特許第6203889号(P6203889)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6203889
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】通信機器
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/64 20060101AFI20170914BHJP
   G02B 6/42 20060101ALI20170914BHJP
   H01R 13/66 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
   H01R13/64
   G02B6/42
   H01R13/66
【請求項の数】6
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-55357(P2016-55357)
(22)【出願日】2016年3月18日
(62)【分割の表示】特願2015-526611(P2015-526611)の分割
【原出願日】2013年8月5日
(65)【公開番号】特開2016-136528(P2016-136528A)
(43)【公開日】2016年7月28日
【審査請求日】2016年3月18日
(31)【優先権主張番号】61/680,195
(32)【優先日】2012年8月6日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/797,673
(32)【優先日】2013年3月12日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500078303
【氏名又は名称】フィニサー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ワード、ラフィク
(72)【発明者】
【氏名】ネルソン、スティーブン
(72)【発明者】
【氏名】フレンス、フランク
(72)【発明者】
【氏名】シェ、シンディ
(72)【発明者】
【氏名】ホスキング、ルーシー ジー.
(72)【発明者】
【氏名】ムーア、ジョシュア
【審査官】 高橋 学
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−026483(JP,A)
【文献】 特開2010−165619(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/56 − 13/72
G02B 6/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信モジュールであって、該通信モジュールに加えられる物理的入力を検知するように構成されているセンサを備え、該センサは、前記通信モジュールに加えられる前記物理的入力に応じて前記通信モジュールが動作を行うように、前記通信モジュールと通信し、
前記センサは、前記通信モジュールに対し前記通信モジュールに接続されているホスト機器に対して実質的に平行な方向へと加えられる荷重を含む前記物理的入力を検知するように構成されている、通信モジュール。
【請求項2】
前記センサは、さらに、前記通信モジュールに対し前記通信モジュールに接続されているホスト機器に向かう方向へと加えられる荷重を含む前記物理的入力を検知するように構成されている、請求項1に記載の通信モジュール。
【請求項3】
通信モジュールであって、該通信モジュールに加えられる物理的入力を検知するように構成されているセンサを備え、該センサは、前記通信モジュールに加えられる前記物理的入力に応じて前記通信モジュールが動作を行うように、前記通信モジュールと通信し、
前記センサは、前記通信モジュールに対し前記通信モジュールに接続されているホスト機器に向かう方向へと加えられる荷重を含む前記物理的入力を検知するように構成され、
前記センサは冗長な接地接点を含み、該冗長な接地接点は、
前記通信モジュールが前記ホスト機器に対し公称位置に配置されている場合、前記ホスト機器のコネクタとの開いた電気構成を形成し、
前記通信モジュールに対し前記ホスト機器に向かう方向へと前記荷重が加えられる場合、前記ホスト機器の前記コネクタとの閉じた電気構成を形成するように配置される、通信モジュール。
【請求項4】
前記センサは、さらに、前記通信モジュールに対し前記通信モジュールに接続されているホスト機器から離れる方向へと加えられる荷重を含む前記物理的入力を検知するように構成されている、請求項1に記載の通信モジュール。
【請求項5】
前記センサは、前記センサが感知する前記物理的入力の長期平均から決定されるベースライン状態と比較して一時的な物理的入力を検知するように構成されている、請求項
記載の通信モジュール。
【請求項6】
前記センサは、さらに、物体が前記センサに近接又は接触することを含む前記物理的入力を検知するように構成されている、請求項1に記載の通信モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施形態は、一般に通信機器に関する。例示的な実施形態は、データセンタのポート管理、デジタル診断、及び他の類似の用途において使用され得る通信機器用の照明される視覚的インジケータに関する。さらなる実施形態は、通信機器への物理的入力を検知するように構成されているセンサを備える通信機器に関する。
【背景技術】
【0002】
データセンタは、多くのコンピューティングサービスを提供するのに不可欠な役割を果たしている。データセンタは、ホストコンピュータ、スイッチングハブ、ネットワークルータ、又はスイッチボックス等、何千ものホスト機器を備えることがある。通信モジュール(電気又は光電気の送受信機や応答機のモジュール等)は、これらのホスト機器に接続されている場合がある。あるホスト機器は、複数のケージを含み、そのため、複数の通信モジュールを同時に収容できる。多くの通信モジュールは抜き差し可能であるので、モジュールがホスト機器のケージ又はポートに挿入されたり、それらから取り外されたりすることが可能になる。ホスト機器のケージは、予期しない解放を防止するべくモジュールに係合するためのラッチを備えていてもよい。ある通信モジュールはハンドルを備え、これによって、モジュールがそのハンドルによりホスト機器のケージ又はポートに挿入されたり、これから取り外されたりすることが可能になる。ラッチがモジュールに係合する場合、このハンドルによって、使用者はハンドルを引くことによりラッチの係合を外すことが可能となる。
【0003】
各通信モジュールは、典型的には、ホスト機器のPCBに対し電気データ信号を送信したり、ホスト機器のPCBから電気データ信号を受信したりすることによって、ホスト機器のプリント回路基板(PCB)と通信する。さらに、データ信号は、光データ信号及び/又は電気データ信号として通信モジュールによってホスト機器の外部に送信されることがある。ホスト機器の外部にデータ信号を送信することは、通信モジュールのポートに差し込まれているケーブルによって行われる場合がある。
【0004】
データセンタでは、何千ものケーブルがホスト機器を相互接続するために使用される場合がある。あるケーブル接続は、アクティブケーブル等のアクティブ通信機器を使用して行われることがある。アクティブケーブルは、その一端又は両端に通信モジュールを有する通信ケーブルを含む。特定のアクティブケーブルは、光ケーブルの一端又は両端に接続されている光電気モジュールを含む場合がある。通信ケーブルの一端又は両端の通信モジュールは、ホスト機器のポートに差し込まれることが可能である。あるアクティブケーブルの通信モジュールはハンドルを備え、そのハンドルは、しばしば“引き手”として説明される。そのようなアクティブケーブルの通信モジュールは、ハンドルによって、ホスト機器のポートに挿入されたり、ホスト機器のポートから取り外されたりすることが可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
データセンタには、ホスト機器のポート同士の間の何千ものケーブル接続の正確なマップが存在しないことが多い。一部の例では、あるホスト機器又は通信モジュールが、何らかの問題が発生しているという警報を発する場合、正しいホスト機器上の正しいポートを見つけることは、時間のかかるプロセスとなる場合がある。さらに、ケーブルは、人が一端から他端にたどるのが困難となり得る似た色のケーブルの大きな束にしばしば保たれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態は通信機器に関する。ある例では、通信機器は、データセンタのポート管理を支援できる視覚的インジケータ及び/又はセンサを備えることがある。
このサマリは、詳細な説明において以下でさらに説明される概念の抜粋を単純化した形態により導入するために提供されている。このサマリは、特許請求の範囲に記載される主題の重要な特徴や不可欠な特徴を識別するように意図されておらず、また特許請求の範囲に記載される主題の範囲を決定するのに役立つよう使用されるように意図されていない。
【0007】
例示的な実施形態では、通信機器は、照明源と本体要素とを含む通信モジュールを備え得る。本体要素は、照明源によって生成される照明が、第1本体要素内を伝播し、第1本体要素の外面の少なくとも一部を照明するように構成されている。
【0008】
別の例示的な実施形態では、本体要素は、人が通信モジュールを把持することと、保持接続部から通信モジュールを取り外すこととを可能にするように構成されている突出部を含む場合がある。突出部は、通信モジュールの照明源によって生成される照明が、突出部内を伝播し、突出部の外面の少なくとも一部を照明するように構成され得る。
【0009】
さらに別の例示的な実施形態では、アクティブ光ケーブルは、第1光電気モジュールと、第2光電気モジュールと、光ケーブルとを備える。第1光電気モジュールは、第1照明源と第1突出部とを含み、第1突出部は、人が第1光電気モジュールを把持することと、第1保持接続部から第1光電気モジュールを取り外すこととを可能にするように構成されている。第1突出部は、第1照明源によって生成される照明が、第1突出部内を伝播し、第1突出部の外面の少なくとも一部を照明するようにさらに構成されている。第2光電気モジュールは、第2照明源と第2突出部とを含み、第2突出部は、人が第2光電気モジュールを把持することと、第2保持接続部から第2光電気モジュールを取り外すこととを可能にするように構成されている。第2突出部は、第2照明源によって生成される照明が、第2突出部内を伝播し、第2突出部の外面の少なくとも一部を照明するようにさらに構成されている。光ケーブルは、第1及び第2光電気モジュールとの間で光信号の送信を行うように構成されている。
【0010】
別の例示的な実施形態では、通信モジュールは、通信モジュールに加えられる物理的入力を検知するように構成されているセンサを備える。センサは、通信モジュールに加えられる物理的入力に応じて通信モジュールが動作を行うように、通信モジュールと通信する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1A】例示的なアクティブケーブルの上面斜視図。
図1B】照明されているハンドルを含む図1Aのアクティブケーブルを示す図。
図1C図1Aの第1光電気モジュールの上面斜視図。
図1D図1Cの第1光電気モジュールの下面斜視図。
図2A】ハンドルを含む例示的な光電気送受信機の斜視図。
図2B】そのハンドルが照明されている図2Aの光電気送受信機を示す図。
図3A】ハンドルを有さない例示的な光電気送受信機の斜視図。
図3B】光電気送受信機の表面が照明されている図3Aの光電気送受信機を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書等において特許請求の範囲に記載されている主題は、上述した不都合等を解決する実施形態や上述した環境等においてのみ動作する実施形態に限定されない。むしろ、
当該背景技術は、本明細書において説明されるある実施形態が実施され得る1つの例示的な技術領域を説明するために提供されているに過ぎない。
【0013】
本発明の追加の特徴及び利点は、下記の説明において述べられ、部分的には説明から明らかであり、又は本発明の実施によって知られ得る。本発明の特徴及び利点は、添付の特許請求の範囲において特に指摘される装置及び組み合わせによって実現され、得られる。本発明のこれらの及び他の特徴は、下記の説明及び添付の特許請求の範囲からより十分に明らかになり、また下記の本発明の実施によって知られ得る。
【0014】
実施形態は、添付の図面を用いることによって、さらに具体的で詳細に記載及び説明される。
例示的な実施形態は、照明される視覚的インジケータ、通信機器に対する使用者による物理的入力を検知するためのセンサ、又はその両方を含む通信機器に関する。通信機器は、照明源と本体要素とを有する通信モジュールを含む場合がある。本体要素は、本体要素の外面が照明されるように、照明源によって生成される照明が本体要素内を伝播することを可能にし得る。
【0015】
通信モジュールは、これに代えて又はさらに、通信モジュールに対する使用者による物理的入力を検知するように構成されているセンサを含む場合がある。物理的入力に応じて、通信モジュールは、通信モジュールに動作を行わせる場合がある。例えば、物理的入力を検知する際、通信モジュールは、接続されている通信モジュールの照明源を点灯し得る。例えば、物理的入力を検知する際、通信モジュールは、接続されている通信モジュールがその照明源を点灯するように、接続されている通信モジュールにケーブルによって信号を送ることができる。
【0016】
有利に、通信モジュールの本体要素が照明される場合、これによって、通信モジュールが正確に、迅速に、及び簡便に識別されることが可能になる。その照明は、すぐ近くにともに配置されている多くの類似した通信モジュールの中に存在する特定の光電気モジュールを識別するために特に有用な場合がある。例えば、選択的に照明される本体要素を有する通信モジュールは、データセンタにおいて、特定の通信モジュールを他の近くの通信モジュールの中から識別するために特に有用な場合がある。有利に、通信モジュールにセンサを含めることによって、通信モジュールが動作を行う(接続されている通信モジュールに本体要素を照明させる等)ように、使用者が通信モジュールを物理的に操作することが可能になり得る。通信モジュール内にセンサを含めることは、接続の一端が既知の場合に接続の両端を見出す際に特に有用なことがある。
【0017】
本明細書において説明される実施形態は、電気モジュール、光電気モジュール、光エンジン等を含む様々な通信モジュールにおいて実装され得る。本明細書における使用では、“光電気モジュール”の語は、光構成要素及び電気構成要素の両方を有するモジュールを含む。電気モジュール及び光電気モジュールの例は、アクティブ電気ケーブル、アクティブ光ケーブル、応答機、送受信機、送信機、及び/又は受信機を含むが、これらに限定されない。電気モジュール及び光電気モジュールは、例えば、通信ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロエリアネットワーク、ストレージエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク等において使用されることが可能であり、制限されることなく、QSFP、QSFP+、CXP、CFP、CFP2、CFP4、XFP、SFE、SFP、及びSFP+の形状因子を含む、1つ以上の標準化された形状因子、すなわちマルチソース・アグリーメント(MSA)に従うように構成され得る。しかしながら、電気モジュール及び光電気モジュールは、標準化された形状因子の要件に従う必要がないことと、特定の設計による必要な任意のサイズ又は構成を有していてもよいこととが認められる。
【0018】
いくつかの実施形態による通信モジュールは、様々な毎秒のデータ速度における電気信号及び/又は光信号の送受信のために構成され、その毎秒のデータ速度は、10ギガビット毎秒(G)、40G、100G、又はこれより大きい毎秒のデータ速度を含むが、これらに限定されない。本明細書における使用では、“10G”、40G”、“100G”の語や類似の語は、一般的な信号速度の丸められた概数を表し、当業者に一般的に理解される意味を有する。
【0019】
さらに、いくつかの実施形態による通信モジュールは、様々な波長における光信号の送受信のために構成され、その波長は、850nm、1310nm、1470nm、1490nm、1510nm、1530nm、1550nm、1570nm、1590nm、又は1610nmを含むが、これらに限定されない。さらに、通信モジュールは、様々な伝送規格をサポートするように構成され、その伝送規格は、イーサネット(登録商標)、ファイバチャネル、インフィニバンド、及び同期型光ネットワーク(SONET)、及び/又は同期デジタルハイアラーキ(SDH)を含むが、これらに限定されない。
【0020】
有利に、本明細書において説明される実施形態は、特定の通信モジュールが正確に、迅速に、及び簡便に識別されることを可能にする。いくつかの例では、使用者は、ケーブルに取り付けられている第1通信モジュールに物理的入力を行い、ケーブルに取り付けられている第2通信モジュールに明かりをつけさせることができる。これによって、使用者は、特定のケーブルの両端を正確に、迅速に、及び簡便に識別できる。
【0021】
ここで、図面を参照し、その図面において、類似の構造には類似の参照名称が提供されている。図面は、例示的な実施形態の概略及び概要の表現であり、したがって、本発明の範囲を限定するものではなく、また縮尺に従っていないものであると理解される。
【0022】
図1Aは、例示的なアクティブ光ケーブル100の斜視図である。アクティブ光ケーブルとして示しているが、実施形態は、アクティブ電気ケーブル等を含んでいてもよい。アクティブ光ケーブル100は、いくつかの実施形態では通信ネットワーク(図示せず)に動作可能に接続されているホスト機器(図示せず)に関連して、光信号の送受信に使用され得る。図1Aに示すように、アクティブ光ケーブル100は、第1光電気モジュール102Aと第2光電気モジュール102Bとを備える。第1光電気モジュール102Aと第2光電気モジュール102Bとは、集合的に“光電気モジュール102”として説明され得る。光電気モジュール102に対する集合的な参照は、光電気モジュール102A,102Bの両方又はいずれかを含むと理解される(すなわち、光電気モジュール102は、“第1光電気モジュール102A及び/又は第2光電気モジュール102B”を含むと考えられる)。光電気モジュール102同士は、光ケーブル104によって通信可能によって接続される。光電気モジュール102は、本体106A,106B(集合的に“本体106”)をそれぞれ備え得る。本体106は、ホスト機器との抜き差し可能な接続部を形成するように構成されている。本体106は、ホスト機器に対し電気データ信号を通信するコネクタ(図1Dに示す)を含む場合がある。
【0023】
光電気モジュール102は、ハンドル108A,108B(集合的に“ハンドル108”)をそれぞれ備えることができる。ハンドル108は、人が光電気モジュール102を把持することと、保持接続部から光電気モジュール102を取り外すこととを可能にするように構成されている突出部から形成される。ハンドル108は、照明がハンドル108内を伝播することを可能にする材料から作成される。ハンドル108は、光電気モジュール102内の照明源110A,110B(集合的に“照明源110”)から生じる照明がハンドル108の露出している表面に運ばれて広がるように構成されている。いくつかの実施形態では、光電気モジュール102は、照明源110からの照明をハンドル108の入光表面に伝えるように構成されているコンジットを備えていてもよい。いくつかの実施
形態では、ハンドル108は、入光表面において照明を受け、ハンドル108の露出している表面にわたって均一に照明が広がるように構成されている。
【0024】
図1Bは、照明されているハンドル108を含む図1Aのアクティブケーブル100を示す。ハンドル108A及びハンドル108Bのいずれかが独立して照明される場合もあれば、図1Bに示すように、ハンドル108の両方が照明される場合もある。第1光電気モジュール102Aは、照明源110Aを点灯でき、照明源110Aは、ハンドル108Aを照明できる。ハンドル108Aが照明されると、その照明されているハンドル108Aによって人が第1光電気モジュール102Aを識別することが可能となる。ハンドル108Aが照明される場合、すぐ近くにともに配置されており見た目が類似した多くの通信モジュール(図示せず)の中に存在する第1光電気モジュール102Aを人が正確に、迅速に、及び簡便に識別できる。例えば、ハンドル108Aが照明される場合、人は、データセンタにおいて、他の近くの通信モジュールの中から第1光電気モジュール102Aを識別できる。
【0025】
第2光電気モジュール102Bは、第1光電気モジュール102Aの態様に概ね対応する態様により、照明源110Bを点灯し、ハンドル108Bを照明するように構成されている。
【0026】
光電気モジュール102のハンドル108によって、比較的露出された位置に比較的大きな表面領域が提供される。特に、光電気モジュール102又はホスト機器の表面上の他のインジケータライトと比較する場合、ハンドル108を照明することによって、照明源110を点灯している光電気モジュール102に関し高められた視認性が提供される。光電気モジュール102から延びている照明されているハンドル108又は他の本体要素は、離れたところからの視認性が高められる。ハンドル108の照明について説明しているが、光電気モジュール102の照明源110が点灯される場合に、光電気モジュール102の他の本体要素が照明されるように構成されてもよい。
【0027】
照明源110は、光電気モジュール102に配置される1つ以上の発光ダイオード(LED)を含んでいてもよい。これに代えて又はさらに、別の種類の照明源が使用されてもよい。照明源110は、複数の色を生成できる。いくつかの実施形態では、異なる複数の色が、メッセージ、警報、アラート、警告、情報等の異なる診断状態を通信できる。照明源110は、様々な速度で点滅させられ得る。いくつかの実施形態では、異なる複数の点滅速度が、光電気モジュール102についての情報の量を表示したり、通信モジュールから又は通信モジュールにおいて送信又は受信されている信号についての情報の量を表示したりするのに使用され得る。これに代えて又はさらに、異なる複数の点滅速度は、異なる複数の色の使用を参照して説明した様々な診断状態にほぼ対応する様々な診断状態を通信できる。いくつかの実施形態では、第1光電気モジュール102Aにおける第1照明源110Aの色及び/又は点滅速度は、第2光電気モジュール102Bの物理アドレスのラベルを示すことができる。
【0028】
いくつかの実施形態では、照明源110によって提供される信号は、人間の目によって観察され、観察者によって理解される。これに代えて又はさらに、照明源110によって提供される信号は、電気機器によって受信及び解釈される。
【0029】
照明源110により提供される照明によって通信される診断状態は、光電気モジュール102の送信パワー、光電気モジュール102の受信機の入力パワー、光電気モジュール102の温度、又は光電気モジュール102のバイアス電流によって引き起こされる、警報又は警告の設定値を含む場合がある。これに代えて又はさらに、照明源110により提供される照明によって通信される診断状態は、光電気モジュール102における、ジッタ
ー、入力振幅、信号の出力振幅、信号損失(LOS)、又は他の障害状態を含む場合がある。いくつかの実施形態では、光電気モジュール102における照明源110は、光電気モジュール102がホスト機器に最初に差し込まれたとき、光電気モジュール102が適切に接続されたことを示すべくしばらく点灯されていてもよい。
【0030】
光電気モジュール102のハンドル108等の本体要素を照明する場合、光電気モジュール102の外面上に含められるインジケータライトを排除することが可能になる。インジケータライトに元々は当てられている光電気モジュール102の表面領域は、別の利用のために再度割り当てられる。光電気モジュール102の状態を通信するためにホスト機器上にインジケータライトが含まれる例では、もっぱらインジケータライトのためのホスト機器のその領域は、代わりに、他の目的のために使用されたり、ポートのホスト機器上における密度を高めるように排除されたりすることが可能である。
【0031】
光電気モジュール102は、ホスト機器から命令を受信することに応じて照明源110を点灯するように構成されている。これに代えて又はさらに、光電気モジュール102は、光ケーブル104によって命令を受信することに応じて照明源110を点灯してもよい。
【0032】
その命令は、第1光電気モジュール102Aによって、光ケーブル104を通じて帯域外信号により第2光電気モジュール102Bに対し送信される。帯域外通信は、光電気モジュール102そして光ケーブル104を通じて送られるデータトラフィックに干渉しない態様で行われることが可能である。いくつかの実施形態では、命令は、データトラフィックの光信号の強度を変化させることによって送られてもよい。これに代えて又はさらに、命令は、直流光パルスを送信することによって送られてもよい。これに代えて又はさらに、帯域外信号を送信する他の方法が使用されてもよい。第2光電気モジュール102Bがその照明源110Bを点灯するように、第1光電気モジュール102Aが第2光電気モジュール102Bに対し命令を送らせることによって、人がアクティブ光ケーブル100の全ての端を迅速かつ容易に識別することが可能になる。
【0033】
光電気モジュール102は、センサ112A,112B(集合的に“センサ112”)をそれぞれ備えることができる。いくつかの実施形態では、センサ112Aは、作動させられるとき、好適には、第2光電気モジュール102Bがその照明源110Bを点灯するように、第1光電気モジュール102Aが第2光電気モジュール102Bに対し命令を送らせ得る。有利に、センサ112Aによって、アクティブ光ケーブル100の一端の使用者が、アクティブ光ケーブル100の他端の第2光電気モジュール102Bを正確に、迅速に、簡便に識別することが可能になる。これに代えて又はさらに、センサ112Aを作動させること又は他の類似のセンサ(図示せず)を作動させることによって、通信モジュール102Aが、本明細書において説明するように、照明源110Aにより使用者に診断状態を提供することを行わせたり、通信モジュールにホスト機器又は第2通信モジュール102Bと通信を行わせたりすることができる。第2光電気モジュール102Bは、センサ112Aに概ね対応するセンサ112Bを備えることができる。
【0034】
図1Cは、第1光電気モジュール102Aの上面斜視図である。光電気モジュール102Aは、センサ112Aを備える。センサ112Aは、アクチュエータ、機械式スイッチ、感圧抵抗又は他の感圧装置、静電容量センサ、熱センサ、誘導センサ、磁気センサ等を含み得るが、これらに限定されない。センサ112Aは、光電気モジュール102A中又は光電気モジュール102A上の任意の適切な位置に配置される。いくつかの実施形態では、センサ112Aは、ハンドル108A及び/又はハンドル108Aから独立している光電気モジュール102Aに加えられる物理的入力を受けるように配置される。例えば、センサ112Aは、光電気モジュール102A及び/又はハンドル108に荷重116を
加えることによって作動させられ得る。荷重116は、光電気モジュール102Aに接続されているホスト機器(図示せず)に向かう方向に加えられる場合があり、本明細書において押圧荷重116として説明される。
【0035】
いくつかの実施形態では、センサ112Aは、光電気モジュール102Aを押圧荷重116によってホスト機器に向かう方向に動かすことによって作動させられる。動作中、光電気モジュール102Aは、スプリング又は何らかの他の付勢装置によってホスト機器の保持ラッチ(図示せず)に対して押される。多くの種類の光電気モジュール102Aは、ホスト機器の前部に向かう方向へと、光電気モジュール102Aを保持ラッチに対し作用するための付勢装置を含む選択的に解放可能なラッチ機構を含む。選択的に解放可能なラッチ機構は、大抵、光電気モジュール102Aの前部においてベイルを回転させることによって動作させられる。ベイルは、駆動体として説明される場合があり、本明細書において説明したようにセンサ112Aを作動させることに関し、ハンドル108Aに概ね対応する場合がある。
【0036】
多くの種類の光電気モジュール102Aは、付勢装置(ホスト機器の前部に向かう方向へと、光電気モジュール102Aを保持ラッチに対し作用する)に打ち勝つのに十分な押圧荷重116を加えることによってホスト機器に向かう方向に動かされる場合がある。いくつかの実施形態では、光電気モジュール102Aは、光電気モジュール102Aがホスト機器に向かう方向に動かされたとき、ホスト機器との接触によって作動させられるように配置されている機械式スイッチ等を含んでいてもよい。
【0037】
これに代えて又はさらに、センサ112Aは、ハンドル108Aに加えられる押圧荷重116によってラッチ機構の機械的な隙間(mechanical slack)(図示せず)が変えられるとき、作動させられるように配置されている機械式スイッチ等を含んでいてもよい。これに代えて又はさらに、感圧抵抗、変位センサ、圧力センサ等の感圧センサは、使用者が光電気モジュール102A及び/又はハンドル108Aに押圧荷重116を加えるときに感知するように使用されてよい。
【0038】
図1Dは、光電気モジュール102Aの下面斜視図である。光電気モジュール102Aは、複数の導電接点134を有するエッジコネクタ132を形成するプリント回路基板(PCB)130を備える。いくつかの例では、エッジコネクタ132に関するピンアウト配列には、冗長な接地接点が含まれる。いくつかの実施形態では、センサ112Aは、冗長な接地接点136を含む。冗長な接地接点136は、センサ112Aのスイッチ入力に接続される。冗長な接地接点136は、光電気モジュール102Aがホスト機器に対し公称位置に配置されている場合、ホスト機器のコネクタ(図示せず)との開いた電気構成(すなわち接触しない)を形成するように配置されている。冗長な接地接点136は、光電気モジュール102Aが、付勢装置(ホスト機器の前部に向かう方向へと、光電気モジュール102Aを保持ラッチに対し作用する)に打ち勝つのに十分な押圧荷重116を伴い、ホスト機器に向かう方向に押圧される場合、ホスト機器のコネクタとの閉じた電気構成(すなわち、接触する)を形成するようにさらに配置される。冗長な接地接点136とホスト機器の接点との間の接触は、センサ112Aを作動させることに関し、スイッチを閉じるものとして機能し得る。いくつかの実施形態では、冗長な接地接点136は、エッジコネクタ132のロースピード側に配置され得る。
【0039】
図1Cを再び参照すると、いくつかの実施形態では、センサ112Aは、本明細書において引張荷重118として説明するように、ホスト機器から離れる方向へと荷重118を加えることによって作動させられてもよい。センサ112Aを作動させるのに必要な引張荷重118の程度は、ホスト機器から光電気モジュール102Aのラッチを外したり、別様にホスト機器から光電気モジュール102Aを取り外したりするのに必要な荷重よりも
一般に小さい。センサ112Aは、押圧荷重116に概ね対応する態様で引張荷重118によって作動させられる。
【0040】
いくつかの実施形態では、センサ112Aは、ホスト機器に対して実質的に平行な方向へと、ハンドルに荷重122を加えることによって作動させられてもよい。平行荷重122は、上向き、下向き、横向き、に押圧すること、及び/又はホスト機器に対してモーメントを加えることを含み得る。センサ112Aは、押圧荷重116に概ね対応する態様で平行荷重122によって作動させられる。
【0041】
好適には、センサ112Aは、ハンドル108Aに対する荷重について、センサ112Aが感知する入力荷重の長期平均から決定されるベースライン状態と比較して一時的な物理的入力を監視する。例えば、センサ112Aは、感圧抵抗を含む場合があり、ハンドル108Aに加えられる静的負荷(光電気モジュール102Aの使用中、ハンドル108Aに常に押圧するケーブルによる負荷)を算出する場合がある。しかしながら、センサ112Aは、これに代えて又はさらに、1つ以上の機械式スイッチを含む場合があり、ハンドル108Aに加えられる1つ以上の特定の荷重によって作動させられてもよい。
【0042】
いくつかの実施形態では、センサ112Aは、センサ124を含んでいてもよく、そのセンサ124は、センサ124に近接及び/又は接触する温かい物体及び/又は導電性の物体(図示せず)を検知するように構成されている。センサ124は、静電容量センサ、熱センサ、誘導センサ、及び/又は光センサを含む場合がある。センサ124は、センサ124に近接及び/又は接触するように単に指を置く等によって、使用者がセンサ112Aを作動させることを可能にする。センサ124は、図1Cに開示するように、ハンドルの一部を覆っている場合がある。これに代えて、センサ124は、ハンドル108Aを覆っていてもよい。
【0043】
いくつかの実施形態では、センサ124は、センサ124を含むハンドル108Aの一部に圧縮荷重126を加えることによってセンサ112Aが作動させられることを可能にする、メンブレンスイッチ、感圧抵抗等を含む場合がある。例えば、センサ124は、使用者が2本の指等の間にハンドル108Aの先をつまむことによってセンサ112Aを作動させることを可能にする。
【0044】
図2Aは、ハンドル202を含む例示的な光電気送受信機200の斜視図である。光電気送受信機として示しているが、実施形態は、電気送受信機等を含んでいてよい。ハンドル202は、光電気送受信機200内の照明源204から生じる照明が、ハンドル202の表面に運ばれて広がるように構成されている。図2Bは、そのハンドル202が照明されている図2Aの光電気送受信機200を示す。光電気送受信機200とそのハンドル202の照明との構成及び動作は、図1A〜1Dを参照して説明したように、光電気モジュール102とハンドル108との構成及び動作に概ね類似する場合がある。光電気送受信機200は、接続されているホスト機器(図示せず)から命令を受信する際、又は接続されているケーブル(図示せず)によって別の光電気送受信機から命令を受信する際、その照明源204を点灯するように構成されている場合がある。光電気送受信機200は、接続されているケーブル(図示せず)を通じて命令を送り、その命令が、その命令を受信する類似の光電気送受信機がその照明源を点灯することを行わせてもよい。光電気送受信機200は、図1A〜1Dを参照して説明したセンサ112Aに概ね対応するセンサ206を含む場合がある。
【0045】
図3Aは、ハンドルを有さない例示的な光電気送受信機300の斜視図を示す。光電気送受信機として示しているが、実施形態は、電気送受信機等を含んでいてよい。光電気送受信機300は、光電気送受信機300内の照明源304から生じる照明が、表面302
に運ばれて広がるように構成されている。図3Bは、表面302が照明されている図3Aの光電気送受信機300を示す。いくつかの実施形態では、表面302は、アクティブケーブルが光電気送受信機300に係合している際に、選択的に照明されてもよい。光電気送受信機300の前面を照明される表面302として示しているが、光電気送受信機300は、これに代えて又はさらに、目に見える他の表面を照明するように構成されてもよい。光電気送受信機300と表面302の照明との構成及び動作は、図1A〜1Dを参照して説明したように、光電気モジュール102とハンドル108との構成及び動作に概ねそれぞれ類似する場合がある。いくつかの実施形態では、例示的な光電気送受信機300は、図1A〜1Dを参照して説明したように、センサ112Aに概ね対応するセンサ(図示せず)を含む場合がある。
【0046】
図3A及び図3Bは、ルーセントコネクタ(LC)型のコネクタ付き機器の照明される前面の実装を示しているが、この概念は、他のコネクタの種類にも適用されてよく、他のコネクタには、SC(subscriber connector),RJ(registered jack),RJ−45,MPO(multiple−fiber push−on),MT(mechanical transfer)等を含むがこれらに限定されない。さらに、本明細書において説明した実施形態は、コネクタを有さないが、モジュールの前面から突出している長さの短いファイバ又は銅のケーブルを有するモジュール(しばしば、“ピグテール”モジュールと説明される)に適用されてもよい。
【0047】
本発明は、その趣旨又は本質的な特性から逸脱することなく、他の特定の形態において具現化されてもよい。説明されている実施形態は、全ての点において、例示に過ぎず限定するものではないと考慮される。したがって、本発明の範囲は、以上の説明よりはむしろ添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲と等価の意味及び範囲内の全ての変更は、特許請求の範囲に含まれる。
【0048】
<付記>
1. 通信機器において、
第1照明源と第1本体要素とを含む第1通信モジュールを備え、前記第1本体要素は、前記第1照明源によって生成される照明が、前記第1本体要素内に伝播し、前記第1本体要素の外面の少なくとも一部を照明するように構成されている、通信機器。
2. 前記第1通信モジュールとの間で信号の送信を行うように構成されているケーブルと、
第2照明源と第2本体要素とを含む第2通信モジュールとを更に備え、前記第2本体要素は、前記第2照明源によって生成される照明が、前記第2本体要素内を伝播し、前記第2本体要素の外面の少なくとも一部を照明するように構成されている、前記第2通信モジュールとをさらに備える、付記1に記載の通信機器。
3. 前記第1通信モジュールは、前記ケーブルを介して前記第2通信モジュールに対し命令を送信するように構成されており、
前記第2通信モジュールは、前記命令に少なくとも部分的に基づいて前記第2照明源を点灯するように構成されている、付記2に記載の通信機器。
4. 前記命令は、帯域外信号により送信される、付記3に記載の通信機器。
5. 前記帯域外信号には、光信号の強度を変化させることが含まれる、付記4に記載の通信機器。
6. 前記帯域外信号には、光信号の直流光パルスが含まれる、付記5に記載の通信機器。
7. 前記第1通信モジュールは、前記第1通信モジュールに加えられる物理的入力を検知するように構成されているセンサを含み、
前記第1通信モジュールは、前記第1通信モジュールに対する前記物理的入力を前記センサが検知することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2通信モジュールに対し前記
命令を送信するように構成されている、付記3に記載の通信機器。
8. 前記センサは、前記第1通信モジュールに対し前記第1通信モジュールに接続されているホスト機器に向かう方向へと加えられる荷重を含む前記物理的入力を検知するように構成されている、付記7に記載の通信機器。
9. 前記センサは冗長な接地接点を含み、該冗長な接地接点は、
前記通信モジュールが前記ホスト機器に対し公称位置に配置されている場合、前記ホスト機器のコネクタとの開いた電気構成を形成し、
前記第1通信モジュールに対し前記ホスト機器に向かう方向へと前記荷重が加えられる場合、前記ホスト機器の前記コネクタとの閉じた電気構成を形成するように配置される、付記8に記載の通信機器。
10. 前記センサは、前記第1通信モジュールに対し前記第1通信モジュールに接続されているホスト機器から離れる方向へと加えられる荷重を含む前記物理的入力を検知するように構成されている、付記7に記載の通信機器。
11. 前記センサは、前記第1通信モジュールに対し前記第1通信モジュールに接続されているホスト機器に対して実質的に平行な方向へと加えられる荷重を含む前記物理的入力を検知するように構成されている、付記7に記載の通信機器。
12. 前記センサは、前記センサが感知する前記物理的入力の長期平均から決定されるベースライン状態と比較して一時的な物理的入力を検知するように構成されている、付記11に記載の通信機器。
13. 前記センサは、物体が前記センサに近接又は接触することを含む前記物理的入力を検知するように構成されている、付記7に記載の通信機器。
14. 前記第1本体要素は、人が前記第1通信モジュールを把持することと、保持接続部から前記第1通信モジュールを取り外すこととを可能にするように構成されている突出部を含む、付記1に記載の通信機器。
15. 前記第1通信モジュールは、前記第1通信モジュールの診断状態に少なくとも部分的に基づいて、前記第1照明源を点灯するように構成されている、付記1に記載の通信機器。
16. 前記第1通信モジュールの前記診断状態は、前記第1通信モジュールの送信パワー、前記第1通信モジュールの受信機の入力パワー、前記第1通信モジュールの温度、又は前記第1通信モジュールのバイアス電流のうちの少なくとも1つによって引き起こされる、警報又は警告の設定値を含む、付記15に記載の通信機器。
17. 前記第1通信モジュールの前記診断状態は、前記第1通信モジュールにおける信号のジッター、前記第1通信モジュールにおける前記信号の入力振幅、前記第1通信モジュールにおける前記信号の出力振幅、信号損失(LOS)、及び他の障害状態のうちの少なくとも1つを含む、付記15に記載の通信機器。
18. 前記第1通信モジュールは、ホスト機器からの信号に少なくとも部分的に基づいて前記第1照明源を点灯するように構成されている、付記1に記載の通信機器。
19. 通信モジュールの本体要素であって、
人が前記通信モジュールを把持することと、保持接続部から前記通信モジュールを取り外すこととを可能にするように構成されている突出部を含み、
該突出部は、前記通信モジュールの照明源によって生成される照明が、前記突出部内を伝播し、前記突出部の外面の少なくとも一部を照明するように構成されている、本体要素。
20. 前記突出部は、前記通信モジュールのセンサが前記突出部に加えられる物理的入力を検知することを可能にするようにさらに構成され、前記センサは、前記通信モジュールとの間で信号の送信を行うように構成されているケーブルによって、前記通信モジュールに命令を送信させるよう構成されている、付記19に記載の本体要素。
21. アクティブ光ケーブルにおいて、
第1照明源と第1突出部とを含む第1光電気モジュールであって、前記第1突出部は、人が前記第1光電気モジュールを把持することと、第1保持接続部から前記第1光電気モ
ジュールを取り外すこととを可能にするように構成され、前記第1突出部は、前記第1照明源によって生成される照明が、前記第1突出部内を伝播し、前記第1突出部の外面の少なくとも一部を照明するようにさらに構成されている、前記第1光電気モジュールと、
第2照明源と第2突出部とを含む第2光電気モジュールであって、前記第2突出部は、使用者が前記第2光電気モジュールを把持することと、第2保持接続部から前記第2光電気モジュールを取り外すこととを可能にするように構成され、前記第2突出部は、前記第2照明源によって生成される照明が、前記第2突出部内を伝播し、前記第2突出部の外面の少なくとも一部を照明するようにさらに構成されている、前記第2光電気モジュールと、
前記第1及び第2光電気モジュールとの間で光信号の送信を行うように構成されている光ケーブルとを備える、アクティブ光ケーブル。
22. 前記第1光電気モジュールは、前記光ケーブルを介して前記第2光電気モジュールに対し命令を送信するように構成され、
前記第2光電気モジュールは、前記命令に少なくとも部分的に基づいて前記第2照明源を点灯するように構成されている、付記21に記載のアクティブ光ケーブル。
23. 前記命令は、帯域外信号により送信される、付記22に記載のアクティブ光ケーブル。
24. 前記第1光電気モジュールは、前記第1突出部に対し加えられる物理的入力を検知するように構成されているセンサを含み、
前記第1光電気モジュールは、前記センサによって検知される前記物理的入力に少なくとも部分的に基づいて、前記第2光電気モジュールに対し前記命令を送信するように構成されている、付記22に記載のアクティブ光ケーブル。
25. 通信モジュールであって、該通信モジュールに加えられる物理的入力を検知するように構成されているセンサを備え、該センサは、前記通信モジュールに加えられる前記物理的入力に応じて前記通信モジュールが動作を行うように、前記通信モジュールと通信する、通信モジュール。
26. 前記センサは、前記通信モジュールに対し前記通信モジュールに接続されているホスト機器に向かう方向へと加えられる荷重を含む前記物理的入力を検知するように構成されている、付記25に記載の通信モジュール。
27. 前記センサは冗長な接地接点を含み、該冗長な接地接点は、
前記通信モジュールが前記ホスト機器に対し公称位置に配置されている場合、前記ホスト機器のコネクタとの開いた電気構成を形成し、
前記通信モジュールに対し前記ホスト機器に向かう方向へと前記荷重が加えられる場合、前記ホスト機器の前記コネクタとの閉じた電気構成を形成するように配置される、付記26に記載の通信モジュール。
28. 前記センサは、前記通信モジュールに対し前記通信モジュールに接続されているホスト機器から離れる方向へと加えられる荷重を含む前記物理的入力を検知するように構成されている、付記25に記載の通信モジュール。
29. 前記センサは、前記通信モジュールに対し前記通信モジュールに接続されているホスト機器に対して実質的に平行な方向へと加えられる荷重を含む前記物理的入力を検知するように構成されている、付記25に記載の通信モジュール。
30. 前記センサは、前記センサが感知する前記物理的入力の長期平均から決定されるベースライン状態と比較して一時的な物理的入力を検知するように構成されている、付記29に記載の通信モジュール。
31. 前記センサは、物体が前記センサに近接又は接触することを含む前記物理的入力を検知するように構成されている、付記25に記載の通信モジュール。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図3A
図3B