(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6203058
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】エレベータ装置
(51)【国際特許分類】
B66B 1/14 20060101AFI20170914BHJP
B66B 3/00 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
B66B1/14 L
B66B3/00 L
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-66(P2014-66)
(22)【出願日】2014年1月6日
(65)【公開番号】特開2015-129026(P2015-129026A)
(43)【公開日】2015年7月16日
【審査請求日】2016年8月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(73)【特許権者】
【識別番号】000232944
【氏名又は名称】日立水戸エンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000350
【氏名又は名称】ポレール特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】津田 勝一
(72)【発明者】
【氏名】倉金 健文
(72)【発明者】
【氏名】加島 悠平
【審査官】
三宅 達
(56)【参考文献】
【文献】
特開2011−195225(JP,A)
【文献】
特開2010−137983(JP,A)
【文献】
特開平11−021030(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 1/00−3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
行先階入力装置によって乗客が入力する行先階を呼びとして登録する号機制御装置を備えるエレベータ装置において、
前記号機制御装置は、
前記行先階入力装置への行先階入力時間を所定の入力識別時間と比較し、比較結果に応じて、入力された行先階を呼びとして登録するか否かを決定する号機制御部と、
前記行先階入力装置を備える領域における混雑度を検出する混雑状況判定部と、
前記混雑状況判定部によって検知された前記混雑度に応じて、前記入力識別時間の値を設定する出力変更部と、
を備えることを特徴とするエレベータ装置。
【請求項2】
請求項1において、前記出力変更部は、前記入力識別時間として、所定の第1の値と前記第1の値よりも長い所定の第2の値の内、前記混雑度に基づき混雑状況ではないと判定される場合には前記第1の値を設定し、前記混雑度に基づき混雑状況であると判定される場合には前記第2の値を設定することを特徴とするエレベータ装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、前記領域における荷重を検知する荷重検出装置を設け、前記混雑状況判定部は、前記荷重検出装置によって検出される前記荷重に基づいて前記混雑度を検出することを特徴とするエレベータ装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか一項において、前記行先階入力装置は乗りかご内に設けられ、前記混雑度は前記乗りかご内の混雑度であることを特徴とするエレベータ装置。
【請求項5】
請求項4において、前記乗りかごに設けられ、かつ前記行先階入力装置が接続されるかご端末装置を備え、前記かご端末装置は、前記行先階入力装置からの行先階入力に応じて前記号機制御装置へ行先階登録要求信号を送信し、前記号機制御部は、受信した前記行先階登録要求信号に基づいて前記行先階入力時間を検知することを特徴とするエレベータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、行先階入力装置を備えるエレベータ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エレベータの乗客は、乗りかご内に配置される操作盤に設けられた行先階ボタンを押して、行先階の呼びを登録する。このため、混雑時などにおいて、乗客の意図とは無関係に、乗客の体の一部や乗客の持ち物などが行先階ボタンに触れてしまうような誤操作が生じると、本来の目的階以外の行先階の呼びが登録されてしまう。
【0003】
これに対して、乗りかご内に設けられる行先階ボタンなどの操作ボタンにカバーや庇を設置して誤操作を防止する技術が知られている(例えば、特許文献1ないし3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平4−100173号公報
【特許文献2】特開2008−37515号公報
【特許文献3】特開2013−168275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術を行先階ボタンに応用すると、通常の行先階の呼び登録時において、行先階ボタンを押すためにカバーを開けたり庇を避けたりというような動作が必要となり、乗客にとっての利便性や操作性が低下する。
【0006】
そこで、本発明は、乗客の利便性や操作性を損なうことなく、行先階ボタンのような行先階入力装置の誤操作による不要な呼び登録を防止できるエレベータ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明によるエレベータ装置は、行先階入力装置によって乗客が入力する行先階を呼びとして登録する号機制御装置を備えるものであって、号機制御装置は、行先階入力装置への行先階入力時間を所定の入力識別時間と比較し、比較結果に応じて、入力された行先階を呼びとして登録するか否かを決定する号機制御部と、行先階入力装置を備える領域における混雑度を検出する混雑状況判定部と、混雑状況判定部によって検知された混雑度に応じて、入力識別時間の値を設定する出力変更部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、乗客の混雑度に応じて入力識別時間の値を設定することにより、行先階の呼び登録に要する、行先階入力装置の操作時間を変更することができる。これにより、呼び登録に要する操作時間を誤操作による入力時間の範囲外に設定できるので、誤操作による不要な呼び登録を防止することができる。従って、乗客の利便性及び操作性を損なうことなく、エレベータの運転効率を高めた運行サービスを行うことができる。
【0009】
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態であるエレベータ装置のブロック構成図である。
【
図2】
図1におけるエレベータ装置の要部機能を示すブロック構成図である。
【
図3】号機制御装置が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【
図4】
図3における「行先階ボタン入力識別時間設定処理」の詳細を示すフローチャートである。
【
図5】
図3における「行先階ボタン入力処理」の詳細を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態であるエレベータ装置のブロック構成図である。
【0013】
一般に、マンションやオフィスビルにおいては、複数の号機エレベータを有するエレベータ装置が設置されている。各号機エレベータは号機制御装置によって制御される。本図は、複数の号機制御装置の内の一台を含むエレベータ装置を示している。なお、号機制御装置は、乗りかごの速度および位置,戸の開閉、並びに乗りかご内または乗場に設けられる表示案内装置や音声案内装置を制御する。
【0014】
本実施形態において、号機制御装置1は、多重伝送路2を介して乗りかご3のかご上に設置されているかご端末装置4に接続されている。なお、多重伝送路2は、図示されないテールコードに含まれる。かご端末装置4には、乗りかご3内に設置され、行先階入力装置である行先階ボタン51を備える操作盤5と、乗りかご3の積載荷重を検出する荷重検出装置6などが接続されている。
【0015】
乗客が行先階ボタン51を押すと、かご端末装置4から、行先階登録要求信号が号機制御装置1へ送信される。号機制御装置1は、多重伝送路2を介して行先階登録要求信号を受信すると、後述するように、行先階登録要求信号が示す行先階ボタン51が押圧操作されていた時間すなわち押圧入力時間に基づいて、乗客が意図して行先階ボタン51を押したと判断すると、行先階の呼びを登録して、乗りかご3を行先階まで走行させる運転制御指令を作成する。号機制御装置1は、行先階の呼びを登録したことを示す表示指令信号を、かご端末装置4へ送信する。かご端末装置4が多重伝送路2を介して表示指令信号を受信すると、呼びが登録された行先階ボタンに内蔵されたランプやLEDなどの発光装置が点灯して行先階が登録されたことが表示される。
【0016】
ここで、号機制御装置1は、後述するように、行先階登録要求信号が示す行先階ボタン51の押圧入力時間が所定時間以上であると判定したら、乗客が意図して行先階ボタン51を押したと判断する。この所定時間の値は、乗りかご内の混雑状況に応じて変更する。これにより、乗客が意図して行先階ボタン51を押したことを精度よく判定できる。なお、本実施形態において、号機制御装置1は、荷重検出装置6によって検出される乗りかご3の積載荷重データを示す積載荷重信号に基づいて、乗りかご3内の混雑状況を判定する。積載荷重信号は、かご端末装置4から、多重伝送路2を介して、号機制御装置1へ送信される。ここで、荷重検出装置6としては、ロードセルや圧力センサなどが用いられる。
【0017】
図2は、
図1におけるエレベータ装置の要部機能を示すブロック構成図である。
【0018】
本実施形態における号機制御装置1は、荷重検出装置6によって取得される乗りかご3の積載荷重データから乗りかご3内の混雑状況を判定する混雑状況判定部12と、乗客が意図して行先階ボタン51を押したか否かを判断するための行先階ボタン51の押圧入力時間の基準とする所定の入力識別時間を出力すると共に、乗りかご内の混雑状況に応じて、出力する入力識別時間の値を変更する出力変更部13と、これら各部を制御する号機制御部14とを有している。なお、号機制御部14は、乗りかごの速度および位置,戸の開閉、並びに乗りかご内または乗場に設けられる表示案内装置や音声案内装置を制御するための制御指令を作成する機能も有する。
【0019】
多重伝送路2を介してかご端末装置4から送信された行先階登録要求信号を号機制御装置1の通信部20が受信すると、号機制御部14は、受信した行先登録要求信号に基づいて検出した押圧入力時間すなわち入力検出時間と、出力変更部が出力する入力識別時間とを比較する。比較した結果、入力検出時間が入力識別時間以上ならば、号機制御部14は行先階を呼びとして登録し、呼びを登録した行先階へ乗りかごを配車する運転制御指令を作成する。ここで、かご端末装置4から送信される積載荷重信号が多重伝送路2を介して通信部20によって受信されると、号機制御部14は受信した積載荷重信号から乗りかご3内の積載荷重データを抽出し、抽出した積載荷重データに基づいて乗りかご内の混雑度を検出する。検出された混雑度に応じて、出力変更部13は入力識別時間の値を出力する。そして、号機制御部14は、上記のように、入力検出時間と出力変更部13から出力された入力識別時間とを比較し、行先階を呼びとして登録するか否かを判定する。
【0020】
なお、号機制御部14,出力変更部13,混雑状況判定部12は、単体あるいは個別のマイクロコンピュータ等の演算処理装置によって構成され、演算処理装置が各機能に対応するプログラムを実行することにより動作する。また、図示してはいないが、エレベータ制御装置が、上述した号機制御装置からの運転制御指令に従って、乗りかごを吊るロープが巻き掛けられる巻上機を駆動することにより、呼びが登録された行先階へ、乗りかごが配車される。
【0021】
かご端末装置4におけるかご端末装置制御部14は、行先階ボタン51が押圧されたことを検知すると、押圧された時間に応じた行先階登録要求信号を通信部21から多重伝送路2を介して号機制御装置1へ送信する。さらに、かご端末装置制御部15は、荷重検出装置6によって検出される乗りかご内の積載荷重データに応じた積載荷重信号を、同様に号機制御装置1へ送信する。また、号機制御装置1における号機制御部14は、呼びを登録した時に通信部20から多重伝送路2を介してかご端末装置4へ表示指令信号を送信する。この表示指令信号が、かご端末装置4の通信部21で受信されると、かご端末装置制御部15は、行先階ボタン51に内蔵される発光装置を点灯制御する。
【0022】
このようなかご端末装置制御部15は、マイクロコンピュータなどの演算処理装置により構成され、演算処理装置が、記憶部16に格納される、上記のようなかご端末装置制御部15の機能に対応するプログラムを実行することにより動作する。なお、かご端末装置制御部15は、号機制御装置1からの指令を受けて、戸の開閉を制御する機能、並びに乗りかご内に設けられる表示案内装置や音声案内装置を制御する機能も有する。
【0023】
さらに、かご端末装置制御部15は、号機制御装置1の出力変更部13から出力される入力識別時間値が混雑状況に対応する値に変更されたことを示す出力変更信号、あるいは号機制御部14における混雑状況の判定結果信号を受けて、記憶部16に格納されたプログラムに従って、乗りかご内に設けられる表示装置や音声案内装置などの出力装置を制御して混雑状況を報知させる機能を有しても良い。
【0024】
図3は号機制御装置1が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【0025】
号機制御装置1は、各種I/Oからの入力信号を取り込み(ステップSA10)、次に行先階ボタン入力検出時間処理を実行し(ステップSA20)、さらに行先階ボタン入力処理を実行する(ステップSA30)。その後、号機制御装置1は、取り込んだI/Oの状況に応じてサービス階を決定する(ステップSA40)し、さらに、乗りかごの速度および位置,戸の開閉、並びに乗りかご内または乗場に設けられる表示案内装置や音声案内装置などを制御するための運転制御指令を作成する(ステップSA50)。号機制御装置1は、これらステップSA10〜50の処理を、号機制御装置内のオペレーティングシステム(OS)により一定周期で繰り返し実行する。
【0026】
図4は、
図3における「行先階ボタン入力識別時間設定処理」(SA20)の詳細を示すフローチャートである。
【0027】
号機制御装置1は、かご端末装置4から送信される積載荷重信号が示す、かご内荷重検出装置6が検出した積載荷重データを定期的に取得して読み込む(ステップSB10)。次に、号機制御装置1は、読み込んだ積載荷重データに基づいて、乗りかご3内が混雑状況であるか否かを判定する(ステップSB20)。本実施形態においては、最大積載量の値に対する積載荷重の値すなわち積載荷重データが示す積載荷重値の割合を「混雑度」とし、混雑度が所定値(本実施例では80%)以上であるか否かを判定することによって、乗りかご3内が混雑状況であるか否かを判定する。なお、ステップSB20における混雑度の判定においては、最大積載量の値に対する積載荷重の値の割合を演算して、演算結果が80%以上であるか否かを判定しても良いし、積載荷重の値と最大積載量の80%の値を直接比較して、積載荷重が最大積載量の80%以上であるか否かを判定しても良い。ここで、「80%」という混雑度の判定値は、乗客が意図せず行先階ボタンに接触する可能性が高くなる混雑度の値の一例であり、乗りかごの寸法や形状,操作盤の位置,最大積載荷重,乗客の定員,混雑状態の実態などに応じて、適宜設定される。
【0028】
次に、号機制御装置1は、混雑度が所定値すなわち80%未満であると判定した場合(ステップSB20,「NO」)、
図3のステップSA30で用いられる行先階ボタンの入力識別時間を標準データに設定する(ステップSB30)。また、号機制御装置1は、混雑度が80%以上であると判定した場合(ステップSB20,「YES」)、行先階ボタンの入力識別時間を、標準データよりも長い時間値である特別データに設定する(ステップSB40)。号機制御部14は、ステップSB30またはSB40を実行後、
図3のステッブSA30へ処理を進める。
【0029】
このように、混雑状況において、入力識別時間を混雑状況ではない場合よりも長い時間値にすることにより、呼び登録に要する行先階ボタンの押圧入力時間を長くする。これにより、乗客の意図的操作と誤操作とを確実に識別することができる。
【0030】
図5は、
図3における「行先階ボタン入力処理」(SA30)の詳細を示すフローチャートである。
【0031】
号機制御装置1は、行先階登録要求信号が示す行先階ボタンの入力検出時間の値が、
図4に示した「行先階ボタン入力識別時間設定処理」によって設定された行先階ボタンの入力識別時間の値以上であるか否かを判定する(ステップSC10)。行先階ボタンの入力検出時間の値が入力識別時間の値より短いと判定された場合(ステップSC10の「NO」)、号機制御装置1は、
図5のフローによる処理を終了し、
図3のステッブSA40へ処理を進める。また、行先階ボタンの入力検出時間の値が入力識別時間の値以上であると判定された場合(ステップSC10の「YES」)、号機制御装置1は、行先階登録要求信号が示す行先階、すなわち行先階ボタンによって乗客が入力した行先階を呼びとして登録する(ステップSC20)。号機制御装置1は、本ステップSC20を終了後、
図3のステップSA40へ処理を進める。
【0032】
本実施形態において、入力識別時間の標準データは、混雑状態ではない場合における、乗客の体や荷物が行先階ボタンに触れるような、乗客が意図しない誤操作の頻度や誤操作時における行先階ボタンの押圧時間などに基づいて、誤操作によって行先階が呼びとして登録されないような値に設定する。さらに、入力識別時間の特別データは、混雑状態においては、混雑状態ではない場合よりも、誤操作の頻度が高くなりかつ誤操作時における行先階ボタンの押圧入力時間が平均的に長くなるので、標準データよりも長い値に設定する。これにより、混雑状態において、呼びの登録に要する時間は混雑状態ではない場合よりも長くなるが、誤操作によって行先階が呼びとして登録されることが防止できる。なお、混雑状態ではない場合には、呼びの登録に要する時間は標準データ値であればよいので、乗客の利便性の低下は抑制される。また、本実施例においては、行先階を登録するために乗客の特別な動作や特殊な機器の操作を必要としないので、行先階ボタンの操作上の利便性は低下しない。
【0033】
本実施形態によれば、荷重検出装置によって検出した積載荷重データに基づいて乗りかご内の混雑状況を判定し、乗りかご内が混雑状況であると判定した場合には、乗りかご内に設けられる行先階ボタンの入力検出時間から誤操作であるか否かを識別するための基準とする入力識別時間を変更することで、行先階の呼び登録に要する行先階ボタンの操作時間を変更する。これにより、混雑時に乗客が意図することなく乗客や荷物などが行先階ボタンに触れるような誤操作が発生した場合でも、不要な行先階呼び登録を防止することができる。また、本実施形態においては、行先階ボタンの操作の仕方は従来と同様の押圧動作である。従って、乗客の利便性や操作性を損なうことなくエレベータの運転効率を高めたエレベータの運行サービスを行うことができる。
【0034】
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。さらに、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置き換えをすることが可能である。
【0035】
例えば、乗りかご内の混雑度は、乗りかご内のカメラ画像に基づいて検知しても良い。この場合、画像処理により乗りかご内空間における乗客の占有率や人数を求めることにより混雑度を検知することができる。また、荷重の分布を計測し、荷重がかかっている面積から混雑度を検知しても良い。
【0036】
また、本実施形態は、行先階入力装置が乗場に設けられるエレベータ装置にも適用できる。この場合、乗場において行先階入力装置が設けられる領域の混雑度を検知する。
【0037】
本実施形態において、混雑度の判定基準は、「80%より小」および「80%以上」の2段階であるが、これに限らず、3段階以上の複数段階でも良い。
【0038】
また、多重伝送路2における信号伝送は、有線伝送および無線伝送のいずれでも良い。
【符号の説明】
【0039】
1…号機制御装置
2…多重伝送路
3…乗りかご
4…かご端末装置
5…操作盤
6…荷重検出装置
12…混雑状況判定部
13…出力変更部
14…号機制御部
15…かご端末装置制御部
16…記憶部
20,21…通信部
51…行先階ボタン