特許第6202586号(P6202586)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6202586
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】カード収納体
(51)【国際特許分類】
   B42D 15/00 20060101AFI20170914BHJP
   B65D 5/18 20060101ALI20170914BHJP
   G09F 1/10 20060101ALI20170914BHJP
   B65D 5/50 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
   B42D15/00 341D
   B65D5/18 A
   G09F1/10 Y
   B65D5/50 C
【請求項の数】3
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2016-229540(P2016-229540)
(22)【出願日】2016年11月25日
【審査請求日】2017年1月25日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515134999
【氏名又は名称】UXENT株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100132300
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 浩一
(72)【発明者】
【氏名】永冨 泰高
【審査官】 藤井 達也
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第07861441(US,B1)
【文献】 米国特許第04245771(US,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0032632(US,A1)
【文献】 特開2016−097985(JP,A)
【文献】 特開2016−084167(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3181062(JP,U)
【文献】 特開2003−061801(JP,A)
【文献】 特開2001−137087(JP,A)
【文献】 実開昭50−135527(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 1/10 − 1/14
B65D 5/00 − 5/76
B65D 85/00 −85/28
B65D 85/575
B42D 15/00 −15/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面部と、
前記正面部から延びる底面部と、
前記底面部から延びる背面部と、
前記背面部の左側に配置され、前記背面部に対してほぼ直角で前記正面部の方向に位置づけられる左側面部と、
前記背面部の右側に配置され、前記背面部に対してほぼ直角で前記正面部の方向に位置づけられる右側面部と、を備えた本体部を含むカード収納体であって、
前記正面部と前記背面部とが、回動が可能な関係でそれぞれ前記底面部に接続され、
前記左側面部と前記右側面部はそれぞれ、前記背面部の上端に向かって先細の形状となっており、
前記正面部と前記背面部の少なくともいずれかの前記回動によって、前記正面部の上端と前記背面部の上端とが近接又は接する、閉じた状態が維持された状態から見開き状態に遷移させることが、複数回可能であり、
前記正面部と前記背面部の少なくともいずれかの前記回動によって、前記正面部と前記背面部とを前記閉じた状態に遷移させる場合、前記正面部から前記回動の方向に突出する第1突出部が、前記左側面部に形成された第1切欠部に挿入されるとともに、前記正面部から前記回動の方向に突出する第2突出部が、前記右側面部に形成された第2切欠部に挿入されることによって、前記正面部と前記背面部の位置関係が維持されることを特徴とするカード収納体。
【請求項2】
前記カード収納体の内部であって前記正面部の裏側には、カードの一部が挿入される第1カード保持部が設けられ、
前記カード収納体の内部であって前記背面部の裏側には、カードの一部が挿入される第2カード保持部が設けられ、
前記正面部と前記背面部の少なくともいずれかを回動させて、前記正面部と前記背面部とが前記見開き状態となった場合に、前記第1カード保持部に保持された第1カードの表面の少なくとも一部と、前記第2カード保持部に保持された第2カードの表面の少なくとも一部を同時に視認しうる構成であることを特徴とする、請求項1に記載のカード収納体。
【請求項3】
前記第1突出部、及び前記第2突出部はそれぞれ、前記正面部の側部から延びる第1傾斜縁部、前記第1傾斜縁部に連接される第2傾斜縁部、前記正面部の側部から延び、前記第1傾斜縁部より前記正面部の上端に近い位置に配置される第3傾斜縁部、及び前記第3傾斜縁部に連接される第4傾斜縁部を含み、
前記第1傾斜縁部と前記第3傾斜縁部は、前記第1突出部、及び前記第2突出部のそれぞれが、前記正面部の側部に向けて先細の形状となるような傾斜をもって構成され、
前記第2傾斜縁部と前記正面部の側部とのなす角が、前記第4傾斜縁部と前記正面部の側部とのなす角より大きくなるよう構成されることを特徴とする、請求項2に記載のカード収納体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、カードを収納可能なカード収納体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、コンビニエンスストア等の販売店舗では、音楽、ソフトウエア、書籍といった様々な商品のオンラインストアで利用可能なプリペイドカードが販売されており、その種類は、利用者のニーズに合わせて年々増加してきている。
【0003】
このようなプリペイドカードは、購入時に販売店舗のPOSシステムでアクティベートされて初めて有効にされるため、POSA(登録商標:Point Of Sales Activation)カードと呼ばれる。このカードは、上記のように、購入前は無効であるため、商品陳列時点で盗難の恐れがなく、また、購入後は誰でも利用可能であるため、プレゼントやギフトとして利用されることも多い。
【0004】
上記のように、プリペイドカードが、プレゼントやギフトに用いられることが多いために、販売店舗では、POSAカードの近くに、POSAカードを入れて他人に渡すためのぽち袋、お年玉袋、カード収納ボックス等が陳列されている。
【0005】
また、特許文献1には、コンピュータによりアクティベート可能なギフトカードを保持可能なグリーティングカードが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第7024807号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記のポチ袋やお年玉袋のような袋状のものにプリペイドカードを入れてプレゼントをする場合、その形状が薄く簡素であるため、プレゼントを受け取る側の期待感は高まらない。また、プリペイドカードとともにメッセージカードやさらなるプリペイドカードを添付するような場合、これら2枚のカードは重ねて袋に入れられるため、プレゼントを受け取る側は、これを1枚1枚順に確認していくこととなり、簡素な形態でのプレゼントであることも相まって、プレゼントによる大きな感動が得られない。
【0008】
一方、カード収納ボックスにプリペイドカードが収納されている場合、袋状のものより多少の期待感を与えることができるかもしれないが、プリペイドカードとともにメッセージカード等を添付するような場合、ボックスの蓋を取ったり開いたりしたときに、やはり、この場合も、これら2枚のカードは重ねて収納され、プレゼントを受け取る側は、これを1枚1枚順に確認していくこととなる。
【0009】
また、特許文献1のグリーティングカードにギフトカードが保持される場合も、その形状が薄く簡素であるため、プレゼントを受け取る側に大きな期待感を与えることはできない。
【0010】
従って、本発明の目的は、プリペイドカードやメンバーズカード等を複数収納可能なデザイン性の高いカード収納体であって、見開きの構造によって、2つのカードを同時に視認可能なカード収納体を提供することにある。
【0011】
さらに、本発明の目的は、それぞれ内側にカードを保持する前面部と背面部とが見開き構造となっており、見開き構造を閉じた場合に、底面部で地面と接することにより自立可能なバッグ型のカード収納体を提供することにある。
【0012】
またさらに、本発明の目的は、見開き構造を閉じた場合に、前面部と背面部が適切にロックされ、かつ、前面部と背面部とが滑らかにロック状態に移行するとともに、容易には開放状態とならないロック構造を有するカード収納体を提供することにある。
【0013】
またさらに、本発明の目的は、本体部が、1つの部品により組み立て可能(例えば、所定形状に切り取られた1つの紙素材を折り曲げ、接着等により組み立て可能)なカード収納体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の第1の実施態様に係る発明は、下記の構成を有する。
正面部と、
前記正面部から延びる底面部と、
前記底面部から延びる背面部と、
前記背面部の左側に配置され、前記背面部に対してほぼ直角で前記正面部の方向に位置づけられる左側面部と、
前記背面部の右側に配置され、前記背面部に対してほぼ直角で前記正面部の方向に位置づけられる右側面部と、を備えた本体部を含むカード収納体であって、
前記正面部と前記背面部とが、回動可能な関係でそれぞれ前記底面部に接続され、
前記左側面部と前記右側面部はそれぞれ、前記背面部の上端に向かって先細の形状となっていることを特徴とするカード収納体。
【0015】
本発明の第2の実施態様に係る発明は、第1の実施態様において下記の構成を有する。
前記カード収納体の内部であって前記正面部の裏側には、カードの一部が挿入される第1カード保持部(例えば、第1カード挿入口101b)が設けられ、
前記カード収納体の内部であって前記背面部の裏側には、カードの一部が挿入される第2カード保持部(例えば、第2カード挿入口102b)が設けられ、
前記正面部と前記背面部の少なくともいずれかを回動させて、前記正面部と前記背面部とが見開き状態となった場合に、前記第1カード保持部に保持された第1カードの表面の少なくとも一部と、前記第2カード保持部に保持された第2カードの表面の少なくとも一部を同時に視認しうるよう構成される。
【0016】
本発明の第3の実施態様に係る発明は、第1又は第2の実施態様において下記の構成を有する。
前記正面部と前記背面部の少なくともいずれかの回動によって、前記正面部の上端と前記背面部の上端とが近接又は接する状態に遷移する場合、前記正面部から突出して前記背面部に対してほぼ直角に延びる第1突出部(例えば、突出部134a)が、前記左側面部の側部に形成された第1切欠部(例えば、切欠部136a)に挿入されるとともに、前記正面部から突出して前記背面部に対してほぼ直角に延びる第2突出部(例えば、突出部134b)が、前記右側面部の側部に形成された第2切欠部(例えば、切欠部136b)に挿入されることによって、前記正面部と前記背面部の位置関係が維持されるよう構成される。
【0017】
本発明の第4の実施態様に係る発明は、第3の実施態様において下記の構成を有する。
前記第1突出部、及び前記第2突出部はそれぞれ、前記正面部の側部から延びる第1傾斜縁部(例えば、傾斜縁部161)、前記第1傾斜縁部に連接される第2傾斜縁部(例えば、傾斜縁部162)、前記正面部の側部から延び、前記第1傾斜縁部より前記正面部の上端に近い位置に配置される第3傾斜縁部(例えば、傾斜縁部163)、及び前記第3傾斜縁部に連接される第4傾斜縁部(例えば、傾斜縁部164)を含み、
前記第1傾斜縁部と前記第3傾斜縁部は、前記第1突出部、及び前記第2突出部のそれぞれが、前記正面部の側部に向けて先細の形状となるような傾斜をもって構成され、
前記第2傾斜縁部と前記正面部の側部とのなす角(例えば、角Q)が、前記第4傾斜縁部と前記正面部の側部とのなす角(例えば、角R)より大きくなるよう構成される。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係るカード収納体によって、収納された2つのプリペイドカード等が見開きの構造によって同時に視認可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の第1実施形態に係るカード収納体の展開図である。
図2】本発明の第1実施形態に係るカード収納体の正面図と背面図である。
図3】本発明の第1実施形態に係るカード収納体の左側面図と右側面図である。
図4】本発明の第1実施形態に係るカード収納体の平面図と底面図である。
図5】本発明の第1実施形態に係るカード収納体の斜視図である。
図6】本発明の第1実施形態に係るカード収納体の開閉途中を表す斜視図である。
図7】本発明の第1実施形態に係るカード収納体の見開きとなった状態を示す図である。
図8】本発明の第1実施形態に係るカード収納体の見開きとなった状態において、プリペイドカード等を収納した様子を示す図である。
図9】本発明の第2実施形態に係るカード収納体の展開図である。
図10】本発明の第2実施形態に係るカード収納体の正面図と背面図である。
図11】本発明の第2実施形態に係るカード収納体の左側面図と右側面図である。
図12】本発明の第2実施形態に係るカード収納体の平面図と底面図である。
図13】本発明の第2実施形態に係るカード収納体の斜視図である。
図14】本発明の第2実施形態に係るカード収納体の開閉途中を表す斜視図である。
図15】本発明の第2実施形態に係るカード収納体の見開きとなった状態を示す図である。
図16】本発明の第2実施形態に係るカード収納体の見開きとなった状態において、プリペイドカード等を収納した様子を示す図である。
図17】本発明のカード収納体におけるロック構造を説明するための図である。
図18】本発明のカード収納体におけるロック構造を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の第1実施形態に係るカード収納体100は、正面部101、背面部102、左側面部103、右側面部104、及び底面部105からなる五面体の本体部110を含む。ここで、左側面部103と右側面部104は、同じ三角形の形状であり、上記の本体部110は、いわゆる多角形(三角柱)のボックス構造として構成される。
【0021】
図1は、本発明の第1実施形態に係る上記の本体部110の展開図である。この本体部110は、紙や樹脂など、様々な材料により構成することができる。
【0022】
さらに、本実施形態のカード収納体100は、2つの取手120を備えることができる。取手120は、繊維、紙、樹脂など、様々な材料により構成することができる。また、本実施形態のカード収納体100は、様々な形状、態様の取手を本体部110に付けることができるが、一切付けないようにすることもできる。
【0023】
図1に示す展開図のように切り出された紙などの材料を適宜折り畳み(図1では、折り線を一点鎖線により示した)、必要に応じて接着剤やシール等を使用して固定することにより、図2ないし図5に示すような本体部110が形成され、さらに、取手120(120a、120b)の端部は、両面シール等で本体部110に固定される。
【0024】
図1に示す正面部101の裏側には、折り線Aに沿って正面裏部101aが折り曲げられ、接着剤等で固定される。正面裏部101aには、カードが挿入される穴である第1カード挿入口101bが形成されている。
【0025】
また、正面部101には、取手120aの端部が挿入される穴である第1取手左挿入口135aと第1取手右挿入口135bが配置され、さらに、正面部101の側部には、ロック機構の一部である突出部134aと突出部134bが設けられ、それぞれ折り線K、折り線Lに沿って、正面部101とほぼ直角に折り曲げられる。
【0026】
底面部105は、折り線Bに沿って正面部101が折り曲げられ、折り線Cに沿って背面部102が折り曲げられることによって形成される。
【0027】
図1に示す背面部102の裏側には、折り線Dに沿って背面裏部102aが折り曲げられ、接着剤等で固定される。背面裏部102aには、カードが挿入される穴である第2カード挿入口102bが形成されている。
【0028】
また、背面部102には、取手120bの端部が挿入される穴である第2取手左挿入口131aと第2取手右挿入口131bが配置される。
【0029】
左側面部103は、折り線Eに沿って背面部102が(左側面部103とほぼ直角に)折り曲げられ、折り線Fに沿って左縁部132aが(左側面部103とほぼ直角に)折り曲げられることで形成される。また、左側面部103の側部には、折り線Fに沿って、ロック機構の一部である切欠部136aが設けられている。さらに、左側面部103の下側には、左側面延出部133aが延び、折り線Gに沿って、左側面部103とほぼ直角に折り曲げられる。
【0030】
右側面部104は、折り線Hに沿って背面部102が(右側面部104とほぼ直角に)折り曲げられ、折り線Iに沿って右縁部132bが(右側面部104とほぼ直角に)折り曲げられることで形成される。また、右側面部104の側部には、折り線Iに沿って、ロック機構の一部である切欠部136bが設けられている。さらに、右側面部104の下側には、右側面延出部133bが延び、折り線Jに沿って、右側面部104とほぼ直角に折り曲げられる。
【0031】
取手120aの端部は、第1取手左挿入口135aと第1取手右挿入口135bにそれぞれ、正面部101の表側から裏側に向けて挿入され、両面シール等で固定された後、正面裏部101aに挟持される。同様に、取手120bの端部は、第2取手左挿入口131aと第2取手右挿入口131bにそれぞれ、背面部102の表側から裏側に向けて挿入され、両面シール等で固定された後、背面裏部102aに挟持される。
【0032】
なお、この例では、正面部101の表面、及び背面部102の表面に、それぞれ12個の図形からなる模様が付されているが、別の模様を付してもよい。また、正面部101と背面部102の少なくとも一方について、模様を付さないようにすることもできる。また、正面裏部101aや背面裏部102aの表面に上記のような模様を付して、カードとともに視認できるようにすることもできる。
【0033】
このようにして構成された本実施形態に係るカード収納体100は、図2ないし図5に示す通りの形状である。
【0034】
図2(a)は、カード収納体100の正面図であり、正面部101と、正面部101に設けられた第1取手左挿入口135aと第1取手右挿入口135bに挿入された取手120aが示されている。
【0035】
図2(b)は、カード収納体100の背面図であり、背面部102と、背面部102に設けられた第2取手左挿入口131aと第2取手右挿入口131bに挿入された取手120bが示されている。
【0036】
図3(a)は、カード収納体100の左側面図であり、右側に取手120a、正面部101、及び切欠部136aが示され、左側に取手120bと背面部102が示されている。
【0037】
図3(b)は、カード収納体100の右側面図であり、右側に取手120bと背面部102が示され、左側に取手120a、切欠部136b、及び正面部101が示されている。
【0038】
図4(a)は、カード収納体100の平面図であり、上側には、背面部102と取手120bが示され、下側には、正面部101と取手120aが示されている。
【0039】
図4(b)は、カード収納体100の底面図であり、底面部105が示されている。
【0040】
図5は、カード収納体100の斜視図である。ここでは、正面部101と背面部102が閉じた状態(例えば、正面部101の上端と背面部102の上端が接するよう配置された状態)が示されている。カード収納体100を入手した者(例えば、プレゼントの贈り側)は、例えば、カード収納体100の中にプリペイドカードとメッセージカードを収納し、このような閉じた状態にして、プレゼントの相手に手渡ししたり、贈ったりする。
【0041】
カード収納体100のこうしたデザイン性の高い外観により、これを受け取った者(プレゼントの相手)に(カード収納体100のどのようなプレゼントが入っているか)大きな期待を抱かせることができる。
【0042】
図5の斜視図では、正面部101、右側面部104、取手120(120a、120b)が表示され、正面部101の右側縁部の下側には、切欠部136bが示され、正面部101の対応する左側縁部には、切欠部136aが示されている。
【0043】
右側面部104と(この図では見えない)左側面部103が、正面部101(背面部102)の上端に向けて先細(テーパ状)となる形状(例えば、三角形)であるために、カード収納体100は、底面部105を下にして安定的に自立することができ、そのバッグ型の形状とあいまって、デザイン性の高さがより強調され、結果的にプレゼント内容への期待感を高めることができる。
【0044】
右側面部104と左側面部103は、この例では、三角形であるが、正面部101の上端や背面部102の上端の方向に向かって先細(テーパ状)となる台形等の形状であってもよい。
【0045】
図6は、カード収納体100の斜視図であり、ここでは、正面部101と背面部102が開いた状態であり、正面部101と背面部102とが完全な見開き状態に遷移する途中の見開き状態(開放状態)である。なお、本明細書では、正面部101と背面部102の少なくともいずれかが回動され、正面部101の上端と背面部102の上端がわずかに開放された状態を含め、「見開き状態」と称する。こうした正面部101と背面部102の「見開き状態」において、正面部101の裏側と背面部102の裏側にそれぞれセットされた2枚のカードを同時に視認しうる構成となる。
【0046】
一方、正面部101と背面部102の少なくともいずれかが回動され、正面部101の上端と背面部102の上端が接する状態の場合、カード収納体100が「閉じた状態」であると称する。なお、カード収納体100の左側面部103や右側面部104が台形のような図形である場合、正面部101の上端と背面部102の上端が接していなくても、これらが近接し、さらに、他の部材によってカード収納体100の内部において概ね密閉された空間が形成されれば、その場合も「閉じた状態」であるとする。
【0047】
図6の斜視図では、正面部101と正面部101の上端付近から延びる取手120aが示されている。また、正面部101には、正面部101から突出し、(折り曲げ等により)背面部102に対してほぼ直角に延びる突出部134a、134bが配置される。さらに、正面部101の下端から底面部105が延び、さらに、底面部105から正面部101の反対側に背面部102が延びるようになっている。このような構成により、正面部101と背面部102は、互いに回動可能な関係でそれぞれ底面部105に接続されることになる。
【0048】
背面部102には、上端から取手120bが延び、背面部102の裏側には、背面部102と一体的に接着された背面裏部102aが配置され、背面裏部102aの中央部付近には、第2カード挿入口102bが配置されている。
【0049】
背面部102の右側には、背面部102から延びる右側面部104、右側面部104から延びる右縁部132bが配置され、右側面部104と右縁部132bの折り目には(図1に示す折り線Iに沿って)切欠部136bが設けられている。また、右側面部104の下側からは、右側面延出部133bが延びている。
【0050】
背面部102の左側には、背面部102から延びる左側面部103、左側面部103から延びる左縁部132aが配置され、左側面部103と左縁部132aの折り目には(図1に示す折り線Fに沿って)切欠部136aが設けられている。また、左側面部103の下側からは、左側面延出部133aが延びている。
【0051】
正面部101の突出部134a、134bと、背面部102の左縁部132a、右縁部132bにそれぞれ設けられた切欠部136a、136bは、後で説明するロック機構を構成する。
【0052】
正面部101の突出部134a、134bはそれぞれ、正面部101の上端を背面部102の上端に接するよう移動させると、対応する切欠部136a、136bに挿入され、正面部101の上端が背面部102の上端に接した状態(すなわち、正面部101と背面部102が閉じた状態)となり、この状態がそのまま維持される。
【0053】
正面部101と背面部102が閉じた状態になると、カード収納体100を入手した者(例えば、プレゼントの贈り側やプレゼントの相手等)が所定の力を加えない限り開放状態とならない。正面部101と背面部102が開放状態となる場合、正面部101の突出部134a、134bはそれぞれ、対応する切欠部136a、136bから引き出される。また、販売時に固定用シールを同梱し、プレゼントの贈り側等が、この固定用シールを用いて、正面部101と背面部102が開放状態にならないように、正面部101の上端と背面部102の上端を固着させるようにすることもできる。
【0054】
なお、カード収納体100の本体部110は、図1に示すような一繋がりの図形の紙等を適宜折り畳み接着することで構成できるが、個別のピースを接着・接続することで構成するようにしてもよい。
【0055】
図7は、正面部101と背面部102が完全に開放された状態(完全な見開き状態)を示している。
【0056】
図7では、正面部101の裏面である正面裏部101aが示されており、取手120aの端部はそれぞれ、正面部101の表面に設けられた第1取手左挿入口135aと第1取手右挿入口135bにそれぞれ挿入され、正面部101と正面裏部101aとに挟持される。このとき、正面部101と正面裏部101aとの間には、例えば、両面シール141が配置され、取手120aのそれぞれの端部を内部で固着する。
【0057】
同様に、取手120bの端部はそれぞれ、背面部102の表面に設けられた第2取手左挿入口131aと第2取手右挿入口131bにそれぞれ挿入され、背面部102と背面裏部102aとに挟持される。このとき、背面部102と背面裏部102aとの間には、例えば、両面シール144が配置され、取手120bのそれぞれの端部を内部で固着する。
【0058】
また、正面部101と正面裏部101aは、例えば、接着部142の領域において、接着剤や両面シール等により接着され、背面部102と背面裏部102aは、例えば、接着部143の領域において、接着剤や両面シール等により接着される。
【0059】
このような接着により、正面裏部101aに設けられた第1カード挿入口101bから、正面部101と正面裏部101aとの間の非接着部分にカードを差し込むことができるように構成される。同様に、背面裏部102aに設けられた第2カード挿入口102bから、背面部102と背面裏部102aとの間の非接着部分にカードを差し込むことができるように構成される。
【0060】
図8は、正面部101と背面部102が完全に開放された状態において、実際にカードが挿入された場合の様子を示している。
【0061】
正面部101には(正面裏部101aに設けられた第1カード挿入口101bには)メッセージカード151が挿入され、メッセージカード151の左側約半分は、正面裏部101aより露出して記載内容が視認できる状態となっており、メッセージカード151の右側約半分は、正面部101と正面裏部101aとの間の非接着部分に格納される。
【0062】
背面部102には(背面裏部102aに設けられた第2カード挿入口102bには)プリペイドカード152が挿入され、プリペイドカード152の右側約半分は、背面裏部102aより露出して記載内容が視認できる状態となっており、プリペイドカード152の左側約半分は、背面部102と背面裏部102aとの間の非接着部分に格納される。
【0063】
なお、この例では、メッセージカード151の右側約半分と、プリペイドカード152に左側約半分が、それぞれ正面裏部101aの下側、背面裏部102aの下側に隠れる構成となっているが、第1カード挿入口101b、第2カード挿入口102bの位置を調整して、メッセージカード151、プリペイドカード152のより多くの部分が露出されるように構成することもできる。
【0064】
また、正面裏部101aと背面裏部102aの一部を透明部材として、カードの全範囲、又はより多くの範囲を視認可能とするように構成することもできる。
【0065】
またさらに、この例では、カードを、第1カード挿入口101b、第2カード挿入口102bに挿入することにより保持したが、カードの対向角付近に切り欠きを設ける等して保持したり、他の保持部材を正面裏部101aや背面裏部102aに追加してカードを保持するようにしてもよい。
【0066】
本発明の第1実施形態に係るカード収納体100によって、例えば、プレゼントを受け取った相手は、図5に示すような自立するバッグ型のカード収納体100の状態から、正面部101と背面部102を開放させて図8のような見開きの状態にすることによって、内部に整然と配列された形で収納されたカードを2つ同時に視認することができ、この例では、左側にメッセージカード、右側にプリペイドカードを見ることとなる。
【0067】
このようなカード収納体100の構成により、プレゼントを受け取った相手には、カード収納体100を開ける前に大きな期待感が与えられ、カード収納体100を開けた場合は、一瞬にして大きな感動を受けることができる。
【0068】
本発明の第2実施形態に係るカード収納体200は、正面部201、背面部202、左側面部203、右側面部204、及び底面部205からなる五面体の本体部210を含む。ここで、左側面部203と右側面部204は、同じ三角形の形状であり、上記の本体部210は、いわゆる多角形(三角柱)のボックス構造として構成される。第1実施形態の本体部210は、カードを縦方向に収納していたが、第2実施形態では、カードを横方向に収納する。従って、第1実施形態では、やや縦長のバッグ型形状として本体部110が構成されていたが、第2実施形態では、やや横長のバッグ型形状として本体部210が構成される。
【0069】
図9は、本発明の第2実施形態に係る上記の本体部210の展開図である。この本体部210は、紙や樹脂など、様々な材料により構成することができる。
【0070】
さらに、本実施形態のカード収納体200は、2つの取手220を備えることができる。取手220は、繊維、紙、樹脂など、様々な材料により構成することができる。また、本実施形態のカード収納体200は、様々な形状、態様の取手を本体部210に付けることができるが、一切付けないようにすることもできる。
【0071】
図9に示す展開図のように切り出された紙などの材料を適宜折り畳み(図9では、折り線を一点鎖線により示した)、必要に応じて接着剤やシール等を使用して固定することにより、図10ないし図13に示すような本体部210が形成され、さらに、取手220(220a、220b)の端部は、両面シール等で本体部210に固定される。
【0072】
図9に示す正面部201の裏側には、折り線A’に沿って正面裏部201aが折り曲げられる。さらに、第1左フラップ237aと第1右フラップ237bが折り曲げられて正面部201と正面裏部201aの間に配置され、この第1左フラップ237a、及び第1右フラップ237bと、正面部201の裏側が、接着剤等で固定される。正面裏部201aには、カードが挿入される穴である第1カード挿入口201bが形成されている。
【0073】
また、正面部201には、取手220aの端部が挿入される穴である第1取手左挿入口235aと第1取手右挿入口235bが配置され、さらに、正面部201の側部には、ロック機構の一部である突出部234aと突出部234bが設けられ、それぞれ折り線K’、折り線L’に沿って、正面部201とほぼ直角に折り曲げられる。
【0074】
底面部205は、折り線B’に沿って正面部201が折り曲げられ、折り線C’に沿って背面部202が折り曲げられることによって形成される。
【0075】
図9に示す背面部202の裏側には、折り線D’に沿って背面裏部202aが折り曲げられる。さらに、第2左フラップ238aと第2右フラップ238bが折り曲げられて背面部202と背面裏部202aの間に配置され、この第2左フラップ238a、及び第2右フラップ238bと、背面部202の裏側が、接着剤等で固定される。背面裏部202aには、カードが挿入される穴である第2カード挿入口202bが形成されている。
【0076】
また、背面部202には、取手220bの端部が挿入される穴である第2取手左挿入口231aと第2取手右挿入口231bが配置される。
【0077】
左側面部203は、折り線E’に沿って背面部202が(左側面部203とほぼ直角に)折り曲げられ、折り線F’に沿って左縁部232aが(左側面部203とほぼ直角に)折り曲げられることで形成される。また、左側面部203の側部には、折り線F’に沿って、ロック機構の一部である切欠部236aが設けられている。さらに、左側面部203の下側には、左側面延出部233aが延び、折り線G’に沿って、左側面部203とほぼ直角に折り曲げられる。
【0078】
右側面部204は、折り線H’に沿って背面部202が(右側面部204とほぼ直角に)折り曲げられ、折り線I’に沿って右縁部232bが(右側面部204とほぼ直角に)折り曲げられることで形成される。また、右側面部204の側部には、折り線I’に沿って、ロック機構の一部である切欠部236bが設けられている。さらに、右側面部204の下側には、右側面延出部233bが延び、折り線J’に沿って、右側面部204とほぼ直角に折り曲げられる。
【0079】
取手220aの端部は、第1取手左挿入口235aと第1取手右挿入口235bにそれぞれ、正面部201の表側から裏側に向けて挿入され、両面シール等で固定された後、正面裏部201aに挟持される。同様に、取手220bの端部は、第2取手左挿入口231aと第2取手右挿入口231bにそれぞれ、背面部202の表側から裏側に向けて挿入され、両面シール等で固定された後、背面裏部202aに挟持される。
【0080】
なお、この例では、正面部201の表面、及び背面部202の表面は模様が付されていないが、1つ又は複数の模様を付してもよい。また、正面部201と背面部202の少なくとも一方について、模様を付すようにすることもできる。また、正面裏部201aや背面裏部202aの表面に上記のような模様を付して、カードとともに視認できるようにすることもできる。
【0081】
このようにして構成された本実施形態に係るカード収納体200は、図10ないし図13に示す通りの形状である。
【0082】
図10(a)は、カード収納体200の正面図であり、正面部201と、正面部201に設けられた第1取手左挿入口235aと第1取手右挿入口235bに挿入された取手220aが示されている。
【0083】
図10(b)は、カード収納体200の背面図であり、背面部202と、背面部202に設けられた第2取手左挿入口231aと第2取手右挿入口231bに挿入された取手220bが示されている。
【0084】
図11(a)は、カード収納体200の左側面図であり、右側に取手220a、正面部201、及び切欠部236aが示され、左側に取手220bと背面部202が示されている。
【0085】
図11(b)は、カード収納体200の右側面図であり、右側に取手220bと背面部202が示され、左側に取手220a、切欠部236b、及び正面部201が示されている。
【0086】
図12(a)は、カード収納体200の平面図であり、上側には、背面部202と取手220bが示され、下側には、正面部201と取手220aが示されている。
【0087】
図12(b)は、カード収納体200の底面図であり、底面部205が示されている。
【0088】
図13は、カード収納体200の斜視図である。ここでは、正面部201と背面部202が閉じた状態(例えば、正面部201の上端と背面部202の上端が接するよう配置された状態)が示されている。カード収納体200を入手した者(例えば、プレゼントの贈り側)は、例えば、カード収納体200の中にプリペイドカードとメッセージカードを収納し、このような閉じた状態にして、プレゼントの相手に手渡ししたり、贈ったりする。
【0089】
カード収納体200のこうしたデザイン性の高い外観により、これを受け取った者(プレゼントの相手)に(カード収納体200のどのようなプレゼントが入っているか)大きな期待を抱かせることができる。
【0090】
図13の斜視図では、正面部201、右側面部204、取手220(220a、220b)が表示され、正面部201の右側縁部の下側には、切欠部236bが示され、正面部201の対応する左側縁部には、切欠部236aが示されている。
【0091】
右側面部204と(この図では見えない)左側面部203が、正面部201(背面部202)の上端に向けて先細(テーパ状)となる形状(例えば、三角形)であるために、カード収納体200は、底面部205を下にして安定的に自立することができ、そのバッグ型の形状とあいまって、デザイン性の高さがより強調され、結果的にプレゼント内容への期待感を高めることができる。
【0092】
右側面部204と左側面部203は、この例では、三角形であるが、正面部201の上端や背面部202の上端の方向に向かって先細(テーパ状)となる台形等の形状であってもよい。
【0093】
図14は、カード収納体200の斜視図であり、ここでは、正面部201と背面部202が開いた状態であり、正面部201と背面部202とが完全な見開き状態に遷移する途中の見開き状態(開放状態)である。なお、本明細書では、正面部201と背面部202の少なくともいずれかが回動され、正面部201の上端と背面部202の上端がわずかに開放された状態を含め、「見開き状態」と称する。こうした正面部201と背面部202の「見開き状態」において、正面部201の裏側と背面部202の裏側にそれぞれセットされた2枚のカードを同時に視認しうる構成となる。
【0094】
一方、正面部201と背面部202の少なくともいずれかが回動され、正面部201の上端と背面部202の上端が接する状態の場合、カード収納体200が「閉じた状態」であると称する。なお、カード収納体200の左側面部203や右側面部204が台形のような図形である場合、正面部201の上端と背面部202の上端が接していなくても、これらが近接し、さらに、他の部材によってカード収納体200の内部において概ね密閉された空間が形成されれば、その場合も「閉じた状態」であるとする。
【0095】
図14の斜視図では、正面部201と正面部201の上端付近から延びる取手220aが示されている。また、正面部201には、正面部201から突出し、(折り曲げ等により)背面部202に対してほぼ直角に延びる突出部234a、234bが配置される。さらに、正面部201の下端から底面部205が延び、さらに、底面部205から正面部201の反対側に背面部202が延びるようになっている。このような構成により、正面部201と背面部202は、互いに回動可能な関係でそれぞれ底面部205に接続されることになる。
【0096】
背面部202には、上端から取手220bが延び、背面部202の裏側には、背面部202と一体的に接着された背面裏部202aが配置され、背面裏部202aの中央部付近には、第2カード挿入口202bが配置されている。
【0097】
背面部202の右側には、背面部202から延びる右側面部204、右側面部204から延びる右縁部232bが配置され、右側面部204と右縁部232bの折り目には(図9に示す折り線I’に沿って)切欠部236bが設けられている。また、右側面部204の下側からは、右側面延出部233bが延びている。
【0098】
背面部202の左側には、背面部202から延びる左側面部203、左側面部203から延びる左縁部232aが配置され、左側面部203と左縁部232aの折り目には(図9に示す折り線F’に沿って)切欠部236aが設けられている。また、左側面部203の下側からは、左側面延出部233aが延びている。
【0099】
正面部201の突出部234a、234bと、背面部202の左縁部232a、右縁部232bにそれぞれ設けられた切欠部236a、236bは、後で説明するロック機構を構成する。
【0100】
正面部201の突出部234a、234bはそれぞれ、正面部201の上端を背面部202の上端に接するよう移動させると、対応する切欠部236a、236bに挿入され、正面部201の上端が背面部202の上端に接した状態(すなわち、正面部201と背面部202が閉じた状態)となり、この状態がそのまま維持される。
【0101】
正面部201と背面部202が閉じた状態になると、カード収納体200を入手した者(例えば、プレゼントの贈り側やプレゼントの相手等)が所定の力を加えない限り開放状態とならない。正面部201と背面部202が開放状態となる場合、正面部201の突出部234a、234bはそれぞれ、対応する切欠部236a、236bから引き出される。また、販売時に固定用シールを同梱し、プレゼントの贈り側等が、この固定用シールを用いて、正面部201と背面部202が開放状態にならないように、正面部201の上端と背面部202の上端を固着させるようにすることもできる。
【0102】
なお、カード収納体200の本体部210は、図9に示すような一繋がりの図形の紙等を適宜折り畳み接着することで構成できるが、個別のピースを接着・接続することで構成するようにしてもよい。
【0103】
図15は、正面部201と背面部202が完全に開放された状態(完全な見開き状態)を示している。
【0104】
図15では、正面部201の裏面である正面裏部201aが示されており、取手220aの端部はそれぞれ、正面部201の表面に設けられた第1取手左挿入口235aと第1取手右挿入口235bにそれぞれ挿入され、正面部201と正面裏部201aとに挟持される。このとき、正面部201と正面裏部201aとの間には、例えば、両面シール241が配置され、取手220aのそれぞれの端部を内部で固着する。
【0105】
同様に、取手220bの端部はそれぞれ、背面部202の表面に設けられた第2取手左挿入口231aと第2取手右挿入口231bにそれぞれ挿入され、背面部202と背面裏部202aとに挟持される。このとき、背面部202と背面裏部202aとの間には、例えば、両面シール244が配置され、取手220bのそれぞれの端部を内部で固着する。
【0106】
また、正面部201と正面裏部201aは、例えば、接着部242の領域において、接着剤や両面シール等により接着され、さらに、第1左フラップ237aと正面部201の裏側、及び第1右フラップ237bと正面部201の裏側において、接着剤や両面シール等による接着が行われる。
【0107】
また、背面部202と背面裏部202aは、例えば、接着部243の領域において、接着剤や両面シール等により接着され、さらに、第2左フラップ238aと正面部201の裏側、及び第2右フラップ238bと正面部201の裏側において、接着剤や両面シール等による接着が行われる。
【0108】
このような接着により、正面裏部201aに設けられた第1カード挿入口201bから、正面部201と正面裏部201aとの間の非接着部分にカードを差し込むことができるように構成される(この場合、第1左フラップ237aと正面裏部201aの間、及び第1右フラップ237bと正面裏部201aの間は、非接着部分となり、カードの挿入が可能となっている)。同様に、背面裏部202aに設けられた第2カード挿入口202bから、背面部202と背面裏部202aとの間の非接着部分にカードを差し込むことができるように構成される(この場合、第2左フラップ238aと背面裏部202aの間、及び第2右フラップ238bと背面裏部202aの間は、非接着部分となり、カードの挿入が可能となっている)。
【0109】
図16は、正面部201と背面部202が完全に開放された状態において、実際にカードが挿入された場合の様子を示している。
【0110】
正面部201には(正面裏部201aに設けられた第1カード挿入口201bには)メッセージカード251が挿入され、メッセージカード251の上側約半分は、正面裏部201aより露出して記載内容が視認できる状態となっており、メッセージカード251の下側約半分は、正面部201と正面裏部201aとの間の非接着部分に格納される。
【0111】
背面部202には(背面裏部202aに設けられた第2カード挿入口202bには)プリペイドカード252が挿入され、プリペイドカード252の上側約半分は、背面裏部202aより露出して記載内容が視認できる状態となっており、プリペイドカード252の下側約半分は、背面部202と背面裏部202aとの間の非接着部分に格納される。
【0112】
なお、この例では、メッセージカード251の下側約半分と、プリペイドカード252に下側約半分が、それぞれ正面裏部201aの下側、背面裏部202aの下側に隠れる構成となっているが、第1カード挿入口201b、第2カード挿入口202bの位置を調整して、メッセージカード251、プリペイドカード252のより多くの部分が露出されるように構成することもできる。
【0113】
また、正面裏部201aと背面裏部202aの一部を透明部材として、カードの全範囲、又はより多くの範囲を視認可能とするように構成することもできる。
【0114】
またさらに、この例では、カードを、第1カード挿入口201b、第2カード挿入口202bに挿入することにより保持したが、カードの対向角付近に切り欠きを設ける等して保持したり、他の保持部材を正面裏部201aや背面裏部202aに追加してカードを保持するようにしてもよい。
【0115】
本発明の第2実施形態に係るカード収納体200によって、例えば、プレゼントを受け取った相手は、図13に示すような自立するバッグ型のカード収納体200の状態から、正面部201と背面部202を開放させて図16のような見開きの状態にすることによって、内部に整然と配列された形で収納されたカードを2つ同時に視認することができ、この例では、左側にメッセージカード、右側にプリペイドカードを見ることとなる。
【0116】
このようなカード収納体200の構成により、プレゼントを受け取った相手には、カード収納体200を開ける前に大きな期待感が与えられ、カード収納体200を開けた場合は、一瞬にして大きな感動を受けることができる。
【0117】
次に、図17、及び図18を参照して、本発明の第1実施形態に係るカード収納体100におけるロック機構について説明する。なお、当該ロック機構は、上述した第2実施形態に係るカード収納体200に関しても同様である。
【0118】
図17(a)は、カード収納体100の突出部134aの拡大図である。突出部134aは正面部101の側部から延びて正面部101にほぼ直角に折り曲げられている。図17(a)では、突出部134a付近の正面部101の一部が示されているが、左側が正面部101の下端(底面部105に接続される位置)に向かう方向であり、右側が正面部101の上端に向かう方向である。
【0119】
突出部134aは、正面部101の側部において正面部101の上端方向から下端方向に向けて延びる傾斜縁部161、傾斜縁部161の端部(正面部101に接続する端部と反対側の端部)に連接し正面部101の下端方向から上端方向に向けて延びる傾斜縁部162を備える。
【0120】
さらに、突出部134aは、正面部101の側部において正面部101の下端方向から上端方向に向けて延びる傾斜縁部163、傾斜縁部163の端部(正面部101に接続する端部と反対側の端部)に連接し正面部101の上端方向から下端方向に向けて延びる傾斜縁部164を備える。
【0121】
ここで、傾斜縁部162は、傾斜縁部164より正面部101の下端に近い位置に配置される。また、ここでは、傾斜縁部161と傾斜縁部162によって形成される凸部を凸部Oとし、傾斜縁部163と傾斜縁部164によって形成される凸部を凸部Pとする。
【0122】
また、傾斜縁部162と正面部101の側部とのなす角は、角Qで表され、傾斜縁部164と正面部101の側部とのなす角は、角Rで表され、角Q>角Rの関係がある。
【0123】
また、傾斜縁部161と傾斜縁部163は、突出部134aの上部から正面部101に向かって先細(テーパ状)となるよう構成されており、傾斜縁部161と正面部101とのなす角(90度より小さい方の角)、及び傾斜縁部163と正面部101とのなす角(90度より小さい方の角)はほぼ同一であり、さらに、傾斜縁部161の長さと傾斜縁部163の長さもほぼ同一に構成されている。しかしながら、このような傾斜縁部161と傾斜縁部163の角度と長さは様々な態様に設定することができる。
【0124】
例えば、傾斜縁部161と正面部101とのなす角が、傾斜縁部163と正面部101とのなす角より小さく、傾斜縁部161の長さを傾斜縁部163の長さより短くするように構成することができる。
【0125】
図17(b)ないし図18(c)は、正面部101と背面部102が、開放状態から閉じた状態に遷移する場合の、突出部134aと対応する切欠部136aの位置関係の推移を段階的に表している。
【0126】
図17(b)では、正面部101と背面部102が、閉じた状態となるよう(矢印Sの方向に)移動され、背面部102の切欠部136aの端部Tが、正面部101からほぼ直角に延びる突出部134aの傾斜縁部162(図17(a)参照)に当接する。
【0127】
その後、背面部102等がさらに押し込まれて、正面部101と背面部102との距離が縮まると、図17(c)に示すように、切欠部136aの端部Tが凸部O(図17(a)参照)に押し当てられることで、正面部101は、矢印Vの方向(すなわち、正面部101の下端から上端に向かう方向)に少し押される。また、このとき、切欠部136aの端部Uは、突出部134aの傾斜縁部164に当接するが、正面部101の移動によって凸部P(図17(a)参照)を超えることができない状態となっている。
【0128】
このような正面部101の移動は、背面部102との相対的な移動であるため、背面部102(の切欠部136a)が矢印Vと逆方向に押されたものと表現することもできる。このような相対的な移動は、正面部101、背面部102、底面部105、及び左側面部103の間の遊びやわずかな軋み・圧迫によって実現される。
【0129】
次に、背面部102等をさらに押し込むと、正面部101と背面部102との距離がさらに縮まり、図18(a)に示すように、切欠部136aの端部Tが凸部Oを超えて下側に移動し、突出部134aの傾斜縁部161(図17(a)参照)に当接又は近接し、これによって、正面部101は、矢印Wの方向(すなわち、正面部101の上端から下端に向かう方向)に戻る。
【0130】
このとき、切欠部136aの端部Tが凸部Oを超えたことによって、切欠部136aの端部Uは、突出部134aの凸部Pを超える余裕が生じ、上述した背面部102等を押し込む力によって、切欠部136aの端部Uが凸部Pを超えて下側に移動し、突出部134aの傾斜縁部163(図17(a)参照)に当接又は近接する位置関係となる。
【0131】
その後、背面部102等をさらに押し込むと、背面部102は、突出部134aの傾斜縁部161と傾斜縁部163が、正面部101に向かって先細(テーパ状)の構造となっているため、図18(b)に示すように、ほとんど抵抗なく正面部101に近接し、閉じた状態に近づく。
【0132】
その後、図18(c)に示すように、正面部101と背面部102は、閉じた状態(ロック状態)となる。この状態では、上述のように、突出部134aの傾斜縁部161と傾斜縁部163が、正面部101に向かって先細(テーパ状)の構造となっているため、切欠部136aの端部Tと端部Uが、容易に突出部134aの凸部Oと凸部Pを超えて、正面部101と背面部102のロック状態が容易に外れないようになっている。
【0133】
上記のロック状態は、カード収納体100が放置されている状態では、自然に解除されることがなく、例えば、プレゼントを受け取った者が正面部101と背面部102を開放状態とするために(矢印Xの方向に)一定の力を加えた場合に解除される。正面部101と背面部102を開放状態とするのに大きな力が必要になると、開けにくい状態となったり、カード収納体100の破損にもつながるため、ロック状態を解除するために必要な力の調整は慎重に行われる。このような調整は、例えば、突出部134aの傾斜縁部161と傾斜縁部163の角度(正面部101との角度)を調整することにより行われる。
【0134】
また、図17(a)で説明したように、傾斜縁部162と正面部101の側部とのなす角Qは、傾斜縁部164と正面部101の側部とのなす角Rより大きいため、切欠部136aの端部Tが、急な角度(Q)で配置された傾斜縁部162によって適切に突出部134aの凸部Oにガイドされ、このとき、切欠部136aの端部Uは、緩やか角度(R)で配置された傾斜縁部164のために、端部Uが傾斜縁部164にぶつかることなく、適切に突出部134aの凸部Pに向けてガイドされる(図17(b)、図17(c)参照)。
【0135】
ここまで、本発明のカード収納体に関し、第1実施形態と第2実施形態について説明してきたが、本実施形態は一例に過ぎない。上記以外の様々な構成によって、本発明の技術的思想に基づくカード収納体を実現することができる。
【符号の説明】
【0136】
100,200・・・カード収納体
101,201・・・正面部
101a,201a・・・正面裏部
101b,201b・・・第1カード挿入口
102,202・・・背面部
102a,202a・・・背面裏部
102b,202b・・・第2カード挿入口
103,203・・・左側面部
104,204・・・右側面部
105,205・・・底面部
110,210・・・本体部
120a,120b,220a,220b・・・取手
134a,134b,234a,234b・・・突出部
136a,136b,236a,236b・・・切欠部
【要約】      (修正有)
【課題】収納された2つのプリペイドカード等が見開きの構造によって同時に視認可能となるカード収納体を提供することにある。
【解決手段】カード収納体は、正面部101と、正面部から延びる底面部105と、底面部から延びる背面部と、背面部の左側に配置され背面部に対してほぼ直角に位置づけられる左側面部103と、背面部の右側に配置され背面部に対してほぼ直角に位置づけられる右側面部104を備える。ここで、正面部と背面部は、回動可能な関係でそれぞれ底面部に接続され、左側面部と右側面部は、背面部の上端に向かって先細の形状となっており、正面部と背面部を閉じた状態にすることにより、多角形のボックス構造となる。
【選択図】図6
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