【課題を解決するための手段】
【0007】
化学式A
3−xB
5O
12:D
x(または(A,D)
3B
5O
12)によって表される組成を有するガーネットと、バリウム含有酸化物とを含む材料、または、このようなガーネットとバリウム含有酸化物とからなる材料を開示する。ガーネットA
3−xB
5O
12:D
xにおいて、Aは、ルテチウム、イットリウム、ガドリニウム、テルビウム、スカンジウム、それ以外の希土類金属、またはこれらの組み合わせから選択される。この材料において、例えば、イットリウムまたはルテチウムの一部分をガドリニウムもしくはテルビウムまたはその両方に置換することができる。Bは、アルミニウム、スカンジウム、ガリウム、インジウム、ホウ素、またはこれらの組み合わせから選択される。Dは、セリウム、プラセオジム、ガドリニウム、それ以外の希土類金属、遷移金属(例:クロム、マンガン)、またはこれらの組合せから選択されるドーパントである。このドーパントは、xが0≦x≦2の範囲内で存在する。特に、xは、しばしば0<x≦0.2である。以下では、この材料を「ガーネット材料」とも称する。ガーネット材料は、通常では透明であり、多結晶である。
【0008】
ドーパントは、材料の光学特性もしくは電気特性またはその両方を変化させる目的で、低濃度で結晶格子に加えられる材料種である。ルミネセンス(発光)材料(例えば蛍光体)においては、ドーパントは活性化物質(すなわち、材料によって生成または変換される光を放出する発光中心)である。放出される光の波長は、ドーパントとして使用される元素に依存する。
【0009】
一実施形態において、ガーネット材料に含まれているガーネットにおいて、Aは、ルテチウム、イットリウム、ガドリニウム、テルビウム、スカンジウム、またはこれらの組み合わせから選択され;Bは、アルミニウム、アルミニウムとガリウムの組み合わせ、またはアルミニウムとスカンジウムの組み合わせである。ドーパントDは、セリウム、プラセオジム、またはこれらの組み合わせから選択される。ドーパントは、xが0<x≦0.15の範囲内、通常では0<x≦0.07の範囲内、しばしば0<x≦0.04の範囲内で、低濃度において存在する。特に、ガーネットにおいて、Aをルテチウム、Bをアルミニウム、ドーパントDをセリウムとすることができる。
【0010】
一実施形態において、本発明のガーネット材料に対するバリウム(バリウム含有酸化物に含まれている)の含有量は、最大で2.5重量%(重量%=重量パーセント)、特に0.01重量%以上(例えば、0.04重量%〜1.5重量%)とすることができる。
【0011】
一実施形態において、本ガーネット材料のバリウム含有酸化物は、少なくとも一部分が分離相として存在する。通常では、バリウムの総量の少なくとも99重量%が分離相として存在する。これらの分離相は、波長分散型X線分析(WDXA)と、光学的方法(例えば電子マイクロプローブ分析(EMPA))または走査電子顕微鏡法(SEM)とによって確認することができる。一実施形態において、EMPA分析によって求めたとき、これらの分離相のEMPA画像中の全領域の少なくとも80%が3μm未満の直径を有し、少なくとも95%が5μm未満の直径を有する。これらの分離相は、化学式Ba
xAl
2yO
x+3y(xおよびyは0より大きい整数)のバリウム・アルミニウム酸化物(例えば、アルミン酸バリウム(BaAl
2O
4)もしくはバリウムヘキサアルミネート(BaAl
12O
19またはBaO*6Al
2O
3)またはその両方)からなるか、またはこのようなバリウム・アルミニウム酸化物を含みうる。
【0012】
さらなる実施形態において、ガーネット材料は、それぞれ1重量%未満の低濃度の1種類または複数種類の金属種を含むことができる。金属種は、特に、カルシウム、マグネシウム、ストロンチウム、ホウ素、ケイ素、ジルコニウム、追加のアルミニウム、およびスカンジウムとすることができる。通常では、これら1種類または複数種類の金属種は、金属酸化物である。これらの金属種が存在する場合として、例えば、あらかじめ作製されたガーネット粉末が使用され、このガーネット粉末に、意図されない不純物としての金属種が含まれている場合(意図されない不純物の総量は通常では最大で2重量%)、または、このような金属種が焼結助剤として意図的に加えられる場合が挙げられる。これらの金属種は、さらなる分離相の一部であってもよく、さらなる分離相の一部でなくてもよい。
【0013】
さらなる実施形態において、ガーネット材料は、画像分析によって求められる平均粒径として、5〜50μm、特に、10〜20μmを有する。
【0014】
一実施形態によると、ガーネット材料には、細孔がほとんど存在しない。セラミック材料の透明度を高くするためには、空隙率が低いことが重要な基準である。光は細孔によって散乱するためである。本発明によるガーネット材料の空隙率は、通常では、ガーネット材料の全体積の0.001〜2体積%(体積%=体積パーセント)、しばしば0.001〜1体積%、特に0.001〜0.1体積%である。さらに、本発明のガーネット材料の空隙率は、通常では、1,000,000個の細孔/cm
3未満、しばしば1000個の細孔/cm
3未満であり、場合によっては100個の細孔/cm
3未満である。材料中の直径0.1〜2μmの閉じた円形の空隙を、細孔としてカウントする。
【0015】
セラミック材料は、結晶構造、多結晶構造、または部分的結晶構造を有する無機非金属固体であり、熱の作用とその後の冷却によって製造される。
【0016】
さらなる実施形態において、ガーネット材料は透明度が高い。透明度は、積分球のポートに円板状試料を配置することにより、分光計で測定される全前方透過率(total forward transmittance)と定義される。ガーネット材料において、例えば励起および吸収が起こる波長から離れた、波長2000nmの赤外線における全前方透過率は、ガーネット材料の透明度の良好な指標となる。本発明のガーネット材料は、通常では、2000nmにおける全前方透過率が、少なくとも66%、特に、71%以上である。場合によっては、全前方透過率が75%より高い(例:79%)。この値は、単結晶(例えばLuAG:Ce)の全前方透過率の理論値(約80%)に近い。オプトエレクトロニクス部品において使用するためには、できる限り高い透明度を達成することが望ましい。波長600nmにおける全前方透過率は、51%以上、通常では55%以上であり、場合によっては60%以上である。
【0017】
一実施形態によると、本発明のガーネット材料は、短波長(通常では、例えば420〜470nmのピーク波長を有する400〜490nm)の光を変換することができる。変換された光は、通常では、例えば500〜580nm(特に、510〜560nm)のピーク波長を有し、460〜700nmの波長範囲を有する。したがって、本ガーネット材料は、例えば青色のLED光源を備えたオプトエレクトロニクス部品において、緑色光への変換体として使用するのに適している。放射光(変換された光+透過した青色光)は、CIE色度図において0.28〜0.42(例:0.29〜0.38)のC
x値と、0.44〜0.060(例:0.46〜0.55)のC
y値とを有する緑色に相当する。
【0018】
上述したように、本発明によるガーネット材料は、すぐれた緑色光への変換体とすることができ、すなわち、光(例えば短い波長の青色光)を緑色光に効率的に変換することができる。発光効率(すなわち、光源のビーム経路内にガーネット材料の変換体薄片を配置したときの測定値lmを、青色光源(例えば440nmの主波長を有する)の測定値W(例えば、変換体薄片が配置されず、空気中に放射されたときの測定値)で除した値)は高い。本ガーネット材料の発光効率は、インジウムガリウム窒化物(InGaN)光源によって生成される通常の緑色光の発光効率よりも高い。空気中への発光効率として、290lm/Wより良好な、しばしば295lm/Wより良好な発光効率を観察することができる。
【0019】
本発明のさらなる態様として、焼結助剤を使用することを開示する。上述したすべての実施形態によるガーネット材料は、バリウム含有酸化物、またはバリウム含有酸化物の前駆体を焼結助剤として使用して製造することができる。バリウム含有酸化物は、例えば、アルミン酸バリウムでありうる。それ以外のバリウム含有酸化物(例えば、酸化バリウム、バリウムヘキサアルミネート、またはそれぞれの前駆体)であってもよい。
【0020】
バリウム含有酸化物の前駆体は、加熱されたときに直接的または間接的にバリウム含有酸化物を生成することのできる化合物である。前駆体を使用する場合、製造工程中に(例えば焼結ステップまたは焼成ステップにおいて)、分解生成物が発生することがある。
【0021】
例えば、炭酸バリウムのほか、バリウムを含有する水酸化物、硫酸塩、窒素酸化物(それぞれ結晶水を含む、または含まない)なども、加熱時にバリウム含有酸化物を直接的に生成することができる。これらの場合、しばしば気体分解生成物(例えば炭酸バリウムを使用する場合の二酸化炭素)が発生する。
【0022】
バリウム含有酸化物(例えば、アルミン酸バリウム、バリウムヘキサアルミネート、酸化バリウム)は、製造工程時に加熱されたとき、分解生成物を発生させない。したがって、ガーネット材料の透明度を低下させうる不純物である分解生成物の発生が避けられる。例えば、前駆体の分解によって揮発性化合物が発生するとき、焼結時にこの揮発性化合物が取り込まれて細孔が形成されることがある。
【0023】
前駆体として、加熱されたときバリウム含有酸化物を直接的には生成しない他のバリウム塩を使用することもできる。生成する中間体は、揮発性化合物中の別の反応物質によって変換されなければならない。このステップは、バリウム含有酸化物の生成と同時に行ってもよく、別の工程において行ってもよい。例えば、フッ化バリウムを使用するときには、フッ化物の不純物を除去するためにホウ素誘導体が必要である。しかしながら、これらの前駆体に要求される追加の反応物質に起因して、焼結工程がより難しくなる。
【0024】
ガーネット材料の製造において、例えば、あらかじめ調製した平均粒径の大きいLuAG:Ce粉末を使用したときでも、焼結助剤としてバリウム含有酸化物を使用すれば、緻密質の透明なガーネット材料が得られることが観察された。通常では、粗い粒子を焼結して透明な多結晶ガーネット材料を得ることは不可能であり、0.5μm未満の粒径が通常は要求される。しかしながら、本発明のように、バリウム含有酸化物を焼結助剤として使用したときには、あらかじめ作製されたガーネット材料の粒子が1μmより大きくても、場合によっては3μmより大きくても、透明な多結晶ガーネット材料が得られた。このことは、焼結助剤としてのバリウム含有酸化物の潜在能力を実証するものである。
【0025】
焼結助剤としてバリウム含有酸化物を使用したとき、ガーネット構造にバリウムがほとんど取り込まれない(barely scavenged)ことが観察された。YAGまたはLuAGの製造に一般に使用される他の焼結助剤の金属(例えば、CaO、SiO
2、MgO、ZrO
2、Al
2O
3、Sc
2O
3、またはこれらの組合せ)と比較すると、バリウムはガーネット構造に溶けにくい。そのため、バリウム含有酸化物は、文献から公知である焼結助剤よりも強力な焼結助剤である。バリウム含有酸化物は、低濃度において効果的であり、細孔がまったく存在しない緻密質の透明なガーネット材料が形成される。この理由として、バリウムのカチオン(Ba
+2)のイオン半径が大きいことが考えられる。
【0026】
さらに、バリウム含有酸化物は、通常では蒸気圧が比較的低く、したがって、低濃度において効果的である。したがって、バリウム含有酸化物は、他の金属塩と比較して、すぐれた焼結助剤であることが予測される(金属(例:ストロンチウム、錫、鉛)は大きなカチオンを有する)。特に、錫および鉛は、与えられた温度における蒸気圧がバリウムよりもかなり高い。ストロンチウムは、ガーネット材料の構造に良好に溶けるものと考えられ、与えられた温度における蒸気圧もバリウムよりも高い。
【0027】
単独のバリウム含有酸化物であってもよいが、バリウム含有酸化物と別の金属酸化物との組合せを使用することができる。特に、過剰なアルミニウム酸化物(すなわち、ガーネット構造の化学量論組成において要求される以上の量のアルミニウム酸化物)のほか、カルシウム酸化物、マグネシウム酸化物、ストロンチウム酸化物、ケイ素酸化物、ジルコニウム酸化物、およびスカンジウム酸化物、またはこれらの混合物は、バリウム含有酸化物との組合せにおいて、有用な焼結助剤である。
【0028】
アルミン酸バリウムを焼結助剤として使用してガーネット材料を生成させるときには、結晶粒成長が効果的に制御される。従来技術による焼結助剤では、結晶粒成長が制御されないか、または結晶粒成長が過剰になる結果として、不透明なガーネット材料となる。なぜなら、大きな粒子の内側に細孔が取り込まれうるためである。バリウム酸化物(例えばアルミン酸バリウム)は、極めて極力な焼結助剤であるため、一般的に使用される温度(例:1850℃)より低く(例えば50℃〜100℃低い)、比較的低い焼結温度において、透明なガーネット材料(例:LuAG:Ce)を製造することができる。一般的に、焼結温度が低いと点欠陥(例えば酸素空孔)の濃度が下がり、ガーネット材料の透明度が高まる。
【0029】
本発明のさらなる態様として、本発明によるガーネット材料の製造方法を開示する。本方法は、以下のステップを含む。
【0030】
ガーネットの出発原料と、焼結助剤(特に、バリウム含有酸化物)と、1種類または複数種類の有機結合剤(organic binder)と、水とを含む出発原料から、スラリーを形成する。
【0031】
次いで、スラリーから未焼結体を形成する。
【0032】
未焼結体を予備焼結する。
【0033】
予備焼結ステップで得られた材料を焼結する。
【0034】
ガーネットの出発原料は、それぞれのガーネット粉末自体とするか、または金属酸化物の混合物(すなわち複数の異なる二元金属酸化物の混合物)とすることができる。さらには、金属酸化物の前駆体(後に金属酸化物に変換されるもの)を使用するか、または、ガーネット粉末、二元金属酸化物、金属酸化物の前駆体のうちの少なくとも2種類の組合せを使用して、本発明によるガーネット材料を製造することもできる。金属酸化物は、通常では、0.5μm未満(例:0.3μm)の平均粒径を有する適切な品質において入手できる。
【0035】
焼結助剤は、バリウム含有酸化物(例:アルミン酸バリウム)、バリウム含有酸化物の前駆体、または、バリウム含有酸化物あるいはその前駆体と別の金属酸化物との組合せとすることができる。
【0036】
スラリーを得るには、これらの化合物を完全に混合する。例えば、ボールミルを使用して固体化合物を混合することができ、次いで、1種類または複数種類の有機結合剤と水とを加える。
【0037】
未焼結体を形成するため、スラリーを、例えばゲルキャスト法によって所定の形状に成形するか、またはテープに成形し、薄片とすることができる。原理的には、他の任意の形状に成形することもできる。
【0038】
または、これに代えて、ガーネットの出発原料および焼結助剤と、有機結合剤もしくは水またはその両方とを、軟凝集させる(soft agglomeration)ことによって、流動性の粉末を作製し、これを乾式加圧成形することによって未焼結体を成形する。
【0039】
未焼結体を、例えば空気中で800℃〜1400℃において予備焼結し、成形体を得る。予備焼結ステップの温度は、通常、1050℃〜1250℃(例:1150℃)である。予備焼結時に有機結合剤と水が除去され、成形体に機械的安定性が与えられる。バリウム含有酸化物の前駆体、または金属酸化物の前駆体を使用する場合、これらの前駆体は、通常ではこの予備焼結ステップにおいて分解される。
【0040】
成形体(すなわち予備焼結ステップにおいて得られた材料)を、1650℃〜1900℃において最大20時間焼結し、ガーネット材料を得る。焼結ステップの温度は、通常、1700℃〜1800℃(例:1750℃)である(4〜20時間)。焼結ステップは、圧力をかけずに行うことができる。焼結は、しばしば還元環境(例えば湿水素)で行われる。それ以外の環境下で、例えば中性ガス(例えば、窒素、アルゴン)、フォーミングガス(すなわち少なくとも1種類の中性ガスと水素との混合物)、または真空(いくらかの炭素圧力(carbon pressure)は存在していてよい)環境下で行うこともできる。
【0041】
本発明のさらなる態様として、本発明の少なくとも一実施形態によるガーネット材料を備えたオプトエレクトロニクス部品を開示する。したがって、ガーネット材料に関して開示されているすべての特徴は、オプトエレクトロニクス部品にもあてはまる。オプトエレクトロニクス部品においては、第1の波長の一次放射光の少なくとも一部分が、ガーネット材料によって、第1の波長よりも長い第2の波長の二次放射光に変換される。
【0042】
一実施形態においては、オプトエレクトロニクス部品は発光ダイオード(LED)とすることができる。オプトエレクトロニクス部品は、例えばプラスチックまたはセラミックのベースハウジングを備えており、通常では、ハウジング内に位置する凹部を備えている。少なくとも1つの光源、好ましくは発光半導体チップ(例えばLED)が配置されている。発光半導体チップは、1層または複数層の活性層(無機材料、有機材料、ポリマー材料のうちの少なくとも1種類を含んでいることができる)を有しうる。光源は、青色発光ダイオード(すなわち第1の波長が400〜490nm)とすることができる。光源は、特に電極として、透明導電性材料(例えばインジウムスズ酸化物(ITO))を含んでいることができる。光源は、凹部の底面に配置されることができ、電気的に相互接続されている。電気的相互接続部は、ベースハウジングを貫通していてもよい。底面を有する凹部の壁は、反射体を形成するための反射性材料を含んでいることができる。凹部は流延材料で充填され、レンズを構成することができる。流延材料は、特に、300℃以下の軟化点を有する透明な樹脂(例:エポキシ樹脂、アクリル樹脂)、シリコーン、セラミック、ガラス、または有機・無機ハイブリッド材料とすることができる。流延材料は、さらなる添加物(例えば光散乱を調整するために使用される添加物)を含んでいてもよい。例えば、シリコーンの注型コンパウンドは、TiO
2粒子を含んでいることができる。
【0043】
一実施形態において、本オプトエレクトロニクス部品は、本発明のガーネット材料を含んでいる粒子、または本発明のガーネット材料からなる粒子を、蛍光体として含んでいる流延材料を備える。ガーネット材料の粒子は、流延材料中に均一に分散させることができる。場合によっては、均一分散ではなく、他の分散形態も有用である。ガーネット材料の平均粒径は、50μm未満(例:5〜20μm)とすることができる。
【0044】
他の実施形態において、本発明によるガーネット材料を、変換体薄片または変換体プレートレット中に存在させることができる。変換体薄片は、ガーネット材料からなるか、または、ガーネット材料と他の材料(例えば薄片に機械的安定性を与える材料)とを含みうる。薄片は、任意の形状を有することができる。変換体薄片は、光源のビーム経路内に配置されている。変換体薄片は、光源の上に直接配置することができる。
【0045】
上述した2つの実施形態においては、1種類または複数種類の任意の形状の追加の蛍光体材料を含めることもできる。例えば、ガーネット材料によって放出される光の二次波長が、可視スペクトルの緑色領域であるとき、追加の赤色蛍光体、例えばユウロピウムでドープした蛍光体(例:Sr
2Si
5N
8:Eu、(Sr,Ba)
2Si
5N
8:Eu、Ca
2Si
8Al
4N
16:Eu、CaAlSiN
3:Eu、Sr
2SiO
4:Eu)を使用することができる。この場合、本発明によるオプトエレクトロニクス部品を使用して、白色光を発生させることができる。
【0046】
以下では、本発明について、複数の実施例および例示的な実施形態に基づき、
図1〜
図6を参照しながらさらに詳しく説明する。異なる図面に記載されている、形状および機能が同じ要素には、同じ参照数字・記号を付す。