特許第6204541号(P6204541)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6204541
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】電路の保護構造、プラグ及びコンセント
(51)【国際特許分類】
   H01H 37/76 20060101AFI20170914BHJP
   H01R 13/66 20060101ALI20170914BHJP
   H01R 13/04 20060101ALI20170914BHJP
   H01R 13/11 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
   H01H37/76 D
   H01R13/66
   H01R13/04 D
   H01R13/11 302B
   H01H37/76 K
【請求項の数】11
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2016-139689(P2016-139689)
(22)【出願日】2016年7月14日
【審査請求日】2016年7月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】516058414
【氏名又は名称】グリーン アイデア テック インク.
【氏名又は名称原語表記】Green Idea Tech Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】易 湘雲
【審査官】 田合 弘幸
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3193976(JP,U)
【文献】 特開平10−134686(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3199650(JP,U)
【文献】 米国特許第2149773(US,A)
【文献】 特開2008−123789(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 37/76
H01R 13/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに接触して電流が流れる活線弾性片及び活線導電片から成る活線と、互いに接触して電流が流れる中性線弾性片および中性線導電片から成る中性線の電力が温度上昇時に同時に切断されるよう確約する電路の保護構造であって、
第1規制部材、第2規制部材、連接部材を含む保護部材を備え、前記連接部材により前記第1規制部材と前記第2規制部材とが連結され、
前記活線弾性片が前記活線導電片から離間する方向へ付勢されると共に、前記中性線弾性片が前記中性線導電片から離間する方向へ付勢され、
前記第1規制部材及び前記第2規制部材が前記活線弾性片と前記中性線弾性片にそれぞれ係合し、かつ前記連接部材により前記活線弾性片と前記中性線弾性片を位置規制して、前記活線弾性片と前記活線導電片を相互に接触させると共に、前記中性線弾性片と前記中性線導電片を相互に接触させ、前記活線弾性片と前記活線導電片の間の過熱、または前記中性線弾性片と前記中性線導電片の間の過熱により、前記保護部材のどの箇所が破壊されても、前記第1規制部材、前記第2規制部材と前記連接部材が位置規制作用を失って、前記活線弾性片と前記活線導電片、前記中性線弾性片と前記中性線導電片が同時に分離されることを特徴とする、電路の保護構造。
【請求項2】
前記第1規制部材、前記第2規制部材、前記連接部材はいずれもプラスチック材質であり、かつ前記第1規制部材と前記第2規制部材は板状で、前記連接部材と前記第1規制部材の間、及び前記連接部材と前記第2規制部材の間にはいずれも被破壊部が設けられ、前記被破壊部の厚さは前記連接部材の厚さより小さいことを特徴とする、請求項1に記載の電路の保護構造。
【請求項3】
前記第1規制部材及び前記第2規制部材は金属材質であり、前記連接部材はプラスチック材質であり、前記連接部材と前記第1規制部材の間、及び前記連接部材と前記第2規制部材の間にそれぞれ被破壊部が設けられたことを特徴とする、請求項1に記載の電路の保護構造。
【請求項4】
前記第1規制部材及び前記第2規制部材はいずれも凸粒形状であり、前記連接部材の相対する2つの端部にそれぞれ形成され、前記第1規制部材が前記活線弾性片に当接して係合すると共に、前記第2規制部材が前記中性線弾性片に当接して係合することを特徴とする、請求項1に記載の電路の保護構造。
【請求項5】
前記活線弾性片が前記活線導電片の外側に配置されると共に、前記中性線弾性片が前記中性線導電片の外側に配置され、前記活線導電片上に第1凹部が形成され、前記活線弾性片に第2凹部が形成され、前記中性線導電片上に第3凹部が形成され、前記中性線弾性片に第4凹部が形成され、前記第1凹部、前記第2凹部、前記第3凹部、前記第4凹部に前記連接部材が収容され、前記第1凹部の幅が前記第2凹部の幅より大きく、前記第3凹部の幅が前記第4凹部の幅より大きいことを特徴とする、請求項1に記載の電路の保護構造。
【請求項6】
前記第1規制部材に第1リング部材が形成され、該第1リング部材が前記活線弾性片に嵌着して係合され、前記第2規制部材に第2リング部材が形成され、該第2リング部材が前記中性線弾性片に嵌着して係合されることを特徴とする、請求項1に記載の電路の保護構造。
【請求項7】
前記第1リング部材のリング壁のうち、一部の厚さを比較的薄くすることで第1被破壊部が形成され、前記第2リング部材のリング壁のうち、一部の厚さを比較的薄くすることで第2被破壊部が形成されることを特徴とする、請求項6に記載の電路の保護構造。
【請求項8】
前記活線弾性片に、前記中性線弾性片の方向に向けて第1折り曲げ部が形成され、かつ前記第1折り曲げ部上に第1溝部が設けられ、前記第1折り曲げ部に突出部位より成る第1挿入部が形成されるとともに、前記第1リング部材が前記第1挿入部に嵌着され、前記中性線弾性片に、前記活線弾性片の方向に向けて第2折り曲げ部が形成され、前記第2折り曲げ部上に第2溝部が設けられ、前記第2折り曲げ部に突出部位より成る第2挿入部が形成され、前記第2リング部材が前記第2挿入部に嵌着されることを特徴とする、請求項6に記載の電路の保護構造。
【請求項9】
前記活線導電片が複数の活線差込口を含み、前記活線導電片と1つの活線弾性片が接触され、前記中性線導電片が複数の中性線差込口を含み、前記中性線導電片と1つの中性線弾性片が接触され、前記活線導電片、前記活線弾性片、前記中性線導電片、前記中性線弾性片が常態下において共同で前記第1規制部材、前記第2規制部材及び前記連接部材に位置規制されることを特徴とする、請求項1に記載の電路の保護構造。
【請求項10】
請求項1に記載の電路の保護構造を使用したコンセントであって、少なくとも1組の相対する活線差込口及び中性線差込口を備えた絶縁本体と、
前記絶縁本体中に設置され、前記活線差込口に対応する活線導電片と、
前記絶縁本体中に設置され、前記中性線差込口に対応する中性線導電片と、
前記絶縁本体中に設置され、前記活線導電片に対応する活線弾性片と、
前記絶縁本体中に設置され、前記中性線導電片に対応する中性線弾性片と、
を含み、前記第1規制部材及び前記第2規制部材が前記活線弾性片と前記中性線弾性片にそれぞれ係合され、かつ前記連接部材により前記活線弾性片と前記中性線弾性片を位置規制して、前記活線弾性片と前記活線導電片を相互に接触させ、且つ前記中性線弾性片と前記中性線導電片を相互に接触させて、前記活線弾性片と前記活線導電片の間の過熱、または前記中性線弾性片と前記中性線導電片の間の過熱により、前記保護部材のどの箇所が破壊されても、前記第1規制部材、前記第2規制部材と前記連接部材が位置規制作用を失い、前記活線弾性片と前記活線導電片、前記中性線弾性片と前記中性線導電片が同時に分離されることを特徴とする、コンセント。
【請求項11】
請求項1に記載の電路の保護構造を使用したプラグであって、
絶縁本体と、
前記絶縁本体内部に設置され、かつ前記絶縁本体の外部まで延伸された活線導電片と、
前記絶縁本体内部に設置され、かつ前記絶縁本体の外部で延伸された中性線導電片と、
前記絶縁本体内部に設置され、かつ前記活線導電片に対応する活線弾性片と、
前記絶縁本体内部に設置され、かつ前記中性線導電片に対応する中性線弾性片と、
を含み、前記第1規制部材及び前記第2規制部材が前記活線弾性片と前記中性線弾性片にそれぞれ係合され、かつ前記連接部材により前記活線弾性片と前記中性線弾性片を位置規制して、前記活線弾性片と前記活線導電片を相互に接触させると共に、前記中性線弾性片と前記中性線導電片を相互に接触させて、前記活線弾性片と前記活線導電片の間の過熱、または前記中性線弾性片と前記中性線導電片の間の過熱により、前記保護部材のどの箇所が破壊されても、前記第1規制部材、前記第2規制部材、前記連接部材が位置規制作用を失い、前記活線弾性片と前記活線導電片、前記中性線弾性片と前記中性線導電片が同時に分離されることを特徴とする、プラグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、活線と中性線の電力が温度上昇時に同時に切断されるよう確約する電路の保護構造、及び、この保護構造を利用したプラグあるいはコンセントに関する。
【背景技術】
【0002】
電路に電流過負荷、短絡、過熱等の状況が発生することを防ぐため、通常は電路上にヒューズやブレーカーが設置され、電路の温度が高すぎる、または電流が大きすぎるとき、ヒューズが高温の影響を受けて溶断される、あるいはブレーカーの金属弾性片がトリップして、電路を開成して電流を切断し、電力使用時の安全を保障している。
【0003】
特許文献1に記載の「絶縁式昇温破壊固定片及び前記絶縁式昇温破壊固定片を使用したプラグ、コンセント」は、絶縁式昇温破壊固定片が連接部材と、前記連接部材の二端に結合された2つの規制部材を含んで、H字形の構造となっており、前記連接部材が導電片上に形成された溝部内に設置され、前記2つの規制部材を前記2つの導電部材の相対する外側に当接させ、前記2つの導電部材を相互に接触させて位置規制し、前記連接部材が過熱時に破壊されて、前記2つの導電部材間に切断状態が形成されるものである。
【0004】
上記特許文献1に記載のものは、各活線弾性片と活線導電片には昇温破壊固定片が使用されており、各中性線弾性片と中性線導電片には別の昇温破壊固定片が使用されている(上記特許文献1の図21参照)。そして、負荷(電器)が活線導電片と中性線導電片の間に接続されると、電流が活線弾性片、活線導電片、負荷(電器)、中性線導電片と中性線弾性片を順に経由して電流通路が形成される。
従って、過熱した位置が中性線弾性片と中性線導電片の間の場合、中性線弾性片と中性線導電片の間の固定片が温度上昇によって破壊されるが、このとき、活線弾性片と活線導電片の間に位置する固定片が破壊されず、電流の切断状態が形成される前の高電流が負荷に入ってしまい、前記負荷が漏電していると、操作者が接地状態下で前記負荷に触れたとき、操作者が感電してしまう可能性がある。
【0005】
また、特許文献2に記載のものは、活線導電片(live wire conductive plate)と活線接触部(live wire contact portion)間に個別に独立した位置規制部材(limiting element)が使用され、中性線導電片(neutral wire conductive plate)と中性線接触部(neutral wire contact portion)間も個別に独立した別の位置規制部材(limiting element)が使用されている。 このため、特許文献2に記載の構造にも、特許文献1に開示されたプラグ、コンセントと同様の問題が存在する。即ち、過熱状況下で、中性線導電片と中性線接触部の間の位置規制部材のみが破壊され、活線導電片と活線接触部の間の位置規制部材が完全に維持される可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】台湾実用新案登録第M509999号明細書
【特許文献2】米国特許第US9257798号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、電流通路の過熱時に負荷の前に位置する活線弾性片と活線導電片が確実に開成し、活線と中性線の電力が温度上昇時に同時に切断されるよう確約する電路の保護構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、互いに接触して電流が流れる活線弾性片及び活線導電片から成る活線と、互いに接触して電流が流れる中性線弾性片および中性線導電片から成る中性線の電力が温度上昇時に同時に切断されるよう確約する電路の保護構造に関し、第1規制部材、第2規制部材、連接部材を含む保護部材を備え、前記連接部材により前記第1規制部材と前記第2規制部材とが連結され、前記活線弾性片が前記活線導電片から離間する方向へ付勢されると共に、前記中性線弾性片が前記中性線導電片から離間する方向へ付勢され、前記第1規制部材及び前記第2規制部材が前記活線弾性片と前記中性線弾性片にそれぞれ係合し、かつ前記連接部材により前記活線弾性片と前記中性線弾性片を位置規制して、前記活線弾性片と前記活線導電片を相互に接触させると共に、前記中性線弾性片と前記中性線導電片を相互に接触させ、前記活線弾性片と前記活線導電片の間の過熱、または前記中性線弾性片と前記中性線導電片の間の過熱により、前記保護部材のどの箇所が破壊されても、前記第1規制部材、前記第2規制部材と前記連接部材が位置規制作用を失って、前記活線弾性片と前記活線導電片、前記中性線弾性片と前記中性線導電片が同時に分離される。
【0009】
前記第1規制部材、前記第2規制部材、前記連接部材はいずれもプラスチック材質であり、かつ前記第1規制部材と前記第2規制部材は板状で、前記連接部材と前記第1規制部材の間、及び前記連接部材と前記第2規制部材の間にはいずれも被破壊部が設けられ、前記被破壊部の厚さは前記連接部材の厚さより小さいことがある。
あるいは、前記第1規制部材及び前記第2規制部材は金属材質であり、前記連接部材はプラスチック材質であり、前記連接部材と前記第1規制部材の間、及び前記連接部材と前記第2規制部材の間にそれぞれ被破壊部が設けられることもある。
前記第1規制部材及び前記第2規制部材はいずれも凸粒形状であり、前記連接部材の相対する2つの端部にそれぞれ形成され、前記第1規制部材が前記活線弾性片に当接して係合すると共に、前記第2規制部材が前記中性線弾性片に当接して係合してもよい。
【0010】
前記活線弾性片が前記活線導電片の外側に配置されると共に、前記中性線弾性片が前記中性線導電片の外側に配置され、前記活線導電片上に第1凹部が形成され、前記活線弾性片に第2凹部が形成され、前記中性線導電片上に第3凹部が形成され、前記中性線弾性片に第4凹部が形成され、前記第1凹部、前記第2凹部、前記第3凹部、前記第4凹部に前記連接部材が収容され、前記第1凹部の幅が前記第2凹部の幅より大きく、前記第3凹部の幅が前記第4凹部の幅より大きいことがある。
前記第1規制部材に第1リング部材が形成され、該第1リング部材が前記活線弾性片に嵌着して係合され、前記第2規制部材に第2リング部材が形成され、該第2リング部材が前記中性線弾性片に嵌着して係合されてもよい。
この場合、前記第1リング部材のリング壁のうち、一部の厚さを比較的薄くすることで第1被破壊部が形成され、前記第2リング部材のリング壁のうち、一部の厚さを比較的薄くすることで第2被破壊部が形成されるとよい。
【0011】
前記活線弾性片に、前記中性線弾性片の方向に向けて第1折り曲げ部が形成され、かつ前記第1折り曲げ部上に第1溝部が設けられ、前記第1折り曲げ部に突出部位より成る第1挿入部が形成されるとともに、前記第1リング部材が前記第1挿入部に嵌着され、前記中性線弾性片に、前記活線弾性片の方向に向けて第2折り曲げ部が形成され、前記第2折り曲げ部上に第2溝部が設けられ、前記第2折り曲げ部に突出部位より成る第2挿入部が形成され、前記第2リング部材が前記第2挿入部に嵌着されてもよい。
前記活線導電片が複数の活線差込口を含み、前記活線導電片と1つの活線弾性片が接触され、前記中性線導電片が複数の中性線差込口を含み、前記中性線導電片と1つの中性線弾性片が接触され、前記活線導電片、前記活線弾性片、前記中性線導電片、前記中性線弾性片が常態下において共同で前記第1規制部材、前記第2規制部材及び前記連接部材に位置規制されることもある。
【0012】
本発明のコンセントは、上記した電路の保護構造を使用し、少なくとも1組の相対する活線差込口及び中性線差込口を備えた絶縁本体と、前記絶縁本体中に設置され、前記活線差込口に対応する活線導電片と、前記絶縁本体中に設置され、前記中性線差込口に対応する中性線導電片と、前記絶縁本体中に設置され、前記活線導電片に対応する活線弾性片と、前記絶縁本体中に設置され、前記中性線導電片に対応する中性線弾性片と、を含み、前記第1規制部材及び前記第2規制部材が前記活線弾性片と前記中性線弾性片にそれぞれ係合され、かつ前記連接部材により前記活線弾性片と前記中性線弾性片を位置規制して、前記活線弾性片と前記活線導電片を相互に接触させると共に、前記中性線弾性片と前記中性線導電片を相互に接触させ、前記活線弾性片と前記活線導電片の間の過熱、または前記中性線弾性片と前記中性線導電片の間の過熱により、前記保護部材のどの箇所が破壊されても、前記第1規制部材、前記第2規制部材、前記連接部材が位置規制作用を失い、前記活線弾性片と前記活線導電片、前記中性線弾性片と前記中性線導電片が同時に分離される。
【0013】
本発明のプラグは、上記した電路の保護構造を使用し、絶縁本体と、前記絶縁本体内部に設置され、かつ前記絶縁本体の外部まで延伸された活線導電片と、前記絶縁本体内部に設置され、かつ前記絶縁本体の外部で延伸された中性線導電片と、前記絶縁本体内部に設置され、かつ前記活線導電片に対応する活線弾性片と、前記絶縁本体内部に設置され、かつ前記中性線導電片に対応する中性線弾性片と、を含み、前記第1規制部材及び前記第2規制部材が前記活線弾性片と前記中性線弾性片にそれぞれ係合され、かつ前記連接部材により前記活線弾性片と前記中性線弾性片を位置規制して、前記活線弾性片と前記活線導電片を相互に接触させると共に、前記中性線弾性片と前記中性線導電片を相互に接触させて、前記活線弾性片と前記活線導電片の間の過熱、または前記中性線弾性片と前記中性線導電片の間の過熱により、前記保護部材のどの箇所が破壊されても、前記第1規制部材、前記第2規制部材、前記連接部材が位置規制作用を失い、前記活線弾性片と前記活線導電片、前記中性線弾性片と前記中性線導電片が同時に分離される。
【発明の効果】
【0014】
本発明の電路の保護構造によれば、電流通路の過熱時、活線弾性片と活線導電片、中性線弾性片と中性線導電片が同時に切断され、負荷(電器)が継続して電流を受けないように確約することができる。
なお、活線弾性片と中性線弾性片にそれぞれ折り曲げ部を形成し、活線弾性片の折り曲げ部と中性線弾性片の折り曲げ部の相対位置に保護部材を係合すれば、1つの寸法の保護部材で異なるプラグまたはコンセントに適応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施例1に係る保護部材の斜視図である。
図2】本発明の実施例1に係る保護部材の平面図である。
図3】本発明の実施例1を示す電路の保護構造の分解斜視図である。
図3A】本発明の実施例1において、活線及び中性線の他の態様を示す電路の保護構造の分解斜視図である。
図4】本発明の実施例1を示す電路の保護構造の斜視図である。
図5】本発明の実施例1を示す電路の保護構造の過熱破壊時における平面図である。
図6】本発明の実施例2に係る保護部材の断面図である。
図7】本発明の実施例3に係る保護部材の斜視図である。
図8】本発明の実施例3を示す電路の保護構造の分解斜視図である。
図9】本発明の実施例3を示す電路の保護構造の斜視図である。
図10】本発明の実施例4を示す電路の保護構造の分解斜視図である。
図11】本発明の実施例4を示す電路の保護構造の斜視図である。
図12】本発明の実施例4を示す電路の保護構造の異なる配置形態における概略図である。
図13】本発明の実施例4を示す電路の保護構造のさらに異なる配置形態における概略図である。
図14】本発明の実施例5に係る保護部材の断面図である。
図15】本発明の実施例6に係る保護部材の斜視図である。
図16】本発明の実施例6を示す電路の保護構造の斜視図である。
図16A図16の16A−16A線断面図である。
図17】本発明の実施例6を示す電路の保護構造の、過熱破壊時に活線弾性片と中性線弾性片が内側へ移動した状態おける斜視図である。
図18】本発明の実施例6を示す電路の保護構造の異なる配置形態における斜視図である。
図18A図18の18A−18A線断面図である。
図19】本発明の実施例6を示す電路の保護構造の、過熱破壊時に活線弾性片と中性線弾性片が外側に移動した状態における斜視図である。
図20】本発明の実施例を示すプラグの要部斜視図である。
図21】本発明の実施例を示すコンセントの要部斜視図である。
図22】本発明の実施例に係る電路の保護構造を複数の導電差込口の同時保護に用いた状態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1図5は、本発明の実施例1を示す。
図1及び図2に示すように、実施例1において、活線と中性線の電力が温度上昇時に同時に切断されるよう確約する電路の保護構造に使用される保護部材10は、第1規制部材1、第2規制部材2、連接部材3を含む。連接部材3が第1規制部材1と第2規制部材2とを連結して、保護構造10はH字形の構造となっている。
第1規制部材1、第2規制部材2及び連接部材3は、例えばプラスチック材質などの熱破壊される材質を選択して使用する。前記熱破壊される材質は80℃〜299℃で破壊されることが望ましい。
第1規制部材1と第2規制部材2は板状で、連接部材3と第1規制部材1の間、及び連接部材3と第2規制部材2の間にいずれも被破壊部4が設けられる。被破壊部4の厚さTは連接部材3の厚さT’より小さい。
【0017】
図3及び図4に示すように、活線と中性線はやや間隔をあけて並べて配置される。
活線は、活線弾性片5及び活線導電片6から成り、活線弾性片5と活線導電片6が互いに接触した時電流が流れるようになっている。なお、活線弾性片5は、活線導電片6の外側に配置され、活線導電片6から離間するよう付勢されている。
また、中性線は、中性線弾性片7及び中性線導電片8から成り、中性線弾性片7と中性線導電片8が互いに接触した時電流が流れるようになっている。なお、中性線弾性片7は中性線導電片8の外側に配置され、中性線導電片8から離間するよう付勢されている。
【0018】
保護部材10は、活線弾性片5と活線導電片6を相互に接触させて位置規制するため、及び、中性線弾性片7と中性線導電片8を相互に接触させて位置規制するために用いられる。
活線導電片6には第1凹部61が形成され、活線弾性片5に第2凹部51が形成され、中性線導電片8に第3凹部81が形成され、中性線弾性片7に第4凹部71が形成される。本実施例において、第1凹部61の幅Wは第2凹部51の幅W’より大きく、第3凹部81の幅Wは第4凹部71の幅W’より大きい。
【0019】
保護部材10で活線弾性片5と活線導電片6、及び、中性線弾性片7と中性線導電片8を互いに接触した位置で位置規制するには、まず、力Fを加えて活線弾性片5を活線導電片6に当接させると共に、中性線弾性片7を中性線導電片8に当接させた後、第1規制部材1及び第2規制部材2を活線弾性片5と中性線弾性片7の外側面にそれぞれ当接させ、かつ連接部材3を第1凹部61、第2凹部51、第3凹部81、第4凹部71に収容することで、活線弾性片5と中性線弾性片7を位置規制し、活線弾性片5と活線導電片6を相互に接触させ、且つ、中性線弾性片7と中性線導電片8を相互に接触させる。
第1凹部61の幅Wが第2凹部51の幅W’より大きく、第3凹部81の幅Wが第4凹部71の幅W’より大きいのは、第1凹部61及び第3凹部81に充分な空間を提供し、破壊された後の連接部材3の動きを妨げないようにするためである。
【0020】
破壊された後の連接部材3の動きを妨げないようにするために、活線導電片6と中性線導電片8はその他形態で実施してもよい。
例えば、図3Aに示すように、活線弾性片5Aと活線導電片6Aを相互に接触させて位置規制し、且つ、中性線弾性片7Aと中性線導電片8Aを相互に接触させて位置規制するとともに、活線弾性片5Aに第1凹部51Aが形成され、中性線弾性片7Aに第2凹部71Aが形成され、活線導電片6Aと中性線導電片8Aの延伸長さが第1凹部51A及び第2凹部71Aを超えないようにする。
【0021】
図3図5に示すように、活線弾性片5と活線導電片6の間が過熱したとき、または中性線弾性片7と中性線導電片8の間が過熱したときは、第1規制部材1、第2規制部材2、連接部材3の内のどの箇所が破壊されても、第1規制部材1、第2規制部材2と連接部材3が位置規制作用を失い、活線弾性片5と活線導電片6 、中性線弾性片7と中性線導電片8が同時に分離される。
例えば本実施例において、過熱時、通常は被破壊部4から破壊が発生する。第1凹部61の幅Wと第3凹部81の幅Wがいずれも比較的大きいため、破壊された後の連接部材3は充分な活動空間を有し、活線弾性片5と活線導電片6、中性線弾性片7と中性線導電片8の同時分離が確約される。
【0022】
本発明の実施例2を図6に示す。
実施例2において、保護構造10Aは、第1規制部材1A、第2規制部材2A、連接部材3Aを含み、連接部材3Aが第1規制部材1Aと第2規制部材2Aとを連結して、保護部材10AがH字形の構造とされる。
第1規制部材1A及び第2規制部材2Aは金属材質であり、連接部材3Aはプラスチック材質であり、連接部材3Aと第1規制部材1Aの間、及び連接部材3Aと第2規制部材2Aの間がそれぞれ被破壊部4Aである。
実施例2では、金属材質の第1規制部材1A及び第2規制部材2Aにより熱伝導をより均一かつ迅速にして、電流通路の過熱時に被破壊部4Aが速やかに破壊されるように確約することができる。
【0023】
本発明の実施例3を図7に示す。
実施例3において、保護部材10Bは、第1規制部材1B、第2規制部材2B、連接部材3Bを含み、連接部材3Bが第1規制部材1Bと第2規制部材2Bとを連結する。
また、第1規制部材1Bに第1リング部材11Bが形成され、第2規制部材2Bに第2リング部材21Bが形成され、かつ、第1リング部材11Bのリング壁のうち、一部の厚さをより薄くすることで第1被破壊部12Bが形成され、第2リング部材21Bのリング壁のうち、一部の厚さをより薄くすることで第2被破壊部22Bが形成される。
【0024】
図8図9に示すように、活線弾性片5B、活線導電片6B、及び中性線弾性片7B、中性線導電片8Bがあり、まず、力Fを加えて活線弾性片5Bを活線導電片6Bに当接させると共に、中性線弾性片7Bを中性線導電片8Bに当接させた後、第1リング部材11Bを活線弾性片5Bに嵌着し、且つ、第2リング部材21Bを中性線弾性片7Bに嵌着して、活線弾性片5Bと中性線弾性片7Bを位置規制し、活線弾性片5Bと活線導電片6Bを相互に接触させ、中性線弾性片7Bと中性線導電片8Bを相互に接触させる。
【0025】
図10及び図11に本発明の実施例4を示す。
実施例4は、実施例3を変化させたものであり、実施例3との違いについて説明する。
実施例4において、電路の保護構造は、活線弾性片5C、活線導電片6C、中性線弾性片7C、及び中性線導電片8Cを備える。
活線弾性片5Cの先端に、中性線弾性片7Cの方向に向けて折り曲げた第1折り曲げ部51Cが形成され、第1折り曲げ部51Cの上端に第1溝部52Cが設けられ、第1溝部52Cの一側(図に示す例では中性線弾性片7C側)において、第1折り曲げ部51Cに上方へ突出する突出部位より成る第1挿入部53Cが形成され、第1リング部材11Bが第1挿入部53Cに嵌着される。
また、中性線弾性片7Cの先端に、活線弾性片5Cの方向に向けて折り曲げた第2折り曲げ部71Cが形成され、第2折り曲げ部71Cの上端に第2溝部72Cがあり、第2溝部72Cの一側(図に示す例では活線弾性片5C側)において、第2折り曲げ部71Cに上方へ突出する突出部位より成る第2挿入部73Cが形成され、第2リング部材21Bが第2挿入部73Cに嵌着される。
図12図13に示すように、これにより、保護部材10Bは1つの寸法で異なる幅に配置された活線弾性片5F、5G/活線導電片6F、6G、及び中性線弾性片7F、7G/中性線導電片8F、8Gに適応することができる。
【0026】
本発明の実施例5を図14に示す。
実施例5において、保護部材10Cは、第1規制部材1C、第2規制部材2C、連接部材3Cを含み、連接部材3Cが第1規制部材1Cと第2規制部材2Cを連結する。
第1規制部材1Cと連接部材3Cの間に第1リング部材11Cが形成され、第2規制部材2Cと連接部材3Cの間に第2リング部材21Cが形成される。第1規制部材1C及び第2規制部材2Cは金属材質であり、連接部材3Cはプラスチック材質であり、連接部材3Cと第1規制部材1Cの間が第1被破壊部12Cであり、連接部材3Cと第2規制部材2Cの間が第2被破壊部22Cである。
本実施例では、同様に金属材質の第1規制部材1C及び第2規制部材2Cにより熱伝導をより均一かつ迅速にして、電流通路の過熱時に前述の第1被破壊部12C及び第2被破壊部22Cが破壊されるように確約することができる。
【0027】
本発明の実施例6を図15図17に示す。
図15に示すように、実施例6において、保護部材10Dは、第1規制部材1D、第2規制部材2D、連接部材3Dを含み、連接部材3Dが第1規制部材1Dと第2規制部材2Dを連結する。
第1規制部材1D及び第2規制部材2Dがいずれも凸粒形状であり、連接部材3Dの相対する2つの端部にそれぞれ形成される。
【0028】
図16図16A図17に示すように、電路は、活線弾性片5D、活線導電片6D、及び中性線弾性片7D、中性線導電片8Dを備える。活線弾性片5Dは活線導電片6Dの内側に配置され、活線弾性片5Dの上端に内側へ折り曲げた第1当接部51Dが形成される。また、中性線弾性片7Dは中性線導電片8Dの内側に配置され、中性線弾性片7Dの上端に内側へ折り曲げた第2当接部71Dが形成される。
第1規制部材1D及び第2規制部材2Dがそれぞれ第1当接部51Dの先端面及び第2当接部71Dの先端面に当接されて、連接部材3Dが活線弾性片5D及び中性線弾性片7Dを外側へ向かって押圧し、活線弾性片5Dと活線導電片6Dを相互に接触させ、且つ、中性線弾性片7Dと中性線導電片8D相互に接触させる。
第1規制部材1D、第2規制部材2D、連接部材3Dのいずれかが破壊されると、弾性力で活線弾性片5Dと中性線弾性片7Dが相互に相対して内側に向かって移動する。
【0029】
図18図18A図19に示す形態では、活線弾性片5E、活線導電片6E、及び中性線弾性片7E、中性線導電片8Eを含む。活線弾性片5Eは活線導電片6Eの外側に配置され、活線弾性片5Eの上端に外側へ折り曲げた第1当接部51Eが形成される。また、中性線弾性片7Eは中性線導電片8Eの外側に配置され、中性線弾性片7Eの上端に外側へ折り曲げた第2当接部71Eが形成される。
第1規制部材1D及び前記第2規制部材2Dはそれぞれ第1当接部51E及び第2当接部71Eの先端面に当接され、連接部材3Dが活線弾性片5E及び中性線弾性片7Eを内側へ向かって押圧し、活線弾性片5Eと活線導電片6Eを相互に接触させ、且つ、中性線弾性片7Eと中性線導電片8Eを相互に接触させる。
第1規制部材1D、第2規制部材2D、連接部材3Dのいずれかが破壊されると、弾性力で活線弾性片5Eと中性線弾性片7Eが相互に相対して外側に向かって移動する。
【0030】
図20に、実施例6に係る保護部材10Dを使用したプラグを示す。
このプラグは、絶縁本体20と、絶縁本体20の内部に設置され、かつ絶縁本体20外部まで延伸された活線導電片30と、絶縁本体20内部に設置され、かつ絶縁本体20外部まで延伸された中性線導電片40と、絶縁本体20内部に配置され、かつ活線導電片30に対応する活線弾性片50と、絶縁本体20内部に配置され、かつ中性線導電片40に対応する中性線弾性片60を含む。
保護部材10Dを利用して活線弾性片50と中性線弾性片60の位置を規制して固定したとき、活線弾性片50と活線導電片30の間の過熱時、または中性線弾性片60と中性線導電片40の間の過熱時には、保護部材10Dが位置規制作用を失い、活線弾性片50と活線導電片30 、中性線弾性片60と中性線導電片40が同時に分離される。
【0031】
図21に、実施例1に係る保護部材10を使用したコンセントを示す。
このコンセントは、少なくとも1組の相対する活線差込口201Aと中性線差込口202Aを備えた絶縁本体20Aと、絶縁本体20A内に設置され、かつ活線差込口201Aに対応する活線導電片30Aと、絶縁本体20A内に設置され、かつ中性線差込口202Aに対応する中性線導電片40Aと、絶縁本体20A内に設置され、かつ活線導電片30Aに対応する活線弾性片50Aと、絶縁本体20A内に設置され、かつ中性線導電片40Aに対応する中性線弾性片60Aを含む。
【0032】
保護部材10を利用して、活線弾性片50Aと中性線弾性片60Aの位置を規制して固定したとき、実施例1の説明のように、活線弾性片50Aと活線導電片30Aの間の過熱時、または中性線弾性片60Aと中性線導電片40Aの間の過熱時は、第1規制部材1、第2規制部材2、連接部材3のどの箇所が破壊されても、第1規制部材1、第2規制部材2と連接部材3が位置規制作用を失い、活線弾性片50Aと活線導電片30A、中性線弾性片60Aと中性線導電片40Aが同時に分離される。
【0033】
図22は、コンセントの変化例を示す。
活線導電片30Aが、活線差込口201A(図21参照)に対応する複数の活線差込口301Aを含み、活線導電片30Aと1つの活線弾性片50Aが接触される。また、中性線導電片40Aは、中性線差込口202A(図21参照)に対応する複数の中性線差込口401Aを含み、中性線導電片40Aと1つの中性線弾性片60Aが接触される。
活線導電片30A、活線弾性片50A、中性線導電片40A及び中性線弾性片60Aが常態下において共同で第1規制部材1、第2規制部材2及び連接部材3により位置規制される。
このような設置により、単一の保護部材10で複数の活線差込口301A及び中性線差込口401Aに対して過熱保護を行うことができる。
【0034】
以上は、本発明の実施例の説明であり、これを以って本発明の権利範囲を限定することはできず、本発明の特許請求の範囲を逸脱しない変化や修飾はすべて本発明の権利範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0035】
10、10A、10B、10C、10D 保護部材
1、1A、1B、1C、1D 第1規制部材
11B、11C 第1リング部材
12B、12C 第1被破壊部
2、2A、2B、2C、2D 第2規制部材
21B、21C 第2リング部材
22B、22C 第2被破壊部
3、3A、3B、3C、3D 連接部材
4、4A 被破壊部
5、5A、5B、5C、5D、5E、5F、5G 活線弾性片
51 第2凹部
51A 第1凹部
51C 第1折り曲げ部
52C 第1溝部
53C 第1挿入部
51D、51E 第1当接部
6、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G 活線導電片
61 第1凹部
7、7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G 中性線弾性片
71 第4凹部
71A 第2凹部
71C 第2折り曲げ部
72C 第2溝部
73C 第2挿入部
71D、71E 第2当接部
8、8A、8B、8C、8D、8E、8F、8G 中性線導電片
81 第3凹部
20、20A 絶縁本体
201A 活線差込口
202A 中性線差込口
30、30A 活線導電片
301A 活線差込口
40、40A 中性線導電片
401A 中性線差込口
50、50A 活線弾性片
60、60A 中性線弾性片
F 力
T、T’ 厚さ
W、W’ 幅
【要約】
【課題】電流通路の過熱時に負荷の前に位置する活線弾性片と活線導電片が開成し、活線と中性線の電力が温度上昇時に同時に切断されるよう確約する電路の保護構造の提供。
【解決手段】第1規制部材1、第2規制部材2及び第1規制部材と第2規制部材2を連結する連接部材3を含む保護部材10を備え、活線弾性片が活線導電片から離間する方向へ付勢され、中性線弾性片が中性線導電片から離間する方向へ付勢され、第1規制部材1及び第2規制部材2が前記活線弾性片と前記中性線弾性片にそれぞれ係合し、連接部材3で前記活線弾性片と前記中性線弾性片を位置規制して、前記活線弾性片と前記活線導電片を接触させると共に、前記中性線弾性片と前記中性線導電片を接触させ、保護部材10のどの箇所が熱破壊されても、前記活線弾性片と前記活線導電片、前記中性線弾性片と前記中性線導電片が同時に分離される。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図3A
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図16A
図17
図18
図18A
図19
図20
図21
図22