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特許6203051内燃機関の排ガス中のすす粒子を還元する方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6203051
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】内燃機関の排ガス中のすす粒子を還元する方法および装置
(51)【国際特許分類】
   F01N 3/01 20060101AFI20170914BHJP
【FI】
   F01N3/01
【請求項の数】7
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-523607(P2013-523607)
(86)(22)【出願日】2011年8月10日
(65)【公表番号】特表2013-536355(P2013-536355A)
(43)【公表日】2013年9月19日
(86)【国際出願番号】EP2011063761
(87)【国際公開番号】WO2012020049
(87)【国際公開日】20120216
【審査請求日】2014年5月22日
【審判番号】不服2016-8504(P2016-8504/J1)
【審判請求日】2016年6月8日
(31)【優先権主張番号】102010034251.3
(32)【優先日】2010年8月13日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】500038927
【氏名又は名称】エミテック ゲゼルシヤフト フユア エミツシオンステクノロギー ミツト ベシユレンクテル ハフツング
(74)【代理人】
【識別番号】100102185
【弁理士】
【氏名又は名称】多田 繁範
(74)【代理人】
【識別番号】100129399
【弁理士】
【氏名又は名称】寺田 雅弘
(72)【発明者】
【氏名】ブリュック ロルフ
(72)【発明者】
【氏名】フォルスマン クリスティアン
(72)【発明者】
【氏名】ホジソン ヤン
【合議体】
【審判長】 金澤 俊郎
【審判官】 八木 誠
【審判官】 松下 聡
(56)【参考文献】
【文献】 特表2009−523209(JP,A)
【文献】 特公昭61−4587(JP,B2)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0156186(US,A1)
【文献】 特開昭61−61656(JP,A)
【文献】 特開昭60−114362(JP,A)
【文献】 米国特許第5695549(US,A)
【文献】 特開2003−172123(JP,A)
【文献】 特開2006−26537(JP,A)
【文献】 特開2004−343899(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F01N3/01-3/035
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃機関の排ガス中のすす粒子を減らすための装置であって、第1の少なくとも部分的に導電性の構造(1)、第2の少なくとも部分的に導電性の構造(2)、前記第1の構造(1)と前記第2の構造(2)との間の中間スペース(3)、前記第1の構造(1)と前記第2の構造(2)との間に電位を生成する高電圧源(11)、を少なくとも有し、前記中間スペース(3)に、中間の電位を生成することができる少なくとも1つの少なくとも部分的に導電性の中間構造(8)が配置され、
前記第1の構造(1)は、排ガスが流通することのできる複数のチャネル(17)を有し、かつ、少なくとも一部に触媒活性コーティング(19)を有するハニカム体(15)として形成され、そして前記第1の構造(1)と前記少なくとも1つの中間構造(8)との間の前記中間スペース(3)に延びる第1の電極群(7)を有し、
前記少なくとも1つの中間構造(8)は、前記少なくとも1つの中間構造(8)と前記第2の構造(2)との間の前記中間スペース(3)に延びる第2の電極群(10)を有し、
前記高電圧源(11)から前記中間構造(8)の選択的な切断を可能にするスイッチ(21)が設けられ、
前記スイッチ(21)を閉成することにより前記中間構造(8)が電気的に使用される状態と、前記スイッチ(21)を開放することにより前記中間構造(8)が電気的に使用されない状態とを選択可能である、
ことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記各電極群(7、10)は、前記第1の構造(1)と前記中間構造(8)との間に、または前記中間構造(8)と前記第2の構造(2)との間に高電圧が適用されるときに、それらが先端放電を生成することができるように、形状づけられて、整列される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1の構造(1)および前記少なくとも1つの中間構造(8)は、電気的に絶縁された仕方でハウジング(4)内に配置されて、電気的に絶縁されたブッシュ(6、9)によって前記高電圧源(11)に接続される、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記高電圧源(11)から前記第1の構造(1)の選択的な切断を可能にするスイッチ(20)は、設けられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記中間スペース(3)において互いに間隔を置いて配置される少なくとも2つの中間構造(8)は、設けられる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
第1の構造(1)からの第2の構造(2)へ排ガスが流れ、排ガス中のすす粒子の少なくともいくらかがイオン化されるか集塊されて前記第2の構造(2)上に沈積されるように、前記第1の構造(1)と前記第2の構造(2)との間に少なくとも一時的に高電圧が適用される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置を用いて、すす粒子を含む排ガスを処理するための方法であって、前記第1の構造(1)と前記第2の構造(2)との間の中間スペース(3)に配置される中間構造(8)に、前記第1の構造(1)の電位と前記第2の構造(2)の電位との間の値を有する高電圧が、少なくとも一時的に適用される、ことを特徴とする方法。
【請求項7】
前記中間構造(8)の電位は、変化する、請求項6に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の排ガス中のすす粒子を還元する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
燃料としての炭化水素により作動される内燃機関は、なかでも、炭素質粒子も含む排ガスを発生する。これらの炭素質粒子は、異なるサイズであり、その分布は、多くの状況に依存する。特に、小径の(微粒子とも呼ばれる)炭素質粒子は、人間のおよび動物の疾患の原因となると考えられる。この場合、微粒子は、平均直径が100ナノメートル以下の粒子を特に意味すると理解される。炭素質粒子は、特に、おそらく蓄積された炭化水素によるカーボン粒子も含む。
【0003】
特に自動車両において粒子の排出を減らすために、閉じたチャネルとチャネル間の孔壁とを交互に備える構造を通って排ガスが流れる「閉じた粒子フィルタ」は、しばしば使われる。すでに荷電されたときでさえ、粒子フィルタの最小の対圧を確実にするために、微粒子がそれらがまだ実質的にフィルタ除去されない仕方で通過することを特に許容するように、有孔率は、使われなければならない。
【0004】
より大きいすす粒子を形成するための小さいすす粒子の集塊および/またはすす粒子の電気的荷電が、電界および/またはプラズマの供給によって生じてよいこともまた、公知である。電気的に帯電しているすす粒子および/またはより大きいすす粒子は、通常、フィルタシステムにおいて分離することがより容易である。すす粒子の集塊は、それらのより大きな慣性のせいでより慣性的に排ガスの流れキャリアにおいて輸送されて、したがって、排ガスの流れの偏向点でより容易に沈積する。電気的に帯電しているすす粒子は、それらが蓄積されて電荷を解放される反対に帯電された表面に向かって、それらの電荷によって引きつけられる。これもまた、異なるフィルタまたは分離装置を有する自動車両の作動中に、排ガスの流れからのすす粒子の除去を容易にする。
【0005】
記載されたアプローチのための電界の有効性は、なかでも、電界強度、有効断面積の電界の均一性、および長い期間にわたるその再現性に依存する。電気的絶縁に関して遭遇する困難、回路の短絡の回避、および望まれない電圧スパークも増加するにもかかわらず、より高い印加電圧は、有効である。これは、排ガス浄化システムにおける電界のすべての既知の構成のためのより大きいまたはより小さい範囲に忠実である。加えて、回路の短絡または電圧スパーク(電気アークの発生とも呼ばれる)の場合に、電界は、少なくとも一時的に破壊されてよく、したがって、システムの機能は、この種の期間中に確実にされない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、それから、上述の課題を少なくとも一部解決して、特に、移動排ガス処理システム用の電界を生成するための、先行技術と比較して改良される装置を開示することである。排ガスを処理する方法も、開示される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
これらの目的は、請求項1の特徴による装置および請求項9の特徴による方法により達成される。装置および方法のさらに有利な実施形態は、従属請求項の各々に開示される。請求項において個々に開示される特徴は、任意の技術的に可能な仕方において互いに結合されることもでき、記述から説明的な実質的な事項によって補充されることができて、本発明のさらなる実施形態は示される。
【0008】
排ガス中の、特に内燃機関の排ガス中のすす粒子を還元するための本発明による装置は、第1の少なくとも部分的に導電性の構造、第2の少なくとも部分的に導電性の構造、第1の構造と第2の構造との間の中間スペース、第1の構造と第2の構造との間に電位を生成する高電圧源、を少なくとも有し、中間の電位を生成することができる少なくとも1つの少なくとも部分的に導電性の中間構造が、中間スペースに配置される。
【0009】
導電性の中間構造は、その形状および/またはその電位の結果として、中間スペースの電界に影響を及ぼすことを可能にする。この中間構造は、したがって、電界をできるだけ均一にするために、または第1の構造と第2の構造との間に不均一に電界を構築するために用いることができる。最も単純な場合、中間構造は、中間スペースの中央に配置されることができて、第1の構造の電位と第2の構造の電位との間の中間の電位を得ることができる。これは、いくつかの応用のために有利である電界の均一化に至る。中間構造は、しかしながら、排ガスの流れ方向およびそれに対して垂直方向(すなわち半径方向)にも、電界を不均一にするために用いてもよい。ハウジング内の排ガスの流れは決して均一ではないので、電界の形状は、したがって、必要に応じて流れの状況(例えば、流れの中央に向かって集中する)に適することができる。
【0010】
本発明の有利な開発において、第1の構造、中間構造および第2の構造は、排ガスがそれらの構造を連続して通って流れることができるように、排ガスの流れの方向に連続して配置される。構造は、したがって、現在優勢なそれぞれの流れの状況に適することができる。構造は、しかしながら、それらが個々に流れに影響することができるように構成されることもできる。
【0011】
排ガスは、第1の構造、第2の構造、および中間構造をも通って流れることができることが好ましい。この点に関して、第1の構造、第2の構造および中間構造は、断面積において排ガスの流れを完全にカバーすることが特に好ましい。その結果、排ガスの流れの全ては、個々の構造の各々を連続して通って特に完全に流れることができる。
【0012】
本発明の好ましい実施形態において、構造のうちの少なくとも1つは、排ガスが通過することができる複数のチャネルを有し、ハニカム体の形の設計は、特に可能である。ハニカム体は、第1の構造および第2の構造の形(第2の構造は、特に粒子トラップとして形成されることができる)で先行技術においてすでに提案された。粒子トラップとして形成されるハニカム体の多くの実施形態は、先行技術において公知であり、それらが少なくとも部分的に導電性である状態に設けられる本発明のための第2の構造として用いることもできる。特に、排ガスが流れることのできるチャネルを有するシートメタル層から形成されるハニカム体は、先行技術の多くにおいて同様に公知であるように、第1の構造および中間構造のために考えられてよい。
【0013】
第1の構造および中間構造は、特に、排ガスが流れることのできるチャネルを有し、少なくとも第1の構造は、排ガスが流れることのできる複数のチャネルを有することが特に好ましい。あるいは、第1の構造および第2の構造は、排ガスが流れることのできる複数のチャネルを有することが特に好ましい。さらなる実施形態において、すべての構造は、排ガスが流れることのできる複数のチャネルを有してもよい。
【0014】
本発明によれば、構造のうちの全てまたは構造のうちのいくつかは、好ましくは、完全にまたは一部に、触媒活性コーティングを備えてよい。特に、自動車両の典型的な排ガス浄化システムに用いる触媒コーティングを有するハニカム体は、第1の構造および第2の構造のために考えられることができる。対照的に、中間構造は、一般に大きい表面を提供しなくて、流れ方向に短いディスクとして形成される。したがって、触媒活性コーティングは、より重要でない。中間構造は、導線格子として、または曲りくねった導線として、形成されることもできる。
【0015】
ここで記述されるように、排ガスのイオン化のための典型的な装置は、電極の先端で発生する高電界を有する電界における電極を備える。そしてそれは、電子の、したがってイオン化の分離を促進する。本発明によれば、第1の構造は、第1の電極群も有することが好ましい。そしてそれは、先端放電を形成するために形状づけられて、整列される。中間構造は、第2の電極群も有することが特に好ましい。そして、第1の構造と中間構造との間に、または中間構造と第2の構造との間に高電圧が適用されるときに、先端放電が発生することができるように、すべての電極は、形状づけられて、整列される。複数の中間構造を用いるときに、電極群の全てのシリーズは、したがって、排ガス中に配置されることができる。そしてそれは、均一なイオン化を促進する。
【0016】
第1の構造および少なくとも1つの中間構造は、電気的に絶縁された仕方でハウジング内に好ましくは配置されて、電気的に絶縁されたブッシュによって高電圧源に接続される。中間スペースの領域におけるハウジングの内側の電気的絶縁は、構造とハウジングとの間の電界および電圧スパークの望まれない変形を防止する。高電圧源は、1つ以上の分圧器を備えることが特に好ましい。そして、高電圧源から第1の構造のまたは中間構造の選択的な切断は、スイッチによって可能にされる。
【0017】
本発明の別の実施形態において、互いに間隔を置いて配置される少なくとも2つの中間構造は、中間スペースに設けられる。そしてそれは、電界が異なる応用によりよく適することさえできる仕方で形状づけられることを可能にする。
【0018】
本発明は、特に上記された装置を用いて、すす粒子を含む排ガスを処理するための方法にも関する。排ガスは、第1の構造から第2の構造へ流れ、そして、排ガス中のすす粒子の少なくともいくつかがイオン化されるかまたは集塊されて、第2の構造上に沈積されるように、第1の構造と第2の構造との間に少なくとも一時的に高電圧が適用される。本発明によれば、第1の構造と第2の構造との中間スペースに配置される中間構造に、第1および第2の構造の電位間の値を有する高電圧が、少なくとも一時的に適用される。第1の構造と第2の構造との間の電界の軸および/または放射プロフィールは、したがって影響される。そうすると、いかなる応用にも好都合な電界プロフィールは、発生することができる。
【0019】
本発明はまた、中間構造の電位を変化させて、したがってそれを異なる運転条件に適応させるオプションを提供する。第1の構造の汚れたまたは不規則に焼けた電極の再生でさえ、したがって可能である。それ自身の電極群を有する複数の中間構造について、これらは、各々の中間構造に印加される電圧を変化させることによって、異なって作動されることもできる。第1の構造と第2の構造との間に比較的高い全体電圧(例えば10kV(キロボルト))を用いるときに、個々の電圧スパークが生じる場合であっても、残りのシステムが排ガス浄化を維持するように、電圧は、中間構造によって分圧されることができる。
【0020】
本発明は、例示的実施形態に基づいて以下により詳細に説明される。しかしながら、本発明はそれに制限されない。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は、中間構造を有する本発明による装置の模式的な構造を示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
第1の構造1および第2の構造2は、ハウジング4の中間スペース3と共に配置される。例示的な本実施形態において、第2の構造2は、ハウジング3に電気的に接続していて、基準電位(グラウンドとも呼ばれる)を形成する。電気的絶縁5は、ハウジング4から第1の構造1を分離して、さらにハウジング4の内側で中間スペース3全体を通じて延びる。第1の構造1は、第1のブッシュ6を介して高電圧源11に接続されることができる。そして、例えば2.5〜25kVの、好ましくは5〜15kVの正または負の高電圧は、前記第1の構造に適用されることができる。第1の構造1は、第1の電極グループ7を備える。そしてそれは、高電圧が適用されるときに、中間スペース3において先端放電に至る。そしてそれは、浄化される排ガスのイオン化を促進する。自由電子は、適用される電界によって中間スペース3へと加速される。そしてそれは、浄化される排ガスの原子または分子のイオン化に至る。中間構造8は、中間スペース3に配置されて、同様にハウジング4から電気的に絶縁され、そして、第2のブッシュ9を介して同様に高電圧にさらされることができる。以下の実施形態は、2つ以上の中間構造の使用によってもまた類似して有効である。
【0023】
高電圧源11は分圧器を備える。そしてそれは、最も単純な場合、図式的に第1の抵抗器22および第2の抵抗器23から成る。第1の部分電圧12は、第1の抵抗器22の両端間に現れる。第2の部分電圧13は、第2の抵抗器23の両端間に現れる。第1の抵抗器22および/または第2の抵抗器23が図に示すように制御可能である場合、第1の部分電圧12と第2の部分電圧13との間での高電圧源11の全電圧の分割は、変化することができて、所望の値に設定されることができる。最も単純な場合において、例えば、中間構造8が第1の構造1と第2の構造2との間の正確に中間に位置して、そして、中間構造8が第1の構造1の電位と第2の構造2の電位との間の中間の電圧に設定されもする場合、中間スペース3における電界のより均一な配分は、したがって達成される。しかしながら、中間構造8のための電位を第2の構造2の電位により近く選択することによって、第1の構造1および第1の電極群7の近くにおいて電界を増加させることも、可能である。
【0024】
図示の例示的実施形態において、中間構造8は、第2の電極群10を担持する。それにより、第1の部分電圧12のおよび第2の部分電圧13の適切な選択と共に、2つの先端放電群は、浄化される排ガス中に設けられる。これは、装置を異なる運転条件および要求に適応させるための異なる有利な可能性を提供する。
【0025】
第2の構造2は、フィルタ体14として概して形成されて、中間スペース3においてイオン化されたおよび/または集塊されたすす粒子を分離するために用いられる。触媒活性コーティングは、すす粒子の変換およびフィルタ体14の再生を支援する。第1の構造1は、固定されるピン電極18を有する構造化シートメタル層16から形成される金属ハニカム体15として、概して具体化される。触媒活性コーティング19を備えることも可能である。
【0026】
本発明は、高電圧のイオン化を用いて失敗への低い感受性を有する異なる運転条件に適応することができる均一な排ガス浄化を可能にする。
【符号の説明】
【0027】
1…第1の構造
2…第2の構造
3…中間スペース
4…ハウジング
5…電気的絶縁
6…第1のブッシュ
7…第1の電極群
8…中間構造
9…第2のブッシュ
10…第2の電極群
11…高電圧源
12…第1の部分電圧
13…第2の部分電圧
14…フィルタ体
15…ハニカム体
16…構造化シートメタル層
17…排ガスが流れることのできるチャネル
18…ピン電極
19…触媒活性コーティング
20…第1のスイッチ
21…第2のスイッチ
22…第1の抵抗器
23…第2の抵抗器
図1