(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6198745
(24)【登録日】2017年9月1日
(45)【発行日】2017年9月20日
(54)【発明の名称】接触制御をアンロックするための接触制御端末、方法及びデバイス
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0488 20130101AFI20170911BHJP
G06F 3/041 20060101ALI20170911BHJP
【FI】
G06F3/0488
G06F3/041 595
【請求項の数】17
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-541533(P2014-541533)
(86)(22)【出願日】2013年4月8日
(65)【公表番号】特表2015-501980(P2015-501980A)
(43)【公表日】2015年1月19日
(86)【国際出願番号】CN2013073879
(87)【国際公開番号】WO2013166894
(87)【国際公開日】20131114
【審査請求日】2014年5月20日
【審判番号】不服2016-10767(P2016-10767/J1)
【審判請求日】2016年7月15日
(31)【優先権主張番号】201210139609.8
(32)【優先日】2012年5月8日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512249098
【氏名又は名称】テンセント テクノロジー (シェンツェン) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(72)【発明者】
【氏名】チャン、 チーチュン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、 ジアイ
(72)【発明者】
【氏名】リー、 リー
(72)【発明者】
【氏名】リュー、 ユイシー
(72)【発明者】
【氏名】シュイ、 ハイボ
【合議体】
【審判長】
和田 志郎
【審判官】
山田 正文
【審判官】
稲葉 和生
(56)【参考文献】
【文献】
特表2009−521753(JP,A)
【文献】
特開2008−191879(JP,A)
【文献】
特開2004−118601(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0257490(US,A1)
【文献】
特開2009−123208(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/041-3/048
H04M1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
接触制御端末により行われる接触制御をアンロックする方法であって、
前記接触制御端末は、複数のアンロック対象と、前記複数のアンロック対象に対応するロック区域が定義された接触感知表面を有し、前記方法は、
前記複数のアンロック対象のいずれかが選択されたか否かを検出するステップと、
前記選択されたアンロック対象を追跡し、選択されなかったアンロック対象を非表示、又は非動作にするステップと、
前記選択されたアンロック対象を幾何学的な中心として、前記選択されたアンロック対象に対応するロック区域を表示するステップと、
前記選択されたアンロック対象が前記対応するロック区域の外側にある複数のアンロック位置のいずれかに位置するとき、前記選択されたアンロック対象に対応する機能のための前記接触制御をアンロックするステップと、
を有し、
それぞれのアンロック対象は、前記接触制御端末の特定の機能に対応し、少なくとも前記特定の機能のための接触制御をアンロックすることが操作可能である方法。
【請求項2】
前記複数のアンロック位置は前記ロック区域の周辺にあるアンロック区域にある請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の前記選択されたアンロック対象を追跡するステップは、
前記ロック区域の情報及び前記選択されたアンロック対象の情報を取得するステップと、
前記取得した情報に基づいて前記選択されたアンロック対象と前記ロック区域の間の位置関係を確定するステップであって、前記位置関係は、前記選択されたアンロック対象が前記ロック区域の縁の内側に位置する第1の関係、前記選択されたアンロック対象が前記ロック区域の前記縁に位置する第2の関係、前記選択されたアンロック対象が前記ロック区域の前記縁の外側に位置する第3の関係のうちの一つであるステップと、
を有する請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記選択されたアンロック対象の前記情報は、前記選択されたアンロック対象の幾何学的中心または特定な境界点の位置座標であり、前記ロック区域の前記情報は前記ロック区域の前記縁の位置座標である請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記アンロック対象と前記ロック区域の間の前記位置関係は、前記選択されたアンロック対象の前記幾何学的中心又は特定の境界点の前記位置座標と前記ロック区域の前記縁の前記位置座標を比較することにより確定され、前記選択されたアンロック対象と前記ロック区域の間の前記位置関係が前記第3の関係を満たす場合は、前記選択されたアンロック対象は前記ロック区域の外側にあると検出される請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記接触感知表面は接触感知ディスプレイであり、前記アンロック対象は前記接触感知ディスプレイに移動可能に表示されるアンロック画像である請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記選択されたアンロック対象の前記情報は前記アンロック対象の幾何学的中心又は特定の境界点の画素座標であり、前記ロック区域の前記情報は前記ロック区域の前記縁の画素座標である請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記アンロック対象と前記ロック区域の間の前記位置関係は、前記選択されたアンロック対象の前記幾何学的中心又は特定の境界点の前記画素座標と前記ロック区域の前記縁の前記画素座標を比較することにより確定され、前記選択されたアンロック対象と前記ロック区域の間の前記位置関係が前記第3の関係を満たす場合は、前記選択されたアンロック対象は前記ロック区域の外側にあると検出される請求項7に記載の方法。
【請求項9】
アンロックしようとする前記機能は前記接触感知ディスプレイの普通の表示、又は前記接触制御端末のアプリケーションプログラムの実行である請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記選択されたアンロック対象はロック位置に位置し、且つユーザにより接触されたものである請求項1に記載の方法。
【請求項11】
検出ステップと追跡ステップの間に、前記選択されたアンロック対象に対応する前記ロック区域を認識するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項12】
アンロック対象が選択されず、又は前記選択されたアンロック対象が対応するロック区域の外側に位置しない場合にすべての機能のロックを保持するステップを更に有する請求項1に記載の方法。
【請求項13】
接触制御端末の接触制御をアンロックするためのデバイスであって、
アンロックしようとする機能に対応する複数のアンロック対象、及びアンロック対象にそれぞれ対応し前記アンロック対象を幾何学的な中心とするロック区域を認識するために配置される対応認識ユニットと、
前記複数のアンロック対象のいずれかが選択された場合、前記選択されたアンロック対象と前記対応するロック区域の間の位置関係を確定し、前記位置関係は、前記選択されたアンロック対象が前記対応するロック区域の縁の内側に位置する第1の関係、前記選択されたアンロック対象が前記対応するロック区域の前記縁に位置する第2の関係、前記対応するアンロック対象が前記ロック区域の前記縁の外側に位置する第3の関係のうちの一つである位置相関ユニットと、
前記選択されたアンロック対象と前記対応するロック区域の前記位置関係が第3の関係を満たす場合に、前記選択されたアンロック対象に対応する機能のための前記接触制御をアンロックするために配置される接触制御アンロックユニットと、
前記複数のアンロック対象のいずれかが選択された場合、選択されなかったアンロック対象を非表示又は非作動にする状態設定ユニットと
を有するデバイス。
【請求項14】
前記アンロック対象の情報と前記ロック区域の情報を取得するために配置される情報取得ユニットをさらに有し、前記位置相関ユニットが前記取得された情報に基づいて前記アンロック対象と前記ロック区域の間の前記位置関係を確定する請求項13に記載のデバイス。
【請求項15】
前記情報取得ユニットは、前記アンロック対象の幾何学的中心の又は特定の境界点の位置座標及び前記ロック区域の縁の位置座標を取得するために配置される位置座標取得ユニットであり、前記位置相関ユニットは、前記アンロック対象の前記幾何学的中心又は特定の境界点の前記位置座標と前記ロック区域の前記縁の前記位置座標を比較することにより前記アンロック対象と前記ロック区域の間の前記位置関係を確定する請求項14に記載のデバイス。
【請求項16】
前記情報取得ユニットは、前記アンロック対象の幾何学的中心の又は特定の境界点の画素座標及び前記ロック区域の縁の画素座標を取得するために配置される画素座標取得ユニットであり、前記位置相関ユニットは、前記アンロック対象の前記幾何学的中心又は特定の境界点の前記画素座標と前記ロック区域の前記縁の前記画素座標を比較することにより前記アンロック対象と前記ロック区域の間の前記位置関係を確定する請求項14に記載のデバイス。
【請求項17】
接触制御端末であって、
接触感知ディスプレイと、
請求項13ないし16のいずれかに記載の前記接触制御端末の接触制御をアンロックするためのデバイスと、を有し、
前記デバイスは、
アンロックしようとする機能に対応する複数のアンロック対象、及びアンロック対象にそれぞれ対応し前記アンロック対象を幾何学的な中心とするロック区域を認識するために配置される対応認識ユニットと、
前記複数のアンロック対象のいずれかが選択された場合、前記選択されたアンロック対象と前記対応するロック区域の間の位置関係を確定し、前記位置関係は、前記選択されたアンロック対象が前記対応するロック区域の縁の内側に位置する第1の関係、前記選択されたアンロック対象が前記対応するロック区域の前記縁に位置する第2の関係、前記選択されたアンロック対象が前記対応するロック区域の前記縁の外側に位置する第3の関係のうちの一つである位置相関ユニットと、
前記選択されたアンロック対象と前記対応するロック区域の前記位置関係が第3の関係を満たす場合に、前記選択されたアンロック対象に対応する機能のための前記接触制御をアンロックするために配置される接触制御アンロックユニットと、
前記複数のアンロック対象のいずれかが選択された場合、選択されなかったアンロック対象を非表示又は非作動にする状態設定ユニットと
を有する接触制御端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接触制御端末に関し、特に選択的にロックされまたはアンロックされ得る接触制御のための接触感知表面を有する接触制御端末に関する。本発明は、さらに、接触制御をアンロックするための方法及びデバイスに関し、特に接触制御端末の特定の機能のための接触制御をアンロックするための方法及びデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、接触制御技術はマルチメディア及び通信の産業において主流となっている。安全及び省電力の目的ならびに非意図的な発動を防止するため、接触感知ディスプレイが所定の期間使用されなかった場合に接触制御をロックすることができる。そして、接触制御は接触感知ディスプレイをアンロック操作することにより復帰することができる。
【0003】
従来のスマートフォンなどのタッチスクリーン端末の接触制御をアンロックするための解決策は一般的にスライド動作をすることにより実現される。
図1AはAPPLE(登録商標)のiPhone110に使用されるアンロックの手段を模式的に示しており、接触制御は例えば左から右へ経路112に沿ってアンロック画像111を経路112の末端までドラッグすることによりアンロックすることができる。
図1Bと
図1Cは、Android(商標)の携帯電話120と130に使用されるアンロックの手段の例を模式的に示している。
図1Bに示す例において、接触制御はアンロック画像121を特定の位置122まで下方にドラッグすることによりアンロックすることができる。
図1Cに示す例において、接触制御は機能アイコンM、P及びHから選択された一つの機能アイコンを特定の位置132にドラッグすることによりアンロックすることができる。接触制御をアンロックする時、該機能アイコンに対応する所望の機能もアクティブ化する。
【0004】
上記に説明したアンロック手段は異なった具体的な形態により実現されるとしても、接触制御をアンロックするための共通するアルゴリズムを有する。即ち、
図1Dに模式的に示すように、所定の経路Pを経由してロック位置Aからアンロック位置Xにアンロック画像をドラッグすることが要旨である。アンロック位置Xとアンロック経路Pに限定されるため、当該アンロック手段はユーザの使用性が十分なものではない。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、操作が柔軟的かつユーザの使用性が高い、接触制御端末の接触感知表面上にスライド動作することにより接触制御をアンロックするための方法及びデバイスを提供する。
【0006】
本発明は、さらに、接触制御のための接触感知表面を有する接触制御端末を提供し、接触制御は柔軟的かつユーザの使用性が高い方式で選択的にロックされ、及びアンロックされる。
【0007】
一の側面において、本発明は接触制御端末により行われる接触制御をアンロックするための方法を提供する。当該接触制御端末は、少なくとも一つのアンロック対象と、当該少なくとも一つのアンロック対象に対応するロック区域が定義された接触感知表面を有する。当該方法は、以下のステップ:
当該少なくとも一つのアンロック対象のいずれかが選択されたか否かを検出するステップと、
選択されたアンロック対象を追跡するステップと、
選択されたアンロック対象が対応するロック区域の外側にある複数のアンロック位置のいずれかに位置するとき、当該選択されたアンロック対象に対応する機能のための接触制御をアンロックするステップと、
を有する。
【0008】
もう一つの方面において、本発明は接触制御端末の接触制御をアンロックするためのデバイスを提供する。当該デバイスは、
アンロックしようとする機能に対応するアンロック対象及びロック区域を認識する
ために配置される対応認識ユニットと、
アンロック対象とロック区域の間の位置関係を確定
するために配置され、当該位置関係は、アンロック対象がロック区域の縁の内側に位置する第1の関係、アンロック対象がロック区域の縁に位置する第2の関係、アンロック対象がロック区域の縁の外側に位置する第3の関係を含む位置相関ユニットと、
アンロック対象とロック区域の位置関係が第3の関係を満たす場合に、当該アンロック対象に対応する機能のための接触制御をアンロックする
ために配置される接触制御アンロックユニットと、
を有する。
【0009】
さらなる側面において、本発明は接触感知ディスプレイを有する接触制御端末と、上記のように接触制御端末の接触制御をアンロックするためのデバイスを提供する。
【0010】
本発明によれば、アンロック対象がロック区域の縁の内側に位置する第1の関係、アンロック対象がロック区域の縁に位置する第2の関係、アンロック対象がロック区域の縁の外側に位置する第3の関係のうちの一つであるアンロック対象とロック区域の位置関係を確定した後、
当該位置関係が第3の関係を満たすか否かを
検出できる。当該簡単な条件は、様々な方向のいずれかにスライドによるアンロック操作を行えるようにする。したがって、接触制御端末の接触制御を柔軟的かつユーザの使用性が高い方式でアンロックできる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の実施例を更に明確にする説明するために、以下に実施例の説明に必要な図面を簡潔に紹介する。図面が本発明のいくつかの実施例を例示するために用いられるにすぎず、当業者が追加的な創作的努力を経ずに更なる図面を理解することができるのは明らかである。
【0012】
【
図1A】は異なる類型の従来技術の携帯電話の接触感知ディスプレイを例示する模式図である。
【
図1B】は異なる類型の従来技術の携帯電話の接触感知ディスプレイを例示する模式図である。
【
図1C】は異なる類型の従来技術の携帯電話の接触感知ディスプレイを例示する模式図である。
【
図1D】は異なる類型の従来技術の携帯電話の接触感知ディスプレイを例示する模式図である。
【0013】
【
図2】は本発明の第1の実施例に基づく接触制御端末の接触制御をアンロックするための方法のフローチャートである。
【0014】
【
図3A】は、接触制御をアンロックするための画像を現した、本発明の実施例に基づく接触感知ディスプレイを模式的に例示した図である。
【
図3B】は、接触制御をアンロックするための画像を現した、本発明の実施例に基づく接触感知ディスプレイを模式的に例示した図である。
【
図3C】は、接触制御をアンロックするための画像を現した、本発明の実施例に基づく接触感知ディスプレイを模式的に例示した図である。
【0015】
【
図4】は本発明の第2の実施例に基づく接触制御端末の接触制御をアンロックするための方法のフロー図である。
【0016】
【
図5】は本発明の第3の実施例に基づく接触制御端末の接触制御をアンロックするためのデバイスを例示する機能ブロック図である。
【0017】
【
図6】は本発明の第4の実施例に基づく接触制御端末の接触制御をアンロックするためのデバイスを例示する機能ブロック図である。
【0018】
【
図7】は本発明の実施例に基づく接触感知ディスプレイの構造を模式的に例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明によれば、少なくとも一つのアンロック対象と少なくとも一つの当該アンロック対象に対応するロック区域が例えばスマートフォン、ポータルメディアプレーヤー、タブレット、PDA、パーソナルコンピュータ、ノート型コンピュータ、TVセットまたは他の接触制御を実行する電子デバイスなどの接触制御端末の接触感知表面に定められる。接触制御端末がロック状態のとき、ロック区域に関連する選択されたアンロック対象の位置が探知される。例えば、ユーザにより接触されたときにアンロック対象の選択が確定する。選択されたアンロック対象がロック区域の外側の位置までドラッグされた場合、少なくとも選択されたアンロック対象に対応する機能はアンロックされる。それ以外の場合は接触制御のロックが保持される。
【0020】
本発明の目的、技術的手段と利点を明確な方法で例示するため、図面と実施例を参照しながら本発明を説明する。当該実施例は本発明を例示するためであり、本発明を限定するものではないことを理解する。例えば、以下に説明する接触制御端末は、タッチスクリーン端末であって、それぞれが一または更に多くのアンロック画像及び一または更に多くのアンロック画像に対応するロック区域が定められた接触感知ディスプレイを有するものである。しかしながら、当該接触感知表面は接触感知ディスプレイに限らず、接触制御の目的のための他のいかなる適当な表面であってもよい。
実施例1
【0021】
図2を参照しながら本発明の
実施例
1に基づく方法を例示する。
図2のフロー図に例示されるステップは、ユーザの接触に応答してアンロック対象が選択された後に実行される。
【0022】
ステップS201において、アンロックしようとする機能に対応するアンロック対象とロック区域を認識する。アンロックしようとする機能とは、例えば接触感知ディスプレイによる普通の表示、又は接触制御端末にあるアプリケーションプログラムの実行でもよい。異なる機能は同一又は異なるロック区域に対応する同一又は異なるアンロック対象により解除されてもよい。アンロック対象、ロック区域と機能の関連付けは接触制御端末において予め設定され、アンロック対象及びロック区域の形状と大きさはユーザのアンロック操作に有利ないかなるものであってもよい。
【0023】
一つの例において、あるアンロックしようとする機能に対応する複数のアンロック対象があり、当該方法は、ステップS201の前に、以下のステップ:
ロック状態にある当該一の機能又は複数の機能に関連するアンロック対象を表示するステップと、
ユーザの接触に応答して一のアンロック対象が選択された後、選択されたアンロック対象を表示すると同時に、選択されなかったアンロック対象を非表示にし、又は非動作にするステップと、
当該アンロックしようとする機能に対応する、選択されたアンロック対象を含むロック区域を表示するステップと、
を有する。
【0024】
接触感知ディスプレイの一般的な表示を当該アンロックしようとする機能の例にとる。
図3Aを参照されたい。複数のアンロック対象301は、予め定義され且つ同時に接触制御端末のロック状態の接触感知ディスプレイ300に表示され、すべてのアンロック対象301は同一の予め定義されたロック区域302に含まれ、ロック区域302はあるアンロック対象301が選択されたときに接触感知ディスプレイ300に表示される。代替的に、アンロック対象301はそれぞれ異なるロック区域302に対応してもよい。一のアンロック対象301が選択されたとき、選択されたアンロック対象301を幾何学的な中心とするその対応するロック区域が表示される。それと同時に、いかなる意図しない操作がアクティブ化するのを防ぎ、且つアンロックの効率を高めるために、他のアンロック対象が非表示又は非動作にされる。
図3Aに示した例において、ロック区域302は長方形である。代替的に、ロック区域302は
図3Bに示すような円形であってもよく、または
図3Cに示すような楕円形であってもよい。
【0025】
ステップS202において、アンロック対象とロック区域の間の位置関係が確定され、当該位置関係は、アンロック対象がロック区域の縁の内側に位置する第1の関係、アンロック対象がロック区域の縁に位置する第2の関係、アンロック対象がロック区域の縁の外側に位置する第3の関係のうちの一つである。
【0026】
ある特定の実施例において、以下のステップ:
幾何学的中心又は選択されたアンロック対象の特定の境界点の位置座標と当該ロック区域の縁の位置座標を取得するステップと、
取得した位置座標に基づいて選択されたアンロック対象とロック区域の間の位置関係を確定するステップと、
を実行する。
【0027】
もう一つの特定の実施例において、以下のステップ:
幾何学的中心又は選択されたアンロック対象の特定の境界点の画素座標と当該ロック区域の縁の画素座標を取得するステップと、
取得した画素座標に基づいて選択されたアンロック対象とロック区域の間の位置関係を確定するステップと、
を実行する。
【0028】
上記に説明した手段は実際の需要に基づいて予め設定することができる。選択されたアンロック対象とロック区域の間の位置関係は、選択されたアンロック対象の幾何学的中心又は特定の境界点の位置又は画素座標とロック区域の縁の位置または画素座標を比較することにより確定され、選択されたアンロック対象とロック区域の間の位置関係が第3の関係を満たす場合は、選択されたアンロック対象はロック区域の外側にあると検出される。
【0029】
ステップS203において、アンロック対象とロック区域の位置関係が第3の関係を満たす場合、即ち選択されたアンロック対象がロック区域の外側に移動した場合は、当該機能のための接触制御はアンロックされる。
【0030】
その反面、アンロック対象が接触されずに選択されなかったり、選択されたアンロック対象が対応するロック区域の外側に位置しなかったり、又は接触され、移動されたアンロック対象が開放されなかった場合は当該機能はロックされたままとなる。
【0031】
例えば、ユーザが接触制御端末のロック状態にある特定の機能をアクティブ化したいとき、当該特定の機能に対応するアンロック対象301を接触し、
図3A〜3Cのいずれかの破線矢印に示すように、当該アンロック対象をロック区域の外側の位置にドラッグするか、又はロック区域の外側にある所望の位置のディスプレイを接触することにより、当該選択されたアンロック対象301をアンロック区域302の外側にあるアンロック区域の任意の位置に移動させることができる。
図3Aに示す例において、アンロック対象301全体がロック区域302の外側に移動されている。
図3Bに示す例において、アンロック対象301の幾何学的中心がロック区域302の外側に移動されたが、アンロック対象301の一部が依然としてロック区域302の内側にある。
図3Cに示す例において、アンロック対象301の特定の境界点例えばアンロック対象301の移動経路に沿った最前点がロック区域302の外側に移動されたが、アンロック対象301が完全にロック区域302の外側に移動されていない。上述した予め設定されたアンロックの条件に応じて、前記三つの例のすべてがうまくアンロックされ
る例であってもよい。アンロックの操作は、例えば、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を呼び出して特定の機能に対応する操作インターフェースに入ることにより実行されてもよい。
【0032】
本実施例において、接触されドラッグされたアンロック対象がユーザの接触から開放された場合にのみ位置関係が確定される。これにより、ユーザはアンロック対象が選択され移動されたがいまだに開放されていないときに、単にロック区域の内側に戻すことにより、接触制御をアンロックをしないことを決定することができる。
実施例2
【0033】
図4のフローチャートを参考しながら、以下に本発明の
実施例
2を説明する。
【0034】
ステップS401において、アンロックしようとする機能に対応するアンロック対象及びロック区域を認識する。アンロックしようとする機能とは、例えば接触感知ディスプレイによる普通の表示、又は接触制御端末にあるアプリケーションプログラムの実行でもよい。異なる機能は同一又は異なるロック区域に対応する同一又は異なるアンロック対象により解除されてもよい。アンロック対象、ロック区域と機能の関連付けは接触制御端末において予め設定され、アンロック対象及びロック区域の形状と大きさはユーザのアンロック操作に有利ないかなるものであってもよい。
【0035】
ステップS402において、当該アンロック対象の情報及び当該ロック区域の情報が取得される。選択されたアンロック対象の情報は、選択されたアンロック対象の幾何学的中心又は特定の境界点の位置または画素座標であってもよく、ロック区域の情報はロック区域の縁の位置座標であってもよい。
【0036】
ステップS403において、取得した情報に基づいてアンロック対象とロック区域の間の位置関係が確定される。当該位置関係は、アンロック対象がロック区域の縁の内側に位置する第1の関係、アンロック対象がロック区域の縁に位置する第2の関係、アンロック対象がロック区域の縁の外側に位置する第3の関係のうちの一つである。選択されたアンロック対象とロック区域の間の位置関係は、選択されたアンロック対象の幾何学的中心又は特定の境界点の位置又は画素座標をロック区域の縁の位置または画素座標と比較することにより確定され、選択されたアンロック対象とロック区域の間の位置関係が第3の関係を満たす場合は、選択されたアンロック対象はロック区域の外側にあると検出される。
【0037】
ステップS404において、選択されたアンロック対象とロック区域の間の位置関係が第3の関係を満たすか否かを識別する。当該位置関係が第3の関係を満たす場合、
当該プロセスはステップS405に進み、当該特定の機能のための接触制御をアンロックする。それ以外の場合は
、当該プロセスはステップS406に進み、当該特定の機能のための接触制御又は接触制御端末全体のロックを保持する。
【0038】
例えば、アンロックしようとする機能は、メッセージアプリケーションプログラムまたは不在着信アプリケーションプログラムであってもよい。二つのアンロック対象がメッセージアプリケーションプログラムに対応して予め定義されており、それ以外の二つのアンロック対象が不在着信アプリケーションプログラムに対応して予め定義されており、それぞれのアンロック対象は特定のロック区域に対応し、含まれている。ある特定の例において、二つのアンロック対象と、当該二つのアンロック対象にそれぞれ対応する二つのロック区域は、メッセージアプリケーションプログラムと不在着信アプリケーションプログラムの双方に使用される。まず最初に、双方のアンロック対象はロックされた状態で接触制御端末の接触感知ディスプレイに表示される。そして、一のアンロック対象は接触されることにより選択される。それと同時に、選択されたアンロック対象を幾何学的中心とするその対応するロック区域が表示され、いかなる意図しない操作がアクティブ化するのを防ぎ、且つアンロックの効率を高めるために、他のアンロック対象が非表示又は非動作にされる。
【0039】
上記に説明したように、ステップS403において、選択されたアンロック対象及びロック区域の間の位置関係は、選択されたアンロック対象の幾何学的中心又は特定の境界点の位置又は画素座標をロック区域の縁の位置または画素座標と比較することにより確定される。ある特定の例において、当該アンロック対象の横座標の絶対値と縦座標の絶対値をロック区域の縁の横座標の最大絶対値と縦座標の最大絶対値とそれぞれ比較する。横座標
の絶対値と縦座標
の絶対値のいずれかがロック区域の比較対象より大きい場合、当該アンロック対象はロック区域の外側にあると確定される。
【0040】
実施例1に言及された接触制御端末の接触制御をアンロックするための手段の例及び詳細は、操作及び目的に抵触しない限り、本実施例に適用することができ、ここで余分な説明をしないこととする。
【0041】
当業者は、以上に説明したいくつかのまたは全部のステップが関連プログラムにより指令されるハードウェアデバイスに実行できることを理解する。当該プログラムはコンピュータによりアクセスされることができる記憶媒体に記憶され。当該記憶媒体は、ROM/RAM、磁気ディスク、光学ディスクなどであってもよい。
実施例3
【0042】
図5の機能ブロック図を参考しながら、以下に本発明の
実施例
3を説明する。重点に絞って討論するため、本発明に関連する要素のみを例示することに注意されたい。
【0043】
図5に示すデバイスは、スマートフォン又はその他のいかなる接触感知ディスプレイを有する例えば携帯電話又はタブレットコンピュータなどの接触制御端末の接触制御をアンロックするために使用できるように適応されたものである。本発明の本実施例に基づく当該デバイスは対応認識ユニット51と、位置相関ユニット52と、接触制御アンロックユニット53とを有し、
前記対応認識ユニット51はアンロックしようとする機能に対応するアンロック対象とロック区域を認識し、
前記位置相関ユニット52は、アンロック対象とロック区域の間の位置関係を確定し、当該位置関係は、アンロック対象がロック区域の縁の内側に位置する第1の関係、アンロック対象がロック区域の縁に位置する第2の関係、アンロック対象がロック区域の縁の外側に位置する第3の関係のうちの一つであり、
前記接触制御アンロックユニット53は、アンロック対象とロック区域の位置関係が第3の関係を満たす場合は、当該アンロック対象に対応する機能のための接触制御をアンロックする。
【0044】
アンロック対象及びロック区域の形状及び大きさは、前記のいかなる実施例及び例に言及したように予め設定することができ、これらの対応関係は上記に例示したものに従うことができる。
【0045】
特定の実施例において、接触制御をアンロックするためのデバイスは、選択的にアンロックしようとするそれぞれの機能のための一または多くのアンロック対象及び一又は多くのロック区域を予め定義するための定義ユニットを更に有する。更に、当該デバイスは、
ロック状態の一または複数の前記機能に対応する一又は多くのアンロック対象を表示するアンロック対象表示ユニットと、
ユーザの接触に応答して一のアンロック対象が選択された後、選択されなかったアンロック対象を非表示にし又は非作動にする状態設定ユニットと、
アンロックしようとする機能に対応し、且つ選択されたアンロック対象を含むロック区域を表示するロック区域表示ユニットと、
を有する。
【0046】
例えば、アンロックしようとする機能がロック状態にあるアプリケーションプログラムのための接触制御である。当該アプリケーションプログラムをアンロックするため、当該アンロック対象又はいずれかのアンロック対象がユーザにより接触されたか否かを検出する。一のアンロック対象が接触されることにより選択された場合、選択されたアンロック対象をその幾何学的中心とする対応するロック区域が表示される。当然ながら、当該ロック区域の形状、大きさ、範囲は実際の需要に基づいて他の方法により設計されてもよい。それと同時に、選択されなかったアンロック対象は非表示または非動作にされる。当該アンロック操作は、例えばアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を呼び出すことにより、特定の機能に対応する操作インターフェースに入ることにより実行されてもよい。
【0047】
一の実施例において、当該デバイスはさらに、アンロック対象が選択されなかったり、選択されたアンロック対象が対応するロック区域の外側に位置しなかったり、又は選択されたアンロック対象が開放されなかった場合に当該機能のロックを保持する状態保持ユニットを有してもよい。
【0048】
本発明によれば、アンロックの基準は当該選択されたアンロック対象が対応するロック区域の外側にある複数のアンロック位置のいずれかに位置するか否かである。実在するアンロック解決策に比べて単純且つ簡単に扱うことができる新しいアンロックの解決策が提供される。
実施例4
【0049】
図6の機能ブロック図を参考しながら、以下に本発明の
実施例
4を説明する。重点に絞って討論するため、本発明に関連する要素のみを例示することに注意されたい。
【0050】
図6に示すデバイスは、スマートフォン又はその他のいかなる接触感知ディスプレイを有する例えば携帯電話又はタブレットコンピュータなどの接触制御端末の接触制御をアンロックするために使用できるように適応されたものである。本発明の本実施例に基づく当該デバイスは対応認識ユニッ61と、情報取得ユニット621と、位置相関ユニット622と、識別ユニット631と、接触制御アンロックユニット632と、保持ユニット633とを有する。
【0051】
対応認識ユニット61はアンロックしようとする機能に対応するアンロック対象とロック区域を認識する。アンロックしようとする機能とは、例えば接触感知ディスプレイによる普通の表示、又は接触制御端末にあるアプリケーションプログラムの実行でもよい。異なる機能は同一又は異なるロック区域に対応する同一又は異なるアンロック対象により解除されてもよい。アンロック対象、ロック区域と機能の関連付けは接触制御端末において予め設定され、アンロック対象及びロック区域の形状と大きさはユーザのアンロック操作に有利ないかなるものであってもよい。
【0052】
特定の実施例において、接触制御をアンロックするためのデバイスは、さらに、アンロック対象及びロック区域の間の対応関係を認識する前に選択的にアンロックしようとするそれぞれの機能のための一又は多くのアンロック対象及び一又は多くロック区域を予め定義するための定義ユニットを有する。
【0053】
情報取得ユニット621はロック区域の情報及び選択されたアンロック対象の情報を取得する。選択されたアンロック対象の情報は、幾何学的中心又は選択されたアンロック対象の特定の境界点の位置または画素座標であってもよく、ロック区域の情報はロック区域の縁の位置座標であってもよい。
【0054】
位置相関ユニット622は、
選択されたアンロック対象とロック区域の間の位置関係を確定し、当該位置関係は、
選択されたアンロック対象がロック区域の縁の内側に位置する第1の関係、
選択されたアンロック対象がロック区域の縁に位置する第2の関係、
選択されたアンロック対象がロック区域の縁の外側に位置する第3の関係のうちの一つである。例えば、特定の機能例えば接触感知ディスプレイの通常の表示に対応する、一又は多くの、例えば三つのアンロック対象があってもよい。当該三つのアンロック対象のうちの一つが接触により選択されると、他の二つは非表示または非作動となる。そして、位置相関ユニット622は
選択されたアンロック対象の横座標の絶対値と縦座標の絶対値をロック区域の縁の横座標の最大絶対値と縦座標の最大絶対値とそれぞれ比較することにより位置関係を確定する。
【0055】
識別ユニット631は選択された
アンロック対象が対応するロック区域の外側にある複数のアンロック位置のいずれかに位置するか否か、すなわち
選択されたアンロック対象とロック区域の間の位置関係が第3の関係を満たすか否かを確定する。さらに具体的には、識別ユニット631はアンロック対象の横座標
の絶対値と縦座標
の絶対値のいずれかがロック区域の比較対象より大きいか否かを確定する。肯定的な場合は、アンロック対象がロック区域の外側にあるアンロック区域に位置するものと確定する。
【0056】
接触制御アンロックユニット632は、ロック区域の外側の位置までドラッグされ、又はロック区域の外側にある所望の位置で該ディスプレイを接触することにより、
選択されたアンロック対象がロック区域の外側に位置する場合は、当該アンロック対象に対応する機能のための接触制御をアンロックする。
【0057】
保持ユニット633は、アンロックユニットが選択されなかったり、選択されたアンロック対象が対応するロック区域の外側に位置しなかったり、又は選択されたアンロック対象が開放されなかった場合に当該機能のロックを保持する。
【0058】
図7に例示するように、本発明の一例において、接触感知ディスプレイは三層アーキテクチャにより実現されてもよい。
当該三層は、壁紙層71と、情報層72と、アンロック制御層73と、を含む。壁紙層71は壁紙の表示を支持し、リアルタイムに変化できる。情報層62は時間、日付、メッセージ、通話履歴などの表示を支持し、同じく変化することができる。アンロック制御層73は
アンロック対象731、ロック区域732を含むアンロック制御手段を表示し、
且つ関連された操作を
受け付ける。ロック区域732
が例示されているが、円形に限定されない。接触制御端末は、さらに、ロックスクリーンインターフェースの初期化及び消滅を実行するロックスクリーンマネージャ(図示せず)を有する。当該三層はレイアウトに抽象化され、ロックスクリーンマネージャにより実行される。ロックスクリーンマネージャは、さらに、レイアウト及び外部の記憶手段から読み込まれたソースデータに基づいてそれぞれの層における表示方式の置換を支持する。
【0059】
一の例において、アンロック制御層73には、スタンバイ状態、選択状態及びアンロック状態を含む三種類の選択的に表示しようとするアンロック対象の表示状態がある。まず、アンロックしようとする機能は対応する配置データにより初期化され、リストに記録される。アンロックしようとするそれぞれの機能に関連する情報は、アンロックしようとする機能に対応するそれぞれのアンロック対象の中心画素データと、それぞれの対応するロック区域の半径データと、三つのそれぞれの表示状態におけるそれぞれのアンロック対象のフレームデータと、それぞれのロック区域のフレームデータと、を含む。初期状態において、当該機能のための接触制御はロックされ、アンロック対象はすべて非動作にされる。これをスタンバイ状態にあると定義する。このとき、すべての関連データは初期データである。アンロック対象が接触されることにより選択されたと検出した直後に即時アニメーションが表示される。この状態を選択状態にあるという。このとき、選択されなかったアンロック対象は非表示又は非動作にされる。選択状態において、選択されたアンロック対象は移動できるように設定されている。アンロック対象の選択に応答して、ユーザーが選択されたアンロック対象を移動するための参考用に対応するロック区域が表示される。当該選択されたアンロック対象がロック区域の外側に移動され、ロック区域の外側にある複数の位置の一つで開放された後、アンロック状態に進む。それ以外の場合は、選択状態にとどまり、又はスタンバイ状態に戻る。アンロック状態において、当該機能を実行できるようにするためAPIが呼び出される。
【0060】
以上を総合し、本発明によれば、少なくとも一つのアンロック対象が選択されたか否かが検出される。そして、選択されたアンロック対象が追跡される。選択されたアンロック対象が対応するロック区域の外側にある複数のアンロック位置のいずれかに位置するとき、選択されたアンロック対象に対応する機能のための接触操作
がアンロック
される。
【0061】
上記の実施例において、すべてのユニットやモジュールは機能に基づき例示的に分類されていることに注意されたい。対応する機能を実現できる限り、この方式によりユニットやモジュールの分類を限定する意図はない。また、機能ユニットはそれぞれ区別しやすいように名付けられている。本発明の範囲はこれらに限定されない。
【0062】
当業者は、上記に説明した様々な実施例の全部又は一部が関連するハードウェアを指令するプログラムにより実行できることを理解し、関連するプログラムはコンピュータ読み込み可能な記憶対象に記憶されてもよい。いわゆる記憶対象は、例えばROM/RAM、ディスク又は光学ディスク等であってもよい。
【0063】
上記に説明したものは、本発明に基づく好ましい実施例に過ぎず、本発明を限定する
ために用いられるものではない。その反面、最大の解釈に基づく添付クレームの精神及び範囲内における様々な修正及び類似の配列を含むことを意図し、これにより上記の修正や類似の構造を含むものとする。