特許第6204293号(P6204293)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6204293投票サービス装置、データ処理方法、プログラム、記録媒体、及び投票サービスシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6204293
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】投票サービス装置、データ処理方法、プログラム、記録媒体、及び投票サービスシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/34 20120101AFI20170914BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20170914BHJP
   G07C 13/00 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
   G06Q50/34
   G06Q30/02
   G07C13/00 B
【請求項の数】12
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2014-155268(P2014-155268)
(22)【出願日】2014年7月30日
(65)【公開番号】特開2016-31740(P2016-31740A)
(43)【公開日】2016年3月7日
【審査請求日】2016年9月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000237639
【氏名又は名称】富士通フロンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(72)【発明者】
【氏名】速水 慎輔
【審査官】 長 由紀子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−169947(JP,A)
【文献】 特開2001−256386(JP,A)
【文献】 特開2008−59498(JP,A)
【文献】 特開2010−86058(JP,A)
【文献】 特開昭63−217468(JP,A)
【文献】 特開2004−326460(JP,A)
【文献】 特開2012−212461(JP,A)
【文献】 河本 哲史,店舗を活かす日本型ネット通販,流通設計,日本,輸送経済新聞社,1999年 9月 1日,第30巻第9号,p.30-33
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 50/34
G06Q 30/02
G07C 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客の会員登録に応じて、前記顧客の会員識別データと前記顧客の会員登録先識別データとを含む顧客データを生成する顧客データ生成部と、
前記顧客データ生成部により生成された顧客データが記憶される顧客データ記憶部と、
前記顧客の投票に応じて、前記顧客の会員識別データと、前記投票の投票データと、前記投票に使用された投票端末装置の装置識別データと、前記顧客データ記憶部に記憶されている前記顧客の顧客データに含まれる会員登録先識別データとを含む投票履歴データを生成する投票履歴データ生成部と、
前記投票履歴データ生成部により生成された投票履歴データが記憶される投票履歴データ記憶部と、
前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データに基づいて、会員登録先別の売上データを生成する売上データ生成部と、
を備えることを特徴とする投票サービス装置。
【請求項2】
前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データを更新する投票履歴データ更新部を更に備える、
ことを特徴とする請求項1記載の投票サービス装置。
【請求項3】
前記会員登録先別の売上データは、投票に使用された投票端末装置別の売上データを含む、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の投票サービス装置。
【請求項4】
投票履歴照会要求を受信し、当該投票履歴照会要求に含まれる会員識別データに対応する投票履歴データを前記投票履歴データ記憶部から読み出し、当該投票履歴データを前記投票履歴照会要求に対する応答として送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の投票サービス装置。
【請求項5】
会員登録先別のポイント付与率データが記憶されるポイント付与率データ記憶部と、
前記ポイント付与率データ記憶部に記憶されている会員登録先別のポイント付与率データと、前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データとに基づいて、会員別のポイントを算出するポイント算出部と、
前記ポイント算出部により算出された会員別のポイントに関するデータが記憶されるポイントデータ記憶部と、
を更に備え、
ポイント照会要求を受信し、当該ポイント照会要求に含まれる会員識別データに対応する会員のポイントに関するデータを前記ポイントデータ記憶部から読み出し、当該ポイントに関するデータを前記ポイント照会要求に対する応答として送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の投票サービス装置。
【請求項6】
前記ポイントデータ記憶部に記憶されている会員別のポイントに関するデータを更新するポイントデータ更新部を更に備える、
ことを特徴とする請求項5記載の投票サービス装置。
【請求項7】
前記投票履歴照会要求を受信した場合に、更に、前記会員識別データに対応する会員のポイントに関するデータを前記ポイントデータ記憶部から読み出し、当該ポイントに関するデータを前記投票履歴照会要求に対する応答として送信する、
ことを特徴とする請求項5又は6記載の投票サービス装置。
【請求項8】
前記会員別のポイントに関するデータは、投票に使用された投票端末装置種別のポイントに関するデータを含む、
ことを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項に記載の投票サービス装置。
【請求項9】
顧客の会員登録に応じて、前記顧客の会員識別データと前記顧客の会員登録先識別データとを含む顧客データを生成し、
前記生成した顧客データを顧客データ記憶部に記憶し、
前記顧客の投票に応じて、前記顧客の会員識別データと、前記投票の投票データと、前記投票に使用された投票端末装置の装置識別データと、前記顧客データ記憶部に記憶されている前記顧客の顧客データに含まれる会員登録先識別データとを含む投票履歴データを生成し、
前記生成した投票履歴データを投票履歴データ記憶部に記憶し、
前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データに基づいて、会員登録先別の売上データを生成する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするデータ処理方法。
【請求項10】
顧客の会員登録に応じて、前記顧客の会員識別データと前記顧客の会員登録先識別データとを含む顧客データを生成し、
前記生成した顧客データを顧客データ記憶部に記憶し、
前記顧客の投票に応じて、前記顧客の会員識別データと、前記投票の投票データと、前記投票に使用された投票端末装置の装置識別データと、前記顧客データ記憶部に記憶されている前記顧客の顧客データに含まれる会員登録先識別データとを含む投票履歴データを生成し、
前記生成した投票履歴データを投票履歴データ記憶部に記憶し、
前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データに基づいて、会員登録先別の売上データを生成する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項11】
顧客の会員登録に応じて、前記顧客の会員識別データと前記顧客の会員登録先識別データとを含む顧客データを生成し、
前記生成した顧客データを顧客データ記憶部に記憶し、
前記顧客の投票に応じて、前記顧客の会員識別データと、前記投票の投票データと、前記投票に使用された投票端末装置の装置識別データと、前記顧客データ記憶部に記憶されている前記顧客の顧客データに含まれる会員登録先識別データとを含む投票履歴データを生成し、
前記生成した投票履歴データを投票履歴データ記憶部に記憶し、
前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データに基づいて、会員登録先別の売上データを生成する、
処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
【請求項12】
顧客が有する情報端末装置と、公営競技場内外に設置され且つ現金を使用して投票を行う現金投票端末装置と、公営競技場内外に設置され且つ現金を使用せずに投票を行うキャッシュレス投票端末装置と、投票サービス装置と、を含む投票サービスシステムであって、
前記投票サービス装置は、
顧客の会員登録に応じて、前記顧客の会員識別データと前記顧客の会員登録先識別データとを含む顧客データを生成する顧客データ生成部と、
前記顧客データ生成部により生成された顧客データが記憶される顧客データ記憶部と、
前記情報端末装置、前記現金投票端末装置、又は前記キャッシュレス投票端末装置を介した前記顧客の投票に応じて、前記顧客の会員識別データと、前記投票の投票データと、前記投票に使用された端末装置の装置識別データと、前記顧客データ記憶部に記憶されている前記顧客の顧客データに含まれる会員登録先識別データとを含む投票履歴データを生成する投票履歴データ生成部と、
前記投票履歴データ生成部により生成された投票履歴データが記憶される投票履歴データ記憶部と、
前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データに基づいて、会員登録先別の売上データを生成する売上データ生成部と、
前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データを更新する投票履歴データ更新部と、
を備える、
ことを特徴とする投票サービスシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、競馬、競輪、競艇、オートレース等の公営競技における投票等に使用される装置、方法、プログラム、記録媒体、及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、公営競技においては、顧客が、公営競技場内の発売所(以下「場内発売所」という)や公営競技場外の発売所(以下「場外発売所」という)に限らず、インターネットを利用して気軽に投票することができるようになった。
【0003】
図16は、公営競技の投票等に使用される従来のシステムの構成例を示す図である。
図16に示したように、従来のシステムは、インターネット投票システム2100、場内発売所投票システム2200、場外発売所投票システム2300、及び集計装置2400を含み、各投票システムと集計装置2400との間が通信可能に構成されている。
【0004】
インターネット投票システム2100は、顧客がインターネットを利用して投票等を行うためのシステムである。インターネット投票システム2100は、インターネット投票端末装置2110、インターネット投票サービス装置2120、及び銀行システム2130を含み、各々がインターネット2140を介して相互に通信可能に構成されている。なお、インターネット投票端末装置2110は、複数あってもよい。インターネット投票端末装置2110は、顧客が有するPC(Personal Computer)やスマートフォン等の情報端末装置である。インターネット投票サービス装置2120は、インターネット投票システム2100の運営事業者(投票サービス運営事業者)に登録される会員の管理や、インターネット投票端末装置2110を介して行われる投票の処理や、その投票の履歴管理や、その投票の売上処理や、その投票に伴って付与されるポイントの管理等を行う。銀行システム2130は、銀行が有するシステムである。このような構成を有するインターネット投票システム2100では、予め当該システムの運営事業者に会員登録をした顧客が、例えば、インターネット投票端末装置2110を介して会員ID(Identification)の入力等と共に投票を行うと、インターネット投票サービス装置2120は、集計装置2400や銀行システム2130と通信を行い、その投票を処理する。例えば、インターネット投票サービス装置2120は、顧客の投票データを集計装置2400へ送信し、その投票データが許可されたか否かの判定結果(投票結果)を集計装置2400から受信する。また、例えば、インターネット投票サービス装置2120は、顧客の銀行口座や投票金額に関するデータを銀行システム2130に送信し、その結果(決済結果)を銀行システム2130から受信する。また、例えば、顧客がインターネット投票端末装置2110を介して会員IDの入力等と共に投票履歴照会要求を行うと、インターネット投票サービス装置2120は、対応する会員の投票履歴データを返す。また、例えば、顧客がインターネット投票端末装置2110を介して会員IDの入力等と共にポイント照会要求を行うと、インターネット投票サービス装置2120は、対応する会員のポイントに関するデータを返す。
【0005】
場内発売所投票システム2200は、顧客が場内発売所で投票等を行うためのシステムである。場内発売所投票システム2200は、場内現金投票端末装置2210、場内キャッシュレス投票端末装置2220、及び場内投票サービス装置2230を含み、各投票端末装置と場内投票サービス装置2230との間が通信可能に構成されている。なお、場内現金投票端末装置2210及び場内キャッシュレス投票端末装置2220の各々は、複数あってもよい。場内現金投票端末装置2210は、場内発売所に設置され、且つ、現金を使用して投票等を行う投票端末装置である。場内キャッシュレス投票端末装置2220は、場内発売所に設置され、且つ、現金を使用せずに投票等を行う投票端末装置である。場内投票サービス装置2230は、場内発売所投票システム2200(場内発売所)の運営事業者(投票サービス運営事業者)に登録される会員の管理や、場内現金投票端末装置2210又は場内キャッシュレス投票端末装置2220を介して行われる投票の処理や、その投票の履歴管理や、その投票の売上処理や、その投票に伴って付与されるポイントの管理等を行う。このような構成を有する場内発売所投票システム2200では、予め当該システムの運営事業者に会員登録をした顧客が、例えば、場内現金投票端末装置2210又は場内キャッシュレス投票端末装置2220を介して会員カードを読み取らせる(又は会員IDを入力する)等すると共に投票を行うと、場内投票サービス装置2230は、集計装置2400と通信を行い、その投票を処理する。例えば、場内投票サービス装置2230は、顧客の投票データを集計装置2400へ送信し、その投票データが許可されたか否かの判定結果(投票結果)を集計装置2400から受信する。また、例えば、顧客が場内現金投票端末装置2210又は場内キャッシュレス投票端末装置2220を介して会員カードを読み取らせる(又は会員IDを入力する)等すると共に投票履歴照会要求を行うと、場内投票サービス装置2230は、対応する会員の投票履歴データを返す。また、例えば、顧客が場内現金投票端末装置2210又は場内キャッシュレス投票端末装置2220を介して会員カードを読み取らせる(又は会員IDを入力する)等すると共にポイント照会要求を行うと、場内投票サービス装置2230は、対応する会員のポイントに関するデータを返す。
【0006】
場外発売所投票システム2300は、顧客が場外発売所で投票等を行うためのシステムである。場外発売所投票システム2300は、場外現金投票端末装置2310、場外キャッシュレス投票端末装置2320、及び場外投票サービス装置2330を含み、各投票端末装置と場外投票サービス装置2330との間が通信可能に構成されている。なお、場外現金投票端末装置2310及び場外キャッシュレス投票端末装置2320の各々は、複数あってもよい。場外現金投票端末装置2310は、場外発売所に設置され、且つ、現金を使用して投票等を行う投票端末装置である。場外キャッシュレス投票端末装置2320は、場外発売所に設置され、且つ、現金を使用せずに投票等を行う投票端末装置である。場外投票サービス装置2330は、場外発売所投票システム2300(場外発売所)の運営事業者(投票サービス運営事業者)に登録される会員の管理や、場外現金投票端末装置2310又は場外キャッシュレス投票端末装置2320を介して行われる投票の処理や、その投票の履歴管理や、その投票の売上処理や、その投票に伴って付与されるポイントの管理等を行う。このような構成を有する場外発売所投票システム2300では、予め当該システムの運営事業者に会員登録をした顧客が、例えば、場外現金投票端末装置2310又は場外キャッシュレス投票端末装置2320を介して会員カードを読み取らせる(又は会員IDを入力する)等すると共に投票を行うと、場外投票サービス装置2330は、集計装置2400と通信を行い、その投票を処理する。例えば、場外投票サービス装置2330は、顧客の投票データを集計装置2400へ送信し、その投票データが許可されたか否かの判定結果(投票結果)を集計装置2400から受信する。また、例えば、顧客が場外現金投票端末装置2310又は場外キャッシュレス投票端末装置2320を介して会員カードを読み取らせる(又は会員IDを入力する)等すると共に投票履歴照会要求を行うと、場外投票サービス装置2330は、対応する会員の投票履歴データを返す。また、例えば、顧客が場外現金投票端末装置2310又は場外キャッシュレス投票端末装置2320を介して会員カードを読み取らせる(又は会員IDを入力する)等すると共にポイント照会要求を行うと、場外投票サービス装置2330は、対応する会員のポイントに関するデータを返す。
【0007】
集計装置2400は、インターネット投票システム2100、場内発売所投票システム2200、及び場外発売所投票システム2300から投票データが送信されると、その投票データを許可するか否かを判定し、その判定結果(投票結果)を返す。また、集計装置2400は、許可した投票データを集計する。
【0008】
このような従来のシステムによれば、顧客は、運営事業者の各々に会員登録しておけば、場内発売所、場外発売所、及びインターネットの各々を利用して投票を行うことができる。
【0009】
なお、公営競技の投票等に使用されるシステムとしては、例えば、特許文献1乃至4等に記載のシステムも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平10−040324号公報
【特許文献2】特開2006−323775号公報
【特許文献3】特開2008−276352号公報
【特許文献4】特開2010−086434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
図16に示した従来のシステムでは、顧客が、場内発売所又は場外発売所で投票を行うか、或いはインターネットを利用して投票を行うか、という投票方法の違いによって、利用する投票システム及び運営事業者が異なる。そのため、顧客が過去の投票履歴を照会しようとする場合には、投票方法毎に投票履歴を照会する必要がある。また、顧客がポイントを照会しようとする場合にも、投票方法毎にポイントを照会する必要がある。さらに、顧客は、投票方法毎に会員IDや会員カード等を管理する必要もある。このように、従来のシステムでは、顧客の負担が大きいという問題がある。
【0012】
また、従来のシステムでは、顧客が場内発売所で投票を行えば、場内発売所投票システム2200の運営事業者の売上となり、顧客が場外発売所で投票を行えば、場外発売所投票システム2300の運営事業者の売上となり、顧客がインターネットを利用して投票を行えば、インターネット投票システム2100の運営事業者の売上となることから、顧客の投票方法の違いによって、売上を得る運営事業者が異なる仕組みになっている。
【0013】
本発明は、上記実情に鑑み、顧客が過去の投票履歴やポイントを一回の照会要求で確認することができると共に、顧客の投票方法の違いによって売上を得る運営事業者が異ならない仕組みを実現することができる、投票サービス装置、データ処理方法、プログラム、記録媒体、及び投票サービスシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
装置の一観点によれば、投票サービス装置は、顧客の会員登録に応じて、前記顧客の会員識別データと前記顧客の会員登録先識別データとを含む顧客データを生成する顧客データ生成部と、前記顧客データ生成部により生成された顧客データが記憶される顧客データ記憶部と、前記顧客の投票に応じて、前記顧客の会員識別データと、前記投票の投票データと、前記投票に使用された投票端末装置の装置識別データと、前記顧客データ記憶部に記憶されている前記顧客の顧客データに含まれる会員登録先識別データとを含む投票履歴データを生成する投票履歴データ生成部と、前記投票履歴データ生成部により生成された投票履歴データが記憶される投票履歴データ記憶部と、前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データに基づいて、会員登録先別の売上データを生成する売上データ生成部と、を備える。
【0015】
方法の一観点によれば、データ処理方法は、顧客の会員登録に応じて、前記顧客の会員識別データと前記顧客の会員登録先識別データとを含む顧客データを生成し、前記生成した顧客データを顧客データ記憶部に記憶し、前記顧客の投票に応じて、前記顧客の会員識別データと、前記投票の投票データと、前記投票に使用された投票端末装置の装置識別データと、前記顧客データ記憶部に記憶されている前記顧客の顧客データに含まれる会員登録先識別データとを含む投票履歴データを生成し、前記生成した投票履歴データを投票履歴データ記憶部に記憶し、前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データに基づいて、会員登録先別の売上データを生成する、処理をコンピュータが実行する。
【0016】
プログラムの一観点によれば、プログラムは、顧客の会員登録に応じて、前記顧客の会員識別データと前記顧客の会員登録先識別データとを含む顧客データを生成し、前記生成した顧客データを顧客データ記憶部に記憶し、前記顧客の投票に応じて、前記顧客の会員識別データと、前記投票の投票データと、前記投票に使用された投票端末装置の装置識別データと、前記顧客データ記憶部に記憶されている前記顧客の顧客データに含まれる会員登録先識別データとを含む投票履歴データを生成し、前記生成した投票履歴データを投票履歴データ記憶部に記憶し、前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データに基づいて、会員登録先別の売上データを生成する、処理をコンピュータに実行させる。
【0017】
記録媒体の一観点によれば、記録媒体は、顧客の会員登録に応じて、前記顧客の会員識別データと前記顧客の会員登録先識別データとを含む顧客データを生成し、前記生成した顧客データを顧客データ記憶部に記憶し、前記顧客の投票に応じて、前記顧客の会員識別データと、前記投票の投票データと、前記投票に使用された投票端末装置の装置識別データと、前記顧客データ記憶部に記憶されている前記顧客の顧客データに含まれる会員登録先識別データとを含む投票履歴データを生成し、前記生成した投票履歴データを投票履歴データ記憶部に記憶し、前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データに基づいて、会員登録先別の売上データを生成する、処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録した。
【0018】
システムの一観点によれば、投票サービスシステムは、顧客が有する情報端末装置と、公営競技場内外に設置され且つ現金を使用して投票を行う現金投票端末装置と、公営競技場内外に設置され且つ現金を使用せずに投票を行うキャッシュレス投票端末装置と、投票サービス装置と、を含む投票サービスシステムであって、前記投票サービス装置は、顧客の会員登録に応じて、前記顧客の会員識別データと前記顧客の会員登録先識別データとを含む顧客データを生成する顧客データ生成部と、前記顧客データ生成部により生成された顧客データが記憶される顧客データ記憶部と、前記情報端末装置、前記現金投票端末装置、又は前記キャッシュレス投票端末装置を介した前記顧客の投票に応じて、前記顧客の会員識別データと、前記投票の投票データと、前記投票に使用された端末装置の装置識別データと、前記顧客データ記憶部に記憶されている前記顧客の顧客データに含まれる会員登録先識別データとを含む投票履歴データを生成する投票履歴データ生成部と、前記投票履歴データ生成部により生成された投票履歴データが記憶される投票履歴データ記憶部と、前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データに基づいて、会員登録先別の売上データを生成する売上データ生成部と、前記投票履歴データ記憶部に記憶されている投票履歴データを更新する投票履歴データ更新部と、を備える。
【発明の効果】
【0019】
開示の装置、方法、プログラム、記録媒体、及びシステムは、顧客が過去の投票履歴やポイントを一回の照会要求で確認することができると共に、顧客の投票方法の違いによって売上を得る運営事業者が異ならない仕組みを実現することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】一実施の形態に係る投票サービスシステムの構成例を示す図である。
図2】一実施の形態に係る、インターネット投票端末装置、現金投票端末装置、キャッシュレス投票端末装置、及び投票サービス装置の構成例を示す図である。
図3】顧客DBに記憶される顧客データのデータ構造例を示す図である。
図4】投票履歴DBに記憶される投票履歴データのデータ構造例を示す図である。
図5】場管理DBに記憶される各投票サービス運営事業者に関するデータのデータ構造例を示す図である。
図6】端末管理DBに記憶される各現金投票端末装置及び各キャッシュレス投票端末装置に関するデータのデータ構造例を示す図である。
図7】統合ポイントDBに記憶される各会員のポイントに関するデータのデータ構造例を示す図である。
図8】ポイント付与率管理DBに記憶される各投票サービス運営事業者のポイント付与率に関するデータのデータ構造例を示す図である。
図9】顧客データ生成動作の一例を示すフローチャートである。
図10】投票券購入動作の一例を示すフローチャートである。
図11】払戻金算出動作の一例を示すフローチャートである。
図12】投票履歴照会動作の一例を示すフローチャートである。
図13】売上算出動作の一例を示すフローチャートである。
図14】ポイント算出動作の一例を示すフローチャートである。
図15】コンピュータシステムの構成例を示す図である。
図16】公営競技の投票等に使用される従来のシステムの構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る投票サービスシステムの構成例を示す図である。
【0022】
図1に示したように、本実施形態に係る投票サービスシステムは、インターネット投票端末装置100、場内現金投票端末装置200、場内キャッシュレス投票端末装置300、場外現金投票端末装置400、場外キャッシュレス投票端末装置500、投票サービス装置600、銀行システム700、及び集計装置800を含む。また、本実施形態に係る投票サービスシステムは、インターネット投票端末装置100、場内現金投票端末装置200、場内キャッシュレス投票端末装置300、場外現金投票端末装置400、場外キャッシュレス投票端末装置500、及び銀行システム700の各々と投票サービス装置600との間がネットワーク900を介して通信可能に構成され、投票サービス装置600と集計装置800との間が通信可能に構成されている。なお、インターネット投票端末装置100、場内現金投票端末装置200、場内キャッシュレス投票端末装置300、場外現金投票端末装置400、及び場外キャッシュレス投票端末装置500の各々は、複数あってもよい。
【0023】
本実施形態に係る投票サービスシステムにおいて、インターネット投票端末装置100は、顧客がインターネットを利用して投票等を行うための端末装置であって、例えば、顧客が有するPCやスマートフォン等の情報端末装置である。予め所望の投票サービス運営事業者に会員登録をした顧客は、インターネット投票端末装置100を介して、会員IDの入力等と共に投票を行うことができる。
【0024】
場内現金投票端末装置200及び場内キャッシュレス投票端末装置300は、顧客が場内発売所で投票等を行うための端末装置である。場内現金投票端末装置200は、場内発売所に設置され、且つ、現金を使用して投票等を行う投票端末装置である。場内キャッシュレス投票端末装置300は、場内発売所に設置され、且つ、現金を使用せずに投票等を行う投票端末装置である。予め所望の投票サービス運営事業者に会員登録をした顧客は、場内発売所において、場内現金投票端末装置200又は場内キャッシュレス投票端末装置300を介して、会員カードを読み取らせる(又は会員IDを入力する)等すると共に投票を行うことができる。なお、会員カードには、顧客の会員ID等に関するデータが記憶されている。
【0025】
場外現金投票端末装置400及び場外キャッシュレス投票端末装置500は、顧客が場外発売所で投票等を行うための端末装置である。場外現金投票端末装置400は、場外発売所に設置され、且つ、現金を使用して投票等を行う投票端末装置である。場外キャッシュレス投票端末装置500は、場外発売所に設置され、且つ、現金を使用せずに投票等を行う投票端末装置である。予め所望の投票サービス運営事業者に会員登録をした顧客は、場外内発売所において、場外現金投票端末装置400又は場外キャッシュレス投票端末装置500を介して、会員カードを読み取らせる(又は会員IDを入力する)等すると共に投票を行うことができる。
【0026】
投票サービス装置600は、各投票サービス運営事業者に登録される会員の統合管理や、各投票端末装置を介して行われる投票の処理や、その投票の履歴管理や、その投票の売上の統合管理や、その投票に伴って付与さえるポイントの統合管理等を行う。
【0027】
銀行システム700は、銀行が有するシステムである。
集計装置800は、投票サービス装置600から送信される投票データを許可するか否かを判定し、その判定結果(投票結果)を投票サービス装置600に送信する。また、集計装置800は、許可した投票データを集計する。
【0028】
ネットワーク900は、インターネットやLAN(Local Area Network)等を含む。
図2は、インターネット投票端末装置100、現金投票端末装置200(400)、キャッシュレス投票端末装置300(500)、及び投票サービス装置600の構成例を示す図である。
【0029】
図2に示したように、インターネット投票端末装置100は、通信部101、制御部102、入力部103、及び表示部104を含む。通信部101は、制御部102の制御の下に、インターネット(ネットワーク900)に接続された外部装置(例えば投票サービス装置600等)と通信を行う。制御部102は、インターネット投票端末装置100の全体動作を制御する。入力部103は、顧客の入力を受け付け、制御部102に通知する。表示部104は、制御部102の制御の下に、各種の表示を行う。
【0030】
場内現金投票端末装置200及び場外現金投票端末装置400は同一の構成を有する。そこで、ここでは、代表して場内現金投票端末装置200を例に説明する。場内現金投票端末装置200は、通信部201、制御部202、入力部203、及び表示部204を含む。通信部201は、制御部202の制御の下に、ネットワーク900を介して投票サービス装置600と通信を行う。制御部202は、場内現金投票端末装置200の全体動作を制御する。入力部203は、顧客の入力を受け付け、制御部202に通知する。表示部204は、制御部202の制御の下に、各種の表示を行う。また、図示はしないが、場内現金投票端末装置200は、その他、会員カードからデータを読み取るユニットや、現金を使用して投票を行うためのユニット等も含む。
【0031】
場内キャッシュレス投票端末装置300及び場外キャッシュレス投票端末装置500は同一の構成を有する。そこで、ここでは、代表して場内キャッシュレス投票端末装置300を例に説明する。場内キャッシュレス投票端末装置300は、通信部301、制御部302、入力部303、及び表示部304を含む。通信部301は、制御部302の制御の下に、ネットワーク900を介して投票サービス装置600と通信を行う。制御部302は、場内キャッシュレス投票端末装置300の全体動作を制御する。入力部303は、顧客の入力を受け付け、制御部302に通知する。表示部304は、制御部302の制御の下に、各種の表示を行う。また、図示はしないが、場内キャッシュレス投票端末装置300は、その他、会員カードからデータを読み取るユニットや、現金を使用せずに投票を行うためのユニット等も含む。
【0032】
投票サービス装置600は、顧客データ生成部601、顧客DB(データベース)602、投票処理部603、投票履歴DB604、投票履歴照会処理部605、場管理DB606、端末管理DB607、売上処理部608、統合ポイントDB609、ポイント付与率管理DB610、及びポイント処理部611を含む。
【0033】
顧客データ生成部601は、詳しくは図9を用いて後述するように、顧客の会員登録に応じて、顧客データ生成処理を行う。例えば、顧客データ生成部601は、顧客の会員登録に応じて、顧客の会員ID(会員識別データの一例)と顧客の場ID(会員登録先識別データの一例)とを含む顧客データの生成等を行う。
【0034】
顧客DB602は、詳しくは図3を用いて後述するように、顧客データ生成部601により生成された顧客データが記憶される。
【0035】
投票処理部603は、投票券購入処理部612及び払戻金算出処理部613を含む。
投票券購入処理部612は、詳しくは図10を用いて後述するように、顧客の投票に応じて、投票券購入処理を行う。例えば、投票券購入処理部612は、顧客の投票に応じて、顧客の会員IDと、投票データと、投票に使用された投票端末装置の端末ID(装置識別データの一例)と、顧客DB602に記憶されている顧客データに含まれる場IDとを含む投票履歴データの生成等を行う。
【0036】
払戻金算出処理部613は、詳しくは図11を用いて後述するように、払戻金の確定に応じて、払戻金算出処理を行う。例えば、払戻金算出処理部613は、払戻金の確定に応じて、投票履歴DB604に記憶されている投票履歴データの更新等を行う。
【0037】
投票履歴DB604は、詳しくは図4を用いて後述するように、投票券購入処理部612により生成された投票履歴データが記憶される。
【0038】
投票履歴照会処理部605は、詳しくは図12を用いて後述するように、顧客の投票履歴照会要求に応じて、投票履歴照会処理を行う。例えば、投票履歴照会処理部605は、顧客の投票履歴照会要求に応じて、当該投票履歴照会要求に含まれる会員IDに対応する投票履歴データを投票履歴DB604から読み出し、当該投票履歴データを投票履歴照会要求に対する応答として送信する処理等を行う。
【0039】
場管理DB606は、詳しくは図5を用いて後述するように、各投票サービス運営事業者に関するデータが記憶される。
【0040】
端末管理DB607は、詳しくは図6を用いて後述するように、各現金投票端末装置及び各キャッシュレス投票端末装置に関するデータが記憶される。
【0041】
売上処理部608は、詳しくは図13を用いて後述するように、売上処理を行う。例えば、売上処理部608は、投票履歴DB604に記憶されている投票履歴データに基づいて、投票サービス運営事業者別の売上帳票データの生成や投票に使用された投票端末装置別の売上帳票データの生成等を行う。また、例えば、売上処理部608は、生成した売上帳票データを各投票サービス運営事業者へ送信する処理等も行う。
【0042】
統合ポイントDB609は、詳しくは図7を用いて後述するように、各会員のポイントに関するデータが記憶される。
【0043】
ポイント付与率管理DB610は、詳しくは図8を用いて後述するように、各投票サービス運営事業者のポイント付与率に関するデータが記憶される。
【0044】
ポイント処理部611は、詳しくは図14を用いて後述するように、ポイント処理を行う。例えば、ポイント処理部611は、ポイント付与率管理DB610に記憶されている投票サービス運営事業者別のポイント付与率に関するデータと、投票履歴DB604に記憶されている投票履歴データとに基づいて、会員別のポイントを算出する処理や、ポイント照会要求又は投票履歴照会要求に応じて、当該照会要求に含まれる会員IDに対応する会員のポイントに関するデータを統合ポイントDB609から読み出し、当該ポイントに関するデータをポイント照会要求に対する応答として送信する処理や、統合ポイントDB609に記憶されている会員別のポイントに関するデータを更新する処理等を行う。また、例えば、ポイント処理部611は、ポイント還元要求に応じて、対応する会員のポイントを減算する処理等も行う。
【0045】
図3は、顧客DB602に記憶される顧客データのデータ構造例を示す図である。
図3に示したように、顧客DB602には、各顧客についての、会員ID、名前、場ID、銀行口座番号、及びその口座残高に関するデータを含む顧客データが記憶される。なお、場IDは、顧客の会員登録先IDである。より詳しくは、顧客が会員登録した投票サービス運営事業者のIDである。
【0046】
図4は、投票履歴DB604に記憶される投票履歴データのデータ構造例を示す図である。
【0047】
図4に示したように、投票履歴DB604には、各投票についての、投票日、投票時刻、対象レース、買い目、投票金額、払戻金、会員ID、場ID、及び端末IDに関するデータを含む投票履歴データが記憶される。ここで、会員IDは、投票を行った顧客の会員IDである。また、場IDは、投票を行った顧客の場IDである。また、端末IDは、投票に使用された投票端末装置の装置IDである。但し、本実施形態において、インターネット投票端末装置100の装置IDについては、一律に所定の固定ID(同図の例では「99999999」)として処理される。従って、異なるインターネット投票端末装置100が投票に使用された場合であっても装置IDは同じとなる。
【0048】
図5は、場管理DB606に記憶される各投票サービス運営事業者に関するデータのデータ構造例を示す図である。
【0049】
図5に示したように、場管理DB606には、各投票サービス運営事業者についての、ID(すなわち場ID)、売上料率、名称に関するデータを含むデータが記憶される。
【0050】
図6は、端末管理DB607に記憶される各現金投票端末装置及び各キャッシュレス投票端末装置に関するデータのデータ構造例を示す図である。
【0051】
図6に示したように、端末管理DB607には、各現金投票端末装置及び各キャッシュレス投票端末装置についての、場ID、端末ID、端末名、設置エリア、投票種別に関するデータを含むデータが記憶される。ここで、場IDは、当該投票端末装置を所有する投票サービス運営事業者のIDである。投票種別は、当該端末装置が現金投票端末装置であるかキャッシュレス投票端末装置であるかを示すものである。
【0052】
図7は、統合ポイントDB609に記憶される各会員のポイントに関するデータのデータ構造例を示す図である。
【0053】
図7に示したように、統合ポイントDB609には、各会員についての、会員ID、来場ポイント、インターネット投票ポイント、現金投票ポイント、キャッシュレス投票ポイントに関するデータを含むデータが記憶される。ここで、来場ポイントは、1日1回以上の来場投票に対して付与されるポイントの合計である。インターネット投票ポイントは、インターネット投票端末装置100を介して行われる投票に対して付与されるポイントの合計である。現金投票ポイントは、場内現金投票端末装置200又は場外現金投票端末装置400を介して行われる投票に対して付与されるポイントの合計である。キャッシュレスポイントは、場内キャッシュレス投票端末装置300又は場外キャッシュレス投票端末装置500を介して行われる投票に対して付与されるポイントの合計である。
【0054】
図8は、ポイント付与率管理DB610に記憶される各投票サービス運営事業者のポイント付与率に関するデータのデータ構造例を示す図である。
【0055】
図8に示したように、ポイント付与率管理DB610には、各投票サービス運営事業者についての、ID(すなわち場ID)、来場付与ポイント、インターネット投票付与率、現金投票付与率、及びキャッシュレス投票付与率に関するデータを含むデータが記憶される。ここで、来場付与ポイントは、1日1回以上の来場投票に対して付与されるポイントである。インターネット投票付与率は、インターネット投票端末装置100を介して行われる投票に対して投票金額の何パーセントをポイントとして付与するかを規定するものである。現金投票付与率は、場内現金投票端末装置200又は場外現金投票端末装置400を介して行われる投票に対して投票金額の何パーセントをポイントとして付与するかを規定するものである。キャッシュレス投票付与率は、場内キャッシュレス投票端末装置300又は場外キャッシュレス投票端末装置500を介して行われる投票に対して投票金額の何パーセントをポイントとして付与するかを規定するものである。
【0056】
次に、本実施形態に係る投票サービスシステムの動作について、図9乃至14を用いて、説明する。
【0057】
図9は、顧客データ生成動作の一例を示すフローチャートである。
図9に示したように、本動作では、各投票サービス運営事業者(例えば図5に示した大森場外発売所や沖縄場外発売所等)が新規会員募集を行っているときに(S101)、顧客は、所望の投票サービス運営事業者に会員登録するために、その投票サービス運営事業者から場IDを取得する。例えば、顧客は、インターネット投票端末装置100を介して所望の投票サービス運営事業者が提供するウェブサイトにアクセスして場IDを取得することができる。
【0058】
続いて、顧客は、例えばインターネット投票端末装置100を介して、その場ID、顧客情報(名前等)、及び決済に使用する顧客の銀行口座番号等を入力し、それらに関するデータを投票サービス装置600に送信する(S102)。
【0059】
続いて、そのデータを受信した投票サービス装置600は、その銀行口座番号の存在有無及びその銀行口座番号の口座残高を銀行システム700に問い合わせる(S103)。
【0060】
続いて、その問い合わせを受けた銀行システム700は、その銀行口座番号の存在有無及びその銀行口座番号の口座残高を確認し、その結果を投票サービス装置600に送信する(S104)。
【0061】
続いて、その結果を受信した投票サービス装置600は、その結果に基づき、顧客の銀行口座番号が存在するか否かを判定する(S105)。ここで、その判定結果がNoの場合には、顧客の銀行口座番号が存在しない旨の通知を、インターネット投票端末装置100へ送信する。この通知を受信したインターネット投票端末装置100は、例えば、その旨のメッセージを表示する等して、銀行口座番号等の再送信(S102)を顧客に促す。
【0062】
一方、S105の判定結果がYesの場合、投票サービス装置600は、顧客の会員IDを生成し、その会員IDと、インターネット投票端末装置100から送信された場ID、名前、及び銀行口座番号等と、銀行システム700から送信された口座残高とに関するデータを含む顧客データを生成し、顧客DB602に記憶する(S106)。また、投票サービス装置600は、生成した会員IDをインターネット投票端末装置100に送信する(S107)。この会員IDを受信したインターネット投票端末装置100は、会員IDと共に会員登録が終了した旨のメッセージを表示する。
【0063】
なお、図示はしないが、投票サービス装置600で生成された顧客データは、対応する投票サービス運営事業者にも送信され、その投票サービス運営事業者により、会員ID等に関するデータが記憶された会員カードが発行され、後日、顧客に送付される。
【0064】
図9に示した動作の説明では、顧客がインターネット投票端末装置100を使用して投票サービス装置600との間でデータの送受を行う例を説明したが、顧客は、インターネット投票端末装置100の代わりに、場内現金投票端末装置200、場内キャッシュレス投票端末装置300、場外現金投票端末装置400、又は場外キャッシュレス投票端末装置500を使用してもよい。
【0065】
図10は、投票券購入動作の一例を示すフローチャートである。
図10に示したように、本動作では、顧客は、所望の投票を行うために、例えばインターネット投票端末装置100を介して、会員ID、対象レース、買い目、及び投票金額等を入力し、それらに関するデータを投票サービス装置600に送信する(S201)。なお、このデータには、インターネット投票端末装置100の端末IDも含まれる。
【0066】
続いて、そのデータを受信した投票サービス装置600は、その会員IDに対応する場ID及び銀行口座番号を顧客DB602から取得し、その銀行口座番号の口座残高を銀行システム700に問い合わせる(S202)。
【0067】
続いて、その問い合わせを受けた銀行システム700は、その銀行口座番号の口座残高を取得し、その口座残高に関するデータを投票サービス装置600に送信する(S203)。
【0068】
続いて、そのデータを受信した投票サービス装置600は、その口座残高が投票金額以上であるか否かを判定する(S204)。ここで、その判定結果がNoの場合には、残高不足である旨の通知を、インターネット投票端末装置100へ送信する。この通知を受信したインターネット投票端末装置100は、例えば、その旨のメッセージを表示する等して、銀行口座への入金等(S201)を顧客に促す。
【0069】
一方、S204の判定結果がYesの場合、投票サービス装置600は、インターネット投票端末装置100から送信された対象レース、買い目、及び投票金額等に関する投票データを集計装置800に送信する(S205)。
【0070】
続いて、その投票データを受信した集計装置800は、その投票データに対し投票許可(投票OK)又は投票禁止(投票NG)を判定し、その判定結果を投票サービス装置600に送信する(S206)。投票OKの場合は投票OKであるという投票結果を送信し、投票NGの場合は投票NGという投票結果を送信する(S206、S207)。
【0071】
続いて、投票サービス装置600は、投票NGの投票結果を受信した場合には、投票NGである旨の通知を投票NG理由と共にインターネット投票端末装置100に送信する(S208)。この通知を受信したインターネット投票端末装置100は、投票NGである旨のメッセージを投票NG理由と共に表示する等して、問題解決後の再投票を顧客に促す。
【0072】
一方、投票サービス装置600は、投票OKの投票結果を受信した場合には、顧客の銀行口座から投票金額を減算するために、インターネット投票端末装置100から送信された投票金額及び顧客DB602から取得した銀行口座番号等に関するデータを銀行システム700に送信する(S209)。このデータを受信した銀行システム700は、その銀行口座番号の銀行口座から投票金額を減算し、その銀行口座の減算後の口座残高に関するデータを投票サービス装置600に送信する(S210)。そのデータを受信した投票サービス装置600は、インターネット投票端末装置100から送信された会員ID、対象レース、買い目、投票金額、及び端末IDと、顧客DB602から取得した場IDと、投票日時とに関するデータを含む投票履歴データを生成し、投票履歴DB604に記憶する(S211)。また、投票サービス装置600は、投票完了通知と共に銀行口座残高に関するデータをインターネット投票端末装置100に送信する(S212)。これを受信したインターネット投票端末装置100は、投票完了を通知するメッセージと共に銀行口座残高を表示する。
【0073】
図10に示した動作の説明でも、顧客がインターネット投票端末装置100を使用して投票サービス装置600との間でデータの送受を行う例を説明したが、顧客は、インターネット投票端末装置100の代わりに、場内現金投票端末装置200、場内キャッシュレス投票端末装置300、場外現金投票端末装置400、又は場外キャッシュレス投票端末装置500を使用してもよい。
【0074】
図11は、払戻金算出動作の一例を示すフローチャートである。
図11に示したように、本動作では、集計装置800においてレース結果及び払戻金額が確定すると、集計装置800は、的中買い目及び払戻金額等に関するデータを投票サービス装置600に送信する(S301)。
【0075】
続いて、そのデータを受信した投票サービス装置600は、投票履歴DB604から的中者を抽出すると共にその払戻金額を算出する(S302)。また、その的中者の会員IDに対応する銀行口座番号を顧客DB602から取得する。
【0076】
続いて、投票サービス装置600は、的中者の銀行口座に払戻金を入金するために、的中者の銀行口座番号と払戻金額に関するデータを銀行システム700に送信する(S303)。このデータを受信した銀行システム700は、その銀行口座番号の銀行口座に払戻金額を加算し、その銀行口座の加算後の口座残高に関するデータを投票サービス装置600に送信する(S304)。そのデータを受信した投票サービス装置600は、払戻完了通知と共に銀行口座残高に関するデータを、対応する顧客のインターネット投票端末装置100に送信する(S305)。これを受信したインターネット投票端末装置100は、払戻完了を通知するメッセージと共に銀行口座残高を表示する。また、投票サービス装置600は、投票履歴DB604に記憶されている対応する投票履歴データに払戻金額に関するデータを追加して、投票履歴DB604に記憶されている投票履歴データを更新する(S306)。
【0077】
図12は、投票履歴照会動作の一例を示すフローチャートである。
図12に示したように、本動作では、顧客は、投票履歴照会を行うために、例えばインターネット投票端末装置100を介して、会員ID等を入力し、投票サービス装置600に投票履歴照会要求を行う(S401)。なお、この投票履歴照会要求には、その会員ID等に関するデータも含まれる。
【0078】
続いて、この投票履歴照会要求を受信した投票サービス装置600は、その会員ID等に基づいて、顧客DB602、投票履歴DB604、端末管理DB607、統合ポイントDB609を参照して、投票履歴照会データを生成し、それを投票履歴照会要求に対する応答としてインターネット投票端末装置100に送信する(S402)。
【0079】
続いて、この投票履歴照会データを受信したインターネット投票端末装置100は、投票履歴照会データに基づいて投票履歴照会画面104aを表示する(S403)。この投票履歴照会画面104aには、投票履歴照会要求を行った顧客(例えば会員IDが「10001」で名前が「あああ」の顧客)が過去に行った各投票についての、投票日、対象レース、買い目、投票金額、払戻金額、及び投票種別と、顧客のこれまでの投資資金、払戻金額、及び回収率と、顧客の現在の獲得ポイント状況等が表示される。
【0080】
なお、この動作例では、顧客が投票履歴照会要求を行うと、顧客の現在の獲得ポイント状況の照会も併せて行われる例を示したが、例えば、それが行われないようにしても良い。
【0081】
また、図示はしないが、顧客がポイント照会要求を行う場合には、次のようにしてポイント照会が行われる。顧客は、例えばインターネット投票端末装置100を介して、会員ID等を入力し、投票サービス装置600にポイント照会要求を行う。なお、このポイント照会要求には、その会員ID等に関するデータも含まれる。
【0082】
続いて、このポイント照会要求を受信した投票サービス装置600は、その会員ID等に基づいて、統合ポイントDB609を参照して、ポイント照会データを生成し、それをポイント照会要求に対する応答としてインターネット投票端末装置100に送信する。
【0083】
続いて、このポイント照会データを受信したインターネット投票端末装置100は、ポイント照会データに基づいてポイント照会画面を表示する。このときのポイント照会画面には、例えば、上述の投票履歴照会画面104aに含まれる顧客の現在の獲得ポイント状況のみが表示される。
【0084】
図12に示した動作及び上述のポイント照会を行う場合の動作の説明では、顧客がインターネット投票端末装置100を使用して投票サービス装置600との間でデータの送受を行う例を説明したが、顧客は、インターネット投票端末装置100の代わりに、場内現金投票端末装置200、場内キャッシュレス投票端末装置300、場外現金投票端末装置400、又は場外キャッシュレス投票端末装置500を使用してもよい。
【0085】
図13は、売上算出動作の一例を示すフローチャートである。
図13に示したように、本動作では、投票サービス装置600は、所定のタイミングに、投票履歴DB604及び場管理DB606を参照し、場ID別に、投票金額を合計すると共に対応する売上料率を乗じて売上を算出し、場ID別の売上帳票データを生成する(S501)。そして、図示はしないが、投票サービス装置600は、場ID別の売上帳票データを、それぞれの投票サービス運営事業者に送信する。
【0086】
あるいは、投票サービス装置600は、所定のタイミングに、投票履歴DB604、場管理DB606、及び端末管理DB607を参照し、場ID別で且つ端末ID別に、投票金額を合計すると共に対応する売上料率を乗じて売上を算出し、場ID別で且つ端末ID別の売上帳票データを生成する(S502)。そして、投票サービス装置600は、各場IDの端末ID別の売上帳票データを、それぞれの投票サービス運営事業者(例えば、大森場外発売所や沖縄場外発売所等)に送信する。
【0087】
図14は、ポイント算出動作の一例を示すフローチャートである。
図14に示したように、本動作では、投票サービス装置600は、所定のタイミングに、投票履歴DB604に記憶されている、未だポイント算出の対象にされていない投票履歴データと、ポイント付与率管理DB610に記憶されている場ID別のポイント付与率に関するデータと(必要に応じて更に端末管理DB607に記憶されている端末ID別の投票種別に関するデータと)に基づいて、会員ID別の付与ポイントを算出し、その会員のポイントとして統合ポイントDB609に追加されるように、統合ポイントDB609を更新する(S601)。なお、このときに、対応する会員のポイントに関するデータが統合ポイントDB609に存在しない場合には、その会員のポイントに関するデータを新規に記憶する。
【0088】
また、図示はしないが、例えば、顧客がポイント還元要求を行った場合には、そのポイント還元要求に応じて、対応する会員の獲得ポイントが減算されるように、投票サービス装置600は、統合ポイントDB609に記憶されている対応する会員のポイントに関するデータを更新する。
【0089】
以上のように、本実施形態に係る投票サービスシステムによれば、顧客は、過去の投票方法(インターネット投票、場内発売所での投票、又は場外発売所での投票)の違いに係らず、過去の投票履歴や現在の獲得ポイントを、1回の照会要求によって確認することができる。また、顧客は、投票方法毎に、会員IDや会員カード等を管理する必要もない。従って、顧客の負担を少なくすることができる。
【0090】
また、本実施形態に係る投票サービス装置によれば、顧客の投票方法の違いによって売上を得る投票サービス運営事業者が異ならない仕組みを実現することもできる。従って、各投票サービス運営事業者は、顧客がいずれの投票方法によって投票したとしても売上にすることができる。また、各投票サービス運営事業者は、投票端末装置別の売上帳票データを得ることもできるので、例えば、売上に貢献する投票端末装置又は投票場所はいずれか等といったことを正確に把握することもできる。
【0091】
なお、本実施形態に係る投票サービスシステムにおいて、投票サービス装置600は、例えば、次のようなコンピュータシステムを含む装置として構成してもよい。
【0092】
図15は、そのコンピュータシステムの構成例を示す図である。
図15に示したように、そのコンピュータシステムは、CPU(Central Processing Unit)1010、ROM(Read Only Memory)1020、RAM(Random Access Memory)1030、通信インタフェース1040、記憶装置1050、入出力装置1060、可搬型記憶媒体の読取り装置1070、及び、これらの全てが接続されたバス1080を含む。
【0093】
記憶装置1050としては、ハードディスクや磁気ディスクなど様々な形式の記憶装置を使用することができる。記憶装置1050又はROM1020には、プログラム等が記憶される。そして、そのプログラムがRAM1030を介してCPU1010によって読み出され実行されることにより、各種の動作(例えば図9乃至14に示した投票サービス装置600の動作等)が実現される。
【0094】
なお、そのプログラムは、プログラム提供者端末装置1090からネットワーク1100(ネットワーク900)及び通信インタフェース1040を介して、例えば記憶装置1050に格納され、RAM1030を介してCPU1010によって読み出され実行されるようにしてもよい。また、市販され、流通している可搬型記憶媒体1110に格納され、読取り装置1070にセットされて、RAM1030を介してCPU1010によって読み出され実行されるようにしてもよい。可搬型記憶媒体1110としてはCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリなど様々な形式の記憶媒体のいずれでもよい。
【0095】
入出力装置1060は、例えばキーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等の入力装置と、例えばディスプレイ、プリンタ、スピーカ等の出力装置を含む。
【0096】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
【符号の説明】
【0097】
100 インターネット投票端末装置
101 通信部
102 制御部
103 入力部
104 表示部
104a 投票履歴照会画面
200 場内現金投票端末装置
201 通信部
202 制御部
203 入力部
204 表示部
300 場内キャッシュレス投票端末装置
301 通信部
302 制御部
303 入力部
304 表示部
400 場外現金投票端末装置
500 場外キャッシュレス投票端末装置
600 投票サービス装置
601 顧客データ生成部
602 顧客DB
603 投票処理部
604 投票履歴DB
605 投票履歴照会処理部
606 場管理DB
607 端末管理DB
608 売上処理部
609 統合ポイントDB
610 ポイント付与率管理DB
611 ポイント処理部
612 投票券購入処理部
613 払戻金算出処理部
700 銀行システム
800 集計装置
900 ネットワーク
1010 CPU
1020 ROM
1030 RAM
1040 通信インタフェース
1050 記憶装置
1060 入出力装置
1070 読取り装置
1080 バス
1090 プログラム提供者端末装置
1100 ネットワーク
1110 可搬型記憶媒体
2100 インターネット投票システム
2110 インターネット投票端末装置
2120 インターネット投票サービス装置
2130 銀行システム
2140 インターネット
2200 場内発売所投票システム
2210 場内現金投票端末装置
2220 場内キャッシュレス投票端末装置
2230 場内投票サービス装置
2300 場外発売所投票システム
2310 場外現金投票端末装置
2320 場外キャッシュレス投票端末装置
2330 場外投票サービス装置
2400 集計装置
図1
図2
図3
図4
図5
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図16