特許第6202977号(P6202977)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6202977故障区間推定装置、故障区間推定方法及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6202977
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】故障区間推定装置、故障区間推定方法及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 12/70 20130101AFI20170914BHJP
【FI】
   H04L12/70 100Z
【請求項の数】7
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-214624(P2013-214624)
(22)【出願日】2013年10月15日
(65)【公開番号】特開2015-80021(P2015-80021A)
(43)【公開日】2015年4月23日
【審査請求日】2016年7月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】399040405
【氏名又は名称】東日本電信電話株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001634
【氏名又は名称】特許業務法人 志賀国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】渡部 浩治
(72)【発明者】
【氏名】村山 秀胤
(72)【発明者】
【氏名】小林 正啓
(72)【発明者】
【氏名】行田 克俊
【審査官】 宮島 郁美
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−258969(JP,A)
【文献】 特開2002−064493(JP,A)
【文献】 特開2013−026898(JP,A)
【文献】 特開2006−245849(JP,A)
【文献】 特開2004−134879(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第01367749(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L12/00−12/955
H04B7/24−7/26
H04W4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
既設のネットワークに接続する自装置と、前記既設のネットワークに接続する新規ネットワークの端点に接続する対象装置との間の区間において、監視フレームを送受信する送受信部と、
前記送受信部によって受信された前記監視フレームに応じて自装置と前記対象装置との間の区間における障害の発生を推定する推定部と、
推定された結果を通知する通知部と、
を備え
前記送受信部は、複数のポートを備え、前記対象装置宛ての監視フレームと自装置宛ての監視フレームとを一のポートから送信し、前記対象装置から送信された監視フレームを前記一のポートで受信し、自装置が送信した前記監視フレームを他のポートから受信し、
前記推定部は、前記監視フレームが受信されていないポートに応じて自装置と既設のネットワークとの間の区間又は既設のネットワークと前記対象装置との間の区間のうち故障が発生している区間を推定する故障区間推定装置。
【請求項2】
既設のネットワークに接続する自装置と、前記既設のネットワークに接続する新規ネットワークの端点に接続する対象装置との間の区間において、監視フレームを送受信する送受信部と、
前記送受信部によって受信された前記監視フレームに応じて自装置と前記対象装置との間の区間における障害の発生を推定する推定部と、
推定された結果を通知する通知部と、
を備え
前記送受信部は、複数のポートを備え、前記対象装置宛ての監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ送信し、前記対象装置から送信された監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ受信し、
前記推定部は、前記監視フレームが受信されていないポートに応じて自装置と既設のネットワークとの間の区間又は既設のネットワークと前記対象装置との間の区間のうち故障が発生している区間を推定する故障区間推定装置。
【請求項3】
既設のネットワークに接続する自装置と、前記既設のネットワークに接続する新規ネットワークの端点に接続する対象装置との間の区間において、監視フレームを送受信する送受信部と、
前記送受信部によって受信された前記監視フレームに応じて自装置と前記対象装置との間の区間における障害の発生を推定する推定部と、
推定された結果を通知する通知部と、
を備え
前記送受信部は、複数のポートを備え、前記対象装置宛ての監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ送信し、自装置宛ての監視フレームを一のポートから送信し、前記対象装置から送信された監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ受信し、自装置が送信した監視フレームを他のポートから受信し、
前記推定部は、前記監視フレームが受信されていないポートに応じて自装置と既設のネットワークとの間の区間又は既設のネットワークと前記対象装置との間の区間のうち故障が発生している区間を推定する故障区間推定装置。
【請求項4】
既設のネットワークに接続する自装置と、前記既設のネットワークに接続する新規ネットワークの端点に接続する対象装置との間の区間において、監視フレームを送受信する送受信ステップと、
前記送受信ステップにおいて受信された前記監視フレームに応じて自装置と前記対象装置との間における障害の発生を推定する推定ステップと、
推定された結果を通知する通知ステップと、
を有し、
前記送受信ステップにおいて、複数のポートのうち前記対象装置宛ての監視フレームと自装置宛ての監視フレームとを一のポートから送信し、前記対象装置から送信された監視フレームを前記一のポートで受信し、自装置が送信した前記監視フレームを他のポートから受信し、
前記推定ステップにおいて、前記監視フレームが受信されていないポートに応じて自装置と既設のネットワークとの間の区間又は既設のネットワークと前記対象装置との間の区間のうち故障が発生している区間を推定する故障区間推定方法。
【請求項5】
既設のネットワークに接続する自装置と、前記既設のネットワークに接続する新規ネットワークの端点に接続する対象装置との間の区間において、監視フレームを送受信する送受信ステップと、
前記送受信ステップにおいて受信された前記監視フレームに応じて自装置と前記対象装置との間における障害の発生を推定する推定ステップと、
推定された結果を通知する通知ステップと、
を有し、
前記送受信ステップにおいて、複数のポートのうち前記対象装置宛ての監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ送信し、前記対象装置から送信された監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ受信し、
前記推定ステップにおいて、前記監視フレームが受信されていないポートに応じて自装置と既設のネットワークとの間の区間又は既設のネットワークと前記対象装置との間の区間のうち故障が発生している区間を推定する故障区間推定方法。
【請求項6】
既設のネットワークに接続する自装置と、前記既設のネットワークに接続する新規ネットワークの端点に接続する対象装置との間の区間において、監視フレームを送受信する送受信ステップと、
前記送受信ステップにおいて受信された前記監視フレームに応じて自装置と前記対象装置との間における障害の発生を推定する推定ステップと、
推定された結果を通知する通知ステップと、
を有し、
前記送受信ステップにおいて、複数のポートのうち前記対象装置宛ての監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ送信し、前記対象装置から送信された監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ受信し、
前記推定ステップにおいて、前記監視フレームが受信されていないポートに応じて自装置と既設のネットワークとの間の区間又は既設のネットワークと前記対象装置との間の区間のうち故障が発生している区間を推定する故障区間推定方法。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか一項に記載の故障区間推定装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信回線の故障箇所を推定する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、イーサネット(登録商標)を介してネットワークに接続する複数の通信装置間の疎通確認や故障発生箇所を特定するための技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の技術では、通信装置間の疎通確認や故障発生箇所を特定するために、例えばイーサネット(登録商標)OAM(operations、administration、maintenance)を用いた監視を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−222415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、サービス事業者が他社又は自社の既設のネットワークに新たなネットワークを接続し、ユーザにサービスを提供する場合、新たに接続されたネットワークと既設のネットワークとの間の区間における疎通確認をどのように行うのかが重要になる。既設のネットワーク内に監視用の装置を挟み込む案が考えられるが、既設のネットワーク内の回線を一時的に切断する必要があるため、通信断が発生してしまう。さらに、回線ごとに監視用の装置が必要になってしまうため、コストが高いなどの問題がある。そのため、新たに接続されたネットワークと既設のネットワークとの間の区間における疎通確認を行うことができる技術が要求されている。
【0005】
上記事情に鑑み、本発明は、新たに接続されたネットワークと既設のネットワークとの間の区間における疎通確認を行うことができる技術の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、既設のネットワークに接続する自装置と、前記既設のネットワークに接続する新規ネットワークの端点に接続する対象装置との間の区間において、監視フレームを送受信する送受信部と、前記送受信部によって受信された前記監視フレームに応じて自装置と前記対象装置との間の区間における障害の発生を推定する推定部と、推定された結果を通知する通知部と、を備え、前記送受信部は、複数のポートを備え、前記対象装置宛ての監視フレームと自装置宛ての監視フレームとを一のポートから送信し、前記対象装置から送信された監視フレームを前記一のポートで受信し、自装置が送信した前記監視フレームを他のポートから受信し、前記推定部は、前記監視フレームが受信されていないポートに応じて自装置と既設のネットワークとの間の区間又は既設のネットワークと前記対象装置との間の区間のうち故障が発生している区間を推定する故障区間推定装置である。
【0009】
本発明の一態様は、既設のネットワークに接続する自装置と、前記既設のネットワークに接続する新規ネットワークの端点に接続する対象装置との間の区間において、監視フレームを送受信する送受信部と、前記送受信部によって受信された前記監視フレームに応じて自装置と前記対象装置との間の区間における障害の発生を推定する推定部と、推定された結果を通知する通知部と、を備え、前記送受信部は、複数のポートを備え、前記対象装置宛ての監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ送信し、前記対象装置から送信された監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ受信し、前記推定部は、前記監視フレームが受信されていないポートに応じて自装置と既設のネットワークとの間の区間又は既設のネットワークと前記対象装置との間の区間のうち故障が発生している区間を推定する故障区間推定装置である。
【0010】
本発明の一態様は、既設のネットワークに接続する自装置と、前記既設のネットワークに接続する新規ネットワークの端点に接続する対象装置との間の区間において、監視フレームを送受信する送受信部と、前記送受信部によって受信された前記監視フレームに応じて自装置と前記対象装置との間の区間における障害の発生を推定する推定部と、推定された結果を通知する通知部と、を備え、前記送受信部は、複数のポートを備え、前記対象装置宛ての監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ送信し、自装置宛ての監視フレームを一のポートから送信し、前記対象装置から送信された監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ受信し、自装置が送信した監視フレームを他のポートから受信し、前記推定部は、前記監視フレームが受信されていないポートに応じて自装置と既設のネットワークとの間の区間又は既設のネットワークと前記対象装置との間の区間のうち故障が発生している区間を推定する故障区間推定装置である。
【0011】
本発明の一態様は、既設のネットワークに接続する自装置と、前記既設のネットワークに接続する新規ネットワークの端点に接続する対象装置との間の区間において、監視フレームを送受信する送受信ステップと、前記送受信ステップにおいて受信された前記監視フレームに応じて自装置と前記対象装置との間における障害の発生を推定する推定ステップと、推定された結果を通知する通知ステップと、を有し、前記送受信ステップにおいて、複数のポートのうち前記対象装置宛ての監視フレームと自装置宛ての監視フレームとを一のポートから送信し、前記対象装置から送信された監視フレームを前記一のポートで受信し、自装置が送信した前記監視フレームを他のポートから受信し、前記推定ステップにおいて、前記監視フレームが受信されていないポートに応じて自装置と既設のネットワークとの間の区間又は既設のネットワークと前記対象装置との間の区間のうち故障が発生している区間を推定する故障区間推定方法である。また、本発明の一態様は、既設のネットワークに接続する自装置と、前記既設のネットワークに接続する新規ネットワークの端点に接続する対象装置との間の区間において、監視フレームを送受信する送受信ステップと、前記送受信ステップにおいて受信された前記監視フレームに応じて自装置と前記対象装置との間における障害の発生を推定する推定ステップと、推定された結果を通知する通知ステップと、を有し、前記送受信ステップにおいて、複数のポートのうち前記対象装置宛ての監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ送信し、前記対象装置から送信された監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ受信し、前記推定ステップにおいて、前記監視フレームが受信されていないポートに応じて自装置と既設のネットワークとの間の区間又は既設のネットワークと前記対象装置との間の区間のうち故障が発生している区間を推定する故障区間推定方法である。また、本発明の一態様は、既設のネットワークに接続する自装置と、前記既設のネットワークに接続する新規ネットワークの端点に接続する対象装置との間の区間において、監視フレームを送受信する送受信ステップと、前記送受信ステップにおいて受信された前記監視フレームに応じて自装置と前記対象装置との間における障害の発生を推定する推定ステップと、推定された結果を通知する通知ステップと、を有し、前記送受信ステップにおいて、複数のポートのうち前記対象装置宛ての監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ送信し、前記対象装置から送信された監視フレームを前記複数のポートを介してそれぞれ受信し、前記推定ステップにおいて、前記監視フレームが受信されていないポートに応じて自装置と既設のネットワークとの間の区間又は既設のネットワークと前記対象装置との間の区間のうち故障が発生している区間を推定する故障区間推定方法である。
【0012】
本発明の一態様は、上記の故障区間推定装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムである。

【発明の効果】
【0013】
本発明により、新たに接続されたネットワークと既設のネットワークとの間の区間における疎通確認を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明における故障区間推定システム1のシステム構成を示す図である。
図2】故障区間推定装置10の機能構成を表す概略ブロック図である。
図3】本発明の第1動作例における故障区間推定処理の概念図である。
図4】本発明の第1動作例における故障区間推定装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
図5】本発明の第2動作例における故障区間推定処理の概念図である。
図6】本発明の第2動作例における故障区間推定装置の処理10の流れを示すフローチャートである。
図7】本発明の第3動作例における故障区間推定処理の概念図である。
図8】本発明の第3動作例における故障区間推定装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明における故障区間推定システム1のシステム構成を示す図である。本発明の故障区間推定システム1は、故障区間推定装置10、回線収容装置20及び対象装置40(40−1〜40−N:Nは2以上の整数)を備える。故障区間推定システム1には、通信装置30、通信装置31及び通信装置32が接続されている。通信装置30は回線収容装置20に接続され、通信装置31は新規ネットワーク60−1に接続され、通信装置32は新規ネットワーク60−Nに接続されている。新規ネットワーク60(60−1〜60−N)は、既設ネットワーク50に接続されている。故障区間推定装置10、回線収容装置20、通信装置30及び対象装置40は、イーサネット(登録商標)を利用して通信する。
【0016】
故障区間推定装置10は、定期的(例えば、1秒ごと)に自装置と対象装置40(40−1〜40−N)との間の区間において監視フレームを送受信し、自装置と対象装置40(40−1〜40−N)との間の区間のうち障害が発生している区間を回線ごとに推定する。監視フレームとは、回線の接続性を監視するためのフレームであり、例えばイーサネット(登録商標)OAMである。なお、監視フレームには、回線を識別するための識別情報が格納される。
回線収容装置20は、L2スイッチやブリッジなどのネットワーク機器である。回線収容装置20は、複数のポートを備えており、故障区間推定装置10との間で複数の回線を介して接続する。また、回線収容装置20は、タグVLAN(Virtual Local Area Network)によってVLANを実現する。
【0017】
通信装置30は、例えばホストコンピュータ、パーソナルコンピュータ、タブレット装置、スマートフォン、ノートパソコン、ワークステーション、ゲーム機器、テレビ電話装置等の情報処理装置を用いて構成される。通信装置30は、例えばユーザにサービスを提供するサービス事業者の管理者によって使用される。
通信装置31及び32は、例えばホストコンピュータ、パーソナルコンピュータ、タブレット装置、スマートフォン、ノートパソコン、ワークステーション、ゲーム機器、テレビ電話装置等の情報処理装置を用いて構成される。通信装置31及び32は、例えばサービスの提供を受けるユーザによって使用される。
【0018】
対象装置40−1〜40−Nは、故障区間推定装置10から送信される監視フレームを終端する装置であり、新規ネットワーク60(60−1〜60−N)内の端点(通信端末31及び32側)に備えられる。また、対象装置40(40−1〜40−N)は、定期的(例えば、1秒ごと)に故障区間推定装置10に監視フレームを送信する。なお、以下の説明では、対象装置40−1〜40−Nを対象装置40と称する。
既設ネットワーク50は、どのように構成されたネットワークでもよい。既設ネットワーク50は、既設のネットワークであり、例えばWAN(Wide Area Network)や専用線などを用いて構成されてもよい。
新規ネットワーク60−1〜60−Nは、どのように構成されたネットワークでもよい。新規ネットワーク60は、既設ネットワーク50に新たに接続されたネットワークであり、例えばWANや専用線などを用いて構成されてもよい。なお、以下の説明では、新規ネットワーク60−1〜60−Nを新規ネットワーク60と称する。
【0019】
図2は、故障区間推定装置10の機能構成を表す概略ブロック図である。
故障区間推定装置10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、故障区間推定プログラムを実行する。故障区間推定プログラムの実行によって、故障区間推定装置10は、フレーム生成部101、送受信部102、判定部103、推定部104、通知部105を備える装置として機能する。なお、故障区間推定装置10の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、故障区間推定プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、故障区間推定プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
【0020】
フレーム生成部101は、定期的に監視フレームを生成する。
送受信部102は、対象装置40との間の区間で監視フレームの送受信を行う。送受信部102は、第1のポート1021と、第2のポート1022とのポートを備える。これらのポートは、監視フレームを入出力するインターフェースであり、通信回線を介して回線収容装置20に設けられた複数のポートにそれぞれ接続される。なお、送受信部102は、3つ以上のポートを有するように構成されてもよい。
【0021】
判定部103は、送受信部102によって監視フレームが受信されたか否かを判定する。
推定部104は、判定部103の判定結果に基づいて自装置(故障区間推定装置10)と対象装置40との間の区間のうち障害が発生している区間を回線ごとに推定する。
通知部105は、推定部104によって推定された結果を通信装置30に送信する。
以下、本発明の一実施形態である故障区間監視システム1の複数の動作例(第1動作例、第2動作例及び第3動作例)について詳細に説明する。
【0022】
[第1動作例]
図3は、本発明の第1動作例における故障区間推定処理の概念図である。
図3に示される例では、故障区間推定装置10と対象装置40との間の区間(以下、「推定−対象装置間」という。)には回線収容装置20が設けられ、回線収容装置20は故障区間推定装置10又は対象装置40から送信された監視フレームの中継を行う。なお、推定−対象装置間には、回線収容装置20が複数台設けられてもよい。
【0023】
本発明の第1動作例では、図3に示されるように故障区間推定装置10は、推定−対象装置間において監視フレーム70を第1のポート1021及び回線収容装置20を介して送受信する。さらに、故障区間推定装置10は、自装置宛ての監視フレーム71を第1のポート1021を介して送信し、監視フレーム71を第2のポート1022を介して受信する。なお、自装置宛ての監視フレーム71は、第2のポート1022を介してから送信され、第1のポート1021を介して受信されてもよい。
【0024】
上述したように推定−対象装置間において監視フレーム70及び監視フレーム71を送受信することにより、故障区間推定装置10はそれぞれの区間のうち故障が発生している区間を推定する。第1動作例においてそれぞれの区間とは、例えば回線収容装置20と対象装置40との間の区間や、故障区間推定装置10と回線収容装置20との間の区間(以下、「推定−収容装置区間」という。)である。なお、以下の説明では、回線収容装置20と対象装置40との間の区間を区間1と称し、推定−収容装置区間のうち第1のポート1021と回線収容装置20とが接続されている区間を区間2と称し、第2のポート1022と回線収容装置20とが接続されている区間を区間3と称する。
【0025】
図4は、本発明の第1動作例における故障区間推定装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
フレーム生成部101は、対象装置40宛ての監視フレームを生成し、生成した監視フレームを第1のポート1021を介して対象装置40に送信する(ステップS101)。判定部103は、推定−対象装置間が正常であるか否かを判定する(ステップS102)。具体的には、判定部103は、対象装置40から送信された監視フレームが第1のポート1021を介して受信されたか否かを判定する。監視フレームが受信された場合、判定部103は推定−対象装置間が正常であると判定する。一方、監視フレームが受信されていない場合、判定部103は推定−対象装置間が正常ではないと判定する。推定−対象装置間が正常である場合(ステップS102−YES)、フレーム生成部101は自装置宛ての監視フレームを生成し、生成した監視フレームを第1のポート1021を介して自装置に送信する(ステップS103)。
【0026】
判定部103は、推定−収容装置間が正常であるか否かを判定する(ステップS104)。具体的には、判定部103は、自装置から送信された監視フレームが第2のポート1022を介して受信されたか否かを判定する。推定−収容装置間が正常である場合(ステップS104−YES)、推定部104は推定−対象装置間の全ての区間が正常であると推定する(ステップS105)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS106)。
一方、推定−収容装置間が正常ではない場合(ステップS104−NO)、すなわち自装置から送信された監視フレームが第2のポート1022を介して受信されていない場合、推定部104は区間3の回線に異常ありと推定する(ステップS107)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS106)。
【0027】
また、ステップS102の処理において、推定−対象装置間が正常ではない場合(ステップS102−NO)、すなわち対象装置40から送信された監視フレームが第1のポート1021を介して受信されていない場合、フレーム生成部101は自装置宛ての監視フレームを生成し、生成した監視フレームを第1のポート1021を介して自装置に送信する(ステップS108)。
【0028】
判定部103は、推定−収容装置間が正常であるか否かを判定する(ステップS109)。推定−収容装置間が正常である場合(ステップS109−YES)、推定部104は区間1の回線に異常ありと推定する(ステップS110)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS106)。
一方、推定−収容装置間が正常ではない場合(ステップS109−NO)、判定部103は既設ネットワーク50内の区間が正常であるか否かを判定する(ステップS111)。既設ネットワーク50内の区間が正常である場合とは、既設ネットワーク50内の回線に異常が発生していない場合である。既設ネットワーク50内の区間が正常である場合(ステップS111−YES)、推定部104は区間2、区間3、新規ネットワーク60内のいずれかの回線に異常ありと推定する(ステップS112)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS106)。
一方、既設ネットワーク50内の区間が正常ではない場合(ステップS111−NO)、推定部104は区間1と区間2、区間3いずれかの回線に異常ありと推定する(ステップS113)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS106)。故障区間推定装置10は、上述した処理(ステップS101〜ステップS113)をVLANごとに実行することにより、推定−対象装置間の監視を回線ごとに行う。
【0029】
以上のように構成された故障区間推定装置10によれば、推定−対象装置間において回線の故障が発生している区間をVLANごとに推定することができる。具体的には、既設ネットワーク50に新たに接続されたネットワーク(新規ネットワーク60)に接続する対象装置40との間でVLANごとに監視フレームの送受信が行われる。故障区間推定装置10は、対象装置40から送信された監視フレームだけでなく、自装置宛てに送信した監視フレームを受信することにより、推定−対象装置間の接続性を監視する。これにより、推定−対象装置間のうち回線の故障が発生している区間をおおよそ推定することができる。その後、故障区間推定装置10は、推定結果を通信装置30に通知する。サービス事業者の管理者は、推定結果を見ることにより新たに接続されたネットワークと既設のネットワークとの間の区間に故障が発生しているか否かを把握することができる。そのため、新たに接続されたネットワークと既設のネットワークとの間の区間における疎通確認をVLANごとに行うことが可能になる。
【0030】
<変形例>
新規ネットワーク60−1には、複数台の通信装置31が接続されてもよい。新規ネットワーク60−Nには、複数台の通信装置32が接続されてもよい。
図4のフローチャートにおいてステップS102の処理として推定−収容装置間が正常であるか否かの判断が実行され、ステップS104及びステップS109の処理として推定−対象装置間が正常であるか否かの判断が実行されてもよい。
なお、本実施形態では、回線収容装置20がVLANを実現する構成を示したが、回線収容装置20はVLANを使用しないように構成されてもよい。
また、本実施形態における故障区間推定システム1には、複数の回線が備えられているが、故障区間推定システム1には1回線のみが備えられるように構成されてもよい。
【0031】
[第2動作例]
図5は、本発明の第2動作例における故障区間推定処理の概念図である。
図5に示される例では、推定−対象装置間には回線収容装置20が設けられ、回線収容装置20は故障区間推定装置10又は対象装置40から送信された監視フレームの中継を行う。なお、推定−対象装置間には、回線収容装置20が複数台設けられてもよい。
本発明の第2動作例では、図5に示されるように故障区間推定装置10は、推定−対象装置間において監視フレーム70を第1のポート1021及び回線収容装置20を介して送受信する。さらに、故障区間推定装置10は、推定−対象装置間において監視フレーム72を第2のポート1022及び回線収容装置20を介して送受信する。
上述したように推定−対象装置間において監視フレーム70及び監視フレーム72を送受信することにより、故障区間推定装置10はそれぞれの区間のうち故障が発生している区間を推定する。第2動作例においてそれぞれの区間とは、例えば推定−対象装置間である。
【0032】
図6は、本発明の第2動作例における故障区間推定装置の処理10の流れを示すフローチャートである。
フレーム生成部101は、対象装置40宛ての監視フレームを生成し、生成した監視フレームを第1のポート1021を介して対象装置40に送信する(ステップS201)。判定部103は、第1の推定−対象装置間が正常であるか否かを判定する(ステップS202)。第1の推定−対象装置間とは、推定−対象装置間を接続している1つの回線を有する区間であり、例えば故障区間推定装置10の第1のポート1021と対象装置40とを接続している区間である。
【0033】
第1の推定−対象装置間が正常である場合(ステップS202−YES)、フレーム生成部101は対象装置40宛ての監視フレームを生成し、生成した監視フレームを第2のポート1022を介して対象装置40に送信する(ステップS203)。判定部103は、第2の推定−対象装置間が正常であるか否かを判定する(ステップS204)。具体的には、判定部103は対象装置40から送信された監視フレームが第2のポート1022を介して受信されたか否かを判定する。なお、第2の推定−対象装置間とは、推定−対象装置間を接続している1つの回線を有する区間であり、例えば故障区間推定装置10の第2のポート1022と対象装置40とを接続している区間である。
【0034】
第2の推定−対象装置間が正常である場合(ステップS204−YES)、推定部104は推定−対象装置間の全ての区間が正常であると推定する(ステップS205)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS206)。
一方、第2の推定−対象装置間が正常ではない場合(ステップS204−NO)、すなわち対象装置40から送信された監視フレーム72が第2のポート1022を介して受信されていない場合、推定部104は区間3の回線に異常ありと推定する(ステップS207)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS206)。
また、ステップS202の処理において、第1の推定−対象装置間が正常ではない場合(ステップS202−NO)、フレーム生成部101は対象装置40宛ての監視フレームを生成し、生成した監視フレームを第2のポート1022を介して対象装置40に送信する(ステップS208)。
【0035】
判定部103は、第2の推定−対象装置間が正常であるか否かを判定する(ステップS209)。第2の推定−対象装置間が正常である場合(ステップS209−YES)、推定部104は区間2の回線に異常ありと推定する(ステップS210)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS206)。
一方、第2の推定−対象装置間が正常ではない場合(ステップS209−NO)、判定部103は既設ネットワーク50内の区間が正常であるか否かを判定する(ステップS211)。既設ネットワーク50内の区間が正常である場合(ステップS211−YES)、推定部104は区間2、区間3、新規ネットワーク60内のいずれかの回線に異常ありと推定する(ステップS212)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS206)。
【0036】
一方、既設ネットワーク50内の区間が正常ではない場合(ステップS211−NO)、推定部104は区間1の回線に異常ありと推定する(ステップS213)。なお、区間2、区間3の回線においては異常があるか否かを推定することはできない。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS206)。また、故障区間推定装置10は、上述した処理(ステップS201〜ステップS213)をVLANごとに実行することにより、推定−対象装置間の監視を回線ごとに行う。
【0037】
以上のように構成された故障区間推定装置10によれば、推定−対象装置間において回線が故障している区間を回線ごとに推定することができる。具体的には、既設ネットワーク50に新たに接続されたネットワーク(新規ネットワーク60)に接続する対象装置40との間でVLANごとに監視フレームの送受信が行われる。故障区間推定装置10は、自装置と対象装置40との間の区間の接続性をポートごとに監視する。これにより、推定−対象装置間のうち回線の故障が発生している区間をおおよそ推定することができる。その後、故障区間推定装置10は、推定結果を通信装置30に通知する。サービス事業者の管理者は、推定結果を見ることにより新たに接続されたネットワークと既設のネットワークとの間の区間に故障が発生しているか否かを把握することができる。そのため、新たに接続されたネットワークと既設のネットワークとの間の区間における疎通確認をVLANごとに行うことが可能になる。
【0038】
<変形例>
新規ネットワーク60−1には、複数台の通信装置31が接続されてもよい。新規ネットワーク60−Nには、複数台の通信装置32が接続されてもよい。
図6のフローチャートにおいてステップS202の処理として第2の推定−収容装置間が正常であるか否かの判断が実行され、ステップS204及びステップS209の処理として第1の推定−対象装置間が正常であるか否かの判断が実行されてもよい。
なお、本実施形態では、回線収容装置20がVLANを実現する構成を示したが、回線収容装置20はVLANを使用しないように構成されてもよい。
また、本実施形態における故障区間推定システム1には、複数の回線が備えられているが、故障区間推定システム1には1回線のみが備えられるように構成されてもよい。
【0039】
[第3動作例]
図7は、本発明の第3動作例における故障区間推定処理の概念図である。
図7に示される例では、推定−対象装置間には回線収容装置20が設けられ、回線収容装置20は故障区間推定装置10又は対象装置40から送信された監視フレームの中継を行う。なお、推定−対象装置間には、回線収容装置20が複数台設けられてもよい。
本発明の第3動作例では、図7に示されるように故障区間推定装置10は、推定−対象装置間において監視フレーム70を第1のポート1021及び回線収容装置20を介して送受信する。さらに、故障区間推定装置10は、自装置宛ての監視フレーム71を第1のポート1021を介して送信し、監視フレーム71を第2のポート1022を介して受信する。さらに、故障区間推定装置10は、推定−対象装置間において監視フレーム72を第2のポート1022及び回線収容装置20を介して送受信する。なお、自装置宛ての監視フレームは、第2のポート1022を介してから送信され、第1のポート1021を介して受信されてもよい。
上述したように推定−対象装置間において監視フレーム70、監視フレーム71及び監視フレーム72を送受信することにより、故障区間推定装置10はそれぞれの区間のうち故障が発生している区間を推定する。第3動作例においてそれぞれの区間とは、例えば推定−収容装置区間や推定−対象装置間である。
【0040】
図8は、本発明の第3動作例における故障区間推定装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
フレーム生成部101は、対象装置40宛ての監視フレームを生成し、生成した監視フレームを第1のポート1021を介して対象装置40に送信する(ステップS301)。判定部103は、第1の推定−対象装置間が正常であるか否かを判定する(ステップS302)。第1の推定−対象装置間が正常である場合(ステップS302−YES)、フレーム生成部101は自装置宛ての監視フレームを生成し、生成した監視フレームを第1のポート1021を介して自装置に送信する(ステップS303)。
【0041】
判定部103は、推定−収容装置間が正常であるか否かを判定する(ステップS304)。推定−収容装置間が正常である場合(ステップS304−YES)、推定部104は推定−対象装置間の全ての区間が正常であると推定する(ステップS305)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS306)。
一方、推定−収容装置間が正常ではない場合(ステップS304−NO)、推定部104は区間3の回線に異常ありと推定する(ステップS307)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS306)。
【0042】
また、ステップS302の処理において、第1の推定−対象装置間が正常ではない場合(ステップS302−NO)、フレーム生成部101は自装置宛ての監視フレームを生成し、生成した監視フレームを第1のポート1021を介して自装置に送信する(ステップS308)。
【0043】
判定部103は、推定−収容装置間が正常であるか否かを判定する(ステップS309)。推定−収容装置間が正常である場合(ステップS309−YES)、推定部104は区間1の回線に異常ありと推定する(ステップS310)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS306)。
一方、推定−収容装置間が正常ではない場合(ステップS309−NO)、フレーム生成部101は、対象装置40宛ての監視フレームを生成し、生成した監視フレームを第2のポート1022を介して対象装置40に送信する(ステップS311)。
【0044】
判定部103は、第2の推定−対象装置間が正常であるか否かを判定する(ステップS312)。第2の推定−対象装置間が正常である場合(ステップS312−YES)、推定部104は区間2の回線に異常ありと推定する(ステップS313)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS306)。
一方、第2の推定−対象装置間が正常ではない場合(ステップS312−NO)、判定部103は既設ネットワーク50内の区間が正常であるか否かを判定する(ステップS314)。
【0045】
既設ネットワーク50内の区間が正常である場合(ステップS314−YES)、推定部104は区間2、区間3、新規ネットワーク60内のいずれかの回線に異常ありと推定する(ステップS315)。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS306)。
一方、既設ネットワーク50内の区間が正常ではない場合(ステップS314−NO)、推定部104は区間1の回線に異常ありと推定する(ステップS316)。なお、区間2、区間3の回線においては異常があるか否かを推定することはできない。その後、通知部105は、推定結果を通信装置30に通知する(ステップS306)。また、故障区間推定装置10は、上述した処理(ステップS301〜ステップS316)をVLANごとに実行することにより、推定−対象装置間の監視を回線ごとに行う。
【0046】
以上のように構成された故障区間推定装置10によれば、推定−対象装置間において回線が故障している区間を回線ごとに推定することができる。具体的には、既設ネットワーク50に新たに接続されたネットワーク(新規ネットワーク60)に接続する対象装置40との間でVLANごとに監視フレームの送受信が行われる。この際、故障区間推定装置10は、自装置と対象装置40との間の区間の接続性をポートごとに監視するだけでなく、自装置と回線収容装置20との間の区間の接続性も監視する。これにより、1つの区間で故障が発生している場合には故障している区間を特定することができる。その後、故障区間推定装置10は、推定結果を通信装置30に通知する。サービス事業者の管理者は、推定結果を見ることにより新たに接続されたネットワークと既設のネットワークとの間の区間に故障が発生しているか否かを把握することができる。そのため、新たに接続されたネットワークと既設のネットワークとの間の区間における疎通確認をVLANごとに行うことが可能になる。
【0047】
<変形例>
新規ネットワーク60−1には、複数台の通信装置31が接続されてもよい。新規ネットワーク60−Nには、複数台の通信装置32が接続されてもよい。
なお、本実施形態では、回線収容装置20がVLANを実現する構成を示したが、回線収容装置20はVLANを使用しないように構成されてもよい。
また、本実施形態における故障区間推定システム1には、複数の回線が備えられているが、故障区間推定システム1には1回線のみが備えられるように構成されてもよい。
【0048】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0049】
10…故障区間推定装置, 20…回線収容装置, 30,31,32…通信装置, 40(40−1〜40−N)…対象装置, 50…既設のネットワーク, 60(60−1〜60−N)…新規ネットワーク, 101…フレーム生成部, 102…送受信部, 1021…第1のポート, 1022…第2のポート, 103…判定部, 104…推定部, 105…通知部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8