【実施例】
【0025】
(LEDパッケージの構成)
図1、
図1−A、
図1−Bは、LEDパッケージの構成を示す模式図である。
図1は表面実装型紫色LEDパッケージの構成を示す平面斜視図であり、
図1−Aは、その平面斜視図のA−A矢視断面図、
図1−Bは、その他のLED素子の表面実装型LEDパッケージの構成を示すA−A矢視断面図である。
【0026】
本実施の形態では、
図1、
図1−Aに示すように、LEDパッケージは表面実装型LEDパッケージ1である。表面実装型紫色LEDパッケージ1はセラミックや樹脂で成形されたキャピティ12と、キャピティ12に実装された紫色LED素子10と、キャピティ12の内側の面に形成され、紫色LED素子10が発光した紫色光エネルルギー74を前面に反射するリフレクタ14と、キャピティ12内を充填しR(赤色)G(緑色)B(青色)蛍光体含有のシリコン樹脂からなる封止材15と、RGB蛍光体との同時加法混色により白色光エネルギー68の発光とともに、紫外線69も放射する紫色LEDパッケージ1と、キャピティ12の上部に形成され、紫色LED素子10とRGB蛍光体の組み合わせで同時加法混色されて発光放射された白色光エネルギー68及び紫外線69を吸収し、光起電力効果で起電力を発電する有機薄膜透明太陽電池100と、紫色LED素子10から見て、有機薄膜透明太陽電池100のすぐ外側に形成され、有機薄膜透明太陽電池100で吸収しきれずに有機薄膜透明太陽電池類100を透過した紫外線69を吸収消滅し、紫外線69を含まない白色光エネルギー68はそのまま透過させる透明UVカット材料104と、を備える。尚、本実施形態では、紫色LEDパッケージ1と透明の有機薄膜太陽電池100を用いたが、青色LEDパッケージと色素増感太陽電池でも、他のLEDパッケージと他の透明太陽電池類の組み合わせでもよい。又、本実施形態でいう透明とは、可視光線を100%透過する完全な透明ではなく、可視光線をある程度、例えば、60%以上透過させる程度の透明度を示すものである。また、上記パッケージ上のアノード電極、カソード電極、それらと紫色LED素子10とを接続する金属ワイヤなどの図示は省略している。
【0027】
またLED素子は、紫色LED素子10であり、紫色LED素子10が発光した紫色光エネルギー74を、封止材15に含有されるR、G、B蛍光体に当てて光の三原色を応用した同時加法混色で、可視光全域を蛍光体発光で得る白色の光エネルギー68を実現するので、これまで主流であった青色LED素子と黄色蛍光体の組み合わせで疑似白色光を発光照射させる方法と比べ、はるかに色再現度を高められ、RGBそれぞれの蛍光体の増減の調整でRa(平均演色評価数)100に近づけることが容易であるし、また、RGBそれぞれの蛍光体の増減の調整で白色光以外の、例えば、赤色系、緑色系、青色系、黄色系、等の光エネルギー68の発光照射も容易であることは公知のことである。また、紫色LED素子10が発光する紫色の光エネルギー74は、RGB蛍光体との同時加法混色により白色光または同時加法混色で発光可能な色の光エネルギー68の発光とともに紫外線69(紫外線光エネルギー73)も放射することも公知のことである。尚、本実施形態では、紫色LED素子を採用したが、近紫外光LED素子、或いは青色LED素子、若しくは近赤外光LED素子を採用してもよい。
【0028】
また、キャピティ12に実装される紫色LED素子10は、フェイスアップタイプを採用したが、フェイスダウンタイプでもよい。
【0029】
また、
図1−A及び
図1−Bに示すように、紫色LED素子10は、1つであっても複数であってもよいし、集光レンズ16が取り付けられた構造であってもよい。またLED素子封止材15は、同時加法混色用RGB蛍光体を分散させた耐紫外性、耐熱性を有するシリコン樹脂を用いることが好ましい。
【0030】
(透明太陽電池の構成)
図2は、透明UVカットフィルム104と有機薄膜透明太陽電池100とLEDモジュール20の重合積層ブロック図である。
【0031】
図2に示すように有機薄膜透明太陽電池100は、第1透明電極層101と透明光電変換層102と第2透明電極層103で構成されこの順番に積層される。本実施の形態で使用される表面実装型紫色LEDパッケージ1を複数連接した紫色LEDモジュール20も同時加法混色で白色の光エネルルギー68と一緒に紫外線69(紫外線光エネルギー73)も放射する。RGBそれぞれの蛍光体の増減で紫外線量を調整することにより、高い起電力を発電する有機薄膜透明太陽電池100は、紫色LEDモジュール20から発光放射される紫外線光エネルギー73を吸収し、光起電力効果で自家発電した起電力は図示しない直流制御器111を経由して紫色LEDモジュール20に供給するか、または図示しない二次リチウムイオン蓄電池120に蓄電する。尚、有機薄膜透明太陽電池100が自家発電した起電力の発生電圧は、紫外線光エネルギー73の入射光量に左右されるのでそのままの電圧を使用することはできない。そこで有機薄膜透明太陽電池100で発電した発生電圧を、供給予定先の例えば、紫色LEDモジュール20、または二次リチウムイオン蓄電池120等の供給先に適合するように制御する直流制御器111を設け、有機薄膜透明太陽電池100からの発生電圧をこの直流制御器111で制御した後、紫色LEDモジュール20に供給するか、または二次リチウムイオン蓄電池120に蓄電する。また、有機薄膜透明太陽電池100から紫色LEDモジュール20やリチウムイオン蓄電池120に供給するための配線などの図示は省略している。
【0032】
(透明のUVカットフィルムの構成)
また、
図2に示すように透明UVカットフィルム104は、紫色LEDモジュール20から見て、有機薄膜透明太陽電池100のすぐ外側に形成され、有機薄膜透明太陽電池100で吸収され起電力を発電した後の、有機薄膜透明太陽電池100で吸収しきれなかった紫外線69を吸収消滅させ、紫外線69を含まない光エネルギー68はそのまま透過させることで透明UVカットフィルム104から先に存在するランプカバー105や人体に紫外線69を放射する悪影響を防止する。尚、本実施の形態では、透明UVカットフィルムを採用したが、透明で紫外線69を吸収消滅させる材料なら他の材料でも良い。また有機薄膜透明太陽電池100である程度紫外線を吸収し、有機薄膜透明太陽電池100の外側に存在するランプカバー105や人体に紫外線を放射する影響が少なければ、透明UVカットフィルム104は形成しなくともよい。
【0033】
〈実施の形態1〉
(自家発電照明器具の構成)
本発明の実施の形態1について説明する。
図3、
図3−Aは、有機薄膜透明太陽電池による節電型LED照明器具の本実施の形態を示す模式図である。
図3は、節電型LED照明器具の躯体斜視図、
図3−Aはその躯体斜視図のA−A矢視断面図であり、
図3−Bは電気回路の斜視図である。
【0034】
図3、
図3−A及び
図3−Bによると、商業用電力(交流)を交流直流変換器110で直流に変換された電力の供給を受けて紫外線光エネルギー73を発光放射する表面実装型紫色LEDパッケージ1を複数連接した紫色LEDモジュール20と、紫色LEDモジュール20から発光放射された紫外線光エネルギー73を吸収し光起電力効果で起電力を自家発電する有機薄膜透明太陽電池100と、表面実装型紫色LEDパッケージ1から見て、有機薄膜透明太陽電池100のすぐ外側に形成され、有機薄膜透明太陽電池100を透過した紫外線69を吸収消滅させる透明UVカットフィルム104と、ランプカバー105で構成される。有機薄膜透明太陽電池100は、紫色LEDモジュール20を四角状に囲いながら覆うように形成されたランプカバー105の内側最前列に形成される。透明UVカットフィルム104は、有機薄膜透明太陽電池100で吸収され起電力を発電した後の、残りの紫外線69を吸収消滅し、紫外線69を含まない光エネルギー68はそのまま透過させ、UVカットフィルム104から先に存在するランプカバー105や人体に紫外線69を放射する悪影響を防止する。有機薄膜透明太陽電池100は、紫色LEDモジュール20から発光放射された紫外線光エネルギー73を吸収し光起電力効果で発電された起電力は紫色LEDモジュール20に供給させる。紫色LEDモジュール20は、紫外線光エネルギー73を発光するための商業用電力は必要最小の電力でよく、必要最小の電力供給で発光された紫外線光エネルギー73を有機薄膜透明太陽電池100が吸収発電し発電された起電力が加わり、商業用電力での紫外線光エネルギー73の発光放射と、有機薄膜透明太陽電池100で発電された起電力での紫外線光エネルギー73の発光放射の、両方の合算された紫外線光エネルギー73を発光するので、紫色LEDモジュール20は、与えられた商業用電力での発光放射能力をはるかに上回る光エネルギー68を発光照射する能力を発揮する。
【0035】
(電気回路)
図3−Bは、電気回路の斜視図である。商業用電力(交流)の供給を受け交流直流変換器110で変換された直流電力を紫色LEDモジュール20に供給し点灯させる。点灯された紫色LEDモジュール20から発光放射された紫外線光エネルギー73を吸収する有機薄膜透明太陽電池100は、発光放射された紫外線光エネルギー73を吸収し光起電力効果で発電した起電力は直流制御器111を経由して紫色LEDモジュール20に供給する。
【0036】
〈実施の形態2〉
(節電型複数列LED照明器具の構成)
本実施の形態2について説明する。
図4および
図4−A、
図4−Bは、本実施の形態を示す模式図である。
図4は節電型複数列LED照明器具の躯体斜視図であり、
図4−Aは、その躯体斜視図のA−A矢視断面図であり、
図4−Bは、そのB−B矢視平面断面図である。また
図4−Cはその電気回路の斜視図である。
【0037】
本実施の形態は、紫色LEDモジュールの他に、独立した紫色LEDモジュールを使用することが実施の形態1とは異なる。以下、実施の形態1とは異なる要素について説明し、実施の形態1で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0038】
図4、
図4−A、
図4−B及び
図4−Cによると、LED照明器具41内には、商業用電力の供給を受けて紫外線光エネルギー73を発光放射する表面実装型紫色LEDパッケージ1が複数連接された紫色LEDモジュール20と、商業用電力の供給を受けず紫色LEDモジュール20とは連接されない、表面実装型紫色LEDパッケージ1が複数連接された独立した紫色LEDモジュール21と、紫色LEDモジュール20から商業用電力で発光放射された紫外線光エネルギー73を吸収し光起電力効果で起電力を自家発電する有機薄膜透明太陽電池100と、表面実装型紫色LEDパッケージ1から見て、有機薄膜透明太陽電池100のすぐ外側に形成され、有機薄膜透明太陽電池100を透過した紫外線69を吸収消滅させる透明のUVカットフィルム104と、を備え、有機薄膜透明太陽電池100は、LED照明器具41を囲いながら覆うように形成されたランプカバー105の内側最前列に形成され、紫色LEDモジュール20から発光放射された紫外線光エネルギー73を吸収し光起電力効果で発電した起電力は独立した紫色LEDモジュール21に供給させる。独立した紫色LEDモジュール21は、有機薄膜透明太陽電池100から起電力の供給を受けて、紫色LEDモジュール20から独立して自らも紫外線光エネルギー73を発光放射し、発光放射した紫外線光エネルギー73を有機薄膜透明太陽電池100に供給する。透明UVカットフィルム104は、有機薄膜透明太陽電池100で吸収され起電力を発電した後の残された紫外線69を吸収消滅し、紫外線69を含まない光エネルギー68はそのまま透過させ、UVカットフィルム104から先に存在するランプカバー105や人体に紫外線69を放射する悪影響を防止する。紫色LEDモジュール20が紫外線光エネルギー73を発光放射するための商業用電力は必要最小の電力でよく、必要最小の電力供給で発光放射された紫外線光エネルギー73を有機薄膜透明太陽電池100が吸収発電し発電された起電力は独立した紫色LEDモジュール21に供給し、独立した紫色LEDモジュール21は、供給された起電力で紫色LEDモジュール20から独立して、自らも紫外線光エネルギー73を発光するので、紫色LEDモジュール20と独立した紫色LEDモジュール21両方の、合算された紫外線光エネルギー73を発光放射するLED照明器具41は、与えられた商業用電力での発光照射能力をはるかに上回る光エネルギー68を発光照射する能力を発揮する。尚、有機薄膜透明太陽電池100と、紫色LEDモジュール20と独立した紫色LEDモジュール21とを結ぶ配線図は省略している。
【0039】
(電気回路)
図4−Cは電気回路の斜視図である。商業用電力(交流)の供給を受け交流直流変換器110で直流に変換された電力を紫色LEDモジュール20に供給し、発光放射された紫外線光エネルギー73を吸収する有機薄膜透明太陽電池100は、紫色LEDモジュール20の発光放射した紫外線光エネルギー73を吸収し光起電力効果で発電した起電力は直流制御器111を経由して独立した紫色LEDモジュール21に供給し、独立した紫色LEDモジュール21は、紫色LEDモジュール20から独立して紫外線光エネルギー73を発光する。紫色LEDモジュール20と独立した紫色LEDモジュール21両方から発光放射された紫外線光エネルギー73を吸収する有機薄膜透明太陽電池100は、さらに発電能力を高め発電した起電力は直流制御器111を経由して再び前記独立した紫色LEDモジュール21に供給する。
【0040】
〈実施の形態3〉
(光触媒LED照明器具の構成)
本実施形態3について説明する。
図5および
図5−Aは、有機薄膜透明太陽電池による光触媒LEDランプの実施例の模式図である。
図5は光触媒LEDランプ70の躯体斜視図であり、
図5−Aは、その躯体斜視図のA−A矢視断面図であり、
図5−Bは電気回路の斜視図である。
【0041】
本実施の形態は、紫色LEDモジュールの他に、紫外光LEDモジュールを使用することが実施の形態1とは異なる。以下、実施の形態1とは異なる要素について説明し、実施の形態1で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0042】
図5、
図5−A及び
図5−Cによれば、長尺状に形成された光触媒LEDランプ70は、表面実装型紫色LEDパッケージ1を長手方向に複数連接した紫色LEDモジュール20と、紫色LEDモジュール20から発光放射された紫外線光エネルギー73を吸収し光起電力効果で起電力を自家発電する有機薄膜透明太陽電池100と、表面実装型紫色LEDパッケージ1から見て、有機薄膜透明太陽電池100の外側に形成され、有機薄膜透明太陽電池100を透過した紫外線69を吸収消滅させる透明のUVカットフィルム104と、紫色LEDモジュール20とは連接されず、商業用電力の供給を受けない、紫外光LEDパッケージ3が複数連接された紫外光LEDモジュール23と、紫外光LEDモジュール23からの紫外光エネルギー71に励起されると光触媒機能を発揮する酸化チタンアパタイト層25と、を備え、紫色LEDモジュール20は、商業用電力の供給を受けて紫外線光エネルルギー73を発光放射し有機薄膜透明太陽電池100に供給する。有機薄膜透明太陽電池100は、表面実装型紫色LEDパッケージ1からみて、LEDランプ70のランプカバー105の内側最前列に形成され、紫色LEDモジュール20から発光放射された紫外線光エネルルギー73を吸収し光起電力効果で発電した起電力は、紫外光LEDモジュール23に供給する。透明UVカットフィルム104は、有機薄膜透明太陽電池100で吸収され起電力を発電した後の残りの紫外線69を吸収消滅し、紫外線69を含まない光エネルギー68はそのまま透過させUVカットフィルム104から先に存在するランプカバー105や人体に紫外線69を放射する悪影響を防止する。紫外光LEDモジュール23は、LED基板17を挟んで、紫色LEDモジュール20が設置される反対側(裏側)に設置し、紫色LEDモジュール20が発光照射する側とは反対側(裏側)に紫外光エネルギー71を発光放射し、紫色LEDモジュール20が発光放射する側に存在する人間や動植物に紫外光エネルギー71が発光照射される悪影響を防止する。また、紫外光LEDモジュール23を囲いながら覆うように形成された樹脂系のランプカバー26の外側に形成された酸化チタンアパタイト層25は、酸化チタンがアパタイト結晶構造中にイオン交換によって形成された酸化チタンアパタイト25を塗布または貼付し形成される。紫外光LEDモジュール23が紫外光エネルギー71を発光放射し、酸化チタンアパタイト層25を励起すると、酸化チタンアパタイト層25は、消臭効果、抗菌効果、殺菌効果などの光触媒機能を発揮する。尚、本実施の形態では長尺状LEDランプ70を採用したが、サークライン型でもダウンライト型でもよいし投光器型でもよい。
【0043】
(電気回路)
図5−Bは、商業用電力(交流)の供給を受け交流直流変換器110で直流に変換された電力を紫色LEDモジュール20に供給し点灯させる。透明太陽電池100は、発光放射された紫外線光エネルギー73を吸収し発電された起電力は直流制御器111を経由して紫外光LEDモジュール23に供給し点灯させる。
【0044】
〈実施の形態4〉
(停電対応型LED照明器具の構成)
図6、
図6−Aは有機薄膜透明太陽電池による停電対応型LED照明器具の実施の形態を示す模式図である。
図6は、停電対応型LED照明器具の躯体斜視図であり、
図6−Aは、その躯体斜視図のA−A矢視断面図であり、
図6−Bは、その電気回路の斜視図である。
【0045】
本実施の形態では、二次リチウムイオン蓄電池を使用することが実施の形態1とは異なる。以下、実施の形態1とは異なる要素について説明し、実施の形態1で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0046】
図6、
図6−A及び
図6−Bによれば、青色LEDモジュール19は長尺状である。本実施の形態では、商業用電力(交流)を交流直流変換器110で直流に変換された電力の供給を受けて図示しないリチウムイオン蓄電池120に電力を蓄電する。表面実装型青色LED素子11は、黄色蛍光体を含有した樹脂系の封止材18で封止される。表面実装型青色LEDパッケージ2が複数連接される青色LEDモジュール19は、リチウムイオン蓄電池120から電力の供給を受けて光エネルギー68を発光する。発光された光エネルギー68を吸収し光起電力効果で起電力を発電する色素増感透明太陽電池95は、青色LEDモジュール19を四角状に囲いながら覆うように形成されたランプカバー105の内側最前列に形成される構成とし、光源(青色LEDモジュール19)のすぐ近くに色素増感透明太陽電池95を配置することで、青色LEDパッケージ2が発光した白色光エネルギー68が、大きく減衰する前に吸収発電することで高い起電力を発電できる。さらに色素増感透明太陽電池95は、青色LEDモジュール19から発光された光エネルギー68を吸収し発電された起電力はリチウムイオン蓄電池120に蓄電させる。リチウムイオン蓄電池120は、商業用電力と色素増感透明太陽電池95から起電力の供給を受け蓄電しながら蓄電量が満充電状態になると過充電防止機能が働き、商業用電力と色素増感透明太陽電池95からの起電力の供給を自ら停止する機能を有し、さらにリチウムイオン蓄電池120は、過充電防止機能が働き商業用電力の供給停止後、満充電状態から電力が消費され蓄電可能になった瞬間から、色素増感透明太陽電池95からの起電力の供給を受け蓄電しながらも、予め設定された残蓄電量、例えば、蓄電量が30%から50%付近まで減少した時点で商業用電力の供給を自ら再開する機能と、を有する。青色LEDモジュール19は、電源スイッチのオン(通電)、オフ(遮断)機能のほかに、リチウムイオン蓄電池120が商業用電力と色素増感透明太陽電池95からの起電力の供給停止と、停電を感知する機能と、を有し、商業用電力と色素増感透明太陽電池95からの起電力の供給停止と、または停電を感知した場合、常時オン(通電)状態となり引き続きリチウムイオン蓄電池120から電力の供給を受け続ける機能と、を備える。青色LEDモジュール19は、商業用電力と色素増感透明太陽電池95からの起電力の供給停止と、または停電を感知すると同時にリチウムイオン蓄電池120から引き続き電力の供給を受けて光エネルギー68を発光し続け、発光された光エネルギー68を色素増感透明太陽電池95が吸収発電し発電された起電力はリチウムイオン蓄電池120に蓄電し、蓄電された電力を青色LEDモジュール19に再供給するエンドレス機能、つまり青色LEDモジュール19が点灯中に停電が発生しても引き続きリチウムイオン蓄電池120から電力の供給を受け光エネルギー68の発光と吸収発電を繰り返して自家発電しリチウムイオン蓄電池120に蓄電することで、リチウムイオン蓄電池120の放電能力時間の長寿命化を達成するとともに、電源スイッチをオフ(遮断)にしない限りリチウムイオン蓄電池120の蓄電量が0になるまで光エネルギー68を発光し、長時間にわたる非常用停電対応型照明器具としての役目と、商業用電力の供給停止中の節電機能も併せ持つことができる。尚、本実施の形態でリチウムイオン蓄電池120の残蓄電量を30%から50%と幅を持たせたのは、停電後復旧までに要する時間は、市街地では比較的早く復旧するので30%前後と設定し、山間部や停電の原因によっては復旧に時間がかかる場所では50%前後と残蓄電量を多くしたほうがよく、本発明の青色LEDモジュール19を使用する場所により適宜残蓄電量を設定することが望ましい。また青色LED素子11を採用したが紫色LED素子、または近紫外光LED素子、或いは近赤外光LED素子を使用してもよいし、長尺状の青色LEDモジュール19ではなく、サークライン型や角形、または丸形或いは投光器型に形成されたLEDモジュールでも良い。また、四角状にランプカバーを形成したが、楕円型でも丸形でもどのような形でも良い。また色素増感透明太陽電池95と直流制御器111とリチウムイオン蓄電池120を接続する配線等の図示は省略している。
【0047】
(電気回路)
図6−Bによれば、商業用電力(交流)の供給を受け交流直流変換器110で直流に変換された電力をリチウムイオン蓄電池120に蓄電し、蓄電された電力を青色LEDモジュール19に供給する。色素増感透明太陽電池95は、青色LEDモジュール19の発光した光エネルギー68を吸収し光起電力効果で発電した起電力は直流制御器111を経由してリチウムイオン蓄電池120に蓄電し、蓄電された電力を青色LEDモジュール19へ再供給する。
【0048】
〈実施の形態5〉
(外照式照明器具の構成)
実施の形態5について説明する。
図7及び
図7−Aは本発明の実施の形態を示す模式図であり、
図7は、外照式看板躯体斜視図であり、
図7−Aは、その躯体斜視図のA−A矢視断面図であり、
図7−Bは、その電気回路の斜視図である。
【0049】
本実施の形態は、外照式看板の絵柄表示面の表面側に形成した透明の有機薄膜透明太陽電池を使用することが実施の形態1とは異なる。以下、実施の形態1とは異なる要素について説明し、実施の形態1で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0050】
図7及び
図7−Aによれば、照射対象看板の表面、または看板の周囲壁面などの工作物表面に、有機薄膜透明太陽電池100を平面状に形成し、照射対象看板の表面、または看板の周囲壁面などの工作物表面の一端に図示しないリチウムイオン蓄電池120から電力の供給を受けて紫外線光エネルギー73を発光する表面実装型紫色LEDパッケージ1を複数連接した紫色LEDモジュール20が、照射対象看板または看板の周囲壁面に斜めに傾けて設置される。斜めに傾けた紫色LEDモジュール20から発光放射された紫外線光エネルギー73を吸収し発電された起電力はリチウムイオン蓄電池120に蓄電する。有機薄膜透明太陽電池100は、斜めに傾けた紫色LEDモジュール20から発光放射された紫外線光エネルギー73を吸収し発電された起電力はリチウムイオン蓄電池120に蓄電させる機能の他に、昼間の太陽光の紫外線光エネルギー73を吸収し起電力を発電しリチウムイオン蓄電池120に蓄電させる機能と、を有する。リチウムイオン蓄電池120は、商業用電力と有機薄膜透明太陽電池100からの起電力の供給を受け蓄電しながら蓄電量が満充電状態になると過充電防止機能が働き、商業用電力と有機薄膜透明太陽電池100からの起電力の供給を自ら停止する機能を有し、さらにリチウムイオン蓄電池120は、商業用電力と有機薄膜透明太陽電池100からの供給停止後、満充電状態から電力が消費され蓄電可能になった瞬間から透明太陽電池100からの起電力の供給を受け蓄電しながらも、予め設定された残蓄電量、例えば、蓄電量が30%から50%付近まで減少した時点で商業用電力の供給を自ら再開する機能と、を有する。紫色LEDモジュール20は、電源スイッチのオン、オフ機能のほかに、リチウムイオン蓄電池120が商業用電力と有機薄膜透明太陽電池100から起電力の供給停止と、停電を感知する機能と、を有し、商業用電力と有機薄膜透明太陽電池からの起電力の供給停止と、または停電を感知した場合、常時オン状態になりリチウムイオン蓄電池120より引き続き電力の供給を受け続ける機能と、を備える。紫色LEDモジュール20は、リチウムイオン蓄電池120の商業用電力と有機薄膜透明太陽電池100からの起電力の供給停止と、または停電を感知すると、リチウムイオン蓄電池120から引き続き電力の供給を受けて紫外線光エネルギー73を発光放射し続け、発光放射した紫外線光エネルギー73を有機薄膜透明太陽電池100が吸収発電し、発電された起電力はリチウムイオン蓄電池120に蓄電し、蓄電された電力を紫色LEDモジュール20に再供給するエンドレス機能、つまり斜めに傾けた紫色LEDモジュール20が点灯中に停電が発生しても、引き続きリチウムイオン蓄電池120から電力の供給を受け紫外線光エネルギー73の発光放射と吸収発電を繰り返して自家発電しリチウムイオン蓄電池120に蓄電することで、リチウムイオン蓄電池120の放電能力時間の長寿命化を達成するとともに、電源スイッチをオフにしない限りリチウムイオン蓄電池120の蓄電量が0になるまで紫外線光エネルギー73を発光し、長時間にわたり非常用停電対応型照明器具としての役目と、商業用電力の供給停止中の節電機能を発揮する。尚、本実施形態で使用される外照式看板が設置される場所の多くは、繁華街であり歩道脇のビル壁面が多く、停電時にビル入り口や歩道上を明るくすることで周囲に安全や安心感を提供できる。
【0051】
(電気回路)
図7−Bによれば、商業用電力(交流)の供給を受け交流直流変換器110で直流に変換された電力をリチウムイオン蓄電池120に蓄電し、蓄電された電力を斜めに傾けた紫色LEDモジュール20に供給する。リチウムイオン蓄電池120から電力の供給を受けて紫色LEDモジュール20から発光放射された紫外線光エネルギー73を絵柄表示面93の表面側の有機薄膜透明太陽電池100に供給し発電された起電力は直流制御器111を経由して二次リチウムイオン蓄電池120に蓄電し、蓄電された電力を再び紫色LEDモジュール20に供給する。また昼間は太陽光の紫外光エネルギー73を吸収し発電した起電力は直流制御器111を経由してリチウムイオン蓄電池120に蓄電する。
【0052】
〈実施の形態6〉
(停電対応型照明用有機ELパネルの構成)
実施の形態6について説明する。
図8及び
図8−Aは、照明用有機ELパネルの実施形態を示した模式図である。
図8は照明用有機ELパネルの躯体斜視図であり、
図8−Aは、その躯体斜視図のA−A矢視断面図であり、
図8−Bは照明用有機ELパネルの電気回路の斜視図である。
【0053】
本実施の形態は、LEDモジュールではなく、照明用有機ELパネルを使用することが実施の形態1とは異なる。以下、実施の形態1とは異なる要素について説明し、実施の形態1で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0054】
図8及び
図8−A、
図8−Bによれば、商業用電力と色素増感透明太陽電池95が発電した起電力の供給を受けて蓄電する図示しない二次リチウムイオン蓄電池120と、二次リチウムイオン蓄電池120から電力の供給を受けて光エネルギー68を発光し点灯する照明用有機ELパネル31と、照明用有機ELパネルを透過した後の光エネルギー68を吸収し起電力を発電する色素増感透明太陽電池95と、が設置される。
図8−Aは、有機ELパネル31と色素増感透明太陽電池95の構成を示すものであり、金属電極32と、有機電子輸送層(+)33と、有機発光層34と、有機正孔輸送層(−)35と、ITO透明電極36と、透明基板37と、色素増感透明太陽電池95とからなりこの順に積層される。有機ELパネル31内の有機発光層34から発光され有機ELパネル31を点灯した後の光エネルギー68を吸収し自家発電する色素増感透明太陽電池95は、有機ELパネルの透明基板37の外側に形成され、有機ELパネル31と重合積層される。二次リチウムイオン蓄電池120は、商業用電力と色素増感透明太陽電池95が光起電力効果で発電した起電力の供給を受け蓄電する。また、二次リチウムイオン蓄電池120は、蓄電量が満充電状態になると過充電防止機能が働き、商業用電力と色素増感透明太陽電池95で発電された起電力の供給を自ら停止する機能を有し、さらに二次リチウムイオン蓄電池120は、商業用電力の供給停止後、満充電状態から電力が消費され蓄電可能になった瞬間から色素増感透明太陽電池95からの起電力の供給を受け蓄電しながらも、予め設定された残蓄電量、例えば、蓄電量が30%から50%付近まで減少した時点で商業用電力の供給を自ら再開する機能と、を有する。照明用有機ELパネル31は、電源スイッチのオン(通電)、オフ(遮断)機能のほかに、商業用電力と色素増感透明太陽電池95からの起電力の供給停止と、停電を感知する機能と、を有し、商業用電力と色素増感透明太陽電池95からの起電力の供給停止と、または停電を感知した場合、常時オン状態になり二次リチウムイオン蓄電池120から引き続き電力の供給を受ける機能と、を備える。照明用有機ELパネル31は、二次リチウムイオン蓄電池120の商業用電力と色素増感透明太陽電池95からの起電力の供給停止と、または停電を感知すると、二次リチウムイオン蓄電池120から引き続き電力の供給を受けて光エネルギー68を発光し続け、発光した光エネルギー68を色素増感透明太陽電池95が吸収発電し、発電された起電力は二次リチウムイオン蓄電池120に蓄電し、蓄電された電力を再び照明用有機ELパネル31に供給するエンドレス機能、つまり照明用有機ELパネルが点灯中に停電が発生しても、引き続き二次リチウムイオン蓄電池120から電力の供給を受け光エネルギー68の発光と吸収発電を繰り返して自家発電し二次リチウムイオン蓄電池120に蓄電することで、二次リチウムイオン蓄電池120の放電能力時間の長寿命化を達成するとともに、電源スイッチをオフにしない限り二次リチウムイオン蓄電池120の蓄電量が0になるまで光エネルギー68を発光し、長時間にわたる非常用停電対応型照明器具としての役目と、商業用電力の供給停止中の節電機能も発揮する。尚、本実施の形態で二次リチウムイオン蓄電池120の残蓄電量を30%から50%と幅を持たせたのは、停電後、復旧までに要する時間は、市街地では比較的早く復旧するので30%前後と設定し、山間部や停電の原因によっては復旧に時間がかかる場所では50%前後と残蓄電量を多くしたほうがよく、本発明の照明用有機ELパネル31を使用する場所により適宜残蓄電量を設定することが望ましい。また、色素増感透明太陽電池95と直流制御器111とリチウムイオン蓄電池120を接続する配線等の図示は省略している。
【0055】
(電気回路)
図8−Bによれば、商業用電力を交流直流変換器110で直流に変換された電力の供給を受ける二次リチウムイオン蓄電池120は、蓄電された電力を照明用有機ELパネル31に供給する。照明用有機ELパネル31は、二次リチウムイオン蓄電池120から電力の供給を受けて光エネルギー68を発光し色素増感透明太陽電池95に供給する。色素増感透明太陽電池95で発電された起電力は直流制御器111を経由して二次リチウムイオン蓄電池120に蓄電し、蓄電された電力を照明用有機ELパネル31に再供給する。