特許第6204700号(P6204700)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6204700レフィル容器、および、レフィル容器とレフィル容器を収容する容器との複合体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6204700
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】レフィル容器、および、レフィル容器とレフィル容器を収容する容器との複合体
(51)【国際特許分類】
   B65D 77/04 20060101AFI20170914BHJP
   B65D 83/00 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
   B65D77/04 BBRG
   B65D83/00 K
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-108269(P2013-108269)
(22)【出願日】2013年5月22日
(65)【公開番号】特開2014-227197(P2014-227197A)
(43)【公開日】2014年12月8日
【審査請求日】2016年3月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000158781
【氏名又は名称】紀伊産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】百合 宏哲
【審査官】 種子島 貴裕
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−326666(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 77/04
B65D 83/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部に開口部を有する筒形の側面、三角形の底面、および前記底面の三角形の各辺から前記側面へと繋がる3つの傾斜面を有し、変形可能な材質からなり、収容物の減少と共に均一に変形することを特徴とするレフィル容器。
【請求項2】
前記開口部より下方には、略環状の鍔部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレフィル容器。
【請求項3】
請求項1または2に記載のレフィル容器と、前記レフィル容器を収容する容器との複合体であって、
前記容器は、前記レフィル容器を収容する本体部と、前記レフィル容器を固定する固定部材からなることを特徴とする複合体
【請求項4】
前記本体部は筒形の側面、および底面を有し、前記本体部の内周面に沿って垂直方向に延伸し、前記内周面から内側に突出する3つのリブが等間隔で配置されており、前記リブの下端は前記底面の中心に向かって傾斜しながら延伸しており、前記レフィル容器を前記本体部に収容した時に、前記リブが前記レフィル容器の側面および傾斜面に当接することを特徴とする請求項3に記載の複合体
【請求項5】
前記固定部材は、前記本体部の上端と係合する係合部が設けられた側面、および、前記レフィル容器の上部が突出する開口が中央に設けられた上面からなることを特徴とする請求項3または4に記載の複合体
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、詰め替えに使用するレフィル容器、および、レフィル容器とレフィル容器を収容する容器との複合体に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧料等の詰め替え用のレフィル容器は、使用時には別の容器に入れた状態で使用され、容器内に収容された液体等の収容物が無くなるとごみとして廃棄するものであり、容器としての最低限の強度を満たしながら、収容物が少なくなるにつれて変形するものが用いられている。このようなレフィル容器は多数用いられており、変形し易いことから樹脂成形された薄肉の容器(特許文献1,2参照)が用いられることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−241505号公報
【特許文献2】特開2008−213854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
レフィル容器に求められる機能の一つとして、収容物を残らず使い切ることが求められている。そのためには、レフィル容器が収容物の減少と共に均一に変形する必要があるが、特許文献1のような筒状の容器では均一に変形しないために、残留量が多くなるという問題がある。
【0005】
このような問題を解決する一つの方法として、特許文献2では、レフィル容器の側面に複数のリブを間隔を空けて設け、リブの間の薄肉の部分から変形し易くすることことで、均一な変形を誘導する方法が用いられている。しかしながら、特許文献2のように側面にリブを設ける場合には、割型であるブロー金型によって複数のリブを設けることが困難であり、製造コストの点で問題があった。
【0006】
そこで、本発明はレフィル容器の側面ではなく、底面の形状に着目し、簡単に製造可能で、かつ、収容物の減少と共に均一な変形を行うことが可能なレフィル容器、および、レフィル容器とレフィル容器を収容する容器との複合体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のレフィル容器は、上部に開口部を有する筒形の側面、三角形の底面、および前記底面の三角形の各辺から前記側面へと繋がる3つの傾斜面を有し、変形可能な材質からなることを特徴とし、さらに、前記開口部より下方には、略環状の鍔部が形成されている。
【0008】
本発明のレフィル容器とレフィル容器を収容する容器との複合体は、前記容器が、前記レフィル容器を収容する本体部と、前記レフィル容器を固定する固定部材からなることを特徴とする。
【0009】
さらに、前記容器の本体部は筒形の側面、および底面を有し、前記本体部の内周面に沿って垂直方向に延伸し、前記内周面から内側に突出する3つのリブが等間隔で配置されており、前記リブの下端は前記円形の底面の中心に向かって傾斜しながら延伸しており、前記レフィル容器を前記本体部に収容した時に、前記リブが前記レフィル容器の側面および傾斜面に当接しており、また、前記固定部材は、前記本体部の上端と係合する係合部が設けられた側面、および、前記レフィル容器の上部が突出する開口が中央に設けられた上面からなる。
【発明の効果】
【0010】
本発明のレフィル容器は、上部に開口部を有する筒形の側面、三角形の底面、および前記底面の三角形の各辺から前記側面へと繋がる3つの傾斜面を有し、変形可能な材質からなることにより、レフィル容器の断面形状が三角形になるように変形を誘導することで、収容物の減少と共に側面が3分割されて均一な変形を行うことが可能となり、レフィル容器内の収容物の残留量を少なくすることが可能となる。
【0011】
本発明のレフィル容器とレフィル容器を収容する容器との複合体は、前記容器が、前記レフィル容器を収容する本体部と、前記レフィル容器を固定する固定部材からなり、前記容器の本体部は筒形の側面、および底面を有し、前記本体部の内周面に沿って垂直方向に延伸し、内側に突出する3つのリブが等間隔で配置されており、前記リブの下端は前記円形の底面の中心に向かって傾斜しながら延伸しており、前記レフィル容器を前記本体部に収容した時に、前記リブが前記レフィル容器の側面および傾斜面に当接することにより、前記リブによって前記レフィル容器の側面を内側に押す力が作用し、前記レフィル容器の側面をより均一な変形へ容易に導くことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明のレフィル容器の斜視図である。
図2】本発明のレフィル容器の側面図である。
図3】本発明のレフィル容器の底面図である。
図4】レフィル容器が変形した状態の斜視図である。
図5】レフィル容器が変形していく状態の底面図である。
図6】レフィル容器を収容する容器の斜視図である。
図7】レフィル容器を収容する容器の垂直断面図である。
図8】レフィル容器を収容する容器の平面図である。
図9】レフィル容器に吐出部材を取り付けた状態を示す斜視図である。
図10】容器にレフィル容器を収容する手順を示す斜視図である。
図11】容器にレフィル容器を収容した状態の水平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明のレフィル容器1および、レフィル容器1とレフィル容器1を収容する容器10との複合体について、図を用いて以下に詳細に説明する。まず初めに本発明のレフィル容器1について、図1〜5を用いて説明する。
【0014】
本発明のレフィル容器1は、図1,2に示すように、上部に開口部5を有する筒形、ここでは円筒形の側面2、三角形の底面3、および前記底面3の三角形の三辺の各々から前記側面2へと繋がる3つの傾斜面4を有する。前記底面3は、図3に示すように正三角形であり、前記傾斜面4は略半円形状である。前記レフィル容器1の下部の立体形状を簡単に説明すると、円柱の円形の底面に円に内接する正三角形を配置し、正三角形の各辺に沿って、側面と底面のコーナー部分を所定の角度で斜めに切り落とした形状であり、切り落とした面が前記傾斜面4となる。
【0015】
前記レフィル容器1の上部は円筒形の側面2に対して前記開口部5の方が径が小さくなっている形状であり、前記開口部5に向かって径が小さくなった部分の外周面には、蓋を係合させるためのネジを形成している。また、前記開口部5より下方には、環状の鍔部6が形成されており、前記鍔部6はレフィル容器1を容器10に固定する際に用いられる。
【0016】
前記レフィル容器1は、樹脂による体成形によって形成されており、例えば、金型を用いたブロー成形によって形成される。材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂を用いて変形可能に形成されている。そして、前記側面2の厚みを、変形し易さを考慮して、例えば、0.05〜0.3mmとする。また、前記開口部5の周囲の厚みは、蓋との係合を考慮して前記側面2よりも厚くし、例えば、0.5〜4.0mmとする。
【0017】
前記底面3に対する前記傾斜面4の傾斜角度は、特に限定するものではないが、一例として、135°とする。また、前記傾斜面4の形状についても、略半円形状に限定するものではなく、他の形状に形成することも可能である。前記底面3が正三角形の場合、傾斜角度を同一にすると3つの傾斜面4は同一形状および同一の大きさとなる。
【0018】
前記レフィル容器1は前記底面3を三角形とすることにより、密閉された前記レフィル容器1に収容された収容物が吐出されて減少するのに伴って均一に変形することが可能となる。前記レフィル容器1がどのように変形するのか説明する。前記レフィル容器1は、収容物の減少に伴って変形する際に、前記底面3と前記傾斜面4とが交差する三辺が折れ線の働きをすることから、前記傾斜面4は前記底面3に対して垂直となるように変形し、これに伴い前記側面2はレフィル容器1の中心に近づく方向へと変形する。
【0019】
この際に、前記側面2において前記底面3の三角形の頂点と接する箇所は、変形が抑制されることから、前記側面2における前記三角形の頂点と接する3箇所からの垂線に相当する部分が垂直方向の折れ線として作用する。本実施形態のように前記底面3が正三角形の場合、前記側面2が前記垂線によって均等に3分割され、分割された3つの面が、それぞれレフィル容器1の中心方向へと変形する状態になる。その結果、前記レフィル容器1は、前記底面3の三角形に類似した断面形状へと変形して略三角柱形状になり、最終的には、断面形状は三角形の三辺が窪んだ形状になり、前記側面2の3つに分割された面のそれぞれが中央に窪んだ形状となる。
【0020】
図5を用いてより詳しく、前記レフィル容器1の変形について説明する。図5は下方から見た前記レフィル容器1の底面図であり、(a)が変形前の状態を示す底面図である。図5(a)における前記側面2の輪郭は円形であるが、収容物の減少に伴い、図5(b)に示すように、側面2の輪郭は、3つの弧の膨らみが徐々に減少するように変形する。そして、次には図5(c)に示すように、側面2の輪郭は底面3の三角形と類似する形状へと変形し、最後には、図5(d)に示すように、側面2の輪郭は、底面3の三角形の各辺より内側に膨らんで互いに接する状態となり、レフィル容器1の内部の空間がゼロへと近づいている。
【0021】
このように、前記レフィル容器1は、前記底面3が三角形であることにより、前記側面2が均等に3分割され、前記側面2が均等に変形するようになる。この時、前記側面2の3分割された面は各々が同時に出っ張った状態から凹んだ状態へと変形することによって、本発明のレフィル容器1は、収容物の減少に伴い均一に変形することが可能となり、収容物の残留量を少なくすることが可能となる。
【0022】
前記レフィル容器1の側面2の形状として円筒形の場合について説明しているが、他の形状、例えば、断面が多角形の筒形とすることも可能である。このような断面が多角形の筒形とする場合には、三角形の底面3の頂点によって側面2を3分割して変形させることを考慮して、3の倍数の多角形、特に均等に3分割できる3の倍数の正多角形とすることが好ましい。これにより、多角形の側面2を均等に3分割するように前記底面3を配置することができるので、その結果、円筒形の側面2と同様に多角形の側面2を均等に変形させることができる。また、前記側面2は多角形ではなく、複数の曲面、例えば3つの曲面からなる筒形、あるは平坦な面と曲面とを組み合わせた筒形とすることも可能である。いずれの場合にも、側面2は3分割し易い筒形とすることが好ましい。
【0023】
次に、レフィル容器1とレフィル容器1を収容する容器10との複合体の発明に用いる、前記容器10について説明する。図6〜8が前記容器10の図面である。前記容器10は、前記レフィル容器1を収容して、前記レフィル容器1内の収容物である化粧料等を吐出して使用するための容器である。前記容器10は、図6に示すように、前記レフィル容器1を内部に収容する、筒形ここでは円筒形の本体部11、および前記レフィル容器1を固定するための固定部材13からなる。
【0024】
前記容器10の前記本体部11は、円筒形の側面と円形の底面を有し、図6,7に示すように、前記本体部11の内周面に沿って垂直方向に延伸し、前記内周面から内側に突出する3つのリブ12が、前記本体部11の内周面を円周方向に3等分するように(図8の平面図を参照)等間隔で配置されている。そして、前記リブ12は前記本体部11の内周面に沿って上から下へと垂直方向に延伸している途中で突出量が徐々に増加し、下端(底面と接する箇所)で最も突出量が多くなっており、これにより、前記リブ12の下端は、前記本体部11の底面の中心に向かって所定の角度で傾斜しながら延伸して底面へと繋がっており、横から見た形状が直角三角形の形状となっている。
【0025】
前記リブ12は、前記本体部11に前記レフィル容器1を収容した時に、前記側面2および前記傾斜面4と接するように突出量および形状が設定されており、そのために、前記リブ12の下端部は直角三角形の形状を有しており、前記リブ12の下端部の傾斜部分の角度は、前記レフィル容器1の傾斜面の角度に相当する。
【0026】
前記本体部11の上端の外周面にはネジが形成されており、前記固定部材13が係合される。前記固定部材13は、円筒形の側面、および中央に開口が設けられた上面からなる形態を用いており、前記側面の内周面に形成されたネジによって、前記固定部材13は前記本体部11とネジ係合して固定される。前記固定部材13の係合方法については、特にネジに限定するものではなく、他の係合方法を用いることも可能である。前記固定部材13の上面に設けられた前記開口から、前記本体部11に収容した前記レフィル容器1の上部が上方に突出しており、前記レフィル容器1の開口部5は、前記固定部材13の開口より上方に位置することになる。
【0027】
前記容器10は、前記レフィル容器1を詰め替えて繰り返し使用するために、前記レフィル容器1のように変形可能な薄肉に形成するのではなく、所定の強度を有するように所定の厚みで形成されており、材質としては、樹脂、金属等様々な物を用いることができる。
【0028】
また、前記本体部11の形状としては、円筒形に限定するものではなく、断面形状が多角形の筒形、あるいは、複数の曲面を組み合わせた筒形とすることができる。その場合、前記本体部11に収容した前記容器1の側面2と、前記本体部11の内周面との間に余分な空間が生じないようにすることが好ましい。ただし、前記リブ12を設ける場合には、前記容器1の側面2と、前記本体部11の内周面との間に多少の空間が生じても問題は無い。
【0029】
前記容器10に前記レフィル容器1を収容する方法について説明する。前記レフィル容器1は未使用状態では蓋によって閉じられているので、まずは蓋を開けて、図1に示す状態とする。そして、前記レフィル容器1内の収容物を実際に使用する際には、ポンプ等の吐出部材15によって収容物である化粧料等を吐出する必要があることから、図9に示すように、吐出部材15を前記レフィル容器1の開口部5に固定して密閉する。固定方法としては、ネジ係合等の手段を用いる。
【0030】
このようにして、吐出部材15が固定され密閉されたレフィル容器1を、前記容器10の本体部11内に収容する。この時、前記リブ12が、前記レフィル容器1の底面3の三角形の各辺の中心と相対するように前記レフィル容器1を配置すると、前記レフィル容器1はスムーズに前記本体部11に収容される。
【0031】
もし、前記リブ12が前記底面3の三角形の各辺の中心に対してずれていた場合、前記レフィル容器1を前記本体部11の下方へと移動させた時に、前記リブ12の下端の傾斜部分が、前記レフィル容器1の底面3と傾斜面4とのコーナー部分と当接して、そのままでは前記レフィル容器1が最も下まで移動できなくなる。その時に、前記レフィル容器1を左右の何れかに回転させながら下方へ力を加えると、前記リブ12が前記傾斜面4と正しい位置で接触して、前記レフィル容器1が最も下まで移動されるので、その結果、図11に示すように、前記リブ12は、前記レフィル容器1の底面3の三角形の各辺の中心と相対するようになる。
【0032】
このように、前記リブ12の下端部の形状によって、前記レフィル容器1を前記容器10に収容する際に、その都度、位置合わせしなくても、前記レフィル容器1は正しい位置に収容することができる。前記容器10に収容された前記レフィル容器1は、図11に示すように、前記リブ12によって前記側面2が中央へと押圧された状態となっている。また、図10(a)に示すように、前記レフィル容器1の鍔部6は、前記容器10の本体部11の上端と当接して、水平な状態で保持されている。このような状態で前記レフィル容器1が前記容器10に固定されていると、収容物の減少によって前記レフィル容器1が変形して前記本体部11の内周面と離れた状態となった場合でも、前記レフィル容器1の固定状態を保つことができる。
【0033】
このようにして、前記レフィル容器1を前記容器10に収容した後、前記固定部材13を前記本体部11にネジ係合させると、前記レフィル容器1は前記容器10に収容されて固定され、複合体が完成する。この時、前記レフィル容器1の鍔部6は前記本体部11の上端と前記固定部材13の上面によって上下に挟まれた状態となっており確実に固定されている。そして、図10(b)に示すように、前記固定部材13の上面の開口から前記レフィル容器1の開口部5に固定した吐出部材15が突出した状態となり、前記レフィル容器1内の収容物である化粧料等を前記吐出部材15から吐出することが可能となる。
【0034】
前記容器10に収容された状態の前記レフィル容器1は、図11に示すように前記リブ12によって前記側面2の3箇所に予め変形する方向に力が加えられて、少し変形した状態となっている。よって、前記レフィル容器1の変形は、前記リブ12によって予め変形していることによって前記側面2の変形方向が所定の方向(レフィル容器1の中心方向)に誘導されることになり、より確実に均一に変形させることが可能となる。
【0035】
前記固定部材13としては他の固定方法を用いることが可能であり、前記吐出部材15についても図示した形態以外を用いることも可能である。また、前記容器10には、前記吐出部材15を含めて上部全体を覆う蓋を着脱可能に設けることもできる。
【0036】
このように、本発明のレフィル容器1は、単体でも均一に変形することが可能であるだけでなく、本発明の容器10を用いることにより、リブ12によって変形方向が誘導されて、より確実に均一に変形することが可能となり、レフィル容器1内の収容物を最後までスムーズに吐出し残留物をできるだけ少なくすることが可能である。
【0037】
前記レフィル容器1の材質、形成方法についてはここに記載したものに限定するものではない。また、前記レフィル容器1は、前記容器10に用いるだけでなく、従来の容器に用いた場合でも、十分な効果を奏するものである。
【符号の説明】
【0038】
1 レフィル容器
2 側面
3 底面
4 傾斜面
5 開口部
6 鍔部
10 容器
11 本体部
12 リブ
13 固定部材
14 ネジ
15 吐出部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11