特許第6203260号(P6203260)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6203260-軌道保守整備用の手動で移動可能な機械 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6203260
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】軌道保守整備用の手動で移動可能な機械
(51)【国際特許分類】
   E01B 29/00 20060101AFI20170914BHJP
【FI】
   E01B29/00
【請求項の数】5
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2015-526892(P2015-526892)
(86)(22)【出願日】2013年7月25日
(65)【公表番号】特表2015-529761(P2015-529761A)
(43)【公表日】2015年10月8日
(86)【国際出願番号】EP2013002212
(87)【国際公開番号】WO2014026729
(87)【国際公開日】20140220
【審査請求日】2016年3月9日
(31)【優先権主張番号】202012007818.6
(32)【優先日】2012年8月16日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】507069564
【氏名又は名称】ローベル バーンバウマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBEL Bahnbaumaschinen GmbH
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100099483
【弁理士】
【氏名又は名称】久野 琢也
(72)【発明者】
【氏名】オットー ヴィトルロイター
【審査官】 神尾 寧
(56)【参考文献】
【文献】 仏国特許出願公開第02659674(FR,A1)
【文献】 国際公開第2006/031168(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01B 27/00−37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの把持部(16)、並びに駆動ユニット(14)によって作動可能な作業工具(15)を有した作業ユニット(12)と、該作業ユニット(12)に接続される、エネルギ供給に用いられるモータユニット(21)とから成っており、前記作業ユニット(12)と前記モータユニット(21)とは、軌道(5)のレール(3)上に載置されるように設けられていてフランジ付きローラ(7)を備えた走行装置フレーム(6)に、ジョイント結合部(13)によって結合されている、軌道保守整備用の手動で移動可能な機械(1)であって、
a)前記モータユニット(21)は、把持部(27)を備え、取り外し可能な連結装置(20)によって前記作業ユニット(12)に連結されていて、
b)前記モータユニット(21)は、モータ(22)と、液圧ポンプ(23)と、液圧タンク(24)と、冷却装置(25)と、発電機(26)と、から成っており、
c)前記モータユニット(21)と前記作業ユニット(12)との間には、前記作業工具(15)を動作させるために設けられた液圧管路(29)、並びにモータ制御ライン(30)を取り外し可能に接続するためのライン連結装置(28)が配置されている、
ことを特徴とする、軌道保守整備用の手動で移動可能な機械。
【請求項2】
前記モータユニット(21)と前記作業ユニット(12)とを結合するために設けられた前記連結装置(20)は、前記作業ユニット(12)に結合された、前記フランジ付きローラ(7)によって形成される走行平面(31)に対してほぼ平行に延在する互いに平行な2つの連結ピン(32)と、該連結ピン(32)を収容するために用いられる、前記モータユニット(21)に結合された連結スリーブ(33)と、ロック装置(34)とから成っている、請求項1記載の機械。
【請求項3】
前記モータユニット(21)は、前記モータ(22)に接続された第1のフレーム(35)と、前記連結スリーブ(33)に接続された第2のフレーム(36)とを有していて、前記両フレーム(35,36)は緩衝エレメント(37)によって互いに接続されている、請求項1または2記載の機械。
【請求項4】
前記ライン連結装置(28)は、一方では前記モータユニット(21)に、他方では前記作業ユニット(12)に接続された連結ブロック(38)として、前記モータユニット(21)が前記連結ピン(32)に嵌め込まれることにより、前記液圧管路(29)及び前記モータ制御ライン(30)の連結が自動的に行われるように形成されている、請求項1または2記載の機械。
【請求項5】
前記作業工具(15)の制御のために設けられた弁制御装置(39)が前記作業ユニット(12)に配置されている、請求項1記載の機械。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの把持部、並びに駆動ユニットによって作動可能な作業工具を有した作業ユニットと、該作業ユニットに接続される、エネルギ供給に用いられるモータユニットとから成っており、前記作業ユニットと前記モータユニットとは、軌道のレール上に載置されるように設けられていてフランジ付きローラを備えた走行装置フレームに、ジョイント結合部によって結合されている、軌道保守整備用の手動で移動可能な機械に関する。
【0002】
このような機械は、FR2659674号明細書、又はDE20305569U1号明細書により公知であり、この場合、作業工具は、レール締結装置の組み付けのために働く。この機械は、作業開始時に把持部によって軌道に沿って次のまくらぎへと移動させられる。このような機械は比較的重たいので、手動で軌道からこの機械を取り外すのは、若しくは軌道へ引き渡すのは、操作力の肉体的負荷の限界に達する。
【0003】
本発明の課題は、作業位置への引き渡し若しくは軌道からの分離が簡単に行えるような冒頭で述べた形式の機械を提供することである。
【0004】
この課題は本発明によれば、請求項1の特徴部に記載の特徴を有する冒頭で述べた形式の機械により解決される。
【0005】
このような特徴により、作業員の肉体的負荷を大きく軽減するために、モータユニットと作業ユニットとを別個に搬送することができ、必要に応じて極めて簡単に再び互いに結合させることができる。作業ユニットの搬送のために、好適には、突出した連結部分を把持部として使用することができる。さらに、モータユニットは、多面的に利用するために、異なる機能のために形成された様々な作業ユニットにも、エネルギ供給のために連結することができる。
【0006】
本発明のさらなる利点は従属請求項及び図面に基づく説明に記載されている。
【0007】
以下に、本発明を図示した実施態様につき詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】軌道保守整備機械の側面図である。
図2】軌道保守整備機械の側面図である。
図3】細部を拡大して示した図である。
図4】軌道保守整備機械の平面図である。
【0009】
図1に示された機械1は、軌道5のレール3とまくらぎ4とを互いに結合させるレール締結装置2を組み付けるために形成されたものである。この機械1は走行装置フレーム6を有している。走行装置フレーム6は、フランジ付きローラ7を備えた各1つの走行装置8によって両レール3上に支持され、若しくは両レール3上を走行可能である。軌道横方向に延在する横方向ガイド9が両走行装置8を互いに接続していて、キャリッジ10を横方向摺動可能に支持するために働いている。
【0010】
このキャリッジ10の上には、軌道若しくはレール長手方向に延在する、作業ユニット12のユニットフレーム11が支持されている。ユニットフレーム11は、ジョイント結合部13によって走行装置フレーム6に対して相対的に回動可能若しくは傾動可能に形成されていて、横方向ガイド9によって、軌道5の一方又は他方のレール3上に選択的に位置決め可能である(図4参照)。
【0011】
ユニットフレーム11は、ジョイント箇所13から離れた端部で、駆動ユニット14によって作動可能な作業工具15と、制御エレメント17を有した2つの把持部16とに結合されている。機械1の移動方向18に関して前方の作業ユニット12の端部19は、連結装置20によってモータユニット21と連結されている。
【0012】
モータユニット21は、モータ22と、液圧ポンプ23と、液圧タンク24と、冷却装置25と、オルタネータを備えた発電機26と、から成っており、把持部27によって移送可能である(図2参照)。モータユニット21と作業ユニット12との間には、駆動ユニット14を動作させるために設けられた液圧管路29、並びにモータ制御ライン30を取り外し可能に接続するためのライン連結装置28が配置されている。
【0013】
モータユニット21と作業ユニット12とを結合するために設けられた連結装置20は、作業ユニット12に結合された、フランジ付きローラ7若しくはレール3によって形成される走行平面31に対してほぼ平行に延在する互いに平行な2つの連結ピン32と、この連結ピン32を収容するために用いられる、モータユニット21に結合された連結スリーブ33と、ロック装置34とから成っている。
【0014】
図3により判るように、モータユニット21は、モータ22に接続された第1のフレーム35と、連結スリーブ33に接続された第2のフレーム36とを有している。互いに重ねられて位置決めされた両フレーム35,36は、専ら緩衝エレメント37によって互いに接続されている。
【0015】
ライン連結装置28は、一方ではモータユニット21に、他方では作業ユニット12に接続された連結ブロック38として構成されていて、モータユニット21が連結ピン32に嵌め込まれたときに、液圧管路29及びモータ制御ライン30の連結が自動的に行われるように形成されている。作業工具15の制御のために設けられた弁制御装置39は作業ユニット12に配置されている。選択的には、自動的な連結ではなく、手動の連結を行うことができる。
【0016】
機械1の作業開始のためにはまず、走行装置フレーム6がレール3上に置かれる。次いで、一方では把持部16を他方では連結ピン32を掴むことにより、作業ユニット12を難なく運ぶことができ、ジョイント結合部13上に位置固定することができる。最後に、モータユニット21を把持部27で掴み、連結ピン32に被せ嵌め、ロック装置34によって固定する。この被せ嵌め運動によって、液圧管路29とモータ制御ライン30とは自動的に連結され、これにより機械1は完全に組み付けられ、使用可能となる。軌道5からの機械1の取り外しも簡単に3つの部分で行うことができ、この場合、まず、モータユニット21が連結ピン32から引き抜かれる。次いで、作業ユニット12を走行装置フレーム6から分離し、搬出する。
図1
図2
図3
図4