(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6203826
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】空気圧式材料処理システムにおいて材料を処理する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
B65F 5/00 20060101AFI20170914BHJP
B65G 53/40 20060101ALI20170914BHJP
B65G 65/40 20060101ALI20170914BHJP
B65G 53/06 20060101ALI20170914BHJP
B09B 3/00 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
B65F5/00 101
B65G53/40ZAB
B65G65/40 Z
B65G53/06
B09B3/00 301Z
【請求項の数】17
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2015-510847(P2015-510847)
(86)(22)【出願日】2013年4月26日
(65)【公表番号】特表2015-523939(P2015-523939A)
(43)【公表日】2015年8月20日
(86)【国際出願番号】FI2013050472
(87)【国際公開番号】WO2013167797
(87)【国際公開日】20131114
【審査請求日】2016年2月25日
(31)【優先権主張番号】20125491
(32)【優先日】2012年5月7日
(33)【優先権主張国】FI
(73)【特許権者】
【識別番号】508342644
【氏名又は名称】マリキャップ オーワイ
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【弁理士】
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107401
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 誠一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 孝夫
(74)【代理人】
【識別番号】100154162
【弁理士】
【氏名又は名称】内田 浩輔
(74)【代理人】
【識別番号】100182257
【弁理士】
【氏名又は名称】川内 英主
(72)【発明者】
【氏名】スンドホルム,ゴラン
【審査官】
梶本 直樹
(56)【参考文献】
【文献】
特開昭60−002501(JP,A)
【文献】
国際公開第2011/098666(WO,A1)
【文献】
実開昭54−079780(JP,U)
【文献】
特表2013−519603(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65F 5/00
B65G 53/06
B65G 53/40
B65G 65/40
B09B 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃棄物材料等の材料が、少なくとも部分的に重力、及び少なくとも部分的に吸引、及び/又は圧力差の補助によって、フィーダーチャネル(3)において、整形機(1)内に、及び/又はその整形機(1)を通って給送される、空気圧式材料移送システムにおいて整形機内へ材料を給送する方法であって、その方法において、前記材料(w)は、回転整形機である前記整形機(1)によって、より圧密になるように処理され、必要であれば、前記フィーダーチャネル(3)内の前記材料(w)の搬送は、材料送込み方向において前記回転整形機(1)の前の移動可能な阻止手段(21)によって制限され、その阻止手段が前記フィーダーチャネル(3)内に延在し、前記阻止手段(21)が前記フィーダーチャネル(3)内で前記材料(w)がもたらす力作用の少なくとも一部を受け止める第1の位置を前記阻止手段(21)は有し、また、前記阻止手段(21)が前記フィーダーチャネル(3)内に延在しない第2の位置を前記阻止手段(21)は有し、前記阻止手段(21)は、前記回転整形機(1)の動作シーケンスにおける前記回転整形機の処理手段(10A、10C)の回転方向の変化に応じて、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動されることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記阻止手段(21)は駆動機構(22)によって前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動することを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法であって、前記回転整形機の処理手段(10A、10C)のうちの少なくとも幾つかは、駆動機構(7)によって第1の方向に回転すると、前記処理手段により処理される前記材料を給送し、その場合、前記阻止手段(21)は前記フィーダーチャネル(3)内の前記第1の位置にあることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の方法であって、前記回転整形機(1)に給送される材料の量は前記阻止手段(21)によって制限されることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項3に記載の方法であって、回転可能な前記処理手段(10A、10C)の回転方向は変化させることができ、その場合、前記処理手段(10A、10C)のうちの少なくとも幾つかを前記第1の方向の逆方向である第2の方向に回転させる際、前記阻止手段(21)は、前記阻止手段(21)が前記フィーダーチャネル(3)内に延在しない前記第2の位置にあることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法であって、前記阻止手段(21)の横断表面積は材料送込み方向に前記フィーダーチャネル(3)の横断表面積の一部を覆うことを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の方法であって、前記阻止手段(21)は細長いロッド形状手段であることを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載の方法であって、前記空気圧式材料移送システムは、材料、より詳細には廃棄物材料用のパイプ搬送システムであることを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項5に記載の方法であって、前記回転可能な処理手段(10A、10C)は連続して駆動され、その場合、前記処理手段(10A、10C)は、第1の時間(t1)にわたって前記第1の方向に回転し、その後、第2の時間(t2)にわたって前記第2の方向に回転し、その場合、前記回転可能な処理手段(10A、10C)が前記第1の方向に回転する際、前記阻止手段(21)は前記第1の位置にあり、前記回転可能な処理手段(10A、10C)が前記第2の方向に回転する際、前記阻止手段(21)は前記第2の位置にあることを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載の方法であって、前記阻止手段(21)は、圧力媒体作用式のシリンダーとピストンとの組合せである駆動機構(22)によって移動し、前記阻止手段(21)は前記駆動機構のピストン部(23)とともに移動することを特徴とする方法。
【請求項11】
廃棄物材料等の材料を、少なくとも部分的に重力、及び少なくとも部分的に吸引、及び/又は圧力差の補助によって、整形機(1)内に、及び/又はその整形機(1)を通して給送するフィーダーチャネル(3)を備える、空気圧式材料移送システムにおいて整形機内に材料を給送する装置であって、その装置は、前記整形機(1)が回転整形機であることと、前記材料がより圧密になるように処理されることとの組合せと、材料送込み方向において前記回転整形機(1)の前に配置された移動可能な阻止手段(21)とを備え、その阻止手段(21)が前記フィーダーチャネル(3)内に延在し、前記阻止手段(21)が前記フィーダーチャネル(3)内で前記材料(w)がもたらす力作用の少なくとも一部を受け止め、かつ、必要であれば、前記回転整形機(1)に向けての前記フィーダーチャネル(3)内の前記材料(w)の搬送が前記阻止手段(21)によって制限される第1の位置を前記阻止手段(21)は有し、前記阻止手段(21)が前記フィーダーチャネル(3)内に延在しない第2の位置を前記阻止手段(21)は有し、前記装置は、前記第1の位置と前記第2の位置との間で前記阻止手段を移動させる、前記阻止手段用の駆動機構(22)を備え、前記阻止手段(21)は、前記回転整形機(1)の動作シーケンスにおける前記回転整形機の処理手段(10A、10C)の回転方向の変化に応じて、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動可能であるように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項12】
請求項11に記載の装置であって、前記阻止手段(21)の横断表面積は前記材料送込み方向に前記フィーダーチャネル(3)の横断表面積の一部を覆うことを特徴とする装置。
【請求項13】
請求項11又は12に記載の装置であって、前記阻止手段(21)は細長いロッド形状手段であることを特徴とする装置。
【請求項14】
請求項11から13のいずれか一項に記載の装置であって、前記阻止手段用の前記駆動機構(22)は圧力媒体作用式のシリンダーとピストンとの組合せであり、前記阻止手段(21)は前記駆動機構(22)のピストン部(23)とともに移動するように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項15】
請求項11から14のいずれか一項に記載の装置であって、前記回転整形機の処理手段(10A、10C)のうちの少なくとも幾つかは、前記駆動機構(7)によって第1の方向に回転すると、前記処理手段により処理される前記材料(w)を給送するように構成されて、その場合、前記阻止手段(21)は前記フィーダーチャネル(3)内の前記第1の位置にあるように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項16】
請求項11から15のいずれか一項に記載の装置であって、前記阻止手段(21)は、前記回転整形機(1)に給送されている最中の材料の量を制限するように構成されている前記第1の位置にあることを特徴とする装置。
【請求項17】
請求項15に記載の装置であって、回転可能な前記処理手段(10A、10C)の回転方向は変更可能であるように構成されており、その場合、前記処理手段(10A、10C)のうちの少なくとも幾つかを前記第1の方向の逆方向である第2の方向に回転させる際、前記阻止手段(21)は、前記阻止手段(21)が前記フィーダーチャネル(3)内に延在しない前記第2の位置にあるように構成されていることを特徴とする装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、部分真空移送システム等の材料処理システムに関し、より詳細には、家庭廃棄物の移送等の廃棄物の収集と移送に関する。
【0002】
本発明の目的は請求項1のプリアンブルに記載の方法である。
【0003】
本発明の別の目的は請求項11のプリアンブルに記載の装置である。
【背景技術】
【0004】
圧力差又は吸引によってつくり出された空気流によって廃棄物が配管内で移送されるシステムは当該技術分野において知られている。これらのシステムにおいて、廃棄物は配管内の長距離を移送される。圧力差を達成するのに部分真空装置を使用することがこれらのシステムに一般的であり、上記装置では、真空ポンプ又はエジェクター装置等の部分真空発生器によって部分真空が移送パイプ内で達成される。移送パイプは通常、少なくとも1つの弁手段を備え、弁手段を開閉することによって、移送パイプ内に入る補充空気が調節される。これらのシステムでは、材料の投入端における投入点が用いられ、その投入点から廃棄物等の材料がシステム内に移送される。システムはごみシュートも備えることができ、ごみシュート内に廃棄物材料等の材料が給送され、ごみシュートから移送される材料が、排出弁手段を開くことによって移送パイプ内に移送され、その場合、移送パイプ内で作用する部分真空の補助によって達成される吸引作用によって、また、ごみシュートを介して作用する周囲空気圧によって、例えば袋に詰められた廃棄物材料等の材料がごみシュートから移送パイプ内に移送される。当該空気圧式廃棄物移送システムは、人口密度が高い市街エリアにおいて特に良好に利用することができる。これらのタイプのエリアには高い建物があり、空気圧式廃棄物移送システム内への廃棄物の投入は、建物内に配置されたごみシュート又は他の投入点を介して行われる。
【0005】
ごみシュートは、好適には、ごみシュートの壁に互いから或る距離の所に通常配置される複数の投入点を備える鉛直パイプである。高い建物は数十階、更に数百階を有する場合があり、その場合、ごみシュートは非常に高いパイプを形成する。
【0006】
廃棄物は、閉システム内で受取りステーションへ空気圧により移送され、その受取りステーションにおいて、搬送後に初めてプレス機によって圧縮される。空気圧式移送システムのパイプは通常の場合、直径がかなり大きく、例えば直径が約500mmである。
【0007】
公開文献である特許文献1は、大量のバルク品、より詳細には家庭廃棄物を微粉砕し、圧縮し、排出する装置が開示されており、この装置によって、この装置を通して導かれる廃棄物材料をコンパクトにすることができる。この公開文献による解決策では、特にこの装置が材料を切断又は微粉砕するのに使用される状況において、大量の出力電力が必要とされることが一般的であり、この場合、駆動装置のエネルギー消費量及び駆動装置のコストが高い。加えて、切断ブレード間の石又は他の相当する材料の通過により、ブレードの破損を引き起こす可能性がある。公開文献である特許文献2、特許文献3、特許文献4及び特許文献5から、回転整形機が適用される解決策が知られている。回転整形機の、フィーダーチャネル又は投入シュート等の上側コンテナー内では、時として多くの廃棄物材料が山積みになっており、これがもたらす力作用により、回転整形機の処理手段が圧迫される。これにより、回転整形機の駆動機構によるかなりの駆動力が必要とされるか、又は、回転整形機の動作の速度が落ちる可能性もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】国際公開第8203200号
【特許文献2】国際公開第2011098666号
【特許文献3】国際公開第2011098667号
【特許文献4】国際公開第2011098668号
【特許文献5】国際公開第2011098669号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、廃棄物フィーダーチャネル及び回転整形機に関し、従来技術の解決策の欠点を回避するもっぱら新規のタイプの解決策を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、阻止機構が、投入シュート又はごみシュート等のフィーダーチャネル内に回転整形機よりも或る距離だけ前の所にあり、阻止手段が、少なくとも2つの位置、すなわち、阻止手段がフィーダーチャネル内にあり、その場合、阻止手段が、材料送込み方向において阻止手段の前にある材料がもたらす力作用の少なくとも一部を受け止め、それによって、フィーダーチャネル内で材料が回転整形機にかける力作用が軽減する第1の位置と、阻止手段がフィーダーチャネル内に延在しない第2の位置との間で移動することができるという概念に基づく。
【0011】
本発明による方法は主として、請求項1の特徴部に記載されているものによって特徴付けられる。
【0012】
また、本発明による方法は、請求項2から10に記載されているものによって特徴付けられる。
【0013】
本発明による装置は主として、請求項11の特徴部に記載されているものによって特徴付けられる。
【0014】
また、本発明による装置は、請求項12から18に記載されているものによって特徴付けられる。
【0015】
本発明による解決策は多数の重要な利点を有する。本発明によって、材料の処理に関する、より詳細には材料の空気圧式パイプ搬送に関する特に効率的な解決策が達成される。本発明による解決策を用いて、処理される材料の送込みを、回転整形機の前のフィーダーチャネル内で調整することができる。この場合、阻止手段により、回転整形機で処理される材料がもたらす重量作用、より詳細には、その処理手段に作用する負荷を阻止するか又は少なくとも減らすことができる。この場合、回転整形機の動力要件はより低い。加えて、目詰まりやすさが低減する。阻止手段により、フィーダーチャネル内での材料の送込みも促進することができる。1つの使用方法によれば、回転整形機の回転処理手段が第1の方向に回転する際、阻止手段はフィーダーチャネル内にあり、回転整形機の処理手段が第2の方向に回転する際、阻止手段はフィーダーチャネル内にない。これは、大量の廃棄物及び重い廃棄物袋に特に有効な解決策である。本発明による解決策を用いて、廃棄物材料を回転整形機に効率的に給送するとともに回転整形機によってコンパクトにすることができ、整形されない廃棄物材料に用いるパイプサイズに比べて著しく小さいパイプサイズを用いて効率的な搬送を達成することができる。処理される材料を回転整形機から搬送パイプ内に移送するために、重力に加え、吸引を用いることによって、回転整形機とパイプ搬送との組合せに関する有利な解決策が達成される。
【0016】
以下、本発明を、添付の図面を参照しながら一実施形態によってより詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明による装置の一実施形態を種々の動作モードのうちの1つで簡略図として示す図である。
【
図2】本発明による装置の一実施形態を種々の動作モードのうちの1つで簡略図として示す図である。
【
図3】本発明による装置の一実施形態を種々の動作モードのうちの1つで簡略図として示す図である。
【
図4】本発明による装置の一実施形態を種々の動作モードのうちの1つで簡略図として示す図である。
【
図5】本発明による装置の一実施形態を種々の動作モードのうちの1つで簡略図として示す図である。
【
図6】本発明による装置の一実施形態を種々の動作モードのうちの1つで簡略図として示す図である。
【
図7】本発明による装置の一実施形態を種々の動作モードのうちの1つで簡略図として示す図である。
【
図8】本発明による装置の一実施形態を種々の動作モードのうちの1つで簡略図として示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1から
図8は、本発明による解決策の1つの実施形態を簡略図として示し、この実施形態では、回転整形機1が、これらの図では円錐形である嵌合部2とともに、フィーダーシュート、ごみシュート等のようなフィーダーチャネルと関連して配置されている。フィーダーチャネルは例えば管状部であり、その壁31の内側に、材料のためのスペースがある。家庭廃棄物、廃紙、段ボール又は他の廃棄物等の材料wが、例えば、投入口17からフィーダーチャネル3内に、また、そこから進んで継手部2を介して回転整形機1内に給送される。図の状態では開いている開閉可能なハッチ18が、
図1の投入口と関連している。処理される材料wは、回転整形機内で整形されてコンパクトにされ、処理後、排出継手4を介して、例えば空気圧式パイプ搬送システムの駆動機構(不図示)がつくり出す吸引及び/又は圧力差によって、移送配管5に導かれる。本発明のこの実施形態の1つの利点は、廃棄物材料が搬送配管4、5内での移送に適合する、適した形状にされることである。この場合、直径が著しく小さい移送配管5を用いることができる。1つの実施形態によれば、例えば、約150mmから300mm、好適には約200mmの直径を有するパイプを移送パイプ5として用いることができる。本発明のこの実施形態では、同時吸引を用いることができ、その場合、処理される材料は、回転整形機1の処理手段10A、10B、10Cを通して材料を導く際に、移送パイプ5及び排出継手4を介して作用する吸引又は圧力差によって作用を受けることができる。処理手段10A、10B、10Cはリング形状であり、これらの処理手段のそれぞれは、処理手段の第1の側、すなわち投入側から、排出側にかけて開口を有する。処理手段のうちの少なくとも幾つかは、図の実施形態では、駆動機構7によって鉛直軸回りに回転する。図では、最も上の回転可能な処理手段10A及び最も下の回転可能な処理手段10Cが回転し、処理手段10Aと処理手段Cとの間に、非回転静止処理手段10Bがある。回転整形機1の下には、排出継手4における弁手段55がある。弁手段55は、回転整形機1と移送パイプ5との接続を開閉し、したがって、弁手段55により、移送パイプ5から回転整形機1にかけての、空気圧式廃棄物搬送システムの部分真空発生器がつくり出す吸引作用が調整される。
【0019】
補充空気継手56が移送パイプ5に接続される。補充空気継手56は弁手段58を有する。補充空気継手56は濾過手段59を有する。補充空気継手は絞り手段57を有する。補充空気継手56は、移送パイプ5内に材料の移送方向において弁手段55の後に配置される。
【0020】
図1では、材料wが、投入口17から投入シュート3等のフィーダーチャネル内に給送されている。
図1では、非常に多くの材料wが投入シュート3内に給送されており、投入シュート3はほぼ満杯である。材料wは、図では球形で表されているが、例えば袋に詰められた家庭廃棄物材料等の、多くのタイプ及び形状の材料とすることができる。
【0021】
本発明による一実施形態によれば、阻止機構20が、投入シュート3又はフィーダーチャネル内に材料wの送込み方向において回転整形機1の前に配置される。阻止機構は、阻止手段21及びその駆動機構22を備える。阻止手段21は、少なくとも2つの位置、すなわち、投入シュート3の壁31の縁、又は投入シュートに向かう対応するフィーダーチャネルの縁から、その材料の移動方向に対して横断方向に、好適には本質的に投入シュート3を横切って、阻止機構が或る距離だけ延在する第1の位置(
図2)と、阻止手段21が投入シュート3内に延在しない第2の位置(
図1)との間で移動することができる。
【0022】
第1の位置、すなわち作用位置では、阻止手段21は、投入シュート3内に、又は材料送込み方向において投入シュート3の前の対応するフィーダーチャネル内に収集された材料wがもたらす力作用の少なくとも一部を受け止め、及び/又は、材料の一部の回転整形機への進入を阻止する。この場合、フィーダーチャネル3内にあるとともに回転整形機の処理手段10A、10B、10Cにおいて処理されることを意図した材料が加える負荷は減少する。他方で、阻止手段は、第1の位置にくると、フィーダーチャネル3内にあるとともに阻止手段21と回転整形機1との間にある材料がフィーダーチャネル内の阻止手段を越えて上昇することも阻止することができる。
【0023】
1つの実施形態によれば、阻止手段21は、細長いロッド形状手段であることを特徴とする。
【0024】
1つの実施形態によれば、阻止機構20の駆動機構22はピストンとシリンダーとの組合せである。阻止手段21は、駆動機構22のピストン23のピストンロッドに配置されるか、又は、駆動機構22のピストンロッドから少なくとも部分的に形成される。
【0025】
1つの実施形態によれば、阻止手段21は、何らかの他の形状、例えばプレート形状を有することができる。
【0026】
図2の状態では、弁手段55が開いており、移送パイプ5の吸引作用が、回転整形機に及び、回転整形機を通じて、処理される材料に及ぶ。処理された材料は、回転整形機の処理手段を通って移送パイプ5内に移り、更に進んで材料用の空気圧式パイプ搬送システム内に移る。
【0027】
図3の状態では、阻止手段と回転整形機との間にある材料が処理されて移送パイプ5内に移送されている。阻止手段21は、フィーダーチャネル内の材料wを下から支えることで、材料が回転整形機に入りこむことを阻止する。
【0028】
図4では、移送パイプの弁55が閉じているとともに阻止手段が駆動機構22により第2の位置に移動させられており、その場合、フィーダーチャネル内の材料は、重力作用下で下方に落ちて回転整形機内に入ることが可能になる。この図では、回転整形機の駆動機構7の傍にある矢印の方向(
図4における時計回り)によって示される第2の方向に回転整形機は駆動されている最中である。
【0029】
回転整形機1は、1つの実施形態によれば、或る特定の持続時間t
1を有し、その時間範囲にわたって処理手段10A、10Cが第1の方向に駆動機構7によって回転し、その後、回転方向が変わる、シーケンスで駆動されることが好ましい。この後、処理手段10A、10Cは、第2の時間t
2にわたって逆方向に回転する。第1の方向が、整形機の真の処理方向である。第2の方向は、その方向において、処理手段の考えられ得るブレード部が材料を切断するように構成されている、方向である。第2の回転方向の回転持続時間t
2は通常、第1の回転方向の持続時間t
1よりも短い。1つの実施形態によれば、式は、以下の通りであることが好ましい:t
2=0.5×t
1。
【0030】
通常、第1の処理方向の回転持続時間t
1は約10秒であり、逆の回転方向の持続時間t
2は5秒である。
【0031】
処理手段10A、10Cが処理方向に対して逆方向(例えば
図4における)に回転する場合、補充空気継手56の補充空気弁58が開位置に維持され、その場合、材料は、少なくとも回転整形機の影響エリア又はその近くから移送配管5内に移送される。この場合、阻止手段21は第2の位置にある、すなわち、フィーダーチャネル3の外にある。
【0032】
リング形状の処理手段10A、10B、10C又はそれらのうちの少なくとも幾つか、及び、それらの開口の内面は、処理手段の同時回転運動により材料が開口から排出端及び排出継手4及び移送パイプ5に向けて前方に給送されるような形状にパターン化及び/又は構成される。通常、少なくとも回転処理手段10A、10Cは、材料を排出端及び排出継手4及び移送パイプ5に向けて移送するように構成される。
【0033】
図5では、新たなシーケンスが開始され、これは
図2の状態に相当する。
図6は
図3の状態を示し、
図7は
図4の状態を示す。
図8の状態は、
図2の状態に相当する。処理される材料wの量は、
図2から
図8の処理段階に応じてフィーダーチャネル3内で減少する。
【0034】
したがって、回転整形機は或る点では材料を再配置及びコンパクトにするものとして(すなわち整えるものとして)機能する。吸引作用下で、回転整形機の処理手段10A、10Cは、処理される材料をその材料が排出口に適合するとともにそこから前方の移送パイプ5に適合するように整形する。
【0035】
処理手段10A、10Cの回転方向は変化させることができる。生じる負荷が大きすぎる場合、処理手段は停止し、回転方向が変わる。回転可能な処理手段のうちの1つにとって大きすぎるほど荷重が増大すると、その処理手段の回転方向が変わる。
【0036】
従来技術の回転プレス機の一般動作は、例えば公開文献である特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4及び特許文献5に示されており、本明細書ではより詳細に説明しない。
【0037】
したがって、本発明は、空気圧式材料移送システムにおいて整形機内へ材料を給送する方法に関し、本方法において、廃棄物材料等の材料は、少なくとも部分的に重力、及び少なくとも部分的に吸引、及び/又は圧力差の補助によって、フィーダーチャネル3において、整形機1内に、及び/又は整形機1を通って給送され、整形機1は回転整形機であり、材料は、回転整形機によって、より圧密になるように処理されて、前方に移送される。材料送込み方向において回転整形機1の前に、移動可能な阻止手段21があり、阻止手段がフィーダーチャネル3内に延在し、阻止手段21がフィーダーチャネル3内で材料wがもたらす力作用の少なくとも一部を受け止め、かつ、必要であれば、フィーダーチャネル3内の材料wの搬送が阻止手段21によって制限される第1の位置を阻止手段21は有し、また、阻止手段21がフィーダーチャネル3内に延在しない第2の位置を阻止手段21は有する。
【0038】
1つの実施形態によれば、阻止手段21は駆動機構22によって第1の位置と第2の位置との間で移動する。
【0039】
1つの実施形態によれば、回転整形機の処理手段10A、10Cのうちの少なくとも幾つかは、駆動機構7によって第1の方向に回転すると、処理手段により処理される材料を給送し、その場合、阻止手段21はフィーダーチャネル3内の第1の位置にある。
【0040】
1つの実施形態によれば、回転整形機1に給送される材料の量は阻止手段21によって制限される。
【0041】
1つの実施形態によれば、回転可能な処理手段10A、10Cの回転方向は変化させることができ、その場合、処理手段10A、10Cのうちの少なくとも幾つかを第2の方向に回転させる際、阻止手段21は、阻止手段21がフィーダーチャネル3内に延在しない第2の位置にある。
【0042】
1つの実施形態によれば、阻止手段21の横断表面積は材料送込み方向にフィーダーチャネル3の横断表面積の一部を覆う。
【0043】
1つの実施形態によれば、阻止手段21は細長いロッド形状手段である。
【0044】
1つの実施形態によれば、空気圧式材料搬送システムは、材料、より詳細には廃棄物材料用のパイプ搬送システムである。
【0045】
1つの実施形態によれば、回転可能な処理手段10A、10Cは連続して駆動され、その場合、処理手段10A、10Cは、第1の時間量t
1にわたって第1の方向に回転し、その後、第2の時間t
2にわたって逆方向に回転し、その場合、回転可能な処理手段10A、10Cが第1の方向に回転する際、阻止手段21は第1の位置にあり、回転可能な処理手段10A、10Cが第2の方向に回転する際、阻止手段21は第2の位置にある。
【0046】
1つの実施形態によれば、阻止手段は、圧力媒体作用式のシリンダーとピストンとの組合せである駆動機構22によって移動され、駆動機構のピストン部23とともに移動する。
【0047】
本発明は、更に空気圧式材料移送システムにおいて整形機内に材料を給送する装置に関し、本装置は、廃棄物材料等の材料を、少なくとも部分的に重力、及び少なくとも部分的に吸引、及び/又は圧力差の補助によって、整形機1内に、及び/又は整形機1を通して給送するフィーダーチャネル3を備え、整形機1は回転整形機であり、材料は、回転整形機によって、より圧密になるように処理されて、前方に移送される。材料送込み方向において回転整形機1の前に、移動可能な阻止手段21が配置され、阻止手段がフィーダーチャネル3内に延在し、阻止手段21がフィーダーチャネル3内で材料wがもたらす力作用の少なくとも一部を受け止め、かつ、必要であれば、回転整形機1に向けてのフィーダーチャネル3内の材料wの搬送が阻止手段21によって制限される第1の位置を阻止手段は有し、阻止手段21がフィーダーチャネル3内に延在しない第2の位置を阻止手段21は有し、装置は、第1の位置と第2の位置との間で阻止手段を移動させる、阻止手段用の駆動機構22を備える。
【0048】
1つの実施形態によれば、阻止手段21の横断表面積は材料送込み方向にフィーダーチャネル3の横断表面積の一部を覆う。
【0049】
1つの実施形態によれば、阻止手段21は細長いロッド形状手段である。
【0050】
1つの実施形態によれば、阻止手段の駆動機構22は圧力媒体作用式のシリンダーとピストンとの組合せであり、阻止手段21は駆動機構22のピストン部23とともに移動するように構成されている。
【0051】
1つの実施形態によれば、回転整形機の処理手段10A、10Cのうちの少なくとも幾つかは、駆動機構7によって第1の方向に回転すると、処理手段により処理される材料wを給送するように構成されており、その場合、阻止手段21はフィーダーチャネル3内の第1の位置にあるように構成されている。
【0052】
1つの実施形態によれば、阻止手段21は回転整形機1に給送されている最中の材料の量を制限するように構成されている第1の位置にある。
【0053】
1つの実施形態によれば、回転可能な処理手段10A、10Cの回転方向は変更可能であるように構成されており、その場合、処理手段10A、10Cのうちの少なくとも幾つかを第2の方向に回転させる際、阻止手段21は、阻止手段21がフィーダーチャネル3内に延在しない第2の位置にあるように構成されている。
【0054】
1つの実施形態によれば、回転整形機1の動作シーケンスに応じて第1の位置と第2の位置との間で阻止手段21は移動可能であるように構成されている。
【0055】
通常、材料は、袋に分類された廃棄物材料等の廃棄物材料である。ごみシュートは、空気圧式廃棄物移送システムの一部であるように構成することができるか、又は、別個の部品とすることができ、廃棄物材料が廃棄室、廃棄タンク等の中に導かれる。
【0056】
本発明は上記に示した実施形態に限定されず、本発明は添付の特許請求の範囲の範囲内で変更することができることは、当業者には明らかである。上記記載において他の特徴と関連して示された可能性のある特徴は、必要な場合、互いと別々に用いることができる。