(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記属性設定手段は、前記文書構造解析手段により抽出された文章の内容を判別する際に用いる判別ルールを記述している辞書を備えており、前記辞書に記述されている判別ルールを用いて、前記文章の内容を判別し、前記内容を表す属性を当該文章に設定することを特徴とする請求項1記載の文書表示装置。
前記属性設定手段は、作業手順を説明している文章に付されている段落番号の表現形式が判別ルールとして前記辞書に記述されている場合、前記文書構造解析手段により抽出された文章のうち、前記表現形式で段落番号が付されている文章に対して、文章の内容が作業手順であることを表す属性を設定し、
前記文章表示手段は、文章の内容が前記作業手順であることを表す属性に基づいて、前記選択した文章の中から、前記作業手順に対応する内容を表している文章を選択して、当該文章を表示することを特徴とする請求項2記載の文書表示装置。
前記属性設定手段は、作業を補足説明している文章に付されている記号が判別ルールとして前記辞書に記述されている場合、前記文書構造解析手段により抽出された文章のうち、前記記号が付されている文章に対して、文章の内容が作業の補足説明であることを表す属性を設定し、
前記文章表示手段は、文章の内容が前記作業の補足説明であることを表す属性に基づいて、前記選択した文章の中から、前記補足説明に対応する内容を表している文章を選択して、当該文章を表示することを特徴とする請求項2記載の文書表示装置。
前記属性設定手段は、キーワードが判別ルールとして前記辞書に記述されている場合、前記文書構造解析手段により抽出された文章のうち、前記キーワードを含んでいる文章に対して、前記キーワードを含んでいる文章であることを表す属性を設定し、
前記文章表示手段は、前記キーワードを含んでいる文章であることを表す属性に基づいて、前記選択した文章の中から、前記キーワードを含んでいる文章を選択して、当該文章を表示することを特徴とする請求項2記載の文書表示装置。
前記文章表示手段は、表示内容を切り替える操作を受け付けるマンマシンインタフェースを備えており、前記マンマシンインタフェースによって受け付けられた操作にしたがって表示中の文章を切り替えることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の文書表示装置。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による文書表示装置を示す構成図である。
図1において、オーサリング装置1は例えばWordなどの構造化されている文書を作成することが可能な文章作成ソフトを実装しているパソコンなどが該当する。
オーサリング装置1は構造化されている文書を記録している文書ファイルを文書表示装置3に出力する入出力インタフェースを備えている。
入力機器2は文書を閲覧する閲覧者を監視するカメラ、センサやGPSなどの監視手段であり、文書を閲覧する閲覧者の閲覧状況(例えば、閲覧者の作業内容、作業場所(閲覧場所)など)を示す閲覧情報を文書表示装置3に出力する入出力インタフェースを備えている。
なお、入力機器2の具体例としては、上記のカメラ、センサやGPSの他に、作業者の視点映像や視線情報から作業状況を推測することが可能なウェアラブルカメラや視線解析装置、作業対象の製品を示すコードを読み取り、作業対象製品を特定することが可能なバーコードリーダーやQRコードリーダー(QRコードは、登録商標:以下記載を省略する)、工具の傾きや工具に加えられた圧力などをPCに無線で送付して作業状況を推測することが可能なBluetooth(登録商標:以下記載を省略する)(デジタル機器用の近距離無線通信規格)対応の工具(レンチ・ドライバー)、ユーザによる閲覧状況の入力を受け付けるマンマシンインタフェース(例えば、ユーザが操作可能なキーボードやマウスなど)などが考えられる。
【0011】
文書表示装置3は構造化されている文書を表示する表示端末である。
文書ファイル読込部11はオーサリング装置1に対する入出力インタフェース(例えば、文書表示装置3がオーサリング装置1とLANで接続されている場合にはLANアダプタなどのネットワーク機器が該当する)を備えており、オーサリング装置1から出力された文書ファイルを読み込む処理を実施する。なお、文書ファイル読込部11は文書ファイル読込手段を構成している。
【0012】
文書構造解析部12は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、文書ファイル読込部11により読み込まれた文書ファイルに記録されている文書の構造を解析して、文書の構成要素として、その文書を構成している文章を抽出する処理を実施する。なお、文書構造解析部12は文書構造解析手段を構成している。
【0013】
属性設定部13は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、文書構造解析部12により抽出された文章毎に、文章内容を表す属性を設定する処理を実施する。
即ち、属性設定部13は文書を構成している文章の内容を判別する際に用いる判別ルールを記述している辞書を備えており、その辞書に記述されている判別ルールを用いて、文書構造解析部12により抽出された文章の内容を判別し、その内容を表す属性を当該文章に設定する処理を実施する。なお、属性設定部13は属性設定手段を構成している。
【0014】
閲覧情報入力部14は入力機器2に対する入出力インタフェース(例えば、文書表示装置3が入力機器2とLANで接続されている場合にはLANアダプタなどのネットワーク機器が該当する)を備えており、入力機器2から出力された閲覧者の閲覧状況を示す閲覧情報を入力する処理を実施する。なお、閲覧情報入力部14は閲覧情報入力手段を構成している。
【0015】
文章切替部15は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、閲覧情報入力部14により入力された閲覧情報が示す閲覧状況に見合う文章内容を表す属性が設定されている文章を選択する処理を実施する。
文章表示処理部16は例えばGPU(Graphics Processing Unit)や、液晶ディスプレイ又はヘッドマウントディスプレイなどから構成されており、文章切替部15により選択された文章を表示する処理を実施する。
なお、文章切替部15及び文章表示処理部16から文章表示手段が構成されている。
【0016】
図1の例では、文書表示装置の構成要素である文書ファイル読込部11、文書構造解析部12、属性設定部13、閲覧情報入力部14、文章切替部15及び文章表示処理部16のそれぞれが専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、文書表示装置が
図2に示すようなコンピュータ(例えば、パソコン、タブレット端末など)で構成されていてもよい。
文書表示装置をコンピュータで構成する場合、文書ファイル読込部11、文書構造解析部12、属性設定部13、閲覧情報入力部14、文章切替部15及び文章表示処理部16の処理内容を記述している文書表示プログラムをコンピュータのROM104に格納し、あるいは、CD−ROM駆動装置105がCD−ROMに記録されている上記文書表示プログラムを読み出してハードディスク102にインストールし、当該コンピュータのCPU101がROM104又はハードディスク102に格納されている文書表示プログラムを実行するようにすればよい。なお、RAM103は文書ファイル等を一時的に格納する際に利用される。
図3はこの発明の実施の形態1による文書表示装置の処理内容を示すフローチャートである。
【0017】
次に動作について説明する。
オーサリング装置1では、Wordなどの文章作成ソフトを用いて、構造化されている文書が作成され、その文書を記録している文書ファイルが文書表示装置3に出力される。
例えば、構造化文書の作成が可能な文章作成ソフトであるWordでは、OfficeオープンXML形式を採用しており、XML(Extensible Markup Language)は、文書やデータの意味や構造を記述するためのマークアップ言語の一つである。
したがって、Wordで作成された文書は、XMLで記述されている文書群と画像などが一つのファイルに集成された構造になっている。
このため、文書内の構成要素(例えば、ドキュメント プロパティ、スタイル シート、グラフ、ハイパーリンク、図表、画像など)を簡単に解析することが可能である。
【0018】
この実施の形態1では、作業手順書などの文書が、予め設定されているフォーマットで作成されるものとする。
図4は予め設定されているフォーマットで作成された作業手順書などの文書の一例を示す説明図である。
図4の例では、文書が章立てになっており、第1章が作業工程(1)の作業内容を示す文章、第2章が作業工程(2)の作業内容を示す文章、第3章が作業工程(3)の作業内容を示す文章、第4章が作業内容の概略を示す文章になっている。
また、第1章において、段落番号が○数字で記載されている文章は、作業手順を記述している文章であり、「※」の記号が先頭に付されている文章は、作業の補足説明を記述している文章である。
【0019】
文書表示装置3の文書ファイル読込部11は、オーサリング装置1から出力された文書ファイルを読み込み、その文書ファイルを文書構造解析部12に出力する(
図3のステップST1)。
文書構造解析部12は、文書ファイル読込部11から文書ファイルを受けると、その文書ファイルに記録されている文書の構造を解析し(例えば、文書の段落や見出しなどを解析する)、文書の構成要素として、その文書を構成している文章を抽出する(ステップST2)。
オーサリング装置1で作成された文書は、上述したように、XMLなどのマークアップ言語で記述されているため、文書の構造を簡単に解析することができる。文書の構造を解析する処理自体は公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
【0020】
属性設定部13は、文書構造解析部12が文書の構成要素である文章を抽出すると、文書の構成要素である文章毎に、文章内容を表す属性を設定する(ステップST3)。
即ち、属性設定部13は、文書を構成している文章の内容を判別する際に用いる判別ルールを記述している辞書を備えており、その辞書に記述されている判別ルールを用いて、文書を構成している文章の内容を判別し、その内容を表す属性を当該文章に設定する。
図5は辞書に記述されている判別ルールの一例を示す説明図である。
【0021】
例えば、第1章が作業工程(1)の作業内容を示す文章、第2章が作業工程(2)の作業内容を示す文章、第3章が作業工程(3)の作業内容を示す文章、第4章が作業内容の概略を示す文章であることを明示している判別ルールが辞書に記述されている場合、文書を構成している文章のうち、第1章の文章に対して、文章内容が作業工程(1)の作業内容であることを表す属性を設定し、第2章の文章に対して、文章内容が作業工程(2)の作業内容であることを表す属性を設定し、第3章の文章に対して、文章内容が作業工程(3)の作業内容であることを表す属性を設定する。また、第4章の文章に対して、文章内容が作業内容の概略であることを表す属性を設定する。
【0022】
また、段落番号が○数字で記載されている文章は、作業手順を記述している文章であることを明示している判別ルールが辞書に記述されている場合、文書を構成している文章のうち、段落番号が○数字で記載されている文章に対して、文章内容が作業手順であることを表す属性を設定する。
図4の例では、第1章において、段落番号が○数字で記載されている文章が記述されているので、これらの文章に対して、文章内容が作業手順であることを表す属性が設定される。
【0023】
また、「※」の記号が先頭に付されている文章は、作業の補足説明を記述している文章であることを明示している判別ルールが辞書に記述されている場合、文書を構成している文章のうち、「※」の記号が先頭に付されている文章に対して、文章内容が作業の補足説明であることを表す属性を設定する。
図4の例では、第1章において、「※」の記号が先頭に付されている文章が記述されているので、この文章に対して、文章内容が作業の補足説明であることを表す属性が設定される。
【0024】
ここでは、文章内容が作業手順であることを表す属性や、文章内容が作業の補足説明であることを表す属性が設定される例を示しているが、属性は、何の目的で書かれた文章であるのかや、文章の意図を表すものであればよい。このため、作業手順や補足説明の属性に限るものではなく、例えば、製品を製造する際のポイント、安全上の注意点、事前準備事項、設定値、解説、トラブル対応点、製品や部品の更新情報などを明示する属性であってもよい。
【0025】
入力機器2は、文書を閲覧する閲覧者を監視するカメラ、センサやGPSなどから構成されており、閲覧者の閲覧状況(例えば、作業内容、作業場所(閲覧場所)など)を示す閲覧情報を文書表示装置3に出力する。
例えば、入力機器2がカメラやセンサなどから構成されている場合、カメラの画像等を解析することで、閲覧者の作業の進捗状況(作業内容)を特定し、作業の進捗状況(作業内容)を文書の閲覧状況を示す閲覧情報として出力する態様が考えられる。
また、入力機器2がGPSや屋内測位器などから構成されている場合、閲覧者の位置(作業場所)を測位し、閲覧者の位置(作業場所)を文書の閲覧状況を示す閲覧情報として出力する態様が考えられる。
ここでは、入力機器2が、カメラ、センサやGPSである例を示したが、上述したように、入力機器2として、ウェアラブルカメラ、視線解析装置、バーコードリーダー、QRコードリーダー、Bluetooth対応の工具や、マンマシンインタフェースなどを用いることができる。
閲覧情報入力部14は、入力機器2から出力された文書の閲覧状況を示す閲覧情報を入力し、その閲覧情報を文書切替部15に出力する(ステップST4)。
【0026】
文章切替部15は、閲覧情報入力部14から閲覧情報を受けると、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、その閲覧情報が示す閲覧状況に見合う文章内容を表す属性が設定されている文章を選択する(ステップST5)。
例えば、閲覧情報入力部14から出力された閲覧情報が示す閲覧状況が、作業の進捗状況(作業内容)を表しており、その作業内容が例えば作業工程(2)に対応するものであれば、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、文章内容が作業工程(2)の作業内容あることを表す属性が設定されている文章(第2章の文章)を選択する。
【0027】
また、閲覧情報入力部14から出力された閲覧情報が示す閲覧状況が、閲覧者の位置(作業場所)を表しており、その作業場所が例えば作業工程(3)を行う場所であれば、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、文章内容が作業工程(3)の作業内容あることを表す属性が設定されている文章(第3章の文章)を選択する。
また、閲覧者の位置が実際に作業を行う場所ではなく、例えば、新人に作業内容を説明する研修センターなどである場合、作業現場用での実践的な作業内容より簡易に記述されている作業内容の概略を表す属性が設定されている文章(第4章の文章)を選択する。
【0028】
文章表示処理部16は、文章切替部15が、閲覧状況に見合う文章内容を表す属性が設定されている文章を選択すると、その文章を表示する(ステップST6)。
これにより、作業手順書などの文書における全ての文章ではなく、作業の進捗状況や作業場所に見合う内容の文章だけが表示される。
【0029】
ここでは、文章切替部15が、文章内容が作業工程の作業内容であることを表す属性が設定されている文章を選択するものを示したが、段落番号が○数字で記載されている文章は、作業手順を記述している文章であることを明示している判別ルールが辞書に記述されている場合、その選択している作業内容を表す属性が設定されている文章の中から、段落番号が○数字で記載されている文章だけを選択する。
図4の場合、例えば、作業工程(1)の作業内容を表す属性が設定されている文章(第1章の文章)が選択された際には、段落番号が○数字で記載されている文章(作業手順を記述している文章)は選択されるが、「※」の記号が先頭に付されている文章(作業の補足説明を記述している文章)などは選択されない。
これにより、第1章の文章のうち、作業手順を記述している文章だけを表示することができる。
【0030】
また、「※」の記号が先頭に付されている文章は、作業の補足説明を記述している文章であることを明示している判別ルールが辞書に記述されている場合、先に選択している作業内容を表す属性が設定されている文章の中から、作業の補足説明を記述している文章だけを選択する。
図4の場合、例えば、作業工程(1)の作業内容を表す属性が設定されている文章(第1章の文章)が選択された際には、「※」の記号が先頭に付されている文章(作業の補足説明を記述している文章)は選択されるが、段落番号が○数字で記載されている文章(作業手順を記述している文章)などは選択されない。
これにより、第1章の文章のうち、作業の補足説明を記述している文章だけを表示することができる。
ただし、段落番号が○数字で記載されている文章は、作業手順を記述している文章であることを明示している判別ルールと、「※」の記号が先頭に付されている文章は、作業の補足説明を記述している文章であることを明示している判別ルールとが辞書に記述されている場合には、作業手順を記述している文章が選択されて表示されるとともに、作業の補足説明を記述している文章が選択されて表示される。
【0031】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、構造化されている文書を記録している文書ファイルを読み込む文書ファイル読込部11と、文書ファイル読込部11により読み込まれた文書ファイルに記録されている文書の構造を解析して、文書の構成要素である文章を抽出する文書構造解析部12と、文書構造解析部12により抽出された文章毎に、文章内容を表す属性を設定する属性設定部13と、閲覧者の閲覧状況を示す閲覧情報を入力する閲覧情報入力部14とを設け、文章切替部15が、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、閲覧情報入力部14により入力された閲覧情報が示す閲覧状況に見合う文章内容を表す属性が設定されている文章を選択し、文章表示処理部16が文章切替部15により選択された文章を表示するように構成したので、閲覧者が閲覧する必要がある文章だけを表示することができるようになり、その結果、必要な情報を効率的に閲覧することができる効果を奏する。
また、例えば、文書をヘッドマウントディスプレイなどの表示領域の狭いデバイスで閲覧する場合でも、限られた領域で必要な情報のみを表示することができる。
また、作業手順等の変更があった場合でも、元の文書を更新するだけでよいため、文書を管理する手間を削減することができる効果を奏する。
【0032】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、属性設定部13が、文書構造解析部12により抽出された文章毎に、文章内容を表す属性を設定するものを示したが、キーワードが判別ルールとして辞書に記述されている場合、文書構造解析部12により抽出された文章のうち、そのキーワードを含んでいる文章に対して、そのキーワードを含んでいる文章であることを表す属性を設定するようにしてもよい。
【0033】
具体的には、以下の通りである。
ただし、ここでは説明の簡単化のため、段落番号が○数字で記載されている文章は、作業手順を記述している文章であることを明示している判別ルールや、「※」の記号が先頭に付されている文章は、作業の補足説明を記述している文章であることを明示している判別ルールなどが辞書に記述されていないものとする。
【0034】
属性設定部13は、文書構造解析部12が文書の構成要素である文章を抽出すると、上記実施の形態1と同様に、辞書に記述されている判別ルールを用いて、文書構造解析部12により抽出された文章の内容を判別し、その内容を表す属性を当該文章に設定する。
例えば、第1章が作業工程(1)の作業内容を示す文章、第2章が作業工程(2)の作業内容を示す文章、第3章が作業工程(3)の作業内容を示す文章であることを明示している判別ルールが辞書に記述されている場合、文書を構成している文章のうち、第1章の文章に対して、文章内容が作業工程(1)の作業内容であることを表す属性を設定し、第2章の文章に対して、文章内容が作業工程(2)の作業内容であることを表す属性を設定し、第3章の文章に対して、文章内容が作業工程(3)の作業内容であることを表す属性を設定する。
【0035】
また、キーワードが判別ルールとして辞書に記述されている場合、文書を構成している文章のうち、そのキーワードを含んでいる文章に対して、そのキーワードを含んでいる文章であることを表す属性を設定する。
例えば、キーワードが「手順」であり、第1章の文章内の第3段落目の文章が「手順」というキーワードを含んでいる場合、第3段落目の文章に対して、「手順」というキーワードを含んでいる文章であることを表す属性を設定する。
【0036】
文章切替部15は、閲覧情報入力部14から閲覧情報を受けると、上記実施の形態1と同様に、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、その閲覧情報が示す閲覧状況に見合う文章内容を表す属性が設定されている文章を選択する。
例えば、閲覧情報入力部14から出力された閲覧情報が示す閲覧状況が、作業の進捗状況(作業内容)を表しており、その作業内容が例えば作業工程(1)に対応するものであれば、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、文章内容が作業工程(1)の作業内容であることを表す属性が設定されている文章(第1章の文章)を選択する。
【0037】
また、文章切替部15は、閲覧情報入力部14から作業の進捗状況(作業内容)を表す閲覧情報の他に、キーワード(例えば、手順)を表す閲覧情報を受けると、先に選択している作業内容を表す属性が設定されている文章(例えば、第1章の文章)に対して、キーワード(例えば、手順)の検索を行う。
例えば、キーワードが「手順」、先に選択している文章が第1章の文章であって、第1章の文章内の第3段落目の文章だけが「手順」というキーワードを含んでいるとすれば、先に選択している第1章の文章の中から、「手順」というキーワードを含んでいる第3段落目の文章だけを選択する。
これにより、第1章の文章のうち、「手順」というキーワードを含んでいる第3段落目の文章だけを表示することができる。
【0038】
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、属性設定部13が、キーワードが判別ルールとして辞書に記述されている場合、属性設定部13により属性が設定されている文章のうち、そのキーワードを含んでいる文章に対して、そのキーワードを含んでいる文章であることを表す属性を設定するように構成したので、文書の閲覧状況に見合う内容の文章として、所定のキーワードを含んでいる文章を選択して表示することができる効果を奏する。
【0039】
実施の形態3.
上記実施の形態1では、属性設定部13が、文書構造解析部12により抽出された文章毎に、文章内容を表す属性を設定するものを示したが、属性設定部13が、文章内容を表す属性の設定を受け付けるマンマシンインタフェース(例えば、キーボードやマウスなどの入力機器や、ディスプレイなどの出力機器)を備えるようにしてもよい。
【0040】
具体的には、以下の通りである。
属性設定部13は、文書構造解析部12が文書の構成要素である文章を抽出すると、文書の構成要素である文章のリストをディスプレイに一覧表示する。これにより、文書表示装置の管理者等は、文書の構成要素である文章を確認することが可能になる。
文書表示装置の管理者等は、文書の構成要素である文章を確認すると、属性設定部13が備えているマンマシンインタフェースを操作することで、文書の構成要素である各文章に対して、自己の確認に基づく属性(例えば、文章内容が作業手順であることを表す属性、文章内容が作業の補足説明であることを表す属性など)を任意に設定することができる。
【0041】
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、属性設定部13が、文章内容を表す属性の設定を受け付けるマンマシンインタフェースを備えるように構成したので、例えば、辞書に記述されていない判別ルールにしたがって属性を設定することも可能になり、文書表示装置の汎用性を高めることができる効果を奏する。
【0042】
実施の形態4.
上記実施の形態1では、入力機器2が、文書を閲覧する閲覧者を監視するカメラ、センサやGPSなどから構成されているものを示したが、文書を閲覧する閲覧者が属するカテゴリ(例えば、所属、職務内容、役職など)を記録している社員証等の読み取り機などから構成されている場合、文書の閲覧状況を示す閲覧情報として、閲覧者が属するカテゴリの情報や、入力機器2が設置されている場所の情報などを文書表示装置3に出力するようにしてもよい。
【0043】
閲覧情報入力部14は、入力機器2から文書の閲覧状況を示す閲覧情報として、閲覧者が属するカテゴリの情報や、入力機器2が設置されている場所の情報などを入力する。
文章切替部15は、閲覧情報入力部14から閲覧情報を受けると、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、その閲覧情報が示す閲覧状況に見合う文章内容を表す属性が設定されている文章を選択する。
例えば、文書の閲覧状況を示す閲覧情報として、入力機器2が設置されている場所の情報が入力された場合、入力機器2が設置されている場所から文章の作業場所(閲覧場所)を特定し、その作業場所が例えば作業工程(3)を行う場所であれば、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、文章内容が作業工程(3)の作業内容であることを表す属性が設定されている文章(第3章の文章)を選択する。
【0044】
また、文書の閲覧状況を示す閲覧情報として、閲覧者が属するカテゴリ(例えば、所属、職務内容、役職など)の情報が入力された場合、閲覧者の所属や職務内容等から、閲覧者がどのような作業を行う者であるかを把握することができる。例えば、閲覧者が作業工程(2)に従事する作業者であれば、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、文章内容が作業工程(2)の作業内容であることを表す属性が設定されている文章(第2章の文章)を選択する。
文章表示処理部16は、文章切替部15が文章を選択すると、上記実施の形態1と同様に、その文章を表示する。
【0045】
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、閲覧情報入力部14が、入力機器2から文書の閲覧状況を示す閲覧情報として、閲覧者が属するカテゴリの情報を入力し、文章切替部15が、閲覧者が属するカテゴリに見合う文章内容を表す属性が設定されている文章を選択するように構成したので、文書を閲覧する閲覧者を監視するカメラ、センサやGPSなどの監視手段が閲覧場所に設置されていない場合でも、社員証等の読み取り機などから構成されている入力機器2が閲覧場所に設置されていれば、上記実施の形態1と同様に、閲覧者が閲覧する必要がある文章だけを表示することができる効果を奏する。
【0046】
実施の形態5.
図6はこの発明の実施の形態5による文書表示装置を示す構成図であり、図において、
図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
テンプレート設定受付部21はオーサリング装置1に対する入出力インタフェース(例えば、文書表示装置がオーサリング装置1とLANで接続されている場合にはLANアダプタなどのネットワーク機器が該当する)を備えており、オーサリング装置1から出力された閲覧者単位のテンプレートの設定を受け付ける処理を実施する。なお、テンプレート設定受付部21はテンプレート設定受付手段を構成している。
【0047】
ここで、テンプレートは、属性設定部13により設定された属性に対する表示制御情報として、当該属性が設定されている文章の表示可否を示す表示可否情報や、当該属性が設定されている文章の表示形式を示す表示形式情報などを記録しているテーブルである。
この実施の形態5では、テンプレート設定受付部21がオーサリング装置1から出力された閲覧者単位のテンプレートの設定を受け付ける例を説明するが、テンプレート設定受付部21がマンマシンインタフェース(例えば、キーボードやマウスなどの入力機器や、ディスプレイなどの出力機器)を備え、テンプレート設定受付部21が、文書表示装置の管理者等の操作を受け付けることで、閲覧者単位のテンプレートを設定するようにしてもよい。
なお、閲覧者単位のテンプレートは、個人単位のテンプレートに限るものではなく、グループ単位のテンプレートであってもよい。グループ単位のテンプレートでは、例えば、研修生が属するグループや部署などでテンプレートを使い分けることができる。
【0048】
ユーザ情報入力部22は例えば社員証の記録内容を読み取るカードリーダ、あるいは、社員コードなどを入力するコード入力器などから構成されており、文書を閲覧する閲覧者を示すユーザ情報(閲覧者を特定するユニークな情報)を入力する処理を実施する。なお、ユーザ情報入力部22はユーザ情報入力手段を構成している。
テンプレート選択部23は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、テンプレート設定受付部21により設定が受け付けられている閲覧者単位のテンプレートの中から、ユーザ情報入力部22により入力されたユーザ情報が示す閲覧者に対応するテンプレートを選択する処理を実施する。なお、テンプレート選択部23はテンプレート選択手段を構成している。
【0049】
文章切替部24は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、テンプレート選択部23により選択されたテンプレートに記録されている表示可否情報を参照して、文章表示が可である属性を特定し、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、前記文章表示が可である属性が設定されている文章を選択する処理を実施する。
文章表示処理部25は例えばGPU(Graphics Processing Unit)や液晶ディスプレイなどから構成されており、テンプレート選択部23により選択されたテンプレートに記録されている表示形式情報を参照して、文章切替部24により選択された文章の表示形式を特定し、その選択した文章を当該表示形式で表示する処理を実施する。
なお、文章切替部24及び文章表示処理部25から文章表示手段が構成されている。
【0050】
図6の例では、文書表示装置の構成要素である文書ファイル読込部11、文書構造解析部12、属性設定部13、テンプレート設定受付部21、ユーザ情報入力部22、テンプレート選択部23、文章切替部24及び文章表示処理部25のそれぞれが専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、文書表示装置が
図2に示すようなコンピュータ(例えば、パソコン、タブレット端末など)で構成されていてもよい。
文書表示装置をコンピュータで構成する場合、文書ファイル読込部11、文書構造解析部12、属性設定部13、テンプレート設定受付部21、ユーザ情報入力部22、テンプレート選択部23、文章切替部24及び文章表示処理部25の処理内容を記述している文書表示プログラムをコンピュータのROM104に格納し、あるいは、CD−ROM駆動装置105がCD−ROMに記録されている上記文書表示プログラムを読み出してハードディスク102にインストールし、当該コンピュータのCPU101がROM104又はハードディスク102に格納されている文書表示プログラムを実行するようにすればよい。
【0051】
次に動作について説明する。
テンプレート設定受付部21、ユーザ情報入力部22、テンプレート選択部23、文章切替部24及び文章表示処理部25以外は、上記実施の形態1と同様であるため、ここでは、テンプレート設定受付部21、ユーザ情報入力部22、テンプレート選択部23、文章切替部24及び文章表示処理部25の処理内容だけを説明する。
【0052】
オーサリング装置1では、上記実施の形態1と同様に、文章作成ソフトを用いて、構造化されている文書が作成され、その文書を記録している文書ファイルが文書表示装置3に出力される。
また、閲覧者単位のテンプレートが作成され、そのテンプレートが文書表示装置3に出力される。
文書構造解析部12により抽出された文章の全てを閲覧する必要はなく、また、閲覧する必要がある文章が閲覧者毎に異なることは、上記実施の形態1と同様である。そのため、この実施の形態5では、閲覧者単位でテンプレートを作成し、当該閲覧者が閲覧する必要がある文章だけが表示されるように、表示可否を示す表示可否情報を文章の属性に付加している。
また、閲覧者が閲覧する必要がある文章の間でも、重要度等が異なることがあるので、例えば、重要な文章は強調表示するような表示形式を示す表示形式情報を文章の属性に付加している。
【0053】
文書表示装置3のテンプレート設定受付部21は、オーサリング装置1から出力された閲覧者単位のテンプレートの設定を受け付け、閲覧者単位のテンプレートを保存する。
ここでは、テンプレート設定受付部21が、オーサリング装置1から出力された閲覧者単位のテンプレートの設定を受け付けているが、文書表示装置の管理者等の操作を受け付けるマンマシンインタフェースを備え、文書表示装置の管理者等の操作にしたがって閲覧者単位のテンプレートを設定するようにしてもよい。
【0054】
ユーザ情報入力部22は、文書を閲覧する閲覧者を示すユーザ情報(閲覧者を特定するユニークな情報)を入力し、そのユーザ情報をテンプレート選択部23に出力する。
テンプレート選択部23は、ユーザ情報入力部22からユーザ情報を受けると、テンプレート設定受付部21に保存されている閲覧者単位のテンプレートの中から、そのユーザ情報が示す閲覧者に対応するテンプレートを選択する。
【0055】
文章切替部24は、テンプレート選択部23が閲覧者に対応するテンプレートを選択すると、そのテンプレートに記録されている表示可否情報を参照して、文章表示が可である属性を特定する。
文章切替部24は、文章表示が可である属性を特定すると、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、前記文章表示が可である属性が設定されている文章を選択する。
文章表示処理部25は、テンプレート選択部23により選択されたテンプレートに記録されている表示形式情報を参照して、文章切替部24により選択された文章の表示形式を特定し、その選択した文章を当該表示形式で表示する。
【0056】
以上で明らかなように、この実施の形態5によれば、テンプレート設定受付部21により設定が受け付けられている閲覧者単位のテンプレートの中から、ユーザ情報入力部22により入力されたユーザ情報が示す閲覧者に対応するテンプレートを選択するテンプレート選択部23を設け、文章切替部24が、テンプレート選択部23により選択されたテンプレートに記録されている表示可否情報を参照して、文章表示が可である属性を特定し、属性設定部13により属性が設定されている文章の中から、前記文章表示が可である属性が設定されている文章を選択し、文章表示処理部25が、テンプレート選択部23により選択されたテンプレートに記録されている表示形式情報を参照して、文章切替部24により選択された文章の表示形式を特定し、その選択した文章を当該表示形式で表示するように構成したので、閲覧者が閲覧する必要がある文章だけを表示することができるようになり、その結果、必要な情報を効率的に閲覧することができる効果を奏する。
【0057】
この実施の形態5では、文章表示が可である属性が設定されている文章を選択し、その文章を表示形式情報が示す表示形式(例えば、重要な文章を強調表示する表示形式)で表示するものを示したが、これに限るものではなく、例えば、文章表示が可である属性が設定されている複数の文章を順番にアニメーション表示するような表示形式で表示するようにしてもよい。
【0058】
実施の形態6.
図7はこの発明の実施の形態6による文書表示装置を示す構成図であり、図において、
図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
表示可否設定受付部31は例えばマンマシンインタフェース(例えば、キーボードやマウスなどの入力機器や、ディスプレイなどの出力機器)を備えており、文書構造解析部12により抽出された文書の構成要素である文章毎に、表示の可否の設定を受け付ける処理を実施する。なお、表示可否設定受付部31は表示可否設定受付手段を構成している。
【0059】
文章切替部32は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、文書構造解析部12により抽出された文章の中から、表示可否設定受付部31により表示可の設定が受け付けられた文章を選択する処理を実施する。
文章表示処理部33は例えばGPU(Graphics Processing Unit)や液晶ディスプレイなどから構成されており、文章切替部32により選択された文章を表示する処理を実施する。
なお、文章切替部32及び文章表示処理部33から文章表示手段が構成されている。
【0060】
図7の例では、文書表示装置の構成要素である文書ファイル読込部11、文書構造解析部12、表示可否設定受付部31、文章切替部32及び文章表示処理部33のそれぞれが専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、文書表示装置が
図2に示すようなコンピュータ(例えば、パソコン、タブレット端末など)で構成されていてもよい。
文書表示装置をコンピュータで構成する場合、文書ファイル読込部11、文書構造解析部12、表示可否設定受付部31、文章切替部32及び文章表示処理部33の処理内容を記述している文書表示プログラムをコンピュータのROM104に格納し、あるいは、CD−ROM駆動装置105がCD−ROMに記録されている上記文書表示プログラムを読み出してハードディスク102にインストールし、当該コンピュータのCPU101がROM104又はハードディスク102に格納されている文書表示プログラムを実行するようにすればよい。なお、RAM103は文書ファイル等を一時的に格納する際に利用される。
【0061】
次に動作について説明する。
表示可否設定受付部31、文章切替部32及び文章表示処理部33以外は、上記実施の形態1と同様であるため、ここでは、表示可否設定受付部31、文章切替部32及び文章表示処理部33の処理内容だけを説明する。
【0062】
表示可否設定受付部31は、文書構造解析部12が文書の構成要素である文章を抽出すると、その文章に含まれている既定の用語(例えば、「手順」、「補足」、「設定値」、「注意点」などの用語)のリストをチェックボックス付きのリストとして生成し、そのリストを表示する。
ここで、
図8はチェックボックス付きリストの一例を示す説明図である。
図8では、予め設定されている用語のうち、「手順」、「補足」、「設定値」の用語が文章に含まれている例を示している。
【0063】
表示可否設定受付部31は、チェックボックス付きリストを表示すると、各用語に係るチェックボックスに対するチェックを受け付ける。
例えば、閲覧者が作業工程の手順を確認したい場合には、表示可否設定受付部31を操作して、「手順」に係るチェックボックスに対するチェックを行うようにする。
また、閲覧者が作業の補足説明を確認したい場合には、表示可否設定受付部31を操作して、「補足」に係るチェックボックスに対するチェックを行うようにする。
【0064】
文章切替部32は、表示可否設定受付部31が、各用語に係るチェックボックスに対するチェックを受け付けると、文書構造解析部12により抽出された文章の中から、チェックが付けられている用語を含んでいる文章を選択する。
例えば、「手順」に係るチェックボックスにチェックが付けられている場合、「手順」という用語を含んでいる文章を選択する。
文章表示処理部33は、文章切替部32により選択された文章を表示する。
【0065】
以上で明らかなように、この実施の形態6によれば、文章切替部32が、文書構造解析部12により抽出された文章の中から、表示可否設定受付部31により表示可の設定が受け付けられた文章を選択し、文章表示処理部33が、文章切替部32により選択された文章を表示するように構成したので、閲覧者が閲覧する必要がある文章だけを表示することができるようになり、その結果、必要な情報を効率的に閲覧することができる効果を奏する。
【0066】
実施の形態7.
上記実施の形態1〜6では、文章切替部15,24,32が表示対象の文章を選択し、文章表示処理部16,25,33が文章切替部15,24,32により選択された文章を表示するものを示したが、文章切替部15,24,32が表示内容を切り替える操作を受け付けるマンマシンインタフェースを備え、その操作にしたがって表示中の文章を切り替える指示を文章表示処理部16,25,33に出力するようにしてもよい。
【0067】
具体的には、以下の通りである。
ここでは、属性設定部13が、文書構造解析部12により抽出された文章毎に、文章内容を表す属性を設定する際、各属性の間に階層関係を設定するものとする。
例えば、作業内容を表す属性として、「概要」「手順」「解説」などの属性が設定された場合、これらの間に階層関係として、最上階層が「概要」、次の階層が「手順」、最下層が「解説」のように、階層関係が設定される場合を想定する。
【0068】
文章切替部15,24,32は、上記実施の形態1〜6と同様の方法で、表示対象の文章を選択し、文章表示処理部16,25,33は、文章切替部15,24,32により選択された文章を表示する。
例えば、最上階層である「概要」の属性が設定されている文章を表示しているとき、文章切替部15,24,32が、閲覧者のズームイン操作(表示対象を下の階層の文章に切り替える旨を示す操作)を受け付けると、表示対象の文章を1つ下の階層である「手順」の属性が設定されている文章に切り替える指示を文章表示処理部16,25,33に出力し、文章表示処理部16,25,33が「手順」の属性が設定されている文章を表示する。
【0069】
また、「手順」の属性が設定されている文章を表示しているとき、文章切替部15,24,32が、閲覧者のズームイン操作を更に受け付けると、表示対象の文章を最下層である「解説」の属性が設定されている文章に切り替える指示を文章表示処理部16,25,33に出力し、文章表示処理部16,25,33が「解説」の属性が設定されている文章を表示する。
一方、「手順」の属性が設定されている文章を表示しているとき、文章切替部15,24,32が、閲覧者のズームアウト操作(表示対象を上の階層の文章に切り替える旨を示す操作)を受け付けると、表示対象の文章を最上階層である「概要」の属性が設定されている文章に切り替える指示を文章表示処理部16,25,33に出力し、文章表示処理部16,25,33が「概要」の属性が設定されている文章を表示する。
【0070】
ここでは、文章切替部15,24,32が、閲覧者のズームイン操作やズームアウト操作を受け付けて、表示対象の文章を切り替える例を示したが、文章切替部15,24,32が、閲覧者のジェスチャを判別可能なマンマシンインタフェースを備えている場合、閲覧者のジェスチャによって表示対象の文章を切り替えるようにしてもよい。
例えば、「手順」という属性に対して、手のひらをかざすジェスチャが割り当てられており、「補足」という属性に対して、人差し指を立てるジェスチャが割り当てられている場合、文章切替部15,24,32は、閲覧者のジェスチャが、手のひらをかざすジェスチャであれば、「手順」の属性が設定されている文章を表示する指示を文章切替部15,24,32に出力し、文章切替部15,24,32は、「手順」の属性が設定されている文章を表示する。
また、文章切替部15,24,32は、閲覧者のジェスチャが、人差し指を立てるジェスチャであれば、「補足」の属性が設定されている文章を表示する指示を文章切替部15,24,32に出力し、文章切替部15,24,32は、「補足」の属性が設定されている文章を表示する。
【0071】
また、文章切替部15,24,32が、閲覧者の音声を判別可能なマンマシンインタフェースを備えている場合、閲覧者の音声によって表示対象の文章を切り替えるようにしてもよい。
例えば、文章切替部15,24,32は、閲覧者の音声が「手順」であれば、「手順」の属性が設定されている文章を表示する指示を文章切替部15,24,32に出力し、文章切替部15,24,32は、「手順」の属性が設定されている文章を表示する。
また、文章切替部15,24,32は、閲覧者の音声が「補足」であれば、「補足」の属性が設定されている文章を表示する指示を文章切替部15,24,32に出力し、文章切替部15,24,32は、「補足」の属性が設定されている文章を表示する。
【0072】
以上で明らかなように、この実施の形態7によれば、文章切替部15,24,32が表示内容を切り替える操作を受け付けるマンマシンインタフェースを備え、その操作にしたがって表示中の文章を切り替える指示を文章表示処理部16,25,33に出力するように構成したので、閲覧者が必要に応じて表示対象の文章を簡単に切り替えることができる効果を奏する。
【0073】
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。