【文献】
村瀬 隆拓,タブレット端末におけるジェスチャに基づく端末ペアリング手法について,情報処理学会 第74回(平成24年)全国大会講演論文集(4) インタフェース コンピュータと人間社会,2012年 3月 6日,p.4-371〜372
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
第1のユーザが操作可能な第1のタッチパネルを有する第1の端末装置と、第1のユーザとは異なる第2のユーザが操作可能な第2のタッチパネルを有する第2の端末装置と、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザとは異なる第3のユーザが操作可能な第3のタッチパネルを有する第3の端末装置と通信をする通信部と、
前記第1の端末装置から前記通信部を介して受信した、前記第1のタッチパネルで行われた第1のスワイプ操作に対応する第1の操作情報と、前記第2の端末装置から前記通信部を介して受信した、前記第2のタッチパネルで行われた第2のスワイプ操作に対応する第2の操作情報とに基づいて特定される時間的間隔、及び前記第1の操作情報と、前記第3の端末装置から前記通信部を介して受信した、前記第3のタッチパネルで行われた第3のスワイプ操作に対応する第3の操作情報とに基づいて特定される時間的間隔が、それぞれ所定の範囲内であるか否かを判定し、前記判定の結果に基づいて所定の関係性情報を生成する制御部と、を含み、
前記第1のスワイプ操作、前記第2のスワイプ操作及び前記第3のスワイプ操作は、いずれも予め決められた所定の期間内になされたものであり、
前記所定の関係性情報は、前記第1の操作情報と前記第2の操作情報とに基づいて特定される時間的間隔と、前記第1の操作情報と前記第3の操作情報とに基づいて特定される時間的間隔とに基づいて特定される前記第1の端末装置に対する前記第2の端末装置及び前記第3の端末装置の位置関係に関する情報である、
サーバー装置。
前記第1のスワイプ操作、前記第2のスワイプ操作及び前記第3のスワイプ操作は、ともに前記第1のユーザによる操作である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のサーバー装置。
第1のユーザが操作可能な第1のタッチパネルを有する第1の端末装置と、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが操作可能な第2のタッチパネルを有する第2の端末装置と、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザとは異なる第3のユーザが操作可能な第3のタッチパネルを有する第3の端末装置と通信部を介して接続されたサーバー装置において、所定の関係性情報を生成するための方法であって、
前記サーバー装置の制御部が、前記第1の端末装置から前記通信部を介して受信した、前記第1のタッチパネルで行われた第1のスワイプ操作に対応する第1の操作情報と、前記第2の端末装置から前記通信部を介して受信した、前記第2のタッチパネルで行われた第2のスワイプ操作に対応する第2の操作情報とに基づいて特定される時間的間隔、及び前記第1の操作情報と、前記第3の端末装置から前記通信部を介して受信した、前記第3のタッチパネルで行われた第3のスワイプ操作に対応する第3の操作情報とに基づいて特定される時間的間隔が、それぞれ所定の範囲内であるか否かを判定するステップと、
前記サーバー装置の制御部が、前記判定の結果に基づいて前記所定の関係性情報を生成するステップと、
を含み、
前記第1のスワイプ操作、前記第2のスワイプ操作及び前記第3のスワイプ操作は、いずれも予め決められた所定の期間内になされたものであり、
前記所定の関係性情報は、前記第1の操作情報と前記第2の操作情報とに基づいて特定される時間的間隔と、前記第1の操作情報と前記第3の操作情報とに基づいて特定される時間的間隔とに基づいて特定される前記第1の端末装置に対する前記第2の端末装置及び前記第3の端末装置の位置関係に関する情報である、
方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
添付図面を参照して本発明の様々な実施形態を説明する。なお、図面における共通する構成要素には同一の参照符号が付されている。
【0014】
<本発明の様々な実施形態の概要>
本発明に係る様々な実施形態では、端末装置に備えられたタッチパネル上で検出されたスワイプ操作と、当該スワイプ操作から所定時間経過するまでに、他の端末装置に備えられたタッチパネル上で検出されたスワイプ操作とに基づいて所定の関係性情報を生成する。
【0015】
本発明に係る様々な実施形態において用いられる関係性情報の一例は、複数の端末装置間で行われたスワイプ操作に基づいて特定される、複数の端末装置間又は各端末装置を操作するユーザ間の関係性を示す情報である。
【0016】
複数の端末装置間の関係性の一例としては、ペアリングが成立した関係性、テザリングを許容する関係性などの、複数の端末装置間での認証に関わる関係性が挙げられる。また、他の例としては、複数の端末装置が互いにどの程度近くにいるか、複数の端末装置が同じ向きで隣り合っているかなど、複数の端末装置間の位置関係に関する関係性も挙げられる。
【0017】
各端末装置を操作するユーザ間の関係性の一例としては、自身の端末装置で実行しているアプリケーションへ他のユーザの参加を許容する関係性、自身の端末装置に記憶されたユーザ情報(ユーザID、SNS情報、電話帳情報)やコンテンツを他の端末装置へ転送し他のユーザに共有することを許容する関係性、SNSアプリケーションなどで他のユーザから受信したフレンド申請を許諾する関係性などの、複数のユーザ間での認証に関わる関係性が挙げられる。
【0018】
また、スワイプ操作とは、ユーザが指等の指示体をタッチパネルに接触させ、その接触状態を一定期間維持して一方向にスライドさせたのち、当該指示体を離す操作のことを指す。当該スワイプ操作は、単なるタップ操作やダブルタップ操作と区別して用いているに過ぎず、スライドさせる速度や距離、角度等が特定のものに限定されることはない。すなわち、いわゆるドラッグ操作やフリック操作などもスワイプ操作に含みうる。
【0019】
また、時間的間隔とは、第1のスワイプ操作と第2のスワイプ操作が行われた時間的な間隔を直接的に、又は間接的に示すものであればいずれでもよい。その例としては、第1のスワイプ操作に対応する第1の操作情報と、第2のスワイプ操作に対応する第2の操作情報とに基づいて特定される時間的な間隔が挙げられる。より具体的には、第1の操作情報の受信から第2の操作情報を受信するまでの間隔や、第1の操作情報に含まれる第1のスワイプ操作がなされた時間と第2の操作情報に含まれる第2のスワイプ操作がなされた時間との間隔などが挙げられる。
【0020】
本発明に係る様々な実施形態の適用例としては、以下のような例が挙げられる。なお、本発明は、当然、以下の例に限定されるものではない。あるユーザが、自身の端末装置でゲームアプリケーションを実行している一方で、その隣で他のユーザが、別の端末装置で同じゲームアプリケーションを実行している。このとき、あるユーザが実行中のゲームアプリケーションのセッションに、他のユーザの参加を募る。このような場合に、両ユーザの操作する端末装置を隣合せて並べて(
図4参照)、あるユーザが両端末装置をまたぐように、連続的にスワイプ操作を行うと、他のユーザが上記セッションへ参加するのを許容する。
【0021】
<本発明の第1の実施形態>
[概要]
本発明の第1の実施形態に係るシステム1Aは、サーバー装置が所定の関係性情報を生成する。すなわち、サーバー装置は、一方の端末装置からスワイプ操作がなされた情報を受信し、他方の端末装置からもスワイプ操作がなされた情報を受信した場合、両スワイプ操作の時間的間隔が所定の範囲内であるかどうかを判定する。そして、サーバー装置は、その判定結果に基づいて所定の関係性情報を生成し当該情報を各端末装置に提供する。
【0022】
[本実施形態に係るシステム1A]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシステム1Aの構成を示す図である。
図1によると、当該システム1Aは、本実施形態に係る関係性情報の生成処理をするためのプログラムを実行可能なサーバー装置100、端末装置200−1及び端末装置200−2を含み、互いにネットワーク300を介して通信可能に接続されている。そして、当該通信を介して、サーバー装置100と端末装置200−1及び端末装置200−2との間で、または端末装置200−1と端末装置200−2との間で、各種情報、データ、プログラム等の交換が行われる。
【0023】
サーバー装置100、端末装置200−1及び端末装置200−2間の通信には、有線通信及び無線通信のいずれか、又は両方の通信方式を所望に応じて利用することができる。無線通信の一例としては、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式に代表されるような携帯無線通信や、IEEE802.11に代表されるような無線LAN、Blueetooth(登録商標)などの近距離無線通信などが挙げられる。
【0024】
[サーバー装置100]
図2は、本発明の第1の実施形態に係るサーバー装置100の構成の例を示すブロック図である。サーバー装置100は、
図2に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。
【0025】
図2によると、サーバー装置100は、RAM、ROM、及び不揮発性メモリ等を含む記憶部111、制御部112、計時部113、I/O部114及びHDD116と接続されたI/F回路115、並びに通信処理部117及びアンテナ118からなる通信部を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
【0026】
記憶部111は、上記のとおり、RAM、ROM、及び不揮発性メモリ等を含む。そして、当該記憶部111は、サーバー装置100において関係性情報の生成処理のためのプログラムや、当該プログラムを実行可能なシステムなどを記憶する。このようなプログラム及びシステムは、制御部112によってロードされ実行される。また、当該記憶部(特にRAM)は、上記プログラムが制御部112によって実行される間、データの書き込み及び読み込みを実行するために一時的に用いられる。
【0027】
制御部112は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、記憶部111に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御する。例えば、記憶部111に記憶された関係性情報の生成処理のためのプログラム等を随時読みだして、当該プログラムの実行を制御する。また、制御部112は、端末装置200−1及び端末装置200−2を含む複数の端末装置との間で各種情報の送受信をするよう通信部を制御する。また、制御部112は、記憶部111やHDD116のユーザ情報等を読み出しや更新処理をするため、記憶部111やHDD116制御する。また、制御部112は、各端末装置から受信した操作情報に基づいて、計時部113とともに、各端末装置で行われたスワイプ操作間の時間的間隔を算出する。また、制御部112は、各端末装置で行われたスワイプ操作が行われた位置座標に基づく処理を実行する。また、制御部112は、算出された時間的間隔や位置座標に基づいて、所定の関係性情報を生成する。
【0028】
計時部113は、現在の時間、各端末装置から操作情報を受信した時間などを検出する。また、計時部113は、制御部112と協同して、端末装置200−1から第1の操作情報を受信してタイマーをスタートし、端末装置200−2から第2の操作情報を受信するまでの時間的間隔を計測する。
【0029】
HDD116は、I/F回路115を介して、他の構成要素との間で各種情報の交換を行う。HDD116は、各端末装置で実行されるアプリケーションに必要なユーザ情報、端末装置情報、キャラクタなどのオブジェクト情報、プログラム等を記憶し、制御部112からの指示に応じて随時読み出される。
【0030】
通信処理部117は、アンテナ118を介して、各端末装置や、他のサーバー装置(図示していない)との間で情報の送受信をするために、当該情報の変調や復調などの処理を行う。
【0031】
この通信処理部117では、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づく処理や、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信方式に基づく処理がなされる。なお、当該通信処理部117は、アンテナ118に接続され外部と無線通信可能に接続されているが、必ずしも無線通信である必要はなく、有線ケーブルを介して外部と通信可能に接続されていても良い。そして、通信処理部117は、場合によってはアンテナ118とともに、通信部を形成する。
【0032】
[端末装置200]
図3は、本実施形態に係る端末装置200の構成の例を示すブロック図である。端末装置200は、
図3に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。
【0033】
端末装置200が、第1のユーザが操作可能なタッチパネルを有する端末装置200−1(第1の端末装置)として、また第2のユーザが操作可能なタッチパネルを有する端末装置200−2(第2の端末装置)として機能する。このような端末装置200の例としては、スマートフォンに代表される無線通信可能な携帯型の端末装置に加えて、携帯型ゲーム機、フィーチャーフォン、携帯情報端末、PDA、ラップトップパソコンなど、持ち運びが可能な装置であれば、本発明を好適に適用することが可能である。また、持ち運びに不便なデスクトップパソコンのような端末装置であっても、端末装置200として利用することは可能である。さらに、端末装置200−1と端末装置200−2が必ずしも同種の端末装置である必要はない。
【0034】
図3によると、端末装置200は、表示部211、タッチパネル212及びハードキー213から構成される操作部214、制御部215、メモリ部216、無線通信処理部217及びアンテナ218からなる通信部、加速度センサ220及びジャイロセンサ221から構成される検出部219、計時部222を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
【0035】
表示部211は、制御部215の指示に応じて、メモリ部216に記憶された画像情報を読み出して各種表示を行う。表示部211は、例えば液晶ディスプレイから構成される。
【0036】
操作部214は、タッチパネル212やハードキー213等から構成され、ユーザからの各種指示や入力を受け付ける。タッチパネル212は、表示部211を被覆するように配置され、表示部211の表示する画像データに対応する位置座標の情報を制御部215に出力する。タッチパネル方式としては、抵抗膜方式、静電容量結合方式、超音波表面弾性波方式など、公知の方式を利用することができる。また、その利用する方式に応じて、指やスタイラスペンなど公知の指示体によるタッチパネルへの接触を検出する。本実施形態においては、タッチパネル212は、指示体によるスワイプ操作を検出する。
【0037】
制御部215は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ部216に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御する。具体的には、制御部215は、所定のアプリケーションを実行するためのプログラムや、関係性情報の生成処理に必要なプログラムをメモリ部216から読みだして実行する。また、制御部215は、タッチパネル212からの出力に基づいてスワイプ操作に関する操作情報を生成する。また、制御部215は、計時部222を制御して、スワイプ操作の時間に関する情報を生成する。なお、制御部215は、制御部215は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUで構成しても良い。また、画像処理に特化したGPUを別途設けても良い。
【0038】
メモリ部216は、ROM、RAM、不揮発性メモリ等から構成される。ROMは、所定のアプリケーションを実行するためのプログラムや、関係性情報の生成処理に必要なプログラムを記憶する。RAMは、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより生成される各種命令が制御部215により処理されている間、データの書き込み及び読み込みをするために用いられるメモリである。不揮発性メモリは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。
【0039】
無線通信処理部217は、接続されたアンテナ218を介して、遠隔に設置されたサーバー装置100や他の端末装置との間で情報の送受信をするために、変調や復調などの処理を行う。例えば、無線通信処理部217は、所定のアプリケーションを実行するためのプログラムや、当該アプリケーションにおいて利用されるユーザ情報を、本実施形態に係るアプリケーションの進行に応じて、サーバー装置100から受信するための処理をする。また、当該アプリケーションの実行による結果をサーバー装置に送信するための処理をする。
【0040】
この無線通信処理部217は、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づいて処理されるが、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信に関する方式に基づいて処理することも可能である。
【0041】
無線通信処理部217とアンテナ218で通信部を構成する。なお、無線通信に代えて、または加えて、有線通信を用いることも可能である。その場合には、無線通信処理部217に代えて、または加えて、有線通信のための通信処理部を設ければよい。
【0042】
計時部222は、現在の時間、他の端末装置から操作情報を受信した時間、自身のタッチパネル212でスワイプ操作がなされた時間などを計測する。また、計時部222は、制御部215と協同して、自身の端末装置でスワイプ操作を検出してタイマーをスタートし、他の端末装置200から操作情報を受信するまでの時間的間隔を計測する。
【0043】
[端末装置200−1及び端末装置200−2におけるスワイプ操作]
図4は、本発明の第1の実施形態に係るスワイプ操作SWの例を示す概念図である。ここでは、以下の場合について説明する。端末装置200−1のユーザ(第1のユーザ)が、端末装置200−1でゲームアプリケーションを実行し、他のユーザ(第2のユーザ)も、端末装置200−2で同じゲームアプリケーションを実行している。当該ゲームアプリ―ションは、複数のセッションから構成され、各セッションで与えられた課題をクリアすることで、次のセッションへと進むことが可能である。当該ゲームアプリケーションでは、各セッションを端末装置200−1及び端末装置200−2の各ユーザがそれぞれ単独で、または共同して進行させることが可能である。共同して進行させる場合には、第1のユーザは、自身が進行しているゲームアプリケーションのセッションに第2のユーザの参加を募集する。このとき、両ユーザの所有する端末装置を隣合せて並べて、第1のユーザが両端末装置をまたぐように、一連の動作で連続的にスワイプ操作を行うと、第2のユーザの参加を許容し、第2のユーザがセッションに参加できるようになる。
【0044】
図4では、端末装置200−1及び端末装置200−2が互いに隣接して同じ向きに配置されている。そして、端末装置200−1のユーザ(第1のユーザ)が、端末装置200−1のタッチパネル212から端末装置200−2のタッチパネル212へ、またぐように、連続的に、一連の動作で、スワイプ操作SWを方向Dで入力する。これにより、第2のユーザのセッションへの参加を許容する。
【0045】
[処理シーケンス]
図5は、本発明の第1の実施形態に係るシステム1Aにおいて、サーバー装置100、端末装置200−1、及び端末装置200−2間で行われる処理シーケンスを示す図である。ここでは、各端末装置で、
図4で例示したゲームアプリケーションを実行する場合について説明する。
【0046】
図5によると、まず、第1のユーザが操作する端末装置200−1と、第2のユーザが操作する端末装置200−2において、所定のゲームアプリケーションが起動される(S101及びS102)。次に、端末装置200−1及び端末装置200−2はサーバー装置100にユーザ情報(T1及びT2)をそれぞれ送信する。
【0047】
ユーザ情報(T1及びT2)を受信したサーバー装置100は、当該ユーザ情報に基づいて正当なゲームアプリケーションのユーザであるか否かの認証を行う。正当であると認められた場合には、端末装置200−1及び端末装置200−2にゲームアプリケーションの実行に必要なプログラムや各ユーザのゲーム情報を含むアプリケーション情報(T3及びT4)を送信する。
【0048】
端末装置200−1において、アプリケーションの進行に応じて所定のセッションが開始されると、他の端末装置のユーザによる参加を募集するか否かを確認する画面の表示が行われる(S104)。そして、参加の募集が選択される場合、タッチパネル212上でのスワイプ操作を促す画面の表示が行われる。タッチパネル212が、当該タッチパネル212上で行われたスワイプ操作(第1のスワイプ操作)を検出すると(S105)、このスワイプ操作がなされたことを示す情報(第1の操作情報)を生成する。当該情報には、スワイプ操作が行われたことを示す情報に加えて、以下の情報も含みうる。例えば、スワイプ操作がなされた時間、スワイプ操作の方向、端末装置200−1のタッチパネル212において最後に指示体の接触が検出された位置座標など情報が挙げられる。その後、端末装置200−1は、第1の操作情報(T5)をサーバー装置100に送信する。
【0049】
サーバー装置100は、通信部を介して、第1の操作情報を受信すると、記憶部111又はHDD116に当該情報を記憶するとともに(S106)、計時部113のタイマーをスタートする。そして、端末装置200−2が第2の操作情報を送信してくるか、所定の制限時間(例えば、30秒)が経過するまで待機する。
【0050】
端末装置200−2は、タッチパネル212が、当該タッチパネル212上で行われたスワイプ操作(第2のスワイプ操作)を検出すると(S107)、このスワイプ操作がなされたことを示す情報(第2の操作情報)を生成する。なお、当該情報には、スワイプ操作がなされた時間、行われたスワイプ操作の方向、端末装置200−2のタッチパネル212において最初に指示体の接触が検出された位置座標など情報を含みうる。その後、端末装置200−2は、第2の操作情報(T6)をサーバー装置100に送信する。
【0051】
サーバー装置100は、通信部を介して、第2の操作情報を受信すると、記憶部111又はHDD116に当該情報を記憶するとともに、計時部113のタイマーをストップする。なお、第2の操作情報を受け取ることなく、制限時間(30秒)が経過した場合には、サーバー装置100は、他のユーザのセッションへの参加の募集を終了し、単独でのセッションの進行をすべく、S112に移行する。
【0052】
そして、サーバー装置100は、計時部113のタイマーによって計測された時間から、端末装置200−1で行われた第1のスワイプ操作と端末装置200−2で行われた第2のスワイプ操作の時間的間隔を検出する。そして、サーバー装置100は、時間的間隔が所定の時間(例えば、5秒)以内であるか否かを判定する(S108)。
【0053】
次に、サーバー装置100は、第1の操作情報及び第2の操作情報に含まれるスワイプ操作の方向などの情報に基づいて、第1のスワイプ操作及び第2のスワイプ操作が連続的に行われたものであるのか否かを判定する(S109)。
【0054】
そして、S108及びS109の判定の結果に基づいて、第1のスワイプ操作及び第2のスワイプ操作が、連続的に、一連の動作により行われたものであると判断する場合には、関係性情報として、端末装置200−2を操作する第2のユーザのセッションへの参加を許容する旨の情報(セッション参加情報)を生成する。そして、サーバー装置100は、セッション参加情報をサーバー装置100の記憶部111又はHDD116に記憶する(S110)。また、サーバー装置100は、セッション参加情報(T7及びT9)を各端末装置に送信する。
【0055】
関係性情報として、セッション参加情報を受信した端末装置200−1及び端末装置200−2は、自身の端末装置内のメモリ部216に受信したセッション参加情報を記憶する(S111)。
【0056】
そして、サーバー装置100と、端末装置200−1及び端末装置200−2とが相互に連携して、端末装置200−1を操作する第1のユーザと端末装置200−2を操作する第2のユーザが共同してセッションを進行させる(S112)。一例としては、セッション中で行われる敵キャラクタとのバトルゲームにおいて、第2のユーザに関連付けられたキャラクタを味方キャラクタとして登場させ、第1のユーザのキャラクタとによるチームを形成し、バトルゲームを進行させる。
【0057】
その後、セッションが進行し、当該セッションをクリアすると、そのセッションは終了する(S113)。一例としては、セッション中で行われるバトルゲームにおいて敵キャラクタを第1のユーザのキャラクタと第2のユーザのキャラクタとが共同して倒すことによって、当該セッションは終了する。または、両キャラクタの有する生命力がなくなると、敵キャラクタに対する敗北が決定し、当該セッションは終了する。
【0058】
セッションが終了すると、端末装置200−1及び端末装置200−2は、それぞれの端末装置内で実行されていたアプリケーションの終了処理をする(S114)。具体的には、各端末装置は、ゲームアプリケーションの実行に応じて更新されたユーザ情報(T9及びT10)をサーバー装置100に送信する。
【0059】
サーバー装置100は、各端末装置から更新されたユーザ情報を受信すると、記憶部111又はHDD116のいずれかに当該ユーザ情報を更新して登録する(S116)。
【0060】
本実施形態に係るシステム1Aでは、サーバー装置100で関係性情報を生成するにあたって、各端末装置から送信される第1の操作情報と第2の操作情報が利用される。したがって、サーバー装置100の処理負担を軽減することが可能となる。また、各端末装置を操作するユーザにとっても、第1のユーザが端末装置200−1及び端末装置200−2上で1回のスワイプ操作を連続的に実施することで関係性情報の生成が完結する。したがって、各ユーザに対しても関係性情報の生成における負担を軽減することができる。
【0061】
[サーバー装置100の処理フロー]
図6は、関係性情報の生成処理のためのプログラムに基づいて、サーバー装置100で行われる処理フローを示す図である。ここでは、
図5と同様に、ゲームアプリケーションに関する処理を行う場合について、説明する。
【0062】
サーバー装置100は、通信可能に接続されたいずれかの端末装置からゲームアプリケーションンの実行に伴い、ユーザ情報が送信されてくるまで待機する。そのうちの一つの端末装置200−1からユーザ情報を受信すると(S201)、サーバー装置100の制御部112は、受信したユーザ情報に基づいて、記憶部111又はHDD116に記憶されたユーザ情報を参照して、端末装置200−1を操作する第1のユーザが当該ゲームアプリケーションの正当なユーザであるか否かの認証を行う(S202)。そして、認証の結果、正当なユーザであると認められると、サーバー装置100の制御部112は、通信部を介して、端末装置200−1にゲームアプリケーション実行のためのプログラムや様々なユーザ情報を送信する(S203)。
【0063】
なお、上記プログラムは、特に図示はしないが、S203以降も、ゲームアプリケーションの進行に応じて、随時送信される。また、記憶部111又はHDD116に記憶されたユーザ情報としては、各端末装置を特定する情報に対応付けて、あるいは各ユーザ情報に対応付けて、ゲームアプリケーションの進捗情報、入手したアイテム情報等に加えて、他の端末装置又は他のユーザとの関係性情報が記憶されている。
【0064】
そして、端末装置200−1において所定のセッションが開始され、セッションへの参加募集画面が表示される。そして、第1のユーザによるスワイプ操作(第1のスワイプ操作)が行われたことに起因して、端末装置200−1は、第1のスワイプ操作がなされたことを示す情報、第1のスワイプ操作の方向に関する情報、及び端末装置200−1のタッチパネル212において最後に指示体の接触が検出された位置座標に関する情報を含む第1の操作情報を、サーバー装置100に送信する。サーバー装置100は、第1の操作情報を受信するまで、関係性情報の生成処理を待機する。
【0065】
サーバー装置の制御部112は、端末装置200−1から第1の操作情報を受信すると(S204)、受信した情報を記憶部111又はHDD116に記憶する(S205)。その後、サーバー装置100の制御部112は、第1の操作情報の受信に基づいて、計時部113に備えられたタイマーをスタートするよう制御し、第1の操作情報を受信してからの時間の計測を開始する(S206)。そして、サーバー装置100は、端末装置200−2から、スワイプ操作(第2のスワイプ操作)がなされたことを示す情報、第2のスワイプ操作の方向に関する情報、及び端末装置200−2のタッチパネル212において最初に指示体の接触が検出された位置座標に関する情報を少なくとも含む第2の操作情報を受信するまで待機する。
【0066】
なお、本実施形態において、特に図示はしないが、待機する時間に所定の制限時間を設けてもよい。例えば、タイマーの計測開始後30秒経過してしまった場合には、セッションに参加する他のユーザはいない可能性が高いので、待機を終了する。そして、端末装置200−1単独でのセッションの実行に移行する(S213)。
【0067】
サーバー装置100の制御部112は、制限時間内に第2の操作情報を受信すると(S207)、第2の操作情報を記憶部111又はHDD116に当該情報を記憶するとともに(S208)、受信した第2の操作情報に基づいて計時部113のタイマーをストップする(S209)。
【0068】
サーバー装置100の制御部112は、計時部113において計測された時間、すなわち第1の操作情報を受信してから第2の操作情報を受信するまでの時間的間隔に基づいて、当該時間的間隔が所定の時間(例えば5秒)以内であるか否かを判定する(S210)。その判定の結果、所定の範囲内であると判定された場合には、第1のスワイプ操作及び第2のスワイプ操作が、連続的に、同一のユーザによる一連の操作により行われたものである可能性が高いと判断する。一方で、判定の結果、所定の範囲内でないと判定された場合には、単独でのセッションの実行に移行する(S213)
【0069】
サーバー装置100の制御部112は、各端末装置から受信した第1の操作情報及び第2の操作情報に含まれる、第1のスワイプ操作の方向に関する情報と、端末装置200−1のタッチパネル212において最後に指示体の接触が検出された位置座標に関する情報と、第2のスワイプ操作の方向に関する情報と、端末装置200−2のタッチパネル212において最初に指示体の接触が検出された位置座標に関する情報とを比較して、第1のスワイプ操作と第2のスワイプ操作が連続的に、同一のユーザによる一連のスワイプ操作が行われたか否かを判定する(S211)。
【0070】
判定の結果、第1のスワイプ操作と第2のスワイプ操作とが、連続的に、同一のユーザによる一連のスワイプ操作が行われた可能性が高いと判断されると、端末装置200−2を操作する第2のユーザのセッション参加を許容し、その旨を記憶する処理に移行する。具体的には、サーバー装置100の制御部112は、関係性情報として、第2のユーザのセッションへの参加を許容する旨の情報(セッション参加情報)を生成する(S212)。そして、サーバー装置100の制御部112は、セッション参加情報に基づいて、記憶部111又はHDD116に記憶された情報を更新する。また、サーバー装置100は、通信部を介して、各端末装置にセッション参加情報を送信する。
【0071】
一方、判定の結果、第1のスワイプ操作と第2のスワイプ操作とが連続的ではないと判断されると、端末装置200−1において進行するセッションへの参加を許容することなく、端末装置200−1単独でのセッションの実行に移行する(S213)。このとき、関係性情報として、端末装置200−2のセッションへの参加を許容していない旨の情報を生成し、記憶部111又はHDD116に記憶された情報を更新する。また、サーバー装置100は、通信部を介して、端末装置200−1及び端末装置200−2に当該情報を送信する。
【0072】
次に、サーバー装置100は、第1のユーザと第2のユーザが共同してセッションを進行するよう、ゲームアプリケーションに関するプログラム等の情報を各端末装置に随時送信する(S213)。そして、サーバー装置100は、各端末装置から、当該セッションを終了してゲームアプリケーションの実行も終了する旨の通知を受信する。その後、サーバー装置100の制御部112は、当該通知と一緒に受信したユーザ情報に基づいて、記憶部111又はHDD116に記憶されたユーザ情報を更新するよう制御する。そして、一連の処理を終了する。
【0073】
本実施形態に係るサーバー装置100では、関係性情報を生成するにあたり、端末装置200−1と端末装置200−2から送信されてきた第1の操作情報と第2の操作情報のみを利用する。したがって、サーバー装置100の処理負担を軽減することが可能となる。
【0074】
[スワイプ操作による判定処理の例]
図7(a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態係るシステム1Aの端末装置200−1及び端末装置200−2における適用例を示す概念図である。より具体的には、
図7は、端末装置200−1及び端末装置200−1におけるスワイプ操作が連続的に、同一のユーザによる一連の操作により行われたか否かを判定する処理(
図6のS211)の一例を示す図である。
【0075】
図7(a)は、関係性情報として、第1のユーザが操作する端末装置200−1で進行するセッションに端末装置200−2を操作する第2のユーザの参加を許容する情報を生成する場合の例を示す。
【0076】
図7(a)によると、第1のユーザによる一連のスワイプ操作によって端末装置200−1ではスワイプ操作SW1(第1のスワイプ操作)が検出される。具体的には、端末装置200−1のタッチパネル212は、端末装置200−1を保持する第1のユーザの指示体がスワイプ操作SW1の過程で最初に接触した位置座標C0、スワイプ操作SW1による接触位置の移動に伴い所定周期で検出される指示体の接触位置座標、及び端末装置200−1のタッチパネル212で最後に検出された指示体の接触する位置座標C1を検出する。そして、タッチパネル212はこれらの位置座標を制御部215に通知する。
【0077】
タッチパネル212から位置座標C0及び位置座標C1を少なくとも含む位置座標を受信した制御部215は、当該位置座標から端末装置200−1のタッチパネル212において、スワイプ操作SW1がなされたと判断する。また、制御部215は、受信した位置座標C0及び位置座標C1から当該スワイプ操作SW1が行われた方向D1を算出する。
【0078】
端末装置200−1の制御部215は、スワイプ操作SW1がなされたことを示す情報、スワイプ操作SW1が行われた方向D1に関する情報、位置座標C1に関する情報を含む、第1の操作情報を生成する。そして、端末装置200−1の制御部215は、生成された第1の操作情報をメモリ部216に格納するとともに、サーバー装置100に送信する。
【0079】
また、第1のユーザによる一連のスワイプ操作によって、スワイプ操作SW1に続いて、端末装置200−2のタッチパネル212でスワイプ操作SW2が入力されると、端末装置200−2のタッチパネル212は、スワイプ操作SW2の過程で指示体が最初に接触した位置座標C2、スワイプ操作SW2による接触位置の移動に伴い所定周期で検出される指示体の接触位置座標、及び端末装置200−2のタッチパネル212で最後に検出された指示体の接触する位置座標CNを検出する。そして、タッチパネル212はこれらの位置座標を端末装置200−2の制御部215に通知する。
【0080】
タッチパネル212から位置座標C2及び位置座標CNを少なくとも含む位置座標を受信した端末装置200−2の制御部215は、当該位置座標から端末装置200−2のタッチパネル212においてスワイプ操作SW2がなされたと判断する。また、制御部215は、受信した位置座標C2及び位置座標CNから当該スワイプ操作SW2が行われた方向D2を算出する。
【0081】
端末装置200−2の制御部215は、スワイプ操作SW2がなされたことを示す情報、スワイプ操作SW2が行われた方向D2に関する情報、位置座標C2に関する情報を含む、第2の操作情報を生成する。そして、端末装置200−2の制御部215は、生成された第2の操作情報をメモリ部216に格納するとともに、サーバー装置100に送信する。
【0082】
次に、サーバー装置100の制御部112は、受信した第1の操作情報及び第2操作情報を比較する。具体的には、制御部112は、まずスワイプ操作SW1が行われた方向D1と、スワイプ操作SW2が行われた方向D2とを比較し、両方向が示す角度の差が所定の範囲内であるかを判定する。
【0083】
ここで、通常、スワイプ操作は、その開始から終了までほぼ一定の方向に向かって行われる。したがって、スワイプ操作SW1の方向D1とスワイプ操作SW2の方向D2がほぼ一致する場合には、
図4において例示したように、同一のユーザが端末装置200−1のタッチパネル212及び端末装置200−2のタッチパネル212をまたいで、連続的に一連の動作において入力した可能性が高いと判断する。このような判断がなされた場合には、制御部112は、第1のユーザが端末装置200−2を操作する第2のユーザのセッションへの参加を許容する意思があると判断する。
【0084】
また、サーバー装置100の制御部112は、端末装置200−1のタッチパネル212で最後に検出された指示体の接触する位置座標C1に関する情報と、端末装置200−2のタッチパネル212で最初に検出された指示体の接触する位置座標C2に関する情報とを比較する。具体的には、位置座標C1からスワイプ操作SW1が通過した端末装置200−1のタッチパネル212の辺E1とその辺E1における高さL1を、位置座標C2からスワイプ操作SW2が通過した端末装置200−2のタッチパネル212の辺E2とその辺E2における高さL2を算出し、両者を比較する。
【0085】
ここで、本実施形態においては、一例としては、第1のユーザが第2のユーザのセッションの参加を許容する意思がある場合には、あらかじめ端末装置200−1と端末装置200−2とを同じ向きに隣合せて配置する。この状態で第1のユーザが一連のスワイプ操作を行うと、端末装置200−1で最後に検出された位置座標から求められる高さL1と、端末装置200−2で最初に検出された位置座標C2から求められる高さL2とは、ほぼ同じ高さにとなる。したがって、高さL1とL2との差が所定の範囲内にある場合には、第1のユーザが端末装置200−2を操作する第2のユーザのセッションへの参加を許容する意思があると判断する。
【0086】
図7(b)は、
図7(a)と同様に、関係性情報として、第1のユーザの保持する端末装置200−1で進行するセッションに端末装置200−2を操作する第2のユーザの参加を許容する旨の情報を生成する場合の例を示す。
図7(a)では、スワイプ操作SW1及びスワイプ操作SW2がほぼ水平な方向に行われるが示されている。しかし、
図7(b)のように、スワイプ操作SW1及びスワイプ操作SW2が斜めの方向に行われたとしても、関係性情報の生成処理を行うことが可能である。
【0087】
図7(c)及び(d)は、関係性情報として、第1のユーザの保持する端末装置200−1で進行するセッションに、端末装置200−2を操作する第2のユーザの参加を許容しない情報を生成する場合の例を示す。なお、端末装置200−1におけるスワイプ操作SW1の検出については、
図7(a)の場合と同様である。
【0088】
まず、
図7(c)によると、スワイプ操作SW2の方向D2は、スワイプ操作SW1の方向D1と一致する。しかし、スワイプ操作SW2が通過した辺E2上の高さL2は、スワイプ操作SW1の通過した辺E1上の高さL1と異なる。つまり、高さL1と高さL2の差が所定の範囲内にない。このような場合には、第1のユーザは第2のユーザのセッションへの参加を許容していないと判断する。
【0089】
また、
図7(d)によると、スワイプ操作SW2が通過した辺E2上の高さL2は、スワイプ操作SW1の通過した辺E1上の高さL1とほぼ一致する。しかし、スワイプ操作SW2の方向D2のなす角度と、スワイプ操作SW1の方向D1のなす角度との差が所定の範囲内にはなく、両方向は一致しない。したがって、このような場合には、第1のユーザは第2のユーザのセッションへの参加を許容していないと判断する。
【0090】
以上より、スワイプ操作に対応する操作情報として、スワイプ操作が行われた方向に関する情報、スワイプ操作が行われた位置座標に関する情報も利用する。したがって、関係性情報の生成において、時間的間隔に基づく判定に加えて、上記情報も利用した判定を行っているので、より精度の高い関係性の特定が可能となる。
【0091】
<本発明の第2の実施形態>
本実施形態においては、第1の実施形態と同様に、サーバー装置100が関係性情報の生成処理を実行する。一方、第1の実施形態では、端末装置200−1と端末装置200−2、又は端末装置200−1を操作する第1のユーザと端末装置200−2を操作する第2のユーザとの関係性を示す関係性情報を生成する例について説明したが、本実施形態では、さらにこれら端末装置に加えて、端末装置200−3及び端末装置200−3を操作する第3のユーザとの間の関係性情報を生成する例について説明する。なお、本実施形態は、以上の点を除いて、第1の実施形態における構成、処理、手順と同様である。したがって、それらの事項の詳細な説明は省略する。
【0092】
[本実施形態に係るシステム1B]
図8は、本発明の第2の実施形態に係るシステム1Bの構成を示す図である。
図8によると、本実施形態に係るシステム1Bは、サーバー装置100に対して、端末装置200−1、端末装置200−2、及び端末装置200−3が通信可能に接続されている。そして、サーバー装置100は、上記3つの端末装置間、または各端末装置を操作する第1〜第3のユーザ間の関係性情報を生成する。
【0093】
[端末装置200−1、端末装置200−2及び端末装置200−3におけるスワイプ操作]
図9は、本発明の第2の実施形態に係るスワイプ操作の例を示す概念図である。ここでは、当該スワイプ操作SWが行われる例として、第1の実施形態と同様のゲームアプリケーションの例について説明する。
【0094】
図9によると、本実施形態は第1の実施形態と、端末装置200−1と端末装置200−2との間に、さらに端末装置200−3が配置されている点で相違する。具体的には、端末装置200−1の第1のユーザが、端末装置200−1においてゲームアプリケーションを実行している一方で、端末装置200−2及び端末装置200−3においても同じゲームアプリケーションを実行している。そして、当該ゲームアプリケーションに含まれるセッションを第1〜第3のユーザが共同して進行させる場合には、第1のユーザは、自身が進行しているゲームアプリケーションのセッションに他のユーザの参加を募集する。このとき、各ユーザの所有する端末装置200−1、端末装置200−3、及び端末装置200−2の順でそれぞれ隣合せて並べて、第1のユーザが3つ端末装置をまたぐように、一連の動作で連続的にスワイプ操作を行うと、端末装置200−2及び端末装置200−3の参加を許容したと判断して、それらの端末装置を所有するユーザがセッションに参加できるようになる。
【0095】
[スワイプ操作による判定処理]
図10は、本発明の第2の実施形態に係るシステム1Bの各端末装置200における適用例を示す概念図である。当該適用例では、第1のユーザがスワイプ操作SW1、スワイプ操作SW3、スワイプ操作SW2の順で、
図9に示すように、一連の動作で連続的に入力する。まず、端末装置200−1のタッチパネル212で第1のユーザによるスワイプ操作が開始されると、第1の実施形態と同様の動作、手順により、端末装置200−1は、スワイプ操作SW1がなされたことを示す情報、スワイプ操作SW1が行われた方向D1に関する情報、端末装置200−1のタッチパネル212で最後に検出された指示体の接触する位置座標C1に関する情報を含む、第1の操作情報を生成し、当該情報をサーバー装置100に送信する。
【0096】
第1のユーザによる一連のスワイプ操作によって、端末装置200−1におけるスワイプ操作SW1に続いて、端末装置200−3のタッチパネル212においてスワイプ操作SW3が入力されると、端末装置200−3のタッチパネル212は、スワイプ操作SW3の過程で最初に接触した位置座標C3、スワイプ操作SW3による接触位置の移動に伴い所定周期で検出される指示体の接触位置座標、及び端末装置200−3のタッチパネル212で最後に検出された指示体の接触する位置座標C4を検出する。そして、タッチパネル212はこれらの位置座標を端末装置200−3の制御部215に通知する。
【0097】
端末装置200−3の制御部215は、通知された各位置座標の情報から、端末装置200−3のタッチパネル212においてスワイプ操作SW3がなされたと判断する。また、制御部215は、受信した位置座標C3及び位置座標C4から当該スワイプ操作SW3が行われた方向D3を算出する。
【0098】
端末装置200−3の制御部215は、スワイプ操作SW3がなされたことを示す情報、スワイプ操作SW3が行われた方向D3に関する情報、位置座標C3に関する情報、位置座標C4に関する情報を含む、第3の操作情報を生成する。そして、端末装置200−3の制御部215は、当該情報をサーバー装置100に送信する。
【0099】
第1のユーザによる一連のスワイプ操作によって、端末装置200−3におけるスワイプ操作SW3に続いて、端末装置200−2のタッチパネル212においてスワイプ操作SW2が入力されると、第1の実施形態と同様の動作、手順により、端末装置200−2は、スワイプ操作SW2がなされたことを示す情報、スワイプ操作SW2が行われた方向D2に関する情報、位置座標C2に関する情報を含む、第2の操作情報を生成し、当該情報をサーバー装置100に送信する。
【0100】
次に、サーバー装置100は、各端末装置から、第1の操作情報、第2の操作情報、第3の操作情報を受信すると、制御部112は、これらの情報に基づく処理を行う。
【0101】
具体的には、まず、制御部112は、第1の操作情報を受信したタイミングで計時部113のタイマーをスタートさせ、第3の操作情報及び第2の操作情報のそれぞれを受信するまでの時間的間隔を計測する。そして、制御部112は、計測された時間的間隔に基づいて、スワイプ操作SW1、スワイプ操作SW3及びスワイプ操作SW2の行われた順序を特定するとともに、各時間的間隔が所定の範囲内であるか否かを判定する。その結果、所定の範囲内であると判定された場合には、制御部112は、スワイプ操作SW1、スワイプ操作SW3及びスワイプ操作SW2が同一ユーザによる一連の操作で行われたものであると判断する。
【0102】
次に、制御部112は、各スワイプ操作の方向D1、方向D3、方向D2を比較する。その比較の結果、これらの方向が示す角度の差が所定の範囲内である場合には、サーバー装置100の制御部112は、当該スワイプ操作SW1、スワイプ操作SW3、及びスワイプ操作SW2が同一ユーザによる一連の操作で行われたものであると判断する。このような判断がなされた場合には、制御部112は、第1のユーザが第2のユーザ及び第3のユーザのセッションへの参加を許容する意思があると判断する。
【0103】
次に、制御部112は、位置座標C1、位置座標C3、位置座標C4及び位置座標C2に関する情報を比較する。具体的には、位置座標C1からスワイプ操作SW1が通過した端末装置200−1のタッチパネル212の辺E1とその辺E1における高さL1を、位置座標C3からスワイプ操作SW3が最初に通過した端末装置200−3のタッチパネル212の辺E3とその辺E3における高さL3、位置座標C4からスワイプ操作SW3が最後に通過した端末装置200−3のタッチパネル212の辺E4とその辺E4における高さL4、及び位置座標C2からスワイプ操作SW2が通過した端末装置200−2のタッチパネル212の辺E2とその辺E2における高さL2を算出し、これらを比較する。
【0104】
そして、上記比較の結果、相対する各辺上の高さ、すなわち高さL1と高さL3、及び高さL4と高さL2の差が所定の範囲内であると判断される場合には、第1のユーザが、第2のユーザ及び第3のユーザのセッションへの参加を許容する意思があると判断する。
【0105】
したがって、仮に端末装置200の数が増えたとしても、上記のとおり処理を行えば関係性情報の生成処理を実施することが可能であって、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
【0106】
<本発明の第3の実施形態>
本実施形態においては、第1の実施形態及び第2の実施形態とは異なり、サーバー装置100を介することなく、端末装置200−1で関係性情報の生成処理を実行する。なお、本実施形態において、以下で具体的に説明する点を除いて、第1の実施形態及び第2に実施形態のサーバー装置100及び端末装置200の構成、処理、手順については同様である。したがって、それらの事項の詳細な説明は省略する。
【0107】
[本実施形態に係るシステム1C]
図11は、本発明の第3の実施形態に係るシステム1Cの構成を示す図である。
図11によると、本実施形態に係るシステム1Cは、端末装置200−1及び端末装置200−2が通信可能に接続されている。そして、端末装置200−1が、関係性情報の生成処理を実施する。
【0108】
[処理シーケンス]
図12は、端末装置200−1及び端末装置200−2間における処理シーケンスを示す図である。本実施形態に係る処理シーケンスにおいては、
図4の例と同様に、第1のユーザと第2のユーザとが共同してゲームアプリケーション内の所定のセッションの進行をさせる場合について説明する。なお、本実施形態は、以下の点において
図4の例とは相違する。端末装置200−1において実行されているアプリケーションが、端末装置200−2ではまだ実行されていない。また、
図4の例では、サーバー装置100の計時部113においてタイマーによる時間的間隔の計測を行うが、本実施形態においては第1の操作情報及び第2の操作情報にスワイプ操作がなされた時間の情報(一例では、スワイプ操作が開始された時間又は終了された時間の情報)をさらに含み、当該時間の情報に基づいて時間的間隔の計測を行う。
【0109】
図12によると、第1のユーザが操作可能な端末装置200−1において所定のゲームアプリケーションが起動される(S301)。また、同様に、第2のユーザが操作可能な端末装置200−2において所定のゲームアプリケーションが起動される(S302)。そして、第1の端末装置において、当該ゲームアプリケーションの実行に伴い、所定のセッションが開始され(S303)、当該セッションへ他のユーザの参加を募集するか否かを確認する画面の表示が行われる。そして、第1のユーザによって参加の募集が選択されると、スワイプ操作を促す画面の表示が行われる。そして、端末装置200−1のタッチパネル212がスワイプ操作(第1のスワイプ操作)を検出すると(S304)、当該スワイプ操作が端末装置200−1において開始された時間の情報を含む第1の操作情報を生成し、端末装置200−1のメモリ部216に記憶する(S305)。また、端末装置200−1は、通信可能な範囲に配置された他の端末装置に対して、セッションへの参加募集要求(T21)を送信し、他の端末装置から第2の操作情報を受信するまで待機する。
【0110】
参加募集要求を受信した端末装置200−2は、タッチパネル212が、当該タッチパネル212上で行われたスワイプ操作(第2のスワイプ操作)を検出すると(S306)、当該スワイプ操作が端末装置200−2において開始された時間の情報を含む第2の操作情報を生成する。そして、端末装置200−2は、受信した参加募集要求に基づいて、その送信先が端末装置200−1であることを特定し、端末装置200−1に生成された第2の操作情報(T22)を送信する。
【0111】
第2の操作情報を受信した端末装置200−1は、第2の操作情報から、第2のスワイプ操作が開始された時間を抽出し、メモリ部216に記憶された第1のスワイプ操作が開始された時間と比較する。そして、当該比較から第1のスワイプ操作と第2のスワイプ操作との間の時間的間隔を算出し、時間的間隔が所定の範囲内(例えば、2秒)であるか否かを判定する(S307)。第1のスワイプ操作と第2のスワイプ操作が同一のユーザによって連続的に一連の操作によってなされたものであるか否かを判断する。
【0112】
次に、端末装置200−1は、第1の操作情報に含まれる第1のスワイプ操作の方向に関する情報と端末装置200−1のタッチパネル212において最後に指示体の接触が検出された位置座標に関する情報、第2の操作情報に含まれる第2のスワイプ操作の方向に関する情報と端末装置200−2のタッチパネル212において最初に指示体の接触が検出された位置座標に関する情報に基づいて、第1のスワイプ操作と第2のスワイプ操作が同一のユーザによって連続的に一連の操作によってなされたものであるか否かを判定する(S308)。
【0113】
次に、端末装置200−1は、第1のスワイプ操作と第2のスワイプ操作が同一のユーザによって連続的に一連の操作によってなされたものである場合には、関係性情報として、端末装置200−2を操作する第2のユーザのセッションへの参加を許容する旨のセッション参加情報を生成し、記憶する(S309)。端末装置200−1は、生成されたセッションへ参加情報(T23)を端末装置200−2に送信する。
【0114】
端末装置200−2は、受信したセッション参加情報に基づいて、S302で起動したゲームアプリケーションに含まれる、許容されたセッションを実行するための処理に移行する(S310)。そして、各端末装置において、第1の第1のユーザと第2のユーザとが共同してセッションを進行するよう制御する(S311)。その後、当該セッションをクリアすると、そのセッションは終了する(S312)。
【0115】
セッションが終了すると、当該セッションの実行に応じて変化したユーザ情報の更新処理を各端末装置において行った後、各端末装置において実行されていたゲームアプリケーションを終了させる(S313及びS314)。
【0116】
[端末装置200−1の処理フロー]
図13は、関係性情報を生成処理のためのプログラムに基づいて、本発明の第3の実施形態に係る端末装置200−1で行われる処理フローを示す図である。ここでは、
図12と同様に、ゲームアプリケーションに関する処理を行う場合について、説明する。
【0117】
端末装置200−1の制御部215は、第1のユーザの指示に基づいてゲームアプリケーションの起動をし(S401)、当該ゲームアプリケーションの進行に応じて所定のセッションを開始する(S402)。そして、制御部215は、当該セッションへの他の端末装置の参加を募集する参加募集画面を表示部211に表示させ、タッチパネル212によるスワイプ操作を検出するまで待機する。
【0118】
制御部215は、タッチパネル212において第1のユーザによるスワイプ操作(第1のスワイプ操作)を検出した場合(S403)、当該スワイプ操作がなされた時間の情報を含む第1の操作情報をメモリ部216に記憶する(S404)。また、制御部215は、通信可能な範囲の他の端末装置に対して、進行中のセッションへの参加を募集するための参加募集要求を送信する(S405)。なお、当該通信可能な範囲とは、Bluetooth(登録商標)などのように他の端末装置と直接通信することが可能な範囲に限定されない。携帯無線通信のように、基地局等を介して通信することが可能な範囲も含みうる。したがって、通信可能な範囲の他の端末装置とは、直接か間接かに関わらず、セッションへの参加の呼びかけが可能な端末装置(例えば、ゲームアプリケーションのユーザ端末装置としてサーバー装置に登録された端末装置)すべてを含みうる。
【0119】
そして、端末装置200−1は、特に図示はしないが、所定の制限時間(例えば、30秒)に達するまで、他の端末装置から第2のスワイプ操作に係る第2の操作情報を受信するために待機する。そして、制御部215は、制限時間以内に第2の操作情報を受信した場合には(S406)、受信した第2の操作情報をメモリ部216に記憶する(S407)。一方、制御部215は、制限時間以内に受信しなかった場合には、待機を終了し、端末装置200−1単独でのセッションの実行に移行する(S412)。
【0120】
制御部215は、メモリ部216に第2の操作情報を記憶すると、第1の操作情報に含まれる第1のスワイプ操作が開始された時間と、第2の操作情報に含まれる第2のスワイプ操作が開始された時間とに基づいて、第1のスワイプ操作と第2のスワイプ操作が行われた時間的間隔を算出する。そして、制御部215は、算出された時間的間隔が所定の範囲内であるか否かを判定する(S408)。制御部215は、所定の範囲内であると判定した場合には、第1のスワイプ操作と第2のスワイプ操作が同一のユーザによる一連の操作により行われたものである可能性が高いと判断する。一方で、所定の範囲内でないと判定された場合には、単独でのセッションの実行に移行する(S412)
【0121】
制御部215は、第1の操作情報及び第2の操作情報に含まれる、第1のスワイプ操作の方向に関する情報と、端末装置200−1のタッチパネル212において最後に指示体の接触が検出された位置座標に関する情報と、第2のスワイプ操作の方向に関する情報と、端末装置200−2のタッチパネル212において最初に指示体の接触が検出された位置座標に関する情報とを比較して、第1のスワイプ操作と第2のスワイプ操作が連続的に、同一のユーザによる一連のスワイプ操作が行われたか否かを判定する(S409)。
【0122】
判定の結果、第1のスワイプ操作と第2のスワイプ操作とが、同一のユーザによる連続的に一連の操作によってなされたものであると判断されると、制御部215は、第2のユーザによるセッションの参加を許容する。そして、関係性情報として、第2のユーザのセッションへの参加を許容するセッション参加情報を生成する(S410)。そして、制御部215は、生成されたセッションへ参加登録情報を端末装置200−2に送信するよう制御する(S411)。
【0123】
予め第1の端末装置と同じゲームアプリケーションが起動されている端末装置200−2においてもセッションの進行が開始されると、端末装置200−1の制御部215は、第2のユーザと共同してセッションを進行させるための各種処理を行う(S412)。その後、制御部215は、セッションの進行に応じて当該セッションを終了させ(S413)、ユーザの所望に応じてゲームアプリケーションの終了処理を行い(S414)、当該処理フローを終了する。
【0124】
以上より、本実施形態においては、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、関係性情報の生成のために時間的間隔に基づく判定に加えて、上記情報も利用した判定を行う。よって、より精度の高い関係性の特定が可能となる。また、第1のユーザによるスワイプ操作に基づいて関係性情報の生成を行っているので、関係性情報の生成において、ユーザの操作負担の軽減も可能となる。
【0125】
さらに、本実施形態では、第1及び第2の操作情報に各スワイプ操作のなされた時間の情報も含んでいる。そのため、より簡易な構成で関係性情報の生成処理を実行することが可能である。また、時間的間隔の算出に、受信した時間を利用する場合は受信時の通信環境に起因する遅延等を考慮する必要があるが、スワイプ操作のなされた時間そのものを利用する場合は、そのような必要性から解放される。
【0126】
<その他の実施形態>
1.各端末装置間の位置関係情報の生成
第1〜第3の実施形態においては、関係性情報として、第1の端末装置で進行する特定のセッションへの第2の端末装置の参加を許容するか否かに関する情報を生成する場合について説明した。しかし、当該情報に代えて、又は加えて、各端末装置間の位置関係情報を生成することも可能である。
【0127】
図14は、本発明のその他の実施形態に係るシステムの適用例を示す概念図である。各端末装置において生成される第1の操作情報、第2の操作情報、及び第3の操作情報は、
図10の適用例と同様の処理、手順によって生成される。ただし、
図10の適用例と比較して、端末装置200−3の位置が上下にずれている点において相違する。
【0128】
サーバー装置100は、各操作情報に基づいて算出されたスワイプ操作SW1とスワイプ操作SW3との時間的間隔、及びスワイプ操作SW1とスワイプ操作SW2との時間的間隔を比較することで、端末装置200−2及び端末装置200−3との間で、スワイプ操作SW1がなされた端末装置200−1にどちらがより近くにいるかを判断することが可能である。この場合、時間的間隔がより短い方が端末装置200−1に対してより近くにいると判断される。
【0129】
また、各位置座標に対応して、各位置座標がどの操作によって検出されたかの情報も含まれている。
図14においては、スワイプ操作SW1の過程で最後に検出された指示体の接触する位置座標としてC1が、スワイプ操作SW3の過程で最初に接触した位置座標としてC3が、スワイプ操作SW3の過程で最後に検出された指示体の接触する位置座標としてC4が、スワイプ操作SW2の過程で最初に接触する位置座標としてC2がそれぞれ記憶されている。したがって、各位置座標がC1、C3、C4、C2の順で入力されたことを判断することができ、1番目と2番目のC1及びC3の属する辺E1及びE3が、3番目と4番目のC4及びC2の属する辺E4及びE2が、それぞれ相対する位置関係にあると把握できる。これにより、端末装置200−1に対する他の端末装置の向きを把握することが可能である。
【0130】
さらに、各位置座標から各辺における高さL1〜L4を算出できるので、この算出された高さから各端末装置の上下方向へのずれを把握することが可能である。
【0131】
このような位置関係情報は、例えばゲームアプリケーションでは、中央に位置する端末装置に敵キャラクタを表示させ、その周囲に位置する端末装置に味方キャラクタを表示させて、これら端末装置で一つの仮想空間を共有するような処理において利用可能である。そして、周囲に位置する端末装置上で、中央に位置する端末装置の方向に、ユーザがスワイプ操作を入力することによって、中央に位置する端末装置に表示されたキャラクタに攻撃を加えることが可能となる。
【0132】
2.関係性情報
第1〜第3の実施形態においては、関係性情報として、第1の端末装置で進行する特定のセッションへの第2のユーザの参加を許容するか否かに関する情報について説明した。しかし、関係性情報として、上記「本発明の様々な実施形態の概要」の欄で例示した様々な情報を利用することが可能である。
【0133】
3.各スワイプ操作の時間的間隔
各スワイプ操作の時間的間隔に関して、第1の実施形態及び第2の実施形態では計時部113によるタイマーを利用して算出し、第3の実施形態では各操作情報に含まれるスワイプ操作がなされた時間の情報を利用して算出した。しかし、第1の実施形態及び第2の実施形態でスワイプ操作がなされた時間の情報を利用することも可能であるし、第3の実施形態で計時部222によるタイマーを利用することも可能である。
【0134】
4.アプリケーション
第1〜第3の実施形態においては、ゲームアプリケーションに関係性情報の生成処理を適用した場合について説明した。しかし、当該ゲームアプリケーションに限らず、SNSアプリケーションや、電話帳アプリケーションなど、様々なアプリケーションにおいて当該関係性情報生成処理を適用することが可能である。例えば、SNSアプリケーションにおいては、フレンド登録の際に本発明に係る関係性情報生成処理を利用することができる。
【0135】
5.スワイプ操作
第1〜第3の実施形態においては、端末装置200−1を保持する第1のユーザが他の端末装置をまたぐようにスワイプ操作を入力する場合について説明した。しかし、端末装置200−1のタッチパネル212に対するスワイプ操作と、他の端末装置のタッチパネル212に対するスワイプ操作をそれぞれ別々のユーザが行うことも可能である。
【0136】
例えば、あらかじめ各ユーザ間で関係性情報の生成処理を実行する旨を共有しておき、所定のタイミングで各端末装置を保持するユーザ自身がそれぞれスワイプ操作を入力する。具体的には、遠隔にいるユーザのセッションへの参加を許容したいときに、あらかじめ電話等でスワイプ操作を入力するタイミングを示し合わせて、それぞれがスワイプ操作を入力し、関係性情報の生成処理を実行する。なお、このような場合には、必ずしも位置座標等に関する操作情報は必要としない。これにより、例えばゲームアプリケーションでは、セッションへの参加において、従来にはない新たな趣向を提供することが可能である。
【0137】
また、上記のようにあらかじめ電話等でタイミングを示し合わせる必要はない。例えば、不特定多数のユーザが同じアプリケーションを実行しているときに、サーバー装置が各端末装置から送信されてきたスワイプ操作に関連する操作情報を一括して管理して処理し、操作情報に含まれるスワイプ操作の時間情報を利用して、時間的間隔が一定時間内に含まれるすべてのユーザ又は端末装置間で、認証(フレンド登録など)を行うことが可能である。これにより、不特定多数の未知の他のユーザと知り合うことができ、新たな趣向を提供することが可能である。
【0138】
6.関係性情報の生成処理
第1〜第3の実施形態において、操作情報として、スワイプ操作が行われたことを示す情報、スワイプ操作がなされた時間、スワイプ操作の方向、座標情報等が検出されている。そして、これらの情報を用いて、各スワイプ操作の時間的間隔、方向、各辺における高さを比較し、関係性情報を生成している(
図7等)。しかし、上記操作情報として各スワイプ操作の速度を加えることも可能である。そして、各スワイプ操作の速度が算出する場合には、時間的間隔等と組み合わせて、関係性情報を生成する。このようにすることで、関係性情報の生成の精度のさらなる向上を図ることが可能となる。
【0139】
具体的には、第1の端末装置200−1において行われた第1のスワイプ操作に関連する第1の操作情報として、第1のスワイプ操作が行われた速度に関する情報を含む。また、第2の端末装置200−2において行われた第2のスワイプ操作に関連する第2の操作情報として、第2のスワイプ操作が行われた速度に関する情報を含む。そして、関係性情報生成処理においては、各操作情報に含まれる各スワイプ操作の速度を比較して、その速度の差が所定の範囲内である場合には、当該スワイプ操作は同一のユーザによる一連の操作により行われた可能性が高いと判断し、それに基づいて関係性情報を生成する。一方、その速度の差が所定の範囲内ではないときには、当該スワイプ操作は同一のユーザによる一連の操作により行われたものではないと判断し、それに基づいて関係性情報を生成する。
【0140】
また、第1〜第3の実施形態において、関係性情報の生成のために、各スワイプ操作の座標情報から、各端末装置のタッチパネルの辺における高さ(L1、L2等)を比較した。当該高さは、タッチパネル上でスワイプ操作が検出された絶対的な座標値を利用することも可能であるが、上記辺上の相対的な位置関係を利用することも可能である。相対的な位置関係の利用は、例えば表示部及びタッチパネルの解像度の異なる端末装置を用いる場合に、より有効である。なお、上記相対的位置関係は、例えば、Y座標がY0〜Y1で表される辺においてスワイプ操作が座標Ytで検出されたと仮定した場合に、Yt/Y1−Y0によって表される。
【0141】
本明細書で説明される処理及び手順は、実施形態において明示的に説明されたものによってのみならず、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせによっても実現可能である。具体的には、本明細書で説明された処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ストレージ等の媒体に、当該処理に相当するロジックを実装することによって実現される。また、本明細書で説明される処理及び手順は、それらの処理・手順をコンピュータプログラムとして実装し、端末装置やサーバー装置を含む各種のコンピュータに実行させることが可能である。
【0142】
本明細書中で説明される処理及び手順が単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、モジュールによって実行される旨が説明されたとしても、そのような処理又は手順は、複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は、複数のモジュールによって実行されるものとすることができる。また、本明細書中で説明される各種情報が単一のメモリ部や記憶部に格納される旨説明されたとしても、そのような情報は、単一の装置に備えられた複数のメモリ部又は複数の装置に分散して配置された複数のメモリ部に分散して格納されるものとすることができる。さらに、本明細書において説明されるソフトウェアおよびハードウェアの要素は、それらをより少ない構成要素に統合して、又は、より多い構成要素に分解することによって実現されるものとすることができる。