特許第6201098号(P6201098)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6201098新規なアデノシン受容体リガンドおよびその使用
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6201098
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】新規なアデノシン受容体リガンドおよびその使用
(51)【国際特許分類】
   C07D 471/04 20060101AFI20170914BHJP
   C07D 519/00 20060101ALI20170914BHJP
   A61K 31/437 20060101ALI20170914BHJP
   A61K 31/395 20060101ALI20170914BHJP
   A61K 31/4545 20060101ALI20170914BHJP
   A61K 31/46 20060101ALI20170914BHJP
   A61K 31/4709 20060101ALI20170914BHJP
   A61K 31/496 20060101ALI20170914BHJP
   A61K 31/517 20060101ALI20170914BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20170914BHJP
   A61K 31/55 20060101ALI20170914BHJP
   A61P 25/16 20060101ALI20170914BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20170914BHJP
   A61P 25/14 20060101ALI20170914BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
   C07D471/04 108A
   C07D471/04 108E
   C07D519/00 311
   C07D471/04CSP
   A61K31/437
   A61K31/395
   A61K31/4545
   A61K31/46
   A61K31/4709
   A61K31/496
   A61K31/517
   A61K31/5377
   A61K31/55
   A61P25/16
   A61P25/28
   A61P25/14
   A61P43/00 111
【請求項の数】15
【全頁数】120
(21)【出願番号】特願2015-660(P2015-660)
(22)【出願日】2015年1月6日
(62)【分割の表示】特願2011-546998(P2011-546998)の分割
【原出願日】2010年1月25日
(65)【公開番号】特開2015-110599(P2015-110599A)
(43)【公開日】2015年6月18日
【審査請求日】2015年2月5日
(31)【優先権主張番号】09360007.0
(32)【優先日】2009年1月26日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】515153071
【氏名又は名称】カルディ・ファーマ・エス・アー・エス
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スタニスラ・マイエ
(72)【発明者】
【氏名】ステフアン・シヤン
(72)【発明者】
【氏名】ソフィ・ガルダン
【審査官】 小川 由美
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−515759(JP,A)
【文献】 特表2014−525462(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/134219(WO,A1)
【文献】 国際公開第2009/060197(WO,A1)
【文献】 特表2008−524330(JP,A)
【文献】 特表2011−511095(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/022380(WO,A1)
【文献】 国際公開第2006/107784(WO,A1)
【文献】 特開2005−126374(JP,A)
【文献】 特表2005−530788(JP,A)
【文献】 特表2003−525291(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/025540(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0009832(US,A1)
【文献】 特表2007−509083(JP,A)
【文献】 特表2012−521429(JP,A)
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-99-4
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-98-3
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-97-2
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-96-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-95-0
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-94-9
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-93-8
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-92-7
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-91-6
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-90-5
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-89-2
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-88-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-87-0
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-86-9
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-85-8
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-84-7
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-83-6
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-82-5
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-81-4
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-80-3
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-79-0
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-78-9
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-77-8
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-76-7
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-75-6
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-74-5
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-73-4
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-72-3
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-71-2
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-70-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-69-8
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-68-7
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-67-6
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-66-5
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-65-4
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-64-3
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-63-2
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-62-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 8月11日,RN:1236029-61-0
【文献】 REGISTRY[STN online],2014年 9月26日,RN:1627108-59-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2014年 9月26日,RN:1626568-56-6
【文献】 REGISTRY[STN online],2014年 9月25日,RN:1626316-81-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2014年 9月25日,RN:1626292-34-9
【文献】 REGISTRY[STN online],2014年 9月25日,RN:1626291-68-6
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 5月29日,RN:1302190-26-6
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 5月27日,RN:1301424-70-3
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 5月17日,RN:1295816-21-5
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 5月12日,RN:1293794-40-7
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 5月 3日,RN:1289406-75-2
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 4月29日,RN:1287701-18-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 4月10日,RN:1278014-04-2
【文献】 BIOORGANIC & MEDICINAL CHEMISTRY LETTERS,英国,2007年 2月14日,17(5),P1376-1380
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D,A61K
CAplus(STN)
REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の通りの一般式(I):
【化1】
(式中、
およびRは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロシクロアルキルから独立して選択され、またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ヘテロシクロアルキル環もしくはヘテロアリール環を形成し、Rおよび/またはRがアルキル基を表す場合、該アルキル基は、非置換であるか、またはCOOH、COO(C1−4−アルキル)、CONH(C1−4−アルキル)、CON(C1−4−アルキル)(C1−4−アルキル)、CO(ヘテロシクロアルキル)、ヘテロシクロアルキル、CF、OH、O−(C1−4−アルキル)、S−(C1−4−アルキル)、NH、NH−(C1−4−アルキル)、N−(C1−4−アルキル)(C1−4−アルキル)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはハロゲンから選択され得る1個以上の置換基で置換されていてもよく、Rおよび/またはRがアリール基を表す場合、該アリール基は、非置換であるか、またはハロゲン、CN、CF、OCF、C1−4−アルキル、COOH、COO(C1−4−アルキル)、CONH(C1−4−アルキル)、CON(C1−4−アルキル)(C1−4−アルキル)、CO(ヘテロシクロアルキル)、OH、O−(C1−4−アルキル)、S−(C1−4−アルキル)、NH、NH−(C1−4−アルキル)、N−(C1−4−アルキル)(C1−4−アルキル)もしくはヘテロシクロアルキルから選択され得る1個以上の置換基で置換されていてもよく、Rおよび/またはRがシクロアルキル基を表す場合、該シクロアルキル基は、非置換であるか、またはC1−4−アルキル、ハロゲン、CF、O−(C1−4−アルキル)もしくはOHから選択され得る1個以上の置換基で置換されていてもよく、Rおよび/またはRがヘテロシクロアルキル基を表す場合、該ヘテロシクロアルキル基は、非置換であるか、またはC1−4−アルキル、O−(C1−4−アルキル)、(C1−4−アルキル)−O−(C1−4−アルキル)もしくはハロゲンから選択される1個以上の基で置換されていてもよく、Rおよび/またはRがヘテロアリール基を表す場合、該ヘテロアリール基は、非置換か、またはC1−4−アルキル、O−(C1−4−アルキル)、(C1−4−アルキル)−O−(C1−4−アルキル)もしくはハロゲンから選択される1個以上の基で置換されていてもよく、
、Y、YおよびYは、CH、CRまたはNから独立して選択され、
は、C1−4−アルキル、シクロアルキル、O−(C1−4−アルキル)、S−(C1−4−アルキル)、NH、NH−(C1−4−アルキル)、N−(C1−4−アルキル)(C1−4−アルキル)、ハロゲン、CFまたはCNから選択され、
は、水素、C1−4−アルキル、シクロアルキル、O−(C1−4−アルキル)、S−(C1−4−アルキル)、NH、NH−(C1−4−アルキル)、N−(C1−4−アルキル)(C1−4−アルキル)、ハロゲン、CFまたはCNから選択され、
Aは、
【化2】
から選択される置換基を表し、
は、式(I)中Y、Y、YおよびYを含むヘテロ環式部分に連結した位置であり、”は、式(I)中カルボニル基に連結した位置であり、
は、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、(CH−O−(CH−O−CH、CO−アルキル、CO−アリール、CO−ヘテロシクロアルキル、CO−シクロアルキル、CO−ヘテロアリール、SO−アルキル、SO−アリール、SO−ヘテロシクロアルキル、SO−シクロアルキルまたはSO−ヘテロアリールから選択され、RまたはRの部分がアルキル基で表す場合、該アルキル基は、非置換であるか、またはCOOH、COO(C1−4−アルキル)、CONH(C1−4−アルキル)、CON(C1−4−アルキル)(C1−4−アルキル)、CO(ヘテロシクロアルキル)、ヘテロシクロアルキル、CF、OH、O−(C1−4−アルキル)、S−(C1−4−アルキル)、NH、NH−(C1−4−アルキル)、N−(C1−4−アルキル)(C1−4−アルキル)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはハロゲンから選択され得る1個以上の置換基で置換されていてもよく、RまたはRの部分がアリール基を表す場合、該アリール基は、非置換であるか、またはハロゲン、CN、CF、OCF、C1−4−アルキル、COOH、COO(C1−4−アルキル)、CONH(C1−4−アルキル)、CON(C1−4−アルキル)(C1−4−アルキル)、CO(ヘテロシクロアルキル)、OH、O−(C1−4−アルキル)、S−(C1−4−アルキル)、NH、NH−(C1−4−アルキル)、N−(C1−4−アルキル)(C1−4−アルキル)もしくはヘテロシクロアルキルから選択され得る1個以上の置換基で置換されていてもよく、RまたはRの部分がシクロアルキル基を表す場合、該シクロアルキル基は非置換であるか、またはC1−4−アルキル、ハロゲン、CFもしくはOHから選択され得る1個以上の置換基で置換されていてもよく、RまたはRの部分がヘテロシクロアルキル基を表す場合、該ヘテロシクロアルキル基は、非置換であるか、またはC1−4−アルキル、O−(C1−4−アルキル)、(C1−4−アルキル)−O−(C1−4−アルキル)もしくはハロゲンから選択される1個以上の基で置換されていてもよく、RまたはRの部分がヘテロアリール基を表す場合、該ヘテロアリール基は、非置換であるか、またはC1−4−アルキル、O−(C1−4−アルキル)、(C1−4−アルキル)−O−(C1−4−アルキル)もしくはハロゲンから選択される1個以上の基で置換されていてもよく、
は、水素、C1−4−アルキル、ハロゲン、OH、O−(C1−4−アルキル)、NH、NH−(C1−4−アルキル)、N(C1−4−アルキル)(C1−4−アルキル)またはヘテロシクロアルキルから選択され、Rがヘテロシクロアルキル基を表す場合、該ヘテロシクロアルキル基は非置換であるか、またはC1−4−アルキル、O−(C1−4−アルキル)もしくは(C1−4−アルキル)−O−(C1−4−アルキル)から選択される1個以上の基で置換されていてもよく、アリール環が該ヘテロシクロアルキル基に縮合していてもよく、ならびに
は、水素である
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Aが、A1からA4から選択されるヘテロ環式基を表す、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
Aが、A1またはA2から選択されるヘテロ環式基を表す、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
Aが、A2であるヘテロ環式基を表す、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
、Y、Y、およびYの1個以下がNであり、ならびにその他がCH、CRから独立して選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
およびRが、C1−10−アルキル、C6−10−アリール、C3−10−シクロアルキル、1個もしくは2個がヘテロ原子である5−11個の環原子を有するヘテロアリール、または1個もしくは2個がヘテロ原子である4−10個の環原子を有するヘテロシクロアルキルから独立して選択される、あるいはRおよびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1個、2個または3個がヘテロ原子である5から10個の環原子を有するヘテロシクロアルキル環を形成する、請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
が、水素またはC1−4−アルキルから選択される、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
が、フッ素またはCNから選択される、請求項1から7のいずれか一項の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
パーキンソン病、アルツハイマー病または注意欠陥多動障害の治療および/または予防における使用のための、請求項1から8のいずれかの化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
薬学的に許容される添加剤および/または担体と組み合わせて、請求項1から9のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物。
【請求項11】
薬剤としての使用のための、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
パーキンソン病、アルツハイマー病または注意欠陥多動障害からなる群から選択される疾患または障害の治療および/または予防のための医薬組成物を製造するための、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物またはその塩の使用。
【請求項13】
化合物が
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−エチル−3[6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−イソプロピル−3[6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−イソブチル−3[6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
3−[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−(トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−クロロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−メチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−エチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−シクロプロピル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−N,1−ジメチル−N−フェニル−1H−インダゾール−6−カルボキサミド、HCl塩、
N−エチル−3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−N−イソプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボキサミド、HCl塩、
[3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−(デカヒドロキノリン−1−イル)−メタノン、HCl塩、
3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボン酸シクロヘキシル−シクロプロピル−メチル−アミド、HCl塩、
アゾナン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、クロルヒドレート塩、
アゾカン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、クロルヒドレート塩、
3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール、クロルヒドレート塩、
3−[1−メチル−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−[1−メチル−6−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−(1−メチル−6−([(2R)−2−(メチキシメチル)ピロリジン−1−イル]カルボニル)−1H−インダゾール−3−イル)イミダゾ(1,2−a)ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−(1−メチル−6−([(2S)−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]カルボニル)−1H−インダゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−[6−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−(1−メチル−6−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル])−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2,a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−(6−シアノ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボン酸ジイソプロピルアミド、クロルヒドレート塩、
2−メチル−3−[1−メチル−6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−イル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、
アゼパン−1−イル−[1−ベンジル−3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−フェネチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ベンゾ[d]イソオキサゾール−6−カルボン酸シクロヘキシル−エチル−アミド、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル]−メタノン、
N−エチル−3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−N−イソプロピル−1,2−ベンゾイソオキサゾール−6−カルボキサミド、HCl塩、
3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、HCl塩、
3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、
6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、
3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−6−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、
6−(8−アザビシク[3.2.1]オクタ−8−イルカルボニル)−3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、
3−[6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
3−[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
3−[6−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
3−[6−(8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
2−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−ベンゾオキサゾール−6−カルボン酸シクロヘキシル−エチル−アミド、
2−イミダゾ−[1,2−a]ピリジン−3−イル−ベンゾオキサゾール−5−カルボン酸シクロヘキシル−エチル−アミド、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ベンゾ[c]イソオキサゾール−6−イル]−メタノン、
5−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール、
アゼパン−1−イル−[1−ベンゼンスルホニル−3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−インドール−6−イル]−メタノン、
3−[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1H−インドール−3−イル]−6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン、
アゼパン−1−イル−[4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−キナゾリン−7−イル]−メタノン、
2−アミノ−7−(アゼパン−1−イルカルボニル)−4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)キナゾリン、HCl塩、
2−メチル−7−(アゼパン−1−イルカルボニル)−4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)キナゾリン、HCl塩
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
化合物が
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−エチル−3[6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−イソプロピル−3[6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−イソブチル−3[6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
3−[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−(トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−クロロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−メチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−エチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−シクロプロピル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−N,1−ジメチル−N−フェニル−1H−インダゾール−6−カルボキサミド、HCl塩、
N−エチル−3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−N−イソプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボキサミド、HCl塩、
[3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−(デカヒドロキノリン−1−イル)−メタノン、HCl塩、
3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボン酸シクロヘキシル−シクロプロピル−メチル−アミド、HCl塩、
アゾナン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、クロルヒドレート塩、
アゾカン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、クロルヒドレート塩、
3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール、クロルヒドレート塩、
3−[1−メチル−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−[1−メチル−6−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−(1−メチル−6−([(2R)−2−(メチキシメチル)ピロリジン−1−イル]カルボニル)−1H−インダゾール−3−イル)イミダゾ(1,2−a)ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−(1−メチル−6−([(2S)−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]カルボニル)−1H−インダゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−[6−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−(1−メチル−6−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル])−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2,a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−(6−シアノ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボン酸ジイソプロピルアミド、クロルヒドレート塩、
2−メチル−3−[1−メチル−6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−イル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、
アゼパン−1−イル−[1−ベンジル−3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−フェネチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ベンゾ[d]イソオキサゾール−6−カルボン酸シクロヘキシル−エチル−アミド、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル]−メタノン、
N−エチル−3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−N−イソプロピル−1,2−ベンゾイソオキサゾール−6−カルボキサミド、HCl塩、
3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、HCl塩、
3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、
6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、
3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−6−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、
6−(8−アザビシク[3.2.1]オクタ−8−イルカルボニル)−3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、
3−[6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
3−[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
3−[6−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
3−[6−(8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
2−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−ベンゾオキサゾール−6−カルボン酸シクロヘキシル−エチル−アミド、
2−イミダゾ−[1,2−a]ピリジン−3−イル−ベンゾオキサゾール−5−カルボン酸シクロヘキシル−エチル−アミド、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ベンゾ[c]イソオキサゾール−6−イル]−メタノン、
5−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール、
アゼパン−1−イル−[1−ベンゼンスルホニル−3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−インドール−6−イル]−メタノン、
3−[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1H−インドール−3−イル]−6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン、
アゼパン−1−イル−[4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−キナゾリン−7−イル]−メタノン、
2−アミノ−7−(アゼパン−1−イルカルボニル)−4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)キナゾリン、HCl塩、
2−メチル−7−(アゼパン−1−イルカルボニル)−4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)キナゾリン、HCl塩
からなる群から選択される、請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項15】
化合物が
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−エチル−3[6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−イソプロピル−3[6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−イソブチル−3[6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
3−[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−(トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−クロロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−メチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−エチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−シクロプロピル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩、
3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−N,1−ジメチル−N−フェニル−1H−インダゾール−6−カルボキサミド、HCl塩、
N−エチル−3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−N−イソプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボキサミド、HCl塩、
[3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−(デカヒドロキノリン−1−イル)−メタノン、HCl塩、
3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボン酸シクロヘキシル−シクロプロピル−メチル−アミド、HCl塩、
アゾナン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、クロルヒドレート塩、
アゾカン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、クロルヒドレート塩、
3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール、クロルヒドレート塩、
3−[1−メチル−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−[1−メチル−6−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−(1−メチル−6−([(2R)−2−(メチキシメチル)ピロリジン−1−イル]カルボニル)−1H−インダゾール−3−イル)イミダゾ(1,2−a)ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−(1−メチル−6−([(2S)−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]カルボニル)−1H−インダゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−[6−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−(1−メチル−6−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル])−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2,a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩、
3−(6−シアノ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボン酸ジイソプロピルアミド、クロルヒドレート塩、
2−メチル−3−[1−メチル−6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−イル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、
アゼパン−1−イル−[1−ベンジル−3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−フェネチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩、
3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ベンゾ[d]イソオキサゾール−6−カルボン酸シクロヘキシル−エチル−アミド、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル]−メタノン、
N−エチル−3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−N−イソプロピル−1,2−ベンゾイソオキサゾール−6−カルボキサミド、HCl塩、
3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、HCl塩、
3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、
6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、
3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−6−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、
6−(8−アザビシク[3.2.1]オクタ−8−イルカルボニル)−3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、
3−[6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
3−[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
3−[6−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
3−[6−(8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩、
2−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−ベンゾオキサゾール−6−カルボン酸シクロヘキシル−エチル−アミド、
2−イミダゾ−[1,2−a]ピリジン−3−イル−ベンゾオキサゾール−5−カルボン酸シクロヘキシル−エチル−アミド、
アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ベンゾ[c]イソオキサゾール−6−イル]−メタノン、
5−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール、
アゼパン−1−イル−[1−ベンゼンスルホニル−3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−インドール−6−イル]−メタノン、
3−[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1H−インドール−3−イル]−6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン、
アゼパン−1−イル−[4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−キナゾリン−7−イル]−メタノン、
2−アミノ−7−(アゼパン−1−イルカルボニル)−4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)キナゾリン、HCl塩、
2−メチル−7−(アゼパン−1−イルカルボニル)−4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)キナゾリン、HCl塩
からなる群から選択される、請求項12に記載の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アデノシンA2A受容体に対して高い親和性を有する新規な化合物を提供する。本発明はまた、アデノシンA2A受容体のアンタゴニスト、ならびにアデノシンA2A受容体シグナル伝達経路の部分的または全体的不活性化が有益であり得る疾患および障害、例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥多動障害(ADHD)、ハンチントン病、神経防護作用、統合失調症、不安および疼痛などの治療および/または予防のための薬剤としてのそれらの使用も提供する。本発明はさらに、このようなアデノシンA2A受容体に対する高い親和性を有する新規な化合物を含む医薬組成物、ならびにアデノシンA2A受容体の部分的または全体的不活性化が有益であり得る疾患および障害の治療および/または予防のためのそれらの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
アデノシンは、特に心臓血管系および神経系内の多くの生理学的活動の偏在性モジュレーターである。細胞表面受容体を介して、アデノシンは、鎮静作用の誘導、血管拡張、心拍数および収縮性の抑制、血小板凝集性の抑制、糖新生の促進ならびに脂質分解の抑制を含む様々な生理学的機能を調節する。アデノシンは、アデニル酸シクラーゼを活性化し、カリウムチャネルを開き、カルシウムチャネルを通る流量を減少させ、受容体媒介機構によってイノシトールリン脂質代謝回転を抑制または刺激することができることを研究は示している(Muller C.E.およびStein B.、Current Pharmaceutical Design、2巻:501頁、1996年、ならびにMuller C.E.、Exp.Opin.Ther.Patents、7巻(5号):419頁、1997年)。
【0003】
アデノシン受容体は、Gタンパク質共役受容体(GPCR)のスーパーファミリーに属する。アデノシン受容体の4つの主要なサブタイプは、薬理学的に、構造的におよび機能的に特徴付けられており(Fredholmら、Pharm.Rev.(1994年)、46巻:143−156頁)、A、A2A、A2BおよびAと呼ばれている。その同じアデノシン受容体は、異なるGタンパク質と共役し得るが、アデノシンAおよびA受容体は通常、GおよびGと呼ばれる抑制性Gタンパク質に共役し、一方アデノシンA2AおよびA2B受容体は、Gと呼ばれる刺激性Gタンパク質に共役する(Linden J.、Annu Rev Pharmacol Toxicol.2001年、41巻:775−87頁)。したがって、アデノシンA2A受容体はアデニル酸シクラーゼを刺激し、一方アデノシンAおよびA受容体は、この酵素の抑制をもたらし得る。これらの受容体は、異なる遺伝子によりコードされ、アデノシン類似体およびメチルキサンチンアンタゴニストに対するそれらの親和性によって分類される(Klingerら、Cell Signal.2002年2月;14巻(2号):99−108頁)。
【0004】
神経系に対するアデノシンの役割に関して、最初の観察は、カフェインであるすべての向精神薬の中で最も広く使用されている薬剤の効果についてなされた。実際に、カフェインは、哺乳動物の意識および学習能力を強化することができるよく知られているアデノシン受容体アンタゴニストである。アデノシンA2A受容体経路は、これらの効果に関与しており(Fredholmら、Pharmacol Rev.1999年3月;51巻(1号):83−133頁;Huangら、Nat Neurosci.2005年7月;8巻(7号):858−9頁)、アデノシンA2A受容体シグナル伝達経路に対するカフェインの効果は、高度に特異的で、強力なアデノシンA2Aアンタゴニストの研究を促進させた。
【0005】
哺乳動物では、アデノシンA2A受容体は、脳に限定的に分布し、線条体、嗅結節および側坐核に見られる(Dixonら、Br J Pharmacol.1996年7月;118巻(6号):1461−8頁)。高および中間レベルの発現が、免疫細胞、心臓、肺および血管中に観察され得る。末梢系では、Gは、アデノシンA2A受容体に関係する主要なGタンパク質であるように見えるが、線条体では、線条体アデノシンA2A受容体はGolfと呼ばれるGタンパク質の活性化によってそれらの効果を媒介することが示されており(Kullら、Mol Pharmacol.2000年10月;58巻(4号):771−7頁)、これはGsと同様であり、アデニル酸シクラーゼとも共役する。
【0006】
今日まで、遺伝子組換えマウスに対する研究および薬理学的分析は、A2A受容体が、パーキンソン病、ハンチントン病、注意欠陥多動障害(ADHD)、卒中(虚血性脳損傷)、およびアルツハイマー病などの中枢神経系(CNS)障害および疾患の治療に対して(Fredholmら、Annu.Rev.Pharmacol.Toxicol.2005年 45巻:385−412頁;Higginsら;Behav.Brain Res.2007年 185巻:32−42頁;Dall’Ignaら、Exp Neurol.2007年1月;203巻(1号):241−5頁);Arendashら、Neuroscience 2006年11月3日;142巻(4号):941−52頁)以外に、臓器起源の様々な精神病に対しても(Weissら、Neurology.2003年12月9日;61巻(11号 追補6):S88−93頁)有望な治療標的であることを示唆している。
【0007】
アデノシンA2A受容体ノックアウトマウスの使用は、アデノシンA2A受容体の不活性化が虚血(Chenら、J Neurosci.1999年11月1日;19巻(21号):9192−200頁およびMonopoliら、Neuroreport.1998年12月1日;9巻(17号):3955−9頁)およびミトコンドリア毒素3−NP(Blumら、J Neurosci.2003年6月15日;23巻(12号):5361−9頁)によって引き起こされる神経細胞死に対して防護することを示した。それらの結果は、虚血およびハンチントン病をアデノシンA2Aアンタゴニストで治療する基礎を与えた。アデノシンA2A受容体の遮断は、抗うつ効果も有する(El Yacoubiら、Neuropharmacology.2001年3月;40巻(3号):424−32頁)。最後に、この遮断は、記憶機能障害を予防し(Cunhaら、Exp.Neurol.2008年4月;210巻(2号):776−81頁;Takahashiら、Front.Biosci.2008年1月1日;13巻:2614−32頁)、これは、アルツハイマー病の治療および/または予防の有望な治療経路であり得る。今日まで、いくつかのアデノシンA2A受容体アンタゴニストが、パーキンソン病の治療に対して有望な可能性を示してきた。一例として、KW−6002(イストラデフィリン)は、研究がその疾患の症状の緩和におけるその効力を実証した後、米国で第3相臨床試験を終了した(Bara−Himenezら、Neurology.2003年8月12日;61巻(3号):293−6頁およびHauserら、Neurology.2003年8月12日;61巻(3号):297−303頁)。SCH420814(プリバデナント(Privadenant))は、現在、米国において第2相臨床試験中であり、パーキンソン病の動物モデルにおいて(Neustadtら、Bioorg Med Chem Lett.2007年3月1日;17巻(5号):1376−80頁)およびヒト患者においても(Hunter J.C.、poster Boston 2006年−http://www.a2apd.org/Speaker_abstracts/Hunter.pdf)運動機能における改善をもたらす。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】Muller C.E.およびStein B.、Current Pharmaceutical Design、2巻:501頁、1996年
【非特許文献2】Muller C.E.、Exp.Opin.Ther.Patents、7巻(5号):419頁、1997年
【非特許文献3】Fredholmら、Pharm.Rev.(1994年)、46巻:143−156頁
【非特許文献4】Linden J.、Annu Rev Pharmacol Toxicol.2001年、41巻:775−87頁
【非特許文献5】Klingerら、Cell Signal.2002年2月;14巻(2号):99−108頁
【非特許文献6】Fredholmら、Pharmacol Rev.1999年3月;51巻(1号):83−133頁
【非特許文献7】Huangら、Nat Neurosci.2005年7月;8巻(7号):858−9頁
【非特許文献8】Dixonら、Br J Pharmacol.1996年7月;118巻(6号):1461−8頁
【非特許文献9】Kullら、Mol Pharmacol.2000年10月;58巻(4号):771−7頁
【非特許文献10】Fredholmら、Annu.Rev.Pharmacol.Toxicol.2005年 45巻:385−412頁
【非特許文献11】Higginsら;Behav.Brain Res.2007年 185巻:32−42頁
【非特許文献12】Dall’Ignaら、Exp Neurol.2007年1月;203巻(1号):241−5頁
【非特許文献13】Arendashら、Neuroscience 2006年11月3日;142巻(4号):941−52頁
【非特許文献14】Weissら、Neurology.2003年12月9日;61巻(11号 追補6):S88−93頁
【非特許文献15】Chenら、J Neurosci.1999年11月1日;19巻(21号):9192−200頁
【非特許文献16】Monopoliら、Neuroreport.1998年12月1日;9巻(17号):3955−9頁
【非特許文献17】Blumら、J Neurosci.2003年6月15日;23巻(12号):5361−9頁
【非特許文献18】El Yacoubiら、Neuropharmacology.2001年3月;40巻(3号):424−32頁
【非特許文献19】Cunhaら、Exp.Neurol.2008年4月;210巻(2号):776−81頁
【非特許文献20】Takahashiら、Front.Biosci.2008年1月1日;13巻:2614−32頁
【非特許文献21】Bara−Himenezら、Neurology.2003年8月12日;61巻(3号):293−6頁
【非特許文献22】Hauserら、Neurology.2003年8月12日;61巻(3号):297−303頁
【非特許文献23】Neustadtら、Bioorg Med Chem Lett.2007年3月1日;17巻(5号):1376−80頁
【非特許文献24】Hunter J.C.、poster Boston 2006年−http://www.a2apd.org/Speaker_abstracts/Hunter.pdf
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記のように、A2A受容体のいくつかのアンタゴニストが見い出され、現在臨床前または臨床試験が行われている。この状況において、本発明者らは驚くべきことに、アデノシンA2A受容体に対する高い親和性を有し、アデノシンA2A受容体のアンタゴニストとして作用する化合物を見い出した。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、一般式(I):
【0011】
【化1】
の化合物およびその薬学的に許容される塩を提供する。
【0012】
式(I)では、可変部分は以下の通り定義される:
およびRは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロシクロアルキルから独立して選択される、またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ヘテロシクロアルキル環もしくはヘテロアリール環を形成する。
【0013】
好ましい実施形態では、RおよびRは、C1−10−アルキル、C6−10−アリール、C3−10−シクロアルキル、その1個もしくは2個がヘテロ原子である5−11個の環原子を有するヘテロアリールまたはその1個もしくは2個がヘテロ原子である4−10個の環原子を有するヘテロシクロアルキルから独立して選択される、あるいはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、その1個、2個または3個がヘテロ原子である5から10個の環原子を有するヘテロシクロアルキル環を形成する。
【0014】
より好ましい実施形態では、RおよびRは、C1−6−アルキル、C−アリール、C3−7−シクロアルキルまたはその1個もしくは2個がヘテロ原子である5−8個の環原子を有するヘテロアリールから独立して選択される、あるいはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、その1個もしくは2個がヘテロ原子である5から10個の環原子を有するヘテロシクロアルキル環を形成する。
【0015】
特に好ましい実施形態では、RおよびRは、C1−6−アルキルもしくはC5−7−シクロアルキルから独立して選択される、またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、その1個がヘテロ原子である5から10個の環原子を有するヘテロシクロアルキル環を形成する。
【0016】
さらにより好ましい実施形態では、RおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5から10個の環原子を有するヘテロシクロアルキル環を形成する。
【0017】
および/またはRで表され得るヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル基に存在し得る好ましいヘテロ原子は、N−、O−およびS−、特にN−およびO−、より特にN−原子である。
【0018】
および/またはRがアルキル基を表す場合、アルキル基は、非置換であっても、またはCOOH、COO(低級アルキル)、CONH(低級アルキル)、CON(低級アルキル)(低級アルキル)、CO(ヘテロシクロアルキル)、ヘテロシクロアルキル、CF、OH、O−(低級アルキル)、S−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)、N−(低級アルキル)(低級アルキル)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはハロゲンから選択され得る1個以上の置換基で置換されていてもよい。好ましくは、アルキル基は、非置換であるまたはヘテロシクロアルキル、CF、O−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)、N−(低級アルキル)(低級アルキル)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはハロゲンから選択される1個の置換基で置換されている。より好ましくは、アルキル基は、非置換であるまたはCF、O−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)、N−(低級アルキル)(低級アルキル)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはハロゲンから選択される1個の置換基で置換されている。非置換アルキル基が特に好ましい。
【0019】
および/またはRで表され得るアリール基は、非置換であるまたはハロゲン、CN、CF、OCF、低級アルキル、COOH、COO(低級アルキル)、CONH(低級アルキル)、CON(低級アルキル)(低級アルキル)、CO(ヘテロシクロアルキル)、OH、O−(低級アルキル)、S−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル) N−(低級アルキル)(低級アルキル)もしくはヘテロシクロアルキルから選択され得る1個以上の置換基で置換されていることができる。好ましくは、アリール基は、非置換であるまたはハロゲン、CF、OCF、低級アルキル、O−(低級アルキル)、S−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)もしくはN−(低級アルキル)(低級アルキル)から選択される1個、2個もしくは3個の置換基で置換されている。より好ましくは、アリール基は、非置換であるまたはハロゲン、CF、OCF、低級アルキル、O−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)もしくはN−(低級アルキル)(低級アルキル)から独立して選択される1個、2個もしくは3個の置換基で置換されている。
【0020】
および/またはRで表され得るシクロアルキル基は、非置換であるまたは低級アルキル、ハロゲン、CF、O−(低級アルキル)もしくはOHから選択され得る1個以上の置換基で置換されていることができる。好ましくは、シクロアルキル基は、非置換であるまたはOH基もしくはハロゲンで置換されている。より好ましくは、シクロアルキル基は非置換である。
【0021】
および/またはRで表され得るヘテロシクロアルキル基は、非置換であるまたは低級アルキル、O−(低級アルキル)、(低級アルキル)−O−(低級アルキル)もしくはハロゲンから独立して選択される1個以上の基で置換されていることができる。さらに、アリール環は、ヘテロシクロアルキル基に縮合していてもよい。好ましくは、ヘテロシクロアルキル基は、非置換であるまたは1個以上の低級アルキル基で置換されている。より好ましくは、ヘテロシクロアルキル基は非置換である。
【0022】
および/またはRで表され得るヘテロアリール基は、非置換であることができるか、または低級アルキル、O−(低級アルキル)、(低級アルキル)−O−(低級アルキル)もしくはハロゲンから独立して選択される1個以上の基で置換されていてもよい。好ましくは、ヘテロアリール基は非置換である。
【0023】
、Y、YおよびYは、CH、CRまたはNから独立して選択される。Y、Y、YおよびYの2個以下がNであり、その他はCHまたはCRから独立して選択されることが好ましい。Y、Y、YおよびYの1個以下がNであり、その他は、CHまたはCRから独立して選択されることがより好ましい。Y、Y、YおよびYのすべてが、CHまたはCRから独立して選択されることが特に好ましい。例えば、YおよびYはCRを表し、YおよびYはCHを表してもよいまたはYはCRを表し、Y、YおよびYはCHを表してもよいまたはYはCRを表し、Y、YおよびYはCHを表してもよい。最も好ましい実施形態では、YはCRを表し、Y、YおよびYはCHを表す。
【0024】
は、低級アルキル、シクロアルキル、O−(低級アルキル)、S−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)、N−(低級アルキル)(低級アルキル)、ハロゲン、CFまたはCNから選択される。
【0025】
好ましくは、Rは、低級アルキル、シクロアルキル、N−(低級アルキル)(低級アルキル)、ハロゲン、CFまたはCNから選択される。より好ましくは、Rは、フッ素またはCNから選択される。
【0026】
は、水素、低級アルキル、シクロアルキル、O−(低級アルキル)、S−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)、N−(低級アルキル)(低級アルキル)、ハロゲン、CFまたはCNから選択される。好ましくは、Rは、水素または低級アルキルから選択される。最も好ましくは、Rは水素である。
【0027】
Aは、
【0028】
【化2】
から選択される置換基を表し、
は、式(I)中Y、Y、YおよびYを含むヘテロ環式部分に連結した位置であり、”は、式(I)中カルボニル基に連結した位置である。
【0029】
−Rは、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、(CH−O−(CH−O−CH、CO−アルキル、CO−アリール、CO−ヘテロシクロアルキル、CO−シクロアルキル、CO−ヘテロアリール、SO−アルキル、SO−アリール、SO−ヘテロシクロアルキル、SO−シクロアルキルまたはSO−ヘテロアリールから選択され、好ましくは、Rは、水素、(CH−O−(CH−O−CHまたはアルキルから選択され、より好ましくは、Rは、水素またはメチルである。
【0030】
またはRの部分(例えば、CO−アルキル)がアルキル基を表す場合、アルキル基は、非置換であっても、またはCOOH、COO(低級アルキル)、CONH(低級アルキル)、CON(低級アルキル)(低級アルキル)、CO(ヘテロシクロアルキル)、ヘテロシクロアルキル、CF、OH、O−(低級アルキル)、S−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)、N−(低級アルキル)(低級アルキル)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはハロゲンから選択され得る1個以上の置換基で置換されていてもよい。好ましくは、アルキル基は、非置換であるまたはヘテロシクロアルキル、CF、O−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)、N−(低級アルキル)(低級アルキル)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはハロゲンから選択される1個の置換基で置換されている。より好ましくは、アルキル基は、非置換であるまたはCF、O−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)、N−(低級アルキル)(低級アルキル)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはハロゲンから選択される1個の置換基で置換されている。非置換のアルキル基が特に好ましい。
【0031】
またはRの部分(例えば、CO−アリール)で表され得るアリール基は、非置換であるまたはハロゲン、CN、CF、OCF、低級アルキル、COOH、COO(低級アルキル)、CONH(低級アルキル)、CON(低級アルキル)(低級アルキル)、CO(ヘテロシクロアルキル)、OH、O−(低級アルキル)、S−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)、N−(低級アルキル)(低級アルキル)もしくはヘテロシクロアルキルから選択され得る1個以上の置換基で置換されていることができる。好ましくは、アリール基は、非置換であるまたはハロゲン、CF、OCF、低級アルキル、O−(低級アルキル)、S−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)もしくはN−(低級アルキル)(低級アルキル)から選択される1個、2個もしくは3個の置換基で置換されている。より好ましくは、アリール基は、非置換であるまたはハロゲン、CF、OCF、低級アルキル、O−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)もしくはN−(低級アルキル)(低級アルキル)から独立して選択される1個、2個もしくは3個の置換基で置換されている。
【0032】
またはRの部分(例えば、CO−シクロアルキル)で表され得るシクロアルキル基は、非置換であるまたは低級アルキル、ハロゲン、CFもしくはOHから選択され得る1個以上の置換基で置換されていることができる。好ましくは、シクロアルキル基は、非置換であるまたはOH基もしくはハロゲンで置換されている。より好ましくは、シクロアルキル基は非置換である。
【0033】
またはRの部分(例えば、CO−ヘテロシクロアルキル)で表され得るヘテロシクロアルキル基は、非置換であることができるか、または低級アルキル、O−(低級アルキル)、(低級アルキル)−O−(低級アルキル)もしくはハロゲンから独立して選択される1個以上の基で置換されていることができる。さらに、アリール環は、ヘテロシクロアルキル基に縮合していてもよい。好ましくは、ヘテロシクロアルキル基は、非置換であるまたは1個以上の低級アルキル基で置換されている。より好ましくは、ヘテロシクロアルキル基は非置換である。
【0034】
またはRの部分(例えば、CO−ヘテロアリール)で表され得るヘテロアリール基は、非置換であり得るか、または低級アルキル、O−(低級アルキル)、(低級アルキル)−O−(低級アルキル)もしくはハロゲンから独立して選択される1個以上の基で置換されていてもよい。好ましくは、ヘテロアリール基は非置換である。
【0035】
−Rは、水素、低級アルキル、ハロゲン、OH、O−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)、N(低級アルキル)(低級アルキル)またはヘテロシクロアルキルから選択される。好ましくは、Rは、水素、低級アルキル、OH、O−(低級アルキル)、NH、NH−(低級アルキル)、N(低級アルキル)(低級アルキル)またはヘテロシクロアルキルから選択される。より好ましくは、Rは、水素または低級アルキルから選択される。
【0036】
で表され得るヘテロシクロアルキル基は、非置換であるまたは低級アルキル、O−(低級アルキル)もしくは(低級アルキル)−O−(低級アルキル)から独立して選択される1個以上の基で置換されていることができる。さらに、アリール環は、ヘテロシクロアルキル基に縮合していてもよい。好ましくは、ヘテロシクロアルキル基は、非置換であるまたは1個以上の低級アルキル基で置換されている。より好ましくは、ヘテロシクロアルキル基は非置換である。
【0037】
−X、X、XおよびXは、それぞれ、CH、CRまたはNを表す。X、X、XおよびXの2個以下がNであり、その他がCHまたはCRから独立して選択されることが好ましい。X、X、XおよびXの1個以下が、Nであり、その他はCHまたはCRから独立して選択されることがより好ましい。
【0038】
、X、XおよびXのすべてが、CHまたはCRから独立して選択されることが特に好ましい。最も好ましい実施形態では、X、X、XおよびXはすべて、CHを表す。
【0039】
が環系の結合を横切る線で引かれている上記式は、置換基Rが、それぞれの環の任意のCH基上の水素原子を置き換え得ることを示す。一般に、置換基Rは、式Aの基に1回だけ存在している。
【0040】
−Rは、低級アルキル、O−(低級アルキル)、NH−(低級アルキル)、N−(低級アルキル)(低級アルキル)、ハロゲン、NO、NH、NH−OH、OH、CNから選択される。好ましくは、Rは、OH、低級アルキルまたはハロゲンから選択される。
【0041】
好ましくは、Aは、ヘテロ環式基A1からA8から選択され、より好ましくは、Aは、ヘテロ環式基A1からA4から選択され、さらにより好ましくは、Aは、ヘテロ環式基A1からA2から選択され、最も好ましくは、Aは、A2のヘテロ環式基
【0042】
【化3】
である。
【0043】
式(I)の化合物のある種の実施形態では、可変部分は、上に詳述された通りに定義され、但し、Rがエチル基であり、Rがシクロヘキシル基であり、Aが置換基A9(X、X、XおよびXは、CHである。)である場合、
−Y、Y、YおよびYがCHに相当する場合、R4はイソプロピルまたは水素ではなく、
−Y、YおよびYが、CHに相当し、YがNである場合、Rは水素ではなく、
−YおよびYがCHに相当し、YがC−フェニルであり、YがNである場合、Rは水素でないことを条件とする。
【0044】
本発明はさらに、上に定義された通りの式(I)の化合物を活性成分として含む医薬組成物を提供する。式(I)の化合物は、アデノシンA2A受容体シグナル伝達経路の部分的または全体的不活性化に関連した疾患および障害、例えば、運動障害、急性および慢性疼痛、情動障害、中枢および末梢神経系変性障害、統合失調症および関連精神病、認知障害、注意障害、中枢神経系損傷、脳虚血、心筋虚血、筋虚血、睡眠障害、眼障害、心臓血管障害、肝線維症、肝硬変、脂肪肝および薬物乱用(アルコール、アンフェタミン、カンナビノイド、コカイン、ニコチンおよびオピオイド)の治療および/または予防に使用され得るアデノシンA2A受容体の有効なアンタゴニストである。
【図面の簡単な説明】
【0045】
図1】実施例14の化合物の抗カタレプシー効果(腹腔内投与)
図2】実施例14の化合物の抗カタレプシー効果(経口投与)
【発明を実施するための形態】
【0046】
特に断りのない限り、本明細書で使用される「アルキル」という用語は好ましくは、1−10個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の飽和炭化水素残基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチルおよびt−ブチルを指す。より好ましくは、「アルキル」は、C1−6−アルキルであり、さらにより好ましくは、「アルキル」は、メチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルである。
【0047】
特に断りのない限り、本明細書で使用される「低級アルキル」という用語は、1−4個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の飽和炭化水素残基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチルまたはt−ブチルを指す。
【0048】
特に断りのない限り、本明細書で使用される「アルケニル」という用語は好ましくは、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含み、2−10個の炭素原子、好ましくは2−4個の炭素原子(ビニルおよびアリルを含む)を有する直鎖または分岐鎖の不飽和炭化水素残基を指す。
【0049】
特に断りのない限り、本明細書で使用される「アルキニル」という用語は好ましくは、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を含み、2−10個の炭素原子、好ましくは2−4個の炭素原子(エチニルおよびプロピニルを含む)を有する直鎖または分岐鎖の不飽和炭化水素残基を指す。
【0050】
特に断りのない限り、本明細書で使用される「シクロアルキル」という用語は好ましくは、3−10個の炭素原子の環または縮合環、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シルロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、アダマンチル、ビシクロヘプチルまたはビシクロオクチルを指す。好ましくは、「シクロアルキル」は、C3−7−シクロアルキルであり、より好ましくは、「シクロアルキル」は、シクロプロピル、シクロヘキシル、アダマンチル、ビシクロヘプチルまたはビシクロオクチルであり、最も好ましくは、「シクロアルキル」は、シクロプロピルまたはシクロヘキシルである。
【0051】
特に断りのない限り、本明細書で使用される「アリール」という用語は好ましくは、少なくとも1個の不飽和芳香族環を含む、6−10個の原子の芳香族炭化水素環または縮合芳香族炭化水素環系を指す。「アリール」という用語の好ましい例は、フェニル、ナフチルおよび1,2,3,4−テトラヒドロナフチルであり、最も好ましくは、「アリール」はフェニルである。
【0052】
特に断りのない限り、本明細書で使用される「ヘテロアリール」という用語は好ましくは、1個以上のO、S、またはN原子を含む5−11個の原子の芳香族環または縮合芳香族環を指す。ヘテロアリールの好ましい例には、ピリジニル、キノリニル、イソキノリニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、フリル、ベンゾフリル、チエニル、ベンゾチエニル、ピロリル、インドリル、ピラゾリル、インダゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリルおよびテトラゾリルが含まれる。最も好ましくは、「ヘテロアリール」はピリジニルである。
【0053】
特に断りのない限り、本明細書で使用される「ヘテロシクロアルキル」という用語は好ましくは、1から4個の環および1個以上のO、SまたはN原子を含む、4−10個の原子の環系を指す。ヘテロシクロアルキルの好ましい例には、アゼチジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、イミダゾリニル、8−アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペリジニル、ピペリジン−2−オン、ピペラジニル、アゼパニル、アゾナニルおよびアゾカニルが含まれる。
【0054】
「ハロゲン」という用語は、臭素、塩素、フッ素またはヨウ素を指す。
【0055】
「薬学的に許容される塩」という用語は、無機または有機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硝酸、炭酸、ギ酸、炭酸一水素(monohydrogencarbonic)、リン酸、リン酸一水素(monohydrogenphosphoric)、リン酸二水素(dihydrogenphosphoric)、過塩素酸、硫酸、硫酸一水素(monohydrogensulfuric)、ヨウ化水素酸、亜リン酸、酢酸、乳酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、パモン酸、マレイン酸、グルタミン酸、ヒドロキシマレイン酸、マロン酸、安息香酸、コハク酸、グリコール酸、スベリン酸、フマル酸、マンデル酸、フタル酸、サリチル酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸およびヒドロキシナフトエ酸との塩を指す。「薬学的に許容される塩」という用語は、無機塩基、例えば、アルキル金属塩基、特にナトリウムもしくはカリウム塩基またはアルカリ土類金属塩基、特にカルシウムもしくはマグネシウム塩基、あるいは薬学的に許容される有機塩基との塩を指すこともできる。
【0056】
「A2A受容体アンタゴニスト」という用語は、アデノシンA2A受容体(複数可)のアゴニスト活性を競争的または非競争的な仕方で全体的にまたは部分的にブロックする化合物を指す。
【0057】
2A受容体アゴニストは、(i)ヒトA2A受容体および(ii)タンパク質ホスホリパーゼC、例えば、タンパク質ホスホリパーゼC−β(PLC−β)、好ましくはPLC−βイソフォーム1、2、3または4の少なくとも1種を活性化するGタンパク質を安定に発現する細胞において、A2Aアゴニスト誘導サイトゾルカルシウム(Ca2+)の増加を抑制する化合物を包含する。A2A受容体アゴニストは、(i)ヒトA2A受容体および(ii)Gタンパク質Gα15を含むGqファミリーのGタンパク質を発現する細胞において、A2Aアゴニスト誘導サイトゾルカルシウム(Ca2+)の増加を抑制する化合物を包含する。前記Gタンパク質を発現する細胞は、前記Gタンパク質、例えば、Gα15タンパク質をコードする発現カセットを含む核酸によってトランスフェクトされた細胞を含む。したがって、A2A受容体アンタゴニストは、ヒトA2A受容体を安定に発現し、Gα15をコードするプラスミドによってトランスフェクトされた細胞、例えば、(i)GFPへのそのアミノ末端ドメインで融合したヒトA2A受容体をコードするプラスミドおよび(ii)Gα15をコードするプラスミドの両方によってトランスフェクトされたHEK−293細胞株(ATCC Ref CRL−1573)の細胞において、A2A受容体アンタゴニストCGS21680により誘導されたサイトゾルカルシウムの増加を抑制する化合物を包含する。A2A受容体アンタゴニストによるサイトゾルカルシウム増加の抑制は、本明細書で実施例142において開示されるアッセイを用いて、IC50値として表現され得る。より正確には、A2A受容体アンタゴニストは、少なくともこのアッセイ系において、1500、1000、900、800、700、600、500、400、300、200、100、50、40、30または20nM未満のIC50値を含む、2000nM未満のIC50値を示す化合物を包含する。
【0058】
本明細書で使用される「治療および/または予防(prophylaxis)」という用語は、治療されている状態、または治療もしくは緩和されている状態の1種以上の生物学的症状の改善または予防(prevention)に関する。
【0059】
「患者」という用語は、ヒトまたは他の動物、好ましくはヒトを指す。
【0060】
本発明は、A2A受容体の部分的または全体的不活性化が有益であり得る疾患および障害の治療および/または予防に有用であり得るA2A受容体のモジュレーターとして式(I)の化合物を提供する。
【0061】
本発明の化合物が、A2Aアンタゴニストである場合、本発明の化合物は、
−運動障害(パーキンソン病(PD)、薬剤性パーキンソニズム、脳炎後パーキンソニズム、毒素誘発性パーキンソニズム(例えば、MPTP、マンガン、一酸化炭素)および外傷後パーキンソン病(パンチドランク症候群とも呼ばれる。)、進行性核上麻痺、ハンチントン病、多系統萎縮、皮質基底核変性、ウィルソン病、ハレルフォルデンスパッツ(Hallerrorden−Spatz)病、進行性淡蒼球萎縮、ドーパ反応性ジストニアパーキンソニズム、痙縮、または異常な動作もしくは姿勢をもたらす基底核の他の障害など;本発明の化合物は、オンオフ現象を伴うパーキンソン病、すくみ足(薬効時間短縮(end of dose deterioration))を伴うパーキンソン病および顕著な運動障害を伴うパーキンソン病の治療にも有効であり得る。)。
【0062】
−急性および慢性疼痛(神経因性疼痛、癌性疼痛、三叉神経痛、片頭痛および頭部痛を伴う他の状態、原発性および二次性痛覚過敏、炎症性疼痛、侵害受容体疼痛、脊髄癆、幻肢痛、脊髄外傷痛、中枢痛、疱疹後疼痛およびHIV疼痛など);
−気分障害を含む情動障害(双極性障害、季節的情動障害、うつ病、躁うつ病、非定型うつ病および単極性うつ病(monodepressive disease)など);
−中枢および末梢神経系変性障害(大脳皮質基底核変性症、脱髄疾患(多発性硬化症(multiple sclerosis)、多発性硬化症(disseminated sclerosis))、フリードライヒ運動失調、運動ニューロン疾患(筋萎縮性側索硬化症、進行性眼球萎縮)、多系統萎縮症、脊髄症、神経根障害、末梢神経障害(糖尿病性神経障害、脊髄癆、薬剤誘発性神経障害、ビタミン欠乏)、全身性エリテマトーデス、肉芽腫性疾患、オリーブ橋小脳萎縮、進行性淡蒼球萎縮、進行性核上性麻痺、痙縮を含む);
−統合失調症および関連精神病;
−認知障害(認知症、アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、多発脳梗塞性認知症、AIDS認知症、ハンチントン病関連認知症、レヴィ小体認知症、老人性認知症、加齢性記憶障害、認知症関連認知障害、コルサコフ症候群、拳闘家認知症を含む);
−注意障害(注意欠陥多動障害(ADHD)、注意欠陥障害、微細脳機能障害、脳損傷小児症候群、運動過多反応小児期および過活動小児症候群など);
−中枢神経系損傷(外傷性脳損傷、神経外科(外科的外傷)、頭部損傷に対する神経防護作用、頭蓋内圧上昇、脳浮腫、脳水腫、脊髄外傷を含む);
−脳虚血(一過性脳虚血、脳卒中(血栓性脳卒中、虚血性脳卒中、塞栓性卒中、出血性脳卒中、腺窩性小梗塞)くも膜下出血、脳血管痙攣、脳卒中に対する神経防護作用、周産期仮死、溺死、心拍停止、硬脳膜下血腫を含む);
−心筋虚血;
−筋虚血;
−睡眠障害(睡眠過剰および発作性睡眠など);
−眼障害(網膜虚血−再潅流傷害および糖尿病性神経障害など);
−心臓血管障害(跛行および低血圧など);
−肝線維症、肝硬変、脂肪肝およびそれらの合併症;ならびに
−薬物乱用(アルコール、アンフェタミン、カンナビノイド、コカイン、ニコチンおよびオピオイド)
を含み得る疾患および障害の治療および/または予防に使用され得る。
【0063】
本発明の別の目的は、薬剤としての使用のための、本明細書で定義される通りの式(I)の化合物およびその薬学的に許容される塩の使用からなる。
【0064】
本発明はまた、上に特定された疾患および障害の群から選択される疾患または障害の治療のための、本明細書で記載される通りの式(I)の化合物およびその薬学的に許容される塩に関する。
【0065】
本発明はまた、運動障害、急性および慢性疼痛、情動障害、中枢および末梢神経系変性障害、統合失調症および関連精神病、認知障害、注意障害、中枢神経系損傷、脳虚血、心筋虚血、筋虚血、睡眠障害、眼障害、心臓血管障害、肝線維症、肝硬変、脂肪肝および薬物乱用からなる群から選択される疾患または障害の治療および/または予防のための医薬組成物を製造するための、本明細書で記載される通りの式(I)の化合物の使用に関する。
【0066】
一部の実施形態では、疾患または障害は、パーキンソン病、アルツハイマー病または注意欠陥多動障害からなる群から選択される。
【0067】
本発明のさらなる態様によれば、A2A受容体の部分的または全体的不活性化が有益であり得る障害または疾患を治療および/または予防する方法であって、このような方法は、一般式(I)の化合物から選択される少なくとも1種の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、または式(I)の化合物から選択される少なくとも1種の化合物を含む医薬組成物の安全で有効な量を、それを必要とする患者/対象へ投与する段階を含む方法が提供される。
【0068】
本発明の化合物の安全で有効な量は、選択される特定の化合物;選択される投与経路;治療されている状態;治療されている状態の重症度;治療されている患者の年齢、大きさ、体重および身体状態;治療の期間および同様の要因とともに変わる。それは、熟練した専門家によって日常的に決定され得る。通常の1日投与量は、選択される投与の特定の経路に依存して変わり、一般式(I)の化合物の1日当たり約0.01mgから約1000mgまたはその薬学的に許容される塩のその対応する量の範囲であり得る。
【0069】
本発明の化合物は、全身投与および局所投与を含む投与の任意の適切な経路で投与され得る。全身投与は、経口、非経口、経皮、もしくは直腸投与;または吸入を含む。非経口投与は、腸管または経皮以外の投与の経路を指し、通常は注射または注入による。非経口投与は、静脈内、筋内および皮下の注射または注入を含む。局所投与は、皮膚への適用、ならびに眼内、眼、膣内および鼻腔内投与を含む。経口経路を介した本発明による化合物の有益な生物学的利用能を考慮すると、経口投与が好ましい。これは、口または鼻を介した投与を含む。
【0070】
本発明の化合物は、1回で、または所定の期間に様々な間隔の時間において用量で投与され得る。例えば、用量は、1日1回、2回、3回または4回投与され得る。本発明の化合物のための適切な投与計画は、熟練した専門家により日常的に決定され得る。
【0071】
本発明のさらなる態様によれば、治療有効量の本発明の化合物を薬学的に許容される担体および/または添加剤と組み合わせて含む医薬組成物、ならびに治療有効量の本発明の化合物を薬学的に許容される担体および/または添加剤と組み合わせる段階を含むこのような組成物の製造方法が提供される。
【0072】
本発明で用いられる医薬組成物は、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩を含み、ならびに薬学的に許容される担体および任意に、当業者に知られている他の治療成分も含み得る。
【0073】
本発明の医薬組成物は、バルク形態または単位剤形で調製および包装され得る。単位剤形で提供される場合、本発明の医薬組成物は通常、約0.01mgから約1000mgの一般式(I)の化合物または対応する量のその薬学的に許容される塩を含む。
【0074】
本発明の医薬組成物は、運動障害、急性および慢性疼痛、情動障害、中枢および末梢神経系変性障害、統合失調症および関連精神病、認知障害、注意障害、中枢神経系損傷、脳虚血、心筋虚血、筋虚血、睡眠障害、眼障害、心臓血管障害、肝線維症、肝硬変、脂肪肝、ならびに薬物乱用から選択される疾患または障害の治療および/または予防に使用され得る。
【0075】
本発明の化合物および薬学的に許容される添加剤(単数)または添加剤(複数)は通常、所望の投与経路による患者への投与に適合した剤形に製剤化される。経口投与に適合した剤形は、錠剤、カプセル剤、丸剤、トローチ剤、散剤、シロップ剤、エリキシル剤、懸濁剤、溶液剤、乳剤およびサシェ剤を含む。
【0076】
適切な薬学的に許容される添加剤は、選択される特定の剤形に依存して変わる。それらは、結合剤、潤沢剤、流動促進剤、崩壊剤、造粒剤、コーティング剤、湿潤剤、溶剤、共溶剤、懸濁化剤、香味剤、香味矯正剤、固化防止剤、保湿剤、キレート剤、可塑剤、粘度調整剤、酸化防止剤、防腐剤、安定剤、界面活性剤、乳化剤および緩衝剤を含む。本発明の医薬組成物は、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences(Mack Publishing Company)に記載されているような、当業者に知られている技術および方法を用いて調製される。
【0077】
本発明の化合物は、それ自体でまたは標的疾患(複数可)または障害(複数可)の治療に有用な1種以上の追加的な薬剤と組み合わせて使用され得る。このような場合、その薬剤は、同じ製剤中または同時もしくは連続投与のための別個の製剤中にある。
【0078】
本発明は、以下の実施例で説明されるが、ここで、「化合物」という用語は、既に知られていてもよい合成中間体を指し、「実施例」という用語は、本発明による一般式(I)の化合物を指す。
【実施例】
【0079】
一般式(I)の化合物およびそれらの薬学的に許容される塩は、以下のスキームに記載される方法に従って合成され得る:
【0080】
【化4】
【0081】
【化5】
【0082】
【化6】
は、低級アルキルまたはアリールである。
【0083】
【化7】
【0084】
【化8】
【0085】
【化9】
【0086】
【化10】
【0087】
【化11】
【0088】
【化12】
【0089】
実験:
一般条件
すべての試薬は市販等級であり、さらに精製することなく使用した。市販の無水溶媒は、不活性雰囲気下で行われる反応に使用した。カラムクロマトグラフィーに使用したシリカゲルは、SDSシリカゲル(60AAC40−63μM)であった。薄層クロマトグラフィーは、プレコートシリカゲルF−254プレートを用いて行った。
【0090】
HNMRスペクトルは、Bruker(登録商標)400MHz分光計で記録した。プロトン化学シフトは、残存CDCl(7.27ppm)またはDMSO(2.50ppm)に対して記載した。分裂パターンは、s(一重項)、d(二重項)、dd(二重−二重項)、t(三重項)、q(四重項)、m(多重項)、br(ブロード)と表す。
【0091】
エレクトロスプレーMSスペクトルは、Waters(登録商標)マイクロマスプラットフォームLCMS分光計で得た。
【0092】
質量スペクトルのすべては、フルスキャン実験(質量範囲100−1500amu)であった。質量スペクトルは、エレクトロスプレーイオン化を用いて得た。HPLCシステムは、Waters(登録商標)プラットフォームであり、2767サンプルマネジャー、2525ポンプ、フォトダイオードアレー検出器(190−400nm)であった。使用したカラムは、分析モードでXterra C18 3.5μM(4.6×50mm)であり、分取モードでAtlantis dc18 5μM(19×50mm)であった。両方の場合の移動相は、AおよびBの適当な勾配にあった。Aは、0.05%のTFAを含んだ水であり、Bは、0.05%のTFAを含んだアセトニトリルであった。流量は、分析モードで1分当たり1mLであり、分取モードで16.5mL 分であった。LCMSはすべて、室温で行った。
【0093】
一般手順I:アミド−ジメチルアセタールBの存在下での誘導体Aからの化合物ABの形成(スキーム1)。
【0094】
選択したアミノ−ヘテロ環A(1.0当量)およびジメチルホルムアミド−ジメチルアセタールの混合物をマイクロ波照射によって150℃で7分間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、さらに精製することなく生成物を得た。
【0095】
化合物1:N,N−ジメチル−N’−ピリジン−2−イル−ホルムアミジン。
【0096】
化合物1は、2−アミノピリジンから出発して一般手順Iに従って、オレンジ色の油として定量的収率で得た。
【0097】
M/Z(M+H)=150。
【0098】
化合物2:N’−(3−ブロモ−ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムアミジン。
【0099】
化合物2は、3−ブロモ−2−アミノピリジンから出発して一般手順Iに従って、オレンジ色の油として定量的収率で得た。
【0100】
M/Z(M[79Br]+H)=228。
【0101】
化合物3:N’−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムアミジン。
【0102】
化合物3は、2−アミノ−4−ピコリンから出発して一般手順Iに従って、クリーム色の固体として定量的収率で得た。
【0103】
M/Z(M+H−27)=137。
【0104】
化合物4:N’−(4−エチル−ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムアミジン。
【0105】
化合物4は、2−アミノ−4−エチルピリジンから出発して一般手順Iに従って、クリーム色の固体として定量的収率で得た。
【0106】
M/Z(M+H)=178。
【0107】
化合物5:N’−(4−シアノ−ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムアミジン。
【0108】
化合物5は、2−アミノ−4−シアノピリジンから出発して一般手順Iに従って、クリーム色の固体として定量的収率で得た。
【0109】
M/Z(M+H)=175。
【0110】
化合物6:N’−(4−クロロ−ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムアミジン。
【0111】
化合物6は、2−アミノ−4−クロロピリジンから出発して一般手順Iに従って、クリーム色の固体として定量的収率で得た。
【0112】
M/Z(M[35Cl]+H)=184。
【0113】
化合物7:N’−(5−シアノ−ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムアミジン。
【0114】
化合物7は、2−アミノ−5−シアノピリジンから出発して一般手順Iに従って、クリーム色の固体として定量的収率で得た。
【0115】
M/Z(M+H)=175。
【0116】
化合物8:N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムアミジン。
【0117】
化合物8は、2−アミノ−5−フルオロピリジンから出発して一般手順Iに従って、クリーム色の固体として定量的収率で得た。
【0118】
M/Z(M+H)=168。
【0119】
化合物9:N’−(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムアミジン。
【0120】
化合物9は、2−アミノ−5−クロロピリジンから出発して一般手順Iに従って、クリーム色の固体として定量的収率で得た。
【0121】
M/Z(M[35Cl]+H)=184。
【0122】
化合物10:N’−(5−ブロモ−ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムアミジン。
【0123】
化合物10は、2−アミノ−5−ブロモピリジンから出発して一般手順Iに従って、クリーム色の固体として定量的収率で得た。
【0124】
M/Z(M[79Br]+H)=228。
【0125】
化合物11:N,N−ジメチル−N’−(5−メチル−ピリジン−2−イル)−ホルムアミジン。
【0126】
化合物11は、6−アミノ−3−ピコリンから出発して一般手順Iに従って、クリーム色の固体として定量的収率で得た。
【0127】
M/Z(M+H)=164。
【0128】
化合物12:N’−(5−メトキシ−ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムアミジン。
【0129】
化合物12は、2−アミノ−5−メトキシ−ピリジンから出発して一般手順Iに従って、暗褐色の油として定量的収率で得た。
【0130】
M/Z(M+H)=180。
【0131】
化合物13:N,N−ジメチル−N’−ピリジン−2−イル−アセトアミジン。
【0132】
化合物13は、ジメチルホルムアミド−ジメチル−アセタールの代わりにジメチルアセトアミド−ジメチルアセタールの存在下で2−アミノピリジンを用いて一般手順Iに従って、オレンジ色の油として定量的収率で得た。
【0133】
M/Z(M+H)=164。
【0134】
化合物14:N,N−ジメチル−N’−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ホルムアミジン。
【0135】
化合物14は、2−アミノピリジン−5−(トリフルオロメチル)−ピリジンから出発して一般手順Iに従って、白色の固体として定量的収率で得た。
【0136】
M/Z(M+H)=218。
【0137】
化合物15:N’−(3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムアミジン。
【0138】
化合物15は、2−アミノピリジン−3,5−ジクロロピリジンから出発して一般手順Iに従って、淡褐色の固体として定量収率で得た。
【0139】
M/Z(M[35Cl]+H)=218。
【0140】
化合物16:N,N−ジメチル−N’−(5−エチル−ピリジン−2−イル)−ホルムアミジン。
【0141】
化合物16は、2−アミノ−5−エチル−ピリジンから出発して一般手順Iに従って、茶色の油として定量的収率で得た。
【0142】
M/Z(M+H)=178。
【0143】
化合物17:N,N−ジメチル−N’−(5−シクロプロピル−ピリジン−2−イル)−ホルムアミジン。
【0144】
化合物17は、2−アミノ−5−シクロプロピル−ピリジンから出発して一般手順Iに従って、黄色の油として得た。化合物17は、化合物1が混入していた(45%)。この生成物の形成は、この反応に用いた2−アミノ−5−シクロプロピル−ピリジンのバッチ中2−アミノ−ピリジンの存在による。
H−NMR(400MHz,CDCl):0.63−0.67(m,2H,CH);0.92−0.96(m,2H,CH);1.81−1.88(m,1H,CH);3.08(s,3H,N−CH);3.10(s,3H,N−CH);6.86(d,J 8.3Hz,1H,Ar);7.21(dd,J 2.6Hz,J 8.3Hz,1H,Ar);8.08(d,J 2.6Hz,1H,Ar);8.36(s,1H,N=CH−N)。
【0145】
化合物18:N’−(5−シアノ−ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルアセトアミジン。
【0146】
化合物18は、ジメチルホルムアミド−ジメチルアセタールの代わりにジメチル−アセトアミドジメチルアセタールの存在下で、2−アミノ−5−シクロピリジンを用いて一般手順Iに従って、茶色の固体として定量的収率で得た。
【0147】
M/Z(M+H)=188。
【0148】
一般手順II:安息香酸IまたはGからの化合物CまたはHの形成(スキーム4)
方法A:DICまたはEDCI/HOBtカップリング:
選択した安息香酸IまたはG(1.0当量)のDMFおよびピリジン(9:1)の混合物中溶液に、DIC(1.5当量)またはEDCI(1.5当量)、HOBt(1.5当量)および選択したアミン(2.0−5.0当量)を添加した。得られた混合物を、0.5から15日間室温で撹拌したまたは60℃で加熱した。
【0149】
反応混合物をAcOEtで希釈し、HCl 1Mで2回、水で2回およびブラインで1回洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮し、フラッシュ−クロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
【0150】
方法B:POCl/ピリジンカップリング:
アルゴン雰囲気下−20℃/0℃で冷却した、選択した安息香酸IまたはG(1.2当量)のピリジン中溶液に、選択したアミン(5.0当量)およびオキシ塩化リン(1.5当量)を連続的に添加した。0℃で30−40分後、反応物をHCl 1Mで加水分解し、AcOEtで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。フラッシュ−クロマトグラフィーにより精製して、予想したベンズアミドを得た。
【0151】
方法C:酸クロリド形成を介して:
アルゴン流下0℃で冷却した、選択した安息香酸IまたはG(1.0当量)のCHCl中懸濁液に、DMF(5%)および塩化オキサリル(1.3当量)を連続的に滴下した。透明な溶液が得られるまで、反応混合物を室温で撹拌し、次いで、選択したアミン(3.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、HCl 1Mで加水分解した。層を分離させ、有機層をNaOH1M、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。フラッシュ−クロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0152】
化合物19:4−アセチル−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0153】
化合物19は、4−アセチル安息香酸、シクロヘキシルエチルアミン(2.0当量)から出発し、DICをカップリング剤として用いて、一般手順II、方法Aに従って得た。反応は、室温で12時間後に終了した。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 25%から50%)により精製して、生成物をオレンジ色の油として収率90%で得た。
【0154】
M/Z(M+H)=274。
【0155】
化合物20:1−[4−(アゼパン−1−カルボニル)−フェニル]−エタノン。
【0156】
化合物20は、4−アセチル安息香酸、ヘキサメチレンイミン(2.0当量)から出発し、EDCIをカップリング剤として用いて、一般手順II、方法Aに従って得た。反応は、室温で24時間、続いて60℃で12時間後に終了させた。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 50%)により精製して、生成物をオレンジ色の油として収率70%で得た。
【0157】
M/Z(M+H)=246。
【0158】
化合物21:4−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−エチル−3−メチル−ベンズアミド。
【0159】
化合物21は、4−ブロモ−3−メチル安息香酸、シクロヘキシルエチルアミン(5.0当量)から出発し、EDCIをカップリング剤として用いて、一般手順II、方法Aに従って得た。反応は、室温で48時間後に終了させた。フラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 60%)により精製し、ペンタン中で粉砕して、生成物を収率24%で得た。
【0160】
M/Z(M[79Br]+H)=324。
【0161】
化合物22:4−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−エチル−3−メトキシ−ベンズアミド。
【0162】
化合物22は、4−ブロモ−3−メトキシ安息香酸、シクロヘキシルエチルアミン(5.0当量)から出発し、EDCIをカップリング剤として用いて、一般手順II、方法Aに従って得た。反応は、室温で48時間後に終了させた。生成物は、ペンタン中粉砕後収率18%で単離した。
【0163】
M/Z(M[79Br]+H)=340。
【0164】
化合物23:4−ブロモ−3−クロロ−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0165】
化合物23は、4−ブロモ−3−クロロ安息香酸、シクロヘキシルエチルアミン(5.0当量)から出発し、EDCIをカップリング剤として用いて、一般手順II、方法Aに従って得た。反応は、室温で48時間後に終了させた。生成物は、ペンタン中粉砕後収率44%で単離した。
【0166】
M/Z(M[79Br35Cl]+H)=344。
【0167】
化合物24:4−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−エチル−3−フルオロ−ベンズアミド。
【0168】
化合物24は、4−ブロモ−3−フルオロ安息香酸、シクロヘキシルエチルアミン(2.0当量)から出発し、EDCIをカップリング剤として用いて、一般手順II、方法Aに従って得た。反応は、室温で48時間後に終了させた。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 20%)により精製して、生成物を浅黄色の油として収率60%で得た。
【0169】
M/Z(M[79Br]+H)=328。
【0170】
化合物25:4−ブロモ−N−シクロヘキシル−3−エチル−3−ニトロ−ベンズアミド。
【0171】
化合物25は、4−ブロモ−3−ニトロ安息香酸およびシクロヘキシルエチルアミンから出発して、一般手順II、方法Bに従って得た。反応物を−20℃で10分間冷却し、次いで、0℃に到達させ、0℃で30分後に加水分解した。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中10%から20%AcOEt)により精製して、生成物を収率91%で得た。
【0172】
M/Z(M[79Br]+H)=355。
【0173】
化合物26:6−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−エチル−ニコチンアミド。
【0174】
化合物26は、6−ブロモニコチン酸、シクロヘキシルエチルアミン(5.0当量)から出発し、EDCI(4.5当量)をカップリング剤として用いて、一般手順II、方法Aに従って得た。反応は、室温で12日および80℃で12時間後に停止させた。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 20%)により精製して、生成物を収率14%で得た。
【0175】
M/Z(M[79Br]+H)=311。
【0176】
化合物27:4−ブロモ−2−クロロ−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0177】
化合物27は、4−ブロモ−2−クロロ安息香酸およびシクロヘキシルエチルアミンから出発して、一般手順II、方法Bに従って得た。反応は、0℃で行い、40分後に加水分解した。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中20%AcOEt)により精製して、生成物を浅黄色の固体として定量的収率で得た。
【0178】
H−NMR(400MHz、CDCl):2種の回転異性体の混合物:
M/Z(M[79Br35Cl]+H)=344。
【0179】
化合物28:アゼパン−1−イル−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−メタノン。
【0180】
化合物28は、4−ブロモ−3−フルオロ安息香酸およびヘキサメチレンイミンから出発して、一般手順II、方法Cに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中10%から30%AcOEt)により精製して、生成物を収率88%で得た。
【0181】
M/Z(M[79Br]+H)=300。
【0182】
化合物29:アゼパン−1−イル−(4−ブロモ−3−ニトロ−フェニル)−メタノン。
【0183】
化合物29は、4−ブロモ−3−ニトロ安息香酸およびヘキサメチレンイミンから出発して、一般手順II、方法Bに従って得た。反応物を−20℃で15分間冷却して、次いで、室温に到達させ、10分後に加水分解した。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中10%から30%AcOEt)により精製して、生成物を収率80%で得た。
【0184】
M/Z(M[79Br]+H)=327。
【0185】
化合物30:N−シクロヘキシル−N−エチル−3−ヒドロキシ−4−ニトロ−ベンズアミド。
【0186】
化合物30は、3−ヒドロキシ−4−ニトロ安息香酸、シクロヘキシルエチルアミン(5.0当量)から出発し、EDCIをカップリング剤として用いて、一般手順II、方法Aに従って得た。反応は、室温で12時間後に終了させた。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 20%から30%)により精製して、生成物を黄色の油として収率73%で得た。
【0187】
M/Z(M+H)=293。
【0188】
化合物31:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−ヒドロキシ−3−ニトロ−ベンズアミド。
【0189】
化合物31は、4−ヒドロキシ−3−ニトロ安息香酸、シクロヘキシルエチルアミン(5.0当量)から出発し、EDCIをカップリング剤として用いて、一般手順II、方法Aに従って得た。反応は、室温で48時間後に終了させた。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 20%から30%)により精製して、生成物を黄色の油として収率80%で得た。
【0190】
M/Z(M+H)=293。
【0191】
化合物32:アゼパン−1−イル−(4−フルオロ−3−ニトロ−フェニル)−メタノン。
【0192】
化合物32は、4−フルオロ−3−ニトロ安息香酸およびヘキサメチレンイミンから出発して、一般手順II、方法Cに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中0.5%から1%MeOH)により精製して、生成物を収率76%で得た。
【0193】
M/Z(M+H)=267。
【0194】
一般手順III:誘導体HおよびJからの化合物CおよびEの形成(スキーム4)
方法A:
選択したブロモ誘導体HまたはJ(1.0当量)のトリフルオロトルエン中溶液にアルゴン雰囲気下で、(1−エトキシビニル)トリブチルスズ(1.1当量)およびPdCl(PPh(0.05当量)を添加した。得られた混合物をマイクロ波照射によって150℃で15分間加熱した(最大電力は70ワットに制限)。
【0195】
触媒をセライト上でろ別し、AcOEtで洗浄した。ろ液を、HCl 1M、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0196】
残渣を、THF/HCl 1M(1:1)の混合物によって、室温で2時間かけて加水分解した。
【0197】
反応混合物をAcOEtで希釈し、水、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュ−クロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0198】
方法B:
選択した4−ブロモ誘導体HまたはJ(1.0当量)、(1−エトキシビニル)トリブチルスズ(1.1当量)、Pd(PPh(0.05当量)、ヨウ化銅(I)(0.2当量)およびフッ化セシウム(2.0当量)の混合物をアルゴンで10分間フラッシュし、次いで、DMFを添加した。得られた混合物をアルゴン流下、80−100℃で一晩加熱した。
【0199】
触媒をセライト上でろ別し、AcOEtで洗浄した。
【0200】
ろ液を、HCl 1M、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0201】
残渣を、THF/HCl 1M(1:1)の混合物によって、室温で2時間かけて加水分解した。
【0202】
反応混合物を、AcOEtで希釈し、HCl 1M、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュ−クロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0203】
化合物33:4−アセチル−N−シクロヘキシル−N−エチル−3−メチル−ベンズアミド。
【0204】
化合物33は、化合物21から出発して、一般手順III、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 50%)により精製して、生成物を収率75%で得た。
【0205】
M/Z(M+H)=288。
【0206】
化合物34:4−アセチル−N−シクロヘキシル−N−エチル−3−メトキシ−ベンズアミド。
【0207】
化合物34は、化合物22から出発して、一般手順III、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 50%)により精製して、生成物を収率52%で得た。
【0208】
M/Z(M+H)=304。
【0209】
化合物35:4−アセチル−3−クロロ−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0210】
化合物35は、化合物23から出発して、一般手順III、方法Aに従って得た。フラッシュ−カラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 50%)により精製して、生成物を収率79%で得た。
【0211】
M/Z(M[35Cl]+H)=308。
【0212】
化合物36:4−アセチル−3−フルオロ−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0213】
化合物36は、化合物24から出発して、一般手順III、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 10%から35%)により精製して、生成物を黄色の油として収率57%で得た。
【0214】
M/Z(M+H)=292。
【0215】
化合物37:4−アセチル−N−シクロヘキシル−N−エチル−3−ニトロ−ベンズアミド。
【0216】
化合物37は、化合物25から出発して、一般手順III、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 50%)により精製して、生成物を収率62%で得た。
【0217】
M/Z(M+H)=319。
【0218】
化合物38:6−アセチル−N−シクロヘキシル−N−エチル−ニコチンアミド。
【0219】
化合物38は、化合物26から出発して、一般手順III、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 20%から50%)により精製して、生成物を収率41%で得た。
【0220】
M/Z(M+H)=275。
【0221】
化合物39:6−アセチル−N−シクロヘキシル−N−エチル−ニコチンアミド。
【0222】
化合物39は、化合物27から出発し、反応混合物にLiCl(1.7当量)を添加して、一般手順III、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 35%)により精製して、生成物を浅黄色の油として収率63%で得た。
【0223】
M/Z(M[35Cl]+H)=308。
【0224】
化合物40:1−[4−(アゼパン−1−カルボニル)−2−フルオロ−フェニル]−エタノン。
【0225】
化合物40は、化合物28から出発して、一般手順III、方法Bに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 10%から50%)により精製して、生成物を収率70%で得た。
【0226】
M/Z(M+H)=264。
【0227】
化合物41:1−[4−(アゼパン−1−カルボニル)−2−ニトロ−フェニル]−エタノン。
【0228】
化合物41は、化合物29から出発して、一般手順III、方法Bに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 10%から50%)により精製して、生成物を収率65%で得た。
【0229】
M/Z(M+H)=291。
【0230】
化合物42:エチル4−ブロモ−3−フロオロベンゾエート
4−ブロモ−3−フルオロ安息香酸(15.0g)のEtOH(230mL)中懸濁液に、濃硫酸(8.0mL)を添加した。反応混合物を60℃で66時間加温した。室温に冷却後、溶媒を減圧下で除去した。残渣をNaOH 1N溶液(70mL)で処理し、次いで、EtOAc(500mL)で抽出した。有機層を水(250mL)、ブライン(250mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。生成物を淡黄色の固体(17.0g)として定量的収率で得た。
【0231】
M/Z(M[79Br]+H)=247。
【0232】
化合物43:エチル4−アセチル−3−フロオロベンゾエート。
【0233】
化合物43は、化合物42から出発して、一般手順III、方法Bに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 10%)により精製して、生成物を収率86%で得た。
【0234】
M/Z(M+H)=211。
【0235】
一般手順IV:誘導体CおよびEからの化合物DおよびFの形成(スキーム2および3)
方法A:CuBrの使用
臭化銅(II)(2.0当量)のCHCl中還流懸濁液に窒素流下で、4−アセチル誘導体CまたはE(1.0当量)のAcOEt(最終比CHCl:AcOEt 1.2:1)中溶液を滴下した。反応混合物を還流で一晩加熱した。
【0236】
室温で冷却後、無機物質をセライト上ろ過により除去し、AcOEtで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮し、フラッシュ−クロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
【0237】
方法B:Brの使用
4−アセチル誘導体CまたはE(1.0当量)のクロロホルム中溶液に窒素雰囲気下、0℃で冷却して、臭素(1.1当量)のクロロホルム中溶液を滴下した。混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで、室温に加温させ、1時間30分撹拌した。
【0238】
反応混合物をNaHCOの飽和水溶液で処理し、CHClで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた油をフラッシュ−クロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
【0239】
化合物44:4−(2−ブロモ−アセチル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0240】
化合物44は、化合物19から出発して、一般手順IV、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 25%)により精製して、生成物をクリーム色のワックス状固体として収率60%で得た。
【0241】
M/Z(M[79Br]+H)=352。
【0242】
化合物45:1−[4−(アゼパン−1−カルボニル)−フェニル]−2−ブロモ−エタノン。
【0243】
化合物45は、化合物20から出発して、一般手順IV、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 25%から50%)により精製して、生成物をクリーム色のワックス状固体として収率59%で得た。
【0244】
M/Z(M[79Br]+H)=324。
【0245】
化合物46:4−(2−ブロモ−アセチル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−3−メチル−ベンズアミド。
【0246】
化合物46は、化合物33から出発して、一般手順IV、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 10%から50%)により精製して、生成物を黄色の油として収率52%で得た。
【0247】
M/Z(M[79Br]+H)=364。
【0248】
化合物47:4−(2−ブロモ−アセチル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−3−メトキシ−ベンズアミド。
【0249】
化合物47は、化合物34から出発して、一般手順IV、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 50%)により精製して、生成物を黄色の油として収率33%で得た。
【0250】
M/Z(M[79Br]+H)=382。
【0251】
化合物48:4−(2−ブロモ−アセチル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−3−クロロ−ベンズアミド。
【0252】
化合物48は、化合物35から出発して、一般手順IV、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 50%)により精製して、生成物を収率66%で得た。
【0253】
M/Z(M[79Br35Cl]+H)=386。
【0254】
化合物49:4−(2−ブロモ−アセチル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−3−フルオロベンズアミド。
【0255】
化合物49は、化合物36から出発して、一般手順IV、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 10%から20%)により精製して、生成物を黄色の油として収率52%で得た。
【0256】
M/Z(M[79Br]+H)=370。
【0257】
化合物50:4−(2−ブロモ−アセチル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−3−ニトロベンズアミド。
【0258】
化合物50は、化合物37から出発して、一般手順IV、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 50%)により精製して、生成物を収率80%で得た。
【0259】
M/Z(M[79Br]+H)=397。
【0260】
化合物51:6−(2−ブロモ−アセチル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−ニコチンアミド。
【0261】
化合物51は、化合物38から出発して、一般手順IV、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 50%)により精製して、生成物を収率30%で得た。
【0262】
M/Z(M[79Br]+H)=353。
【0263】
化合物52:4−(2−ブロモ−アセチル)−2−クロロ−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0264】
化合物52は、化合物39から出発して、一般手順IV、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 30%)により精製して、生成物を浅黄色の油として収率76%で得た。
【0265】
M/Z(M[79Br35Cl]+H)=385。
【0266】
化合物53:1−[4−(アゼパン−1−カルボニル)−2−フルオロ−フェニル]−2−ブロモ−エタノン。
【0267】
化合物53は、化合物40から出発して、一般手順IV、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 10%から50%)により精製して、生成物を収率70%で得た。
【0268】
M/Z(M[79Br]+H)=342。
【0269】
化合物54:1−[4−(アゼパン−1−カルボニル)−2−ニトロ−フェニル]−2−ブロモ−エタノン。
【0270】
化合物54は、化合物41から出発して、一般手順IV、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 10%から50%)により精製して、生成物を収率60%で得た。
【0271】
M/Z(M[79Br]+H)=369。
【0272】
化合物55:エチル4−(2−ブロモ−アセチル)−3−フルオロベンゾエート
化合物55は、化合物43から出発して、一般手順IV、方法Aに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 5%)により精製し、次いでペンタン中で粉砕して、生成物を白色の固体として収率50%で得た。
【0273】
M/Z(M[79Br]+H)=289。
【0274】
化合物56:4−(2−ブロモ−アセチル)−安息香酸メチルエステル。
【0275】
化合物56は、メチル4−アセチルベンゾエートから出発して、一般手順IV、方法Bに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc 10%)により精製して、生成物を収率75%で得た。
【0276】
M/Z(M[79Br]+H)=257。
【0277】
一般手順V:誘導体Dおよび誘導体Fと化合物ABとの縮合による実施例ACおよび化合物ADの形成(スキーム2および3)。
【0278】
選択した化合物AB(1.0当量)およびDまたはF(1.0当量)の適当な溶媒中混合物をマイクロ波照射によって130−200℃で5−10分間、または慣用的な加熱下で加熱した。
【0279】
反応混合物をAcOEtで希釈し、HCl1N水溶液、水、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュ−クロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
【0280】
化合物57:4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−安息香酸メチルエステル。
【0281】
化合物57は、トリフルオロトルエン中化合物1および化合物56から出発し、200℃で5分間マイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。生成物は、メタノールから再沈殿によって白色の固体として収率60%で単離した。
【0282】
M/Z(M+H)=281。
【0283】
化合物58:4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−安息香酸メチルエステル。
【0284】
化合物58は、トルエン中化合物8および化合物56から出発し、80℃で一晩加熱することによって、一般手順Vに従って得た。
【0285】
フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc 50%)により精製して、生成物を固体として収率19%で得た。
【0286】
M/Z(M+H)=299。
【0287】
化合物59:エチル4−[(6−シアノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)カルボニル]−3−フルオロベンゾエート。
【0288】
化合物59は、DMF中化合物7および化合物55から出発し、80℃で60分間加熱することによって、一般手順Vに従って得た。
【0289】
粗製物をEtOで粉砕することによって結晶化を誘導して、生成物を茶色の固体として収率72%で得た。
【0290】
M/Z(M+H)=338。
【0291】
化合物60:エチル4−[(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)カルボニル]−3−フルオロベンゾエート。
【0292】
化合物60は、DMF中化合物8および化合物55から出発し、80℃で60分間加熱することによって、一般手順Vに従って得た。
【0293】
フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc 90から50%)による精製、続いてEtO中粉砕により、生成物をベージュ色の固体として収率38%で得た。
【0294】
M/Z(M+H)=331。
【0295】
実施例1:4−(8−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0296】
【化13】
実施例1は、アセトニトリル中化合物2および化合物44から出発し、150℃で10分間マイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0297】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物を淡緑色の固体として収率17%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.14−1.78(m,13H,5CH+CH);3.36(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.65(bs,1H,N−CH);7.25(t,J 7.1Hz,1H,Ar);7.52(m,2H,Ar);7.95(m,2H,Ar);8.01(m,1H,Ar);8.30(s,1H,Ar);9.63(m,1H,Ar)。M/Z(M[79Br]+H)=454。
【0298】
実施例2:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(7−メチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0299】
【化14】
実施例2は、アセトニトリル中化合物3および化合物44から出発し、130℃で5分間マイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0300】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%)により精製して、生成物を浅黄色の固体として収率39%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.13−1.77(m,13H,5CH+CH);3.36(q,J 6.9Hz,2H,N−CH);3.66(bs,1H,N−CH);7.19(dd,J 1.8Hz,J 7.0Hz,1H,Ar);7.50(m,2H,Ar);7.66(m,1H,Ar);7.92(m,2H,Ar);8.19(s,1H,Ar);9.53(m,1H,Ar)。DMSOピークに隠れているCHシグナル。M/Z(M+H)=390。
【0301】
実施例3:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(7−エチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0302】
【化15】
実施例3は、アセトニトリル中化合物4および化合物44から出発し、130℃で5分間マイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0303】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 1から2%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物を白色の固体として収率38%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.15(m,6H,3CH);1.32(t,J 7.5Hz,3H,CH);1.57−1.77(m,7H,2CH+CH);2.83(q,J 7.6Hz,2H,CH);3.66(bs,1H,N−CH);7.26(dd,J 1.7Hz,J 7.1Hz,1H,Ar);7.50(m,2H,Ar);7.67(m,1H,Ar);7.92(m,2H,Ar);8.24(s,1H,Ar);9.55(d,J 7.1Hz,1H,Ar)。水ピークに隠れているN−CHシグナル。M/Z(M+H)=404。
【0304】
実施例4:4−(7−シアノ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0305】
【化16】
実施例4は、アセトニトリル中化合物5および化合物44から出発し、150℃で5分間マイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0306】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 1から2%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物を白色の固体として収率27%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.14−1.77(m,13H,5CH+CH);3.36(q,J 6.9Hz,2H,N−CH);3.66(bs,1H,N−CH);7.53(m,2H,Ar);7.57(dd,J 1.7Hz,J 7.2Hz,1H,Ar);7.97(m,2H,Ar);8.44(s,1H,Ar);8.53(m,1H,Ar);9.68(dd,J 1.0Hz,J 7.1Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=401。
【0307】
実施例5:4−(7−クロロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0308】
【化17】
実施例5は、アセトニトリル中化合物6および化合物44から出発し、130℃で5分間マイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0309】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 1から2%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物を白色の固体として収率43%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.13−1.77(m,13H,5CH+CH);3.36(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.66(bs,1H,N−CH);7.39(dd,J 2.2Hz,J 7.3Hz,1H,Ar);7.51(m,2H,Ar);7.94(m,2H,Ar);8.01(dd,J 0.7Hz,J 2.3Hz,1H,Ar);8.28(s,1H,Ar);9.61(dd,J 0.7Hz,J 7.3Hz,1H,Ar)。M/Z(M[35Cl] +H)=410。融点:133−135℃。
【0310】
実施例6:4−(7−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0311】
【化18】
実施例5(50mg、1.0当量)のDMA(1mL)中溶液に、スプレー乾燥フッ化カリウム(71mg、10当量)およびクリプトフィックス(kryptofix)(138mg、3.0当量)を添加した。得られた混合物をマイクロ波照射によって180℃で5分間、2回加熱した。室温で冷却後、反応混合物をAcOEt(10mL)で希釈し、水(310mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物をオフホワイトの固体として得た(26mg、50%)。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.13−1.77(m,13H,5CH+CH);3.36(q,J 6.9Hz,2H,N−CH);3.66(bs,1H,N−CH);7.34(m,1H,Ar);7.51(m,2H,Ar);7.70(m,1H,Ar);7.93(m,2H,Ar);8.26(s,1H,Ar);9.67(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=394。
【0312】
実施例7:4−(6−シアノ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0313】
【化19】
実施例7は、アセトニトリル中化合物7および化合物44から出発し、130℃で5分間マイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0314】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 1から2%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物を白色の固体として収率25%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.14−1.77(m,13H,5CH+CH);3.36(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.66(bs,1H,N−CH);7.53(m,2H,Ar);7.91(dd,J 1.7Hz,J 9.2Hz,1H,Ar);7.96−8.03(m,3H,Ar);8.43(s,1H,Ar);10.05(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=401。
【0315】
実施例8:4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0316】
【化20】
実施例8は、トリフルオロトルエン中化合物8(1.6当量)および化合物44から出発し、150℃で10分間および200℃で5分間のマイクロ照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0317】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 1から2%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物を白色の固体として収率16%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):0.99−1.67(m,13H,5CH+CH);3.32−3.40(m,3H,N−CH+N−CH);7.52(m,2H,Ar);7.85(m,1H,Ar);7.95(m,2H,Ar);8.01(m,1H,Ar);8.39(s,1H,Ar);9.67(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=394。
【0318】
実施例9:4−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0319】
【化21】
実施例9は、トリフルオロトルエン中化合物9および化合物44から出発し、130℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0320】
分取HPLCにより精製して、生成物を黄色の固体として収率37%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.13−1.78(m,13H,5CH+CH);3.36(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.66(bs,1H,N−CH);7.52(m,2H,Ar);7.75(m,1H,Ar);7.90−7.96(m,3H,Ar);8.31(s,1H,Ar);9.70(m,1H,Ar)。M/Z(M[35Cl]+H)=410
【0321】
実施例10:4−(6−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−ベンズアミド。
【0322】
【化22】
実施例10は、トリフルオロトルエン中化合物10および化合物44から出発し、130℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0323】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物をクリーム色の固体として収率15%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):0.99−1.69(m,13H,5CH+CH);3.19−3.40(m,3H,N−CH+N−CH);7.52(m,2H,Ar);7.86−7.95(m,4H,Ar);8.36(s,1H,Ar);9.78(m,1H,Ar)。M/Z(M[79Br]+H)=454。融点:96−101℃。
【0324】
実施例11:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(6−メチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0325】
【化23】
実施例11は、アセトニトリル中化合物11および化合物44から出発し、150℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0326】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%)により精製して、生成物を浅黄色の固体として収率42%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.10−1.77(m,13H,5CH+CH);2.46(d,J 0.99Hz,3H,CH);3.36(m,2H,N−CH);3.66(bs,1H,N−CH);7.50(m,2H,Ar);7.57(dd,J 1.8Hz,J 9.0Hz,1H,Ar);7.78(d,J 9.1Hz,1H,Ar);7.92(m,2H,Ar);8.19(s,1H,Ar);9.50(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=390。
【0327】
実施例12:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(6−メトキシ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0328】
【化24】
実施例12は、アセトニトリル中化合物12および化合物44から出発し、150℃で10分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0329】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物を浅黄色の固体として収率11%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.13−1.77(m,13H,5CH+CH);3.36(m,2H,N−CH);3.66(bs,1H,N−CH);3.94(s,3H,O−CH);7.52(m,3H,Ar);7.81(d,J 9.6Hz,1H,Ar);7.92(m,2H,Ar);8.21(s,1H,Ar);9.36(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=406。
【0330】
実施例13:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(2−メチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0331】
【化25】
実施例13は、アセトニトリル中化合物13および化合物44から出発し、150℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0332】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物をクリーム色の固体として収率59%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.10−1.79(m,13H,5CH+CH);2.10(s,3H,CH);3.36(q,J 7.2Hz,2H,N−CH);3.60(bs,1H,N−CH);7.27(m,1H,Ar);7.49(m,2H,Ar);7.65−7.76(m,4H,Ar);9.40(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=390。
【0333】
実施例14:[4−(アゼパン−1−カルボニル)−フェニル]−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−メタノン。
【0334】
【化26】
実施例14は、DMF中化合物8および化合物45から出発し、80℃で60分間加熱して、一般手順Vに従って得た。
【0335】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 0から5%)により精製して、生成物を黄色の固体として収率32%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.15−1.76(m,8H,4CH);3.34(m,2H,N−CH);3.60(t,J 5.9Hz,2H,N−CH);7.55(m,2H,Ar);7.84(m,1H,Ar);7.94(m,2H,Ar);8.01(m,1H,Ar);8.38(s,1H,Ar);9.67(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=366。融点:165−169℃。
【0336】
実施例15:3−[4−(アゼパン−1−カルボニル)−ベンゾイル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル。
【0337】
【化27】
実施例15は、アセトニトリル中化合物7および化合物45から出発し、130℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0338】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%から4%)により精製して、生成物をクリーム色の固体として収率20%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.62−1.70(m,8H,4CH);3.51(bs,4H,2N−CH);7.57(m,2H,Ar);7.97(m,4H,Ar);8.43(s,1H,Ar);10.05(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=373。
【0339】
実施例16:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−3−メチル−ベンズアミド。
【0340】
【化28】
実施例16は、トリフルオロトルエン中化合物1および化合物46から出発し、200℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0341】
分取HPLCにより精製して、生成物をオレンジ色の油として収率46%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.13−1.71(m,13H,5CH+CH);2.37(s,3H,CH);3.36(q,J 6.3Hz,2H,N−CH);3.69(bs,1H,N−CH);7.24−7.32(m,2H,Ar);7.37(t,J 6.8Hz,1H,Ar);7.56(d,J 6.9Hz,1H,Ar);7.73(t,J 7.9Hz,1H,Ar);7.87(m,2H,Ar);9.69(dd,J 0.9Hz,J 6.9Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=390。
【0342】
実施例17:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−3−メチル−ベンズアミド。
【0343】
【化29】
実施例17は、トリフルオロトルエン中化合物8および化合物46から出発し、200℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0344】
分取HPLCにより精製して、生成物をオレンジ色の油として収率37%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.13−1.76(m,13H,5CH+CH);2.37(s,3H,CH);3.35(bm,2H,N−CH);3.69(bs,1H,N−CH);7.19−7.33(m,2H,Ar);7.57(m,1H,Ar);7.78(m,1H,Ar);7.93(m,2H,Ar);9.68(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=408。
【0345】
実施例18:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−3−メトキシ−ベンズアミド。
【0346】
【化30】
実施例18は、トリフルオロトルエン中化合物1および化合物47から出発し、200℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0347】
分取HPLCにより精製して、生成物をオレンジ色の油として収率20%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):0.99−1.32(m,13H,5CH+CH);3.23(bs,1H,N−CH);3.39(bs,2H,N−CH);3.78(s,3H,O−CH);7.01(dd,J 1.2Hz,J 7.5Hz,1H,Ar);7.11(d,J 1.2Hz,1H,Ar);7.42(m,1H,Ar);7.49(d,J 7.5Hz,1H,Ar);7.78(m,1H,Ar);7.92(d,J 9.0Hz,1H,Ar);8.05(s,1H,Ar);9.68(d,J 6.8Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=406。
【0348】
実施例19:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−3−クロロ−ベンズアミド。
【0349】
【化31】
実施例19は、トリフルオロトルエン中化合物1および化合物48から出発し、200℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0350】
分取HPLCにより精製して、生成物を緑色の油として収率33%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.13−1.82(m,13H,5CH+CH);3.36(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.66(bs,1H,N−CH);7.40(m,1H,Ar);7.44(dd,J 1.6Hz,J 7.7Hz,1H,Ar);7.53(dd,J 0.3Hz,J 1.6Hz,1H,Ar);7.69(dd,J 0.3Hz,J 7.7Hz,1H,Ar);7.76(m,1H,Ar);7.89(m,1H,Ar);7.94(s,1H,Ar);9.66(m,1H,Ar)。M/Z(M[35Cl]+H)=410。
【0351】
実施例20:3−クロロ−N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0352】
【化32】
実施例20は、トリフルオロトルエン中化合物8および化合物48から出発し、200℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0353】
分取HPLCにより精製して、生成物をクリーム色の固体として得た(収率<5%)。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.11−1.83(m,13H,5CH+CH);3.36(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.66(bs,1H,N−CH);7.45(dd,J 1.5Hz,J 7.7Hz,1H,Ar);7.54(dd,J 0.4Hz,J 1.5Hz,1H,Ar);7.69(dd,J 0.4Hz,J 7.7Hz,1H,Ar);7.82(m,1H,Ar);7.95−8.00(m,2H,Ar);9.64(m,1H,Ar)。M/Z(M[35Cl]+H)=428。
【0354】
実施例21:N−シクロヘキシル−N−エチル−3−フルオロ−4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0355】
【化33】
実施例21は、アセトニトリル中化合物8および化合物49から出発し、130℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0356】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物を緑色の固体として収率22%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.14−1.79(m,13H,5CH+CH);3.37(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.66(bs,1H,N−CH);7.33(m,2H,Ar);7.73−7.83(m,2H,Ar);7.96(m,1H,Ar);8.16(bs,1H,Ar);9.64(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=412。
【0357】
実施例22:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−3−ニトロ−ベンズアミド。
【0358】
【化34】
実施例22は、トリフルオロトルエン中化合物8および化合物50から出発し、200℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0359】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 1%)により精製して、生成物を収率41%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.13−1.83(m,13H,5CH+CH);3.39(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.67(bs,1H,N−CH);7.82(m,1H,Ar);7.87(d,J 1.0Hz,2H,Ar);7.97(m,1H,Ar);8.09(s,1H,Ar);8.13(t,J 1.0Hz,1H,Ar);9.58(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=439。
【0360】
実施例23:N−シクロヘキシル−N−エチル−6−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ニコチンアミド。
【0361】
【化35】
実施例23は、トリフルオロトルエン中化合物1および化合物51から出発し、200℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0362】
分取HPLCにより精製して、生成物を黒色の固体として収率8%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.12−1.83(m,13H,5CH+CH);3.39(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.65(bs,1H,N−CH);7.37(m,1H,Ar);7.73(m,1H,Ar);7.90(m,1H,Ar);8.02(dd,J 2.1Hz,J 8.0Hz,1H,Ar);8.17(dd,J 0.8Hz,J 8.0Hz,1H,Ar);8.76(dd,J 0.8Hz,J 2.1Hz,1H,Ar);9.12(s,1H,Ar);9.81(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=377。
【0363】
実施例24:2−クロロ−N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0364】
【化36】
実施例24は、DMF中化合物8および化合物52から出発し、200℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0365】
フラッシュ−クロマトグラフィー(AcOEt 100%)による精製、続いてEtO中粉砕により、生成物をクリーム色の固体として収率14%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):0.89−1.85(m,13H,5CH+CH);3.09(m,1H,N−CH);3.51(m,1H,N−CH);7.56(m,1H,Ar);7.82−7.95(m,3H,Ar);8.01(m,1H,Ar);8.41(s,1H,Ar);9.63(m,1H,Ar)。水ピーク下のN−CHシグナル。M/Z(M[35Cl]+H)=428。融点:163−168℃。
【0366】
実施例25:[4−(アゼパン−1−カルボニル)−フェニル]−(6−トリフルオロメチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−メタノン。
【0367】
【化37】
実施例25は、DMA中化合物14および化合物45から出発し、130℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0368】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%)による精製、続いてEtO中粉砕により、生成物を浅黄色の固体として収率20%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.50−1.64(bm,6H,3CH);1.72−1.79(bm,2H,CH);3.35(m,2H,N−CH);3.60(t,J 5.8Hz,2H,N−CH);7.57(m,2H,Ar);7.95−7.99(m,3H,Ar);8.12(m,1H,Ar);8.49(s,1H,Ar);9.99(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=416。
【0369】
実施例26:[4−(アゼパン−1−カルボニル)−フェニル]−(6,8−ジクロロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−メタノン。
【0370】
【化38】
実施例26は、トリフルオロトルエン中化合物15および化合物45から出発し、180℃で15分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0371】
フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 20%から80%)により精製して、生成物を白色の固体として収率12%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.56−1.60(bm,6H,3CH);1.73−1.78(bm,2H,CH);3.60(m,2H,N−CH);7.57(m,2H,Ar);7.94(m,2H,Ar);8.18(d,J 1.8Hz,1H,Ar);8.41(s,1H,Ar);9.63(d,J 1.8Hz,1H,Ar)。水ピーク下のN−CHシグナル。M/Z(M[35Cl]+H)=416。
【0372】
実施例27:[4−(アゼパン−1−カルボニル)−2−フルオロ−フェニル]−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−メタノン。
【0373】
【化39】
実施例27は、DMF中化合物8および化合物53から出発し、40℃で12時間の標準的加熱によって、一般手順Vに従って得た。
【0374】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%)による精製、続いてEtO中粉砕により、生成物を緑色の固体として収率31%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.61−1.72(m,6H,3CH);1.86−1.92(m,2H,CH);3.42(t,J 5.7Hz,2H,N−CH);3.72(t,J 5.7Hz,2H,N−CH);7.27(m,1H,Ar);7.33(m,1H,Ar);7.53(m,1H,Ar);7.67(m,1H,Ar);7.82(m,1H,Ar);8.14(d,J 2.1Hz,1H,Ar);9.78(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=384。
【0375】
実施例28:[4−(アゼパン−1−カルボニル)−2−ニトロ−フェニル]−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−メタノン。
【0376】
【化40】
実施例28は、DMF中化合物8および化合物54から出発し、110℃で5分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0377】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 1%)により精製して、生成物を収率50%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.58−1.75(m,6H,3CH);1.87−1.94(m,2H,CH);3.44(t,J 5.8Hz,2H,N−CH);3.75(t,J 5.9Hz,2H,N−CH);7.55(m,1H,Ar);7.67(m,1H,Ar);7.82−7.88(m,3H,Ar);8.00(s,1H,Ar);8.25(d,J 1.4Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=411。
【0378】
実施例29:[4−(アゼパン−1−カルボニル)−2−ヒドロキシアミノ−フェニル]−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−メタノン。
【0379】
【化41】
実施例28(150mg、1.0当量)のDMF(1.5mL)中溶液に、Pd/C 10重量%(15mg)を添加した。反応混合物を水素でパージし、水素雰囲気下、室温で一晩撹拌した。
【0380】
触媒をセライト上でろ別し、AcOEt(3mL)で洗浄し、ろ液を、水(33mL)、ブライン(3mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 1%から5%)により精製して、生成物をクリーム色の固体として収率70%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.51−1.63(m,6H,3CH);1.70−1.76(m,2H,CH);3.57(t,J 5.9Hz,2H,N−CH);6.83(dd,J 1.6Hz,J 7.9Hz,1H,Ar);7.17(d,J 1.6Hz,1H,Ar);7.67(d,J 7.8Hz,1H,Ar);7.81(m,1H,Ar);7.97(m,1H,Ar);8.17(s,1H,Ar)、8.95(d,J 1.4Hz,1H,NH);9.55(m,1H,Ar)。水ピーク下のN−CHシグナル。M/Z(M+H)=397。
【0381】
実施例30:[2−アミノ−4−(アゼパン−1−カルボニル)−フェニル]−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−メタノン。
【0382】
【化42】
実施例28(320mg、1.0当量)のEtOH(4mL)中溶液に、塩化スズ(II)(740mg、5.0当量)を添加した。反応混合物をマイクロ波照射によって130℃で5分間加熱した。
【0383】
反応混合物をAcOEt(10mL)で希釈し、NaOH30%(10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 1%から5%)により精製して、生成物を収率40%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.51−1.64(m,6H,3CH);1.68−1.76(m,2H,CH);3.35(t,J 5.7Hz,2H,N−CH);3.55(t,J 5.8Hz,2H,N−CH);6.55(dd,J 1.6Hz,J 8.0Hz,1H,Ar);6.64(bs,2H,NH);6.78(d,J 1.5Hz,1H,Ar);7.70(d,J 8.1Hz,1H,Ar);7.78(m,1H,Ar);7.95(m,1H,Ar);8.20(s,1H,Ar);9.51(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=381。融点:141−152℃。
【0384】
実施例31:3−アミノ−N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0385】
【化43】
実施例22(440mg、1.0当量)のDMF(4mL)中溶液に、PtO(165mg、0.7当量)を添加した。混合物を水素でパージし、水素雰囲気下、室温で一晩撹拌した。触媒をセライト上でろ別し、DMFで洗浄した。
【0386】
分取HPLCにより精製して、生成物を固体として得た(48mg、12%)。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.10−1.80(m,13H,5CH+CH);3.34(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.69(bs,1H,N−CH);6.56(dd,J 1.5Hz,J 8.1Hz,1H,Ar);6.80(d,J 1.5Hz,1H,Ar);7.70(m,2H,Ar);7.89(dd,J 5.1Hz,J 9.5Hz,1H,Ar);8.15(s,1H,Ar);9.51(dd,J 2.6Hz,J 5.1Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=409。
【0387】
実施例32:[4−(アゼパン−1−イルカルボニル)−2−フルオロフェニル](6−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メタノン。
【0388】
【化44】
実施例32は、DMF中化合物9および化合物53から出発し、130℃で10分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0389】
フラッシュ−クロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、生成物を緑色の残渣として収率44%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.57−1.70(m,6H,3CH);1.88(m,2H,CH);3.43(m,2H,N−CH);3.75(m,2H,N−CH);7.27(m,1H,Ar);7.33(dd,J 1.4Hz,J 7.8Hz,1H,Ar);7.59(dd,J 2.0Hz,J 9.5Hz,1H,Ar);7.66(m,1H,Ar);7.80(d,J 9.3Hz,1H,Ar);8.13(s,1H,Ar);9.98(d,J 1.8Hz,1H,Ar)。M/Z(M[35Cl]+H)=400。
【0390】
実施例33:[4−(アゼパン−1−イルカルボニル)−2−フルオロフェニル](6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メタノン。
【0391】
【化45】
実施例33は、DMF中化合物10および化合物53から出発し、100℃で10分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0392】
フラッシュ−クロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、生成物を緑色の粘性物質として収率56%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.62−1.73(m,6H,3CH);1.96−191(m,2H,CH);3.43(m,2H,N−CH);3.73(m,2H,N−CH);7.27(d,J 1.3Hz,J 9.6Hz,1H,Ar);7.33(d,J 1.5Hz,J 7.8Hz,1H,Ar);7.65(m,1H,Ar);7.69(m,1H,Ar);7.74(d,J 0.7Hz,J 9.4Hz,1H,Ar);8.10(d,J 2.1Hz,1H,Ar);9.97(m,1H,Ar)。M/Z(M[79Br]+H)=444。
【0393】
実施例34:[4−(アゼパン−1−イルカルボニル)−2−フルオロフェニル](6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メタノン。
【0394】
【化46】
実施例34は、DMF中化合物11および化合物53から出発し、120℃で10分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0395】
フラッシュ−クロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、生成物を茶色の残渣として収率39%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.60−1.70(m,6H,3CH);1.87(m,2H,CH);2.50(s,3H,CH);3.43(m,2H,N−CH);3.72(t,J 5.9Hz,1H,N−CH);7.26(dd,J 1.3Hz,J 9.6Hz,1H,Ar);7.31(dd,J 1.3Hz,J 7.7Hz,1H,Ar);7.47(dd,J 1.6Hz,J 9.1Hz,1H,Ar);7.65(t,J 7.3Hz,1H,Ar);7.76(d,J 9.0Hz,1H,Ar);8.06(s,1H,Ar);9.61(s,1H,)。M/Z(M+H)=380。
【0396】
実施例35:[4−(アゼパン−1−イルカルボニル)−2−フルオロフェニル][6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]メタノン。
【0397】
【化47】
実施例35は、DMF中化合物14および化合物53から出発し、120℃で10分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0398】
フラッシュ−クロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、生成物を茶色の残渣として収率60%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.60−1.70(m,6H,3CH);1.90(m,2H,CH);3.44(m,2H,N−CH);3.73(m,2H,N−CH);7.27(m,1H,Ar);7.35(dd,J 1.−4Hz,J 7.8Hz,1H,Ar);7.66(m,1H,Ar);7.76(dd,J 1.9Hz,J 9.5Hz,1H,Ar);7.96(d,J 9.4Hz,1H,Ar);8.23(d,J 2.0Hz,1H,Ar);10.17(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=434。
【0399】
実施例36:[4−(アゼパン−1−イルカルボニル)−2−フルオロフェニル](6−エチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メタノン。
【0400】
【化48】
実施例36は、DMF中化合物16および化合物53から出発し、120℃で10分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0401】
フラッシュ−クロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、生成物を茶色の残渣として収率60%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.36(t,J 7.6Hz,3H,CH−CH);1.61−1.71(m,6H,3CH);1.84(m,2H,CH);2.81(q,J 7.6Hz,2H,CH−CH);3.42(m,2H,N−CH);3.71(t,J 5.9Hz,1H,N−CH);7.25(dd,J 1.4Hz,J 9.6Hz,1H,Ar);7.30(dd,J 1.4Hz,J 7.7Hz,1H,Ar);7.50(dd,J 1.9Hz,J 9.1Hz,1H,Ar);7.65(t,J 7.2Hz,1H,Ar);7.76(d,J 9.1Hz,1H,Ar);8.05(d,J 1.4Hz,1H,Ar);9.61(s,1H,)。M/Z(M+H)=394。
【0402】
実施例37:[4−(アゼパン−1−イルカルボニル)−2−フルオロフェニル](6−シクロプロピルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メタノン。
【0403】
【化49】
実施例37は、DMF中化合物17および化合物53から出発し、120℃で10分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0404】
フラッシュ−クロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、生成物を茶色の残渣として収率44%で得た。実施例37は、67%の純度(LCMSに基づいて)で単離した。副生成物は、実施例38であった。この実施例は、アミジン17中アミジン1の存在のために得られる。
H−NMR(400MHz,CDCl):0.83(m,2H,CH);1.10(m,2H,CH);1.63−1.72(m,6H,3CH);1.86−1.92(m,2H,CH);2.04−2.10(m,1H,CH);3.43(m,2H,CH);3.72(m,2H,N−CH);7.26(dd,J 1.4Hz,J 9.6Hz,1H,Ar);7.31(dd,J 1.4Hz,J 7.7Hz,1H,Ar);7.35(dd,J 1.9Hz,J 9.2Hz,1H,Ar);7.65(t,J 7.32Hz,1H,Ar);7.73(d,J 9.2Hz,1H,Ar);8.05(d,J 1.8Hz,1H,Ar);9.61(s,1H,)。M/Z(M+H)=406(主生成物)。
【0405】
実施例38:[4−(アゼパン−1−イルカルボニル)−2−フルオロフェニル](イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メタノン。
【0406】
【化50】
実施例38は、実施例37における副生成物として得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.63−1.72(m,6H,3CH);1.86−1.92(m,2H,CH);3.43(m,2H,CH);3.72(m,2H,N−CH);7.22(dd,J 1.1Hz,J 6.9Hz,1H,Ar);7.25(dd,J 1.4Hz,J 6.1Hz,1H,Ar);7.32(dd,J 1.4Hz,J 7.7Hz,1H,Ar);7.46−7.50(m,1H,Ar);7.60−7.70(m,2H,Ar);7.86(d,J 9.0Hz,1H,Ar);8.12(d,J 1.9Hz,1H,Ar);9.79(d,J 6.8Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=366(副生物)。
【0407】
一般手順VI:化合物ADの鹸化による化合物AEの形成(スキーム3)
化合物AE(1.0当量)の適当な溶媒中混合物に、水性LiOH(1N、1.5当量)を添加した。反応混合物を、室温または還流で2時間撹拌し、次いで、酸性水溶液(飽和NHClまたは2N HCl)で処理した。予想された酸が沈殿した。固体を収集し、水で洗浄し、減圧下で80℃で乾燥させた。
【0408】
化合物61:4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−安息香酸。
【0409】
化合物61は、化合物57から出発して、一般手順VIに従って得た。鹸化は、MeOH中還流で行い、生成物は、白色の固体として収率93%で得た。
【0410】
M/Z(M+H)=267。
【0411】
化合物62:4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−安息香酸。
【0412】
化合物62は、化合物58から出発して、一般手順VIに従って得た。鹸化は、MeOH中還流で行い、生成物は、淡いピンク色の固体として収率80%で得た。
【0413】
M/Z(M+H)=285。
【0414】
化合物63:3−フルオロ−4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−安息香酸。
【0415】
化合物63は、化合物60から出発して、一般手順VIに従って得た。鹸化は、THF中室温で行い、生成物は、白色の固体として収率90%で得た。
【0416】
M/Z(M+H)=303。
【0417】
化合物64:3−フルオロ−4−(6−シアノ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−安息香酸。
【0418】
実施例64は、化合物59から出発して、一般手順VIに従って得た。鹸化は、THF中室温で3日間行った。反応混合物をHCl 1Nで処理し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をEtOに取り入れ、得られた固体をろ別し、EtOで洗浄し、減圧下で乾燥させた。化合物64を茶色の固体として収率40%で得た。
【0419】
M/Z(M+H)=310。
【0420】
一般手順VII:化合物AE、化合物AM’、化合物ADまたは化合物AMから実施例ACおよび実施例AFの形成(スキーム3および6)。
【0421】
方法A:HATUカップリング
化合物AEまたは化合物AM’(1.0当量)のDMF:ピリジン(9:1)の混合物中懸濁液に、HATU(1.1−2.0当量)および選択したアミン(1.1−2.0当量)を添加した。混合物を、室温で一晩撹拌したまたはマイクロ波照射によって加熱した。
【0422】
反応混合物をAcOEtで希釈し、水、ブラインで3回洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。フラッシュ−クロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0423】
方法B:カルボジイミド/HOBtカップリング
化合物AEまたはAM’(1.0当量)のDMF中懸濁液に、DIC(1.5当量)またはEDCI(1.5当量)、HOBt(1.5当量)および選択したアミン(1.5−5.0当量)を添加した。混合物を、室温で12−72時間撹拌した、またはマイクロ波照射によって150℃で2分間加熱した。
【0424】
粗反応混合物を分取HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0425】
方法C:POCl/ピリジンカップリング:
アルゴン雰囲気下で−20℃/0℃で冷却した、化合物AEまたは化合物AM’(1.0当量)のピリジン中溶液に、選択したアミン(5.0当量)およびオキシ塩化リン(1.5当量)を連続的に添加した。0℃で30−40分後、反応物をHCl 1Mで処理し、AcOEtで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。フラッシュ−クロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0426】
方法D:塩化オキサリルによる酸クロリド形成を介して:
アルゴン流下0℃で冷却した、化合物AEまたは化合物AM’(1.0当量)のCHCl中懸濁液に、DMF(5%)および塩化オキサリル(1.5から2.5当量)を連続的に滴下した。透明な溶液が得られるまで反応混合物を室温で撹拌し、次いで、選択したアミン(3.0から7.0当量)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、HCl 1Mで処理した。層を分離させ、有機層をNaOH 1M、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0427】
方法E:塩化チオニルによる酸クロリド形成を介して:
化合物AEまたは化合物AM’のSOCl中懸濁液を100℃で3時間加温した(透明な溶液が得られるまで)。冷却後、溶液を濃縮し、トルエンとの共蒸発を2回行った。
【0428】
残渣(酸クロリド形成を定量的と想定、1当量)をCHClに溶解させ、アミン(5当量)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、HCl 1Nで処理し、CHClで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。フラッシュ−クロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0429】
方法F:MeAlの存在下でエステルから:
アルゴン流下、0℃で冷却した、アミン(4.0当量)のCHCl中溶液に、トルエン中の溶液中AlMe(2N、4.2当量)を注意深く添加した。混合物を30分間撹拌し、次いで、CHCl中の溶液中化合物ADまたは化合物AMを添加した。反応混合物を、マイクロ波照射によって120℃から130℃で10分間から30分間加熱し、次いで、HCl1N水溶液で加水分解した。アミドACまたはアミドAFをCHClで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。特定の精製により生成物が得られるか、またはHCl塩が生成した。塩形成:CHClに溶解させ、セライトのパッドを通してろ過した粗物質に、EtO中HClを添加した。目標とする実施例をろ過し、CHClで洗浄し、減圧下で乾燥させた。
【0430】
実施例39:N−シクロヘキシル−4−(イミダゾ[1,2,−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−メチル−ベンズアミド。
【0431】
【化51】
実施例39は、EDCIの存在下で化合物61およびN−メチルシクロヘキシルアミン(1.7当量)を用いて、一般手順VII、方法Bに従って得た。反応は、室温で72時間後に終了させた。生成物を固体として収率8%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.02−1.80(m,10H,5CH);2.89(s,3H,N−CH);7.40(m,1H,Ar);7.54(bm,2H,Ar);7.76(m,1H,Ar);7.93(m,3H,Ar);8.37(s,1H,Ar);9.67(m,1H,Ar)。水ピークに隠れているN−CHシグナル。M/Z(M+H)=362。
【0432】
実施例40:N−シクロヘキシル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−プロピル−ベンズアミド。
【0433】
【化52】
実施例40は、DICの存在下で化合物61およびシクロヘキシルプロピルアミン塩酸塩を用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、クリーム色の固体として収率35%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):0.85(t,J 7.5Hz,3H,CH);1.14(m,3H,CH+CH);1.54−1.81(m,9H,4CH+CH);3.25(m,2H,N−CH);3.65(bs,1H,N−CH);7.34(m,1H,Ar);7.50(m,2H,Ar);7.72(m,1H,Ar);7.88(m,1H,Ar);7.94(m,2H,Ar);8.26(s,1H,Ar);9.66(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=390。
【0434】
実施例41:N−シクロヘキシル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−イソプロピル−ベンズアミド。
【0435】
【化53】
実施例41は、DICの存在下で化合物61およびN−イソプロピルシクロヘキシルアミンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、クリーム色の固体として収率10%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.11−1.80(m,14H,4CH+2CH);2.04(bs,2H,CH);3.23(m,1H,N−CH);3.73(m,1H,N−CH);7.35(m,1H,Ar);7.46(m,2H,Ar);7.72(m,1H,Ar);7.88(m,1H,Ar);7.93(m,2H,Ar);8.27(s,1H,Ar);9.66(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=390。
【0436】
実施例42:N−シクロヘキシル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−プロパ−2−インイル−ベンズアミド。
【0437】
【化54】
実施例42は、DICの存在下で化合物61およびN−シクロヘキシル−N−プロパ−2−インイルアミン塩酸塩を用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、緑色の油として収率20%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.11−1.84(m,10H,5CH);3.82(bs,1H,CH);4.11(d,J 2.2Hz,2H,N−CH);7.36(m,1H,Ar);7.57(d,J 7.8Hz,2H,Ar);7.72(m,1H,Ar);7.87(d,J 8.8Hz,1H,Ar);7.94(d,J 7.8Hz,2H,Ar);8.25(s,1H,Ar);9.65(m,1H,Ar)。水ピークに隠れているCHシグナル。M/Z(M+H)=386。
【0438】
実施例43:N−シクロヘキシル−N−シクロプロピルメチル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0439】
【化55】
実施例43は、DICの存在下で化合物61およびシクロヘキシルシクロプロピルメチルアミン塩酸塩を用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、茶色の固体として収率33%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):0.21(m,2H,CH);0.49(m,2H,CH);1.02−1.29(m,4H,2CH);1.53−1.83(m,7H,3CH+CH);3.25(d,J 6.3Hz,2H,N−CH);3.67(bt,1H,N−CH);7.35(m,1H,Ar);7.52(m,2H,Ar);7.72(m,1H,Ar);7.88(m,1H,Ar);7.94(m,2H,Ar);8.27(s,1H,Ar);9.66(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=402。
【0440】
実施例44:N−アリル−N−シクロヘキシル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0441】
【化56】
実施例44は、DICの存在下で化合物61およびアリルシクロヘキシルアミンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、クリーム色の固体として収率64%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.00−1.75(bm,10H,5CH);3.40(bs,1H,N−CH);4.03(bs,2H,N−CH);5.10−5.46(bm,2H,C=CH);5.91(bs,1H,HC=C);7.42(m,1H,Ar);7.55(bm,2H,Ar);7.78(m,1H,Ar);7.95(bm,3H,Ar);8.39(bs,1H,Ar);9.66(d,J 6.9Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=388。
【0442】
実施例45:N−シクロヘキシル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−ベンズアミド。
【0443】
【化57】
実施例45は、DICの存在下で化合物61およびシクロヘキシル−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、茶色の固体として収率5%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.10−1.80(bm,10H,5CH);4.26(q,J 6.7Hz,2H,N−CH);7.35(m,1H,Ar);7.57(m,2H,Ar);7.72(m,1H,Ar);7.88(m,1H,Ar);7.97(m,2H,Ar);8.27(s,1H,Ar);9.66(m,1H,Ar)。水ピークに隠れているN−CHシグナル。M/Z(M+H)=430。
【0444】
実施例46:N−シクロヘキシル−N−(2−ジメチルアミノ−エチル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0445】
【化58】
実施例46は、DICの存在下で化合物61およびN’シクロヘキシル−N,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、緑色の油として収率38%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.00−1.27(bm,4H,2CH);1.56−1.76(bm,6H,3CH);2.95(s,6H,2N−CH);3.32(t,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.52(bt,1H,N−CH);3.72(t,J 7.4Hz,2H,N−CH);7.36(m,1H,Ar);7.59(m,2H,Ar);7.72(m,1H,Ar);7.88(m,1H,Ar);7.96(m,2H,Ar);8.27(s,1H,Ar);9.68(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=419。
【0446】
実施例47:N−ブチル−N−シクロヘキシル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0447】
【化59】
実施例47は、DICの存在下で化合物61およびブチル−シクロヘキシル−アミン(1.6当量)を用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、茶色の固体として収率4%で得た。
【0448】
M/Z(M+H)=404。
【0449】
実施例48:N,N−ジシクロヘキシル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0450】
【化60】
実施例48は、DICの存在下で化合物61およびジシクロヘキシルアミンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、固体として収率12%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.08−1.69(m,20H,10CH);3.16(bs,2H,2N−CH);7.39−7.47(m,3H,Ar);7.78(m,1H,Ar);7.92−7.95(m,3H,Ar);8.39(s,1H,Ar);9.66(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=430。
【0451】
実施例49:4−(イミダゾ[1.2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−メチル−N−フェニル−ベンズアミド。
【0452】
【化61】
実施例49は、DICの存在下で化合物61およびN−メチルアニリンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、クリーム色の固体として収率22%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):3.42(s,3H,N−CH);7.17−7.45(m,8H,Ar);7.70−7.78(m,3H,Ar);7.92(m,1H,Ar);8.19(s,1H,Ar);9.60(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=356。
【0453】
実施例50:4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−メチル−N−フェニル−ベンズアミド。
【0454】
【化62】
実施例50は、DICの存在下で化合物62およびN−メチルアニリンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、クリーム色の固体として収率45%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):3.43(s,3H,N−CH);7.18−7.32(m,5H,Ar);7.47(m,2H,Ar);7.71−7.78(m,3H,Ar);7.92(m,1H,Ar);8.13(s,1H,Ar);9.59(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=374。融点:131−135℃。
【0455】
実施例51:4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−(4−メトキシ−フェニル)−N−メチル−ベンズアミド。
【0456】
【化63】
実施例51は、DICの存在下で化合物62および4−メトキシ−N−メチルアニリンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、クリーム色の固体として収率40%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):3.38(s,3H,N−CH);3.72(s,3H,O−CH);6.84(m,2H,Ar);7.15(m,2H,Ar);7.46(m,2H,Ar);7.71−7.78(m,3H,Ar);7.92(m,1H,Ar);8.14(s,1H,Ar);9.59(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=404。
【0457】
実施例52:4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−メチル−N−p−トリル−ベンズアミド。
【0458】
【化64】
実施例52は、DICの存在下で化合物62およびN−メチル−p−トルイジンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、白色の固体として収率40%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):3.31(s,3H,CH);3.38(s,3H,N−CH);7.10(m,4H,Ar);7.44(d,J 8.0Hz,2H,Ar);7.72(d,J 8.0Hz,2H,Ar);7.82(m,1H,Ar);7.98(m,1H,Ar);8.20(s,1H,Ar);9.60(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=388。
【0459】
実施例53:N−(4−クロロ−フェニル)−4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−メチル−ベンズアミド。
【0460】
【化65】
実施例53は、DICの存在下で化合物62および4−クロロ−N−メチルアニリンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、白色の固体として収率13%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):3.40(s,3H,N−CH);7.27(m,2H,Ar);7.36(m,2H,Ar);7.47(m,2H,Ar);7.76(m,2H,Ar);7.83(m,1H,Ar);7.99(m,1H,Ar);8.22(s,1H,Ar);9.61(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=408。
【0461】
実施例54:4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−メチル−N−ピリジン−2−イル−ベンズアミド。
【0462】
【化66】
実施例54は、DICの存在下で化合物62および2−(メチルアミノ)ピリジンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、クリーム色の固体として収率30%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):3.48(s,3H,N−CH);7.19−7.24(m,2H,Ar);7.45(m,2H,Ar);7.72(m,1H,Ar);7.77(m,2H,Ar);7.84(m,1H,Ar);7.99(m,1H,Ar);8.24(s,1H,Ar);8.37(m,1H,Ar);9.62(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=375。
【0463】
実施例55:4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−メチル−N−ピリジン−4−イル−ベンズアミド。
【0464】
【化67】
実施例55は、DICの存在下で化合物62および4−(メチルアミノ)ピリジンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、白色の固体として収率38%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):3.51(s,3H,N−CH);7.60(bs,2H,Ar);7.66(m,2H,Ar);7.83−7.89(m,3H,Ar);8.01(m,1H,Ar);8.31(bs,1H,Ar);8.66(bs,2H,Ar);9.65(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=375。
【0465】
実施例56:N−エチル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−フェニル−ベンズアミド。
【0466】
【化68】
実施例56は、HATU(2.0当量)の存在下で化合物61およびN−エチルアニリン(2.0当量)を用いて、一般手順VII、方法Aに従って得た。反応混合物は、マイクロ波照射によって130℃で10分間加熱した。フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 3%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物を淡いオレンジ色の固体として収率49%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.13(t,J 7.0Hz,3H,CH);3.90(q,J 6.8Hz,J 14.7Hz,2H,N−CH);7.21(m,3H,Ar);7.30(m,2H,Ar);7.38(m,1H,Ar);7.44(m,2H,Ar);7.70(m,2H,Ar);7.75(m,1H,Ar);7.91(m,1H,Ar);8.17(s,1H,Ar);9.60(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=370。融点:141−145℃。
【0467】
実施例57:N−エチル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−ピリジン−3−イル−ベンズアミド。
【0468】
【化69】
実施例57は、DICの存在下で化合物61およびエチル−ピリジン−3−イル−アミンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、クリーム色の固体として収率3%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.14(t,J 7.1Hz,3H,CH);3.93(q,J 7.1Hz,2H,N−CH);7.38−7.51(m,4H,Ar);7.74−7.81(m,3H,Ar);7.85(m,1H,Ar);7.93(m,2H,Ar);8.23(s,1H,Ar);8.45(bs,1H,Ar);9.61(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=371。
【0469】
実施例58:N,N−ジエチル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−ベンズアミド。
【0470】
【化70】
実施例58は、DICの存在下で化合物61およびジエチルアミンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、クリーム色の固体として収率61%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.13(m,6H,2CH);3.22(bd,J 6.3Hz,2H,N−CH);3.47(bd,J 6.3Hz,2H,N−CH);7.42(m,1H,Ar);7.54(m,2H,Ar);7.79(m,1H,Ar);7.92−7.96(m,3H,Ar);8.40(s,1H,Ar);9.67(m,1H,Ar)。M/Z(M+H) =322。
【0471】
実施例59:N−エチル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N−イソプロピル−ベンズアミド。
【0472】
【化71】
実施例59は、DICの存在下で化合物61およびN−エチルイソプロピルアミンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、オレンジ色の固体として収率59%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.01−1.32(m,9H,3CH);3.36(bs,2H,N−CH);3.81(bs,1H,N−CH);7.41(m,1H,Ar);7.52(m,2H,Ar);7.78(m,1H,Ar);7.93−7.96(m,3H,Ar);8.40(s,1H,Ar);9.67(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=336。
【0473】
実施例60:4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N,N−ジメチル−ベンズアミド。
【0474】
【化72】
実施例60は、HATU(1.1当量)の存在下で化合物61およびジメチルアミン(THF中2M−1.1当量)を用いて、一般手順VII、方法Aに従って得た。反応混合物を、室温で一晩撹拌した。フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 3%から5%)により精製して、生成物を白色の固体として収率22%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):2.90(s,3H,N−CH);2.95(s,3H,N−CH);7.37(m,1H,Ar);7.59(m,2H,Ar);7.73(m,1H,Ar);7.92(m,3H,Ar);8.32(s,1H,Ar);9.66(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=294。
【0475】
実施例61:4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニル)−N,N−ジプロピル−ベンズアミド。
【0476】
【化73】
実施例61は、DICの存在下で化合物61およびジプロピルアミンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、茶色の油として収率27%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):0.70(t,J 7.1Hz,3H,CH);0.93(t,J 7.1Hz,3H,CH);1.51(m,2H,CH);1.63(m,2H,CH);3.15(bt,2H,N−CH);3.40(bt,2H,N−CH);7.40(m,1H,Ar);7.52(m,2H,Ar);7.77(m,1H,Ar);7.94(m,3H,Ar);8.36(s,1H,Ar);9.66(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=350。
【0477】
実施例62:イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−[4−(ピロリジン−1−カルボニル)−フェニル]−メタノン。
【0478】
【化74】
実施例62は、DICの存在下で化合物61およびピロリジンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、白色の固体として収率23%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.87(m,4H,2CH);3.42(t,J 6.3Hz,2H,N−CH);3.51(t,J 6.7Hz,2H,N−CH);7.40(m,1H,Ar);7.70(m,2H,Ar);7.76(m,1H,Ar);7.93(m,3H,Ar);8.35(s,1H,Ar);9.67(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=320。
【0479】
実施例63:イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−[4−(ピペリジン−1−カルボニル)−フェニル]−メタノン。
【0480】
【化75】
実施例63は、DICの存在下で化合物61およびピペリジンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、白色の固体として収率7%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.45−1.68(m,6H,3CH);3.31(bs,2H,N−CH);3.62(bs,2H,N−CH);7.40(m,1H,Ar);7.56(m,2H,Ar);7.77(m,1H,Ar);7.93(m,3H,Ar);8.38(s,1H,Ar);9.67(d,J 7.0Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=334。
【0481】
実施例64:[4−(アゼパン−1−カルボニル)−フェニル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−メタノン。
【0482】
【化76】
実施例64は、DICの存在下で化合物61およびヘキサメチレンイミンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、クリーム色の固体として収率76%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.51−1.63(m,6H,3CH);1.70−1.78(m,2H,CH);3.34(t,J 5.7Hz,2H,N−CH);3.60(t,J 5.8Hz,2H,N−CH);7.41(m,1H,Ar);7.55(m,2H,Ar);7.79(m,1H,Ar);7.92−7.96(m,3H,Ar);8.39(s,1H,Ar);9.67(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=348。
【0483】
実施例65:[4−(アゾカン−1−カルボニル)−フェニル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−メタノン。
【0484】
【化77】
実施例65は、DICの存在下で化合物61およびヘプタメチレンイミンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、緑色の油として収率28%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.56(m,8H,4CH);1.77(bs,2H,N−CH);3.30(m,2H,N−CH);3.57(t,J 5.9Hz,2H,N−CH);7.43(m,1H,Ar);7.54(m,2H,Ar);7.80(m,1H,Ar);7.95(m,3H,Ar);8.40(s,1H,Ar);9.67(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=362。
【0485】
実施例66:[4−(アゾナン−1−カルボニル)−フェニル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−メタノン。
【0486】
【化78】
実施例66は、DICの存在下で化合物61およびオクタメチレンイミンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、黄色の油として収率25%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.55−1.82(bm,12H,6CH);3.36(bs,2H,N−CH);3.55(bt,J 5.3Hz,2H,N−CH);7.41(m,1H,Ar);7.53(m,2H,Ar);7.77(m,1H,Ar);7.93−7.96(m,3H,Ar);8.38(s,1H,Ar);9.67(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=376。
【0487】
実施例67:イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−[4−(モルホリン−4−カルボニル)−フェニル]−メタノン。
【0488】
【化79】
実施例67は、HATU(1.1当量)の存在下で化合物61およびモルホリン(1.1当量)を用いて、一般手順VII、方法Aに従って得た。反応混合物を、室温で48時間撹拌した。フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 5%)により精製して、生成物を黄色の固体として収率43%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):3.39(b,2H,CH);3.59−3.67(b,6H,3CH);7.38(m,1H,Ar);7.60(d,J 6.2Hz,2H,Ar);7.73(m,1H,Ar);8.05(m,3H,Ar);8.32(s,1H,Ar);9.66(d,J 8.4Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=336。
【0489】
実施例68:イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]−メタノン。
【0490】
【化80】
実施例68は、HATU(1.5当量)の存在下で化合物61およびN−メチルピペラジン(1.5当量)を用いて、一般手順VII、方法Aに従って得た。反応混合物を、室温で48時間撹拌した。フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 3%から5%)により精製して、生成物を浅黄色の固体として収率23%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):2.27(b,2H,N−CH);2.41(b,2H,N−CH);3.38(b,2H,N−CH);3.66(b,2H,N−CH);7.37(t,J 6.9Hz,1H,Ar);7.58(m,2H,Ar);7.73(m,1H,Ar);7.92(m,3H,Ar);8.32(s,1H,Ar);9.66(d,J 6.9Hz,1H,Ar)。水ピークに隠れているN−CHシグナル。M/Z(M+H)=349。
【0491】
実施例69:[4−(2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボニル)−フェニル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−メタノン。
【0492】
【化81】
実施例69は、DICの存在下で化合物61およびインドリンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、クリーム色の固体として収率16%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):3.12(t,J 8.3Hz,2H,CH);4.05(t,J 8.3Hz,2H,N−CH);7.02−7.21(bm,2H,Ar);7.30(d,J 7.4Hz,1H,Ar);7.38(m,1H,Ar);7.72−7.79(m,3H,Ar);7.93−7.98(m,3H,Ar);8.15(bs,1H,Ar);8.33(s,1H,Ar);9.68(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=368。
【0493】
実施例70:イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−[4−(2−メチル−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボニル)−フェニル]−メタノン。
【0494】
【化82】
実施例70は、DICの存在下で化合物61および2−メチルインドリンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、赤色の固体として収率21%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.09(bs,3H,CH);2.67(d,J 15.7Hz,1H,CH);3.47(dd,J 9.0Hz,J 15.7Hz,1H,CH);4.64(bs,1H,N−CH);7.04−7.20(m,2H,Ar);7.32(d,J 7.4Hz,1H,Ar);7.41(m,1H,Ar);7.77(m,3H,Ar);7.93−8.00(m,3H,Ar);8.37(s,1H,Ar);9.68(m,1H,Ar)。1つの芳香族プロトンが見えなくなっている。その1H−NMRを80℃で行うことによって、新たなシグナルが7.40付近に現れる(b、1H、Ar)。M/Z(M+H)=382。
【0495】
実施例71:[4−(3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボニル)−フェニル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−メタノン。
【0496】
【化83】
実施例71は、DICの存在下で化合物61および1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、オレンジ色の固体として収率14%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.98(m,2H,CH);2.84(t,J 6.6Hz,2H,CH);3.79(t,J 6.4Hz,2H,N−CH);6.88(bs,2H,Ar);6.94(t,J 7.6Hz,1H,Ar);7.22(d,J 7.4Hz,1H,Ar);7.40(m,1H,Ar);7.53(d,J 8.0Hz,2H,Ar);7.77(m,1H,Ar);7.83(d,J 8.0Hz,2H,Ar);7.93(m,1H,Ar);8.27(s,1H,Ar);9.64(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=382。融点:169−175℃。
【0497】
実施例72:イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−[4−(オクタヒドロキノリン−1−カルボニル)−フェニル]−メタノン。
【0498】
【化84】
実施例72は、DICの存在下で化合物61およびトランス−デカヒドロキノリンを用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、無色の油として収率24%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.09−1.80(m,12H,6CH);2.19(m,1H,CH);3.32−3.45(m,3H,N−CH+N−CH);7.35(m,1H,Ar);7.54(m,2H,Ar);7.72(m,1H,Ar);7.87(m,1H,Ar);7.92(m,2H,Ar);8.27(s,1H,Ar);9.66(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=388。
【0499】
実施例73:3−[4−(アゼパン−1−イルカルボニル)−2−フルオロベンゾイル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル。
【0500】
【化85】
実施例73は、化合物64およびヘキサメチレンイミンを用いて、精製することなく、一般手順VII、方法Dに従って、ベージュ色の固体として収率77%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.54−1.63(m,6H,3CH);1.73(m,2H,CH);3.35(m,2H,N−CH);3.59(m,2H,N−CH);7.37(dd,J 1.3Hz,J 7.8Hz,1H,Ar);7.45(dd,J 1.0Hz,J 10.2Hz,1H,Ar);7.76(t,J 7.4Hz,1H,Ar);8.03(dd,J 1.7Hz,J 9.32Hz,1H,Ar);8.09(dd,J 0.8Hz,J 9.3Hz,1H,Ar);8.41(d,J 1.5Hz,1H,Ar);10.09(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=391。融点:128−130℃。
【0501】
実施例74:4−[(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)カルボニル]−N,N−ジイソプロピルベンズアミド。
【0502】
【化86】
実施例74は、化合物62およびジイソプロピルアミンを用いて、一般手順VII、方法Eに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 0%から100%)により精製して、生成物をベージュ色の固体として収率47%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.20−1.45(m,12H,4CH);3.67(m,2H,2CH);7.48−7.50(m,2H,Ar);7.83(m,1H,Ar);7.93−8.03(m,3H,Ar);8.38(s,1H,Ar);9.67(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=368。
【0503】
実施例75:N−エチル−3−フルオロ−4−[(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)カルボニル]−N−イソプロピルベンズアミド。
【0504】
【化87】
実施例75は、化合物63およびN−エチルイソプロピルアミンを用いて、一般手順VII、方法Cに従って得た。反応物を−20℃で15分間冷却し、次いで、室温に到達させ、10分後に加水分解した。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中10%から50%AcOEt)により精製して、生成物を収率33%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.21−1.40(m,9H,3CH);3.25−3.48(m,2H,CH);3.94−3.97(m,1H,N−CH);7.24(dd,J 1.3Hz,J 9.6Hz,1H,Ar);7.30(dd,J 1.2Hz,J 7.7Hz,1H,Ar);7.54(ddd,J 2.4Hz,J 7.3Hz,J 9.7Hz,1H,Ar);7.68(dd,J 7.0Hz,J 7.5Hz,1H,Ar);7.84(dd,J 4.9Hz,J 9.7Hz,1H,Ar);8.15(d,J 2.0Hz,1H,Ar);9.79(dd,J 2.5Hz,J 4.3Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=372。
【0505】
実施例76:(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)[2−フルオロ−4−(ピペリジン−1−イルカルボニル)フェニル]メタノン。
【0506】
【化88】
実施例76は、化合物63およびピペリジンを用いて、一般手順VII、方法Cに従って得た。反応物を−20℃で15分間冷却し、次いで、室温に到達させ、10分後に加水分解した。フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%から100%AcOEt)により精製して、生成物を収率85%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.49−1.64(m,6H,3CH);3.32(m,2H,N−CH);3.61(m,2H,N−CH);7.36(d,J 7.7Hz,1H,Ar);7.43(d,J 10.2Hz,1H,Ar);7.85(t,J 7.4Hz,1H,Ar);7.85−7.91(m,1H,Ar);8.02(dd,J 5.2Hz,J 9.8Hz,1H,Ar);8.28(s,1H,Ar);9.66(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=370。
【0507】
化合物65:エチル4−[(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)カルボニル]−3−フルオロベンゾエート。
【0508】
化合物65は、DMF中化合物10および化合物55から出発して、120℃で10分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0509】
フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc 50%)による精製、続いてEtO中粉砕により、生成物を灰色の固体として収率22%で得た。
【0510】
M/Z(M[79Br]+H)=391。
【0511】
実施例77:(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)[2−フルオロ−4−(ピペリジン−1−イルカルボニル)フェニル]メタノン。
【0512】
【化89】
実施例77は、化合物65およびピペリジンを用いて、一般手順VII、方法Fに従って得た。フラッシュ−クロマトグラフィー(AcOEt)による精製、次いで、EtO中粉砕により、生成物をベージュの固体として収率24%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.75(m,6H,3CH);3.40(m,2H,N−CH);3.76(m,2H,N−CH);7.29(dd,J 1.4Hz,J 8.2Hz,1H,Ar);7.34(dd,J 1.4Hz,J 7.8Hz,1H,Ar);7.65−7.70(m,2H,Ar);7.74(d,J 9.6Hz,1H,Ar);8.10(d,J 2.0Hz,1H,Ar);9.97(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=431。
【0513】
一般手順VIII:フルオロケトンACおよびAEからインダゾールAFおよびAMの形成(スキーム5および6)。
【0514】
塩基(0から23当量)の存在下でフルオロケトンACまたはAE(1.0当量)および選択したヒドラジン(10−75当量)の適当な溶媒中混合物を、マイクロ波照射によって110−180℃で5−45分間、または標準的な油浴加熱下で加熱した。
【0515】
室温で冷却後、反応混合物を水で加水分解した。沈殿が生じる場合、固体を収集し、水で洗浄し、減圧下で一晩乾燥させた。そうでない場合、反応混合物をAcOEtで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮した。
【0516】
さらなる精製は、クロマトグラフィー、粉砕または分取HPLCによって行い、続いてHCl 1M中での共蒸発により生成物をクロルヒドレート塩として得ることができた。
【0517】
化合物66:エチル3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボキシレート
化合物66は、DMF中化合物60およびN−メチル−ヒドラジン(30当量)を用い、110℃で15分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。化合物は、粗物質をMeOH中粉砕することによってベージュ色の粉末として収率68%で単離した。
【0518】
M/Z(M+H)=339。
【0519】
化合物67:エチル3−(6−シアノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボキシレート
化合物67は、DMF中化合物59およびN−メチル−ヒドラジン(16当量)を用い、90℃で60分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。化合物は、粗物質をMeOH中粉砕することによってベージュ色の粉末として収率48%で単離した。
【0520】
M/Z(M+H)=346。
【0521】
化合物68:3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボン酸。
【0522】
化合物68は、THF中化合物66から出発し、室温で一晩撹拌し、一般手順VIに従って得て、白色の固体を収率90%で与えた。
【0523】
M/Z(M+H)=303。
【0524】
化合物69:3−(6−シアノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボン酸。
【0525】
化合物69は、THF中化合物67から出発し、室温で一晩撹拌し、一般手順VIに従って得て、白色の固体を収率86%で与えた。
【0526】
M/Z(M+H)=318。
【0527】
化合物70:エチル4−[(6−シアノ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)カルボニル]−3−フルオロベンゾエート。
【0528】
化合物70は、DMF中化合物18および化合物55から出発し、120℃で10分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0529】
化合物70は、HCl 1Mによる加水分解の間に沈殿した。固体をろ過し、水で洗浄し、減圧下で乾燥させた。化合物70は、茶色の固体として収率73%で単離した。
【0530】
M/Z(M+H)=352。
【0531】
化合物71:エチル3−(6−シアノ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボキシレート
化合物71は、DMF中化合物70およびN−メチル−ヒドラジン(20当量)を用い、マイクロ波照射下120℃で10分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。加水分解処理の間に、化合物71が沈殿した。EtOAc中その乾燥固体を粉砕して、生成物を白色の固体として得た。
【0532】
M/Z(M+H)=360。
【0533】
実施例78:アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン。
【0534】
【化90】
化合物78は、DMA中実施例27およびヒドラジン(26当量)を用い、マイクロ波照射によって150℃で15分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。
【0535】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 0から10%)による精製、次いでEtO中粉砕により、生成物を茶色の固体として収率61%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.51−1.63(bm,6H,3CH);1.72−1.79(bm,2H,CH);3.34(b,2H,N−CH);7.28(dd,J 1.2Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);7.67(s,1H,Ar);7.99(m,1H,Ar);8.08(m,1H,Ar);8.26(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.93(s,1H,Ar);9.78(m,1H,Ar);13.96(s,1H,NH)。水ピークに隠れているN−CHシグナル。M/Z(M+H)=378。
【0536】
実施例79:アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン。
【0537】
【化91】
実施例79は、DMA中実施例27およびメチルヒドラジン(72当量)を用い、マイクロ波照射によって150℃で15分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。
【0538】
実施例79は、加水分解後に粗混合物から浅黄色の固体として収率50%で沈殿した。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.51−1.65(bm,6H,3CH);1.75−1.81(bm,2H,CH);3.35(b,2H,N−CH);3.63(b,2H,N−CH);4.27(s,3H,N−CH);7.29(dd,J 1.2Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);7.87(s,1H,Ar);7.97(m,1H,Ar);8.08(m,1H,Ar);8.28(dd,J 0.6Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);8.95(s,1H,Ar);9.81(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=392。
【0539】
実施例80:アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩。
【0540】
【化92】
実施例80は、DMA中CsCO(1.2当量)の存在下で実施例27および2−ヒドロキシエチル−ヒドラジン(55当量)を用い、マイクロ波照射によって150℃で10分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。
【0541】
分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物を黄色の固体として収率23%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.50−1.65(bm,6H,3CH);1.75−1.81(bm,2H,CH);3.34(b,2H,N−CH);3.62(t,J 5.9Hz,2H,N−CH);3.92(t,J 5.2Hz,2H,N−CH);4.69(t,J 5.2Hz,2H,O−CH);7.28(dd,J 1.2Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);7.87(s,1H,Ar);7.98(m,1H,Ar);8.09(m,1H,Ar);8.26(dd,J 0.7Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);8.96(s,1H,Ar);9.81(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=422。
【0542】
実施例81:[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−エチル−3[6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩。
【0543】
【化93】
実施例81は、NaOH水溶液(2N、46当量)中実施例27およびエチルヒドラジンオキサレート(24当量)を用い、マイクロ波照射によって180℃で10分間2回加熱して、一般手順VIIIに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物をベージュ色の固体として収率48%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.50(t,J 7.1Hz,6H,CHCH);1.52−1.60(m,6H,3CH);1.73−1.77(m,2H,CH);3.33(m,2H,N−CH);3.60(t,J 5.7Hz,2H,N−CH);4.63(q,J 7.1Hz,1H,CHCH);7.26(d,J 8.4Hz,1H,Ar);7.82(s,1H,Ar);7.94(m,1H,Ar);8.03(dd,J 4.5Hz,J 9.7Hz,1H,Ar);8.21(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.82(s,1H,Ar);9.75(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=406。
【0544】
実施例82:[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−イソプロピル−3[6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩。
【0545】
【化94】
実施例82は、NaOH水溶液(2N、23当量)中実施例27およびイソプロピルヒドラジン塩酸塩(24当量)を用い、マイクロ波照射によって160℃で45分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物をベージュ色の固体として収率10%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.57(m,6H,3CH);1.62(d,J 6.6Hz,6H,CH(CH);1.76−1.80(m,2H,CH);3.63(t,J 5.6Hz,2H,N−CH);5.25(七重線,J 6.6Hz,1H,CH(CH);7.27(d,J 8.3Hz,1H,Ar);7.79(m,1H,Ar);7.90(s,H,Ar);8.00(dd,J 5.1Hz,J 9.6Hz,1H,Ar);8.28(d,J 8.3Hz,1H,Ar);8.78(s,1H,Ar);9.68(m,1H,Ar)。1つのシグナルが、恐らくはHODシグナル下で見えなくなっている(CH)。M/Z(M+H)=420。
【0546】
実施例83:[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−イソブチル−3[6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩。
【0547】
【化95】
実施例83は、NaOH水溶液(2N、23当量)中実施例27および2−メチルプロピルヒドラジン塩酸塩(24当量)を用い、マイクロ波照射によって150℃で30分間2回加熱して、一般手順VIIIに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物をベージュ色の固体として収率31%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):0.94(d,J 6.7Hz,6H,CH(CH);1.53−1.63(m,6H,3CH);1.76−1.82(m,2H,CH);2.35(m,1H,CHCH(CH);3.34(m,2H,N−CH);3.63(t,J 5.8Hz,2H,N−CH);4.48(d,J 7.2Hz,1H,CHCH(CH);7.28(dd,J 1.0Hz,J 8.3Hz,1H,Ar);7.92(m,2H,Ar);8.08(dd,J 5.0Hz,J 9.7Hz,1H,Ar);8.30(d,J 8.3Hz,1H,Ar);8.94(s,1H,Ar);9.76(dd,J 2.2Hz,J 4.3Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=434。
【0548】
実施例84:3−[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩。
【0549】
【化96】
実施例84は、DMF中実施例73およびN−メチル−ヒドラジン(15当量)を用い、マイクロ波照射によって120℃で10分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。MeOH中粉砕により、ベージュ色の固体を得て、これをCHClに溶解させた。セライトのパッドを通してろ過したこの溶液に、EtO中HClを添加した。実施例84を、ろ過し、CHClで洗浄し、減圧下で乾燥させた。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.55−1.62(bm,6H,3CH);1.75−1.80(bm,2H,CH);3.35(m,2H,N−CH);3.63(t,J 5.7Hz,2H,N−CH);4.26(s,3H,N−CH);7.27(d,J 8.1Hz,1H,Ar);7.85(s,1H,Ar);7.86(m,1H,Ar);8.02(d,J 9.4Hz,1H,Ar);8.28(d,J 8.3Hz,1H,Ar);8.80(s,1H,Ar);10.16(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=399。融点:>250℃。
【0550】
実施例85:[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−(トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩。
【0551】
【化97】
実施例85は、DMF中実施例35およびN−メチル−ヒドラジン(15当量)を用い、マイクロ波照射によって120℃で10分間2回加熱して、一般手順VIIIに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物をベージュ色の固体として収率31%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.57−1.61(m,6H,3CH);1.78(m,2H,CH);3.35(m,2H,CH);3.62(m,2H,CH);4.24(s,3H,CH);7.28(d,J 8.2Hz,1H,Ar);7.85−7−89(m,2H,Ar);8.08(d,J 9.3Hz,1H,Ar);8.30(d,J 8.3Hz,1H,Ar);8.83(s,1H,Ar);10.09(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=442。融点:202−204℃。
【0552】
実施例86:[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−クロロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩。
【0553】
【化98】
実施例86は、DMF中実施例32およびN−メチル−ヒドラジン(60当量)を用い、マイクロ波照射によって130℃で5分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物をベージュ色の固体として収率26%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.50−1.61(m,6H,3CH);1.74−1.91(m,2H,CH);3.34(m,2H,CH);3.70(m,2H,CH);4.23(s,3H,CH);7.28(dd,J 0.8Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);7.81−7.84(m,2H,Ar);7.97(d,J 9.5Hz,1H,Ar);8.24(d,J 8.5Hz,1H,Ar);8.79(s,1H,Ar);9.77(s,1H,Ar)。M/Z(M[35Cl]+H)=408。融点:245−248℃。
【0554】
実施例87:[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−メチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩。
【0555】
【化99】
実施例87は、DMF中実施例34およびN−メチル−ヒドラジン(70当量)を用いて、マイクロ波照射によって120℃で10分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物を白色の固体として収率25%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.53−1.59(m,6H,3CH);1.73−1.79(m,2H,CH);3.32(m,2H,CH);3.61(t,J 5.9Hz,2H,N−CH);4.23(s,3H,CH);7.28(d,J 8.4Hz,1H,Ar);7.81(s,1H,Ar);7.85(d,J 9.2Hz,1H,Ar);7.94(d,J 9.2Hz,1H,Ar);8.18(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.81(s,1H,Ar);9.51(s,1H,Ar)。1つのシグナルが、恐らくはDMSOシグナル下で見えなくなっている。M/Z(M+H)=388。融点:>250℃。
【0556】
実施例88:[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−エチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩。
【0557】
【化100】
実施例88は、DMF中実施例36およびN−メチル−ヒドラジン(50当量)を用い、マイクロ波照射によって120℃で10分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物をベージュ色の固体として収率26%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.31(t,J 7.5Hz,3H,CH−CH);1.55−1.62(m,6H,3CH);1.75−1.80(m,2H,CH);2.85(q,J 7.5Hz,2H,CH−CH);3.37(m,2H,CH);3.63(t,J 5.8Hz,2H,N−CH);4.27(s,3H,CH);7.30(dd,J 1.2Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);7.88(s,1H,Ar);7.94(dd,J 1.6Hz,J 9.2Hz,1H,Ar);8.02(d,J 9.2Hz,1H,Ar);8.25(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.95(s,1H,Ar);9.56(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=402。融点:>250℃。
【0558】
実施例89:[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−シクロプロピル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩。
【0559】
【化101】
実施例89は、DMF中実施例37およびN−メチル−ヒドラジン(60当量)を用い、マイクロ波照射によって130℃で5分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物をオレンジ色の固体として収率37%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):0.83(m,2H,CH);1.10(m,2H,CH);1.52−1.59(m,6H,3CH);1.74−1.76(m,2H,CH);2.19−2.26(m,1H,CH);3.24(m,2H,CH);3.60(m,2H,N−CH);4.23(s,3H,CH);7.28(d,J 8.7Hz,1H,Ar);7.70(d,J 9.2Hz,1H,Ar);7.79(s,1H,Ar);7.93(m,1H,Ar);8.16(m,1H,Ar);8.81(s,1H,Ar);9.53(s,1H,Ar)。
【0560】
M/Z(M+H)=414。融点:>250℃。
【0561】
実施例90:[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩。
【0562】
【化102】
実施例90は、分取HPLCにより実施例89の副生成物として単離した。実施例89の前駆体は、実施例90の前駆体の副生成物であった。HCl 1N水溶液との共蒸発により、生成物をオレンジ色の固体として得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.55−1.63(m,6H,3CH);1.74−1.81(m,2H,CH);3.36(m,2H,CH);3.63(t,J 5.8Hz,2H,N−CH);4.26(s,3H,CH);7.30(dd,J 1.0Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);7.59(t,J 6.9Hz,1H,Ar);7.88(s,1H,Ar);7.95(t,J 7.8Hz,1H,Ar);8.05(d,J 8.9Hz,1H,Ar);8.27(d,J 8.3Hz,1H,Ar);8.96(s,1H,Ar);9.77(d,J 6.9Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=374。融点:>250℃。
【0563】
実施例91:[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)]−1−メチル−3[6−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール、HCl塩。
【0564】
【化103】
実施例91は、DMF中実施例33およびN−メチル−ヒドラジン(60当量)を用い、マイクロ波照射によって120℃で10分間加熱して、一般手順VIIIに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物をベージュ色の固体として収率60%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.56−1.63(m,6H,3CH);1.76−1.81(m,2H,CH);3.36(m,2H,CH);3.63(t,J 5.8Hz,2H,N−CH);4.27(s,3H,CH);7.29(dd,J 1.2Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);7.87(s,1H,Ar);7.98(m,2H,Ar);8.28(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.91(s,1H,Ar);9.99(s,1H,Ar)。M/Z(M[79Br]+H)=454。
【0565】
実施例92:3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−N,1−ジメチル−N−フェニル−1H−インダゾール−6−カルボキサミド、HCl塩。
【0566】
【化104】
実施例92は、DICの存在下で化合物68およびN−メチルアニリン(5.0当量)を用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、ベージュ色の固体として収率9%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):3.43(s,3H,CH);4.14(s,3H,CH);7.12−7.15(m,2H,Ar);7.24−7.26(m,4H,Ar);7.80(s,1H,Ar);7.89−7.94(m,1H,Ar);7.99−8.04(m,2H,Ar);8.81(s,1H,Ar);9.74−9−76(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=400。融点:>250℃。
【0567】
実施例93:N−エチル−3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−N−イソプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボキサミド、HCl塩。
【0568】
【化105】
実施例93は、DICの存在下で化合物68およびN−エチルイソプロピル(5.0当量)を用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、ベージュ色の固体として収率24%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.15−1.23(bm,9H,3CH);4.26(s,3H,CH);7.24−7.27(m,1H,Ar);7.83(s,1H,Ar);7.91−7.96(m,1H,Ar);8.07(dd,J 5.0Hz,J 9.8Hz,1H,Ar);8.29(d,J 8.3Hz,1H,Ar);8.93(s,1H,Ar);9.80(dd,J 2.3Hz,J 4.4Hz,1H,Ar)。2つのシグナルは、恐らくはHOシグナル下で見えなくなっている(N−CH;N−CH)。M/Z(M+H)=380。融点:>250℃。
【0569】
実施例94:[3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−(デカヒドロキノリン−1−イル)−メタノン、HCl塩。
【0570】
【化106】
実施例94は、DICの存在下で化合物68およびデカヒドロキノリン(5.0当量)を用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、ベージュ色の固体として収率17%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.14−1.16(m,12H,6CH);2.13−2.17(m,1H,CH);3.23−3.28(m,1H,CH);3.35−3.42(m,2H,CH);4.24(s,3H,CH);7.27(dd,J 1.1Hz,J 8.3Hz,1H,Ar);7.80(s,1H,Ar);7.89−7.94(m,1H,Ar);8.03(dd,J 5.0Hz,J 9.9Hz,1H,Ar);8.23(d,J 8.3Hz,1H,Ar);8.85(s,1H,Ar);9.78(dd,J 2.3Hz,J 4.4Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=432。融点:248−249℃。
【0571】
実施例95:3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボン酸シクロヘキシル−シクロプロピル−メチル−アミド、HCl塩。
【0572】
【化107】
実施例95は、DICの存在下で化合物68およびシクロヘイキシルシクロプロピル−メチルアミン(5.0当量)を用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、ベージュ色の固体として収率12%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):0.34−0.51(m,2H,2CH);0.82−1.84(m,13H,3CH,5CH);3.0−3.4(m,3H,CH,CH);4.24(s,3H,CH);7.25(dd,J 1.0Hz,J 8.3Hz,1H,Ar);7.78(s,1H,Ar);7.84−7.88(m,1H,Ar);8.01(dd,J 5.4Hz,J 9.6Hz,1H,Ar);8.25(d,J 7.9Hz,1H,Ar);8.83(s,1H,Ar);9.78(dd,J 2.2Hz,J 4.6Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=446。融点:235−245℃。
【0573】
実施例96:アゾナン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、クロルヒドレート塩。
【0574】
【化108】
実施例96は、DICの存在下で化合物68およびオクタメチレンイミン(5.0当量)を用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、ベージュ色の固体として収率26%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.50−1.55(m,8H,4CH);1.70(m,2H,CH);1.84(m,2H,CH);3.38(m,2H,CH);3.56(m,2H,CH);4.23(s,3H,CH);7.27(dd,J 1.0Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);7.78(s,1H,Ar);7.88−7.93(m,1H,Ar);8.02(dd,J 5.0Hz,J 9.9Hz,1H,Ar);8.26(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.85(s,1H,Ar);9.78(dd,J 2.3Hz,J 4.4Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=420。融点:240−245℃。
【0575】
実施例97:アゾカン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、クロルヒドレート塩。
【0576】
【化109】
実施例97は、DICの存在下で化合物68およびヘプタメチレンイミン(5.0当量)を用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、ベージュ色の固体として収率36%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.54−1.60(m,8H,4CH);1.80(m,2H,CH);3.22(m,2H,CH);3.60(t,J 5.9Hz,2H,CH);4.27(s,3H,CH);7.27(d,J 8.3Hz,1H,Ar);7.84(s,1H,Ar);7.90−7.95(m,1H,Ar);8.05−8.09(m,1H,Ar);8.30(d,J 8.3Hz,1H,Ar);8.92(s,1H,Ar);9.80(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=406。融点:241−249℃。
【0577】
実施例98:3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール、クロルヒドレート塩。
【0578】
【化110】
実施例98は、DICの存在下で化合物68およびピペリジン(5.0当量)を用い、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱して、一般手順VII、方法Bに従って、ベージュ色の固体として収率28%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.47−1.62(m,6H,3CH);3.29(m,2H,CH);3.62(m,2H,CH);4.23(s,3H,CH);7.29(d,J 8.4Hz,1H,Ar);7.82(s,1H,Ar);7.94−7.98(m,1H,Ar);8.03−8.06(m,1H,Ar);8.23(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.88(s,1H,Ar);9.80(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=378。融点:>250℃。
【0579】
実施例99:3−[1−メチル−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩。
【0580】
【化111】
実施例99は、化合物67およびピペリジンを用い、マイクロ波照射によって120℃で10分間加熱して、一般手順VII、HCl塩形成の方法Fに従って、オフホワイトの固体として収率77%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.49−1.64(m,6H,3CH);3.31(m,2H,CH);3.64(m,2H,CH);4.27(s,3H,CH);7.28(d,J 8.2Hz,1H,Ar);7.83−7−85(m,2H,Ar);8.02(d,J 9.2Hz,1H,Ar);8.28(d,J 8.3Hz,1H,Ar);8.79(s,1H,Ar);10.16(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=385。融点:>250℃。
【0581】
実施例100:3−[1−メチル−6−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩。
【0582】
【化112】
実施例100は、化合物67およびピロリジンを用い、マイクロ波照射によって120℃で10分間加熱して、一般手順VII、HCl塩形成の方法Fに従って、ベージュ色の固体として収率17%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.83−1.92(m,4H,2CH);3.39(m,2H,N−CH);3.54(m,2H,N−CH);4.27(s,3H,N−CH);7.41(dd,J 1.0Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);7.80(dd,J 1.4Hz,J 9.3Hz,1H,Ar);7.97(s,1H,Ar);8.00(d,J 9.5Hz,1H,Ar);8.27(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.76(s,1H,Ar);10.15(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=371。
【0583】
実施例101:3−(1−メチル−6−([(2R)−2−(メチキシメチル)ピロリジン−1−イル]カルボニル)−1H−インダゾール−3−イル)イミダゾ(1,2−a)ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩。
【0584】
【化113】
実施例101は、化合物67およびR−2−メトキシメチルピリリジンを用い、マイクロ波照射によって120℃で30分間加熱して、一般手順VII、HCl塩形成の方法Fに従って、ベージュ色の固体として収率45%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.72−2.06(m,4H,2CH);2.98(m,2H,O−CH);3.34(m,3H,O−CH);3.64(m,2H,CH2);4.20−4.35(m,1H,CH);4.28(s,3H,N−CH);7.37(d,J 8.3Hz,1H,Ar);7.81(dd,J 0.9Hz,J 9.5Hz,1H,Ar);7.93(s,1H,Ar);8.00(d,J 9.3Hz,1H,Ar);8.28(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.76(s,1H,Ar);10.15(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=415。融点:230−235℃。
【0585】
実施例102:3−(1−メチル−6−([(2S)−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]カルボニル)−1H−インダゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩。
【0586】
【化114】
実施例102は、化合物67およびS−2−メトキシメチルピリリジンを用いて、マイクロ波照射によって130℃で15分、次いで120℃で20分間加熱して、一般手順VII、HCl塩形成の方法Fに従って、ベージュ色の固体として収率9%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.72−2.06(m,4H,2CH);2.98(m,2H,O−CH);3.34(m,3H,O−CH);3.64(m,2H,CH2);4.20−4.35(m,1H,CH);4.28(s,3H,N−CH);7.37(d,J 8.3Hz,1H,Ar);7.81(dd,J 0.9Hz,J 9.5Hz,1H,Ar);7.93(s,1H,Ar);8.00(d,J 9.3Hz,1H,Ar);8.28(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.76(s,1H,Ar);10.15(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=415。
【0587】
実施例103:3−[6−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩。
【0588】
【化115】
実施例103は、化合物69、8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンHCl塩(5当量)およびDBU(5当量)を用いて、一般手順VII、方法Eに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物をベージュ色の固体として得た。
【0589】
M/Z(M+H)=411。
【0590】
実施例104:3−(1−メチル−6−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル])−1H−インダゾール−3−イル]イミダゾ[1,2,a]ピリジン−6−カルボニトリル、クロルヒドレート塩。
【0591】
【化116】
実施例104は、化合物67およびN−メチルピペラジンを用い、マイクロ波照射によって120℃で10分間加熱して、一般手順VII、HCl塩形成の方法Fに従って、ベージュ色の固体として収率33%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):2.80(m,3H,N−CH);3.12(m,2H,CH);4.20−4.35(m,1H,CH);4.26(s,3H,N−CH);7.37(d,J 8.3Hz,1H,Ar);7.77(d,J 8.8Hz,1H,Ar);7.93(s,1H,Ar);7.98(d,J 8.8Hz,1H,Ar);8.34(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.76(s,1H,Ar);10.13(s,1H,Ar);11.14(bs,DOと交換,1H,NH)。6個のプロトンに対するシグナルは、見えなくなっている(恐らくはHODのシグナル下で)。M/Z(M+H)=400。
【0592】
実施例105:3−(6−シアノ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボン酸ジイソプロピルアミド、クロルヒドレート塩。
【0593】
【化117】
実施例105は、化合物69およびジイソプロピルアミンを用い、一般手順VII、方法Eに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物をベージュ色の固体として得た。
【0594】
M/Z(M+H)=401。
【0595】
実施例106:2−メチル−3−[1−メチル−6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−イル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル。
【0596】
【化118】
実施例106は、化合物71およびヘキサメチレンイミンを用い、マイクロ波照射によって120℃で10分間2回加熱して、一般手順VII、HCl塩形成の方法Fに従って、ベージュ色の固体として収率78%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.63−1.76(m,6H,3CH);1.90−1.95(m,2H,CH);2.79(s,3H,CH);3.44(m,2H,CH);3.77(m,2H,CH);4.30(s,3H,N−CH);7.33(m,1H,Ar);7.64(d,J 8.4Hz,1H,Ar);7.66(s,1H,Ar);7.70(d,J 9.2Hz,1H,Ar);8.22(d,J 8.7Hz,1H,Ar);9.23(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=413。
【0597】
一般手順IX:インダゾールのアルキル化/アシル化
無水条件下で、氷浴で冷却した、化合物AF(R=H;1.0当量)のDMF中溶液に、NaH(2.0当量)を添加した。アニオンを15分間撹拌し、次いで、ハロゲン化物誘導体(2.0当量)を添加した。反応混合物を室温に加温させ、次いで、16時間撹拌した。反応混合物を水で加水分解し、AcOEtで抽出した。有機層をブライン(10mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0598】
目標とする実施例をフラッシュクロマトグラフィー、沈殿または分取HPLCにより精製した。
【0599】
実施例107:アゼパン−1−イル−[1−ベンジル−3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩。
【0600】
【化119】
実施例107は、実施例78および臭化ベンジルを用い、フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 0から1%)により精製して、一般手順IXに従って得た。残渣をMeOH中HCl 1.25Nに溶解させた。この溶液を濃縮して、実施例107を茶色の固体として得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.45−1.78(bm,8H,4CH);3.26(t,J 5.9Hz,2H,N−CH);3.61(t,J 5.9Hz,2H,N−CH);5.93(s,2H,N−CH);7.29−7.39(m,6H,Ar);7.92(s,1H,Ar);7.98(m,1H,Ar);8.10(dd,J 5.0Hz,J 10.0Hz,1H Ar);8.31(d,J 8.3Hz,1H,Ar);8.94(s,1H,Ar);9.81(dd,J 2.4Hz,J 4.4Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=468。融点:134−135℃。
【0601】
実施例108:アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−フェネチル−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩。
【0602】
【化120】
実施例108は、実施例78および2−ブロモエチルベンゼンを用い、フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 0から2%)により精製して、一般手順IXに従って得た。残渣をHCl 1N水溶液に溶解させた。この溶液を濃縮して、実施例108を茶色の固体として得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.53−1.62(bm,6H,3CH);1.74−1.78(bm,2H,CH);3.26(m,2H,N−CH);3.61(m,2H,N−CH);4.92(t,J 6.7Hz,2H,N−CH);7.10−7.20(m,5H,Ar);7.24(dd,J 1.0Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);7.78(s,1H,Ar);7.99(m,1H,Ar);8.09(dd,J 4.9Hz,J 9.9Hz,1H,Ar);8.26(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.94(s,1H,Ar);9.49(m,1H,Ar)。1つのシグナルが、恐らくはHOシグナル下で見えなくなっている(2H)。M/Z(M+H)=482。融点:139−140℃。
【0603】
実施例109:アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩。
【0604】
【化121】
実施例109は、実施例78および1−ブロモ−2(2−メトキシ−エトキシ)エタン]を用い、フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 0から5%)により精製して、一般手順IXに従って得た。残渣をHCl 1N水溶液に溶解させた。この溶液を濃縮して、実施例109を緑色の固体として得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.55−1.62(bm,6H,3CH);1.75−1.80(bm,2H,CH);3.10(s,3H,O−CH);3.31−3.38(m,6H,N−CH+2 O−CH);3.63(m,2H,N−CH);3.95(t,J 5.1Hz,2H,O−CH);4.82(t,J 5.1Hz,2H,N−CH);7.29(dd,J 1.1Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);7.90(s,1H,Ar);8.00(m,1H,Ar);8.10(dd,J 5.1Hz,J 9.8Hz,1H,Ar);8.27(d,J 8.4Hz,1H,Ar);8.98(s,1H,Ar);9.82(dd,J 2.2Hz,J 4.6Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=480。融点:159−165℃。
【0605】
実施例110:アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩。
【0606】
【化122】
実施例110は、実施例78および4−(2−ヨードエチル)モルホリンを用い、フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 0から5%)により精製して、一般手順IXに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物を黄色の固体として収率31%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.56−1.63(bm,6H,3CH);1.76−1.81(bm,2H,CH);3.25−3.35(m,6H,3CH);3.63(m,2H,CH);3.77(m,4H,CH);3.99(m,2H,CH);5.12(m,2H,CH);7.29−7.32(m,1H,Ar);7.72−7.83(m,1H,Ar);7.97−8.00(m,2H,Ar);8.32(m,1H,Ar);8.78(bs,1H,Ar);9.70(bs,1H,Ar);11.0−11.8(bs,1H(DO交換)、NH)。
【0607】
M/Z(M+H)=491。融点:230−245℃。
【0608】
実施例111:アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1H−インダゾール−6−イル]−メタノン、HCl塩。
【0609】
【化123】
実施例111は、実施例78および4−メチルピペラジンカルボニルクロリド(4.0当量)を用いて、一般手順IXに従って得た。反応物を、室温の代わりにマイクロ波照射によって150℃で30分間加熱した。反応混合物を、水の代わりにNaHCO飽和溶液で加水分解した。フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 0から3%)による精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物をベージュ色の固体として得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.55−1.62(bm,6H,3CH);1.75−1.80(bm,2H,CH);2.46(s,3H,N−CH);3.08−3.12(m,2H,N−CH);3.22−3.26(m,2H,N−CH);3.61−3.67(m,4H,(N−CH)2);4.72(m,2H,N−CH);7.28(dd,J 0.9Hz,J 8.4Hz,1H,Ar);7.90(s,1H,Ar);7.96(m,1H,Ar);8.08(dd,J 4.9Hz,J 9.9Hz,Ar);8.25(d,J 8.5Hz,1H,Ar);8.92(s,1H,Ar);9.77(m,1H,Ar)。1つのシグナルが、恐らくはHOシグナルの下で見えなくなっている(2H)。M/Z(M+H)=504。融点:193−199℃。
【0610】
一般手順X:フルオロケトンACから実施例AGの形成(スキーム5において)
フルオロケトンAC(1.0当量)の無水THF中溶液に、アセトンオキシム(1.1当量)およびナトリウムtert−ブトキシド(1.1当量)を添加した。得られた懸濁液を70℃で一晩加熱した。
【0611】
反応混合物を室温に冷却させ、AcOEtで希釈し、NHClの飽和水溶液およびブラインで洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。EtOH:HCl 1.5M水溶液(1:1)中残渣を、マイクロ波照射によって150℃で5分間加熱した。
【0612】
室温に冷却後、反応混合物をAcOEtで抽出した。有機層を、1N NaOH、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0613】
目標とする実施例は、フラッシュクロマトグラフィー、沈殿または分取HPLCにより精製した。
【0614】
実施例112:3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ベンゾ[d]イソオキサゾール−6−カルボン酸シクロヘキシル−エチル−アミド。
【0615】
【化124】
実施例112は、実施例21を用いて、一般手順Xに従って得た。DMSO中粉砕により、生成物を白色の固体として得た。
【0616】
M/Z(M+H)=407。
【0617】
実施例113:アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル]−メタノン。
【0618】
【化125】
実施例113は、実施例27を用いて、一般手順Xに従って得た。EtO中粉砕により、生成物を黄色の固体として収率27%で得た。
【0619】
融点:218−219℃。
H,−NMR(400MHz,DMSO):1.51−1.64(bm,6H,3CH);1.73−1.80(bm,2H,CH);3.62(t,J 5.7Hz,2H,N−CH);7.48(d,J 7.9Hz,1H,Ar);7.69(m,1H,Ar);7.92(s,1H,Ar);7.97(m,1H,Ar);8.52(d,J 8.2Hz,1H,Ar);8.91(s,1H,Ar);9.40(m,1H,Ar)。水ピークに隠れているN−CH。M/Z(M+H)=379。
【0620】
実施例114:[4−(アゼパン−1−イルカルボニル)−2−ヒドロキシフェニル](6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メタノン。
【0621】
【化126】
実施例114は、実施例113の副生成物として単離した。実施例113の塩基性水相をpH1に酸性化し、次いで、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をEtO中粉砕して、実施例114をオレンジ色の固体として収率10%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.56−1.62(bm,6H,3CH);1.70−1.7(bm,2H,CH);3.36(m,2H,N−CH);3.67(m,2H,N−CH);6.89−6.93(m,2H,Ar);7.82(ddd,J 2.6Hz,J 7.6Hz,J 10.1Hz,1H,Ar);7.98(dd,J 5.1Hz,J 9.9Hz,1H,Ar);8.15(s,1H,Ar);9.65(dd,J 2.4Hz,J 4.4Hz,1H,Ar);10.36(s,DOと交換,1H,Ar)。M/Z(M+H)=382。
【0622】
実施例115:N−エチル−3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−N−イソプロピル−1,2−ベンゾイソオキサゾール−6−カルボキサミド、HCl塩。
【0623】
【化127】
実施例115は、実施例75を用いて、一般手順Xに従って得た。分取HPLCによる精製、続いてHCl 1M中での共蒸発により、生成物をオレンジ色の固体として収率26%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):0.98−1.33(m,9H,3CH);3.39(m,2H,N−CH);3.71(m,H,N−CH);7.48(d,J 8.8Hz,1H,Ar);7.83(m,1H,Ar);7.94(s,1H,Ar);8.05(dd,J 5.2Hz,J 10.0Hz,1H,Ar);8.52(d,J 8.2Hz,1H,Ar);9.04(s,1H,Ar);9.46(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=367。融点:219−225℃。
【0624】
実施例116:3−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール、HCl塩。
【0625】
【化128】
実施例116は、実施例76を用いて、一般手順Xに従って得た。CHClに溶解させ、セライトのパッドを通してろ過した粗物質に、EtO中HClを添加した。実施例116をろ過し、CHClで洗浄し、減圧下で乾燥させた。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.49−1.69(m,6H,3CH);3.27(m,2H,N−CH);3.64(m,2H,N−CH);7.52(d,J 8.1Hz,1H,Ar);7.83(m,1H,Ar);7.94(s,1H,Ar);8.05(dd,J 5.2Hz,J 9.8Hz,1H,Ar);8.52(d,J 8.1Hz,1H,Ar);9.04(s,1H,Ar);9.46(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=365。融点:203−205℃。
【0626】
実施例117:3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール。
【0627】
【化129】
実施例117は、実施例77を用いて、一般手順Xに従って得た。EtO中粉砕により、実施例をベージュ色の固体として収率60%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.51−1.80(bm,6H,3CH);3.40(bs,2H,N−CH);3.82(bs,2H,N−CH);7.51(dd,J 2.0Hz,J 6.5Hz,1H,Ar);7.53(dd,J 1.6Hz,J 7.3Hz,1H,Ar);7.74(m,2H,Ar);8.10(d,J 8.2Hz,1H,Ar);8.48(s,1H,Ar);9.69(s,1H,Ar)。M/Z(M[79Br]+H)=425。
【0628】
実施例118:6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール。
【0629】
【化130】
実施例118は、実施例33を用いて、一般手順Xに従って得た。EtO中粉砕により、実施例をベージュ色の固体として収率60%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.58−1.71(m,6H,3CH);1.92(m,2H,CH);3.42(m,2H,N−CH);3.77(m,2H,N−CH);7.51(m,2H,Ar);7.73(m,2H,Ar);8.10(d,J 8.2Hz,1H,Ar);8.47(s,1H,Ar);9.69(s,1H,Ar)。M/Z(M[79Br]+H)=439。
【0630】
化合物72:4−[(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)カルボニル]−3−フルオロ安息香酸。
【0631】
化合物72は、THF中化合物65から出発し、室温で2時間撹拌して、一般手順VIに従って、淡緑色の固体として収率84%で得た。
【0632】
M/Z(M[79Br]+H)=363。
【0633】
実施例119:(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)[2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イルカルボニル)フェニル]メタノン。
【0634】
【化131】
実施例119は、化合物72およびモルホリンを用いて、精製することなく、一般手順VII、方法Eに従って得た。実施例119は、収率76%で単離した。
H−NMR(400MHz,DMSO):3.31−3.71(m,8H,2O−CH,2N−CH);7.41(dd,J 1.3Hz,J 7.8Hz,1H,Ar);7.49(dd,J 0.9Hz,J 10.2Hz,1H,Ar);7.76(d,J 7.4Hz,1H,Ar);8.93(m,2H,Ar);8.25(d,J 1.4Hz,1H,Ar);9.77(m,1H,Ar)。M/Z(M[79Br]+H)=432。
【0635】
実施例120:3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−6−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール。
【0636】
【化132】
実施例120は、実施例119を用いて、一般手順Xに従って得た。加水分解後に精製して、この実施例を茶色の固体として収率33%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):3.31−3.71(m,8H,2O−CH,2N−CH);7.43(m,2H,Ar);7.65(m,2H,Ar);8.01(d,J 8.0Hz,1H,Ar);8.37(s,1H,Ar);9.51(s,1H,Ar)。M/Z(M[79Br]+H)=427。
【0637】
実施例121:[4−(8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イルカルボニル)−2−フルオロフェニル](6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メタノン。
【0638】
【化133】
実施例121は、化合物72、8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン、HCl塩(5当量)およびDBU(5当量)を用いて、精製することなく、一般手順VII、方法Eに従って得た。実施例121は、収率41%で単離した。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.51−2.00(m,10H,5CH);3.98(m,1H,N−CH);4.76(m,1H,N−CH);7.28(dd,J 0.6Hz,J 9.8Hz,1H,Ar);7.33(dd,J 1.1Hz,J 7.8Hz,1H,Ar);7.56−7.61(m,2H,Ar);7.65(d,J 9.3Hz,1H,Ar);8.01(d,J 2.0Hz,1H,Ar);9.88(m,1H,Ar)。M/Z(M[79Br]+H)=456。
【0639】
実施例122:6−(8−アザビシク[3.2.1]オクタ−8−イルカルボニル)−3−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール。
【0640】
【化134】
実施例122は、実施例121を用いて、一般手順Xに従って得た。EtO中粉砕により、実施例をベージュ色の固体として収率73%で得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):1.39−1.97(m,10H,5CH);3.96(m,1H,N−CH);4.80(m,1H,N−CH);7.43(m,1H,Ar);7.51(d,J 8.0Hz,1H,Ar);7.64(d,J 8.9Hz,1H,Ar);7.73(s,H,Ar);8.01(d,J 8.2Hz,1H,Ar);8.38(s,1H,Ar);9.60(s,1H,Ar)。M/Z(M[79Br]+H)=451。
【0641】
一般手順XI:イミダゾ[1,2−a]ピリジンシアノ化
ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン誘導体(1.0当量)のDMF中溶液に、シアン化亜鉛(1.1当量)およびPd(PPh(5%)を不活性雰囲気下で添加した。得られた混合物をマイクロ波照射によって130℃10分間加熱した(許容最大電力は70Wであった)。黄色の濁った反応混合物をHCl 1N溶液で加水分解し、次いで、EtOで抽出した。水層を氷浴で冷却し、pHが10を超えるまでNaOH固体を添加した。得られた塩基性水層をEtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0642】
CHClに溶解させ、セライトのパッドを通してろ過した残渣に、EtO中HClを添加した。
【0643】
目標とする実施例をろ過し、CHClで洗浄し、減圧下で乾燥させた。
【0644】
実施例123:3−[6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩。
【0645】
【化135】
実施例123は、実施例116を用いて、一般手順XIに従って、ベージュ色の固体として収率35%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.48−1.62(m,6H,3CH);3.26(m,2H,N−CH);7.50(m,1H,Ar);7.83−8.02(m,3H,Ar);8.50(m,1H,Ar);9.00(m,1H,Ar);9.87(s,1H,Ar)。水ピークに隠れているN−CH。M/Z(M+H)=372。
【0646】
実施例124:3−[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩。
【0647】
【化136】
実施例124は、実施例118を用いて、一般手順XIに従って、ベージュ色の固体として収率80%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.59−1.62(m,6H,3CH);1.75−1.79(m,2H,CH);3.31(m,2H,N−CH);3.63(m,2H,N−CH);7.51(dd,J 0.9Hz,J 8.2Hz,1H,Ar);7.85(dd,J 1.6Hz,J 9.4Hz,1H,Ar);7.96(s,1H,Ar);8.05(d,J 9.4Hz,1H,Ar);8.52(d,J 8.2Hz,1H,Ar);9.01(s,1H,Ar);9.88(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=386。融点:234−235℃。
【0648】
実施例125:3−[6−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩。
【0649】
【化137】
実施例125は、実施例119を用いて、一般手順XIに従って、ベージュ色の固体として収率37%で得た。
【0650】
M/Z(M+H)=374。
【0651】
実施例126:3−[6−(8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イルカルボニル)−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル、HCl塩。
【0652】
【化138】
実施例126は、実施例121を用いて、一般手順XIに従って、ベージュ色の固体として収率14%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.39−2.03(m,10H,5CH);3.91(m,1H,N−CH);4.64(m,1H,N−CH);7.59(d,J 8.2Hz,1H,Ar);7.85(dd,J 1.5Hz,J 9.3Hz,1H,Ar);8.00(s,1H,Ar);8.05(d,J 9.2Hz,1H,Ar);8.53(d,J 8.2Hz,1H,Ar);9.01(s,1H,Ar);9.88(s,1H,Ar)。M/Z(M+H)=398。
【0653】
化合物73:4−アミノ−N−シクロヘキシル−N−エチル−3−ヒドロキシ−ベンズアミド。
【0654】
化合物30(1.1g)のエタノール(10mL)中溶液に、Pd/C10重量%(100mg)を添加した。反応混合物を水素でパージし、水素雰囲気下、室温で48時間撹拌した。触媒をセライト上でろ別し、EtOHで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して、生成物を紫色の泡状物として得た(735mg、74%)。
【0655】
M/Z(M+H)=263。
【0656】
化合物74:3−アミノ−N−シクロヘキシル−N−エチル−4−ヒドロキシ−ベンズアミド。
【0657】
化合物74は、化合物31から出発して、化合物73について記載した手順に従って、クリーム色の固体として収率52%で得た。
【0658】
M/Z(M+H)=263。
【0659】
実施例127:イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸[4−(シクロヘキシル−エチル−カルバモイル)−2−ヒドロキシ−フェニル]−アミド。
【0660】
【化139】
イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(250mg)のDMF(7mL)中溶液に、EDCI(443mg、1.5当量)、HOBt(312mg、1.5当量)、DIPEA(805μL、3.0当量)および化合物73(404mg、1.0当量)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。
【0661】
反応混合物をAcOEt(15mL)で希釈し、HCl 1M(210mL)および水(210mL)で洗浄した。合わせた水層をNaHCOで飽和させ、AcOEt(210mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0662】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%から5%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物を白色の固体として得た(9.3mg、収率<5%)。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.11−1.79(m,13H,5CH+CH);3.33(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);6.81(dd,J 1.9Hz,J 8.1Hz,1H,Ar);6.90(d,J 2.0Hz,1H,Ar);7.20(m,1H,Ar);7.55(m,1H,Ar);7.75−7.78(m,2H,Ar);8.56(s,1H,Ar);9.36(bs,1H,NH);9.47(m,1H,Ar)。水ピークに隠れているN−CHシグナル。M/Z(M+H)=407。
【0663】
実施例128:イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸[5−(シクロヘキシル−エチル−カルバモイル)−2−ヒドロキシ−フェニル]−アミド。
【0664】
【化140】
実施例128は、化合物74を用いて、実施例127について記載した手順に従って得た。反応は、室温で48時間後に終了させた。
【0665】
反応混合物をAcOEtで希釈し、NaHCOの飽和水溶液、水、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0666】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%から7%)による精製、続いて分取HPLCにより、生成物を白色の固体として得た(収率<5%)。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.11−1.79(m,13H,5CH+CH);3.35(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.78(bm,1H,N−CH);6.97−7.05(m,2H,Ar);7.20(t,J 7.0Hz,1H,Ar);7.55(m,1H,Ar);7.72(d,J 2.0Hz,1H,Ar);7.77(m,1H,Ar);8.56(s,1H,Ar);9.37(bs,1H,NH);9.46(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=407。
【0667】
実施例129:2−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−ベンゾオキサゾール−6−カルボン酸シクロヘキシル−エチル−アミド。
【0668】
【化141】
実施例127(55mg)の無水THF(1mL)中溶液に、トリフェニルホスフィン(93mg、2.7当量)およびDIAD(130μL、5.0当量)を添加した。反応混合物を還流で一晩加熱した。
【0669】
反応混合物を室温に冷却させ、次いで、AcOEt(5mL)で希釈し、水(25mL)で洗浄し、HCl 1M(24mL)で抽出した。酸性水層をNaHCOで飽和させ、AcOEt(25mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0670】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 1%から3%)による精製、続いてMeOH中粉砕により、生成物を白色の固体として得た(11mg、21%)。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.07−1.81(m,13H,5CH+CH);3.38(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.69(bs,1H,N−CH);7.33−7.39(m,2H,Ar);7.61(m,1H,Ar);7.72(s,1H,Ar);7.85(m,2H,Ar);8.53(s,1H,Ar);9.60(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=389.融点:203−206℃。
【0671】
実施例130:2−イミダゾ−[1,2−a]ピリジン−3−イル−ベンゾオキサゾール−5−カルボン酸シクロヘキシル−エチル−アミド。
【0672】
【化142】
実施例130は、実施例128から出発して、実施例129について記載した手順に従って得た。
【0673】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%)による精製、続いてAcOEt中粉砕により、生成物を白色の固体として収率32%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):0.83−1.83(m,13H,5CH+CH);4.12(bs,1H,N−CH);7.34−7.40(m,2H,Ar);7.63(m,1H,Ar);7.75(s,1H,Ar);7.84(d,J 8.2Hz,1H,Ar);7.90(m,1H,Ar);8.57(s,1H,Ar);9.59(m,1H,Ar)。水ピークに隠れているN−CH。M/Z(M+H)=389。
【0674】
実施例131:アゼパン−1−イル−[3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ベンゾ[c]イソオキサゾール−6−イル]−メタノン。
【0675】
【化143】
実施例29(80mg)の酢酸(800μL)中溶液を室温で一晩撹拌した。
【0676】
反応混合物をHCl 1M(2mL)で加水分解し、最小容量に濃縮した。残渣を分取HPLCにより精製して、生成物を黄色の固体として得た(8.1mg、11%)。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.51−1.63(bm,6H,3CH);1.71−1.78(bm,2H,CH);3.59(t,J 5.7Hz,2H,N−CH);7.08(dd,J 0.9Hz,J 8.9Hz,1H,Ar);7.65(s,1H,Ar);7.71(m,1H,Ar);7.95(m,1H,Ar);8.21(m,1H,Ar);8.80(s,1H,Ar);9.23(m,1H,Ar)。水ピークに隠れているN−CH。M/Z(M+H)=379。
【0677】
化合物75:6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン。
【0678】
2−アミノ−5−フルオロピリジン(10g)のエタノール(200mL)中溶液に、水中クロロアセトアルデヒド50%の溶液(56mL、4.0当量)を添加した。反応混合物を還流で2時間加熱し、次いで、減圧下で100mLに濃縮した。残渣を、AcOEt(100mL)で希釈し、NaHCOの飽和水溶液(2150mL)で洗浄した。合わせた水層をNaHCOで飽和させ、AcOEtで逆抽出した(2100mL)。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0679】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2.5%)により精製して、生成物をクリーム色の固体として得た(8.7g、72%)。
【0680】
M/Z(M+H)=137。
【0681】
化合物76:6−フルオロ−3−ニトロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン。
【0682】
0℃で冷却した、化合物75(2.0g)の硫酸96%(7.5mL、10.0当量)中の溶液に、硝酸93%(2.5mL、4.0当量)を滴下した。反応混合物を0℃で10分間撹拌し、次いで、氷−水(30mL)の混合物上に注いだ。
【0683】
この混合物をNaOH 6M(60mL)で塩基性化した。固体をろ別し、水(310mL)で洗浄し、真空下で乾燥させ、生成物を浅黄色の固体として得た(2.1g、81%)。
【0684】
M/Z(M+H)=182。
【0685】
化合物77:6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルアミン。
【0686】
化合物76(1.8g)のエタノール(20mL)中溶液に、塩化スズ(II)(9.7g、5.0当量)を添加した。反応混合物を還流で1.5時間加熱した。
【0687】
室温で冷却後、混合物をNaOH 30%(30mL)で加水分解した。不溶性物質をろ別した。ろ液をAcOEt(320mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0688】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2.5%から6%)により精製して、生成物をクリーム色の固体として得た(820mg、53%)。
【0689】
M/Z(M+H)=152。
【0690】
化合物78:N−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−ホルムアミド。
【0691】
化合物77(450mg)のギ酸(6mL)中溶液に、無水酢酸(2mL、7.0当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、水(30mL)で加水分解し、KCOで塩基性化した。固体が生じ、ろ別して、生成物をクリーム色の固体として得た(357mg、66%)。
【0692】
M/Z(M+H)=180。
【0693】
化合物79:アゼパン−1−イル−[4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルアミノ)−3−ニトロ−フェニル]−メタノン。
【0694】
化合物78(475mg)の無水DMF(5mL)中溶液に、油中水素化ナトリウム60%分散液(150mg、1.4当量)を添加した。混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、化合物32(650mg、0.9当量)の無水DMF(1mL)中溶液を添加した。得られた暗色の混合物を100℃で45分間加熱した。
【0695】
室温で冷却後、混合物をAcOEt(10mL)で希釈し、HCl 1M(210mL)で抽出した。合わせた水層をAcOEt(10mL)で洗浄し、NaOHペレット(900mg)で塩基性化し、AcOEt(310mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(10mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0696】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 3%)により精製して、生成物をオレンジ色の油として得た(850mg、85%)。
【0697】
M/Z(M+H)=398。
【0698】
化合物80:[3−アミノ−4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルアミノ)−フェニル]−アゼパン−1−イル−メタノン。
【0699】
化合物79(850mg)のAcOEt(8.5mL)中溶液に、Pd/C 10重量%(150mg)を添加した。混合物を水素でパージし、水素雰囲気下、室温で20時間撹拌した。
【0700】
触媒をセライト上でろ別し、AcOEtで洗浄し、ろ液を減圧下で濃縮した。
【0701】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 4%から10%)により精製して、生成物をオレンジ色の油として得た(400mg、51%)。
【0702】
M/Z(M+H)=368。
【0703】
実施例132:5−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール。
【0704】
【化144】
化合物80(184mg)の酢酸(1.5mL)中溶液に、亜硝酸ナトリウム(38mg、1.1当量)を添加した。
【0705】
反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、CHCl(15mL)で希釈し、NaHCOの飽和水溶液(215mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0706】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%から3%)による精製、続いてEt2O中粉砕により、生成物をクリーム色の固体として得た(84mg、44%)。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.51−1.64(bm,6H,3CH);1.74−1.81(bm,2H,CH);3.38(b,2H,N−CH);3.62(t,J 5.8Hz,2H,N−CH);7.55−7.69(m,3H,Ar);7.90(m,1H,Ar);8.21(s,1H,Ar);8.27(m,1H,Ar);8.48(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=379。融点:160−166℃。
【0707】
化合物81:1H−インドール−6−カルボン酸。
【0708】
メチルインドール−6−カルボキシレート(3.0g)のMeOH(34mL)中溶液に、LiOHの3M水溶液(17mL、3.0当量)を添加した。反応混合物を還流で1時間加熱し、次いで、0℃で冷却し、水(50mL)で希釈し、HCl 12M(5mL)で酸性化した。混合物をAcOEt(330mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮して、生成物を黄色の固体として得た(2.3g、85%)。
【0709】
M/Z(M+H)=162。
【0710】
化合物82:アゼパン−1−イル−(1H−インドール−6−イル)−メタノン
化合物82は、化合物81およびヘキサメチレンイミン(3.0当量)から出発し、EDCIをカップリング剤として用いて、一般手順II、方法Aに従って得た。反応物を80℃で2時間加熱した。
【0711】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中2%から3%MeOH)による精製、続いてEtO中粉砕により、生成物を白色の固体として収率27%で得た。
【0712】
M/Z(M+H)=243。
【0713】
化合物83:アゼパン−1−イル−(3−ブロモ−1H−インドール−6−イル)−メタノン。
【0714】
0℃で冷却した、化合物82(630mg)の無水DMF(6mL)中溶液に、臭素(148μL、1.1当量)を添加した。反応混合物を室温に加温させ、20分間撹拌し、次いで、AcOEt(10mL)で希釈し、NaHCOの飽和水溶液(10mL)で加水分解した。有機層を水(10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0715】
EtO中粉砕により、生成物を白色の固体として収率96%で得た。
【0716】
M/Z(M[79Br]+H)=321
化合物84:アゼパン−1−イル−(1−ベンゼンスルホニル−3−ブロモ−1H−インドール−5−イル)−メタノン。
【0717】
0℃で冷却して、アルゴン流下で、化合物83(150mg)の無水DMF(2mL)中溶液に、油中水素化ナトリウム60%分散液(30mg、1.6当量)を添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌し、次いで、室温に加温させ、さらに15分間撹拌した。0℃で冷却後、塩化ベンジルスルホニル(90μL、1.5当量)を添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌し、室温に加温させ、さらに15分間反応混合物を撹拌し、次いで、HCl 1M(3mL)で加水分解し、AcOEt(5mL)で抽出した。有機層を、水(3mL)、ブライン(3mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0718】
フラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 20%から80%)により精製して、生成物を白色の固体として収率54%で得た。
【0719】
M/Z(M[79Br]+H)=461
化合物85:アゼパン−1−イル−(1−ベンゼンスルホニル−3−ボロン酸−インドール−6−イル)−メタノン。
【0720】
−78℃で冷却して、アルゴン流下で、ブロモインドール84(90mg)の無水TFH(2mL)中溶液に、ヘキサン中n−BuLi 1.6M(136μL、1.1当量)を滴下した。反応混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いで、ホウ酸トリイソプロピル(68μL、1.5当量)を滴下した。反応混合物を−78℃でさらに30分間撹拌し、次いで、室温に加温させ、40分間撹拌した。反応混合物をNHClの飽和水溶液(1.5mL)で加水分解し、AcOEt(1.5ml)で抽出した。有機層をNHClの飽和水溶液(1.5mL)、ブライン(1.5ml)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0721】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 1%から4%)により精製して、生成物を浅黄色の油として収率13%で得た。
【0722】
M/Z(M+H)=427。
【0723】
化合物86:6−フルオロ−3−ヨード−イミダゾ[1,2−a]ピリジン。
【0724】
化合物75(1.0g)のCCl(10mL)中溶液に、アルゴン流下で、N−ヨードスクシンイミド(1.9g、1.2当量)および1,1’−アザビス(シクロヘキサンカルボニトリル)(72mg、0.04当量)を添加した。反応混合物を100ワットのランプで一晩照射した。
【0725】
室温で冷却後、不溶性物質をろ別し、CClで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュ−クロマトグラフィー(シクロヘキサン中AcOEt 10%から30%)により精製して、生成物を浅黄色の固体として得た(430mg、22%)。
【0726】
M/Z(M+H)=263。
【0727】
実施例133:アゼパン−1−イル−[1−ベンゼンスルホニル−3−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−インドール−6−イル]−メタノン。
【0728】
【化145】
化合物86(1.0当量)および化合物85(1.0当量)のジメトキシエタン中溶液に、Pd(PPh(0.05当量)およびNaCOの2M水溶液(2.0当量)を添加した。反応混合物を、マイクロ波照射によって130℃で10分間加熱した(P最大70W)。
【0729】
室温で冷却後、反応混合物をNHClの飽和水溶液で加水分解し、AcOEtで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
【0730】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 1%から3%)により精製して、生成物を青色の固体として収率32%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.48−1.55(m,6H,3CH);1.68−1.70(m,2H,CH);3.29(m,2H,N−CH);3.52(m,2H,N−CH);7.47(dd,J 1.5Hz,J 8.6Hz,1H,Ar);7.60(m,1H,Ar);7.68(m,2H,Ar);7.78(m,1H,Ar);7.90(m,1H,Ar);8.03(dd,J 4.6Hz,J 9.5Hz,1H,Ar);8.10(d,J 8.5Hz,1H,Ar);7.19(m,2H,Ar);8.39(bs,1H,Ar);8.54(s,1H,Ar)、8.90(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=517。
【0731】
実施例134:3−[6−(アゼパン−1−イルカルボニル)−1H−インドール−3−イル]−6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン。
【0732】
【化146】
実施例133(25mg)の無水THF(1mL)中溶液に、THF中TBAFの1M溶液(100μL、2.0当量)を添加した。反応混合物を還流で1時間加熱し、次いで、減圧下で濃縮した。
【0733】
分取HPLCにより精製して、生成物を浅黄色の固体として収率41%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.52−1.65(bm,6H,3CH);1.70−1.82(bm,2H,CH);7.13(dd,J 1.4Hz,J 8.1Hz,1H,Ar);7.54(m,1H,Ar);7.62(d,J 8.2Hz,1H,Ar);7.87(m,1H,Ar);8.01(m,1H,Ar);8.09(d,J 2.7Hz,1H,Ar);8.32(bs,1H,Ar);8.81(m,1H,Ar);11.99(b,1H,NH)。水ピーク下の2N−CHシグナル。M/Z(M+H)=377。融点:190℃で分解。
【0734】
実施例135:アゼパン−1−イル−[4−(6−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−キナゾリン−7−イル]−メタノン。
【0735】
【化147】
実施例30(50mg)のギ酸(160μL、32当量)およびホルムアミド(640μL、122当量)の混合物中溶液を、アルゴンの雰囲気下で、マイクロ波照射によって170℃で25分間加熱した。
【0736】
室温で冷却後、固体が沈殿し、ろ別した。分取HPLCにより精製して、生成物を黄色の固体として得た(6.5mg、13%)。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.52−1.66(bm,6H,3CH);1.75−1.82(bm,2H,CH);3.36(m,2H,N−CH);3.65(t,J 5.9Hz,2H,N−CH);7.79(dd,J 1.6Hz,J 8.6Hz,1H,Ar);7.93(m,1H,Ar);8.04(d,J 1.4Hz,1H,Ar);8.08(dd,J 5.2Hz,J 9.9Hz,1H,Ar);8.59(d,J 8.6Hz,1H,Ar);8.87(s,1H,Ar);9.45(s,1H,Ar)、9.76(m,1H,Ar)。M/Z(M+H)=390。融点:200℃で分解。
【0737】
一般手順XII:フルオロケトンACから実施例AHの形成(スキーム5)
水素化ナトリウム(10当量)のDMA中懸濁液に、アミジンK(7.5当量)を徐々に添加した。混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、フルオロケトンAC(1.0当量)を導入した。反応物をマイクロ波照射によって180℃で5分間加熱した。
【0738】
粗反応混合物を分取HPLCにより精製した。HCl 1N水溶液との共蒸発により、生成物を得た。
【0739】
実施例136:2−アミノ−7−(アゼパン−1−イルカルボニル)−4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)キナゾリン、HCl塩。
【0740】
【化148】
実施例136は、グアニジン塩酸塩および実施例27を用いて、一般手順XIIに従って、黄色の固体として収率31%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.57(bm,6H,3CH);1.75(bm,2H,CH);3.62(m,2H,N−CH);7.49(d,J 8.3Hz,1H,Ar);7.67(s,1H,Ar);7.87(t,J 7.6Hz,1H,Ar);8.04(dd,J 5.2Hz,J 9.2Hz,1H,Ar);8.20−9.70(bm,2H,DOと交換,NH);8.55(d,J 8.3Hz,1H,Ar);8.91(s,1H,Ar);9.97(d,J 2.8Hz,1H,Ar)。水ピークに隠れているN−CH。M/Z(M+H)=405。
【0741】
実施例137:2−メチル−7−(アゼパン−1−イルカルボニル)−4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)キナゾリン、HCl塩。
【0742】
【化149】
実施例137は、アセトアミジン塩酸塩および実施例27を用いて、一般手順XIIに従って、黄色の固体として得た。
H−NMR(400MHz,DMSO):1.52−1.65(bm,6H,3CH);1.75−1.81(bm,2H,CH);2.87(s,3H,CH);3.64(t,J 5.7Hz,2H,N−CH);7.67(dd,J 1.3Hz,J 8.6Hz,1H,Ar);7.70−7.75(m,1H,Ar);7.89(d,J 1.1Hz,1H,Ar);7.96(dd,J 5.2Hz,J 9.8Hz,1H,Ar);8.55(d,J 8.6Hz,1H,Ar);8.65(s,1H,Ar);9.73(dd,J 2.3Hz,J 5.1Hz,1H,Ar)。水ピークに隠れているN−CH。M/Z(M+H)=404。
【0743】
化合物87:N,N−ジメチル−N’−ピリミジン−2−イルイミドホルムアミド。
【0744】
化合物87は、2−アミノピリミジンから出発して、一般手順Iに従って、黄色の固体として定量的収率で得た。
【0745】
M/Z(M+H)=151。
【0746】
実施例138:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イルカルボニル)−ベンズアミド。
【0747】
【化150】
実施例138は、トリフルオロトルエン中化合物87および化合物44から出発して、200℃で10分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0748】
DMSO中粉砕により、生成物をクリーム色の固体として収率32%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO 80℃):1.14−1.78(m,13H,5CH+CH);3.37(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.66(m,1H,N−CH);7.46(dd,J 4.2Hz,J 6.9Hz,1H,Ar);7.53(d,J 8.2Hz,2H,Ar);7.97(d,J 8.2Hz,2H,Ar);8.44(s,1H,Ar);8.89(dd,J 2.0Hz,J 4.2Hz,1H,Ar);9.90(dd,J 2.0Hz,J 6.9Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=377。
【0749】
化合物88:N’−(6−クロロピリダジン−3−イル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド。
【0750】
化合物88は、3−アミノ−6−クロロピリダジンから出発して、一般手順Iに従って、オレンジ色の固体として収率94%で得た。
【0751】
M/Z(M[35Cl]+H)=185。
【0752】
実施例139:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(6−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルカルボニル)−ベンズアミド。
【0753】
【化151】
実施例139は、化合物88および化合物44から出発して、150℃で10分間のマイクロ波照射によって、一般手順Vに従って得た。
【0754】
フラッシュ−クロマトグラフィー(CHCl中MeOH 2%)により精製して、生成物をオレンジ色の固体として収率56%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO 80℃):1.13−1.71(m,13H,5CH+CH);3.36(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.65(m,1H,N−CH);7.50(d,J 8.5Hz,2H,Ar);7.61(d,J 9.5Hz,1H,Ar);7.93(d,J 8.5Hz,2H,Ar);8.29(s,1H,Ar);8.36(d,J 9.5Hz,1H,Ar)。M/Z(M[35Cl]+H)=411。融点:142−149℃。
【0755】
実施例140:N−シクロヘキシル−N−エチル−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルカルボニル)−ベンズアミド。
【0756】
【化152】
実施例139(100mg)のEtOH(1mL)中溶液に、ギ酸アンモニウム(35mg、2.3当量)および炭素上10%Pd(10mg)を添加した。反応混合物をマイクロ波照射によって130℃で10分間加熱した。室温に冷却後、触媒をろ別し、EtOHで洗浄した。ろ液を濃縮した。分取HPLCにより精製して、生成物を白色の固体として収率27%で得た。
H−NMR(400MHz,DMSO 80℃):1.10−1.77(m,13H,5CH+CH);3.36(q,J 7.0Hz,2H,N−CH);3.65(m,1H,N−CH);7.47−7.53(m,3H,Ar);7.92(d,J 8.5Hz,2H,Ar);8.26(s,1H,Ar);8.30(dd,J 1.5Hz,J 9.3Hz,1H,Ar);8.72(dd,J 1.5Hz,J 4.4Hz,1H,Ar)。M/Z(M+H)=377。
【0757】
実施例141:A2AFRET−ベース結合アッセイでの本発明の化合物の親和性評価。
【0758】
アッセイプロトコル:化合物は、特許WO98/55873に記載された技術に基づいて開発されたインビトロ結合アッセイで評価した。このアッセイは、そのアミノ末端ドメインで緑色蛍光タンパク質(GFP)に融合し、HEK細胞で安定に発現されるhA2A受容体から開発された。用いたプローブは、非選択的CGS15943由来の染色リガンドである。FRET−結合実験のために、HEK GFP−A2A安定細胞株を、標準培地中ポリ−D−リシンをプレコートした96−ウェル黒色壁プレート上に播種した(ウェル当たり0.7 10個の細胞)。37℃で24時間培養後、細胞培地を除去し、細胞を洗浄した。試験化合物を、FLIPRTETRA(登録商標)(Molecular Service(登録商標))により細胞上に適用し、染色プローブの添加前に10分間温置した。薬剤が受容体と相互作用する場合、510nmでのGFP蛍光の変化により測定したFRETシグナルは分裂している。リガンド結合の時間曲線は、1000秒の間記録した。(励起発光ダイオード470−495mm、放射510+/−10nm)。抑制のパーセントにより、アンタゴニストA2A参照CGS15943と比較して化合物の抑制的活性の評価が可能になる。IC50およびKi値を決定するために、用量−抑制曲線は、GraphPad(登録商標)Prismソフトウェアを用いて、勾配変化のある傾きに当てはめた。用量−抑制実験はすべて2通りで、独立して3回行った。実施例1から実施例140は、1μMより低いKi値を有する。代表的実施例の結果を以下の表に示す:
【0759】
【表1】
【0760】
実施例142:Ca++機能アッセイを用いる、本発明の化合物のA2A−アンタゴニスト特性評価。
【0761】
アッセイプロトコル:そのアミノ末端ドメインでGFPに融合したヒトA2A受容体を安定に発現し、10%FCSを補給した変性イーグル培地で培養されたHEK細胞を、受容体の自然カップリングをAMPc産生からカルシウム(Ca2+)放出経路へ逸脱させるために、無差別Gタンパク質Gα15をコードするプラスミドDNAを用いた電気せん孔法によって一時的にトランスフェクトした(Brabetら、Neuropharmacology 37巻:1043−1051頁、1998年)。受容体活性は、蛍光Ca2+感受性染料、Fluo4AM(Molecular Probes(登録商標))を用いて測定して、細胞内Ca2+における変化により検出した。
【0762】
細胞をトランスフェクション後に、ポリオルニチンをコートした透明底の96−ウェル黒色壁プレート上にプレーティングし、24時間培養した。試験の日に、新たに調製した緩衝液B(HBSS 1X、Hepes 20mM、MgSO−7HO 1mM、NaCO 3.3mM、CaCl−2HO 1.3mM、0.5%BSA、プロベネシド2.5mM)で細胞を洗浄し、1μMのFluo4AMおよび0.1mg/mLのプルロン酸を含む緩衝液Bとともに5%CO中37℃で1.5時間負荷させた。その後、細胞を緩衝液Bで2回洗浄し、この緩衝液50μLを各ウェルに添加した。その最大活性の80%(EC80)をもたらす濃度で、試験化合物を、CGS21680(参照アゴニストとして用いた)の添加10分前に温置した。その後、細胞内Ca2+測定は、蛍光マイクロプレートリーダーFlexStation(登録商標)(Molecular Devices(登録商標))を用いて、蛍光強度(励起485nm、放射525nm)の検出により60秒キネティック上で行った。データのすべては、3回の独立した実験を反映する。用量−応答曲線は、GraphPad Prism(登録商標)プログラム(San Diego)におけるシグモイダル用量−応答(可変勾配)分析を用いることによって当てはめ、アンタゴニスト化合物のIC50を計算した。用量−応答実験はすべて、3通りで、独立して3回行った。代表的実施例の結果を以下の表に示す:
【0763】
【表2】
【0764】
実施例143:マウスにおけるハルドペリドール誘発カタレプシーモデルでのインビトロ評価。
【0765】
抗カタレプシー活性を検出するこの方法は、当業者によく知られ、文献(例えば、Piresら、Braz J MedおよびBiol Res 38、1867−1872頁、2005年;Shiozakiら、Psychopharmacology 147、90−95頁、1999年)に記載されたものに従う。本発明の化合物に適用した手順は以下の通りである:
ハロペリドールの急性投与(1mg/kg、腹腔内(intra−peritorealまたはi.p.))を受けたマウスにおけるバーテストを用いて評価する。
【0766】
マウス(雄性Rj:実験の当初に25−30gの重さがあるNMRIマウス)を、プレキシガラスケージに入れ(各群に5匹)、ハロペリドールを注射した(1mg/kg腹腔内)。ハロペリドール投与後15分以内は、マウスは平静であり、ゆっくりした自発活動を示した。一匹のマウスがプラットフォーム上4cmに吊るされた水平な0.9cm直径のワイヤーバー上に置いた両前肢で強制姿勢を維持したときに、その動物のカタレプシー応答を測定した。両前肢がバーからはずれ、マウスがバー上に這い上がった場合、またはその動物が探究的にその頭部を動かした場合、カタレプシーの終点が生じると考えた。カタレプシーの度合いは、ハロペリドール投与60分後に記録し、全部で240分間に30分間隔で続けた。判定と判定の間、動物はそれらのホームケージに戻した。
【0767】
実施例14の化合物は、ハロペリドールの120分後に腹腔内投与し、ビヒクル対照群と比較して、4つの用量で評価した。
【0768】
データ分析
図1および図2は、動物の各群においてバー上で費やされた待ち時間の平均時間を示す。
【0769】
各時点で、ANOVA試験、続いてDunnett試験を用いて、実施例14の化合物の抗カタレプシー効果をビヒクル処置群と比較した。
【0770】
結果
図1では、ハロペリドール注射120分後に腹腔内投与された実施例14の化合物(1、3、30および100mg/kg)は明確に、1mg/kg(抗カタレプシー活性無し)から30mg/kg(最も重要なカタレプシー反転)の用量依存的に有意な抗カタレプシー効果を示した。図2では、ハロペリドール注射120分後に経口投与された実施例14の化合物(10および30mg/kg)は、用量依存的に有意な抗カタレプシー効果を示した。
図1
図2