【課題を解決するための手段】
【0008】
一側面によると、本開示は、信号対のセットおよび予備対のセット等の第1および第2のセットの撚り対を有するケーブルを介して、受電側デバイス(PD)に電力を提供するためのシステムを提案する。システムは、給電側機器(PSE)回路と、PSE回路を第2のセットに、例えば、予備対のセットに連結するための第1のスイッチと、を有する。スイッチ制御回路は、第1のスイッチをオフにし、PSE回路に、第1のセットのみを介して、例えば、信号対のセットを介して、PDと連動する所定の動作を行わせ、第1のスイッチをオンにし、PSE回路に、第1および第2のセットを介して、PDと連動する所定の動作を行わせる。
【0009】
特に、第1のスイッチは、オフにされ、PSE回路に、第1のセットのみを介して、PDを検出させる、および/またはそれに給電させてもよく、第1のスイッチは、オンにされ、PSE回路に、第1および第2のセットを介して、PDを検出させる、および/またはそれに給電させてもよい。
【0010】
第1のセットは、ケーブル内に第1および第2の対の導体を含んでもよく、第2のセットは、ケーブル内に第3および第4の対の導体を含んでもよい。
【0011】
PSE回路は、それぞれ、第1、第2、第3、および第4の対の導体に連結される、少なくとも一対の第1、第2、第3、および第4の電力線を介して、電力を提供するように構成されてもよい。
【0012】
第1のスイッチは、PSE回路を第1、第2、第3、および第4の電力線のうちの1つに連結するように構成されてもよい。
【0013】
例えば、第1のスイッチは、PDを検出後、PDに電力を提供する前に、オンにされ、PSEに、第1のセットのみを介して、PDの検出を行わせ、第1および第2のセットの両方を介して、検出されたPDに電力を提供させてもよい。
【0014】
また、第1のスイッチは、オフにされ、PDに第1のセットのみを介して、PSE回路から電力を提供させてもよく、第1のセットのみを介して、電力を提供後、第1のスイッチは、オンにされ、PDに、第1および第2のセットの両方を介して、電力を提供させてもよい。
【0015】
代替実施形態では、システムは、PSE回路を第1のセットに連結するための第2のスイッチを含んでもよい。
【0016】
第1のスイッチは、オンにされ、第2のスイッチは、オフにされ、PSEに、第2のセットのみを介して、PDを検出させる、および/またはそれに給電させてもよい。第1のスイッチは、オフにされ、第2のスイッチは、オンにされ、第1のセットのみを介して、PSEに、PDを検出させる、および/またはそれに給電させてもよい。また、第1および第2のスイッチが両方とも、オンにされ、PSEに、第1および第2のセットの両方を介して、PDを検出させる、および/またはそれに給電させてもよい。
【0017】
例示的実施形態では、第1のスイッチおよび第2のスイッチは、PSE回路に、一連の検出動作を行わせ、単一PDシグネチャ回路と関連付けられたPDと一対のPDシグネチャ回路と関連付けられたPDを区別するように、または有効PDが、第1および第2のセットの両方に連結されているかどうか判定するように制御されてもよい。
【0018】
本開示の方法によると、第1および第2のスイッチは、
第2のセットのみを介して、第1の検出動作を行い、PDを検出するために、第1のスイッチをオンにし、第2のスイッチをオフすることと、
第2の検出動作を行い、第1のセットのみを介して、PDを検出するために、第1のスイッチをオフにし、第2のスイッチをオンにすることと、
第1および第2のセットの両方を介して、第3の検出動作を行い、PDを検出するために、第1のスイッチをオンにし、第2のスイッチをオンにすることと
によって制御されてもよい。
【0019】
PDの有効シグネチャ値が、第1、第2、および第3の検出動作のそれぞれの間、検出される場合、PDは、第1および第2のセットの両方に接続され、単一シグネチャ回路と関連付けられた有効PDであると見なされてもよい。
【0020】
PDの有効シグネチャ値が、第1および第2の検出動作のそれぞれの間、検出され、有効シグネチャ値の半分が、第3の検出動作の間、検出される場合、PDは、一対のシグネチャ回路と関連付けられていると見なされてもよい。
【0021】
本開示の付加的利点および側面は、本開示の実施形態が、本開示を実践するために想定される最良の形態の単なる例証として、図示および説明される、以下の発明を実施するための形態から、当業者に容易に明白となるであろう。説明されるように、本開示は、その他および異なる実施形態も可能であって、そのいくつかの詳細は、本開示の精神からすべて逸脱することなく、種々の明白な観点において、修正を受け入れる余地がある。故に、図面および説明は、限定としてではなく、性質上、例証として見なされるべきである。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
第1および第2のセットの撚り対を有するケーブルを介して、受電側デバイス(PD)に電力を提供するためのシステムであって、
給電側機器(PSE)回路と、
上記PSE回路を上記第2のセットに連結するための第1のスイッチと、
上記第1のスイッチをオフにし、上記PSE回路に、上記第1のセットのみを介して、上記PDと連動する所定の動作を行わせ、上記第1のスイッチをオンにし、上記PSE回路に、上記第1および第2のセットを介して、上記PDと連動する所定の動作を行わせるためのスイッチ制御回路と
を含む、システム。
(項目2)
上記第1のスイッチは、オフにされ、上記PSE回路に、上記第1のセットのみを介して、上記PDを検出させ、上記第1のスイッチは、オンにされ、上記PSE回路に、上記第1および第2のセットを介して、上記PDを検出させる、上記項目に記載のシステム。
(項目3)
上記第1のスイッチは、オフにされ、上記PSE回路に、上記第1のセットのみを介して、上記PDに給電させ、上記第1のスイッチは、オンにされ、上記PSE回路に、上記第1および第2のセットを介して、上記PDに給電させる、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目4)
上記第1のセットは、上記ケーブル内に第1および第2の対の導体を含み、上記第2のセットは、上記ケーブル内に第3、および第4の対の導体を含む、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目5)
上記PSE回路は、それぞれ、上記第1、第2、第3、および第4の対の導体に連結される、少なくとも一対の第1、第2、第3、および第4の電力線を介して、電力を提供するように構成される、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目6)
上記第1のスイッチは、上記PSE回路を上記第1、第2、第3、および第4の電力線のうちの1つに連結するように構成される、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目7)
上記第1のスイッチは、上記PDを検出後、上記PDに電力を提供する前に、オンにされ、上記PDに、上記第1のセットを介して、上記PDの検出を行わせ、上記第1および第2のセットの両方を介して、上記検出されたPDに電力を提供させる、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目8)
上記第1のスイッチは、オフにされ、上記PDに、上記第1のセットのみを介して、電力を提供させ、上記第1のセットを介して、電力を提供後、上記第1のスイッチは、オンにされ、上記PDに、上記第1および第2のセットの両方を介して、電力を提供させる、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目9)
上記PSE回路を上記第1のセットに連結するための第2のスイッチをさらに含む、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目10)
上記第1のスイッチは、オンにされ、上記第2のスイッチは、オフにされ、上記PSEに、上記第2のセットのみを介して、上記PDを検出させる、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目11)
上記第1のスイッチは、オンにされ、上記第2のスイッチは、オフにされ、上記PSEに、上記第2のセットのみを介して、上記PDに給電させる、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目12)
上記第1および第2のスイッチは両方とも、オンにされ、上記PSEに、上記第1および第2のセットの両方を介して、上記PDを検出させる、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目13)
上記第1および第2のスイッチは両方とも、オンにされ、上記PSEに、上記第1および第2のセットの両方を介して、上記PDに給電させる、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目14)
上記第1のスイッチおよび上記第2のスイッチは、上記PSE回路に、一連の検出動作を行わせ、単一PDシグネチャ回路と関連付けられたPDと一対のPDシグネチャ回路と関連付けられたPDとを区別させるように制御される、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目15)
上記第1のスイッチおよび上記第2のスイッチは、上記PSE回路に、一連の検出動作を行わせ、有効PDが、上記第1および第2のセットの両方に連結されているかどうかを判定させるように制御される、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目16)
第1および第2のセットの撚り対を伴うケーブルと、第1のスイッチを経由して上記第2のセットに連結され、第2のスイッチを経由して上記第1のセットに連結されるPSE回路とを有する、Power over Ethernet(登録商標)(PoE)システムにおいて、上記第1および第2のスイッチを制御する方法であって、
上記第2のセットを介して、第1の検出動作を行い、PDを検出するために、上記第1のスイッチをオンにし、上記第2のスイッチをオフにするステップと、
上記第1のセットを介して、第2の検出動作を行い、上記PDを検出するために、上記第1のスイッチをオフにし、上記第2のスイッチをオンにするステップと、
上記第1および第2のセットの両方を介して、第3の検出動作を行い、上記PDを検出するために、上記第1のスイッチをオンにし、上記第2のスイッチをオンにするステップと
を含む、方法。
(項目17)
上記PDの有効シグネチャ値が、上記第1、第2、および第3の検出動作のそれぞれの間、検出される場合、上記PDは、上記第1および第2のセットの両方に接続され、単一シグネチャ回路と関連付けられた有効PDと見なされる、上記項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
上記PDの有効シグネチャ値が、上記第1および第2の検出動作のそれぞれの間、検出され、上記有効シグネチャ値の半分が、上記第3の検出動作の間、検出される場合、上記PDは、一対のシグネチャ回路と関連付けられていると見なされる、上記項目のいずれか一項に記載の方法。
(摘要)
信号対および予備対等の第1および第2のセットの撚り対を有するケーブルを介して、受電側デバイス(PD)に電力を提供するための技法。給電側機器(PSE)回路は、第1のスイッチを経由して、第2のセットに、例えば、予備対に連結される。スイッチ制御回路は、第1のスイッチをオフにし、PSE回路に、第1のセットのみを介して、例えば、信号対を介して、PDと連動する所定の動作を行わせ、第1のスイッチをオンにし、PSE回路に、第1および第2のセットを介して、PDと連動する所定の動作を行わせる。
【0022】
本開示の実施形態の以下の発明を実施するための形態は、特徴が、必ずしも、正確な縮尺で描かれておらず、むしろ、関連特徴を最良に例証するように描かれている、以下の図面と併せて読まれるとき、最も理解され得る。