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特許6201243マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6201243
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ方法および装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20170914BHJP
   H04Q 9/02 20060101ALI20170914BHJP
   H04Q 9/00 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
   G06F13/00 540A
   H04Q9/02 B
   H04Q9/00 301D
   H04Q9/00 311K
【請求項の数】13
【全頁数】46
(21)【出願番号】特願2015-558320(P2015-558320)
(86)(22)【出願日】2013年2月20日
(65)【公表番号】特表2016-509313(P2016-509313A)
(43)【公表日】2016年3月24日
(86)【国際出願番号】CN2013071704
(87)【国際公開番号】WO2014127512
(87)【国際公開日】20140828
【審査請求日】2015年9月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】504277388
【氏名又は名称】▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】殷 佳欣
【審査官】 寺谷 大亮
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−130423(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第2523528(EP,A1)
【文献】 小澤 政博, 川原 圭博, 川西 直, 森川 博之,RESTアーキテクチャスタイルに基づくコンテキストアウェアサービス連携フレームワークの設計,電子情報通信学会2007年総合大会講演論文集 通信2,社団法人電子情報通信学会,2007年 3月 7日,p.259
【文献】 岩崎 陽平, 榎堀 優, 藤原 茂雄, 田中 宏一, 西尾 信彦, 河口 信夫,RESTに基づく異種スマート環境間のセキュアな連携基盤,マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2008)シンポジウム論文集 情報処理学会シンポジウムシリーズ [CD-ROM],日本,社団法人情報処理学会,2008年 7月 9日,Vol.2008, No.1,p.185-194
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
H04Q 9/00
H04Q 9/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ方法であって、前記マシン・ツー・マシン通信がRepresentational State Transfer、REST、に基づくアーキテクチャを用いるものであり、サービス能力ミドルウェアはサブジェクトリソースの表現を記憶し、前記サブジェクトリソースの表現はサブジェクトリソースのコンテンツおよびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含むものであり、前記方法は、
前記サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたとき、前記サービス能力ミドルウェアにより、前記サービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索するステップと、
前記サービス能力ミドルウェアにより、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索し、ここで、前記動作リソースの表現は、オブジェクトリソースに動作リクエストを送るための条件およびオブジェクトリソースの統一資源識別子を含むステップと、
前記サービス能力ミドルウェアが、前記動作リソースの表現中でオブジェクトリソースに動作リクエストを送るための条件を前記変更結果が満たすと決定したときに、前記オブジェクトリソースに対する動作リスクエストを構築するステップと、
前記サービス能力ミドルウェアにより、前記オブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがってオブジェクトリソースに動作リクエストを送るステップとを含み、
前記サービス能力ミドルウェアにより、前記サービス能力ミドルウェアに記憶された前記サブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、
前記サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソース更新リクエストを受信し、ここで、前記サブジェクトリソース更新リクエストは、新規のサブジェクトリソースの表現および更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、ここで、前記新規のサブジェクトリソースの表現は、新規のサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含むステップと、
前記更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがって、前記サービス能力ミドルウェアにより、前記新規のサブジェクトリソースの表現に、前記サブジェクトリソースの記憶された表現を更新するステップ、
または、
前記サービス能力ミドルウェアにより、動作リソース作成リクエストを受信し、ここで、前記動作リソース作成リクエストはサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現およびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子を含むステップと、
前記動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子にしたがって、前記サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースセットに動作リソースの表現を追加するステップと、をさらに含む、
方法。
【請求項2】
前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現であり、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、前記サービス能力ミドルウェアにより、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索するステップは、前記サービス能力ミドルウェアにより、前記サブジェクトリソースの表現に含まれている、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現にしたがって、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索するステップを含み、または、
前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子であり、前記サービス能力ミドルウェアにより、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索するステップは、前記サブジェクトリソースの表現に含まれている動作リソースの統一資源識別子にしたがって、前記サービス能力ミドルウェアにより、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索するステップを含み、または、
前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子であり、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、前記サービス能力ミドルウェアにより、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索するステップは、前記サブジェクトリソースの表現に含まれている、前記動作リソースが属する動作リソースセットのサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子にしたがって、前記サービス能力ミドルウェアにより、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索するステップを含み、ここで、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現は、前記動作リソースセットに含まれる動作リソースの表現である、請求項1に記載のマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ方法。
【請求項3】
前記動作リソースの表現は、動作リクエストのタイプおよび動作リクエストの入力パラメータをさらに含み、ここで、前記動作リクエストのタイプは作成または更新であり、
前記入力パラメータがパラメータリソースの統一資源識別子であるときに、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築するステップは、
前記サービス能力ミドルウェアにより、前記パラメータリソースの統一資源識別子により指示されるパラメータリソースから新規のオブジェクトリソースの表現を検索するステップと、オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中の動作リソースに対するものである動作リクエストを構築するステップを含み、
または、
前記入力パラメータが新規オブジェクトリソースの表現であるときに、前記オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築するステップは、前記サービス能力ミドルウェアにより、オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中の動作リソースに対するものである動作リクエストを構築するステップを含む、請求項1または2のいずれか一項に記載のマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ方法。
【請求項4】
前記サービス能力ミドルウェアにより、前記サービス能力ミドルウェアに記憶された前記サブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、
前記サービス能力ミドルウェアにより、動作リソース更新リクエストを受信し、ここで、前記動作リソース更新リクエストは、新規のオブジェクトリソースの表現を含み、ここで、新規のオブジェクトリソースの表現は依存リソースの表現または依存リソースの統一資源識別子を含むステップと、前記サービス能力ミドルウェアにより、前記新規のオブジェクトリソースの表現に、動作リソースの記憶された表現を更新するステップ、または、
前記サービス能力ミドルウェアにより、依存リソース作成リクエストを受信し、ここで、前記依存リソース作成リクエストは、依存リソースの表現および依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子を含むステップと、前記依存リソースの表現および依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、前記サービス能力ミドルウェアにより、前記依存リソースセットに依存リソースの表現を保存するステップと、動作リソースの表現に前記依存リソースセットの統一資源識別子を追加するステップをさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ方法。
【請求項5】
前記サービス能力ミドルウェアにより、前記オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、
前記サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースの表現にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索するステップと、
前記サービス能力ミドルウェアにより、依存リソースの表現中の統一資源識別子より指示される条件リソースの表現を検索するステップと、
前記サービス能力ミドルウェアにより、前記条件リソースの表現にしたがって、依存リソースの表現における条件が満たされていることを決定するステップとを含む、請求項4に記載のマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ方法。
【請求項6】
依存リソースのタイプは、十分条件タイプと必要条件タイプとに分類されてもよく、依存リソース量は少なくとも1であり、サービス能力ミドルウェアが動作リソースの表現においてオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、方法はさらに、
十分条件タイプの少なくとも1つの依存リソースにより規定される条件が満たされていると決定するステップ、または、
必要条件タイプのすべての依存リソースにより規定される条件が満たされていると決定するステップを含む、請求項5に記載のマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ方法。
【請求項7】
前記動作リソースの表現はさらに動作実行結果を含み、方法はさらに、
サービス能力ミドルウェアにより、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信し、動作リソースの表現中の動作実行結果に動作レスポンスを保存するステップを含み、または、
動作リソースの表現は、動作実行結果を反映したアドレスおよび動作実行結果をさらに含み、方法はさらに、
サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信するステップと、動作実行結果を反映したアドレスにしたがって、動作リクエストに対応する動作結果を検索するステップと、動作リクエストに対応する動作結果を動作実行結果に保存するステップとを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ方法。
【請求項8】
マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置であって、前記マシン・ツー・マシン通信がRepresentational State Transfer、REST、に基づくアーキテクチャを用いるものであり、装置は、サブジェクトリソースの表現を記憶し、前記サブジェクトリソースの表現は、サブジェクトリソースのコンテンツおよび前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含み、前記装置は、検索モジュール、構築モジュールおよび送信モジュールを備え、
前記検索モジュールは、前記サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたときに、サービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索し、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索するように構成され、ここで、前記動作リソースの表現は動作リクエストをオブジェクトリソースに送るための条件およびオブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、
前記検索モジュールは、前記変更結果および前記動作リソースの表現を構築モジュールに送るようにさらに構成され、
前記構築モジュールは、前記変更結果および前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を受信し、前記オブジェクトリソースの表現中のオブジェクトリソースに動作リクエストを送るための条件を前記変更結果が満たすと決定されたときに、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築し、前記動作リクエストを送信モジュールに送るように構成され、
前記送信モジュールは、前記動作リクエストを受信し、前記オブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがってオブジェクトリソースに動作リクエストを送るようにさらに構成され
前記装置が受信モジュールを更に備え、かつ、
前記受信モジュールは、前記検索モジュールが、前記サービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、動作リソース更新リクエストを受信するようにさらに構成され、ここで、前記動作リソース更新リクエストは新規の動作リソースの表現を含み、ここで、前記新規の動作リソースの表現は、依存リソースの表現または依存リソースの統一資源識別子を含み、前記受信モジュールは、新規の動作リソースの表現に、動作リソースの記憶された表現を更新するように構成されており、または、
前記受信モジュールは、前記検索モジュールが、サービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、依存リソース作成リクエストを受信するようにさらに構成され、ここで、前記依存リソース作成リクエストは、依存リソースの表現および依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子を含み、前記受信モジュールは、依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、依存リソースに、依存リソースの表現を保存し、前記動作リソースの表現に、依存リソースセットの統一資源識別子を追加するように構成されている、
装置。
【請求項9】
前記動作リソース表現は、動作リクエストのタイプおよび動作リクエストの入力パラメータをさらに含み、ここで、前記動作リクエストのタイプは作成または更新であり、
前記入力パラメータが、パラメータリソースの統一資源識別子であるときに、前記構築モジュールがオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築するステップは、特に、パラメータリソースの統一資源識別子により指示されるパラメータから新規のオブジェクトリソースの表現を検索し、前記オブジェクトリソースの統一資源識別子および前記新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中の動作リソースに対するものである動作リクエストを構築するステップであり、または、
入力パラメータが新規のオブジェクトリソースの表現であるときに、前記構築モジュールが、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築するステップは、特に、前記オブジェクトリソースの統一資源識別子および前記新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対するものである動作リクエストを構築するステップである、請求項8に記載のマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置。
【請求項10】
前記装置は、決定モジュールをさらに備えてもよく、
前記検索モジュールは、動作リソースの表現にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索し、前記依存リソースの表現中の統一資源識別子により指示される条件リソースの表現を検索し、条件リソースの表現および依存リソースの表現中の条件を前記決定モジュールに送るようにさらに構成され、
前記決定モジュールは、条件リソースの表現を受信し、前記条件リソースの表現にしたがって、前記依存リソースの表現中の条件が満たされていることを決定するように構成されている、請求項8に記載のマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置。
【請求項11】
前記依存リソースのタイプは、十分条件タイプと必要条件タイプとに分類されてもよく、依存リソース量は少なくとも1であり、前記構築モジュールが動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、前記決定モジュールは、前記十分条件タイプの少なくとも1つの依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定するようにさらに構成され、または、
前記構築モジュールが動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、前記決定モジュールは、前記必要条件タイプのすべての依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定するようにさらに構成されている、請求項10に記載のマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置。
【請求項12】
前記動作リソースの表現はさらに動作実行結果を含み、前記受信モジュールは、
オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信し、動作リソースの表現中の動作実行結果に動作レスポンスを保存するようにさらに構成され、または、
前記動作リソースの表現は、動作実行結果を反映したアドレスおよび動作実行結果をさらに含み、前記受信モジュールは、
動作リソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信するようにさらに構成され、
前記検索モジュールは、前記動作実行結果を反映したアドレスにしたがって、動作リクエストに対応する動作結果を検索し、動作リクエストに対応する動作結果を動作実行結果に保存するようにさらに構成されている、請求項811のいずれか一項に記載のマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置。
【請求項13】
ネットワークインターフェース、プロセッサおよびメモリを具備するマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置であって、
前記ネットワークインターフェースは、外部デバイスとの通信を実行するように構成され、前記メモリは、アプリケーションプログラムを記憶し、サブジェクトリソースの表現を記憶するように構成され、前記マシン・ツー・マシン通信がRepresentational State Transfer、REST、に基づくアーキテクチャを用いるものであり、ここで、サブジェクトリソースの表現は、サブジェクトリソースのコンテンツおよびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含み、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたアプリケーションプログラムを呼び出し、前記サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたときに、前記メモリに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索し、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、前記サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索し、ここで、前記動作リソースの表現はオブジェクトリソースに対する動作リクエストを送るための条件およびオブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、前記変更結果が、動作リソースの表現中でオブジェクトリソースに対する動作リクエストを送る条件を満たすと決定されたときに、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築するようにさらに構成され、
前記ネットワークインターフェースは、前記オブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがって、前記オブジェクトリソースに動作リクエストを送るようにさらに構成され
前記プロセッサは、前記サブジェクトリソースのコンテンツの前記変更結果を検索する前に、サブジェクトリソース更新リクエストを受信するよう更に構成され、ここで、前記サブジェクトリソース更新リクエストが、新規のサブジェクトリソースの表現および更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、ここで、前記新規のサブジェクトリソースの表現が、新規のサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含み、かつ、前記プロセッサは、前記サブジェクトリソースのコンテンツの前記変更結果を検索する前に、前記更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがって、前記新規のサブジェクトリソースの表現に、前記サブジェクトリソースの記憶された表現を更新するように更に構成され、
または、
前記プロセッサは、前記サブジェクトリソースのコンテンツの前記変更結果を検索する前に、動作リソース作成リクエストを受信するよう更に構成され、ここで、前記動作リソース作成リクエストはサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現およびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子を含み、かつ、前記プロセッサは、前記サブジェクトリソースのコンテンツの前記変更結果を検索する前に、前記動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子にしたがって、動作リソースセットに動作リソースの表現を追加するよう更に構成された、
装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータの分野に関し、特に、マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
マシン・ツー・マシン通信(Machine-to-Machine Communications、以下、M2Mと省略する)は、高度なマシン・ツー・マシン対話に集中した、ネットワーク接続されたアプリケーションおよびサービスである。ワイヤレスまたはワイヤードの通信モジュールならびにアプリケーション処理論理をマシンに埋め込むことにより、データ収集および測定のモニタリング、コマンディングおよびスケジューリングならびにこれらに類するものの側面においてユーザの情報化要件を満たすために、M2Mは手動での介入なくデータ通信を実現する。従来の典型的なM2Mアプリケーションネットワークアーキテクチャでは、様々なM2M端末(例えば、センサまたはマイクロ制御装置)は、M2Mゲートウェイを使用することによりM2Mサービスプラットフォームに直接または遠隔的にアクセスする一方、様々なM2Mアプリケーション(例えば、電気メーターの表示およびインテリジェントトラフィック)は、M2Mサービスプラットフォームにより提供されるサービス能力により、M2M端末により収集されるデータを検索し、M2M端末上での遠隔制御および管理を実行する。
【0003】
欧州電気通信標準化機構(European Telecommunication Standardization Institute、以下、ETSIと省略する)のM2MはRESTfulアーキテクチャを使用する。RESTは、Representational State Transferの頭字語であり、「表現可能な状態での転送」を意味する。アーキテクチャがRESTに基づく場合、アーキテクチャはRESTfulアーキテクチャと呼ばれる。RESTfulアーキテクチャの特性は、すべてのものがリソース(Resource)からなることであり、ここで、リソースはネットワークに存在するテキストセグメントであり、他の複数のメディア形態をとる。各リソースは一意的な統一資源識別子(Uniform Resource Identifier、以下、URIと省略する)を有する。アプリケーションプログラムまたはサービス能力ミドルウェアは、URIを使用することによりリソースにアクセスしてもよい。各リソースは、作成(Create)、更新(Update)、削除(Delete)および検索(Retrieve)のような方法を含む、固定の方法でアクセスされる。さらに、RESTfulアーキテクチャでは、クライアントおよびサーバは双方ともステートレスである。
【0004】
M2Mシステムでは、以下のシナリオが拡張的に存在する:デバイスのステータスが変更されたときに、別のデバイスまたは複数のデバイスは、変更が条件を満たすか否かにしたがって、単一の動作または一連の動作を実行してもよい。先行技術では、先述の動作トリガのアクションは、特定のデバイス(例えば、動作を直接実行するデバイス)にインストールされているアプリケーションプログラムにより実現される。しかし、いくつかの制限された環境では、デバイスは定期的にスリープに入る必要があり、デバイスがスリープに入るときにアプリケーションプログラムが中断される。結果として、リソース間の動作をトリガできない。デバイスがオフラインになる必要があり、屋外で使用されるいくつかのシナリオでは、デバイスがオフラインであるため、アプリケーションプログラムのサービスが中断される。そのため、先行技術のM2Mシステムでは、アプリケーションの使用による動作トリガは安定性不良という不利益を被る。
【発明の概要】
【0005】
本発明の実施形態は、M2Mシステムにおける動作トリガの安定性を改善するための、マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ方法および装置を提供する。
【0006】
本発明の第1の態様は、マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ方法を提供し、ここで、前記マシン・ツー・マシン通信がRepresentational State Transfer、REST、に基づくアーキテクチャを用いるものであり、ここで、サービス能力ミドルウェアはサブジェクトリソースの表現を記憶し、ここで、サブジェクトリソースの表現はサブジェクトリソースのコンテンツおよびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含み、方法は:
サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたとき、サービス能力ミドルウェアにより、サービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索することと、
サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索し、動作リソースの表現は、オブジェクトリソースに動作リクエストを送るための条件およびオブジェクトリソースの統一資源識別子を含むことと、
サービス能力ミドルウェアが、動作リソースの表現中でオブジェクトリソースに動作リクエストを送るための条件を変更結果が満たすと決定したときに、オブジェクトリソースに対する動作リスクエストを構築することと、
サービス能力ミドルウェアにより、オブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがってオブジェクトリソースに動作リクエストを送ることとを含む。
【0007】
本発明の第1の態様を参照すると、第1の可能性ある実現方法では、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現であり、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、サブジェクトリソースの表現に含まれている、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することを含み、または、
サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子であり、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、サブジェクトリソースの表現に含まれている動作リソースの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することを含み、または、
サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子であり、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、サブジェクトリソースの表現に含まれている、動作リソースが属する動作リソースセットのサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することを含み、ここで、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現は、動作リソースセットに含まれる動作リソースの表現である。
【0008】
本発明の第1の態様または第1の可能性ある実現方法を参照すると、第2の可能性ある実現方法では、サービス能力ミドルウェアにより、サービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、方法はさらに:
サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソース更新リクエストを受信し、ここで、サブジェクトリソース更新リクエストは、新規のサブジェクトリソースの表現および更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、ここで、新規のサブジェクトリソースの表現は、新規のサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含むことと、更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、新規のサブジェクトリソースの表現に、サブジェクトリソースの記憶された表現を更新すること、
または、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソース作成リクエストを受信し、ここで、動作リソース作成リクエストはサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現およびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子を含むことと、動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースセットに動作リソースの表現を追加することを含む。
【0009】
第1の態様あるいは第1または第2の可能性ある実現方法を参照すると、第3の可能性ある実現方法では、動作リソースの表現は、動作リクエストのタイプおよび動作リクエストの入力パラメータをさらに含み、ここで、動作リクエストのタイプは作成または更新であり、
入力パラメータがパラメータリソースの統一資源識別子であるときに、オブジェクトリソースに対する動作リクエストの構築は:
サービス能力ミドルウェアにより、パラメータリソースの統一資源識別子により指示されるパラメータリソースから新規のオブジェクトリソースの表現を検索することと、オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中の動作リソースに対するものである動作リクエストを構築すること、
または、入力パラメータが新規オブジェクトリソースの表現であるときに、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することは、サービス能力ミドルウェアにより、オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中の動作リソースに対するものである動作リクエストを構築することを含む。
【0010】
第1の態様あるいは第1〜第3の可能性ある実現方法のうちのいずれかを参照すると、第4の可能性ある実現方法では、サービス能力ミドルウェアにより、サービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、方法は:
サービス能力ミドルウェアにより、動作リソース更新リクエストを受信し、ここで、動作リソース更新リクエストは、新規のオブジェクトリソースの表現を含み、ここで、新規のオブジェクトリソースの表現は依存リソースの表現または依存リソースの統一資源識別子を含むことと、サービス能力ミドルウェアにより、新規のオブジェクトリソースの表現に、動作リソースの記憶された表現を更新すること、
または、サービス能力ミドルウェアにより、依存リソース作成リクエストを受信し、ここで、依存リソース作成リクエストは、依存リソースの表現および依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子を含むことと、依存リソースの表現および依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、依存リソースセットに依存リソースの表現を保存することと、動作リソースの表現に依存リソースセットの統一資源識別子を追加することとを含む。
【0011】
第4の可能性ある実現方法を参照すると、第5の可能性ある実現方法では、サービス能力ミドルウェアにより、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、方法は:
サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースの表現にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索することと、
サービス能力ミドルウェアにより、依存リソースの表現中の統一資源識別子より指示される条件リソースの表現を検索することと、サービス能力ミドルウェアにより、
条件リソースの表現にしたがって、依存リソースの表現における条件が満たされていることを決定することとを含む。
【0012】
第5の可能性ある実現方法を参照すると、第6の可能性ある実現方法では、依存リソースのタイプは、十分条件タイプと必要条件タイプとに分類されてもよく、依存リソース量は少なくとも1であり、サービス能力ミドルウェアが動作リソースの表現においてオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、方法はさらに:
十分条件タイプの少なくとも1つの依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定すること、
または、必要条件タイプのすべての依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定することを含む。
【0013】
第5の可能性ある実現方法を参照すると、第7の可能性ある実現方法では、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースの表現にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索することは:
動作リソースの表現に含まれる依存リソースの表現にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索すること、または、
動作リソースの表現に含まれる依存リソースの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索すること、または、
動作リソースの表現に含まれる、依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索し、ここで、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現は依存リソースセットに含まれる依存リソースの表現であることを含む。
【0014】
第1の態様または先述の可能性ある実現方法のうちのいずれか1つを参照すると、第8の可能性ある実現方法では、少なくとも2つの動作リソースがサブジェクトリソースに関係付けられると決定され、ここで、動作リソースの表現は優先度をさらに含み、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースの表現においてオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することは:
サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースの表現中の優先度にしたがった順序で、各動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することを含む。
【0015】
第1の態様あるいは先述の可能性ある実現方法のうちのいずれか1つを参照すると、第9の可能性ある実現方法では、動作リソースの表現は動作実行結果をさらに含み、方法はさらに:
サービス能力ミドルウェアにより、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信し、動作リソースの表現中の動作実行結果に動作レスポンスを保存することを含み、または、
動作リソースの表現は、動作実行結果を反映したアドレスおよび動作実行結果をさらに含み、方法はさらに:
サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信することと、動作実行結果を反映したアドレスにしたがって、動作リクエストに対応する動作結果を検索することと、動作リクエストに対応する動作結果を動作実行結果に保存することを含む。
【0016】
本発明の第2の態様は、検索モジュール、構築モジュールおよび送信モジュールを備えるマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置を提供し、ここで、マシン・ツー・マシン通信がRepresentational State Transfer、REST、に基づくアーキテクチャを用いるものであって、ここで、装置が、サブジェクトリソースの表現を記憶し、サブジェクトリソースの表現が、サブジェクトリソースのコンテンツおよびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含み、装置が、検索モジュール、構築モジュールおよび送信モジュールを備え、ここで:
検索モジュールは、サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたときサービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索し、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索するように構成され、ここで、動作リソースの表現は動作リクエストをオブジェクトリソースに送るための条件およびオブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、サービス能力ミドルウェアはサブジェクトリソースの表現を記憶し、サブジェクトリソースの表現はサブジェクトリソースのコンテンツおよびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含み、検索モジュールは、変更結果および動作リソースの表現を構築モジュールに送るようにさらに構成され、
構築モジュールは、変更結果およびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を受信し、オブジェクトリソースの表現中のオブジェクトリソースに動作リクエストを送るための条件を変更結果が満たすと決定されたときに、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築し、動作リクエストを送信モジュールに送るように構成され、
送信モジュールは、動作リクエストを受信し、オブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがってオブジェクトリソースに動作リクエストを送るようにさらに構成されている。



【0017】
本発明の第2の態様を参照すると、第1の可能性ある実現方法では、
サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現であり、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、検索モジュールが、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、特に:サブジェクトリソースの表現に含まれている、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することを含み、または、
サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子であり、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、検索モジュールが、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子を検索することは、特に:サブジェクトリソースの表現に含まれている、動作リソースの統一資源識別子にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することを含み、または、
サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子であり、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、検索モジュールが、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、特に:サブジェクトリソースの表現に含まれている、動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索し、ここで、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現は、動作リソースセットに含まれている動作リソースの表現であることを含む。
【0018】
本発明の第2の態様または第1の可能性ある実現方法を参照すると、第2の可能性ある実現方法では、装置はさらに受信モジュールを備え、ここで、受信モジュールは、検索モジュールが装置に記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、サブジェクトリソース更新リクエストを受信するように構成され、サブジェクトリソース更新リクエストは、新規のサブジェクトリソースの表現および更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、新規のサブジェクトリソースの表現は、新規のサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含み、受信モジュールは、サブジェクトリソースの記憶された表現を、更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがって、新規のサブジェクトリソースの表現に更新し、または、
受信モジュールは、検索モジュールが、装置に記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、動作リソース作成リクエストを受信するように構成され、ここで、動作リソース作成リクエストは、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現および動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子を含み、受信モジュールは、動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子に、動作リソースの表現を追加する。
【0019】
本発明の第2の態様あるいは第1または第2の可能性ある実現方法を参照すると、第3の可能性ある実現方法では、動作リソース表現は、動作リクエストのタイプおよび動作リクエストの入力パラメータをさらに含み、ここで、動作リクエストのタイプは作成または更新であり、
入力パラメータが、パラメータリソースの統一資源識別子であるときに、構築モジュールがオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することは、特に:パラメータリソースの統一資源識別子により指示されるパラメータから新規のオブジェクトリソースの表現を検索し、オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中の動作リソースに対するものである動作リクエストを構築することであり、または、
入力パラメータが新規のオブジェクトリソースの表現であるときに、構築モジュールが、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することは、特に:オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対するものである動作リクエストを構築することである。
【0020】
本発明の第2の態様または第1〜第3の可能性ある実現方法のうちのいずれかを参照すると、第4の可能性ある実現方法では、受信モジュールは、検索モジュールが、サービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、動作リソース更新リクエストを受信するようにさらに構成され、ここで、動作リソース更新リクエストは新規の動作リソースの表現を含み、ここで、新規の動作リソースの表現は、依存リソースの表現または依存リソースの統一資源識別子を含み、受信モジュールは、新規の動作リソースの表現に、動作リソースの記憶された表現を更新するように構成されており、または、
受信モジュールは、検索モジュールが、サービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、依存リソース作成リクエストを受信するようにさらに構成され、ここで、依存リソース作成リクエストは、依存リソースの表現および依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子を含み、受信モジュールは、依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、依存リソースに、依存リソースの表現を保存し、動作リソースの表現に、依存リソースセットの統一資源識別子を追加するように構成されている。
【0021】
本発明の第4の可能性ある実現方法を参照すると、第5の可能性ある実現方法では、装置は、決定モジュールをさらに備えてもよく、ここで、検索モジュールは、動作リソースの表現にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索し、依存リソースの表現中の統一資源識別子により指示される条件リソースの表現を検索し、条件リソースの表現および依存リソースの表現中の条件を決定モジュールに送るようにさらに構成され、
決定モジュールは、条件リソースの表現を受信し、条件リソースの表現にしたがって、依存リソースの表現中の条件が満たされていることを決定するように構成されている。
【0022】
本発明の第5の可能性ある実現方法を参照すると、第6の可能性ある実現方法では、依存リソースのタイプは、十分条件タイプと必要条件タイプとに分類されてもよく、依存リソース量は少なくとも1であり、構築モジュールが動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、決定モジュールは、十分条件タイプの少なくとも1つの依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定するようにさらに構成され、または、
構築モジュールが動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、決定モジュールは、必要条件タイプのすべての依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定するようにさらに構成され、サービス能力ミドルウェアは、動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する。
【0023】
本発明の第5の可能性ある実現方法を参照すると、第7の可能性ある実現方法では、動作リソースの表現にしたがって、検索モジュールが、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現をさらに検索することは、特に:
動作リソースの表現に含まれている依存リソースの表現にしたがって、動作リソースの表現に関係付けられる依存リソースの表現を検索すること、または、
動作リソースの表現に含まれている依存リソースの統一資源識別子にしたがって、動作リソースの表現に関係付けられる依存リソースの表現を検索すること、または、
動作リソースの表現に含まれている、依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索することであり、ここで、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現は、依存リソースセット中の依存リソースの表現である。
【0024】
本発明の第2の態様または先述の可能性ある実現方法のうちのいずれか1つを参照すると、第8の可能性ある実現方法では、少なくとも2つの動作リソースがサブジェクトリソースに関係付けられると決定され、すなわち、マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置では、少なくとも2つの動作リソースがサブジェクトリソースに関係付けられ、動作リソースの表現は、優先度を含み、構築モジュールが動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することは、特に:動作リソースの表現中の優先度にしたがった順序で、各動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することである。
【0025】
本発明の第2の態様または先述の可能性ある実現方法のうちのいずれか1つを参照すると、第9の可能性ある実現方法では、動作リソースの表現は動作実行結果を含み、受信モジュールは、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信し、動作リソースの表現中の動作実行結果に動作レスポンスを保存するようにさらに構成され、または、
動作リソースの表現は、動作実行結果を反映したアドレスおよび動作実行結果をさらに含み、受信モジュールは、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信するようにさらに構成され、
検索モジュールは、動作実行結果を反映したアドレスにしたがって、動作リクエストに対応する動作結果を検索し、動作実行結果に動作リクエストに対応する動作結果を保存するようにさらに構成される。
【0026】
本発明の第3の態様は、ネットワークインターフェース、プロセッサおよびメモリを備える、マシン・ツー・マシン通信のための別の動作トリガ装置を提供する。
ここで、ネットワークインターフェースは、外部デバイスとの通信を実行するように構成され、メモリは、アプリケーションプログラムを記憶するように記憶するように構成され、プロセッサは、メモリに記憶されたアプリケーションプログラムを呼び出すように構成され、サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたときに、メモリに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索し、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索し、ここで、動作リソースの表現はオブジェクトリソースに対する動作リクエストを送るための条件およびオブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、変更結果が、動作リソースの表現中でオブジェクトリソースに対する動作リクエストを送る条件を満たすと決定されたときに、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築し、ここで、サービス能力ミドルウェアは、サブジェクトリソースの表現を記憶し、サブジェクトリソースの表現は、サブジェクトリソースのコンテンツおよびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含み、
ネットワークインターフェースは、オブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがって、オブジェクトリソースに動作リクエストを送るようにさらに構成されている。
【0027】
本発明の第3の態様を参照すると、第1の可能性ある実現方法では、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現であり、プロセッサが、サブジェクトリソースの表現にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、特に:サブジェクトリソースの表現に含まれる動作リソースの表現にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することであり、または、
サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子であり、プロセッサが、サブジェクトリソースの表現にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、特に:サブジェクトリソースの表現に含まれる動作リソースの統一資源識別子にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することであり、または、
サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子であり、プロセッサは、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、特に:サブジェクトリソースの表現に含まれている、動作リソースが属する動作リソースセットのサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することを含み、ここで、サブジェクトリソースの表現に関係付けられる動作リソースの表現は、動作リソースセットに含まれる動作リソースの表現である。
【0028】
本発明の第3の態様または第1の可能性ある実現方法を参照すると、第2の可能性ある実現方法では、ネットワークインターフェースは、サブジェクトリソース更新リクエストを受信するようにさらに構成され、ここで、サブジェクトリソース更新リクエストは、新規のサブジェクトリソースの表現および更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、ここで、新規のサブジェクトリソースの表現は、新規のサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含み、プロセッサは、メモリに記憶されたアプリケーションプログラムを呼び出し、更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがって、新規のサブジェクトリソースの表現に、サブジェクトリソースの記憶された表現を更新し、または、
ネットワークインターフェースは、動作リソース作成リクエストを受信するようにさらに構成され、ここで、動作リソース作成リクエストはサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現およびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子を含み、プロセッサは、メモリに記憶されたアプリケーションプログラムを呼び出し、動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子にしたがって、動作リソースセットに動作リソースの表現を追加する。
【0029】
第3の態様あるいは第1または第2の可能性ある実現方法を参照すると、第3の可能性ある実現方法では、動作リソースの表現は、動作リクエストのタイプおよび動作リクエストの入力パラメータをさらに含み、ここで、動作リクエストのタイプは作成または更新である。
入力パラメータがパラメータリソースの統一資源識別子であるときに、プロセッサは、パラメータリソースの統一資源識別子により指示されるパラメータリソースから新規のオブジェクトリソースの表現を検索し、オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中の動作リソースに対するものである動作リクエストを構築し、または、
入力パラメータが新規オブジェクトリソースの表現であるときに、プロセッサは、オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中の動作リソースに対するものである動作リクエストを構築する。
【0030】
本発明の第3の態様あるいは第1〜3の可能性ある実現方法のうちのいずれかを参照すると、第4の可能性ある実現方法では、ネットワークインターフェースは、動作リソース更新リクエストを受信するようにさらに構成され、ここで、動作リソース更新リクエストは、新規の動作リソースの表現を含み、ここで、新規の動作リソースの表現は、依存リソースの表現または依存リソースの統一資源識別子を含み、プロセッサは、メモリに記憶されたアプリケーションプログラムを呼び出し、新規の動作リソースの表現に動作リソースの記憶された表現を更新し、または、
ネットワークインターフェースは、依存リソース作成リクエストを受信するようにさらに構成され、ここで、依存リソース作成リクエストは、依存リソースの表現および依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子を含み、プロセッサは、メモリに記憶されたアプリケーションプログラムを呼び出し、依存リソースの表現および依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、依存リソースセットに依存リソースの表現を保存し、動作リソースの表現に依存リソースセットの統一資源識別子を追加する。
【0031】
第4の可能性ある実現方法を参照すると、第5の可能性ある実現方法では、プロセッサは、動作リソースの表現にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現をさらに検索し、依存リソースの表現中の統一資源識別子により指示される条件リソースの表現を検索し、条件リソースの表現にしたがって、依存リソースの表現中の条件が満たされていることを決定する。
【0032】
第5の可能性ある実現方法を参照すると、第6の可能性ある実現方法では、依存リソースのタイプは、十分条件タイプと必要条件タイプとに分類されてもよく、依存リソース量は少なくとも1であり、動作リソースの表現においてオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、プロセッサは、十分条件タイプの少なくとも1つの依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定し、または、
または、必要条件タイプのすべての依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定する。
【0033】
第5の可能性ある実現方法を参照すると、第7の可能性ある実現方法では、プロセッサは、動作リソースの表現中に含まれている依存リソースの表現にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索し、または、動作リソースの表現中に含まれている依存リソースの統一資源識別子にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索し、または、動作リソースの表現中に含まれている、依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索し、ここで、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現は、依存リソースセットに含まれている依存リソースの表現である。
【0034】
第3の態様または先述の可能性ある実現方法のうちのいずれか1つを参照すると、第8の可能性ある実現方法では、少なくとも2つの動作リソースがサブジェクトリソースに関係付けられると決定され、動作リソースの表現は優先度をさらに含み、プロセッサは、動作リソースの表現中の優先度にしたがった順序で、各動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する。
【0035】
第3の態様または先述の可能性ある実現方法のうちのいずれか1つを参照すると、第9の可能性ある実現方法では、動作リソースの表現は、動作実行結果をさらに含み、ネットワークインターフェースは、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信するようさらに構成され、プロセッサは、動作リソースの表現中の動作実行結果に動作レスポンスを保存し、
または、動作リソースの表現は、動作実行結果を反映したアドレスおよび動作実行結果を含み、ネットワークインターフェースは、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信するようにさらに構成され、プロセッサは、動作実行結果を反映したアドレスにしたがって、動作リクエストに対応する動作結果を検索し、動作実行結果に動作リクエストに対応する動作結果を保存する。
【0036】
本発明の先述の実施形態におけるサービス能力ミドルウェアは、M2Mプラットフォームまたはゲートウェイ上のミドルウェアであってもよい。M2Mプラットフォームおよびゲートウェイは双方とも、ネットワーク中の能力を有するノードであり、そのため、能力制限の問題は存在せず、サービスが制限された環境で実行できない状況を取り扱うことに対し利益がある。さらに、本発明の先述の実施形態では、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現は、サブジェクトリソースの表現にしたがって検索でき、これにより、リソース間の動作トリガの関係性は各ノード(M2Mプラットフォームまたはゲートウェイ)に分散され、それにより、単一のアプリケーションプログラムの複雑性を回避できる。本発明の先述の実施形態により提供される技術的解決策は、M2Mプラットフォームおよびゲートウェイ上のミドルウェアの能力を向上させることができ、これにより、よりリッチなアプリケーションを展開することができる。動作リソースの導入により、動作トリガはRESTfulアーキテクチャにさらにあてはまるものになる。
【0037】
本発明または先行技術の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下では実施形態または先行技術を説明するのに必要な添付図を簡単に紹介する。明白なことに、以下の説明の添付図は、本発明のいくつかの実施形態を示し、当業者は創造的な努力をすることなくこれらの添付図から他の図をさらに導出できる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1】本発明の実施形態にしたがった、M2Mのための動作トリガ方法の概略的なフローチャートである。
図2】本発明の実施形態にしたがった、リソース構造の概略図である。
図3】本発明の特定の実施形態にしたがった、動作トリガ方法の概略的なフローチャートである。
図4】本発明の実施形態にしたがった、動作トリガを構成する概略的なフローチャートである。
図5】本発明の実施形態にしたがった、動作リソースTurnOnACのアーキテクチャ図1である。
図6】本発明の実施形態にしたがった、依存リソースMemberAtHomeのアーキテクチャ図である。
図7】本発明の実施形態にしたがった、システムのアーキテクチャ図である。
図8】本発明の実施形態にしたがった、動作リソースCloseWindowのアーキテクチャ図1である。
図9】本発明の実施形態にしたがった、サブジェクトリソースと動作リソースの関係性の概略図である。
図10】本発明の実施形態にしたがった、動作トリガの概略的なフローチャートである。
図11】本発明の実施形態にしたがった、入力パラメータを検索する概略的なフローチャートである。
図12】本発明の実施形態にしたがった、動作リソースTurnOnACのアーキテクチャ図2である。
図13】本発明の実施形態にしたがった、動作リソースCloseWindowのアーキテクチャ図2である。
図14】本発明の実施形態にしたがった、依存リソースにしたがい条件検出を実行する概略的なフローチャートである。
図15】本発明の実施形態にしたがった、動作結果を検索する概略的なフローチャートである。
図16】本発明の実施形態にしたがった、マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置の概略的な構造図1である。
図17】本発明の実施形態にしたがった、マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置の概略的な構造図2である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
本発明の目的、技術的解決策および利益をより明確にするために、本発明の実施形態の添付図を参照して、以下で本発明の実施形態における技術的解決策を明確かつ完全に説明する。明白なことに、説明する実施形態は本発明の実施形態のうちのいくつかであるが、すべてではない。創造的な努力をすることなく本発明の実施形態に基づき当業者が得る他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内にある。
【0040】
先行技術でのM2Mのための動作トリガ方法の高い維持コストおよび安定性不良という不利益を考慮し、本発明の実施形態は、技術的解決策を提供し、ここで、サービス能力ミドルウェアがサブジェクトリソースの表現を記憶し、ここで、サブジェクトリソースの表現はサブジェクトリソースのコンテンツおよびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含む。図1に示すように、本発明の実施形態にしたがった、M2Mのための動作トリガ方法は以下のステップを含む:
ステップ101:サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたとき、サービス能力ミドルウェアはサービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する。
【0041】
ステップ102:サービス能力ミドルウェアは、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索し、ここで、動作リソースの表現は、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを送るための条件およびオブジェクトリソースの統一資源識別子を含む。
【0042】
ステップ103:サービス能力ミドルウェアは、動作リソースの表現中でオブジェクトリソースに動作リクエストを送るための条件を変更結果が満たすと決定したときに、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する。
【0043】
ステップ104:サービス能力ミドルウェアは、オブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがってオブジェクトリソースに動作リクエストを送る。
【0044】
本発明の先述の実施形態により提供される技術的解決策では、サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたときに、サブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を記憶しているサービス能力ミドルウェアは、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索し、動作リソースの表現中で、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築し、最後に、動作リソースの表現中で、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを送る。
【0045】
本発明の先述の実施形態におけるサービス能力ミドルウェアは、M2Mプラットフォームまたはゲートウェイ上のミドルウェアであってもよい。M2Mプラットフォームおよびゲートウェイは双方とも、ネットワーク中の能力を有するノードであり、そのため、能力制限の問題は存在せず、サービスが制限された環境で実行できない状況を取り扱うことに対し利益がある。さらに、本発明の先述の実施形態では、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、すなわち、サブジェクトリソースと動作リソースとの間の関係付けにしたがって、検索でき、これにより、リソース間の動作トリガの関係性は各ノード(M2Mプラットフォームまたはゲートウェイ)に、例えば、サブジェクトリソースを記憶する各ノードに分散されてもよく、それにより、単一のアプリケーションプログラムの複雑性を回避する。例えば、空調機の電源を切るという動作を動作リソースとして使用してもよい一方で、マスターが家にいるか否かを検出することと、室内の温度を検出することは、サブジェクトリソースとして別々に存在してもよい。本発明の実施形態にしたがって、空調機の電源を切るという動作リソースは、空調機が属するゲートウェイ上のサービス能力ミドルウェアに保存されてもよい一方でホストが家にいるか否かを検出することと、室内の温度を検出することという2つのサブジェクトリソースは、異なるゲートウェイ上のサービス能力ミドルウェアに別々に保存される。異なるプラットフォーム上に分散されたサブジェクトリソースと動作リソースとの間の関係付けを確立することにより、動作トリガ機能も実現してもよい。本発明の実施形態により提供される技術的解決策は、M2Mプラットフォームおよびゲートウェイ上のミドルウェアの能力を向上させることができ、これにより、よりリッチなアプリケーションを展開することができる。動作リソースの導入により、動作トリガはRESTfulアーキテクチャにさらにあてはまるものになる。
【0046】
本発明の先述の実施形態では、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現であり、ステップ102において、サービス能力ミドルウェアが、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは:
サブジェクトリソースの表現に含まれる、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することを含んでもよく、または、
サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子であり、サービス能力ミドルウェアが、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは:
サブジェクトリソースの表現に含まれる動作リソースの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することを含んでもよく、または、
サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子であり、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サービス能力ミドルウェアが、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、サブジェクトリソースの表現に含まれている、動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することを含み、ここで、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現、は、動作リソースセットに含まれる動作リソースの表現である。
【0047】
すなわち、サブジェクトリソースと動作リソースとの間の関係付けは3つの方法で確立されてもよい:サブジェクトリソースの表現は、動作リソースの表現を含むか、サブジェクトリソースの表現は動作リソースの統一資源識別子を含むか、または、サブジェクトリソースの表現は、動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子を含む。
【0048】
本発明の先述の実施形態では、サービス能力ミドルウェアが、ステップ101においてサービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、方法はさらに以下を含む:
サービス能力ミドルウェアにより、サブジェクトリソース更新リクエストを受信し、ここで、サブジェクトリソース更新リクエストは、新規のサブジェクトリソースの表現および更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、ここで、新規のサブジェクトリソースの表現は、新規のサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含むこと、更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、新規のサブジェクトリソースの表現に、サブジェクトリソースの記憶された表現を更新すること。ここで、サブジェクトリソース更新リクエストは、動作リソースの表現または動作リソースの統一資源識別子に加えて、更新前のサブジェクトリソースの表現をさらに含むことに留意すべきである。
または、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソース作成リクエストを受信し、ここで、動作リソース作成リクエストはサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現およびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子を含むことと、動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースセットに動作リソースの表現を追加することを含む。
【0049】
さらに、本発明の先述の実施形態では、動作リソースの表現は、動作リクエストのタイプをさらに含み、一方、構築された動作リクエストのタイプは作成、更新、検索および削除のうちの任意の1つであってもよい。動作リクエストのタイプが作成または更新であるとき、すなわち、動作リクエストがオブジェクトリソースの表現を作成または更新するために使用されるときに、作成の動作リクエストは、さらに、動作リソースに対する新規のオブジェクトリソースの表現を運ぶ必要がある。特に、動作リソースの表現は、動作リクエストの入力パラメータをさらに含んでもよく、ここで、動作リクエストの入力パラメータは、パラメータリソースのURIであってもよく、または、新規のオブジェクトリソースの表現は動作リクエストの入力パラメータに直接保存される。
【0050】
特に、入力パラメータがパラメータリソースの統一資源識別子であるときに、オブジェクトリソースに対する動作リクエストの構築は、以下を含む:
サービス能力ミドルウェアにより、パラメータリソースの統一資源識別子により指示されるパラメータリソースから新規のオブジェクトリソースの表現を検索することと、オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対するものである動作リクエストを構築すること、または、
入力パラメータが新規オブジェクトリソースの表現であるときに、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することは:サービス能力ミドルウェアにより、オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対するものである動作リクエストを構築することを含む。
【0051】
本発明の先述の実施形態では、サービス能力ミドルウェアが、サービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、方法はさらに:
サービス能力ミドルウェアにより、動作リソース更新リクエストを受信し、ここで、動作リソース更新リクエストは、新規の動作リソースの表現を含み、ここで、新規の動作リソースの表現は、依存リソースの表現または依存リソースの統一資源識別子を含むこと、サービス能力ミドルウェアにより、新規の動作リソースの表現に、動作リソースの記憶された表現を更新し、ここで、動作リソース更新リクエストは、依存リソースの表現または依存リソースの統一資源識別子に加えて、更新前の動作リソースの表現をさらに含むことに留意すべきであること、または、
サービス能力ミドルウェアにより、依存リソース作成リクエストを受信し、ここで、依存リソース作成リクエストは、依存リソースの表現および依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子を含むことと、依存リソースの表現および依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、依存リソースセットに依存リソースの表現を保存することと、動作リソースの表現に依存リソースセットの統一資源識別子を追加することを含む。
【0052】
本発明の先述の実施形態では、依存リソースが存在するときに、サービス能力ミドルウェアが本発明の先述の実施形態においてオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、方法は:
動作リソースの表現にしたがった、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索することと、
サービス能力ミドルウェアにより、依存リソースの表現中の統一資源識別子より指示される条件リソースの表現を検索することと、
条件リソースの表現にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、依存リソースの表現における条件が満たされていることを決定することとを含む。
【0053】
特に、先述の依存リソースのタイプは、十分条件タイプと必要条件タイプとに分類されてもよく、依存リソース量は少なくとも1であり、サービス能力ミドルウェアが動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、方法をさらに:
十分条件タイプの少なくとも1つの依存リソースにより規定される条件が満たされていると決定すること、または、
必要条件タイプのすべての依存リソースにより規定される条件が満たされていると決定することを含む。
【0054】
すなわち、十分条件タイプの少なくとも1つの依存リソースにより規定される条件が満たされているとさらに決定されたときに、サービス能力ミドルウェアは、動作リソースの表現中にオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築すること、または、必要条件タイプのすべての依存リソースにより規定される条件が満たされているとさらに決定されたときに、サービス能力ミドルウェアは、動作リソースの表現中にオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することを含む。
【0055】
特に、先述の実施形態では、動作リソースの表現にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索することは:
動作リソースの表現に含まれる依存リソースの表現にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索すること、または、
動作リソースの表現に含まれる依存リソースの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索すること、または、
動作リソースの表現に含まれる、依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索し、ここで、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現は依存リソースセットに含まれる依存リソースの表現であることを含む。
【0056】
すなわち、動作リソースと依存リソースとの間の関係付けは3つの方法で確立されてもよい:動作リソースの表現は、依存リソースの表現を含むか、動作リソースの表現は依存リソースの統一資源識別子を含むか、または、動作リソースの表現は、依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子を含む。
【0057】
本発明の先述の実施形態では、少なくとも2つの動作リソースがサブジェクトリソースに関係付けられると決定され、ここで、動作リソースの表現は優先度をさらに含んでもよく、サービス能力ミドルウェアにより動作リソースの表現に動作リソースに対するオブジェクトリソースを構築することは:
サービス能力ミドルウェアにより、動作リソースの表現中の優先度にしたがった順序で、各動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することを含む。
【0058】
本発明の先述の実施形態では、動作リソースの表現は動作実行結果をさらに含んでもよく、方法はさらに:
サービス能力ミドルウェアにより、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信し、動作リソースの表現中の動作実行結果に動作レスポンスを保存することを含んでもよく、または、
動作リソースの表現は、動作実行結果を反映したアドレスおよび動作実行結果をさらに含んでもよく、方法はさらに:
サービス能力ミドルウェアにより、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信することと、動作実行結果を反映したアドレスにしたがって、動作リクエストに対応する動作結果を検索することと、動作実行結果に動作リクエストに対応する動作結果を保存することとを含んでもよく、ここで、特に、動作実行結果を反映したアドレスはリソースのURIであってもよく、対応するリソースは、URIにしがってアクセスされてもよく、動作リクエストに対応する動作結果が検索される。
【0059】
本発明にしたがった動作トリガ方法は、ここより後で、特定の実施形態においてさらに詳細に説明する。図2は、本発明の実施形態にしたがった、リソース構造の概略図である。本実施形態では、RESTfulリソースエレメント構造が拡張され、複数の動作リソースが動作リソースセットを構築するために合成される。
【0060】
サブジェクトリソース、動作リソースおよび動作リソースセットの関係性を図2で示すことができ、ここで、長方形ブロックはリソースを表し、丸みのある長方形ブロックは属性を表し、黒の実線は2つのリソース間またはリソースと属性との間の関係付けの関係性を示す。本実施形態中のリソースおよび属性は、例示的な分割方法を表しているに過ぎず、異なる適用シナリオにしたがった、異なる分割方法もあってもよい。
【0061】
サブジェクトリソース(Subject Resource)は、RESTfulアーキテクチャにおける任意のタイプのリソースであってもよい。本実施形態では、サブジェクトリソースは動作トリガイベントを引き起こすリソースであってもよい。
【0062】
動作リソースセット(Operations)は、1以上の動作リソース(Operation)を含み、ここで、各動作リソースはサブジェクトリソースによりトリガされる1つの動作に対応する。動作リソースセットはサブジェクトリソースに関係付けられ、関係付けを示す方法は、サブジェクトリソースの表現が動作リソースセットのURIを含むことであってもよい。
【0063】
動作リソース(Operation)は動作を示す。動作リソースは一連の属性およびリソースを含んでもよい。上述したように、丸みのある長方形ブロックは属性を表し、すなわち、動作リソースの属性は優先度(Priority)、条件(Rule)、オブジェクトリソース(Object Resource)、リクエストタイプ(Method)、入力パラメータ(Input)、動作実行結果を反映したアドレス(Output URI)および実行結果(Result)のうちのいくつかまたはすべてである。同様に、上述したように、長方形ブロックはリソースを表し、すなわち、動作リソース中のリソースは依存リソースセット(Dependencies)に含まれる依存リソースである。特に、依存リソースは複数の属性、例えば、論理、URIおよび/または条件をさらに含んでもよい。1以上の動作リソースが動作リソースセットに含まれ、サブジェクトリソースとの関係付けは動作リソースセットを使用することにより生成される。すなわち、サブジェクトリソースの表現は、動作リソースセットの統一資源識別子(URI)を含み、動作リソースセット中の全動作リソースはサブジェクトリソースに関係付けられた動作リソースである。そのため、サブジェクトリソースが変更されると、動作リソース中の動作が実行される必要があるか否かは、動作リソースセット中の全動作リソースに対して決定される。
【0064】
優先度(Priority)は、動作リソースの優先度を示す。例えば、2または2より多い複数の動作リソースがサブジェクトリソースに関係付けられ、複数の動作リソース中の動作が実行される必要があるときに、サービス能力ミドルウェアは、動作リソースの表現における優先度にしたがった優先度が高い順で、動作リソース中の動作を実行する。
【0065】
条件(Rule)は、動作リソース中の動作を実行するために必要とされる条件を示す。動作リソースに関係付けられるサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果がRuleにより定義される条件を満たすときに、動作リソース中の動作が実行される。
【0066】
オブジェクトリソース(Object Resource)は、オブジェクトリソースのURIを使用することにより特に示されてもよい。動作リソースに関係付けられるサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果が、動作リソースの表現中のRuleにより定義された条件を満たすときに、オブジェクトリソースに対する共通の動作リクエストがオブジェクトリソースのURIに送られる。
【0067】
方法は、動作リソースに対する動作リクエストのタイプを示す。RESTfulアーキテクチャでは、一般的に、有限のタイプの動作リクエストが定義される。例えば、ETSI M2Mに対して、4タイプの動作リクエスト、すなわち、作成(Create)、検索(Retrieve)、更新(Update)および削除(Delete)がある。
【0068】
入力は、動作リソースに対する動作リクエストの入力パラメータを示す。RESTful方法では、更新および作成タイプの動作リクエストは入力パラメータを運ぶ必要がある。作成リクエストでは、作成リクエストで運ばれる入力パラメータは新規のオブジェクトリソースの表現であり、作成リクエストで運ばれる新規のオブジェクトリソースの表現はオブジェクトリソース全体を作成するために使用される。更新リクエストでは、更新リクエストで運ばれる新規のオブジェクトリソースの表現は、オリジナルのオブジェクトリソースの表現を置換するのに使用される。特に、動作リソース中の入力パラメータの値はさらにURIであってもよく、ここで、URIはパラメータリソースを指示し、パラメータリソースの表現は、動作リクエストで運ばれる必要がある新規のオブジェクトリソースの表現である。入力パラメータはまた新規のオブジェクトリソースの表現を直接保存するために使用されるテキストセグメントであってもよい。入力パラメータは各動作リソースに必須ではない。動作リクエストのタイプが削除または検索であるときに、動作リクエストは入力パラメータを運ぶ必要がないため、このタイプの動作リソースの表現は入力パラメータを運ばなくてもよい。
【0069】
Output URIは、動作実行結果を反映したアドレスを示す。いくつかのシナリオでは、動作実行結果は別のリソースのステータスを使用することによりフィードバックされる必要がある。例えば、ライトの電源を入れるか否かを決定するために、ライトの下にあるライトのセンサの値を検索する必要があり、ライトのセンサのデータのアドレスは、動作実行結果を反映したアドレスである。入力パラメータはさらに各動作リソースに必須ではない。いくつかのタイプの動作リソースの表現は、入力パラメータを含まなくてもよい。
【0070】
結果は動作実行結果を示す。これはテキストセグメントである。Output URIが存在するケースでは、すなわち、動作実行結果がOutput URIにより指示されるリソースにより反映されるときに、Output URIから検索されるリソースの表現がResultに保存される。Output URIが提供されないときに、動作リクエストが送られた後にフィードバックされる動作レスポンスがResultに保存される。
【0071】
依存は、依存リソース(Dependency)セット、すなわち、依存リソースセットを示す。依存リソースは動作リソースの実行が依存リソースにより定義される依存条件にさらに依存する必要があることを示す。
【0072】
Dependencyは依存リソースを示す。3つの属性が依存リソースに保存されてもよい。1つはURI、1つは条件(Rule)、および、最後の1つは論理(Logic)である。特に、依存リソースは、依存リソース中でURIにより指示される条件リソースの表現が、依存リソースの表現中でRuleにより定義される条件を満たすか否かを決定するために使用される。さらに、Logic中のパラメータがANDである場合に、ANDは、依存リソースの表現中でRuleにより定義される条件を満たすことが、動作リクエストの送信を実行するための必要条件であることを示す。Logic中のパラメータがORである場合に、ORは、依存リソースの表現中でRuleにより定義される条件を満たすことが、動作リクエストの送信を実行するための十分条件であることを示す。
【0073】
図2に示すリソース構造図を参照すると、本発明の実施形態は動作トリガ方法の完全なフローチャートを提供する。図3は、本発明の特定の実施形態にしたがった、動作トリガ方法の概略的なフローチャートである。図3に示すように、方法は以下のステップを含む:
ステップ201:サブジェクトリソースを構成し、これにより、サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたときに、オブジェクトリソースにおける動作がトリガされる。
【0074】
M2Mアプリケーソンのサービス要件にしたがって、アプリケーションプログラムは、サブジェクトリソースを構成してもよく、これにより、サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたときに、1以上のオブジェクトリソース上で1以上の動作が実行される。構成方法は、少なくとも1つの動作リソースをサブジェクトリソースに関係付けることである。特に、関係付けは、動作リソースセットを使用することにより確立されてもよく、または、複数の動作リソースは、サブジェクトリソースに直接関係付けられてもよく、これは、本明細書中の本発明の実施形態に限定されない。
【0075】
特に、サブジェクトリソースを構成するために、アプリケーションプログラムは、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースセットに動作リソース作成リクエストを送ってもよく、これにより、動作リソースが動作リソースセット中に作成される。動作リソース作成リクエストは、サブジェクトリソースの変更(Rule)が生じたときに、どの動作(Method)がどのオブジェクトリソース(Object Resource)上で実行されるか、動作に対する動作リクエストで運ばれる必要がある入力パラメータ(Input)、および、動作が実行される前に依存リソース中でRuleにより定義される条件が満たされる必要があるか否かを定義する。さらに、アプリケーションプログラムは、動作リソース作成リクエストを送ることであってもよく、動作リソース作成リクエストを受信するエンティティ(例えば、プラットフォームミドルウェア)が動作リソースを作成する。アプリケーションプログラムは、サブジェクトリソースを記憶するミドルウェアに動作リソース作成リクエストをさらに送ってもよく、ミドルウェアはサブジェクトリソースの表現中で動作リソースを作成する。特定の構成プロセスに関して、図4に示す実施形態に対する参照が行われてもよい。
【0076】
ステップ202:サブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索。
【0077】
サブジェクトリソースは、M2Mシステムのサービス能力ミドルウェアに記憶される任意のリソースであってもよい。特に、サブジェクトリソースは動作トリガイベントを引き起こすリソースであってもよい。例えば、室内の温度変化により引き起こされる、空調機の電源を入れるおよび電源を切るという動作トリガイベントでは、室内の温度の検出を完了するリソースがサブジェクトリソースである。特に、サブジェクトリソースのコンテンツはテキストセグメント、データベース記録、または、サービス能力ミドルウェアに記憶され、特定の構造を有するファイルであってもよい。記憶されるテキストセグメントおよびこれに類するものは、逆シリアル化プロセス手段によりデータ構造に変更されてもよい。サブジェクトリソースの表現は、サービス能力ミドルウェアのメモリに直接保存されるデータ構造であってもよい。
【0078】
サブジェクトリソースのコンテンツの変更は任意の状況により引き起こされてもよい。例えば、サブジェクトリソースのコンテンツは、別のアプリケーションによるリクエスト送信により変更されてもよく、または、サブジェクトリソースのコンテンツはサービス能力ミドルウェア中のプロセスにより変更される。サブジェクトリソースを記憶するサービス能力ミドルウェアは、サブジェクトリソースのプログラムに聴くことによりサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検出する。
【0079】
ステップ203:サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索し、サブジェクトリソースのコンテンツの変更結果が動作リソースの表現中で規則により定義される条件を満たすことを決定する。
【0080】
図2に示すように、サブジェクトリソースは動作リソースセットを使用することにより動作リソースに関係付けられる。
【0081】
しかし、本実施形態では、サブジェクトリソースの表現は、図2における各動作リソースの表現、または、図2における各動作リソースのURI、または、図2における動作リソースが属する動作リソースセットのURIを含んでもよい。動作リソースセットは、セットのタイプのリソースであり、少なくとも1つの動作リソースを含む。各動作リソースは、動作リソースに関係付けられるサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果が満たす必要のある条件を定義するRule属性を含む。サービス能力ミドルウェアは、サブジェクトリソースのコンテンツの変更結果にしたがって1つずつ、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの規則中の条件に関して決定することを実行し、最後に規則中の条件が満たすこれらの動作リソースを選択する。ステップ203の特定の実現プロセスに関して、図10に示す実施形態に対する参照が行われてもよい。
【0082】
ステップ204:サブジェクトリソースに関係付けられ、先述のステップで決定される動作リソースに関して、動作リソースの優先度にしたがって動作リソースを選択する。
【0083】
優先度属性は、動作リソース中で定義され、動作リソースの優先度を示すために使用される。特に、優先度は、数字の形で示されてもよく、ここでより大きな数字はより高い優先度を示し、あるいは、他の形で示されてもよい。動作リソースの重要性および順序は優先度を使用することにより配列される。
【0084】
特に、ステップ203において、少なくとも2つの動作リソースがサブジェクトリソースに関係付けられることが決定され、サブジェクトリソースのコンテンツの変更結果は動作リソースの規則中の条件を満たす。その後、このステップでは、サービス能力ミドルウェアは、動作リソースの表現中の優先度にしたがった順序で各動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築し、これにより、各動作リソースで記述される動作を順番に実行できる。
【0085】
ステップ205:ステップ204の優先度にしたがって選択された動作リソースに関係付けられる依存リソースが存在することを決定し、関係付けられた依存リソース中の規則により定義されるすべての条件を満たすことができることを決定する。
【0086】
特に、ステップ204において選択された動作リソースに対して、動作リソースに関係付けられる依存リソースが存在することが決定される。特に、動作リソースに関係付けられる依存リソースは、動作リソースの表現に含まれる依存リソース(図2に示すような依存リソース)の表現であってもよく、または、動作リソースの表現に含まれる1以上の依存リソースの識別子(identifier or identifiers)、または、動作リソースの表現に含まれる依存リソースセットの識別子であってもよく、これは本明細書中の本発明の実施形態に限定されない。
【0087】
依存リソースは3つの属性を含む:URI、LogicおよびRule。動作リソースに関係付けられる依存リソースが存在すると決定された後に、依存リソース中の規則により定義されたすべての条件を満たすことができると決定することは、特に:依存リソースのURIにしたがって、URIにより示される条件リソースの表現を検索すること、条件リソースの表現が、依存リソース中のRuleにより定義された条件を満たすことができるか否かを決定すること、条件リソースの表現が依存リソース中でRuleにより定義された条件を満たすことができる場合に、Logicで定義された依存リソースのタイプが十分条件タイプか、または、必要条件タイプかをさらにチェックすること、必要条件タイプである場合に、他のチェックされていない依存リソース中の規則により定義された条件を満たすことができるか否かをチェックし続け、十分条件タイプである場合に、ステップ206を直接実行することである。このステップの特定の実現プロセスに関して、図14に示す実施形態に対する参照が行われてもよい。
【0088】
ステップ206:ステップ204で選択された動作リソースの表現中の動作リクエストのタイプにしたがって動作リクエストの入力パラメータを検索し、動作リクエストを構築する。
【0089】
特に、このステップでは、最初に、動作リソースの表現に含まれるMethodにより定義される動作リクエストのタイプが作成(Create)または更新(Update)であることが決定される。動作リクエストの入力パラメータは動作リソース中のInputの値に従って検索される。動作リクエストの入力パラメータは、作成されることになるオブジェクトリソースの表現、または、更新されることになるオブジェクトリソースの表現である。InputがURIを含むときに、URIにより示されるリソースの表現は検索(Retrieve)リクエストを使用することにより検索され、新規のオブジェクトリソースの表現として使用される必要がある。新規のオブジェクトリソースの表現はまたInputの値として直接保存されてもよい。このケースでは、新規のオブジェクトリソースの表現は、動作リクエストを構築するために直接使用される。
【0090】
送信されることになる動作リクエストは、動作リクエストのタイプ、オブジェクトリソースおよび動作リソース中で定義される入力パラメータにしたがって構築される。ステップ206の特定の実現プロセスに関して、図11に示す実施形態に対する参照が行われてもよい。
【0091】
ステップ207:ステップ206で構築された動作リクエストをオブジェクトリソースのURIに送り、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信する。特に、サブジェクトリソースを記憶するプラットフォームミドルウェアと、オブジェクトリソースを記憶するデバイスとの間の対話は、標準的なRESTfulインターフェースを使用することにより実行されてもよい。
【0092】
ステップ208:現在実行されている動作リソースの表現中のOutput URIにしたがって、動作リクエストに対応する実行結果を検索し、この結果をResultに保存する。
【0093】
特に、動作リソースの表現がOutput URIを含むときに、動作リクエストに対応する実行結果はOutput URIにより示されるリソースから検索される必要がある。ステップ207でリクエストが送られた後、サブジェクトリソースを記憶するサービス能力ミドルウェアは、Output URIにより示されたリソースの表現を検索するためにOutput URIに検索(Retrieve)リクエストをさらに送り、動作リソースの表現中の実行結果(Result)属性にOutput URIにより示されたリソースの検索された表現を保存する。
【0094】
Output URIが動作リソースの表現中に提供されない場合、このことは、動作リクエストに対応する実行結果が、別のリソースの表現により反映される必要がないことを示す。このケースでは、ステップ207が実行された後に、ステップ207における動作リクエストに対応する動作レスポンスを受信する。動作レスポンスのコンテンツは動作リソースの表現中の実行結果(Result)に保存される。ステップ208の特定の実現プロセスに関して、図15に示す実施形態に対する参照が行われてもよい。
【0095】
ステップ209:選択されたリソースが最後の動作リソースであるか否かを決定する。選択されたリソースが最後の動作リソースである場合、すなわち、ステップ203で選択された複数の動作リソースの動作が実行されていると決定された場合に、ステップ210に進み、そうでない場合には、ステップ204に戻る。このステップでは、動作リソースの動作が実行されるか否かを決定することは、対応する動作レスポンスが受信されるか否かを決定することであってもよい。
【0096】
ステップ210:終了。
【0097】
図4は、本発明の実施形態にしたがった、動作トリガを構成する概略的なフローチャートである。本実施形態では、動作リソースは温度センサの温度値に対して構成され、これにより、温度が30℃より高くなり、家族の一員が家にいるときに、空調機の電源を入れることがトリガされる。このシステムアーキテクチャ図は図7に示してもよい。
【0098】
M2Mネットワークアプリケーション(Network application、以下、NAと省略する)サーバは、mlaインターフェースを使用することにより、M2Mサービスプラットフォームのネットワークサービス能力レイヤ(Network Service Capability Layer、以下、NSCLと省略する)に様々なM2Mアプリケーション(例えば、電気メーターの表示およびインテリジェントトラフィック)を登録する。M2Mサービスプラットフォームは、データを収集するためにmldインターフェースを使用することによりM2Mデバイスにアクセスし、さらに、インターフェースを使用することにより、M2Mデバイス上での遠隔でのデバイス管理を実行する。M2Mデバイスd(M2M device)はM2Mゲートウェイ(M2M Gateway)を使用することにより、M2MサービスプラットフォームのNSCLに接続される。M2MデバイスD(M2M device domain)はmldインターフェースを使用することにより、M2MサービスプラットフォームのNSCLに接続される。
【0099】
M2MデバイスD’は、ETSI M2M標準規格に従ったものではない従来のデバイスである。M2MデバイスDはETSI M2M標準規格に従ったデバイスである。M2MデバイスDは、ETSI M2M標準規格により定義されたサービス能力レイヤ(Service Capability Layer、以下、SCLと省略する)を有する。M2MデバイスD’は、ETSI M2M標準規格により定義されたSCLを有さない。
【0100】
ゲートウェイ・インターワーキング・プロキシ機能(Gateway Interworking Proxy、以下、GIPと省略する)を使用することにより、M2Mゲートウェイは、ワイヤレス通信方法またはワイヤード通信方法(例えば、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、DLMS/COSEM、Zwave、BACnet、ANSI C12およびmBus)で、従来のM2MデバイスdおよびM2MデバイスD’とインターワークする。M2MゲートウェイまたはM2MデバイスDとM2Mプラットフォームとの間のmldインターフェースは、一般に、ワイヤードまたはワイヤレスのワイドエリアローカルエリアネットワーク通信方法(例えば、xDSL、HFC、衛星、GERAN、UTRAN、E-UTRAN、WLANおよびWiMAX)を使用する。
【0101】
D’A1は温度センサアプリケーションである。D’A1はゲートウェイサービス能力レイヤGSCL1のリソースツリー中の温度(Temperature)リソースに温度値を継続的に保存する。サブジェクトリソースであるTemperatureリソースのURIはhttp://gscl1/temperatureである。NA1は、スマートホームアプリケーションプログラムである。NA1は、温度リソースに関係付けられる動作リソースの表現を作成するのに使用される。D’A5は、空調機アプリケーションプログラムである。D’A5は、GSCL2における空調(AirCondition)リソースの表現値を監視することにより、空調機を制御し、例えば、空調リソースの表現値がONであるときに空調機の電源を入れ、空調リソースの表現値がOFFであるときに空調機の電源を切る。空調リソースのURIはhttp://gscl2/airConditionである。
【0102】
NA2は、ホストロケーションアプリケーションプログラムである。アプリケーションプログラムは、NSCLにおけるホストロケーション(HostLocation)リソースにホストのロケーション情報を保存する。ホストロケーションリソースのURIはhttp://nscl/hostLocationである。
【0103】
温度リソースの表現値が30℃より高いときに、GSCL1は、空調リソースの表現をONに変更するリクエストをGSCL2に送る必要があり、それにより、空調機の電源を入れるという目的が達成される。NA1は、温度リソースに関係付けられる動作リソースの表現を作成することによりこのプロセスを完了する。
【0104】
図4に示すように、以下のステップを含む:
ステップ301:動作リソースの表現を作成する。
【0105】
ネットワークアプリケーションサーバ上のNA1は、空調機の電源を入れるための動作リソース(TurnOnAC)を構築し、これは、空調機の電源を入れるという動作をトリガするための条件を表すために使用される。サービス論理の要件にしたがって、複数の動作リソースの表現を作成するためにこのステップが複数回繰り返されてもよい。動作リソースTurnOnACのアーキテクチャを図5に示す。
【0106】
ステップ302:動作リソース作成リクエストを送る。
【0107】
ステップ301の後、ネットワークアプリケーションサーバ上のNA1は、インターフェース上のRESTfulアーキテクチャの標準規格にしたがって、動作リソースTurnOnACの構築された表現をカプセル化して、ゲートウェイサービス能力レイヤGSCL1に送り、これにより、GSCL1は、温度リソースに関係付けられる動作リソースセット中に動作リソースTurnOnACを作成し、ここで、動作リソースセットのURIはhttp://gscl1/temperature/Operationsである。すなわち、動作リソース作成リクエストは、動作リソースセットのURIおよび動作リソースの構築された表現を運ぶ。サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースセット、例えば、温度リソースが存在しない場合に、動作リソース作成リクエストは、温度リソースのURIまたはGSCL1のURIを運んでもよく、GSCL1は、動作リソースを作成し、例えば、温度リソースの表現中に動作リソースを作成し、または、その他の場所に動作リソースを作成し、温度リソースの表現に動作リソースのURIを含める。本発明の実施形態は、動作リソース作成リクエストが動作リソースセットのURIを運ぶ例を使用することにより記述される。
【0108】
ステップ303:動作リソースを作成する。
【0109】
NA1により送られる動作リソース作成リクエストを受信後、ゲートウェイサービス能力レイヤGSCL1は、温度リソースに関係付けられる動作リソースセット(Operations)中に、動作リソース作成リクエスト中の動作リソースTurnOnACを作成し、すなわち、動作リソースTurnOnACの表現を動作リソースセットに追加し、これにより、動作リソースTurnOnACおよび温度リソースが関係付けられる。動作リソースTurnOnACの作成完了後、ゲートウェイサービス能力レイヤは作成レスポンスをNA1に戻す。
【0110】
ステップ304:依存リソースの表現を作成する。
【0111】
サービス要件にしたがって、NA1は異なる動作リソースに関係付けられる依存リソースの作成を開始する。本実施形態では、空調機の電源を入れるか否かはホストのロケーション、すなわち、ホストロケーションリソースHostLocationのステータスに依存し、ホストロケーションリソースHostLocationは動作リソースTurnOnACに関係付けられる依存リソースである。そのため、依存リソースMemberAtHomeが作成され、依存リソースMemberAtHomeの表現は、一員が家にいるか否かを示すのに使用されてもよい。図6に示すように、依存リソースMemberAtHomeにおいて、Logicの値はORであり、これは、依存リソースのタイプが十分条件であることを示し、URIはホストロケーションリソースのURIであり、条件Ruleは、ホストロケーションのステータスが家にいるということである。
【0112】
ステップ305:依存リソース作成リクエストを送る。
【0113】
ステップ304の後、NA1は、インターフェース上のRESTfulアーキテクチャの標準規格にしたがって、依存リソースMemberAtHomeの構築された表現をカプセル化して、ゲートウェイサービス能力レイヤGSCL1に送り、これにより、GSCL1は、動作リソースTurnOnACに関係付けられる依存リソースセットに依存リソースMemberAtHomeを作成し、ここで、依存リソースセットのURIはhttp://gscl1/temperature/Operations/TurnOnAC/Dependenciesである。すなわち、依存リソース作成リクエストは依存リソースセットのURIを含む。さらに、ステップ302を参照すると、依存リソース作成リクエストは、依存リソースまたは依存リソースセットが動作リソース中に存在しないことを示すための動作リソースのURIをさらに含んでもよく、これにより、GSCL1は、動作リソースTurnOnACに依存リソースの表現を直接保存する。本実施形態は、依存リソース作成リクエストが依存リソースセットのURIを運ぶ例を使用することにより記述される。さらに、依存リソース作成(Create)リクエストは、標準規格で定義されたように送られてもよい。
【0114】
ステップ306:依存リソースを作成する。
【0115】
NA1により送られる依存リソース作成リクエストを受信後、GSCL1は、依存リソース作成リクエスト中の依存リソースMemberAtHomeの表現を動作リソースTurnOnACに関係付けられる依存リソースセットに追加し、すなわち、依存リソースMemberAtHomeを依存リソースセットに関係付け、それにより、依存リソースMemberAtHomeを動作リソースTurnOnACにも関係付ける。依存リソースの作成後、作成レスポンスが戻される。
【0116】
図4に示す実施形態に基づき、温度が30℃より高いときに、空調機の電源を入れることに加え、さらに窓を閉める必要があり、すなわち、2つの動作がトリガされる。NA1は、窓を閉める優先度が、空調機の電源を入れる優先度よりも高い、すなわち、空調機の電源を入れる前に窓を閉める必要があることを定義してもよい。図7中のシステムアーキテクチャは、窓を閉めるために制御装置アプリケーションプログラムD’A4をさらに含む。D’A4は、ゲートウェイサービス能力レイヤGSCL2中のWindowリソースの値を監視することにより、窓を制御する。例えば、Windowリソースの表現がONであるときに、窓が開かれ、Windowリソースの表現がOFFであるときに、窓は閉められる。WindowリソースのURIはhttp://gscl2/windowである。
【0117】
窓を閉めるための動作リソースCloseWindowのアーキテクチャ図を、図8に示してもよい。動作リソースCloseWindowの入力パラメータInputの値がURIである一方、入力パラメータは、TurnOnACのInputに直接保存される。動作リソースCloseWindowのOutput URIはhttp://gscl2/allWindowStatus、すなわち、allWindowStatusリソースのURIである。allWindowStatusリソースの表現は、家の窓の閉まっているステータスを示すために使用される。ONは窓が開いていることを示す。OFFはすべての窓が閉められていることを示す。
【0118】
動作リソースCloseWindowおよび動作リソースTurnOnACはサブジェクトリソースTemperatureに別々に関係付けられる。特定の関係付けの概略図を図9に示してもよい。
【0119】
温度リソースの表現が30度より高いときに、動作リソースTurnOnACおよび動作リソースCloseWindowの2つの動作がトリガされる。本実施形態では、温度リソースTemperatureはゲートウェイサービス能力レイヤGSCL1に保存され、動作リソースTurnOnACおよび動作リソースCloseWindowの双方がゲートウェイサービス能力レイヤGSCL2に保存される。これらの特定のプロセスは図10に示すステップを含む。
【0120】
ステップ401:GSCL1は温度リソースのコンテンツの変更結果を検索する。
【0121】
特に、温度リソースTemperatureがサブジェクトリソースとして使用され、温度リソースのコンテンツが変更される。GSCL1により検索されたコンテンツの変更結果は31度である。
【0122】
ステップ402:GSCL1は、温度リソースTemperatureに関係付けられる動作リソースを決定する。
【0123】
特に、本実施形態における関係付け方法は、温度リソースの表現が、動作リソースTurnOnACおよび動作リソースCloseWindowが属する動作リソースセットのURIを含むことであってもよい。本実施形態では、温度リソースのアーキテクチャ図を図9に示してもよい。このステップでは、温度リソースに関係付けられる決定された動作リソースはTurnOnACおよびCloseWindowである。
【0124】
ステップ403:温度リソースのコンテンツの変更結果が、ステップ402で決定された動作リソースTurnOnACおよびCloseWindowの表現中で規則により定義される条件を満たすことを決定する。Ruleはリソースの表現を一致させるための方法を定義する。ETSI M2Mでは、RuleはETSI M2M標準規格により定義されるfilterCriteria属性である。本実施形態では、TurnOnACおよびCloseWindowの表現中で規則により定義される条件が30℃より高く、温度リソースの表現は31℃に変更される。そのため、TurnOnACおよびCloseWindowにおいて規則により定義される条件が双方とも満たされており、2つの動作リソースがこのステップで選択される。後続するステップにおいて、選択された動作リソース上で、対応する動作が1つずつ実行される。
【0125】
ステップ404:2つの動作リソースの表現の双方が動作リソースの優先度(Priority)を含む。本実施形態では、動作リソースCloseWindowの優先度は2であり、動作リソースTurnOnACの優先度は1である。そのため、動作リソースCloseWindowの優先度は、動作リソースTurnOnACの優先度より高い。そのため、このステップでは、より高い優先度の動作リソースCloseWindowに対応する動作を最初に実行することを選ぶ。
【0126】
ステップ405:動作リソースCloseWindowに関係付けられる依存リソース中でRuleにより定義される条件が満たされていることを決定する。詳細なステップに関して、図14に示す実施形態に対する参照が行われてもよい。
【0127】
ステップ406:動作リソースCloseWindowに対する動作リクエストを作成するのに必要な入力パラメータを検索する。詳細なステップに関して、図11に示す実施形態に対する参照が行われてもよい。
【0128】
ステップ407:動作リソースCloseWindowの表現に含まれるリクエストタイプ(Method)およびオブジェクトリソース(Object Resource)ならびにステップ406で検索された入力パラメータにしたがって、送られることになる動作リクエストを構築する。本実施形態では、動作リクエストのタイプは作成(Create)であり、オブジェクトリソースのURIはhttp://gscl3/windowであり、検索された入力パラメータ(Input)はOFFである。ETSI M2M標準規格では、標準的なRESTfulインターフェース上で送信される動作リクエストは、先述の属性にしたがって構築されてもよい。
【0129】
ステップ408:ステップ407で構築された動作リクエストをGSCL3に送り、ここで、動作リクエストは、M2Mシステムで定義された標準的なRESTfulインターフェースを使用することにより特に送られてもよく、動作リクエスト中の動作、例えば、窓を閉めることが、窓の制御装置により完了された後に、GSCL3により戻される動作レスポンスを受信する。
【0130】
ステップ409:動作リクエストに対応する実行結果を検索する。詳細なステップに関して、図15に示す実施形態に対する参照が行われてもよい。
【0131】
ステップ410:ステップ403で選択された動作リソースの優先度に関して、最も高い優先度の残りの動作リソースを選択し、続けて以下のステップを実行する。本実施形態において、このステップでは、動作リソースTurnOnACが選択される。
【0132】
ステップ411:動作リソースTurnOnACに関係付けられる依存リソースの表現中でRuleにより定義される条件が満たされていることを決定する。詳細なステップに関して、図14に示す実施形態に対する参照が行われてもよい。
【0133】
ステップ412:TurnOnACに対する動作リクエストを作成するのに必要な入力パラメータを検索する。詳細なステップに関して、図11に示す実施形態に対する参照が行われてもよい。
【0134】
ステップ413:動作リソースTurnOnACに含まれるタイプ(Method)およびオブジェクトリソース(Object Resource)ならびにステップ412で検索された入力パラメータにしたがって、送られることになる動作リクエストを構築する。本実施形態では、動作リクエストのタイプは作成(Create)であり、オブジェクトリソースのURIはhttp://gscl2/airConditionであり、検索された入力パラメータ(Input)はONである。ETSI M2M標準規格を参照すると、標準的なRESTfulインターフェース上で送信される動作リクエストは、先述の属性にしたがって構築されてもよい。
【0135】
ステップ414:ステップ413で作成された動作リクエストをGSCL2に送り、ここで、動作リクエストは、M2Mシステムにおいて定義される標準的なRESTfulインターフェースを使用することにより特に送られてもよく、動作レスポンスを受信する。
【0136】
ステップ415:動作実行結果を検索する。詳細なステップに関して、図15に示す実施形態に対する参照が行われてもよい。
【0137】
図10に示す実施形態では、GSCL2、GSCL1およびGSCL3は同じGSCLであってもよく、または、異なるGSCLであってもよく、これは、本明細書中の本発明の実施形態に限定されない。
【0138】
動作リソースの表現に含まれるInputは動作リクエストを構築するのに必要な入力パラメータを示す。RESTfulアーキテクチャにより規定される動作リクエストのタイプの動作リクエスト、削除(Delete)および検索(Retrieve)は、入力パラメータを必要としないが、作成(Create)および更新(Update)の動作リクエストはオブジェクトリソースを作成し、オブジェクトリソースを更新するためのオブジェクトリソースの表現をそれぞれ運ぶ必要がある。図10に示す先述の実施形態におけるステップ406およびステップ412では、動作リソースCloseWindowおよびTurnOnACに対する動作リクエストが別々に構築されるときに、入力パラメータが検索される。この特定のプロセスを図11に示し、ここで、入力パラメータに保存されるURIはhttp://gscl3/OFFであり、URIにより指示されるリソースが位置するサービス能力ミドルウェアはGSCL3である。図11に示すように、入力パラメータを検索する必要があるか否かを決定するためのプロセスは、以下のステップを含んでもよい:
ステップ501:プロセスを開始する。実行する必要がある動作リソースに対応する動作、例えば、動作リソースCloseWindowに対応する動作または動作リソースTurnOnACに対応する動作を決定する。
【0139】
ステップ502:実行されている動作リソースの表現中の動作リクエストタイプ(Method)を決定する。本実施形態では、動作リソースCloseWindowおよびTurnOnACの表現中のリクエストタイプ(Method)の双方とも作成(Create)であり、ステップ503が実行される。さらに、リクエストタイプが削除(Delete)または検索(Retrieve)である場合、動作リクエストが構築されるときに入力パラメータは考慮される必要がなく、ステップ506が直接実行されてもよい。
【0140】
ステップ503:パラメータリソースのURIが、実行されている動作リソースの表現中の入力パラメータInputに保存されるか否かを決定する。
【0141】
URIは固定フォーマットであり、スキーマ、ホスト、ポートおよびパスのような部分からなる。詳細に関しては、IETF RFC 3305に対する参照が行われてもよい。入力パラメータInputに保存されるURIは、動作リクエストを構築するのに必要とされる入力パラメータが、URIにより指示されるパラメータリソースの表現であることを示す。例えば、本実施形態における動作リソースCloseWindowに関して、URIであるhttp://gscl2/OFFが動作リソースの表現中の入力パラメータInputに保存される。URIが入力パラメータに保存される場合、プロセスはステップ505に進む。URIは入力パラメータに保存されないが、リソースの表現が新規オブジェクトリソースの表現として直接保存される場合、プロセスはステップ504に進む。
【0142】
ステップ504:作成タイプの動作リクエストを構築し、入力パラメータに保存されたオブジェクトリソースの表現を動作リクエストのコンテンツとして直接使用する。例えば、<textContent>ON<textContent>が動作リソースTurnOnACの表現中の入力パラメータに保存され、テキストセグメントは、動作リソースTurnOnACに対する動作リクエストを作成するのに必要とされる入力パラメータである。
【0143】
ステップ505:実行されている動作リソースの表現中の入力パラメータがURIであるとき、新規のオブジェクトリソースの表現としてURIにより指示されるリソースの表現を検索するために、検索リクエストをURIに送る必要がある。例えば、動作リソースCloseWindowの表現中の入力パラメータInputに保存されるURIはhttp://gscl3/OFFであり、これは、GSCL1(Temperatureが位置するサービス能力ミドルウェア)は、新規のオブジェクトリソースの表現としてhttp://gscl3/OFFにより示されているリソースの表現を検索するために、GSCL3(http://gscl3/OFFが位置するサービス能力ミドルウェア)に検索リクエスト(Retrieve)を送る必要があることを示す。
【0144】
ステップ506:入力パラメータが削除または検索タイプの動作リクエストを構築するのに必要とされず、プロセスは直接ステップ507に進む。
【0145】
ステップ507:図10に示す実施形態におけるステップ406およびステップ412の次のステップを実行する。
【0146】
図10に示す実施形態におけるステップ405およびステップ411において、動作が実行される前に、動作リソースの依存リソースの表現中の規則により定義される条件が満たされるか否かを決定する必要がある。本実施形態では、動作リソースTurnOnACおよびCloseWindowの各依存リソースの表現中のRuleにより定義される条件を満たすことができるか否かを決定することになる。図7に示すシステムアーキテクチャでは、D’A2は、ベッドルームの窓が閉まっているか否かを検出するのに使用されるベッドルームの窓センサアプリケーションプログラムであり、このアプリケーションプログラムは、ベッドルームの窓の現在のステータスを示すために、GSCL1におけるBedroomWindowStatusリソースの表現を使用する。BedroomWindowStatusリソースのURIはhttp://gscl1/bedroomWindowStatusである。D’A3は、リビングルームの窓が閉まっているか否かを検出するのに使用されるリビングルームの窓センサアプリケーションプログラムであり、このアプリケーションプログラムは、リビングルームの窓の現在のステータスを示すために、GSCL1におけるLivingroomWindowStatusリソースの表現を使用する。LivingroomWindowStatusリソースのURIはhttp://gscl1/livingroomWindowStatusである。現在の実施形態では、温度リソースの表現が30℃より高いときに、空調機の電源が入れられる前に窓を閉める必要がある。窓を閉める動作が実行される前に、リビングルームおよびベッドルームの窓が閉められているか否かを決定する必要がある。すなわち、動作リソースCloseWindowの動作の実行は、2つの依存リソースBedroomWindowStatusおよびLivingroomWindowStatusの表現にさらに依存する。1つの窓が閉められていない場合に、窓を閉める動作を実行する必要がある。
【0147】
その間、空調機の電源を入れる動作は、すべての窓が確実に閉められており、ホストが家にいると決定された後にのみ実行される。要約すると、空調機の電源を入れるための更新された動作リソースTurnOnACおよび窓を閉めるための更新された動作リソースCloseWindowの依存リソースセットのアーキテクチャを図12および図13に示してもよい。
【0148】
各動作リソースに対して、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現中のRuleにより定義される条件が図14に示すステップを含んでもよいか否かを決定する。
【0149】
ステップ601:開始。
【0150】
ステップ602:GSCL1は動作リソースに関係付けられるすべての依存リソースを決定し、ここで、動作リソースTurnOnACに関係付けられる依存リソースは、MemberAtHome、LivingroomWindowClosedおよびBedroomWindowClosedを含み、動作リソースCloseWindowに関係付けられる依存リソースはLivingroomWindowOpenおよびBedroomWindowOpenを含む。
【0151】
ステップ603:各動作リソースに関係付けられる1つの依存リソースを順番に選択し、各依存リソースに対する以下のステップ604〜ステップ610を実行する。
【0152】
ステップ604:依存リソースの表現中のURIにしたがって、URIにより指示される条件リソースの表現を検索し、例えば、http://nscl/hospLocationにしたがって、URIにより指示された条件リソースの表現を検索し、すなわち、ホストのロケーションを検索する。
【0153】
ステップ605:条件リソースの表現が、依存リソース中のRuleにより定義される条件を満たすか否かを決定する。条件が満たされる場合、ステップ606を実行し、そうでない場合には、ステップ607を実行する。
【0154】
本実施形態では、ホストのロケーションが家であると仮定すると、条件リソースの表現が、依存リソース中のRuleにより定義される条件を満たす。
【0155】
ステップ606:依存リソースのタイプが十分条件タイプか、または、必要条件タイプかを決定する。依存リソースのタイプが十分条件タイプである場合に、ステップ609を実行し、依存リソースのタイプが必要条件タイプである場合に、ステップ608を実行する。
【0156】
本実施形態では、依存リソースMemberAtHomeのタイプがANDであり、すなわち、必要条件タイプであり、そのため、別の依存リソース中の条件を満たすか否かをさらに決定する必要がある。
【0157】
ステップ607:依存リソースのタイプが十分条件タイプか、または、必要条件タイプかを決定する。依存リソースのタイプが必要条件タイプである場合に、ステップ610を実行し、依存リソースのタイプが十分条件タイプである場合に、ステップ608を実行する。
【0158】
ステップ608:依存リソースが最後の依存リソースであるか否かを決定する。依存リソースが最後の依存リソースでない場合に、ステップ603を実行する。依存リソースが最後の依存リソースである場合に、2つのケースがある:条件リソースの表現が、依存リソース中のRuleにより定義される条件を満たすとステップ605において決定された場合に、ステップ609を実行し、条件リソースの表現が、依存リソース中のRuleにより定義される条件を満たさないとステップ605において決定された場合に、ステップ610を実行する。
【0159】
ステップ609:次のステップ、すなわち、図10に示す実施形態におけるステップ406およびステップ412を実行するように進む。
【0160】
ステップ610:動作リソースに対する動作を終了する。
【0161】
特に、動作リソースCloseWindowに関して、ステップ603で最初に選択された依存リソースはLivingroomWindowOpenであり、リビングルームの窓が開いているか否かを示すリソースの表現、すなわち、閉まっている状態(Closed)が、ステップ604の依存リソースLivingroomWindowOpenのURIであるhttp://gscl1/livingroomWindowStatusにしたがってさらに検索され、ステップ605において、ステップ604で検索され、リビングルームの窓が開いているか否かを示すリソースの表現が、依存リソースLivingroomWindowOpenの表現中のRuleにより定義された条件を満たすと決定され、依存リソースLivingroomWindowOpenの表現中のRuleにより定義された条件は開いている状態(Open)であり、そのため、決定の結果は、条件が満たされていないとなり、ステップ607が実行される。ステップ607において、依存リソースLivingroomWindowOpenの表現中の論理(Logic)により定義された依存リソースのタイプが十分条件タイプ(OR)であると決定され、そのため、ステップ608がさら実行される。ステップ608において、動作リソースCloseWindowに対して、決定が実行されていない別の依存リソースがあることが決定され、そのため、プロセスはステップ603に戻る。ステップ603において、次の依存リソースBedroomWindowOpenが選択され、ステップ604において、ベッドルームの窓が開いているか否かを示すリソースの表現、すなわち、開いている状態(Open)が依存リソースBedroomWindowOpenのURIであるhttp://gscl1/bedroomWindowStatusにしたがって検索される。ステップ605においてステップ604で検索され、ベッドルームの窓が開いているか否かを示すリソースの表現が、依存リソースBedroomWindowOpenの表現中のRuleにより定義された条件を満たすか否かが決定され、依存リソースBedroomWindowOpenの表現中のRuleにより定義された条件は開いている状態(Open)であり、そのため、決定の結果は、条件が満たされているとなり、ステップ606が実行される。ステップ606において、依存リソースBedroomWindowOpenの表現中の論理(Logic)により定義される依存リソースのタイプが十分条件タイプであると決定され、ステップ609が実行される。
【0162】
動作リソースTurnOnACに関して、依存リソースLivingroomWindowClosedがステップ603において最初に選択され、ステップ604において、依存リソースLivingroomWindowClosedのURIであるhttp://gscl1/livingroomWindowStatusにしたがって、リビングルームの窓が開いているか否かを示すリソースの表現、すなわち、閉じている状態(Closed)が検索される。ステップ605において、ステップ604で検索され、リビングルームの窓が開いているか否かを示すリソースの表現が、LivingroomWindowOpenの表現中のRuleにより定義された条件を満たすか否かが決定され、依存リソースLivingroomWindowOpenの表現中のRuleにより定義される条件は閉まっている状態(Closed)であり、そのため、決定の結果は条件を満たすとなり、ステップ606が実行される。ステップ606において、依存リソースLivingroomWindowOpenの表現中の論理(Logic)により定義される依存リソースのタイプが必要条件タイプ(AND)であると決定され、そのため、ステップ608がさらに実行される。ステップ608では、動作リソースTurnOnACに関係付けられ、決定が実行されていない別の依存リソースがあるか否かが決定される。依存リソースBedroomWindowClosedが存在することから、ステップ603が実行され、依存リソースBedroomWindowClosedが選択される。ステップ604における依存リソースBedroomWindowClosedのURIであるhttp://gscl1/bedroomWindowStatusにしたがって、ベッドルームの窓が開いているか否かを示すリソースの表現、すなわち、閉まっている状態(Closed)が検索される。ステップ605において、ステップ604で検索され、ベッドルームの窓が開いているか否かを示すリソースの表現が、依存リソースBedroomWindowOpenの表現中のRuleにより定義された条件を満たすか否かが決定され、依存リソースBedroomWindowOpenの表現中のRuleにより定義された条件は閉まっている状態(Closed)であり、そのため、決定の結果は条件を満たさないとなり、ステップ607が実行される。ステップ607において、依存リソースMemberAtHomeの表現中の論理(Logic)が、依存リソースのタイプが必要条件タイプであると定義するとさらに決定され、ステップ610が直接実行される。
【0163】
以下は、サブジェクトリソースの変更により動作がトリガされた後に動作リクエストの実行結果を検索する方法の実施形態である。詳細に関して、図10に示す実施形態におけるステップ409およびステップ415に対する参照が行われ、ここで、動作リソースCloseWindowおよび動作リソースTurnOnACに対する動作リクエストが別々に送られた後に、動作実行結果を検索する必要がある。図5に示す動作リソースTurnOnACのリソース構造図および図8に示す動作リソースCloseWindowのリソース構造図に示すように、動作リソースTurnOnACのOutput URIはN/Aである一方、動作リソースCloseWindowのOutput URIはhttp://gscl2/allWindowStatusである。動作実行結果を検索する特定のプロセスは図15に示すステップを含んでもよい。
【0164】
ステップ701:図10に示す実施形態におけるステップ409およびステップ415を参照すると、動作リソースCloseWindowおよび動作リソースTurnOnACに対する動作リクエストが送られ、動作レスポンスを受信した後に、開始する。
【0165】
ステップ702:GSCL1は、動作リソースの表現中の動作実行結果を反映したアドレス(Output URI)がN/Aであるか否かを決定する。本実施形態では、動作リソースTurnOnACの表現中のOutput URIはN/Aであり、ステップ703が実行される一方、動作リソースCloseWindowの表現中のOutput URIはN/Aではなく、ステップ704が実行される。
【0166】
ステップ703:図10に示す実施形態におけるステップ415に示すように、動作実行結果を検索するプロセスは、動作リクエストが送られ、動作レスポンスを受信した後に生じる。動作リソースの表現中のOutput URIがN/Aであるケースでは、動作レスポンスは実行結果Resultに直接保存される。動作リソースTurnOnACに関して、作成(Create)タイプの動作リクエストに対応する動作レスポンスはOKであり、そのため、OKが動作リソースTurnOnACの表現中のResultに保存される。
【0167】
ステップ704:動作リソースのOutput URIがN/Aではないケースでは、動作実行結果を反映したアドレス、すなわち、動作実行結果を記憶するリソースのURIがOutput URIに保存される。そのため、動作実行結果を記憶するリソースのURIに検索リクエストが送られ、これにより、リソースの表現が検索される。動作リソースCloseWindowに関して、動作実行結果を記憶するリソースのURIであるhttp://gscl2/allWindowStatusに検索リクエストが送られ、検索レスポンスを受信し、ここで、検索レスポンスは、allWindowStatusリソースの表現、すなわち、すべての窓が閉まっている(Closed)ことを含む。
【0168】
ステップ705:動作リソースCloseWindowの表現中の実行結果Resultに、ステップ704で検索されたallWindowStatusリソースの表現を保存する。
【0169】
ステップ706:終了。
【0170】
本発明の実施形態は、先述の方法に対応した装置をさらに提供する。図16は、本発明の実施形態にしたがった、マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置の概略的な構造図1であり、図16に示すように、ここで、装置は、サブジェクトリソースの表現を記憶し、サブジェクトリソースの表現はサブジェクトリソースのコンテンツおよびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含む。
【0171】
装置は、検索モジュール11、構築モジュール12および送信モジュール13を備える。検索モジュール11は、サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたとき、サブジェクトリソースの記憶されたコンテンツの変更結果を検索し、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索するように構成され、ここで、オブジェクトリソースに動作リソースの表現を送るための条件およびオブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、検索モジュールは、変更結果および動作リソースの表現を構築モジュールに送るようにさらに構成され、構築モジュール12は、変更結果およびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を受信し、オブジェクトリソースの表現中のオブジェクトリソースに動作リクエストを送るための条件を変更結果が満たすと決定されたときに、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築し、動作リクエストを送信モジュールに送るように構成され、送信モジュール13は、動作リクエストを受信し、オブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがってオブジェクトリソースに動作リクエストを送るようにさらに構成されている。
【0172】
本発明の先述の実施形態により提供される技術的解決策では、サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたときに、サブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を記憶している装置は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索し、動作リソースの表現中で、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築し、最後に、動作リソースの表現中で、オブジェクトリソース対する動作リクエストを送る。本発明の先述の実施形態におけるマシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置は、M2Mプラットフォームまたはゲートウェイ上のミドルウェアであってもよい。M2Mプラットフォームおよびゲートウェイは双方とも、ネットワーク中の能力を有するノードであり、そのため、能力制限の問題は存在せず、サービスが制限された環境で実行できない状況を取り扱うことに対し利益がある。
【0173】
さらに、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現であり、検索モジュールが、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、特に:サブジェクトリソースの表現に含まれている、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することであり、または、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子であり、検索モジュールが、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、特に、サブジェクトリソースの表現に含まれている動作リソースの統一資源識別子にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することであり、または、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子であり、検索モジュールが、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、特に:サブジェクトリソースの表現に含まれている、動作リソースが属する動作リソースセットのサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することであり、ここで、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現は、動作リソースセットに含まれる動作リソースの表現である。
【0174】
本発明の先述の実施形態にしたがった、マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置は、受信モジュールをさらに備え、ここで、受信モジュールは、検索モジュールが、装置に記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、サブジェクトリソース更新リクエストを受信するように構成され、ここで、サブジェクトリソース更新リクエストは、新規のサブジェクトリソースの表現および更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、ここで、新規のサブジェクトリソースの表現は、新規のサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含み、受信モジュールは、更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがって、新規のサブジェクトリソースの表現に、サブジェクトリソースの記憶された表現を更新し、または、
受信モジュールは、検索モジュールが、装置に記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、動作リソース作成リクエストを受信するように構成され、ここで、動作リソース作成リクエストは、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現および動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子を含み、受信モジュールは、動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子に、動作リソースの表現を追加する。
【0175】
さらに、本発明の先述の実施形態では、動作リソースの表現は、動作リクエストのタイプおよび動作リクエストの入力パラメータをさらに含み、ここで、動作リクエストのタイプは作成または更新であり、
入力パラメータが、パラメータリソースの統一資源識別子であるときに、構築モジュールがオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することは、特に:パラメータリソースの統一資源識別子により指示されるパラメータから新規のオブジェクトリソースの表現を検索し、オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中の動作リソースに対するものである動作リクエストを構築することであり、または、
入力パラメータが新規のオブジェクトリソースの表現であるときに、構築モジュールが、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することは、特に:オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対するものである動作リクエストを構築することである。
【0176】
さらに、マシン・ツー・マシン通信のための先述の動作トリガ装置における受信モジュールは、検索モジュールが、サービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、動作リソース更新リクエストを受信するように構成され、ここで、動作リソース更新リクエストは、新規のオブジェクトリソースの表現を含み、ここで、新規のオブジェクトリソースの表現は依存リソースの表現または依存リソースの統一資源識別子を含み、受信モジュールは、新規の動作リソースの表現に、動作リソースの記憶された表現を更新するように構成され、または、
受信モジュールは、検索モジュールが、サービス能力ミドルウェアに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索する前に、依存リソース作成リクエストを受信するようにさらに構成され、ここで、依存リソース作成リクエストは、依存リソースの表現および依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子を含み、受信モジュールは、依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、依存リソースに、依存リソースの表現を保存し、動作リソースの表現に、依存リソースセットの統一資源識別子を追加するように構成されている。
【0177】
さらに、依存リソースが存在する技術的な解決策では、先述の装置はさらに決定モジュールを備えてもよい。検索モジュールは、動作リソースの表現にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現をさらに検索し、依存リソースの表現中の統一資源識別子により指示される条件リソースの表現を検索し、条件リソースの表現および依存リソースの表現中の条件を決定モジュールに送るようにさらに構成され、決定モジュールは、条件リソースの表現を受信し、条件リソースの表現にしたがって、依存リソースの表現中の条件が満たされていることを決定するように構成されている。
【0178】
特に、先述の依存リソースのタイプは、十分条件タイプと必要条件タイプとに分類されてもよく、依存リソース量は少なくとも1であり、決定モジュールは、構築モジュールが動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、十分条件タイプの少なくとも1つの依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定するようにさらに構成され、または、構築モジュールが動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、必要条件タイプのすべての依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定するようにさらに構成されている。
【0179】
動作リソースと依存リソースとの間の関係付けの関係は3つの方法で実現されてもよい。特に、検索モジュールが、動作リソースの表現にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索することは、特に:動作リソースの表現中に含まれている依存リソースの表現にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索すること、動作リソースの表現中に含まれている依存リソースの統一資源識別子にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索すること、または、動作リソースの表現中に含まれている、依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索することであり、ここで、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現は、依存リソースセットに含まれている依存リソースの表現である。
【0180】
本発明の先述の実施形態では、少なくとも2つの動作リソースがサブジェクトリソースに関係付けられ、動作リソースの表現は優先度をさらに含み、構築モジュールが動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することは、特に:動作リソースの表現中の優先度にしたがった順序で、各動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築することである。
【0181】
本発明の先述の実施形態では、動作リソースの表現は、動作実行結果をさらに含み、受信モジュールは、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信し、動作リソースの表現中の動作実行結果に動作レスポンスを保存するようさらに構成され、または、
動作リソースの表現は、動作実行結果を反映したアドレスおよび動作実行結果をさらに含み、受信モジュールは、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信するようにさらに構成され、
検索モジュールは、動作実行結果を反映したアドレスにしたがって、動作リクエストに対応する動作結果を検索し、動作実行結果に動作リクエストに対応する動作結果を保存するようにさらに構成される。
【0182】
さらに、本発明の実施形態は、マシン・ツー・マシン通信のための別の動作トリガ装置をさらに提供する。図17は、本発明の実施形態にしたがった、マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置の概略的な構造図2である。図17に示すように、マシン・ツー・マシン通信のための動作トリガ装置は、ネットワークインターフェース21、プロセッサ22およびメモリ23を備える。
【0183】
ネットワークインターフェース21は、外部デバイスとの通信を実行するように構成され、メモリ23は、アプリケーションプログラムを記憶し、サブジェクトリソースの表現を記憶するように構成され、ここで、サブジェクトリソースの表現は、サブジェクトリソースのコンテンツおよびサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含み、プロセッサ22は、メモリに記憶されたアプリケーションプログラムを呼び出すように構成され、サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたときに、メモリに記憶されたサブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を検索し、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索し、ここで、動作リソースの表現はオブジェクトリソースに対する動作リクエストを送るための条件およびオブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、変更結果が、動作リソースの表現中でオブジェクトリソースに対する動作リクエストを送る条件を満たすと決定されたときに、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築し、
ネットワークインターフェース21は、オブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがってオブジェクトリソースに動作リクエストを送るようにさらに構成されている。
【0184】
本発明の先述の実施形態により提供される技術的解決策では、ネットワークインターフェース21、プロセッサ22およびメモリ23がシステムバス24により接続されてもよく、サブジェクトリソースのコンテンツが変更されたときに、サブジェクトリソースのコンテンツの変更結果を記憶しているサービス能力ミドルウェアは、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索し、動作リソースの表現中で、オブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築し、最後に、動作リソースの表現中で、オブジェクトリソース対する動作リクエストを送る。本発明の先述の実施形態におけるコンピュータデバイスは、M2Mプラットフォームまたはゲートウェイであってもよい。M2Mプラットフォームおよびゲートウェイは双方とも、ネットワーク中の能力を有するノードであり、そのため、能力制限の問題は存在せず、サービスが制限された環境で実行できない状況を取り扱うことに対し利益がある。
【0185】
本発明の先述の実施形態では、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現であり、プロセッサが、サブジェクトリソースの表現にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、特に:サブジェクトリソースの表現に含まれている動作リソースの表現にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することであり、または、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子であり、プロセッサが、サブジェクトリソースの表現にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、特に:サブジェクトリソースの表現に含まれている動作リソースの統一資源識別子にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することであり、または、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報は、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子であり、プロセッサが、サブジェクトリソースの表現にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することは、特に:サブジェクトリソースの表現に含まれている、動作リソースが属する動作リソースセットのサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの統一資源識別子にしたがって、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現を検索することであり、ここで、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現は、動作リソースセットに含まれる動作リソースの表現である。
【0186】
さらに、ネットワークインターフェースは、サブジェクトリソース更新リクエストを受信するようにさらに構成され、サブジェクトリソース更新リクエストは、新規のサブジェクトリソースの表現および更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子を含み、新規のサブジェクトリソースの表現は、新規のサブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースについての情報を含み、プロセッサは、メモリに記憶されたアプリケーションプログラムを呼び出し、サブジェクトリソースの記憶されている表現を、更新されることになるサブジェクトリソースの統一資源識別子にしたがって、新規のサブジェクトリソースの表現に更新し、または、
ネットワークインターフェースは、動作リソース作成リクエストを受信するように構成され、ここで、動作リソース作成リクエストは、サブジェクトリソースに関係付けられる動作リソースの表現および動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子を含み、プロセッサは、メモリに記憶されたアプリケーションプログラムを呼び出し、動作リソースが属する動作リソースセットの統一資源識別子に、動作リソースの表現を追加する。
【0187】
本発明の先述の実施形態では、動作リソースの表現は、動作リクエストのタイプおよび動作リクエストの入力パラメータをさらに含み、ここで、動作リクエストのタイプは作成または更新であり、
入力パラメータがパラメータリソースの統一資源識別子であるときに、プロセッサは、パラメータリソースの統一資源識別子により指示されるパラメータリソースから新規のオブジェクトリソースの表現を検索し、オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中の動作リソースに対するものである動作リクエストを構築し、または、
入力パラメータが新規オブジェクトリソースの表現であるときに、プロセッサは、オブジェクトリソースの統一資源識別子および新規のオブジェクトリソースの表現を含み、動作リソースの表現中の動作リソースに対するものである動作リクエストを構築する。
【0188】
本発明の先述の実施形態では、前記ネットワークインターフェースは、動作リソース更新リクエストを受信するようにさらに構成され、ここで、動作リソース更新リクエストは新規の動作リソースの表現を含み、新規の動作リソースの表現は、依存リソースの表現および依存リソースの統一資源識別子を含み、プロセッサは、メモリに記憶されたアプリケーションプログラムを呼び出し、新規の動作リソースの表現に動作リソースの記憶された表現を更新し、または、ネットワークインターフェースは、依存リソース作成リクエストを受信するようにさらに構成され、依存リソース作成リクエストは、依存リソースの表現および依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子であり、プロセッサは、メモリに記憶されたアプリケーションプログラムを呼び出し、依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、依存リソースセットに依存リソースの表現を保存し、動作リソースの表現に依存リソースの統一資源識別子を追加する。
【0189】
さらに、先述の実施形態のプロセッサは、動作リソースの表現にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現をさらに検索し、依存リソースの表現中の統一資源識別子により指示される条件リソースの表現を検索し、条件リソースの表現にしたがって、依存リソースの表現中の条件が満たされていることを決定する。
【0190】
依存リソースのタイプは、十分条件タイプと必要条件タイプとに分類されてもよく、依存リソース量は少なくとも1であり、プロセッサは、構築モジュールが動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、十分条件タイプの少なくとも1つの依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定するようにさらに構成され(すなわち、プロセッサは、十分条件タイプの少なくとも1つの依存リソースにより規定される条件が満たされていると決定したときに、動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する)、または、プロセッサは、構築モジュールが動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する前に、必要条件タイプのすべての依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定するようにさらに構成されている(すなわち、プロセッサは、必要条件タイプのすべての依存リソースにより規定される条件が満たされていることを決定したときに、動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する)。
【0191】
プロセッサは、動作リソースの表現中に含まれている依存リソースの表現にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索し、または、動作リソースの表現中に含まれている依存リソースの統一資源識別子にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索し、または、動作リソースの表現中に含まれている、依存リソースが属する依存リソースセットの統一資源識別子にしたがって、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現を検索し、ここで、動作リソースに関係付けられる依存リソースの表現は、依存リソースセットに含まれている依存リソースの表現である。
【0192】
さらに、少なくとも2つの動作リソースがサブジェクトリソースに関係付けられると決定され、動作リソースの表現は優先度をさらに含み、プロセッサは、動作リソースの表現中の優先度にしたがった順序で、各動作リソースの表現中のオブジェクトリソースに対する動作リクエストを構築する。
【0193】
動作リソースの表現は、動作実行結果をさらに含み、ネットワークインターフェースは、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信するようさらに構成され、プロセッサは、動作リソースの表現中の動作実行結果に動作レスポンスを保存し、
または、動作リソースの表現は、動作実行結果を反映したアドレスおよび動作実行結果を含み、ネットワークインターフェースは、オブジェクトリソースが位置するデバイスにより戻される動作レスポンスを受信するようにさらに構成され、プロセッサは、動作実行結果を反映したアドレスにしたがって、動作リクエストに対応する動作結果を検索し、動作実行結果に動作リクエストに対応する動作結果を保存する。
【0194】
当業者は、関連ハードウェアに命令するプログラムにより、方法の実施形態のステップのすべてまたはいくつかを実現できることを理解できる。プログラムはコンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムが実行されるとき、方法の実施形態のステップが実行される。先述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスクまたは光ディスクのような、プログラムコードを記憶できる任意の媒体を含む。
【0195】
最後に、先述の実施形態は、単に、本発明の技術的解決策を説明することを意図しており、本発明を限定するものではないことに留意すべきである。先述の実施形態を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者は、さらに、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、先述の実施形態で説明した技術的解決策に対する修正、あるいは、先述の実施形態で説明した技術的解決策の技術的特徴のいくつかまたはすべてに対する均等な置換を行ってもよいことを理解すべきである。
【符号の説明】
【0196】
11 検索モジュール
12 構築モジュール
13 送信モジュール
21 ネットワークインターフェース
22 プロセッサ
23 メモリ
24 システムバス
101-104 ステップ
201-210 ステップ
301-306 ステップ
401-415 ステップ
501-507 ステップ
601-610 ステップ
701-706 ステップ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17