特許第6202338号(P6202338)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社オートネットワーク技術研究所の特許一覧 ▶ 住友電装株式会社の特許一覧 ▶ 住友電気工業株式会社の特許一覧

特許6202338配線モジュール、配線モジュール中間体、及び配線モジュールの製造方法
<>
  • 特許6202338-配線モジュール、配線モジュール中間体、及び配線モジュールの製造方法 図000002
  • 特許6202338-配線モジュール、配線モジュール中間体、及び配線モジュールの製造方法 図000003
  • 特許6202338-配線モジュール、配線モジュール中間体、及び配線モジュールの製造方法 図000004
  • 特許6202338-配線モジュール、配線モジュール中間体、及び配線モジュールの製造方法 図000005
  • 特許6202338-配線モジュール、配線モジュール中間体、及び配線モジュールの製造方法 図000006
  • 特許6202338-配線モジュール、配線モジュール中間体、及び配線モジュールの製造方法 図000007
  • 特許6202338-配線モジュール、配線モジュール中間体、及び配線モジュールの製造方法 図000008
  • 特許6202338-配線モジュール、配線モジュール中間体、及び配線モジュールの製造方法 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6202338
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】配線モジュール、配線モジュール中間体、及び配線モジュールの製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01M 2/20 20060101AFI20170914BHJP
   H01M 10/48 20060101ALI20170914BHJP
   H01M 2/10 20060101ALI20170914BHJP
   H01G 11/10 20130101ALI20170914BHJP
   H01G 11/76 20130101ALN20170914BHJP
【FI】
   H01M2/20 A
   H01M10/48 P
   H01M2/10 M
   H01G11/10
   !H01G11/76
【請求項の数】6
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-91036(P2014-91036)
(22)【出願日】2014年4月25日
(65)【公開番号】特開2015-210912(P2015-210912A)
(43)【公開日】2015年11月24日
【審査請求日】2017年2月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(73)【特許権者】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001036
【氏名又は名称】特許業務法人暁合同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中山 治
(72)【発明者】
【氏名】森田 光俊
(72)【発明者】
【氏名】藤田 哲也
【審査官】 正 知晃
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−017332(JP,A)
【文献】 特開2014−007105(JP,A)
【文献】 特開2014−022169(JP,A)
【文献】 特開2013−004501(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 2/20
H01M 2/10
WPI
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の蓄電素子を備えた蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールであって、
絶縁性の合成樹脂製の絶縁プロテクタと、
前記絶縁プロテクタに配索された複数の電線と、を備え、
前記絶縁プロテクタは前記複数の電線が配索された電線配索部を有しており、前記電線配索部は前記複数の電線が載置される載置面を有する載置壁を有しており、前記載置壁には前記載置面から突出する突出部が形成されており、前記突出部の先端には可撓性を有するヒンジ部を介して前記複数の電線が取り付けられる電線取り付け部が形成されており、
前記複数の電線は、前記電線取り付け部が前記載置面に沿う方向に延びた姿勢に配された状態で、前記電線取り付け部に取り付けられるようになっており、
前記複数の電線が前記電線取り付け部に取り付けられた後に、前記ヒンジ部が曲げられることにより、前記電線取り付け部が前記載置面に交差する方向に延びた姿勢に配される配線モジュール。
【請求項2】
前記電線取り付け部には、前記ヒンジと反対側の端部に、前記複数の電線が取り付けられる側と反対側に突出して形成されて、前記複数の電線を前記電線取り付け部に取り付けるための締結部材の抜け止めをするストッパが形成されている請求項1に記載の配線モジュール。
【請求項3】
前記電線取り付け部には、前記複数の電線が取り付けられる側の面に、補助壁が立ち上がって形成されている請求項1または請求項2に記載の配線モジュール。
【請求項4】
前記複数の電線は、前記複数の蓄電素子に接続されて前記複数の蓄電素子の電圧を検出するものである請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の配線モジュール。
【請求項5】
絶縁性の合成樹脂製の絶縁プロテクタと、
前記絶縁プロテクタに配索された複数の電線と、を備えた配線モジュール中間体であって、
前記絶縁プロテクタは前記複数の電線が配索された電線配索部を有しており、前記電線配索部は前記複数の電線が載置される載置面を有する載置壁を有しており、前記載置壁には前記載置面から突出する突出部が形成されており、前記突出部の先端には可撓性を有するヒンジ部を介して前記複数の電線が取り付けられる電線取り付け部が形成されており、
前記複数の電線は、前記電線取り付け部が前記載置面に沿う方向に延びた姿勢に配された状態で、前記電線取り付け部に取り付けられた配線モジュール中間体。
【請求項6】
複数の蓄電素子を備えた蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールの製造方法であって、
複数の電線が載置される載置面を備えた載置壁を有する電線配索部と、前記載置壁の前記載置面から突出する突出部と、前記突出部の先端に形成されて可撓性を有するヒンジ部を介して前記複数の電線が取り付けられる電線取り付け部と、を備えた絶縁プロテクタを形成する工程と、
前記電線配索部の載置壁に複数の電線を載置する工程と、
前記複数の電線を、前記電線取り付け部が前記載置面に沿う方向に延びた姿勢に配された状態で、前記電線取り付け部に取り付ける工程と、
前記複数の電線が前記電線取り付け部に取り付けられた後に、前記ヒンジ部を曲げることにより、前記電線取り付け部を前記載置面に交差する方向に延びた姿勢に配する工程と、を備えた配線モジュールの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配線モジュール、配線モジュール中間体、及び配線モジュールの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のバッテリで構成されたバッテリ集合体に重ねて取り付けられてバスバーがバッテリの端子に接続されるバッテリ接続プレートとして、特許文献1に記載のものが知られている。このバッテリ接続プレートは、それぞれのバスバーに接続される複数の信号出力線が配線可能な配線材装着部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−228218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の技術によれば、配線材装着部はバッテリ接続プレートの板面に沿った方向にしか形成されていないため、信号出力線を配線材装着部と交差する方向に配索することが相当に困難であるという問題があった。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数の蓄電素子を備えた蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールであって、絶縁性の合成樹脂製の絶縁プロテクタと、前記絶縁プロテクタに配索された複数の電線と、を備え、前記絶縁プロテクタは前記複数の電線が配索された電線配索部を有しており、前記電線配索部は前記複数の電線が載置される載置面を有する載置壁を有しており、前記載置壁には前記載置面から突出する突出部が形成されており、前記突出部の先端には可撓性を有するヒンジ部を介して前記複数の電線が取り付けられる電線取り付け部が形成されており、前記複数の電線は、前記電線取り付け部が前記載置面に沿う方向に延びた姿勢に配された状態で、前記電線取り付け部に取り付けられるようになっており、前記複数の電線が前記電線取り付け部に取り付けられた後に、前記ヒンジ部が曲げられることにより、前記電線取り付け部が前記載置面に交差する方向に延びた姿勢に配される。
【0007】
また、本発明は、複数の蓄電素子を備えた蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールの製造方法であって、複数の電線が載置される載置面を備えた載置壁を有する電線配索部と、前記載置壁の前記載置面から突出する突出部と、前記突出部の先端に形成されて可撓性を有するヒンジ部を介して前記複数の電線が取り付けられる電線取り付け部と、を備えた絶縁プロテクタを形成する工程と、前記電線配索部の載置壁に複数の電線を載置する工程と、前記複数の電線を、前記電線取り付け部が前記載置面に沿う方向に延びた姿勢に配された状態で、前記電線取り付け部に取り付ける工程と、前記複数の電線が前記電線取り付け部に取り付けられた後に、前記ヒンジ部を曲げることにより、前記電線取り付け部を前記載置面に交差する方向に延びた姿勢に配する工程と、を備える。
【0008】
電線配索部に配索されることにより、複数の電線は、載置壁の載置面に載置される。これにより、複数の電線は載置面に沿う方向に延びた姿勢で、電線配索部に配索される。複数の電線を電線取り付け部に取り付ける際、電線取り付け部は載置面に沿う方向に延びた姿勢とされているので、複数の電線を取り付ける作業を容易に行うことができる。その後、複数の電線を載置面に交差する方向に延びた姿勢にするためには、ヒンジ部を曲げるという簡単な操作をすればよい。これより、電線取り付け部を載置面に交差する方向に延びる姿勢へと変更することができる。この結果、複数の電線を、載置壁の載置面と交差する方向に、容易に配索することができる。
【0009】
また、本発明においては、ヒンジ部は、載置壁から突出する突出部の先端に形成されている。これにより、載置部に載置された複数の電線と、電線取り付け部に取り付けられ複数の電線との間には、突出部の載置壁からの突出高さ寸法の分だけ、高低差が形成されている。この高低差により、載置壁と、突出部と、複数の電線との間にはスペースが形成される。このスペース内に、複数の電線が載置面と交差する姿勢に曲げられた際に、複数の電線が収容される。これにより、複数の電線が載置面と交差する姿勢に曲げられた際に、複数の電線が過度に撓むことを抑制することができる。
【0010】
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
【0011】
前記電線取り付け部には、前記ヒンジと反対側の端部に、前記複数の電線が取り付けられる側と反対側に突出して形成されて、前記複数の電線を前記電線取り付け部に取り付けるための締結部材の抜け止めをするストッパが形成されていることが好ましい。
【0012】
本態様によれば、複数の電線が電線取り付け部から外れてしまうことを抑制することができる。
【0013】
前記電線取り付け部には、前記複数の電線が取り付けられる側の面に、補助壁が立ち上がって形成されていることが好ましい。
【0014】
本態様によれば、複数の電線が電線取り付け部から外れてしまうことを抑制することができる。
【0015】
前記複数の電線は、前記複数の蓄電素子に接続されて前記複数の蓄電素子の電圧を検出するものとしてもよい。
【0016】
蓄電素子の個数が増えると、電線の本数も増える。すると、複数の電線の束の剛性が増大するので、複数の電線の配索方向を変える操作が困難になることが懸念される。本態様によれば、ヒンジ部を曲げるという簡易な操作によって、複数の電線の配索方向を変えることができる。
【0017】
また、本発明は、絶縁性の合成樹脂製の絶縁プロテクタと、前記絶縁プロテクタに配索された複数の電線と、を備えた配線モジュール中間体であって、前記絶縁プロテクタは前記複数の電線が配索された電線配索部を有しており、前記電線配索部は前記複数の電線が載置される載置面を有する載置壁を有しており、前記載置壁には前記載置面から突出する突出部が形成されており、前記突出部の先端には可撓性を有するヒンジ部を介して前記複数の電線が取り付けられる電線取り付け部が形成されており、前記複数の電線は、前記電線取り付け部が前記載置面に沿う方向に延びた姿勢に配された状態で、前記電線取り付け部に取り付けられている。
【0018】
本発明によれば、複数の電線は載置面に沿う方向に延びた姿勢で電線取り付け部に取り付けられているので、配線モジュール中間体を運搬する際に、複数の電線が、載置壁の載置面と交差する方向に突出して、異物と接触することを抑制することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、複数の電線を、載置壁の載置面と交差する方向に、容易に配索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の実施形態1に係る配線モジュールを示す平面図
図2】蓄電モジュールを示す平面図
図3】絶縁プロテクタに電圧検知線を配索した状態を示す平面図
図4】電線取り付け部を示す一部拡大断面図
図5】電圧検知線が電線取り付け部に取り付けられた状態を示す一部拡大断面図
図6】配線モジュール中間体を示す平面図
図7】電線取り付け部が載置面と交差する方向に延びた姿勢に配された状態を示す一部拡大断面図
図8】絶縁プロテクタにカバーが取り付けられた状態における電線取り付け部を示す一部拡大断面図
【発明を実施するための形態】
【0021】
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1ないし図8を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態に係る配線モジュール10は、複数の蓄電素子11を並べてなる蓄電素子群12に取り付けられて蓄電モジュール13を構成する。蓄電モジュール13は、電気自動車又はハイブリッド自動車等の車両(図示せず)に搭載されて、車両を駆動するための動力源として使用される。
【0022】
以下の説明においては、図1における左方を左方とし、右方を右方とする。また、図1における下方を前方とし、上方を後方とする。また、図4における上方を上方とし、下方を下方とする。また、以下の説明において、複数の同一部材については、一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。
【0023】
(蓄電素子11)
本実施形態に係る蓄電素子11は二次電池である。蓄電素子11の内部には図示しない蓄電要素が収容されている。蓄電素子11は略直方体形状をなしている。蓄電素子11の上面には前後方向の両端部寄りの位置に、一対の電極端子が形成されている。電極端子の一方は正極端子であり、他方は負極端子である。蓄電素子11は、隣り合う電極端子が異なる極性となるように配置されている。複数の蓄電素子11は左右方向に並べられて蓄電素子群12を構成している。
【0024】
(配線モジュール10)
蓄電素子群12の上面には配線モジュール10が取り付けられている。配線モジュール10は、左右方向に細長い形状をなしている。
【0025】
図2に示すように、配線モジュール10は、絶縁プロテクタ15と、絶縁プロテクタ15に収容された複数のバスバー16と、絶縁プロテクタ15に取り付けられて絶縁プロテクタ15を上方から覆うカバー40と、を備える。
【0026】
(絶縁プロテクタ15)
絶縁プロテクタ15は、絶縁性の合成樹脂からなる。絶縁プロテクタ15には、複数のバスバー16をそれぞれ収容する複数の第1収容部24が形成されている。
【0027】
図1に示すように、第1収容部24は上方から見て左右方向に細長い概ね長方形状をなしており、バスバー16よりもやや大きな形状とされている。第1収容部24にはバスバー16の周囲を囲う第1周壁29が形成されている。第1周壁29の上端は上方に開口する開口部28が形成されており、この開口部28内にバスバー16及び第1電圧検知端子20が収容されるようになっている。
【0028】
第1収容部24の四隅のうち一の隅部には上下方向に延びる第1スリット25が形成されている。第1スリット25の上端部は上方に開口されている。
【0029】
複数の第1収容部24は、左右方向に間隔を空けて並ぶと共に、前後方向についても間隔を空けて配されている。
【0030】
(バスバー16)
バスバー16は、金属板材を所定形状にプレス加工してなる。金属板材としては、銅、銅合金、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。バスバー16は上方から見て左右方向に細長く延びた形状をなしている。バスバー16には、図示しないボルトが挿通される貫通孔19Aがバスバー16を貫通して形成されている。貫通孔19A内にボルトが貫通された状態で、ねじ孔が形成された電極端子にボルトが螺合されることにより、電極端子とバスバー16とが電気的に接続される。
【0031】
(第1電圧検知端子20)
バスバー16の上には蓄電素子11の電圧を検知する第1電圧検知端子20が重ねられている。第1電圧検知端子20は、金属板材を所定形状にプレス加工してなる。金属板材としては銅、銅合金、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。第1電圧検知端子20は、板状をなす電極接続部21と、電極接続部21から延出されたバレル部22と、を備える。
【0032】
電極接続部21には、ボルトが挿通される貫通孔19Bが形成されている。第1電圧検知端子20は、バスバー16によって接続される隣り合う電極端子の一方において、ボルトの頭部とバスバー16との間に挟まれることにより、電極端子に電気的に接続されるようになっている。
【0033】
バレル部22には、電圧検知線23(電線の一例)の一方の端部が圧着されている。電圧検知線23の他方の端部は、例えばECUのような外部接続機器(図示せず)に接続されている。バレル部22は電極接続部21の側方から延出されている。
【0034】
バレル部22は、第1収容部24の第1スリット25内に収容されている。これにより、バレル部22は、第1収容部24の四隅のうち、一の隅部から、第1収容部24の外部に導出されている。
【0035】
なお、ECUは、マイクロコンピュータ、素子等が搭載されたものであって、蓄電素子11の電圧・電流・温度等の検知、各蓄電素子11の充放電コントロール等を行うための機能を備えた周知の構成のものである。
【0036】
(第2電圧検知端子50)
また、蓄電素子11の上面には、前後方向の中央付近の位置に、蓄電要素と電気的に接続されると共に、蓄電要素の電圧をモニターするためのモニター電極(図示せず)が形成されている。このモニター電極の上面には第2電圧検知端子50が接続されている。第2電圧検知端子50は、金属板材を所定形状にプレス加工してなる。金属板材としては銅、銅合金、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。第2電圧検知端子50は、板状をなす電極接続部51と、電極接続部51から延出されたバレル部52と、を備える。
【0037】
電極接続部51には、図示しないボルトが挿通される貫通孔19Cが形成されている。第2電圧検知端子50は、ボルトの頭部とモニター電極との間に挟まれることにより、モニター電極に電気的に接続されるようになっている。
【0038】
バレル部52には、電圧検知線23(電線の一例)の一方の端部が圧着されている。電圧検知線23の他方の端部は、例えばECUのような外部接続機器(図示せず)に接続されている。バレル部52は電極接続部51の側方から延出されている。
【0039】
絶縁プロテクタ15には、前後に間隔を空けて配された複数の第1収容部24の間の位置に、第2電圧検知端子50が収容される第2収容部54が形成されている。
【0040】
図1に示すように、第2収容部54は上方から見て略長方形状をなしており、第2電圧検知端子50よりもやや大きな形状とされている。第2収容部54には第2電圧検知端子50の周囲を囲う第2周壁59が形成されている。第2周壁59の上端は上方に開口する開口部58が形成されており、この開口部58内に第2電圧検知端子50が収容されるようになっている。
【0041】
第2収容部54を構成する第2周壁59には、上下方向に延びる第2スリット55が形成されている。第2スリット55の上端部は上方に開口されている。
【0042】
第2電圧検知端子50のバレル部52は第2スリット55内に収容されている。これにより、第2電圧検知端子50のバレル部52は、第2スリット55から、第2収容部54の外部に導出されている。
【0043】
(電線配索部70)
図3に示すように、絶縁プロテクタ15には、複数の電圧検知線23が配索される電線配索部70が形成されている。電線配索部70は、絶縁プロテクタ15の延びる方向(左右方向)に沿って細長く延びて形成されている。
【0044】
電線配索部70は、複数の電圧検知線23が載置される載置壁71と、この載置壁71の側縁から上方に立ち上がって形成された一対の側壁72と、を備えた溝状に形成されている。載置壁71の上面は、電圧検知線23が載置される載置面76とされる。電線配索部70は、前側(図1における下側)に配された複数の第1収容部24と複数の第2収容部54との間に形成された第1分岐部73と、後側(図1における上側)に配された複数の第1収容部24と複数の第2収容部54との間に形成された第2分岐部74と、第1分岐部73の右端部と第2分岐部74の右端部とが互いに接近して一体化すると共に右方に延出された合流部75と、を備える。
【0045】
図4に示すように、合流部75の右端部には、載置壁71の載置面76から側壁72が立ち上がる方向(上方)に突出する突出部77が形成されている。突出部77は、上方から見て、前後方向に延びる本体78と、本体78の前端部及び後端部から、それぞれ左方に延びる2つの延出部79と、を備える。突出部77の延出部79は、側壁72の右端部と連続して形成されている。また、突出部77の、載置壁71からの上方への突出高さ寸法は、側壁72の、載置壁71からの上方への突出高さ寸法よりも高く設定されている。
【0046】
突出部77の本体78の上端部には、本体78と一体に形成されたヒンジ部80が形成されている。ヒンジ部80は、突出部77及び電線取り付け部81よりも薄く形成されており、可撓性を有する。ヒンジ部80には、本体78と反対側の端部に、複数の電圧検知線23が取り付けられる電線取り付け部81が形成されている。換言すると、突出部77の上端部には、ヒンジ部80を介して電線取り付け部81が形成されている。
【0047】
電線取り付け部81は板状をなしており、ヒンジ部80側の端部においてはヒンジ部80よりもやや幅広に形成されている。また、電線取り付け部81は、図3における上方から見て、右前端部が凹んで形成されている。このように電線取り付け部81の一部が凹んだ形状とされていることにより、締結部材84を、電線取り付け部81及び電圧検知線23の外周に巻回することが、容易になっている。
【0048】
図4に示すように、電線取り付け部81の後端部には、図4における左右方向に延びる補助壁82が、上方に突出して形成されている。補助壁82は前後方向から見て略長方形状をなしている。補助壁82の左右方向の長さ寸法は、電線取り付け部81の左右方向の長さ寸法と同じか、又は、やや小さく設定されている。
【0049】
図4に示すように、電線取り付け部81の右端部には、下方に突出するストッパが形成されている。図5に示すように、ストッパ83は、複数の電圧検知線23を電線取り付け部81に取り付ける締結部材84に対して右方から当接することにより、締結部材84が電線取り付け部81から右方に抜け落ちることを抑制するようになっている。
【0050】
(カバー40)
図2に示すように、絶縁プロテクタ15の上面に合成樹脂製のカバー40が取り付けられることにより、絶縁プロテクタ15の上面はカバー40によって覆われるようになっている。カバー40は、概ね、上方から見た絶縁プロテクタ15の形状に倣って形成されている。カバー40の右端部からは電線配索部70の合流部75に対応する位置に、右方に延びる延長カバー部41が形成されている。延長カバー部41の左右方向の長さ寸法は、合流部75の左右方向の長さ寸法よりも短く設定されており、延長カバー部41の右方からは、合流部75及び電線取り付け部81が露出している。
【0051】
図2に示すように、カバー40のうち、図2における右後端部は凹状に形成された凹部42とされている。凹部42に対応する領域においては、絶縁プロテクタ15の一部が露出している。絶縁プロテクタ15のうち、凹部42から露出した部分には、蓄電モジュール13と外部機器とを接続する外部接続端子30が配されている。外部接続端子30は、絶縁プロテクタ15に形成された外部接続端子カバー31によって上方から覆われている。
【0052】
(電圧検知線23の電線取り付け部81への取り付け構造)
図5及び図6に示すように、複数の電圧検知線23は、電線取り付け部81が載置面76に沿う方向に延びた姿勢に配された状態で、締結部材84によって電線取り付け部81に取り付けられるようになっている。本実施形態においては、複数の電圧検知線23は、電線取り付け部81が載置面76に平行な方向に延びた姿勢に配された状態で、電線取り付け部81に取り付けられるようになっている。
【0053】
締結部材84は、細長い帯状に形成されている。締結部材84は、合成樹脂、金属等、必要に応じて任意の材料から構成される。
【0054】
複数の電圧検知線23が電線取り付け部81の上面に載置された状態で、締結部材84は、複数の電圧検知線23及び電線取り付け部81の外側から締結部材84が巻回されている。締結部材84は、公知の締結手段によって、複数の電圧検知線23及び電線取り付け部81が締結部材84によって締め付けられた状態で、固定される。
【0055】
図5に示すように、ストッパ83が締結部材84に右方から当接することにより、ストッパ83の右方への抜け止めを抑制するようになっている。
【0056】
図5に示すように、載置壁71の載置面76から突出部77が突出していることにより、複数の電圧検知線23と、載置壁71と、突出部77とに囲まれた領域には、スペースが形成されている。
【0057】
図7に示すように、複数の電圧検知線23が電線取り付け部81に取り付けられた状態で、ヒンジ部80が曲げられることにより、電線取り付け部81が載置面76に交差する方向に延びた姿勢に配されるようになっている。本実施形態においては、電線取り付け部81は載置面76に対して略直交する方向に延びた姿勢で配されるようになっている。なお、略直交とは、載置面76と電線取り付け部81の延びる方向とが90°である場合を含むと共に、85°〜95°である場合を含む。
【0058】
図7に示すように、ヒンジ部80が曲げられた状態においては、複数の電圧検知線23は、載置壁71の載置面76から交差する方向に曲げられている。複数の電圧検知線23が束ねられた場合、複数の電圧検知線23を曲げるためには、複数の電圧検知線23が撓む領域が必要となる。電圧検知線23の本数が多くなればなるほど、電圧検知線23が撓むために必要とされる領域は大きくなる。
【0059】
本実施形態においては、図5に形成されたスペース内に、撓んだ電圧検知線23が収容されるようになっている。
【0060】
なお、図8に示すように、ヒンジ部80が曲げられ、且つ、カバー40が絶縁プロテクタ15に取り付けられた状態において、延長カバー部41と、複数の電圧検知線23とは離間しており、互いに干渉しないようになっている。
【0061】
(本実施形態の製造工程の一例)
続いて、本実施形態に係る蓄電モジュール13の製造工程の一例を示す。なお、蓄電モジュール13の製造工程は下記の記載に限定されない。
【0062】
まず、絶縁性の合成樹脂により、絶縁プロテクタ15を所定の形状に射出成型する。絶縁プロテクタ15の第1収容部24にバスバー16を収容する。
【0063】
また、金属板材をプレス加工することにより、第1電圧検知端子20、及び第2電圧検知端子50を所定の形状に成形する。第1電圧検知端子20のバレル部22に電圧検知線23の端部を圧着する。また、第2電圧検知端子50のバレル部52に電圧検知線23の端部を圧着する。
【0064】
絶縁プロテクタ15の第1収容部24内に第1電圧検知端子20を収容する。このとき、バレル部22を第1スリット25内に収容する。バレル部22に接続された電圧検知線23は電線配索部70内に配索する。
【0065】
また、絶縁プロテクタ15の第2収容部54内に第2電圧検知端子50を収容する。このとき、バレル部52を第2スリット55内に収容する。バレル部52に接続された電圧検知線23は電線配索部70内に配索する。
【0066】
複数の電圧検知線23を電線配索部70内に配索する。詳細には、電圧検知線23は、第1分岐部73又は第2分岐部74内に配索された後、合流部75内へと配索される。複数の電圧検知線23は、合流部75において、1つの束に纏められる。
【0067】
電線取り付け部81が、載置壁71の載置面76に沿う方向に延びた姿勢で配された状態で、電線取り付け部81の上面に複数の電圧検知線23を載置する。その後、複数の電圧検知線23の外周に、締結部材84を巻き付けて、締結部材84を締め付けることにより、複数の電圧検知線23を電線取り付け部81に取り付ける。これにより、配線モジュール中間体85が形成される。
【0068】
複数の配線モジュール中間体85を、図示しない他の工場に移送する。このとき、複数の配線モジュール中間体85を、載置壁71の載置面76に交差する方向に積層してもよい。
【0069】
他の工場に移送された配線モジュール中間体85を、複数の蓄電素子11が並べられた蓄電素子群12の上に取り付ける。蓄電素子11の電極端子とバスバー16とを電気的に接続する。
【0070】
絶縁プロテクタ15のヒンジ部80を曲げて、電線取り付け部81を、載置壁71の載置面76に交差する方向に延びた姿勢に配する。絶縁プロテクタ15の上面にカバー40を取り付けて、絶縁プロテクタ15の上面を覆う。これにより、蓄電モジュール13が完成する。
【0071】
(本実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、複数の蓄電素子11を備えた蓄電素子群12に取り付けられる配線モジュール10は下記の構成を有する。すなわち、配線モジュール10は、絶縁性の合成樹脂製の絶縁プロテクタ15と、絶縁プロテクタ15に配索された複数の電圧検知線23と、を備える。絶縁プロテクタ15は複数の電圧検知線23が配索された電線配索部70を有している。電線配索部70は複数の電圧検知線23が載置される載置面76を有する載置壁71を有しており、載置壁71には載置面76から突出する突出部77が形成されており、突出部77の先端には可撓性を有するヒンジ部80を介して、電線取り付け部81が形成されている。電線取り付け部81には複数の電圧検知線23が取り付けられている。複数の電圧検知線23は、電線取り付け部81が載置面76に沿う方向に延びた姿勢に配された状態で、電線取り付け部81に取り付けられるようになっており、複数の電圧検知線23が電線取り付け部81に取り付けられた後に、ヒンジ部80が曲げられることにより、電線取り付け部81が載置面76に交差する方向に延びた姿勢に配される。
【0072】
複数の電圧検知線23は、電線配索部70に配索されることにより、載置壁71の載置面76に載置される。これにより、複数の電圧検知線23は載置面76に沿う方向に延びた姿勢で、電線配索部70に配索される。複数の電圧検知線23を電線取り付け部81に取り付ける際、電線取り付け部81は載置面76に沿う方向に延びた姿勢とされているので、複数の電圧検知線23を取り付ける作業を容易に行うことができる。その後、複数の電圧検知線23を載置面76に交差する方向に延びた姿勢にするためには、ヒンジ部80を曲げるという簡単な操作すればよい。この操作により、電線取り付け部81を載置面76に交差する方向に延びる姿勢へと変更することができる。この結果、複数の電圧検知線23を、載置壁71の載置面76と交差する方向に、容易に配索することができる。
【0073】
また、本実施形態においては、ヒンジ部80は、載置壁71から突出する突出部77の先端に形成されている。これにより、載置壁71に載置された複数の電圧検知線23と、電線取り付け部81に取り付けられ複数の電圧検知線23との間には、突出部77の載置壁71からの突出高さ寸法Lの分だけ、高低差が形成されている。この高低差により、載置壁71と、突出部77と、複数の電圧検知線23との間にはスペース86が形成される。このスペース86内に、複数の電圧検知線23が載置面76と交差する姿勢に曲げられた際に、複数の電圧検知線23が収容される。これにより、複数の電圧検知線23が載置面76と交差する姿勢に曲げられた際に、複数の電圧検知線23が過度に撓むことを抑制することができる。
【0074】
また、本実施形態によれば、電線取り付け部81には、ヒンジ部80と反対側の端部に、複数の電圧検知線23が取り付けられる側と反対側に突出して形成されて、複数の電圧検知線23を電線取り付け部81に取り付けるための締結部材84の抜け止めをするストッパ83が形成されている。これにより、載置壁71に載置された複数の電圧検知線23と、電線取り付け部81に取り付けられ複数の電圧検知線23との間には、突出部77の載置壁71からの突出高さ寸法Lの分だけ、高低差が形成されている。この高低差により、載置壁71と、突出部77と、複数の電圧検知線23との間にはスペース86が形成される。このスペース86内に、複数の電圧検知線23が載置面76と交差する姿勢に曲げられた際に、複数の電圧検知線23が収容される。これにより、複数の電圧検知線23が載置面76と交差する姿勢に曲げられた際に、複数の電圧検知線23が過度に撓むことを抑制することができる。
【0075】
また、本実施形態によれば、電線取り付け部81には、複数の電圧検知線23が取り付けられる側の面に、補助壁82が立ち上がって形成されている。これにより、複数の電圧検知線23が電線取り付け部81から外れてしまうことを抑制することができる。
【0076】
また、本実施形態によれば、複数の電圧検知線23は、複数の蓄電素子11に接続されて複数の蓄電素子11の電圧を検出する。蓄電素子11の個数が増えると、電圧検知線23の本数も増える。すると、複数の電圧検知線23の束の剛性が増大するので、複数の電圧検知線23の配索方向を変える操作が困難になることが懸念される。本実施形態によれば、ヒンジ部80を曲げるという簡易な操作によって、複数の電圧検知線23の配索方向を変えることができる。
【0077】
また、本実施形態によれば、絶縁性の合成樹脂製の絶縁プロテクタ15と、絶縁プロテクタ15に配索された複数の電圧検知線23と、を備えた配線モジュール中間体85は、以下の構成を有する。すなわち、絶縁プロテクタ15は複数の電圧検知線23が配索された電線配索部70を有しており、電線配索部70は複数の電圧検知線23が載置される載置面76を有する載置壁71を有しており、載置壁71には載置面76から突出する突出部77が形成されており、突出部77の先端には可撓性を有するヒンジ部80を介して複数の電圧検知線23が取り付けられる電線取り付け部81が形成されており、複数の電圧検知線23は、電線取り付け部81が載置面76に沿う方向に延びた姿勢に配された状態で、電線取り付け部81に取り付けられる。
【0078】
本実施形態によれば、複数の電圧検知線23は載置面76に沿う方向に延びた姿勢で電線取り付け部81に取り付けられているので、配線モジュール中間体85を運搬する際に、複数の電圧検知線23が、載置壁71の載置面76と交差する方向に突出して、異物と接触することを抑制することができる。
【0079】
また、本実施形態においては、複数の蓄電素子11を備えた蓄電素子群12に取り付けられる配線モジュール10の製造方法は、複数の電圧検知線23が載置される載置面76を備えた載置壁71を有する電線配索部70と、載置壁71の載置面76から突出する突出部77と、突出部77の先端に形成されて可撓性を有するヒンジ部80を介して複数の電圧検知線23が取り付けられる電線取り付け部81と、を備えた絶縁プロテクタ15を形成する工程と、電線配索部70の載置壁71に複数の電圧検知線23を載置する工程と、複数の電圧検知線23を、電線取り付け部81が載置面76に沿う方向に延びた姿勢に配された状態で、電線取り付け部81に取り付ける工程と、複数の電圧検知線23が電線取り付け部81に取り付けられた後に、ヒンジ部80を曲げることにより、電線取り付け部81を載置面76に交差する方向に延びた姿勢に配する工程と、を備える。
【0080】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0081】
(1)本実施形態においては、1つの配線モジュール10に1つの電線取り付け部81が形成される構成としたが、これに限られず、1つの配線モジュール10に複数の電線取り付け部81が形成される構成としてもよい。
【0082】
(2)本実施形態においては、絶縁プロテクタ15の端部に電線取り付け部81が形成される構成としたが、これに限られず、電線取り付け部81は、例えば、絶縁プロテクタ15の左右方向の中央付近に形成されていてもよく、電線取り付け部81は必要に応じて絶縁プロテクタ15の任意の位置に形成することができる。
【0083】
(3)本実施形態においては、ヒンジ部80が曲げられることにより、電線取り付け部81は、載置壁71の載置面76に直交する方向に延びる姿勢に配される構成としたが、これに限られず、電線取り付け部81は、載置面76に対して任意の角度で交差する方向に延びる姿勢に配される構成としてもよい。
【0084】
(4)本実施形態においては、複数の電線は蓄電素子11の電圧を検知するものとしたが、これに限られず、複数の電線は、蓄電素子11の温度を検知するものとしてもよい。また、複数の電線は、蓄電素子11に接続されていなくてもよく、例えば、蓄電モジュール13とは異なる機器に接続された複数の電線が、配線モジュール10に配索されているものであってもよい。
【0085】
(5)ストッパ83は省略することができる。
【0086】
(6)補助壁82は省略することができる。
【0087】
(7)蓄電素子11は、キャパシタ、またはコンデンサとすることができる。
【符号の説明】
【0088】
10:配線モジュール
11:蓄電素子
12:蓄電素子群
15:絶縁プロテクタ
23:電圧検知線
70:電線配索部
71:載置壁
76:載置面
77:突出部
80:ヒンジ部
81:電線取り付け部
82:補助壁
83:ストッパ
85:配線モジュール中間体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8