【文献】
4つの進化点から探る―シャープのハイエンドスマホ「AQUOS ZETA SH-01G」の魅力(1/2),[online],アイティメディア株式会社,2014年11月10日,[平成29年3月21日検索],URL,http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1411/10/news003.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ディスプレイモードを切り換える方法であって、左から右に第1のボタン、第2のボタン、及び第3のボタンとなるように移動端末のディスプレイインターフェースに配置されている3つのボタンを少なくとも有する移動端末において用いられ、
少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得すること、
現在ディスプレイモードを取得すること、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び前記現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードを切り換えること
を含み、
前記ディスプレイモードが、フルスクリーンモード、左方スケーリングモード、及び右方スケーリングモードを含むことを特徴とする方法。
ディスプレイモードを切り換える装置であって、左から右に第1のボタン、第2のボタン、及び第3のボタンとなるように移動端末のディスプレイインターフェースに配置されている3つのボタンを少なくとも有する移動端末において用いられ、
少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得するようになっている検出及び取得モジュール、
現在ディスプレイモードを取得するようになっている取得モジュール、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び前記現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードを切り換えるようになっている切り換えモジュール
を含み、
前記ディスプレイモードが、フルスクリーンモード、左方スケーリングモード、及び右方スケーリングモードを含むことを特徴とする装置。
前記第1の取得サブユニットが、任意のボタンがトリガーされたことが検出されたとき、タイマーにおいてonKeyEvent関数を呼び出し、keyEvent関数を呼び出し、更に、getKeyCode関数を呼び出し、
前記getKeyCode関数に従って前記第1のボタンパラメータを取得するようになっている請求項12に記載の装置。
前記取得モジュールが、前記モードパラメータが第1のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第1のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記フルスクリーンモードとして取得するようになっており、
前記取得モジュールが、前記モードパラメータが第2のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第2のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記左方スケーリングモードとして取得するようになっており、
前記取得モジュールが、前記モードパラメータが第3のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第3のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記右方スケーリングモードとして取得するようになっている請求項14に記載の装置。
前記切り換えユニットが、前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記フルスクリーンモードであったとき、前記フルスクリーンモードを前記左方スケーリングモードに切り換えるようになっており、
前記切り換えユニットが、前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記フルスクリーンモードであったとき、前記フルスクリーンモードを前記右方スケーリングモードに切り換えるようになっており、
前記切り換えユニットが、前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記左方スケーリングモードであったとき、前記左方スケーリングモードを前記フルスクリーンモードに切り換えるようになっており、
前記切り換えユニットが、前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記左方スケーリングモードであったとき、前記左方スケーリングモードを前記右方スケーリングモード又は前記フルスクリーンモードに切り換えるようになっており、
前記切り換えユニットが、前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記右方スケーリングモードであったとき、前記右方スケーリングモードを前記左方スケーリングモード又は前記フルスクリーンモードに切り換えるようになっており、
前記切り換えユニットが、前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記右方スケーリングモードであったとき、前記右方スケーリングモードを前記フルスクリーンモードに切り換えるようになっている請求項17に記載の装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
関連分野における既存の問題を解決するために、本開示は、ディスプレイモードを切り換える方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施形態の第1の態様によれば、ディスプレイモードを切り換える方法であって、左から右に第1のボタン、第2のボタン、及び第3のボタンとなるように移動端末のディスプレイインターフェースに配置されている3つのボタンを少なくとも有する移動端末に適用され、
少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得すること、
現在ディスプレイモードを取得すること、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び前記現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードを切り換えること
を含み、
前記ディスプレイモードが、フルスクリーンモード、左方スケーリングモード、及び右方スケーリングモードを含む方法を提供する。
【0007】
本開示の別の実施形態では、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得することは、
予め登録されているモニターを取得すること、
前記モニターに基づいて、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得すること
を含む。
【0008】
本開示の別の実施形態では、前記モニターに基づいて前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得することは、
任意のボタンがトリガーされたことが検出されたとき、前記モニターに従って第1のボタンパラメータを取得すること、
ボタンパラメータとボタンとの間の対応関係に従って前記第1のボタンパラメータに対応するボタンを取得すること、
前記ボタンが第2のボタンであったとき、タイマーを起動すること、
前記タイマーの時間が所定の時間に達する前に第2のボタンパラメータが取得された場合、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが取得されたと判定すること
を含む。
【0009】
本開示の別の実施形態では、前記モニターに従って第1のボタンパラメータを取得することは、
任意のボタンがトリガーされたことが検出されたとき、タイマーにおいてonKeyEvent関数を呼び出し、keyEvent関数を呼び出し、更に、getKeyCode関数を呼び出すこと、
前記getKeyCode関数に従って前記第1のボタンパラメータを取得すること
を含む。
【0010】
本開示の別の実施形態では、前記現在ディスプレイモードを取得することは、
現在モードパラメータを取得すること、
ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って前記現在モードパラメータに対応する現在ディスプレイモードを取得すること
を含む。
【0011】
本開示の別の実施形態では、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って前記現在モードパラメータに対応する現在ディスプレイモードを取得することは、
前記モードパラメータが第1のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第1のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記フルスクリーンモードとして取得すること、
前記モードパラメータが第2のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第2のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記左方スケーリングモードとして取得すること、
前記モードパラメータが第3のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第3のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記右方スケーリングモードとして取得すること
を含む。
【0012】
本開示の別の実施形態では、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び前記現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードを切り換えることは、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントに従って前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を連続タップモードと判定すること、
前記連続タップモード及び前記現在ディスプレイモードに従って、前記スクリーンのディスプレイモードを切り換えること
を含む。
【0013】
本開示の別の実施形態では、前記連続タップモードは、左にスライドさせる連続タップ及び右にスライドさせる連続タップを含み、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントに従って前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を連続タップモードと判定することは、
トリガーされたボタンが少なくとも前記第1のボタン及び前記第2のボタンを含み且つ前記少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が左向きであったとき、前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を前記左にスライドさせる連続タップと判定すること、
前記トリガーされたボタンが少なくとも前記第3のボタン及び前記第2のボタンを含み且つ前記少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が右向きであるとき、前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を前記右にスライドさせる連続タップと判定すること
を含む。
【0014】
本開示の別の実施形態では、前記連続タップモード及び前記現在ディスプレイモードに従って、前記スクリーンのディスプレイモードを切り換えることは、
前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記フルスクリーンモードであったとき、前記フルスクリーンモードを前記左方スケーリングモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記フルスクリーンモードであったとき、前記フルスクリーンモードを前記右方スケーリングモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記左方スケーリングモードであったとき、前記左方スケーリングモードを前記フルスクリーンモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記左方スケーリングモードであったとき、前記左方スケーリングモードを前記右方スケーリングモード又は前記フルスクリーンモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記右方スケーリングモードであったとき、前記右方スケーリングモードを前記左方スケーリングモード又は前記フルスクリーンモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記右方スケーリングモードであったとき、前記右方スケーリングモードを前記フルスクリーンモードに切り換えること
を含む。
【0015】
本開示の実施形態の第2の態様によれば、ディスプレイモードを切り換える装置であって、左から右に第1のボタン、第2のボタン、及び第3のボタンとなるように移動端末のディスプレイインターフェースに配置されている3つのボタンを少なくとも有する移動端末において用いられ、
少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得するようになっている検出及び取得モジュール、
現在ディスプレイモードを取得するようになっている取得モジュール、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び前記現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードを切り換えるようになっている切り換えモジュール
を含み、
前記ディスプレイモードが、フルスクリーンモード、左方スケーリングモード、及び右方スケーリングモードを含む装置を提供する。
【0016】
本開示の別の実施形態では、前記検出及び取得モジュールは、
予め登録されているモニターを取得するようになっている取得ユニット、
前記モニターに基づいて、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得するようになっている検出及び取得ユニット
を含む。
【0017】
本開示の別の実施形態では、前記検出及び取得ユニットは、
任意のボタンがトリガーされたことが検出されたとき、前記モニターに従って第1のボタンパラメータを取得するようになっている第1の取得サブユニット、
ボタンパラメータとボタンとの間の対応関係に従って前記第1のボタンパラメータに対応するボタンを取得するようになっている第2の取得サブユニット、
前記ボタンが第2のボタンであったとき、タイマーを起動するようになっている起動サブユニット、
前記タイマーの時間が所定の時間に達する前に第2のボタンパラメータが取得された場合、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが取得されたと判定するようになっている判定サブユニット
を含む。
【0018】
本開示の別の実施形態では、前記第1の取得サブユニットは、任意のボタンがトリガーされたことが検出されたとき、タイマーにおいてonKeyEvent関数を呼び出し、keyEvent関数を呼び出し、更に、getKeyCode関数を呼び出し、
前記getKeyCode関数に従って前記第1のボタンパラメータを取得するようになっている。
【0019】
本開示の別の実施形態では、前記取得モジュールは、現在モードパラメータを取得し、
ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って前記現在モードパラメータに対応する現在ディスプレイモードを取得するようになっている。
【0020】
本開示の別の実施形態では、前記取得モジュールは、前記モードパラメータが第1のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第1のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記フルスクリーンモードとして取得するようになっており、
前記取得モジュールは、前記モードパラメータが第2のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第2のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記左方スケーリングモードとして取得するようになっており、
前記取得モジュールは、前記モードパラメータが第3のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第3のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記右方スケーリングモードとして取得するようになっている。
【0021】
本開示の別の実施形態では、前記切り換えモジュールは、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントに従って前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を連続タップモードと判定するようになっている判定ユニット、
前記連続タップモード及び前記現在ディスプレイモードに従って、前記スクリーンのディスプレイモードを切り換えるようになっている切り換えユニット
を含む。
【0022】
本開示の別の実施形態では、前記連続タップモードは、左にスライドさせる連続タップ及び右にスライドさせる連続タップを含み、
前記判定ユニットは、トリガーされたボタンが少なくとも前記第1のボタン及び前記第2のボタンを含み且つ前記少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が左向きであったとき、前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を前記左にスライドさせる連続タップと判定するようになっており、
前記判定ユニットは、トリガーされたボタンが少なくとも前記第3のボタン及び前記第2のボタンを含み且つ前記少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が右向きであったとき、前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を前記右にスライドさせる連続タップと判定するようになっている。
【0023】
本開示の別の実施形態では、前記切り換えユニットは、前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記フルスクリーンモードであったとき、前記フルスクリーンモードを前記左方スケーリングモードに切り換えるようになっており、
前記切り換えユニットは、前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記フルスクリーンモードであったとき、前記フルスクリーンモードを前記右方スケーリングモードに切り換えるようになっており、
前記切り換えユニットは、前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記左方スケーリングモードであったとき、前記左方スケーリングモードを前記フルスクリーンモードに切り換えるようになっており、
前記切り換えユニットは、前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記左方スケーリングモードであったとき、前記左方スケーリングモードを前記右方スケーリングモード又は前記フルスクリーンモードに切り換えるようになっており、
前記切り換えユニットは、前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記右方スケーリングモードであったとき、前記右方スケーリングモードを前記左方スケーリングモード又は前記フルスクリーンモードに切り換えるようになっており、
前記切り換えユニットは、前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記右方スケーリングモードであったとき、前記右方スケーリングモードを前記フルスクリーンモードに切り換えるようになっている。
【0024】
本開示の実施形態の第3の態様によれば、ディスプレイモードを切り換える装置であって、左から右に第1のボタン、第2のボタン、及び第3のボタンとなるように移動端末のディスプレイインターフェースに配置されている3つのボタンを少なくとも有する移動端末において用いられ、
プロセッサ、
前記プロセッサによって実行可能な命令を保存するようになっているメモリ
を含み、
前記プロセッサが、
少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得し、
現在ディスプレイモードを取得し、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び前記現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードを切り換えるようになっており、
前記ディスプレイモードが、フルスクリーンモード、左方スケーリングモード、及び右方スケーリングモードを含む装置を提供する。
【0025】
本開示の実施形態によって提供される技術的解決策は、以下の有益な効果を有し得る。
【0026】
少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが検出された後、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードが切り換えられる。ディスプレイモードは、端末自体のボタンの様々なトリガー方式及び現在ディスプレイモードに従って切り換えられるので、操作の複雑性が低減され、異なるディスプレイモード間の切り換えの問題が解決され、また、様々なユーザの利き手に適している。
【0027】
前述の概説及び以下の詳細な説明はいずれも例示及び説明のためだけに提供されるものであり、特許請求の範囲のように本発明を限定するものではないことを理解されたい。
【発明を実施するための形態】
【0029】
例示的な実施例については、添付図面の例を参照して詳細に説明する。以下の説明は、添付図面を参照しており、特に定めのない限り、異なる図面における同じ番号は、同じ又は類似の要素を示している。例示的な実施例の以下の説明に記載されている実施は、本発明に一致する全ての実施を示すものではない。その代わり、添付の特許請求の範囲に記載されている本発明に関連する態様と一致する装置及び方法の単なる例にすぎない。
【0030】
図1は、例示的な実施形態に係るディスプレイモードを切り換える方法のフローチャートである。
図1を参照すると、前記方法は、左から右に第1のボタン、第2のボタン、及び第3のボタンとなるように移動端末のディスプレイインターフェースに配置されている3つのボタンを少なくとも有する移動端末において用いられ、以下の工程を含む。
【0031】
工程S101では、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得する。
【0032】
工程S102では、現在ディスプレイモードを取得する。
【0033】
工程S103では、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードを切り換える。ディスプレイモードは、フルスクリーンモード、左方スケーリングモード、及び右方スケーリングモードを含む。
【0034】
本開示の実施形態によって提供される方法では、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが検出された後、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードが切り換えられる。ディスプレイモードは、端末自体のボタンの様々なトリガー方式及び現在ディスプレイモードに従って切り換えられるので、操作の複雑性が低減され、異なるディスプレイモード間の切り換えの問題が解決され、また、様々なユーザの利き手に適している。
【0035】
本開示の別の実施形態では、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得することは、
予め登録されているモニターを取得すること、
前記モニターに基づいて、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得すること
を含む。
【0036】
本開示の別の実施形態では、前記モニターに基づいて前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得することは、
任意のボタンがトリガーされたことが検出されたとき、前記モニターに従って第1のボタンパラメータを取得すること、
ボタンパラメータとボタンとの間の対応関係に従って前記第1のボタンパラメータに対応するボタンを取得すること、
前記ボタンが第2のボタンであったとき、タイマーを起動すること、
前記タイマーの時間が所定の時間に達する前に第2のボタンパラメータが取得された場合、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが取得されたと判定すること
を含む。
【0037】
本開示の別の実施形態では、前記モニターに従って第1のボタンパラメータを取得することは、
任意のボタンがトリガーされたことが検出されたとき、タイマーにおいてonKeyEvent関数を呼び出し、keyEvent関数を呼び出し、更に、getKeyCode関数を呼び出すこと、
前記getKeyCode関数に従って前記第1のボタンパラメータを取得すること
を含む。
【0038】
本開示の別の実施形態では、現在ディスプレイモードを取得することは、
現在モードパラメータを取得すること、
ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って前記現在モードパラメータに対応する現在ディスプレイモードを取得すること
を含む。
【0039】
本開示の別の実施形態では、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って前記現在モードパラメータに対応する現在ディスプレイモードを取得することは、
前記モードパラメータが第1のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第1のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記フルスクリーンモードとして取得すること、
前記モードパラメータが第2のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第2のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記左方スケーリングモードとして取得すること、
前記モードパラメータが第3のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第3のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記右方スケーリングモードとして取得すること
を含む。
【0040】
本開示の別の実施形態では、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び前記現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードを切り換えることは、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントに従って前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を連続タップモードと判定すること、
前記連続タップモード及び前記現在ディスプレイモードに従って、前記スクリーンのディスプレイモードを切り換えること
を含む。
【0041】
本開示の別の実施形態では、前記連続タップモードは、左にスライドさせる連続タップ及び右にスライドさせる連続タップを含み、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントに従って前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を連続タップモードと判定することは、
トリガーされたボタンが少なくとも前記第1のボタン及び前記第2のボタンを含み且つ前記少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が左向きであったとき、前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を前記左にスライドさせる連続タップと判定すること、
前記トリガーされたボタンが少なくとも前記第3のボタン及び前記第2のボタンを含み且つ前記少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が右向きであったとき、前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を前記右にスライドさせる連続タップと判定すること
を含む。
【0042】
本開示の別の実施形態では、前記連続タップモード及び前記現在ディスプレイモードに従って、前記スクリーンのディスプレイモードを切り換えることは、
前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記フルスクリーンモードであったとき、前記フルスクリーンモードを前記左方スケーリングモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記フルスクリーンモードであったとき、前記フルスクリーンモードを前記右方スケーリングモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記左方スケーリングモードであったとき、前記左方スケーリングモードを前記フルスクリーンモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記左方スケーリングモードであったとき、前記左方スケーリングモードを前記右方スケーリングモード又は前記フルスクリーンモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記右方スケーリングモードであったとき、前記右方スケーリングモードを前記左方スケーリングモード又は前記フルスクリーンモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記右方スケーリングモードであったとき、前記右方スケーリングモードを前記フルスクリーンモードに切り換えること
を含む。
【0043】
本開示の別の実施形態は、上記任意の技術的解決策の任意の組み合わせからなっていてよいが、本明細書では省略する。
【0044】
図2は、例示的な実施形態に係るディスプレイモードを切り換える方法を示すフローチャートである。
図2を参照すると、ディスプレイモードを切り換える方法は、移動端末において用いられ、以下の工程を含む。
【0045】
工程S201では、移動端末が、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得する。
【0046】
この実施形態では、移動端末は、携帯電話、デスクトップコンピュータ、タッチスクリーンを有するタブレットパーソナルコンピュータ等であってよい。移動端末は、左から右に第1のボタン、第2のボタン、及び第3のボタンとなるようにディスプレイインターフェースの下部に配置されている3つのボタンを少なくとも有する。この実施形態では、第1のボタンは、メニューボタンであり、前記第1のボタンをクリックするとメニューオプションをポップアップさせることができる。第2のボタンは、ホームボタンであり、前記第2のボタンをクリックするとホームページに戻ることができる。第3のボタンは、バックボタンであり、前記第3のボタンをクリックすると前のページ又は操作に戻ることができる。
【0047】
移動端末のボタンは、実体ボタンであっても仮想ボタンであってもよい。移動端末のボタンが実体ボタンであるとき、3つの実体ボタンは、移動端末をシャットダウンしても消えない。
図3に示す通り、第1のボタンは、記号「≡」によって表され、第2のボタンは、記号「
」によって表され、第3のボタンは、記号「<」によって表されている。移動端末のボタンが仮想ボタンであるとき、3つの仮想ボタンは、重力によって電源の入った状態の移動端末のディスプレイインターフェースの下部に存在し、移動端末をシャットダウンすると消える。或いは、仮想ボタンは、スクリーンの下部に隠れていてもよく、操作を行おうとするときにユーザが所定の操作をトリガーすると呼び出すことができる。
【0048】
3つのボタンは、上記説明において、第1のボタンがメニューボタンであり、第2のボタンがホームボタンであり、第3のボタンがバックボタンであると記載されているが、移動端末は、本明細書では省略するサーチボタン、ネットワーキング機能を有するボタン、プレイング機能を有するボタン等の上記3つのボタンを除く他の機能を有するボタンを更に含んでいてもよいことに留意すべきである。実際の応用では、移動端末は、4つのボタンを有していてもよく、前記4つのボタンは、左から右に第1のボタン、第2のボタン、第3のボタン、及び第4のボタンとなるように前記移動端末のディスプレイインターフェースの下部に配置され、前記第1のボタンはメニューボタンであり、前記第2のボタンは、ホームボタンであり、前記第3のボタンは、バックボタンであり、前記第4のボタンは、サーチボタンである。サーチボタンをクリックするとサーチダイアログボックスをポップアップさせることができ、前記サーチダイアログボックスを通して関連するコンテンツを見つけることができる。
【0049】
ユーザが大画面を有する移動端末を操作すること及び異なる利き手を有するユーザの使用要件を満たすことが困難であるという問題を解決するために、この実施形態では、移動端末自体のボタンを利用して、様々な場面でディスプレイモードを切り換える。様々なディスプレイモードをユーザにより正確に提供するために、この実施形態では、移動端末の少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作に従ってディスプレイモードを判定する。この前に、移動端末は、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得する必要がある。
【0050】
移動端末は、通常、以下の通り少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得する。
【0051】
先ず、移動端末は、予め登録されているモニターを取得する必要がある。
【0052】
モニターは、移動端末におけるモニターリング機能を有するシステムである。この実施形態では、モニターは、主に、移動端末におけるトリガーイベントをモニターリングするようになっている。更に、モニターは、第一級関数onKeyEvent、前記第一級関数onKeyEventの下級関数である第二級関数KeyEvent、前記第二級関数KeyEventの下級関数である第三級関数getKeyCode等、様々なクラスの複数の関数を含む。移動端末は、InputManagerServiceプロセスにおけるsetInputFilterメソッドを用いてモニターを登録することができる。
【0053】
次いで、移動端末は、InputManagerServiceプロセスから直接、予め登録されているモニターを取得することができる。
【0054】
次に、移動端末は、モニターに基づいて少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得することができる。
【0055】
この実施形態では、モニターは、移動端末におけるトリガーイベントをモニターリングする機能を有する。モニターの機能に基づいて、任意のボタンがトリガーされたことが検出されたとき、移動端末は、以下の工程(1)〜(3)を操作することによって少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得することができる。
【0056】
(1)移動端末は、onKeyEvent関数を呼び出し、更に、onKeyEvent関数の下級関数であるkeyEvent関数を呼び出し、最後に、keyEvent関数の下級関数であるgetKeyCode関数を呼び出す。その結果、getKeyCode関数に従って第1のボタンパラメータが取得される。
【0057】
この実施形態では、異なるボタンパラメータが異なるボタンに対応し、前記ボタンパラメータは、ユーザが予め設定できることに留意すべきである。例えば、メニューボタンのボタンパラメータを82と設定してよく、ホームボタンのボタンパラメータを3と設定してよく、バックボタンのボタンパラメータを4と設定してよい。一旦ボタンパラメータを設定すると、後続操作では変更されない。異なるボタンのボタンパラメータを設定した後、異なるボタンとボタンパラメータとの間で対応関係を形成する。後続操作を容易にするために、この実施形態では、ボタンとボタンパラメータとの間の対応関係をメモリ、フラッシュメモリ等の記憶セルに保存する。
【0058】
更に、この実施形態では、第1のボタンパラメータ及び第2のボタンパラメータは、ボタンパラメータの値を示すようになっているのではなく、異なるボタンパラメータを区別するようになっているだけである。実際に、第1のボタンパラメータ及び第2のボタンパラメータは、それぞれ、上記ボタンパラメータ3、4、及び82のうちの任意の1つであってよい。移動端末にタッチする場面では、第1のボタンパラメータは、移動端末の第1のトリガーイベントにおいて取得されるボタンパラメータを表し、第2のボタンパラメータは、移動端末の第2のトリガーイベントにおいて取得されるボタンパラメータを表す。
【0059】
(2)第1のボタンパラメータに対応するボタンは、ボタンパラメータとボタンとの間の対応関係に従って取得される。移動端末は、ボタンが第2のボタンであったとき、タイマーを起動する。
【0060】
第2のボタン(例えば、ホームボタン)が第1のタッチ操作でトリガーされたとき、前記第1のタッチ操作は、有効な操作である。このとき、移動端末は、計時のためにタイマーを起動する。
【0061】
(3)タイマーの時間が所定の時間に達する前に第2のボタンパラメータが取得された場合、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが取得されたと判定する。
【0062】
この実施形態では、所定の時間は、モニターによってモニターリングされる2つのタッチ操作間の最長反応時間を表すようになっている。タイマーの時間が所定の時間に達する前に他のボタン操作が検出されなかった場合、第2のボタンのオリジナルロジックがトリガーされ、対応する操作が実行され、取得された第1のボタンパラメータが破棄される。タイマーの時間が所定の時間に達する前に別のボタン操作が検出された場合、第1のボタンパラメータを取得する方法を用いてボタン操作のボタンパラメータが取得され、ボタンとボタンパラメータとの間の対応関係から前記ボタンパラメータに対応するボタンが第1のボタン又は第3のボタンとして取得された場合、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが取得されたと判定され;ボタンとボタンパラメータとの間の対応関係から前記ボタンパラメータに対応するボタンが第2のボタンとして取得された場合、第2のボタンのオリジナルロジックが実行される。
【0063】
所定の時間を80ミリ秒間に設定し、メニューボタンのボタンパラメータを82に設定し、ホームボタンのボタンパラメータを3に設定し、バックボタンのボタンパラメータを4に設定したと仮定する。タイマーの時間が80ミリ秒間に達する前に他のボタン操作が検出されなかった場合、ホームボタンのロジックがトリガーされ、取得された第1のボタンパラメータ、即ち、3が破棄される。タイマーの時間が80ミリ秒間に達する前に別のボタン操作が検出され、ボタン操作のボタンパラメータが82として取得された場合、ボタンとボタンパラメータとの間の対応関係から、前記ボタンパラメータに対応するボタンがメニューボタンとして取得され、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが取得されたと判定される。タイマーの時間が80ミリ秒間に達する前に別のボタン操作が検出され、検出されたボタン操作のボタンパラメータが4として取得された場合、ボタンとボタンパラメータとの間の対応関係から、前記ボタンパラメータに対応するボタンがバックボタンとして取得され、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが取得されたと判定される。タイマーの時間が80ミリ秒間に達する前に別のボタン操作が検出され、ボタン操作のボタンパラメータが3として取得された場合、ボタンとボタンパラメータとの間の対応関係から、前記ボタンパラメータに対応するボタンがホームボタンとして取得され、ホームボタンのオリジナルロジックが実行される。
【0064】
工程S202では、移動端末は、現在ディスプレイモードを取得する。
【0065】
この実施形態では、ディスプレイモードは、フルスクリーンモード、左方スケーリングモード、及び右方スケーリングモードを含む。ユーザが移動端末をトリガーしてモード切り換え操作を実施したとき、それは、スクリーンの現在ディスプレイモードがユーザの要求を満たすことができていないということを表し、現在ディスプレイモードをユーザの要求を満たすディスプレイモードに切り換える必要がある。したがって、ディスプレイモードを切り換える前に現在ディスプレイモードを取得しなければならない。
【0066】
異なるディスプレイモードを特定するために、この実施形態では、異なるディスプレイモードは、異なるコードに対応している。例えば、フルスクリーンモードに対応するコードは、MODE_NONEであり、左方スケーリングモードに対応するコードは、MODE_LEFTであり、右方スケーリングモードに対応するコードは、MODE_RIGHTである。更に、異なるディスプレイモードは、異なるモードパラメータに対応している。例えば、フルスクリーンモードに対応するモードパラメータは、第1のパラメータであり、左方スケーリングモードに対応するモードパラメータは、第2のパラメータであり、右方スケーリングモードに対応するモードパラメータは、第3のパラメータである。この実施形態では、第1のパラメータを0と設定し、第2のパラメータを1と設定し、第3のパラメータを2と設定する。更に、端末は、その操作中、現在ディスプレイモードに対応するモードパラメータをメモリに保存する。したがって、現在ディスプレイモードを取得するために、端末は、先ず現在ディスプレイモードを表すモードパラメータを取得し、次いで、ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係から前記モードパラメータに対応する現在ディスプレイモードを取得することができる。
【0067】
この実施形態では、現在ディスプレイモードは、以下の取得方法のうちの任意の1つによって取得され得る。
【0068】
第1の取得方法:モードパラメータが第1のパラメータであったとき、ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係から、第1のモードパラメータに対応する現在ディスプレイモードは、フルスクリーンモードとして取得される。
【0069】
現在ディスプレイモードを表すコードがメモリから「stactic final int MODE_NONE=0」として取得された場合、これは、取得されたモードパラメータが第1のパラメータであることを示すので、現在ディスプレイモードはフルスクリーンモードであると判定される。
【0070】
第2の取得方法:モードパラメータが第2のパラメータであったとき、ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係から、第2のモードパラメータに対応する現在ディスプレイモードは、左方スケーリングモードとして取得される。
【0071】
ディスプレイモードを表すコードがメモリから「stactic final int MODE_LEFT=1」として取得された場合、これは、取得されたモードパラメータが第2のパラメータであることを示すので、現在ディスプレイモードは左方スケーリングモードであると判定される。
【0072】
第3の取得方法:モードパラメータが第3のパラメータであったとき、ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係から、第3のモードパラメータに対応する現在ディスプレイモードは、右方スケーリングモードとして取得される。
【0073】
ディスプレイモードを表すコードがメモリから「stactic final int MODE_RIGHT=2」として取得された場合、これは、取得されたモードパラメータが第3のパラメータであることを示すので、現在ディスプレイモードは右方スケーリングモードであると判定される。
【0074】
工程S203では、移動端末は、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントに従って、前記少なくとも2つのボタンのトリガー方式を連続タップモードと判定する。
【0075】
連続タップモードは、左にスライドさせる連続タップ及び右にスライドさせる連続タップを含む。移動端末は、以下の2つの方法において、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントに従って少なくとも2つのボタンのトリガー方式を連続タップモードと判定し得るが、本開示は、これらに限定されるものではない。
【0076】
第1の方法:トリガーされたボタンが少なくとも第1のボタン及び第2のボタンを含み且つ少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が左向きであったとき、前記少なくとも2つのボタンのトリガー方式を左にスライドさせる連続タップと判定する。
【0077】
図4に示す通り、トリガーイベント座標系を確立する。第1のボタン及び第2のボタンがトリガーされたことが検出された後、第1のボタンが存在する位置の第1の座標及び第2のボタンが存在する位置の第2の座標を取得し、前記第1の座標及び前記第2の座標に基づいて第1のベクトルを取得する。第1のベクトルの方向と正のX軸との間の夾角が鈍角又は直角であった場合、第1のボタン及び第2のボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が左向きであると判定され、少なくとも2つのボタンのトリガー方式は、左にスライドさせる連続タップと判定される。
【0078】
第2の方法:トリガーされたボタンが少なくとも第3のボタン及び第2のボタンを含み且つ少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が右向きであったとき、前記少なくとも2つのボタンのトリガー方式を右にスライドさせる連続タップと判定する。
【0079】
図5に示す通り、トリガーイベント座標系を確立する。第3のボタン及び第2のボタンがトリガーされたことが検出された後、第3のボタンが存在する位置の第3の座標及び第2のボタンが存在する位置の第2の座標を取得し、前記第3の座標及び前記第2の座標に基づいて第2のベクトルを取得する。第2のベクトルの方向と正のX軸との間の夾角が鋭角であった場合、第3のボタン及び第2のボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が右向きであると判定され、少なくとも2つのボタンのトリガー方式は、右にスライドさせる連続タップと判定される。
【0080】
3つのボタンを含む上記移動端末は、一例として示したものであることに留意すべきである。移動端末が4つのボタンを含んでいるとき、前記4つのボタンのトリガー方式は、4つのボタンを逐次トリガーするイベントに従って判定することができる。前記4つのボタンが、左から右に第1のボタン、第2のボタン、第3のボタン、及び第4のボタンとなるように移動端末のディスプレイインターフェースに配置されていると仮定する。第1のボタン及び第2のボタンがトリガーされたことが検出され且つ前記第1のボタン及び前記第2のボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が左向きであったとき、前記第1のボタン及び前記第2のボタンのトリガー方式を左にスライドさせる連続タップと判定し;第3のボタン及び第4のボタンがトリガーされたことが検出され且つ前記第3のボタン及び前記第4のボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が右向きであったとき、前記第3のボタン及び前記第4のボタンのトリガー方式を右にスライドさせる連続タップと判定する。
【0081】
工程S204では、移動端末は、連続タップモード及び現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードを切り換える。
【0082】
この実施形態では、少なくとも2つのボタンのトリガー方式及び現在ディスプレイモードはいずれも移動端末のディスプレイモードの切り換えに影響を与える。連続タップモード及び現在ディスプレイモードを総合的に検討する場合、スクリーンのディスプレイモードの切り換えとしては、以下の(1)〜(6)の実施が挙げられるが、これらに限定されない。
【0083】
(1)連続タップモードが左にスライドさせる連続タップであり且つ現在ディスプレイモードがフルスクリーンモードであったとき、フルスクリーンモードを左方スケーリングモードに切り換える。
【0084】
フルスクリーンモードにおいて連続タップモードが左にスライドさせる連続タップであると検出されたとき、それは、ユーザが左手で移動端末を操作しようとしていることを示す。ユーザの要求を満たすために、移動端末は、フルスクリーンモードを左方スケーリングモードに切り換える。フルスクリーンモードの左下隅スケーリングモードへの切り換えを例にとると、
図6(a)に示すフルスクリーンモードの場面において、連続タップモードが左にスライドさせる連続タップであると検出されたとき、移動端末は、
図6(a)のフルスクリーンモードを
図6(b)の左下隅スケーリングモードに切り換える。
【0085】
(2)連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであり且つ現在ディスプレイモードがフルスクリーンモードであったとき、フルスクリーンモードを右方スケーリングモードに切り換える。
【0086】
フルスクリーンモードにおいて連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであると検出されたとき、それは、ユーザが右手で移動端末を操作しようとしていることを示す。ユーザの要求を満たすために、移動端末は、フルスクリーンモードを右方スケーリングモードに切り換える。フルスクリーンモードの右下隅スケーリングモードへの切り換えを例にとると、
図7(a)に示すフルスクリーンモードの場面において、連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであると検出されたとき、移動端末は、
図7(a)のフルスクリーンモードを
図7(b)の右下隅スケーリングモードに切り換える。
【0087】
(3)連続タップモードが左にスライドさせる連続タップであり且つ現在ディスプレイモードが左方スケーリングモードであったとき、左方スケーリングモードをフルスクリーンモードに切り換える。
【0088】
左方スケーリングモードにおいて連続タップモードが左にスライドさせる連続タップであると検出されたとき、移動端末は、左方スケーリングモードをフルスクリーンモードに切り換える。左下隅スケーリングモードを例にとると、
図8(a)に示す左方スケーリングモードの場面において、連続タップモードが左にスライドさせる連続タップであると検出されたとき、移動端末は、
図8(a)の左方スケーリングモードを
図8(b)のフルスクリーンモードに切り換える。
【0089】
(4)連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであり且つ現在ディスプレイモードが左方スケーリングモードであったとき、左方スケーリングモードを右方スケーリングモード又はフルスクリーンモードに切り換える。
【0090】
左方スケーリングモードにおいて連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであると検出されたとき、移動端末は、左方スケーリングモードを右方スケーリングモード又はフルスクリーンモードに切り換える。以下の方法のうちの任意の1つにおいて右方スケーリングモードに切り換えるかフルスクリーンモードに切り換えるかを決定することができる。トリガーイベントが現在スクリーンの所定の領域で検出され且つ前記トリガーイベントのスライド経路と移動端末の縦軸の正の方向との間の夾角が所定の角度値よりも大きいとき、左方スケーリングモードを右方スケーリングモードに切り換える。或いは、現在スクリーンにおけるトリガーイベントが検出され且つ前記トリガーイベントのスライド経路と移動端末の縦軸の正の方向との間の夾角が所定の角度値よりも大きいとき、左方スケーリングモードを右方スケーリングモードに切り換える。例えば、左方スケーリングモードが左下隅スケーリングモードである例では、
図9(a)に示す左方スケーリングモードの場面において、連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであると検出され且つトリガーイベントのスライド経路と移動端末の縦軸の正の方向との間の夾角が所定の角度よりも大きいとき、移動端末は、
図9(a)の左方スケーリングモードを
図9(b)の右方スケーリングモードに切り換える。トリガーイベントが現在スクリーンにおける所定の領域で検出され且つ前記トリガーイベントのスライド経路と移動端末の縦軸の正の方向との間の夾角が所定の角度値よりも小さいとき、左方スケーリングモードをフルスクリーンモードに切り換える。或いは、現在スクリーンにおけるトリガーイベントが検出され且つ前記トリガーイベントのスライド経路と移動端末の縦軸の正の方向との間の夾角が所定の角度値よりも小さいとき、左方スケーリングモードをフルスクリーンモードに切り換える。例えば、左方スケーリングモードが左下隅スケーリングモードである例では、
図10(a)の左方スケーリングモードの場面において、連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであると検出され且つ前記トリガーイベントのスライド経路と移動端末の縦軸の正の方向との間の夾角が所定の角度よりも小さいとき、移動端末は、
図10(a)の左方スケーリングモードを
図10(b)のフルスクリーンモードに切り換える。
【0091】
(5)連続タップモードが左にスライドさせる連続タップであり且つ現在ディスプレイモードが右方スケーリングモードであったとき、右方スケーリングモードを左方スケーリングモード又はフルスクリーンモードに切り換える。
【0092】
右方スケーリングモードにおいて、連続タップモードが左にスライドさせる連続タップであると検出されたとき、移動端末は、右方スケーリングモードを左方スケーリングモード又はフルスクリーンモードに切り換える。(4)における方法を参照して、どのモードに切り換えるかを決定することができる。例えば、右方スケーリングモードが右下隅スケーリングモードである例では、
図11(a)の右方スケーリングモードの場面において、連続タップモードが左にスライドさせる連続タップであると検出され且つトリガーイベントのスライド経路と移動端末の縦軸の正の方向との間の夾角が、所定の角度値よりも大きいとき、移動端末は、
図11(a)の右方スケーリングモードを
図11(b)の左方スケーリングモードに切り換える。
図12(a)の右方スケーリングモードの場面において、連続タップモードが左にスライドさせる連続タップであると検出され且つトリガーイベントのスライド経路と移動端末の縦軸の正の方向との間の夾角が所定の角度値よりも小さいとき、移動端末は、
図12(a)の右方スケーリングモードを
図12(b)のフルスクリーンモードに切り換える。
【0093】
(6)連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであり且つ現在ディスプレイモードが右方スケーリングモードであったとき、右方スケーリングモードをフルスクリーンモードに切り換える。
【0094】
右方スケーリングモードにおいて連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであると検出されたとき、移動端末は、右方スケーリングモードをフルスクリーンモードに切り換える。右方スケーリングモードが右下隅スケーリングモードである例では、
図13(a)の右方スケーリングモードの場面において、連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであると検出されたとき、移動端末は、
図13(a)の右方スケーリングモードを
図13(b)の左方スケーリングモードに切り換える。
【0095】
本開示の実施形態によって提供される方法を用いると、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが検出された後、2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードが切り換えられる。ディスプレイモードは、端末自体のボタンの様々なトリガー方式及び現在ディスプレイモードに従って切り換えられるので、操作の複雑性が低減され、異なるディスプレイモード間の切り換えの問題が解決され、また、様々なユーザの利き手に適している。
【0096】
図14は、例示的な実施形態に係るディスプレイモードを切り換える装置を示すブロック図である。前記装置は、左から右に第1のボタン、第2のボタン、及び第3のボタンとなるように移動端末のディスプレイインターフェースに配置されている3つのボタンを少なくとも有する移動端末において用いられる。
図14を参照すると、前記装置は、検出及び取得モジュール1401と、取得モジュール1402と、切り換えモジュール1403とを含む。
【0097】
検出及び取得モジュール1401は、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得するようになっている。
【0098】
取得モジュール1402は、現在ディスプレイモードを取得するようになっている。
【0099】
切り換えモジュール1403は、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードを切り換えるようになっている。
【0100】
ディスプレイモードは、フルスクリーンモード、左方スケーリングモード、及び右方スケーリングモードを含む。
【0101】
本開示の別の実施形態では、検出及び取得モジュール1401は、取得ユニットと検出及び取得ユニットとを含む。
【0102】
取得ユニットは、予め登録されているモニターを取得するようになっている。
【0103】
検出及び取得ユニットは、モニターに基づいて少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得するようになっている。
【0104】
本開示の別の実施形態では、検出及び取得ユニットは、第1の取得サブユニットと、第2の取得サブユニットと、起動サブユニットと、判定サブユニットとを含む。
【0105】
第1の取得サブユニットは、任意のボタンがトリガーされたことが検出されたとき、モニターに従って第1のボタンパラメータを取得するようになっている。
【0106】
第2の取得サブユニットは、ボタンパラメータとボタンとの間の対応関係に従って第1のボタンパラメータに対応するボタンを取得するようになっている。
【0107】
起動サブユニットは、ボタンが第2のボタンであったとき、タイマーを起動するようになっている。
【0108】
判定サブユニットは、タイマーの時間が所定の時間に達する前に第2のボタンパラメータが取得された場合、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが取得されたと判定するようになっている。
【0109】
本開示の別の実施形態では、前記第1の取得サブユニットは、任意のボタンがトリガーされたことが検出されたとき、タイマーにおいてonKeyEvent関数を呼び出し、keyEventを呼び出し、更に、getKeyCode関数を呼び出し、前記getKeyCode関数に従って第1のボタンパラメータを取得するようになっている。
【0110】
本開示の別の実施形態では、取得モジュール1402は、現在モードパラメータを取得し、ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って前記現在モードパラメータに対応する現在ディスプレイモードを取得するようになっている。
【0111】
本開示の別の実施形態では、取得モジュール1402は、モードパラメータが第1のパラメータであったとき、ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第1のパラメータに対応する現在ディスプレイモードをフルスクリーンモードとして取得するようになっている。
【0112】
取得モジュール1402は、モードパラメータが第2のパラメータであったとき、ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第2のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを左方スケーリングモードとして取得するようになっている。
【0113】
取得モジュール1402は、モードパラメータが第3のパラメータであったとき、ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第3のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを右方スケーリングモードとして取得するようになっている。
【0114】
本開示の別の実施形態では、切り換えモジュール1403は、判定ユニットと切り換えユニットとを含む。
【0115】
判定ユニットは、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントに従って、少なくとも2つのボタンのトリガー方式を連続タップモードと判定するようになっている。
【0116】
切り換えユニットは、連続タップモード及び現在ディスプレイモードに従って、スクリーンのディスプレイモードを切り換えるようになっている。
【0117】
本開示の別の実施形態では、連続タップモードは、左にスライドさせる連続タップ及び右にスライドさせる連続タップを含む。
【0118】
判定ユニットは、トリガーされたボタンが少なくとも第1のボタン及び第2のボタンを含み且つ少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が左向きであったとき、前記少なくとも2つのボタンのトリガー方式を左にスライドさせる連続タップと判定するようになっている。
【0119】
判定ユニットは、トリガーされたボタンが少なくとも第3のボタン及び第2のボタンを含み且つ少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が右向きであったとき、前記少なくとも2つのボタンのトリガー方式を右にスライドさせる連続タップと判定するようになっている。
【0120】
本開示の別の実施形態では、切り換えユニットは、連続タップモードが左にスライドさせる連続タップであり且つ現在ディスプレイモードがフルスクリーンモードであったとき、フルスクリーンモードを左方スケーリングモードに切り換えるようになっている。
【0121】
切り換えユニットは、連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであり且つ現在ディスプレイモードがフルスクリーンモードであったとき、フルスクリーンモードを右方スケーリングモードに切り換えるようになっている。
【0122】
切り換えユニットは、連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであり且つ現在ディスプレイモードがフルスクリーンモードであったとき、フルスクリーンモードを右方スケーリングモードに切り換えるようになっている。
【0123】
切り換えユニットは、連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであり且つ現在ディスプレイモードが左方スケーリングモードであったとき、左方スケーリングモードを右方スケーリングモード又はフルスクリーンモードに切り換えるようになっている。
【0124】
切り換えユニットは、連続タップモードが左にスライドさせる連続タップであり且つ現在ディスプレイモードが右方スケーリングモードであったとき、右方スケーリングモードを左方スケーリングモード又はフルスクリーンモードに切り換えるようになっている。
【0125】
切り換えユニットは、連続タップモードが右にスライドさせる連続タップであり且つ現在ディスプレイモードが右方スケーリングモードであったとき、右方スケーリングモードをフルスクリーンモードに切り換えるようになっている。
【0126】
本開示の実施形態によって提供される装置を用いると、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが検出された後、2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードが切り換えられる。ディスプレイモードは、端末自体のボタンの様々なトリガー方式及び現在ディスプレイモードに従って切り換えられるので、操作の複雑性が低減され、異なるディスプレイモード間の切り換えの問題が解決され、また、様々なユーザの利き手に適している。
【0127】
上記実施形態における装置に関して、その中の個々のモジュールの操作を実施するための具体的な方法は、ディスプレイモードを切り換える方法に関する実施形態に詳細に記載されているので、ここには記載しない。
【0128】
図15は、例示的な実施形態に係るディスプレイモードを切り換える装置1500の概略図である。例えば、装置1500は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、通信装置、ゲームコンソール、タブレット、医療機器、運動器具、携帯情報端末等であってよい。
【0129】
図15を参照すると、装置1500は、以下のコンポーネントのうちの1以上を含んでいてよい:処理コンポーネント1502、メモリ1504、電力コンポーネント1506、マルチメディアコンポーネント1508、オーディオコンポーネント1510、インプット/アウトプット(I/O)インターフェース1512、センサコンポーネント1514、及び通信コンポーネント1516。
【0130】
処理コンポーネント1502は、典型的に、ディスプレイ、電話による通話、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作等、装置1500の操作全体を制御する。処理コンポーネント1502は、上記方法における工程の全て又は一部を実施するための命令を実行する1以上のプロセッサ1520を含んでいてよい。更に、処理コンポーネント1502は、処理コンポーネント1502と他のコンポーネントとの間の相互作用を促進する1以上のモジュールを含んでいてよい。例えば、処理コンポーネント1502は、マルチメディアコンポーネント1508と処理コンポーネント1502との間の相互作用を促進するマルチメディアモジュールを含んでいてよい。
【0131】
メモリ1504は、装置1500の操作をサポートするために様々な種類のデータを保存するようになっている。かかるデータの例としては、装置1500で操作される任意のアプリケーション又はメソッドのための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオ等が挙げられる。メモリ1504は、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去書込み可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、消去書込み可能な読出し専用メモリ(EPROM)、書込み可能な読出し専用メモリ(PROM)、読出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気又は光ディスク等の任意の種類の揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリデバイス、又はこれらの組み合わせを用いて実行され得る。
【0132】
電力コンポーネント1506は、装置1500の様々なコンポーネントに電力を提供する。電力コンポーネント1506は、電力管理システム、1以上の電源、及び装置1500における発電、電力管理、及び配電に関連する任意の他のコンポーネントを含んでいてよい。
【0133】
マルチメディアコンポーネント1508は、装置1500とユーザとの間に出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。幾つかの実施形態では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含んでいてよい。スクリーンがタッチパネルを含んでいる場合、スクリーンは、タッチスクリーンとして実行されて、ユーザからの入力シグナルを受信することができる。タッチパネルは、タッチパネル上におけるタッチ、スワイプ、及びジェスチャーを感知するために1以上のタッチセンサを含む。タッチセンサは、タッチ又はスワイプ動作の境界を感知するだけでなく、タッチ又はスワイプ動作に関連する時間及び圧力も感知することができる。幾つかの実施形態では、マルチメディアコンポーネント1508は、フロントカメラ及び/又はリアカメラを含む。フロントカメラ及びリアカメラは、装置1500が撮影モード又はビデオモード等の操作モードにある間、外部マルチメディアデータを受信することができる。フロントカメラ及びリアカメラは、それぞれ、固定光学レンズシステムであってもよく、フォーカス及び光学ズーム機能を有していてもよい。
【0134】
オーディオコンポーネント1510は、オーディオシグナルを出力及び/又は入力するようになっている。例えば、オーディオコンポーネント1510は、装置1500が、例えば、通話モード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにあるとき、外部オーディオシグナルを受信するようになっているマイクロホン(MIC)を含む。受信されたオーディオシグナルは、更にメモリ1504に保存してもよく、通信コンポーネント1516を介して送信してもよい。幾つかの実施形態では、オーディオコンポーネント1510は、オーディオシグナルを出力するためのスピーカーを更に含む。
【0135】
I/Oインターフェース1512は、処理コンポーネント1502とキーボード、クリックホイール、ボタン等の周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供する。ボタンとしては、例えば、ホームボタン、ボリュームボタン、スタートボタン、及びロックボタン等を挙げることができるが、これらに限定されない。
【0136】
センサコンポーネント1514は、装置1500の様々な態様のステータスアセスメントを提供するための1以上のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント1514は、装置1500の開閉状態、装置1500のコンポーネント(例えば、ディスプレイ及びキーパッド)の相対配置、装置1500又は装置1500のコンポーネントの位置変化、装置1500と接触しているユーザの有無、装置1500の配向又は加速/減速、及び装置1500の温度変化を検出し得る。センサコンポーネント1514は、任意の物理的接触なしに近傍の物体の存在を検出するようになっている近接センサを含んでいてよい。また、センサコンポーネント1514は、イメージングアプリケーションで用いるための光センサ、例えば、CMOS又はCCD画像センサを含んでいてよい。幾つかの実施形態では、センサコンポーネント1514は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、又は温度センサを含んでいてよい。
【0137】
通信コンポーネント1516は、装置1500と他の装置との間の有線又は無線の通信を促進するようになっている。装置1500は、WiFi、2G、若しくは3G等の通信規格、又はこれらの組み合わせに基づいて無線ネットワークにアクセスすることができる。1つの例示的な実施形態では、通信コンポーネント1516は、放送チャネルを介して外部放送管理システムから放送信号又は放送に関連する情報を受信する。1つの例示的な実施形態では、通信コンポーネント1516は、更に、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールを含む。例えば、NFCモジュールは、無線ICタグ(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、及び他の技術に基づいて実行してよい。
【0138】
例示的な実施形態では、装置1500は、上記方法を実施するために、1以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル論理装置(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他の電子部品を用いて実行してよい。
【0139】
例示的な実施形態では、上記方法を実施するために、装置1500におけるプロセッサ1520によって実行可能な(例えば、メモリ1504に保存されている)命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体も提供される。例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光学データ記録装置等であってよい。
【0140】
非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供される。記憶媒体に保存されている命令は、移動端末のプロセッサによって実行されたとき、前記移動端末にディスプレイモードを切り換える方法を実施させる。前記方法は、左から右に第1のボタン、第2のボタン、及び第3のボタンとなるように移動端末のディスプレイインターフェースに配置されている3つのボタンを少なくとも有する移動端末において用いられ、
少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得すること、
現在ディスプレイモードを取得すること、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び前記現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードを切り換えること
を含み、
前記ディスプレイモードは、フルスクリーンモード、左方スケーリングモード、及び右方スケーリングモードを含む。
【0141】
本開示の別の実施形態では、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得することは、
予め登録されているモニターを取得すること、
前記モニターに基づいて、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得すること
を含む。
【0142】
本開示の別の実施形態では、前記モニターに基づいて前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントを検出及び取得することは、
任意のボタンがトリガーされたことが検出されたとき、前記モニターに従って第1のボタンパラメータを取得すること、
ボタンパラメータとボタンとの間の対応関係に従って前記第1のボタンパラメータに対応するボタンを取得すること、
前記ボタンが第2のボタンであったとき、タイマーを起動すること、
前記タイマーの時間が所定の時間に達する前に第2のボタンパラメータが取得された場合、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが取得されたと判定すること
を含む。
【0143】
本開示の別の実施形態では、前記モニターに従って第1のボタンパラメータを取得することは、
任意のボタンがトリガーされたことが検出されたとき、タイマーにおいてonKeyEvent関数を呼び出し、keyEvent関数を呼び出し、更に、getKeyCode関数を呼び出すこと、
前記getKeyCode関数に従って前記第1のボタンパラメータを取得すること
を含む。
【0144】
本開示の別の実施形態では、前記現在ディスプレイモードを取得することは、
現在モードパラメータを取得すること、
ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って前記現在モードパラメータに対応する現在ディスプレイモードを取得すること
を含む。
【0145】
本開示の別の実施形態では、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って前記現在モードパラメータに対応する現在ディスプレイモードを取得することは、
前記モードパラメータが第1のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第1のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記フルスクリーンモードとして取得すること、
前記モードパラメータが第2のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第2のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記左方スケーリングモードとして取得すること、
前記モードパラメータが第3のパラメータであったとき、前記ディスプレイモードとモードパラメータとの間の対応関係に従って、前記第3のパラメータに対応する現在ディスプレイモードを前記右方スケーリングモードとして取得すること
を含む。
【0146】
本開示の別の実施形態では、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び前記現在ディスプレイモードに従ってスクリーンのディスプレイモードを切り換えることは、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントに従って前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を連続タップモードと判定すること、
前記連続タップモード及び前記現在ディスプレイモードに従って、前記スクリーンのディスプレイモードを切り換えること
を含む。
【0147】
本開示の別の実施形態では、前記連続タップモードは、左にスライドさせる連続タップ及び右にスライドさせる連続タップを含み、
前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントに従って前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を連続タップモードと判定することは、
トリガーされたボタンが少なくとも前記第1のボタン及び前記第2のボタンを含み且つ前記少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が左向きであったとき、前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を前記左にスライドさせる連続タップと判定すること、
前記トリガーされたボタンが少なくとも前記第3のボタン及び前記第2のボタンを含み且つ前記少なくとも2つのボタンにおけるタッチ操作のスライド経路が右向きであるとき、前記少なくとも2つのボタンの前記トリガー方式を前記右にスライドさせる連続タップと判定すること
を含む。
【0148】
本開示の別の実施形態では、前記連続タップモード及び前記現在ディスプレイモードに従って、前記スクリーンのディスプレイモードを切り換えることは、
前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記フルスクリーンモードであったとき、前記フルスクリーンモードを前記左方スケーリングモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記フルスクリーンモードであったとき、前記フルスクリーンモードを前記右方スケーリングモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記左方スケーリングモードであったとき、前記左方スケーリングモードを前記フルスクリーンモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記左方スケーリングモードであったとき、前記左方スケーリングモードを前記右方スケーリングモード又は前記フルスクリーンモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記左にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記右方スケーリングモードであったとき、前記右方スケーリングモードを前記左方スケーリングモード又は前記フルスクリーンモードに切り換えること、
前記連続タップモードが前記右にスライドさせる連続タップであり且つ前記現在ディスプレイモードが前記右方スケーリングモードであったとき、前記右方スケーリングモードを前記フルスクリーンモードに切り換えること
を含む。
【0149】
本開示の実施形態によって提供される非一時的コンピュータ可読記憶媒体を用いると、少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントが検出された後、前記少なくとも2つのボタンを逐次トリガーするイベントのトリガー方式及び現在ディスプレイモードに従って、スクリーンのディスプレイモードが切り換えられる。ディスプレイモードは、端末自体のボタンの様々なトリガー方式及び現在ディスプレイモードに従って切り換えられるので、操作の複雑性が低減され、異なるディスプレイモード間の切り換えの問題が解決され、また、様々なユーザの利き手に適している。
【0150】
本発明の他の実施形態は、本明細書に開示する本発明の詳細及び実施を考慮して当業者に明らかである。本願は、当技術分野における公知の実施又は慣行の範囲内であるとき、本開示からの下記逸脱を含む、本開示の一般的な原理に従う本発明の任意の変形、用途、又は応用を網羅することを意図する。明細書及び実施例は、単なる例示であるとみなされ、本発明の真の範囲及び趣旨は、以下の特許請求の範囲によって示されることを意図する。
【0151】
本発明は、上に記載した及び添付図面に図示した正確な構造に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなしに様々な改変及び変更を行い得ることが理解される。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることを意図する。