(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記アクティビティモードは、映画モード、音楽鑑賞モード、掃除モード、休暇モード及び就寝モードのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ・インターフェース提供方法。
前記ユーザ・インターフェースは、前記被制御機器に係わるユーザの制御履歴に基づいて変更されることを特徴とする請求項1に記載のユーザ・インターフェース提供方法。
前記制御情報を収集する段階は、ユーザ・インターフェース提供装置の内部データベース、前記ユーザ・インターフェース提供装置と接続された外部データベース及び前記被制御機器のうち少なくとも一つから、前記制御情報を収集することを特徴とする請求項1に記載のユーザ・インターフェース提供方法。
前記ユーザ・インターフェースをユーザ端末に提供するユーザ・インターフェース提供部をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のユーザ・インターフェース提供装置。
前記アクティビティモードは、映画モード、音楽鑑賞モード、掃除モード、休暇モード及び就寝モードのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項7に記載のユーザ・インターフェース提供装置。
前記ユーザ・インターフェースは、前記被制御機器に係わるユーザの制御履歴に基づいて変更されることを特徴とする請求項7に記載のユーザ・インターフェース提供装置。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付の図面を参照し、本発明が属する技術分野で当業者が容易に実施することができるように、本発明の実施形態について詳細に説明する。しかしながら、本発明は、さまざまな異なる形態に具現でき、明細書中で説明する実施形態に限定されるものではない。図面において、本発明について明確に説明するために、説明と係わりのない部分は省略し、明細書全体を通して、類似した部分については、類似した図面符号を付した。
明細書中で、ある部分が他の部分と「接続」されているとするとき、それは、「直接的に接続」されている場合だけではなく、その中間に、他の素子を挟んで「間接的に接続」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、別段の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。
【0015】
本発明の一実施形態による機器制御のためのユーザ・インターフェース(UI:user interface)提供システムにおいて、ユーザ端末は、複数の被制御機器の動作を制御し、ユーザ・インターフェース(UI)提供装置は、機器制御についての制御情報を収集し、収集された制御情報を利用して、所定の被制御機器及びそれを制御するための所定機能を組み合わせ、ユーザ・インターフェースを生成する。
以下、添付された図面を参照しつつ、本発明について詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態による、機器制御のためのユーザ・インターフェース提供システムの全体概要図である。
図1に図示されているように、本発明の一実施形態による機器制御のためのユーザ・インターフェース提供システムは、ユーザ端末1000、少なくとも一つの被制御機器2000、ユーザ・インターフェース(UI)提供装置3000、サーバ4000及びネットワーク5000を含む。
【0017】
ユーザ端末1000は、被制御機器2000の動作を制御する。ユーザ端末1000は、直接またはユーザ・インターフェース提供装置3000を介して、被制御機器2000を制御することができ、被制御機器2000についての制御情報を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供することができる。ユーザ端末1000は、有線/無線ネットワークを介して通信可能であり、表示画面を介して、被制御機器2000を制御することができる全種類の装置を含む。ユーザ端末1000は、例えば、携帯電話、スマーフォン、PDA(personal digital assistant)フォン、ノート型パソコン、パソコンのような通信端末を含む。
【0018】
被制御機器2000は、ユーザ端末1000から制御命令を受信し、制御命令によって動作する。また、被制御機器2000は、制御命令に基づいた動作に係わる制御情報を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供することができる。被制御機器2000は、有線/無線ネットワークを介して、ユーザ・インターフェース提供装置3000と通信が可能な全ての装置を含み、例えば、TV(television)、冷蔵庫、オーディオ、エアコン、照明機器を含む。
【0019】
ユーザ・インターフェース提供装置3000は、被制御機器2000についての制御情報を収集し、収集された制御情報に基づいて、ユーザ・インターフェースを生成する。ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザ端末1000及び被制御機器2000のうち少なくとも一つから制御情報を収集することができる。また、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、収集された制御情報を、後述するサーバ4000に提供し、サーバ4000から、制御の対象になる被制御機器、及びそれに係わる制御機能を推薦される。例えば、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、所定の時間に共に使用される被制御機器、及び頻繁に使用される機能をサーバ4000から推薦される。また、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、推薦された被制御機器及び制御機能に基づいて、ユーザ・インターフェースを生成して提供することができる。
【0020】
サーバ4000は、ユーザ・インターフェース提供装置3000に、制御の対象になる被制御機器及び制御機能を推薦する。サーバ4000は、ユーザ・インターフェース提供装置3000から制御情報を受信し、受信された制御情報を分析し、被制御機器及び制御機能を推薦することができる。
【0021】
ネットワーク5000は、専用線、LAN(local area network)、VAN(value-added network)、イントラネット、私設電話網、公衆電話網、PSTN(private switched telephone network)、及びそれらの相互組み合わせを含み、
図1に図示された各ネットワーク構成主体として、互いに円滑に通信を行わせる包括的な意味のデータ通信網であり、有線インターネット、無線インターネット及びモバイル無線通信網を含む。
【0022】
また、本発明の一実施形態による、機器制御のためのユーザ・インターフェース提供システムは、ホームネットワークによって形成され、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ホームネットワーク内のホームゲートウェイに含まれるが、それに限定されるものではない。
【0023】
以下、
図2を参照し、本発明の一実施形態によるユーザ・インターフェース提供装置3000について説明する。
図2は、本発明の一実施形態によるユーザ・インターフェース提供装置3000の細部構成図である。
図2に図示されているように、本発明の一実施形態によるユーザ・インターフェース提供装置3000は、識別部3900、制御情報収集部3100、おすすめ機能収集部3200、制御命令収集部3300、ユーザ・インターフェース(UI)生成部3400、ユーザ・インターフェース(UI)提供部3500、データベース(DB)3600、送受信部3700及び制御部3800を含む。
【0024】
識別部3900は、ユーザによって選択されたアクティビティモードに係わる一つ以上の被制御機器2000を識別する。アクティビティモードは、例えば、映画モード、音楽鑑賞モード、掃除モード、休暇モード及び就寝モードを含んでもよく、アクティビティモードによって、多種のユーザ・インターフェースが生成されもする。
【0025】
また、識別部3900は、ユーザ・インターフェース提供装置3000に対するユーザ入力に基づいて、アクティビティモードを選択することができる。その場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、アクティビティモードのリストを表示することができる。また、識別部3900は、ユーザ端末1000から選択されたアクティビティモードについての情報を受信することができる。その場合、ユーザ端末1000は、アクティビティモードのリストを表示し、ユーザ入力によって選択されたアクティビティモードについての情報を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供することができる。
【0026】
また、アクティビティモードにマッチングされた被制御機器のリストが、後述するデータベース3600に保存され、識別部3900は、被制御機器のリストに基づいて、アクティビティモードに係わる被制御機器を識別することができる。例えば、映画モードに対して、エアコン、照明機器及びTVがマッチングされもする。また、ユーザによって選択されたアクティビティモードが映画モードであるならば、識別部3900は、エアコン、照明機器及びTVを、被制御機器2000として識別することができる。
【0027】
制御情報収集部3100は、被制御機器2000についての制御情報を収集する。制御情報は、被制御機器2000が制御命令によって制御された動作についての情報として、制御機器の使用履歴についての情報を含んでもよく、例えば、制御された時間、制御された機器、制御機能、制御命令及び制御回数についての情報を含んでもよい。
【0028】
また、制御情報収集部3100は、ユーザ端末1000及び被制御機器2000のうち少なくとも一つから制御情報を収集することができる。ユーザ端末1000が、ユーザ・インターフェース提供装置3000を介して、被制御機器2000を制御する場合、制御情報収集部3100は、ユーザ端末1000から機器制御のために提供される制御命令に基づいて、制御情報を収集することができる。また、ユーザ端末1000が、直接被制御機器2000を制御する場合、制御情報収集部3100は、被制御機器2000から、制御された動作についての制御情報を受信することができる。しかしながら、それに限定されるものではなく、被制御機器2000についての制御情報が、別途のサーバに保存され、制御情報収集部3100は、該サーバから制御情報を収集することもできる。また、制御情報収集部3100は、ユーザ・インターフェース提供装置3000の内部データベース、ユーザ・インターフェース提供装置3000と接続された外部データベース及び被制御機器2000のうち少なくとも一つから制御情報を収集することができる。
【0029】
おすすめ機能収集部3200は、制御情報に基づいて、サーバ4000から推薦される制御機能についての情報を収集する。おすすめ機能収集部3200は、収集された制御情報、及び選択されたアクティビティモードについての情報をサーバ4000に提供し、制御情報及びアクティビティモードのうち少なくとも一つに基づいて、推薦された被制御機器及びそれに係わる制御機能についての情報を、サーバ4000から受信することができる。例えば、おすすめ機能収集部3200は、TV、ラジオ、照明機器、エアコン及び洗濯機についての多様な制御情報をサーバ4000に提供することができ、サーバ4000から、TV及びエアコンを、被制御機器として推薦され、TVに対するボリューム調節機能、エアコンに対する温度調節機能を、制御機能として推薦される。その場合、サーバ4000は、制御機器の使用履歴に基づいて、ユーザ既設定の数値以上に共に利用された被制御機器2000を推薦し、ユーザ既設定の数値以上に利用された機能を推薦することができる。
【0030】
また、おすすめ機能収集部3200は、サーバ4000から推薦された被制御機器及び制御機能に係わる情報を、ユーザ端末1000に提供することができ、ユーザ端末1000を介したユーザ入力に基づいて、ユーザ・インターフェースに含める被制御機器及び制御機能を決定することができる。例えば、ユーザ端末1000から、推薦された被制御機器及び制御機能をユーザ・インターフェースに含めるためのフィードバック情報が受信されれば、おすすめ機能収集部3200は、推薦された被制御機器及び制御機能をユーザ・インターフェースに含めるということを決定することができる。また、例えば、ユーザ端末1000から、推薦された被制御機器及び制御機能をユーザ・インターフェースに含めないためのフィードバック情報が受信されれば、おすすめ機能収集部3200は、被制御機器及び制御機能の推薦を、サーバ4000に、追加して要請することができる。
【0031】
制御命令収集部3300は、推薦された制御機能に対応する制御命令を収集する。制御命令収集部3300は、推薦された制御機能に対応する制御命令を、被制御機器2000に要請し、被制御機器2000から、制御命令についての情報を受信することができる。例えば、TVに対するボリューム調節機能、エアコンに対する温度調節機能が推薦された場合、制御命令収集部3300は、TVに、ボリューム調節のための制御命令を要請することができ、エアコンに、温度調節のための制御命令を要請することができる。
しかしながら、それに限定されるものではなく、制御命令収集部3300は、被制御機器2000の動作に対する制御命令を、あらかじめ収集することもできる。その場合、制御命令収集部3300は、被制御機器2000から、制御命令についての情報を収集したり、あるいは別途のサーバから、被制御機器2000に対する制御命令についての情報を収集したりすることができる。
【0032】
ユーザ・インターフェース生成部3400は、推薦された制御機能及び収集された制御命令に基づいて、被制御機器2000を制御するためのユーザ・インターフェースを生成する。ユーザ・インターフェース生成部3400は、サーバ4000から推薦された複数の被制御機器2000を共に制御するユーザ・インターフェースを生成することができる。例えば、サーバ4000から、TV及びエアコンが被制御機器として推薦された場合、ユーザ・インターフェース生成部3400は、TVのボリューム調節機能及びエアコンの温度調節機能を共に含むユーザ・インターフェースを生成することができる。
【0033】
また、ユーザ・インターフェース生成部3400は、ユーザ・インターフェースの形態をあらかじめ決定することができ、既定形態のユーザ・インターフェース内のそれぞれのボタンを、被制御機器2000の制御機能にそれぞれ割り当てることができる。それを介して、ユーザは、同一形態のユーザ・インターフェースを利用して、多数の被制御機器を容易に制御することができる。
【0034】
また、ユーザ・インターフェース生成部3400は、ユーザの機器制御履歴に基づいて、ユーザ・インターフェースを生成したり、あるいは変更したりすることができる。例えば、ユーザ・インターフェース生成部3400は、ユーザが頻繁に利用する機能を制御するためのアイコンを強調したり、あるいは追加したりすることができる。また、例えば、ユーザ・インターフェース生成部3400は、ユーザがさほど利用しない機能を制御するためのアイコンを削除することができる。また、例えば、ユーザ・インターフェース生成部3400は、被制御機器の機能を制御するためのアイコンの位置を変更することができる。しかしながら、それに限定されるものではない。
【0035】
ユーザ・インターフェース提供部3500は、生成されたユーザ・インターフェースを、ユーザ端末1000に提供する。ユーザ・インターフェース提供部3500によって提供されたユーザ・インターフェースは、ユーザ端末1000の画面に表示され、ユーザ端末1000の画面に表示されたユーザ・インターフェースに対するユーザ入力に基づいて、被制御機器2000が制御されもする。
【0036】
データベース3600は、ユーザ・インターフェースを生成するのに必要な各種の情報を保存する。データベース3600は、被制御機器2000に係わる各種の制御動作についての情報を保存することができ、それについては、
図7及び
図8で、さらに詳細に説明する。
送受信部3700は、ユーザ・インターフェース生成のための各種の情報を、ユーザ端末1000及びサーバ4000と送受信する。
【0037】
制御部3800は、ユーザ・インターフェース提供装置3000全体の動作を制御し、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、制御情報に基づいて、ユーザ・インターフェースを生成して提供するように、制御情報収集部3100、おすすめ機能収集部3200、制御命令収集部3300、ユーザ・インターフェース生成部3400、ユーザ・インターフェース提供部3500、データベース3600及び送受信部3700を制御する。
【0038】
一方、おすすめ機能収集部3200は、サーバ4000から推薦される制御機能についての情報を、ユーザ端末1000に提供することができ、ユーザ端末1000は、制御機能についての情報を活用し、被制御機器2000を制御するためのユーザ・インターフェースを生成することができる。しかしながら、それに限定されるものではなく、ユーザ端末1000は、推薦された制御機能についての情報を、サーバ4000から受信することもできる。
【0039】
また、制御命令収集部3300は、収集された制御命令を、ユーザ端末1000に提供することができ、ユーザ端末1000は、提供された制御命令を利用して、被制御機器2000を制御するためのユーザ・インターフェースを生成することができる。
ユーザ端末1000がユーザ・インターフェース提供装置3000及びサーバ4000から提供される情報を活用し、ユーザ・インターフェースを生成する方法については、
図10及び
図11を参照し、さらに詳細に説明する。
【0040】
以下、
図3を参照し、本発明の一実施形態によるサーバ4000について説明する。
図3は、本発明の一実施形態によるサーバ4000の細部構成図である。
図3に図示されているように、本発明の一実施形態によるサーバ4000は、制御情報受信部4100、おすすめ機能決定部4200、おすすめ機能提供部4300、送受信部4400及び制御部4500を含む。
【0041】
制御情報受信部4100は、ユーザ・インターフェース提供装置3000から制御情報を受信する。制御情報は、被制御機器2000が制御命令によって制御された動作についての情報であり、例えば、制御された時間、制御された機器、制御機能、制御命令及び制御回数についての情報を含んでもよい。また、制御情報受信部4100は、ユーザ端末1000及び被制御機器2000のうち少なくとも一つから、制御情報を収集することもできる。その場合、ユーザ端末1000及び被制御機器2000は、ネットワーク5000を介して、サーバ4000に直接接続される。
【0042】
おすすめ機能決定部4200は、受信された制御情報に基づいて、制御の対象になる被制御機器2000及び制御機能を決定する。おすすめ機能決定部4200は、制御情報に基づいて、ユーザの機器制御パターンを分析し、分析された機器制御パターンに基づいて、おすすめ機能を決定することができる。また、おすすめ機能決定部4200は、制御情報を分析し、曜日別または時間別に、おすすめ機能を決定することができる。例えば、おすすめ機能決定部4200は、月曜日9:00〜9:30に制御された被制御機器2000及び制御された機能のうち、既設定数値以上に制御された機器及び機能を推薦することができる。
【0043】
また、おすすめ機能決定部4200は、制御情報から、ユーザによって共に制御される被制御機器2000及び制御された機能を分析し、おすすめ機能を決定することができる。おすすめ機能決定部4200は、例えば、TV、エアコン及び照明機器が共に制御される回数が既設定数値以上である場合、TVのボリューム調節機能、エアコンの温度調節機能及び照明機器の明るさ調節機能を共に制御することができるユーザ・インターフェースを生成するように、被制御機器及び制御機能を推薦することができる。
【0044】
また、おすすめ機能決定部4300は、ユーザ・インターフェース提供装置3000から、ユーザによって選択されたアクティビティモードについての情報を受信し、アクティビティモードに対応する被制御機器を推薦することができるが、それに限定されるものではない。ユーザ端末1000が、ユーザによって選択されたアクティビティモードに対応する被制御機器を識別し、識別された被制御機器についての情報を、サーバ4000に提供することができ、おすすめ機能決定部4200は、識別された被制御機器についての情報に基づいて、所定の被制御機器及び制御機能を推薦することができる。
また、おすすめ機能決定部4200は、現在ユーザ端末1000によって制御されている被制御機器及び制御機能に基づいて、それと共に制御される機器及び機能を推薦することもできる。
【0045】
おすすめ機能提供部4300は、決定されたおすすめ機能を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供する。提供されたおすすめ機能は、ユーザ・インターフェース提供装置3000で、機器制御のためのユーザ・インターフェースを生成するのに利用されもする。
送受信部4400は、サーバ4000が、ユーザ・インターフェース生成のための制御機能を推薦するために必要な各種の情報を、ユーザ端末1000、被制御機器2000及びユーザ・インターフェース提供装置3000と送受信する。
【0046】
制御部4500は、サーバ4000全体の動作を制御し、サーバ4000が、ユーザ・インターフェース生成のための制御機能を推薦するように、制御情報受信部4100、おすすめ機能決定部4200、おすすめ機能提供部4300、送受信部4400を制御する。
一方、おすすめ機能提供部4300は、決定されたおすすめ機能についての情報を、ユーザ端末1000に提供することができ、ユーザ端末1000は、おすすめ機能についての情報を活用し、被制御機器2000を制御するためのユーザ・インターフェースを生成することができる。
【0047】
以下、
図4を参照し、本発明の一実施形態による機器制御のためのユーザ・インターフェース提供方法について説明する。
図4は、本発明の一実施形態による、機器制御のためのユーザ・インターフェース提供方法の細部フローチャートである。
段階S400で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、アクティビティモードにマッチングされた被制御機器を識別する。段階S400で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザによって選択されたアクティビティモードに係わる一つ以上の被制御機器2000を識別することができる。
【0048】
また、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザ・インターフェース提供装置3000に対するユーザ入力に基づいて、アクティビティモードを選択することができる。その場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、アクティビティモードのリストを表示することができる。また、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザ端末1000から選択されたアクティビティモードについての情報を受信することができる。その場合、ユーザ端末1000は、アクティビティモードのリストを表示し、ユーザ入力によって選択されたアクティビティモードについての情報を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供することができる。
【0049】
また、アクティビティモードにマッチングされた被制御機器のリストが、データベース3600に保存され、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、被制御機器のリストに基づいて、アクティビティモードに係わる被制御機器を識別することができる。例えば、映画モードに対して、エアコン、照明機器及びTVがマッチングされもする。また、ユーザによって選択されたアクティビティモードが、映画モードであるならば、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、エアコン、照明機器及びTVを、被制御機器2000として識別することができる。
【0050】
段階S401は、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、識別された被制御機器についての制御情報を収集する段階である。段階S401で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザ端末1000及び被制御機器2100,2200のうち少なくとも一つから制御情報を収集する。ユーザ端末1000が、ユーザ・インターフェース提供装置3000を介して、被制御機器2100,2200を制御する場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザ端末1000から提供される制御命令に基づいて、制御情報を収集することができる。また、ユーザ端末1000が、直接被制御機器2100,2200を制御する場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、被制御機器2100,2200から、制御された動作についての制御情報を受信することができる。しかしながら、それに限定されるものではなく、被制御機器2100,2200についての制御情報が、別途のサーバに保存され、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、該別途のサーバから制御情報を収集することもできる。
【0051】
段階S402は、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、収集された制御情報をサーバ4000に提供する段階である。段階S402では、サーバ4000が、ユーザ・インターフェース提供装置3000から制御情報を受信すると説明しているが、それに限定されるものではなく、サーバ4000が、ユーザ端末1000または被制御機器2000から制御情報を受信することもできる。その場合、ユーザ端末1000及び被制御機器2100,2200は、ネットワーク5000を介して、サーバ4000に直接接続される。
【0052】
段階S404は、サーバ4000が制御情報を分析する段階である。段階S404で、サーバ4000は、受信された制御情報に基づいて、ユーザの機器制御履歴及び機器制御パターンを分析することができる。例えば、サーバ4000は、時間別または曜日別に、既設定の数値以上に制御された被制御機器を確認することができる。また、サーバ4000は、時間別または曜日別に、既設定の数値以上に制御された制御機能を、それぞれの被制御機器別に確認することができる。
また、段階S404で、サーバ4000は、既設定数値以上に共に制御された被制御機器を確認することができ、既設定数値以上に共に制御された機能についての情報を確認することができる。
【0053】
段階S406は、サーバ4000が、ユーザ・インターフェース提供装置3000に、被制御機器及び制御機能を推薦する段階である。段階S406で、サーバ4000は、曜日別または時間別に、被制御機器及び制御機能を推薦することができる。例えば、サーバ4000は、月曜日9:00〜9:30に制御された被制御機器2000及び制御された機能のうち、既設定数値以上に制御された機器及び機能を推薦することができる。
【0054】
また、段階S406で、サーバ4000は、機器別に、被制御機器2000及び制御された機能を推薦することができる。例えば、サーバ4000は、TV、エアコン及び照明機器が共に制御される回数が既設定数値以上である場合、TVのボリューム調節機能、エアコンの温度調節機能及び照明機器の明るさ調節機能を共に制御することができるユーザ・インターフェースを生成するように、被制御機器及び制御機能を推薦することができる。
また、段階S406で、サーバ4000は、現在ユーザ端末1000によって制御されている被制御機器及び制御機能に基づいて、それと共に制御される機器及び機能を推薦することもできる。
【0055】
段階S407で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、推薦された被制御機器及び制御機能のリストを、ユーザ端末1000に提供する。
段階S408で、ユーザ端末1000は、推薦された被制御機器及び制御機能のリストについてのユーザのフィードバック情報を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供する。例えば、ユーザ端末1000は、推薦された被制御機器及び制御機能をユーザ・インターフェースに含めるためのフィードバック情報を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供することができ、その場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、推薦された被制御機器及び制御機能をユーザ・インターフェースに含めるということを決定することができる。また、例えば、ユーザ端末1000は、推薦された被制御機器及び制御機能をユーザ・インターフェースに含めないためのフィードバック情報を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供することができ、その場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、被制御機器及び制御機能の推薦を、サーバ4000に追加して要請することができる。
【0056】
段階S409及び段階S410は、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、推薦された被制御機器及び制御機能についての情報に基づいて、被制御機器2100,2200に制御命令情報を要請する段階である。
段階S412及び段階S414は、被制御機器2100,2200が、ユーザ・インターフェース提供装置3000に、制御命令情報を提供する段階である。
段階S409ないしS414では、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、被制御機器2100,2200から、制御命令情報を受信すると説明しているが、それに限定されるものではない。
【0057】
段階S416は、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、ユーザ・インターフェースを生成する段階である。段階S416で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、推薦された制御機能及び収集された制御命令に基づいて、被制御機器2100,2200を制御するためのユーザ・インターフェースを生成することができる。ユーザ・インターフェース提供装置3000は、例えば、サーバ4000から、TV及びエアコンが被制御機器として推薦された場合、TVのボリューム調節機能及びエアコンの温度調節機能を共に含むユーザ・インターフェースを生成することができる。
【0058】
また、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザ・インターフェースの形態をあらかじめ決定することができ、既定形態のユーザ・インターフェース内のそれぞれのボタンに、被制御機器2100,2200の制御機能をそれぞれ割り当てることができる。それを介して、ユーザは、同一形態のユーザ・インターフェースを利用して、多数の被制御機器を容易に制御することができる。
【0059】
また、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザの機器制御履歴に基づいて、ユーザ・インターフェースを生成したり、あるいは変更したりすることができる。例えば、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザが頻繁に利用する機能を制御するためのアイコンを強調したり、あるいは追加したりすることができる。また、例えば、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザがさほど利用しない機能を制御するためのアイコンを削除することができる。また、例えば、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、被制御機器の機能を制御するためのアイコンの位置を変更することができる。しかしながら、それに限定されるものではない。
【0060】
段階S418は、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、生成されたユーザ・インターフェースを、ユーザ端末1000に提供する段階であり、段階S420は、ユーザ端末1000が、受信されたユーザ・インターフェースに基づいて、被制御機器2100,2200を制御する段階である。
【0061】
以下、
図5を参照し、本発明の別の一実施形態によるユーザ・インターフェース提供装置3000について説明する。
図5は、本発明の別の一実施形態によるユーザ・インターフェース提供装置3000の細部構成図である。
図5に図示されているように、本発明の別の一実施形態によるユーザ・インターフェース提供装置3000は、識別部3005、制御情報収集部3010、制御機能選択部3020、制御命令収集部3030、ユーザ・インターフェース生成部3040、ユーザ・インターフェース提供部3050、データベース(DB)3060、送受信部3070及び制御部3080を含む。
【0062】
識別部3005は、ユーザによって選択されたアクティビティモードに係わる一つ以上の被制御機器2000を識別する。アクティビティモードは、例えば、映画モード、音楽鑑賞モード、掃除モード、休暇モード及び就寝モードを含んでもよく、アクティビティモードによって、多種のユーザ・インターフェースが生成されもする。
また、識別部3005は、ユーザ・インターフェース提供装置3000に対するユーザ入力に基づいて、アクティビティモードを選択することができる。その場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、アクティビティモードのリストを表示することができる。また、識別部3005は、ユーザ端末1000から選択されたアクティビティモードについての情報を受信することができる。その場合、ユーザ端末1000は、アクティビティモードのリストを表示し、ユーザ入力によって選択されたアクティビティモードについての情報を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供することができる。
【0063】
また、アクティビティモードにマッチングされた被制御機器のリストが、データベース3060に保存され、識別部3005は、被制御機器のリストに基づいて、アクティビティモードに係わる被制御機器を識別することができる。例えば、映画モードに対して、エアコン、照明機器及びTVがマッチングされもする。また、ユーザによって選択されたアクティビティモードが映画モードであるならば、識別部3005は、エアコン、照明機器及びTVを、被制御機器2000として識別することができる。
【0064】
制御情報収集部3010は、被制御機器2000についての制御情報を収集する。制情報収集部3010は、ユーザ端末1000及び被制御機器2000のうち少なくとも一つから制御情報を収集することができる。ユーザ端末1000が、ユーザ・インターフェース提供装置3000を介して、被制御機器2000を制御する場合、制御情報収集部3010は、ユーザ端末1000から、機器制御のために提供される制御命令に基づいて制御情報を収集することができる。また、ユーザ端末1000が、直接被制御機器2000を制御する場合、制御情報収集部3010は、被制御機器2000から、制御された動作についての制御情報を受信することができる。しかしながら、それに限定されるものではなく、被制御機器2000についての制御情報が、別途のサーバに保存されて、御情報収集部3010は、該サーバから制御情報を収集することもできる。
【0065】
制御機能選択部3020は、ユーザ・インターフェースに含まれる制御機能を選択する。制御機能選択部3020は、収集された制御情報に基づいて、ユーザの機器制御パターンを分析し、分析された機器制御パターンに基づいて、制御の対象になる被制御機器及び制御機能を選択することができる。また、制御機能選択部3020は、制御情報を分析し、曜日別または時間別に、制御機能を選択することができる。例えば、制御機能選択部3020は、月曜日9:00〜9:30に制御された被制御機器及び制御された機能のうち、既設定数値以上に制御された機器及び機能を選択することができる。
【0066】
また、制御機能選択部3020は、被制御情報から共に制御される被制御機器及び制御された機能を分析し、制御機能を選択することができる。制御機能選択部3020は、例えば、TV、エアコン及び照明機器が共に制御される回数が、既設定数値以上である場合、TVのボリューム調節機能、エアコンの温度調節機能及び照明機器の明るさ調節機能を選択することができる。
【0067】
また、制御機能選択部3020は、ユーザによって選択されたアクティビティモードに対応する被制御機器を選択することができる。また、制御機能選択部3020は、現在ユーザ端末1000によって制御されている被制御機器及び制御機能に基づいて、それと共に制御される機器及び機能を選択することができる。
【0068】
また、制御機能選択部3020は、選択された被制御機器及び制御機能に係わる情報を、ユーザ端末1000に提供することができ、ユーザ端末1000を介したユーザ入力に基づいて、ユーザ・インターフェースに含める被制御機器及び制御機能を決定することができる。例えば、ユーザ端末1000から、推薦された被制御機器及び制御機能をユーザ・インターフェースに含めるためのフィードバック情報が受信されれば、制御機能選択部3020は、選択された被制御機器及び制御機能をユーザ・インターフェースに含めるということを決定することができる。また、例えば、ユーザ端末1000から、推薦された被制御機器及び制御機能をユーザ・インターフェースに含めないためのフィードバック情報が受信されれば、制御機能選択部3020は、被制御機器及び制御機能をさらに選択することができる。
【0069】
制御命令収集部3030は、選択された制御機能に対応する制御命令を収集する。制御命令収集部3030は、選択された制御機能に対応する制御命令を、被制御機器2000に要請し、被制御機器2000から、制御命令についての情報を受信することができる。例えば、TVに対するボリューム調節機能、エアコンに対する温度調節機能が選択された場合、制御命令収集部3030は、TVに、ボリューム調節のための制御命令を要請することができ、エアコンに、温度調節のための制御命令を要請することができる。
【0070】
しかしながら、それに限定されるものではなく、制御命令収集部3030は、被制御機器2000の動作に対する制御命令をあらかじめ収集することもできる。その場合、制御命令収集部3030は、被制御機器2000から、制御命令についての情報を収集したり、あるいは別途のサーバから、被制御機器2000に対する制御命令についての情報を収集したりすることができる。
【0071】
ユーザ・インターフェース生成部3040は、選択された制御機能及び収集された制御命令に基づいて、被制御機器2000を制御するためのユーザ・インターフェースを生成する。ユーザ・インターフェース生成部3040は、サーバ4000から推薦された複数の被制御機器2000を共に制御することができるユーザ・インターフェースを生成することができる。例えば、サーバ4000から、TV及びエアコンが被制御機器として選択された場合、ユーザ・インターフェース生成部3040は、TVのボリューム調節機能及びエアコンの温度調節機能を共に含むユーザ・インターフェースを生成することができる。
【0072】
また、ユーザ・インターフェース生成部3040は、ユーザ・インターフェースの形態をあらかじめ決定することができ、既定形態のユーザ・インターフェース内のそれぞれのボタンを、被制御機器2000の制御機能にそれぞれ割り当てることができる。それを介して、ユーザは、同一形態のユーザ・インターフェースを利用して、多数の被制御機器を容易に制御することができる。
【0073】
また、ユーザ・インターフェース生成部3040は、ユーザの機器制御履歴に基づいて、ユーザ・インターフェースを生成したり、あるいは変更したりすることができる。例えば、ユーザ・インターフェース生成部3040は、ユーザが頻繁に利用する機能を制御するためのアイコンを強調したり、あるいは追加したりすることができる。また、例えば、ユーザ・インターフェース生成部3040は、ユーザがさほど利用しない機能を制御するためのアイコンを削除することができる。また、例えば、ユーザ・インターフェース生成部3040は、被制御機器の機能を制御するためのアイコンの位置を変更することができる。しかしながら、それに限定されるものではない。
【0074】
ユーザ・インターフェース提供部3050は、生成されたユーザ・インターフェースを、ユーザ端末1000に提供する。ユーザ・インターフェース提供部3050によって提供されたユーザ・インターフェースは、ユーザ端末1000の画面に表示され、ユーザ端末1000の画面に表示されたユーザ・インターフェースに対するユーザ入力に基づいて、被制御機器2000が制御されもする。
【0075】
データベース3060は、ユーザ・インターフェースを生成するのに必要な各種の情報を保存する。データベース3060は、被制御機器2000に係わる各種の制御動作についての情報を保存することができ、それについては、
図7及び
図8で、さらに詳細に説明する。
送受信部3070は、ユーザ・インターフェース生成のための各種の情報を送受信する。
【0076】
制御部3080は、ユーザ・インターフェース提供装置3000全体の動作を制御し、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、制御情報に基づいて、ユーザ・インターフェースを生成して提供するように、制御情報収集部3010、制御機能選択部3020、制御命令収集部3030、ユーザ・インターフェース生成部3040、ユーザ・インターフェース提供部3050、データベース3060及び送受信部3070を制御する。
一方、制御機能選択部3020は、選択された制御機能についての情報を、ユーザ端末1000に提供することができ、制御命令収集部3030は、収集された制御命令を、ユーザ端末1000に提供することができ、ユーザ端末1000は、受信された制御機能についての情報及び制御命令を活用し、被制御機器2000を制御するためのユーザ・インターフェースを生成することができる。
【0077】
以下、
図6を参照し、本発明の別の一実施形態による、機器制御のためのユーザ・インターフェース提供方法について説明する。
図6は、本発明の別の一実施形態による、機器制御のためのユーザ・インターフェース提供方法の細部フローチャートである。
段階S600で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、アクティビティモードにマッチングされた被制御機器を識別する。段階S600で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザによって選択されたアクティビティモードに係わる一つ以上の被制御機器2000を識別することができる。
【0078】
また、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザ・インターフェース提供装置3000に対するユーザ入力に基づいて、アクティビティモードを選択することができる。その場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、アクティビティモードのリストを表示することができる。また、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザ端末1000から選択されたアクティビティモードについての情報を受信することができる。その場合、ユーザ端末1000は、アクティビティモードのリストを表示し、ユーザ入力によって選択されたアクティビティモードについての情報を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供することができる。
【0079】
また、アクティビティモードにマッチングされた被制御機器のリストが、データベース3060に保存され、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、被制御機器のリストに基づいて、アクティビティモードに係わる被制御機器を識別することができる。例えば、映画モードに対して、エアコン、照明機器及びTVがマッチングされもする。また、ユーザによって選択されたアクティビティモードが映画モードであるならば、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、エアコン、照明機器及びTVを、被制御機器2000として識別することができる。
【0080】
段階S601は、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、識別された被制御機器についての制御情報を収集する段階である。段階S600で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザ端末1000及び被制御機器2100,2200のうち少なくとも一つから制御情報を収集する。ユーザ端末1000が、ユーザ・インターフェース提供装置3000を介して被制御機器2100,2200を制御する場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザ端末1000から提供される制御命令に基づいて、制御情報を収集することができる。また、ユーザ端末1000が、直接被制御機器2100,2200を制御する場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、被制御機器2100,2200から、制御された動作についての制御情報を受信することができる。しかしながら、それに限定されるものではなく、被制御機器2100,2200についての制御情報が、別途のサーバに保存され、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、該別途のサーバから制御情報を収集することもできる。
【0081】
段階S602は、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、ユーザ・インターフェースに含まれる制御機能を選択する段階である。段階S602で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、収集された制御情報に基づいて、ユーザの機器制御履歴及び機器制御パターンを分析し、分析された機器制御履歴及び機器制御パターンに基づいて、制御の対象になる被制御機器及び制御機能を選択することができる。また、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、制御情報を分析し、曜日別または時間別に、制御機能を選択することができる。例えば、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、月曜日9:00〜9:30に制御された被制御機器及び制御された機能のうち、既設定数値以上に制御された機器及び機能を選択することができる。
【0082】
また、段階S602で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、被制御情報から共に制御される被制御機器及び制御された機能を分析し、制御機能を選択することができる。ユーザ・インターフェース提供装置3000は、例えば、TV、エアコン及び照明機器が共に制御される回数が、既設定数値以上である場合、TVのボリューム調節機能、エアコンの温度調節機能及び照明機器の明るさ調節機能を選択することができる。
また、段階S602で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、現在ユーザ端末1000によって制御されている被制御機器及び制御機能に基づいて、それと共に制御される機器及び機能を選択することができる。
【0083】
段階S603で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、選択された被制御機器及び制御機能のリストを、ユーザ端末1000に提供する。
段階S604で、ユーザ端末1000は、選択された被制御機器及び制御機能のリストについてのユーザのフィードバック情報を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供する。例えば、ユーザ端末1000は、選択された被制御機器及び制御機能をユーザ・インターフェースに含めるためのフィードバック情報を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供することができ、その場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、選択された被制御機器及び制御機能をユーザ・インターフェースに含めるということを決定することができる。また、例えば、ユーザ端末1000は、選択された被制御機器及び制御機能をユーザ・インターフェースに含めないためのフィードバック情報を、ユーザ・インターフェース提供装置3000に提供することができ、その場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、被制御機器及び制御機能をさらに選択することができる。
【0084】
段階S605及び段階S606は、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、選択された被制御機器及び制御機能についての情報に基づいて、被制御機器2100,2200に制御命令情報を要請する段階である。
段階S608及び段階S610は、被制御機器2100,2200が、ユーザ・インターフェース提供装置3000に、制御命令情報を提供する段階である。
段階S605ないしS610では、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、被制御機器2100,2200から制御命令情報を受信すると説明しているが、それに限定されるものではない。
【0085】
段階S612は、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、ユーザ・インターフェースを生成する段階である。段階S612で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、選択された制御機能及び収集された制御命令に基づいて、被制御機器2100,2200を制御するためのユーザ・インターフェースを生成することができる。ユーザ・インターフェース提供装置3000は、例えば、サーバ4000から、TV及びエアコンが被制御機器として選択された場合、TVのボリューム調節機能及びエアコンの温度調節機能を共に含むユーザ・インターフェースを生成することができる。
【0086】
また、段階S612で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザ・インターフェースの形態をあらかじめ決定することができ、既定形態のユーザ・インターフェース内のそれぞれのボタンに、被制御機器2100,2200の制御機能をそれぞれ割り当てることができる。それを介して、ユーザは、同一形態のユーザ・インターフェースを利用して、多数の被制御機器を容易に制御することができる。
【0087】
また、段階S612で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザの機器制御履歴に基づいて、ユーザ・インターフェースを生成したり、あるいは変更したりすることができる。例えば、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザが頻繁に利用する機能を制御するためのアイコンを強調したり、あるいは追加したりすることができる。また、例えば、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザがさほど利用しない機能を制御するためのアイコンを削除することができる。また、例えば、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、被制御機器の機能を制御するためのアイコンの位置を変更することができる。しかしながら、それに限定されるものではない。
【0088】
段階S614は、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、生成されたユーザ・インターフェースを、ユーザ端末1000に提供する段階であり、段階S616は、ユーザ端末1000が、受信されたユーザ・インターフェースに基づいて、被制御機器2100,2200を制御する段階である。
【0089】
以下、
図7及び
図8を参照し、本発明の一実施形態による制御情報について説明する。
図7は、本発明の一実施形態による制御情報テーブルの一例を図示した図面である。
図7に図示されているように、本発明の一実施形態による制御情報テーブルは、曜日フィールド70、時間フィールド72、被制御機器フィールド74、制御機能フィールド76及び回数フィールド78を含んでもよい。
曜日フィールド70には、被制御機器が制御された曜日が記録され、時間フィールド72には、被制御機器が制御された時間が記録される。また、被制御機器フィールド74には、被制御機器の識別値が記録され、制御機能フィールド76には、被制御機器別に制御された機能が記録される。また、回数フィールド78には、被制御機器の制御機能別に制御された回数が記録される。
【0090】
したがって、サーバ4000またはユーザ・インターフェース提供装置3000は、かような制御情報テーブルを介して、ユーザの機器制御パターンを分析することができ、分析された機器制御パターンに基づいて、ユーザ・インターフェースに含まれる被制御機器及び制御機能を決定することができる。例えば、ユーザ・インターフェース提供装置3000が、月曜日9:00〜9:30に、ユーザ端末1000に提供するユーザ・インターフェースを生成する場合、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、同時間帯に制御回数が多いTVのボリューム調節機能、照明機器のON/OFF機能、及びエアコンの冷房機能を制御するように、ユーザ・インターフェースを生成することができる。
【0091】
図8は、本発明の別の一実施形態による制御情報テーブルの一例を図示した図面である。
図8に図示されているように、本発明の別の一実施形態による制御情報テーブルは、曜日フィールド80、時間フィールド82及び被制御機器フィールド84を含んでもよい。
曜日フィールド80には、被制御機器が制御された曜日が記録され、時間フィールド82には、被制御機器が制御された時間が記録される。また、被制御機器フィールド84には、同時間帯に共に制御される被制御機器に係わる識別値が記録される。
【0092】
したがって、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、かような制御情報テーブルを介して、ユーザ・インターフェースの制御対象に含まれる被制御機器を決定することができる。例えば、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ラジオが制御されている場合、ラジオ及び清掃機を共に制御することができるユーザ・インターフェースを生成することができる。
【0093】
以下、
図9を参照し、本発明の一実施形態による、機器制御のためのユーザ・インターフェースについて説明する。
図9は、本発明の一実施形態による、機器制御のためのユーザ・インターフェースの一例を図示した図面である。
図9に図示されているように、本発明の一実施形態による、機器制御のためのユーザ・インターフェースは、エアコンを制御するための領域90、照明機器を制御するための領域92及びTVを制御するための領域94を含んでもよい。
【0094】
また、エアコンを制御するための領域90には、「Cool」ボタン、「Auto」ボタン、「Heat」ボタン、「Off」ボタンが表示され、照明機器を制御するための領域92には、明るさ調節ボタンが表示されもする。また、TVを制御するための領域94には、チャネル調節ボタン及びボリューム調節ボタンが表示されもする。
また、ユーザ・インターフェースの形態は、あらかじめ決まっており、既定形態のユーザ・インターフェース内のそれぞれのボタンに対応し、ユーザ・インターフェースが生成されるたびに、被制御機器の各制御機能がそれぞれ割り当てられる。
【0095】
以下、
図10を参照し、本発明の別の実施形態によるユーザ・インターフェース生成方法について説明する。
図10は、本発明の別の実施形態によるユーザ・インターフェースを生成する方法の細部フローチャートである。
【0096】
段階S1000で、サーバ4000は、ユーザ端末1000及びユーザ・インターフェース提供装置3000に、おすすめ機能を提供する。段階S1000で、サーバ4000は、ユーザ・インターフェース提供装置3000から受信された制御情報を利用して決定されたおすすめ機能を、ユーザ端末1000及びユーザ・インターフェース提供装置3000に提供することができる。
段階S1002で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、制御命令を収集する。段階S1002で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、おすすめ機能に対応する制御命令を、被制御機器から収集することができる。
【0097】
段階S1004で、ユーザ・インターフェース提供装置3000は、ユーザ端末1000に収集された制御命令を提供する。
段階S1006で、ユーザ端末1000は、おすすめ機能及び制御命令に基づいて、ユーザ・インターフェースを生成する。段階S1006で、ユーザ端末1000では、ユーザ・インターフェースを生成するための画面が、おすすめ機能及び制御命令に基づいて提供され、それについては、
図11で、さらに詳細に説明する。
【0098】
以下、
図11を参照し、本発明の別の実施形態による、ユーザ端末1000が、被制御機器2000を制御するためのユーザ・インターフェースを生成する一例について説明する。
図11は、本発明の別の実施形態による、ユーザ端末1000が被制御機器2000を制御するためのユーザ・インターフェースを生成する一例を図示した図面である。
前述のように、ユーザ端末1000は、サーバ4000及びユーザ・インターフェース提供装置3000のうち少なくとも一つから、おすすめ機能及びおすすめ機能に対応する制御命令を受信することができる。
【0099】
また、ユーザ端末1000では、被制御機器のリスト10、及び選択された被制御機器が表示される領域12が画面に表示され、ユーザは、被制御機器を領域12に移動させることにより、機器制御のためのユーザ・インターフェースに含まれた機器を選択することができる。その場合、サーバ4000及びユーザ・インターフェース提供装置3000のうち少なくとも一つから受信されたおすすめ機能に基づいて、被制御機器のリスト10には、おすすめ機能に対応する機器が表示されもする。
【0100】
また、被制御機器が選択された後には、ユーザ端末1000の画面には、選択された機器14,16に係わる機能18,20がそれぞれ表示され、ユーザは、表示された機能18,20のうち一部を選択し、機器制御のためのユーザ・インターフェースに含めることができる。
その後、ユーザ端末1000は、ユーザ・インターフェース生成部3400及びユーザ・インターフェース生成部3040と同様に、機器制御のためのユーザ・インターフェース22を生成することができる。
【0101】
本発明の一実施形態は、コンピュータによって実行されるプログラム・モジュールのような、コンピュータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態でも具現される。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスされる任意の可用媒体でもあり、揮発性及び不揮発性の媒体、分離型及び非分離型の媒体をいずれも含む。また、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ記録媒体及び通信媒体をいずれも含んでもよい。コンピュータ記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラム・モジュール、またはその他データのような情報の保存のための任意の方法または技術で具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型の媒体をいずれも含む。通信媒体は、典型的には、コンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラム・モジュール、または搬送波のような変調されたデータ信号のその他データ、またはその他送信メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0102】
前述の本発明の説明は、例示のためのものであり、本発明が属する技術分野の当業者であるならば、本発明の技術的思想や必須な特徴を変更せずとも、他の具体的な形態に容易に変形が可能であるということを理解できるであろう。したがって、以上に記載した実施形態は、全ての面で、例示的なものであり、限定的なものではないということを理解しなければならない。例えば、単一型として説明している各構成要素は、分散して実施されもし、同様に分散されていると説明している構成要素も、結合された形態で実施されもする。
【0103】
本発明の範囲は、上記の詳細な説明ではなく、特許請求の範囲の記載によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導き出される全ての変更または変形された形態は、本発明の範囲に含まれるものであると解釈されなければならない。