(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6200345
(24)【登録日】2017年9月1日
(45)【発行日】2017年9月20日
(54)【発明の名称】車載アンテナ
(51)【国際特許分類】
H01Q 1/32 20060101AFI20170911BHJP
H01Q 1/22 20060101ALI20170911BHJP
H01Q 13/08 20060101ALI20170911BHJP
B60R 11/02 20060101ALI20170911BHJP
【FI】
H01Q1/32 Z
H01Q1/22 A
H01Q13/08
B60R11/02 A
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-27548(P2014-27548)
(22)【出願日】2014年2月17日
(65)【公開番号】特開2015-154327(P2015-154327A)
(43)【公開日】2015年8月24日
【審査請求日】2016年8月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】308013436
【氏名又は名称】小島プレス工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】特許業務法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田山 照人
【審査官】
佐藤 当秀
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−147543(JP,A)
【文献】
特開2013−005117(JP,A)
【文献】
実開平02−028103(JP,U)
【文献】
特開2004−246518(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60L 7/00− 13/10
B60R 11/02
H01Q 1/22
H01Q 1/32
H01Q 13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車載アンテナにおいて、
アンテナ素子と、
筐体に収容された車載アクセサリ機器を保持する金属ブラケットと、を備え、
前記金属ブラケットは、
前記筐体の底面との間に前記車載アクセサリ機器を保持する保持部と、
前記底面との間に空間を隔てて広がる板形状を有し、前記車載アクセサリ機器から離れる側に前記保持部から伸びた突出部とを含み、
前記アンテナ素子は、
前記突出部と前記底面との間に位置し、前記突出部の表面と対向する表面を有する板状に形成されており、
前記車載アンテナは、さらに、
前記突出部と前記アンテナ素子との間に接続されている接続導体と、
前記アンテナ素子から前記突出部に向かって伸びた給電導体と、
を備えることを特徴とする車載アンテナ。
【請求項2】
請求項1に記載の車載アンテナにおいて、
前記突出部が前記底面との間に空間を隔てて前記筐体に固定されており、前記突出部が前記筐体に固定されることによって、前記保持部が前記底面との間に前記車載アクセサリを保持することを特徴とする車載アンテナ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の車載アンテナにおいて、
前記筐体は、非接触充電を行う車両の窓または窓近傍に配置され、前記車載アンテナは、電力供給装置との間の無線通信に用いられることを特徴とする車載アンテナ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載アンテナに関し、特に、アクセサリ機器と共に車両に搭載されるアンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車には、ラジオ受信機、テレビ受像機、ETC(Electronic Toll Collection System)、カーナビゲーションシステム等の無線装置に用いられるアンテナが搭載されている。このような車載アンテナは、ルーフの上、スポイラの内部、オーバヘッドコンソールの内部等に搭載されることが多い。
【0003】
例えば、以下の特許文献1〜3には、スポイラにアンテナ素子が配置されたアンテナが記載されている。特許文献4には、オーバヘッドコンソールにアンテナ素子が配置されたアンテナが記載されている。また、本発明に関連する技術として、特許文献5および6には、自動車に搭載された二次電池を非接触充電によって充電する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−177556号公報
【特許文献2】特開2009−177484号公報
【特許文献3】特開2008−283609号公報
【特許文献4】特開2008−118546号公報
【特許文献5】特開2012−249490号公報
【特許文献6】特開2013−46435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、自動車には様々な無線装置が搭載されている。したがって、新たな無線装置を搭載する設計を行う場合、アンテナを搭載するスペースを確保することが問題となる。すなわち、搭載位置が既に定められたアンテナとの干渉による性能劣化を回避しつつ、新たにアンテナを追加することが困難なことがある。また、アンテナの大きさによっては、空きスペースにアンテナを搭載することが困難なことがある。
【0006】
本発明は、自動車に搭載することが容易なアンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
車載アンテナにおいて、アンテナ素子と、
筐体に収容された車載アクセサリ機器を保持する金属ブラケットと、を備え
、前記金属ブラケットは、前記筐体の底面との間に前記車載アクセサリ機器を保持する保持部と、前記底面との間に空間を隔てて広がる板形状を有し、前記車載アクセサリ機器から離れる側に前記保持部から伸びた突出部とを含み、前記アンテナ素子は、前記突出部と前記底面との間に位置し、前記突出部の表面と対向する表面を有する板状に形成されており、前記車載アンテナは、さらに、前記突出部と前記アンテナ素子との間に接続されている接続導体と、前記アンテナ素子から前記突出部に向かって伸びた給電導体と、を備えることを特徴とする。
【0008】
望ましくは、
前記突出部が前記底面との間に空間を隔てて前記筐体に固定されており、前記突出部が前記筐体に固定されることによって、前記保持部が前記底面との間に前記車載アクセサリを保持する。
【0009】
望ましくは、前記筐体は、非接触充電を行う車両の窓または窓近傍に配置され、前記車載アンテナは、電力供給装置との間の無線通信に用いられる。
【0010】
本発明において、アクセサリ機器には、電気部品、機械部品等の自動車用の部品や、部品が組み合わされて構成された装置が含まれる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、自動車に搭載することが容易なアンテナを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】センサユニットを搭載した自動車を示す図である。
【
図3】金属ブラケット、アンテナ素子、および同軸ケーブルの斜視図である。
【
図4】同軸ケーブルの先端部分を拡大して示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1には、本発明の実施形態に係るセンサユニット14を搭載した自動車10が示されている。センサユニット14は、フロントウィンドウ12の車室側の上部に固定されている。センサユニット14は、アクセサリ機器として車載カメラ、ワイパ用センサ、および車載アンテナを備えている。車載カメラは、例えば、自動走行制御を行うために用いられる。この場合、車載カメラは、道路上に描かれた車線等の走行経路の基準となるものを撮影し、映像データを走行制御装置に送信する。走行制御装置は、映像データに基づいて自動走行制御を行う。その他、車載カメラは、ドライブレコーダ用のカメラとして用いられてもよい。ワイパ用センサは、ワイパ16の動作を検出し、ワイパ制御装置に検出信号を送信する。ワイパ制御装置は、検出信号に基づいてワイパ16の動作を制御する。
【0014】
センサユニット14の搭載先の自動車10が、非接触充電を行うハイブリッド自動車または電気自動車である場合、車載アンテナは車外の電力供給装置との間の無線通信に用いられてもよい。その他、車載アンテナは、ラジオ受信機、テレビ受像機、ETC、カーナビゲーションシステム、携帯電話等に用いられてもよい。
【0015】
フロントウィンドウ12の外周付近には、フロントウィンドウ12の周囲の美観を高めるため、その車室側の面にセラミック等を原料とする装飾用塗料18が塗布されている。センサユニット14は、車載カメラのレンズが前方に向けられ、ワイパ用センサによってワイパ16が検出される姿勢で、フロントウィンドウ12の装飾用塗料18が塗布された面側に固定されている。装飾用塗料18によって、センサユニット14は自動車10の外側から目立たないようになっている。センサユニット14は、フロントウィンドウ12の他、リアウィンドウ、サイドウィンドウ等、その他の窓またはその周辺に固定されてもよい。この場合、センサユニット14には固定場所に応じたアクセサリ機器が備えられる。
【0016】
図2には、センサユニット14の斜視図が示されている。
図2のx軸正方向は自動車前方に対応する。y軸正方向は自動車から前方を見て左方向に対応し、z軸正方向は自動車の上方向に対応する。センサユニット14の筐体20には、車載カメラ22、ワイパ用センサ24、および車載アンテナ30が収容されている。
【0017】
車載カメラ22は、金属ブラケット28によってセンサユニット14の筐体20に固定されている。金属ブラケット28は、車載カメラ22の左右の上側の縁を覆う保持部32と、保持部32よりy軸正方向側に位置し、x軸負方向側に伸びた突出部34とを備える。突出部34が筐体20に固定されることで、車載カメラ22が保持部32によって保持され、車載カメラ22が筐体20に固定される。筐体20内には、車載カメラ22の傍らにワイパ用センサ24が固定されている。
【0018】
車載アンテナ30は、金属ブラケット28およびアンテナ素子36によって構成されている。アンテナ素子36は、金属板等、板状の導電性部材によって形成されている。アンテナ素子36の上表面と突出部34の下表面とは対向し、アンテナ素子36と突出部34との間に介在する柱状スペーサ40によってこれらの間の距離が一定に保たれている。アンテナ素子36は、接続導体56によって突出部34に接続されている。
【0019】
同軸ケーブル38の内導体および外導体は、後述する接続構造によって、それぞれ、アンテナ素子36および突出部34に接続されている。
【0020】
図3には、金属ブラケット28、アンテナ素子36、および同軸ケーブル38の斜視図が示されている。金属ブラケット28は、保持部32および突出部34を有する。金属ブラケット28およびアンテナ素子36は、例えば、金属板にプレス加工等を施すことで一体成形される。
【0021】
保持部32の上板には、x軸正方向に向かって末広がりの切れ込み45が形成されている。切れ込み45が形成されることで、保持部32には、第1分岐部42、第2分岐部44および接続部48が形成されている。第1分岐部42は、切れ込み45のy軸負方向側において切れ込み方向に伸びる。第2分岐部44は、切れ込み45のy軸正方向側において切れ込み方向に伸びる。接続部48は、切れ込み45の最奥部でy軸方向に沿って伸び、第1分岐部42の端および第2分岐部44の端を接続する。
【0022】
第1分岐部42は、上板の外側の辺から下方に拡がるガイド板46を有し、長手方向に垂直な断面がL字形状をなしている。第2分岐部44もまた、その上板の外側の辺から下方に拡がるガイド板46を有し、長手方向に垂直な断面がL字形状をなしている。
【0023】
突出部34は板形状を有し、保持部32のy軸正方向側に位置し、x軸負方向側に向かって伸びている。突出部34の両端近傍には、金属ブラケット28をビスによって筐体に固定するためのビス穴50が開けられている。
図3には、各端に2個のビス穴50が開けられた例が示されている。また、アンテナ素子36と対向する位置には、ネジ穴52が開けられている。このネジ穴52は、突出部34とアンテナ素子36との間に中空の柱状スペーサを介在させ、柱状スペーサにネジを貫通させるためのネジを通すものである。
図3には、3つのネジ穴52が開けられた例が示されている。
【0024】
アンテナ素子36はx軸方向に伸び、その上表面が金属ブラケット28の突出部34の下表面と対向するように配置されている。アンテナ素子36の
図3の奥側からは、z軸方向に沿って給電導体54が伸びている。また、給電導体54より手前側には、給電導体54と延伸方向を揃えて、突出部34とアンテナ素子36とを機械的および電気的に接続する接続導体56が伸びている。給電導体54および接続導体56の位置は、車載アンテナ30の特性に応じて定められてもよい。すなわち、給電導体54および接続導体56は、反射係数、受信レベル等のアンテナ特性に応じて、アンテナ素子36の周囲における適切な位置、または、アンテナ素子36の上表面における適切な位置に設けられてもよい。また、接続導体56は、アンテナ特性に応じて、突出部34の周囲における適切な位置、または、突出部34の下表面における適切な位置に設けられてもよい。アンテナ素子36には、上述の柱状スペーサを固定するためのネジ穴52が開けられている。
【0025】
図4には、同軸ケーブル38の先端部分を拡大して示した図が示されている。同軸ケーブル38の内導体の先端は、給電導体54に接続されている。網状に形成された同軸ケーブル38の外導体は、同軸ケーブル38先端に向かう方向とは反対方向に捲り返され、接地金具58に挟まれている。具体的に、接地金具58は、突出部34の先端に取り付けられている。接地金具58は、同軸ケーブル38を挟む同軸はさみ部60と、同軸はさみ部60から突出し、屈曲形状を有する一対のバネ片62とを有する。一方のバネ片62は、突出部34に開けられた取り付け穴64に差し込まれ、その屈曲形状の凹みによって取り付け穴64に引っ掛かる。それと共に、他方のバネ片62は突出部34の奥側の縁を押圧しつつ、その屈曲形状の凹みによって突出部34の縁に引っ掛かる。一対のバネ片62は、突出部34の取り付け穴64と縁との間の領域を付勢力によって挟む。これによって、同軸ケーブル38は、突出部34に固定されると共に、同軸ケーブル38の外導体が、突出部34に電気的に接続される。
【0026】
図5には、センサユニット14の分解斜視図が示されている。金属ブラケット28の突出部34とアンテナ素子36との間には柱状スペーサ40が配置される。
図5には、3本の柱状スペーサ40が用いられた例が示されている。柱状スペーサ40は長手方向に貫通する穴を有する。柱状スペーサ40は、突出部34およびアンテナ素子36に開けられたネジ穴52と、柱状スペーサ40の両端に開口する穴とが合わせられた状態で、突出部34とアンテナ素子36との間に挟まれる。その状態で、突出部34のネジ穴52からネジ68が挿入され、ネジ68の先端がアンテナ素子36の下側に突出する。ネジ68の突出部分にはナット69が取り付けられ、ナット69がネジ68に締結されることで、柱状スペーサ40が突出部34とアンテナ素子36との間に固定される。これによって、突出部34とアンテナ素子36との位置関係が固定され、接続導体56に与えられる機械的な負担が軽減される。
【0027】
柱状スペーサ40は、例えば、プラスチック樹脂等の絶縁体で形成される。また、ネジ68の頭部と突出部34との間、および、ナット69とアンテナ素子36との間には、例えば、絶縁体で形成されたワッシャが挟まれる。また、ネジ穴52の縁には円環状の絶縁部材を設けてもよい。これによって、アンテナ素子36と金属ブラケット28との間が電気的に絶縁される。ネジ68、ナット69、および柱状スペーサ40は、プラスチック樹脂等の絶縁体材料で形成してもよい。また、車載アンテナの特性に応じて、柱状スペーサ40を固定する構造によって、アンテナ素子36と突出部34との間を電気的に接続してもよい。
【0028】
同軸ケーブル38は、先に
図4に示された接続構造によってアンテナ素子36および金属ブラケット28に接続される。
【0029】
筐体20の底面には、金属ブラケット28の突出部34をビス66で固定するための柱状突起70が設けられている。
図5には、4本の柱状突起70が筐体20の底面に設けられた例が示されている。柱状突起70の先端面は、突出部34に開けられたビス穴50よりも大きい。金属ブラケット28は、突出部34に開けられた各ビス穴50が、各柱状突起70の先端面に合わせられるように筐体20内に配置される。この際、金属ブラケット28の保持部32における第1分岐部42が、筐体20の底面に配置された車載カメラ22の左上の縁に合わせられ、第2分岐部44が車載カメラ22の右上の縁に合わせられる。
【0030】
このように、保持部32が車載カメラ22の両側の縁を覆い、突出部34が各柱状突起70の上に載せられた状態で、各ビス穴50から柱状突起70の先端面にビス66がねじ込まれる。これによって、金属ブラケット28およびアンテナ素子36が筐体20に固定されると共に、車載カメラ22が保持部32によって保持され、車載カメラ22が筐体20に固定される。金属ブラケット28は、保持部32において車載カメラ22を筐体20に押圧する構造としてもよい。ワイパ用センサ24は、筐体20内における車載カメラ22の傍らに固定される。
【0031】
再び
図3を参照して、車載アンテナ30の構成および動作について説明する。金属ブラケット28は、アンテナ素子36よりも表面積が大きく、対地静電容量が大きい。そのため、金属ブラケット28は、アンテナ素子36に対する接地導体としての機能を有する。したがって、アンテナ素子36および金属ブラケット28は、金属ブラケット28を接地導体とした不平衡アンテナを構成する。このように、接地導体としての金属ブラケット28の板面と、アンテナ素子36の板面とを対向させ、これらを接続導体56で接続した不平衡アンテナは、逆Fアンテナとして知られている。金属ブラケット28は、対地静電容量がより大きい自動車のボデーに電気的に接続されてもよい。ただし、金属ブラケット28はアンテナ素子36よりも対地静電容量が大きいため、自動車のボデーに接続されていなくても、良好なアンテナ特性を有する不平衡アンテナが構成されることが多い。
【0032】
このように、導電性部材としての金属ブラケット28は、車載アンテナ30の接地導体としての機能を有すると共に、アクセサリ機器としての車載カメラを筐体に固定する機能を有する。すなわち、車載カメラを固定する構造および車載アンテナ30の構造が合体され、車載アンテナ30の自動車への搭載が容易となる。
【0033】
センサユニット14の搭載先の自動車が、非接触充電を行うハイブリッド自動車または電気自動車である場合、車載アンテナ30は、車外の電力供給装置との間の無線通信に用いてもよい。
【0034】
近年、二次電池に充電された電力によって走行する電気自動車が普及しつつある。電気自動車には充電装置が搭載される。充電装置には、一般家庭で用いられる商用電源コンセントから電力を取得するプラグイン方式のものや、駐車場等に設けられた電力供給装置によって非接触充電を行う非接触充電方式のものが開発されている。また、ハイブリッド自動車は、ジェネレータをエンジンで駆動することによって発電を行い、二次電池を充電する。しかし、エネルギー効率の向上や排気ガス低減のため、ハイブリッド自動車には、充電装置を搭載し、外部から供給された電力によって二次電池を充電するものがある。
【0035】
充電装置が非接触充電を行う場合、電力供給装置との間で無線通信を行う。そのため、充電装置を搭載した自動車には、非接触充電用の無線通信を行うためのアンテナが設けられる。しかし、自動車には様々なアンテナが搭載されているため、既に搭載されているアンテナとの干渉を回避しつつ、新たにアンテナを追加するためのスペースを確保することが困難なことがある。
【0036】
本発明によれば、簡単な構成で、非接触充電用の電力供給装置との間で無線通信を行うための車載アンテナを構成することができる。
【符号の説明】
【0037】
10 自動車、12 フロントウィンドウ、14 センサユニット、16 ワイパ、18 装飾用塗料、20 筐体、22 車載カメラ、24 ワイパ用センサ、28 金属ブラケット、30 車載アンテナ、32 保持部、34 突出部、36 アンテナ素子、38 同軸ケーブル、40 柱状スペーサ、42 第1分岐部、44 第2分岐部、45 切れ込み、46 ガイド板、48 接続部、50 ビス穴、52 ネジ穴、54 給電導体、56 接続導体、58 接地金具、60 同軸はさみ部、62 バネ片、64 取り付け穴、66 ビス、68 ネジ、69 ナット、70 柱状突起。