【0022】
本発明の溶融袋は、低密度ポリエチレン樹脂から、常法によってポリエチレンフィルムを成形する工程、及び当該ポリエチレンフィルムを常法によって製袋する工程を含む製造方法によって製造できる。
本発明の溶融袋の形態は、特に限定されず、例えば、四方シール袋、三方シール袋、二方シール袋、ガセット包装袋、又はピロー包装袋等であることができる。
本発明の溶融袋の大きさは、例えば、縦20〜50cm×横10〜40cmの範囲内である。
【0025】
本発明の包装ホットメルト接着剤は、本発明の溶融袋及び当該溶融袋で包装されたホットメルト接着剤からなる。
本発明の包装ホットメルト接着剤は、例えば、本発明の溶融袋の開口部からホットメルト接着剤を入れ、当該開口部をシールすることによって製造される。
本発明の包装ホットメルト接着剤は、ホットメルト接着剤を本発明の溶融袋から取り出すことなく、本発明の包装ホットメルト接着剤を丸ごと溶融させることにより、接着剤として使用できる。
【実施例】
【0026】
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0027】
表1の組成からなる厚さ30μmのキャストフィルムを作成した。フィルムの成形は、リップクリアランスが3mmのTダイフィルム成形機(75mm径押出機)を用い、成形条件は樹脂温度180℃、引取速度35m/分とした。得られたフィルムを縦ピロー包装機(川島製作所)で製袋(シール温度:縦方向 115℃、横方向 90℃)して溶融袋を得た。
また、溶融袋にホットメルト接着剤を充填し、上部をシールして、ホットメルト接着剤を封入した溶融袋を得た。
溶融袋の、溶融性、耐ブロッキング性、及び破袋強度を下記の要領で測定し、その結果を表1に示した。
尚、実施例、又は比較例に用いた樹脂及びその物性、並びに実施例、又は比較例において得られたフィルムの物性測定方法は以下のとおりである。
【0028】
1.原料の組成と物性
樹脂1:低密度ポリエチレン樹脂(日本ポリエチレン社製 商品名「ノバテックLJ802」、融点106℃、密度0.918、MFR22)
樹脂2:低密度ポリエチレン樹脂(ダウケミカル社製 商品名「DNDJ−0405」融点105℃、密度0.915、MFR25)
樹脂3:低密度ポリエチレン樹脂(旭化成ケミカルズ社製 商品名「サンテックM6520.4」、融点107℃、密度0.919、MFR17)
樹脂4:低密度ポリエチレン樹脂(東ソー社製 商品名「ペトロセン208」、融点111℃、密度0.924、MFR23)
樹脂5:低密度ポリエチレン樹脂(旭化成ケミカルズ社製 商品名「サンテックL6810」、融点107℃、密度0.918、MFR11)
樹脂6:低密度ポリエチレン樹脂(日本ポリエチレン社製 商品名「ノバテックLJ902」、融点102℃、密度0.915、MFR45)
樹脂7:低密度ポリエチレン樹脂(日本ポリエチレン社製 商品名「ノバテックLJ8041」、融点123℃、密度0.918、MFR23)
樹脂8:低密度ポリエチレン樹脂(ダウケミカル社製 商品名「DNDV−0405R」、融点105℃、密度0.914、MFR32)
【0029】
2.評価方法
〔溶融性〕
150℃に加熱したシリコーンオイル中に10cm×10cmの面積の厚さ30μmの溶融袋を投入し、40分後の溶融袋の状態を、以下の基準で評価した。
○(優):溶け残りが全くない又は溶け残ったフィルム片が小さい(面積4cm
2未満)
△(良):溶け残ったフィルム片がやや大きい(面積4cm
2以上9cm
2未満)
×(不良):溶け残ったフィルム片が大きい(面積9cm
2以上)
【0030】
〔耐ブロッキング性〕
溶融袋を2枚重ね合わせ、重ね合わせたフィルム上に荷重10kgの錘をフィルムを完全に覆うように載せ、50℃のオーブン中に3日間放置した。オーブン中から重ね合わせた溶融袋を取り出して剥がす際のブロッキングの程度を、以下の基準で評価した。
○(優):重ね合わせた溶融袋はブロッキングしておらず、容易に剥がすことができた
△(良):重ね合わせた溶融袋は少しブロッキングしていたが、剥がすのに困難はなかった
×(不良):重ね合わせた溶融袋はブロッキングしており、剥がすのが困難であった
【0031】
〔破袋強度〕
重さ2kgのホットメルト接着剤を封入した溶融袋(縦35cm×横25cm)を高さ1mから落下させて破れた回数を測定し、以下の基準で評価した。なお、溶融袋のシールはヒートシールによって行った。
○(優):10回の試験で袋が破れた回数が0〜1回
△(良):10回の試験で袋が破れた回数が2〜5回
×(不良):10回の試験で袋が破れた回数が5〜10回
【0032】
【表1】