(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0008】
−第1の実施の形態−
図1は、本実施の形態における情報処理システム10の一実施の形態の構成を示すブロック図である。情報処理システム10では、保険に関する情報の提供を希望する人物によって操作される情報端末100と、情報端末100からデータを受信して処理を実行する情報処理装置200とが通信回線を介して接続されており、情報処理装置200には、さらに保険プランを提供する保険会社に設置された保険会社端末300が通信回線を介して接続されている。なお、本実施の形態では、保険に関する情報の提供を希望する人物としては、例えば、保険への加入を希望する本人、保険への加入を希望する人物の家族、保険への加入を希望する人物と保険会社との仲介を行う保険販売会社の代理人などが想定される。
【0009】
情報端末100は、例えば、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、パソコンなどが用いられる。
図2は、本実施の形態における情報端末100として、スマートフォンを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、スマートフォンに、以下に説明する処理を実行するための情報端末用ソフトウェアがインストールされることにより、本実施の形態における情報端末100として動作する。なお、情報端末用ソフトウェアのプログラムは、インターネットを介して接続されたサーバ上で公開されることにより提供され、操作者がこれをダウンロードにより入手し、情報端末100にあらかじめインストールされているものとする。あるいは、情報端末用ソフトウェアのプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるようにしてもよい。
【0010】
情報端末100は、タッチパネル101と、通信モジュール102と、制御装置103とを備えている。
【0011】
タッチパネル101は、液晶パネル等の表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで機器を操作することができる入力装置である。例えば、情報端末100の操作者は、液晶パネル上に表示されたボタンやメニュー等の表示項目を指やタッチペンを用いてタッチまたはスライドさせることにより、情報端末100を操作することができる。タッチパネル101は、操作者によるタッチやスライドといった操作を検出して、その検出信号を制御装置103へ出力する。
【0012】
通信モジュール102は、無線または有線により、LANや携帯電話通信網を介して情報端末100をインターネットに接続させるためのモジュールを含む。情報端末100は、通信モジュール102を介してインターネットに接続することにより、情報処理装置200と通信を行うことが可能となる。
【0013】
制御装置103は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、情報端末100の全体を制御する。なお、制御装置103を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、不揮発性のメモリには、情報端末100を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。本実施の形態では、この不揮発性のメモリに、上述した情報端末用ソフトウェアのプログラムが記録されている。
【0014】
情報処理装置200は、インターネットに接続された装置であって、例えば、パソコンやサーバなどが用いられる。
図3は、本実施の形態における情報処理装置200として、サーバ装置を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。情報処理装置200は、接続インターフェース201と、制御装置202と、記憶媒体203とを備えている。
【0015】
接続インターフェース201は、情報処理装置200をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。本実施の形態では、情報処理装置200は、この接続インターフェース201を介して情報端末100や保険会社端末300と通信する。
【0016】
制御装置202は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、情報処理装置200の全体を制御する。なお、制御装置202を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続インターフェース201を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
【0017】
記憶媒体203は、情報処理装置200が蓄える種々のデータや、制御装置202が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記憶媒体であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記憶媒体203に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、操作者が取得したプログラムのデータを記憶媒体203にインストールすることによって、制御装置202がプログラムを実行できるようになる。
【0018】
保険会社端末300は、保険会社に設置され、保険会社の担当者によって操作される情報端末であって、例えば、パソコン、スマートフォン、タブレット端末などが用いられる。
図4は、保険会社端末300として、パソコンを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。保険会社端末300は、操作部材301と、接続インターフェース302と、制御装置303と、記憶媒体304と、表示装置305とを備えている。
【0019】
操作部材301は、保険会社端末300の操作者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
【0020】
接続インターフェース302は、保険会社端末300を他の装置や端末等の外部機器と接続するためのインターフェースである。例えば、保険会社端末300は、LANやインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースが含まれる。保険会社端末300は、この接続インターフェース302を介して情報処理装置200と通信を行う。
【0021】
制御装置303は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、保険会社端末300の全体を制御する。なお、制御装置303を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続インターフェース302を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
【0022】
記憶媒体304は、保険会社端末300が蓄える種々のデータや、制御装置303が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記憶媒体であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記憶媒体304に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、公開者が取得したプログラムのデータを記憶媒体304にインストールすることによって、制御装置303がプログラムを実行できるようになる。
【0023】
表示装置305は、例えば液晶モニタであって、制御装置303から出力される種々の表示用データが表示される。
【0024】
本実施の形態における情報処理システム10では、保険への加入を希望する対象者に対して、対象者の属性や健康状態に応じた保険プランを提案することを目的とする。なお、本実施の形態における保険は、対象者の属性や健康状態に応じて加入可能な保険プランが定められる保険を対象とし、例えば、生命保険の終身保険、生命保険の養老保険、生命保険の個人年金保険、生命保険の定期保険、生命保険の収入保障保険、損害保険の医療費用保険、損害保険の介護費用保険、医療保険、ガン保険などの疾病保険、介護保険などを想定する。
【0025】
情報端末100の操作者は、タッチパネル101を操作して、タッチパネル101に表示される対象者情報入力画面上で対象者に関連する種々の情報を含んだ対象者情報を入力する。対象者情報には、対象者の連絡先情報と属性情報が含まれる。連絡先情報には、名前、住所、メールアドレス、電話番号などの情報が含まれる。属性情報には、性別、生年月日、住所(都道府県、市区町村のみ)が含まれる。
【0026】
制御装置103は、操作者によって入力された対象者情報を情報処理装置200へ送信する。情報処理装置200では、制御装置202は、情報端末100から対象者情報を受信した場合には、受信した情報を記憶媒体203に記録する。
【0027】
さらに情報端末100の操作者は、タッチパネル101に表示される健康情報入力画面上で対象者の健康状態を示す健康情報を入力する。健康情報には、健康診断や人間ドックにおける検査項目に基づく情報が含まれ、操作者は、対象者が受けた健康診断や人間ドックにおける検査結果を健康情報として入力する。本実施の形態では、例えば、健康情報には、検査日、身体測定(身長、体重、腹囲測定、BMI、体脂肪率)、眼科検査(視力、眼底、眼圧)、聴力検査、呼吸器検査(胸部X線)、肺機能検査(肺活量)、消化器検査(胃部X線直接撮影(食道・胃・十二指腸))、腹部超音波検査(肝臓、膵臓、腎臓、脾臓、胆嚢)、循環器検査(血圧、心電図)、尿検査(糖、蛋白、潜血、PH、比重、沈渣)、便検査(免疫学的便検査)、血液学検査(赤血球数、血色素量、白血球数、ヘマトクリット、血小板、MCH、MCV、MCHC、血液型(ABO型、Rh抗D))、生化学検査(総蛋白、アルブミン、A/G比、TTT、ZTT、T-BIL、GOT、GPT、γ-GTP、ALP、LDH、CHE、UA、BUN、クレアチニン、T-CHO、TG、HDL-C、LDL-C、Na、Cl、Ca、K、Fe、アミラーゼ、血糖、HbA1c)、血清学検査(CRP定量)、既往歴、現病歴、自覚症状といった検査結果のデータが含まれる。
【0028】
制御装置103は、操作者によって入力された対象者の健康情報を情報処理装置200へ送信する。情報処理装置200では、制御装置202は、情報端末100から対象者の健康情報を受信した場合には、受信した情報を上述した対象者情報に関連付けて、記憶媒体203に記録する。
【0029】
操作者は、対象者情報と健康情報を入力して情報処理装置200に登録した後に、情報端末100を操作して、保険プランの提案を依頼することができる。例えば、制御装置103は、タッチパネル101に保険プランの提案依頼を受け付けるための画面を表示し、操作者は、該画面上に表示されたボタンにタッチするなどして、保険プランの提案依頼を行うことができる。制御装置103は、操作者から保険プランの提案依頼を受け付けた場合には、情報処理装置200へ保険プランの提案を指示するためのデータを送信する。
【0030】
制御装置200では、制御装置202は、情報端末100から保険プランの提案依頼を受け付けた場合には、保険プランを選定する上で必要な対象者のリスク情報を算出するためのリスク算出処理を実行する。本実施の形態では、記憶媒体203に記録されている対象者の属性情報と健康情報に基づいて、対象者の想定寿命と対象者に対して必要となることが想定される想定医療費額とをリスク情報として算出する。以下、本実施の形態におけるリスク算出処理について説明する。
【0031】
制御装置202は、対象者の属性情報に含まれる性別と生年月日、および健康情報に含まれる検査項目ごとの検査結果に基づいて対象者のリスク分類を行い、リスク分類の結果に基づいて、対象者の想定寿命と想定医療費額を算出する。例えば、記憶媒体203には、
図5に示すようなリスク参照データが記録されており、制御装置202は、このリスク参照データを参照して、対象者の想定寿命と想定医療費額を算出する。
【0032】
リスク参照データでは、対象者の性別ごとにあらかじめ設定された想定寿命と想定医療費の基準値に対して、生年月日に基づいて特定される年齢及び検査項目ごとの検査結果に応じてそれぞれ設定されている数値を加減算することによって、対象者の想定寿命と想定医療費を算出できるように、データが構成されている。リスク参照データとして記録されるデータの値は、過去の統計に基づいて設定され、適宜最新の情報に更新されることが好ましい。
【0033】
例えば、対象者の性別が女性、年齢が32歳、血糖値が180、収縮期血圧が125mmHgである場合を想定する。この場合、対象者の性別に基づくリスク分類はAとなり、想定寿命は85歳、想定医療費は2500万円となる。本実施の形態では、この対象者の性別に基づいて特定される想定寿命と想定医療費が対象者の想定寿命と想定医療費の基準値となる。対象者の年齢に基づくリスク分類はBとなり、想定寿命は変化なし、想定医療費は−300万円となる。対象者の血糖値に基づくリスク分類はCとなり、想定寿命は−3歳、想定医療費は+700万円となる。対象者の血圧に基づくリスク分類はBとなり、想定寿命は変化なし、想定医療費は+300万円となる。
【0034】
制御装置202は、対象者の性別に基づくリスク分類結果から特定した対象者の想定寿命と想定医療費の基準値に対し、年齢、血糖値、血圧に基づくリスク分類結果から特定した想定寿命と想定医療費の変動値を加減算することによって、対象者の想定寿命と想定医療費を算出する。上記の例では、対象者の想定寿命は、85歳−3歳=82歳となる。また、対象者の想定医療費は、2500万円−300万円+700万円+300万円=3200万円となる。なお、
図5を用いた上記の説明では、対象者の健康情報に基づくリスク分類は、血糖値と収縮期血圧に基づいてリスク分類結果を特定しているが、実際の処理においては、健康情報に含まれ、かつリスク参照データに項目が存在するすべてのデータを対象として、リスク分類結果が特定される。
【0035】
制御装置202は、上記のリスク算出処理によって算出した対象者の想定寿命と想定医療費とからなるリスク情報を、上述した対象者情報に関連付けて、記憶媒体203に記録する。
【0036】
保険会社の担当者は、保険会社端末300を操作して、対象者情報、健康情報、リスク情報を含んだ対象者に関する情報を閲覧することができる。例えば、担当者は、保険会社端末300の表示装置305に表示される画面上で、対象者に関する情報の閲覧を指示することができる。制御装置303は、担当者から情報閲覧の指示があったことを検出すると、情報処理装置200にアクセスして、記憶媒体203に対象者ごとに記録されている対象者情報、健康情報、リスク情報を取得し、表示装置305に表示する。このとき、制御装置303は、記憶媒体203に記録されている全ての対象者について情報を取得して表示装置305に一覧表示してもよいし、担当者から対象者の指定を受け付けて、指定された対象者の情報を取得して表示装置305に表示してもよい。これにより、保険会社の担当者は、対象者ごとに算出されたリスク情報に基づいて、対象者が保険の加入条件を満たしている保険プランを特定して、対象者に提案することができる。
【0037】
保険会社の担当者は、保険会社端末300を操作して、保険プラン提案画面上で対象者に提案する保険プランの情報を入力することができる。保険プランの情報としては、例えば、保険プランを提供する保険会社名、掛け金、補償期間、補償内容、支払い条件、補償対象者、対象年齢、注意事項などの情報が含まれる。なお、担当者が提案する保険プランは、一つであっても複数であってもよい。制御装置303は、担当者によって保険プランが入力された場合には、入力された保険プランの情報を提案保険プラン情報として情報処理装置200へ送信する。
【0038】
情報処理装置200では、制御装置202は、保険会社端末300から受信した提案保険プラン情報を、上述した対象者情報に関連付けて記憶媒体203に記録する。
【0039】
情報端末100の操作者は、保険会社から提案された保険プランの情報を閲覧して確認することができる。例えば、操作者は、情報端末100のタッチパネル101に表示される画面上で、提案保険プラン情報の確認を指示することができる。制御装置103は、操作者から確認の指示があったことを検出すると、情報処理装置200にアクセスして、記憶媒体203に自身の対象者情報に関連付けられて記録されている提案保険プラン情報を取得し、タッチパネル101に表示する。これによって、対象者は、自身が加入可能な保険プランを把握することができる。また、このようにして保険プランの提案を受けた対象者は、プラン内容を検討した上で、希望のプランがある場合には、保険会社との間で加入のための手続きをとることができる。
【0040】
図6は、本実施の形態における情報端末100で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示す処理は、上述した情報端末用ソフトウェアの実行が指示されると起動するプログラムとして、制御装置103によって実行される。
【0041】
ステップS10において、制御装置103は、上述したように、操作者によって、対象者情報入力画面上で対象者情報が入力されたか否かを判断する。ステップS10で否定判断した場合には、後述するステップS30へ進む。これに対して、ステップS10で肯定判断した場合には、ステップS20へ進む。
【0042】
ステップS20では、制御装置103は、操作者によって入力された対象者情報を情報処理装置200へ送信する。その後、ステップS30へ進む。
【0043】
ステップS30では、制御装置103は、上述したように、操作者によって、健康情報入力画面上で対象者の健康情報が入力されたか否かを判断する。ステップS30で否定判断した場合には、後述するステップS50へ進む。これに対して、ステップS30で肯定判断した場合には、ステップS40へ進む。
【0044】
ステップS40では、制御装置103は、操作者によって入力された健康情報を情報処理装置200へ送信する。その後、ステップS50へ進む。
【0045】
ステップS50では、制御装置103は、上述したように、操作者によって、保険プランの提案依頼を受け付けるための画面上で保険プランの提案依頼を受け付けたか否かを判断する。ステップS50で否定判断した場合には、後述するステップS70へ進む。これに対して、ステップS50で肯定判断した場合には、ステップS60へ進む。
【0046】
ステップS60では、制御装置103は、情報処理装置200へ保険プランの提案を指示するためのデータを送信する。その後、ステップS70へ進む。
【0047】
ステップS70では、制御装置103は、操作者から提案保険プラン情報の確認指示を受け付けたか否かを判断する。ステップS70で否定判断した場合には、後述するステップS100へ進む。これに対して、ステップS70で肯定判断した場合には、ステップS80へ進む。
【0048】
ステップS80では、制御装置103は、情報処理装置200にアクセスして、記憶媒体203から、対象者自身の対象者情報に関連付けられて記録されている提案保険プラン情報を取得する。その後、ステップS90へ進む。
【0049】
ステップS90では、制御装置103は、ステップS80で取得した提案保険プラン情報をタッチパネル101に表示する。その後、ステップS100へ進む。
【0050】
ステップS100では、制御装置103は、情報端末用ソフトウェアの終了が指示されか否かを判断する。ステップS100で否定判断した場合には、ステップS10へ戻る。これに対して、ステップS100で肯定判断した場合には、処理を終了する。
【0051】
図7は、本実施の形態における情報処理装置200で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示す処理は、情報処理装置200でプログラムの開始が指示されると起動するプログラムとして、制御装置202によって実行される。なお、情報処理装置200におけるプログラムの開始は、情報処理装置200の管理者が手動で指示をしてもよいし、情報処理装置200の電源がオンされると自動的に開始するようにしてもよい。
【0052】
ステップS110において、制御装置202は、情報端末100から対象者情報を受信したか否かを判断する。ステップS110で否定判断した場合には、後述するステップS130へ進む。これに対して、ステップS110で肯定判断した場合には、ステップS120へ進む。
【0053】
ステップS120では、制御装置202は、情報端末100から受信した対象者情報を記憶媒体203に記録する。その後、ステップS130へ進む。
【0054】
ステップS130において、制御装置202は、情報端末100から健康情報を受信したか否かを判断する。ステップS130で否定判断した場合には、後述するステップS150へ進む。これに対して、ステップS130で肯定判断した場合には、ステップS140へ進む。
【0055】
ステップS140では、制御装置202は、情報端末100から受信した健康情報を対象者情報に関連付けて記憶媒体203に記録する。その後、ステップS150へ進む。
【0056】
ステップS150では、制御装置202は、情報端末100から保険プランの提案依頼を受け付けたか否かを判断する。ステップS150で否定判断した場合には、後述するステップS170へ進む。これに対して、ステップS150で肯定判断した場合には、ステップS160へ進む。
【0057】
ステップS160では、制御装置202は、対象者のリスク情報を算出するために、上述したリスク算出処理を実行して、リスク算出処理によって算出した対象者の想定寿命と想定医療費とからなるリスク情報を、対象者情報に関連付けて、記憶媒体203に記録する。その後、ステップS170へ進む。
【0058】
ステップS170では、制御装置202は、保険会社端末300から上述した提案保険プラン情報を受信したか否かを判断する。ステップS170で否定判断した場合には、後述するステップS190へ進む。これに対して、ステップS170で肯定判断した場合には、ステップS180へ進む。
【0059】
ステップS180では、制御装置202は、保険会社端末300から受信した提案保険プラン情報を対象者情報に関連付けて記憶媒体203に記録する。その後、ステップS190へ進む。
【0060】
ステップS190では、制御装置202は、実行中のプログラムの終了が指示されか否かを判断する。ステップS190で否定判断した場合には、ステップS110へ戻る。これに対して、ステップS190で肯定判断した場合には、処理を終了する。
【0061】
図8は、本実施の形態における保険会社端末300で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示す処理は、上述したように、保険会社の担当者から対象者の情報閲覧が指示されると起動するプログラムとして、制御装置303によって実行される。
【0062】
ステップS210において、制御装置303は、情報処理装置200にアクセスして、記憶媒体203に対象者ごとに記録されている対象者情報、健康情報、リスク情報を取得する。その後、ステップS220へ進む。
【0063】
ステップS220では、制御装置303は、ステップS210で情報処理装置200から取得した情報を表示装置305に表示する。その後、ステップS230へ進む。
【0064】
ステップS230では、制御装置303は、担当者によって保険プランが入力されたか否かを判断する。ステップS230で否定判断した場合には、処理を終了する。これに対して、ステップS230で肯定判断した場合には、ステップS240へ進む。
【0065】
ステップS240では、制御装置303は、担当者によって入力された保険プランの情報を提案保険プラン情報として情報処理装置200へ送信する。その後、処理を終了する。
【0066】
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)情報処理装置200では、制御装置202は、情報端末100から対象者の属性情報を含んだ対象者情報の入力を受け付け、情報端末100から対象者の健康状態を示す健康情報の入力を受け付けて、属性情報と健康情報に基づいて、対象者の想定寿命と対象者に対して必要となることが想定される想定医療費額とを対象者のリスク情報として算出するようにした。これによって、対象者の想定寿命と想定医療費を保険プランを提案するための情報として提供することができる。
【0067】
(2)保険会社端末300では、制御装置303は、情報処理装置200からリスク情報を取得して、取得したリスク情報を表示装置305に表示するようにした。これによって、保険会社の担当者は、対象者のリスク情報を加味して、対象者に提案する保険プランを検討することが可能となる。
【0068】
(3)保険会社端末300では、制御装置303は、担当者から対象者に提案する保険プランの情報の入力を受け、受け付けた提案保険プラン情報を情報処理装置200へ送信するようにした。情報処理装置200では、制御装置202は、保険会社端末300から受信した提案保険プラン情報を記憶媒体203に記録するようにした。情報端末100では、制御装置103は、情報処理装置200から提案保険プラン情報を取得して、タッチパネル101に表示するようにした。これによって、対象者は、保険会社から提案された保険プランを確認することができる。
【0069】
(4)属性情報には対象者の性別と生年月日を含み、健康情報には、対象者が受信した健康診断や人間ドックの検査項目ごとの検査結果を含むようにした。これによって、対象者の性別、年齢、検査項目ごとの検査結果に基づいて、リスク情報を算出することができる。
【0070】
(5)制御装置202は、対象者の性別ごとにあらかじめ設定された想定寿命の基準値に対して、年齢及び検査項目ごとの検査結果に応じてそれぞれ設定されている数値を加減算することによって、対象者の想定寿命を算出するようにした。これによって、複雑な計算を行わなくても、対象者の想定寿命を算出することができる。
【0071】
(6)制御装置202は、対象者の性別ごとにあらかじめ設定された想定医療費額の基準値に対して、年齢及び検査項目ごとの検査結果に応じてそれぞれ設定されている数値を加減算することによって、対象者の想定医療費額を算出するようにした。これによって、複雑な計算を行わなくても、対象者の想定医療費の額を算出することができる。
【0072】
−第2の実施の形態−
上述した第1の実施の形態では、情報処理装置200の制御装置202は、リスク算出処理によって算出した対象者のリスク情報を、対象者情報に関連付けて記憶媒体203に記録しておくようにした。そして、保険会社の担当者は、保険会社端末300を操作して対象者のリスク情報を閲覧し、対象者のリスク情報に合った保険プランを特定して、提案するようにした。第2の実施の形態では、情報処理装置200の制御装置202が、算出したリスク情報に基づいて、対象者へ提案する保険プランを特定する場合について説明する。なお、第2の実施の形態において、第1の実施の形態で上述した
図1〜6については、第1の実施の形態と同様のため、説明を省略する。
【0073】
情報処理装置200では、制御装置202は、リスク算出処理によって対象者の想定寿命と想定医療費を算出した後に、対象者へ提案する保険プランを特定するための提案保険プラン特定処理を実行する。以下、第2の実施の形態で実行する提案保険プラン特定処理について説明する。
【0074】
本実施の形態では、記憶媒体203には、あらかじめ対象者に提案可能な保険プランの情報として、プランを提供する保険会社名、掛け金、補償期間、支払い条件などの補償内容、補償対象者、対象年齢、注意事項、想定寿命下限値、想定医療費上限値を含んだ保険プラン情報が記録されている。
【0075】
制御装置202は、保険プランの提案を希望する対象者の対象者情報、健康情報、リスク情報に基づいて、記憶媒体203に保険プラン情報が登録されている保険プランの中から、契約条件が対象者の条件にマッチする保険プランを抽出することにより、対象者へ提案する保険プランを特定する。本実施の形態では、記憶媒体203に保険プラン情報が登録されている保険プランの中から、対象者の想定寿命が保険プランの想定寿命の条件を満たしており、かつ対象者の想定医療費が保険プランの想定医療費の条件を満たしている保険プランを抽出候補とする。例えば、制御装置202は、記憶媒体203に保険プラン情報が登録されている保険プランの中から、対象者の想定寿命が保険プランの想定寿命下限値以上であり、対象者の想定医療費が保険プランの想定医療費上限値以下である保険プランを抽出候補とする。
【0076】
さらに、保険プランに補償対象者の条件が設けられている場合には、対象者が補償対象者の条件を満たす保険プランのみを抽出する。例えば、乳がん保険のように、補償対象者の条件が女性に限定されている場合には、対象者の性別が女性である場合のみ、抽出対象となる。また、高齢者保険において、補償対象者の条件が60歳以上に限定されている場合には、対象者の年齢が60歳以上である場合のみ、抽出対象となる。また、認知症保険において、補償対象者の条件が既往歴に認知症を含んでいる場合に限定されている場合には、対象者の既往歴に認知症がある場合のみ、抽出対象となる。なお、この抽出例は一例であって、本実施の形態における提案保険プラン特定処理では、制御装置202は、保険プラン情報に基づいて、保険プランごとに設定されている加入条件を特定し、対象者が加入条件を満たす保険プランのみを抽出する。
【0077】
制御装置202は、事前登録されている保険プランの中から抽出した、対象者が加入条件を満たす保険プランを対象者へ提案する保険プランとして特定する。そして、制御装置202は、特定した保険プランの情報を提案保険プラン情報として、対象者情報に関連付けて記憶媒体203に記録する。これによって、情報端末100の操作者は、第1の実施の形態と同様に、情報端末100上で提案保険プラン情報の確認を指示することにより、情報処理装置200から提案された提案保険プラン情報を確認することできる。
【0078】
図9は、第2の実施の形態における情報処理装置200で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示す処理は、
図7に示す処理と同様に、情報処理装置200でプログラムの開始が指示されると起動するプログラムとして、制御装置202によって実行される。なお、
図9においては、
図7に示したフローチャートと同様の処理を行うステップには同じステップ番号を付与して説明を省略し、以下では、
図7との相違点を中心に説明する。
【0079】
ステップS150で否定判断した場合には、ステップS171へ進む。また、ステップS160でリスク算出処理を実行した後は、ステップS171へ進む。
【0080】
ステップS171では、制御装置202は、上述した提案保険プラン特定処理を実行して、ステップS180へ進む。
【0081】
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態における効果に加えて、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)情報処理装置200の制御装置202は、算出したリスク情報に基づいて、対象者に適した保険プランを特定するようにした。これによって、対象者に適した保険プランを自動的に特定して提案することができる。
【0082】
(2)制御装置202は、対象者の属性情報、健康情報、リスク情報とに基づいて、あらかじめ登録されている保険プランの中から、契約条件が対象者の条件にマッチする保険プランを抽出することにより、対象者に適した保険プランを特定するようにした。これによって、対象者の条件が契約条件を満たす保険プランのみを抽出して提案することができる。
【0083】
―変形例―
なお、上述した実施の形態の情報処理システムは、以下のように変形することもできる。
(1)上述した第1および第2の実施の形態では、健康情報には、健康診断や人間ドックにおける検査項目に基づく情報が含まれ、例えば、健康情報には、検査日、身体測定(身長、体重、腹囲測定、BMI、体脂肪率)、眼科検査(視力、眼底、眼圧)、聴力検査、呼吸器検査(胸部X線)、肺機能検査(肺活量)、消化器検査(胃部X線直接撮影(食道・胃・十二指腸))、腹部超音波検査(肝臓、膵臓、腎臓、脾臓、胆嚢)、循環器検査(血圧、心電図)、尿検査(糖、蛋白、潜血、PH、比重、沈渣)、便検査(免疫学的便検査)、血液学検査(赤血球数、血色素量、白血球数、ヘマトクリット、血小板、MCH、MCV、MCHC、血液型(ABO型、Rh抗D))、生化学検査(総蛋白、アルブミン、A/G比、TTT、ZTT、T-BIL、GOT、GPT、γ-GTP、ALP、LDH、CHE、UA、BUN、クレアチニン、T-CHO、TG、HDL-C、LDL-C、Na、Cl、Ca、K、Fe、アミラーゼ、血糖、HbA1c)、血清学検査(CRP定量)、既往歴、現病歴、自覚症状といった検査結果のデータを含む例について説明した。しかしながら、リスク情報を算出するために用いる健康情報は、上記の検査項目に限定されない。
【0084】
(2)上述した第1および第2の実施の形態では、対象者は、情報端末100上で提案保険プラン情報を確認し、プラン内容を検討した上で、希望のプランがある場合には、保険会社にとの間で加入のための手続きとることができる例について説明した。この場合、対象者が、提案を受けたプランの中に、契約を希望するプランがある場合には、情報端末100上で、希望する保険プランを選択して、保険会社に通知できるようにしてもよい。例えば、制御装置103は、操作者から希望する保険プランの選択を受け付けた場合には、選択された保険プランを特定するための情報を情報処理装置200へ送信する。情報処理装置200では、制御装置202は、受信した情報を対象者情報に関連付けて記憶装置203に記録するとともに、保険会社端末300へ送信する。これによって、保険会社の担当者は、対象者が選択した保険プランを把握することができる。
【0085】
また、契約を締結した後は、対象者の保険プランの契約内容を情報処理装置200に登録できるようにして、情報処理システム10を用いて、対象者の契約内容を管理できるようにしてもよい。例えば、情報端末100の操作者、または保険会社端末300の操作者、すなわち担当者は、契約締結日、保険者、被保険者、保障内容、契約期間、対象者の旧保険プランと新保険プランとの間の乖離の有無を含んだ保険契約情報を入力できるようにしてもよい。情報端末100や保険会社端末300で入力された保険契約情報は、情報処理装置200へ送信され、情報処理装置200では、制御装置202は、受信した保険契約情報を対象者情報に関連付けて記憶媒体203に記録するようにすればよい。なお、保険契約情報に対象者の旧保険プランと新保険プランとの間の乖離の有無を示す情報を含めておくことにより、契約を進める段階で、保険会社側が保険の内容や変更を行っているか否かといった、旧プランと新プランとの乖離の有無を管理することができる。
【0086】
(3)上述した第1および第2の実施の形態では、対象者の健康情報は、情報端末100の操作者が入力する例について説明した。しかしながら、対象者の健康診断や人間ドックのデータを外部から取得可能な場合には、取得したデータをそのまま情報処理装置200へ送信してもよい。
【0087】
また、健康情報に含まれる検査項目のうち、ユーザが装着したウェアラブル端末で測定可能なデータについては、制御装置103は、ウェアラブル端末から入力されるデータを用いてもよい。例えば、ユーザが手首に巻いて装着するウェアラブル端末の場合、ユーザの身体と接する部分に血圧測定を行うためのセンサーが搭載されていれば、ユーザの血圧データを計測することができる。この場合、情報端末100とウェアラブル端末とは、あらかじめBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信技術を用いて接続しておき、両機器間で通信を行うためのペアリングを行っておくことによって、制御装置103は、ウェアラブル端末から血圧データを取得することができる。
【0088】
ウェアラブル端末では、常時連続して、またはあらかじめ設定された測定タイミングで血圧データを測定し、情報端末100へ送信する。制御装置103は、ウェアラブル端末から血圧結果データを受信すると、受信した血圧データを情報処理装置200へ送信する。情報処理装置200では、受信した血圧データを対象者の健康情報に含まれる血圧の測定値として記録する。これによって、対象者の血圧データを最新の情報に更新することができる。なお、ここでは、ウェアラブル端末が血圧測定を行うためのセンサーを備えており、血圧データを測定可能な例について説明したが、その他のセンサー、例えば脈拍測定、心電図測定、心拍数測定を行うためのセンサーが搭載されている場合には、これらの測定データもウェアラブル端末から取得するようにしてもよい。また、対象者に合った保険プランを提供するために必要なリスク情報を算出する際に用いる健康情報の全てをウェアラブル端末から取得可能な場合には、全ての情報をウェアラブル端末から取得するようにしてもよい。
【0089】
(4)上述した第1および第2の実施の形態では、対象者の属性情報と健康情報に基づいて、対象者の想定寿命と想定医療費額をリスク情報として算出し、リスク情報に基づいて、情報処理装置200または保険会社の担当者は、対象者個人に対して保険プランを提案する例について説明した。すなわち、上述した第1および第2の実施の形態では、対象者が個人で保険に加入する場合を想定して、対象者に対して保険プランを提案する例について説明した。しかしながら、保険には、個人で加入する保険以外に、団体保険などのように、複数人で構成されるグループを対象とした保険も存在する。本発明は、このようなグループを対象にした保険の保険プランを提案する場合にも適用が可能である。この場合、保険サービスを取り扱う代理店、保険への加入を希望する対象者の家族、企業の人事担当者、健康保険組合の担当者などが情報端末100の操作者となり、グループを構成する各対象者の属性情報と健康情報を情報処理装置200に登録する。情報処理装置200では、制御装置202は、グループに属する各対象者ごとに、上述したリスク算出処理を実行して、各対象者の想定寿命と想定医療費額を算出する。
【0090】
この変形例において、各対象者のリスク情報に基づいてグループに適した保険プランを提案する方法としては、各対象者のリスク情報に基づいてグループのリスク情報を算出し、該グループのリスク情報に基づいてグループに向けた保険プランを提案する方法が考えられる。この場合、制御装置202は、グループに属する各対象者に対して算出した想定寿命の代表値と想定医療費額の代表値を、グループのリスク情報として算出する。この場合の代表値としては、全対象者の想定寿命と想定医療費額の平均値、最頻値、中央値などが想定される。
【0091】
そして、第1の実施の形態においては、保険会社の担当者は、情報処理装置200で算出されたグループのリスク情報を参照して、グループに対して提案する保険プランを検討することができる。また、第2の実施の形態においては、制御装置202は、算出したグループのリスク情報に基づいて、グループに適した保険プランを特定し、提案することができる。なお、この変形例において提案する保険プランは、グループに属する各個人を対象とした保険プランでもよいし、グループ全体を対象とした団体保険の保険プランであってもよい。グループに属する各個人を対象とした保険プランを提案した場合には、担当者は、グループで加入する場合の条件で各対象者と個別に契約を結ぶことができる。一方、グループ全体を対象とした団体保険の保険プランを提案した場合には、担当者は、グループとの間で、団体保険の契約を結ぶことができる。
【0092】
上述した第1および第2の実施の形態では、情報端末100の記憶媒体に情報端末用ソフトウェアをインストールしておくことにより、情報端末100が上述した処理を実行する例について説明した。しかしながら、情報端末100が処理を実行するためのプログラムは、情報処理装置200に記録されていてもよい。この場合、情報端末100では、操作者は、例えば、インターネットブラウザを用いて情報処理装置200にアクセスし、ブラウザ上で動作するプログラムによって提供される画面上で、種々の操作を行うようにすればよい。なお、情報端末100としてパソコンを用いる場合には、操作者は、ブラウザ上に表示される画面上で、キーボードを操作して、情報の入力を行うことができる。
【0093】
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
【解決手段】情報処理システム10では、情報端末100と、情報端末からデータを受信して処理を実行する情報処理装置200とが通信回線を介して接続される。情報端末は、対象者の属性情報の入力を受け付ける属性情報入力受付手段と、対象者の健康状態を示す健康情報の入力を受け付ける健康情報入力受付手段と、属性情報入力受付手段で入力を受け付けた属性情報と、健康情報入力受付手段で入力を受け付けた健康情報とを情報処理装置へ送信する送信手段とを備える。情報処理装置は、情報端末から受信した属性情報と健康情報に基づいて、対象者の想定寿命と、対象者に対して必要となることが想定される想定医療費額とを対象者のリスク情報として算出するリスク情報算出手段と、リスク情報算出手段によって算出されたリスク情報を、記憶媒体に記録するリスク情報記録手段と、を備える。