特許第6204062号(P6204062)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6204062
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】組立式簡易容器の縁枠
(51)【国際特許分類】
   B65D 6/04 20060101AFI20170914BHJP
   B65D 6/18 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
   B65D6/04 Z
   B65D6/18 C
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-104360(P2013-104360)
(22)【出願日】2013年5月16日
(65)【公開番号】特開2014-223931(P2014-223931A)
(43)【公開日】2014年12月4日
【審査請求日】2016年5月9日
(73)【特許権者】
【識別番号】000145231
【氏名又は名称】株式会社アクタ
(74)【代理人】
【識別番号】110001601
【氏名又は名称】特許業務法人英和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】柴田 伊智郎
【審査官】 長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−146232(JP,A)
【文献】 特開2003−011956(JP,A)
【文献】 特開2003−128045(JP,A)
【文献】 特開2007−118993(JP,A)
【文献】 実開昭49−023336(JP,U)
【文献】 特開2007−168835(JP,A)
【文献】 特許第3965321(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 6/04
B65D 6/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
同じ大きさの長方形の第1及び第2の板と、
該第1及び第2の板と同じ大きさの長方形又は前記第1及び第2の板と高さが同じで幅が長い長方形の第3及び第4の板と、
前記第1及び第2の板と前記第3及び第4の板がそれぞれ対向するように、同じ高さの辺同士をつなぐ4つのヒンジ部と、
前記第3及び第4の板の一方又は両方の内、上縁若しくは下縁のいずれかの中央部付近に設けた係合部と、
前記第1ないし第4の板を前記4つのヒンジ部により折り畳んだ時、前記係合部の接近する位置に設けた係合部保持用の保持部を備え
前記第1ないし第4の板及び前記4つのヒンジ部が硬質プラスチックの成型によって形成されていることを特徴とする
組立式簡易容器の縁枠。
【請求項2】
前記第3及び第4の板の上縁又は下縁の1箇所又は複数箇所に指掛け用の切欠部が設けられていることを特徴とする
請求項1記載の組立式簡易容器の縁枠。
【請求項3】
前記4つのヒンジ部の全てが少なくとも0度以上180度以内の角度で開閉可能なものであり、
前記保持部が2箇所又は4箇所あることを特徴とする
請求項1又は2記載の組立式簡易容器の縁枠。
【請求項4】
前記第1ないし第4の板の内壁の上端部に凸条を設けたことを特徴とする
請求項1ないし3のいずれかに記載の組立式簡易容器の縁枠。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、主として、寿司、パスタ、ギョウザ、惣菜などの各種加工食品を収納するための組立式簡易容器の縁枠に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、搬送時における嵩を小さくするために、組立式簡易容器を容器本体部と枠材で構成し、搬送時においては、容器本体部を重ね合わせ、枠材をそれぞれ折り畳んで搬送できるようにした組立式簡易容器が知られている。
例えば、特許文献1(特許第3299449号公報)には、成形底板(1)(容器本体部)と折り畳み枠材(2)からなり、使用時においては成形底板(1)を折り畳み状態から広げた枠材(2)の内側に落とし込み、成形底板(1)の上端を枠材(2)の上端面に嵌合して組み立てられ、搬送時においては、成形底板(1)を多数重ね合わせ、枠材(2)を折り畳んだ状態とする簡易容器(10)が記載されている。
また、特許文献2(特許第3965321号公報)には、枠体(1)(枠材)と容器本体(10)からなり、使用時においては広げた枠体(1)の中に容器本体(10)を落とし込み、係合凸部(15)が枠体(1)の上方内面に設けられた係合凹部(8)にはまり込んで組み立てられ、搬送時においては、枠体(1)を折り畳み、容器本体(10)を重ね合わせた状態とする簡易容器(A)が記載されている。
【0003】
しかし、従来の組立式簡易容器は、使用後においては容器本体部及び枠材ともに、廃棄又はリサイクルを前提として作られており、リユース可能なものではない。
そのため、廃棄する場合にはごみとして回収し焼却処理を行う必要があり、リサイクルする場合には分別回収して化学的な処理等を施す必要があった。
また、枠材は折り畳めるようにはなっているものの、折り畳まれた状態を保持する手段は設けられていないので、一旦折り畳んだ枠材がヒンジ部の弾力性によって広がることがあり、搬送前における箱詰めの際に作業しにくく、使用後における廃棄又は回収の際にかさばってしまうという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3299449号公報
【特許文献2】特許第3965321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、容器本体部とともに組立式簡易容器を構成する縁枠を耐久性のある材質のものとし、搬送時においては、縁枠を折り畳んで搬送できるようにするとともに、組立式簡易容器の使用後には縁枠を回収してリユースし易くすることである。
また、縁枠を折り畳んだ状態に保持可能とするとともに、使用時に折り畳んだ状態から広げた状態にし易くすることも本発明の課題である。
さらに、縁枠の成型をし易くすること、縁枠成型用の金型をより安くすること、縁枠自体を軽量化することも本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る発明の組立式簡易容器の縁枠は、同じ大きさの長方形の第1及び第2の板と、第1及び第2の板と同じ大きさの長方形又は第1及び第2の板と高さが同じで幅が長い長方形の第3及び第4の板と、第1及び第2の板と第3及び第4の板がそれぞれ対向するように、同じ高さの辺同士をつなぐ4つのヒンジ部と、第3及び第4の板の一方又は両方の内、上縁若しくは下縁のいずれかの中央部付近に設けた係合部と、第1ないし第4の板を4つのヒンジ部により折り畳んだ時、係合部の接近する位置に設けた係合部保持用の保持部を備え、第1ないし第4の板及び4つのヒンジ部が硬質プラスチックの成型によって形成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明の組立式簡易容器の縁枠は、請求項1に記載の組立式簡易容器の縁枠において、第3及び第4の板の上縁又は下縁の1箇所又は複数箇所に指掛け用の切欠部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明の組立式簡易容器の縁枠は、請求項1又は2に記載の組立式簡易容器の縁枠において、4つのヒンジ部の全てが少なくとも0度以上180度以内の角度で開閉可能なものであり、保持部が2箇所又は4箇所あることを特徴とする。
【0009】
請求項4に係る発明の組立式簡易容器の縁枠は、請求項1ないし3のいずれかに記載の組立式簡易容器の縁枠において、第1ないし第4の板の内壁の上端部に凸条を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明によれば、組立式簡易容器の使用前において、その縁枠を折り畳んで運搬する際、及び組立式簡易容器の使用後において、その縁枠をリユースするため回収する際に、折り畳んだ縁枠が係合部と保持部によって簡単には開かない状態に保持されるため、かさばらず、持ち運び易く、運搬用の袋や箱に詰め易く、運搬時に破損しにくいという効果を奏する。
また、第1ないし第4の板及び4つのヒンジ部が硬質プラスチックの成型によって形成されているので、安価にリユース可能な縁枠を得ることができる。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明による効果に加え、第3及び第4の板の上縁又は下縁の1箇所又は複数箇所に指掛け用の切欠部が設けられているので、組立式簡易容器を使用する際及び回収後に縁枠を洗浄する際に、折り畳まれている縁枠の切欠部に左右の手の指を掛けることにより、容易に係合部と保持部の係合状態を解除して縁枠を開くことができる。
【0013】
請求項3に係る発明によれば、請求項1又は2に係る発明による効果に加え、4つのヒンジ部の全てが少なくとも0度以上180度以内の角度で開閉可能なものであり、保持部が2箇所又は4箇所あるので、縁枠をいずれの方向へも折り畳むことができ、かつ、いずれの方向に折り畳んでも係合部と保持部によって縁枠を簡単には開かない状態に保持することができる。
【0014】
請求項4に係る発明によれば、請求項1ないし3のいずれかに係る発明による効果に加え、第1ないし第4の板の内壁の上端部に凸条を設けたので、容器本体部の外壁の上端近傍に設けてある係合凸部が凸条の下部に接し、組立式簡易容器の使用中に容器本体部と縁枠が容易に分離することがない。
また、特許文献2のような係合凹部を縁枠内壁に設けることがないので、成型し易く金型をより安価に製作できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】実施例1の縁枠11を開いた状態の斜視図。
図2】実施例1の縁枠11を折り畳んだ状態の斜視図。
図3】実施例2の縁枠21を開いた状態の斜視図。
図4】実施例2の縁枠21を折り畳んだ状態の斜視図。
図5】実施例1又は2の縁枠に容器本体部20を被せた状態の斜視図。
図6】実施例1又は2の縁枠に容器本体部20を被せた状態の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、実施例によって本発明の実施形態を説明する。
【実施例1】
【0018】
実施例1の縁枠11を開いた状態の斜視図を図1に、折り畳んだ状態の斜視図を図2に示す。
縁枠11は図1及び図2に示すとおり、同じ大きさの長方形である第1の板1と第2の板2、第1及び第2の板1、2と高さが同じで第1及び第2の板1、2より幅が長い同じ大きさの長方形である第3の板3と第4の板4、第1の板1と第3の板3の同じ高さの辺同士をつなぐ第1のヒンジ部5、第1の板1と第4の板4の同じ高さの辺同士をつなぐ第2のヒンジ部6、第2の板2と第3の板3の同じ高さの辺同士をつなぐ第3のヒンジ部7、第2の板2と第4の板4の同じ高さの辺同士をつなぐ第4のヒンジ部8よりなり、それらは硬質プラスチックの成型によって一体的に形成されている。
そして、縁枠11を展開した状態における外形は、図1に示すとおり直方体状となり、折り畳んだ状態における外形は、図2に示すとおり第1、第4のヒンジ部5、8が180度に開き、第2、第3のヒンジ部6、7が0度に閉じて、第1の板1と第3の板3の同じ高さの辺同士を隣接させて並べた板及び第2の板2と第4の板4の同じ高さの辺同士を隣接させて並べた板を2枚重ね合わせた形状となる。
【0019】
4つのヒンジ部のうち、第1のヒンジ部5と第4のヒンジ部8は、第1の板1と第3の板3及び第2の板2と第4の板4のテーパ状端部を薄い帯状部でつないだもので75度以上180度以内の角度で開閉可能であり、第2のヒンジ部6と第3のヒンジ部7は、第1の板1と第4の板4及び第2の板2と第3の板3のテーパ状端部を、その端部間に断面が扇形又は二等辺三角形の柱状体を介して薄い帯状部でつないだもので少なくとも0度以上180度以内の角度で開閉可能である。
そのため、縁枠11を折り畳む際は、第1のヒンジ部5と第4のヒンジ部8を180度開く方向、第2のヒンジ部6と第3のヒンジ部7は、0度に閉じる方向へ第1〜第4の板1〜4を動かせば良く、逆に縁枠11を展開する際は、第1〜第4のヒンジ部5〜8を90度となる方向へ第1〜第4の板1〜4を動かせば良い。
【0020】
実施例1の縁枠11の第3の板3と第4の板4の下縁の中央にはスリット状凹部を有する係合部9、10が設けてある。
そして、第1の板1と第2の板2の下縁であって、縁枠11を折り畳んだ時、それぞれ係合部9、10と接近する位置には係合部9、10のスリット状凹部に嵌合するL字状の保持部12、13が設けてある。
【0021】
実施例1の縁枠11の第3の板3と第4の板4の上縁の中央には指掛け用の切欠部14、15が設けられている。
また、実施例1の第1〜第4の板1〜4の内壁の上端部には凸条16が設けられている。
さらに、実施例1の第1〜第4の板の内壁には上下方向に複数本のリブ17が設けられている。
【0022】
実施例1の縁枠11は上記のような構成となっているため、組立式簡易容器31の使用前にその縁枠11を折り畳んで運搬する際、及び組立式簡易容器31の使用後にその縁枠11をリユースするため回収する際に、折り畳んだ縁枠11が係合部9、10と保持部12、13の係合によって簡単には開かない状態となる。
そして、組立式簡易容器31を使用する際及び回収後に縁枠11を洗浄する際に、折り畳まれている縁枠11の切欠部14、15に左右の手の指を掛けることにより、容易に係合部9、10と保持部12、13の係合状態を解除して縁枠11を展開することができる。
さらに、図5及び図6に示すように、容器本体部20を縁枠11の上縁側に被せた後においては、容器本体部20の外壁の上端から外側へL字状に延びる垂下部18が縁枠11の上縁に保持され、容器本体部20の外壁の上端近傍に上縁に沿って延びる係合凸部19が凸条16の下部に接するので、容器本体部20と縁枠11が組立式簡易容器31の使用中に容易に分離することがない。
また、第1〜第4の板の内壁に設けられているリブ17により、板の厚さを薄くしつつ、強度を保つことができる。
【実施例2】
【0023】
実施例2の縁枠21を開いた状態の斜視図を図3に、折り畳んだ状態の斜視図を図4に示す。
実施例2は、第2のヒンジ部26と第3のヒンジ部27だけでなく、第1のヒンジ部25と第4のヒンジ部28も少なくとも0度以上180度以内の角度で開閉可能となっている点、係合部29、30が下縁にスリット状凹部を有するものではない点、及び保持部32、33がL字状でない点、保持部32、33が係合部29、30に対してそれぞれ2箇所設けられている点、指掛け用の切欠部14、15、34、35が第3の板3と第4の板4にそれぞれ2箇所設けられている点を除き、実施例1の縁枠11と同じ構成である。
そして、以下の説明において、実施例1と変わっていない箇所については、実施例1と同じ番号を用いる。
【0024】
実施例2においては、第1のヒンジ部25と第4のヒンジ部28も、実施例1の第2のヒンジ部6及び第3のヒンジ部7と同様に、第1の板1と第3の板3及び第2の板2と第4の板4のテーパ状端部を、その端部間に断面が扇形又は二等辺三角形の柱状体を介して薄い帯状部でつないだものとしてあり、少なくとも0度以上180度以内の角度で開閉可能である。
そのため、縁枠21は第1の板1と第4の板4が重なる方向(以下「一方向」という。)だけでなく、第1の板1と第3の板3が重なる方向(以下「他方向」という。)へも折り畳むことができる。
【0025】
実施例2においては、第3の板3と第4の板4の下縁の中央に設けられている実施例1のスリット状凹部を有する係合部9、10に代えて、第3の板3と第4の板4の内壁の中央に、断面が丸底フラスコ型の柱状体となっている係合部29、30を設けてある。
また、第1の板1と第2の板2の内壁であって、縁枠21を一方向に折り畳んだ時、及び縁枠21を他方向に折り畳んだ時に、それぞれ係合部29、30と接近する位置に、断面が片側に膨出部を有する長方形状の柱状体を、膨出部が向き合うように2つ並べた保持部32、33が設けてある。
そして、係合部29、30の円筒状部は、縁枠21が折り畳まれた時、2つの膨出部の間に嵌合可能となっている。
すなわち、縁枠21を他方向へ折り畳んだ時には、第1の板1に設けてある保持部32と第3の板3に設けてある係合部29を嵌合させ、第2の板2に設けてある保持部33と第4の板4に設けてある係合部30を嵌合させる。
逆に、縁枠21を一方向へ折り畳んだ時には、第1の板1に設けてある保持部33と第4の板4に設けてある係合部30を嵌合させ、第2の板2に設けてある保持部32と第3の板3に設けてある係合部29を嵌合させる。
【0026】
実施例2においては、第3の板3と第4の板4の上縁の中央付近に、それぞれ2箇所の切欠部14、34及び切欠部15、35が設けてある。
すなわち、縁枠21を他方向へ折り畳んだ時には、嵌合している第1の板1の保持部32と第3の板3の係合部29及び第2の板2の保持部33と第4の板4の係合部30に対して、それぞれ中央寄りに位置する切欠部34、35に指を掛けた方が縁枠21を展開し易く、縁枠21を一方向へ折り畳んだ時には、嵌合している第1の板1の保持部33と第4の板4の係合部30及び第2の板2の保持部32と第3の板3の係合部29に対して、それぞれ中央寄りに位置する切欠部14、15に指を掛けた方が縁枠21を展開し易い。
【0027】
実施例1及び2の変形例を列記する。
(1)実施例1の縁枠11及び実施例2の縁枠21は、いずれも硬質プラスチックの成型によって一体的に形成されているが、第1〜第4の板1〜4及び第1〜第4のヒンジ部5〜8の材質は硬質プラスチックに限らず、木製、金属製、セラミック製等リユースに耐える耐久性のある材質であればどんなものでも良い。
また、一体的に形成されているものに限らず、第1〜第4の板1〜4を別々に作成し、その周囲又は2つの板の隣接部に耐久性のあるテープ体を貼着又は融着したものや、第1〜第4の板1〜4及び第1〜第4のヒンジ部5〜8を別々に作成し、2つの板の隣接部にヒンジ部5〜8を貼着、融着、はめ込み、ねじ止め等で固定したものとしても良い。
(2)実施例1及び2の第1〜第4のヒンジ部5〜8及び25〜28は、薄い帯状部でつなぐことによって、折り畳み可能としているが、薄い帯状部に限らず、蝶番や上下にある突起部の間に円筒を差し込んだもの等、隣接する板を回動可能につなぐことができるものであればどんなものでも良い。
(3)実施例1においては、第3の板3及び第4の板4の中央に係合部9、10を、実施例2においては、第3の板3及び第4の板4の中央に係合部29、30を設けているが、必ずしも第3の板3及び第4の板4の両方に設ける必要はなく、一方の板だけに設けても良い。
そして、一方の板だけに係合部を設けた場合には、実施例1では保持部も1箇所だけで良く、実施例2では保持部を2箇所設ければ良い。
なお、実施例2の第1〜第4の板の長さを同じとした場合には、両方の板の中央に係合部を設ければ、保持部は2箇所だけで済む。
(4)実施例1においては、第3の板3及び第4の板4の下縁中央に係合部9、10を、実施例2においては、第3の板3及び第4の板4の内壁中央に係合部29、30を設けているが、必ずしも第3の板3及び第4の板4の下縁中央又は内壁中央に限らず、第3の板3又は第4の板4の下縁、上縁又は内壁のいずれかの中央部付近に設ければ良い。
特に、第1、第2の板1、2の幅と第3、第4の板3、4の幅が1対2の関係である場合、係合部を中央に設けると折り畳んだ時に係合部がヒンジ部に位置することとなるので、中央を避けて設ける必要がある。
(5)実施例1及び2においては、指掛け用の切欠部が第3の板3と第4の板4の上縁の中央付近に設けられているが、上縁に限らず下縁又は上縁と下縁の両方に設けても良い。
また、実施例2においては、第3の板3と第4の板4の上縁の中央付近に、それぞれ2箇所の切欠部14、34及び切欠部15、35が設けてあるが、係合部29、30の真上又は真下であれば、第3の板3と第4の板4にそれぞれ1箇所だけ設けても良い。
(6)実施例1及び2においては、第1〜第4の板1〜4の内壁の上端部に凸条16が設けられているが、この凸条16は図1図3に示されるような形態のものに限らず、容器本体部20を縁枠11、21に被せた時、係合凸部19の上面と接する短い凸条が各板の少なくとも1箇所に設けられていれば良い。
【符号の説明】
【0028】
1 第1の板 2 第2の板 3 第3の板 4 第4の板
5、25 第1のヒンジ部 6、26 第2のヒンジ部
7、27 第3のヒンジ部 8、28 第4のヒンジ部
9、10、29、30 係合部 11、21 縁枠
12、13、32、33 保持部 14、15、34、35 切欠部
16 凸条 17 リブ 18 垂下部 19 係合凸部
20 容器本体部 31 組立式簡易容器
図1
図2
図3
図4
図5
図6