(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記収容ボックスの所定位置には、少なくとも1つの前記閉塞部材が前記窓部を閉塞する際に、前記閉塞部材の閉塞を維持するために前記閉塞部材の動きを固定するためのストッパが設けられることを特徴とする請求項7記載のディスプレイ運搬装置。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[第1の実施形態]
[構成の説明]
本発明の第1の実施形態に関し、
図1ないし
図5を参照して以下に説明する。本実施の形態のディスプレイ運搬装置1000は、収容ボックス1100と、固定部材1120と、閉塞部材1130と、を有する。
【0016】
収容ボックス1100は、表示画面1210を有するディスプレイ1200を収容する。固定部材1120は、収容ボックス1100の内部にディスプレイ1200を固定する。
【0017】
収容ボックス1100の、固定されたディスプレイ1200の表示画面1210と対向する面には、外部から表示画面1210を視認するための窓部1110が形成されている。閉塞部材1130は、窓部1110を閉塞する。
【0018】
ディスプレイ1200は、例えば、パネル形状の液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどである。表示画面1210は、四角形状(例えば、長方形)に形成されている。
【0019】
収容ボックス1100は、
図1および
図2に示すように、ディスプレイ1200を収容できる中空構造に形成されている。窓部1110は、通常、表示画面1210全体が視認できる大きさ(換言すれば、ディスプレイ1200を出し入れ可能な大きさ)を有する四角形状の貫通孔として形成されている。
【0020】
収容ボックス1100の所定位置には、
図3ないし
図5に示すように、外部機器(不図示、たとえば、携帯電話やノートパソコン)とのインタフェースであるケーブルを接続するための接続コネクタ1140が形成されている。収容ボックス1100の内部において、接続コネクタ1140とディスプレイ1200とは、直接あるいはケーブルを介して接続される。
【0021】
固定部材1120は、収容ボックス1100の中空内部の所定位置に設けられる。固定部材1120は、収容ボックス1100と一体的に形成されてもよい。あるいは、固定部材1120は、収容ボックス1100と分離した状態で形成され、組み立て時において、所定の接合方法にて収容ボックス1100に接合されてもよい。ディスプレイ1200の裏面(表示画面1210と反対側の面)は、所定の接合方法(例えば、粘着テープ)によって固定部材1120に接合される。これにより、ディスプレイ1200は、収容ボックス1100の中空内部において動くことはない。そして、この場合、ディスプレイ1200は、ディスプレイ1200の外面が収容ボックス1100の内面に接触しないような位置に固定される。
【0022】
また、固定部材1120の上面は、窓部1110に対して平行ではなく、所定角度だけ傾斜している。従って、固定部材1120は、窓部1110に対して表示画面1210が所定角度だけ傾斜した状態となるように、ディスプレイ1200を固定する。
【0023】
本実施形態において、閉塞部材1130は、1枚のプレート状部材によって形成される。閉塞部材1130は、窓部1110の周囲に形成されたシール部材(例えば、ゴムパッキン)に着脱可能である。
【0024】
収容ボックス1100の、窓部1110が形成された面と反対側の面には、閉塞部材1130を着脱自在に支持する支持部材1150が設けられる。
【0025】
例えば、
図5に示すように、支持部材1150は、収容ボックス1100の下面四隅に形成される。収容ボックス1100を縦置(窓部1110が略鉛直となるように配置)にした場合、収容ボックス1100の背面において、閉塞部材1130を、上方から下方においてスライドさせて装着させればよい。
【0026】
支持部材1150は、窓部1110から取り外した閉塞部材1130を収容するだけでなく、
図1や
図2に示すように、収容ボックス1100を横置き(窓部1110が略水平となるように配置)した場合に収容ボックス1100自体の脚部となる。
【0027】
収容ボックス1100および閉塞部材1130を高剛性な材料(たとえば、樹脂やアルミニウム合金)などで形成するとディスプレイ1200を外部衝撃からより確実に保護できるので好適である。また、収容ボックス1100および閉塞部材1130を断熱性に優れた材料で形成するとディスプレイ1200の温度を一定に保つことができて好適である。
[ディスプレイの収容から視認までの一連の作業についての説明]
閉塞部材1130が取り外され窓部1110が開口していることを確認したら、ディスプレイ1200を窓部1110から収容ボックス1100の内部に収容して固定部材1120に固定する。次いで、窓部1110を閉塞部材1130にて閉塞する。すると、
図1および
図3に示すように、ディスプレイ1200は収容ボックス1100および閉塞部材1130で密閉された状態となる。このような状態になれば、ディスプレイ運搬装置1000によりディスプレイ1200を運搬することができる。
【0028】
運搬が完了してディスプレイ1200を使用する場合(例えば、客先でのミーティングやプレゼンテーションを行う場合)、窓部1110から閉塞部材1130を取り外す。窓部1110が略鉛直となるように収容ボックス1100を縦置にする(
図4参照)。収容ボックス1100の窓部1110にディスプレイ1200の表示画面1210が露出する。
【0029】
この状態で、携帯端末などのデータ出力装置のプラグケーブルを接続コネクタ1140に接続し、データ出力装置に情報(例えば、画像データ)を出力する。利用者(例えば、会議に参加している人々)は、窓部1110を介して、表示画面1210に表示された情報を視認することが可能となる。
【0030】
なお、取り外された閉塞部材1130は、
図2や
図5に示すように、収容ボックス1100の背面に形成された支持部材1150によって支持される。
[効果の説明]
本実施形態のディスプレイ運搬装置1000の場合、窓部1110は、閉塞部材1130によって閉塞されるので、収容ボックス1100に収容されているディスプレイ1200を外部から密封することができる。よって、ディスプレイ1200を外的要因から保護することができる。さらに、ディスプレイ1200は、固定部材1120によって固定される。よって、ディスプレイが収容ボックス1100内で動くことはない。よって、ディスプレイ1200の外壁と収容ボックス1100の内壁とが擦れてディスプレイ1200の外壁が損傷する危険性は回避される。この場合、ディスプレイ1200を、その外面が収容ボックス1100の内面に接触しない位置に固定すれば、運搬中に収容ボックス1100に衝撃が作用しても、この衝撃がディスプレイ1200に直接的に作用することを防止することができる。
【0031】
以上を纏めると、本実施形態によれば、一般的なディスプレイ(たとえば、パネル形状の、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ)を安全に運搬することが可能となる。
【0032】
閉塞部材1130は、窓部1110の周囲に形成されたシール部材(例えば、ゴムパッキン)に着脱可能である。これにより、閉塞部材1130の取り付け/取り外しに関する作業性を維持したまま、収容ボックス1100内の気密性を高めることが可能となる。
【0033】
さらに、本実施形態の場合、収容ボックス1100からディスプレイ1200を取り出すことなく収容した状態で表示画面1210に表示された情報を視認することが可能である。
【0034】
また、固定部材1120は、窓部1110に対して表示画面1210が傾斜した状態にディスプレイ1200を固定する。このため、
図4に示すように、収容ボックス1100を縦置きにした場合、表示画面1210は後傾した状態となる。よって、表示画面1210の視認性を向上させることができる。
【0035】
また、窓部1110は、貫通孔として形成される。従って、例えば、ディスプレイ1200がタッチパネル形式のディスプレイであった場合、利用者は、表示画面1210にタッチすることができる。すなわち、ディスプレイの操作性が低下することはない。
【0036】
さらに、
図5に示すように、収容ボックス1100は、窓部1110と反対側の面に、閉塞部材1130を着脱自在に支持する支持部材1150を有する。このため、窓部1110から取り外した閉塞部材1130が邪魔となることがなく、取り外された閉塞部材1130の紛失も防止することができる。しかも、
図3に示すように、収容ボックス1100を横置きにした場合、支持部材1150は収容ボックス1100の脚部としても機能する。
【0037】
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では一般的なディスプレイ1200を収容ボックス1100に収容して固定部材1120で固定することによりディスプレイ運搬装置1000を形成することを例示した。しかしながら、専用のディスプレイが生産時に収容ボックス1100に収容されて固定部材1120で固定されている可搬型ディスプレイ装置なども実施可能である。
【0038】
また、本実施形態では、窓部1110が貫通孔からなることを例示した。しかし、このような画像可視窓部がガラスや樹脂などの透光板で密閉されていてもよい(図示せず)。
[第2の実施形態]
図6および
図7は、本発明の第2の実施形態に係るディスプレイ運搬装置2000の斜視図を各々に示す。
図6は、窓部が閉塞された状態の斜視図であり、
図7は、窓部が露出した状態の斜視図である。なお、
図6および
図7は、ディスプレイ運搬装置2000を縦置きした状態を示している。
【0039】
ディスプレイ運搬装置2000は、上下一対となる閉塞部材2131、2132を備える。閉塞部材2131は、ヒンジ機構2110を介して、窓部1110の上端部に回転可能に取り付けられる。閉塞部材2132は、ヒンジ機構2110を介して、窓部1110の下端部に回転可能に取り付けられる。
【0040】
さらに、
図7に示すように、ディスプレイ運搬装置2000は、左右一対となる閉塞部材2133、2134を備える。閉塞部材2133は、ヒンジ機構(不図示)を介して、窓部1110の右端部に回転可能に取り付けられる。閉塞部材2134は、ヒンジ機構(不図示)を介して、窓部1110の左端部に回転可能に取り付けられる。左右一対の閉塞部材2133、2134の取り付け位置は、上下一対の閉塞部材2131、2132の取り付け位置よりも若干量(例えば、閉塞部材2131、2132の板圧分)だけ奥に取り付けられる。
【0041】
図7に示すように、開放時、閉塞部材2131は、左右一対の閉塞部材2133、2134によって保持される。
【0042】
収容ボックス2100の上部および下部には、閉塞時において上下一対の閉塞部材2131、2132の閉塞を維持するために、上下一対の閉塞部材2131、2132の動きを固定するためのストッパ2200が設けられる。収容ボックス2100の下部には、ストッパ2200と床面との干渉を防ぐための脚部2300が形成されている。
【0043】
以上説明した第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0044】
さらに、第2の実施形態の場合、閉塞部材2131、2133、2134が周囲の外光を防止する遮光機構としても機能するので、表示画面1210の視認性が向上する。
【0045】
また、閉塞部材2131、2132、2133、2134は、ヒンジ機構により収容ボックス2100と連結した状態であり、分離することはない。従って、片付けや紛失の心配をする必要はない。
【0046】
なお、閉塞部材2131、2133、2134および収容ボックス2100の内壁に対して無反射コーティングを施すことにより、閉塞部材2131、2132、2133、2134および収容ボックス2100の内壁における乱反射が防止され、表示画面1210の視認性がより一層向上する。
【0047】
なお、以上説明した第2の実施形態では、閉塞部材を複数(2131、2132、2133、2134の計4つ)としたが、ヒンジ機構を介して収容ボックス2100に回転可能に連結さえされていれば、閉塞部材の数は1つであってもよい。
[第3の実施形態]
図8および
図9は、本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ運搬装置3000の斜視図を各々に示す。
図8は、窓部が閉塞された状態の斜視図であり、
図9は、窓部が露出した状態の斜視図である。なお、
図8および
図9は、ディスプレイ運搬装置3000を縦置きした状態を示している。
【0048】
ディスプレイ運搬装置3000の構造は、一部を除き、ディスプレイ運搬装置2000と同一である。従って、同一の構成要素については同一の参照符号を付与し、それらの説明は省略する。
【0049】
ディスプレイ運搬装置3000において、下側の閉塞部材3110は、第1閉塞部3111と第2閉塞部3112とに二分割されている。第1閉塞部3111と第2閉塞部3112とは、ヒンジ機構2110を介して回転可能に接続される。
【0050】
図9に示すように、開放時、第2閉塞部3112は、第1閉塞部3111に対して略直角に折れ曲がった状態となり、その下端部は、床面に接する。このような閉塞部材3110により、収容ボックス2100の前方への転倒が防止される。
【0051】
また、収容ボックス2100の背面あるいは側面の所定位置には、左右一対のボックス支持部材3200が回転可能に装着されている。
図9に示すように、これら左右一対のボックス支持部材3200を後方に開放することにより、収容ボックス2100の後方への転倒が防止される。
【0052】
以上説明した第3の実施形態によれば、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0053】
さらに、第3の実施形態の場合、縦置きした収納ボックス2100の転倒をより確実に防ぐことが可能となる。
[第4の実施形態]
図10および
図11は、本発明の第4の実施形態に係るディスプレイ運搬装置4000の斜視図を各々示す。
図10は、窓部が閉塞された状態の斜視図であり、
図11は、窓部が露出した状態の斜視図である。なお、
図10および
図11は、ディスプレイ運搬装置4000を縦置きした状態を示している。
【0054】
ディスプレイ運搬装置4000の構造は、一部を除き、ディスプレイ運搬装置3000と同一である。従って、同一の構成要素については同一の参照符号を付与し、それらの説明は省略する。
【0055】
収容ボックス4100の窓部4110の左右両端部には、ヒンジ機構2110を介して、左右一対の閉塞部材4120が開閉可能に装着されている。各閉塞部材4120の下側先端部には、ボックス支持凸部4121が形成されている。
【0056】
図11に示すように、開放時、各閉塞部材4120のボックス支持凸部4121が床面に接するので、収容ボックス4100の前方への転倒が防止される。
【0057】
以上説明した第4の実施形態によれば、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0058】
なお、上述した各実施形態は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施形態では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
【0059】
また、上記形態の一部ないし全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下の記載に限定されるものではない。
【0060】
(付記1)
画像表示画面に画像データを表示出力する別体のディスプレイパネルを収容するパネル収容ボックスと、パネル収容ボックスの内部にディスプレイパネルを固定するパネル固定手段と、パネル収容ボックスの内部に固定されたディスプレイパネルの画像表示画面と対向して画像データを可視とする画像可視窓部と、パネル収容ボックスの画像可視窓部を開閉自在に閉止する窓部閉止部材と、を有するディスプレイ可搬装置。
【0061】
(付記2)
パネル固定手段は、ディスプレイパネルを外面がパネル収容ボックスの内面に接触しない位置に固定する付記1に記載のディスプレイ可搬装置。
【0062】
(付記3)
パネル固定手段は、パネル収容ボックスの画像可視窓部に対して画像表示画面が傾斜した状態にディスプレイパネルを固定する付記1または2に記載のディスプレイ可搬装置。
【0063】
(付記4)
窓部閉止部材は、画像可視窓部を閉止する平板状に形成されており、パネル収容ボックスは、画像可視窓部に窓部閉止部材を密閉させる窓部閉止手段を有する付記1ないし3の何れか一項に記載のディスプレイ可搬装置。
【0064】
(付記5)
パネル収容ボックスは、画像可視窓部とは逆側の外面に窓部閉止部材を着脱自在に支持する部材支持機構を有する付記4に記載のディスプレイ可搬装置。
【0065】
(付記6)
ディスプレイパネルは、画像表示画面が略矩形に形成されており、パネル収容ボックスは、画像可視窓部が略矩形に形成されており、略矩形の画像可視窓部の四辺の少なくとも一つに少なくとも一個の窓部閉止部材が回動自在に装着されている付記1ないし3の何れか一項に記載のディスプレイ可搬装置。
【0066】
(付記7)
パネル収容ボックスは、画像可視窓部が略鉛直な状態に再置される形状に形成されており、少なくとも一個の窓部閉止部材は、略鉛直な状態の画像可視窓部の上縁部に回動自在に装着されており、画像可視窓部から上方に開放された窓部閉止部材を支持する部材支持機構も有する付記6に記載のディスプレイ可搬装置。
【0067】
(付記8)
パネル収容ボックスは、画像可視窓部が略鉛直な状態に再置される形状に形成されており、一対の窓部閉止部材は、略鉛直な状態の画像可視窓部の両側縁部に回動自在に装着されている付記6または7に記載のディスプレイ可搬装置。
【0068】
(付記9)
パネル収容ボックスは、画像可視窓部が略鉛直な状態に再置される形状に形成されており、少なくとも三個の窓部閉止部材は、略鉛直な状態の画像可視窓部の上縁部と両側縁部との各々に箇々に回動自在に装着されており、画像可視窓部から上方に開放された窓部閉止部材が両側に開放された一対の窓部閉止部材で保持される付記7に記載のディスプレイ可搬装置。
【0069】
(付記10)
付記1ないし9の何れか一項に記載のディスプレイ可搬装置と、ディスプレイ可搬装置のパネル収容ボックスに収容されてパネル固定手段で固定されているディスプレイパネルと、を有する可搬ディスプレイ装置。
【0070】
(付記11)
パネル収容ボックスと窓部閉止部材との少なくとも一方は、内面が無反射に形成されている付記1ないし9の何れか一項に記載のディスプレイ可搬装置。
【0071】
(付記12)
パネル収容ボックスと窓部閉止部材との少なくとも一方は、内面が黒色に形成されている付記11に記載のディスプレイ可搬装置。
【0072】
(付記13)
パネル収容ボックスは、画像可視窓部が略鉛直な状態に再置される形状に形成されており、少なくとも一個の窓部閉止部材は、略鉛直な状態の画像可視窓部の下縁部に回動自在に装着されており、画像可視窓部から下方に開放された窓部閉止部材がパネル収容ボックスを画像可視窓部が略鉛直な状態に支持する付記6ないし9および11および12の何れか一項に記載のディスプレイ可搬装置。
【0073】
(付記14)
パネル収容ボックスは、画像可視窓部が略鉛直な状態に再置される形状に形成されており、一対の窓部閉止部材は、略鉛直な状態の画像可視窓部の両側縁部に回動自在に装着されており、両側に開放された窓部閉止部材がパネル収容ボックスを画像可視窓部が略鉛直な状態に支持する付記6ないし9および11ないし13の何れか一項に記載のディスプレイ可搬装置。
【0074】
(付記15)
パネル収容ボックスは、画像可視窓部が略鉛直な状態に再置される形状に形成されており、パネル収容ボックスの画像可視窓部とは逆側の外面に少なくとも一個のボックス支持部材が開閉自在に装着されており、開放されたボックス支持部材がパネル収容ボックスを画像可視窓部が略鉛直な状態に支持する付記1ないし9および11ないし14の何れか一項に記載のディスプレイ可搬装置。
【0075】
(付記16)
パネル収容ボックスは、貫通孔として形成されている画像可視窓部が透光板で密閉されている付記1ないし9および11ないし15の何れか一項に記載のディスプレイ可搬装置。
【0076】
(付記17)
パネル収容ボックスと窓部閉止部材とが断熱性に形成されている付記1ないし9および11ないし16の何れか一項に記載のディスプレイ可搬装置。
【0077】
以上、様々な実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記各実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0078】
この出願は、2012年3月29日に出願された日本出願特願2012−075420号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。