(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の目的、解決策および利点を明確にするために、本発明は、以下の図面と連携してさらに詳細に記載されるであろう。以下に記載された実施形態は、本発明のすべての実施形態ではなく、本発明の実施形態の単なる部分であることが理解されるべきである。これらの実施形態に基づいて、創造的な努力なしで当業者によって得られる他の実施形態はすべて、本発明の範囲に属する。
【0014】
図1に図示されるように、本発明の実施形態は、2次元コード認識方法を提供する。
【0015】
典型的な一実施形態によれば、先ず、ステップ101において、デバイスのスクリーン上に表示されているピクチャが存在するか否かが判定される。たとえば、ピクチャを読み取ることができるアプリケーションが起動された場合、ピクチャがローカルにロードされ表示されているのかを判定するために、アプリケーションがモニタされる。デバイスは、限定されないが、モバイル端末デバイス、パーソナルコンピュータ、および2次元コード認識機能を有するその他を含み得る。
【0016】
ピクチャがスクリーン上に表示されている場合、ステップ102において、ピクチャが2次元コードを含んでいるか否かが判定される。
【0017】
ピクチャが、バーコード特性を有するエリアを含んでいるか否かを判定するために、ピクチャに対してフルスクリーンスキャンが実行され得る。ピクチャが、バーコード特性を有するエリアを含んでいるのであれば、このピクチャは、2次元コードを含んでいると判定され、そうではない場合には、このピクチャは、2次元コードを含んでいないと判定される。ピクチャが2次元コードを含んでいるか否かを判定するために、他の手法が適用され得ることが注目されるべきである。
【0018】
ピクチャが2次元コードを含んでいる場合、ステップ103において2次元コードが識別される。
【0019】
この識別ステップは、ローカルなピクチャのための位置決め、セグメント化、デコードの動作を備え得る。
【0020】
本発明の実施形態によれば、ピクチャが2次元コードを含んでいると判定された場合に限り、2次元コードが識別される。ローカルな2次元コードピクチャの認識のためにカメラは必要とされない。
【0021】
本発明の典型的な一実施形態によれば、位置決め動作は、ローカルなピクチャをバイナリ画像に変換し、バイナリ画像に拡大動作を適用し、そして、2次元コードのバーコードエリアのプロファイルを取得するために、拡大されたバイナリ画像のエッジを検出するステップを含む。セグメント化動作は、完全で標準的なバーコード画像を取得するために、プロファイルを修正し、セグメント化するステップを含む。デコード動作は、バーコードエリアのバイナリデータを取得するために、標準的なバーコード画像のグリッドサンプリング、すなわち、グリッドの各交点における画像ピクセルのサンプリングによって、ビットマップを構築するステップを含む。バイナリデータは、データコードワードを取得するために、訂正され、翻訳され、変換される。サンプル化されたピクセルが暗いか明るいかを判定するためにしきい値が使用され得る。ビットマップの暗いピクセルは、バイナリ「1」によって表され得、明るいピクセルは、バイナリ「0」によって表され得る。
【0022】
本発明の典型的な一実施形態によれば、ローカルなピクチャが、2次元コードを有していると判定されると、動作オプションが表示される。そして、オプションが選択されなければ、2次元コードは識別されない。たとえば、ユーザは、2次元コードの識別を開始するために、動作オプションを選択することにより、命令を入力し得る。これによって、ハードウェアリソースが節約され得る。
【0023】
さらに、ローカルなピクチャは、2つ以上の2次元コードを有し得る。しかしながら、ユーザは、すべての2次元コードに興味を持っている訳ではないかもしれない。これによって、本発明の典型的な一実施形態によれば、どの2次元コードが識別されるべきであるかをユーザが選択できるように、2次元コードを選択するためのオプションが表示される。これらのオプションは、「前の」ラベルまたは「次の」ラベルのようなラベルの形式で図示され得る。ユーザが「前の」ラベルを選択した場合、現在の2次元コードに先行する2次元コードが選択される。ユーザが「次の」ラベルを選択した場合、現在の2次元コードに続く2次元コードが選択される。
【0024】
本発明の典型的な一実施形態によれば、ローカルなピクチャの2次元コードが識別されると、その結果は、2次元コードに何の情報が含まれているのかを判定するために分析される。そして、その結果は、表示もされ得る。その結果が、動作特性キャラクタを含んでいると判定されると、それらのための動作入口が提供される。動作特性キャラクタは、ウェブサイトや電話番号等のような予め決定された規則の下での動作目的を示すキャラクタまたはキャラクタ文字列を称する。たとえば、ウェブサイトは、ネットワークのための入口を提供し得、電話番号は、コピーおよび電話をかける機能のための入口を提供し得る。したがって、ユーザは、2次元コードによって様々な動作を便利に実行し得る。
【0025】
上記の実施形態では、識別中、位置決め動作が、ローカルなピクチャ全体に対して指示される。好適な一実施形態によれば、計算を減らすために、位置決め動作の前に、2次元コードのバーコードシンボルの画像エリア、つまり、バーコード特性を有するエリアが判定される。たとえば、画像エリアは、選択ボックスを介してユーザによって選択され得る。その後、2次元コードのバーコードシンボルを備えた画像エリアが、バイナリ画像に変換され、バイナリ画像に拡大動作が適用され、そして、2次元コードのバーコードエリアのプロファイルを取得するために、拡大されたバイナリ画像のエッジが検出される。プロファイルは、完全で標準的なバーコード画像を取得するために、修正およびセグメント化される。バーコードエリアのバイナリデータを取得するために、標準的なバーコード画像のグリッドサンプリングによってビットマップが構築される。データコードワードを取得するために、バイナリデータが訂正され、翻訳され、変換される。
【0026】
2次元コードのバーシンボルを備えた画像エリアは、位置決め動作前に判定されるので、計算量が低減され得、機器リソースが節約され得、2次元コード認識の効率が向上され得る。
【0027】
さらに、本発明の典型的な一実施形態によれば、ローカルなピクチャは、限定されないが、ローカルに記憶されたピクチャ、または、遠隔デバイスから受信もしくはダウンロードされたピクチャを含む。
【0028】
ローカルなピクチャのソースの3つのシナリオが、さらに以下のように記載される。
【0029】
ローカルなピクチャがローカルに記憶されるシナリオでは、たとえば、ユーザが、ローカルに記憶されたピクチャをブラウズしている場合、ユーザは、2次元コードを含む映画ポスタのピクチャを発見し得る。その後、ユーザは、映画の予告編のURLを得るための2次元コード認識方法を実行するために、この映画ポスタのピクチャを選択する。
【0030】
ローカルなピクチャが遠隔デバイスから受信されるシナリオでは、たとえば、ユーザがQQアプリケーションを用いている場合、ユーザは、他のユーザから、友達追加要求を受信し得る。友達追加要求情報は、2次元コードを備えたピクチャを含み得る。ユーザは、関連付けられた識別情報を取得するための2次元コード認識方法を実行するために、このピクチャを選択し得る。
【0031】
ローカルなピクチャが遠隔デバイスからダウンロードされるシナリオでは、たとえば、ユーザがモバイル電話を介してオンラインショッピングを行っている場合、ユーザは、商品のピクチャをダウンロードし得る。ピクチャが2次元コードを含んでいるのであれば、ユーザは、商品の、たとえば値段のような関連付けられた情報を取得するための2次元コード認識方法を実行するために、このピクチャを選択し得る。
【0032】
上記のシナリオは、本発明の2次元コード認識方法の可能なアプリケーションの単なる例であることが注目されるべきである。2次元コードは、今日の社会において広く使用され、また、これらの例は、本発明に対する限定として解釈されるべきでない。
【0033】
さらに、デコード動作からのデータコードワードは、リンクを開くため、プログラムを実行するため、またはピクチャを開く等のために動作され得ることが理解される。
【0034】
図2は、本発明の2次元コード認識方法の別の一実施形態を図示する。ステップ201では、ローカルなピクチャが、たとえばモバイル電話のようなモバイルデバイスを介して取得される。たとえば、ユーザは、別のユーザから、モバイル電話を介して、2次元コードを備えたピクチャを受信し得る。あるいは、ユーザは、ウェブ、マイクロブログ、またはその他のモバイルアプリケーションをブラウズしている場合、自分のモバイル電話のメモリに、2次元コードを備えたピクチャを記憶し得る。
【0035】
ステップ202では、ブラウザまたはギャラリがローカルなピクチャをロードするために起動され、その後、ローカルなピクチャが、2次元コード認識アプリケーションへインポートされる。その後、たとえば、2次元コード位置決めが実行され得る。
【0036】
2次元コード位置決めの間、ローカルなピクチャに2次元コードが存在するか否かが判定され、このピクチャにおける2次元コードの位置を正確に位置決めし得る。2次元コードを備えたローカルなピクチャが2次元コード認識アプリケーションへインポートされた場合、2次元コード認識アプリケーションは、ローカルなピクチャに対してフルスクリーンスキャンを実行し、そして、バーコードシンボルの画像エリアを判定するために、バーコード特性を備えたエリアを位置決めし得る。2次元コード位置決め動作は、自動モードで実行され得る。あるいは、2次元コード位置決め動作は、2次元コード選択ボックスを介してマニュアルモードで実行され得る。
【0037】
ステップ203では、バーコード位置決め、すなわち、エッジ検出が実行される。取得された画像は、点動作のしきい値理論を用いて、すなわち、画像のバイナリ化処理を実行して、バイナリ画像へ変換される。その後、拡大動作が、バイナリ画像へ適用され、そして、バーコードのエリアのプロファイルを取得するため、拡大されたバイナリ画像のエッジが検出される。
【0038】
ステップ204では、バーコードセグメント化が実行される。エッジ検出の後、バーコードエリアのプロファイルの境界は、以下の手法によって、完全なバーコードエリアを取得するために、修正およびセグメント化される必要がある。
【0039】
(1)バーコードシンボル境界を修正するために、局所的成長方法が使用され、バーコードシンボルがセグメント化される。局所的成長方法は、シンボル内の小さなエリア(シード)から始まり、シンボル内のすべての点がこの境界内に含まれるまで、局所的成長によって、バーコード境界を修正する。
【0040】
(2)シンボル全体をセグメント化するために凸包が使用される。
【0041】
(3)局所的成長と凸包は交互に実行される。比較的大きな密度のバーコードの場合、2回で十分であるが、比較的まばらなバーコードの場合、少なくとも4回が必要とされる。
【0042】
ステップ205では、デコード動作が実行される。バーコード画像が、データコードワードに変換される。
【0043】
ステップ206では、データコードワードに関連付けられた動作が実行される。異なる2次元コードの場合、データコードワードは、一般に異なるので、データコードワードに関連付けられた動作もまた異なる。たとえば、2次元コードをデコードすることによって取得されたデータコードワードがウェブサイトであれば、ウェブサイトを開くために、QQブラウザが呼び出され得る。2次元コードをデコードすることによって取得されたデータコードワードがピクチャであれば、ピクチャを開くために、ピクチャビュワーが適用され得る。
【0044】
図3は、本発明の2次元コード認識方法の別の一実施形態を図示する。
【0045】
ステップ301では、ユーザは、ピクチャを読み取ることができるアプリケーションを起動する。
【0046】
アプリケーションは、限定されないが、ブラウザ、ギャラリ等を含み得る。
【0047】
ステップ302では、ユーザは、このアプリケーションを用いて、ピクチャを備えたウェブページを開くか、ピクチャをダイレクトに開き得る。
【0048】
ステップ303では、ピクチャに2次元コードがあるか否かが判定される。あれば、処理はステップ304に進む。なければ、処理は終了する。
【0049】
ステップ304では、2次元コード識別のための動作オプションが表示される。
【0050】
ステップ305では、ユーザが、2次元コード識別のための動作オプションを選択することに応じて、2次元コードが識別され、結果が表示される。
【0051】
ステップ306では、その結果に、ウェブサイトまたは電話番号があるか否かが判定される。あれば、処理はステップ307に進む。
【0052】
ステップ307では、ウェブサイトを開き、電話番号をダイヤルし、友達を追加する等のための入口が提供される。
【0053】
ステップ308では、ピクチャに複数の2次元コードがあるか否かが判定される。あれば、処理はステップ309に進む。
【0054】
ステップ309では、「前の」および「次の」オプションが、複数の2次元コードのために提供される。ユーザが「前の」オプションを選択した場合、現在の2次元コードに先行する2次元コードが選択され、識別結果が表示される。ユーザが「次の」オプションを選択した場合、現在の2次元コードに続く2次元コードが選択され、識別結果が表示される。
【0055】
図4に図示されるように、本発明の実施形態はまた、第1の判定ユニット401、第2の判定ユニット402、および識別ユニット403を含む2次元コード認識装置をも提供する。
【0056】
第1の判定ユニット401は、デバイスのスクリーン上に表示されているピクチャが存在するか否かを判定し得る。たとえば、ピクチャを読み取ることができるアプリケーションが起動された場合、アプリケーションは、ピクチャがローカルにロードされ表示されているかを判定するためにモニタされる。
【0057】
第2の判定ユニット402は、ピクチャがスクリーン上に表示されている場合、ピクチャが2次元コードを含んでいるか否かを判定し得る。
【0058】
ピクチャが、バーコード特性を有するエリアを含んでいるか否かを判定するために、ピクチャに対してフルスクリーンスキャンが実行され得る。ピクチャが、バーコード特性を有するエリアを含んでいる場合、ピクチャは2次元コードを含んでいると判定され、そうではない場合、ピクチャは2次元コードを含んでいないと判定される。ピクチャが2次元コードを含んでいるか否かを判定するために、他の手法も適用され得ることが注目されるべきである。
【0059】
ピクチャが2次元コードを含んでいる場合、識別ユニット403は、2次元コードを識別し得る。
【0060】
識別処理は、ローカルなピクチャの位置決め、セグメント化、およびデコードの動作を備え得る。
【0061】
本発明の実施形態によれば、ピクチャが2次元コードを含んでいることを判定した場合に限り、2次元コードが識別される。ローカルな2次元コードピクチャの認識のためにカメラは必要とされない。
【0062】
本発明の典型的な一実施形態によれば、2次元コード認識装置はさらに、表示ユニット501および受信ユニット502を含む。ローカルなピクチャが2次元コードを有している場合、表示ユニット501は、動作オプションを表示する。受信ユニット502は、動作オプションを介してユーザによって入力された命令を受信する。この命令は、2次元コードを識別することを命令する。この命令を受信した場合、識別ユニット403は、2次元コードを識別する。これによって、ハードウェアリソースが節約され得る。
【0063】
さらに、ローカルなピクチャは、2つ以上の2次元コードを有し得る。しかしながら、ユーザは、すべての2次元コードに興味を持っている訳ではないかもしれない。これによって、本発明の典型的な一実施形態によれば、
図6に図示されるように、どの2次元コードが識別されるべきであるかをユーザが選択できるように、2次元コードを選択するためのオプションが、表示ユニット601によって表示される。2次元コード認識装置はさらに、受信ユニット602、および2次元コード判定ユニット603を含み得る。受信ユニット602は、2次元コード選択オプションを介して、ユーザによって入力された命令を受信し得る。2次元コード判定ユニット603は、この命令に従って、どの2次元コードが識別されるべきであるかを判定し得る。
【0064】
これらのオプションは、「前の」ラベルまたは「次の」ラベルのようなラベルの形式で図示され得る。ユーザが「前の」ラベルを選択した場合、現在の2次元コードに先行する2次元コードが選択される。ユーザが「次の」ラベルを選択した場合、現在の2次元コードに続く2次元コードが選択される。
【0065】
本発明の典型的な一実施形態によれば、
図7に図示されるように、2次元コード認識装置はさらに、分析ユニット701および表示ユニット702を備え得る。ローカルなピクチャの2次元コードが識別されると、分析ユニット701は、2次元コードに何の情報が含まれているのかを判定するために、この結果を分析し得る。この結果が、動作特性キャラクタを含んでいると判定された場合、表示ユニット702は、この結果を表示し、動作特性キャラクタのための動作入口を提供し得る。動作特性キャラクタは、ウェブサイトや電話番号等のような予め決定された規則の下での動作目的を示すキャラクタまたはキャラクタ文字列を称する。たとえば、ウェブサイトは、ネットワークのための入口を提供し得、電話番号は、コピーおよび電話をかける機能のための入口を提供し得る。したがって、ユーザは、2次元コードによって様々な動作を便利に実行し得る。
【0066】
上記の実施形態では、識別中、位置決め動作が、ローカルなピクチャ全体に対して指示される。好適な一実施形態によれば、計算を減らすために、位置決め動作の前に、2次元コードのバーコードシンボルの画像エリア、つまり、バーコード特性を有するエリアが判定される。たとえば、画像エリアは、選択ボックスを介してユーザによって選択され得る。その後、2次元コードのバーシンボルを備えた画像エリアが、バイナリ画像に変換され、バイナリ画像に拡大動作が適用され、そして、2次元コードのバーコードエリアのプロファイルを取得するために、拡大されたバイナリ画像のエッジが検出される。プロファイルは、完全で標準的なバーコード画像を取得するために、修正およびセグメント化される。バーコードエリアのバイナリデータを取得するために、標準的なバーコード画像のグリッドサンプリングによってビットマップが構築される。データコードワードを取得するために、バイナリデータが訂正され、翻訳され、変換される。
【0067】
図8に図示されるように、2次元コード認識装置はさらに、選択ボックスを表示するための選択ボックス表示ユニット801を備え得る。画像エリアは、選択ボックスを介してユーザによって選択され得る。
【0068】
2次元コードのバーシンボルを備えた画像エリアは、位置決め動作前に判定されるので、計算量が低減され得、機器リソースが節約され得、2次元コード認識の効率が向上され得る。
【0069】
さらに、本発明の典型的な一実施形態によれば、ローカルなピクチャは、限定されないが、ローカルに記憶されたピクチャ、または、遠隔デバイスから受信もしくはダウンロードされたピクチャを含む。
【0070】
ローカルなピクチャのソースの3つのシナリオが、さらに以下のように記載される。ローカルなピクチャがローカルに記憶されるシナリオでは、たとえば、ユーザが、ローカルに記憶されたピクチャをブラウズしている場合、ユーザは、2次元コードを含む映画ポスタのピクチャを発見し得る。その後、ユーザは、映画の予告編のURLを得るための2次元コード認識方法を実行するために、この映画ポスタピクチャを選択する。ローカルなピクチャが遠隔デバイスから受信されるシナリオでは、たとえば、ユーザがQQアプリケーションを用いている場合、ユーザは、他のユーザから、友達追加要求を受信し得る。友達追加要求は、2次元コードを備えたピクチャを含み得る。ユーザは、関連付けられた識別情報を取得するための2次元コード認識方法を実行するために、このピクチャを選択し得る。ローカルなピクチャが遠隔デバイスからダウンロードされるシナリオでは、たとえば、ユーザがモバイル電話を介してオンラインショッピングを行っている場合、ユーザは、商品のピクチャをダウンロードし得る。ピクチャが2次元コードを含んでいるのであれば、ユーザは、商品の、たとえば値段のような関連付けられた情報を取得するための2次元コード認識方法を実行するために、このピクチャを選択し得る。
【0071】
上記のシナリオは、本発明の2次元コード認識方法の可能なアプリケーションの単なる例であることが注目されるべきである。2次元コードは、今日の社会において広く使用され、また、これらの例は、本発明に対する限定として解釈されるべきでない。
【0072】
図9に図示されるように、本発明の実施形態は、受信機901、送信機902、メモリ903、およびプロセッサ904を備える端末デバイスを提供する。
【0073】
プロセッサ904は、スクリーン上に表示されているピクチャが存在するか否かを判定し、スクリーン上にピクチャが表示されている場合、ピクチャが2次元コードを含んでいるか否かを判定し、ピクチャが2次元コードを含んでいる場合、2次元コードを識別するように構成される。
【0074】
ピクチャが、バーコード特性を有するエリアを含んでいるか否かを判定するために、ピクチャに対してフルスクリーンスキャンが実行され得る。ピクチャが、バーコード特性を有するエリアを含んでいるのであれば、このピクチャは、2次元コードを含んでいると判定され、そうではない場合には、このピクチャは、2次元コードを含んでいないと判定される。ピクチャが2次元コードを含んでいるか否かを判定するために、他の手法も適用され得ることが注目されるべきである。
【0075】
本発明の実施形態によれば、ピクチャが2次元コードを含んでいると判定された場合に限り、2次元コードが識別される。ローカルな2次元コードピクチャの認識のためにカメラは必要とされない。
【0076】
本発明の典型的な一実施形態によれば、ローカルなピクチャが、2次元コードを有していると判定されると、プロセッサ904はさらに、動作オプションを表示するように構成される。そして、オプションが選択されなければ、2次元コードは識別されない。たとえば、ユーザは、2次元コードの識別を開始するために、動作オプションを選択することにより、命令を入力し得る。これによって、ハードウェアリソースが節約され得る。
【0077】
さらに、ローカルなピクチャは、2つ以上の2次元コードを有し得る。しかしながら、ユーザは、すべての2次元コードに興味を持っている訳ではないかもしれない。これによって、本発明の典型的な一実施形態によれば、プロセッサ904はさらに、どの2次元コードが識別されるべきであるかをユーザが選択できるように、2次元コードを選択するためのオプションを表示するように構成される。これらのオプションは、「前の」ラベルまたは「次の」ラベルのようなラベルの形式で図示され得る。ユーザが「前の」ラベルを選択した場合、現在の2次元コードに先行する2次元コードが選択される。ユーザが「次の」ラベルを選択した場合、現在の2次元コードに続く2次元コードが選択される。
【0078】
本発明の典型的な一実施形態によれば、プロセッサ904はさらに、ローカルなピクチャの2次元コードが識別されると、2次元コードに何の情報が含まれているのかを判定するために、この結果を分析し、および/または、この結果を表示するように構成される。その結果が、動作特性キャラクタを含んでいると判定されると、それらのために動作入口が提供される。動作特性キャラクタは、ウェブサイトや電話番号等のような予め決定された規則の下での動作目的を示すキャラクタまたはキャラクタ文字列を称する。たとえば、ウェブサイトは、ネットワークのための入口を提供し、電話番号は、コピーおよび電話をかける機能のための入口を提供し得る。したがって、ユーザは、2次元コードによって様々な動作を便利に実行し得る。
【0079】
上記の実施形態では、識別中、位置決め動作が、ローカルなピクチャ全体に対して指示される。計算を減らすために、好適な一実施形態によれば、プロセッサ904はさらに、2次元コードのバーシンボルの画像エリア、すなわち、バーコード特性を有するエリアを判定するように構成される。たとえば、画像エリアは、選択ボックスを介してユーザによって選択され得る。その後、2次元コードのバーシンボルを備えた画像エリアが、バイナリ画像に変換され、バイナリ画像に拡大動作が適用され、そして、2次元コードのバーコードエリアのプロファイルを取得するために、拡大されたバイナリ画像のエッジが検出される。プロファイルは、完全で標準的なバーコード画像を取得するために、修正およびセグメント化される。バーコードエリアのバイナリデータを取得するために、標準的なバーコード画像のグリッドサンプリングによってビットマップが構築される。データコードワードを取得するために、バイナリデータが訂正され、翻訳され、変換される。
【0080】
2次元コードのバーシンボルを備えた画像エリアは、位置決め動作前に判定されるので、計算量が低減され得、機器リソースが節約され得、2次元コード認識の効率が向上され得る。
【0081】
さらに、本発明の典型的な一実施形態によれば、ローカルなピクチャは、限定されないが、ローカルに記憶されたピクチャ、または、遠隔デバイスから受信もしくはダウンロードされたピクチャを含む。
【0082】
ローカルなピクチャのソースの3つのシナリオが、さらに以下のように記載される。ローカルなピクチャがローカルに記憶されるシナリオでは、たとえば、ユーザが、ローカルに記憶されたピクチャをブラウズしている場合、ユーザは、2次元コードを含む映画ポスタのピクチャを発見し得る。その後、ユーザは、映画の予告編のURLを得るための2次元コード認識方法を実行するために、この映画ポスタピクチャを選択する。ローカルなピクチャが遠隔デバイスから受信されるシナリオでは、たとえば、ユーザがQQアプリケーションを用いている場合、ユーザは、他のユーザから、友達追加要求を受信し得る。友達追加要求は、2次元コードを備えたピクチャを含み得る。ユーザは、関連付けられた識別情報を取得するための2次元コード認識方法を実行するために、このピクチャを選択し得る。ローカルなピクチャが遠隔デバイスからダウンロードされるシナリオでは、たとえば、ユーザがモバイル電話を介してオンラインショッピングを行っている場合、ユーザは、商品のピクチャをダウンロードし得る。ピクチャが2次元コードを含んでいるのであれば、ユーザは、商品の、たとえば値段のような関連付けられた情報を取得するための2次元コード認識方法を実行するために、このピクチャを選択し得る。
【0083】
上記のシナリオは、本発明の2次元コード認識方法の可能なアプリケーションの単なる例であることが注目されるべきである。2次元コードは、今日の社会において広く使用され、また、これらの例は、本発明に対する限定として解釈されるべきでない。
【0084】
図10に図示されるように、本発明の実施形態はまた、別の端末デバイスを提供する。明確さのために、本発明の実施形態に関連する部分のみが例示される。デバイスは、モバイル電話、タブレットPC、PDA(情報携帯端末)、POS(ポイントオブセールス)、オンボードコンピュータ等を含み得る。以下では、モバイル電話が例として採用される。
【0085】
図10は、本発明の一実施形態に従って提供されるモバイル電話の部分的な構成を図示するブロック図である。モバイル電話は、RF(ラジオ周波数)回路1010、メモリ1020、入力ユニット1030、表示ユニット1040、センサ1050、オーディオ回路1060、ワイヤレス・フィデリティ(WiFi)モジュール1070、プロセッサ1080、および電源1090およびその他の構成要素を備える。当業者であれば、
図10に図示される電話の構成は、この電話に対する限定を構成せず、この電話は、図示されているものよりもより多くまたはより少ない構成要素を含み得ることを認識するであろう。
【0086】
RF回路1010は、情報または信号を受信および送信するために使用され得る。特に、RF回路1010は、基地局から受信したダウンリンクメッセージをプロセッサ1080へ送る。さらに、RF回路1010は、基地局へアップリンクデータを送る。典型的には、RF回路1010は、限定されないが、少なくとも1つの増幅器、アンテナ、トランシーバ、カプラ、低ノイズ増幅器(LNA)、ダイプレクサ等を含む。さらに、RF回路1010は、ワイヤレス通信によって、ネットワークおよびその他のデバイスと通信し得る。ワイヤレス通信は、限定されないが、グローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))、汎用パケットラジオサービス(GPRS)、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、ロングタームエボリューション(LTE)、電子メール、ショートメッセージングサービス(SMS)等を含む任意の通信規格またはプロトコルを用い得る。
【0087】
メモリ1020は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するために使用され得る。プロセッサ1080は、モバイル電話およびデータ処理の様々な機能を実行するために、メモリ1020内のソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行し得る。メモリ1020は、主として、プログラムストレージエリアおよびデータストレージエリアを含み得る。プログラムストレージエリアは、オペレーティングシステム、(音再生、画像再生等のような)機能のために必要とされる少なくとも1つのアプリケーションを記憶し得る。データストレージエリアは、(オーディオデータ、電話帳等のように)モバイル電話を使用することによって生成されるデータを記憶し得る。さらに、メモリ1020は、ディスクストレージ、フラッシュメモリ、またはその他の揮発性ソリッドステートメモリのうちの少なくとも1つのような不揮発性メモリ、または高速ランダムアクセスメモリを含み得る。
【0088】
入力ユニット1030は、数字またはキャラクタ情報を受け取り、モバイル電話ユーザ設定および機能制御に関連付けられたキー信号入力を生成し得る。具体的には、入力ユニット1030は、タッチパネル1031およびその他の入力構成要素1032を含み得る。タッチスクリーンとしても知られているタッチパネル1031は、タッチパネル上または近傍のユーザ動作(たとえば、指、スタイラス、およびその他任意の適切なオブジェクトまたはアクセサリを用いた、タッチパネル1031上または近傍のユーザ動作)を収集し、予め設定されたプログラムに従って、対応する構成要素を駆動させ得る。あるいは、タッチパネル1031は、タッチ検出器およびタッチコントローラを含み得る。タッチ検出器は、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ動作によって引き起こされる検出信号を生成し、この信号を、タッチコントローラに送る。タッチコントローラは、タッチ検出器からタッチ情報を受け取り、それをコンタクト座標に変換し、その座標をプロセッサ1080へ送る。タッチコントローラはまた、プロセッサ1080からのコマンドを受け取る。さらに、タッチパネル1031は、抵抗性、容量性、赤外線、および表面弾性波等であり得る。タッチパネル1031に加えて、入力ユニット1030はさらに、その他の入力構成要素1032を含み得る。具体的には、その他の入力構成要素1032は、限定されないが、物理的なキーボード、ファンクションキー(たとえば、ボリュームコントロールキー、キースイッチ等)、トラックボール、マウス、操作レバーまたはその他のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0089】
表示ユニット1040は、様々なメニューのみならず、ユーザによって入力された情報、または、ユーザに提供される情報を表示し得る。表示ユニット1040は、たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)を含み得る表示パネル1041を含む。さらに、タッチパネル1031は、表示パネル1041上に配置され得る。タッチパネル1031は、その上または近傍のタッチ動作を検出した場合、プロセッサ1080に対して、タッチイベントのタイプを判定するように通知するであろう。その後、プロセッサ1080は、タッチイベントタイプに従って、表示パネル1041上に視覚的な出力を提供する。
図10では、タッチパネル1031およびディスプレイパネル1041からなる2つの個別の構成要素が、モバイル電話のための入力および出力の機能を達成するために使用されるが、いくつかの実施形態では、タッチパネル1031は、モバイル電話のための入力および出力の機能を達成するために、表示パネル1041と統合され得る。
【0090】
電話はさらに、光センサ、動きセンサ、およびその他のセンサのような少なくとも1つのセンサ1050を含み得る。具体的には、光学センサは、周辺光センサおよび/または近接センサを含み得る。周辺光センサは、周辺光の輝度に従って、表示パネル1041の輝度を調節し得る。そして、近接センサは、電話が耳の近くに移動された場合に、表示パネル1041および/またはバックライトを閉じ得る。動きセンサとして、加速度センサは、電話姿勢アプリケーション(たとえば、水平および垂直スクリーン切り換え、ゲーム、磁力計較正)を特定し、関連する振動機能(たとえば、万歩計(登録商標)、パーカッション)等を特定するために、各方向(典型的には、軸)における加速度の大きさを検出し、静止している場合には、重力の大きさおよび方向を検出し得る。モバイル電話はさらに、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、または赤外線センサのようなその他のセンサを含み得る。
【0091】
オーディオ回路1060、スピーカ1061、およびマイクロホン1062は、ユーザと電話との間のオーディオインターフェースを提供し得る。オーディオ回路1060は、受け取ったオーディオデータを電気信号に変換し、この電気信号を、スピーカ1061に送り得る。スピーカ1061は、この電気信号を音響信号に変換し得る。一方、マイクロホン1062は、受け取った音響信号を電気信号に変換し得る。これはオーディオ回路1060によって受け取られる。オーディオ回路1060は、受け取った電気信号をオーディオデータに変換し、このオーディオデータをプロセッサ1080へ送り得る。プロセッサ1080はこのオーディオデータを処理し、処理されたオーディオデータをRF回路1010へ送り得る。最後に、このオーディオデータが、別のモバイル電話へ送信され得るか、または、このオーディオデータが、メモリ1020へ出力され得る。
【0092】
WiFiは、短距離ワイヤレス送信技術である。WiFiモジュール1070は、ユーザが、電子メールを送信および受信し、ウェブをブラウズし、ストリーミングメディア等にアクセスすることを支援し得る。それは、ユーザに、ワイヤレス広帯域インターネット接続を提供する。
図10は、WiFiモジュール1070を図示しているが、モバイル電話は、WiFiモジュール1070を含むことも含まないこともあり得ることが理解されるべきである。
【0093】
プロセッサ1080は、電話のコントロールセンタである。これは、様々な機能およびデータ処理を実行し、この電話をモニタするために、電話の様々な部品を接続するために様々なインターフェースおよびラインを用い、メモリ1020に記憶されたソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを動作または実行させ、メモリ1020に記憶されたデータを呼び出し得る。あるいは、プロセッサ1080は、1つまたは複数の処理ユニットを含み得る。好適には、プロセッサ1080は、アプリケーションプロセッサおよびモデムプロセッサと統合され得る。アプリケーションプロセッサは主に、オペレーティングシステム、ユーザインターフェース、およびアプリケーション等と関わる。モデムプロセッサは主に、ワイヤレス通信と関わる。モデムプロセッサは、プロセッサ1080に統合されないことがあり得ることが理解されるべきである。
【0094】
電話はまた、電話の他の部品に電力を提供する(バッテリのような)電源1090を含む。好適には、電源は、充電管理、放電管理、および電力管理を達成するために、電力管理システムを介してプロセッサ1080に論理的に接続される。
【0095】
図示されていないが、電話は、カメラ、Bluetooth(登録商標)モジュール等をも含み得る。
【0096】
プロセッサ1080は、スクリーン上に表示されているピクチャが存在するか否かを判定し、スクリーン上にピクチャが表示されている場合、このピクチャが2次元コードを含んでいるか否かを判定し、このピクチャが2次元コードを含んでいる場合、2次元コードを識別するように構成され得る。
【0097】
ピクチャが、バーコード特性を有するエリアを含んでいるか否かを判定するために、ピクチャに対してフルスクリーンスキャンが実行され得る。ピクチャが、バーコード特性を有するエリアを含んでいるのであれば、このピクチャは、2次元コードを含んでいると判定され、そうではない場合には、このピクチャは、2次元コードを含んでいないと判定される。ピクチャが2次元コードを含んでいるか否かを判定するために、他の手法も適用され得ることが注目されるべきである。
【0098】
本発明の実施形態によれば、ピクチャが2次元コードを含んでいると判定された場合に限り、2次元コードが識別される。ローカルな2次元コードピクチャの認識のためにカメラは必要とされない。
【0099】
本発明の典型的な一実施形態によれば、ローカルなピクチャが、2次元コードを有していると判定されると、プロセッサ1080はさらに、動作オプションを表示するように構成される。そして、もしもオプションが選択されなければ、2次元コードは識別されない。たとえば、ユーザは、2次元コードの識別を開始するために、動作オプションを選択することにより、命令を入力し得る。これによって、ハードウェアリソースが節約され得る。
【0100】
さらに、ローカルなピクチャは、2つ以上の2次元コードを有し得る。しかしながら、ユーザは、すべての2次元コードに興味を持っている訳ではないかもしれない。これによって、本発明の典型的な一実施形態によれば、どの2次元コードが識別されるべきであるかをユーザが選択できるように、プロセッサ1080はさらに、2次元コードを選択するためのオプションを表示するように構成される。これらのオプションは、「前の」ラベルまたは「次の」ラベルのようなラベルの形式で図示され得る。ユーザが「前の」ラベルを選択した場合、現在の2次元コードに先行する2次元コードが選択される。ユーザが「次の」ラベルを選択した場合、現在の2次元コードに続く2次元コードが選択される。
【0101】
本発明の典型的な一実施形態によれば、プロセッサ1080はさらに、ローカルなピクチャの2次元コードが識別されると、2次元コードに何の情報が含まれているのかを判定するためにこの結果を分析し、および/または、この結果を表示するように構成される。その結果が、動作特性キャラクタを含んでいると判定されると、それらのために動作入口が提供される。動作特性キャラクタは、ウェブサイトや電話番号等のような予め決定された規則の下での動作目的を示すキャラクタまたはキャラクタ文字列を称する。たとえば、ウェブサイトは、ネットワークのための入口を提供し得、電話番号は、コピーおよび電話をかける機能のための入口を提供し得る。したがって、ユーザは、2次元コードによって様々な動作を便利に実行し得る。
【0102】
上記の実施形態では、識別中、位置決め動作が、ローカルなピクチャ全体に対して指示される。計算を減らすために、好適な一実施形態によれば、プロセッサ1080はさらに、2次元コードのバーシンボルの画像エリア、すなわち、バーコード特性を有するエリアを判定するように構成される。たとえば、画像エリアは、選択ボックスを介してユーザによって選択され得る。その後、2次元コードのバーシンボルを備えた画像エリアが、バイナリ画像に変換され、バイナリ画像に拡大動作が適用され、そして、2次元コードのバーコードエリアのプロファイルを取得するために、拡大されたバイナリ画像のエッジが検出される。プロファイルは、完全で標準的なバーコード画像を取得するために、修正およびセグメント化される。バーコードエリアのバイナリデータを取得するために、標準的なバーコード画像のグリッドサンプリングによってビットマップが構築される。データコードワードを取得するために、バイナリデータが訂正され、翻訳され、変換される。
【0103】
2次元コードのバーシンボルを備えた画像エリアは、位置決め動作前に判定されるので、計算量が低減され得、機器リソースが節約され得、2次元コード認識の効率が向上され得る。
【0104】
さらに、本発明の典型的な一実施形態によれば、ローカルなピクチャは、限定されないが、ローカルに記憶されたピクチャ、または、遠隔デバイスから受信もしくはダウンロードされたピクチャを含む。
【0105】
ローカルなピクチャのソースの3つのシナリオが、さらに以下のように記載される。ローカルなピクチャがローカルに記憶されるシナリオでは、たとえば、ユーザが、ローカルに記憶されたピクチャをブラウズしている場合、ユーザは、2次元コードを含む映画ポスタのピクチャを発見し得る。その後、ユーザは、映画の予告編のURLを得るための2次元コード認識方法を実行するために、この映画ポスタピクチャを選択する。ローカルなピクチャが遠隔デバイスから受信されるシナリオでは、たとえば、ユーザがQQアプリケーションを用いている場合、ユーザは、他のユーザから、友達追加要求を受信し得る。友達追加要求は、2次元コードを備えたピクチャを含み得る。ユーザは、関連付けられた識別情報を取得するための2次元コード認識方法を実行するために、このピクチャを選択し得る。ローカルなピクチャが遠隔デバイスからダウンロードされるシナリオでは、たとえば、ユーザがモバイル電話を介してオンラインショッピングを行っている場合、ユーザは、商品のピクチャをダウンロードし得る。ピクチャが2次元コードを含んでいるのであれば、ユーザは、商品の、たとえば値段のような関連付けられた情報を取得するための2次元コード認識方法を実行するために、このピクチャを選択し得る。
【0106】
上記のシナリオは、本発明の2次元コード認識方法の可能なアプリケーションの単なる例であることが注目されるべきである。2次元コードは、今日の社会において広く使用され、また、これらの例は、本発明に対する限定として解釈されるべきでない。
【0107】
特に、前述した装置および端末デバイスの実施形態では、ユニットは、論理的な機能に従ってのみ分割されているが、上記分割に限定されない。さらに、機能的な各ユニットの具体的な名前は、互いの区別を容易にするためだけに用いられており、本発明の範囲を限定することは意図されていない。
【0108】
さらに、当業者であれば、前述された方法実施形態のステップのすべてまたは一部は、プログラム命令に関連したハードウェアによって実施され得ることを理解し得る。対応するプログラムは、非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶され得る。記憶媒体は、読取専用メモリ、磁気または光ディスク等であり得る。
【0109】
上記記載された実施形態は、本発明の単なる好適な実施形態であるが、本発明を限定することは意図されていない。本発明の精神および範囲内でなされるあらゆる修正、等価な代替、および改良は、本発明の保護範囲に含まれるべきである。