特許第6203979号(P6203979)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6203979
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】サービス提供用シート
(51)【国際特許分類】
   B42D 11/00 20060101AFI20170914BHJP
【FI】
   B42D11/00 A
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-110935(P2017-110935)
(22)【出願日】2017年6月5日
(62)【分割の表示】特願2015-71287(P2015-71287)の分割
【原出願日】2015年3月31日
【審査請求日】2017年6月5日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000110217
【氏名又は名称】トッパン・フォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099357
【弁理士】
【氏名又は名称】日高 一樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179534
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 かおる
(72)【発明者】
【氏名】丹野 健
(72)【発明者】
【氏名】植田 美里
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 信行
【審査官】 藤井 達也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−237310(JP,A)
【文献】 意匠登録第1487512(JP,S)
【文献】 特開2013−39958(JP,A)
【文献】 実開平7−9721(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42D 1/00−25/485
G06F 19/00
G06K 19/00−19/18
G06Q 10/00−10/10
G06Q 30/00−30/08
G06Q 50/00−50/20
G06Q 50/26−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
固有の識別情報が記載されたシート本体と、
前記シート本体と重合して貼り付けられた被覆シートと、から成り、
前記被覆シートには、前記識別情報の上に位置する部分がミシン目により区画されて前記シート本体から剥離可能な開封部が形成され、前記ミシン目に沿って被覆シート本体から前記開封部を切り離すことで形成された開口部から前記識別情報を確認できるようになっており、
前記開封部には、前記シート本体から剥離する方向を横切る方向に前記開封部の塑性変形を促す線状部が形成されていることを特徴とするサービス提供用シート。
【請求項2】
前記塑性変形を伴う線状部は、前記シート本体から剥離する方向に対して略直交するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のサービス提供用シート。
【請求項3】
前記塑性変形を促す線状部の長手方向両端部から直線状に延長した仮想線が、前記ミシン目の上下辺を構成する線状切込の長手方向の端部に連接された切込の幅方向内側に延びる辺の終端近傍に位置していることを特徴とする請求項2に記載のサービス提供用シート。
【請求項4】
前記塑性変形を促す線状部は、前記開封部に形成されたミシン目またはスリット部であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のサービス提供用シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、識別情報が記載されたサービス提供用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、コンピュータネットワーク上のサービスを受ける際に、その代金の決済にプリペイドカードを用いることができるシステムが実用化されている。このようなシステムにおいては、プリペイドカードには識別番号及びこれに対応づけられたPOSコードが表示されており、プリペイドカードが購入される際、プリペイドカードに表示されたPOSコードがPOSレジにて読み取られることによってプリペイドカードが使用可能な状態となる。その後、プリペイドカードの購入者は、プリペイドカードに表示された識別情報を用いて決済を行うことになる。
【0003】
従来のプリペイドカードは、第1のシート部と第2のシート部とを有し、これらが折り畳まれることで、第2のシート部によって、第1のシート部に表示された第1のコード(識別情報)が視認不可能となるとともに、第2のコード(POSコード)が視認可能となっており、第2のシート部が開封されて初めて第1のコードが視認できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014−237310号公報(第7頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したようなプリペイドカードを用いたシステムにおいては、例えば不正使用者が店頭において未購入のプリペイドカードの第2のシート部を開封し、第1のコード(識別情報)を控えた上で、第2のシート部を再び折り畳んだ状態で陳列させ、その後、他人が当該プリペイドカードを購入し、第2のコード(POSコード)がPOSレジにて読み取られるのを待って、控えておいた識別情報を用いてサービスの提供を受けるというような不正使用が問題となる。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、不正使用を防止できるサービス提供用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明のサービス提供用シートは、
固有の識別情報が記載されたシート本体と、
前記シート本体と重合して貼り付けられた被覆シートと、から成り、
前記被覆シートには、前記識別情報の上に位置する部分がミシン目により区画されて前記シート本体から剥離可能な開封部が形成され、前記ミシン目に沿って被覆シート本体から前記開封部を切り離すことで形成された開口部から前記識別情報を確認できるようになっており、
前記開封部には、前記シート本体から剥離する方向を横切る方向に前記開封部の塑性変形を促す線状部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、開封部をシート本体から剥離する際に、開封部の湾曲に伴い開封部における線状部の近傍に弾性回復しない塑性変形した部分が形成されるため、サービス提供用シートの購入者あるいは販売店の店員は塑性変形した部分の有無を基準として不正使用の疑いのあるサービス提供用シートを発見でき、不正使用を未然に防ぐことができる。
【0008】
前記塑性変形を伴う線状部は、前記シート本体から剥離する方向に対して略直交するように形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、開封部をシート本体から剥離する際に塑性変形した部分が線状に形成され、その有無を確認し易い。
【0009】
前記開封部は、前記識別情報を被覆するように切込部と非切込部とが交互に形成されて構成されるミシン目により区画されていることを特徴としている。
この特徴によれば、剥離する際に非切込部で開封部に瞬間的に強い衝撃が掛かり、塑性変形した部分が形成され易い。
前記塑性変形を促す線状部の長手方向両端部から直線状に延長した仮想線が、前記ミシン目の上下辺を構成する線状切込の長手方向の端部に連接された切込の幅方向内側に延びる辺の終端近傍に位置していることを特徴としている。
【0010】
前記塑性変形を促す線状部の長手方向端部が前記非切込部と近接して配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、剥離する際に開封部に瞬間的に強い衝撃が掛かる非切込部近傍に線状部が配置されるため、塑性変形した部分が形成され易い。
【0011】
前記塑性変形を促す線状部は、前記開封部に形成されたミシン目またはスリット部であることを特徴としている。
この特徴によれば、ミシン目またはスリット部を形成することで開封部が弱くなるため、剥離する際に開封部の湾曲に伴い塑性変形した部分が形成される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施例におけるサービス提供用シートを示す図である。
図2】サービス提供用シートを示す分解斜視図である。
図3】開封部を剥離する様子を示す斜視図である。
図4】開封部を示す部分拡大正面図である。
図5】開封部を剥離する様子を示す部分拡大正面図である。
図6】開封部に塑性変形した部分が形成された状態を示すイメージ図である。
図7】開封部が折曲した状態を示す下面図である。
図8】サービス提供用シートの変形例を示す図である。
図9】スリット部の形状の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明に係るサービス提供用シートを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
【実施例】
【0014】
実施例に係るサービス提供用シートにつき、図1から図9を参照して説明する。
図1の符号1は、本発明の適用されたサービス提供用シートである。図1(a)に示されるのはサービス提供用シート1の裏面であり、PINコード4とバーコード5とが記載されている。また、図1(b)に示されるのはサービス提供用シート1の表面であり、このサービス提供用シート1のPINコード4とバーコード5により提供されるサービスの名称や金額等の情報が記載されている。サービス提供用シート1は、図2に示されるようにシート本体2と、シート本体2の裏面2aに重合して貼り付けられた被覆シート3とから主に構成されている。
【0015】
図2に示されるように、シート本体2は、その表面に識別情報であるPINコード4と、POSコードであるバーコード5とが記載されている。これらPINコード4とバーコード5とは、互いに対応づけられたものとなっている。PINコード4は数字や文字の組み合わせであり、シート本体2の幅方向に記載されており、バーコード5はPINコード4と並列してシート本体2の幅方向に記載されている。
【0016】
図1及び図2に示されるように、被覆シート3は、シート本体2と重合した際にPINコード4の上に位置する部分がミシン目6により区画されて開封部7が形成されている。ミシン目6はPINコード4の外側を囲むような略矩形状に形成されており、その長手方向一方側(図1では画面左側)の辺6aと、当該辺6aの両端からそれぞれ連続するミシン目6の角部6b,6bとが予め被覆シート本体3aから切り離されて開封部7の剥離開始端部70が形成されている。また、長手方向他方側の辺6c及び連接された角部6d,6dも同様に予め被覆シート本体3aから切り離されて開封部7の剥離終端部71が形成されている。
【0017】
被覆シート3には、シート本体2と重合した際にバーコード5の上に位置する部分に切抜部8が形成されており、この切抜部8からシート本体2のバーコード5が確認できるようになっている。
【0018】
開封部7は、図3に示されるように、ミシン目6に沿って被覆シート本体3aから切り離すことができるようになっており、開封部7が剥離されて形成された開口部9からシート本体2のPINコード4を確認できるようになっている。
【0019】
また、開封部7は、塑性変形しやすい紙素材で形成されるとともに、開封部7を構成する素地の色と、開封部7の表面に塗装される塗装色とは、互いの色差が大きくなるような色となっている。尚、本実施例では、開口部9の縁部にも開封部7と同じ塗装が施されている。
【0020】
図4に示されるように、ミシン目6は、所定間隔おきに所定の長さで形成されてミシン目6の上下辺を構成する線状切込11,11,…と、隣接する線状切込11,11同士の間に形成される山型の山型切込12,12,…と、を備えている。山型切込12,12,…は、山型の頂点12aが線状切込11の長手方向における剥離終端部71側と連接されている。
【0021】
開封部7は、シート本体2から剥離される方向に、塑性変形を促す線状部であるスリット部13,13,…がそれぞれ離間して複数箇所形成されている。スリット部13は、開封部7の幅方向略中央部に、開封部7の剥離方向と直交する方向に開封部7を切り抜いて線状に形成されている。尚、スリット部13の長手方向両端部13a,13aから線状切込11,11,…までの幅方向の距離は5mmとなっており、この線状切込11から長手方向両端部13aまでの幅方向の距離と、スリット部13の長手寸法と、長手方向両端部13aから線状切込11までの幅方向の距離と、の寸法比が1対2対1となっていることが好ましいが、必ずしもこの寸法比となるものに限られない。
【0022】
また、スリット部13は、当該スリット部13の長手方向両端部13a,13aから直線状に延長した仮想線αが線状切込11,11における開封部7の剥離終端部71側の端部11a,11aと交わるように、スリット部13の開封部7上における位置が設定されている。更に、スリット部13の長手方向両端部13a,13aから直線状に延長した仮想線αは、開封部7の剥離方向に隣接する山型切込12,12を構成する幅方向内側の辺12b,12bの終端近傍に位置している。
【0023】
利用者がサービス提供用シート1を購入する際、購入する店舗に設置された端末によりバーコード5が読み取られる。尚、この時点では、PINコード4は開封部7が閉じられて視認不可能となっている。
【0024】
続いて、実際に開封部7を剥離させ、PINコード4を露出させる際の態様を図3から図5を用いて説明する。尚、ここでは、敢えてサービス提供用シート1の購入者以外(不正使用者)がPINコード4を盗み見ようとした際を例に説明する。不正使用者は、PINコード4を盗み見るために開封部7を剥離させた後、遠目では開封部7が剥離されたことが判別できないように丁寧に開封部7を戻すというような作業を行い、その後に不正にサービスの提供を受けようとするものと想定する。
【0025】
図4に示されるように、開封部7は、線状切込11と隣接する山型切込12との間及び剥離開始端部70を構成する角部6bの終端と隣接する山型切込12との間、線状切込11と隣接する剥離終端部71を構成する角部6dの終端との間には、余白部20が向けられており、開封部7の剥離開始端部70の中央部を掴み、引き上げるようにすることで余白部20が破断され、剥離できるようになっている(図3参照)。
【0026】
余白部20が破断される際には、山型切込12の各辺12b,12cに影響されて、破断線が山型切込12の少なくともいずれか一方の辺と交わる。そのため、図5に示されるように、開封部7の一部が被覆シート本体3a側に残存したり、反対に開封部7側に被覆シート本体3aの一部とともに剥がれたりしてしまい、破断線が目立ちやすい。また、前述したように、開封部7を構成する素地の色と、開封部7の表面に塗装される塗装色とは、互いの色差が大きくなっているため、破断線の断面が目立ちやすくなっている。
【0027】
開封部7は、剥離方向の所定位置に前述したスリット部13が複数設けられていることから、当該スリット部13の長手方向両端部13a,13a近傍が折曲し易くなっている。加えて、余白部20が破断される際には当然、余白部20に力が集中ことになるが、線状切込11の剥離終端部71側の端部とスリット部13とが開封部7の剥離方向に略同一となっているため、スリット部13及びその長手方向両端部13a,13a近傍に剥離時の力の掛かり易く、折曲し易くなっている。
【0028】
また、図6に示されるように、開封部7は、素地と表面塗装との色差が大きいため、折れ曲がった部分の表面塗装が崩れて素地が露出し、折れ曲がった部分が目立ちやすいばかりか、開封部7は塑性変形しやすい紙素材であるため、折れ曲がった部分が回復せず、時間経過後でも折れ曲がりの発生を視認し易い。
【0029】
また、図6に示されるように、スリット部13は、剥離方向に隣接する山型切込12の内側の辺12bの終端より開封部7の剥離開始端部70側に位置しているため、スリット部13の長手方向両端部13a,13aと山型切込の内側辺の終端とを結ぶ折れ曲がり線F,Fが斜めに発生することになる。
【0030】
そのため、開封部7の剥離に伴い、斜めの折れ曲がり線F,Fに引っ張られる形で開封部7の幅方向端部が立ち上がり、開封部7が長手方向内側に巻き込まれる形に変形することになる。このように、折れ曲がり線F,Fが斜めであるため、開封部7が平板上に戻ろうとする力が開封部7の幅方向の中央(スリット部13)と折れ曲がり線F,F付近とに不均一となるため、開封部7の変形状態が維持されやすい。そのため、外力によって無理に変形を元に戻そうとすると、図7に示されるように、スリット部13及び折れ曲がり線F,F近傍を中心に開封部7が山折り谷折りに変形された立体的な形状となり、目立ち易い。
【0031】
このように、一度でも開封部7を剥離させると、その剥離させた形跡が視認し易い状態で残存することになるため、不正使用者の後にサービス提供用シート1を購入しようとした購入者や販売店の店員が不正使用の疑いのあるサービス提供用シート1を発見でき、不正使用を未然に防ぐことができる。また、不正使用者本人も、剥離させた形跡を目にすることで、不正使用を諦める場合も考えられ、抑止効果も期待できる。
【0032】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0033】
例えば、前記実施例では、塑性変形を伴う線状部として開封部7を裏表に貫通するスリット部13として説明したが、開封部が剥離される際に開封部に折れ線のような塑性変形した部分が形成されるように機能するものであればよく、例えば、溝のように完全に開封部を貫通するスリット部でなくてもよいし、押圧によるスジ押しによる溝や基材の途中まで切り込みが入っているハーフスリット、又はミシン目等でもかまわない。また、塑性変形を伴う線状部が設けられることにより開封部の強度を落とすものに限らず、反対に開封部の強度を上げ、当該線状部が設けられていない部分に力を逃して塑性変形させやすくしてもよい。
【0034】
また、前記実施例では、スリット部13は、開封部7の幅方向略中央部に開封部7の剥離方向に直交して所定間隔離間させて複数形成されて説明されているが、これに限らず、例えば、開封部7の幅方向の端部に形成されてもよいし、開封部7の剥離方向に対して横切る方向であれば斜めに形成されてもよいし、少なくとも開封部7に1箇所形成されていればよい。更に、スリット部の形状は、直線的な形状に限らず、例えば図9(a)に示されるような、開封部7の剥離方向に頂点の向く、くの字形状であってもよいし、図9(b)に示されるような、波型形状等であってもよいし、図9(b)に示されるように開封部7の幅方向に複数形成されてもよい。
【0035】
また、開封部7は、シート本体2の全面に渡る大きさの被覆シート3からミシン目6により一部が切り離された状態で形成される態様に限らず、例えば、被覆シートを兼ねる開封部がシート本体に剥離可能に接着剤等で固定されるような態様であってもよい。
【0036】
また、被覆シート3は、シート本体2と別体に限らず、例えば1枚のシートを折り畳んで、被覆シートとシート本体とを構成してもよい。
【0037】
また、前記実施例では、開封部7が直接PINコード4を被覆しており、開封部7の開封によりPINコード4を確認できるようになっているが、これに限らず、例えば図8(a)に示される変形例のように、開封部を分割して構成し、一方を開封専用部17Aとし、他方をPINコードに直接被覆される被覆部17Bとし、開封専用部17Aを剥離した後、図8(b)に示されるように、被覆部17Bを開くことでPINコード4を確認できるような構成であってもよい。
【0038】
また、ミシン目6の構成も線状切込11と山型切込12とを組み合わせた構成に限らず、例えば全て線状切込により構成されていてもよい。
【0039】
また、開封部7を構成する素材は前述した紙素材に限らず、例えば合成樹脂等でもよい。また、開封部7は、素地に対して色差の大きい色で塗装がなされたものに限らず、例えば色の違う合成樹脂を複数枚重ねて構成されたものであってもよい。尚、前述した折れ曲がり線F等によって不正使用の疑いのあるサービス提供用シート1を発見できるため、必ずしも開封部7の素地と塗装色との間に色差の違いがないものであってもよい。
【0040】
また、サービス提供用シート1は、インターネット上等で利用されるものに限らず、特定の人間が開封するまで固有の識別情報が隠され、その固有の識別情報を用いて、他者から何かしらのサービスの提供を受けるためのものであれば様々な分野で利用可能であり、例えば、銀行口座番号の通知書類に用いられ、配送中に口座番号が盗み見られたかどうかを判断できるようなものに利用されてもよい。
【符号の説明】
【0041】
1 サービス提供用シート
2 シート本体
3 被覆シート
3a 被覆シート本体
4 PINコード(識別情報)
5 バーコード
6 ミシン目
7 開封部
8 切抜部
9 開口部
11,11,… 線状切込
12,12,… 山型切込
12a 山型切込頂点
12b,12c 山型切込の辺
13,13,… スリット部
13a,13a スリット部長手方向両端部
20 余白部
70 剥離開始端部
71 剥離終端部
F 折り曲がり線
α 仮想線
【要約】
【課題】不正使用を防止できるサービス提供用シートを提供すること。
【解決手段】固有の識別情報4が記載されたシート本体2と、シート本体2と重合して貼り付けられた被覆シート3と、から成り、被覆シート3には、識別情報4の上に位置する部分がミシン目6により区画されてシート本体2から剥離可能な開封部7が形成され、ミシン目6に沿って被覆シート本体3aから開封部7を切り離すことで形成された開口部9から識別情報4を確認できるようになっており、開封部7には、シート本体2から剥離する方向を横切る方向に開封部7の塑性変形を促す線状部13が形成されている。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9