(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記連通ホースと連結される前記給水連結管の一端には、前記タブ内に供給される洗濯水が前記排水ブラケットに向かって流れることを防止するためのチェック弁が設置された、請求項5に記載の衣類処理装置。
前記連通ホースと連結される前記排水ブラケットの一端には、前記タブの外側に排水される洗濯水が前記給水連結管に向かって流れることを防止するためのチェック弁が設置された、請求項5に記載の衣類処理装置。
前記排水部は、前記タブの内側の洗濯水を排出するための動力を提供する排水ポンプ、及び前記排水ポンプに連結されて前記タブの内側の洗濯水を前記タブの外側に案内する排水ラインを含み、
前記給水連結管の一端が前記排水ラインの一端と連通するように形成された、請求項8に記載の衣類処理装置。
前記給水連結管の一端には、前記タブ内に供給される洗濯水が前記排水ブラケットに向かって流れることを防止するためのチェック弁が設置された、請求項11に記載の衣類処理装置。
前記排水ブラケットの一端には、前記タブの外側に排水される洗濯水が前記給水連結管に向かって流れることを防止するためのチェック弁が設置された、請求項11に記載の衣類処理装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、衣類処理のために備えられる衣類処理装置(例えば、主洗濯装置)に着脱可能に設けられて衣類の洗濯や乾燥を行うことができる別個の衣類処理装置(例えば、補助洗濯装置)を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、キャビネットから引き出し可能に設けられて、洗濯物を収容する収容部に洗濯水を給水及び排水することが容易な衣類処理装置(即ち、補助洗濯装置)を提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明は、衣類処理装置の収容部内へ洗濯水を供給するための給水管に洗濯水が残留することを防止できる衣類処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、排水部を介したタブ内の洗濯水の排水が完了する前にタブ内に洗濯水が給水されるとき、タブ内に流入する洗濯水までサイフォン(siphon)現象によって排水されることを防止できる衣類処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、上述した課題を解決するためのものであり、洗濯水を収容するタブ、前記タブ内に回転可能に設けられるドラム、前記タブ内に洗濯水を供給するように形成された給水部、及び前記タブの内側の洗濯水を排水するように形成された排水部を含み、前記給水部と前記排水部とは互いに連通するように形成されたことを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0012】
このとき、前記給水部は、前記タブ内に洗濯水を供給するための供給管、前記タブの内側に向かって延びる給水管、及び前記供給管と前記給水管とを連結する給水連結管を含み、前記給水連結管の一端が前記排水部と連通するように形成されてもよい。
【0013】
また、前記供給管は、前記タブ内に冷水を供給するための冷水管、及び前記タブ内に温水を供給するための温水管を含み、前記給水連結管は、前記冷水管と温水管とを連結するように形成され、前記給水管は、前記給水連結管から前記タブの内側に向かって延びるように形成されてもよい。
【0014】
また、前記排水部は、前記タブの内側の洗濯水を排出するための動力を提供する排水ポンプと、前記排水ポンプに連結されて前記タブの内側の洗濯水を前記タブの外側に案内する排水ラインとを含み、前記給水連結管の一端が前記排水ラインの一端と連通するように形成されてもよい。
【0015】
一方、本発明の実施例に係る衣類処理装置は、外観を形成するキャビネットと、前記キャビネットの内部に引き込まれ、又、キャビネットの外部に引き出されるように形成され、前記タブを収容するドロワーハウジングとをさらに含み、前記排水ラインは、前記ドロワーハウジングの背面に設置された排水ブラケットを介して前記給水連結管と連通するように形成されてもよい。
【0016】
このとき、前記排水ブラケットと前記給水連結管とは連通ホースを介して連通するように形成されてもよい。
【0017】
また、前記連通ホースと連結される前記給水連結管の一端には、前記タブ内に供給される洗濯水が前記排水ブラケットに向かって流れることを防止するためのチェック弁が設置されてもよい。
【0018】
また、前記連通ホースと連結される前記排水ブラケットの一端には、前記タブの外側に排水される洗濯水が前記給水連結管に向かって流れることを防止するためのチェック弁が設置されてもよい。
【0019】
一方、本発明の実施例によれば、洗濯物を処理するための主洗濯装置及び補助洗濯装置を備える衣類処理装置であって、前記補助洗濯装置は、外観を形成するキャビネットと、前記キャビネットの内部に引き込まれ、又、キャビネットの外部に引き出されるように形成されたドロワーハウジングと、前記ドロワーハウジング内に設置され、洗濯水を収容するタブと、前記タブ内に回転可能に設けられるドラムと、前記タブ内に洗濯水を供給するように形成された給水部と、前記タブの内側の洗濯水を排水するように形成された排水部とを含み、前記給水部と前記排水部とは互いに連通するように形成されたことを特徴とする衣類処理装置が提供される。
【0020】
このとき、前記給水部は、前記タブ内に洗濯水を供給するための供給管、前記タブの内側に向かって延びる給水管、及び前記供給管と前記給水管とを連結する給水連結管を含み、前記排水部は、前記タブの内側の洗濯水を排出するための動力を提供する排水ポンプ、及び前記排水ポンプに連結されて前記タブの内側の洗濯水を前記タブの外側に案内する排水ラインを含み、前記給水連結管の一端が前記排水ラインの一端と連通するように形成されてもよい。
【0021】
また、前記供給管は、前記タブ内に冷水を供給するための冷水管、及び前記タブ内に温水を供給するための温水管を含み、前記給水連結管は、前記冷水管と温水管とを連結するように形成され、前記給水管は、前記給水連結管から前記タブの内側に向かって延びるように形成されてもよい。
【0022】
また、前記排水ラインは、前記ドロワーハウジングの背面に設置された排水ブラケットを介して前記給水連結管と連通するように形成されてもよい。
【0023】
また、前記排水ブラケットと前記給水連結管とは連通ホースを介して連通するように形成されてもよい。
【0024】
一方、前記給水連結管の一端には、前記タブ内に供給される洗濯水が前記排水ブラケットに向かって流れることを防止するためのチェック弁が設置されてもよい。
【0025】
また、前記排水ブラケットの一端には、前記タブの外側に排水される洗濯水が前記給水連結管に向かって流れることを防止するためのチェック弁が設置されてもよい。
【発明の効果】
【0026】
本発明は、衣類処理のために備えられる衣類処理装置(即ち、主洗濯装置)に着脱可能に設けられて衣類の洗濯や乾燥を行うことができる別個の衣類処理装置(即ち、補助洗濯装置)を提供することができる。
【0027】
また、本発明は、キャビネットから引き出し可能に設けられて、洗濯物を収容する収容部へ洗濯水を給水及び排水することが容易な衣類処理装置を提供することができる。
【0028】
また、本発明は、衣類処理装置の収容部内へ洗濯水を供給するための給水管に洗濯水が残留することを防止できる衣類処理装置を提供することができる。
【0029】
また、本発明は、タブ内に流入する洗濯水がサイフォン現象によって排水部を介して排水されることを防止できる衣類処理装置を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明の説明において、各構成要素の名称は本発明における機能を考慮して定められたものである。従って、本発明の技術的構成要素を限定する意味として理解されてはならない。また、各構成要素に定められたそれぞれの名称は、当業界で異なる名称で呼ばれることもある。
【0032】
また、本明細書において言及される衣類、洗濯物は、服及び衣服だけでなく、履物、靴下、手袋及び帽子等のように人が着用できる対象物を含み、洗濯物は、洗濯を行うことができる全ての対象物を含んでもよい。
【0033】
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る衣類処理装置について詳細に説明する。
【0034】
図1は、本発明の実施例に係る衣類処理装置を示す斜視図であり、
図2は、本発明の実施例に係る衣類処理装置を概略的に示す断面図である。
【0035】
図1及び
図2に示すように、本発明に係る衣類処理装置100は、主洗濯装置200及び補助洗濯装置300を含んでもよい。そして、補助洗濯装置300は、主洗濯装置200の一端又は下部に備えられてもよい。また、主洗濯装置200は、主洗濯装置200の外形を形成する第1キャビネット210を備え、補助洗濯装置300は、補助洗濯装置300の外形を形成する第2キャビネット310を備えてもよい。このとき、前記第1キャビネット210及び第2キャビネット310は一体的に形成されてもよい。一方、本発明に係る衣類処理装置100は、主洗濯装置200のみ又は補助洗濯装置300のみで構成されてもよい。
【0036】
主洗濯装置200は、フロントローディング方式の洗濯装置であることが好ましい。例えば、主洗濯装置200の前方にドア250が設置され、前記ドア250を介して、洗濯物が主洗濯装置200内に収容されてもよい。
【0037】
具体的には、主洗濯装置200は、外観を形成する第1キャビネット210、第1キャビネット210内に設けられて洗濯水が貯蔵される第1タブ220、及び第1タブ220内に回転可能に設けられて洗濯物が収容される第1ドラム230を備えてもよい。第1ドラム230は、第1キャビネット210内で第1タブ220の外側に設けられた第1モータ240により回転できる。すなわち、第1モータ240の第1シャフト241が、第1タブ220の後面を貫通して第1ドラム230の後面に連結されている。したがって、第1モータ240の駆動力は、第1シャフト241を介して第1ドラム230に伝達され得る。
【0038】
また、第1ドラム230の内周面には、第1ドラム230の内部に収容される洗濯物を持ち上げた後に落とすことができる1つ以上のリフター231が設置されてもよい。また、第1キャビネット210内には、第1タブ220及び後述する補助洗濯装置300の第2タブ320に洗濯水を供給するための給水部110、及び洗濯が完了した後に第1タブ220及び第2タブ320から洗濯水を排水するための排水部120等が設けられてもよい。
【0039】
給水部110は給水ポンプ及び供給ライン111を備えてもよい。排水部120は排水ポンプ及び排水管を備えてもよい。また、給水部110には、衣類処理装置の外部の水源から洗濯水の供給を受けるための供給ライン111が連結されている。給水部110に供給された洗濯水は、第1ライン112に沿って洗剤入れ260を経由して第1タブ220内に供給され、又、第2ライン113に沿って後述する補助洗濯装置300の第2タブ320に選択的に供給され得る。洗濯水を第1タブ220及び第2タブ320に選択的に供給するために、第1ライン112及び第2ライン113は第1弁114及び第2弁115をそれぞれ備えてもよい。すなわち、第1弁114は第1ライン112を開閉し、第2弁115は第2ライン113を開閉することができる。
【0040】
一方、第1ドラム230の回転により第1タブ220に伝達される振動を吸収するための1つ以上のダンパー270が、第1キャビネット210と第1タブ220との間に設置されてもよい。また、第1タブ220と後述する補助洗濯装置300のキャビネットとの間にもダンパー(例えば、シリンダーダンパー)が設置されてもよい。このとき、ダンパー270は、スプリングダンパーまたはシリンダーダンパーであってもよい。また、主洗濯装置200を操作するためのコントロールパネル280が第1キャビネット210の前方上側に設けられてもよい。
【0041】
補助洗濯装置300は、主洗濯装置200に隣接して備えられてもよい。例えば、主洗濯装置200の使用者の便宜のため、補助洗濯装置300は主洗濯装置200の下部に備えてもよい。このように、補助洗濯装置300は、主洗濯装置200の設置位置を上昇させて、主洗濯装置200の使用者に便利さを提供することができる。
【0042】
一方、洗濯物を洗濯する主洗濯装置200と共に補助洗濯装置300を設ける場合、主洗濯装置200と補助洗濯装置300とは互いに同じ洗濯容量を有するように設けることができる。しかし、衣類処理装置100の設置空間の制約、及び衣類処理装置100の製造コスト等を考慮して、主洗濯装置200及び補助洗濯装置300のうちの一方が他方に比べてさらに小さい容量を有するように備えられてもよい。
【0043】
本実施例では、
図1及び
図2に示すように、補助洗濯装置300が主洗濯装置200に比べて洗濯容量、体積、高さのうちの少なくとも1つが小さいように構成されて備えられてもよい。これによって、使用者は、洗濯物の量に応じて、適切に主洗濯装置200及び補助洗濯装置300のうちの一方を選択して使用することができる。
【0044】
使用者は、洗濯物の種類に応じて、主洗濯装置200及び補助洗濯装置300のうちの1つを選択して洗濯することができる。例えば、ベビー服及び下着等のように分別して洗濯する必要がある洗濯物又は少量の洗濯物は、補助洗濯装置300を用いて洗濯し、その他の洗濯物は主洗濯装置200を用いて洗濯することがきる。
【0045】
具体的には、補助洗濯装置300は、トップローディング方式で形成された洗濯装置であってもよい。また、補助洗濯装置300は、第2キャビネット310に対して引き込み/引き出し可能なドロワーの形態で形成されてもよい。例えば、補助洗濯装置300は、外観を形成する第2キャビネット310、第2キャビネット310内に引き込まれ、又、第2キャビネット310から引き出されるドロワーハウジング360、ドロワーハウジング360内に設けられて洗濯水が貯蔵される第2タブ320、及び第2タブ320内に回転可能に設けられて洗濯物が収容される第2ドラム330を備えてもよい。また、第2タブ320の一端には、第2タブ320内に収容された洗濯水を補助洗濯装置300の外側に排水するための排水部400が備えられてもよい。
【0046】
ドロワーハウジング360は、衣類処理装置100の前方向に向かって第2キャビネット310に形成された開口部350を介して、第2キャビネット310内に引き込まれ、又、第2キャビネット310から引き出される。
【0047】
第2ドラム330は、ドロワーハウジング360内で第2タブ320の外側に設けられた第2モータ340により回転することができる。すなわち、第2モータ340の第2シャフト341が、第2タブ320の下面を貫通して第2ドラム330の下面に連結されている。したがって、第2モータ340の駆動力は、第2シャフト341を介して第2ドラム330に伝達され得る。
【0048】
一方、ドロワーハウジング360の前方にはカバーパネル361を設置することができる。このようなカバーパネル361はドロワーハウジング360と一体に形成されてもよい。また、カバーパネル361には、ドロワーハウジング360の引き込み及び引き出しのための取っ手362が形成されてもよく、カバーパネル361の上面には、補助洗濯装置300を操作するためのコントロールパネル380が備えられてもよい。また、ドロワーハウジング360の上部には、第2タブ320内に洗濯水を供給するための洗濯水供給孔365、及び第2ドラム330内に洗濯物を投入し又取り出すためのドア363が設置されてもよい。ドア363の一端には、ドア363を引いて開けるためのカバー取っ手364が備えられてもよい。以下、
図3を参照して、本発明に係る補助洗濯装置をより具体的に説明する。
【0049】
図3は、本発明に係る衣類処理装置(即ち、補助洗濯装置)の分解図である。
【0050】
図3に示すように、本発明に係る補助洗濯装置300は、上部面が開放されたドロワーハウジング360、及び前記ドロワーハウジング360の開放された上部面に備えられるドロワーカバー366を含んでもよい。
【0051】
前記ドロワーハウジング360は、内部に六面体形状の空間を形成することができ、前記ドロワーカバー366は、ドロワーハウジング360の上部の面を形成するようにドロワーハウジング360に固定され得る。
【0052】
前記ドロワーハウジング360の前方面にはカバーパネル361を設置することができる。カバーパネル361の前方面には取っ手362を備えてもよい。使用者は、前記取っ手362を用いて、第2キャビネット310内に挿入されたドロワーハウジング360を第2キャビネット310の外側に引き出すことができる。
【0053】
カバーパネル361の上面には、補助洗濯装置300を操作するためのコントロールパネル380を設置することができる。コントロールパネル380は、補助洗濯装置300の内側の衣類収容部に洗濯水を給/排水するための手段、衣類を回転させる手段、及び衣類にスチームや熱風を供給する手段等を制御するために使用者が制御命令を入力するための手段である。また、前記コントロールパネル380は、使用者によって入力された制御命令を確認し、使用者が入力した制御命令の実行過程を使用者に通知するための手段としても使用することができる。
【0054】
ドロワーカバー366は、前記ドロワーカバー366を貫通するように設けられ、ドロワーハウジング360の内部をドロワーハウジング360の外部と連通させる投入口367、及び前記ドロワーカバー366を貫通するように設けられ、補助洗濯装置300(即ち、第2タブ)の内側に洗濯水を案内する洗濯水供給孔365を備えてもよい。
【0055】
ドロワーハウジング360内には、洗濯水が貯蔵される空間を提供する第2タブ320、及び前記第2タブ320の内部に回転可能に設けられて洗濯物が収容される第2ドラム330を備えてもよい。
【0056】
前記第2タブ320は、洗濯水が貯蔵される空間を提供し、上部面が開放された形状のタブボディー321、及び前記タブボディー321の上部面に設置されるタブカバー322で構成することができる。
【0057】
また、第2ドラム330は、タブボディー321の外部に備えられた駆動部によってタブボディー321の内部で回転できる。駆動部は、タブボディー321の外側に設置された第2モータ340、及び前記第2モータ340の駆動力を第2ドラム330に伝達する第2シャフト341で構成することができる(
図2参照)。このとき、第2モータ340は、タブボディー321に固定されて回転磁場を形成するステータ、及び回転磁場により回転するローターで構成され得る。
【0058】
一方、タブボディー321は、タブ支持部Dを介してドロワーハウジング360の内部に設置され得る。タブ支持部Dは、第2ドラム330の回転による振動が第2タブ320を通して第2キャビネット310に伝達されることを防止する。具体的には、タブ支持部Dは、第2タブ320を第2キャビネット310の底面から浮遊状態で支持しつつ、第2タブ320の振動を緩衝する役割を果たす。
【0059】
この場合、ドロワーハウジング360には、前記タブ支持部Dの一端部を支持するように形成された第1ブラケット368が設けられ、前記タブボディー321の外周面には、前記タブ支持部Dの他端部を支持するように形成された第2ブラケット328が設けられてもよい。
【0060】
第1ブラケット368は、ドロワーハウジング360の内周面からドロワーハウジング360の中心に向かって突出するように形成することができ、第2ブラケット328は、タブボディー321の外周面からドロワーハウジング360の内周面に向かって突出するように形成することができる。
【0061】
前記タブカバー322には、前記タブカバー322を貫通するように設けられて前記投入口367と前記第2ドラム330とを連通させるタブ投入口323が設けられてもよい。また、タブカバー322には、ドロワーハウジング360に設けられた洗濯水供給孔365の下部に位置し、前記洗濯水供給孔365に流入する洗濯水をドラム330に案内する貫通孔324がさらに設けられてもよい。
【0062】
タブ投入口323にはドア363を設置することができる。また、ドア363は、前記タブカバー322に回転可能に設けられてもよい。ドア363は、ヒンジ(図示せず)を介してタブカバー322に結合されてもよい。このとき、投入口367はタブ投入口323の上部に位置し、前記ドア363及び前記タブ投入口323の大きさは前記投入口367の大きさよりも小さく形成することができる。したがって、タブ投入口323がドロワーカバー366の下部に位置しているにもかかわらず、ドア363を介してタブ投入口323を開閉することができる。
【0063】
特に、前記ドア363の外周面は、前記投入口367の内周面から所定距離離隔して備えられることが好ましい。これは、幾何公差(geometric tolerance)や位置公差(positional tolerance)によって前記ドア363が投入口367に干渉してタブ投入口323を開放できなくなる問題を防止するためである。
【0064】
前記ドア363には、前記ドア363をドロワーカバー366又はタブカバー322に着脱可能に固定させる取っ手364が備えられてもよい。
【0065】
一方、前記ドア363には、前記タブ投入口323を通して洗濯水が漏出することを防止するためのシーリング部(図示せず)が備えられてもよい。このようなシーリング部は、ドア363がタブ投入口323を閉鎖した時にタブ投入口323をシーリングできる限りいかなる材質で形成されてもよい。一例として、前記シーリング部は、ゴムのような弾性体であってもよい。
【0066】
以下、
図4及び
図5を参照して、本発明に係る衣類処理装置(即ち、補助洗濯装置)の排水部について説明する。
【0067】
図4は、本発明に係る補助洗濯装置のドロワーハウジングの背面に設けられる排水部を示す背面図であり、
図5は、
図4に示す排水部を概略的に示す斜視図である。
【0068】
図4及び
図5には、給水部を除外した排水部のみが示されている。給水部については、
図6及び
図7を参照して別途説明する。
【0069】
図4及び
図5に示すように、衣類処理装置の排水部400は、第2タブ320の内側の洗濯水を排出するための動力を提供する排水ポンプ410、及び前記排水ポンプ410に連結されて前記第2タブ320の内側の洗濯水を前記第2タブ320の外側に案内する排水ライン420を含む。具体的には、排水部400は、ドロワーハウジング360の背面に設置することができる。例えば、第2タブ320内の洗濯水を第2キャビネット310の外側に排水するために、排水ポンプ410はドロワーハウジング360の背面下側に備えてもよい。具体的には、排水ポンプ410は、ドロワーハウジング360の背面において、左側下部または右側下部に配置してもよい。また、排水ライン420の一端部は、排水ポンプ410の一端に連通してもよく、排水ライン420の他端部は、第2キャビネット310の外側で下水溝等に連通するように配置してもよい。
【0070】
前記排水ライン420は、“C”字状に形成することができる。例えば、排水ライン420は、排水ポンプ410の一端からドロワーハウジング360の幅方向に延びる第1ライン421、前記第1ライン421と連通し、第1ライン421の端部からドロワーハウジング360の高さ方向に延びる第2ライン422、及び前記第2ライン422と連通し、第2ライン422の端部からドロワーハウジング360の幅方向に延びる第3ライン423を含んでもよい。また、第1ライン421、第2ライン422及び第3ライン423は一体的に形成されてもよい。
【0071】
また、第3ライン423の端部は、排水ブラケット424によってドロワーハウジング360の背面に固定され得る。例えば、排水ブラケット424は、ドロワーハウジング360の背面において、右側上部または左側上部に配置されてもよく、第3ライン423の端部は前記排水ブラケット424に連結され得る。前記排水ブラケット424には排水孔425が形成されているので、第3ライン423の端部から出た洗濯水は、排水ブラケット424の排水孔425を通して第2キャビネット310の外部に排出され得る。
【0072】
図示していないが、排水孔425には、第2キャビネット310の外部にある下水溝まで案内する排水案内管が連結されてもよい。
【0073】
したがって、洗い又はすすぎ過程が完了して第2タブ320内の洗濯水を排出するとき、洗濯水は、排水ポンプ410、第1ライン421、第2ライン422、第3ライン423、排水ブラケット424の排水孔425及び排水案内管を順次通過して、第2キャビネット310の外側に排出され得る。
【0074】
一方、
図5は、衣類処理装置(即ち、補助洗濯装置)において、排水部を中心に示した斜視図である。
図5に示すように、排水部400は、残水排出ライン430をさらに含んでもよい。
【0075】
例えば、第2タブ320内の洗濯水を排出するための排水ポンプ410の作動が中断されると、排水ライン420には洗濯水が残留し得る。具体的には、第2ライン422及び第3ライン423のうちの1つは第2タブ320の内側と連通し得る。そして、排水ポンプ410の作動が中断されるとき、第2ライン422及び第3ライン423のうちの1つに第2タブ320の内部の空気が流入するとサイフォン現象が遮断されるので、第2ライン422及び第3ライン423よりも低い位置に配置された第1ライン421に洗濯水が残留する可能性が高い。
【0076】
第1ライン421に洗濯水が残留する場合、排水ライン420を通して下水溝の悪臭が第2タブ320内に流入することを防止できるという効果がある。しかしながら、冬に第1ライン421が凍結及び破損するおそれがある。したがって、必要に応じて、第1ライン421の内部の洗濯水も排水する必要がある。そのために、本発明は残水排出ライン430を備えてもよい。
【0077】
図5に示したように、残水排出ライン430の一端部431は排水ポンプ410に連結され、残水排出ライン430の他端部432は、自由端としてドロワーハウジング360の側面の前方部に分離可能に設置されてもよい。例えば、残水排出ライン430は、ドロワーハウジング360の背面に設置された排水ポンプ410からドロワーハウジング360の側面に沿ってドロワーハウジング360の前方に向かって延びるように配置することができる。
【0078】
このとき、通常時には第1ライン421内の残水を維持するために、残水排出ライン430の他端部432は、第1ライン421よりも高い位置に配置しなければならない。
図5を参照すると、残水排出ライン430の他端部432は、第1ライン421よりも高い位置で上側に向かうように配置されている。
【0079】
このように、残水排出ライン430の他端部432は、ドロワーハウジング360が第2キャビネット310から引き出されるときに第2キャビネット310の外部に露出するように配置され得る。また、残水排出ライン430の他端部432は開閉部435を備えてもよい。
【0080】
そして、ドロワーハウジング360の側面には、前記残水排出ライン430を案内するための案内ブラケット433を設置することができる。また、ドロワーハウジング360の側面の前方部には、前記残水排出ライン430の自由端である他端部432を分離可能に固定するための固定ブラケット434を設置することができる。
【0081】
第1ライン421は、排水ポンプ410から遠い端部から排水ポンプ410に近い端部に向かって下向きに傾斜するように配置することができる。また、第1ライン421と残水排出ライン430とは、排水ポンプ410を介して互いに連通するように形成することができる。
【0082】
したがって、使用者が第1ライン421に残留する洗濯水を排出しようとするとき、まず、使用者は、ドロワーハウジング360を第2キャビネット310から引き出し、ドロワーハウジング360の側面に設置された残水排出ライン430の自由端である他端部432を分離する。
【0083】
そして、使用者が、分離された残水排出ライン430の他端部432において開閉部を開け、前記他端部432を下向きに傾斜させると、第1ライン421に残留する洗濯水は、排水ポンプ410を経由して、残水排出ライン430を通して第2キャビネット310の外部に排出され得る。
【0084】
また、使用者が第1ライン421及び排水ポンプ410内に残留する洗濯水を、残水排出ライン430を介して第2キャビネット310の外部に排出するためには、前記開閉部435を開ける過程が先行しなければならない。
【0085】
一方、
図4に示すように、第2タブ320内に洗濯水(冷水及び温水のうちの少なくとも1つ)を供給するための洗濯水供給孔501,502を設けてもよい。洗濯水は、外部の水源から第2タブ320内に供給されてもよく、前記外部の水源と洗濯水供給孔501,502とは、図示していない供給ホースなどによって連結されてもよい。このような洗濯水供給構造について、以下、
図6及び
図7を参照して具体的に説明する。
【0086】
図6は、本発明に係る補助洗濯装置の給水部を示す図である。
図4及び
図5で説明した排水部は、
図6に示された衣類処理装置に適用されてもよい。
【0087】
図6に示すように、本発明に係る衣類処理装置(補助洗濯装置)は給水部500をさらに含んでもよい。
【0088】
給水部500は、第2タブ320内に洗濯水を供給するための供給管511,512、第2タブ320の内側に向かって延びる給水管530、及び前記供給管511,512と前記給水管530とを連結する給水連結管520を含んでもよい。
【0089】
より具体的には、前記給水部500の供給管511,512は、第2タブ320内に温水を供給するための温水管511と、第2タブ320内に冷水を供給するための冷水管512とで構成され得る。また、給水連結管520は、前記温水管511と前記冷水管512とを連結するように形成され得る。
【0090】
また、前記給水管530は、前記給水連結管520から第2タブ320の内側に向かって延びるように形成することができる。
【0091】
給水部500は、第2タブ320内に温水を供給するための温水管511、第2タブ320内に冷水を供給するための冷水管512、温水管511と冷水管512とを連結する給水連結管520、及び前記給水連結管520から第2タブ320の内側に向かって延びる給水管530を含んでもよい。
【0092】
したがって、温水管511及び冷水管512のうちの少なくとも1つを介して給水連結管520に向かって供給された温水及び冷水のうちの少なくとも1つは、前記給水管530を通して第2タブ320の内側に供給され得る。
【0093】
このとき、温水及び冷水は、第2キャビネット310の内部または外部の水源(図示せず)から供給されてもよい。
【0094】
また、給水管530は、ドロワーハウジング360の上側に配置することができる。そして、給水管530は、給水連結管520から第2タブ320の内側に向かって下方に傾斜するように配置することができる。
【0095】
また、給水連結管520から第2タブ320の内側に向かって延びた給水管530の端部は、第2タブ320内に洗濯水を供給するためにドロワーハウジング360の上部に設けられた洗濯水供給孔365に連結され得る。このとき、給水管530は、給水連結管520からドロワーハウジング360の上側の洗濯水供給孔365に向かって下方に傾斜するように配置され得る。
【0096】
そして、ドロワーハウジング360の外側には連結ブラケット513を設置することができる。例えば、連結ブラケット513は、ドロワーハウジング360の後方の上側に配置され得る。このとき、給水連結管520は前記連結ブラケット513に設置され得る。
【0097】
一方、ドロワーハウジング360が第2キャビネット360内に引き込まれたり、第2キャビネット360から引き出されたりするとき、給水管530が捩れたり破損したりするおそれがある。
【0098】
これを防止するために、本発明に係る衣類処理装置(補助洗濯装置)は、給水管530を案内するガイダー540、及び前記ガイダー540の端部を案内するガイドレール550をさらに含んでもよい。
【0099】
図6を参照すると、ガイダー540は、ドロワーハウジング360の上側においてドロワーハウジング360の幅方向に沿って延びるように配置することができる。例えば、ガイダー540は、ドロワーハウジング360の後方の上面においてドロワーハウジング360の幅方向に沿って延びるように配置することができる。
【0100】
また、ガイダー540は、給水管530の少なくとも一部を囲む形態で形成することができ、給水管530を固定するための1つ以上の固定突起541を設けてもよい。
【0101】
このとき、前記固定突起541は、給水管530が上側へ離脱することを防止するように形成され得る。
【0102】
また、ガイドレール550は、ドロワーハウジング360の上側において連結ブラケット513の対向側面に設置することができる。例えば、ドロワーハウジング360の幅方向において、ガイドレール550は連結ブラケット513の対向側面に設置され得る。
【0103】
ドロワーハウジング360が第2キャビネット310から引き出されるとき、ガイドレール550は、ガイダー540の端部をドロワーハウジング360が引き出される方向に案内する役割を果たす。
【0104】
具体的に、ガイダー540の一端部は、ドロワーハウジング360の上側に設けられた連結ブラケット513に旋回可能に連結される。したがって、ドロワーハウジング360が第2キャビネット310の内側に引き込まれた状態で、ガイダー540の他端部は前記ガイドレール550の一端部に配置され得る。そして、ドロワーハウジング360が第2キャビネット310の外側に引き出されるとき、ガイダー540の他端部は、前記ガイドレール550に沿ってガイドレール550の他端部に移動し得る。
【0105】
もちろん、第2キャビネット310から引き出された状態のドロワーハウジング360が再び第2キャビネット310の内部に引き込まれるときは、ガイダー540の他端部は、前記ガイドレール550に沿ってガイドレール550の一端部に移動し得る。
【0106】
前記ガイダー540の他端部にはガイダーブラケット542を備えてもよい。給水管530は、前記ガイダーブラケット542で湾曲して洗濯水供給孔365に向かって延びることができる。また、ガイダー540とガイドレール550との連結は前記ガイダーブラケット542を通じて行われる。このとき、ガイダー540とガイダーブラケット542とは一体的に形成されてもよい。
【0107】
したがって、ドロワーハウジング360が第2キャビネット310の外側に引き出されるとき、ガイダー540の他端部に備えられたガイダーブラケット542は、前記ガイドレール550に沿ってガイドレール550の一端部から他端部に移動できる。また、ドロワーハウジング360が第2キャビネット310の内側に引き込まれるとき、ガイダーブラケット542は、前記ガイドレール550に沿ってガイドレール550の他端部から一端部に移動できる。
【0108】
上記のようにガイダー540を案内するために、前記ガイドレール550は、所定の曲率を有する曲線の形態で形成することができる。そして、ガイドレール550の一端部及び他端部は、それぞれドロワーハウジング360の上側に固定され得る。
【0109】
例えば、ガイドレール550の一端部は、ドロワーハウジング360の後方の上側に配置され、ガイドレール550の他端部は、ドロワーハウジング360の前方の上側に配置され得る。
【0110】
具体的に、ガイドレール550の一端部は、ドロワーハウジング360の幅方向の一側面に配置され、ガイドレール550の他端部は、ドロワーハウジング360の幅方向の中央部に配置され得る。
【0111】
一方、給水管530に洗濯水が残留する場合、気温の低い冬場には、前記給水管530が凍結及び破損するおそれがある。
【0112】
また、第2タブ320内の洗濯水を排水するとき、排水ライン420内の洗濯水が、サイフォン現象によって全て排水ライン420の外に排出され得る。
【0113】
前記のサイフォン現象によって排水ライン420の内側及び第2タブ320の内側に洗濯水が残留しないという点は有利であり得る。しかし、前記のサイフォン現象によって、下水溝からの悪臭が排水ライン420を通して第2タブ320の内側に流入し得るという問題があり、洗濯水の排水が完了する前に第2タブ320内に洗濯水が給水される場合、第2タブ320に流入する洗濯水まで排水され得るおそれがある。
【0114】
前記の問題点を防止するための給水部500及び排水部400の構造を、以下、
図6及び
図7を共に参照して具体的に説明する。
【0115】
図7は、
図6の給水部を示す拡大図である。
図6及び
図7を共に参照すると、本発明に係る衣類処理装置(即ち、補助洗濯装置)は、給水部500と排水部400が互いに連通するように形成され得る。
【0116】
したがって、給水部500を介して第2タブ320内に洗濯水が供給されるとき、排水部400を通じて給水部500に大気圧が加わるので、給水部500に洗濯水が残留することを防止することができる。
【0117】
すなわち、(図示していない)外部モータまたはポンプなどによる給水動作が止まっても、給水部500内の洗濯水は、排水部400を通じて加わった大気圧によって洗濯水供給孔365を通して第2タブ320内に供給され得る。
【0118】
したがって、気温の低い冬に、洗濯水が給水部500に残留して給水部500が凍結及び破損することを防止することができる。
【0119】
この場合、給水部500を介した洗濯水の供給時間は、排水部400による洗濯水の排水時間と少なくとも所定の時間重ならないように制御されなければならない。
【0120】
例えば、給水連結管520の一端は排水部400と連通するように形成することができる。このとき、給水連結管520は、連通ホース600を介して排水部400と連通するように形成することができる。
【0121】
具体的に、給水連結管520の一端が連通ホース600を介して排水ライン420と連通するように形成することができる。より具体的には、給水連結管520の一端が連通ホース600を介して排水ライン420のうち最も上側に設けられた第3ライン423と連通するように形成することができる。
【0122】
一方、排水ライン420のうち最も上側に配置された第3ライン423の端部は、排水ブラケット424によってドロワーハウジング360の背面に固定され得る(
図4及び
図5参照)。このとき、前記排水ライン420は、前記ドロワーハウジング360の背面に設置された排水ブラケット424を介して前記給水連結管520と連通するように形成され得る。この場合に、連通ホース600が排水ブラケット424と給水連結管520を連通させることが可能である。
【0123】
上述した構造によって給水部500と排水部400が連通し得るので、給水部500に洗濯水が残留することによる給水部500の凍結及び破損を防止することができる。
【0124】
また、前記給水連結管520は連通突出部522を備え、前記給水連結管520の連通突出部522は連通ホース600を介して前記第3ライン423の一端と連通し得る。そして、給水連結管520は給水突出部521をさらに備え、給水突出部521には給水管530が連結され得る。
【0125】
したがって、給水管530に洗濯水が残留する場合に、第2タブ320の内側と連通する排水ライン420(例えば、第3ライン423)及び連通ホース600を通じて給水管530に大気圧が加わって、給水管530内の洗濯水が給水管530内に残留せずに第2タブ320内へ流れ込み得る。
【0126】
このとき、給水管530が給水連結管520から第2タブ320の内側に向かって下方に傾斜するように配置された構造は、給水管530内の洗濯水が第2タブ320の内側に向かって流れ込むことを助ける。
【0127】
上記のように給水部500と排水部400とを連通させることによって(即ち、給水連結管520と排水ブラケット424とを連通させることによって)、気温の低い冬場に給水管530内に洗濯水が残らないので、給水管530が凍結及び破損することを防止することができる。
【0128】
また、図示していないが、柔軟剤供給ラインが別途提供される場合、給水連結管520を柔軟剤供給ラインに連結する方法を考慮することができる。すなわち、給水管530に残留する洗濯水を第2タブ320内に流すために、給水連結管520が柔軟剤供給ラインに連通するように構成し得る。このような構造により、上述した給水連結管520と排水ブラケット424とを連通させることと同様の効果を奏することができる。
【0129】
一方、連通ホース600と連結される給水連結管520の一端には、前記第2タブ320内に供給される洗濯水が排水部400(例えば、排水ブラケット424)に向かって流れることを防止するためのチェック弁(図示せず)が設置されてもよい。すなわち、給水連結管520に設置されるチェック弁(図示せず)は、給水連結管520において連通ホース600が連結される部分に設置され得る。
【0130】
また、前記連通ホース600に連結される排水部400(例えば、排水ブラケット424)の一端には、前記第2タブ320の外側に排水される洗濯水が給水連結管520に向かって流れることを防止するためのチェック弁(図示せず)が設置されてもよい。すなわち、排水ブラケット424に設置されるチェック弁(図示せず)は、排水ブラケット424において連通ホース600が連結される部分に設置され得る。
【0131】
もちろん、連通ホース600は、排水ライン420のうち第3ライン423に直接連結されてもよく、この場合、第3ライン423において連通ホース600が連結された部分に前記チェック弁(図示せず)が設置され得る。
【0132】
また、上述した給水部500と排水部400とが連通する構造は、第2タブ320内の洗濯水を排水するときに排水部400で発生し得るサイフォン現象を遮断する機能を果たすことができる。
【0133】
例えば、第2タブ320内の洗濯水を排出するために排水ポンプ410が作動すると、第2タブ320内の洗濯水がサイフォン現象によって排出され得る。
【0134】
サイフォン現象が発生すると、第2タブ320と排水ライン420とに洗濯水が残留せずに全部排出され得るという点は有利である。しかし、排水ライン420内の洗濯水が全て排出される場合、下水溝の悪臭が前記排水ライン420を通して第2タブ320内に流入し得るという問題がある。また、洗濯水の排水が完了する前に第2タブ320に洗濯水が給水される場合、第2タブ320内に流入する洗濯水まで排水され得るという問題がある。
【0135】
この場合、上述した給水部500と排水部400とを連通する構造によって、排水ライン420にサイフォン現象が発生することを防止することができる。
【0136】
一方、排水ライン420で発生し得るサイフォン現象を防止するために(即ち、排水ポンプ410が作動していないにもかかわらず、第2タブ320に供給された洗濯水が排水ライン420を通して第2タブ320の外部に排出されることを防止するために)、排水ブラケット424に設けられた排水孔425は、第2タブ320内に貯蔵可能な洗濯水の最高水位よりも高い位置に設けなければならない。
【0137】
例えば、排水ポンプ410の作動が中断されると、連通ホース600を介して第2タブ320の内部の空気が排水ライン420に流入してサイフォン現象が遮断されるので、排水ライン420内の洗濯水のうち、連通ホース600が排水ライン420または排水ブラケット424と結合される位置よりも低い位置にある洗濯水は、排水ライン420内に残留するようになる。通常、洗濯水は排水ライン420のうち第1ライン421に残留するようになる。
【0138】
排水ライン420に洗濯水が残留する場合、排水ライン420を通して下水溝の悪臭が第2タブ320内に流入することを防止することができる。この場合、冬場には排水ライン420が凍結及び破損するおそれがある。したがって、冬場には、
図5を参照して説明した残水排出ライン430を介して、排水ライン420内に残留する洗濯水を全て衣類処理装置の外部に排出することができる。ただし、残水排出ライン430の内部の残水を排出するためには、使用者がドロワーハウジング360を第2キャビネット310から引き出さなければならない。
【0139】
本発明は様々な形態に変形して実施することが可能であり、その権利範囲は上述した実施例には限定されない。したがって、変形した実施例が本発明の特許請求の範囲の構成要素を含んでいる場合、本発明の権利範囲に属するものと解さねばならない。