【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2012年5月14日〜16日に東京ビッグサイトで開催されたビューティーワールド ジャパンに出展「顧客管理・写真撮影・スコープ撮影・画像比較・カウンセリングツール CaLuLu(カルル)」
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
タブレット型コンピューターを用いて行う顧客管理システムにおいて、前記タブレット型コンピューターには顧客の画像を入力する画像入力手段と、顧客管理情報及び画像のデータを蓄積できる記憶部と、前記記憶部に記憶された動画の起点・速度・時間を合わせる動画再生の調整手段と、前記画像入力手段で撮像した画像を加工する加工手段と、前記加工手段で加工した画像を表示する表示手段と、前記表示手段で表示した表示部分に操作を行うためのタッチパネルを有し、前記画像入力手段で撮像した又は前記加工手段で加工した複数の画像を顧客管理情報に関連付けて前記タブレット型コンピューターに表示でき、
前記画像入力手段で撮像した現在の撮像画像を前記表示手段で表示し、また、既存の画像を前記加工手段で透過画像として加工し、前記透過画像を前記表示手段で表示して、現在撮像しようとしている画像と前記表示手段上に重ねて画像を取り込むようにして画像の透過比較を行うステップを有し、
同一対象物の現在または過去の画像を前記記憶部に記憶し、一方の画像を反転させて前記表示手段に表示するとともに、他方の画像を背面に重ね合わせ、それぞれの画像をずらせて表示することにより、現在または過去の画像を一方又は他方の画像とすることで、過去と現在の比較を見せるようにして画像の反転比較を行うステップを有し、
従来ある体の動画と比較する体の動画を左右並べるとか重ねる場合、(1)起点と大きさ及び縦横比率を変えないようにして合わせる、(2)動画再生の速度を調整してスロー再生や巻き戻し再生する、(3)撮影時間にバラつきがある場合、時間尺に合うように時間調整する、ことにより動画を比較できるようにする動画再生の調整を行うステップを有する、ことを特徴とする画像比較機能を備えた顧客管理システム。
【発明を実施するための形態】
【0029】
(第一実施例、静止画を対象とした画像比較機能を備えた顧客管理システム)
本発明の実施例を
図1〜
図9を用いて説明する。
図1及び
図2において1はタブレット型コンピューター、2はタブレット型コンピューター1の表及び裏側に設けてある画像入力手段(表の画像入力手段を2a、裏の画像入力手段を2bとする。また、外部の画像入力手段は2cとする。)、3はタブレット型コンピューター1の表示手段、4はタブレット型コンピューター1の中に設けてある記憶部、5はタブレット型コンピューター1において画像入力手段2と記憶部4のデータを用いて演算等を行う中央演算装置である。表示手段3の表面には手の操作により表示手段3で表示した画像または操作部分を操作するためのタッチパネル6が設けてある。
【0030】
図2のブロック図において、画像入力手段2で撮像された画像は記憶部4に記憶される。記憶部4で記憶された画像は中央演算装置5内に設けた画像を加工する加工手段7で加工される。加工手段7で加工された画像は記憶部4に記憶され、記憶部4の保存された画像は表示手段3に表示される。
【0031】
タッチパネル6で操作した指示に基づき中央演算装置5内で画像の大きさを調整した画像も中央演算装置5を通じて記憶部4に記憶され、タブレット型コンピューター1の表示手段3に表示される。
【0032】
図3は本発明の動作を示すフローチャートである、
顧客管理を行うにはステップ100番台で顧客管理の情報を登録することと、ステップ200番台の画像の撮像のステップ、300番台で画像を管理する画像管理のステップ、400番台で画像の各種加工を行う画像加工のステップ、500番台では加工した画像または画像入力手段2で撮像したままの画像を表示する表示ステップ、600番台では表示した画像をもとにカウンセリングなどに役立てることができるようにしてある。
【0033】
以降、順次ステップごとの詳細を説明する。はじめにステップ101で新規の顧客の登録を行う。ここには住所や名前など顧客のデータが登録されており、後に説明する画像データも登録してある。新規の客の場合はステップ101で顧客登録を行う。新規でない客の場合はすでに登録してある顧客データを呼び出してくるが、ここでは省略してある。
【0034】
ステップ200番台で取り込んだ画像とともにステップ301の画像データとして登録される。これにより、顧客の住所などのデータと顧客の顔や全体像など必要な画像データを同時に管理するようにしてある。なお、以下の画像データなどの画像を取り込んだ後は記憶部4に保管され、記憶部4から取り出した画像などを加工した後は再び記憶部4に格納される。以降の説明では記憶部4への説明は省略する。
【0035】
ステップ201では顧客の画像を画像入力手段2で撮像する。ステップ202はタブレット型コンピューター1内部の画像入力手段2a、2bを、ステップ203では外部の画像入力手段2cを選択するようにしてある(選択する手段は省略してある)。以下、特に断りのない場合はタブレット型コンピューター1の表示手段3とは反対側に設けた内部の画像入力手段2bで説明する。ステップ202で撮像した画像はステップ301へ進み、画像を顧客管理で管理するようにしてある。
【0036】
ステップ400番台は画像の加工や特殊な処理を行うステップである。ステップ401は画像の合成比較、ステップ402は画像の反転比較、ステップ403は画像への書き込み、ステップ404は画像の拡大縮小、ステップ405は画像の透過比較、ステップ406は撮像時に透過させる機能を扱う。
【0037】
ステップ407は外部の画像入力手段2cを用いる場合である。この時はそれぞれの用途に応じて外部の画像入力手段を用いる。例えば、美容の場合、肌を拡大して映す画像入力手段や、医療の場合の胃カメラなどが相当する。このときの画像の取り扱いのステップである。
【0038】
これらの400番台のステップは使用者が任意に選択できるようにしてある。従って、組み合わせにより各種の加工を客に提供できるようにしてある。
以下、ステップ400番台の動作について
図4から
図9を用いて説明する。
【0039】
図4は画像の合成比較を表す図でステップ401の説明である。
図4(A)の左側はある時点で撮像した人10の顔を表している。
図4(A)の右側は他の時点で撮像した同じ人11の画像を示している。
図4(B)に示すようにこの両方の画像を半分ずつ重ね合わせことにより、ある時点と他の時点の画像から、例えば顔の色の違いなどがわかる。ここでは重なり合う部分の画像を非表示にしてある。
図4(B)では人10の左側の顔と人11の右側の顔を横並びにして合成してある(左側及び右側の表記の仕方は図の画面に向かって見て、右及び左として示している、以下同様である。)。人10と人11は同じ人の美容処置前と美容処置後として実行すれば、美容行為による左右の違いがわかるため、客は目の前で違いを確認できる。
【0040】
次に、ステップ402の説明を行う。
図5は画像の反転合成比較を表す図で、
図5(A)で人の顔を表している。同じ人物の顔の左側半分20と右側半分21とに別けて反転合成の説明を行う。顔の右側半分21を抽出して画像を反転させて、その後。
図5(B)の顔の左側22部分に貼り合わせる。これにより顔の左側半分22は顔の右側半分21の反転した画像を表し、貼りあわせた画像は同じ人物の顔の右側の顔のみの画像として再構成される。
【0041】
上記の説明は同一人物の1枚の画像での反転処理の説明を行ったが、
図5(A)を現在の画像、
図5(B)には過去に撮像した同じ人の画像を当てはめれば、
図5(B)の顔の左側半分22は現在の顔の右側半分を表し、
図5(B)の顔の右側半分は過去の同一人物の右側半分23となり、この両方の画像を半分ずつ重ね合わせことにより、現在の画像と過去の画像から顔の同じ側の違いを同時に見ることができる。このような二つの画像を横並びにすると現在と過去の違いがわかる。
【0042】
次にステップ403について
図6を用いて説明する。ステップ403は画像への書き込みを行うステップである。表示された、あるいは加工された画像などに部分を指したり、領域を示したり、メモを書き込んだりすることができる。例えば今いる客に対して、画像のある領域30の部分について情報を与えるため、丸を書いたりしてわかりやすく接客ができる。31のように文字を書くこともできる。
【0043】
次にステップ404について
図7を用いて説明する。このステップは画像の拡大縮小を行うところである。タッチパネル6に対していわゆる指2本でピンチアウト・ピンチインを行うことにより、その指示により画像を拡大縮小する。今回、縦横比率は一定として拡大縮小を行うようにしてある。
【0044】
即ち、従来ある顔画像と比較する顔画像を左右並べるとか重ねる場合に、比較するには大きさを合わせる必要があり、かつ、縦横比率を変えないようにして合わせることで、従来ある顔画像と比較する顔画像の大きさを合わせるようにする。ピンチアウト・ピンチインで行う操作のため、見た目で概略合わすことを目的としており、結果をその場で客に示すことを目的としている。
【0045】
図7(A)はある対象人物を左側40と右側41に別けて、右側41を拡大した図を表している。これを
図7(B)のように右側半分41を43のところに貼り付ける。その後、人物の右側半分43を縮小して人物の右側半分44のように左側の人物の大きさに合わせ、左右合わせてひとつの人物として表示する。
【0046】
拡大縮小の画像加工を行う理由は人物を撮像するときに常に同じ大きさで撮像できるものではないので、過去と現在を比較したり、同じ時間であっても動いたりするため、人物全体や顔を同じ大きさにすることは難しい。従って、比較するためには調整が必要になるからである。
【0047】
次にステップ405の透過画像のステップについて
図8で説明する。
図8(A)はある時期の人物50の横側面を撮像した画像である。
図8(B)は
図8(A)とは違う時期の人物51の横側面を撮像した画像である。両方とも撮像済みの画像である。
図8(C)は
図8(B)の画像の上に
図8(A)の画像を重ねて表した図である。ここで
図8(A)の画像を半透明にしてから
図8(B)に重ねることにしてある。ここで、人物52は人物50と同一、人物53は人物51と同一である。
【0048】
図8(B)は以前、おなかが出ていた当時の画像で、
図8(A)はダイエットを行った後の画像とすれば、その比較を一目でわかるようにしたものである。なお、
図8は人を重ね合わせた形で記載しているが、実際にはどちらか一方は透過画像にしてある。
【0049】
透過画像を使う理由は、
図8の説明図のように重ね合わせたときに人物51が人物50よりすべての部分で大きいということは珍しく、通常は重ね合わせると見えたり見えなかったりするので、わかりやすく表示するにはどちらか一方を透過画像にして両方の人の状態を見せる必要があるからである。
【0050】
次にステップ406について説明する。ステップ405と異なるところは撮像するときに撮像済みの画像を透過状態にして新たに撮像を行う場合に用いる。すなわち、以前に撮像した画像と現在の人物や顔の大きさを同じ大きさで撮像したい場合、過去の画像を表示手段3で表示させ、その後表示させた画像を半透明にする。その状態で現在撮像しようと考えている対象物を画像入力手段2で撮像し、ちょうど同じ大きさに重なったときの画像を記憶部4に保存する。このようにすれば、後の比較のときに大きさをあわせることなく。比較処理ができる。
【0051】
このステップ406の透過撮影するステップとステップ405の透過比較する場合の違いを詳述すると、ステップ406の場合は以前の画像を表示手段3で表示し、半透明にして、その大きさにあうように現在の対象物を写す距離を変えて大きさをあわせる。一方、ステップ405ではすでに保存されている二つの画像を比較するため、大きさが違う場合はステップ404で大きさをあわせてから、一方を透過画像にして、他方と重ねて両方を表示する方法である。従って、接客中に行う作業として、拡大縮小の画像加工をしなくて済む。
【0052】
ステップ407は外部の画像入力手段2cを用いる場合である。
図9に示すように外部の画像入力手段2cはタブレット型コンピューター1とは無線で接続されている(有線で接続しても構わない。)。顧客の管理には過去と現在の比較だけではなく、現在の顔とその肌を保存・管理する場合がある。この場合タブレット型コンピューターの内部画像入力手段2では映す事ができない特殊な画像入力手段2が必要となる場合がある。この場合、このステップ407にて画像を取り込む。
【0053】
以上、各ステップでの画像の加工について説明してきたが、実際にはこれらの組み合わせも使われる。ステップ401、ステップ402、ステップ405で大きさをあわせる必要が生じたときは、ステップ404の拡大縮小の画像加工を行う。
【0054】
ステップ405で透過画像の比較を行う場合、ステップ401の画像の合成比較のステップを利用する。ステップ403の画像への書き込みは画像加工の400番台の各ステップのときにも利用できる。
【0055】
お客様の化粧前の顔と化粧をしたあとの顔を右同士比較する場合、ステップ402、ステップ401、ステップ404を使って客に見せる。その後、ステップ403で丸や線を描いて、その描いた部分を指し示して「良くなったでしょう!」というようなアドバイスを行う。また、コメントを入れたものを印刷して客に渡すことにより、客の満足度の向上を図ることができる。
【0056】
今までは内部画像入力手段2を用いて説明してきたが、外部の画像入力手段2を用いても同様のことができる。通常はタブレット型コンピューター1に固定されている画像入力手段2a、2bを用いるが、例えば、肌の細かな部分を撮像する場合、あるいは医療で胃カメラなどのタブレット型コンピューターに取り付けられた画像入力手段2a、2bでは扱えない場合に、外部の画像入力手段2cを用いることもできる。
【0057】
以上説明してきたように、タブレット型コンピューターを用い、顧客管理及び写真を撮影し、この写真の比較を行う為、施術前の写真と比較しやすくするため、透過機能を利用し同様のサイズ及び方向の施術後写真を撮影することが出来る。これにより、顧客の手元で施術効果を顧客が実感する事が出来る。これにより、再来訪の促進ができる。
【0058】
更に、システム利用者は、顧客管理と画像管理が同時に行えるため、大きな手間をかけずに管理やカウンセリングができる。
【0059】
また、美容関連顧客サービスとして、化粧前・化粧後の画像などを撮影し、顧客の手元で化粧品などの効果を実感することができる。また、左右反転機能を用い、右半分もしくは左半分の顔同士での比較を行うことが出来、更に効果を実感する事が出来る。
【0060】
(第二実施例、動画を対象とした画像比較機能を備えた顧客管理システム)
本発明の実施例について図面を用いて説明する。上述した静止画を対象としたシステムと全体図(
図1)とブロック構成図(
図2)の基本内容は共通するため説明を省略し、以下フローチャートを中心に説明する。ただし、
図10に示すように、ブロック構成図については、本実施例では動画を対象とした画像比較を行うために、中央演算装置5内には記憶部4に記憶された動画の起点・速度・時間を合わせる動画再生の調整手段8が設けられており、加工手段7で加工された動画は記憶部4に記憶され、記憶部4の保存された動画は表示手段3に表示される。
【0061】
図11は本発明の動作を示すフローチャートである。
上述した静止画を対象としたシステムと同様に、顧客管理を行うにはステップ100番台で顧客管理の情報を登録することと、ステップ200番台の動画の撮影のステップ、300番台で動画を管理する動画管理のステップ、400番台で動画の各種加工及び調整を行う動画加工・調整のステップ、500番台では加工及び調整した動画または動画入力手段2で撮影したままの動画を表示する表示ステップ、600番台では表示した動画をもとにカウンセリングなどに役立てることができるようにしてある。
【0062】
以降、順次ステップごとの詳細を説明する。はじめにステップ101で新規の顧客の登録を行う。ここには住所や名前など顧客のデータが登録されており、後に説明する動画データも登録してある。新規の客の場合はステップ101で顧客登録を行う。新規でない客の場合はすでに登録してある顧客データを呼び出してくるが、ここでは省略してある。
【0063】
ステップ200番台で取り込んだ動画とともにステップ301の動画データとして登録される。これにより、顧客の住所などのデータと顧客の顔や全体像など必要な動画データを同時に管理するようにしてある。なお、以下の動画データなどの動画を取り込んだ後は記憶部4に保管され、記憶部4から取り出した動画などを加工及び調整した後は再び記憶部4に格納される。以降の説明では記憶部4への説明は省略する。
【0064】
ステップ201では顧客の動画を動画入力手段2で撮影する。ステップ202はタブレット型コンピューター1内部の動画入力手段2a、2bを、ステップ203では外部の動画入力手段2cを選択するようにしてある(選択する手段は省略してある)。以下、特に断りのない場合はタブレット型コンピューター1の表示手段3とは反対側に設けた内部の動画入力手段2bで説明する。ステップ202で撮影した動画はステップ301へ進み、動画を顧客管理で管理するようにしてある。
【0065】
ステップ400番台は動画の加工及び調整や特殊な処理を行うステップである。ステップ401は動画の合成比較、ステップ402は動画の反転比較、ステップ403は動画への書き込み、ステップ404は動画の拡大縮小、ステップ405は動画の透過比較、ステップ406は撮影時に透過させる機能を扱う。
【0066】
ステップ407は外部の動画入力手段2cを用いる場合である。この時はそれぞれの用途に応じて外部の動画入力手段を用いる。例えば、美容の場合、肌を拡大して映す動画入力手段や、医療の場合の胃カメラなどが相当する。このときの動画の取り扱いのステップである。
【0067】
これらの400番台のステップは使用者が任意に選択できるようにしてある。従って、組み合わせにより各種の加工及び調整を客に提供できるようにしてある。
以下、ステップ400番台の動作について
図4から
図9を用いて説明する。ここで、図面に表された「顔」の図形については全て「体」の図形に置き換えて説明する。
【0068】
図4は動画の合成比較を表す図でステップ401の説明である。
図4(A)の左側はある時点で撮影した人10の体を表している。
図4(A)の右側は他の時点で撮影した同じ人11の動画を示している。
図4(B)に示すようにこの両方の動画を半分ずつ重ね合わせことにより、ある時点と他の時点の動画から、例えば左右の体の動きの違いなどがわかる。ここでは重なり合う部分の動画を非表示にしてある。
図4(B)では人10の左側の体と人11の右側の体を横並びにして合成してある(左側及び右側の表記の仕方は図の画面に向かって見て、右及び左として示している、以下同様である。)。人10と人11は同じ人のトレーニング前とトレーニング後として実行すれば、トレーニング行為による左右の違いがわかるため、客は目の前で違いを確認できる。
【0069】
次に、ステップ402の説明を行う。
図5は動画の反転合成比較を表す図で、
図5(A)で人の体を表している。同じ人物の体の左側半分20と右側半分21とに別けて反転合成の説明を行う。体の右側半分21を抽出して動画を反転させて、その後。
図5(B)の体の左側22部分に貼り合わせる。これにより体の左側半分22は体の右側半分21の反転した動画を表し、貼りあわせた動画は同じ人物の体の右側の体のみの動画として再構成される。
【0070】
上記の説明は同一人物の1個の動画での反転処理の説明を行ったが、
図5(A)を現在の動画、
図5(B)には過去に撮影した同じ人の動画を当てはめれば、
図5(B)の体の左側半分22は現在の体の右側半分を表し、
図5(B)の体の右側半分は過去の同一人物の右側半分23となり、この両方の動画を半分ずつ重ね合わせことにより、現在の動画と過去の動画から体の同じ側の違いを同時に見ることができる。このような二つの動画を横並びにすると現在と過去の違いがわかる。
【0071】
次にステップ403について
図6を用いて説明する。ステップ403は動画への書き込みを行うステップである。表示された、あるいは加工された動画などに部分を指したり、領域を示したり、メモを書き込んだりすることができる。例えば今いる客に対して、動画のある領域30の部分について情報を与えるため、丸を書いたりしてわかりやすく接客ができる。31のように文字を書くこともできる。
【0072】
次にステップ404について
図7を用いて説明する。このステップは動画の拡大縮小を行うところである。タッチパネル6に対していわゆる指2本でピンチアウト・ピンチインを行うことにより、その指示により動画を拡大縮小する。今回、縦横比率は一定として拡大縮小を行うようにしてある。
【0073】
即ち、従来ある体の動画と比較する体の動画を左右並べるとか重ねる場合に、比較するには大きさを合わせる必要があり、かつ、縦横比率を変えないようにして合わせることで、従来ある体の動画と比較する体の動画の大きさを合わせるようにする。ピンチアウト・ピンチインで行う操作のため、見た目で概略合わすことを目的としており、結果をその場で客に示すことを目的としている。
【0074】
図7(A)はある対象人物を左側40と右側41に別けて、右側41を拡大した図を表している。これを
図7(B)のように右側半分41を43のところに貼り付ける。その後、人物の右側半分43を縮小して人物の右側半分44のように左側の人物の大きさに合わせ、左右合わせてひとつの人物として表示する。
【0075】
拡大縮小の動画加工を行う理由は人物を撮影するときに常に同じ大きさで撮影できるものではないので、過去と現在を比較したり、同じ時間であっても動いたりするため、人物全体や顔を同じ大きさにすることは難しい。従って、比較するためには調整が必要になるからである。
【0076】
次にステップ405の透過動画のステップについて
図8で説明する。
図8(A)はある時期の人物50の正面を撮影した動画である。
図8(B)は
図8(A)とは違う時期の人物51の正面を撮影した動画である。両方とも撮影済みの動画である。
図8(C)は
図8(B)の動画の上に
図8(A)の動画を重ねて表した図である。ここで
図8(A)の動画を半透明にしてから
図8(B)に重ねることにしてある。ここで、人物52は人物50と同一、人物53は人物51と同一である。なお、
図8は人を重ね合わせた形で記載しているが、実際にはどちらか一方は透過動画にしてある。
【0077】
ステップ405の透過動画のステップを利用することにより、例えば、ゴルフで以前の正確でないスイングの動画と、トレーニングを行った後の動画との比較を一目でわかるように表示することができる。
【0078】
透過動画を使う理由は、
図8の説明図のように重ね合わせたときに人物51が人物50よりすべての部分で大きいということは珍しく、通常は重ね合わせると見えたり見えなかったりするので、わかりやすく表示するにはどちらか一方を透過動画にして両方の人の状態を見せる必要があるからである。
【0079】
次にステップ406について説明する。ステップ405と異なるところは撮影するときに撮影済みの動画を透過状態にして新たに撮影を行う場合に用いる。すなわち、以前に撮影した動画と現在の人物や顔の大きさを同じ大きさで撮影したい場合、過去の動画を表示手段3で表示させ、その後表示させた動画を半透明にする。その状態で現在撮影しようと考えている対象物を動画入力手段2で撮影し、ちょうど同じ大きさに重なったときの動画を記憶部4に保存する。このようにすれば、後の比較のときに大きさをあわせることなく、比較処理ができる。
【0080】
このステップ406の透過撮影するステップとステップ405の透過比較する場合の違いを詳述すると、ステップ406の場合は以前の動画を表示手段3で表示し、半透明にして、その大きさにあうように現在の対象物を写す距離を変えて大きさをあわせる。一方、ステップ405ではすでに保存されている二つの動画を比較するため、大きさが違う場合はステップ404で大きさをあわせてから、一方を透過動画にして、他方と重ねて両方を表示する方法である。従って、接客中に行う作業として、拡大縮小の動画加工をしなくて済む。
【0081】
ステップ407は外部の動画入力手段2cを用いる場合である。
図9に示すように外部の動画入力手段2cはタブレット型コンピューター1とは無線で接続されている(有線で接続しても構わない。)。顧客の管理には過去と現在の比較だけではなく、現在の体の動きや姿勢を保存・管理する場合がある。この場合タブレット型コンピューターの内部動画入力手段2では映す事ができない特殊な動画入力手段2が必要となる場合がある。この場合、このステップ407にて動画を取り込む。
【0082】
次に、ステップ408について説明する。ステップ408は動画再生の調整(起点・速度・時間)を行うステップである。従来ある体の動画と比較する体の動画を左右並べるとか重ねる場合に、比較するには起点を合わせる必要があり、かつ、大きさ及び縦横比率を変えないようにして合わせることで、従来ある体の動画と比較する体の動画を比較できるようにする。また、動画再生の速度を調整して、スロー再生や巻き戻し再生して動画を比較できるようにする。さらに、撮影時間にバラつきがある場合、時間尺に合うように時間調整して動画を比較できるようにする。例えば、ゴルフスイングを撮影した動画では、スイングの流れが「アドレス」「始動〜バックスイング」「トップ〜ダウンスイング」「インパクト」「フォロー〜フィニッシュ」の5段階に分類されるが、2つの動画を再生して比較するためには、起点(始動、トップ、インパクトなど)を一致させることにより、スイングの違いを明確に認識することが可能になる。
【0083】
次に、ステップ409について説明する。ステップ409は音声の入出力を行うステップである。画像情報と合わせて音声情報を入力・保存・再生できるようにすることにより、音声によるアドバイス等が受けられるため、画像比較による両者の違いを容易に理解できるようになる。なお、ステップ409は、動画に限定されるものではなく、静止画についても採用することができる。
【0084】
次に、ステップ410について説明する。ステップ410は自身以外との画像比較を行うステップである。例えば、ゴルフスイングを撮影した動画では、自身のスイング動画とティーチングプロ等のモデルのスイング動画とを比較できるようにする。なお、ステップ410は、動画に限定されるものではなく、静止画についても採用することができる。
【0085】
次に、ステップ411について説明する。ステップ411は角度自動計測を行うステップである。画像に引かれた2本の線の交差角度を自動的に計算し数値を表示することにより、姿勢やフォームなどを客観的に認識することが可能になる。例えば、ゴルフスイングでは、アドレス時にクラブのシャフトとその延長線でできるシャフトプレーンのチェックが重要であるが、シャフトプレーンのラインを表示してそのラインと水平位置の基準線との角度を数値化することにより、スイングのチェックを客観的に確認することが可能になる。なお、ステップ411は、動画に限定されるものではなく、静止画についても採用することができる。
【0086】
以上、各ステップでの動画の加工及び調整について説明してきたが、実際にはこれらの組み合わせも使われる。ステップ401、ステップ402、ステップ405、ステップ410で大きさをあわせる必要が生じたときは、ステップ404の拡大縮小の動画加工を行う。
【0087】
ステップ405で透過動画の比較を行う場合、ステップ408の動画再生の調整(起点・速度・時間)を適宜行った上でステップ401の動画の合成比較のステップを利用する。ステップ403の動画への書き込みは動画加工の400番台の各ステップのときにも利用できる。
【0088】
お客様のトレーニング前の体とトレーニングをした後の体を右同士比較する場合、ステップ408の動画再生の調整(起点・速度・時間)を適宜行った上でステップ402、ステップ401、ステップ404を使って客に見せる。その後、ステップ403で丸や線を描いて、その描いた部分を指し示して「良くなったでしょう!」というようなアドバイスを行う。また、コメントを入れたものをデータ保存して客に渡すことにより、客の満足度の向上を図ることができる。
【0089】
今までは内部動画入力手段2を用いて説明してきたが、外部の動画入力手段2を用いても同様のことができる。通常はタブレット型コンピューター1に固定されている動画入力手段2a、2bを用いるが、例えば、肌の細かな部分を撮影する場合、あるいは医療で胃カメラなどのタブレット型コンピューターに取り付けられた動画入力手段2a、2bでは扱えない場合に、外部の動画入力手段2cを用いることもできる。
【0090】
以上説明してきたように、タブレット型コンピューターを用い、顧客管理及び動画を撮影し、この動画の比較を行う為、施術前の動画と比較しやすくするため、透過機能を利用し同様のサイズ及び方向の施術後動画を撮影することが出来る。これにより、顧客の手元で施術効果を顧客が実感する事が出来る。これにより、再来訪の促進ができる。
【0091】
更に、システム利用者は、顧客管理と動画管理が同時に行えるため、大きな手間をかけずに管理やカウンセリングができる。
【0092】
また、スポーツトレーニング関連顧客サービスとして、トレーニング前・トレーニング後の動画などを撮影し、顧客の手元でトレーニング効果を実感することができる。また、左右反転機能を用い、右半分もしくは左半分の体同士での比較を行うことが出来、更に効果を実感する事が出来る。
【0093】
(第三実施例、ゴルフレッスン支援システム)
図12は、本発明にかかる画像比較機能を備えた顧客管理システムを利用したゴルフレッスン支援システムのビジネスモデルの全体図である。
【0094】
図12に示すように、協会はゴルフ人口及びゴルフスクール生の増加を目的として、画像比較機能を備えた顧客管理システムのアプリケーションをユーザー(一般ゴルファー)並びにコーチグループ(練習場・ティーチングプロ)に対して、インターネットやチラシ配布などにより宣伝して普及活動を行う。そして、ユーザー(一般ゴルファー)とコーチグループ(練習場・ティーチングプロ)との間で本発明にかかるシステムを利用することにより、ユーザー(一般ゴルファー)にとっては、自分に合った的確なアドバイスを受けられる、自分のスタイルで活用することでいつでもどこでもフォームチェック・アドバイスを活用できる又スクールに入校することで直接指導をうけられる等のメリットを有する。また、コーチグループ(練習場・ティーチングプロ)は、新規ユーザーの獲得(スクール加入)、レッスン料金による売上UP、コミッション(アプリ月額利用料金に対する手数料)による収益等のメリットを有する。また、協会はコミッション(アプリ契約時の手数料、アプリ月額利用料金に対する手数料)による収益等のメリットを有する。
【0095】
本発明にかかるシステムを利用するためには、一般ゴルファーであるユーザーが使用するユーザー端末と、ティーチングプロが所属するコーチグループが使用するコーチグループ端末とを備えており、それらの端末がインターネットを介して管理サーバーに接続されている。各端末については、タブレット型コンピューターを用いるのが好ましいが、これに限定されるものではなく、画像比較機能を備えた顧客管理システムのアプリケーションを利用でき且つ画像を添付して送受信できる機能を備えていれば良い。
【0096】
本発明にかかるシステムは、ユーザー端末でスイング動画を撮影して管理サーバーを経由してコーチグループ端末に送信するステップ、初回利用の場合は管理サーバーに登録されているコーチ情報データベースの中からユーザーの地域情報に基づいて選定されたコーチ又は継続利用の場合は専任コーチがスイング診断を行ってアドバイス・スクール情報をユーザー端末に返信するステップを有することを特徴とする。
【0097】
図13は、本発明にかかるゴルフレッスン支援システムにおいて、ユーザー、コーチグループの間の処理手順を示すフローチャートである。以降、順次ステップごとの詳細を説明する。
【0098】
先ず、協会からアプリの宣伝・普及活動を受けたユーザーが、無料又は有料アプリケーションをダウンロードする(ステップ700、701)。無料アプリケーションは、所謂お試し版であって、スイング動画を1回送信して、コーチからアドバイスを1回受けることができる。一方、有料アプリケーションは、専任コーチがスイング診断を行った上でアドバイスを継続的に受けることができる。また、ユーザーが有料アプリ契約した場合、ユーザーがスクールに入校してスクールでコーチの指導の下で撮影したスイング動画を管理サーバー(図示省略)からダウンロードして場所や時間的な制約なしに閲覧することが可能になる。
【0099】
次に、ユーザーがスイング動画を撮影する(ステップ710)。新規の場合は、はじめに顧客管理情報(住所や名前など)の登録を行う必要があり、この顧客管理情報とスイング動画のデータが同時に管理される。ここで、顧客管理情報としては、管理サーバーに登録されているコーチ情報データベースの中から地域的に近いスクールのコーチを選定するため、ユーザーの地域情報が少なくとも必要になる。なお、GPS機能を使用する場合、ユーザーの位置情報に基づいて地域的に近いスクールのコーチを自動的に選定することもできる。
【0100】
次に、ユーザーがスイング動画を送信する(ステップ720)。
図14は、本発明の第三実施例のスイング動画送信画面の一例を示す説明図である。顧客管理情報として、例えば、ユーザー情報(「性別」、「お住まい/GPS機能を使用する場合の選択ボタン」、「年代」、「経験年数」)が入力され、このユーザーがスイング診断を受けたいスイング動画のデータが添付される。また、コメント記入欄に「自身の課題・問題点、その他コーチングして欲しい事など」をフリーコメントで記入できる。また、音声コメントを録音して送信することにより、ユーザーの希望を的確に伝えることもできる。
【0101】
次に、スイング動画送信が初回の場合は、管理サーバーに登録されているコーチ情報データベースの中から地域的に近いスクールのコーチを選定する(ステップ730、ステップ731)。管理サーバーのコーチ情報の登録については、コーチ側の要望を登録できるようになっており、例えば、受け入れられる人数の制限などを予め登録しておくことができる。一方、継続利用の場合は、既にアドバイスを行った1回目のコーチが専任コーチに選ばれる(ステップ740、ステップ741)。ただし、ユーザーが別のコーチのアドバイスを受けたいと希望する場合は、ユーザー側の要望を登録できるようになっており、これに従ってコーチを変更することができる。
【0102】
次に、コーチはスイング動画を再生してユーザーのスイング動作を見ながらスイング診断を行う(ステップ750)。例えば、ユーザーのスイングについて、「アドレス」「始動〜バックスイング」「トップ〜ダウンスイング」「インパクト」「フォロー〜フィニッシュ」の項目に分けてチェックする。また、スイング角度について、上述した第二実施例のフローチャートの角度自動計測ステップ(シャフトプレーンのラインを表示してそのラインと水平位置の基準線との角度を数値化する)を用いてチェックする。
【0103】
図15は本発明の第三実施例のスイング診断画面(初回ユーザー診断)の一例を示す説明図である。顧客管理情報として登録されているユーザー情報(「性別」、「お住まい」、「年代」、「経験年数」)と、スイング診断を行った担当コーチ情報(「所属スクール店舗」、「所在地」、「連絡先」、「コーチ名」など)が表示される。ユーザーのスイング動画にはシャフトプレーンのラインが書き込まれ、そのラインと水平位置の基準線との角度が表示される。また、コメント記入欄に「ユーザーからの送信動画に対してのアドバイスポイントの解説、ユーザーの課題・問題点に対してのアドバイス、その他コーチングなど」をフリーコメントで記入できる。また、音声コメントを録音して送信することにより、コーチの指導内容を的確に伝えることもできる。さらに、付加される情報としては、「スクール入会案内」、「イベント情報」、「その他ユーザーに対して有益な情報」などをユーザーに送信することができる。
【0104】
図16は本発明の第三実施例のスイング診断画面(継続利用ユーザー診断)の一例を示す説明図である。上述した初回ユーザー診断との違いは、継続利用ユーザー診断の場合は、過去のユーザー動画とのビフォーアフター比較や見本動画(プロ・コーチ)との自身以外の動画を比較しながらアドバイスを受けることができる。
【0105】
次に、コーチがアドバイス・スクール情報などを送信し(ステップ760)、ユーザーがアドバイス・スクール情報をチェックする(ステップ770)。ユーザーがスクールに入校した場合、スクールにてコーチングを受けることができる(ステップ780、ステップ790)。これにより、ユーザーにとっては、スクールに入校することで直接指導を受けられることによりゴルフ技術向上の効果を期待することができる。
【0106】
次に、ユーザーが有料アプリ契約する(ステップ800)。これにより、継続して動画比較によるスイング診断とアドバイスを受けることができる。また、ユーザーがスクールに入校した場合はスクールでコーチの指導の下で撮影したスイング動画を管理サーバーからダウンロードして、場所や時間的な制約なしに閲覧することが可能になる。
【0107】
以上の通り、本発明にかかるゴルフレッスン支援システムにおけるフローチャートについて説明したが、上記フローチャートはユーザーがスクールに入校する又はユーザーが有料アプリ契約することを前提としたシステムの運用例であるため、これらを前提としない他の運用例について以下に説明する。
【0108】
図17は、本発明の第三実施例の他の運用例を示すフローチャートである。
以降、順次ステップごとの詳細を説明する。
【0109】
先ず、アプリの宣伝・普及活動を受けたユーザーが、無料アプリケーションをダウンロードする(ステップ900)。この無料アプリケーションを使用して、初回お試しユーザーは、スイング動画を撮影し(ステップ910、ステップ920)、スイング動画を1回送信して、任意のコーチからアドバイスを1回受けることができる。なお、初回の場合は、はじめに顧客管理情報(住所や名前など)の登録を行う必要があり、この顧客管理情報とスイング動画のデータが同時に管理される。
【0110】
次に、ユーザーがスイング動画を送信する(ステップ930)。スイング動画送信画面の一例については、
図14に示す内容と同様であり、顧客管理情報として、例えば、ユーザー情報(「性別」、「お住まい/GPS機能を使用する場合の選択ボタン」、「年代」、「経験年数」)が入力され、このユーザーがスイング診断を受けたいスイング動画のデータが添付される。また、コメント記入欄に「自身の課題・問題点、その他コーチングして欲しい事など」をフリーコメントで記入できる。また、音声コメントを録音して送信することにより、ユーザーの希望を的確に伝えることもできる。
【0111】
次に、スイング動画送信が初回の場合は、管理サーバーに登録されているコーチ情報データベースの中から任意に選定されたコーチがスイング診断を行う(ステップ940)。例えば、ユーザーのスイングについて、「アドレス」「始動〜バックスイング」「トップ〜ダウンスイング」「インパクト」「フォロー〜フィニッシュ」の項目に分けてチェックする。また、スイング角度について、上述した第二実施例のフローチャートの角度自動計測ステップ(シャフトプレーンのラインを表示してそのラインと水平位置の基準線との角度を数値化する)を用いてチェックする。
【0112】
スイング診断画面(初回ユーザー診断)の一例については、
図15に示す内容と同様であり、顧客管理情報として登録されているユーザー情報(「性別」、「お住まい」、「年代」、「経験年数」)と、スイング診断を行った担当コーチ情報(「所属スクール店舗」、「所在地」、「連絡先」、「コーチ名」など)が表示される。ユーザーのスイング動画にはシャフトプレーンのラインが書き込まれ、そのラインと水平位置の基準線との角度が表示される。また、コメント記入欄に「ユーザーからの送信動画に対してのアドバイスポイントの解説、ユーザーの課題・問題点に対してのアドバイス、その他コーチングなど」をフリーコメントで記入できる。また、音声コメントを録音して送信することにより、コーチの指導内容を的確に伝えることもできる。
【0113】
次に、コーチがアドバイス・コメント情報などを送信し(ステップ950)、ユーザーがアドバイス・コメント情報をチェックする(ステップ960)。
【0114】
次に、前記ユーザー端末でアドバイス・コメント情報をチェックしたユーザーが継続利用を希望する場合、オンラインチケットを購入する(ステップ970)。このチケットを購入した後にユーザー自身がコーチ選択を行い(ステップ922)、そのコーチに対してスイング動画を送信する(ステップ930)。これにより、ユーザーは自ら選択したコーチにより継続的にスイング診断を受けられ、ユーザーはスクールに入校しなくてもコーチの指導を受けられることによりゴルフ技術向上の効果を期待することができる。
【0115】
スイング診断画面(継続利用ユーザー診断)の一例については、
図16に示す内容と同様であり、上述した初回ユーザー診断との違いは、継続利用ユーザー診断の場合は、過去のユーザー動画とのビフォーアフター比較や見本動画(プロ・コーチ)との自身以外の動画を比較しながらアドバイスを受けることができる。