特許第6203385号(P6203385)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6203385互いに依存し合う複数のブレンドを有する幾何学モデリング
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6203385
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】互いに依存し合う複数のブレンドを有する幾何学モデリング
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/50 20060101AFI20170914BHJP
【FI】
   G06F17/50 620E
   G06F17/50 624A
   G06F17/50 622A
【請求項の数】20
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-516686(P2016-516686)
(86)(22)【出願日】2014年5月15日
(65)【公表番号】特表2016-520238(P2016-520238A)
(43)【公表日】2016年7月11日
(86)【国際出願番号】US2014038167
(87)【国際公開番号】WO2014193659
(87)【国際公開日】20141204
【審査請求日】2016年1月27日
(31)【優先権主張番号】13/903,503
(32)【優先日】2013年5月28日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504438288
【氏名又は名称】シーメンス プロダクト ライフサイクル マネージメント ソフトウェアー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Siemens Product Lifecycle Management Software Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100099483
【弁理士】
【氏名又は名称】久野 琢也
(72)【発明者】
【氏名】ハワード チャールズ ダンカン マットソン
(72)【発明者】
【氏名】ダグラス ジョゼフ キング
(72)【発明者】
【氏名】ポール ジョナサン サンダーズ
【審査官】 松浦 功
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2002/0180729(US,A1)
【文献】 特開2006−294036(JP,A)
【文献】 特開2003−022285(JP,A)
【文献】 特表2010−537299(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0078581(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
幾何学モデルにおいてブレンドを実行するための方法において、
当該方法は、データ処理システム(100)によって実行され、以下のステップ、すなわち、
(a)前記データ処理システムにより、複数のブレンド(401,402,403,411,412,611,612)を含む幾何学モデル(400,410,500,510,520,600)を受け取るステップ(705)と、ただし、各ブレンドは、幾何学的フェースまたは曲線に相当する少なくとも2つのアンダー間で、かつ、隣接する幾何学的フェースまたは曲線に相当し、かつ、各ブレンドは、前記少なくとも2つのアンダーをブレンドし、その形状は前記少なくとも2つのアンダーの位置に依存し、
(b)前記データ処理システムにより、ブレンドリボン(404,414)を識別するステップ(710)と、ただし、ブレンドリボンは、前記複数のブレンド(401,402,403,411,412,611,612)のうちの少なくとも2つから成るセットに相当し、当該ブレンドリボンの各ブレンドは、相互に依存するブレンドが相互のアンダーであるように当該ブレンドリボンの少なくとも1つの別のブレンドと互いに依存し合っており、
(c)少なくとも1つのブレンド又はアンダーに関する少なくとも1つの操作の指示を、入力装置を介して受け取るステップとを有しており、
前記方法はさらに、
(d)前記データ処理システムにより、前記少なくとも1つの入力に応答して、前記ブレンドリボンのための1つのブレンドリボンブレーカ(505,512,522,524,613)を選択するステップ(715)と、ただし、ブレンドリボンブレーカ(505,512,522,524,613)は、前記操作された少なくとも1つのブレンドまたはアンダーに相応し、かつ、オプションとして、少なくとも1つの隣接しない別のブレンド又はアンダーに相応し
(e)前記データ処理システムにより、前記選択されたブレンドリボンブレーカ(505,512,522,524,613)に基づき、前記ブレンドリボンの隣接しない複数のブレンドを、リブレンド可能なブレンド(612)として指定(720)することによって、かつ、前記ブレンドリボン(404,414)の少なくとも1つのブレンドを、リブレンド不可能なブレンドとして指定することによって、相互に依存するブレンドの円の依存関係を断つステップと
(f)前記データ処理システムにより、前記リブレンド可能と指定したブレンド(612)を、修正された形状を有するようにリブレンド(725)することを含む前記少なくとも1つの入力に基づき、前記幾何学モデルを修正して、修正した幾何学モデルを形成し、他方、前記リブレンド不可能と指定したブレンドをリブレンドしないステップと、
当該修正した幾何学モデルを記憶するステップ(730)とを有する、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ブレンドリボンの隣接する2つのブレンドは、両方ともはリブレンド可能なブレンドとして指定されない、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
リブレンド可能なブレンドとして指定されていない、前記ブレンドリボンのブレンドはいずれも前記リブレンド可能なブレンドがリブレンドされるときにリブレンドされない、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記システムは、前記ブレンドリボン、前記ブレンドリボンブレーカ(613)、前記指定されたリブレンド可能なブレンド(612)、または指定された、リブレンドできないブレンド(611)のうちの少なくとも1つを記憶する、
請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記ブレンドリボンの前記複数のブレンドの指定には、前記ブレンドリボンブレーカ(613)から前記ブレンドリボンを通して伝搬することと、前記ブレンドリボンのそれぞれ1つおきのブレンドを、リブレンド可能なブレンド(612)として指定することとが含まれる、
請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
複数のブレンドリボンブレーカ(613)を選択し、
前記ブレンドリボンにおける複数のブレンドの、リブレンド可能なブレンド(612)としての指定を、各ブレンドリボンブレーカに基づいて行う、
請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記幾何学モデルは、3次元モデルである、
請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
プロセッサ(102)と、アクセス可能なメモリ(108)とを有するデータ処理システム(100)において、
前記データシステムは特に、
複数のブレンド(401,402,403,411,412,611,612)を含む幾何学モデル(400,410,500,510,520,600)を受け取り(705)、ただし、各ブレンドは、幾何学的フェースまたは曲線に相当する少なくとも2つのアンダー間で、かつ、隣接する幾何学的フェースまたは曲線に相当し、かつ、各ブレンドは、前記少なくとも2つのアンダーをブレンドし、その形状は前記少なくとも2つのアンダーの位置に依存し、
ブレンドリボン(404,414)を識別し(710)、ただし、ブレンドリボンは、前記複数のブレンドのうちの少なくとも2つから成るセットに相当し、当該ブレンドリボンの各ブレンドは、相互に依存するブレンドが相互のアンダーであるように当該ブレンドリボンの少なくとも1つの別のブレンドと互いに依存し合っており、
少なくとも1つのブレンド又はアンダーに関する少なくとも1つの操作の指示を、入力装置を介して受け取り、
前記少なくとも1つの入力に応答して、前記ブレンドリボンのための1つのブレンドリボンブレーカ(505,512,522,524,613)を選択し(715)、ただし、ブレンドリボンブレーカは、前記操作された少なくとも1つのブレンドまたはアンダーに相応し、かつ、オプションとして、少なくとも1つの隣接しない別のブレンド又はアンダーに相応し、
前記選択されたブレンドリボンブレーカに基づき、前記ブレンドリボンの隣接しない複数のブレンドを、リブレンド可能なブレンド(612)として指定(720)することによって、かつ、前記ブレンドリボン(404,414)の少なくとも1つのブレンドを、リブレンド不可能なブレンドとして指定することによって、相互に依存するブレンドの円の依存関係を断ち、
前記リブレンド可能と指定したブレンド(612)を、修正された形状を有するようにリブレンド(725)することを含む前記少なくとも1つの入力に基づき、前記幾何学モデルを修正して、修正した幾何学モデルを形成し、他方、前記リブレンド不可能と指定したブレンドをリブレンドせず、
当該修正した幾何学モデルを記憶する(730)ように構成されている、
ことを特徴とするデータ処理システム(100)。
【請求項9】
前記ブレンドリボンの隣接する2つのブレンドは、両方ともはリブレンド可能なブレンドとして指定されない、
請求項8に記載のデータ処理システム(100)。
【請求項10】
リブレンド可能なブレンドとして指定されていない、前記ブレンドリボンの任意のブレンドは、前記リブレンド可能なブレンドがリブレンドされるときにリブレンドされない、
請求項8または9に記載のデータ処理システム(100)。
【請求項11】
前記システムは、前記ブレンドリボン、前記ブレンドリボンブレーカ(613)、前記指定されたリブレンド可能なブレンド(612)、または指定された、リブレンドできないブレンド(611)のうちの少なくとも1つを記憶する、
請求項8から10までのいずれか1項に記載のデータ処理システム(100)。
【請求項12】
前記ブレンドリボンの前記複数のブレンドの指定には、前記ブレンドリボンブレーカ(613)から前記ブレンドリボンを通して伝搬することと、前記ブレンドリボンのそれぞれ1つおきのブレンドを、リブレンド可能なブレンド(612)として指定することとが含まれる、
請求項8から11までのいずれか1項に記載のデータ処理システム(100)。
【請求項13】
複数のブレンドリボンブレーカ(613)が選択され、
前記ブレンドリボンの複数のブレンドの、リブレンド可能なブレンド(612)として指定は、各ブレンドリボンブレーカに基づいて行われる、
請求項8から12までのいずれか1項に記載のデータ処理システム(100)。
【請求項14】
前記幾何学モデルは、2次元または3次元モデルである、
請求項8から13までのいずれか1項に記載のデータ処理システム(100)。
【請求項15】
実行可能な命令によってエンコードされた非一時的コンピュータ読み出し可能媒体(126)において、
前記実行可能な命令は、実行される場合に1つまたは複数のデータ処理システム(100)に、
複数のブレンド(401,402,403,411,412,611,612)を含む幾何学モデル(400,410,500,510,520,600)を受け取らせ(705)、ただし、各ブレンドは、幾何学的フェースまたは曲線に相当する少なくとも2つのアンダー間で、かつ、隣接する幾何学的フェースまたは曲線に相当し、かつ、各ブレンドは、前記少なくとも2つのアンダーをブレンドし、その形状は前記少なくとも2つのアンダーの位置に依存し、
レンドリボン(404,414)を識別させ(710)、ただし、ブレンドリボンは、前記複数のブレンド(401,402,403,411,412,611,612)のうちの少なくとも2つから成るセットに相当し、当該ブレンドリボンの各ブレンドは、相互に依存するブレンドが相互のアンダーであるように当該ブレンドリボンの少なくとも1つの別のブレンドと互いに依存し合っており、
少なくとも1つのブレンド又はアンダーに関する少なくとも1つの操作の指示を、入力装置を介して受け取らせ、
前記少なくとも1つの入力に応答して、前記ブレンドリボンのための1つのブレンドリボンブレーカ(505,512,522,524,613)を選択させ(715)、ただし、ブレンドリボンブレーカ(505,512,522,524,613)は、前記操作された少なくとも1つのブレンドまたはアンダーに相応し、かつ、オプションとして、少なくとも1つの隣接しない別のブレンド又はアンダーに相応し、
前記選択されたブレンドリボンブレーカに基づき、前記ブレンドリボンの隣接しない複数のブレンドを、リブレンド可能なブレンド(612)として指定(720)することによって、かつ、前記ブレンドリボンの少なくとも1つのブレンドを、リブレンド不可能なブレンドとして指定することによって、相互に依存するブレンドの円の依存関係を断ち切らせ
前記リブレンド可能と指定したブレンド(612)を、修正された形状を有するようにリブレンド(725)することを含む前記少なくとも1つの入力に基づき、前記幾何学モデルを修正し、修正した幾何学モデルを形成させ、他方、前記リブレンド不可能と指定したブレンドをリブレンドさせず、
当該修正した幾何学モデルを記憶させる(730)ようにする、
ことを特徴とするコンピュータ読み出し可能媒体(126)。
【請求項16】
前記ブレンドリボンの隣接する2つのブレンドは、両方ともはリブレンド可能なブレンドとして指定されない、
請求項15に記載のコンピュータ読み出し可能媒体(126)。
【請求項17】
リブレンド可能なブレンドとして指定されていない、前記ブレンドリボンの任意のブレンドは、前記リブレンド可能なブレンドがリブレンドされるときにリブレンドされない、
請求項15または16に記載のコンピュータ読み出し可能媒体(126)。
【請求項18】
前記システムは、前記ブレンドリボン、前記ブレンドリボンブレーカ(613)、前記指定されたリブレンド可能なブレンド(612)、または指定された、リブレンドできないブレンド(611)のうちの少なくとも1つを記憶する、
請求項15から17までのいずれか1項に記載のコンピュータ読み出し可能媒体(126)。
【請求項19】
前記ブレンドリボンの前記複数のブレンドの指定には、前記ブレンドリボンブレーカ(613)から前記ブレンドリボンを通して伝搬することと、前記ブレンドリボンのそれぞれ1つおきのブレンドを、リブレンド可能なブレンド(612)として指定することとが含まれる、
請求項15から18までのいずれか1項に記載のコンピュータ読み出し可能媒体(126)。
【請求項20】
複数のブレンドリボンブレーカ(613)が選択され、
前記ブレンドリボンの複数のブレンドの、リブレンド可能なブレンド(612)としての指定は、各ブレンドリボンブレーカに基づいて行われる、
請求項15から19までのいずれか1項に記載のコンピュータ読み出し可能媒体(126)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的には、コンピュータ支援設計、視覚化および製造システム、製品ライフサイクル管理(PLM:product lifecycle management)システム、ならびに複数の製品および別の商品用のデータを管理する類似のシステム(まとめて「製品データ管理」システムまたはPDMシステムと称する)向けられるものである。
【0002】
発明の背景
PDMシステムは、PLMおよび別のデータを管理する。ここで望まれるのは、改良されたシステムである。
【0003】
発明の要約
ここで示される種々異なる実施形態には、製品データ管理のための方法と、対応するシステムと、コンピュータ読み出し可能媒体とが含まれている。本発明の方法には、複数のブレンド(blend)を含む幾何学モデルを受け取ることと、これらの複数のブレンドのうちの少なくとも2つを含む1つのブレンドリボンを識別することとが含まれている。ブレンドリボンの各ブレンドは、このブレンドリボンにおける少なくとも1つの別のブレンドに相互に依存している。この方法には、ブレンドリボンに対応するブレンドリボンブレーカを選択することと、このブレンドリボンブレーカに基づき、このブレンドリボンにおける複数のブレンドをリブレンド(re-blend)可能なブレンドとして指定することが含まれている。この方法には、ブレンド可能なブレンドをリブレンドして、修正した幾何学モデルを作製することと、この修正した幾何学モデルを記憶することとが含まれている。
【0004】
上に示したことは、本発明の特徴および技術的利点をかなり広く概略的に示しているため、当業者には、以下の詳細な説明がより理解できよう。以下、請求項の対象を構成する本発明の付加的な特徴および利点を示す。当業者には、本発明と同じ目的を達成するための別の構造の設計または修正を行うためのベースとして、ここに示したコンセプトおよび特定の実施形態を直ちに使用できることが理解されよう。また当業者は、このような等価な構成は、本発明の最も広い形態における精神および範囲から逸脱しないことが了解されよう。
【0005】
以下の詳細な説明を行う前に、この明細書全体にわたって使用される所定の語または語句の定義を明らかにすることは有利であろう。「含む」および「有する」という語ならびにその派生語は、限定なしに含まれることを意味し、「または」という語には「および/または」の意味が含まれ、「〜に関連して」および「それに関連して」という語句ならびにそれらの派生語は、〜を含む、〜内に含まれる、〜と連係する、〜を含有する、〜内に含有される、〜に(と)接続される、〜に(と)結合される、〜と通信可能である、〜と協動する、交互配置される、並列する、〜に近接している、〜に(と)束ねられている、〜を有する、〜という特性を有する等々を意味し得る。「コントローラ」という語は、少なくとも1つの動作を制御する任意の装置、システムまたはその一部を意味し、このことは、この装置がハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアまたはこれらのうちの少なくとも2つの何らかの組み合わせで実現されるか否かには関わりがない。任意の特定のコントローラに関連する機能は、ローカルであれリモートであれ、集中型または分散型とすることが可能である。特定の語または語句に対する定義は、この明細書全体を通して示されるものであり、当業者には、これらの定義が、大部分ではないにしても多くの事例において、これらの定義された語および語句の過去および将来の使用にも当てはまることが理解されよう。語句によっては、実施形態の広範な変化形態を含み得るものがあるが、添付の請求項は、これらの語句を特定の実施形態に明確に限定することができる。
【0006】
本発明およびその利点をより完全に理解するため、ここでは添付の図面に関連して行われる以下の説明を参照する。これらの図面において類似の参照符号は、類似の対象を示すものとする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】一実施形態を実現することが可能なデータ処理システムを示すブロック図である。
図2】本発明の複数の実施形態によるブレンドを有する単純な幾何学モデルを示す図である。
図3】本発明の複数の実施形態によるブレンドを有する単純な幾何学モデルを示す別の図である。
図4】本発明の複数の実施形態よるブレンドリボンを示す図である。
図5A】本発明の複数の実施形態よるリボンブレーカの選択の例を示す図である。
図5B】本発明の複数の実施形態よるリボンブレーカの別の選択の例を示す図である。
図5C】本発明の複数の実施形態よるリボンブレーカのさらに別の選択の例を示す図である。
図6】本発明の複数の実施形態にしたがい、リブレンド可能なブレンドおよびリブレンドできないブレンドを指定する例を示す図である。
図7】本発明の複数の実施形態にしたがった処理のフローチャートである。
【0008】
詳細な説明
以下で説明する図1から図7、および、この明細書において本発明の基本原理を説明するために使用される種々の実施形態は、説明のためだけのものであり、いかなる点においても本発明の範囲を限定するものと考えるべきではない。当業者には、本発明の原理が、適切に構成された任意の装置において実現できることが理解されよう。本発明の数多くの発明上の教示を、例示的でありかつ制限的でない複数の実施形態を参照して説明する。
【0009】
「リブレンド」は、シンクロナスモデリング内の重要な機能である。幾何学モデルのデザインフェースが変更されると、周囲のブレンドフェースが再計算(リブレンド)され、デザインフェースに適用された変更が取り入れられる。ブレンドフェースは、ブレンドしているエッジの2つの側面である2つの基礎フェースに基づいて計算される。ここで使用している「アンダー(under)」とは、1つのブレンドの基礎にありかつこのブレンドが依存する(2D表現における)各曲線または(3D表現における)各フェースのことである。「アンダーズ(unders)」もしくは複数のアンダーとは、1つよりも多くの「アンダー」のことである。リブレンドを行うため、2つの「アンダー」が存在しなければならない。ここで説明したことからわかるように、ブレンドはそれ自体で、別のブレンドのアンダーになり得る。
【0010】
互いに依存し合う複数のブレンドは、それらのアンダーが移動している間は、同時に2つをリブレンドすることはできない。本発明の複数の実施形態には、幾何学モデルの編集時に、互いに依存し合う複数のブレンドの依存関係を断ち(ないしはブレークし)、これによって一層多くのリブレンドが可能になるようにするためのシステムおよび方法が含まれている。
【0011】
図1には、例えばPDMシステムとして、一実施形態を実現することができるデータ処理システムのブロック図が示されている。このデータ処理システムは特に、ソフトウェアによって構成されているか、またはそうでなければ、ここで説明するように処理を実行するように構成されており、また特に、ここで説明するように複数の相互接続されかつ通信を行う複数のシステムのそれぞれ1つとして構成されている。ここに図示したデータ処理システムには、レベル2キャッシュ/ブリッジ104に接続されているプロセッサ102が含まれており、このキャッシュ/ブリッジその自体はローカルシステムバス106に接続されている。ローカルシステムバス106は、例えば、PCI(peripheral component interconnection)アーキテクチャバスであってよい。図示した実施例においてローカルシステムには、メインメモリ108およびグラフィックアダプタ110も接続されている。グラフィックアダプタ110は、ディスプレイ111に接続可能である。
【0012】
LAN(local area network)/WAN(wide area network)/ワイヤレス(例えばWiFi)アダプタ112のような別の周辺装置もローカルシステムバス106に接続することができる。拡張バスインタフェース114は、ローカルシステムバス106を入出力(I/O)バス116に接続する。I/Oバス116は、キーボード/マウスアダプタ118、ディスクコントローラ120およびI/Oアダプタ122に接続されている。ディスクコントローラ120は、ストレージ126に接続することができ、このストレージは、任意の適当な機械使用可能または機械読み取り可能な記憶媒体とすることができ、これには、ROM(read only memory)もしくはEEPROM(electrically erasable programmable read-only memeory)のような不揮発性のハードコード型の媒体、および、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD−ROM(compact disk read only memory)またはDVD(digital versatile disk)のようなユーザ記録可能型媒体、および、公知の別の光学式、電気式もしくは磁気式ストレージ装置が含まれるが、これらに限定されない。
【0013】
図示の実施例において、I/Oバス116にはオーディオアダプタ124も接続されており、これには、音を再生するために(図示しない)スピーカを接続することができる。キーボード/マウスアダプタ118により、マウス、トラックボール、トラックポインタなどのような(図示しない)ポインティングデバイスのために接続が行われる。
【0014】
通常の知識を有する当業者には了解されるように、図1に示したハードウェアは、特定の実装毎に変わり得る。例えば、光学式ディスクドライブなどのような別の周辺装置も、図示したハードウェアに加えてまたはこれに変えて使用可能である。図示した実施例は、説明を目的としたものだけであり、本発明について構成上の制限を示す意図はない。
【0015】
本発明の一実施形態によるデータ処理システムには、グラフィカルユーザインタフェースを使用するオペレーティングシステムが含まれている。このオペレーティングシステムは、このグラフィカルユーザインタフェースにおいて複数のディスプレイウィンドウを同時に表示できるようにし、各ディスプレイウィンドウにより、異なるアプリケーションまたは同じアプリケーションの異なるインスタンスに対するインタフェースが提供される。このグラフィカルユーザインタフェースにおけるカーソルは、ユーザが、上記のポインティングデバイスを介して操作することができる。カーソルの位置は変更可能であり、および/または、所望のレスポンスを作動させるため、マウスボタンのクリックのようなイベントが形成される。
【0016】
適当に修正すれば、ワシントン州レドモンド在のマイクロソフト社の製品であるMicrosoft Windows(登録商標)の一バージョンのような種々異なる市販のオペレーティングシステムの1つを使用可能である。このオペレーティングシステムは、ここで説明する本発明にしたがって修正または形成される。
【0017】
LAN/WAN/ワイヤレスアダプタ112は、(データ処理システム100の一部ではない)ネットワーク130に接続可能であり、このネットワークは、インターネットを含めた、当業者には公知の任意の公衆またはプライベートデータ処理ネットワークまたは複数のネットワークの組み合わせとすることができる。データ処理システム100は、ネットワーク130を介してサーバシステム140と通信することができる。このサーバシステムもデータ処理システム100の一部ではなく、例えば、独立したデータ処理システム100として実現することができる。
【0018】
図2および図3には、ブレンドを有する単純な幾何学モデルが示されている。これらの例では2次元(2D)モデルが示されているが、ここでの説明する考察および処理は3次元(3D)モデルにも適用される。
【0019】
図2には、強調表示した曲線bによって示されたブレンド304を有する単純な幾何学モデル302が示されている。ブレンド304は、uによって表されている2つの曲線306および308に対するブレンド処理によって形成される。この例の曲線306および308は、ブレンド304の2つのアンダーである。この図の各矢印Aは、アンダーuから、これに依存するブレンドbへの論理的な局所的順序を示す。
【0020】
ブレンドはその複数のアンダーに依存しており、これらのアンダーは一般的には2個存在するがそれ以上のこともある。幾何学形状が変化した場合、影響を受けた任意のアンダーに依存するブレンドを識別し、アンダー幾何学形状を計算してからこれらを「リブレンド」しようとする。したがってリブレンドは、実質的に順序付けられた処理なのである。
【0021】
しかしながら「互いに依存し合う」複数のブレンドは、互いに他のアンダーとして機能する複数のブレンドであるため、一般的にはこれらのブレンドを一緒に所定の順序でリブレンドすることはできない。
【0022】
図3には、強調表示された曲線bによって示されたブレンド314および315を有する単純な幾何学モデル312が示されている。ここではブレンド毎のアンダーが示されており、uが記されている。この図の各矢印Aはここでも、アンダーuから、これに依存するブレンドbへの論理的な局所的順序を示している。しかしながらこのケースでは、各ブレンドは、他のブレンドのアンダーである。このことが意味するのは、これらが「互いに依存し合う」ことであり、これらを共にリブレンドするためのオーダを設定することはできないのである。
【0023】
本発明の複数の実施形態には、このようなケースにおいてこの互いの依存関係を断ってリブレンドが可能になるようにするためのシステムおよび方法が含まれている。これを行うため、本発明の複数の実施形態は、互いに依存し合うブレンドリボンを識別し、互いに依存し合うブレンドリボンブレーカを選択し、これらのリボンおよびブレーカに基づいて上記の依存関係を断ち、つぎに結果をキャッシュまたは記憶することができる。これらの各々を以下でより詳細に説明する。
【0024】
図4Aおよび図4Bには、本発明の複数の実施形態によるブレンドリボンが示されている。
【0025】
本発明で使用される「互いに依存し合うブレンドリボン」(または単純に「ブレンドリボン」)とは、1つの幾何学モデルにおける複数のブレンドからなる集合のことであり、この集合のすべてのブレンドは、互い依存しており、この集合のブレンド毎にその互いに依存し合うすべてのアンダーもこの集合に含まれる。
【0026】
したがって同じブレンドリボンは、このリボン内の任意のブレンドから見つけることができるのである。この性質は、シンクロナスモデリング編集の伝搬フェーズ中に重要である。なぜならば、伝搬の順序は定められておらず、任意のシステムにおいて使用して、その複数のブレンドのうちの任意の1つからブレンドリボン全体を識別できるからである。
【0027】
図4Aには、本発明の複数の実施形態によるブレンドリボンが2D幾何学モデル400において示されている。この例において、ブレンド1 401,ブレンド2 402およびブレンド3 403が、1つのブレンドリボン404を成す。これらのブレンド401〜403はそれぞれ互いに依存し合っている。互いに依存し合っていないアンダー、すなわちブレンド1 401の面1 405、および、ブレンド3 403の面2 406は、ブレンドリボン404の一部ではないことに注意されたい。
【0028】
図4Bには、本発明の複数の実施形態にしたがって1つのブレンドリボンが3D幾何学モデル410において示されている。この例において、下側のブレンド411および上側のブレンド412はすべて互いに依存し合うブレンドであり、共に1つのブレンドリボン414を形成する。
【0029】
本発明で使用される「互いに依存し合うブレンドリボンブレーカ」(または単純に「リボンブレーカ」)とは、ブレンドリボンを断つ(ないしはブレークする)ために選択されるエンティティのことである。リボンブレーカは、ここで説明する処理においてブレンドして扱われない。
【0030】
リボンブレーカを選択するための種々異なる方法を実現することができる。リボンブレーカを選択するための1つの方法は、このモデルに対して行うためにユーザが選択した編集を使用することである。シンクロナスモデリング編集において、ユーザは一般的にまず、作用を及ぼすエンティティを選択して、つぎに行うべきアクションを選択する。例えば、ユーザは面を選択し、所定の方向へこの面を移動することを選ぶことができる。この選択ドリブンなアプローチにより、システムは自動的に複数のリボンブレーカを選択することができる。この選択は、操作に依存する。リボンブレーカの制限的でないいくつかの例は、操作が行われる直接選択されたエンティティ、例えば回転される複数の面、編集が行われる1つのオブジェクトの一部であるエンティティ、例えば半径の関係性を有する円筒面、または編集が行われる任意のブレンドのアンダーである。
【0031】
つぎに上記のシステムは、種々異なるテクニックによってリボンブレーカの上記のリストを拡張またはフィルタリングすることができる。これらのテクニックには、例えば、リボンブレーカを拡張して、既存のリボンブレーカと同じである、このモデル内の別の複数の面が含まれるようにすること、または、複数のリボンブレーカから互いに依存し合わない任意の複数のブレンドをフィルタリングすることなどが含まれる。
【0032】
図5A図5Cには、本発明の複数の実施形態にしたがって複数のリボンブレーカを選択する例が示されている。
【0033】
図5Aには2D幾何学モデル500が示されており、ここでは矢印で示したように移動するため、面1 505がユーザによって選択されている。この例において、操作が行われるエンティティである面1 505は、システムによってリボンブレーカとして選択される。
【0034】
図5Bには2D幾何学モデル510が示されており、ここでは矢印で示したように移動されるため、ブレンド2 512がユーザによって選択されている。この例において、操作が行われるエンティティであるブレンド2 512は、システムによってリボンブレーカとして選択される。
【0035】
図5Cには3D幾何学モデル520が示されており、ここでモデル520の半径を変更するため、面522がユーザによって選択されている。この場合、面522およびこの面52と同じすべての面、例えば面524(および別の同じ複数の面)は、システムによってリボンブレーカとして選択される。
【0036】
ブレンドリボンが識別されかつリボンブレーカが選択されると、システムは、円の依存関係を断つことができる。後続の複数の処理により、ほとんどのケースにおいて上記のリボン内に、リブレンド可能な複数のブレンドの最大数が存在することが可能になる。
【0037】
1つのリボンブレーカによって終端されるブレンドリボンに対し、システムは1つおきに、各エンティティをリブレンド可能なブレンドに指定し、このブレンドリボン内の他のエンティティをリブレンドできないブレンドに指定することができ、これは上記のリボンブレーカからこのリボンの終端部に向かって伝搬する。
【0038】
2つのリボンブレーカによって終端される1つのブレンドリボンに対し、システムは1つおきに、各エンティティをリブレンド可能なブレンドに指定し、このブレンドリボン内の他のエンティティをリブレンドできないブレンドに指定する。これは、各リボンブレーカから均等に伝搬し、この伝搬は、これがこのリボンの中央部においてぶつかるまで続けられる。この伝搬がぶつかる箇所では、両側からの全ステップが、隣接する2つのエンティティをリブレンド可能なブレンドと指定することなしに完了できない場合、このシステムは、この最終ステップ内で、いずれの面もリブレンド可能なブレンドとしてマークしない。
【0039】
ブレンドリボン内のいくつかの1つおきのエンティティが、リブレンド可能なブレンドと指定され、このブレンドリボンの他の複数のエンティティが、リブレンドできないブレンドと指定されると、このブレンドリボンは、「断たれている」とみなされ、上記の指定された複数のリブレンド可能なブレンドは、慣用のリブレンド処理の場合と同様にリブレンドすることができる。その一方、上記の指定された「リブレンドできないブレンド」は、この時点ではリブレンドされない。
【0040】
図6には、3D幾何学モデル600のブレンドリボンにおいて、複数のリブレンド可能なブレンドと、複数のリブレンドできないブレンドとを指定する一例が示されている。この例において面613は、リボンブレーカとして選択されているため、上記の処理は、リブレンド操作を目的として、上側の複数のブレンド612(このリボンブレーカで始まる1つおきの複数の面)が、リブレンド可能なブレンドであり、下側の複数のブレンド611(残りの複数の面)が、複数のリブレンドできないブレンドと判定する。
【0041】
このシステムは、上記の操作の結果を記憶またはキャッシュすることができるため、ブレンドリボン、リボンブレーカ、ならびに指定されたリブレンド可能なブレンドおよびリブレンドできないブレンドは、以降のブレンド操作および別の複数の操作において再利用することができる。
【0042】
図7には、例えば1つまたは複数のCAD,PLMまたはPDMシステム(ここでは一般的に「システム」と称される)によって実行可能な、本発明の複数の実施形態による1つのプロセスのフローチャートが示されている。
【0043】
このシステムは、複数のブレンドを含む幾何学モデルを受け取る。各ブレンドは複数のアンダーを有する(705)。本発明によって使用される「受け取り」には、ストレージからのローディング、別の装置または処理からの受け取り、ユーザとの対話を介した受け取りなどが含まれ得る。上記の幾何学モデルは2Dでも3Dでもよい。
【0044】
このシステムは、複数のブレンドのうちの少なくとも2つを含む1つのブレンドリボンを識別し、ここでこのブレンドリボンの各ブレンドは、このブレンドリボンの少なくとも1つの別のブレンドと互いに依存し合っている。この識別は、ユーザ入力または入力促進なしにシステムによって自動的に実行することができるか、または、複数のブレンドのうちの1つを選択する、この幾何学モデルの別のフィーチャを選択する、もしくは、この幾何学モデルに行われる編集のようなユーザ入力に対する応答において行うことができる。
【0045】
上記のシステムは、ブレンドリボンに対応する1つのブレンドリボンブレーカを選択する(715)。これには、ブレンドリボンにおける要素の選択をユーザから受け取る(まだ受け取っていない場合)かまたは幾何学モデルに対する編集をユーザから受け取ることを含まれ得る。システムは、このステップにおいて1つよりも多くのブレンドリボンブレーカを選択することができる。
【0046】
上記のシステムは、ブレンドリボンブレーカに基づき、このブレンドリボンの複数のブレンドを、リブレンド可能なブレンドとして指定する(720)。このステップには、このブレンドリボンの残りのブレンドを、リブレンドできないブレンドとして指定することが含まれ得る。種々異なる実施形態において、隣接する2つのブレンドが双方ともリブレンド可能なブレンドと指定されることはない。このステップは、上記の1つまたは複数のリボンブレーカからブレンドリボンにわたる伝搬を含むことができ、これにより、ブレンドリボンにおいて、他のすべての(それぞれ1つおきの)ブレンドがリブレンド可能なブレンドとして指定される。このステップは、リブレンドできないブレンドだけが明示的に指定されて、リブレンド可能なブレンドが排他的に指定される実現形態を含めるためのものである。
【0047】
上記のシステムは、リブレンド可能なブレンドをリブレンドして、修正された幾何学モデルを形成する(725)。種々異なる複数の実施形態において、このシステムは、リブレンドできないブレンドをこの操作においてリブレンドしない。この処理は、上記の幾何学モデルを修正するための別の操作の一部として実行することができ、この幾何学モデルの変更編集として実行可能である。
【0048】
上記のシステムは、修正した幾何学モデルを記憶または表示する(ステップ730)。これには、上記のブレンドリボン、ブレンドリボンブレーカ、指定されたリブレンド可能なブレンド、または指定されたリブレンドできないブレンドをキャッシュするかまたはそうでなければ記憶することが含まれ得る。
【0049】
本発明の複数の実施形態は、複数の接触条件を使用して明示的に解くなどの別の方法に比べて、互いに依存し合う複数のブレンドに対し、リブレンドとしてより効率的かつ正確な編集を提供することができる。
【0050】
いくつの実施形態において、リボンブレーカの集合は、対称性またはオフセットのような別の幾何学的関係によって初期の集合に関連付けられた複数のエンティティを含むことができる。またリボンブレーカは、この操作の入力に直接関連していないリボンに対して計算することも可能である。ブレンドの相対的なサイズと、1つのリボン内の大量の幾何学的に同じエンティティとを含めた種々異なる判定基準を使用することができる。
【0051】
いくかの実施形態では、リボン内のより「ブレンド・ライク」なエンティティを区別するため、隣接するブレンド面の相対的なサイズを使用することができ、ここではリブレンド操作のためにこれらを「ブレンド」と指定し、リブレンド操作のために隣接していない別のエンティティを「ブレンドでない」と指定する。
【0052】
当然のことながら、当業者には、一連の操作によって特に示されるかまたは要求されるのでなければ、上で説明した処理における所定の複数のステップを省略できるか、同時または順次に実行できるか、または異なる順序で実行できることが理解できよう。
【0053】
また当業者には、単純化および明瞭化のため、本発明に使用するのに適したすべてのデータ処理システムのすべての構造および操作は、ここに示されていないかまたは説明されていないことが了解されよう。その代わりにここではデータ処理システムのうち、本発明に固有であるか本発明の理解に必要なものだけが示されて説明されている。データ処理システム100の残りの構成および処理は、この技術分野において公知の実施および現在の種々の実現形態のいずれかと同じとすることが可能である。
【0054】
ここでこの明細書には、完全に機能し得るシステムを踏まえての説明が含まれているが、当業者には以下のことが理解されることを指摘しておくことは重要である。すなわち、本発明のメカニズムのうちの少なくとも一部分は、機械利用可能、コンピュータ利用可能、またはコンピュータ読み出し可能媒体内に含まれる、種々異なる形態のうちの任意の形態の命令の形で配布でき、また本発明は、実際に上記の配布を行うのに使用される命令または信号記録媒体または記憶媒体の特定のタイプとは無関係に等しく適用されることが、当業者に理解されることを指摘しておくことは重要である。機械利用可能/読み出し可能またはコンピュータ利用可能/読み出し可能な媒体の例には、ROM(read only memory)またはEEPROM(electrically erasable programmable read only memory)のような不揮発性のハードコード型媒体、および、フロッピィディスク、ハードディスクドライブおよびCD−ROM(compact disk read only memory)またはDVD(digital versatile disk)のようなユーザ記録可能型媒体が含まれる。
【0055】
本発明の例示的な実施形態を詳しく説明してきたが、当業者には、この開示の精神および範囲を、その最も広い形態において、逸脱することなく、ここに開示したものの種々異なる変更、置き換え、変形および改良を行い得ることが理解されよう。
【0056】
本発明におけるどの記載も、任意の具体的な要素、ステップまたは機能が、特許請求の範囲に含まれなければならない本質的な要素であることを示していると解釈すべきなく、特許に係わる事項の範囲は、請求項だけによって定められる。さらに、「means for」(〜のための手段)という語句そのものに現在分詞が続いていないかぎり、米国特許法第112条第6段落が適用され得る請求項はない。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図6
図7