(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
選択可能な二以上の顧客名が表示される顧客名表示領域、選択可能な二以上の情報項目が表示される情報項目表示領域、一の顧客の一の情報項目に対応する顧客情報が表示される顧客情報表示領域が設けられた顧客情報表示画面を生成して、ユーザが操作する端末装置に出力させる出力手段を備えた顧客情報表示画面制御装置であって、
前記情報項目表示領域においていずれの情報項目も選択されない状態で前記顧客名表示領域において一の顧客名が選択された場合に前記顧客情報表示画面に表示される情報項目として、前記情報項目表示領域に表示される情報項目のうち一の情報項目がデフォルト設定されていて、
前記出力手段は、
前記顧客名表示領域において一の顧客名が選択され、前記情報項目表示領域において一の情報項目が選択されると、前記顧客名表示領域には、前記一の顧客名に対応する顧客の前記一の情報項目に対応する顧客情報を出力させ、
前記顧客情報表示領域に、第1の顧客名に対応する顧客の第1の情報項目に対応する顧客情報が表示された状態で、前記顧客名表示領域において第1の顧客名と異なる第2の顧客名が選択されたことを受け付けると、前記第1の情報項目がデフォルト設定された情報項目に該当しない場合も、前記顧客情報表示領域に表示された顧客情報を、前記第2の顧客名に対応する顧客の前記第1の情報項目に対応する顧客情報に更新させること
を特徴とする顧客情報表示画面制御装置。
前記顧客情報表示領域に表示される少なくとも一部の顧客情報は、前記顧客情報表示領域に表示される際に、顧客情報の対象である顧客に関連のある他の顧客の顧客情報を呼び出すための選択ボタンが併せて表示され、
前記選択ボタンが押下されると、前記顧客情報表示領域に表示されている顧客情報がデフォルト設定された情報項目に該当しない場合も、前記顧客情報表示領域には、前記他の顧客のデフォルト設定された情報項目に対応する顧客情報を出力させること
を特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の顧客情報表示画面制御装置。
コンピュータに、選択可能な二以上の顧客名が表示される顧客名表示領域、選択可能な二以上の情報項目が表示される情報項目表示領域、一の顧客の一の情報項目に対応する顧客情報が表示される顧客情報表示領域が設けられた顧客情報表示画面を生成して、ユーザが操作する端末装置に出力させる処理を実行させる顧客情報表示画面制御プログラムであって、
前記コンピュータには、前記情報項目表示領域においていずれの情報項目も選択されない状態で前記顧客名表示領域において一の顧客名が選択された場合に前記顧客情報表示画面に表示される情報項目として、前記情報項目表示領域に表示される情報項目のうち一の情報項目がデフォルト設定されていて、
前記コンピュータに、
前記顧客名表示領域において一の顧客名が選択され、前記情報項目表示領域において一の情報項目が選択されると、前記顧客名表示領域に、前記一の顧客名に対応する顧客の前記一の情報項目に対応する顧客情報を出力させるステップ、
前記顧客情報表示領域に、第1の顧客名に対応する顧客の第1の情報項目に対応する顧客情報が表示された状態で、前記顧客名表示領域において第1の顧客名と異なる第2の顧客名が選択されたことを受け付けると、前記第1の情報項目がデフォルト設定された情報項目に該当しない場合も、前記顧客情報表示領域に表示された顧客情報を、前記第2の顧客名に対応する顧客の前記第1の情報項目に対応する顧客情報に更新させるステップ、
を実行させることを特徴とする顧客情報表示画面制御プログラム。
コンピュータに、選択可能な二以上の顧客名が表示される顧客名表示領域、選択可能な二以上の情報項目が表示される情報項目表示領域、一の顧客の一の情報項目に対応する顧客情報が表示される顧客情報表示領域が設けられた顧客情報表示画面を生成して、ユーザが操作する端末装置に出力させる顧客情報表示画面の制御方法であって、
前記コンピュータには、前記情報項目表示領域においていずれの情報項目も選択されない状態で前記顧客名表示領域において一の顧客名が選択された場合に前記顧客情報表示画面に表示される情報項目として、前記情報項目表示領域に表示される情報項目のうち一の情報項目がデフォルト設定されていて、
前記コンピュータが、前記顧客名表示領域において一の顧客名が選択され、前記情報項目表示領域において一の情報項目が選択されると、前記顧客名表示領域に、前記一の顧客名に対応する顧客の前記一の情報項目に対応する顧客情報を出力させるステップ、
前記コンピュータが、前記顧客情報表示領域に、第1の顧客名に対応する顧客の第1の情報項目に対応する顧客情報が表示された状態で、前記顧客名表示領域において第1の顧客名と異なる第2の顧客名を選択されたことを受け付けると、前記第1の情報項目がデフォルト設定された情報項目に該当しない場合も、前記顧客情報表示領域に表示された顧客情報を、前記第2の顧客名に対応する顧客の前記第1の情報項目に対応する顧客情報に更新させるステップ、
を有することを特徴とする顧客情報表示画面の制御方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
その一方で、近時、特に顧客との関係強化が求められるようになっている金融機関等の組織では、顧客との安定的な信頼関係を構築するために、顧客の事業環境の変化を敏感に察知して顧客サービスや経営判断に効果的に生かすことが、極めて重要な課題になっている。そのため、こうした組織の業務管理システムについても、従来のように「業務」を起点として設計するのではなく、「顧客」を起点に設計されたシステムの再構築が必要になると考えられる。
【0006】
特に顧客との接点となる営業店の担当者等に対しては、顧客の存在を第一に意識しながら、各々の顧客に関する様々な情報に効率的にアクセスして情報の参照や更新を容易にすることができるように設計されたシステムが求められるところである。
【0007】
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、営業店の担当者等が顧客に関する様々な情報に効率的にアクセスして情報の参照や更新を容易にすることが可能な、顧客情報表示画面制御装置、顧客情報表示画面制御プログラム及び顧客情報表示画面の制御方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような課題を解決する本発明は、選択可能な二以上の顧客名が表示される顧客名表示領域、選択可能な二以上の情報項目が表示される情報項目表示領域、一の顧客の一の情報項目に対応する顧客情報が表示される顧客情報表示領域が設けられた顧客情報表示画面を生成して、ユーザが操作する端末装置に出力させる出力手段を備えた顧客情報表示画面制御装置であって、前記情報項目表示領域においていずれの情報項目も選択されない状態で前記顧客名表示領域において一の顧客名が選択された場合に前記顧客情報表示画面に表示される情報項目として、前記情報項目表示領域に表示される情報項目のうち一の情報項目がデフォルト設定されていて、前記出力手段は、前記顧客名表示領域において一の顧客名が選択され、前記情報項目表示領域において一の情報項目が選択されると、前記顧客名表示領域には、前記一の顧客名に対応する顧客の前記一の情報項目に対応する顧客情報を出力させ、前記顧客情報表示領域に、第1の顧客名に対応する顧客の第1の情報項目に対応する顧客情報が表示された状態で、前記顧客名表示領域において第1の顧客名と異なる第2の顧客名が選択されたことを受け付けると、前記第1の情報項目がデフォルト設定された情報項目に該当しない場合も、前記顧客情報表示領域に表示された顧客情報を、前記第2の顧客名に対応する顧客の前記第1の情報項目に対応する顧客情報に更新させることを特徴とする顧客情報表示画面制御装置である。
【0009】
本発明は、顧客情報を利用する営業店の担当者等のユーザが操作する端末装置の画面に、顧客名、情報項目、顧客情報を表示する3つの領域が設けられた画面を出力させ、顧客情報表示領域には、顧客名選択領域で選択された顧客の情報項目表示領域で選択された情報項目に対応する顧客情報を表示させることによって、ユーザは顧客に関する様々な情報に効率的にアクセスして情報の参照や更新を容易にすることが可能となる。さらに、顧客情報表示領域にある顧客情報が表示された状態で、顧客名表示領域において他の顧客名が選択されると、情報項目はデフォルト設定された情報項目に戻らず、情報項目が固定されたまま、他の顧客に関する同じ情報項目の顧客情報に遷移するので、顧客情報の他社比較を容易に行うこともできる。
【0010】
尚、本発明において顧客情報を表示する顧客には、取引関係を有する顧客のみでなく、過去に取引のあった顧客や将来顧客となる見込みのある営業先、顧客の関係会社等の営業担当者等のユーザと関わりのある相手方を広く含むものとする。
【0011】
また、本発明は、各々のユーザが顧客情報を閲覧した閲覧履歴に関する情報が格納された閲覧履歴格納手段を備えていて、前記顧客名表示領域には、前記閲覧履歴格納手段に格納された情報から選択された、前記ユーザが最近顧客情報を閲覧した顧客の顧客名の少なくとも一部を、選択可能な顧客名として出力させることを特徴とすることもできる。
【0012】
また、本発明は、各々のユーザが担当する顧客名に関する情報が格納された顧客情報格納手段を備えていて、前記顧客名表示領域には、前記顧客情報格納手段に格納された情報から選択された、前記顧客情報表示画面の出力を要求したユーザが担当する顧客名の少なくとも一部を、選択可能な顧客名として出力させることを特徴とすることもできる。
【0013】
以上のように、顧客名表示領域に最近表示した顧客や担当する顧客の顧客名を選択可能な顧客名として表示しておくと、ユーザがある顧客の顧客情報を閲覧中の状態から、他の顧客に関する顧客情報を閲覧したいときに、顧客名を検索する処理を行わなくても、ダイレクトに他の顧客に関する同じ項目の顧客情報にアクセスしやすくなるので、顧客情報への最短導線の確保し、情報の参照や更新を容易にするのに好適な構成となる。
【0014】
さらに、本発明は、前記顧客情報表示領域に表示される少なくとも一部の顧客情報は、前記顧客情報表示領域に表示される際に、顧客情報の対象である顧客に関連のある他の顧客の顧客情報を呼び出すための選択ボタンが併せて表示され、前記選択ボタンが押下されると、前記顧客情報表示領域に表示されている顧客情報がデフォルト設定された情報項目に該当しない場合も、前記顧客情報表示領域には、前記他の顧客のデフォルト設定された情報項目に対応する顧客情報を出力させることを特徴としてもよい。
【0015】
一般に、ある顧客情報が選択された状態でユーザが他の顧客名を選択する場合、対比のために他の顧客について同じ情報項目の顧客情報を確認したいことが多いのに対して、ある顧客の顧客情報の中に表示されている他の顧客の顧客名を選択する場合は、他の顧客の概要を確認したいことが多いと考えられるので、このように構成すると、顧客の概要に関する情報をデフォルト設定しておくことによって、ユーザが求めている情報にダイレクトにアクセスして参照や更新を行いやすい構成となる。
【0016】
本発明は、本発明に係る顧客情報表示画面制御装置において動作する、顧客情報表示画面制御プログラムとして特定することもできる。
【0017】
本発明に係る顧客情報表示画面制御プログラムは、コンピュータに、選択可能な二以上の顧客名が表示される顧客名表示領域、選択可能な二以上の情報項目が表示される情報項目表示領域、一の顧客の一の情報項目に対応する顧客情報が表示される顧客情報表示領域が設けられた顧客情報表示画面を生成して、ユーザが操作する端末装置に出力させる処理を実行させる顧客情報表示画面制御プログラムであって、前記コンピュータには、前記情報項目表示領域においていずれの情報項目も選択されない状態で前記顧客名表示領域において一の顧客名が選択された場合に前記顧客情報表示画面に表示される情報項目として、前記情報項目表示領域に表示される情報項目のうち一の情報項目がデフォルト設定されていて、前記コンピュータに、前記顧客名表示領域において一の顧客名が選択され、前記情報項目表示領域において一の情報項目が選択されると、前記顧客名表示領域に、前記一の顧客名に対応する顧客の前記一の情報項目に対応する顧客情報を出力させるステップ、前記顧客情報表示領域に、第1の顧客名に対応する顧客の第1の情報項目に対応する顧客情報が表示された状態で、前記顧客名表示領域において第1の顧客名と異なる第2の顧客名が選択されたことを受け付けると、前記第1の情報項目がデフォルト設定された情報項目に該当しない場合も、前記顧客情報表示領域に表示された顧客情報を、前記第2の顧客名に対応する顧客の前記第1の情報項目に対応する顧客情報に更新させるステップ、を実行させることを特徴とする顧客情報表示画面制御プログラムである。
【0018】
また、本発明に係る顧客情報表示画面制御プログラムは、先に説明した本発明に係る顧客情報表示画面制御装置の各々の構成において動作する、顧客情報表示画面制御プログラムとして特定することもできる。
【0019】
本発明は、本発明に係る顧客情報表示画面制御装置によって実行される、顧客情報表示画面の制御方法として特定することもできる。
【0020】
本発明に係る顧客情報表示画面の制御方法は、コンピュータに、選択可能な二以上の顧客名が表示される顧客名表示領域、選択可能な二以上の情報項目が表示される情報項目表示領域、一の顧客の一の情報項目に対応する顧客情報が表示される顧客情報表示領域が設けられた顧客情報表示画面を生成して、ユーザが操作する端末装置に出力させる顧客情報表示画面の制御方法であって、前記コンピュータには、前記情報項目表示領域においていずれの情報項目も選択されない状態で前記顧客名表示領域において一の顧客名が選択された場合に前記顧客情報表示画面に表示される情報項目として、前記情報項目表示領域に表示される情報項目のうち一の情報項目がデフォルト設定されていて、前記コンピュータが、前記顧客名表示領域において一の顧客名が選択され、前記情報項目表示領域において一の情報項目が選択されると、前記顧客名表示領域に、前記一の顧客名に対応する顧客の前記一の情報項目に対応する顧客情報を出力させるステップ、前記コンピュータが、前記顧客情報表示領域に、第1の顧客名に対応する顧客の第1の情報項目に対応する顧客情報が表示された状態で、前記顧客名表示領域において第1の顧客名と異なる第2の顧客名を選択されたことを受け付けると、前記第1の情報項目がデフォルト設定された情報項目に該当しない場合も、前記顧客情報表示領域に表示された顧客情報を、前記第2の顧客名に対応する顧客の前記第1の情報項目に対応する顧客情報に更新させるステップ、を有することを特徴とする顧客情報表示画面の制御方法である。
【0021】
また、本発明に係る顧客情報表示画面の制御方法は、先に説明した本発明に係る顧客情報表示画面制御装置の各々の構成によって実行される、顧客情報表示画面の制御方法として特定することもできる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によると、顧客名、情報項目、顧客情報が同一画面に表示され、顧客名や情報項目、顧客情報に含まれる他の顧客名等を選択するだけで、ユーザの目的に沿った顧客情報にダイレクトにアクセスしやすくなるため、営業店の担当者等のユーザが顧客に関する様々な情報に効率的にアクセスして情報の参照や更新を容易にすることができる「顧客起点」の業務に適したシステム設計が可能になる。
【0023】
本発明を利用した「顧客起点」で設計されたシステムを活用し、顧客に関わる業務を横断的に捉えて「顧客起点」での業務の再構築を推進することによって、金融機関等の事業者の顧客との関係強化に資することが期待される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図2】本発明に係る顧客情報表示画面制御装置の構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明に係る顧客情報表示画面制御装置における画面表示制御の処理フローを示すフローチャートである。
【
図4】本発明によってユーザ端末に表示される画面構成の第1の例における画面推移を示す第1の図である。
【
図5】本発明によってユーザ端末に表示される画面構成の第1の例における画面推移を示す第2の図である。
【
図6】本発明によってユーザ端末に表示される画面構成の第1の例における画面推移を示す第3の図である。
【
図7】本発明によってユーザ端末に表示される画面構成の第1の例における画面推移を示す第4の図である。
【
図8】本発明によってユーザ端末に表示される画面構成の第1の例における画面推移を示す第5の図である。
【
図9】本発明によってユーザ端末に表示される画面構成の第1の例における画面推移のルールを示す図である。
【
図10】本発明によってユーザ端末に表示される画面構成の第2の例における画面推移を示す第1の図である。
【
図11】本発明によってユーザ端末に表示される画面構成の第2の例における画面推移を示す第2の図である。
【
図12】本発明によってユーザ端末に表示される画面構成の第2の例における画面推移を示す第3の図である。
【
図13】本発明によってユーザ端末に表示される画面構成の第2の例における画面推移のルールを示す図である。
【
図14】本発明によってユーザ端末に表示される画面の具体例における画面推移を示す第1の図である。
【
図15】本発明によってユーザ端末に表示される画面の具体例における画面推移を示す第2の図である。
【
図16】本発明によってユーザ端末に表示される画面の具体例における画面推移を示す第3の図である。
【
図17】本発明によってユーザ端末に表示される画面の具体例における画面推移を示す第4の図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明は、本発明の実施形態の一例を示したものであって、本発明はここに示した実施形態に限定されるものではない。
【0026】
図1は、本発明の実施形態の概要を示している。
図1において、顧客情報管理システムの少なくとも一部の機能が、本発明に係る顧客情報表示画面制御装置に対応する。営業店の担当者等のユーザは、営業店等に設置されたPC(パーソナルコンピュータ)やタブレット型コンピュータ等のユーザ端末から、ネットワークを介して顧客情報管理システムにアクセスして、顧客に関する様々な情報を閲覧する。本発明は、その際のユーザ端末の画面に表示される情報の選択や切替えを制御するものである。
【0027】
顧客情報管理システムからユーザ端末には顧客に関する様々な情報が提供されるため、顧客情報管理システムには顧客に関する情報を格納する顧客データベースが備えられることになるが、顧客との取引情報、顧客の財務情報等の情報を、必要に応じて勘定系システム、財務系システム等の他システムから呼び出す構成としてもよい。
【0028】
ユーザ端末と顧客情報管理システムは、社内LAN等のクローズドネットワークで接続されるものであってもよいし、クラウド型のサービスを利用して、顧客情報管理システムからインターネットを介してユーザ端末に情報が提供されるものであってもよい。
【0029】
尚、本発明は、営業店の担当者等のユーザが、キーボード等の入力装置とディスプレイ等の出力装置を直接顧客情報管理システムに対応するコンピュータに接続して操作することで、スタンドアローンで利用されるコンピュータにおいて実施することも可能であるが、その場合にも顧客情報管理システムの少なくとも一部の機能が、本発明に係る顧客情報表示画面制御装置に対応することになる。
【0030】
図2は、本発明に係る顧客情報表示画面制御装置の構成の一例を示したものである。
図2において、顧客情報管理システム10の少なくとも一部の機能が、本発明に係る顧客情報表示画面制御装置に対応する。
【0031】
顧客情報管理システム10は、PC等のユーザ端末20及び30等の複数の端末装置とネットワークを介して接続された、顧客情報を管理するためのコンピュータである。その物理的な構成は特に限定されるものではなく、1台のコンピュータの一部の機能が顧客情報管理システム10に対応するものであってもよいし、複数のコンピュータによって顧客情報管理システム10に対応する機能が実現されるものであってもよい。
【0032】
顧客情報管理システム10には、CPU、メインメモリ、HDD等の補助記憶装置が備えられ、顧客情報管理システム10が備える各々の機能に対応するプログラムが補助記憶装置からメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、各々のプログラムに対応する機能が実現される。
【0033】
顧客情報管理システム10には、ユーザ端末20及び30等と情報の送受信を制御する入出力制御部11、ユーザ端末20及び30等に表示する情報を選択する情報選択部12が設けられるが、これらはいずれも機能的に特定されるものであって、各々の機能を実現するためのプログラムが顧客情報管理システム10の補助記憶装置からメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、各々のプログラムに対応する機能が実現される。
【0034】
また、顧客情報管理システム10には、顧客マスタ131、取引情報132、財務情報133等の顧客に関する情報を格納する顧客情報格納部13と、ユーザ毎の顧客情報の閲覧履歴を格納する閲覧履歴格納部14が設けられるが、これらの各部には、顧客情報管理システム10の補助記憶装置の所定の記憶領域が割り当てられる。これらの記憶領域は、入出力制御部11や情報選択部12として機能するコンピュータとは物理的に異なる、データベースサーバ等の他のコンピュータに設けられるものであってもよい。
【0035】
ユーザ端末20及び30には、PCやタブレット型コンピュータ等のネットワーク端末が用いられるが、ネットワークを介して顧客情報管理システム10とデータ通信が可能なコンピュータであれば、その構成は特に限定されるものではない。尚、本発明に係る顧客情報表示画面制御装置がスタンドアローンのコンピュータとして構成される場合は、顧客情報管理システム10がコンピュータ本体に、ユーザ端末20及び30がキーボードやディスプレイ等の入出力装置に対応することになる。
【0036】
尚、顧客情報管理システム10は、勘定系システムや財務系システム等の他システムと接続される構成としてもよく、その場合は、ユーザ端末20及び30等が要求した情報を、情報選択部12が他システムから呼び出すこととしてもよいし、他システムから定期的に最新の情報を呼び出して、顧客情報格納部13に格納されている取引情報132や財務情報133等を更新することとしてもよい。
【0037】
以上の構成を前提にして、
図3のフローチャートに従って、
図4−
図17に示した画面等の例を参照しながら、本発明に係る顧客情報表示画面制御装置による顧客情報の表示や切り替えの方法について説明する。
【0038】
営業店の担当者等のユーザが、自らが担当する顧客に関する情報を閲覧するために、ユーザ端末20(以下、ユーザ端末30を用いる場合も同様)を顧客情報管理システム10に接続して、所定のアプリケーションプログラムの起動や他の画面に表示されていた顧客名の選択等の操作によって、顧客に関する情報の表示を顧客情報管理システム10に要求する。これを受け付けた顧客情報管理システム10の入出力制御部11では、情報選択部12と連携して、
図3のフローチャートに示した処理を実行することによって、ユーザ端末20の画面に表示させる顧客情報を制御する。
【0039】
まず、顧客に関する情報の表示を要求したユーザ端末20に対して、デフォルトページとなる画面を生成して送信し、ユーザ端末20の画面に表示させる(S1)。
【0040】
図4は、以下に説明する画面構成の第1の例のデフォルトページの例を示したものである。本発明において、顧客に関する情報を閲覧するユーザ端末20の画面は、顧客名表示領域、情報項目表示領域、顧客情報表示領域が設けられる3ペイン構成となる。顧客名表示領域には選択可能な二以上の顧客名が、情報項目表示領域には選択可能な二以上の情報項目が表示され、顧客情報表示領域には顧客名表示領域で選択された顧客の情報項目表示領域で選択された情報項目に対応する顧客情報が表示される。
【0041】
すなわち、顧客名表示領域は、顧客名を検索しなくても顧客情報を表示したい顧客を直ちに選択できるショートカットペインとして、情報項目表示領域は、表示したい情報の項目を選択するためのメニューペインとして、顧客情報表示領域は、ユーザが閲覧したい情報が表示されるコンテンツペインとして機能する3ペインから構成される画面が表示され、ユーザはユーザ端末20上に表示される一つの画面を操作することによって、ユーザの目的に沿った顧客情報にダイレクトにアクセスして情報の参照や更新を行いやすい構成となっている。
【0042】
尚、本発明においては、ユーザ端末20の画面には、顧客名表示領域、情報項目表示領域、顧客情報表示領域が設けられることとなるが、画面上にこれら以外の情報が表示される領域(例えば、ユーザのスケジュールやユーザへのメッセージが表示される領域等)が設けられることを排除するものではない。また、各々の表示領域に、それぞれ顧客名、情報項目、顧客情報以外の情報が併せて表示されることを排除するものでもない。
【0043】
図4の例では、顧客名表示領域に「A」−「E」の5つの顧客名が、情報項目表示領域には「1」−「5」の5つの情報項目が表示されている。顧客名表示領域に表示される顧客名は、顧客情報格納部13に所定の情報が格納された顧客の中から情報選択部12によって選択されるが、顧客名の選択方法は特に限定されるものではなく、全てのユーザに共通の顧客名を表示することとしてもよいし、顧客マスタ131を参照してユーザが担当する顧客を選択し、あるいは、閲覧履歴格納部14を参照してユーザが最近閲覧した顧客を選択して表示することとしてもよい。また、それらを併せて表示することとしてもよいし、ここに表示されていない顧客名を検索するための検索窓も設けることとしてもよい。
【0044】
情報項目表示領域に表示される情報項目には、後に第2の例として説明するツリー構造の下位にある情報項目を折り畳みで表示できるようなケースも含めて、表示可能な情報項目の全てが表示可能となっていることが望ましいが、情報選択部12においてユーザの担当部署や閲覧履歴等から一部の情報項目を選択して、選択した情報のみを表示することとしてもよい。情報項目表示領域に表示される情報項目のうち、1つの情報項目がデフォルト設定されており、ここでは「1」の情報項目がデフォルト設定されているものとして説明する。
【0045】
顧客に関する情報の表示を要求したユーザ端末20に表示されるデフォルトページでは、情報項目表示領域ではデフォルト設定された情報項目が選択された状態となるが、顧客名表示領域についてもいずれかの顧客名(例えば、最も上に表示される顧客名)がデフォルト設定されていれば、その顧客名の顧客のデフォルト設定された情報項目に対応する顧客情報が、デフォルトページの顧客情報表示領域に表示される。
図4の例であれば、最も上に表示された顧客名「A」の顧客の、デフォルト設定された情報項目「1」に対応する顧客情報「A1」が、デフォルトページの顧客情報表示領域に表示された状態となっている。
【0046】
尚、この後の画面遷移の例で説明するように、
図4の顧客情報表示領域には、顧客情報「A1」の他にも、顧客情報「A1」に関連する顧客(例えば、顧客名「A」の概要が顧客情報として表示される場合の顧客名「A」の取引先等)である顧客名「B」と顧客名「C」の顧客情報にリンクする選択ボタンも設けられている。
【0047】
図3のフローチャートに戻って、入出力制御部11が、ユーザ端末20に表示された画面において、情報項目表示領域に表示されたいずれかの情報項目が選択された情報を受け付けると(S2がYes)、情報選択部12は、選択されている顧客名(顧客情報表示領域に顧客情報が表示されている顧客の顧客名)を固定したままで、同じ顧客の選択された情報項目に対応する顧客情報を顧客情報格納部13から呼び出して、入出力制御部11が、新たに顧客情報表示領域に表示する情報として出力させるためにユーザ端末20に送信して、顧客情報表示領域に表示される顧客情報を更新させる(S3)。
【0048】
図5は、
図4の状態から情報項目表示領域で新たな情報項目が選択されて、画面が遷移する例を示したものであるが、顧客名「A」の顧客の情報項目「1」に対応する顧客情報「A1」が顧客情報表示領域に表示された状態で、新たに情報項目「3」が選択されると、顧客情報表示領域に表示される顧客情報は、顧客名「A」の顧客の情報項目「3」に対応する顧客情報「A3」に遷移することになる。
【0049】
入出力制御部11が、ユーザ端末20に表示された画面において、顧客名表示領域に表示されたいずれかの顧客名が選択された情報を受け付けると(S4がYes)、情報選択部12は、選択されている情報項目(顧客情報表示領域に表示されている顧客情報の情報項目)を固定したままで、顧客名が選択された顧客の同じ情報項目に対応する顧客情報を顧客情報格納部13から呼び出して、入出力制御部11が、新たに顧客情報表示領域に表示する情報として出力させるためにユーザ端末20に送信して、顧客情報表示領域に表示される顧客情報を更新させる(S5)。
【0050】
図6は、
図5の状態から顧客名表示領域で新たな顧客名が選択されて、画面が遷移する例を示したものであるが、顧客名「A」の顧客の情報項目「3」に対応する顧客情報「A3」が顧客情報表示領域に表示された状態で、顧客名表示領域で新たに顧客名「C」が選択されると、顧客情報表示領域に表示される顧客情報は、顧客名「C」の顧客の情報項目「3」に対応する顧客情報「C3」に遷移することになる。
【0051】
図6に示したようなケースでは、これまで顧客名「A」の顧客に関する情報を閲覧していたユーザが、新たに顧客名「C」の顧客に関する情報の閲覧を開始することになるので、デフォルト設定された情報項目「1」(例えば「取引先概要」のように最初に閲覧されやすい情報項目)に対応する顧客情報「C1」から表示させるのが通常であるところを、本発明では、
図9に示したように、その時点で表示されている情報項目「3」を固定したまま、対象となる顧客を切り替えて「C3」を顧客情報表示領域に表示させることによって、複数の顧客の取引情報や財務情報等を対比したいような場合に、所望の情報にダイレクトにアクセスすることが可能となっている。
【0052】
入出力制御部11が、ユーザ端末20に表示された画面において、顧客情報表示領域に表示された他の顧客の顧客情報にリンクするいずれかの選択ボタンが押下された情報を受け付けると(S6がYes)、情報選択部12は、選択された顧客のデフォルト設定された情報項目に対応する顧客情報を顧客情報格納部13から呼び出して、入出力制御部11が、新たに顧客情報表示領域に表示する情報として出力させるためにユーザ端末20に送信して、顧客情報表示領域に表示される顧客情報を更新させる(S7)。
【0053】
図6の状態から、
図7に示すように顧客情報表示領域で顧客名「E」の顧客情報にリンクする選択ボタンが押下されると、
図8のように画面が遷移する。すなわち、顧客名「C」の顧客の情報項目「3」に対応する顧客情報「C3」が顧客情報表示領域に表示された状態で、顧客情報表示領域に表示された顧客名「E」の顧客情報にリンクする選択ボタンが押下されると、顧客情報表示領域に表示される顧客情報は、顧客名「E」の顧客のデフォルト設定された情報項目「1」に対応する顧客情報「E1」に遷移することになる。
【0054】
すなわち、先に説明した顧客名表示領域で顧客名が選択される場合と異なり、顧客情報表示領域に表示された顧客名の選択ボタンが押下されると、押下した時点で顧客情報表示領域に表示されている顧客情報がデフォルト設定された情報項目に該当しない場合であっても、顧客名の選択ボタンが押下された顧客のデフォルト設定された情報項目に対応する顧客情報が、ユーザ端末20の画面の顧客情報表示領域に出力されることになる。
【0055】
このように、顧客名表示領域で顧客名が選択される場合のように顧客情報表示領域に表示されていた顧客情報の情報項目を引き継ぐのではなく、デフォルト設定された情報項目の顧客情報に切り替える理由は、次の理由によるものである。
【0056】
すなわち、一般に、ある顧客情報が表示された状態で、ユーザがショートカットペイントして機能する顧客名表示領域で他の顧客名を選択する場合は、対比のために他の顧客について同じ情報項目の顧客情報を確認したいことが多い(例えば、A社の財務情報が表示された状態でショートカットとしてB社を選択するのは、B社の財務情報と対比したい場合であることが多い)のに対して、コンテンツペイントして機能する顧客情報表示領域の顧客情報に表示されている他の顧客の顧客名を選択する場合は、他の顧客の概要を確認したいことが多い(例えば、A社の取引先一覧が表示された状態で取引の一つとして表示されているB社を選択するのは、B社の取引先ではなくB社の概要を知りたい場合であることが多い)と考えられるためである。取引先概要のような顧客情報のサマリーとなるような情報を、情報項目表示領域に表示される情報項目のデフォルトに設定しておくことによって、ユーザが求めている情報にダイレクトにアクセスして情報の参照や更新を行いやすい構成となる。
【0057】
ユーザ端末20の画面に顧客に関する情報が表示されている間は、ユーザ端末20において顧客に関する情報の表示を終了する終了操作が実行されるまでは(S8がYes)、
図3のフローチャートのS2−S7の処理を繰り返すことになる。
【0058】
図10−
図12は、画面構成の第2の例における画面推移を示したものである。第2の例では、情報項目表示領域に表示される各々の情報項目はツリー構造に関連付けられていて、ツリー構造の下位にある情報項目が折り畳みで表示される形態となっており、ここではツリー構造の最上位にあるトップページに当たる情報項目「1」が、デフォルト設定されている。
【0059】
図10のように、顧客名表示領域で顧客名「A」が初めに選択された状態では、顧客名「A」の顧客のデフォルト設定された情報項目「1」に対応する顧客情報「A1」が顧客情報表示領域に表示された状態となるが、ここで情報項目「1」の下位にある情報項目を情報項目表示領域に表示するために、ツリー構造を展開するための「+」のボタンが選択されたとする。
【0060】
すると、
図11に示したように、情報項目「1」の下位にある情報項目「11」「12」「13」が情報項目表示領域に表示されるが、その中からユーザによって情報項目「12」が選択されると、顧客情報表示領域に表示される顧客情報は、顧客名「A」の顧客の情報項目「12」に対応する顧客情報「A12」に遷移することになる。
【0061】
次に、
図12に示したように、顧客名「A」の顧客の情報項目「12」に対応する顧客情報「A12」が顧客情報表示領域に表示された状態で、顧客名表示領域で新たに顧客名「C」が選択されると、顧客情報表示領域に表示される顧客情報は、顧客名「C」の顧客の情報項目「12」に対応する顧客情報「C12」に遷移することになる。ここではデフォルト設定された情報項目「1」、すなわち顧客名「C」の顧客のトップページに遷移するのではなく、対象となる顧客を変更して、顧客情報表示領域に表示されている顧客情報と同じ情報項目の顧客情報が表示されることになる。
【0062】
以上に説明した画面構成の第2の例における画面推移も、先に説明した第1の例と基本的には同じルールに基づくものであるが、
図13に各々の情報項目の関係を示しているように、顧客名表示領域に表示される顧客名を切り替えた場合に、本発明では、対象となる顧客の変更のみを認識して新たに選択された顧客のトップページを表示するのではなく、その時点で顧客情報表示領域に表示されている顧客情報の情報項目を引き継いで、新たに選択された顧客について、顧客情報表示領域に表示されていた顧客情報の情報項目と同じ情報項目の顧客情報が表示される。そのため、ユーザは改めてツリーを展開する操作を行わなくても、異なる顧客について同じ情報項目を連続して表示させることができるので、取引情報や財務情報等を対比する際に必要な情報へのアクセスが効率化される。
【0063】
図14−
図17は、ユーザ端末20に表示される画面の具体例を示している。スクロールバーで区切られた3つのペインが、左から順に、本発明の顧客名表示領域、情報項目表示領域、顧客情報表示領域に対応する。
図14は、本発明に係る顧客情報表示画面制御装置としての機能が実行される前の段階で、ユーザが自ら担当する案件の期日管理一覧を閲覧している状態の画面を示している。ここでは、情報項目表示領域に対応するペインで「業務」のタブが選択されているが、このように、情報項目表示領域に対応するペインに顧客情報の情報項目以外の項目リストを表示させることも可能であり、ここでは業務管理に関するメニューが表示され、その中から選択された期日管理一覧が、顧客情報表示領域に対応するペインに表示された状態となっている。
【0064】
ここで、期日管理一覧に表示されている案件の一つの取引先である「株式会社AAAA」が選択されると、本発明に係る顧客情報表示画面制御装置としての機能が起動されて、
図15のような「株式会社AAAA」の顧客情報のデフォルトページに遷移することになる。
【0065】
図15では、情報項目表示領域に対応するペインのタブが「お客様」に切り替わり、顧客情報として選択可能な情報項目のリストが表示された状態となっているが、このうち「取引先概要 基本情報」の情報項目がデフォルト設定されており、「株式会社AAAA」の顧客情報のデフォルトページでは、顧客情報表示領域に対応するペインに「株式会社AAAA」の取引先概要が表示される。
【0066】
また、顧客名表示領域に対応するペインには、顧客の検索が可能な検索窓の他に、「最近表示した先」と「担当先」に加えて、「株式会社AAAA」と業種や規模等が類似する「類似先」の顧客の顧客情報にショートカットできる顧客名が並べて表示される。これらの顧客は、顧客情報格納部13に格納された顧客マスタ131等の顧客情報や、閲覧履歴格納部14に格納されたユーザの閲覧履歴を用いて、情報選択部12において選択される。
【0067】
図16は、顧客情報表示領域に対応するペインに「株式会社AAAA」の財務情報が表示された状態を示しているが、ここで「類似先」の顧客の中から、「株式会社MMMM」を選択する操作が行われたとする。
【0068】
すると、ユーザ端末20の画面の顧客情報表示領域に対応するペインは、
図17に示したように、「株式会社MMMM」の取引先概要ではなく、「株式会社MMMM」の財務情報に推移することになる。
【解決手段】 顧客情報を利用する営業店の担当者等のユーザが操作する端末装置の画面に、顧客名、情報項目、顧客情報を表示する3つの領域が設けられた画面を出力させ、顧客情報表示領域には、顧客名選択領域で選択された顧客の情報項目表示領域で選択された情報項目に対応する顧客情報を表示させることによって、ユーザは顧客に関する様々な情報に効率的にアクセスして情報の参照や更新を容易にすることが可能となる。顧客情報表示領域にある顧客情報が表示された状態で顧客名表示領域において他の顧客名が選択されると、情報項目はデフォルト設定された項目に戻らず、情報項目が固定されたまま他の顧客に関する同じ情報項目の顧客情報に遷移するので、顧客情報の他社比較を容易に行うこともできる。