【課題を解決するための手段】
【0021】
本発明者らは、前記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、後述の特定の投与方式が、有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアートまたはその塩を含有する催眠鎮静剤を全身麻酔の導入および/または維持に用いる際に最適であることを見出し、さらに検討を重ねることにより本発明を完成した。
【0022】
すなわち、本発明は、
[A01]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアートまたはその塩を含有する催眠鎮静剤であって、有効成分の静脈内投与における投与速度が、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.3mg乃至約40mgである剤;
[A02]有効成分がメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩である前記[A01]記載の剤;
[A03]全身麻酔の導入および/または維持に用いられる前記[A01]または[A02]記載の剤;
[A04](1)全身麻酔の導入および維持、または(2)全身麻酔の導入に用いられる前記[A01]乃至[A03]のいずれか一項に記載の剤;
[A05]麻薬性鎮痛薬と所望によって筋弛緩薬との併用下で用いられる前記[A03]または[A04]記載の剤;
[A06]静脈内投与の開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起する前記[A03]または[A04]記載の剤;
[A07]全身麻酔の導入および維持に用いられ、静脈内投与が二段階の投与工程からなる前記[A04]記載の剤;
[A08]有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約3mg乃至約40mgである全身麻酔の導入のための第1工程と、有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.3mg乃至約2.5mgである全身麻酔の維持のための第2工程からなる前記[A07]記載の剤;
[A09]第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg乃至約30mgである前記[A08]記載の剤;
[A10]第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg、約6mg、約8mg、約12mg、約21mg、または約30mgである前記[A08]または[A09]記載の剤;
[A11]第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgである前記[A08]乃至[A10]のいずれか一項に記載の剤;
[A12]患者の年齢が20歳以上65歳未満である前記[A08]乃至[A11]のいずれか一項に記載の剤;
[A13]第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mg、約12mg、約21mg、または約30mgである前記[A12]記載の剤;
[A14]第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgである前記[A12]または[A13]記載の剤;
[A15]患者の年齢が65歳以上である前記[A08]乃至[A11]のいずれか一項に記載の剤;
[A16]第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg、約8mg、または約12mgである前記[A15]記載の剤;
[A17]第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgである前記[A15]記載の剤;
[A18]第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約2mgである前記[A08]記載の剤;
[A19]患者の年齢が20歳以上65歳未満である前記[A08]乃至[A14]および[A18]のいずれか一項に記載の剤;
[A20]第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.8mg乃至約2mgである前記[A19]記載の剤;
[A21]第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである前記[A19]記載の剤;
[A22]第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約1mgである前記[A19]乃至[A21]のいずれか一項に記載の剤;
[A23]患者の年齢が65歳以上である前記[A08]乃至[A11]および[A15]乃至[A18]のいずれか一項に記載の剤;
[A24]第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである前記[A23]記載の剤;
5]第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約1mgである前記[A23]または[A24]記載の剤;[A26]全身麻酔の導入に用いられ、静脈内投与が一段階の投与工程からなる前記[A04]記載の剤;
[A27]患者の年齢が20歳以上であり、有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgである前記[A26]記載の剤;
[A28]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する催眠鎮静剤であって、全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg乃至約30mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約2mgである、静脈内投与の開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起する剤;
[A29]麻薬性鎮痛薬がレミフェンタニルである前記[A05]または[A28]記載の剤;
[A30]筋弛緩薬がロクロニウム臭化物である前記[A05]、[A28]、または[A29]記載の剤;
[A31]血圧低下の副作用の発現率が15%未満である前記[A01]、[A28]、[A29]、または[A30]記載の剤;
【0023】
[B01]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する催眠鎮静剤であって、全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである剤;
[B02]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する催眠鎮静剤であって、全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約12mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである剤;
[B03]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する催眠鎮静剤であって、全身麻酔の導入のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgである剤;
[B04]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する催眠鎮静剤であって、全身麻酔の導入のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約12mgである剤;
【0024】
[C01](1)有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する医薬組成物と、(2)容器と、(3)前記有効成分を麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下、二段階の投与工程で静脈内投与することにより全身麻酔の導入および維持に使用することができる旨を示す、指示書、説明書、添付文書、または製品ラベルとを含む、製品;
[C02]二段階の投与工程が、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgの投与速度で行われる全身麻酔の導入のための第1工程と、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgの投与速度で行われる全身麻酔の維持のための第2工程からなる前記[C01]記載の製品;
[C03](1)有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する医薬組成物と、(2)容器と、(3)前記有効成分を麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgの投与速度で静脈内投与することにより全身麻酔の導入に使用することができる旨を示す、指示書、説明書、添付文書、または製品ラベルとを含む、製品;
【0025】
[D01]メチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下、二段階の投与工程で静脈内投与することにより全身麻酔の導入および維持に使用することができる旨を示す、指示書、説明書、添付文書、または製品ラベル;
[D02]二段階の投与工程が、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgの投与速度で行われる全身麻酔の導入のための第1工程と、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgの投与速度で行われる全身麻酔の維持のための第2工程からなる前記[D01]記載の指示書、説明書、添付文書、または製品ラベル;
[D03]メチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgの投与速度で静脈内投与することにより全身麻酔の導入に使用することができる旨を示す、指示書、説明書、添付文書、または製品ラベル;
[D04]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する医薬組成物の広告方法であって、対象とする視聴者に、前記有効成分を麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下、二段階の投与工程で静脈内投与することにより全身麻酔の導入および維持に使用することができる旨を伝達し、前記組成物の使用を促すことを含む方法;
[D05]二段階の投与工程が、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgの投与速度で行われる全身麻酔の導入のための第1工程と、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgの投与速度で行われる全身麻酔の維持のための第2工程からなる前記[D04]記載の方法;
[D06]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する医薬組成物の広告方法であって、対象とする視聴者に、前記有効成分を麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgの投与速度で静脈内投与することにより全身麻酔の導入に使用することができる旨を伝達し、前記組成物の使用を促すことを含む方法;
【0026】
[E01]有効成分であるメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアートまたはその塩の有効量をその処置を必要とする患者に静脈内投与することを含む催眠鎮静方法であって、有効成分の静脈内投与における投与速度が、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.3mg乃至約40mgである方法;
[E02]有効成分であるメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩の有効量をその処置を必要とする患者に静脈内投与することを含む催眠鎮静方法であって、全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下に行われる、有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg乃至約30mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約2mgである、静脈内投与の開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起する方法;
[E03]有効成分であるメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有するベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の有効量をその処置を必要とする患者に静脈内投与することを含む催眠鎮静方法であって、全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下に行われる、全身麻酔の導入のための第1工程と全身麻酔の維持のための第2工程からなる二段階の投与工程からなり、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg乃至約30mgという第1工程の投与速度での前記ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の投薬開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起し、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約2mgという第2工程の投与速度での前記ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の投薬終了後、約30分以内に全身麻酔患者の意識回復を得る、血圧低下の副作用の発現率が15%未満である方法;
[E04]有効成分であるメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩の有効量をその処置を必要とする患者に静脈内投与することを含む催眠鎮静方法であって、全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下に行われる、有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである方法;
【0027】
[F01]静脈内投与における投与速度が、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.3mg乃至約40mgである、催眠鎮静のためのメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアートまたはその塩;
[F02]全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg乃至約30mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約2mgである、静脈内投与の開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起する、催眠鎮静のためのメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩;
[F03]静脈内投与用のベンゾジアゼピン系化合物であって、全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、全身麻酔の導入のための第1工程と全身麻酔の維持のための第2工程からなる二段階の投与工程からなり、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg乃至約30mgという第1工程の投与速度での前記ベンゾジアゼピン系化合物の投薬開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起し、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約2mgという第2工程の投与速度での前記ベンゾジアゼピン系化合物の投薬終了後、約30分以内に全身麻酔患者の意識回復を得る、血圧低下の副作用の発現率が15%未満の、催眠鎮静のためのメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩;
[F04]全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである、催眠鎮静のためのメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩;
【0028】
[G01]静脈内投与における投与速度が、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.3mg乃至約40mgである催眠鎮静剤の製造のためのメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアートまたはその塩の使用;
[G02]全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg乃至約30mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約2mgである、静脈内投与の開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起する催眠鎮静剤の製造のための有効成分としてのメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩の使用;
[G03]全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、全身麻酔の導入のための第1工程と全身麻酔の維持のための第2工程からなる二段階の投与工程からなり、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg乃至約30mgという第1工程の投与速度でのベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の投薬開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起し、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約2mgという第2工程の投与速度でのベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の投薬終了後、約30分以内に全身麻酔患者の意識回復を得る、血圧低下の副作用の発現率が15%未満である静脈内投与用ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の製造のための有効成分としてのメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩の使用;
[G04]全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである催眠鎮静剤の製造のための有効成分としてのメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩の使用;
【0029】
[H01]全身麻酔の導入および維持のために静脈内持続投与で用いられるベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤であって、患者に全身麻酔を導入するために必要な投与速度での前記ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の投薬開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起する催眠鎮静剤;
[H02]全身麻酔の導入および維持のために静脈内持続投与で用いられるベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤であって、患者の全身麻酔を維持するために必要な投与速度での前記ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の投薬終了後、約30分以内に全身麻酔患者の意識回復を得る催眠鎮静剤;
[H03]全身麻酔の導入および維持のために静脈内持続投与で用いられるベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤であって、患者に全身麻酔を導入するために必要な投与速度での前記ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の投薬開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起し、かつ患者の全身麻酔を維持するために必要な投与速度での前記ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の投薬終了後、約30分以内に全身麻酔患者の意識回復を得る催眠鎮静剤;
[H04]ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤が有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する前記[H01]乃至[H03]のいずれか一項に記載の剤;
[H05]有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg乃至約30mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約2mgである前記[H04]記載の剤;
[H06]有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである前記[H04]または[H05]記載の剤;
[H07]血圧低下の副作用の発現率が15%未満である前記[H04]、[H05]または[H06]記載の剤;
[H08]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する静脈内投与用ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤であって、全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、全身麻酔の導入のための第1工程と全身麻酔の維持のための第2工程からなる二段階の投与工程からなり、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg乃至約30mgという第1工程の投与速度での前記ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の投薬開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起し、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約2mgという第2工程の投与速度での前記ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の投薬終了後、約30分以内に全身麻酔患者の意識回復を得る、血圧低下の副作用の発現率が15%未満の催眠鎮静剤;
[H09]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する静脈内投与用ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤であって、全身麻酔の導入および維持のために麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下で用いられる、全身麻酔の導入のための第1工程と全身麻酔の維持のための第2工程からなる二段階の投与工程からなり、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgという第1工程の投与速度での前記ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の投薬開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起し、その処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgという第2工程の投与速度での前記ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤の投薬終了後、約30分以内に全身麻酔患者の意識回復を得る、血圧低下の副作用の発現率が15%未満の催眠鎮静剤;
【0030】
[J01]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアートまたはその塩を含有し、有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約3mg乃至約40mgである全身麻酔の導入剤;
[J02]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアートまたはその塩を含有し、有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgである全身麻酔の導入剤;
[J03]有効成分がメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩である前記[J01]または[J02]記載の剤;
[J04]麻薬性鎮痛薬と所望によって筋弛緩薬との併用下で用いられる前記[J01]乃至[J03]のいずれか一項に記載の剤;
【0031】
[K01]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアートまたはその塩を含有し、有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.3mg乃至約2.5mgである全身麻酔の維持剤;
[K02]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアートまたはその塩を含有し、有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである全身麻酔の維持剤;
[K03]有効成分がメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩である前記[K01]または[K02]記載の剤;
[K04]麻薬性鎮痛薬と所望によって筋弛緩薬との併用下で用いられる前記[K01]乃至[K03]のいずれか一項に記載の剤;
【0032】
[L01]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアートまたはその塩を含有し、有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約3mg乃至約40mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.3mg乃至約2.5mgである全身麻酔の導入および維持剤;
[L02]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアートまたはその塩を含有し、有効成分の静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである全身麻酔の導入および維持剤;
[L03]有効成分がメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩である前記[L01]または[L02]記載の剤;
[L04]麻薬性鎮痛薬と所望によって筋弛緩薬との併用下で用いられる前記[L01]乃至[L03]のいずれか一項に記載の剤;
【0033】
[M01]メチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩の、全身麻酔の導入および維持用投与方式;
[M02]メチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有する催眠鎮静剤の、全身麻酔の導入および維持用投与方式;
[M03]血圧低下の副作用の発現率が15%未満である、前記[M01]または[M02]記載の投与方式;
【0034】
[N01]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアートまたはその塩を含有し、全身麻酔の導入および維持のためにその処置を必要とする患者に2分間を超えて静脈内投与される催眠鎮静剤;
[N02]有効成分がメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩である前記[N01]記載の剤;
[N03]静脈内投与が二段階の投与工程からなる前記[N01]または[N02]記載の剤;
[N04]有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約3mg乃至約40mgである全身麻酔の導入のための第1工程と、有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.3mg乃至約2.5mgである全身麻酔の維持のための第2工程からなる前記[N03]記載の剤;
[N05]有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgである全身麻酔の導入のための第1工程と、有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである全身麻酔の維持のための第2工程からなる前記[N03]または[N04]記載の剤;
[N06]麻薬性鎮痛薬と所望によって筋弛緩薬との併用下で用いられる前記[N01]乃至[N05]のいずれか一項に記載の剤;
[N07]静脈内投与の開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起する前記[N01]乃至[N06]のいずれか一項に記載の剤;
[N08]血圧低下の副作用の発現率が15%未満である前記[N01]乃至[N07]のいずれか一項に記載の剤;
[N09]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有し、麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下、全身麻酔の導入および維持のためにその処置を必要とする患者に2分間を超えて静脈内投与され、前記静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg乃至約30mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約2mgである、静脈内投与の開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起する催眠鎮静剤;
[N10]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有し、麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下、全身麻酔の導入および維持のためにその処置を必要とする患者に2分間を超えて静脈内投与され、前記静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである、静脈内投与の開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起する催眠鎮静剤;
[N11]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有し、麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下、全身麻酔の導入および維持のためにその処置を必要とする患者に2分間を超えて静脈内投与され、前記静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約4mg乃至約30mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約2mgである、第1工程においては静脈内投与の開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起し、第2工程においては手術中の患者に適切な麻酔深度を与える催眠鎮静剤;および
[N12]有効成分としてメチル 3−[(4S)−8−ブロモ−1−メチル−6−(2−ピリジニル)−4H−イミダゾ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル]プロパノアート ベンゼンスルホン酸塩を含有し、麻薬性鎮痛剤と所望によって筋弛緩剤との併用下、全身麻酔の導入および維持のためにその処置を必要とする患者に2分間を超えて静脈内投与され、前記静脈内投与が二段階の投与工程からなり、全身麻酔の導入のための第1工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約6mgまたは約12mgであり、全身麻酔の維持のための第2工程での有効成分の静脈内投与における投与速度がその処置を必要とする患者の体重1kgあたり毎時約0.4mg乃至約1mgである、第1工程においては静脈内投与の開始から約180秒以内に患者の意識消失を惹起し、第2工程においては手術中の患者に適切な麻酔深度を与える催眠鎮静剤;
等に関する。