特許第6203880号(P6203880)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6203880
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】保険代理店業務支援装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/08 20120101AFI20170914BHJP
【FI】
   G06Q40/08
【請求項の数】21
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2016-37427(P2016-37427)
(22)【出願日】2016年2月29日
(65)【公開番号】特開2017-156841(P2017-156841A)
(43)【公開日】2017年9月7日
【審査請求日】2016年6月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】315010673
【氏名又は名称】株式会社ライフ・プロデュース
(74)【代理人】
【識別番号】100098899
【弁理士】
【氏名又は名称】飯塚 信市
(74)【代理人】
【識別番号】100163865
【弁理士】
【氏名又は名称】飯塚 健
(72)【発明者】
【氏名】長田 貴美子
【審査官】 田付 徳雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−118832(JP,A)
【文献】 特開2005−056291(JP,A)
【文献】 特開2002−297846(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットを介して保険代理店側のクライアント端末と接続可能なASPサーバを含み、
前記ASPサーバには、
前記クライアント端末側の操作を介して所定の登録指令が生成されたとき、前記クライアント端末側の操作を介して生成又は修正され、かつ1もしくは2以上の検索用属性項目を含む、1の保険契約に関する保険契約データを、所定のデータベースに登録する契約データ登録手段と、
前記クライアント端末側の操作を介していずれかの検索用属性項目に関する検索用キーを含む所定の検索指令が生成されたとき、前記検索用キーを使用して前記データベースを検索し、その検索結果を前記クライアント端末の利用者に提示する契約データ検索手段とが含まれており、
前記契約データ登録手段には、さらに、前記クライアント端末側の操作を介して生成された当該保険契約に関する手数料支払方法情報とその保険契約の取扱担当者情報とを、前記保険契約データと併せて前記データベースに登録する機能が含まれており、さらに
前記ASPサーバには、
前記クライアント端末側の操作を介していずれかの期間指定を含む所定の手数料集計指令が生成されたとき、前記取扱担当者情報をキーとして前記データベースを検索することにより、当該1の取扱担当者が取り扱った保険契約の手数料支払方法情報と前記期間指定とに基づいて、当該1の取扱担当者に関して指定期間に得られる手数料収入総額を集計し、前記クライアント端末側に提示する担当者別手数料収入集計手段が含まれている、保険代理店業務支援装置。
【請求項2】
前記手数料支払方法情報は、少なくとも、L字型か、平準型かの別を示す支払体系情報と、支払継続期間情報と、初年度手数料情報と、継続手数料情報とを含む、請求項1に記載の保険代理店業務支援装置。
【請求項3】
前記契約データ登録手段は、クライアント端末側における登録操作のために所定の操作案内画面をクライアント端末側に提示するものであり、かつ
前記操作案内画面には、少なくとも、L字型、平準型の1つを選択するための選択操作部と、支払継続期間の入力欄と、初年度手数料の入力欄と、継続手数料の入力欄とが設けられている、請求項1に記載の保険代理店業務支援装置。
【請求項4】
前記支払継続期間の入力欄は、支払開始年及び月の入力欄と、支払年数の入力欄とを含む、請求項3に記載の保険代理店業務支援装置。
【請求項5】
1の取扱担当者に関して指定期間に得られる前記手数料収入総額の提示は、初年度手数料総額と継続手数料総額とに分けて行われる、請求項1に記載の保険代理店業務支援装置。
【請求項6】
1の取扱担当者に関して指定期間に得られる前記手数料収入総額の提示は、保険会社別に行われる、請求項1に記載の保険代理店業務支援装置。
【請求項7】
前記手数料収入総額の提示は、当該保険代理店に関して予め登録された複数の契約担当者の全員のそれぞれに関して、一括して提示される、請求項1に記載の保険代理店業務支援装置。
【請求項8】
前記一括しての提示は、表示出力、プリントアウト出力、及び/又は、CSV出力により行われる、請求項7に記載の保険代理店業務支援装置。
【請求項9】
前記手数料集計指令に含まれる期間指定は、月収を求めるために、「年」と「月」の指定により行われる、請求項1に記載の保険代理店業務支援装置。
【請求項10】
前記担当者別手数料収入集計手段は、クライアント端末側における期間指定操作のために所定の操作案内画面をクライアント端末側に提示するものであり、かつ
前記操作案内画面には、指定期間を特定するための「年」と「月」の入力欄が設けられている、請求項9に記載の保険代理店業務支援装置。
【請求項11】
コンピュータを、インターネットを介して保険代理店側のクライアント端末に接続可能なASPサーバを含む保険代理店業務支援装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
前記ASPサーバには、
前記クライアント端末側の操作を介して所定の登録指令が生成されたとき、前記クライアント端末側の操作を介して生成又は修正され、かつ1もしくは2以上の検索用属性項目を含む、1の保険契約に関する保険契約データを、所定のデータベースに登録する契約データ登録手段と、
前記クライアント端末側の操作を介していずれかの検索用属性項目に関する検索用キーを含む所定の検索指令が生成されたとき、前記検索用キーを使用して前記データベースを検索し、その検索結果を前記クライアント端末の利用者に提示する契約データ検索手段とが含まれており、
前記契約データ登録手段には、さらに、前記クライアント端末側の操作を介して生成された当該保険契約に関する手数料支払方法情報とその保険契約の取扱担当者情報とを、前記保険契約データと併せて前記データベースに登録する機能が含まれており、さらに
前記ASPサーバには、
前記クライアント端末側の操作を介していずれかの期間指定を含む所定の手数料集計指令が生成されたとき、前記取扱担当者情報をキーとして前記データベースを検索することにより、当該1の取扱担当者が取り扱った保険契約の手数料支払方法情報と前記期間指定とに基づいて、当該1の取扱担当者に関して指定期間に得られる手数料収入総額を集計し、前記クライアント端末側に提示する担当者別手数料収入集計手段が含まれている、コンピュータプログラム。
【請求項12】
前記手数料支払方法情報は、少なくとも、L字型か、平準型かの別を示す支払体系情報と、支払継続期間情報と、初年度手数料情報と、継続手数料情報とを含む、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
【請求項13】
前記契約データ登録手段は、クライアント端末側における登録操作のために所定の操作案内画面をクライアント端末側に提示するものであり、かつ
前記操作案内画面には、少なくとも、L字型、平準型の1つを選択するための選択操作部と、支払継続期間の入力欄と、初年度手数料の入力欄と、継続手数料の入力欄とが設けられている、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
【請求項14】
前記支払継続期間の入力欄は、支払開始年及び月の入力欄と、支払年数の入力欄とを含む、請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項15】
1の取扱担当者に関して指定期間に得られる前記手数料収入総額の提示は、初年度手数料総額と継続手数料総額とに分けて行われる、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
【請求項16】
1の取扱担当者に関して指定期間に得られる前記手数料収入総額の提示には、保険会社別の手数料収入内訳を含む、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
【請求項17】
前記手数料収入総額の提示は、当該保険代理店に関して予め登録された複数の契約担当者の全員に関して、一括して提示される、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
【請求項18】
前記一括しての提示は、表示出力、プリントアウト出力、及び/又は、CSV出力により行われる、請求項17に記載のコンピュータプログラム。
【請求項19】
前記手数料集計指令に含まれる期間指定は、月収を求めるために、「年」と「月」の指定により行われる、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
【請求項20】
前記担当者別手数料収入集計手段は、クライアント端末側における期間指定操作のために所定の操作案内画面をクライアント端末側に提示するものであり、かつ
前記操作案内画面には、月収を求めるために、「年」と「月」の入力欄が設けられている、請求項19に記載のコンピュータプログラム。
【請求項21】
スタンドアロン方式の保険代理店業務支援装置を構成するコンピュータが実行する方法であって、
ユーザ操作を介して所定の登録指令が生成されたとき、ユーザ操作を介して生成又は修正され、かつ1もしくは2以上の検索用属性項目を含む、1の保険契約に関する保険契約データを、所定のデータベースに登録する契約データ登録ステップと、
ユーザ操作を介していずれかの検索用属性項目に関する検索用キーを含む所定の検索指令が生成されたとき、前記検索用キーを使用して前記データベースを検索し、その検索結果をユーザに提示する契約データ検索ステップとが含まれており、
前記契約データ登録ステップには、さらに、前記ユーザ操作を介して生成された当該保険契約に関する手数料支払方法情報とその保険契約の取扱担当者情報とを、前記保険契約データと併せて前記データベースに登録する機能が含まれており、さらに
ユーザ操作を介していずれかの期間指定を含む所定の手数料集計指令が生成されたとき、前記取扱担当者情報をキーとして前記データベースを検索することで、1の取扱担当者が取り扱った全ての保険契約及び各契約それぞれの手数料支払方法情報を求め、それらに基づいて、当該1の取扱担当者に関して指定期間に得られる手数料収入総額を集計して、ユーザに提示する担当者別手数料収入集計ステップを有する、方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、保険代理店業務支援装置に係り、例えば、生命保険取扱代理店において、顧客に対するコンサルティング業務を適切に行うために好適な保険代理店業務支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
1996年に所謂「乗合代理店」が解禁されて以来、多くの保険代理店においては、保険会社のそれぞれが独自に提供する様々な保険商品の取り扱いを簡便なものとするために、各種の保険代理店業務支援装置(以下、単に、「支援装置」と略称する)が導入されるに至っている。
【0003】
これらの支援装置は、パーソナルコンピュータ(PC)単体に専用のアプリケーションプログラムを組み込むことで構成される所謂スタンドアローン方式のもの(例えば、特許文献1の図13参照)と、専用のアプリケーションプログラムが組み込まれたサーバからネットワークを介して保険代理店のPC端末に対して所望のサービスを提供する所謂アプリケーション・サービス・プロバイダ(ASP)方式のもの(例えば、特許文献1の図1、非特許文献1参照)とに大別される。
【0004】
それらの支援装置の基本的な機能としては、各保険会社に関する基本情報(例えば、名称や所在地等の書誌的情報、及び各保険商品の内容情報)の登録を支援する機能、既存顧客あるいは新規顧客に関する基本情報(例えば、氏名、名称、住所、電話番号、等々の書誌的事項)の登録を支援する機能、上記の保険会社基本情報、及び上記の顧客基本情報を用いて、各保険契約の登録や変更や削除を支援する機能、及び予め用意された検索用の属性項目(例えば、契約者に関する氏名や名称、住所、電話番号、等々)のそれぞれに関して適当な検索キーに基づいて該当する1又は2以上の契約データを検索抽出する機能、等々を挙げることができる。
【0005】
特に、この保険契約の検索抽出機能によれば、各顧客毎に、既存の保険契約を一括して提示できることから、新規保険契約の必要性や既存の保険契約の不足を分かり易く顧客に説明できる等々、営業活動に威力を発揮する。
【0006】
なお、これらの支援装置の中には、各生命保険契約毎に、保険会社から支払われる手数料に関する様々なデータを管理するものも知られている(例えば、特許文献1、図5図10参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−146338号公報
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】WiseOffice2(登録商標)(http://www.dairiten-system.com/)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、委託保険募集人制度の廃止に伴って、昨今、保険外交員を業務委託から直接雇用に切り替える保険代理店が増えつつある。保険外交員の直接雇用によれば、金融庁が期待するように、保険代理店による保険外交員の管理監督強化により、顧客の保護が担保されるが、そのためには、保険外交員の賃金体系乃至報酬の適正化が要請される。
【0010】
保険外交員の賃金体系(諸手当を除く)としては、業務の性質上、歩合給が大きな比率を占める。これを前提とした賃金体系としては、1)「基本給+歩合給」とする案、2)「(完全)歩合給とする案」の2つが考えられる。
【0011】
いずれの案を採用するとしても、具体的に、報酬額を定めるためには、各保険外交員のそれぞれ毎に、担当した保険契約に関して、将来、保険会社から支払われる手数料額を的確に把握することが不可欠である。
【0012】
しかし、この種の保険契約に関して、保険会社から支払われる手数料の支払い態様(例えば、L字型か、平準型か、又は一時払い型)、支払期間、支払額は保険契約毎に区々であることに加えて、保険代理店の人手も限られていることから、各保険外交員のそれぞれ毎に、担当した保険契約に関して、将来、保険会社から支払われる手数料額を的確に把握することはなかなか容易ではない。
【0013】
この発明は、保険代理店業界における上述の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、各保険外交員のそれぞれ毎に、担当した保険契約に関して、将来、保険会社から支払われる手数料額を的確に把握可能とすることにある。
【0014】
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上述の技術的課題は、以下の構成を有する保険代理店業務支援装置、同方法、及びコンピュータプログラムにより、解決することができる。
すなわち、本発明の保険代理店業務支援装置は、インターネットを介して保険代理店側のクライアント端末と接続可能なASPサーバを含み、
前記ASPサーバには、
前記クライアント端末側の操作を介して所定の登録指令が生成されたとき、前記クライアント端末側の操作を介して生成又は変更され、かつ1もしくは2以上の検索用属性項目を含む、1の保険契約に関する保険契約データを、所定のデータベースに登録する契約データ登録手段と、
前記クライアント端末側の操作を介していずれかの検索用属性項目に関する検索用キーを含む所定の検索指令が生成されたとき、前記検索用キーを使用して前記データベースを検索し、その検索結果を前記クライアント端末の利用者に提示する契約データ検索手段とが含まれており、
前記契約データ登録手段には、さらに、前記クライアント端末側の操作を介して生成された当該保険契約に関する手数料支払方法情報とその保険契約の取扱担当者情報とを、前記保険契約データと併せて前記データベースに登録する機能が含まれており、さらに
前記ASPサーバには、
前記クライアント端末側の操作を介していずれかの期間指定を含む所定の手数料集計指令が生成されたとき、前記取扱担当者情報をキーとして前記データベースを検索することにより、当該1の取扱担当者が取り扱った保険契約の手数料支払方法情報と前記期間指定とに基づいて、当該1の取扱担当者に関して指定期間に得られる手数料収入総額を集計し、前記クライアント端末側に提示する担当者別手数料収入集計手段が含まれている。
【0016】
このような構成によれば、例えば、保険契約データの新規登録又は保険契約データの変更登録に際して、前記クライアント端末側において所定の操作を行えば、当該保険契約に関する手数料支払方法情報とその保険契約の取扱担当者情報とが生成されて、前記保険契約データと併せて前記データベースに登録される一方、任意の時点で、前記クライアント端末側において所定の操作を行なうことで、いずれかの期間指定を含む所定の手数料集計指令が生成されると、前記取扱担当者情報をキーとして前記データベースを検索することにより、当該1の取扱担当者が取り扱った保険契約の手数料支払方法情報と前記期間指定とに基づいて、当該1の取扱担当者に関して指定期間に得られる手数料収入総額を集計し、前記クライアント端末側に提示する処理が実行され、これにより各保険外交員のそれぞれ毎に、担当した保険契約に関して、将来、保険会社から支払われる手数料額を的確に把握可能となる。
【0017】
本発明装置の好ましい実施の態様においては、前記手数料支払方法情報は、少なくとも、L字型か、平準型かの別を示す支払体系情報と、支払継続期間情報と、初年度手数料情報と、継続手数料情報とを含む、ものであってもよい。
【0018】
このような構成によれば、各保険契約のそれぞれについて、その支払い体系に応じて、将来保険会社から支払われるべき手数料を容易に計算することができる。
【0019】
本発明装置の好ましい実施の態様においては、前記契約データ登録手段は、クライアント端末側における登録操作のために所定の操作案内画面をクライアント端末側に提示するものであり、かつ
前記操作案内画面には、少なくとも、L字型、平準型の1つを選択するための選択操作部と、支払継続期間の入力欄と、初年度手数料の入力欄と、継続手数料の入力欄とが設けられている、ものであってもよい。
【0020】
このような構成によれば、クライアント端末側の利用者は、予め用意されて選択操作部や入力欄にしたがって操作を行うだけで、各保険契約について、手数料支払い方法情報を容易に入力することができる。
【0021】
このとき、前記支払継続期間の入力欄は、支払開始年及び月の入力欄と、支払年数の入力欄とを含む、ものであってもよい。
【0022】
このような構成によれば、期間の始期と終期との双方を入力せずとも、支払い継続期間を容易に入力することができる。
【0023】
本発明装置の好ましい実施の態様においては、1の取扱担当者に関して指定期間に得られる前記手数料収入総額の提示は、初年度手数料総額と継続手数料総額とに分けて行われる、ものであってもよい。
【0024】
このような構成によれば、L字型支払い方法を採用する保険契約に起因して、指定期間に手数料収入が短期的ではあるが格段に多いような場合、このような大きな収入が長期に亘り継続すると誤認することを未然に防ぐことができる。
【0025】
このとき、1の取扱担当者に関して指定期間に得られる前記手数料収入総額の提示は、保険会社別に行われる、ものであってもよい。
【0026】
このような構成によれば、当該1の取り扱い担当者に関して、保険会社別の売り上げ実績をおおよそ推定することができ、これに基づいて、当該担当者の営業活動の傾向を大まかに把握することもできる。
【0027】
本発明装置の好ましい実施の態様においては、前記手数料収入総額の提示は、当該保険代理店に関して予め登録された複数の契約担当者の全員に関して、一括して提示される、ものであってもよい。
【0028】
このような構成によれば、同一の指定期間における手数料収入の総額、その保険会社別売り上げ、等々を契約担当者同士で比較することで、個々の担当者の能力をより的確に評価することが可能となる。
【0029】
このとき、前記一括しての提示は、表示出力、プリントアウト出力、及び/又は、CSV出力により行われる、ものであってもよい。
【0030】
このような構成によれば、クライアント端末側の出力機器構成に応じて、適切な出力態様を選択させることができる。
【0031】
本発明装置の好ましい実施の態様においては、前記手数料集計指令に含まれる期間指定は、月収を求めるために、「年」と「月」の指定により行われる、ものであってもよい。
【0032】
このような構成によれば、手数料集計対象となる期間として、特定の「年」の特定の「月」を限定することが可能となるため、将来のある時点の月収を求めることができるから、当該外交員の給与算定に便利なツールとなる。
【0033】
本発明装置の好ましい実施の態様においては、
前記担当者別手数料収入集計手段は、クライアント端末側における期間指定操作のために所定の操作案内画面をクライアント端末側に提示するものであり、かつ
前記操作案内画面には、指定期間を特定するための「年」と「月」の入力欄が設けられている、ものであってもよい。
【0034】
このような構成によれば、当該担当者の将来の月収を推定するについて、その期間指定操作が容易となる。
【0035】
別の一面から見た本発明は、上述の各装置を実現するためのコンピュータプログラムとして把握することもできる。なお、各プロクラムにより実現される装置の作用効果については、既に、述べたとおりである。
【0036】
すなわち、このコンピュータプログラムは、コンピュータを、インターネットを介して保険代理店側のクライアント端末に接続可能なASPサーバを含む保険代理店業務支援装置として機能させるためのものであって、
前記ASPサーバには、
前記クライアント端末側の操作を介して所定の登録指令が生成されたとき、前記クライアント端末側の操作を介して生成又は修正され、かつ1もしくは2以上の検索用属性項目を含む、1の保険契約に関する保険契約データを、所定のデータベースに登録する契約データ登録手段と、
前記クライアント端末側の操作を介していずれかの検索用属性項目に関する検索用キーを含む所定の検索指令が生成されたとき、前記検索用キーを使用して前記データベースを検索し、その検索結果を前記クライアント端末の利用者に提示する契約データ検索手段とが含まれており、
前記契約データ登録手段には、さらに、前記クライアント端末側の操作を介して生成された当該保険契約に関する手数料支払方法情報とその保険契約の取扱担当者情報とを、前記保険契約データと併せて前記データベースに登録する機能が含まれており、さらに
前記ASPサーバには、
前記クライアント端末側の操作を介していずれかの期間指定を含む所定の手数料集計指令が生成されたとき、前記取扱担当者情報をキーとして前記データベースを検索することにより、当該1の取扱担当者が取り扱った保険契約の手数料支払方法情報と前記期間指定とに基づいて、当該1の取扱担当者に関して指定期間に得られる手数料収入総額を集計し、前記クライアント端末側に提示する担当者別手数料収入集計手段が含まれている。
【0037】
上述のプログラムにおいて、前記手数料支払方法情報は、L字型か、平準型か、又は一時払い型かの別を示す支払体系情報と、支払継続期間情報と、初年度手数料情報と、継続手数料情報とを含む、ものであってもよい。
【0038】
上述のプログラムにおいて、前記契約データ登録手段は、クライアント端末側における登録操作のために所定の操作案内画面をクライアント端末側に提示するものであり、かつ
前記操作案内画面には、L字型、平準型、一時払い型の1つを選択するための選択操作部と、支払継続期間の入力欄と、初年度手数料の入力欄と、継続手数料の入力欄とが設けられている、ものであってもよい。
【0039】
上述のプログラムにおいて、前記支払継続期間の入力欄は、支払開始年及び月の入力欄と、支払年数の入力欄とを含む、ものであってもよい。
【0040】
上述のプログラムにおいて、1の取扱担当者に関して指定期間に得られる前記手数料収入総額の提示は、初年度手数料総額と継続手数料総額とに分けて行われる、ものであってもよい。
【0041】
上述のプログラムにおいて、1の取扱担当者に関して指定期間に得られる前記手数料収入総額の提示には、保険会社別の手数料収入内訳を含む、ものであってもよい。
【0042】
上述のプログラムにおいて、前記手数料収入総額の提示は、当該保険代理店に関して予め登録された複数の契約担当者の全員に関して、一括して提示される、ものであってもよい。
【0043】
上述のプログラムにおいて、前記一括しての提示は、表示出力、プリントアウト出力、及び/又は、CSV出力により行われる、ものであってもよい。
【0044】
上述のプログラムにおいて、前記手数料集計指令に含まれる期間指定は、月収を求めるために、「年」と「月」の指定により行われる、ものであってもよい。
【0045】
上述のプログラムにおいて、前記担当者別手数料収入集計手段は、クライアント端末側における期間指定操作のために所定の操作案内画面をクライアント端末側に提示するものであり、かつ
前記操作案内画面には、月収を求めるために、「年」と「月」の入力欄が設けられている、ものであってもよい。
【0046】
以上説明した本発明のアルゴリズムは、保険代理店業務支援方法として把握して、スタンドアロン型パソコンにおいて、実施することもできる。
【0047】
すなわち、本発明の保険代理店業務支援方法は、
ユーザ操作を介して所定の登録指令が生成されたとき、ユーザ操作を介して生成又は修正され、かつ1もしくは2以上の検索用属性項目を含む、1の保険契約に関する保険契約データを、所定のデータベースに登録する契約データ登録ステップと、
ユーザ操作を介していずれかの検索用属性項目に関する検索用キーを含む所定の検索指令が生成されたとき、前記検索用キーを使用して前記データベースを検索し、その検索結果をユーザに提示する契約データ検索ステップとが含まれており、
前記契約データ登録ステップには、さらに、ユーザ操作を介して生成された当該保険契約に関する手数料支払方法情報とその保険契約の取扱担当者情報とを、前記保険契約データと併せて前記データベースに登録する機能が含まれており、さらに
ユーザ操作を介していずれかの期間指定を含む所定の手数料集計指令が生成されたとき、前記取扱担当者情報をキーとして前記データベースを検索することで、1の取扱担当者が取り扱った全ての保険契約及び各契約それぞれの手数料支払方法情報を求め、それらに基づいて、当該1の取扱担当者に関して指定期間に得られる手数料収入総額を集計して、出力部に提示する担当者別手数料収入集計ステップを有する、ものである。
【0048】
このような構成によれば、例えば、保険契約データの新規登録又は保険契約データの変更登録に際して、ユーザが所定の操作を行えば、当該保険契約に関する手数料支払方法情報とその保険契約の取扱担当者情報とが生成されて、前記保険契約データと併せて前記データベースに登録される一方、任意の時点で、所定のユーザ操作を行なうことで、いずれかの期間指定を含む所定の手数料集計指令が生成されると、前記取扱担当者情報をキーとして前記データベースを検索することで、1の取扱担当者が取り扱った保険契約及び各契約それぞれの手数料支払方法情報が求められ、それらに基づいて、当該1の取扱担当者に関して指定期間に得られる手数料収入総額を集計して、出力装置に提示する処理が実行される。
【発明の効果】
【0049】
本発明によれば、例えば、保険契約データの新規登録又は保険契約データの変更登録に際して、前記クライアント端末側において所定の操作を行えば、当該保険契約に関する手数料支払方法情報とその保険契約の取扱担当者情報とが生成されて、前記保険契約データと併せて前記データベースに登録される一方、任意の時点で、前記クライアント端末側において所定の操作を行なうことで、いずれかの期間指定を含む所定の手数料集計指令が生成されると、前記取扱担当者情報をキーとして前記データベースを検索することにより、当該1の取扱担当者が取り扱った保険契約の手数料支払方法情報と前記期間指定とに基づいて、当該1の取扱担当者に関して指定期間に得られる手数料収入総額を集計し、前記クライアント端末側に提示する処理が実行され、これにより各保険外交員のそれぞれ毎に、担当した保険契約に関して、将来、保険会社から支払われる手数料額を的確に把握可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
図1図1は、本発明が適用されるクライアント・サーバシステムの構成図である。
図2図2は、サーバ側の処理の全体を示すフローチャートである。
図3図3は、各指令に対応する処理の詳細を示すフローチャートである。
図4図4は、手数料集計処理の詳細を示すフローチャートである。
図5図5は、操作案内画面(顧客登録用)の説明図(その1)である。
図6図6は、操作案内画面(顧客登録用)の説明図(その2)である。
図7図7は、操作案内画面(顧客登録用)の説明図(その3)である。
図8図8は、操作案内画面(家族構成員登録用)説明図(その1)ある。
図9図9は、操作案内画面(家族構成員登録票)の説明図(その2)ある。
図10図10は、操作案内画面(契約情報を登録用)の説明図(その1)である。
図11図11は、操作案内画面(契約情報登録用)の説明図(その2)ある。
図12図12は、操作案内画面(契約情報登録用)説明図(その3)ある。
図13図13は、操作案内画面(契約情報登録用)説明図(その4)ある。
図14図14は、操作案内画面(通常検索用)の説明図である。
図15図15は、操作案内画面(手数料集計用)の説明図である。
図16図16は、家族登録テーブルの構成を概略的に示す説明図である。
図17図17は、取扱担当者情報及び手数料支払方法情報を格納するデータベースの構造を概略的に示す説明図である。
図18図18は、将来のある「月」における担当者別手数料収入総額をその内訳と共に示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0051】
以下に、本発明に係る保険代理店業務支援装置の実施の一形態を添付図面(図1図18)を参照しながら詳細に説明する。
【0052】
<<保険代理店業務支援装置のハードウェア構成>>
本発明が適用されるクライアント・サーバシステムの構成図が、図1に示されている。同図に示されるように、このクライアント・サーバシステムは、インターネット上の適所(例えば、データセンサ等)に設置される保険代理店業務支援装置1と、各保険代理店側のクライアント端末2との間をインターネット3で結ぶことにより構成されている。
【0053】
図示のクライアント端末2は、デスクトップ型パソコンとして描かれているが、これは単なる一例であって、ノートパソコンやタブレット型パソコンのほか、保険代理店の担当者が持ち運ぶ各種のモバイル型データ処理端末でもよいことは勿論である。
【0054】
保険代理店支援装置1は、ASP(Application Service Provider)サーバ1aとデータベース1bとを含んで構成されている。当業者にはよく知られているように、ASPサーバ1aは、アプリケーションソフトの機能をネットワーク経由で顧客にサービスとして提供する際に使用されるサーバのことであり、通常、利用者はブラウザソフトなどを使用してインターネット等のネットワークを経由し、遠隔地からASPサーバにアクセスすることで、そのサーバ内に格納された各種アプリケーションソフトの機能をサービスの形で利用する。この例では、各種アプリケーションソフトの機能としては、後述するように、保険会社毎の基本情報登録機能、顧客情報登録機能、保険契約情報の登録・変更機能、及び保険契約並びに顧客の検索機能、本発明の要部であるところの手数料集計支援機能、等々を挙げることができる。
【0055】
データベース1bは、上記の各種の処理に際して利用されるもので、この例にあっては、図示しないが、保険会社毎の基本情報(保険会社の書誌的事項並びに各保険商品の詳細)が登録される保険会社基本情報データベース、各保険代理店毎の顧客情報が登録される顧客情報データベース、締結された保険契約情報(本発明に関連して、当該保険契約に関する手数料支払方法情報とその保険契約の取扱担当者情報とを含む)が登録される保険契約情報データベースなどが含まれている。
【0056】
<<保険代理店業務支援装置のソフトウェア構成>>
<ASPサーバの処理全体の概略説明>
次に、サーバ(ASPサーバ)側の処理の全体を概略的に示すフローチャートが、図2に示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、まず、受信チェック処理(ステップ10)を実行しながら、ログインの到来を待機する(ステップ11NO)。この状態において、いずれかの保険代理店のクライアント端末2において、所定のIDとパスワードとを用いたログイン操作が行われたことに基づき、ログイン情報が到来すると、サーバー側における該当する情報との照合一致を条件として、ログイン成立が判定される(ステップ11YES)。このログイン成立判定と共に、当該ログインIDに基づいて、当該保険代理店におけるクライアント端末の操作者が特定される。したがって、例えば、保険契約の登録は、当該保険契約を担当した保険外交員自身がクライアント端末を操作しておこなうものとルール付けておくことで、ログインIDから当該保険契約を担当した保険外交員を特定することもできる。
【0057】
以後、受信チェック処理(ステップ13)およびログアウト判定処理(ステップ14)を実行しつつ、クライアント端末から送られてくる各指令に対応する処理(ステップ12)が繰り返し実行される。それらの指令としては、顧客情報登録指令、契約情報登録・変更指令、契約情報検索指令、及び本発明の要部に相当する手数料集計指令などを挙げることができる。この状態において、当該クライアント端末において、所定のログアウト操作が行われると、ログアウト成立との判定が行われて(ステップ14YES)、処理は終了する。
【0058】
<顧客情報登録指令に対応する処理の詳細説明>
−処理の流れ−
各指令に対応する処理(ステップ12)の詳細を示すフローチャートが、図3に示されている。同図において、処理が開始されると、まず、クライアント端末から到来する指令を解読するための指令種別解読処理(ステップ120)を実行する。
【0059】
ここで、指令の種別が顧客情報登録指令であると判定されると(ステップ121YES)、続いて、顧客情報登録処理(ステップ122)が実行される。この顧客情報登録処理(ステップ122)では、当該クライアント端末に対して所定の操作案内情報を送って、当該端末の画像表示器の表示スクリーンに、対応する操作案内画面をブラウザの機能を介して表示することにより、利用者に対し顧客情報の登録を案内するとともに、その状態において、当該クライアント端末から送られてくる顧客情報を、顧客情報データベースに格納する処理等が実行される。その後、処理結果返送処理(ステップ129)の実行により、処理結果(登録完了の確認情報等々)はクライアント端末へと転送され、クライアント端末の表示スクリーンには、処理結果に対応する表示が行われる(処理結果の提示)。
【0060】
−操作案内画面との関係−
(1)顧客情報の登録について
クライアント端末の画像表示器に表示される操作案内画面(顧客登録用)の説明図(その1〜3)が、図5図7示されている。それらの図に示されるように、操作案内画面の全体は、右端から左端近辺へ向けてほぼ画面全体を占める主表示領域G1と、左側のほんの僅かな部分を占める副表示領域G2とから構成されている。そして、主表示領域G1は上下にスクロール可能な領域とされるのに対し、副表示領域G2は上下にスクロール不能な領域とされている。
【0061】
特に、図には示さないが、ログイン直後、クライアント端末の表示スクリーンには、所定のメニュー画面が表示され、そのメニュー画面の中で、メニュー項目の1つである「一覧」を選択することにより、図5に示される顧客情報検索用の操作案内画面が表示される。この時、副表示領域G2には、「個人」、「法人」、「その他」、および「全て」の中の1つを選択する選択ボタン、契約者登録ボタン、顧客検索ボタン、変更開始ボタン、などが表示されている。一方、主表示領域G1には、契約者情報検索タブと契約詳細検索タブとが表示され、画面全体には、契約者情報検索のための一連の検索用属性項目(種別、名前、カナ、生年月日、性別、九星、星座、住所、電話、担当者)が、当初、表示される。
【0062】
この状態において、副表示領G2において、選択ボタンで「個人」が選択され、かつ契約者登録ボタンが操作されると、操作案内画面は、図5に示される状態から図6に示される状態へと切り替わる。このとき、主表示領域G1には、顧客情報登録用の各項目表示(例えば、宛名印刷、名前、カナ、性別、生年月日、九星、星座、郵便番号、住所、電話、FAX、携帯、メール、通信先郵便番号、通信先住所等々)、並びに、それらの項目に対応する入力欄や選択ボタン等が表示される。なお、図中★が付された項目は、必須入力項目とされている。
【0063】
これらの項目表示に従って該当する項目の情報を入力した後、主表示領域G1において画面を下方へスクロールすると、図7に示されるように、画面最下段の右脇には、登録ボタンが現れる。この登録ボタンが操作されると、ブラウザが作動して、入力された各項目情報を含む顧客情報登録指令がサーバ側と送りこまれ、先に説明したように、顧客情報登録処理(ステップ122)が実行されることにより、クライアント端末から送られてくる各項目情報は顧客情報データベースに格納される。
【0064】
(2)家族登録について
顧客情報登録処理(ステップ122)においては、家族構成員の登録も可能とされている。この例にあっては、世帯主(例えば、父親)を中心として、その配偶者、子供といった、世間一般の意味で言う「家族」の構成員の全体を互いに紐付けて登録することを可能としている。
【0065】
操作案内画面(家族構成員登録用)の説明図(その1、2)が、図8及び図9に示されている。特定の顧客について顧客情報の登録を行う際に、同時に、その家族に関する情報も登録したい場合には、同画面において「家族構成/受取人等」タブを操作する。すると、図8に示される操作案内画面(家族構成員登録用)が表示される。
【0066】
この操作案内画面においては、1番上の段に、家族構成員の一覧表示部が設けられる。この一覧表示部には、家族構成員のそれぞれについて、属性、名前、続柄、生年月日(西暦)、生年月日(和暦)、及び年齢が表示される。そのため、この一覧表示部を見ることで、当該顧客に対して予め登録された家族構成員の内容を確認することができる。なお、図8は、未登録の状態である。
【0067】
一方、家族構成の一覧表示部の下方には、家族構成を新規にまたは追加的に登録するための、登録用操作案内部が設けられる。この登録用操作案内部には、顧客登録の場合と同様にして、家族構成員登録用の各項目表示(名前、カナ、性別、生年月日、九星、星座、続柄、郵便番号、住所、電話、メール、勤務先、等々)、並びに、それらの項目に対応する入力欄や選択ボタン等が表示される。それらの入力欄や選択ボタンを利用して各構成員ごとに必要な情報を入力すると、図9に示されるように、先ほど説明した一覧表示部には、当該顧客に関する家族構成員に関する情報の全体が、一覧表示され、同時に、家族登録テーブルが作成される。
【0068】
家族登録テーブルの構成を概略的に示す説明図が、図16に示されている。同図に示されるように、例えば4組の家族のそれぞれごとに設けられた4つの家族登録テーブルF1,F2,F3,F4には、各構成員のそれぞれについて、属性、名前、続柄、生年月日(西暦)、生年月日(和暦)が設けられている。このようにして作成された家族登録テーブルは、1の顧客が特定された場合、その家族の構成員を認識するための内部処理で利用される。
【0069】
<契約情報登録・変更指令に対応する処理の詳細説明>
−処理の流れ−
図3に戻って、指令の種別が契約情報登録・変更指令であると判定されると(ステップ123YES)、続いて、契約情報登録・変更処理(ステップ124)が実行される。この契約情報登録・変更処理(ステップ124)では、当該クライアント端末に対して所定の操作案内情報を送って、当該端末の画像表示器の表示スクリーンに、対応する操作案内画面をブラウザの機能を介して表示することにより、利用者に対し契約情報の登録や変更を案内するとともに、その状態において、当該クライアント端末から送られてくる保険契約データを、契約情報データベースに格納する処理等が実行される。その後、処理結果返送処理(ステップ129)の実行により、処理結果(登録完了の確認情報等々)はクライアント端末へと返送される。
【0070】
−操作案内画面との関係−
(1)契約情報登録・変更について
クライアント端末の画像表示器に表示される操作案内画面(契約情報登録用)の説明図(その1〜4)が、図10図13に示されている。図10に示される操作案内画面は、後述する顧客検索処理を実行して、顧客候補である何人かの顧客名(この例では、山本A男、山本C男、高橋B子、山本A子、山本B男)を副表示領域G2に一覧表示させた状態において、その中から該当する顧客名「山本A男」を選択することにより得ることができる。この状態において、さらに、契約一覧タブが選択操作されると、図10に示される操作案内画面から図11に示される操作画面への切り替えが行われる。この状態においては、主表示画面G1の最上段(図では、上半分)には、保険契約一覧表示部が設けられる。一方、その下には、当初、進捗状況登録用の操作案内部が設けられる。この状態において、契約詳細タブが選択操作されると、図11に示される操作案内画面から図12に示される操作案内画面への切り替えが行われる。その結果、図12の操作案内画面に示されるように、主表示領域G1の画面最上段(図では、上半分)には、顧客名「山本A男」の属する家族全体の保険契約の内容が一覧に表示される一方、その下方には、図12及び図13に示されるように、契約情報登録用の操作案内部が現れる。なお、図において、★印が付されている項目は、後述する検索処理の際の検索用属性項目となるべき必須入力項目を示している。
【0071】
図12に示される操作案内画面によれば、いずれかの顧客名を指定すれば、その顧客の家族全員(被保険者としての)に関する保険契約情報を確認しながら、新たな保険契約の登録を行うことができるので、当該顧客にとって真に必要な保険契約を顧客に対してアドバイスする等、顧客に対するコンサルティングを適切に行うことができる。契約情報登録用の操作案内部に従って、必要な項目(名前、カナ、性別、生年月日、ファミリー名、契約日、証券番号、保険会社、目的、種類、主契約、特約、保険合計、保険期間、払込期間、指定代理請求人、受取人、手数料、手数料合計、解約日、備考等々)を入力した後、画面の最下段に設けられた登録ボタンを操作すれば、ブラウザが作動して、入力された各項目情報を含む契約情報登録指令がサーバ側と送りこまれ、先に説明したように、契約情報登録・変更処理(ステップ123)が実行されることにより、クライアント端末から送られてくる各項目情報は契約情報データベースに格納される。
【0072】
(2)手数料支払い方法情報の登録について
次に、本発明の要部である手数料支払い方法情報の登録について説明する。先に説明したように、本発明にあっては、各保険外交員のそれぞれ毎に、担当した保険契約に関して、将来、保険会社から支払われる手数料額を的確に把握可能とするために、クライアント端末側の操作を介して生成された当該保険契約に関する「手数料支払方法情報」とその保険契約の「取扱担当者情報」とを、保険契約データと併せてデータベースに登録する機能が新たに設けられている。
【0073】
すなわち、図13に示されるように、クライアント端末の表示スクリーンに映し出される操作案内画面の主表示領域G1には、「手数料」とタイトルが付された、手数料支払い方法情報入力のための領域が設定されている。この「手数料」領域には、「L字タイプ」、「平準タイプ」、「一時払い」とそれぞれ付された3個の支払体系選択用の押ボタンと、「年」及び「月」とそれぞれ付された2個のメニュー提示式支払開始年月入力欄と、「支払年数」と付された支払年数入力欄と、「初年度手数料」と付された初年度手数料入力欄と、「継続手数料」と付された継続手数料入力欄とが設けられている。ここで、支払体系のうちで、「L字タイプ」、「平準タイプ」、「一時払い」とあるのは、それぞれ、この種の保険業界において周知の手数料支払い方法の1つであり、それぞれの内容は下記の通りである。
【0074】
1)L字タイプ:
L字タイプとは、手数料支払総額のうちの大部分(例えば、80%)を支払年数のうちの初年度に支払い、残り(例えば、20%)を次年度以降に均等に支払うと言うもので、例えば、「支払開始年月」が2015年6月、「支払年数」が5年、「初年度手数料」がX円、「継続手数料」がY円であるとすると、2015年6月〜2016年5月までの初年度については毎月(X÷12)円が支払われ、続く2016年6月〜2020年5月に至る4年間については毎月(Y÷12)円が支払われるとする支払方法である。
2)平準タイプ:
平準タイプとは、手数料支払い総額を支払い年数に亘り均等に支払うと言うもので、例えば、「支払開始年月」が2015年6月、「支払年数」が5年、「継続手数料」がZ円であるとすると、2015年6月〜2020年5月に至る5年間について毎月(Z÷12)円が均等に支払われるとする支払方法である。
3)一括払い:
一括払いとは、手数料支払い総額を一括で支払うと言うもので、例えば、「支払開始年月」が2015年6月であるとすると、2015年6月にW円が一括で支払われるとする支払方法である。
【0075】
契約情報登録用の操作案内画面の手数料領域(図13参照)に従って、必要な項目(「L字タイプ」、「平準タイプ」、「一時払い」の別、「支払開始年月」、「初年度手数料」、「継続手数料」等々)を入力した後、画面の最下段右脇に設けられた登録ボタンを操作すれば、ブラウザが作動して、入力された各項目情報を含む契約情報登録指令がサーバ側へと送りこまれ、先に説明したように、契約情報登録・変更処理(ステップ124)が実行されることにより、クライアント端末から送られてくる各項目情報は契約情報データベースに格納される(図16参照)。このとき、図17に示されるように、データベース内には、契約データ1〜nのそれぞれについて、「支払体系」、「税区分」、「支払開始年月」、「支払年数」、「初年度手数料」、「継続手数料」、「取扱担当者」の各情報が必要に応じて格納される。
【0076】
<契約情報検索指令に対応する処理の詳細説明>
−処理の流れ−
図3に戻って、指令の種別が契約情報検索指令であると判定されると(ステップ125YES)、続いて、契約情報検索処理(ステップ126)が実行される。この契約情報検索処理(ステップ126)では、当該クライアント端末に対して所定の操作案内情報を送って、当該端末の画像表示器の表示スクリーン上に、対応する操作案内画面をブラウザの機能を介して表示することにより、利用者に対し契約情報の検索操作を案内するとともに、その状態において、当該クライアント端末から送られてくる検索キーを含んだ検索指令に応答して、検索キーに基づいて所定の契約情報データベースを検索することで、該当する契約データを抽出する。その後、処理結果返送処理(ステップ129)の実行により、検索・抽出された保険契約データはクライアント端末へと返送されて、クライアント端末の利用者に提示(表示出力、プリント出力、及び/又はCSV出力)されることとなる。
【0077】
−操作案内画面との関係−
操作案内画面(通常検索用)の説明図が、図14に示されている。同図に示されるように、この操作案内画面の主表示領域G1には、検索用の属性項目表示として、「種別」、「名前」、「カナ」、「生年月日」、「性別」、「九星」、「星座」、「住所」、「電話」、「担当者」が表示されている。そのため、例えば、属性項目表示「名前」の入力欄に「山本A男」と入力したのち、画面右下にある検索ボタンを操作すれば、属性項目「名前」に関する検索キーを「山本A男」として、契約情報データベースがアクセスされて、該当する契約データが検索抽出されるのである。こうして検索抽出された保険契約データは、サーバからクライアント端末へと送り込まれ、しかるのち、クライアント端末において、操作案内画面上の検索結果印刷ボタンまたは検索結果CSV出力ボタンを操作することによって、印刷出力またはCSV出力される。
【0078】
図示を省略するが、こうして印刷出力またはCSV出力される一連の保険契約データは、契約者を「山本A男」とするすべての保険契約データであって、それらを表示項目(「契約者」、「被保険者」、「受取人」、「契約日」、「保険会社」、「目的」、「証券番号」、「保険種類」、「保健機関」、「払込期間」、「払込方法」、「保険金額」、「保険料」)を揃えて一覧に表示するものである。なお、このとき、図15に示される家族登録テーブルを参照することにより、契約者を「山本A男」とするすべての契約データに加えて、契約者「山本A男」の家族のそれぞれ(例えば、「山本A子(配偶者)」、「高橋B子(長女)」、「佐藤C子(次女)」、「山本B男(長男)」、「山本C男(次男)」)を契約者とする全ての契約データを一覧に表示するようにしてもよい。
【0079】
<手数料集計指令に対応する処理の詳細説明>
−処理の流れ−
図3に戻って、指令の種別が手数料集計指令であると判定されると(ステップ127YES)、続いて、手数料集計処理(ステップ128)が実行される。この手数料集計処理(ステップ128)では、当該クライアント端末に対して所定の操作案内情報を送って、当該端末の画像表示器の表示スクリーン上に、対応する操作案内画面(図15参照)をブラウザの機能を介して表示することにより、利用者に対し手数料集計の集計操作を案内するとともに、その状態において、当該クライアント端末から送られてくる「年」と「月」(指定期間)とを含んだ集計指令に応答して、データベースの所定情報(詳細は、図16を参照して後述)を参照しながら、所定の手数料集計処理(詳細は、図4を参照して詳述)を実行する。その後、処理結果返送処理(ステップ129)の実行により、その手数料集計結果はクライアント端末へと返送されて、クライアント端末の利用者に提示(表示出力、プリント出力、及び/又はCSV出力)されることとなる(詳細は、図17を参照して詳述)。
【0080】
−操作案内画面との関係−
操作案内画面(手数料集計用)の説明図が、図15に示されている。特に、図には示さないが、ログイン直後、クライアント端末の表示スクリーンには、所定のメニュー画面が表示され、そのメニュー画面の中で、メニュー項目の1つである「手数料集計」を選択することにより、図15に示される手数料集計用の操作案内画面が表示される。同図に示されるように、この操作案内画面には、左脇に「年月(西暦)」と付された集計月の入力欄と、集計処理を起動させるための集計ボタン(図中「集計」と記す)と、入力欄をクリアするためのクリアボタン(図中「クリア」と記す)とが設けられている。集計月の入力欄に集計月を例えば「2015年10月」のようにキーボード入力したのち、マウス操作で集計ボタン(「集計」)を押圧操作すると、ブラウザの作用で、手数料集計指令がサーバ側へと送り込まれ、これを受けて、先に説明したように、手数料集計処理(図3、ステップ128)が実行される。
【0081】
手数料集計処理の詳細が、図4に示されている。同図において、処理が開始されると、先ず、ステップ301が実行されて、ログインIDに基づいて、クライアント端末の置かれた保険代理店が認識されるとともに、当該代理店に関して予め登録された1又は2以上の保険外交員(保険契約取扱担当者)の一人(担当者ID1)が指定される。続く、ステップ302では、担当者ID1をキーとして、所定データベース(図17参照)を検索することにより、当該取扱担当者ID1が過去に取り扱った保険契約データのうちの最初の1つが抽出される。続く、ステップ303では、支払期間(「支払開始」情報と「支払年数」とで特定される)に指定「月」(例えば、2015年10月)を含むか否かの判定が行われる。ここで、支払期間に指定「月」を含むと判定されたときには(ステップ303YES)、続いて、ステップ304に進んで、指定「月」はL字パターンにおける初年度か否かの判定が行われる。ここで、指定「月」がL字パターンにおける初年度に相当すると判定されるときには(ステップ304YES)、続いて、第1の集計処理(ステップ305、306)に進むのに対して、指定「月」がL字パターン初年度ではないと判定されるときには(ステップ304NO)、続いて、第2の集計処理(ステップ307、308)へと進む。なお、支払期間に指定「月」を含まない契約データについては、集計対象から除外される(ステップ303NO→ステップ309NO→ステップ312)。
【0082】
第1の集計処理(ステップ305、306)は、指定「月」がL字パターン初年度であるときの手数料支払総額を保険会社別に集計するためのものである。すなわち、先ず、ステップ305では、当該保険契約に関して予め登録された手数料支払い方法情報(特に、「初年度手数料」)を求めると共に、これを12等分することで、指定「月」の手数料支払額を求め、これを予め各保険会社別に設けられた指定「月」の支払額レジスタ(T1')に格納する。続くステップ306では、こうして得られた初年度手数料支払額(T1')を初年度手数料支払総額レジスタ(T1)を使用して積算することで(T1=T1+T1')、保険会社別の指定「月」における初年度手数料支払総額(T1)を取得する。
【0083】
第2の集計処理(ステップ307、308)は、指定「月」がL字パターン初年度でないとき(すなわち、L字パターンの次年度以降や平準タイプのとき)の手数料支払い総額を保険会社別に集計するためのものである。すなわち、先ず、ステップ307では、当該保険契約に関して予め登録された手数料支払い方法情報(特に、「継続手数料」)を求めると共に、これを12等分することで、指定「月」の手数料支払額を求め、これを予め各保険会社別設けられた指定「月」の支払額レジスタ(T2')に格納する。続くステップ308では、こうして得られた継続手数料支払額(T2')を継続年度手数料支払総額レジスタ(T2)を使用して積算することで(T2=T2+T2')、保険会社別の指定「月」における継続年度手数料支払総額(T2)を取得する。
【0084】
以下、上述の第1の集計処理(ステップ305、306)又は第2の集計処理(ステップ307、308)のいずれかを、当該保険取扱担当者(ID1)が取り扱った保険契約のそれぞれについて次々と実行し(ステップ313)、当該保険取扱担当者(ID1)が取り扱った保険契約が尽きたならば(ステップ309YES)、当該保険代理店に関して登録された1又は2以上の保険契約担当者のうちの次の担当者(ID2)に切り替えて(ステップ314)、以上の処理(ステップ303〜309)を繰り返し、最後の担当者(IDm)も尽きるのを待って(ステップ310YES)、全会社初年度手数支払総額の総計(ΣT1)及び全会社継続年度手数料支払総額の総計(ΣT2)を算出したのち(ステップ311)、全ての集計結果(各会社別の初年度手数料支払額総計(T1)、各会社別の継続年度手数料支払額総計(T2)、全会社初年度手数支払総額の総計(ΣT1)及び全会社継続年度手数料支払総額の総計(ΣT2))を出力して(ステップ312)、処理を終了する。
【0085】
こうして最終的に得られた集計結果は、処理結果返送処理(図3、ステップ129)の実行により、該当する保険代理店のクライアント端末へと返送される。クライアント端末側では、所定のブラウザの作用により、手数料集計結果に相当する画像を表示出力、印字出力、及び/又は、CSV出力することとなる。
【0086】
サーバから受信した手数料集計結果をクライアント端末にてCSV形式で出力したものを、さらに、適当な表計算ソフトを介して図表に変換し、表示装置のスクリーンに表示又はプリンタによりプリントアウトしたものが、図18に示されている。これは、将来のある「月」における担当者別手数料収入総額をその内訳とともに示す図表である。この図表によれば、当該「月」における各担当者(ID1〜ID4)に関して、保険会社から支払われる手数料支払総額は、初期合計(ΣT1)と継続合計(ΣT2)とに分けて、別々に表示されるから、単にそれぞれの金額のみならず、初期合計(ΣT1)と継続合計(ΣT2)との大小関係や割合についても考慮することにより、当該支払総額の永続性を的確に推測することができ、徒に、総額に惑わされることなく、当該担当者の営業実績を的確に評価することが可能となる。しかも、初期合計(ΣT1)と継続合計(ΣT2)とは、各保険会社毎に、初期手数料(T1)と継続手数料(T2)としても表示されるから、個々の保険会社についても、当該支払総額の永続性を的確に推測することもでき、営業戦略に役立てることもできる。加えて、個々の担当者毎に、その取り扱う保険会社名がその手数料支払額とともに表示されることから、各担当者の営業範囲乃至傾向を的確に把握することもできる。
【0087】
なお、以上の実施形態では、クライアント端末からの手数料集計指令に応じて、当該保険代理店の全ての保険取扱担当者について、手数料集計処理を実行するように構成したが、例えば、手数料集計指令に担当者指定を含めておいて、指定された担当者に限り、手数料集計処理を実行するようにしてもよい。
【0088】
また、以上の実施形態では、「指定期間」として、特定の「年」の特定の「月」としたが、特定の3ヶ月、半年、1年と言ったように、様々な長さの期間を指定して、その間の手数料総額を集計するようにしてもよい。
【0089】
また、以上の実施形態では、指定された「月」が初年度か継続年度かにより、別々に集計処理を実行したが、勿論、それらにの別を考慮することなく、一括して、手数料を集計するようにしても、個々の取扱担当者の営業実績をある程度は、把握することができるであろう。
【0090】
さらに、以上の実施形態では、本発明にかかるアルゴリズムをASPサーバからなる保険代理店業務支援装置に適用したが、同アルゴリズムは方法の形態により、パソコンに専用ソフトを組み込んでなるスタンドアロン方式の保険代理店業務支援装置にも適用できることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0091】
この発明によれば、例えば、保険契約データの新規登録又は保険契約データの変更登録に際して、前記クライアント端末側において所定の操作を行えば、当該保険契約に関する手数料支払方法情報とその保険契約の取扱担当者情報とが生成されて、前記保険契約データと併せて前記データベースに登録される一方、任意の時点で、前記クライアント端末側において所定の操作を行なうことで、いずれかの期間指定を含む所定の手数料集計指令が生成されると、前記取扱担当者情報をキーとして前記データベースを検索することにより、当該1の取扱担当者が取り扱った保険契約の手数料支払方法情報と前記期間指定とに基づいて、当該1の取扱担当者に関して指定期間に得られる手数料収入総額を集計し、前記クライアント端末側に提示する処理が実行され、これにより各保険外交員のそれぞれ毎に、担当した保険契約に関して、将来、保険会社から支払われる手数料額を的確に把握可能となる。
【符号の説明】
【0092】
1 保険代理店業務支援装置
1a ASPサーバ
1b データベース
2 クライアント端末
3 インターネット
G1 主表示領域
G2 副表示領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18