(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6198149
(24)【登録日】2017年9月1日
(45)【発行日】2017年9月20日
(54)【発明の名称】カートリッジ式メガネ
(51)【国際特許分類】
G02C 5/00 20060101AFI20170911BHJP
G02C 1/08 20060101ALI20170911BHJP
【FI】
G02C5/00
G02C1/08
【請求項の数】1
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2015-100468(P2015-100468)
(22)【出願日】2015年4月24日
(65)【公開番号】特開2016-206626(P2016-206626A)
(43)【公開日】2016年12月8日
【審査請求日】2016年3月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】515132135
【氏名又は名称】張原 憲護
(72)【発明者】
【氏名】張原 憲護
【審査官】
廣田 健介
(56)【参考文献】
【文献】
特開2007−147674(JP,A)
【文献】
特開2001−033735(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3157443(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3153888(JP,U)
【文献】
実開昭58−115717(JP,U)
【文献】
特開2008−292967(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02C 1/00−13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズフレーム、ブリッジ、側部を含むメガネのフレームと、前記メガネのフレームとは別体のレンズ用のフレームにプッシュバックル機能を設け、前記メガネのフレームと前記レンズ用のフレームとがカートリッジのように脱着可能なメガネ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、サングラスやブルーライトカットなど、多種のレンズをカートリッジにし、普段生活に活用しているメガネに脱着可能にしたものである。
【背景技術】
【0002】
ブルーライトカットレンズによって、目の負担を軽減することはできるが、ブルーライトをカットすればするほどレンズの透明度が低くなるという問題点があった。
【0003】
メガネ着用者が3Dメガネをかける際に二重に耳に負担がかかることや、ものによっては併用が難しいといった問題点があった。
【0004】
メガネ着用者がサングラスを併用するのは難しく、従来のフリップ式やマグネット式ではデザイン性に限界があった。
【0005】
場面によってレンズの度数を変えたい場合、従来であれば、もう一つフレームごとメガネを購入しなければならなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、サングラスやブルーライトカットなど、仕事、運転時や外出時でそれぞれの場面において必要なメガネを用意しなければならなかった。
本発明で解決しようとする問題点は、必要に応じて数本を持ち運ぶ煩わしさの解消と、メガネ着用者の利便性の向上である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(イ)フレーム関連
一般的なメガネのフレーム(1)の両側に、腕時計のプッシュバックルのプッシュ側(2)を取り付ける。ブリッジ部分に差し込み口(3)を2つ作る
(ロ)レンズ関連
レンズ用のフレーム(4)を用意し、左右の片方にプッシュバックルの差し込み側(5)を、もう片方にレンズのブリッジ部分に差し込める突起(6)を設ける。
本発明はこの2つを組み合わせることによって普段活用するメガネに好きなレンズを脱着可能にするカートリッジ式メガネである。
【発明の効果】
【0008】
(イ)好きなレンズをメガネに併用できることで、PC作業中はブルーライトカット、散 歩中はサングラス、3D映画を見るときは3Dメガネ、運転中は度数を増やすなど 、場面が変わっても一つのメガネで事足りる。
(ロ)場面に応じてメガネを買わずにすむため、メガネへの出費を抑えることができる。
(ハ)脱着が可能なカートリッジ式であるため、好みの大きさやデザインを気分によって 変えられる。
(ニ)ブルーライトカットレンズと比べ、PC画面を見るときのみの活用が可能であるた め、カット率を増やし透明度を下げても日常生活に差支えない。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(イ)ガネのフレーム(1)の両側に、腕時計に使われている様なプッシュバックのプッシュ側(2)を取り付ける。また、ブリッジ部分にはレンズを固定するための差し込み口(3)設ける。
(ロ)レンズ用のフレーム(4)の左右にそれぞれプッシュバックの差し込み側(5)とメガネのブリッジ部分の差し込み口に刺せるように、差し込める突起を設ける。
本発明は、以上のような構造である。
これを使用するときは、普段のメガネを使う感覚で、場面に応じて必要なカスタマイズを自分で行う。
【符号の説明】
【0011】
1 メガネのフレーム
2 プッシュバックルのプッシュ側
3 差し込み口
4 レンズ用のフレーム
5 プッシュバックルの差し込み側
6 差し込める突起