特許第6204093号(P6204093)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三菱重工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6204093-補強構造体の製造方法 図000002
  • 特許6204093-補強構造体の製造方法 図000003
  • 特許6204093-補強構造体の製造方法 図000004
  • 特許6204093-補強構造体の製造方法 図000005
  • 特許6204093-補強構造体の製造方法 図000006
  • 特許6204093-補強構造体の製造方法 図000007
  • 特許6204093-補強構造体の製造方法 図000008
  • 特許6204093-補強構造体の製造方法 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6204093
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】補強構造体の製造方法
(51)【国際特許分類】
   B29C 70/06 20060101AFI20170914BHJP
   B64C 1/00 20060101ALI20170914BHJP
   B64C 3/26 20060101ALI20170914BHJP
   B64D 45/02 20060101ALI20170914BHJP
   B64F 5/10 20170101ALI20170914BHJP
   B29K 105/08 20060101ALN20170914BHJP
   B29L 31/30 20060101ALN20170914BHJP
【FI】
   B29C70/06
   B64C1/00 B
   B64C3/26
   B64D45/02
   B64F5/10
   B29K105:08
   B29L31:30
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-146810(P2013-146810)
(22)【出願日】2013年7月12日
(65)【公開番号】特開2015-16664(P2015-16664A)
(43)【公開日】2015年1月29日
【審査請求日】2016年7月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006208
【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100102864
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 実
(74)【代理人】
【識別番号】100117617
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 圭策
(72)【発明者】
【氏名】山森 卓
【審査官】 長谷部 智寿
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−162147(JP,A)
【文献】 特表2010−523357(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0128430(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 70/00−70/88
B64C 1/00
B64C 3/26
B64D 45/02
B64F 5/10
B29K 105/08
B29L 31/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
板部分を有し、複合材で形成された硬化されたストリンガーを準備する工程と、ここで、前記板部分は、スキンに接着される接着面と、前記ストリンガーの長手方向に沿って延びる側端面としての繊維露出面とを有し、前記繊維露出面は、前記接着面と交差する面を持つように形成され、
前記接着面から離れた側の前記繊維露出面の一部を覆うように、絶縁保護材を配置する工程と、前記絶縁保護材は、樹脂成分と絶縁繊維成分を有する複合材を備え
前記絶縁保護材から離れるように、前記ストリンガーの前記板部分の前記接着面に接着剤を塗布する工程と、
未硬化の樹脂成分を有するスキン上に、前記ストリンガーを前記接着剤で接着する工程と、
前記ストリンガーが接着された前記スキンと前記絶縁保護材とを同時に硬化させて前記絶縁保護材と前記接着剤で前記繊維露出面を覆う工程
を具備す
補強構造体の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載された補強構造体の製造方法であって、
前記硬化させる工程は、
前記ストリンガーが接着された前記スキンと、前記絶縁保護材と、前記接着剤を同時に硬化させる工程を備える
補強構造体の製造方法。
【請求項3】
請求項に記載された補強構造体の製造方法であって、
前記絶縁保護材を配置する工程は、
前記絶縁保護材と前記接着面とが離隔するように、前記繊維露出面の少なくとも上部に前記絶縁保護材を配置する工程を含んでおり、
前記塗布する工程は、前記絶縁保護材が配置された前記ストリンガーの前記板部分の前記接着面上に前記接着剤を塗布する工程を備える
補強構造体の製造方法。
【請求項4】
請求項に記載された補強構造体の製造方法であって、
更に、
前記絶縁保護材を配置する工程の前に、前記接着面及び前記端面を覆うように、接着剤を塗布する工程を具備する
補強構造体の製造方法。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載された補強構造体の製造方法であって、
前記繊維成分は、ガラス繊維を含んでいる
補強構造体の製造方法。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載された補強構造体の製造方法であって、
前記ストリンガーを準備する工程は、
硬化済みの炭素繊維強化プラスチック材を準備する工程と、
前記硬化済みの炭素繊維強化プラスチック材の一部を加工して前記ストリンガーを形成する工程と
を含んでいる
補強構造体の製造方法。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載された補強構造体の製造方法であって、
前記スキンは、炭素繊維強化プラスチック材を含んでいる
補強構造体の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、補強構造体の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
航空機の主翼部材などには、スキン(外板)として、繊維成分と樹脂成分とが組み合わされた繊維強化複合材料(例えば、炭素繊維強化プラスチック;CFRP)が用いられる場合がある。スキンには、強度を高める為、ストリンガー(縦貫材)が取り付けられる場合がある。ストリンガーが取り付けられたスキンは、以下、補強構造体と称される。ストリンガーとしても、スキンと同様に、繊維強化複合材料が用いられる場合がある。
【0003】
補強構造体の製造時には、硬化済みのストリンガーが、未硬化のスキン上に接着剤を介して配置させられる。次いで、熱及び圧力などにより、スキンが硬化させられ、ストリンガーがスキンに一体に接合させられる。
【0004】
スキンに接合させられる前に、硬化済みのストリンガーは、寸法の調整などのため、加工される場合がある。加工が行われると、加工面において、繊維成分が露出する。すなわち、ストリンガーの一部に、繊維露出面が形成される。
【0005】
補強構造体には、運用時に、電流又は電圧が加えられる場合がある。例えば、航空機の主翼部材として用いられる場合、雷などにより、雷電流又は高電圧が補強構造体に付加される場合がある。繊維露出面が存在する場合、付加された電流又は電圧により、エッジグローが生じる場合がある。
【0006】
エッジグローを防止するための技術が、特許文献1(米国特許公開公報US2008/0128430)に開示されている。特許文献1には、繊維露出面を熱硬化性樹脂層によりシールする点、及びシールした樹脂層を硬化させる点が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許公開公報US2008/0128430
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載されるように、繊維露出面を熱硬化性樹脂層によりシールした場合、熱硬化性樹脂層を硬化させる工程が必要となる。そのため、製造工程が増加してしまう。
【0009】
一方、ストリンガーをスキンに接着し、スキンを硬化させた後に、繊維露出面にゴム材などのシール材を適用することも考えられる。しかし、この場合においても、シール材を適用するために製造工程が増加する。また、部品点数も増加してしまう。
【0010】
そこで、本発明の課題は、製造工程を増加させることなく、エッジグローを防止することができる、補強構造体の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一実施形態に係る補強構造体の製造方法は、繊維露出面を有するストリンガーを準備する工程と、繊維露出面の少なくとも一部を覆うように、絶縁保護材を配置する工程と、未硬化の樹脂成分を有するスキン上に、ストリンガーを配置する工程と、ストリンガーを配置する工程の後に、スキンを硬化させる工程とを備える。絶縁保護材は、樹脂成分と絶縁性の繊維成分とが組み合わされた複合材料を有する。スキンを硬化させる工程は、スキンと絶縁保護材とを同時に硬化させる工程を含んでいる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、製造工程を増加させることなく、エッジグローを防止することができる、補強構造体の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、第1の実施形態に係る補強構造体が適用された主翼部材を示す概略断面図である。
図2図2は、補強構造体の一例を示す概略断面図である。
図3図3は、補強構造体の製造方法の一例を示すフローチャートである。
図4図4は、補強構造体の製造方法の一例を示す概略断面図である。
図5図5は、補強構造体の製造方法の一例を示す概略断面図である。
図6図6は、補強構造体の製造方法の一例を示す概略断面図である。
図7図7は、補強構造体の製造方法の一例を示す概略断面図である。
図8図8は、補強構造体の製造方法の一例を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。
【0015】
図1は、本実施形態に係る補強構造体1が適用された主翼部材20を示す概略断面図である。図1に示されるように、主翼部材20は、一対のスキン2(2−1、2−2)、及びスパー16を有している。スパー16は、スキン2−1とスキン2−2との間に配置されている。スキン2−1、スキン2−2、及びスパー16により囲まれた領域により、燃料タンク15が形成されている。また、スキン2には、ストリンガー3が接合されており、これによって補強構造体1が構成されている。すなわち、補強構造体1は、スキン2及びストリンガー3を含んでいる。
【0016】
スキン2及びストリンガー3としては、それぞれ、繊維成分と熱硬化性の樹脂成分とが組み合わされた繊維強化複合材が用いられる。この繊維強化複合材としては、例えば、炭素繊維強化プラスチック材が用いられる。ここで、ストリンガー3に繊維露出面が存在していると、既述のようにエッジグローが生じる場合がある。繊維露出面が燃料タンク15内に存在する場合、エッジグローにより、燃料に着火する可能性がある。従って、燃料タンク15内に配置されるストリンガー3に対しては、エッジグローの防止が特に求められる。
【0017】
図2は、補強構造体1を示す概略断面図である。上述のように、補強構造体1は、スキン2、及びストリンガー3を有している。
【0018】
ストリンガー3は、板部分4を有している。板部分4は、接着面5及び端面6を有しており、接着面5においてスキン2に接合されている。端面6は、ストリンガー3の硬化後に加工された部分であり、繊維露出面となっている。
【0019】
ストリンガー3には、端面6を覆うように、絶縁保護層8が設けられている。絶縁保護層8が設けられていることにより、繊維露出面において露出した繊維成分と燃料との間が絶縁される。これにより、エッジグロー放電が防止される。
【0020】
続いて、本実施形態に係る補強構造体1の製造方法を説明する。図3は、補強構造体1の製造方法を示すフローチャートである。
【0021】
ステップS1:ストリンガーの準備
まず、硬化済みのストリンガー3が準備される。ストリンガー3は、既述のように、繊維成分と樹脂成分とを含んでおり、繊維成分は樹脂成分に含浸されている。これにより、ストリンガー3の表面は樹脂成分によって覆われている。次いで、寸法の調整などを目的として、ストリンガー3の端面6が研磨される。これにより、端面6が繊維露出面になる。
【0022】
ステップS2;絶縁保護材の配置
次いで、図4に示されるように、ストリンガー3に、絶縁保護材9が適用(配置)される。絶縁保護材9は、端面6の少なくとも一部を覆うように、貼り付けられる。
【0023】
絶縁保護材9としては、未硬化の熱硬化性樹脂成分13と絶縁性の繊維成分14とが組み合わされた複合材料が好適に用いられる。具体的には、本実施形態では、繊維成分14としては、ガラス繊維成分が用いられる。すなわち、絶縁保護材9としては、ガラス繊維強化プラスチック材が好適に用いられる。
【0024】
図5は、端面6の構成を示す概略断面図である。本ステップでは、絶縁保護材9が、接着面5と離隔するように、端面6の一部にのみ貼り付けられる。言い換えれば、絶縁保護材9は、端面6に被覆領域12−1と露出領域12−2とが形成されるように、貼り付けられる。被覆領域12−1は、絶縁保護材9によって被覆された領域である。一方、露出領域12−2は、端面6が露出した領域である。露出領域12−2は、被覆領域12−1と接着面5との間に設けられる。
【0025】
尚、露出領域12−2は、流れ出した接着剤10(後述)により覆われるような領域に、設定される。
【0026】
ステップS3;ストリンガーの配置
続いて、図6に示されるように、ストリンガー3が未硬化のスキン2上に配置される。具体的には、まず、接着面5に接着剤10が適用され、その後、接着面5がスキン2に接着するように、ストリンガー3がスキン2上に配置させられる。
【0027】
尚、接着剤10としては、熱硬化性樹脂シートが好適に用いられる。
【0028】
ステップS4;硬化
次いで、スキン2及び絶縁保護材9が同時に硬化させられる。すなわち、スキン2及び絶縁保護材9のそれぞれの樹脂成分が、同時に硬化させられる。スキン2及び絶縁保護材9は、例えば、熱及び圧力により、硬化させられる。この際、接着剤10も硬化させられる。これにより、ストリンガー3がスキン2に一体に結合し、補強構造体1が得られる。
【0029】
ここで、硬化時には、接着剤10が、板部分4の端部から流れ出す。図7に示されるように、流れ出た接着剤10により、端面6における露出領域12−2が覆われる。その結果、絶縁保護材9及び接着剤10により端面6が覆われ、絶縁保護層8が形成される。
【0030】
以上説明した方法により、本実施形態に係る補強構造体1が得られる。
【0031】
本実施形態によれば、絶縁保護材9の硬化と、スキン2の硬化とが、同一工程で行われる。従って、絶縁保護材9を硬化させる為の工程を新たに追加することなく、繊維露出面(端面6)をシールすることが可能となる。すなわち、製造工程を増加させることなく、エッジグローを防止することができる補強構造体を、製造することができる。
【0032】
また、絶縁保護材9としては、ガラス繊維強化プラスチック材などの複合材料を用いることができるため、繊維露出面をシールするために特殊な技術は不要である。また、補強構造体1の重量もほとんど増加しない。
【0033】
加えて、本実施形態によれば、ステップS2において、絶縁保護材9が、絶縁保護材9と接着面5とが離隔するように、端面6の一部にのみ貼り付けられる。これにより、補強構造体の強度を保ったまま、エッジグローを防止することができる。この点について、以下に説明する。
【0034】
仮に、繊維露出面である端面6を完全に覆うように絶縁保護材9を適用した(貼り付けた)場合、絶縁保護材9に含まれる繊維成分が、スキン2と接着面5との間に混入する可能性がある。混入した繊維成分は、ストリンガー3がスキン2から剥離する原因になり得る。また、高い強度を有するストリンガー3とスキン2との間に、強度が低いガラス繊維等の繊維成分が混入すると、補強構造体1の強度が低下する。
【0035】
これに対して、本実施形態によれば、図5に示されるように、絶縁保護材9は、露出領域12−2が形成されるように、端面6の一部にのみ貼り付けられる。このため、接着面5とスキン2との間に絶縁保護材9が混入しない。また、露出領域12−2は、端部から流れ出た接着剤10により被覆される。すなわち、繊維露出面(端面6)は、絶縁保護材9及び接着剤10の少なくとも一方により被覆される。結果として、繊維露出面は、絶縁保護層8により完全に覆われ、エッジグローが防止される。接着剤10の流れ出しは、通常であれば、後工程における作業の障害となりうるが、本実施形態では、その流れ出しが逆に利用される。
【0036】
尚、本実施形態では、主翼部材20の燃料タンク15に適用される補強構造体1について説明した。但し、補強構造体1は、必ずしも燃料タンク15に用いられるものである必要はなく、エッジグローを防止する必要があれば、他の用途にも好適に用いることができる。
【0037】
また、本実施形態では、絶縁保護材9として、ガラス繊維強化プラスチック材が用いられる場合について説明した。但し、絶縁保護材9は、ガラス繊維強化プラスチック材に限定されるものではなく、樹脂成分13と絶縁性の繊維成分14とが組み合わされた複合材料であればよい。例えば、絶縁性の繊維成分14として、ナイロン繊維などが用いられてもよい。
【0038】
また、スキン2に含まれる樹脂成分、ストリンガー3に含まれる樹脂成分、絶縁保護材9に含まれる樹脂成分13、及び接着剤10は、同一成分であることが好ましい。これらの成分が同一であることにより、各部分の物理的性質が近くなり、補強構造体1全体の強度を高めることができる。
【0039】
また、スキン2に含まれる樹脂成分、ストリンガー3に含まれる樹脂成分、絶縁保護材9に含まれる樹脂成分13、及び接着剤10としては、例えば、エポキシ系樹脂、及びアクリル系樹脂などを用いることが可能である。
【0040】
また、本実施形態では、絶縁保護材9がストリンガー3に適用された後に(ステップS2の後に)、ストリンガー3がスキン2上に配置される。但し、絶縁保護材9は、ストリンガー3がスキン2上に配置された後に、ストリンガー3に適用されてもよい。この場合であっても、スキン2と絶縁保護材9とを同一工程で硬化させることが可能である。
【0041】
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。本実施形態では、第1の実施形態に対して、接着剤10の適用部分が工夫されている。その他の点については、第1の実施形態と同様の構成を採用することができるので、詳細な説明は省略する。
【0042】
本実施形態では、絶縁保護材9の適用(ステップS2)の前に、接着剤10がストリンガー3に適用される。具体的には、図8に示されるように、接着剤10が、端面6を包み込むように、適用される。すなわち、接着剤10により、接着面5及び端面6が完全に覆われる。その後、接着剤10の上から、絶縁保護材9が端面6の一部を覆うように、適用される。尚、接着剤10としては、シート状のものが好ましく用いられる。
【0043】
本実施形態によれば、接着剤10により、繊維露出面である端面6が被覆される。そのため、露出領域12−2が確実に接着剤10により被覆される。これにより、より確実にエッジグローを防止することが可能となる。
【符号の説明】
【0044】
1 補強構造体
2(2−1、2−2) スキン
3 ストリンガー
4 板部分
5 接着面
6 端面
7 シール部材
8 絶縁保護層
9 絶縁保護材
10 接着剤
12−1 被覆領域
12−2 露出領域
13 樹脂成分
14 繊維成分
15 燃料タンク
16 スパー
20 主翼部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8