車両前側に引き出されるシートベルト11とシートベルト引出口35の位置関係を確認することが難しい。本実施形態では、突出部36をシートベルト11に当接させることで、シートベルト11とシートベルト引出口35との位置決めをすることができ、作業性が良好となる。
【0045】
また、突出部36は、シートベルト引出口35の開口縁部のうち、上側の開口縁部35Bに設けられている。これにより、ガーニッシュ30の自重を利用しつつ、突出部36を上方からシートベルト11に当てることができ、作業性が良好となる。
【0046】
また、トリム本体部22の一部は、突出部36の表面36Bを覆うカバー部23とされる。
【0047】
これにより、トリム本体部22にガーニッシュ30を組み付けることで、突出部36をカバー部23で覆うことができる。この結果、突出部36を乗員から隠すことができ、意匠性をより高くすることができる。
【0048】
また、本実施形態では、デッキサイドトリム20のうち、巻取装置12に対応する部分を別体の部材(ガーニッシュ30)としてある。巻取装置12に対応する部分を別体の部材とすることで、そのサイズを比較的小さくすることができる。これにより、作業者は、トリム本体部22とガーニッシュ30とが一体的に形成されている構成と比べて、シートベルト11に対するガーニッシュ30(ひいてはシートベルト引出口35)の位置合わせをより容易に行うことができる。
【0049】
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態のガーニッシュ130においては、案内部の構成が上記実施形態と異なる。
【0050】
ガーニッシュ130においては、前壁部34における上側の開口縁部35Bの角部、及び下側の開口縁部35Dの角部がそれぞれ面取り部136B,136D(案内部)とされる。これにより、シートベルト引出口35の開口部35Aは、車室外側に向かうにつれて、その開口幅が大きくなるものとされる。
【0051】
このような構成とすれば、シートベルト11をシートベルト引出口35に挿入する際には、シートベルト11を、面取り部136B,136Dのうち、いずれか一方に当接させることで、シートベルト引出口35に案内することができる。
【0052】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0053】
(1)上記実施形態では、車両用内装材として、デッキサイドトリム20を例示したが、これに限定されない。例えば、車両用内装材として、シートサイドガーニッシュを例示することができる。
【0054】
(2)上記実施形態では、突出部36が開口部35Aにおける上側の開口縁部35Bに形成されている構成を例示したが、これに限定されない。図8の2点鎖線で示すように、突出部136が、開口部35Aにおける下側の開口縁部35Dに形成されていてもよい。
【0055】
(3)上記実施形態では、内装材本体部としてトリム本体部22を、内装部品としてガーニッシュ30を例示したが、これに限定されない。例えば、内装材本体部としてデッキサイドトリムの下部を構成するボード部材を例示し、内装部品としてデッキサイドトリムの上部を構成するボード部材を例示することができる。
【0056】
(4)上記実施形態においてトリム本体部22が複数のボード部材から分割構成されていてもよい。
【符号の説明】
【0057】
11…シートベルト、12…巻取装置、20…デッキサイドトリム(車両用内装材)、22…トリム本体部(内装材本体部)、23…カバー部、30…ガーニッシュ(内装部品)、34…前壁部、35…シートベルト引出口、35B…上側の開口縁部(シートベルト引出口の開口縁部、一方の開口縁部)、35D…下側の開口縁部、36…突出部(案内部)、40…主壁部、136B,136D…面取り部(案内部)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8